「誰 君」を含む小説

とても……とても暗く辺り一面何もない空間に僕は立っていた。 　そこで特に何もすることはない……慌てたり灯りを探したり叫んだり走ったり歩いたり泣いたり怒ったり笑ったりなどを一切せず…

いつからだろうか。僕が生きるふりをする、つまらない枯れた人間のようになってしまったのは。 　何を見ても面白いと感じず、楽しいということも年月が経つにつれて減っていってしまった。 …

【2022年10月5日、KADOKAWAさまより書籍発売】 「姉は、事故死ではありません。殺されたんです。……あの日、ネバーランドにいた、誰かに」 山深い田舎町に住む高校生・…

コチは小さな蛾。 あだ名は『木枯らし』 枯葉色した小さな羽で飛んでる姿を見て誰かがそう叫んだ。 今は春。厳しい冬が終わり、ようやく訪れた春。そのあだ名は、春色の世界で悲鳴を産んだ…

悪友で漢気溢れるハイセンス痴女、桜ノ宮　撫子。 正体不明のストーキング系ゴリラガール、銀ノ宮　雫。 天使でママで甘えんぼうな小悪魔的オールラウンダー、夏ノ宮　向日葵。 いずれも個…

屋敷を守る石人形の私は唐突に主の死を知らされて呆然となる。黒猫のベルベットに勧められるまま屋敷を離れて森の中へ行くと、小悪魔に追われる少年と出会う。小悪魔を退けた私は助けた少年ア…

　処女作です。 　大学生の女の子が、小学校の時に出会ったウサギみたいなサクラの木の精霊について、回想するお話になります。 　学生時代に、大学のレポートとして『子ども』に関するこ…

あの日。 桜の木を見上げている君を見て純粋に思ったんだ。 絵に描きたい、と。 そして、こうも思った。 君のこの姿を誰にも知られたくない、と。

見えない壁の傍で君を想う。 壁という表現はいろいろな意味を考えられると思います。 これは人知れず誰かを想うヒトの独り言

　アプリケと呼ばれる、生物のパーツを継ぎ接ぎにくっつけたような危険生物が蔓延するこの終末世界において、『僕』は誰よりも無能で、役立たずのはずだった。素晴らしい才能と能力を振るって…

元芸能人の黒瀬茜音 不登校の氷川雪斗 辛い過去を抱えた2人は毎日家でゲームやアニメ、他愛のない話をしながら自堕落に過ごしていた。 そんな中、茜音に1つの仕事の依頼が入った。 「N…

発表済みの短編をまとめた短編集【第3弾】です。 ジャンルは不問。短編数は16。 新作、大説得コメディ「君のせいじゃないよ。」を追加。 …第1弾 https://kakuyomu…

とある夏の日。紅夢灯と瑠璃美月は病院内で出会う。そして夢灯は美月から【青年期病】と呼ばれる病気に罹ってることを知らされる。青年期に誰であっても罹る可能性のある難病であり、その種類…

俺こと、諸星善は佐久間葵さんが毎日気になっている。 彼女は高校の同じクラス。 容姿端麗頭脳明晰。 しかし、俺以外に友達はいない。いや、多分作れないだろう。高校2年生になってか…

ひきこもり魔女のラスが偶然助けたのは誰もが憧れる王太子アレンだった！ 初対面からアレンはなぜかラスに対して好感度MAX！ しかも王太子妃に迎えられる可能性が浮上して……もしかして…

黛優也には幼馴染がいる。 その幼馴染とは今でも仲睦まじく、同じ学校に通って……なんてことはなく、幼馴染である西塚朱莉は家に引きこもって一日中エロゲをしているトンデモ変態問題ガール…

ある夏、補習に来ていた原谷朔(はらやさく)はいつものように教室に向かうとそこには青色のスリッパを履いた男子生徒が窓際に立っていた、徐々に仲を深めていく2人、それでも原谷は男子生徒…

昼休み、僕は誰も知らない静かな空き教室で一人で過ごすのが好きだ。 でも、ある日僕の平穏な時間は彼女の来訪とともに終わりを迎える・・・・・・

俺、渋谷蒼(しぶやあおい)は、高２の冬に半年間付き合っていた、西野凛(にしのりん)に突然振られてしまう。振られた要因の分からない俺は未練たらたらで………。 初心者です！間…