「言えない 短編」を含む小説

結婚を間近に控えた主人公は、誰にも言えない気持ちを抱えていた。何度も折り合いをつけようとしてきたのに、どうしようもない自分に罪悪感が募る。そこに舞い込んだ告白。人生の転機を前に揺…

レプティリアン、という言葉は今も恐怖の存在として様々な憶測が飛び交っている。しかし、とある世界のとある時代「レプティリアン」という言葉は異なる意味で使われていた。それを証明するた…

　12000字前後の短編処女作です。佐藤友哉や舞城王太郎、木下理樹や志村正彦、麻枝准に新海誠、そして友人であり先輩であり素敵な音楽や物語をみせてくれたある恩人など、僕の青春と弱い…

休み時間、隣の子とカタカナ語クイズで楽しもう。

いつも恋愛相談に乗っていた幼馴染のあゆみが恋を諦めたと言う。片思いしていた先輩に好きな人がいたらしい。その話を先輩にすると、お前は悪いやつだと言われた。

役所勤めの四十男、村山邦夫はいつも不機嫌で、仏頂面ばかりの男だった。 そのせいで友人はおらず、妻との仲も冷え切っていた。 そんなある日のこと。その年最大の寒波に襲われた冬の街を歩…

そういえば初めての男は父親だった。主体性がない、そうよく言われる。自分の意思を伝えないで、人に流されてばかりだから、きっとエイズにかかったのだ。頼まれると嫌といえない。客の要求す…

３月、多くの中学三年生が受験を終え、卒業を迎える月。 東京の中学に通う 倉木優斗(くらきゆうと)も三年生で、見事 志望校に合格した。 ......しかし、彼はまだ中学校に未練があ…

勇者の乳首は魔王を意のままに操れるジョイスティックだったのである

（シリーズ二作目ですが、それぞれ独立した事件を扱っており、前作未読でも、この作品単独で楽しんでいただける仕様です。よろしくお願いします） 　占い屋を営むゲルエイが、同じ露天商の…

【「ファミ通文庫大賞（第1回）」「ネット小説大賞（第8回、第10回）」一次選考通過作品】 　かつて王都の警吏だった騎士ピペタは、左遷されて、今は地方都市で勤務している。彼が非番の…

FelicaとかQR決済って便利ですよね。現金を持ち歩く必要のない利便性は一度使ったら戻れないですね。自分もiDをよく使ってます。そんなことから思いつきました。

　夢見たものは、ひとつのチート無双。願ったものは、ひとつのハーレム。それらはすべて、ここに、ここにある……と、言えるのだろうか？ いや、言えない！ 　思い描いていた異世界とは、全…

二百年前、俺は贖罪のため、小さな姫君を護り抜くことを誓った。 彼女はすくすくと成長し、魔界を代表する美姫へと成長した。 しかし、家族を失ったベルリーナ様は、寂しさを紛らわすため…

　切符を拾ってくれた青年に次の電車が来るまで何か面白い話をするように頼まれ、財布の中に入っている五円玉の話をする。 　何の変哲もないただの五円玉を私はずっと使えないままだった──…

卒業式のその日、彼女は勇気を振り絞る。今まで言えなかったその想いのために。

二卵性双生児のため見た目はまったく似ていないが、槇絵と千草はとても仲の良い姉妹だった。そして、二人が同じ高校に進学したころから、千草に奇妙な手紙が届きだす。ラブレターと言えなくも…

ダイナはいつだって壁の花。 けれどそんな彼女を誘う男がたった一人だけいた。 ダイナの父が団長をつとめる騎士団の騎士の一人、レト・ミシュカス。 いつだって彼はダイナをダンスに誘って…

中学二年生の上亜里澄香は目が覚めたらロボットに乗せられ侵略者と戦わされる事になった。 父と娘に迫る過酷な運命、果たして二人は乗り越えられるのか。 ※そこまで物語は進みません。い…

「高校に入って初めての夏、親友に恋人ができた。」 　友達とも恋人とも言えない二人の、晩夏のお話です。