「ファンタジーです」を含む小説

天災とも言えるバジュラムの襲撃を跳ね退けてから三ヶ月が経ったが、『片腕だったバジュラムの腕が直っている』という不可解な噂が流れはじめた。どこかにバジュラムの修復施設がある。その施…

祓魔師の名門花崎家に生まれながら霊力をほとんど持たない李瀬は、父から『出来損ない』と疎まれていた。 出来損ないなりに役立てと定められたのは、名門一条家の次期当主、司との結婚。 …

酒癖の悪い父親の不注意で頬に傷を受けた少女が、異国の衣装を着け舞い踊る事で、引きこもっていた家から出ることができ、恋をするお話。 街のお祭りで目立ってしまった少女は、貴族の家に…

ささやかな願いなのです けれど、大切な願いなのです わたしの、初めての願いなのです ただ、このひとと共に居たいのです……―― 地方に未だ強い迷信が残る山村・瀬皓。 その有する土…

全体的に謎めいているけれど美しい、そんなイメージで書いた小説です⟡.·*.

その日皇女は断罪された。 聖女に毒を盛り殺害しようとした罪で皇女たる身分を剥奪され、国外追放の処罰となった。 けれど皇女は何の反論もすることなく、それを受け入れた。 まるで最初…

それはちょっと未来のお話。 約２０年前、世界は未曾有の大災害に襲われた。しかし人類はそんな困難を乗り越え復興を成し遂げたのであった。 過去の不幸なできごとを忘れぬよう多くの世…

突如として異世界と繋がった日本。異世界ってやっぱ外国？住人は外国人？日本であって日本じゃない、と諸外国へは強弁するが、管理はしなくちゃならない。で、入管の出番になったという訳。異…

絵描きとして自信を取り戻したクレープはパティシエと共に時間を過ごします。だが、彼らの前に難関が立ち塞がります。その難関とは‥

俺のおごり街という「願いを叶える場所」で、少年クレープと少女パティシエが出会います。絵描きとお菓子職人の運命が交差する時、何かが起こる。

　エルセレム帝国の旧市街地。通称スラム出身の主人公、リド・エディッサは、情報屋から汚れ仕事を請け負うことで、細々と生計を立てていた。 　雪だけが彼に優しく降り注ぐ冬のある日、た…

今夜はいよいよあのシーンを読むのね… どうしよう… アタシが読んでいる時に… ダンナがガマンできなくなったら… それを思うだけでも… ドキドキしちゃう…

部活にも入らず、大学進学の勉強もしていない高校二年生、吉野公平。彼は澤井桜への告白がまたもや実らなかった。五回目の告白だった。桜は公平のことが嫌いではない。むしろ気になる存在では…

やまあいの村で捨てられた人間族の赤子がいた。 犬人族の夫婦が赤子をひろい「アトボロス」と名づける。 十五歳になった人間の子は、村の守兵となるため訓練兵となった。その初日、獰猛な獣…

霄（しょう）の京師（みやこ）には、稀代の巫術師（ふじゅつし）がいる。 そう噂される董月季（とうげっき）は、 幽鬼を祓い王朝を守護する巫術師の名門・董家の娘だ。 しかし彼女の顧客は…

第８回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞 受賞作。 立て続けに三人の夫を亡くした33歳の名家の長女、香淑（こうしゅく）にはある呼び名があった。 ――『夫君殺しの女狐』。そう噂さ…

「ここが…人間界か」 彼女は今、人間界にいる。 言っておくが、彼女は悪魔だ。 悪魔が人間界にいるのだ。 そう。人間が魔界にいるような転生物語ではなく、逆！ 魔界の悪魔が人間界にや…