「昔話り」を含む小説

むかし、浦島太郎は浜辺を散歩していました。すると、やいやい波とは違う騒ぎ声が聞こえました。向かうとそこには子供たちとカメがいたのです。

あの日本昔話史上最悪と言われた惨殺事件の結末 ネタバレしないように極力伏せてあります。 あなたは真犯人が誰かわかるかな？

長年付き合っていた彼が急死した。手元にとどいたのはワスレナグサの花束で。 女性の転落人生。

「ちょっとした昔話を思い出したんだ。確か……死んだペットは、天国に続く虹の橋の前で飼い主を待っているって話」 　スマホから聞こえてくる物語に、化け物ライターはうっとりとまぶたを…

夢と幻想の世界、ユーライジア。 未来の可能性の一つとして具現する世界。 今、一人の老人がその生を閉じようとしている。 老人には、心残りが一つあった。 笑顔の似合う少女。 自身…

これは何者でもない僕が、20年前から今の間に、ライトノベルに何が起きたのか、ということを思い出して、考え直して書いた、個人的なライトノベルの「20年史」です。

美川の国、心鳴島で行われている奇妙な漁。 殿様のお許しを得て、島へ出向いてみると……。 表題作の「奇漁」をはじめとした、民話・童話１５編。 この短編集は、私が書いた「百の物語」…

昔々、山ばかりの傾斜の急な村に、隣同士の家で同じ時期に男の子が生まれました。

　むかしむかし、あるところに、おじいさんがいました。 　むかしむかし、あるところに、おじいさんがいました。 　大事なことなので、２回、言うことにしました。キャッチコピーと合わせれ…

「むかーしむかしあるところに女の子がいました。」 童話のような絵本のような昔話のような、そんなお話。 心暖まる、小さなキセキの物語。

地球の並行世界、ラムネ星がブラック・マターからエネルギーを抽出することに失敗。時空を激しく歪め、地球の日本人の脳に不可逆的なダメージを与えた。日本人の脳から「日本昔話」の記憶が失…

「ヘンゼルとグレーテルには２人の魔女が出てくる。１人はお菓子の家の魔女、もう１人は……」 私にその話をした彼女は、もうここに居ない。これは、私が大嫌いだった彼女との昔話。

ぷろっと、にまつわる昔話。

呪われたけれど、おおむね元気です―― ひょんなことから両耳からネギが生える呪いに見舞われた侯爵令嬢と、婚約者の第四王子殿下による解呪までのゆるふわカウントダウン。 オーキッド侯…

昔々、西暦2000年代初頭、スマホことスマートフォンがこの世に誕生しました。西暦2200年以降の人類は脳、脊髄、神経にくまなく注がれたマイクロマシンの機能のより、人類は国境や人種…

船橋市小室町にある八幡神社の裏手にある帝釈天の祠の近くにある木の根をネタにしました。 （注意）この物語はフィクションです。 　　　　雨水はそのまま飲まないでください。

KAC2021投稿作品。テーマは｢ホラー｣。 百物語風に、語り口調にしてみました。今年の夏なんかにご自由にお使い下さい。

田舎に暮らすおじいさん。可愛い可愛い孫息子の様子が最近おかしいのが気になって仕方ない。とうとう探りを入れることに…… 昔話風に書いてみました。締め切りまで３日あってもギリギリの…

　心配すんな。 　これから話すことは長い説教めいたことでも、面倒なおせっかいでも、大した話でもない。 　戯け者が一人で喋る、戯言-たわごと-に近い思い出話さ。 　そうだなぁ、内容…

夢路は友人達に頼まれるままに昔話を始める。 知らない故に直感は働かなかったのだろうある日の話。 (KAC2021 3回目お題：直観)