【一章完結】 エロゲ大好き変態引きこもり幼馴染と毎日放課後に会っていたら、なぜか美少女たちのパンツが集まってくるようになった~俺は変態じゃないんだ! 見せるな脱ぐな、俺のを履くな!!!~
プロローグ 引きこもり幼馴染は俺のTシャツを着る
【一章完結】 エロゲ大好き変態引きこもり幼馴染と毎日放課後に会っていたら、なぜか美少女たちのパンツが集まってくるようになった~俺は変態じゃないんだ! 見せるな脱ぐな、俺のを履くな!!!~
爛々
プロローグ 引きこもり幼馴染は俺のTシャツを着る
放課後、学校から解放されて自由になる時間。
趣味に遊びに部活にみんなが一生懸命になる時間。
「黛君、今日もお願いね。頼んだよ……あいてっ」
「大丈夫ですか、先生? 今日も行きますけど、今は先生の方が心配です」
そんな時間に俺、
「うう、大丈夫だよ、先生は大人だからね。じゃあ頼んだよ、黛君。このプリントと、このプリントと……あ、これ今日のおやつね! 今日はマフィンを作ったよ、ちゃんと西塚さんと二人で食べるんだよ? 一人で食べちゃダメだよ!」
「わかってますよ、いつもありがとうございます。朱莉のやつも美味しいって食べてますよ」
「お、ほんと~? えへへ、それなら先生もっと張り切っちゃおうかな……うにゃっ!?」
「……なんでそんなすぐぶつけます?」
ギュッと握りこぶしを作ろうとしてまたまた机に手をぶつけた先生に思わず笑ってしまう。
先生の作るおやつはすごく美味しいけど、なんでこのドジさで家庭科の先生できてるんだろう?
調理実習とかまだだけど、なんだかすごく心配。
「大丈夫だよ、先生お料理は得意だから! 生徒である黛君が心配する必要はないよ! 君は西塚さんに学校に来てもらうことに集中すればいいから! 結局テストも来なかったし! このままじゃ留年!」
「手とか切ったり色々こぼしたりしないかが心配なんです……まあわかりました。取りあえず今日も朱莉に会ってみますね。まあどうせ、ゲームしてますけど」
「頼んだよ、黛君! この案件で頼れるのは君だけなんだから! 私が行っても毎回会えないんだから!」
「あはは、それは大変ですね。わかりました、頼まれました。それでは行ってきますね、報告は明日します」
「良い返事待ってるよ! それじゃあ黛君さよなら~、またあし……あいやっ!?」
「……さよならです、先生」
またまた机に手をぶつけた先生に苦笑いしながら、家庭科室を出る。
がやがやと賑やかなグラウンドや教室からは光のオーラが溢れている……そして今から俺が行くのは負のオーラが溢れている引きこもりの部屋。
俺は幼馴染で引きこもりの
こっちに引っ越してからの幼馴染である朱莉は中2くらいまでは人見知りはかなり激しくて俺にずっと引っ付いてたけど、それでも普通に俺と一緒に学校に通って、部活もしてて、テスト勉強頑張ったり結果にひーひー言ったり……そんな感じで一般的な中学生だった。
でもある日突然……というか主に俺のせいで家に引きこもることになってしまって。
家から出ずに毎日ゲームやネットの世界に入り浸っていて。
高校受験の時だけはどうにかして家から引きずり出して、地頭の良さもあって俺と同じ高校に入学できたんだけどGWも終わって5月も中旬、中間テストも終わったって言うのにまだ一度も朱莉は高校に来てなくて。
俺の隣(に意図的に配置された)朱莉の席はずっと空いたままで。
それで現状の朱莉の様子とかを伝えたり、朱莉を学校に来させるためのサポートをするために俺が毎日朱莉の家に通っているというわけだ……まあ不登校の原因の8割くらいは俺にあるわけだし、それに昔から仲良かった幼馴染だし。
だから毎日会うのも別にいいか、って感じ。
「お帰りですか優也様?」
そんな事を考えていると後ろから俺の名前を呼ぶ声が聞こえる。
「……どうかした、藤沢さん?」
「やですわ、優也様。私の事は日和と呼んでくださいといつも言っておりますのに」
俺を呼んだ張本人、
透き通るような真っ白な色素の薄い肌にエメラルドを思わせる碧色の瞳、さらさらと流れるような透明に近い銀色の髪に華奢な身体。
どこか遠い国の貴族の箱入りお嬢様のような美しさと儚さ、触れると壊れそうな雰囲気を持つ見た目だけなら完璧な美少女。
「……それで何の用、藤沢さん?」
「素直になってください、優也様。私の事は日和と呼んでほしいのです。他人行儀ではなく、日和と呼んでください優也様」
「やですわ、そんなことしたらクラスの男子に殺されますわ」
「その時は私が身をもって優也様をお守りします。何なりとお申し付けください、私は貴方様の盾にも剣にもなります、優也様に危険は与えません」
「そんな怖いこと言わないで……大丈夫、殺されないから。でも名前はまだ早いかな」
……見た目は完璧なんだけど中身はちょっと物騒というかかなりアレというか。
高校入学と同時に俺の事を「優也様」と呼んで慕うように後ろをちょこちょこついてきたり、さっきみたいに物騒な発言をしたり、めっちゃ豪華なお弁当を持ってきたり、下駄箱に札束を突っ込んだり……嬉しいとかそう言う感情を通り越して怖いんだよね、初めて会った時からずっと。
それに顔も美人だけど表情の変化が小さくて、その色素の薄さも相まって人形みたいでちょっと不気味。
だから名前呼びはしていない……なんか名前で呼んじゃうとずぶずぶ沼にはまっちゃいそうで、ズルズルとやばいところに引きずり込まれそうで怖いから。
「確かにもう少し親交を深めてからの方がよろしいかもしれません……というわけで優也様、この後はお暇でしょうか? 私と一緒にどこかお食事でも……」
「ごめん、今日も朱莉のとこ行くから……あ、そうだ。藤沢さんも一緒に来る? 同級生の女の子が来てくれたら朱莉も学校に行きたい気持ちが高まるかもだし」
「お誘いはありがたいですが、すみません、遠慮させていただきます。私の別のものが高まりそうですし、それに私はこれからお父様とお食事の用事がありますので」
「……じゃあなんで一回俺誘ったのさ」
「優也様には一度お父様とも会って頂きたくて……やだ、すみません。少しはしたなかったですわ」
真っ白な肌をりんごみたいに真っ赤に染めて、恥ずかしそうに頭を下げる……羞恥のツボがよくわかんないけど照れ顔は悔しいけどやっぱり可愛い。
「それは機会があったらね。それじゃあ藤沢さんまた明日ね! 気をつけて帰るんだよ」
「ありがとうございます、優也様。お父様の車を待機させていますのでご心配なく。優也様こそお気をつけてお帰りください」
「あはは、ありがと」
そう言って深々と素晴らしい角度で頭を下げる藤沢さんに頭を下げて俺は下駄箱に向かって帰る体勢。
悪い子じゃないんだけど、とっつきにくいというか少し不気味というか、怖いというか……なんで藤沢さんは俺にあそこまで構ってくるんだろう?
前に理由聞いたときは「それは乙女のヒミツですわ」って言われたし……本当になんでなんだろう?
「優也様、優也様⋯⋯ふふっ、優也様」
「日和ご機嫌だね。優也君と何か進展があったかい?」
「はい、もちろんですお父様。たくさんおしゃべりさせて頂きましたし、それに髪の毛とお髭の方を少々……うふふっ」
「なるほど、それは……良い心がけだね!」
☆
俺の家の隣の黄色い屋根の派手な家。
「こんにちは~、俺です! 優也です!」
「あ、優也君! いつも家の朱莉のためにありがとね~。インターホン、別に鳴らさなくていいのに」
インターホンを鳴らすと朱莉のお母さんが申し訳なさそうな顔で出てくる。
「いえ、頼まれてますし、礼儀みたいなものです。今日も朱莉は自分の部屋ですか?」
「そうよ、今日もトイレの時以外一歩も部屋でなくて……だからお願いね、優也君!」
「はい、お願いされました。お邪魔しますね」
玄関先で靴を脱いで、部屋に入る。
神頼みするおばさんにプレッシャーを感じながら階段を昇って朱莉の部屋の前へ。
「おーい、朱莉。俺だ、優也だ。入っていいか?」
「……」
返事はなく、部屋の中からはゲームの音と朱莉の声だけが聞こえてきて。
「返事しないか? それなら勝手に入るぞ」
いつもは閉められているらしいけど、俺が来る時間にはしっかり空いている部屋のドアノブに手をかけてぐるっと回して部屋の中へ。
漫画やゲームが積み重なったあまり女の子らしくない本棚に、でかでかと置かれたテーブルにゲームの映像を流しているモニター。
「うひょー、やっぱりいいですな、最高ですなぁパトちゃんは! 未知パイもシャチパイも良かったですが、やはり一番はパトリシアちゃんですな! でも私はユーラシアちゃんも……!」
そしてその中央の大きな椅子に鎮座するのは、そぐわない肉付きの薄い子供体型とイキイキ輝いた大きな瞳で奇声を発する女の子。
「……また学校サボって昼間っからエロゲしてたんか、お前は! 今日も今日とて一日中エロゲしとったんか、朱莉!」
「……ん? ああ、優也か、もうそんな時間か。お帰り、優也。今日も学校お疲れ様だ。さして今日はどんなお菓子と届かない説得の言葉を持ってきたんだ?」
ようやく俺の声を聞きとった女の子―幼馴染で不登校少女でエロゲ廃人の
★★★
エロゲクイズ(作者はシャチが好き)
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