異世界裏稼業 ウルチシェンス・ドミヌス(2)「季節はずれの肝試し」

作者 烏川 ハル

9

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★★★ Excellent!!!

(2)とありますが、その通り続き物です。
ただし、(1)を読んで無くても意味不明にはならない作りにはなってます。
(何かが作中ではじめて行われるときに、その説明がイチからあるので)

まあ、例えば新必殺仕置人を、無印仕置人を見てなくても楽しめるようなもんですな。

話的には真っ当な必殺です。
誰がマトなのか、誰が頼み人なのか。
予想しながら読むと楽しい。

あまりこういう言い方するのは良くないとは思うのですが、最終的なマトの「許せない」度は、(1)よりもこちらが上でした。私は。

Good!

勘違いや病的な信奉、それぞれの思惑が連なって進んでいく物語は、小さな社会を描き出している。

復習は何も生まないなんて月並みな言葉があって、おそらくそれは真実ではあるのだが、それでも人は相手を恨む。

呪いを利用し、踊り踊らされた末路には、特に美しいものは残らない。

復讐は気分すら晴らさない。

それでも、理屈ではなく、人は感情で動くのだから。復讐を行うかどうかの瀬戸際を決めることにも、理屈ではないのだから。

別に殺してしまうほどではなかった出来事から波及して、復讐へと繋がるストーリーは良いとおもいました。