「ファンタジー戦記」を含む小説

名はラルグ。 　彼は数少ない回復士として生まれた。彼や家族は喜んだ。しかし、彼は気付く。「自分しか回復できない」と。 　そのことが気づかれ、周りからは軽蔑されてしまうようになっ…

神に祝福されることで魔術や呪術が使えるようになる世界。 魔王の息子アルテは胎児であったとき、両親により邪神の生け贄とされたため、神々に嫌われてしまい魔法を扱うための祝福を失った…

かつて栄華を誇った大国、オウマ帝国は死に瀕していた。 長い歴史の中で求心力が低下し、各地を治める諸侯の台頭を抑える力が無くなり、世は群雄割拠の戦乱の時代を迎えようとしていた。 …

赤いオーロラが世界中で見られるようになると同時に、不気味な生物がどこからともなく現れるようになった。 　妖獣と名付けられたそれに対し有効な攻撃は刃物による切断のみ。 　棲息域…

ＶＲＭＭＯ「ワールドネイション」をプレイしていた守森常盤はある日、友人や身内と共に異世界へと召喚されてしまう ゲーム内のままの力を持った彼らは元の世界へ帰る為に、なにより生き延び…

かつての戦いにより色々失った主人公が、魔剣の王と呼ばれるまでのお話。 。ハーメルンにも投稿しています。

かつて魔導技術により、世界に君臨していた古代魔法王国。新しい時代がはじまってもなお、魔法王国が遺した『五宝物』は多くの運命を巻き込んでいく。 大陸の北部、大河と森林のソサリア王国…

1000年に一度の旱魃に見舞われたエスタリス王国。王太子アルディオンは父王から大自然の声(精霊の言葉)を聞く事の出来る伝説の「精霊の愛し子(いとしご)」を連れてくるよう言われる。…

　アトレシア諸島を統べるチョウ帝国の栄華は『賢帝』と謡われた前皇帝が亡くなると共に失われ、後を継いだソ皇帝による統治は悲惨そのものであった。 他国との協定を幾度となく破り、思いつ…

　共和政府樹立100周年のこの日、教会は禁忌とされてきた封印文書を公開した。初めて明かされる、400年前の戦争の真実。異端の背教者とされてきた第三皇女と、七人の騎士達…その名誉が…

　囚人ヨカゼに言い渡された刑は「懲役３億ゴールド」。あらゆる種族が入り乱れ覇を競う戦乱の時代。中規模都市ジェリスヒルは戦場跡や遺跡に残された武器や各種物資を低コストで回収するため…

　戦国時代に戦場を渡り歩いて剣の奥義を極めた刀兵衛であったが、小国の山城に滞在中に大国との戦に巻き込まれる。女城主である園姫から別の主君に仕えよとの命を受けて戦場を突破するが、園…

『くっ……殺せ！』 数千年に一度訪れるとされる、人類を滅ぼす災厄――“魔王”の出現。 人類の希望である抑止力――“勇者”が立ち向かうも、魔王の前にあっけなく敗れ去ってしまう。 …

マチルダ・ルイスには記憶がない。 白く小さな部屋で目が覚めた、その瞬間から彼女の世界は始まった。 異質な能力も異様な生物も、はじめから目の前にあれば、それは当然の事柄なのだ。 彼…

争いが続き、国は二分している。 幼い頃に少女は、桜の下で少年と出会う。自ら死を願った彼と、再会の約束をした。 やがて西の神宮家を継いだ少女は、敵との戦の陣頭に立ち続ける。 少年と…

或る一つの大陸の物語。戦続きの世の中に、人々は倦んでいた。そんな時代の中、巨大な帝国の皇子として生まれたシーベラ。荒廃し過ぎた大陸、腐敗し過ぎた帝国。彼は徐々にその中に巻き込まれ…

楽しく恋人とラブラブしよう！……そんな甘い考えが許されたのは結婚まででした。 一、まず皇帝になりなさい。 二、世界を征服しなさい。 三、自伝を書きなさい。 そんな〜、メンドく…

ここは、とある異世界の中世。 この世界には中央には広大な大陸があり、その西側の端に強大な力を持ち、その国では世界の富の半分を支配していた。 その国の名はアウルム王国。 その国の王…

魔術と魔道具によって発展した世界。 魔力は誰もが保有し、魔術は誰もが行使出来る時代。 その中でも特に高い魔力を持ち、武芸にも秀でた存在し、それらを人は“色眼持ち”と呼んだ。 …

　１９世紀の地球ぐらいの文明水準を持つ世界ドラコイア。 　そこではエルフが神に選ばれた人種を宣言し、ゴブリンやドワーフ、ホビットなどの他人種国家を侵略し、奴隷に貶めていた。 　そ…