「渡る」を含む小説

鬼哭啾啾（きこくしゅうしゅう）――“悲惨な死に方をした者の浮かばれない亡霊の泣き声が、恨めしげに響き渡るさま”　あれから数か月。鵲村に現れた新たな鬼、訪れる新たな恐怖、惨劇、戦慄…

霊能力者の姉は霊助けが好き 人助けも大好きだ だけど弟遣いは超絶荒い。 臨時霊媒師なる俺、餌太郎（ニタロウ）は 高校一年生になった今日も彼女の気まぐれに振り回される。 誰…

主人公の青年はある日突然、記憶の一部を失った状態で見知らぬ土地（異世界）に降り立つ。 元の世界へ戻るための手段として魔法を習得するが、誤って初級魔法だけを覚えてしまう。 初級魔法…

　山岳のラゴ族を率いる青年サウレリは、盟約相手の烏翠（うすい）まで人質となる妹を送ってきた。 　妹を預ける先は、烏翠の王族で旧知の弦朗君（げんろうくん）。味方であり味方でなし、敵…

『千手忍法帖』の第一話と第二話の間の物語。 織田信長の亡き後、堺を手中に収めた豊臣秀吉の元へ向かう謎の船に積まれた金塊の行方を巡って、それを守る忍者達と、豊臣の手に渡るのを阻止せ…

【ヨハネス・ケプラー】 十七世紀初頭のドイツの天文学者、あるいは数学者。 コペルニクスの地動説を天文学者の立場から初めて支持し、生涯をかけた長期に渡る計算の繰り返しによって〝ケプ…

鋼鉄をも融かす毒の雨が降り続け、人類の文明は崩壊した。 世界の最果てに《雨の降らない楽園に繋がる橋》があるとの噂を頼りに、長い旅を続けてきた男は遂にその橋にたどり着いた。だが橋の…

10年に渡る内乱を終え、100年の平穏を過ごす国、アフタリスタ。その片田舎の平民として生まれた少女スカーレットはある日、前世の記憶を思い出す。 [白銀の戦姫]そう呼ばれた同じ名前…

古い絵本にある、冥界の呼び名と咲くと不吉を呼ぶとされる花の名を繋げただけの名前を名乗る少女──シェオル・カレンデュラ。 彼女は同居人であり家主である、ヘンリック・エルンストの仕事…

世界は常に表と裏、光と闇。必ず一つが生まれればそれに相反する存在もまた現れる かの世界に人間という生命体が生まれて数千年の時が流れた頃だった 表を人間とするならば…裏となる存在…

鬼哭啾啾（きこくしゅうしゅう）――“悲惨な死に方をした者の浮かばれない亡霊の泣き声が、恨めしげに響き渡るさま”　想い人であった少女の死の真相を探るべく、少年は奔走する。しかし、荒…

「あんたが捨てた命を俺が拾った。だからあんたは俺のものだ」 滅びゆく国の王女セレスレーナは、現れた賊の男ディフリートに命を拾われた。彼に連れられ、空を飛ぶ船オーディオンに乗り込ん…

世界には、必ず「黒点」という悪しき存在がある。 ​ 世界によっては、その黒点は「悪霊」「魔獣」「悪魔」だったりする。 その規模は世界でさまざま、小さかったり大きかったり…。 世…

理想郷とは、人間達だけが夢見るものではない。 普通の人間ではない、魔術師、妖精、魔族たち。彼らも泣き、笑い、夢を見る。 彼等の生は常に人間の欲望とその結果である戦いと隣り合わせだ…

透き通る様に白い肌、色と言う色が抜け切ったかの様に見事な白髪、そして赤い双眸。 通称アルビノ。 アルビノだけが暮らし、其れ以外の者は“不浄の鬼”と呼ばれ処刑さえされる村の洞窟で、…

大通りから一本入った閑静な住宅地の中に、俺のバイトする喫茶店と、彼女が勤める雑貨屋さんは、ぽつんぽつんと向かい合うようにして建っている。 ある夜ひょんなことから、今まで一つも接点…

剣と魔法とダンジョンと――長きに渡る戦乱が終結し天下泰平が訪れた時代、世界には無数のダンジョンが建造された。希望を胸に生まれ故郷を旅立った少年ルビィは、なぜか危険な迷宮探索に挑ま…

騎士たちが剣を並べ、魔法使いがその魔力であらゆる奇跡を成し遂げていた時代は既に過去。 長きに渡る世界戦争と、それに伴う世界荒廃・技術発展を迎えすぎた魔法世界は、人間、ドワーフ、エ…

★☆★ 第３回カクヨムweb小説コンテスト参加作品 ★☆★ 「姫野 春日（ひめの かすが）」は、生まれたときから心臓に重い疾患を抱えていた。完治の方法は心臓移植のみ。しかし、特…

25話までありますが、途中、数行だけの章とかあります。 読みづらい面もあるかもしれませんが、書いた当時の勢いを大事にしました。