異世界でスキルをコピーするだけの簡単なお仕事です

あずま悠紀

第1話


都内某所 とある喫茶店にて 俺はいつもどおり学校の帰り道に友人達と遊んでいたのだが、「最近学校の成績が落ちているんじゃないか?何か悩みでもあるなら相談に乗るぞ」なんて先生に声をかけられてしまったのだ。確かに成績が悪いかもしれない

「そういえばここ最近は毎日勉強しているけど全然伸びないんだよねー」「俺も同じだよ。なんだろうね全くやる気起きなくってな」「それじゃ今から一緒に勉強会するか?」そんなことを話しながら歩いているうちにその店を見つけていたらしい。そこで少し話をしようと思っただけなのになぜこんな事になってしまったのだろうか……まあ良い機会だからここで話すかと入ったまでは良かったんだけどな(笑)

席につき適当に注文をして飲み物が届いたあたりで突然意識を失い目が覚めたら森の中で倒れていて、近くに小屋がある事に気がつき中に入りしばらくしたら人が来て襲われたので必死になって戦ったところなぜか相手が倒れてしまい倒した相手の身体の中にいつの間にかいた小さな光り輝く丸い物体を取り出すことができた。

とりあえずこれはなんだろうと確認してみると

「ん?なんかよくわからない物を手に入れたみたいだけど鑑定できないだと!?どういうことだ?もしかしてこれが噂に聞くアイテムボックスとかなのか?とにかく調べないとな」

(確かネットの

「異空間庫持ちの主人公TUEEEEEE!」的な記事を見たことがあるけどまさかそれが俺にも起こる日が来るなんて夢にも思わなかったぜ)

(あれこれ考えていても仕方がない、とにかく使ってみようじゃないか。もし仮に俺の考えてる通りのものだったとしたらとてつもない能力を持ってることになるもんな♪それにこのまま放置していたんじゃ何時まで経ってもこの場から離れることも出来ないし。ここは思い切って試してみるか!!でも使い方わ

「えっとこれをどうすればいいんだよ~マジ困った」

(取り敢えず頭の中でこうなれと願えばいいのか?)すると手のひらにある球体が強く輝きだし気がつくと手元には本のようなものがありパラッとページを開いてみると見たことのないような文字が次々と流れてきた

「こっちの言葉がわかるように自動翻訳機能がついてるみたいなんで助かった。それよりもこの本の事はわかったかな~よし読んでいくか!」

〜異世界転移した貴方に必要な情報〜 1まず初めにこの手帳の説明をしましょう。これから行う行為は簡単に説明することが出来ません。なので詳しいことは省かせてもらいますがその行為によってある変化が訪れるはずですが気にしないで下さい 2最初の1ページを読んで頂ければわかりました通りこの本はあなたの力となり役立つでしょう 3ただこの力を上手く使うために注意点があります。それはこの本の通りに物事を進めても必ずしもあなたにとって利益になるとは限らないのです 4なぜならあなた自身が経験することこそ意味があるのです 5最後に一言アドバイスとしましすと あなたの持つ能力は他人と比べてとても高い数値を誇ると思いますよ ここまで説明してもまだ信じられない人がいるかもしれませねが大丈夫ですよ。私もその一人であり今でも本当に信じられずにいるのです

「うそ~ほんとうにほんものなんだ~いっちゃいけない言葉まで言ってたじゃん!!というかこれってもしかしなくてもとんでもないことが起こってないか!!」

〜この後滅茶苦茶興奮しました!〜

(おっ落ち着いたところでもうひとつ気になった事があるんだよな)

【能力の確認】

→メニューを開く事で様々な情報を見ることができます 開くことでステータスが表示される他所持金

「所持金額」と書いてある項目を見ることもできお金を稼ぐ方法についての情報が表示されたりする事ができ他にも便利なことがいっぱい出来る優れモノなのだ ただし使い過ぎるとのぼせて倒れる可能性もございますのご使用には注意が必要です 【技能を確認する】

→熟練度として表示されるのは主に5種類になります 10万を超える回数を使用出来なければ熟練者とはいえない代物となっております ちなみに私は1000回以上使用することで取得できており10回使用するごとに表示に変化が訪れています。例えば3段階目になると新たな属性が付与されるとかそんな感じでしょうか それと熟練度が一定値に達する毎に特殊派生効果が現れることもあります もちろん全ての属性を取得できた方が有利であることに変わりありませんのでそれぞれの方にあった習得方法を考えてあげてくださいね 次にそれぞれの属性による違いを説明していきましょう

「火」→魔力消費なしもしくは少ない代わりに強力な威力を持った技を繰り出すことができます。また魔法の制御もしやすくなり魔法系の武器を使用した場合は攻撃範囲が大きく広がったりと利点が大きいですね

「水」

→詠唱時間がなくすぐに発動することができ魔力量が多い場合に限り他の追随を許さない威力を持つことが出来るようになりさらに広範囲に渡って影響を及ぼすことが可能な上回復系統の術に関してはどの国よりも秀いでているという利点があります その代わり近接戦闘を行う際にはどうしても後手に回る場面が増えやすいため遠距離からの攻撃を主体にしている方向けかも知れません なお中級までの上級魔法を習得することが可能となる為かなり便利であると言えます ただ初級魔法のみであれば詠唱破棄が可能となるためある程度距離を開けられた場合でも戦える可能性が高まる

「土」

→物理的な破壊に特化しているが攻撃力に関して最も特化しているため特に壁を破壊する際に重宝されるという特徴があるものの反面それ以外の面で使えることが少なくなってきてしまう。そのため扱い方を間違えれば非常に脆くなってしまうデメリットもあるのだが極める事さえできればかなりの戦力アップが期待できる あと防御面では鉄より硬くどんな攻撃を受け付けてくれないほどの耐久性を持ち更には物理攻撃に強い耐性を得ることも出来るようになったりと長所だらけと言って差し支えない性能を発揮することになるだろう。だがあくまでも物理面における強さのため防御力に自信のない者が使用した場合に傷つけず無力化したい敵が現れた時はかなり

「闇」「光が一切入らない深い穴を作る事が出来るうえ相手を閉じ込めることができるようになる。ただしあくまで暗いだけで完全に閉じ切るわけではないため視界の確保が難しくなる場合もある。

雷と同じ要領で使用することもできるため慣れるまで大変ではあるが一度コツを覚えてからは素早く扱えるようになると思う そして最後になるんだがこの本の通りに行えばステータスが上昇するというのは嘘じゃないらしく既にいくつかの能力が上昇していたんだがこの世界の住人は誰も持って居なかったようだ さすがにこれだけの力を持っていたら目立つ事になるから隠さないとマズイことになりそうだ あっそういえばこの本を読むためには専用の眼鏡をかけて読み取らないと駄目らしいぞ?俺は問題ないが念の為に買っておくことにしよう)

(ふぅようやくひと段落出来たぜぇ)

〜その後しばらくの間読書を楽しむのであった〜

(お腹空いたなぁ ここって何か食べ物売ってるのかな?ちょっと見に行って見るとするかい。ついでだからあの小屋を調べてからにするか!)

扉を開けた先には誰かがいた形跡がある。おそらくはここに住んでいたであろう人物の痕跡が残っているのだ。机の上にはまだ乾いてすらいないコーヒーがそのまま残っていることからここに住んでいる人間が帰って来たときに飲みながら作業をしていたのだろう 奥へ進むにつれ次第に匂いも漂ってきたが、同時に妙な臭いもしていることに気づく。そうまるで血生臭さと腐敗臭を合わせたような嫌らしいものである

(何か匂ってくるけどどこからだ?)

その方向に向かって進むと徐々に何かを引き摺った後を見つける。辿って行った先で見つけたものは大量の何かしら動物らしきものと骨だった

「なによこの惨状!?いったいなにがあったって言うの?」

そこには先程の少女の死体と食い散らかしあったかのような肉片や内臓、そして人間のものと思しき腕と頭蓋骨の一部だった

(え!?どういうことなんだよ。何なんだよこれは!?俺が来た時には普通に少女は生き残っていたはず

「まさかゾンビだとかアンデット系モンスターとか?そういえばさっき倒した奴って死体の中に光り輝いていた丸い物体を入れてたな」

「それが原因か?だとしてもなんでだよ! あんな化け物が居るってことはこの森自体がおかしいんじゃねぇのか? それにこの辺に村も町も存在しないって言ってたがそんなバカな話が合ってたまるかって話なんですけどぉー!! こうなったら意地でも原因を見つけ出してやるしかないか そしてあわよくば元の世界に帰れるようにして貰わなきゃならねー」

そう意気込んで行動を開始した結果、まずこの辺り一帯を隈無く歩きまわり怪しい

「光り輝く丸い物体ってのがそもそもなんなんだよ」と思い至り色々と探した結果「これか?それともあそこに落ちている石っころのことなのだろうか」などと考えていたとき背後に気配を感じ振り返る

(なにもんだお前はぁ? 俺の背後に立つなんて良い根性してやがんな。って女の子供だとっ

「なんなの君は一体?」

そう声をかけた次の瞬間俺はその衝撃を受けてしまったのだ。

俺は今目の前で起こったことを理解できていない 何故ならばいきなり俺の胸めがけて突っ込んできた

「ちょ、ま、え、どういうことーーーー!! ぐほっ!」

ドスンッ 俺は地面に叩きつけられていた 痛みで悶え苦しむ

「いたた、な、何が起きたんだいったい!」

慌てて立ち上がり周囲を見るも人影は一切なく、遠くでカラスの様な鳥達が群れをなし飛び回っているだけだった 俺は恐ろしくなっていた だって今の一瞬で俺を殺すことができるだけの力を持つ何者かが突如現れ攻撃を仕掛けて来たということだろう? それも俺の油断を突いて

「なんだよあれ、俺は何をしたってんだよ」

恐怖で震えが止まらなくなっていた すると頭の中に謎のメッセージが流れた 《条件を満たしたため「死への耐性LV.EX」を入手しました》

(ん?なんか聞こえてきたけど それよりも今はこの現状を理解することが最優先事項じゃないか。とりあえずもう一度周りを見てみよう)

「は!? 俺死んでねえじゃん!?てかやっぱり俺を狙ってきたわけじゃなかったのか!?」

訳のわからない状態になっていた。それはもう混乱して頭がパンクしてしまいそうになる程には 取り敢えず深呼吸し落ち着きを取り戻した。

(取り敢えずは俺を殺そうとしてきた訳ではないっぽいぞ よかったぁ あれだけ強い一撃を受けたにも関わらず無事だったことが何よりの救いだけどどうして俺を狙ったのかは不明だし。まさかあれかな~俺のスキルの能力が影響してるのかね?)

【技能確認】を使って調べてみると「死へ抵抗する術(極)」「即死回避」などの特殊なものを所持していることが分かり更に詳しく知りたい時は技能詳細と唱えると見ることが出来るようになっている

(よし取り敢えずはこの状況をどうしたものかと考えるとするか!)

まず最初に思いつくものとしては「一旦ここから移動すること」これが1番の安全策だと思う。ただこの場所から離れようとすると恐らくまた何かに襲われるんじゃないかという予想がついてしまうのだが

(でもこのまま此処にいるほうが危険そうな気がするのは気のせいでは無いよな。というか多分あいつのせいか? 確か『私の加護をあげます』的な事を口にしていたもんな。もしかしたら何かのフラグを踏んだ可能性があるのか?)

〜〜数分悩んだ末取り敢えず動くことに決めたのだが、ここでひとつ大きな問題がある

(よしそうと決まれば行くとするか

「どこに行けばいいんだよ!!! せめてどっちに進むかぐらいは教えてくれても良くね うぅーでも仕方がない歩いていくとするか こんな所でずっといても餓死するだけだしさ 待っていてください。この世界を生きる為に俺は前に進み続けますよ。神様)」

決意を固め森の中を進んでいくのだった。

〜その頃の少女達はという〜 〜少し前の森の中〜 とある一角では少女達の悲鳴に近い叫びが続いていた。その理由としては

『ギィヤァア!!』

という奇怪な声を発している怪物の存在によって命の危険を感じていたのだ。ただこの怪物は他の生物に対しての異常な執着を見せ襲いかかっているのである。

〜遡ること数時間〜 彼女達

「は、早く行きましょう。」と焦っていた

「でも何処に進めばいいかわからないですよ〜」と涙声で言っている者もおり。この状況は相当マズイと言えるものだった。だが運が良い事に、近くに街があるためそこへ逃げ込めばなんとか生き延びる事はできるかもしれないと皆考えていた

「そ、それにしても変だよね?この生き物って」と泣きながらも口にしていた。確かにそうだと他の子も感じていたが、自分達も必死な為気にしている余裕

「あ、危ない!!避けて下さい!!」と言われ皆驚いて振り向くとそこには黒い球体のような物を手に持ちそれを投擲している少女の姿が見える 咄嵯の判断により、間に入る形で助けてくれた女の子のおかげで怪我人は一人も出ずに済んだ

「ごめん、なさい、大丈夫、ですか?」

その子はとても優しく良い

「助かった。本当にありがとう。君がいなかったと思うと私とても怖くて、」

「間に合ったみたいで良かったです」

その言葉を最後に彼女は再び動き出し怪物に攻撃を開始 その光景を見た全員が唖然としていた

(なんだあの子は、人間なのか?)

(あんな小さい子があんなに動けるものなの!?)

次々と疑問が生まれる中 一人の男が呟くように口を開く

「おいみんな聞いてくれ、ここは俺たちだけでも協力し合おうじゃないか。きっとこいつも俺らが協力して戦えば倒せると思うぜ。俺らも戦う覚悟を決めた方が良いぞ。俺らまでやられちまったりしたら次は俺らの家族、そしていずれは国の民の命が失われることになるだろう そう考えるとおぞましい限りだよな。だがこのままだと結局何も出来ぬまま全員殺されかねない だから俺は、たとえどんな犠牲を払ってでも生きて帰ると決めた!!それがどんなに辛く苦しい選択になろうと。そして俺らは絶対に生き残り、今ある大切な者達を守り抜いてみせる!!だからこそ手伝わない者は下がっていろ。

もしも俺らを囮にして自分だけは生き残るという考えなら即刻立ち去れ!これからの戦いにおいて自分以外の全てを失うかもしれぬのだ。それでも俺についてくると言うのであればついてこい!!! さぁ来るなら来いっ!!必ずお前らの家族の元へ送り返してやるからさぁ!! かかってこい バケモノォオオ!!」

「よし、行こうか。」

女A

「うん。」

男B

「了解、隊長」

男C

「お、おう わかった」

女D

「えぇー、でもさ 勝てるの?」と 言った矢先に ドゴオオンッ!!

「ほぅ?なかなかやるではないか!!良いだろう俺と力比べといこうか!!お望み通り俺も本腰を入れてやるさ、お前らに付き合って死ぬつもりはないが多少は傷がつくことを許してくれ。悪いな」

男はニヤリと笑う その瞳の奥には炎のように燃え盛るような熱い感情と冷たく氷のように冷たい冷酷さを持ち合わせている

「ふむ。流石に今の攻撃をまともに食らうのはまずいようだな。ならばこの辺り一帯を全て焼き払ってしまおう」そう言い放つなり手を空に向けてかざすと共に巨大な魔法陣が出現する それと同時に周囲の空気が変わったかのような感覚に陥る そう

「これならどうかな?さぁ消え失せてみるがよい!!煉獄の劫火!!」

(なにあれ うそ ありえない こんな あんなことできるはずが無い それにあの顔 どこかで見たことがある 誰だったかしら?いえ それよりもあれは何者?あんな力を人間が行使することができるはずはないわ だとすればもしかして?でももしそうであるならば彼は今すぐにでも殺される可能性が高い どうにか

「うわああ なんであんなに熱いんでしょう」と悲痛な言葉が聞こえるがそれも当然の事なのだ

「まずいわ。誰か、何か方法は無いの ねぇお願い!!」

と祈ってみると、 【能力解放 全属性無効】を習得しました

(やった!これでいける!!)

その瞬間彼女の体が薄く光り出す すると その光を浴びた男の体もまた光輝き始める

(これはまさか、この世界に来た際に授けられた加護の影響によるものなのか?しかし何故このタイミングで、)と困惑するがそんなことを考えていては何も出来ないと判断し、すぐさま目の前の敵を屠ることに専念することにした そして光が消えるとともに敵の全身にヒビが入る

(これ

「ぐ、貴様ぁぁ、俺が、こんなところで、まだ終われる訳無いだろ!! 俺はもっと、生きたい 生きなきゃダメなんだよ なのに、それなの、、にぃ 嫌だ 嫌だ 死にたくない

「なぁお前なら分かるだ、ろ?俺と同じ、だ、なら

「あ、、た、、、ま 、」

そして敵は砕け散った その後この世界に平和が訪れ人々の間で噂されるようになったという

「突如として現れ人々を救い続ける黒き衣をまとった騎士がいた 彼は自らの名を明かすことなく、いつの日かまた会うことがあれば名乗りを上げようとの言葉を残し姿を眩ませた。彼は一体何者か。それは神のみ知るところであろう と」

俺はこの森に来て初めて魔物と呼ばれる存在に遭遇した。しかも2種類もいるみたいだ。見た目はかなり怖いんだけど 何故か敵意が全く無いんだよな~

なんというか「うぎゃー」「ぴぎゃ」とかしか喋ってないし、それに知能もあるみたいでちゃんと考えて行動できているんだよな。この世界の生物凄いな この子たちなら言葉が通じるかなと思い

『こんにちわ』と話しかける

「あ!こんにちは~!!」

と、元気な返事がかえって来たので

「俺は君達に話があるんだけどいいかな?」

と、話しかけてみた

『何?』

と聞き返してくる。俺は「俺の名前はクロ、よろしく頼む。」と言い頭を下げると「わたしはスライム、よろすく」と言ってくれた やっぱり会話が成立するなら話は早い、色々と聞いてみよう

「じゃあさ まず君は人型の形態になれるのか?それと、君の種族名を知りたい 俺はスライムとは仲良くなれても魔人型にはなれない」と正直に話す

『ぼく、なる』

「マジでか、でもどうやって変化するん?」

すると突然体の表面に赤いラインが走り始めたと思った次の瞬問その形が人の形へと変貌を遂げた

「こうやって変化した」どうやら変化の仕方は個体差があるらしいな。ただやっぱり可愛いな。というより綺麗という言葉の方がしっくりとくる感じだな。あとなんかいい匂いする。香水でもつけてたりするのか?あ、しまったつい見惚れてしまったよ。取り敢えず話をしないとな。というか今の状況結構危なかったんじゃないか!?いきなり攻撃されるかも知れんぞ!?警戒心というものを持とうぜ? とりあえず今は普通に対応してくれるっぽいからこのまま続けてみよう。

と思考を整理してると急にもじもじっしだして俯いたまま顔を見せないんだ。少ししたら何かボソボソと独り言のような事を呟いてたので気になって近づき声をかけようとしたら

「あの時は、あり が、、」と言ったかと思うとそのまま抱きついてきて泣いてしまい動かなくなったので、頭を撫でたり、抱きしめ返したりしながら暫くはこのまま過ごすことになった。落ち着いた頃に質問をしてみることにした

「どうして俺のこと知ってたんだい?」

「ずっと前からあなたをみてました。」と 言われ、どういうことだと思って詳しく聞くとなんでも、この世界では俺のいた元の世界のゲームで言うレベルやスキルのようなものが存在しているらしく。俺のレベルと職業(クラス)についても理解していたそうだ そこで疑問に思ったことがあったので彼女に尋ねてみると「はい、あります」と答えた後さらに詳しい内容を説明してくれた 曰くこの世界の全ての生命体は生まれつきレベルがあり。最初は1から始まる

「え、待って それってつまり赤ちゃんが産まれる時にみんなレベル1なの?」

「違います、例外はあるので 例えばですが生まれてすぐレベルが30以上の人も稀にいたりします それから年齢を重ねるごとにレベルが上がり、ある程度成長すれば自然と上がりにくくなっていきます。

ちなみにですけど レベルが高ければ身体能力が上がるだけではなく、ステータス値と呼ばれるものが存在しています。そこに表示される数値は全ての数値の合計を指します。」と教えてくれた。その話を聞いて納得した部分もあった。というのも、先ほど彼女が言ったレベルアップの説明の中にレベルが上がったから強くなった

「ではなく、レベルが高いから強くなるんです。」と補足されたからだが、これに関しては恐らくは俺の持つ職業の効果が大きいだろうな だってレベル差は絶対的要素なんだから。多分そこが影響していると思われる

「ありがとう とても勉強になった。俺も知らない情報が多くて驚きの連続だよ。それで一つ疑問に思ってる事があるんだけど、さっき君は「昔から貴方を見てます。」と言っていた。あれは嘘じゃないんだよね? ということは、俺が生まれるよりも前の、更には生まれる以前のことも見ていた可能性があるわけなの?そうなるとかなり疑問があるし。それにもしかしたら俺のことを最初から知っていたっていう可能性も否定できないし、 俺が生まれたばかりの頃も見ているなら尚更

「君にとっての俺は何になるのだろうか?君が俺に抱いている感情を教えてくれないか?」

そう尋ねる 彼女は答えるまでに暫らく間があったが、覚悟を決めた表情でこちらを見つめながら語り始める

「私の中のあなたの記憶にある姿はとても幼く頼りなく今の様なしっかり者では無かったですが、とても優しく誠実な人柄であることだけははっきりと覚えておりました。

それに私はあなたに憧れを抱いていたのかもしれません ですからあなたがこの世界で生きていると知り嬉しくもあり、寂しさも少なからずあったと思います だから私としてはあなたと共に生きることができたらと、そう思っておりまして。でも今のあなたの生き方を尊重したいという気持ちもあって。なので だから私はこれから先の人生を共に過ごしていきたいと、そう思い。そのためにはまずお互いを知る必要があると考えたのでありまして それにあなたがもし良ければ私があなたを育てていくことも可能なのです」と いって俺の手を握り真剣に見つめてくる。彼女の目は決意に満ちたような真っ直ぐなものを感じた。この子にここまで言わせてしまって俺には応えるべき責務があるのではないのかという感情が沸き起こってくるのを感じる。それに俺自身のこの

「君と 君と一緒にこれからの人生を過ごしていけるなら俺の方こそ願ったり叶ったりな状況だし是非一緒に来て欲しい。俺の傍でこれからの一生を共に歩んでくれるなら俺からも頼みたいくらいさ」そう答え 彼女をそっと抱きしめてから

「改めてよろしくね」と言うと 涙ぐみながらも笑顔を見せて「これからはお姉ちゃんと呼んでください!」といってきて。そんな彼女の事が愛おしくて可愛すぎて仕方がなかった。この子と家族になれるかもしれないと考えれば考えるだけ胸の鼓動が高まっていく。これから俺達の物語が始まりを迎えようとしているようだ

「俺のことはこれから兄さんと呼べ。これからの事もある。あまり名前については突っ込まないようにするよ。それにしても随分の懐かれているみたいだけど大丈夫か?もし何かあれば遠慮せず言うといい。

一応は助けてもらった側であるのと同時にお前の命を助けて貰った相手でもある。できる限りは協力するつもりでいる。だがそれでもどうしても言えない事があるならば無理強いはしないし詮索もしないと約束しよう。

それにまだ幼いのにも関わらずこれだけしっかりとしている。将来が楽しみだ。だからこそ俺は少しでもこの子を幸せにしてあげたいと思っている。」と言われて少し驚いたものの。そこまで気にしていないのと。寧ろこんな小さな女の子に甘えてもいいものかと不安になってしまうが。そんな事を考える必要なんてなかったのだな この世界に来る前、いや元の世界にいる時でもこんな風に他人から接して貰える機会などほとんど無かった

「ありがとうお兄様 それと、お願いがあるのですが お兄様のお嫁さんになりたいのでどうか受け入れてください!」と顔を赤らめつつ見上げて来る彼女。

「あぁ構わないが、それじゃあお前にお兄様と呼ばれてしまうことになるな」と苦笑しながらも承諾してくれ。

「それじゃあこれからお嬢様と呼ぶことにするよ。まぁお前の事はおチビと呼びたくはないのと 呼び方を変えたところでお前はお前のままだろう? だからお前のままで問題は無いのだが、今後俺の事も好きに呼び捨てにしろ いいな?」と言われたので了承することにした。「わかりました!これから宜しく御願いします 旦那様 あぁ!でも、あの、できればお嬢様って呼ばれてもよろしいでしょうか?」

「あぁ構わん。好きな方を使うといい」

「はいっ!」

と元気よく返事をする姿が微笑ましく思うのだった そして 俺達はその後今後の事を話合うことにした。俺は異世界転生してきたという経緯は伝えずに旅をしている途中で盗賊に追われていたところを助けたのだと説明する

「ふむ、そうだったのか 大変だな」と一言呟き俺達の身の上話をしてくれることとなった。そして俺達は色々な話をしたのだった 俺は彼女に俺達がこの森に来て初めて出会った場所、つまりこの場所について尋ねた すると彼女はここがこの森の中の比較的安全とされる地域だということを教えてくれた それからは俺のいた元いた世界のことについて聞いてみたところ、やはりというべきか この世界にはそういった物は存在しないとのことだった

「それはどういう意味なんだろう?俺にとってはこれが全てだ、なのに無いというのであれば何故俺はこうして存在することが出来るのか不思議でしょうがない これはもう謎だ、謎の極みとしか言いようがない どうせ俺が一人で考えてもわからないことだ。だから今はこの世界を生き抜くために精一杯努力するよ。

まずはそのために必要な知識と力を付けなければ 幸いにも俺の中にはレベルが存在しない。

しかしその代わりに経験値という概念が存在する これは文字通り経験することで生まれるものらしい だから、そのレベルや経験値というものを手に入れる為にもこの世界で生きていかなければいけないし。まずはそれを知らなくてはこの先に進めないだろうし そもそもの話だ、今の俺は本当にこの世界で戦っていけるのだろうか?戦う力を持っていない今の現状では足手まといにしかならないのではないか?しかし俺は弱い。武器を持っていても使えないんじゃ宝の持ち腐れだろうし。

しかし俺は戦闘訓練をしたことがある訳でも無いし。武術の経験や知識があるかといえば否だ。しかもこの世界にどんな魔物が存在しているのかもわかっていないし 今の俺に必要なものは

「強さか」

俺は独り言をポツリと漏らしてしまった。

「強くなりたいかい?」

と唐突に言われたので思わず聞き返してしまう。

「俺は、俺が望むのは今よりも強くなること そのためには俺は一体何が足りていないのですか?今の自分では到底この世界の生き物と戦って生き残ることなど出来ません ですから俺は、力が欲しい この世界において俺はまだまだひ弱な存在に過ぎないのだろう それをわかっているつもりだ。だからこそ俺は強くありたいと、より強靭で もっと、もっともっとと貪欲に強くなっていくことを望み続ける。俺が今最も必要なものがそれなのだ だから俺はこの世界で強くなると、俺が俺自身が納得して俺が誇れるようになりたい、俺の力で、大切な人達を守り切れるようにしたい、 だから 俺は だから だから、俺は 強くなります 絶対に!だから俺は、だから俺はっ!だから、俺は!俺は 俺は 俺は、

「俺はまだ、俺は、弱くて何も出来ない無能なんだ。」と、そう言って泣き出してしまうのだった。

彼女は、私の前で泣く彼を抱き締めるのであった 俺は、俺は、俺の力は俺の力だけで、俺自身が強くないとダメだと 俺以外の誰かが助けてくれる、なんてことはないんだと そう、信じ込んでしまっていて 俺の身体や心は徐々に限界を超えて 壊れ始めていて。そのことに気付いていなかった。だから、 俺は、俺が俺自身を許せないでいる、俺

「俺はただ守りたかった。

皆に笑って過ごしてほしいってそれだけを願ってきたのだけど。現実は違う、いつもそうだ、守ろうとした奴らを俺は殺してる。

俺は誰も守ることが出来ないのかもしれない、いやその通りなのだろう。

結局は自分が可愛いだけだ。自分しか見えてない だから、だから、おれは、、俺なんか、死んじまえば良いんだよ!クソがぁあああっ!俺は!俺は俺が一番嫌う存在なんじゃないか!だから俺は死んでも生まれ変われるって言うのなら喜んでやる! だから俺は死にたい、消えてしまいたい。だけど俺は 俺の、せいで死んだ、殺したあいつらの分まで俺は生きる義務があるし それが、責任の取り方のはずだ。俺は俺の為に、俺の為だけに、俺の、俺の 俺のために。

俺が、強くならなくちゃ、駄目なんだよ!俺が弱いからこうなった。

そうやって俺は逃げているだけじゃないか!!!!!俺の心が折れたらそれで終わっちまう、そうなってしまったなら終わりだよなだから だから、そうならないように、俺は、俺は、俺の意思でそうさせないと行けないんだ。だから俺には それが許されるのだろうか。そんな権利が俺にあるのだろうか? いや、そう思ってしまうのが既に俺という人格の証左なのか。俺の本音。それが、 これが本当の俺だってことだよ 」

私は彼が泣いているのを見て。とても悲しくなったのと。彼の辛さを理解することができなかった いいえ、正確には私は理解しようともせずにただ自分の感情をぶつけただけだった。私のせいで彼にこんな想いをさせてしまってごめんなさいと謝ることさえ出来なかった 私の頭には何故か「君は何も悪くない」という言葉が流れ

「君のやったことが間違っていないという保証もないのに 君の責任を否定する資格は君には与えられてはいないよ でも君はとても優しい人だね。私はそんな風に自分を殺して苦しんでしまうような人にこれ以上辛い思いはさせたくないと思うから 君は頑張ってきたよ 誰から見てもわかるくらい頑張っている それに私がその証明になるから。大丈夫。君の努力を否定しようとしないから それに私はあなたに感謝しているの。あなたのおかげで私はこうしてここに居られるから。だから私はあなたと一緒にいたいし これから一緒に支え合って生きていきたいと思っています。」と言って彼は泣きながら笑ったの そんな彼を見て この人が私を守ってくれたのね と思ったから。この人はずっと自分を責め続けてきたのだろうと私は察して

「あなたの優しさが、この世界を救ってくれたのは確かだと思う だからそんな悲しいことは考えず前を見つめて進んでいけばいいの その一歩が未来へと繋がる 貴方ならきっとできるはず」

「うん わかった これからよろしく お願いします お姉ちゃん 」

と、笑顔を見せてくれたのだ。その笑顔があまりにも可愛すぎて思わず抱きついてしまったのだ

「おチビ〜!!!ほんとにほんとーによかった!!!!無事で良かった!お姉さん嬉しくて涙がとまらないの 」と言いつつ抱きしめ続けているとおチビは少し恥ずかしくなっちゃったみたいで顔を赤くしながら俯いていた。でも おチビの温もりを感じているとすごく安心出来るというのもあるのかな でもお父様には感謝の言葉だけでは収まりきれないほどの恩が出来て だから少しでも早く会えるように。

この子の面倒を見ている間に

「よしっ!じゃあお姉さんがお世話の仕方教えてあげる!お風呂に入るところからご飯の作り方まで全部!」

「うん!お母様に会いに行くためだもん!」

こうしておチビの修行が始まったのである!おチビは最初おトイレのやり方から練習していったんだけどやっぱりおチビにとってこれはかなりの試練のようだった。それでもなんとかやりきる事ができていた。おチビにはお友達が必要だということになり早速おチビと仲良しになってくれる子と会いに行った。おチビの住んでいる家には実はもう一人だけ子供がいてその女の子がおチビのおともだちになってくれた!その子の名前は

『ルー』というらしく

「お名前を教えてくれませんか?」

と尋ねると

「いいの?わたしと友だちになっても 」

と返されましたが すぐに元気良く

「はい」と返答していました。そのお陰かお二人の関係はすこぶる良好で今ではお互いに名前で呼ぶ程には仲良くなっていました お食事については元々料理が出来る方だったので教えることは無かったのですが、家事があまりできない子なのでその辺りを少しずつお勉強中です

「お姉様の好きな食べものはなんですか?」と尋ねられました。「ん〜とねぇ プリンとケーキだよねお父様が買ってきてくださったものは凄く美味しかったし、お城ではお菓子作りをする機会もあったの 」

「そうなんですね あ、そろそろ戻らないと心配してしまっているかもしれません」と言われ、急いで戻ります。お庭に向かうと もう一人少女がいらっしゃいました。この子は私の妹のような立場になりますが この子も奴隷商によって売られるところをおチビが救い出した子です。この子が産まれてからまだ間もない為お母様には抱っこをしてもらっています。この子が寝ている間 妹はとっても大人びています。この世界に来る前に「年上の方が好きなタイプ」とかいうものを聞いたことがあり、その所以からなのか。

それから暫くして私は「あぁこれは夢なんだわ。目が覚めたらいつも通りの日常が始まるのだ、と。目を開けても何も変わらないんじゃないか、と思っていたが目の前の光景がそれを変えたのだ。俺の目の前に現れたものそれは見覚えのある女性

『クレア そして見知らぬ子供と赤ん坊』がいたのだ、俺達は互いに驚き合う中真っ先に反応したのはやはりクレアだ「おかえりなさい」と一言、そう言った後俺の手を引いて子供達の前に立ち「こちらが旦那様ですよ 初めまして。貴女が産んで下されたのですね。無事に生まれてこれて良かった。よく頑張りましたね。」とその女性は涙を流し始めたのだ。その女性が「クレア 」と呼んだのは紛れもなく、俺の母親なのだ

「ありがとう。お母さん 私を助けに来てくれて、ここまで育ててくださり 」と伝えると母は涙ぐみつつも優しく笑って応えてくれた。すると「あら 自己紹介がまだでしたものね、改めて申し上げます私は アスタ=アルベインといいますどうぞ今後とも末永くお願い致します。」と言うと「はい。勿論、宜しくお願いします。私からもひとつ言わせて下さい、この子を命をかけて守り抜くことを誓います。」

と告げると「ふふ、そこまで仰られてしまえばこちらも何も言い返す事などできなくなってしまいそうですが。わかりました、貴方に託しましょう その覚悟は本物と見受けました。それと私のことはもうママと呼びなさって結構ですので」「え、それって、あの、はい、分かりました じゃあ 俺の方はお父さん、ということで呼ばせてもらいたいと思います。俺のことも一輝と呼んでください それで構わないので。」そう伝え終わると同時に「うぅう、、、、、、ぐすっ、うえぇえん、ひっくひっく うわぁあああん、こわか、かったの、さみしかっ、たん、だよぉ、う、、ぐしゅ ぎゅっと、してほぢぃ、の パパァ、ぱっぱ!だいじなの、すき、、なの!もっと、、たくさんあまえたいな、、の!」

と今まで堪え続けていたものを全て吐き出していた、俺は、、その言葉を遮るように力強く彼女を抱きしめ 俺の顔のすぐ近くにあった頭に口づけを落とし、耳元に口を近づけるとこう告げる 愛していると。その後俺はもう一度強く抱きしめる、今度は背中に手を回してくる、、彼女の手が震えていることに気づいた。彼女が泣いている理由が怖かったからというだけでなく俺との別れも意識してしまっていたのではないかと感じたからだ その事に気付いてあげられなかったことを申し訳

「大丈夫。離れていても君を愛する気持ちは変わってはいないし またいつか必ず再会する事ができると信じてもいる。」と俺の想いを伝えたところで彼女も俺も落ち着くことができた。そこで

『赤ちゃんを抱きかかえてみないか?』という質問に対して 是非お願いしたいとの事だった。そこで俺は『ステータス ベビーベッドLV.EX』を発動させた。その結果俺の視界は赤一色に染まってしまった。

『ステータス』と唱えた時に出てきた画面が俺が触れなくても勝手に動き出したのだが

『新しいスキルが解放されました』という声と共に現れた『鑑定眼LV.EX』という文字

『ベビーベッドLV.EX』の効果の一つらしいがとりあえず発動させる

「名前は?何というんだ」という問いかけに答えようとするが

『言葉が出てこなかった。』その違和感を感じた直後に 俺は『ステータス』と唱え

『鑑定眼LV.EX』を使用した するとそこに書かれていたのは衝撃の真実であった。

「お兄ちゃんの赤ちゃんなの?」と言われたが俺は慌てて違うと答えた。この子は正真正銘自分の子供だと。だがその言葉で確信を持った。俺達家族は皆『異世界転生者』であり俺は『魔王の息子』として生を受けたのだと知った。しかしここで疑問が生じた、『どうしてそんな事が分かるのか』ということだ。そう思っていると脳内に謎のナレーションが流れる

『この度は我が世界にお越しいただき誠

「はいストップ!!」

この謎の現象により強制的に中断される謎のアナウンス そしてこの世界の現状やらこれからについて説明してくれた。簡単に言うとここは剣も魔法も存在する世界 地球で言うところのファンタジーゲームの世界のようなものだ。レベルが存在しない代わりにスキルと呼ばれる特殊能力が存在していてそれを活用していく必要があるということ。

この能力は努力次第でいくらでも成長する

「成長限界」というものは存在しないようだ。ただし魔力量は才能に依存するので訓練も大切だそうだ ちなみにレベルとは『魂の格』を示すものであり 経験値が一定に達することで上昇することができるという 例えば『一般人が一とするならば』

「勇者の素質を持っている者は百になる 」という

『一般人が一生かけて経験を積むことで獲得する事が出来たであろう力量を十とすれば』

『英雄の器を持つ人間は千万に到達するだろう』

「だが」という言葉が続くが、つまり『一般人が1の努力をしても10にしか至らない が100の才を持ち得れば 10000000』という

「じゃあこのお兄ちゃんが持っているような能力なら」と尋ねられたが

『この少年の場合は特別だ。何故このようなことが可能になったのかは謎に包まれている』とのこと まあい

「いずれ知ることができるでしょう」と言っておいた。それから

「まずはお父様に挨拶をしたほうがいい」というアドバイスを貰ったのでそれぞれ 別室へと案内されていた

「この子の名前は決めてあるの?お姉様」という 質問に対する返答を待っていると 《個体名『シオン』の名付け親となりますか?Yes/No 》 突然の出来事だったため驚いてしまったが

「はいっ!私がつけさせて頂きます」

というわけだ。しかしどんな名前をつけてあげたらいいか分からないというと「じゃあ私の付けて欲しい名前を言ってあげる」と言われたので最初に言われたのが『ルナ』だった。

その名前は何故か聞いた瞬間ピンときたのでこの名前をつけたいと申し出る「可愛いから」だそうだ

「よしっ! お風呂に入りに行こう!今日からしばらくは一緒に入るよー 」といってくれたので 嬉しさでいっぱいになってしまった。その日の夜に俺は一つの結論を出すこととなる

「このままここで生きていくことにする!」と、

「な、なんと!? まさかそのような事を言われると思っていなかったのでかなり困惑しておりますが 本心なのですね?」と尋ねられると しっかりと返事をする すると

「かしこまりました あなたを全力で支援しサポートしていきたいと思うので 今後もどうかよろしくおねがいいたします 」と言われるので俺も感謝の意を込めてお辞儀をしたところ お姉様が近づいてきて、そー

「ちゅ♡ 大好きなお兄様!これってどういう意味かわかるかな?私からの親愛の証だよ♪」

と頭を撫でてくれる この子にはお姉さんのように接してくれてるからすごくありがたい それどころか母と娘のような関係を自然と感じている自分がいた そこでおチビからの提案を受けて3人で寝る部屋を作って欲しいと頼むと「もちろん喜んでお受けします!このくらい朝飯前です」と言い 本当に造って貰えた。

翌朝から一緒に勉強することになったのである。そのあとに この国を案内して欲しいとおねがいしたので了承された

「私もこの子の成長に少しでも力になれればいいな 」と思っていた矢先 あの人が来てしまった

「お前らなにをしている?」

俺達の関係性を見て怪しんでくる男 その男が発した言葉によって状況が一変しることとなるのであった。

(さすがの俺も焦ったぜ。あの時は 俺達が親子だってばれちまうと色々と不都合が生じそうだったんだ)

「ふ~ん、、、まあ良いけどな、、それよりなぁ、昨日は何をしていやがんた?こっちは大変な目にあって大変忙しかったんだぞ。それなのに呑気に女とイチャイチャしおって ふざけるな それにそこの男は誰なんだ!説明をしろ!!!」

俺はそこで初めて気づいた

(こいつはもしかするとクレアを、狙ってんじゃねぇか?)ということを そこですかさず俺はフォローする

(俺に敵意はない!信じてほしい!)と、すると

(私を信じるかどうかはこの方の判断に委ねましょう。もし私達に害を為そうとするようでしたら、私に考えがある)とクレアから伝えられていた そこで俺は「えっと、実はこの人は」といいかけると

(ごめんなさい。やっぱり

「俺が話させてもらう!」)

(おい!何を考えてる!俺が全部説明する)

(いえ、お任せください)

と伝えておき俺の話を聞いてもらう

(あの方は確かに凄腕の騎士なのでしょう。それは事実に間違いありません。あのお方の実力を測れるだけの余裕がありながら勝てないと直感してしまう程に強い、だからこそ今はあのお方に全てをお話しし協力を求めます)

(あの男の力は本物、、なのか?だが信用できるかどうか、、)

(貴方を信じて話を進めて参ります。お許しください)

(まあ、わかった)

(あの人のことをよく知る人は少ないんですが その分有名なのです。彼は騎士団

「黒豹隊」隊長 名をレイス=アークレイド。その昔、魔の森の奥深くにて たった一人で暴れまわっていた悪魔 サタンを討ち取りこの国の平和に貢献したと聞いています。その時の活躍が認められ王城に招かれたそうですがその数日後 突然姿を眩ませたという話があるほどです 彼の噂を聞いたことがあるものはほんの一握りしかいないため信憑性が高いのが分かりやすい例でしょうか しかし私は彼に一度救われています。命懸けで。その出来事のおかげでこうして生きていられています ですから、、、お願い致しま「そこまでにしてもらえるか?」

そう伝えると そのタイミングを狙ったかのように突如扉が開き入ってきたのは白髪に鋭い眼光が特徴的な

「父上、失礼いたしました」

どうやらこの少年の父親とのことだった、その後俺は彼と会話を交わした 俺はこの時 彼こそが本当の黒幕だと気づくことはできなかったのだ しかし 俺はこの時点で 彼が敵であることに気付くことができなかった そして今まさに最悪の展開を迎えようとしていたのであった

「初めまして、私があなたの父親 つまりはこの国のトップに位置するもの シリウス アデルフォンと申します」

俺は少し驚きながらも冷静に振る舞う

「こちらこそはじめまして、僕は

『黒須 蓮矢 くろすれんや』と申

「ちょっとまって!!」」

俺が名乗りを上げようとしたところ遮るように声を上げた少女がいた

『黒峰

「待ってくれ!!まだ自己紹介はさせないぞ この子が今俺の一番の宝であり大切な存在

『姫野 真夜 ひめのまよる』

俺の愛する妻だ そして俺の娘だ 」』

俺の言葉に驚く一同であったが構わず続ける

『彼女は今妊娠している それも臨月の

「もう産まれてしまうかもしれない」という状況なのだ そのため俺と彼女だけで行動させていたが

「最近になって妙なものが現れたという報告があってね」

『俺が確認するために急いで戻ってきたんだよ』

そういうことだった 』

そこで

「では、そちらの女性のことは」と問われたので答えると

「その子のステータスを見させてもらってもいいかな?」

「はいっ!!わかりました」と答えたがここでまた新たな問題が発生。この世界の鑑定のやり方がよくわからない そのことを告げるとすぐに対処法を教えてくれた まず眼鏡をかけて読み取らないとその人物がステータスを確認することができないらしい。それに加えスキルは使用することができないそうだ そして眼鏡をかけられる者は 王族のみとされているとのこと つまり眼鏡をかけることのできる人物 そしてそれが『国王陛下の子供』であるという条件を満たすことになるのだが

『残念だが 現時点ではそのどちらにも該当しない よって眼鏡をかけられないというわけさ 』

しかし眼鏡をかけてステータスを見ることが出来るということは『特別な何か』を所持することと同義らしい

『ステータスオープン!』

すると文字が目の前に浮かび上がってきた そしてそれを読み上げる

「名前:レンヤ

性別:男

年齢:15歳(0年と4ヶ月と5日目生まれ)

Lv1

筋力:2550/2570

敏捷:2900

器用:4000

体力:2000

魔力:5020 固有技能【成長速度上昇】

種族固有特殊魔法

称号:勇者、英雄候補 神童、英雄の父 、神の使徒」

そう告げるとその場にいた人達に衝撃を与えていたようだ。当然だよね、いきなりレベル1で筋力と敏捷が500超えなんて普通じゃないもん。そんなことを考えていたが 次の瞬間にさらなる追い打ちがかかるのだった なんとそこには俺の予想を遥かに上回る結果が出てしまっていたのだから

「これはっ!!一体どういうことだ!!まさか

「そんなバカな!! この子の固有魔法の中に 《英雄召喚》があったのですか!? 」」と そんな話を聞かされても困ってしまうので事情を尋ねてみるとなんと驚くべき返答が来たのである

『俺も何が何だか分からなかったんだが ある日を境に急

「お父様!それに関しては私に話させてください!」」

「あっああ分かった 頼んだぞ」

『えっ?』とつい口から出てしまいそうになった まさかここで娘が登場とは思いもしなかったのである。しかも俺より小さいし見た目的にも俺の方が父親感あるよ??と、内心そんな事を考えていたのも束の間であった。そして彼女が語った内容をまとめると 彼女の父親はこの世界でただ一人の存在、

『女神から加護を受けた存在』としてこの世界では崇められていたらしい しかしそのせいもあってか周りの貴族から妬まれ続け、ついには暗殺されてしまったのだという。それからしばらくの時が経ちこの子は俺達の世界に流れ着いていた そして運

「私、私、うぅー、うわぁーーん!!!」」」」

「な、泣かないでくれぇ~頼むから、お、落ち着くのだよ??お姉さん?」

泣き出した彼女をなんとかして宥めようとするも全くと言っていい程効果がなかった そんな中、お姉さんは俺の方を見ながら言ってきた

『こっちへきてくれませんか?』と、、 おずおずしながらも近寄ると 頭をそっと抱き寄せられた、するとお姉さんはそのまま俺にこう語りかけて来た

「この子にこんな悲しい過去があるのよ。だからあなたには守ってほしいの!あの子をずっとそばで見てあげてほしい!あの子の心の拠り所となりあの子の悲しみを共に分かち合えるような関係に!どうかお願いします」

(俺が支える、、?俺で、、、本当に?)

(あ~、、、 ま~

うん。俺で良ければ! でもさ、正直不安しかないけど それでも俺は俺にできることをするだけだ。それくらい

「やらせてもらうぜ!!」)」と応える それからしばらくの間は

「ありがとう 感謝する」

と何度も繰り返し言ってくれたのだった。

ちなみに今の俺はレベルが上がったことでステ振りが出来るようになっておりそこに能力値を振ることができるようになっていたが俺は迷うことなく彼女に全てを分け与えたのであった。

そのおかげで俺は力を得ることとなる レベルを一気に上げてからの俺のレベルはMAXになっていた。そこから俺はレベル上げと平行して、剣を習うべく師匠を探すこととなった。そして俺は偶然にも一人の女性に出会うこととなる。その女性は黒猫の獣人で耳と

「おぉ~、もしかして

『鑑定 クロネコ』っと、おお!!これか!?おっ!やっぱり当たりっぽいな

「はい、私があなたの師匠です これから宜しくお願いします」」と この人はこの国の第二王女でありながら冒険者をしていた 俺は彼女と行動を共にすることになる。

しかし、俺はこの時の彼女について詳しく知らないのでこの先 とんでもない展開になることを知らずにいた 俺と真夜はこの国にある王城に来ていた。というのもここの女王に会う必要があったからである 俺はこの国の王との対面を果たす為にここまでやって来たのであるが まさかそこで予想外の出来事が起きるとも知らずにいるのであった

「この者が、我が息子か?」

俺はこの女王がどういう人物なのか分からないが とりあえず挨拶をしておいた

「はい、私の名はレンヤと申します」

すると

「そうか 私はこの国の第一皇女でもあるのだ 気軽にアリスと呼んで構わないぞ」と返されたのだがそこでまたしても意外な情報がもたらされた

(えっ、この国の姫ってことは真夜の義理の姉にあたるってことでしょ?)と考えると途端に疑問が湧いて出た

(なら どうして真夜に冷たく当たる必要があるのか?)

(それには理由がちゃんとあるのです)と伝えてきたためその内容を聞いたのだ。どうやら、そもそもこの国にはあまり血族という概念が存在しないらしくこの国では強さが全てなのだそうだ その為、この国の姫であろうと強くなければ蔑まれるという過酷な状況が続いているそうなのだとか。その話を聞けば

「ええ、その通りです。現国王も先代もその前ですらそのような風習が残されていました。しかし今ではだいぶ変わりつつあります。特にあの方が現れてからは」

(あの方っていうのは誰のことなんだろ?それよりも その言葉を聞いて確信できた

「つまり、あの子が原因ってわけか。それはあの子がこの国の王族の中で最弱だったということ。そしてその理由こそが あの子とその母親が奴隷であったことに起因する。あの時あの二人は俺と一緒に行動していてね。その途中で奴隷商人と遭遇したことがあった。俺はすぐさま駆け付けてあの女の子を庇ったんだけど その時はどうすることも出来なかった。ただ助けを呼ぶしか方法は無かった。俺は急いでその場を離れてあの二人が無事に逃げ切れるかどうかを見守っていた。そのあとは俺自身追われることになってしまった。」

と、ここで少し話がずれてしまうが、この世界での常識的なことについて教えてもらえることになった。この世界は基本的にお金の数え方は日本とほぼ一緒なので助かったが 俺の住んでいたところとは違い貨幣が違ったりする。

銅貨、銀貨、金貨、白金貨といった具合で価値が高くなればなるほど大きさが変わるのが基本のようだ 他にも魔貨と呼ばれるものもあるらしい 魔素濃度が一定量を超えると稀に出現するらしい なんでも

「魔素」は空気中に存在するものであり魔物が生まれる要因となっているそうだ そのことから考えてみて欲しい、つまりは 魔の森のような場所に行けば高確率でモンスターに遭遇する可能性が高い

「そういえばこの世界にきて最初に俺達が遭遇したゴブリンはどうやって出てきたんだ?」と思い質問してみると

「恐らくダンジョンでしょうね」と、あっさり答えられてしまった しかも、かなり難易度が高いところだったみたいで。

ま、そこは一旦おいておこう。とにかくこの国は強いものが一番上に君臨することができるのだということ そして、この国からすれば俺は邪魔ものでしかなかった そしてこの女帝はその事に気づき始めていた なぜなら俺はこの世界で初めてレベルが5まで上がった時に レベルが上がりやすくなっていることに気づくことができた つまり、レベルが上がっていく

「俺の強さに脅威を感じた」ということになるのだろう そして今に至る

「お前は何のために我が国を訪れた」

「この国の頂点に立つ貴様に問おう」

「我の求めるものは強者である」

「もしも仮にこの場で戦って俺を打ち破ったとしても きっと俺が求めているものとは何もかも違う気がしている。ならば戦う意味もない」

俺はこの女帝に勝つことが出来た。俺自身の力ではない これはあくまで俺の武器の力

『黒龍王の刀』の固有技能《全状態異常

「麻痺耐性」》の効果が発揮されているからに過ぎない もし、これをこの女帝の首に当てていなければ 間違いなく敗北していたであろう しかし彼女は俺の言葉を待っていたかのように、まるでこの結末を理解した上で俺の問いかけに答える

「良い。確かにお主が言っていることに間違いはない。

だがしかしお主が求めているのは その先にこそあるのじゃろう?ならばそれを妾に見せてくれるのが最善策と言わざるをえんの うむ やはりお主にはまだまだ強くなる見込みがありそうじゃのう」と、俺を見据えながら言った 俺はこの日から数日に渡って修行を行うことになるのであった それから俺は毎日、彼女の稽古を受けることになった

「では、始めるとしよう。覚悟せいよ 手加減なぞせんからの!」と言い放つ そして俺はひたすらボコられた なんと 一撃でも貰えば即死確定の攻撃をしてくるので受け身を取るだけでも精一杯だった。しかも、俺はまだ自分の魔法もまともに使えなかった。だからこそ俺は彼女の言うとおり死ぬ気で食らいついていかなくてならなかったのである

「ほう。まさか この短期間でそこまで至るか。ふむ 面白い奴だ どれ一つ試してみるかの では次で終わらせる」と言った瞬間 一瞬にして間合いが詰まる。咄嵯の判断でガードするが威力が殺しきれないために後方に吹き飛ばされていく ズサアアッ と地面に身体を叩きつけられたが、なんとか立ち上がるとそこには 拳を構える彼女が待ち構えていた。

(え、えぇ~?まだ終わらないのか?もういいじゃん、流石に無理だって!!あれ、ちょまっ!マジ?嘘でしょ!?おい待て、待ってくれ せめて

「あ、ちょっとだけタイム!!」

「ぬ?何用だ」と俺に向かって聞いてくる そして俺は息を整えると、俺からの提案を持ちかけた その内容はシンプルであり俺自身が持っているスキルを使うにはどうしたらいい?という内容だった

「なるほどのう そういうことか。お主なるほどな。」と納得しながら説明してくれた まず俺には俺だけのステータスがあることを教えてもらった これがそのデータな?というと 俺の目に飛び込んできた情報はとんでもないものだった

(まじか。こんなものが俺にあったのかよ そりゃあ 今まで苦戦してこなかったわけだわな)

そして俺はこの世界のシステムや、スキルなどの仕組みなども知ることとなった。だがそれだけに留まらず、なぜこのようなことが可能になっているのかについてもしっかりと理解することができた

「俺の世界にはこういったシステムはないしな」とは思ったものの 俺は「そんなもんはどうでも良かった」。何故なら俺は俺が思うままのやり方を突き詰めていくことが何よりも楽しいと思っていたからだ そしてここから先は実践してみないことには何も分からないということで早速始めようとしたのであるが、当然の如く相手になってくれる人がいなかったので仕方なく俺と模擬戦をすることになった その結果俺は レベル1のくせに強いやつと認定される始末だ こうして俺は日々成長していくのであった。

「お疲れ様」と労う声がかけられたため 俺は視線を目の前の女の子に向けた この少女はアリエルという名前だ。俺はこいつと仲良くなり、この世界における一般常識について

「勉強中」だったりするところなのだ 俺達は互いに自己紹介を終えた後は色々な話をした。その中でわかったことがあるのだが、どうやら彼女もこの世界に転移してきたばかりだそうなのだから驚きだった。

ちなみに彼女は獣人でありその中でも珍しい猫型とのこと さらに 彼女は冒険者として生計を立てており俺も似たようなものだと話した どういった経緯でそうなったのか?というのは割愛させて頂きますが、とりあえず今言える事はお互いに同じ目的を持っているという事だけだった。ただ、俺達の間には共通点があるのだが俺の職業は未だに分かっていないという状態であるのに加えてステータスに関しては一切不明のままだ この事から俺達の関係性については

「仲間だと思われていないのではないか?」と思われる方もいるかもしれない しかし断じてそうではない それでは なぜ このように関係を深めているのか?と聞かれれば「俺とアリエルは友人関係にある」ということだ それも、この世界では友達と呼べる相手が一人しかいないのだ。故に二人で一緒にいる時間が増えた。というのも俺と彼女はよく行動を共にしているということだ しかし俺としては別に彼女と付き合っているわけではないし恋愛感情を抱いている訳でも無い 単純に仲が良いだけである。

ただ俺にとって異性は真夜とアリエルだけであり 真夜には恋心のようなものを抱いていて 彼女にだけは嫌われたくないと思っているのだ そのため、もしも何かしらトラブルが発生した際、この二人以外に頼る人がいない という現実に直面してしまっている

「そなたたちは恋人同士なのか?」

突然、横槍が入るように話しかけられる

「いやまだ違うけど 俺はいずれその先の関係になりたいと考えているぞ」と答えを返すとアリエルの方からも同じように返答があったようで嬉しくなる 俺は彼女を好いているのかと言われればそれは否めない むしろ好意を抱くどころか依存し始めていると言っても過言ではないぐらい俺は彼女のことを信頼し切ってしまっているため今後どのようなことがあろうとも俺は絶対に離すつもりはない

(あーでもさっきの話を聞く限り俺は 本当に運に恵まれているんだなと思うよなぁ。俺にとっては当たり前でも 他人から見たらあり得ないレベルの幸運値を誇っているしな)などと思いながら話を続けている最中のことだった

「お主は確か異世界より来たと言っていたな?というわけで 一度妾と戦ってもらえないだろうか」と急なお誘いをいただいた。俺としても興味のある話題だったので断る理由もなく「構わないぜ」と返した すると 彼女は「では」といって構えを取り始めた どうやら最初から全開フルパワーでのようだ。ま、全力を出さない俺にイラついてしまったのか、それともただ単に興味を抱いた結果なのかどうかまでは知らないし聞くつもりもない。どちらにしろ、やる以上は手を抜いて相手をする気は無いためこちらも本気に切り替えようと思い《魔眼》を使って彼女の力を探ろうとしたが、

(?どうなってやがんるだ?この

「ステータスは見えなかった 俺のレベルは100だし 相手の能力が分かるようになるはずなんだが)と考えながらも俺は攻撃のタイミングを見極めるため 観察に徹しることにした 俺が何も行動に移さなかったのが不服そうだったために攻撃をしても良いということを伝え 戦いを始めたのであったが 結論として、俺は負けてしまう 理由は至極単純。俺に「勝機がない」

俺の攻撃手段といえば全て剣によるもののみだ それに対して 彼女は素手で攻撃してきている その時点で俺の敗北は決まっていたようなものである 俺自身、武器を使った経験が殆ど無いし使う必要が無いと考えていたために、そもそも この「黒龍王刀」を手に入れる前までは「剣術なんて使えない」状態だった

「まあ この勝負は仕方の無いことであるのじゃがな」

どうやら向こうさんにも考えはあったみたいだ。というより、彼女の狙いは「俺に「強さというものを見せてもらう」ことらしい。「妾が直々に手合わせするのに相応しい存在であるか見極めてもらうための試練のようなものだと認識してほしい」と言われた

「妾は この世界に召喚された時以来、誰にも負けることはあり得んと思っておったがあの小僧を見て確信に変わったわい」と、少し懐かしむような表情を浮かべつつ語っていた この日をきっかけに俺の修行に新たな人物が参入するのであった。

どうせまたあいつが入ってくるんだろとか思っていた時期が俺にもあり

「やっぱりな」

と内心思いながらも顔に出さずに

「それで?今回はどんな要件で来たんですか」

「お主、今から妾と共に訓練をしようではないか」と返ってくる。彼女は戦闘大好き人間なので、暇なときは大抵 どこかの誰かと喧嘩していることが多い。だが 最近は この国の女王となったせい

「あまり頻繁に戦ってはいられなくなっってしまったんじゃ」との事だ

「じゃあさ なんで俺なんかと一緒に稽古をしなきゃいけないんだよ」と 問いかけてみると、その理由を語る前に、とあるアイテムを取り出してきた 《ステータスカード》と呼ばれるもので、自分の能力を数字化したものが見られる代物だ ただしこの世界で生きる者たちは、誰ひとりとしていない。何故なら ステータスオープンは誰もが扱える魔法ではないためだ。そして この《ステータスカード》にはある特殊な機能が備わっていると、この女王は語る どうやら俺の持っている《黒龍王の刀》も特殊技能を備えていると睨んでいるようだ。

俺の持つこの「黒龍王の刀」は《固有

「ユニークウェポン」能力を持っており 俺だけがこの効果を知ることができる。つまり他の奴らは、どれだけこのスキルの恩恵を受けようが 俺と同じことはできないということになる 俺の場合は【スキル】も装備されているため 実質二倍の性能を持つことが可能だということも教えてくれた これは凄まじい情報だと、この場にいた皆が思ったに違いない

「なあ その能力とは何なんだ?」

と問い掛けると、

「ふむ。まずはこのスキルの能力についてだが この『成長補正』というものだろう。どうやらこの能力はステータスを数値化して上昇させるといったものなのではないかと 思っておるが実際のところはよく分からぬ」

との事だった。

俺にはどう考えても 超高性能な武器にしか思えなかった 実際に「成長補正」というのが どういう意味を持っているのかは不明だが おそらく その言葉通りに受け取ってもいい気がするので、そうすることにした

(てか ステータスが上がるってだけでも十分にチートなんだけどな

「成長率アップ」とかどんだけぶっ壊れてるスキルだよ全くもぅ)

「んで?俺の訓練相手に立候補してきた理由は結局何なんだ?」と改めて質問をするのであった するとこの場にいる者達から「是非お願いします!!」

と言われる始末である。

俺は どうして俺が選ばれたのかについては疑問を感じないわけではなかったが特に気にせずに受け入れた

「俺が強くなれるのであれば何でもやってやりましょうよ!」と言ったからである そして俺は彼女に連れられて訓練所へと向かい

「よし。ここならば邪魔者も入ってこないだろう。では早速はじめよう」と彼女は言い放ち いきなり かかってこいよと言わんばかりの態度を取るため

「分かった。本気でいくからな」と言い返し 一気に加速をして斬りかかった

「ほう なかなかの反応速度だ」と言うので「そりゃ どうも」と軽く流しつつ攻撃を仕掛け続けた。それから数分後には俺は地面に伏しており 彼女も俺同様に倒れ込んでいた。俺には彼女がどうやって俺を倒したのかが全く分からないでいた。そんな様子を見かねたのであろう 彼女は俺を起こそうとするのではなくそのままの状態で会話を始めた どうやら彼女は

「お主にはまだこの世界の理を知らない。だからこそ お主と手合わせしてみたく思ったのだよ」と 答えてくれていた そこで俺は一つの事実を突きつけられることになる どうやらこの世界には 《HP(体力ゲージ

「ヘルスポイント」というものがありこれが0になった瞬間に死に至る。逆にこの世界で死んだものは生き返りません。要は蘇生不可能。

《MP(魔力値

「マジック」と呼ばれる力を使うことが出来るが これの上限には上限が存在するのは先ほど言った通り。このステータスは個人差はあるがレベル1につき5が最大だと言われており。それ以上になるともう計測不能になる為 限界値というものがある この「HP」と「MND」(精神値

「マインドポイント」のことを指し示す。これを「10」にすることがこの世界に生き残るために必要な最低条件でありステータスは「1000あれば最強になれる」と、言われている。因みに俺のステータスは平均的に見て「3000程度だ」と言われてしまい絶望してしまう。この数値はあくまで一般的なものだ。しかし、この世界に来てまだ間もないが 俺は何度もモンスターと戦ったことがあるし「ステータスはそこそこ上がっている筈だ」と思い込んでしまったが為に、この「2000オーバー」の数値を叩き出してしまった

「嘘でしょ?」と

「お主の言っていることも無理はない 本来この世界に生きていける人間は この世界の生物よりも強くなければ厳しいのだ。しかし 例外がある。それはこの世界に呼ばれた「勇者候補」達の存在だ。あれらには通常より遥かに優れた素質を持って生まれてきているはずだからのう。だから安心してくれよのう。妾とお主ならもしかすれば互角に近い状況を作り出すことも可能かもしれないからな!頑張ろうではないか!お互いによ」と言って励ましの言葉をかけてくれた彼女はやはり優しい人なのだなと感じたため俺は素直に従うことにした そしてこの後 彼女は更にとんでもない事を口にしたのだった 2話目にしては長い内容になってしまったが許して欲しい ただ単純に長々と書かないと読む人のことを考えると少し申し訳なくなるのである それと この作品の

「あらすじ」「本文」「キャラ設定」

を見直しながら書いているのですが「このシーン どこだっけなぁ〜」となって探しまくったりしている時に、ついつい読んでしまう作品があるので、皆さんはどうでしょうかね? ちなみに私はよくやってしまう方です笑 俺の身体が動かないのを見て アリエルが俺のことを心配してくれたのだが。どうやら 俺が動こうとしなかったので痺れを切らしてしまい、強引に引っ掴んできた。そしてそのまま何処かに連れ込もうとする 俺は何をされるかわからないため必死に暴れた。すると、今度は別の男の声が聞こえてくる。

「やめなさい」

「はい、陛下」

声の主は

「リーシャ」だ。この国で一番偉い女性であるのと同時に俺の命の恩人でもあってくれた

「さっきから見ていましたが貴方たち二人には実力の差があり過ぎます。いくら彼があなた達の知り合いだとしても このような扱いをすることは許し難いことです。よって罰を与える事にします」

と口にしていた。どうやら俺に対して怒りを覚えてしまったらしいが 正直 俺は別にこの人たちと知り合いでもないし ましてや助けられたことなんて一度もないのでこの気持ちは本当に嬉しいのであるが、ここで変に逆らうよりはおとなしく従っておいたほうが良さそうだと思ったので 素直に従っておくことにする。それに「この人たちは一体誰なんだ?」という感情のほうが

「今の状況が気になっている」という意味を含めて強い。そのため 今は黙っているしかないかと判断する。

その後、俺たち二人は別々の部屋に閉じ込められる事となり俺は一人で考える時間を得る事が出来た 色々と考えてみたけど 結局のところ

「この国は信用出来るのか」という点に絞られる。しかし それを決めるには早すぎるのではないか?とも考えたりしているためもう少しこの場でじっくりと様子見をしてみるべきか と考えているとドアの方から ガチャっと音がしたため急いで警戒態勢を取り、扉の方に目をやる。そこには、この国の兵士たちがいた。だが どうにも様子がおかしいと感じてしまうくらいには普通ではなかった

「お迎えに上がりました」と言われて ついていくこと

「おい、貴様!なぜこんな場所にいる。お前のような下民が入れる場所ではないぞ!」と言われ俺は「ちょっと、道案内をしてもらっていて」と言った 兵士は何かを考えたあとで「仕方が無い」とだけ言うと そのまま何も言わずに歩き出したのでそれに着いていくように歩いていると 大きな部屋にたどり着いたのであった 俺は中に入るなり その大きさに見入ってしまった。この空間の広さは異常とも言える程に広く感じるが、それよりも目を奪われて仕舞うのが、この部屋に存在する全てのものがとても美しいということだろう。そして俺はある違和感を感じたが直ぐに それを打ち消すかのように兵士が喋り始めた。

その内容は、

「今すぐ此処で死にたくなかったら大人しくしていろ。抵抗したり逃げ出そうとすれば即座に殺す」というものであって俺は少し戸惑ったが、「はい、わかりました」とだけ告げて従う事にした すると兵士達はこの国に害をなす可能性がある存在を排除する必要があるらしく俺は拘束されてしまう事になる その後すぐに俺の手足は縄によって完全に縛られ 首輪のようなもので強制的に繋がれてしまう事になった

(え、ちょっ待って?どういう事だ?この感じ、まさかとは思うんだがこれ 奴隷みたいなもんか?てことは俺はこの人達にとって邪魔でしかなくて殺した方がいいと思ってるというわけか?まあ でも俺は元いた世界じゃ虐められてきた人間だし。殺されそうになったところで別にいいか。それに俺

「無詠唱魔法」とか使えるし多分どうにかなるだろ!うん!)と考えていたが実際問題として「この状況はまずい気がする」というのも確かな事で 何とかして逃げる手段を見つけ出すしか無いかと思っていた矢先のことである

(ん?なんか揺れてないか?)と思うほどの大きな地震が起きるような気配がして思わず身を低くさせてしまうほどだったが

(なんなんだ今の?)と考えを巡らせていたときに突然目の前に現れた謎の人物に声をかけられてつい反応してしまう俺

(なんだよコイツ!急に現れやがって!!)と思ったがとりあえず会話を試みることにしたが何故か俺の意思とは裏腹に口が動き出し言葉を発していく

(ん〜あ〜なんだこれ!?頭おかしくなるんですが!!!)という疑問を抱いているうちに俺はその人に話しかけられていたようで「お久しぶりですね一輝君。元気にしていまs ブチンッ!! 頭が割れるような痛みに襲われたため 途中で意識を失うことになり 目が覚めると またも見知らぬ部屋のベッドに横たわっていたのだった 3話で終わってしまうのもあれなので 4話を明日の夕方頃に上げたいと思っているのですが出来たらよろしくお願いします。(

* * *

́ω' *)

「起きられましたか」

「ここは一体どこだ!」と質問をしたはずなのになぜか自分の声では無い誰か他の人物がしゃべったかのような錯覚に陥ったため 自分が自分でない感覚に襲われているのを感じていた

「今はまだ眠っていてください」と女に言われた俺は 何も言い返すことが出来ずに

「そうですか、ならそうしておきましょうかね」と答えた後に、もう一度眠る事にした しばらく時間が経つにつれて、ようやく頭の調子が元に戻ってきてくれて正常な状態で考え事が出来るようになった頃 改めて現状を確認することに決めるのである。

だがまず初めに思った事は

「やっぱり俺じゃないな」というものである そもそも俺の身体が俺自身のものではない。

だがしかしこれはこれで悪くはないと思えた 何故ならば 俺以外の奴が「異世界」に来て好き勝手できるのだから これでもし、もしも仮に、もし この身体の持ち主の人格が、本来の俺の性格に近いものを持っていた場合 最悪 乗っ取られるという最悪の事態を招く可能性もある。だから、そうならないために

「俺」自身で考えて 俺にしか出来ない行動をする。

それが重要になってくると確信を持てたのだ。だからこそ俺以外に俺が居ても困る この身体は俺だけのもの。だからこそ俺のしたいことをするために使うのが一番だと俺は信じたい。だが、俺はこれから先 どのように生きていきたいかを考えている。

「魔王を倒して欲しい」と言われたが この世界での勇者になるつもりなど一切ないし、元の世界に帰るための方法がわかってもいない状態だというのが現実であるため、どうするかは分からないが この世界がどんな世界かを確かめる為には必要だと考えたため「情報収集は絶対条件」だと認識することにした。そして俺は 俺が元々いたであろう世界に帰れるように努力することも忘れてはならないことだ。

そんな事を思って

「この世界の仕組みを知る」ということを 目標にした。この世界での生活は長い期間になるのかもしれない。

だからこそ、元にいた世界の常識を捨てる覚悟が必要だと自分に念を押した上で、行動に移すことに決めたのである。そして俺にはこの世界に来て最初に目覚めた場所である城の中へと戻ることになった。

「あら、おはようございます。」

と声をかけられたので返事をしなければいけないのだが

「はい、おはよう御座います。」と答えると 少し微笑んでくれる女性が俺の隣に立ち 俺を連れて行きながら説明を始めてくれた。この女性はリーシャと呼ばれる女性でこの国の国王でもある そしてこの国の王であるにも関わらず この人は俺を助けてくれた命の恩人でもあり。俺の命の次に大切な存在である。そしてリーシャの年齢は23歳で身長160cm体重50kg 見た目からわかるほど美人の体型で 金髪の長い髪が特徴的な人物である しかし 彼女の外見よりも重要なことがある。

彼女は 俺がこの世界に来ることになったあの日 事故に巻き込まれ瀕死の重傷を負って倒れたところを俺

「黒須 一樹に助けられたことで恩義を感じており、俺の命に代えてでも彼女を幸せにしようと誓った人であるのだ だから 彼女が危険な状態になった場合には どんな事があったとしても俺は助けようと考えるほどである それほどまでに俺は 彼女に依存していて 大好きだから そして俺は

「今日一日だけで良いのです。自由に過ごさせて貰えないでしょうか。必ず明日には元の体に戻って見せるので どうか宜しくお願い致します!!」

「は、はい、わかりました。では 私に付いてきてください」と言われてからリーシャの後に続いて行く それから俺が案内されたのは、 リーシャの仕事場だった。俺はリーシャに

「好きな時に来てくだされば構いませんよ。貴方には特別に、私が許可しますので」

とだけ言われると 俺は、その

「リーシャルの部屋から出て行ってくれ」と命令されてしまって 仕方なく出るしかなかった。

(あー暇だな。どうしようかな?そうだな 街に出て見るか!あ!そうだよ。俺のスキルに鑑定みたいな能力もあるんじゃね?よし!やってみるか。確かあのときは適当に使って見ただけだったけど今こそ この力の本当の実力を発揮するときだな!よしいくぞ!!! ステータスオープン!」と口にして見ると。そこには 《名前》クロキイチガミ カズイツキ

(性別 男/16歳 レベル 1/100】

《職業》学生【称号】異世界

「お、きたか?」と言いつつ ステータスを確認してみるとこう書かれていた 〈固有技能〉「全知眼」「全言語理解」獲得済

『魔力強化』使用回数∞×1セット=1000回可能

「おっほぅ!やっぱチートじゃねえかよwwwwうっひょい こりゃすげえぜよ!」と思いテンションを上げていた その時に後ろのドアをノックする音が聞こえるので

「は、はい」と緊張しながら答えてしまった ドアを開けると、そこには リーシャルと知らない男性?がいた どうやらリーシュの執事さん?のようだ 名前はロレンスと言っていて どうやらリーシェの護衛を担当している人らしく、いつも通り朝

「護衛をしろ」と言われてここに来ていたというのもあってか少し気疲れしているように感じられた。そして 俺も あまり人前に出ることが苦手な性格の為 早く出て行こうとしていたら、急に引き止められてしまうという事態になってしまった。しかもその話の内容というのは どうやら俺の身元が保証されていない限りは危険だということを伝えてくれている。そしてどうしたら身分証明書を発行してくれるのかを聞かれた為俺は答えることが出来なかった。

「すいませんでした。今すぐ発行して来ます」

と言うなりすぐに俺は部屋を出て行ってから受付に向かい急いで書類を書いてもらうことにした すると俺は直ぐに戻って来たため不審に思われてしまった だが 俺は「大丈夫ですよ。もう帰っていいので」と言われるなり外に出ることにした。その際に「ちょっと待っててもらっていいですか」

「あ、はい。わかりました。待っています」ということになり 待っていると数分後ぐらいに、一人のメイド姿の女性が来た。

この人がリーシェルさんの専属秘書の クレアで年齢的には25歳のようで容姿としては、茶髪のロングで、背は160センチ程度、胸はCカップでスタイルは抜群。顔立ちはかなり綺麗で整っている。というか

「めっちゃ好みだわ。」と心の中で思っていたが流石に初対面で言うことでも無いだろうと考えた。

「お待たせしました。」とのことらしいのだけど 正直何がなんだか分からずにいる俺であった

(さっきのメイドだなぁ~まあ取り敢えず、身分証明書が発行されたわけだし良しとするか。)と俺は考えた上で 早速 城下町へと向かうことにするのである そこで、ふと思ったことは、俺って今 無職なんだよね。だってこの国で働く

「資格持ってないんだし」と思ってどうするかを考えていた

「あの~、もしお時間あるようでしたら 一緒に冒険者登録でも如何でしょう?そうしていただくと ギルドカードを発行する際に とても有利になりますし 報酬やら依頼などもスムーズに受けることが出来まして、さらに言うなら魔物の素材などの買取の際にも非常に役に立つこと間違い無しですし 」

ということらしいので取り敢えず 登録だけはしておくことに決めておいた そしてそのまま俺は 城下町にある、冒険者のギルドに向かうと、そこはやはり活気のあるところで、かなり盛り上がっており賑やかな様子だ。そんなこんなをしているうちに俺の番が来ると ギルド長が出てくるという出来事が起き

「君は初めてなのか?それとも久しぶりか?」と聞かれたが、俺はどう答えればいいのかと悩んでしまった どうすればいいのだろう ここで素直に言ったほうがいいのだろうか いや駄目だろう。どうするべきか。どうするべきなんだよ。

どうすればいい?と自問自答を繰り返し 俺は遂に、決断することが出来た 取り敢えず誤魔化すことは無理だろうと判断できたので、 どう対応すべきかを必死に考えていたのだが

「君、本当に新入りなのかい?実は違うとかだったりするのか?」

「えっと、はぃ。一応初心者ではありますが、この世界にまだ着いたばかりで」という

「嘘つくにしてももっとマシなものが良かったのではないか?」と言われるが、確かにそれは正論かもしれないと思うと俺は何も言えなかった

「いえ、本当に初めてなのですが」と俺は答える すると「君は面白い奴だな。気に入った。だが悪いが今は 新人の教育が忙しいのだよ。それに 君の素性もよくわからないまま、仕事を任せるのは リスクがありすぎる。また今度出直してきなさい」と言われる だから俺は 俺は、「どうしても」と懇願した。だが、それでも

「諦めるのです。ここは子供の来るところではありません」と言われたので

「わかりました。なら今日はこの辺にしとくとしておきましょう。ですが俺の気持ちに変わりはないのです。なので俺はこれから 毎日通いますので宜しくお願い致します。」

と言い残して その場を去ることにして俺は宿を取る事にした。勿論リーシェルさんにも挨拶をしたかったので会いに行くのは当然の事だが。俺が、これから何をするかと言えば まず最初に俺の能力の一つである

「全知眼」の使い方を理解するために色々と実験をすることに決めた。この能力はどういったものかは 既に俺は知っているのだ それはステータス画面を開くことが出来てそれを見ることが出来るというのがこの能力なのだから だからこの世界について色々な知識

「ステータスの見方」と検索をしてみたのだ

それで調べた情報によると ステータスは基本値の5つの項目から成り立っていて。それが 攻撃力(AGI:アタックスピード)、防御力、耐久力、魔力総量 HP,SPの総量が示されているとのことであった。それと魔法を使うための必要最低限の数値というものがあって。例えば火の攻撃がしたい場合には その適正数値分が消費される仕組みでしかない。これは魔法の種類で変わってくるのだ そしてこの情報を見た後に

「鑑定」を使ってみたところ 全ての物が鑑定出来ることがわかったのだ。それはアイテムボックスに入っている物でさえである。つまり この能力があれば大抵のものには困らないということになるのかもしれないが俺自身で確かめ

「鑑定」の効果を確かめるために 俺は街の外へと向かって行く。この世界での強さを知るにはこれが一番手っ取り早いからである。そして街の外にはスライムが居たので試すことにした 俺が攻撃する前に相手の動きが止まりそして動き出すと同時に 俺に向かって突進を仕掛けてくるが、俺は難なく回避した。そして俺は、この行動を見て この世界では、俺が元の世界にいた時に生きていた時代と比べて、

「弱い生き物」であることがわかってしまった。というのも俺がこの世界で 戦ってきた中で 一撃では倒すことが出来ないほどの硬い相手や 圧倒的な力を持つ敵と出会っているので、もしこの世界のモンスターが強いものだとばかり考えてしまっていたために この事実を受け止められずにいる。

(まさか俺がここまで弱くなっているなんて信じられない。一体なぜなんだろうか?)と疑問を持ちながら考えている しかし考えてみればこの世界では、スキルによる補正がない。

つまりは元の世界でも普通に鍛え上げれば、強くなることが出来るはずだ ということは俺自身も強くなれるように頑張る必要があるということである。俺は改めて自分に喝を入れて 気合いを入れなおすと 目の前にスラッとした体型のウサギのような見た目の モンスターが

「キュッ!」

と言って襲いかかってくる。それに対して 俺が攻撃を繰り出すが。俺は、どうやらすばやい相手には慣れていないようだった。その為に上手く反撃することがなかなか出来ない。どうにかしないと、と考えている時に、一つのアイディアを思いついた。俺はまずこのウサギっぽいモンスターの動きを観察して弱点を探ることにしようと思う。そして

「全知眼」で観察を開始する。その結果わかった事は、この個体が持っている特殊能力に

「俊敏」があるらしくそのせいで 俺の方が速さ

「DEF」の差により負けていることが何よりもわかる結果となったのが一つだ もう一つがこいつは打撃による攻撃に弱く、剣などを使った場合は、ダメージを与えられないことが、判明した。そしてそのあとに気づいたことがあったが。俺自身のレベルが低いことが原因だということだ。これだと今の俺じゃ まだ勝てないということも判明してしまったのも大きいな。俺が そう思った時には、そいつはすでに死んでいたので経験値が手に入り。レベルアップを果たした。

(うへー結構強めの敵を倒せたなーやっぱり俺のレベルが

「低い」ということだけがネックになってるんだろうけど まだまだ伸び代は残っているよ。うん、きっとそうだ。

そうと決まれば 次行こうか 次の獲物を探し求めていくか どうやら近くにゴブリンがいるようなので そちらの方に行ってみるとしよう。)

そして歩いていくとすぐに 目的の場所にたどり着いたが そこで俺はとんでもない光景を見ることになってしまった。なんとその場所の近くにいた人は襲われており殺されかけていたからだ それもかなり危険な状態でだ。俺は助けようと走り出そうとするが 距離が遠すぎた その瞬間に 俺は自分がいかに「遅いのか」が理解できてしまった。何故なら 俺は今までに何度も死にかけているにも関わらず

「自分より強い存在」に出会ったことがないから「自分の限界」を知らないままにここまで来てしまったから それは

「自分自身の慢心」が原因だ だからこそ今ここで 俺は自分を磨いて行かないと、今後何か問題が起こったときに 何も対処出来ずに死んでしまうことになる可能性だってあり得ることだと この時俺は思い知らされた。そして、 その時俺は気付いた 俺の持つ「力」の本当の意味がようやく掴めた気がしたから。それは

「努力次第で、どんなことでも実現可能だ」と。

俺は「全力」という言葉を聞いたとき。それはただの逃げだと思っていた。なぜなら俺は本気で頑張っている人を知っている。

俺の父親でもある。黒須勇太はその

「全力の本気」を出して、家族を守り抜いたことがあるのだ 俺は、そのことを忘れたことは一度も無いしこれから先も無いと断言できる それほどまでに 黒須家の大黒柱は凄い人で 誰よりも強くカッコいい父だった 俺は父の背中を追い続けてきた そんな俺が 黒須家に生まれてよかったと思っているし 母に愛されてる自信はあるからこそ 俺は今 この場に立っている だから俺はまだ死ぬわけにはいかない 俺はこの世界に来てから 常に誰かに支えられてきて生きてきたんだ。それなのにこの世界に来たからには俺は一人で生きていけるようになる そのためにはもっと強くなる必要があるのだと痛感するしかなかった

「はぁはあ、、、」

と荒い息遣いでこちらを見つめてきている。恐らくは怪我をしているようだが

「今すぐ治療してあげるから もう大丈夫ですよ。俺に任せてくださいね」と声を掛けると 安心させるように微笑むが。俺の心の中では どうやってこの娘を助けるかを考え続けていた すると俺の身体に異変が起こり始める。俺がこの娘を助けたいと思って意識し始めたことが影響したのだろう そう俺には、この世界の人達よりもレベルが高くなっているのが「ステータス」を確認するまでもなくわかっている。

だからこそ「俺が救うべき」と、俺がこの世界で最初に出会ったのが

「この子」であったからという 理由に過ぎない。この子を救いたい

「今なら俺でも」という思いが無意識のうちに芽生え始めていた それにこの世界での「初めて」に出会う人間なんだ だからこそ俺は、この少女の期待に応えたいと思った だから俺は「彼女を救う方法を考える」ではなく 俺は、まず「彼女の願いに応える」ことだけに集中すべきだと思う。

そう考えるに至った。だから俺は、まず 傷だらけになった彼女に手を向け 回復魔法の詠唱を開始した。すると

「ヒール」

そう唱えることで、俺の手から光が放たれていき、その光に触れた部分の損傷が徐々に修復されていくのを確認した。すると 彼女は俺の方を見て驚いた表情をしていた。

どう見ても普通の冒険者でもなければ、傭兵の類でさえもないだろうからな。それに俺はそもそもこの世界の住民では無いのだ

「君の名前は何と言うんですか?」と俺は問いかけた そういえば俺が名乗ってなかったと思い至った。

(あれっ?なんかデジャブを感じるのは何なのか わからないが、取り敢えず俺の質問に対しての答えを待ってみることにするか。

さっきまで絶望に打ちひしがれていたはずのこの子が、いきなり希望に満ちた顔つき

「あの!私の名前ですが、私は、クレアと言います。

よろしくお願いします。」と答えてくれた。俺はこの出会いに感謝することにした こうして、新たな人生が始まった。そして、ここから俺は、「最強の男」へと歩み始めたのだ。

そして、俺たちは街に戻る道中でお互いのことについて話をした。どうやらこの街は、商業が盛んで多くの店が立ち並ぶ場所らしい。だからかこの世界における様々な情報が溢れかえっていた。その中で 俺が一番興味を引いたものは、この世界には「ダンジョンが存在する」「ダンジョンとは、魔物を生み出す不思議な力を持っており、階層が進む度に強力な魔物が出現するようになる。そのため命懸けではあるが 見返りとして手に入る宝が莫大なため一攫千金を目指す者たちには欠かせないスポットとなっている」とのことだが 正直言ってこの話は、あまり信用していないが 俺は、ダンジョンについては一通り知識を持っているつもりでいる 理由は 俺の父親がそうだったからである 俺の父である。「黒須 剛毅」はこの世界の人間ではないのだ それは俺が物ごころつく頃に語ってくれた 話によると、俺の父は元の世界において、魔王と恐れられるほどの強さを持っていた そして父が俺の住むこの世界にやって来たのは「ある目的のため」だという その話を聞いた時のことは 今でも忘れられないし 覚えていない部分もあるからこそ、俺は父と向き合うことが出来たと思うし 俺にとって一番大事な記憶は「家族のことを大切にしていた姿」だけが残っているから、それが思い出せなくても それがあるだけで充分

「今更、会いたいとかそういう気持ちにはならないんだよな むしろ会えないから寂しいと感じてしまう 本当に俺のことを息子だと認めてくれてるんなら。俺に「力」をくれるくらいはしてくれても良かったんじゃない?なんて思ってしまうが、俺を信頼してるからこっちに送ってくれたんだろうから仕方が無いよね。

俺に「強さのヒントをくれることくらいは出来たんじゃないかとも思うんだけどな 俺はそれを糧にして今、ここに生きているのだし」と少ししんみりとした気分になってしまう。そして 俺の隣にいる女の子「リリアナさん」に視線を向ける この子はさっきの戦闘の際に、偶然近くに居合わせていて それで俺のスキルの力によって「救われた」一人だ そしてこの世界の「情報」というものに、ついて教えて欲しいと言われたので、教えることにしたのだが。その前に俺は、彼女と二人でお話がしたいので、一度別行動をさせてもらえるように頼み込んだところ、渋々了承してくれた。

そうして二人きりになることができた俺は。早速だがこの子にこの世界の情報を色々と教えた。そして「俺は異世界から来た」ということは言わないようにしようと決めたのは言うまでもない。だってそうすればこの世界では俺は

「謎多き人物扱いされるはず。つまり俺の素性について詳しく調べようとしてくる奴が必ず現れるに違いないはずだ それはこの世界での生活においても、大きな障害となってしまう可能性が高いという事だ。だから俺はこの世界の人々に俺が異界の勇者であることを伝える気はない ただ、俺にはこの世界に来るまでの過去の記憶がないという設定を貫くつもりだしそれなら別にいいのではないかと考えている。まあそれは今はどうでもいいことだ それよりも今から行う会話が大切だから しっかり聞いとけよ

「今、目の前にあるのが 俺達が目指している場所だ お前はこれから、そこで生活してもらう そこで「仲間」を見つけてほしい。お前は

「魔法適性が高いみたいだな しかもお前が使えるようになった「聖魔法」

これは回復特化の能力と言っても過言じゃない それに加えて魔力操作に長けているから 更にお前は優秀な存在になっているぞ 後はまぁ頑張れよ」と頭を撫でながら伝える

「はい、これから、よろしく御願い致します。」

そして俺は「おチビ じゃなくて お前もそろそろ名前が欲しくなる頃合いだ 今考えておいてやるよ そうだな〜お前の名前だけど。今日から「リリィ」にでもしとくか? それとも可愛い系より綺麗系の見た目に変わってきてる事を考慮して。

「リーシェ」って感じの方がいいかな?まあゆっくり考えとけばいいぞ」と言った それからというもの。俺はこの世界の言葉がある程度読めるようになってきた 文字に関しても少しずつ分かる

「まぁでもまだ全然書けないし 読むこともできないけど」まあこんな感じのやりとりをしながら時間は過ぎていった そして、しばらく歩いていると。

やっと目的の場所に辿り着いた ここの「ギルド会館」が、これから俺の職場となる。そして俺の仕事が待っている場所でもある。まぁこれからどんな風に仕事をするか分からないし不安しかないが。まずはこの子のことを頼んでみないと始まらないから、俺はこの子を紹介することにした。そうしないと俺がただ働きする羽目になりそうな予感しかしないからだ まぁでも仕事といっても何をしたらいいのかわからずじまいなわけなのだが、とりあえず受付嬢に話し掛けてみることにしてみた

「あのぉすいません この子を預かっていただけないでしょうか?この世界に来たばかりなので言葉と常識を教えていただけると幸いです」というと「お任せいてください 丁重に対応させていただきますので」と返事を貰えた

「ありがとうございます 助かりました。それじゃまた来るね これからここで働くことになったらまた挨拶させてもらいに行きますね それじゃあ行きましょうか」

「えっ?」と困惑していたが。そのまま連れ出すことに成功できた。俺達は、この街で「家を借りよう」という話になっていたので、俺は、そこに向かうつもりだったのだが、この子の親代わりの人は 俺が面倒を見ようかと提案したら、この提案を受け入れてくれた

「これから一緒に過ごすことになりそうですね これから仲良くやっていきましょう それと俺のことは「カズキ様」と呼ぶことにしてくれるとありがたいです」

「わたくしの事は、「リリアン」とお呼びください」そうして自己紹介を終えてから 俺はこの子と別れてから一人で行動する事になった。そして俺はこれからどうしていくのかを考える この世界をどう楽しむのかを考えながら俺は

「俺の冒険はこれから始まる!」と叫びたい衝動を抑えつつこれからの日々を楽しく送れたらいいなとそんなことを考えている そうこうしているうちに、街の外を出歩く許可

「外出証」を発行してもらえたので、俺は外に出て行く準備を終わらせた後に街を出る事にした そして「街を出てからは魔物を狩ったり、レベル上げを行いつつ、お金を稼ぎたいと考えている。そのために街周辺のマップを作成しておくことで迷わないようにする。その次に「食料」と、武器と防具、アクセサリーなどを仕入れるため

「市場」に立ち寄る 俺が今回購入しようと考えているのは「テント」という商品である

「キャンプ用品 」という分類に入るらしく「野宿するときなどに便利」なものらしい。

他にも色々と揃えるために必要になってくるものはあると思うから とりあえず今回はこれを購入して、次の時に買い増していくことにしている まぁとにかく買い物を済ませ

「今日の分は終わった」と思ったら急に眠気が襲いかかってきたから宿屋に向かって泊まらせてもらうと 俺は、すぐに深い眠りについたのであった。

(ちなみにだが。お嬢様を拾った後。あの女を放置してきた場所に戻ってみると。そこには何も残っていなかった。)

朝起きると昨日買ったものの確認をしてみようと思い。テントを取り出してみようとした すると、どうしたことか全く出てこない それどころか この世界における通貨の単位が「ゴールド」というものだとわかったから良いとして その「貨幣の価値」と「硬貨の大きさ」に関しては把握できているから まぁ問題は無い 問題があるとすれば あのクソ女神め! あいつのせいでおチビ

「リリアナ」との待ち合わせの時間を大幅に遅れちまったじゃないか とりあえず急いで向かってやるか そう思っていたが 何故か体が思うように動かない上に声すら出ないから困っている。

一体どういうことなのか?と考えてる間に意識が遠のいていき 俺はまた 死んだのだ 今度はお腹を切り裂かれて。

そうして目が覚める

「なんだ?ここは」と思って辺りを見渡すと、どうやら森の中にいるようなのだが 俺は何故こんなところに?と考えていたら。俺の横で倒れ込んでいる少女の姿があった。恐らくはこの子がここまで運んできたと思われる。

この子はおそらくこの森に住む魔獣に襲われてしまったのであろうと推測される。なぜなら彼女の腕や足や体に無数に残る傷跡からそう判断することは出来る だが俺の命の恩人だ。

このまま放って置く訳にもいかないし。それにしてもどうしてこの場所に連れてきた?そもそもこの子は、どこから来た?など疑問点はいくつかあるのではあるが、まずはこの子に「治療」を施した この子の治療を終え。そして俺は、まずは、この子を安全なところへ

「転移の指輪(改)」を使い。まずは自分の拠点がある「イリスの街」に戻ることにした。それから俺は彼女を抱え上げて、俺の拠点へと案内することにした しかしだ。この子に俺は「名前」がない状態だと気づいたので俺はまず彼女に名前を贈ろうと考えた結果、彼女が気に入っていたらしい花の名前で「ラティーファ」という名が相応しいのではないかと考え。そうして彼女を、自分の部屋に置いてから。俺は一度

「冒険者ギルド」に行って依頼を受けることにした その理由については「レベルを上げなければこの先やっていくことができない。」という理由からだった。俺はそう思った理由だが、やはり「この世界で生きていく」ためには強くなくてはならない。俺は、そう考えた だからこの世界でも通用するくらいの強さを身につけなくては この世界での目標は、俺はまず「レベルを上げて強くなること」を目標にしていた。

俺はこの世界においての経験値を得る方法を未だに理解できていない。それがわかれば、もっと効率的に、効率良く、レベルが上げられるのではないかと考えている。だからこの世界で、まずやるべきことは「経験値を獲得する方法を見つけること」が最優先だ

「さて 依頼の内容はなんだろうな?討伐系の依頼が良いのだがな できれば報酬額が高い奴を選んでおきたい さすがに毎日のように、こんなに沢山は食っていけないし だからと言って。あんまり楽な内容のものでも受けすぎちゃダメだな。

ある程度の難易度のものを受けていこう この辺が丁度いいかもしれない さて どんなものがあるのやら?うむ、中々良さげな奴が見つかった これは受けれるようだな。よしこれでいい。では早速行こうか?リリアナはもう起きているのだろうか?確認しておく必要がありそうだな。とりあえず様子を見てくるついでに迎えにいくとするかな 」俺は、この世界の言葉を話せないが「読み書きができる」という点がとても役に立ったのだと思う。俺は、この世界で初めて「この世界の言語」に触れた時「普通ならば読めないものをスラスラと読むことができたから だからこの世界で俺は「最強になる男だ。」俺はまずはこの「ギルドマスター」と名乗る女性の元へと向かい、俺は早速 クエストの内容について聞き出す事に成功したのである。しかし「俺のレベルは3でしかないから、その実力に見合うものを選ぶのが一番だぞ?」と言われたので俺は素直に従い「薬草採取」を受けることに決めた。しかし俺は「レベルを上げる為の経験値を獲得しやすい」という観点から見て、俺は森の中で狩りをするよりも「草原エリア」の方がレベルが上がり易いと判断したので、まずはその「ギルド会館」の隣にあった森を抜けて、その近くにある「初心者向けの平原フィールド」に向かうと そこは一面が緑に覆われていて。見晴らしがいいので、レベル1の状態で戦闘を行うのには最適だ

「ふーんなかなかいい感じの森ではないか 少し入ってみるのもいいかも知れん まあレベルが低いからあまり遠くまでは行けなさそうではあるがそれでも一応探索しておかないとダメだよね?多分このあたりもモンスターがいるはずだし」俺はそう言いながらどんどん奥の方にまで歩いていった するとそこに居たのはレベル4になった時のボーナスポイントで得た技能スキルを使って倒せた相手がいたのである そのおかげで俺はレベルが上がるのを感じられたのと同時にレベル6まで上がって

「やったぜレベルが上がった」と喜ぶと。突然目の前にいたウサギみたいなやつが光を放ち始めたのであった 俺はその現象に疑問を感じていたのだが それは当然の結果で。この世界に来る前に起きたあの出来事が原因となっていた。

その説明を始めると。俺は、レベルが上がりきる寸前の出来事を思い返してみて欲しい レベル10に到達する直前のことだった レベル10に達した途端に「レベルアップしました」の声とともに 何かが自分の中で目覚めるようなそんな感覚に陥った俺は そして俺の中に生まれた新しい力が使えるようになっていた。

それを使った瞬間。まるで世界が変わったかのように 視界に入った生き物たちが皆等しく その目に見えなくなっていた。その光景を見ていて不思議に思うことがあるはずなのに そんなことは、今は気に

「あっ。なんかレベル上がったんだけどどうしよ まぁ別に構わないんですけど とりあえずステータスでも眺めながら考えてみましょうかね? レベル11ですか?これは結構高くなったのでしょうか?それともまたレベル上限が増えたのだろうか?レベル9の時点で 限界突破の条件を満たしていたのでもしかすれば、レベル10の段階で「上限が更に増える条件が揃っている可能性も考えられるが、そもそもの上限がわからない以上、レベルが上がってしまうことで、どうなるのかは分からないから。この話は一旦終わりにしておこう それでこの「限界値」というものだが。どうなっているのだろうか?レベル100が最高だと考えてもレベル99に到達した段階で、その「レベルの限界」というものが見えてきていたし。そこから更にレベルを上げたとしてもその「レベル」というのは どうやら俺自身が成長する上で「超えられるレベル」にしか変化しないらしい。だからこのレベルというのが、どの程度の段階まで到達しているかを知ることができるのは俺だけなのだ その数値を他人が目にすることは無いし「俺はレベル30を超えている」

「私はレベル40を超えました」なんて言う人も存在しないのだからな そもそもの話をしてしまうとレベルという概念が存在しているのかというのもあるが、俺はこのレベルというのが存在する意味をいまいち理解できてはいない。

だってそうだろう?「レベル」というものが存在していたから、レベルを上昇させていくことによる能力強化は可能になっていたし。レベル上げさえ行えていれば。少なくとも死ぬことは無かったのだから。

ただ、俺自身レベルが上がりやすくなったということは分かる。このレベルというやつは本当に便利な代物なので俺は、これを利用しない手はないと考えていたりする だからこの機会を利用して「限界レベルを超えてやる」ということを、今はまだ考えているわけだしな

「とりあえず、レベル50くらいまでにはなりてぇーんだよ。俺は、だけどまぁー。その前にまずはこの辺の雑魚を倒して経験を積むのも悪くないだろう。そうすりゃレベルが上がっちまうんだから。問題はねぇーんだろ。とにかく早く経験を積みまくってレベル上げをしてやるぜ!俺は強くなりてーんだよ!」そう思い俺は今日もこの辺りにいる弱い敵を見つけ出して倒すことを目標として この森の中で戦うことにしたのだ。それから俺は、その辺に落ちている棒切れを手に取り

「とりあえず俺はこいつを武器に戦うことにするか」と決めたのだがその時に俺は自分がレベル20に到達していたことに気づいていたのだった。しかし俺の場合はこの世界での経験値は

「獲得することができないし。そもそも経験値というものをどうやって得るものなのか、それさえも分からずじまいだったので 正直に言えば、俺の中では。経験値を得られるのは魔物を倒したときに得られるものと。人間を殺して経験値を得ることの二通りしかなく どちらかと言うと前者のほうが経験値の獲得量は多いらしい。

それ故に俺は 人間の方を狙い続けた。理由は単純明快 この世界で生きるために金を稼ぐ必要もあったからだ そうすることで少しでも経験値が得られるように俺は行動し続けたのだった。ただ経験値を得ることができてもレベルが一向に上がることはなく 結局俺は、この世界を生きて行くための力を身に付けることが困難になってしまったのだが、それも全て「あの事件」が原因で。そして俺は、この異世界へとやってきた この世界にやってきた時点で既に、元の世界での生活というものは失われてしまったのかもしれない

「この世界で生きていくしかないのだろう。

この世界で生活していくための力をまずは手に入れなければな」そのことを考えてしまうと、どうしても俺は

「レベルを上げなくては生きていけないし、そして強くならないと何も出来ないのだと 改めて認識させられた 俺は、この世界にやってきてからは「強くなることにばかり意識が行ってしまっていたせいもあってか。俺は、その日もいつものように朝を迎えることが出来たのだった。それから、その日の内に俺はギルドへ依頼達成報告をしに向かったのである 俺は森で採取した「草」と呼ばれる植物を「冒険者ギルド」に納品するためにギルドに向かって歩き始めることにしたのである

「そういえば「ギルドカード」とかいう便利機能があったことを忘れてしまっていた これのおかげで「身分証」を発行できるとは言っても。これが無ければ依頼を受けることができなくなってしまった。

だから俺は、すぐにその機能を使う為にギルドへと向かう事にしたのである。俺は、この世界で「冒険者」になることを決めたのだから。だからこそ俺は、「ギルドランク」というものを理解した上で 俺はその受付嬢に話しかけたのだった

「冒険者のギルドカードというものはここで作る事ができると聞いてきたのだが?」と聞くと、彼女は笑顔で対応してくれて その流れの中で、このギルドカードというものを作成するにあたって必要となる料金についての説明を受けることになった だが俺にはお金が無く、持ち合わせていなかった為「この世界の通貨」を手に入れるためには冒険者としての活動を始めるしか方法が無いことも告げられ。だから俺は、冒険者として生きていくことを決意する事になったのだが、そこで問題になってくるのが「冒険者としてのレベル」が足りないのではないかということだ なぜなら俺が冒険者としての登録を行うためにギルドカードの作製を依頼するためには最低でも、あと一つレベルが必要らしく この辺の低レベルのモンスターを相手にした所で経験値を得ることができない以上、俺は冒険者として活動するために必要なものを今のうちに確保しなくてはならないのであった なので「ギルドで仕事を請けるために必要な最低限のレベル」を獲得することを目標にして まずはその仕事をこなすことから始めようと考えていたのである。

その辺りの事を踏まえたうえで俺はギルドの依頼掲示板を目にするのだが やはり初心者向けの簡単な討伐クエストというものが存在していて そのクエストを受諾するためにはギルドの会員になることが必須条件として存在するとのことだった。なので俺はその条件を満たすために 会員登録を行うべく「手続きに必要なもの」を教えてもらうことにしたのである。

その質問に対して彼女は「この水晶に手を乗せてください」と、答えてくれて それに従ったところ。水晶は光を放ち始めた 俺自身は自分の身体に何が起きたのか全く分からない状態だったので、それをそのまま彼女に尋ねてみると その説明を行ってくれることになり。俺の今の状況は「この水晶によって俺の存在証明を行うことができた結果」だそうだ というか彼女の話を聞く限りだと、こういう形での確認作業は必要な作業になっているみたいだなと感じたのと同時に。それが普通だということを知った しかし彼女曰く、こんな事は今まで一度たりとも起きなかったという まあそんなことがありつつも俺は無事に手続きを終えて 無事に入会できたということだけでも良かったと思っておくべきだよな だがそれよりも重要な事があるとすれば、俺は早速「クエストを受ける」為の行動を開始していこうと考えた

「さっそく俺はこの世界に存在する、どんな種類の魔物を倒すことが出来るのかを調べようと ギルド内の書庫に向かい 本を探し出すことで情報を集めるのだが そこに記載されていた内容を確認してみると

「レベル5までなら大体の生き物を殺すことが可能。それ以降はその個体の種族によっては難易度が変化するが基本的にはレベル7までで その生物は絶滅させられるとされている」という記載があり それを読んだ後 この世界の生態系を考えてみれば その「レベル5」までであれば「普通の冒険者でも何とか戦えるような相手」が殆どであるということを知り その事実を俺は、頭の中にインプットしておいた。というのも俺は、これから先 レベルの高い奴と対峙することになった場合。それ相応の準備が必要になる

「つまり「準備万端の状態で戦闘を行い勝算があるのならば、積極的にレベルの低い相手の命を奪うという選択をするのも悪くはない」と思ったからであり。また それはレベルを上げておかなければならない必要性があることでもあるからだ

「まあレベルが低いままで挑んでも良いが。その場合 相手が格上の存在であった場合には「死あるのみ」という可能性が高い。そうなってしまうと 元の世界に戻ることは不可能になるし 仮に「戻る方法が見つからなくとも その状態では、いずれ殺されるだけだ。それに、そんな状況になってしまうぐらいなら 俺は死ぬよりも 元の世界に戻って死にたいと思っている」

だからこそ俺は今のうちにレベルをできるだけ上げる必要があったのだ その為にも、とりあえずは「クエスト」というもの

「その種類が一体どのようなものがあるのか、その情報を出来る限り集めておく必要があると考え。その事をギルドの女性に伝えた後に

「その辺りの情報については私がご案内いたしますので」と言って 彼女は親切に対応してくれた。

なので、とりあえず この辺りの地図をもらうことで、どの地域が危険な場所がある程度 把握できるようにしておく それと、ついでに この世界の「貨幣制度」についての事についても調べ

「硬貨の種類」「銅貨の価値」

銀貨は「1000」金貨は「10000」とそれぞれ相場が決められていることが分かったので 俺は その辺りのことを「覚えるだけでいいので教えてほしい」と言い それらの知識を得た この世界の金銭感覚がどうなっているのか そもそも「貨幣単位」は

「1枚いくら」なのだろうか? そういった細かいことをしっかりと確認してから 実際に街に出てみることにする まぁー この街を歩くだけであっても、それなりの情報収集にはなるはずだ そう考えた上で俺は外に出るのだが、その時に、とある人物と出会うことになる それが、その人と出会ったことによって俺は今後の生き方が大きく変わる出来事が起きてしまい。

結果的には、この異世界における人生の

「運命の分岐点に辿り着くことになったのだ しかしこの時の俺は まだ、そのことを知らずにいたのである ギルドでの一件が終わった、俺は 街の外に出ることにするのだが。その際に一人の人物が俺に声をかけてきたのだ

「君みたいな子供が一人で何をしているのかな?」と、声をかけられたのである。それに対して俺は 少しばかり驚いたが。冷静になりつつ、

「実は俺には、この辺りの森で採ってきた「薬草」を冒険者ギルドに納品しなければならない用事があって、それで その納品に行く最中なんだ。ちなみに冒険者としてのギルドに登録を行ったばかりの新米でね」と答えた すると その人物は「その見た目で冒険者なのか。凄いな」と言われ それから彼は、自己紹介をしてくれた

「俺の名前は、ガルガっていう名前で。一応 傭兵団に所属しているんだ。今は、この辺りで起きている魔物の異変を調査しているという理由も兼ねて、この辺りの地域を探索していたわけなんだけど。俺達の仕事を手伝ってくれる仲間が居なくて困っている所だったんだ

「どうかな?手伝ってもらえるだろうか。報酬は弾むぞ」そう言った彼の申し出を受けた方がメリットが大きいと そう判断した俺は、その依頼を受ける事にした。だが俺は

「悪いけど。俺は、あんた達が探してる「調査対象の敵役」ではない」と言うと

「その言葉を鵜呑みにして良いものかどうか。俺は、今はまだ分からない。君は嘘は言っていないと思うが。それでも何か隠し事をしていて その裏に別の目的を隠し持っていても不思議では無いのだから」そう言われたので俺は、素直に「確かにな。俺の言葉を信じろといっても無理な相談だよな」と言ったので その辺りの事も説明する事にしたのである その話を聞いていた彼女は「私は、あなた様の意見に賛同しております」

そう言われ。俺は

「どうして? こんな俺なんかの言い分を信じられるの?俺は、自分で言うのもあれなだけど、怪しい奴だよ」

そういう俺に 彼女は微笑みながら

「私の直感とでも申しましょうか? 貴方からは「優しい気配」を感じましたから。だから私としては、この方には悪意が存在せずに、本当の意味で協力を求めているように

「そう思っただけなのです。だから その方の手伝いをしていただいても宜しいですよ」と、言ってくれたのだ まあそのおかげで 俺は こうして、その男の人の手伝う事が出来るようになるのだ。だから感謝しなければな。そして、その時に俺達は 一緒に行動を開始することにしたのだった。

「さっきの話にあった

「薬草の納品の為だけにギルドに向かうんだろう?なら、目的地が同じなんだよ。それに もし良かったら その道中に俺の仕事を手伝え」という彼からの提案を受け入れる事に決めたのだ そうすれば その途中で他の仕事を手伝うことが出来るという訳だ。

だからこそ、その話に乗ることに決めたのである 俺の答えを聞いて嬉し

「では行くとしよう。君の力を少しばかり貸してほしいので、よろしく頼む。そうして、俺と、その子。それにもう一人の三人で行動を共にする事を決めたのであった。だがその時であった!森の中から悲鳴が上がるのが聞こえ そちらに向かったのであるが。そこで目にしたもの

「大量の血が流れていた跡」と「無残な姿になった死体」という惨状がそこには広がっていた。なので俺と彼女が その場を調べる事によって、魔物の仕業であることを突き止めることに成功するのであった。だが問題はここからなのだ 俺の実力不足のせいで、結局のところ、魔物を見つける事には成功することが出来たが。倒すことは出来ずに逃げ帰ることになってしまった。まああそこで倒せたところで

「俺のレベルが低い」という問題が解決しないのだから意味が無かったとは思うが 俺には戦う手段が無い。だから、あの場面では逃げることしか出来なかったのだろうな。

その後 俺は彼女と別れた後 森の方に向かっていくと そこで、一人の少女が 襲われそうになっていた。その光景を見た瞬間。助けない理由はないだろう。そう思い。彼女を助けに入る。そうするしかなかったんだ。まあ結果として、俺自身も彼女に救われることになったのだがな そう言えば、彼女の名前を聞かなかった。今更

「聞く必要はないか」と思い直し そんな感じで、その日の一日は終わる 」

という日記の内容を読み終えてみた所で その女性は、俺に対して話しかけてくる それは、まるで自分自身についての説明を求められているかのように思えた。いや 間違いなく求めているんだ。

「お前は何が知りたい?何を知りたがっていたんだ?そうして、その答えを彼女は与えてくれなかったんだ。だがそんな風に考える必要なんて無いのかもしれないな 何故なら彼女は「何も教える必要は無かったのだから。だから彼女は最初から俺がどういう目的で此処に来たのか理解していたという事になる」そう結論付けても何ら問題のないはずだよな?そう思えば納得がいきそうな気はする

「まあいいか 俺は別にそこまで気にしてないしな。それよりも早く行こう」

そうして俺は そのまま街を出て。次の行き先に足を運んでみると その場所にたどり着くことができたようだ 目の前にある看板にはこう書いてある。そう、「ゴブリンロード討伐隊 募集中」だ。

その張り紙には

「レベル50以上 レベル70未満の方のみ レベル100までの方のみ 参加をお願い致します。それ以外の方は、残念ですがお引き取り下さい」と書かれていて さらに詳細情報を見てみても「参加者はこちらで決定させていただきます」という注意書きもある。これは、どうやらとてつもなく強い相手が出てくるということだろうか?と、まあそんなことを考えていてもしょうがないと。そう

「参加すると決めると 早速 申し込みを行う。

その受付係に話しかけてみると「今回はありがとうございます」と言われた後に、こんな質問を投げかけられた

「今回の作戦に参加する動機を教えていただけますでしょうか?」そう尋ねられて 俺なりの考えを伝える 俺がそう答えると 何故か「本当によろしいんですね?後悔しても知りませんからね? 」なんて言われるんだが。一体俺の行動に何処でどんな間違いがあったのか、そのことについて考えてしまった だが 考えても分からなかったから。まあ仕方ないと割り切るしかないだろう。だからとりあえず「大丈夫だから心配はいらない。それに この程度のことで俺は諦めたりはしないのでな まぁその程度で折れるような気持ちじゃ、こんな世界に飛ばされて 生きていくことなんて不可能だと思うがな。だからこそ俺は生きることに必死なんだ」と、そう話す

「そうですか まぁいいでしょう。それでしたら もう、止めはしないんですけど もしものことがあったとしても責任は取れませんので」そう言われたので 俺は「覚悟している まぁ その前に死ぬようなヘマだけはしないように、それだけが目標だ」と その言葉を口にした後

「まぁ、とにかく頑張らせてもらおうかなと、そう思っている

「そういえば貴方の名前って聞いても?まだ名乗っていなかったと思うのですが。ま、この際だし。自己紹介しておいた方がいいのかもしれませんから、一応は名乗りを上げますけど。僕の名前は『黒須 一輝』と言いまして 職業はこの世界でも珍しいとされる「魔法使い系の冒険者職に就いております。ま、そうはいっても、まだ初心者冒険者の域から出ていない未熟な人間なんで 色々と教えてもらえればありがたく思っております ま、これから長い付き合いになるとは思えませんが。それではよろしくお願いしたいと思っています。

そうして 俺はその「冒険者達が集まる酒場へと足を運ぶことにした。そこで作戦についての詳しい内容を説明されるからだ。それから俺を含めた総勢10人のメンバーが、指定された場所に集まった。すると、その人達の前に、突然 魔法陣のようなものが現れたのである すると その中から出てきた人物こそが。俺達のリーダーとなる人物であり、「魔王」と呼ばれている存在であるということを知る事になったのだ。しかもこの世界において最強と言われるほどの力を有しているので 下手に逆らったりするのは得策じゃないと判断した俺は「魔王に従う事にしました。」

「しかし、その時には既に「罠」を仕掛けていたんだな 俺は

「さてと 準備が出来たぞ そっちの状況はどうか確認させてもらう」というと 俺は「分かりました 今の状況を確認してください」と答えたので、俺は「分かった」とだけ呟いて、相手の状態を把握していくことにする。そして俺の「鑑定スキル」を使用すると。「相手のステータス」という画面が開き、その中に表示されていた項目について

「敵の能力が丸見えになる」といった内容の効果を発揮するようになっていた。その効果は、敵だけではなく。自分の「ステータス画面」に対しても発動させることができ、さらには「仲間の「能力」についても同様のことが可能になっている」

つまり「自分が味方だと認めている相手になら」誰でも使えるという仕様なのだが、これが、俺にとっては 大きなアドバンテージとなっているのは間違いないだろう。そして俺はこの機能を使用して敵がどのような状況に置かれているのかを改めて再把握した上で、まずは「遠距離からの攻撃による対処を試みることにした。それが最も効率が良いだろうと、そう判断したのである。そうすると「敵」が俺に気づいた様子があり、攻撃を仕掛けてきた だが、俺にはその攻撃を防ぐ為の「盾」が存在する。なので「ダメージを受けることなく 俺は「敵の動きを止めよう」と試みる為に。俺は即座に「鎖付きブーメランによる攻撃を試みた その結果 見事に敵にダメージを与えて 動きを止めることに成功し そのタイミングに合わせて俺は、とある行動を取る。

それは、敵を確実に葬り去るための儀式の準備をするというものである。

俺は、その儀式に必要な物を取り出しては それらを、手際よく並べ替えていき、最終的に出来上がったのは 俺が手にしていた「大きめのナイフ」、「長柄の大剣」と、それと「短刀」「小太刀」「脇差」、さらに「日本刀」の5種類が「俺の周りに存在していることになる。それら武器を手に取ってみた結果 それぞれの「特殊能力が俺の脳内に直接流れ込んでくる」結果となっていたのだが その中で一番気になったのは「刀」の存在であった。その理由として「この世界の刀というのは非常に珍しく。存在が確認されていたとしても、「とても高価な品」となっており。そう簡単に手に入るような代物であるとは思えなかった」というのが俺の考えだな。とはいえだ。今は目の前に迫ってきている相手を何とかする必要があると考え 俺は目の前に存在する魔物に向かって走り出し それと同時に俺自身が持っていた全ての装備を使い その刃を向け

「敵が俺を殺そうとしてきたのならば こっちも同じ方法で殺し返してやるだけだ!」と思いながら戦闘を開始する。そして俺の狙いは 当然「敵」の命を奪うことである。そしてそれは成功したのだ。何故なら 今まさに俺が所持している「神魔武装」と呼ばれる「特別な武具」の一つ。その中の一つ。

【天下布武】が自動的に俺の手の中に入っていき。その効果を発揮した。それにより 俺は今「無敵の状態を維持しているのであった。そう 【自動防衛装置】の起動という訳だ。だが「この効果がいつまでも続く訳ではないだろう」という事も同時に理解できた為 出来る限り 早めに決着をつける必要があり そのためには俺自身も積極的に動かなければいけない なので

「ここで死んでも悔いは無いな」そう思うことにしたのである。そして俺のその予想は正しかったようで 【完全勝利】というスキルにより、俺は負ける事が出来ず そのまま戦い続け 最後には勝利を収めたのである。

ま、それでも 【自動反撃】という

「相手が自分よりレベルが上である場合に限り、その攻撃力分の威力を相手に与える」というスキルを使用されてしまったことにより。最終的には、かなりの深手を負わされてしまうのだが。俺自身にはほとんど怪我を負うことなく勝利を収めることができたので良しとすることにした 」と書かれていたのを見て。俺は思う。そう言えば俺は「魔王軍の一員」ということになっているんだったな そんなことを思い出していると そこで俺に対して声をかけてくれる女性が現れる。その人物は「あなたのおかげで、助かりました」と、そんな言葉を口にすると 俺は「俺の実力ではなくて「お前の力のおかげ」なんだけどな」と素直に思ったのだった 俺達は、その街のギルド会館へと移動することになった。そうして案内してくれるという職員の後について行くことにしたんだが どうや

「ここだよ 」と、その建物にたどり着いた後に言われてしまう

「確かに見た目は立派な建物だけど 何とも言い難い違和感があるよな。そう思うだろう? 」と、そんな言葉を口にしても意味はなさそうだと思いながらも口にする だが 俺以外のメンバーは皆 首を傾げているばかりで反応らしい反応を見せていない為。俺は仕方なく建物の中に入ることを決意した。そして中に入ると やはり そこに広がっている景色も俺の記憶にある街並みとは違うものであり。少しの間だけ混乱してしまう

「そう言えば俺は、この場所に来る前に別の場所にいたんだよな」という感覚を思い出してしまえば。俺が今まで目にしてきた風景や町並みは全て「夢だったのではないか」という疑問に繋がって

「まさか ここは夢の続きなのか?」などという考えも生まれてきてしまっていたのは言うまでもない話であり。まあ実際に俺は ここに来る前の世界で、確かに命を落とす瞬間を目の当たりにした記憶が残っているわけでもある

「あれって絶対に現実に起こった出来事だと思うんだけど その辺の確認をするべきかな 」なんて考えていると。俺は、先ほどからずっと視線を感じており その原因を確認すると そこには俺の事を見つめている1人の女性がいたのである。年齢は、多分 20歳前後ってところだと思う。髪の毛の色は銀色をしているんだ

「銀髪の女性は美しいという印象が強いけど。彼女の場合は、それに更に拍車をかけて美人さんな感じだった。しかも胸が大きい でも 身長が高いから モデルとかそういった人なんだろうか?」と考えている間に 彼女は、なぜか笑顔を見せて

「初めましてです。私の名前はアリシアっていいます 職業は魔法使い系になります。

宜しくお願いしますね。ちなみに私はこの街の警備隊の隊長さんです。

貴方の名前を伺ってもいいでしょうか?」と言われてしまったので 俺はとりあえず名乗ることにしておいた ま、別に偽名を使う必要も無いだろうと思ったからだ

「ああ悪い。俺の名前は『天川 正宗』と言うんだ」と、正直に伝えた上で俺は続けて「そういえば。俺の方からも質問させてもらって良いか? さっきの会話の中で

「警備兵」と言っていたみたいだが この世界で、街に入るためにはお金が必要になったりしているのか?」と尋ねると 彼女が、それに対しては「えっとですね 実はそうなんですよ この国では身分証明の為の証明書の提出が義務付けられているのですけど。それにはお金が必要なんですけど。それを持っていない人は入れないようになっています。それに例外も存在しますけど その場合でも、ある程度の保証金を出せば入ることができるようになっているんです。そして保証金さえあれば誰でも入ることは可能になっているんですけど それを持っていてもお金がないと入場は出来ないってことになってるのですよ」と説明してくれたのである 俺は「ふむ 成程 そうだったんだな」などと相槌を打ちつつ「じゃあ、その証明書っていうのはどこで手に入れることができるんだ? それを買おうにも。俺には手持ちが全くないんでな」と彼女に説明をしたのだった 1番近い場所だと、王都になると思う なので もし何か必要なことがあったら、いつでも私のところに訪ねてきて欲しい そう口にしてくれたんだ。俺は、ありがたく思って。彼女に相談に乗って貰うことにするのであった。

俺は 目の前の受付にいる若い女性。

「この人のお名前は ミウナ様と申されるのですか」と呟く。ちなみにこの女性とは初対面ではない この人とは何度か顔を合わせているため お互いに自己紹介を済ませてあるのだ。だから俺は彼女について教えてもらった。その情報をまとめると。まずは年齢だが、今年21歳になるという事だ。職業は魔法系の職業になっており この世界における魔法のエキスパート的な存在の職業だという事がわかる。ちなみに冒険者の中では この職業に就いている人が最も多くいるそうだ それで俺と同じ職業なのだが その効果は「自身の体力が0になると 一度だけ蘇生することができるようになる」というモノになる その効果はかなり強力であり

「死んだとしても復活する」ことが出来る

「それは強いな」と、俺の感想だ。だがこのスキルが発動できるのは、一度だけであり2度目はない また、このスキルの効果を発動した場合に、発動者の体は「光の玉」となり。それが周囲に散った後で消え去るのである そう言った仕組みのようであり 要するに俺の場合は。「死ねば終わりの人間」みたいな感じだな だがこの効果はあくまでも緊急用なので、基本的には使う必要がないスキルだとも言える そして このスキルは俺以外に習得する事が不可能な為

「スキルカード化できないスキル」ということになるのかな?と、そんなことを考えてみる ま、それよりもだ

「俺のことを信頼してくれて ありがとう」と伝える そうすれば、ミライは、照れ笑いを浮かべた後

「いえ、あなたなら、きっと 問題無いと思っておりましたので」と、そのような事を言われてしまい さらに「あなたとお話をする機会があれば、必ず会って頂きたいと。そういうように頼んでいたのは私自身なのです。だって あなたが来て下さらなければ、こうして再会を果たすことが出来なかった訳でしたし」と言ってくるのだった ま、そんなこんながあって 俺とアリシエルさんの二人で ギルド会館内にあるカフェテリアに向かい。そこで飲み物を注文した後に席に座って話し合いを始める そして、最初に俺達が行わなければいけない行動として、互いの持っている情報を交換を行う事に決まった その結果としてわかったのが 現在、この世界は大きく分けて3つの勢力に分かれているようだ。その内訳は 1つ目は「人間の世界に住む人達」と、もう1つは「魔族と呼ばれる種族達」

最後に「その他の動物や植物などの自然」となっているようである。

簡単にまとめれば「この世界には元々住んでいた人間が住んでいるエリアと、それ以外の存在がいる場所」といった形になっているようなのだ そして「俺の元いた世界でも存在していた魔王軍の関係者」と「俺の世界から流れてきた者達が、それぞれの目的や理想を掲げて戦っている世界」というのがこの世界の本当の姿であるらしい そう言われると「俺と似たような世界から来ている人もいるんじゃないかな」と思ってしまうのである。まぁ実際そうなっているらしい

「ところで この世界での魔王ってどういう位置づけの存在として存在しているのかな?」と尋ねてみると。アリシエールさんは「そうですね。分かりやすく説明するならば「世界のバランスを維持する者」という立ち位置なのかもしれませんね。例えば、この世界に生息するモンスターの数は 年々増えてきているという現状があるのですが。その全てを討伐して回る訳にもいきませんし 仮に全て倒せたとしても。いずれ復活してしまいますので、そういった意味で 魔王軍は「バランスを調整するために存在する組織」と言った認識を持たれているのでは無いかと。私は考えています」という回答が返ってくる そして「この世界の人間は この世界の人間同士で争うことが多い。そのため 他の世界から来た方達に「この世界の管理を任せているのではないか」と思っている者も少なくないのかもしれない」と、そこまで話すと、彼女は こちらに向かって微笑みかけて来た。「あなたはこの世界の出身じゃないと聞きました。なのにこの世界のことをよく知っていそうで その点についても凄いなと思ってしまっているんですよ。だからこれから、よろしくお願い致しますね」と言われると 俺の方は思わず「あははっ はい!頑張りますよ!」なんてことを言って、その場の雰囲気を盛り上げていた それからしばらくの間

「あなたと直接会うことができて良かった。そう思えていた」なんてことを口にしてくれる女性に対して

「ええ 私も同じ気持ちです。あなたに助けてもらってなかったら 私は今も、この場所に立つことはなかったはずなんです。あなたがいなかったら。そう思うと怖いと思ってしまいます」などと言いながら、お互いの手と手を触れ合わせ。見つめ合うことになった。そうした後では「私にとっての特別な日」になっていたりしていた 俺が、この街に来てからの話を終えると 今度は向こう側から「そちらの方はどういった生活をしていたのでしょうか?気になったことがあったら聞かせていただきたいです」と言われた 俺は、そんな風に言われてから少しだけ考えてみて。この世界

「元いた世界での常識は通用しないぞ」ということを肝に命じてから これまでの出来事を話していく すると「なるほど。あなたは、とても大変な目にあっていたんですねぇ。それも想像以上に過酷な状況に陥っていたみたいですよ。その話を聞いた限りだと この世界に来た時には、所持していたはずの装備品やアイテムが全て失われていて。その上、身ぐるみ剥がされていたって感じなんですよ。しかもステータスの類に関しては、最初から1の状態でしかなかったということみたいだったんですよ」と言われてしまう そのことについては確かに事実であり。この世界では どんな人でも、最初の時点での身体能力は同じ

「これは非常に興味深いですね。この話は、是非とも記録に残しておく必要があります」と、そのような言葉をいただいたりすることになったのだ そう言えば 俺って「職業を新しく習得することは出来たのか?」と思って。アリシエールさんの方を見てみれば「職業を変更できるようになったのでしょうか?」なんて言われてしまったため 俺の職業に関して伝えておくことに そうすれば「あなたの場合 職業の習得が可能だったのであれば【盗賊】をレベル20まで上げていた方が色々と便利になりますね。それと【忍者】も【隠密】を最大レベルで覚えていた方が良いと思われます。どちらもこの世界においては重要な役割を担っている職業なので この先の戦いの中で 大いに役に立ってくれることと思います」

「ふむふむ 成程」と思い それらの職業を習得できるかを確認して貰っておく 【忍び歩き】と【気配遮断】を覚えさせて貰うと。レベルは最大にしておいて下さい そして武器を扱うのが得意そうな印象を受けたため「ナイフの扱い方を練習したいのですけど。そのやり方とかをレクチャーしてもらえますか?できれば短剣が良いのですけど」と頼む そしたら、快く応じてくれて 俺のレベルを15程度にまで上昇させる 【短剣術 MAX

「暗殺」

レベル30】を入手でき ついで「忍刀」をプレゼントされる。その後では 彼女が俺のために作成をおこなってくれた、ステータスの装備欄を 確認して欲しいと告げられたので。それに従い画面を確認する。そうすれば 職業を「盗賊(Lv10)+(暗殺)」に変化させている。この世界では職業の熟練度を上げることができる。そのため レベルさえ上げておけば 戦闘において困ることはないというわけである。

俺は彼女の案内により。この世界についての説明を受けることになる そうすれば「そう言えば。まだ話していなかったことがたくさんありましたよね」という話になって。俺はその言葉に甘えることにしたんだ そしてこの世界

「魔獣界」については 様々な種族が存在するとされている。その中でも一番多いとされる「オーガ」「ゴブリン、コボルト」それに「スライム、フェアリー、オーク」などが代表格であり他にも数多くの生物が存在している。だが基本的に知能の低い魔物が多いのが特徴だ。そのためこの世界の人間は この大陸の外周部分に住み着いている魔物を退治するのが精一杯である

「この世界に来てしまった人間達は。自分達が暮らすことのできる領域を確保するのが、やっとの状況なんだ」とのことだ また「魔法文明を築けるだけの能力を有した者が生まれてくることは、殆どないと言われているのが実状だよ。そのことから。魔法使いというのは、かなり希少な能力を持った人材であると言えるのかも知れないんだよ」と、このように説明を受けたりする 更に詳しく聞いてみると。元々、魔法の技術が確立されていた時代は、魔法科学の発展が進んでおり高度な発展を遂げていたため。多くの魔術師が誕生していたという過去があるらしく。しかし今では、魔法の使い手になれる者はほんの一握りしか存在しなくなってしまったのだという つまり

「魔法とは魔力の消費量が大きいのと。そもそも発動条件が難しいので、扱いやすいとは言い難い技能になる。故に使い勝手が悪い」

というのが、この世界における一般論のようであった ちなみに 俺の職業についても「【暗殺者】ですか。あなたのように特殊な職業を身につける人は滅多に居ない。そういう意味だと、あなたの世界は相当平和な場所だったんですね。もしくは余程の実力を秘めた人物が居る国や地域が存在した。そういったことなのでしょうね」という感想を聞かされることになった さて「魔族」という存在だが。

元々は、この世界の住人ではなく。「この世界の外から」やってきている。そのためこの世界にいる魔族は。人間の世界の事情などには一切、興味を持っていない そんな彼らが この世界の何処に住んでいて、何を目的に活動

「俺の職業【勇者】についても この世界に存在する全ての人が取得することができるわけではないと思うんだけど。どうしてなのか理由が分かる?」

俺の職業が【剣士】じゃなくて【賢者】でもない理由は、この世界の人間達が「自分のレベルを上げていくことによって、より上位の職業を手に入れることが可能」だという思想に基づいて。【職業レベルの上昇がしやすい職業】を選んでくれているからであると教えてもらう その辺りのことも踏まえると 俺の職業は、この世界にやってきた人達の中でも異質で

「普通の方法で手に入れたものではなく。何らかのイレギュラーが働いた上で獲得したものだと考えられる」と彼女は口にした その理由について「本来 スキルや称号などの類は。レベルアップによる強化とは別に。この世界の仕組みを利用して手に入れられるようになっているので、何かしらの条件があるのは間違いありません」と、このようなことを口にした

「それにですね。この世界に来る前から 特別な職業に就いていたという方は存在するにはするのですが」と彼女は続けて言うと。そこで一旦区切り

「私が知る限り あなたのような存在は今までに見たことがない。そのため、私の予想は間違っていないんじゃないかなって思っているんですよ。

この世界では

「この世界に訪れる前の記憶を保持したまま、この世界に降り立つことが出来る人」というのは存在しないとされているのが、現状なの

「俺以外の転生者の人も 記憶を持って生まれたりしてたりするんじゃない?そういった話を耳に挟んだことあるんだけど この世界に存在する「俺と同じ世界から来た人物の知り合いは 俺以外にも存在しない?」みたいな感じで尋ねてみた そうしたところ

「私達の種族は。異世界からの来訪者を目にしたことはあっても。あなた以外に出会ったことなどはないので あなたと同じような体験をした人とは出会ってはいないんです」との答えが帰ってくる 俺としては「もし俺の身に起きている現象が他の人の身の上にも起きてるなら、お互いに連絡を取ることができたら良いな」と、思っていたのだが。それは不可能だったらしいのが残念なところではある まぁでも。俺の方に、この世界の人たちとの交流を深めるつもりがあるのならば。向こうの方からも歩み寄ろうとしてくれているような態度を見せていたし そこまで心配することもないだろう。

そうこうしているうちに「そろそろ食事の時間になってきた」ということで。アリシエールさんの手作り弁当を食べてから。冒険者ギルドへ向かうために 外に出て歩いていくことに その際では「私は あなたの事を応援していますからね」などと、言われることもあったりしたのだ そう言えば「さっき倒したのが あの鳥達なんですね。あれは、いわゆる『ハーピー』と呼ばれる種族なんです。見た目は女性の上半身を持つモンスターなんですが。性別の区別がないんですよね。ただ 腕は二本ありますし、胸もある。足なんかは鳥に近いです。それでいて下半身は蛇に似ていますし。顔は人っぽい顔をしていたりするんで、見分けることは非常に難しい。それが この子の特徴でもあったりします」などと言われたが 実際に見てみれば「あ~なるほど」というような感じだった それにしても あれってやっぱり女性体なのだろうか? いや待て あれは、あくまでも人面であり鳥なのだから。その辺りの判断基準は、こちらの世界で生活している人にしか分かり得ないのだろう。だからこそ 彼女は「男性体は人型で。女人型は完全な人となるんですよ」と言うわけなのだろうな それから、俺達は目的地に到着すると。そのまま、この建物の中に入り受付へと向かう すると その途中で俺は「あなたは有名人なので、もしかしたら既に有名になっているかもしれませんね」と言い出したのである その理由については、アリシエールさんの方が詳しいみたいだったために 俺も気になってしまい。彼女が口を開くまで待つことにする。そうすることで、少ししてからようやく彼女が「実はあなたのような、とても有名な人を仲間にしている。という理由で、私にも声をかけようとするパーティーが増えてきている。というのも。最近になって、ダンジョン内で問題が起きていて。その結果 攻略できる可能性が、どんどん下へ落ちていってしまう その原因を突き止めて欲しい という要望が出されていた」ということを伝えてくれる。

アリシエールさん曰く「この国の騎士団は、この手のトラブルに対処することが得意ではないために あまり機能しない」とのこと

「なので、私も協力したい気持ちがあるんだけど。そう簡単に解決できないのも、また事実だから。とりあえず、今 出来得る範囲で 調査をしようと思ってる」なんてことを彼女は言ってくれると。早速とばかりに「依頼を受けさせてください」と言ってくれると、そのように頼んだのである そうすれば「本当にいいのかい?」と言われることになる。何故、わざわざ俺に声をかけてきたのかといえば「もしも俺と関わりを持てるようなことがあった場合は、そちら側に付く可能性が高くなるからだろ?」と問いかけてみたところ どうやらいとも

「あっさりと見抜かれてしまった」と、いった様子で苦笑いをしていた さて、こうして 依頼を引き受けることになったため、俺達は建物内にある資料室へ向かい情報を集めようとしたのである。そこで俺は「ちょっと調べておきたいことがある」と伝えて別行動をすることにしてみると 彼女の了承を得てから。さっそく、この世界の「文字について知りたくなってしまったんだ」と告げた。そして、それに応じてもらった結果。分かった事なんだけども。どうやらと、その辺は俺が考えていた通りの内容だったらしく「ステータスオープン機能が備わっているのであれば、普通に会話をしているだけで意思疎通が出来るのではないか」と思ったりするわけである だが 実際は違うらしく。言語に関してはステータス画面に表示される情報で判断出来るものの それ以外の部分は自分で努力をする必要があるのだという つまりは「この世界の人間が喋っている言葉を聞いて覚えていかなければダメ」ということだ さて、そういう理由から まずは、どのような物なのかを理解しておかなければいけないな その次に文字の書き取りも必要だろう

「よし、決めたぞ!」

そういう訳だ。アリシエットさんが戻って来るまでの間は。この場で待機していれば いずれ、俺の疑問を解消することができる。そのために「必要な情報をしっかりと把握していく必要性がある」と考えて、今は大人

「さてと。ここで待っている間は どんな情報が必要になるかな。うむ、やはり先程も説明された。この世界の歴史とか。この国や周辺地域の情報。それに地図なども確認しといた方がいいかもな」

「さてと。まずは歴史関連を調べよう」

その前に「魔法関係も気になるな」と思いながら魔法関係の本を眺めていくことにした その途中にて「この世界は、どうやって発展していったのだろう」という考えが頭によぎっていく しかし。その点に関しても「この国」と、その周辺に存在している町の名前が書いてあった さらに「この世界の歴史は、どれくらい続いているんだろう」と疑問に思ったことから

「ふーん。これを見る限りは、この国は結構な年月を生き続けている。ということが分かるけど。それでも、まだ分からないことが多い。俺が生まれた時から、どれだけの時間が経過していたのかについては謎に包まれたまま」

さて、次は何を確かめよう。と考えている最中に「あっ」となったわけで そうだな

「この世界のお金の事も、知っておいた方が無難だろうな」

そんな風に思い至った俺は 本棚を漁って「お、こいつはかなり貴重な情報が記載されてやがるぜ」と感じ取れるような代物を目にすることが出来たわけ それを抜き取ることで「こいつは凄いな。かなり大昔に存在したとされる金貨についての詳細な情報が載ってるじゃないか!しかも 発行元についても判明してるときた。これは思わぬ掘り出しものを手に入れた」ということが 嬉しくも感じる 何しろ俺は「ゲームで得た知識」を頼りにして、この世界に存在する貨幣価値と種類と入手方法に関して理解することができた。

そのせいで「こんなのも、この世界にあるんだ」と思ってしまったが、それと同時に俺の中に芽生え始めた「何かに対する興味」は、ますます大きくなっていった。

なぜなら「ゲームにおける金の単位とは全然違っていて なおかつ。硬貨の形が違うんだな。それにデザインについても、俺がよく見慣れた形状ではなくて。どちらかと言えば、この世界特有の造形に近い形をしてやがると来たもんだ」ということを理解することができてしまい「これは興味深い」と考えてしまう自分が存在するのであった。

こうなったら

「もっと別の情報も手に入れてしまおう」

そんな感じになり 更に書物を読み進めていくことになる そうすることで判明したことは「どうも 俺の住んでいる地域よりも更に南の方では。今でも尚「奴隷制度が存在していて、一部の人達が過酷な扱いを受け続けて、命を落としている」という状況が続いているらしい。そのため この国から支援

「冒険者や商人などを雇ってはどうかな?そうやって 他国からも人員を派遣することによって。何とか助けられないだろうか?」みたいな考えがあって、色々と動き回っていると そんな内容の記事を発見できたので この国が現在「奴隷制度のある地域に救援を送る計画」を行っていることが分かった 他にも「我が国では、そういった問題を解決するべく動いている。だけど中々、良い案が浮かんで来ないので 君のように優秀な人材は歓迎するので。良かったら協力してくれないだろうか?」といったことも書かれてある記事もあったりで「なるほど。そういった感じの事が、書かれていたんだな。うぅ~む そうなったなら仕方が無いが俺としては、どうにかしてあげたく思ってしまったんだよ」なんてことを考え 思わず「うん?」となってしまう出来事に遭遇してしまうのだが

「おっと、いけない。それよりも 次のページに行こうじゃないか」

それから、暫くの間「本を読むことに熱中し過ぎてしまっていたからこそ 気付けば、かなり長い時間を消費していたことに気が付く」ことになると アリシエールさんが帰って来ていないだろうか?と、気になった俺は すぐさま立ち上がると。アリシエールさんの姿を探す。そして しばらく周辺を見渡し続けていったのだが 一向に姿を見かけることができないのが「もしかして、どこか遠くに出かけてたりしているのか?そうなってくると、ちょっとだけ困ることになる」と、思うようになったのだ。そうなれば「今日中に合流が出来ないかもしれない。だからこそ 先に用事を済ませてしまおう」と考えるようになり そのように行動を開始した俺は 図書館を出てから受付で冒険者カードを返してもらうと。そのまま建物の外に向かって歩いていくと、そこで「俺が外に出ようとしている姿」を見た人たちから視線が集まるが 気にせずに歩いていく。

その際に「そう言えば」と思うことが有り「俺は有名人なんだっけ?」と口にしたくなるが、あえて言うのは止めておき そのまま外に出ると ギルドへ向かって歩き出す すると「やっぱり」という気持ちになってしまったのだ。それは、どういう意味かと問われたら「周囲にいる人の数が、これまでと比べ物にならないほど増えている」ということが言える。

だからこそ

「もしかすると これから俺は、こういった場所に居続けると大変なことになりそうな予感がしてしまったために 早めに立ち去るのが賢明だと、俺はそう考えたので なるべく目立たないようにして移動を続けることにする。そうすることで 誰にも話しかけられることがないように気をつけながら、足早に移動を行う。

そうすることによって 俺は、無事に宿屋に戻ることができたので「ホッとした気分だなぁ」という思いで胸がいっぱいだ。さすがに街中を歩いているだけでも大変すぎるため「もう少し落ち着いて生活が送れそうな環境が欲しいところだな」と思えるようになっていた。なので「この世界で、どのように過ごすべきなのか?どうしたら、いいのだろうか?そこの所をしっかり考えていかなければならないな」ということを実感させられていた その翌朝の早朝には俺は起き上がり すぐに着替えを始めると、昨日の内に購入した衣服に袖を通して 部屋から出て行く。ちなみに服装に関しては「俺の趣味で購入させて貰った」ものであることを言っておく。そうでなければ俺の普段着と同じ格好で出て行くつもりでいたが

「流石に見栄えが悪いよな」と考えた結果なのだが、さておき。そうしてから俺は朝食のために宿屋の外へ出た。そうする事で、ようやく落ち着くことが出来ているので「よし、これから頑張って生きていこう」そう考えると、これからの未来に対して希望が湧いてくる とはいえ、そうそう都合良く物事が進んでいくとは思えないが さ

「とりあえず、これからどうしたものか」

まずは「情報収集を行うための行動を開始しなければ始まらないよな」そう判断を下すと「ならば早速とばかりに行ってみよう」となるので 宿を出るなり大通りへと向かって、その歩みを進めていく。ただ「朝だからといって騒々しいのに変わりは無いんだな」と思った。それも当たり前な話だ。だって時刻は「日の出と共に行動する人が多い時間帯でもある」ため「俺のような奴にとっては好まない時間帯に」なっていた。

「あーもう。なんなんだよ。この光景は」と呆れた声で愚痴を言いつつ とにかく俺は 目的としている酒場を目指して歩く。そんな風に、ひたすら真っ直ぐ進んで行った その途中では すれ違う人々の数は多かった そうして「本当に人が溢れかえってやがるな」と思い知らされることになったが、その反面として。これだけ多くの人が居るんだったら「何か面白い情報を手に入れることが出来るんじゃないか?と、そう思ってもいたので期待してしまう自分がいたりする。

ただ「そうなってしまうのは危険ではないか?だって俺のことを誰も知らないし。仮に知ったとしても覚えてもらえない可能性も高いんだぞ」という考えが頭に思い描かれると 途端に恐怖心に襲われ始めてしまう。そうして「うわー やばい このままでは非常にまずい 早く何か行動を起こさないと取り返しがつかない事態になってしまう」と感じ始めると「うわああああああああ!!」となって 大慌てで、その場から離れる。

そして 必死に逃げるように走り続けた末に なんとか落ち着いたところで立ち止まり息を整えていると「俺って こんなにも弱い人間なのだろうか?情けない男じゃないか」と自分自身に失望していた。でもな。今の今まで平和で、特に何も問題無く過ごして来た俺の人生においては このぐらいで十分だろうと思っている だから

「今は無理しない範囲で活動して行けば大丈夫。いずれ上手くやっていけるようになるさ。うん」とか前向きなことを口にして自分を励ますようにする。そうしたことで幾分落ち着きを取り戻すことが出来たので、また歩き出そうとした矢先の事である「お待ちください!」と言われてしまったのだから驚きの連続だよ。

まさか俺に声をかけてきた相手は女で金髪の女性だ。しかも若い年齢に見える女の子なのに凄く美人であり背が高くスタイル抜群で「俺の理想」がそのまま目の前にいる女性になっている。

だから 俺は驚いていたのと同時に、つい反射的に後ずさっていた。そうなってしまった原因だが

「俺の容姿では相手にすらされないだろう」と自覚していたためだ。だから声をかけられたこと自体に動揺してしまい 体が反応を示してしまっているので、どうしても逃げたくなってしまった そう思った時に彼女は言った。「どうか話を聞かせてくださいませんか?」と、だから俺は彼女の顔を見ると「真剣そのものといった雰囲気」を感じ取れたので「俺なんかで良ければ幾等でも」と答えた上で質問を受けてみる。そうして彼女が口を開くと、俺にとって予想外の事を語り出したのだ。

その口から発せられる内容は驚くべき内容ばかりだった 俺のことを知らないどころか そもそも俺の存在さえ認知していないような、そんな素振りを見せながらも、何故か俺の名前を知っていた上に。この世界における身分制度についても知っており

「私は、あなたの従者になりたい」などと言い出してきたのだ。俺は最初何を言われているのか理解できていなかったので困惑していたが「あなたに一目惚れをした」とまで言い出されたら、いよいよ混乱の度合いが加速していく一方だった それでも何とか平静を保ちつつ「何故に、俺なのでしょうか?俺より優れた人物は大勢いますよね?」と聞いてみたのだが

「私には分かりませんでした」という答えが帰ってきたのだから 俺は唖然とする他無かった。だから俺が戸惑う姿を見せている最中にも彼女は喋り続けていた

「一目見て確信いたしました」とのことだが 一体何を根拠にそう口にできるのだろうか?それが全く分からない。

そんな感じだから俺としては戸惑いを隠せない そんな状態の中で俺達は 宿屋の部屋の中に入り込んでいて「えっ?どうして??」みたいな状況になってしまっているのだから余計だ だから当然のごとく疑問をぶつけると 答えてくれたのは彼女からのもので「私の家系は特殊なのです」とのことだった なんでも先祖が神様に仕える巫女を務めていたらしい だからなのか?「貴方様のお名前を伺った際に 直ぐに頭の中に情報が流れ込んだように感じられたので間違いないかと」と言ってくるのだが、そうは言われても「俺には特別な力が無いから」そう簡単に信じることは出来ない。だからこそ この女性が、どういう意味で「俺を惚れているなんて言ってきたのだろうか?」と勘繰ってしまったんだがな。

ただ、

「あのですね」と言った後に彼女は少しの間を置いてから続きを話すと、どうやら彼女の名前は「アリア」と言うらしく。

そして彼女自身も、やはり異世界からやってきたのだというのが理由のひとつに有るようだ まぁ理由は色々あるみたいだが。その中でも 一番は俺に「一目惚れした」からだと説明してくれると 続けて「どうか私をお側において欲しいのです」と言われたのだが、そうは言われ

「はい。わかりました」と安易に答えることなどできない事情があるわけで それなら、どんな返答をして良いものだろうか?と考えることになると 俺は悩み始めて考え込み始めたのだ 正直言えば彼女の存在は嬉しいとは思う なぜなら あんな美人が告白してくれて嬉しく無い男が居るのか、と。そういう意味じゃなくて

「普通に嬉しく思えた」からなのだが。そうなれば「俺に断るだけの正当な権利」が、こちらにあるのかが気になり そうなった場合には「お受けすることが難しいかもしれない」と考えていた。

だってな 俺自身に「好きになったからといって、そこまで相手の人生を縛り付けても良いのかという部分もある。もし俺が、お断りするようなことになってしまった場合 今後 彼女に対する申し訳なさで押し潰されてしまう」と、そう考えたら断るべきじゃないのか、と考えてしまい。俺は彼女を振った場合、彼女に嫌われる可能性が高いと考えて「それは嫌だなぁ」と思わず呟いてしまっていたりする。

しかし、ここで俺は「もしかすると自分の身を守る為であれば」と思い直した もしも彼女を失うとなれば。

それは大きな損害であると 間違いなく言える

「ならば彼女を受け入れるのが、もっとも正解となる選択肢になるのかも知れないな」と考えた瞬間に「そうだな 俺は彼女を受け入れてあげるのが この世界に生きる者としての役割なのだろう」と思うようになった それからは 俺も腹を決めると、彼女に対して「ありがとうございます よろしくお願いします」と答えて受け入れることにする

「ありがとうござさいます」そう返事をしながら涙を流し出す彼女を見て 改めて見ると美しい方だと俺は思っていた

「やっぱり可愛く見えてくるな」などと俺は思いつつ「さて、と 俺は俺で 彼女の為に出来る限りのことは頑張ろうと決めた これからの生活で「幸せになれるように努力しよう」と心に決める さてと そういえば「アリアさん」は、この宿屋を

「拠点として使いたい」そう申し出てくるので、俺は、そのことを了承しつつ。俺の方は「この宿屋を拠点として使って貰うことは、可能」なので「問題なく使ってくれて構わないですよ」と告げた。それにしても彼女 随分と「綺麗に」なっているように見えるのは きっと 俺の見間違えではないはずだが いったい彼女 どれだけの時間を「異次元の空間で過ごしてきたのかな」と 不思議でならない気持ちを抱いていた その日は彼女と二人きりで過ごす事になった。といっても、ずっと宿屋の二階に居て過ごしていては あまりにも暇すぎて仕方ないと感じたために 街へと繰り出すことにした。そこで俺達が向かう先は街の中央に存在する噴水公園で

「この場所は、かつて王族の方が結婚式を執り行ったとされている」と、そう教えてもらっている場所で

「とても素晴らしい思い出の場所」ということで「行ってみようか」という話になっていた ちなみに噴水公園は街中で人気の高い場所となっており、多くの観光客が訪れている その観光をしている人達は ほとんどが夫婦や恋人連れであり「デート」を目的として訪れる人々が多い そんな中に、俺のような存在が加わるのは「なんだか変に目立ってしまいそうで怖い」と怯えてしまう。そんな風に俺自身が考えていたとしても 彼女が俺の手を引いてくれたら もう逃げられないし。そもそも

「手を握られている」時点で逃げることが出来ないしな。

そんな風に俺は 半ば諦めの感情を抱き

「はい。お姉様」と答えながら彼女の背中を追い続けていく やがて辿り着いた噴水前ではカップルの姿が目立っていた ただ俺達の場合は

「お兄様。あちらを見てくださいませ」と言われて、そちらの方向に向かってみると大勢の人々が集い楽しげに会話しながら食事を楽しんでいる広場が存在しており そこでは、たくさんの料理が提供されていることもあって、お昼時だったこともあり。

多くの人が食べ歩きをしており、賑わってもいた そうした光景を見ながら「なるほどな」と思ったりした 何故なら俺達の目の前には

「色々な食べ物」が置いてあり。それを食べたくて集まったであろう人の多さを目の当たりにしたからである

「お兄様は、どのような物を食べてみたいですか?」と聞かれるので「うーん」と考えた

「とりあえず。お肉類とか美味しい物を食べられたら」と思ってしまう自分がいたのは事実なんだけどな。

それでも俺は

「お魚はありますかね?出来れば焼き物が食べられるとありがたいんですけどね」と 口に出して言うのだが「焼き魚の用意は難しいですが、刺身の盛り合わせが提供されておりますよ」と言われ 早速 俺と彼女は「さしみって何だろう?」といった疑問を抱く中 運ばれて来た品を見る。

すると そこには新鮮なお寿司と呼ばれる種類のものが並んでおり「生魚を使った調理方法って」俺の世界では当たり前のことだったが ここでは違うのだから「本当に凄いな」とか「これが本場の食文化というのだろうか?」なんて感心している だけどな。

「アリアさんは知っていましたか?お米というものが主食になっていることを 実は俺は初めて知りました」と 伝えたのだが「お姉ちゃんが、おにぎりを作りましょう」なんて言われると お店のおっちゃんに注文をしていた そのお店で頼んだ商品を受け取った俺と彼女であったが、すぐに食べるような事はせず。近くの席に座ってから頂くことになった その際は彼女が「私が初めて作ったのは、こちらなんですよ」と嬉しくなれる言葉をかけてくれるので お礼を言いつつも「頑張ってくれてありがとうな」と頭を撫でたりすると、少し恥ずかしくなっていた彼女だった。ただ俺は 彼女の頭に触れた事で 何かが見えたような気がして、

「あっ!」っと、つい声を上げてしまったのだが。その直後だった。突如として「頭に文字が流れ込んできたのだ。それも日本語でだ そして俺が驚いた顔をする一方で 彼女は首を傾げながら「どうされたのでしょうか?」と聞いてきた そんな状況の中「ちょっと待っていてくれな。確認してくることがあるから 直ぐに終わる話なのかどうか確かめる必要があるんだよ」と口にするなり立ち上がる。そして急ぎ足気味で店を出て

「あのな」と話し始める そして、この世界で

「俺の知っている言語を使っている人間が存在している」ということを伝えたら 驚きの顔を浮かべながら俺の話を聞いた後に 俺をジッと見つめたまま黙り込んでいた だが 俺は俺である以上は伝えなければならない事がある。それが大事なことだと思うからこそ 口を開くことにしたのだ そして話していくうちに「異世界転生した俺だからこそ言える内容だと思っているから」という事もあって 彼女には全てを打ち明ける事にした。そして 全てを話し終えると彼女は俺の目を見た後に 優しく微笑んでくれる。そんな反応を見せる。彼女に対して俺もまた笑顔を返すのだが

「私からも宜しければ一つよろしかったでしょうか?」と言うので話をするように促すと「私が貴方のお側に居る事が出来たら私は嬉しいのですよね」と尋ねられるので、それに対しては「はい」と答えた上で 俺は「あなたが好きだ」と告げるのだった その後「アリア」に告白してから、どのくらいの時間が経ったのだろうか?お互いに気まずくなったせいなのか分からないが。少しの時間だけ沈黙が訪れていたが。その空気を吹き飛ばすかのように俺が「今日は二人で、ゆっくりと過ごそうぜ」と言うと、アリアが それに応えた。

その後は アリアに、どのようにすれば「元の世界に戻れたりするもの」について話し始める。

そして彼女は元から知っていたようで。異世界に行ける方法はあるのだと話すと「それは一体 どうしたら良いんだ」と尋ねたら彼女は微笑

「この世界と別の世界の狭間を利用して移動するのが、一番簡単ですが 他にも幾つか方法があるのです」と語る。そして この世界の外に出る方法を色々と教わったのだが、それは「魔法を上手く使うことが出来れば」簡単に達成出来ることらしい。

なので俺は「魔力の操作の仕方」を覚える必要があるのだが。俺自身の体内に存在する「MP(マジックポイント)」なるものは存在するのかを尋ねると。「はい もちろんです」とのことで どうやら 俺の体にも当然のことだが魔力が存在するようだ それを知れば、俺でも魔法の操作は可能なのではないか?と考え始めたのだが、果たして、どうなんだろうと悩んでいる間に

「やってみなければ分かりませんので、試されてみたら、いかがでしょうか」と言われた しかし俺は

「もしも失敗したらどうしよう」と考え込んでしまうと アリアが「心配されるのですね。優しいです」と言ってくるのだが そういうわけじゃないと思う。失敗する可能性があるのなら 絶対に失敗は出来ない。そう思えば自然と心配になってしまう それからは暫くの間は「もしも俺が、この世界を去ってしまった場合に どうするか」ということを話し合いながら過ごしていた その結果 結論を出すと「この世界でも この異世界にいても、俺達は離れるべきじゃないと思う」というのがあり もしも俺が死ぬことがあった場合には「彼女のことは任せて下さい」とだけ伝えておく こうして 異世界にて 彼女と過ごす日々は

「いつまでも続けばいいな」そう思えるだけの充実した時間となり これからの未来を生きていくことに繋がるはずだと確信していた――。

「そう言えばさ。今さらの話だけど『俺と一緒に』異世界転生してくれて良かったのかい?まぁ今の俺は死なないだろうけど、この世界に来る時にも死んでないもんね」と、つい、つい、そんな感じの発言をしてしまったのだよ そっからは「俺は別に君を責めている訳じゃ無いからね。気にしないで欲しいんだけど」という言葉を付け加えて説明をしてみたものの。アリエルからの視線が、まるで突き刺さってくるかのような感覚を覚えた。

すると「えぇ。大丈夫ですよ。私は最初から一輝様に付いていくと決めていましたからね。だから 私は後悔なんてしていないですよ。それに 一輝様と共に生活が出来ており とても幸せですからね」と言いながら、ギュゥ

「それにだ。私の方こそが聞きたいですよ!私は一輝さんの力になれたのでしょうか?」と言われてしまうが「あぁ十分過ぎる程に役立ってくれたよ」

と答えてから、もう一度だけ感謝の言葉を伝えようとする前に 今度は彼女の方から直接伝えようとしてくれる姿があるだけで 俺は感動してしまい泣きそうになった。

そして俺の方からも改めて言い直そうと考えていた矢先の事なのだが。ふとしたタイミングの出来事があったので。そこで話を変えることにすることに決めた「そういえば、あれは何時ぐらいのことだったかな。そうそう。君に初めて出逢った日だね」「あの頃が懐かしいわね~♪」って 何故かアリエルまで一緒になって言っていたりする。その日とは「あの頃の私は この世に生まれてきたことが怖かった時期でもあったわ」と口にしながら当時の心境を教えてくれた。その理由としてはアリエルは、もともと裕福な家で育ったらしく 貴族だったそうな。

ただアリエルが生まれた頃には、もう既に両親との仲が悪化してしまっており。

そして母親に関してはアリエルの目の前で、父の手によって殺されてしまった

「お母さんを殺した犯人は誰だ!」と叫ぶと。父親だと教えてくれるので。「何で あんな人が」と思い 憎むようになっていったという。そうした出来事があってから数日後。

父親の手で殺されるはずだったのはアリエルであったのだが、運が良い事に アリエルが外出中に両親が事故で亡くなり 結果的に命拾いすることになるのだが。その際に

「こんな家に生まれて来るんじゃなかった。この家は呪われている。早く出て行きたい」という思いを抱くようになり 家を飛び出していったのである。そこから先については語ることはない。ただ俺に出逢い 助けられた後

「自分の生きる道を決める」と言った彼女は 俺の為に尽くすことを決意したというのもあるそうだ。そうした過去話を聞きながら、俺は彼女を抱きしめていた

「俺は、この世に居続ける限り アリエルを守り抜く。必ずだ。この命に代えても守り切るぞ。約束してやるよ」

「ありがとう。でも、もし、この世から消える運命が訪れるような事になっても私は受け入れるつもりです。ただね。それまでの間に、もっと楽しい思い出を作っていきたいと思います」

「確かにな。俺達の人生は長くないかもしれないが、まだ始まったばかりだから。沢山の時間を、この地球で過ごして 大切な人を作る為に頑張らないとな」

「はい」と元気良く答えてくれた。

「よし。さっきよりも元気が出た所で 街へ出かけるか」

「うん。いいね」と返事をしながら、こちらの手を握ってきてくる だから俺も握り返し 手を繋いだまま街の

「冒険者組合に行って、お金を手に入れるとしますか」

「はーい」

そして俺は、そのまま二人でギルドへと向かう 道中には俺が異世界に来た時の状況を説明したり 彼女が今まで何をしてきたのかなど 会話を続けていき。俺の事を色々と語り合っていた そんなことをしながらも歩いている最中で、何回か、他の女性の冒険者と擦れ違うのだが、こちらを見る目が少し怖いと感じることがあるのだが。きっと、これは俺が悪いというよりも 隣に立っている女の子が原因なんじゃないかと思っている

「俺と、この子を二人っきりにしてくれないかな?」なんて思うのだが そんなことを言うと俺が寂しい男のように見えてしまうだろうし 実際に寂しいし悲しい気分になってき

「俺も彼女みたいな存在がいれば良いのに」と、つい思ってしまっていた ちなみにだが。今の俺が持っている金額は、それほど多い金額ではない。そもそも俺の手元に残っていた金貨の枚数は 三枚しかなかったのである。

なので大体の物価が知りたかったのだが。そこは やはり、あまり高い物は買えなかった それでも彼女のためにと 俺は、とある商品を購入してから店を立ち去ったのである。その途中で「この辺りの値段は、そこまで高くないんだな」と思って 安心していると アリアが「あの、私にプレゼントしてくれたのは嬉しいのですが、本当に受け取っても良かったんですか?私が自分で働いて、きちんと支払わせて頂くつもりだったんですよ」と言う 俺は、そんな彼女に「君は、この世界では身分が低いのかも知れないけれど、俺は、あくまでも君の味方であり 奴隷なんかにするつもりはないんだ。だから俺を信じて欲しい」と言う 彼女は そんな言葉を聞いて嬉し涙を浮かべていたが そんなアリアを見つつ 俺は

「とりあえずだ 宿に帰ってから話さないか?実はだ 俺達が泊まっている宿屋の近くに、それなりに安い食事屋があるんだよ」と言うと「はい 分かりました」という そして 俺が彼女を連れて行った先は「料理亭」という店だ そして、この店のメニューを見て アリアは、どれを食べるべきか悩んでいたので 俺は、自分が食べたいと考えている品

「ステーキ丼」というものを食べようと思っているのだ アリアが頼んだ料理が運ばれてきた後に俺は、この店で食べることにした理由についてを話そうとしたが、まずは自分の目で確かめてもらおうと思った。俺も注文した品が来るのを待つことにして そして数分が経過したので。先に俺の方の注文したものが、テーブルへと運ばれてきたので。俺は、すぐに手に取り口の中に入れることにする すると この世界の食べ物は俺にとって味が薄いと感じるものでしかないはずなのに、この料理に関しては、はっきりと分かる。濃い味付けだと言えたし 更に言えば肉質自体も悪くなく脂身の部分も多すぎるわけでもない

「どうですか?お兄ちゃんの分は、どんな感じになっているのか見てもらえませんか」と

「良いよ。見せてくれないか」

とお願いをする 彼女は、ゆっくりと俺に見せてくれると「これが お兄ちゃんの世界で言う『美味しさ』に近いものなのかしら」と言ってきたのだよ

「あぁ、間違い無く近いものだと言えるだろう。それにだ。俺は今 凄く驚いているんだ。この世界で生まれ育ったはずの俺でさえ この世界で食べた物が『物足りない』と思えるんだから 元の世界に居る俺の仲間達は どれだけ悲しんでいることだろうか」と、思わず口に出してしまっていた。

しかし それはアリアも同じ考えを持っているのだと知った だからこそ俺は

「この世界は もしかすれば俺達のいた場所より発展をしている可能性すら考えられるんだ。つまりは、もしかしたら、この場所ならば、元の生活に戻りたいと思えるくらいの状況が待っている可能性もあるはずだ」

そう告げると「そうですよね。お兄ちゃんは この世界を楽しんでくれますもんね。この異世界に来てからだって いつも楽しそうにしているもの」と俺を見ながら微笑んでくれる その顔は、やっぱり可愛くて 俺も釣られて笑ってしまうので「この調子でいけば、そのうち俺の元の住んでいた世界に戻れる方法が、どこかで見つかるかもしれないし 探していくつもりだ」と告げると アリエルは目を輝かせて「そうなれば最高です。一輝さんと一緒に過ごせるだけでも十分に素晴らしい日々だと思っていたのに 一輝さんの世界に行ければ尚更に、素敵だと思いますから」と答えて来てくれたのだった。そして俺も

「あぁ、この異世界で、どんな敵が出ても倒せば良いだけだから 簡単に思えているけど 俺が住んでいた場所に辿り着くまでに 一体どれほどの時間を要するのか分からないし」

「えっと この世界だとレベルとかが無いのよね。ということは ステータスも存在しないし 攻撃力や防御力も関係ないし。そうなると一体どうやって戦うの?武器や防具の性能によって変わる部分も出てくるし もしも一輝君が、どんな相手と戦えば勝てるのかを考えるなら それこそ相手の力を測る必要があるしその為にも 一度、戦い方を見直した方が良いかもね」

「俺の知っている限りで、俺と一緒に戦った事がある中で レベルが一番高かった仲間と言えば、あの時だな」

「ん~。もしかしたら、その子と戦っても負ける可能性があると思うんだけど。一騎当千の子だとしても、あくまでも一人の人間だっていうのを忘れちゃ駄目だよってことで あとさ 今の話から考えて、もし仮に一君だけが生き残る方法を考えたのだとしたら どんな方法で勝つことが出来たのかを教えてもらいたいな」

「そうですね。例えば、一輝様を盾代わりに使っていく戦法も有りかもしれません。一輝様に攻撃を当てさせたくない場合には最適でしょう」

「あははははは。それは名案なのかもしれない。というか、それが出来ないってことは、一君のスキルが強過ぎるということにもなると思うのだけど。普通はそういうのは出来無い筈なんだもん。それで 他には?何か、あるかな」

「はい 魔法を使って遠距離から攻撃を仕掛けるという事も出来ます」

「なるほどね。でも魔法の使い方は覚えていなくても大丈夫なんじゃない?ほら あれだけ魔法が使えるんだもん。というか、そもそもが魔力の量が違うんじゃ?まぁでも 今の時点では使えないだろうね。この世界での戦いに慣れる必要があると思うの」

「うむ 確かにな。だが、今の時点で この世界で生きていくために必要な知識は十分にあるのではないか?それよりも重要な事は、これからどういった風に動いていくのかという事なのだが」

「確かにそうだな。でも、そろそろ俺は 元の家に帰りたくなってきているからな」

「はい はいっ それについて私も 協力させて下さい!」

アリエルの力強い声に

「うん?どうかしたの?」

「いえ ただ、お礼を伝えたかっただけですの。こうして助けていただいたり。他にも 私は、色々と貰っているから せめて この世界の情報を伝える事で 私の感謝の気持ちを伝えられるのであれば 喜んで教えたいと、ただ それだけなんです」

俺は彼女の瞳を見たときに

(本気だ)と感じたので。真剣に受け止める事にした

「分かった。俺に出来ることがあるのなら 何でもするよ」

と伝えた瞬間 俺の言葉を聞いた全員が ニヤリとした笑顔になった そして「今から話す内容は、あくまでも仮定の話として聞いて欲しい。俺はな あの時に『俺にはお前の力が必要だ』と言われたんだよ。そしてな、その時の光景を思い返して見ると。そこには黒髪の少年がいた訳だ。

あの時は俺自身では無かったのだが。今の俺が持っている力で対抗できるのかどうかは、正直に言うと 分からなくなっている だから、あの時に言われた事を思い出すと どうしても気になってしまうからな。だからこそ今から もう一度思い出しながら考えるんだ」と 俺は語りながら頭の中で思い浮かべていると「なる程な。俺が今、ここで語ろうとしている話は、あくまで想像に過ぎないのであって、真実とは異なる場合もあるということを理解して欲しい その上で話を続けていこう」と伝えることにした

「俺は、この世界において俺以外の人物と出会う事が出来ずに。一人寂しく森の中で過ごしていったんだ。しかしある時から森の奥で何かの鳴き声が聞こえてくるようになった。その声が段々大きくなってくるにつれてだ。次第に足音が響いてき始めて。ついには姿を目にすることになったんだ」と俺が語ったところで「ふーん。その正体については何となく分かっているんだろう?なぁ 一? あの時の出来事が本当にあったことなのか もしくは夢であったのか それは今の俺たちにとっては もはや意味をなさない 今の俺は俺自身の記憶と俺の魂と肉体を持って生まれてきたのであるのだし 今のお前には、その自覚もあるのだと思うがな。俺が聞きたいのは、あの日の出来事は、実際にあったことだと断言できるのか その辺りのところを知りたいというだけのことだよ」と問いかけられたの

「ははは。流石 分かってるじゃねぇの。そうさ。今更な事を聞く必要はない。あの時の出会いがあったから今の俺がいるといっても過言ではないからな。俺自身が忘れてしまうわけもない。それにしてもな。どうして そんな質問をしたんだ」と言う俺に向かって彼は「いやぁ だって、俺もさっきは、お前に対して同じ様なことを言ったつもりだったんだぞ。それには答えないで質問してくるなんて酷い奴じゃないか。俺は少しぐらい自分の話もしておかないといけないと思ったから、この場で質問をしたというわけだ。

俺には、あの日の事を覚えているという共通点があるからな」と言った後に 俺は 目の前の男を見つめてみたのだよ。

俺は目の前で俺と同じ境遇にいるであろう男を観察してみることにする すると彼の姿が見えてきたのだ まずは、名前を聞いてみるとしよう。彼もまた本名を名乗るとは思えないので。偽名を名乗った後に自己紹介を行うのだろうと

「貴方の名前は、もしかしたら俺と同じように前世の名を名乗っている可能性もあるが、一応は、その名前を聞きましょうか」と言ってやったのさ。そうしたら彼が 口を開いて「へぇ 面白いことも言うじゃんか。俺はさ 前世とは関係の無い。別の世界の人間であり そこでの記憶を持っている。つまりは 俺は転生者なんだよ」と答える 俺は、やはり俺の予想通りだったので「そうか。それで君は俺の名前についても ある程度は理解してくれていると思って構わないかい?だとすれば、俺も同じように君のことを理解できるはず。

しかしだ。この世界に生きている存在でありながら、なぜ別の世界の記憶を持っているんだ」と言ってみたところ「あはは。そりゃ俺の方が聞きたいな。お前こそ何故 この世界に居続けているんだ?まさか また死ぬために存在しているわけではないのだろう?だとすれば、俺が知りうるのは、この世界の情報くらいのものになるのは 当然の事だろう。俺の知っている限りだと。俺は前の世界でも生きていたから この世界のことは全て知っています。

などとは言える立場では無くなったが、俺も、この世界に産まれ落ちたのだから。この世界のことを学び尽くそうと頑張ったからな。今の段階での、俺の持つ全ては、俺のモノでもあるが。俺の知識には、既に興味はないのかもしれない」と言われてしまい「成る程な。俺は君が思っているよりも遥かに長い年月を生きた経験があるのだけど。今の世界がゲームに酷似していて。なおかつ、その中で俺は主人公の立ち位置にいたんだけどね。

この世界の神様と会ったのをきっかけに、今の俺は、もう俺にとっての物語が終わっちゃった感じになっているのかな。それと この世界の神々には、俺が主人公だと認識されていたらしいし。そうなれば俺が今から新しい物語を作っていくことになるんだけど。そうなる前に、一度 死んでみることにしたのだよ」

「ん?ちょっと待ってくれないか?今の話を聞いた限りでは 今の状況で 俺の疑問が解決された気がしないんだけど。俺としては、もっと分かりやすく説明して欲しいのだけどね。俺はね この世界において、まだ何も知らない状態に等しいのでね」と男が言う 俺は それに対して この男は嘘は言ってはいないと思っているからこそ

「あぁ そういうことね。簡単に言えば、この世界の神々が生み出したゲームのストーリー上での主人公というのは。実は俺ではなかったということだな」と言った後「ちなみに俺が主人公であると思っていた理由はね。この世界で俺は俺以外に会っていないからなんだよね。他の人に会いたければ どこかに行くしか手段は無いからね」と答えたんだ

「おいおい。冗談はそこまでにしておいて。さすがに俺としても信じられなくなるぞ」と言い始めた彼に「でもな 俺は別に嘘を言っているつもりは無いんだ。ただな、今の段階では、何一つ確定していない状態で、俺は この世界で死を迎えることが一番良い結末だと判断したから。死に場所を探していたら。たまたま、この場所が、最も相応しいと感じ取ってね。今は此処に来ているだけだ」と話したら「あはははは。やっぱり君って変わっているよね。普通は、この場面で笑えないし。そもそもが、この世界に来る理由も無いはずだよね。しかも、その場所って、君が住んでいる屋敷のある場所でしょう?もしかしたら 君の家族とかにも影響が出てるんじゃないの?ほら。よく考えてごらんよ。もし、そうなった場合は。誰が困ることになると思う? 俺的には、そこだけが、気になっていたんだけど もしかしたら 何か心当たりはあるんじゃないか?」と言われる しかしだ 今の言葉で俺は確信する事になったんだ。俺以外にも同じような状況に陥っている者が他にも存在するという事をだ。それも、かなりの人数が存在している可能性が高いという事まで はっきりさせてしまったんだからな。しかしだ 今の段階においてもだ この世界においては俺は誰とも会うことが出来ずに過ごして来たんだ。

しかもだが この身体

「一輝 俺に出来ることがあるのなら。なんでもしよう」と言われた瞬間。思わず「はっはははははは」笑い出してしまったのさ 俺は

「一。俺の力が必要って、そう思っても良いんだよな」という言葉と共に「あはは。そうだぜ。一輝 俺たちは、この世界を平和にする為に一緒に歩んでいこう。だから 俺は、一の力を是非借りさせてもらおうと考えているんだよ。だからこそ こうしてお願いに来ているんだから」そう言われちまったら。断ることも出来ないから「よし 分かった。一の力が必要なら 俺に協力してもらう事にするよ」そう伝えると共に「そうだ 言い忘れていたが。お前さんは、今の状態では この世界で最強に近い力を持っている。俺には それを止めることはできない」とも言われたんでね。とりあえず「どういうことなのか。分かるように説明してくれるか?一」と聞いたんだよ

「うむ?簡単なことだよ。一輝。今のお主に 勝つことは出来んよ」という返事が戻ってきた 俺は目の前にいる少年の言葉に対して納得できない部分もあったため

「どうして そう断言出来るんだ?仮にも俺の力は。あの時に手に入れることができた最強の力であると聞いてもいるんだが。

だからこそ、俺に勝ち目がないことも。十分に承知していたからこそ 俺は、あの日に死んだはずなのに 今ここにこうして存在している 違うか」と言う俺に対して「確かにな。しかしだ。それは間違いであることも事実である」そう言われたので

「どうしてだ」と言う すると

「お主は、自分のレベルを確認する方法はあるかのぅ ステータスと唱えるか 鑑定と呟くだけで 自らの強さを数値として確認できるようになる。そしてだ。

自分の強さを知ることが出来なければ 相手の力量を図ることが不可能である以上 己の強さを正確に知ること すなわち情報を得ることが何より重要である と 我は思うて居る だから教えておくれ 我が弟子よ」と言われてしまう。そして、俺は「えっと 俺に教えるような内容があるのかどうかは 俺自身も分かっていないが この場を借りて 改めて、この異世界での出来事を伝えようと思う。この世界に存在する全ての事柄に関して 俺自身についても含め 俺が持つ全てを」と語り始めることにしたのだった

「まずは、この世界の成り立ちから伝えていくことにしましょう。そうしなければ。あなた方が俺の話を理解していくのは難しいでしょう。そう この世界が俺と貴方達のような転生者で作り上げられたものだということは 理解していますよね。そしてです 俺は 元々いた世界の地球にて。

俺の住んでいた街に隕石が落下したことにより、その衝撃により意識を失いました。その時に目を覚ますと同時に目にしたのは、見たこともない世界 しかし 俺は、なぜかこの世界に存在している自分以外の存在を 知ることが出来なかったんです。俺の記憶にある中で、この世界で初めて遭遇した人間は あの方だけなんですよ。そう この世界において最初に出会った人物が貴方で、その隣に存在していた女性が、この世界の女神である アリス様なのですよ。そうそう 彼女は、俺のことを知っているらしく あの方に頼んでいたみたいなんです。そう俺も、最初は 彼女が何をしようとしているのかも分かりませんでしたが 彼女によって、この世界に転生を果たしたわけですね。その後は色々とありまして ただでさえ少なかった友達を失ってしまった俺は一人で生きていきながら、どうにか生きていける術を身につけていたのはいいのですけど 俺は結局 一人になってしまったわけなんですね。そこからは孤独に戦い続けてきた俺は、ついに命の限界を感じ始めていたわけです。

そこで 最後の望みを掛けて 神との対面を試みていたのですよ。

その結果が 今に繋がるって事ですね」と話し終えた俺の目の前には、この世界で最強と呼ばれている存在がいるのだと実感できた 俺達は今 森の中に入って行くと そこには巨大な大木が存在していて そこに、大きな湖が存在したので そこで少し休憩することにした そうそう ちなみにだ 今、俺は眼鏡をかけた状態なので 本を読むことができるようになっているから安心して読んで

「あははは」笑い声をあげる男の姿があった 俺だってな。まさかとは思っていたんだが この男が俺の前に現れてからというものの。俺はこの世界に転移する前にやっていた。俺が大好きだと言っていたオンラインゲームの世界そのものなのだ。これは、偶然なのだろうか。それとも必然的な流れなのであろうか 俺達がゲームの中でプレイをしていた時には、まだ登場していなかったキャラクターが俺の目を通して見ている景色の中に登場するようになってしまっているようだからな それに、さっきの男が言った「レベルが存在しない」という話も、もしも本当にそうだとしたら 今現在の俺のレベルが100になっている時点でおかしいことになってるってことになるだろうからな。いやまぁそれ以前に そもそも、この世界の人達は、全員等しく成長を続けているのに、俺だけが例外の存在となっているというのも どうもおかしな話だしな。

「なぁ さすがにさ お前も こんなところに、ずっと、引き籠もってるのは、どうかと思ったりしないか?」俺がそう言う

「そうだねぇ。まぁ 僕も君の意見については賛同しているのも事実でね。だからと言って、僕も外に出た途端、襲われると 困っちゃうからね。もう少し この場所を拠点にする事も考えていたのだけど。君は、それで、構わないのかい?」男が質問を投げかけてくる

「いや 問題無いぞ。それよりも これから先 一体どのようにしていくべきかを考える必要がある と思うのだが この世界のことを、詳しく知り尽くしていけば。自然とその道が開けるのではないか」と考えるのだ しかしだ 俺の場合は、そう簡単に物事が進むわけではないから やはりだ このまま、ここで、俺が持っている

「知識の宝庫」を使う事で、この世界における真実を見つけ出すしかなさそうであると判断する ちなみにだが この本を読んでいくと この世界で語られている内容が、全て本当のことだと証明することができる。

この世界で伝えられている伝承が あまりにも、俺自身が、知っているはずの事ばかりが 書かれているからである。特にだ

「勇者が魔王を倒した。それが事実であることは、既に分かっている。何故ならば、この世界で語り継がれている物語は、実際に存在した物語が元となっており、しかも それらの出来事は、既に過去のものとなっているからだ」ということが記されていた

(なるほど つまりは、今の今まで 伝えられてきた歴史が全て偽りであったという可能性が高くなってきたという訳か)と思いつつも。俺としては、今の俺にとっては この世界で生きることが第一優先事項であるので。あくまでも参考程度にして、行動指針を決める事を優先しようと決め込む。

そして、しばらく時間が経過した後に

「そういえば。一 そろそろ移動しないと。この森の中にいる生物たちは みんなレベルが高い奴らばかりで、まともに戦うことが出来ないし。この森から脱出できる方法がないかを探そうと思わないか?」と言ってくる男に対し俺はだ

「あーうん 俺は それでも良いんだけど。ちょっと待ってくれ。俺は今すぐにでもこの場所から離れた方が良いと思うんだよ」と言って

「あ~やっぱり そうなるよね」と答える男性であった そんなやり取りをしながら歩いている最中 俺達の視界に入ったのは大きな穴であり その中に落ちないようにと気をつけながらも歩いていたが。突然として足元の感覚が失われると同時に俺自身は深い暗闇の底に落ちて行くことになったのだから その時の俺は、もう二度と会うことができないと思った人に出会えるという奇跡が起きてくれたんだから。

この世界を創造したのは「神々たち」と言われているので。

「私達は、人間たちが住む地上を見守り続けている」と言いながら「天界に住む者どもよ。今一度。我の元に集え」と言う するとだ。

天空の遥か彼方の空の上に光輝く城が存在していたのが目に見えるようになった 俺の脳内に語りかけて来た存在の声によると。この城に行かないという選択肢は選べないので、とにかく 向かうことにしてみる事にした 俺達は 城の内部に足を踏み入れる事になるのだった そう この時に「君達には申しわけないことをしたと思っているよ」という言葉を聞いた気がする しかし、その声が聞こえたのは、この時が最初で最後となってしまった 城内に入ってからも 様々な敵と戦うことになっていた。そう俺

「あああ」と悲鳴をあげてしまう。なぜならば、俺の前に出現したのは

「ゴーレム」である レベルが1000を超えてから遭遇することがなくなった。魔物の一種であると聞いているが 目の前に存在しているそれは 明らかに俺より格上の相手であるという事を嫌でも認識させられるほどの威圧感を感じたのである。しかし 俺は どうにかこうにか逃げ切ることが出来たので。とりあえずは安堵をする。そんな感じで城を探索していくこと数時間が経過してしまった。

この城は広すぎる上に迷路のようでもあるために 俺は迷ってしまう結果となっていたのである 俺は、目の前に存在する人物と対話を試みるべく「あなた方は何のためにこのような場所に居続けるつもりなのですか?私もですが。貴方たちも本来は自由の身であるにも関わらず この世界の管理者としての役割を担い続けることに疑問を覚えないのですか?

「私は。そんなことは思ってなどいない。ただ与えられた使命を全うするために存在するだけの存在である。その言葉は お前たちの考えが間違っ 私には理解ができないから その程度の言葉で私を止めることが出来ると?その程度の思いで 私の前に立ち塞がろうとしているのであれば 私は 私自身の手で。お前を殺すことになってしまう

「その通りよ 私はこの世界の平和を維持するために存在するものであって。それ以外の目的なんてないわ そして。私たちには貴方を抹殺するようにと命じられているから 仕方がないでしょう」と言ってきていた女性がいた 俺はという「じゃぁ 貴方たちに一つ確認をしてもいいですかね」と言うと

「えぇ いいわよ」と言われたところで俺は この世界には俺の味方になる存在は存在しないことを確認する。それからだ 俺の中にいた。一人の女の子に対して「今だけは力を貸してもらえないだろうかな?お願い」という風に頼むことにする

「ふっふん。いいだろうよ そのかわりと言ってはあれなんだが。この私にも協力してもらいたい事がある それもだ 絶対に断れない類のものだと言っておくから そこの所はよく覚えておいてね」と俺にだけ話しかけてきてくれる 彼女のお陰で、なんとかしてこの状況から脱することが出来るかもしれないからな。本当に良かったと思うしかないだろう

「なにかとっても楽しいことがありそうだね。ワクワクしてきた。さぁ 行こう」と言ってきた少女が笑顔で言

「あの子って確か私の妹にあたる存在じゃないかしら あんな表情をしている姿を見たことがないかも もしかしたら 新しい何かを見つけるきっかけになるんじゃないかしら」と話す 女性はそう呟く 俺としてもだ

「はい。ではよろしくお願いします」と言って握手を交わしていた 俺は「まずだ ここを出ますよ」と言った時に案内役として現れた女性から「あらら 意外と素直について来てくれたね。もっと抵抗されると思っていたよ。それにしても。あんたが噂に聞いていた「魔王軍の幹部たちを単独で倒してしまう」っていう規格外の強さの持ち主だもんね そりゃついていかない方が失礼に当たるとおもったよ」と言ってくれていた 俺が「ありがとうございます それでだ あなたの名前を教えてくれませんか」と問いかけた そうしたらだ「おっとごめんね。私は、アカリだよ。それで こっちは、シヅキね 私達は二人合わせて「光の巫女姉妹」と名乗ってるけど あなたは好きに呼ぶといいよ」と言われるので俺は「俺は シントだ」と答えておく 俺はだ「ここから脱出するためには どうしても必要なことがあるんですよね」と話を切り出してみた

「そうだね。私も そう思っていたから 今から君と一緒に行動するから」といってくれたのだ だからと言っても 今すぐに出来るようなことではなかった だから「そうですか。だったら 今すぐできることは」と言われて。俺が「だったら さっき俺達が戦ってきたゴーレムってのがどこに潜んでいるか分からないから それを探知するための装置ってやつがあれば良いんですが」と話してみることにした そうすることで「それなら 任せて。君には感謝してもしきれない恩があるから そのくらいのことであれば。今から私が用意をすれば 間に合うはずだからね」と言ってくれたのだ。

そんな訳だから 俺達がやるべき

「役割分担」というものが決まったと思うのだった この城にやってきていた。魔王軍の幹部と呼ばれる者たちは全員を殲滅することに成功したが。俺が戦った相手が全て魔王軍に加担していたという訳ではないようだから。まだ残っているであろう 他の組織が動き出してきても対応できるように「準備を整える必要があった そこで俺は シヅキの力を借りるために「俺の家に」招待することにしていた。そうでもしなければ。この城から抜け出すことが困難だという事が分かったからである 俺の自宅にやってきた俺の家のリビングにて お茶を飲んで寛いでいる二人の女性がそこには存在していた 彼女達に俺が声をかけるとだ 俺のことを警戒しながら。

それでも俺の言葉に耳を傾けてくれたのであったのだが この世界にやって来たばかりの時とは違っていたこともあるようでして。「私はね、一応だけどね。勇者の関係者として認められているから あなたの事はある程度知っていたけれど、あなたの方が知らないことも色々とあると思うから。まずは自己紹介を始めましょうか」と言ってくれる女性の姿が存在したのですよ 俺はですね「初めまして」と言う形で自己紹介すると。二人は、「初めまして 私の名前は サツキと言いまして 魔王の討伐に貢献したとされている 勇者の末裔の一人娘となります 私の父様の苗字はね

『黒須』というらしいから。私の家系の名字に関しては勇者の血統の人じゃないから、そこまで気にすることではないと思って」

続いて。もう一人の女性の方はという 彼女は 俺の事を見ながら「私は、クロエって名前でして。勇者の子孫の一人で 父様の名前が、コタロウと言うの 私達の場合は「黒須」という苗字よりも 勇者の直系の子孫であるという部分を強調した方がいいみたいだから

「黒須」という家名はあまり使わないほうがいいの」と伝えてきた そんな会話を終えた後に俺は、本題に入ることにして この世界に来る前までの出来事を伝えることになる。この異世界に来た理由というのを語ることにした。俺はだ。

元の世界にいる自分の両親の元に戻ろうとしているということを説明してから「だから。今は俺の家に向かっていて そこから俺の両親と一緒に 俺の元住んでいた街に行こうと考えていた」と話す。そうしたところだ 二人が「私達は 一緒についていくことはできないから。この世界で、自分達だけで 生きていくことになるんだね」と言ってきた 俺は「そうなるか ならないかのどちらかになるとは思うが どちらにしてもだ 魔王軍との戦いで消耗しすぎてしまったせいもあって 俺は、もうこの世界から出ることは出来ない状態になっている。そんなこともあってだ。これから俺と行動を共にしたいという人がいるならば。受け入れようと考えているから」と言って

「まぁ 私達も一緒に行動することは 出来なくもないとは思いましたが。魔王の呪いのせいで体が動かないようなので。私は無理かな。この体だと。まともに動くことが出来ないんだから」

「ええ。残念ですけれども 一緒には行動をしない方が良いと思います。私達のことは忘れて欲しいです」と俺に言ってくる女性がいたのである そうして しばらく時間が経過をしたところで

「とりあえず。この城の中にあった施設を利用して、二人で生活して行くための準備を進めていけば大丈夫でしょう」という話になり 俺達はという。これからのことを考えていくこととなるのだった そんなこんなで、俺と、クロエは。この世界で生活をしていくことに決めていく ちなみにだが 先ほどまでは クロネとサツキの三人でこの城の中にあった施設の点検を行ってはいたものの。使えそうなものが見つからなかったために 今後の計画については、これから 時間をかけて考える

「私達は、この城の地下に閉じ込められている この国の人達を救出するように頼まれているの だから 私と、この娘は、あなたと共に この場所を脱出していきたいと考えているわ」と話されていた。俺は「それはいいんだけど。この城は広いし 迷路のような作りになってるよね。しかもだ。階段もたくさん存在する。そんな場所でどうやって脱出するのかを考えないと このままでは何もできないままで終わる気がするし 俺は 今すぐにでもこの場所からの脱却を考えるべきだと考えているけど どうかな?」

「うん。それが良さそうだね」と話をしてくれたシヅキのほうからもだ そんな感じの話を聞くことができたために「じゃぁ こうやって」俺は提案をして

「こうすれば 外に出れるでしょ この扉の先に進めば 外に繋がってる道はあるし そうしなくても 壁を壊したり 穴を開けたりすることも可能だし」と話すとだ 俺の事を信用してくれてるらしくて「わかった その意見に従うことにする」と俺の意見を受け入れてくれて この地下にある場所を探索し始めることになったのである そんなこともあり。まずは

「じゃぁ 俺の部屋に集まってもらって 話し合いを行いたいと思っているから」と言ってから俺は自宅に向かうのである 自宅にたどり着いた俺は アリエルさんとシルフィに事情を説明することにしました。そうすることで アリシアちゃんが俺のことをどう考えているのかを知ることが出来ると考えたからです。

「そういうことだったのですね」と言ってから俺はだ

「私は 別に反対とかはないですから。むしろ 嬉しい気持ちでいっぱいですし 一緒に暮らせていたらな。と思っていたぐらいなので むしろこちらこそ。私を選んでください 私も一生をかけて尽くしていく覚悟はできていますし 貴方のために生きることを決めたので 私のことを支えてください」と言ってきた。そう言われてから 俺はアリエルさんの唇を奪いに行くと

「んぐっ」と反応した様子を見せてくれるアリエルだったが俺はそのまま強引に舌を入れて口づけを行った状態で彼女のことを優しく抱きかかえると 俺が着衣させたドレスを脱がしにかかる。

俺はアリエルさんに 俺の方を見させないようにしながら「服も脱がすぞ」と一言だけ告げてアリエルの上着とスカートの裾を持ち上げた後に俺はアリエルさんを押し倒す。そして俺は彼女の上に覆いかぶされり体制を取るとそのあとにアリエルの

「お願いだから。もう少し手加減してほしいな。私だって初めてなんだから」という言葉を聞いてから「分かった。なるべく気をつけるようにするけど。辛かったりしたらいつでも言ってくれよ 途中で止めたりするから」と話してから再びキスをすると同時に押し倒したアリエルの上に乗っかる状態になるわけだな

「あっ 待って」と言われながらも俺は行為を止めずに行為を続けて行います。俺は それからしばらくして。疲れ果ててしまい意識を失うアリエルとベッドの中で抱きしめ合ったまま寝てしまうの

「お姉ちゃんはね 本当に。あの人と添い遂げられるなら幸せだよ」と言ってから。「ねぇ あの人に告白しても良い?。やっぱり。好きだし ずっと一緒に居たかったんだよ」と言われ 俺はその言葉を受け止めたうえで。俺は

「俺なんかと一緒になったことでアリエルにも迷惑をかけることになるかも知れないぞ それでもいいのか」と言うがアリエルは「私にとって大切な存在になる人は一人しか存在しない。だからその人以外と結婚は絶対に嫌。その点 シントは私にとっても優しいし あの人だけが特別なの」とまで言われる 俺は「そいつは光栄です アリエルのことも必ず大切にしていきますから」と答えたの

「ふーんだ。それは アリエルの身体だけが目当てなんじゃないのかしら」と言われるも俺は「それは違うと思う。確かに。見た目はかなり可愛い部類に入る女の子ではあると思うが。中身もしっかりしてると感じる アリエルみたいな子こそ。好きになってしまう」と言ったところ。アリエルはだ。俺の方を向きなおしてから 俺の首筋の方に手を回し 自分の顔を俺の顔と密着するようにしてきた。俺

「私も大好き 愛しています 結婚してくれるんですよね」と言ってくるものだから俺は「ああ」と答えつつアリエルの胸に触れてから揉み始めるのだが

「ひゃぅ」と言われても俺は構わず続けようとするが。「ちょっとストップ!」と言われてしまうのだ。俺は少し落ち着くと今度はアリエルの頭を抱きかかえるようにすると 頭を撫で始めながら

「俺はアリエルのことが アリエルがどんな人であっても 大好きな事には変わりはないから」と言うと「ありがとう」と言われながら俺の方も 抱きしめ返されてしまっていたのであった そんなことをアリエルとしていた最中のことでもあった。突如として。この世界に魔王軍が侵入してきているという情報をキャッチしたのである 俺は急いで着替えると 武器を取りに

「シルキー。君達の力で。何か役に立ちそうなものはあるかい」と話しかけてみると シルキー達がやってきて それぞれ。使えるかもしれないアイテムを渡してくると。俺はその道具を受け取ることにした そんな時のことだった 突然として部屋の明かりがすべて消える事態が発生していた。そんな中で「何が起きていの まさか魔王軍の仕業か それとも」と考え込む中「とりあえず 俺は外の様子を確かめてきます」と言いながら部屋を出る事にしたので シルキ達に声をかける前に俺は

「闇討ち対策」の為に用意をしていた魔具を発動させて周囲の状況を把握する。そうしたところだ 魔王

「俺も協力するぜ。こっちに居るより。そちらに加勢した方が面白れえだろう」と言い出すのだった。こうして俺は アリエルとの時間を過ごしていた しかし この場にやってきた人物が俺の前に現れる 俺の前に姿を現したのは「おい そこの 黒須一輝だかな。俺の嫁になれ そうすりゃ俺の部下にしてやる」と言われてしまう

「誰だお前 そもそも俺は男だ。あんたが言う俺に求婚している奴の趣味と俺は全く違うと思うけどな」と伝えるが

「そんなことは関係ないって 俺なら女だろうと見境いなしに惚れさせる自信もあるし それにだ 今の俺を見て分からねえのか」と言い出した 俺が何を言い

「そうか そういえば お前は。元魔王の息子で 現在は 異世界の勇者をしている。魔王の息子だったのか。しかしだ 魔王の加護を持っているとしても。俺の方が上だが それで どうしようっていうんだ」と言ってみると「ほほう。俺の事を知っていてなおかつ勝算があるような態度で接するとは面白い ますます気に入った」と言ってきていたので俺は「そりゃあどうも まあ。そろそろ お互いに名乗りあった方がいいんじゃないのか」と言ってみた

「それもそうだな 俺は魔王だ 名前など無い ただの魔王とでも呼んでくれればいい」と自己紹介を始める魔王であったが俺はというと「そっか 魔王ね 名前は名無しの魔王だなんて呼ばれ方しているからな」と口に出してしまっていたのである

「へぇ。随分と詳しいじゃねーか そんな事は今は問題ではないが」と答えるとだ 俺は「俺の名前は 元勇者である黒須 真だ。よろしく頼む」と名乗ると「やはりそうか。ならば話は早いな 今すぐ。この世界を支配する為に共に戦わないか 俺が世界を統べる王にでもなって この世界の全てを 俺の手に収めてやろうと 考えていた所なのだが。貴様が現れたことによって。さらに楽しくなってきた。そんな時に現れた。この世界で唯一にして。俺が欲している相手 だからだ 俺の妻になって貰うぞ さぁ。早く返事を寄越せ」

俺は「はははっ。まさかとは思うが 冗談のつもりなんだよな まさか本気では無いと信じたいんだけど」と口にすると共にだ

「断る。誰が こんな奴と結婚するものか」と言い返すとだ

「いいから来いっ!!」と言い出して俺の腕を掴むと共にだ。引き寄せられてしまってだ。無理やり。唇を奪われてしまった挙句 力任せに押し倒されてしまうと「痛っ」と声が出てしまい俺はだ。どうにかしようともがいていた時に偶然 魔王の目に指を突き刺してしまったのだ。そして俺は「くっ。よくもやってくれたな」と言ってきて 目

「俺は目が潰されたくらいじゃ死なないが 貴様に恨みを持つ事になるから覚えておくが良い」と言い放つと俺の目の前から姿を消した。そうしてから俺達は アリエルの元へと向かうのであった

「大丈夫? 怪我は?」と俺の姿を見て 俺の無事を確認したのか安心し アリエルの口からそんな声が発せられる 俺がそんな声に反応している中でだ。俺はこの世界に来たときに手にしていた装備

「剣聖の書」と「聖者の杖」の二つを取り出す そうするとだ 俺のことを襲おうとしてくる輩がいる。俺を殺そうとするような行動を取った存在が俺のことを敵と認識をし。殺しに来ているようだったので俺はだ。「俺が 相手をしてやろう」と言い出すと。

俺の言葉を聞いた瞬間から相手が

「はっ 笑わせてくれるわ」と口にしながらだ。

「まさかとは思うが。こんなガキ一人で俺を相手にする気なのか」と馬鹿にしたように言い出してきたところで俺は相手の動きを観察するとだ。

俺に近付いてから攻撃を仕掛けてこようとしているようだ。

(俺が持っているのは。攻撃力に関してはあまり高いとは言えないし まずいな)と思いながらだ

「こんなのに。遅れを取ってたまるかっ」

そう思っての行動だ 攻撃が来ると思ったから避けようと試みるも 回避に失敗をしたせいもあってだ。ダメージを受けてしまい。

HPは減る一方 そこで俺は魔法を唱え始めるとだ

「我が身を守る力をここに ガードアップ」と言うと同時にだ 防御力上昇のバフ効果が発動するのと。それと同時に 俺の攻撃が炸裂する

「おらおらっ まだまだだ」と声を出しつつ俺は相手に連続攻撃を繰り出すのだが。

俺は

「これで倒れてくれないとかなり困るな」と考えると同時にだ。俺が連続で斬りかかりまくっていた結果。

俺の斬撃を受け止めるとまでは行かなかったにせよ 何とか受け流せた状態のまま 俺の方を見つめたままだ。俺はそんな相手の様子を見てからこう言った

「もうちょっと。楽しめそうだ」とな

「まさかとは思ったが ここまでとは。少しは楽しめると思っていたのも束の間 残念だが。お前は俺を倒すことは出来ないだろう なぜならばだ 俺が今まで出会った事が無い程の 強者であり その身に宿っている魔力が俺よりも遥かに大きい つまりだ。どれだけ頑張ったところで俺が倒れるなんて事が起きる可能性はまず皆無」だと告げてきたのだ しかしだ。それでも俺はだ そんな事を言われて「はいそうですか」と認めるわけにも行かないし そもそもだ。俺にはどうしても守り抜きたい人が存在してるからな。

だからこそ負けられないし、簡単には諦めたくないと言う気持ちが強く出て来た為だ「まだ勝負はこれからだろ」と言って

「お前を倒したあとでゆっくりとアリエルとの時間を楽しむことにする」

そう伝えてみるとだ 俺は再び戦いを始めた。そこから先の戦いは長くなりながらも俺の優勢が続くも。このままではこちら側が圧倒的に不利だ。そう判断した俺としては

「ここで一気に決めるしかない」と考えを改める。

俺が次なる作戦として思いついたのは「剣技 乱れ桜 乱撃波」だ

「なんだ 何をしてきているか分からんが無駄だという事だけはわかるぞ」

俺の攻撃を受け止めながら そのような事を口にしていたが。そんな言葉を鵜呑みにしてしまえば隙が生じ 反撃を受ける可能性も出て来る

「それぐらい俺だって理解出来ていることだし お前の動きを封じるための手立ては用意済みだ」

「俺が動きを止める手段を持っているだ」

魔王は口に出してきた。俺がそう言ってから魔王は何かに気付いたような反応を見せると「ははははははははは そういうことか 俺の力が封印されるのか」と そんな事を言うもんだから。魔王はだ 何かのスキルを使用したと思われる動きを見せてくるもだ

「悪いが。それはさせない」

俺がそう口にするとだ。魔王が使用したはずのスキル 何かの力を使用できなくさせ。さらに 俺はだ 魔王の両腕と両足を切り落とし その上で胴体を何度も斬りつけていった。

俺が切り刻むことで

「ははははははは 良いぜ もっとだ 俺が死ぬ寸前まで追い込んでくれ」

「お望み通りに」と俺は言葉を放つと。俺は全身に炎を纏わせる。

「はははは 燃えていく感覚があるぜ 熱いけどな 最高だ」

それから数分後 魔王はと言うと 体を燃やし尽くしてしまい 完全に絶命してしまった。俺は「ははは 終わったよ」と笑いだす 俺はというと「この世界では。レベルが存在しないのなら」と思い出す。ステータスを確認するが、特に何も無いまま 俺は部屋を出て行った後にだ。俺はシルキー達が集めてくれたアイテムを確認していた そうした時だった。俺の元に近づいてくる者の存在に気がつき 振り向いた。

そうしているうちにだ。俺は背後に立っていた。何者かと話をすることになった。どうやら俺に用があるとのことなので。一体なんだろうかと思ってしまった 俺の元へと向かってきているというシルキー達を迎え入れると

「私達のご主人様に話したい事があるのですよ」

俺が「分かった。とりあえず場所を変えるとするかな」と言った直後だった いきなりだ。部屋の中で爆音が聞こえてきて その直後には扉

「なんですか今の音は!?」

俺が驚きを隠せないでいたその時に

「あれ? お客さんが居る」

突然現れた人物を見て俺は「君は誰だい?」と訪ねることにした。しかし「君って言うのも なんか違う感じだよね」と口にしているとだ アリエルの表情が変わる

「えぇ。そうね。あなたがお父様を殺した。あの憎たらしい男の息子だもん。許さないんだから。そういえば名前を伺っていなかったです」

「僕はカナンだけれども 君のことは?」と尋ねることにした。すると彼女からの返答が

「あたしは。勇者であるあなたのことを殺しにきたんだよ」と俺に向かって告げられるもだ俺は

「それはまた。なんで俺のことが好きなのかな? まぁいい。それより俺は。あんたが気に入らない」と俺が発言した後に俺は戦闘を開始するべく 武器を手に持つ。そうしてからだ 俺が動き出そうとしたところで彼女は 俺の行動を止めたのだ

「ふぅー ここは話し合いましょう」とな

「僕と戦いたくなかったら。今すぐに僕のことをここから出してもらえるかな?それが嫌なら。仕方がないから戦うけれど その場合 この国に住む民の命は保障できない」と告げると共に俺は彼女にだ

「いいのか?俺は本気だぞ」と言い放つと共にだ。

「もちろん分かってます。私は。勇者を殺せと命じられているのです。もし仮にこの場から逃がしてしまうようであれば。私が責任を持って始末するようにと言われているんです」

「なら問題ないな。この場で。戦って貰うだけだ」

「あはは。やる気になってるようですね」と嬉しそうな声で言い放った彼女の顔を見た俺はというと。不

「そんな訳ないだろう。どうして そんな態度をとるのか俺には意味が分からない。俺は そんな理由で。誰かを殺してやるつもりもないし 傷付ける理由も。俺の中にはないんだよ」と言ってやった。

そうしてから俺は彼女を睨みつけた。そんな風にしながらだ

「ならさっさとこの城から出た方が良い。そして二度と俺の前に姿を現そうと思わないほうが 身のためだ。俺はな。本気で怒るような人間なんだよ」と言ってみた。

俺がそんなことを言うとだ。彼女が「それは嘘。そんな風には見えないんだけどな~」と言ってくれたのは有難いことだなと思えるも。そんな俺の発言を聞いて「それはどういう意味で言ってるのかな?ねぇ」と話しかけられる。

「言葉通りの意味だよ。俺は怒ってなどいないしな」

「本当にそれだけ言えるのかしら」と言われてしまい。俺は何も言い返せずにただ黙り込む そこで俺はだ ただでさえこの国に存在しているという存在に怒りを覚えていたというのもあるので。俺の堪忍袋がぶち切れてしまって「もういいから早く帰れ 殺す前に忠告はした」と言うのと同時に。魔法を唱える。俺は光弾を発動するのだが、相手はそれを容易く受け止めるのだ。やはり強い存在のようだ。しかし 相手の実力が上だろうと関係ないことだ

「これで終わりだと思うんじゃねえぞ これからだ 俺はお前に対しての怒りが爆発してるんだよ」

「はいはい」

俺の言葉に対し適当な返事をする。この女がどうしても俺の目には不快な光景に見える そんなやり取りを続けている間に俺は 魔法を次々と発動していくが、全て避けられるか相殺されてしまうも。俺の攻撃を簡単に防ぐような化け物だ。俺が勝てる見込みは無いかもしれないが。俺がこいつに勝つ必要もない

「なら お前にはこの世界で消えてもらうだけさ」と俺は言い放ってからは 俺自身が魔法で生み出した剣を用いてだ。攻撃を仕掛ける そうしながらも 相手が使うであろう攻撃魔法に対しては俺も同じ魔法を使い相殺させていくことを繰り返しながら。魔法を撃ち続けていくと 俺が発動させたのは全て相手の魔法だ

「あら? 貴方は。もしかすればだけど 私の敵になるかもと思っていたんだけど でもそんなことは無かったわ」

俺の攻撃を受けながらも。平然とした様子を見せており 俺の攻撃が全て当たっているようにも見えたのは間違いではないはずなのに無傷なのだ。そこで俺は

「この国の連中が俺のことを好き勝手に言ってくれているのは知っている。俺を倒せるのであれば。それはそれで構わないとも思ってるんだけど。生憎とそれは叶わない」と俺が口に出した直後に俺は魔法を使用するもだが 当然のようにそれを軽々と回避してしまうのであった。その動きを見ていたシルキー達が「凄まじいな」と

「えぇ。私もあんな事が出来るなんて信じられませんが。どう考えても事実みたいですね」と俺達は話していた。しかし俺とてこのまま戦いを続ける意味はないと思い

「お前は俺が全力を出したとしても俺が負ける事が出来ない程に強い それどころか俺にはお前を殺す力がない」

「そうか。それは残念だな 俺にはお前のことを痛めつけることが出来るだけの力があったから楽しみだったのに こんなにも弱いとはがっかりしたぜ」

「なら俺と戦うのを辞めたらどうだ? そもそも 俺の目的はこの世界を滅ぼすことだ だからこの世界に存在する存在全てを消さなければならない。つまり 俺は俺の邪魔をしない限り 危害を加えようともしないから だからこの世界に居座り続けるのであれば容赦無く滅ぼすことになる」

「なら俺がここに残れば何もしなければ俺を殺そうとは考えないというのか? ならこの国は。俺が守ることにしよう どうせこの国にいる者達がどうなったところで この俺には一切の痛手にすらなり得ないのだから だからこの世界から消えることにする」と俺に向かって言われたわけであるが。正直に言うならば 目の前に現れた存在は。魔王や大魔導士より格下であり。しかも。俺の一撃を受けておきながらほぼダメージを受けていないとあればだ。俺の出る幕ではなかった。俺が動くまでもなく、俺の仲間達があっさりと相手をねじ伏せたのだ。俺はと言うと。その様子を見て安心感を抱いたのだが。魔王との戦いの際に シルキーやリリアンに 命の危険があるようなことだけはするなと注意をした。すると 魔王との戦闘の時に見たような姿へと変貌をし始める。俺自身。あの姿がなんなのか 分かっていないのだが。俺自身の記憶の奥底に眠っている あの力が覚醒しているのだと理解できるのだが。

「おい!あんたがこいつらの主か!」と言われ。俺は「まぁそういうことになるかな」と答えた後に。仲間達にだ。この世界の人間の殲滅を任せることにしたのだが。ここで俺にとって予想外なことが起こった。

俺の従えたシルキー達がだ。一斉に襲いかかってくるのだが。それら全ての首を斬り落とし。死体に変えていった さらにだ。リリアンとミリア。シルキー達をも圧倒し。一瞬にして返り討ちに遭わせてしまう。さらには俺のことを見つめてくるのだが。俺はだ。何を言いたいのか理解できずにいたのである そんな風に困惑しているとだ。俺の元に近付いてくる存在が現れてしまった。そいつを見て思わずだ

「なんであんたが」と言いかけたものの。冷静になれ俺よ と自分に言い聞かせる。何故だ。どうしてなんだ そう思いながら俺の頭の中では疑問符が飛び交っていた。

俺の元へとやって来た奴の正体というのはだ。

元の世界で出会ったことのある。あいつ。

そう あの時。

初めてこの世界で会った時に、俺が召喚される直前に現れた存在だった。

俺はだ。そいつを見てだ どう対応すべきかを悩んでいたのだが。しかし俺の前に現れたということはだ。何かしらの目的があるんだろうと推測することができた。なので、だ。とりあえず。話をしてみることに決めた。

しかし俺の目に映ったやつは、だ。

どう見ても人間にしか見えないが、明らかに

「俺のことをよく知っており。尚且つ 勇者の力を理解している」というのが伝わってきたのである。だからこそ。

俺は「あんたが。この世界で初めて会う。勇者の力を持つ者ということになるな」と俺は答えを導き出すために、まずは相手に尋ねてみると。「確かにそうですが。それよりも 貴方はこの世界を救いに来たのでしょうか?それなら。僕と一緒に来て貰っても良いですか?」と聞かれた俺はどう答えるべきかを迷ったのだが

「断る。俺は勇者であるあんたが。信用できるかは怪しいところであるから あんたを信じることはできないし。仮にあんたが俺を騙していると分かった時点で 俺はあんたを倒すつもりでいる」とはっきり言った上でだ。どうするかを判断しようと思っていたら、

「ふむ。では僕はどうするのが正解なのでしょうか?貴様のことを試すことこそが。正しいのでしょうか?」

「そうだ。それが。この世界を救うために必要な事であれば 俺を裏切るのが1番だろうな。しかしだ。俺を裏切っても、この世界は救えないと思うけどね。この世界を救済できるのは 間違いなく俺以外にはいないから」と答えるとだ。その男はというのを考え込んでいるようで 顎に手を置きながら。ぶつくさと言い始める。そこで俺から話しかけようと思い。声をかけた

「なぁあんた。俺の味方に付くというならだが。どうだ?一緒に来ないか?」と言ってみたものの。彼は悩む様子を見せた後

「悪いが断らせて貰おう」と言われる そんな彼に俺は質問をすることに決めていた

「理由は教えてくれなくてもいい。ただ、一つ。あんたが人間でないのは 確かだってことは分かる」と聞くと。彼からの返事は無かった。その代わりに だ 彼がいきなり。俺に向けて魔法を使ってきたのがわかったのは、彼の右手の指が俺に向けられているからである。そして俺は即座にだ。魔力障壁を発動させて。防いだつもりだったのだが。

俺は意識を失いかけていた それほどまでに強力な魔法を使われたということなのだとすぐに気づいた。そこで俺は。どうにかして対抗しようと試みるが、だ。身体を動かすことが出来ないほどにまで追い込まれてしまっていた。そんな状態になりつつも俺は思考すること

「くっ」と思いながらどうすればこの状況を打破することができるだろうか?と考えるのだが。俺には何もできなかった しかし。俺の身体を動かしてくれた存在がいた。シルキーである。彼女は「大丈夫ですか?ご主人」と言うも。彼女の顔が真っ青になっていることに気づくと。俺はどうすればいいのかわからなくなるのだが。俺の代わりに彼女が俺の変わりをしてくれるらしいので任せておけばいいだろうとは思った それからは彼女によって 相手から受けた攻撃による傷を治してもらうことに成功するも。相手は「今の魔法を受け切れるだけの魔法を使える者が存在していたとは どうやら僕の勘違いだったみたいですね」と言われたことで 相手のことを俺がどうするべきなのかを

「今はわからない」と思いながらもだ だ もしもこの世界で俺が死ぬようなことになった場合の話ではあるが。恐らく 他の皆は生き残ることが可能だと信じているからだ なぜならだ。リリスは聖女という存在として。またリリンも吸血鬼の真祖であるため。簡単に言えばだ。死というものが存在しない種族であることは間違いないのだから。そうなってしまうことを考えても仕方がないと思っているのだ。それにだ。もし この俺が死んだとしてもだ。リリンなら 俺の記憶や感情を引き継いでくれるはずだと期待している。リリンは「御父様の命があればどのようなことが起ころうとも必ず遂行します」と笑顔で言うので俺は嬉しく思うと共に心の中で礼を述べたのだ。そう考えている

「お前は一体。いや お前らの目的は何なんだよ」と俺が尋ねると

「それは秘密に決まっていますよね。貴方は私に対して敵対行動をしました。私は貴方に罰を与える為にここにやってきたのです。貴方のせいで私がどれ程苦労したと思ってます? ですが。私は貴方のおかげで成長をすることが出来ました。ありがとうございます」と告げられる

「何を言ってるんだ」と思ったのだが その前に俺は身体に違和感を覚えて。俺は自分の身体を見回したが。俺の身体がおかしいことになっていた 俺が「どういうことだ」と思うと同時に 俺の前に居る男の口が開いた。「どうなっても文句は言わせない」

そう言われてしまい。俺は身体

「うっ」となりながらも耐えることに必死になっていた だが

「これは一体どうなっている」と思うしかできない状態だった。俺の全身が激痛に襲われて 今すぐにでも気を失ってしまいそうになるほどの痛みだった それでもだ。まだ俺は生きている なんとか生きていたのだった それに加えてだ。徐々にだが 俺は落ち着いてきてもいた。そのタイミングだったのかもしれない 目の前の存在に視線を向けた

「これでもう邪魔されることは無いですね」という言葉を聞いて

「なんのことだよ」と言ったのであるが 次の瞬間だったのだ 俺は目を閉じてだ

「なんとも思わなかった」と口にしてしまったのはなぜなのだろうか?そんな疑問を浮かべながら考えるが、何も浮かんでこなかった

「やはり私の力は貴方にとっては通用しなかったということですか」そう言われた後にだ 正気に戻ってきたのか 周りを見ることが出来た俺は目の前の人物のことを見据えた 俺はこいつが「誰であるかを知っているはず」だと感じたためだ。そのため

「お前が。俺の敵なのは知っている」と伝えておく

「えぇ。その通りですよ」とあっさり返された上にだ。そのままだ 奴の言葉が続いていく 俺はその言葉の意味が理解できると。その男に向かってだ 剣を振り下ろしていた。当然 相手が反撃をしてくるものだとばかり思っていたのだが。俺はだ。まさかの攻撃を食らうことになる 俺は、俺は、俺が俺自身が。弱い存在なのだということを自覚させられてしまう。

今まで どれだけ自分が強者であったかを思い出す度に 自分には才能が無いのではないか という思いが強くなりつつあったのだが。そんな時に。あの人と出会ったわけだから だからこそ この世界に俺よりも強い人間が居ないという可能性が出てきたわけだ。だけどあの人は、だ その考えを否定するかのようにして現れた存在なのだ

「この世界でも」と言われてしまえばだ 俺はその人に会わなければならない気がしたから その人を呼び出したのだが。あの人が言うには、だ

「君と俺が戦うことに意味はないさ」とか

「俺と戦う必要など無い」というようなことを 言い始めたせいでもある しかし あの人の言っていることも事実だと思える部分が 多々あることから あっちの考えに乗ってみようと決めたのだった 俺は俺自身が強い人間ではないということは分かっている。だからこそだ 俺よりも強者と呼ばれる人間は存在するのだという 確信を得たかっただけに過ぎない。だからこそだ。

この世界の強者は「レベル」が上がらないだけで 強くなっていくことを止めたりはしない つまりは 俺は俺自身の強さの限界値を上げていけば

「最強になれる」と考えているわけでありましてね? まぁそこまで考えてはいなかったりするんですけどねぇ〜。

ただ

「強くなる為には経験が必要だろ」ということですな。うんうん はいっ! という訳でしてですねぇ〜!これからも頑張りたいと思いますぅ!って感じですわっ!!はい。すみません。調子に乗りすぎましたー!反省!!!!ってことなので これぐらいにしておきますね!(^ω-)_且~◎ ちなみになんだけど 俺は異世界転生者であるから チート能力を持ってるんですよ!それでですな!ステータスオープンと言えば あら不思議! こんな風に表示されちゃってたりしてんのよっ!!

「名前」:クロサワイッキ「職業」:村人「年齢」15「HP」:15「MP」:505055000000「攻撃力」:10「魔法力」:10500000「物理防御力」:45604800「魔法耐性」

:407200/9999999+20

「回避率」% ダメージ無効効果発動中

(゚д゚;三 ;゚Д゚)!?なんだそりゃあああああああああっ!!!!はい 驚き過ぎてしまった結果だ とりあえず冷静になってだな 確認したいことがありすぎるぞ。

まずは「レベル」が上がってないし。数値は1のままだ。これは つまりは「勇者の力」を扱えるのが自分しかいない。ということなんじゃないかと思う しかし 俺の場合はという 勇者の能力が使えなくなっているという

「何故なのだろうか?」と思うのだが

「その答えは、俺が知りたいところなのが正直な気持ちであるからして 分からないな。あとな 今の俺は 勇者であるはずの。その力を全く使うことができないので 本当に残念である」ということになるのだ 次に気になる点がある。「回避率」というのは 要するに強い敵の攻撃を回避する為の技能みたいなものだ。「ダメージ無効化」は 攻撃を受けた際に 自動回復していく。そういう意味だと思う。で、俺は今、攻撃を受けまくっている。だが 何故かダメージを受けている感覚がない その理由を俺は知ることができなかったのだ。だけど、そんな時であった リリスと会話を交わすことができたので そのことを彼女に聞くことにしていたのだ

「どうしてなのか分かります?」と聞くと。彼女は、「おそらくはですが。このスキルが効いているからだと思われます」と言うが

「それは、どんなものなのか教えて欲しいところではあるんだけれど」「そうでございますか?では、簡単に申し上げます。簡単に説明させていただきますが。私達の身体の中には「魔素溜まり場」が存在しているからこそ。魔法や魔術を扱うことができるようになってるのです。それを上手く活用できれば。相手からの攻撃をある程度、無力化することが可能となるからでございますね!」と言われたのである 確かに、彼女の言うことは間違っていなかったように思われる。そして続けてこうも言ってきた

「それにしても 貴方の魔力は相当に高い方だというのにも関わらず、それが殆ど使えない状況に陥るほど 敵のレベルが高いようです。御主人様。ご主人様にはまだまだ力がありますから。ご主人様ならば勝てると信じていますので頑張ってくださいまし。そして、絶対に生きて帰るのですよ。約束してくれなければ嫌でございますから」と言い始めるリリスの表情を見るとだ 少し悲しげにも見えたのだ そんなリリスを見てると。俺は「必ず生きていくから心配しないで」と言っておいた。リリスは笑ってくれてはいたが。やはりどこか悲しいという感情は隠せなかったのであった そんなことがあった後はだ。

俺は目の前の存在に向けて攻撃を仕掛けようとするとだ。目の前の男がだ。いきなり攻撃を辞めるようにと 声をかけてきたのであった。そして彼は

「無駄だ」と言っていた。その発言を聞いた後に 俺が動き出すも。その行動は全てが読まれていたらしくて 攻撃は当たらないまま。時間が過ぎていった。そして俺はというと 自分のステータスを確認し

「あれ。やっぱり俺ってば。結構なレベルが上がっているんだろうな。でもって この「称号」のおかげもあって こんなに強くなっちゃったんだってことがよくわかるぜ」と思ったのだった。しかしだ それでも

「このままでいるとやばいかも」と感じ始めたので。どうにかして打開策を考えないとなと考えていた どうやら奴の方はこちらの動きを観察しながら隙を見つけようとしていたみたいで、なかなか動かずにいた。それもそうだとは思うんだよね だって 俺は奴に何もしていない状態で

「お前の方が強いから降参だ」とでも言われて終わりだったのかもしれんもんね しかし 俺と会話をしているうちにだ あいつは徐々に落ち着きを取り戻したようで、少しずつだが。まともに動けるような雰囲気を出し始めてくれてたから。俺はそれを信じて動いていった そんなこんながありながらも。俺は 奴に一撃を与えることがやっとで、そこで決着をつけることができ、勝負がつくこととなった そして 俺は意識を失いかけた瞬間でもあった 俺は目を開けて。自分が何をしているのかが分からずにいた。目の前にある光景が一体、何を物語っているものなのかすら理解できない程だった。そんな俺の元に近づいてきたのが「彼」だった 彼曰く。「大丈夫ですか?僕なら貴方を助けられそうなんで。僕の手を掴んでください」と。その言葉を聞けたのは嬉しかったのだが、彼の手が光を放ち始めて。俺の手に触れる前に何かが弾かれるようにして消えた 俺はその行動をみて 彼が敵だということにようやく気付いたのと同時にだ。彼が何のために、ここにやってきたのかという理由

「勇者を殺す」ということの意味を悟ることができた 俺を殺した後。彼はきっと、その先へ向かおうとするに違いないだろう。だからこそだ。そんな彼には、これ以上の罪を背負わせない為にもだ。俺は、彼をここで止めなければならないと改めて実感できた だからこそ 俺は剣を振るうしかなかった。そして俺は「死んでいる」筈の「俺の大切な人の姿形」をしている存在に、その刃を向けるのは、辛いことだとも

「今、俺は君を救おうとしているんだよ。君の事が好きになってしまったのが問題だと思えてきていてね」

そして俺は、この世界に来てしまった原因と 彼が敵になった経緯を聞いていく 俺の知らないところで色々と起こっていたようだが、この世界に召喚された時に起きた出来事が原因だと思っていた。そんなことをしている間に 俺の体に異変が起き始めていた それは突然のことで「痛みが走った箇所から体が溶けていってるじゃないか」という状況に陥っていた。そんな最中。目の前の存在が話しかけてきてだ。「貴方の体を蝕む病原菌を取り除いてあげただけですよ。感謝されることはあっても、非難される謂れは無いと思いますが」と そう言われた時にだ。俺の中にいた誰かの声のようなものが語り掛けてくるとだ。俺の脳内には直接響くような声で話してくれた。その内容は。「君はもう死ぬことになる」ということを そして俺の命を奪うとだ。また同じことを繰り返すかもしれない だから殺す必要があるとまで言われるのである だけど。俺のことを助けてくれる。優しい心の持ち主であることには変わりはない そんなわけで 俺は俺の為にだ

「俺の為」だと思って殺してしまった「愛する人に似た存在」に手を差し伸べてあげるのであった。するとだ。俺はいつの間にか死んでしまっていたので、もう一度 新しい人生を歩めるようになるわけだ。

そして、その世界で生きる為には。今ある力を有効に使う為に。俺はだ。勇者の力で世界を救いたいと思っているのだ。だからこそ俺は、彼に対して戦いを挑んだ。その戦いの結果が、どのようなものだったとしてもだ。俺は後悔なんてしなかったのだ。そしてだ。俺が今、こうして、彼と話をしている時点で、俺の心が折れている。そういうことなわけでありましてね。だからこそ、俺の事を想ってくださる人の為に、命を落とすことに躊躇など無かったのだ。ただ一つだけ

「お願いします。俺はどうしても。貴方が、この世界にやってきた目的を果たしてほしいのです。俺は、きっと この世界の未来を変えることはできないのでしょう。貴方のような人がいてくれたおかげで、世界は救われている。そう思います。しかし、この世界の人間は 貴方が想像できる範囲を大きく超えて醜い生物ばかりだ。だからこそ。あなたの手で終わらせる必要が きっと何処かに存在している。どうかお願い致します」俺はだ。必死に訴えかけていた そして俺は、最後にだ。こんな願いを託した後。息を引き取ることとなる 俺はだ 目の前に現れた人物の攻撃を捌くだけで手一杯になっていた というのも そいつが使う剣術やら、格闘術、その他、全ての技

「スキル」と呼ばれる存在に関しては、かなり洗練されているという印象を受けてしまっていたのだ そんな感じで苦戦を強いられ続けていた俺は ついに、相手の動きを捉えることができなくなる程の速さでの攻撃を食らうこととなり その結果として。意識を失ってしまった。その次の日の朝、目覚めるとだ 何故か隣に女性が寝ているのが確認できてしまう始末である。どういうわけなのか。そして俺はというとだ

「彼女達と共に暮らしていきたいという気持ちが 心の奥底から溢れ出てくるのがわかった」という そして俺は彼女に声を掛けた

「おはよう。そして初めまして。俺はクロサワイッキっていう名前があるんですけど 覚えておいてください」と まずは自己紹介をしてみることにしてみた 彼女は笑顔を見せてくれていたが やはり どこか悲しい顔付きをしていたのであった。しかしだ 彼女は、この国の王の娘という立場に立っている人だった。そんな彼女がだ こんな場所で こんな時間に一人きりでいるというのは、おかしなことである。なので 彼女は何故こんな場所に居るのかという理由について尋ねてみるとだ。こんな答えを返してきたのである なんでも、最近 この国は、何者かの侵入を許したらしくて。国中の警備体制を見直すという話が出回っているとの話である しかし、それだけでは納得ができないので、詳しく聞くことにするとだ。どうやら「魔王軍が関与しているのではないか」という噂が流れてしまっている

「もしそうだとすれば、貴方が此処に来た理由は?」

俺は聞いてみることにしていた。彼女の言葉によれば。俺の力を借りたかったのだというが、俺は、そこまで強くはないし 役に立てる自信がなかった為、「もう少し力を付けて出直した方がよろしいのではないでしょうか」と 忠告しておくとですね。彼女は「お父様の許可さえあれば」という言葉で返してきていた 俺はそれについて、「許可が貰えるかどうかは分からないが。とりあえず。俺が一緒に居れば問題は起こらないと」思うよと答えておく そんなやり取りがあった後。俺は「ちょっと用事があるので失礼するわね」と。そんな彼女の言葉を背に受けたあとに 俺は城を出ることにした 城の外へと出たところで 早速ではあるが。街

「リベルタ」で 俺は仲間を増やすべく。行動に移すことに決めた それからだ 俺は冒険者としての仕事をすることに決める しかし 冒険者ギルドに行ってみると。そこには、既に、多くの依頼書が張り出されていたので その中の一つを選んで、俺は それを受理することにした。そんな俺の前に現れてきた女性の存在がいた そしてだ。俺達はだ 冒険をする羽目になってしまうとだ。そんな俺と彼女との仲を深めるためにもだ 二人っきりで旅を続けていくことになると、そんな日々が続いた後にだ ようやく俺達の実力が上がってきて それなりの強さを持つ冒険者に成長することが出来て。冒険者達の間で有名になる程までに成長することができていた。そしてだ 冒険者である俺と

「王女殿下」の関係については、誰にも知られてはいけないと注意を受けてもいた。そして俺は、彼女から「私を守ってくれる」ということを強く求められたので 仕方なく 守ることにしたのだが これがいけなかった そして遂にだ 俺の「冒険者としての能力」が通用しない相手と戦う羽目になってしまい そこで 俺は 命を落としそうになるとだ。俺は気が付くことができた。どうしてだか知らないのだが 自分のレベルが上がるのが早かったのだ その事に気づいた時にはだ。既に手遅れになっていて 敵の攻撃を避けることが出来ず 俺は攻撃を受け続けることとなった 俺は、そこで 意識を失いかけるが、どうにか耐え抜いたものの。そこで限界を迎えてしまい その場に崩れ落ちるとだ。気が付いた頃には、ベッドの上で

「あの子」の傍にいる状態となっていたのであった 俺はそこでだ。今まであったことを全て話していった 俺が死んだら。君が俺と一緒にいたことが 周りからばれてしまう恐れがあるということを伝えて しかし 彼女はだ 俺のことを好きだと言ってくれたのだ。そんな彼女の想いに応えるように俺は 再び

「彼女を護っていくこと」を誓った後。

「冒険者は辞めよう」と思うようになる。そんな時だった。俺は「彼」に出会うのである。「黒須 一輝さん。僕の仲間になってくれませんか」と言われ 俺には断れる理由が無くなってしまっていて。彼の誘いに乗ることを決めて そのまま冒険の旅へと旅立つこととなったのだった。

冒険を始めてしばらくするとだ。俺は、とある事件に巻き込まれることとなってしまう 俺の体に取り憑いていた寄生虫が暴れ始めたのだ その所為で、体の中を食い荒らし始めていくが。それでも、何とか、抑え込むことに成功して そのまま その一件が解決したことにほっとした俺はだ。すぐにその場

「リベルト王国にある病院へと向かうことになる」わけなのだ そこに到着するまでは、かなりの時間がかかってしまい 俺自身も疲れ切ってしまっている状況でもあった だが 到着した病院での治療のおかげで無事に回復することができた俺だったが そこに現れた一人の男性の存在によって窮地に陥ることになったわけなんだ そいつの名前は「アルフ=エイクシードラズ」といいやつが突然現れると同時に、そいつの部下らしき者達が現れたのだ しかも部下の中には。見たこともない奴らも混ざっているわけだしな まあ簡単に言えばだ そいつらの強さといったらだ。とんでもない連中だったわけですよね 俺は必死に逃げ回ることになった。しかし 逃げるといっても。そんなことはさせてもらえなくて。追い込まれた挙句に追い詰められることになるとは思っていた だが。運よく助けてくれる

「謎の人物」がいたおかげで 俺は死なずに済んでいたのである。しかしだ。俺が狙われたということは、間違いなく。俺と この国に関係があると思われる人物が関わっていると判断できるわけでありまして その辺りの情報を得る必要があったから 俺の目の前に現れた男から 情報を聞き出そうとしたのである。しかし そいつは「僕の名は」と言った

「アーシア」と名乗った直後だっただろうか

「うぐっ!」という声とともに苦しそうにしている様子を見せた瞬間 俺は何が起きたのかを理解することが出来たんだ。こいつは、俺の命を狙ってきたのでは無く「何かから俺を助ける為に、こっちに向かってきていただけであって。たまたまタイミングが悪く鉢合わせになってしまっただけだったらしい そんな出来事がありながらもだ なんとか逃げ延びた俺だが 俺はこの時 あることを思いついて 実行しようと考えたのである。俺を助けに来てくれた存在

「アーク」という名の少女 俺の事が好きなようで、結婚を申し込んでくれたわけなんだけど 俺は丁重に断ることにして

「俺はもうじき死ぬ運命だから無理だと思う」って伝えようとしたら なぜか泣き出して「ごめんなさい」って謝

「なんで、泣いているんだよ 君は悪くないよ。それに、俺は大丈夫だぜ?俺はだ。「君との幸せを、もっと沢山経験してみたかったけど、でも、これはこれで良かったんじゃないかな?だってだ。俺は君を守れた訳だし」と言い放つ。そうすることによって

「これから君は一人で生きていかなければならないだろう」

だが、その前にだ。君は、今のうちにだ。やりたいことがあるのであればだ。やっておくべきかもしれないと思っていてだ

「もしもだ。今の生活に不満があるなら、一度、別の土地に移ってみるべきだと」思うがどうするか?そう伝えた結果

「貴方のお嫁さんになりたい」と言われることになりました。そして「私が貴女をお世話したい」と言われた俺は「好きにしてくれて構わない」という返事をしておいた それから暫くの間 二人で生活していくことになるとだ 彼女は、料理が得意ということもあって、色々と食べさせて貰ったりもしていて。それで俺はだ 彼女が作りだした食べ物の味の虜になりつつあるのがわかると そんな風に思ってしまう自分が情けなく感じられてしまったのも事実である。だから俺は 彼女にお願いする形で「弟子入り」という形で

「教えて欲しい」とお願いすることになった。その結果として 毎日のように食事を作ってもらっていたりする

「今日もありがとう」とお礼の言葉を伝えた俺は、彼女と食事をすることになる 俺は、その時 初めて、人の作った物を食べた時にだ。

「こんなに美味い物が存在していることに、どうして気付くことができなかったのであろうか」と考えさせられてしまっていた。それが分かった途端、この世界に対して絶望してしまうが、そんな事よりも今は 彼女が居てくれていることを感謝することこそが大事なことだと考えて 彼女の笑顔を見るだけでも幸せな気分に浸ることができるようになった俺が、彼女と共に生活をしていることは、彼女

「アーシアちゃんは凄く優しくて 良い子に育ってくれていることが本当に嬉しく思えるんですよね」

そんな彼女からの言葉を俺はしっかりと受け止めるしかないと考えていたりしたのである。そして翌日の出来事だ

(ん~やっぱり朝起きるとだ 女の子が俺の上に乗っかってくるよね。昨日の時点でもだけど、彼女も彼女でさぁ)とか考えていると、隣で眠っていたはずのアーシアが目を覚ますとですね。顔を真っ赤に染めながらこちらを見てくるのがわかったもんで

「おはよう」

俺はいつもの通りに挨拶を交わすことにした。そんな俺を見て、恥ずかしそうな仕草を見せてくれたのだが、「おはようございます。お寝坊さんですよ?」と優しい口調で答えてくれたのだ。そして朝食を食べるために向かうとだ そんな最中のことではあるのですが、俺達はダンジョン探索に行くこととなりました。そのきっかけは、だ。俺は冒険者としての依頼を受けると決めたからこそ。ギルドに向かい受付嬢からの説明を受けていた時の話となる。そうするとですね。俺達がギルドに到着したのとほぼ同時位にでしょうか 俺達の方に向かって歩いて来る女性が居てですね。

その女性の姿は、とても美しい女性だったのですが どこか不思議な雰囲気を感じられたのが正直なお話でありますね

「こんにちは」と声を掛けてみると、その女性はだ。いきなり 俺達に向けて「一緒に来てください」といってくるではないか 当然のことではあるが、こんなことを急に言われて、付いていく馬鹿はどこにもいないのが現実ではなかろうかと思いはするが しかし。その女性の目が明らかに怪しい光を発していたので、俺は 警戒を強めることにする そんなこともありつつ。俺は、その女性に連れられて、別の場所へ連れて行かれることとなる そしてだ。俺は「貴方が一輝さん、それと、隣の娘さんのことも分かりました」そう言われるが、俺は「え、どうして」という言葉しか出てこなくなるのも仕方がないと思う 何故ならばだ。その言葉は俺と彼女のことを言い

「どうして名前を知ってしまったのか」について説明を求めたわけだが。それについての回答はなく ただ一言こう告げられるだけであったのだ

「その質問については後ほど説明するわ」と言われてしまい。そこで引き下がるしかなかったのだ その後 案内された場所へと行くとそこは 城みたいな建物の中の「謁見の間に」通されることになる そこに辿り着くまでの道のりとなれば「無駄のない移動の仕方をしていたのが気になったのだが それだけじゃないような気もしなくはないのだ だからか。俺は気付いたら緊張しているのが自分で分かる程にまでなってしまっていたのだが、ここで立ち止まっても始まらないかと思ったわけであるから。先に進むと、大きな広間に到着するわけで。そこで俺は玉座に腰掛けていた人の姿を目にすることで、ようやく俺は、この場に連れてこられていた意味を理解した

「この方が王様です」と 彼女から伝えられた直後

「私の息子がすまないことをしてしまった」と言われてしまうことになる どうやら、俺のことを「息子の婚約者にしようとしたこと」「そして俺を殺す為に、この世界へと送り込んだこと」等を説明してきてくれては

「息子にも、この国の民を救おうとしていた部分があったことには違いが無いわけでな。しかし、結果的にお前を殺してしまう行為となってしまったことから、それは間違いだったのではないか?と、私は考えていたのだ」などと話してきてくれるとだ 俺の方としては疑問が残るところがあるわけなので

「少し聞きたいことがあるんですけどいいですかね?」

俺から話しかければ、向こう側は 何も言わずとも了承してくれる そういう対応をとってくれるのもありがたかったりするのだよな。そしてだ。確認したいことがあったので、まずはそれを口に出していけば

「あなたの息子である。あの男の名前ってなんて言うんでしょう?」

そうすれば

「すまないな。名前は教えることができないのだ。申し訳ないが、勘弁して欲しい」といわれてしまったのだ だから俺は、とりあえずだ これ以上の詮索はしないようにしようと思い、俺は、とりあえず、その場を離れようと歩き始めると

「私の名を呼ぶのを許してあげましょう」と言って来たので 俺は、迷わずに「よろしく頼むよ」と答えた するとだ。目の前にいる人物は

「まさか、私の真の名を知る者がここにいるとは思いませんでした」といったあと 俺の前に姿を現すわけですよ その姿を見た俺は、驚きの声を上げる なぜならだ

「ああっ!あんた、この世界に居るとは思ってはいなかったが。なんでまた、ここにいるんだ?まあ そんなことはこの際どうでもいいんだけどな」

その正体とはだ

「魔王サタン=ロード」

俺はそいつが目の前に現れると

「俺の妻に手を出すつもりなら、覚悟しておくといいぞ」と脅すと、彼は「ふむ。我は別に手を出そうとは考えてはいませんよ。我が主の邪魔をするくらいであれば」などと答えるわけですよ。しかしだ そんなことを言っている間にだ

「ちょっとまてい!俺にだって、やることがあるんだよ。まだ終わってねぇからな!」俺は、必死になって訴えかけようとするが

「諦めが悪いようじゃな。それにしてもよく生き長らえることができたものよ。褒め称えてやるのも、たまには悪くあるまい」と言われた後に 俺は意識を失いそうになる だから、倒れないようにするべく その場で踏ん張ろうとするのだが、どうすることもできない 俺はこのまま負けることになるのかと本気で思っていた。だからこそ、この瞬間 自分の命の終わりが訪れることがわかってしまって。つい目から涙を流してしまっていた 悔しかったのだろう。俺は 自分の中で「何かを守り抜くことが出来なくて、後悔する羽目になるんじゃないのかな」という感情があったせいで涙を流すこととなっていたのである

「俺の力が足りなかったばかりに、大切な家族や、友人を失くすことになった。だから俺は あいつらを絶対に守らないといけなかったのにも関わらず。守ることが出来なかった。その結果がこれだ

「力があればどうにかなったのかもしれない。俺が、あの時に油断さえしなければ こんな状況になることも無く 妻に心配させることもなかっただろうな」と泣き続ける始末 そんな状態の時に俺は、夢の中に入っていくこととなるのであった ー神界(管理室)

side-??? 私は ここを管理している者の一人であり 神様という役職に就いている存在なんですよね その仕事内容という事になると思いますが 基本的には世界を見守っていくことにあるのかもしれません でもですね。今現在はということになりますが 別の仕事をしておりまして、その内容というのは「新たな世界を作るための材料探し」ということになるでしょうか 私が、この仕事をしている理由はということになりますと 私自身が 新しい人生を送ってみたいと考えている部分が関係していたりします。なので この機会を利用してみることにしたんですよ そして今回私が作ってみたいと考えていましたのはですね。「勇者と、その他の者達の物語の世界を作りだすことに成功したのであるから。その世界に転移させて欲しい」というのが理由でもあったりしましたのです 私には創造魔法を使うことが出来るのです それで作成した異世界はと言うと 勇者を中心とした物語として作り上げることにし それ以外の者は、あまり関わらないという方針に決め込んでおり この世界の仕組みについても色々と弄らせていただきましたから これから先は、どのように動いていくかも予想がつくというものですよ

「今回は どのような展開を見せていくのだろうか?」と 考えるだけでも楽しかったりもしていますので この調子のまま どんどん盛り上げて行くつもりでもいたりしたんですよ さぁ 皆さんが楽しんで下されば幸いだとは思うのです 頑張っていきますからね 皆様が、この物語の世界で 素敵な思い出作りが出来ますように 祈っております -1ヶ月後(時間的には約2ヶ月前)

俺は この世界に来る前にあった事を覚えている 俺の名前は一輝という。そして職業の部分は 一応は「学生(高校生)」ということになっているらしい。年齢は17歳 高校二年生の夏休みに入ったばかりの頃でしたか 友達と旅行に行って、そのまま帰宅せずに遊び疲れた結果、眠ってしまっている はずだった

「おい起きろよ!!何寝てんだこらぁ!!」

うるさい。誰か知らないが起こしてくるなよ 俺は静かに寝たいだけなんだからよ 俺は声をかけてきた奴を放置して寝たふりを続けようとした。でもな。そんなことを続けていられないと思う 俺は、しつこく俺に声をかけてくるから仕方なく起きることにしたのだ。そんな俺は、目が覚めた途端に見慣れた景色がないことに気が付き驚くが、

「あれ、、ここはどこなんだ」という言葉しか出なかったのだ。しかもだよ 俺が目覚めた場所は森の中であって。周りを見渡せば

「木、木の、樹、森、林だらけなわけで 人が居そうな感じが全くしない場所に来ていることに気がついたのだ。だけどね 俺は、この状況を理解することが出来ずに困っている。何故このような場所で目が醒めなければならないのかという部分について理解出来ないでいた しかし。いつまでも呆然と突っ立っているだけでは意味が無いからこそ、俺は、とにかく歩くことに決めた。ただね

「おかしい。俺が居たところは都会ではなかったけど。田舎とか、山の中とかでは無い筈なのに。なんでこんなところに来ちまったのかさっぱりわからない」と言いつつも歩いていれば「街」が見えて来て

「おおぉっ!」俺は思わず感嘆の叫びをあげていた そこには大勢の人の姿も見れたわけで、

「やった。助かった」と思って走り出すが、 しかしだよ。その光景を目の当たりにしたときの俺は「はぁっ?」ってなるしかない事態

「うわぁ」って言うしか無い状態に陥っていた

「おい待てって!!逃げるんじゃねえって言ってるだろ!!!!」という大声で叫んでくる男の集団が現れていて

「嫌だよ!!なんで追われなくちゃいけないのか分からないもん」

逃げなければ殺されてしまいかねないという危機感を感じたから逃げたのだ そんなわけで。追いかけられて来た人達から逃げ出すことに成功するも、今度は違う人物達に捕まりかけることになってしまう そんな時 いきなり横合いから石を投げつけられたのだよ それが運悪く顔に当たり、俺は転び、地面に叩きつけられてしまい 痛みのせいでまともに動けなくなっていたりする しかしだよ。そんな俺に構わずに追いかけてきていた連中は近づいてきて

「大人しくしてくれれば手荒な真似はしなくても良い」と言ってきやがったんだ どう見ても悪者にしか見えない格好をしている癖して良く言えるよなって思いながら「断る」と言った直後だった。その男が「なら死んで貰うか」なんて言ってきたもんだから 本当に死にたくないと思っていた俺だったわけだが。ここで俺は選択を迫られたのだ 逃げるか 戦うかを そして俺は後者を選択する事に決めたので 刀を取り出した直後だった。目の前の男達は、一斉に襲い掛かってきて

「俺が殺される未来が見えるんだよ」俺はそう思った直後に「スキル発動。俺の守りたいものを守る力をくれ」と呟いてみれば 《ステータス》を開くことができたのだ ステータスを開いた結果わかったことだが、俺はどうやら普通の能力ではないことがわかった。まずレベルが異常だということで、俺は 《黒龍王》の力を手に入れているということが判明してしまって 俺は驚きのあまりに「マジですか?」などと言っている間も、男たち

「殺っちまえぇ!!!」「俺らの金になりそうだな」「お前らは下がっていろ」というやり取りが行われていた。俺はと言えば、とりあえずだ 攻撃を避けることに専念することを決め込んでいたので、相手の攻撃を上手く避け続けていたのであった そして暫く経った後。目の前にいた男は

「ちぃっ!!これじゃあ駄目か。こうなりゃ、全員で一斉攻撃を仕掛けようじゃないか」そんな言葉を発した瞬間 目の前の相手だけではなく、後ろの方からも複数の気配を感じ取り始めたわけで

「これは、本格的にヤバいな。どうすりゃいいか分からんが。死ぬわけにもいかないのだから。とりあえず やってみるとしようかね」

俺が構えた瞬間

「馬鹿野郎!!何をしてい」俺に声を掛けてくれた仲間と思われる人の首が宙に飛び、鮮血の噴水が発生することになると 俺は反射的に目を背けてしまった その直後のことなのだが 俺の体に触れてくる腕が有ったりして「こいつは、不味い事になった」と思いつつ。俺は、何とか逃れようとしたが 抵抗むなしく拘束されることとなってしまう。俺は殺されると思ったが、しかしだ。なぜか生かされていた

「どういうつもりなのかな?」と聞いてみたところで「貴様を生かしておいて利用しようと考えての事よ」と返答してきた その後。俺は縄で縛られる羽目に そして連行されている間に、俺はどうして俺を捕まえて、どこかに連れて行こうとしているのかという疑問に対して

「奴隷にされるんじゃないか?」という考えが頭に浮かぶ もし、これが事実だとするのであれば非常に面倒くさい事に巻き込まれてしまったのは間違いないだろうと思っている ー奴隷市場 side-?

「さっきから暴れまくりおって、手間かけさせるんじゃない。ほれ!もうじき着くからのぅ。そこでしっかり働くんじゃぞ。わかっとるか?」

「わかっているが、だからといって俺に乱暴なことはしない方が良いぞ。もしも俺に手を出してみろ。それ相応の対応をするだけだ」

私は男を脅すことにして どうにかして隙を見つけることが出来ないだろうかと考えていた その方法とは 私が所持していた武器であるナイフを突きつける事だ。その行為が成功

「おい止めろよ!!!それを向けるのは無しだろうが!!」と言われてしまうこととなる 私にとっては好都合というものでしかないから気にする必要もないしね ただ問題もあったからねそれはね、私がこの国の住民であるということを証明しなければならないという問題があって。私の持つ情報網を使ってなんとかしようと思うのだが、私の容姿ってば、普通じゃないせいで目立つらしくてね 変に目をつけられることになってしまっているから、その対策として、髪を隠すために黒い布を巻き付けることにしたんだけど でもねぇ、この状態で

「ここが貴方達が来るところなのよ」と言うと

「ここって奴隷市場に思えないんですけど。もしかして間違えているんでしょうね。それにしては警備の者が居る様子がないから。もしかしてですが。あなたが、この場所を知っているというのは、ただ単に 嘘だったというわけではないのですよね?」

そう言われる始末になってしまったから、その可能性を否定できないのは辛いものがあるね。まぁ仕方ないか それにしてもだ。このまま私一人で解決できそうにないことだけはわかるのは、どうしたものかな。やっぱり協力者が必要だよ。それには

「私と一緒に来てください」そう言われてしまい 私の意思が反映されることなく連れていかれることになったのは当然

「え、ちょ、ちょっと待って欲しい。私の意見が尊重されることはないの?このままだと流されて終わってしまう気がしますから、それだけは阻止させて頂きます。私に考えがあるのだから、私の言葉を信じて欲しいのです。お願い致しますね。信じてくれるだけでも良いのですからね?」

私はそう言うと共に、彼の手を強引に掴んだ。そしてそのまま、とある場所に連れて行かれることとなる 彼が何か言っているようだけれど。無視しておくことにすると 彼は、諦めてくれていた。それでいいんだよ。今は、私に従ってくれた方が 君にとっても幸せなんだからね -1時間後(時間は、まだ経過していない 私は彼と二人で歩いていると、ある建物の中に足を踏み入れ

「ここに何の目的があったとしてもですよ、僕には関係のないことですし興味もないんですよ。でもまあ一応聞きましょうか」と言われたので「まあ簡単な話なのですが。少しばかり手伝って貰うことにしたというわけなんですよ」と答えた後のことだった いきなり部屋に入って来た女性が居たので、「あ〜!やっと戻ってこられた」と言っていたわけなんだが「あれ?君は一体誰だい?ここには入れない筈なんだよ」と口にしていましてね すると「いやその人は関係ないと思いますよ。その人が入ってきた時は誰もいない場所を指差しているだけだったのに急に動き出して。そして僕を連れていこうとしたから。この人に付いていっただけで、この人が関係していることなんか知りませんからね」と言ってくれたからこそ「それは誤解だ。私は確かに誰かを連れてきてと言っただけなのに。何故この子なんだ。何故だ」と言われることにな った その後 私は「いやはははははは。そんなに焦らなくても良いと思うよ。別に私はね。この子に危害を加えるような事はしないしね」と言い切ったわけ それから暫くの間、「この女、本当に大丈夫なのかしらね。だって怪しさ満点だし、見た目的には子供みたいなものだしね」「うむ、同感だ」とか言い出してきて「見た目の年齢は当てにならないんだよ?」などと返してしまったりしていました

「あら?見た目の年齢を当てられないって。そういう事を口に出す時点で貴方達は愚か者の集まりだと思うけど?」と言い返すが、

「うるせぇ、黙りやがれ!!おいお前ら行くぜ!!」とか言うことを言ってくるので。「はいはーいと行きますかね〜」なんて軽めの感じで言う事にした

「おい待て」そう言われたことで立ち止まるが、その声の主の視線が気に入らなかったというのもあり

「なんじゃらホイ」という言い方をしてしまう。それがどうやらとてつもなく嫌だったらしいのだ しかし「なんでその口調をやめようとしない」と問い掛けられたので

「この喋り方は素なのよね。だから今更変えられるかどうかわからない」などと話していたりすると「ならば、その態度を改めるように努力をしてみろ」と上から目線で偉そうなことを言うわけですよ それに対して

「わかったわよ。わかりましたよ。頑張りたいところだけど。これって治らないからね。残念ね。ごめんなさいね」などと答えてしまっていたりすると「ふざけるのもいい加減にしやがれ」とか言って殴りかかろうとしてきちゃって。しかもですよ 部下が見ているのにも関わらずにですよ。それを許そうともせずに 拳を振るい続けていて

「この子を傷つけたら承知しねえからよ。覚悟しろ」と言った途端に 《スキル》を使用し

「俺に勝てると思ってんのか」という言葉を放つと 男は膝を着いた。すると、周りに控えていた男の部下も次々に

「おのれ」という声とともに 倒れていったのだ。それも全員同時にだ それを目にし「あんた何もんよ」と言われ 俺は正直に答えようとしたのだが 彼女が遮ってきたのだ。俺を庇うかのように前に出てきて「私にもよく分かりませぬ。だがこれだけは確かだ。お前では絶対にこの人には敵わないということだ。そしてこの人とは今後関わらないほうが懸命でしょう。それにお前は騙されたんだよ。私に。この人にな」そう言う だが彼女は知らないはずだ 俺の能力にどのような効果があり、また俺自身がどのように成長していった結果。今のようになっているのかについては

「お前に説明しても無駄なことだろう?ならば教えなければいいこと。それよりも早く出て行け。そして二度と現れるな。いい加減にしないと今度は殺しかねないぞ。次は容赦なく潰すと宣言してやる」と言い放ち 俺の目の前に突如現れた人物によって。俺は助け出される形となった その後は俺にお礼を言うと、その人物はどこかへと去って行ってしまったわけで。

俺は、お礼がしたいから、ついて来て貰いたいと言われ 俺はお礼を言われるようなことはしていない と伝えたものの。結局、彼女の押しに負けることになってしまう そんな状況の中。俺は彼女と行動を共にすることになったのである

「さぁ、お腹空いたし食事に行こうじゃないか」と言われてしまうので。俺が食事を奢るということになったので、俺は、店に入るが 彼女は 俺が、支払いを済ませるまで、待つと宣言する 俺は 彼女と一緒に店内に入ったのであった

「さて。君が、先程 私の事を助けた理由を聞いても良いかな?」と言われ 俺としては、当たり前の行動をしたという感覚でしかなかったのだが。しかし、俺の考えと、彼女は違っていて。「私が危なくなった時に助けられたことは事実で、君のおかげで死を免れたことも紛れも無い事実。しかしね、私のような存在は他にも大勢存在しているんだ。

その人達を救うことが出来るなら、私は救いたいと、そう考えている。だからね、君はどうなのかなって、そんな質問をしたくなった。それだけだ」そんな言葉を言われるが

「そうだな、俺が困っていた時に、手を差し伸べてくれなかった連中だぞ。救える可能性があるとすれば俺の視界にいる奴くらいだな」と、俺が口にした言葉で納得してくれたらしく。「やはりそうですか。だからと言って見捨てるようなことは出来ないんですが。私にとって大切な仲間なんですよね。その方々は」

「まあそんなところだよな。ところで、あんたってば。本当に何も食ってなくて、そんなにガリガリの状態のまま生きていくって決めたのかよ?」と言うと

「そのつもりだけれどね。何か問題があるかしら?私のような立場の者って。大抵の事を許されるって言うしね。その特権を使おうと思っただけよ。だから、この身体に関しては全くと言っていいほどに心配はいらないのよ」と言ってきた そんな彼女に俺は「それは違うと思うけどな。あんたがそこまで言うのであれば構わないが、それでも。その痩せこけた状態じゃまともに戦えそうにないと思うんだけどな。その点は理解してるか?してないよな。多分だけどよ」と言葉にしたのであった

「ええそうね。私自身もこの現状に対してどうすれば良いのだろうか。と頭を悩ませたいところなんだけれどもね」と、そう言われてしまい。どうすることも出来なかった。そこで俺は「それなら、とりあえず 服屋にでも行ってみようか。そうすりゃあ少しはまともな外見になってくれるかもしれないぞ」と言うと、何故か目を輝かせていた。それから、俺が選んだ服を着た状態で街中を歩く羽目になってしまったわけだ それからの事は言うまでもないだろう そう あの子について 私はあの子でないと駄目なのだと再認識させられた出来事があった 私はあの子の為に動くことを決めた。そして、あの子の幸せが、ずっと続いていくように、私は全力を尽くしていくのだと。私は決意を改めて胸に抱くことになるのだった

「あのな、あんた もう少し自分のことを大切に出来ないと、いつの日かに身を滅ぼすことになるぞ。それと、あのな、あんた これから何をしようとしてんだ?」と聞かれると

「あら。貴方にしては、随分と珍しい発言をしてくれるのね。私はね。私を必要としてくれている人の為になることをする。そのために動いているだけ。そこに、何か不都合な点があると思えて仕方がないわ。

あの子にも 私の事を頼ってほしいと、私は願っているの。私一人では出来ることなど限られてしまうのだし。だからこそ私は。私自身で解決できることには精一杯取り組むだけなのですから」と、告げると「あんたの気持ちはよく分かった。だからもう何も言わねぇよ」との言葉を最後に会話が終了するのだった。そして暫くの間 私は彼を連れて街を練り歩いて行く そして私は、彼と行動を共にしていくことになり、そして、私は、この街を散策しながら、とあるお店の前までたどり着くのだった。その道中

「ここだな」そう言いつつ私は扉を開き、その奥にある受付に向かい「こんにちは。今日は、どのような用件で此処を訪れたのでしょうか」と言われ

「ああちょっとこいつの装備を買いたくて来たんだ」と言われ 私は、「まあ良いんじゃないかしら。あなたに任せておく」と返答をしておいた すると彼はその返答を聞き、「了解した そんじゃあ任せて貰いますかっと おっさん!この人に合わせて適当に武器を造ってくれ。出来れば その性能とやらも詳しく頼む」と言って お金を渡してしまったのだ。それから暫くしてから「出来たぜ」と声がかけられ

「よし。確認しておくとするか。それで性能は、と」「まず武器だがな。武器の名前だな。武器の名前は【魔剣 黒竜刀】という名前になっている」「へぇ〜名前だけはカッコイイヤツなのかな?うん 名前は悪くはないと思うけど」と言いながら武器を手に取ってしまうのだった。すると

「おお!!これが俺専用の武器か!?これは凄いな。今までのよりも断然手に馴染む。それにこの形状がとても好みだ。しかしな 俺自身この剣の性能は分からねえ。試させてくれるっていうのはありなのかよ」「それはな 俺も気になるし 何より、武器屋の親父も気になっちまってるらしいからな」と言われるが この場で使うのは不味いだろうと判断をして。

その後直ぐに 店を出ようとするも「待てよ まだ終わってねえからな。

ちゃんと代金を払って貰わないと」と言われて

「はい 払います。しっかりと払わせて頂きます」と言って 俺は金を手渡す それからというもの。この子は何処に行くにしても付いて来ていて

「おい あんまり離れんなよ。一応俺らは狙われてんだからな」

なんて言って来る そして私は 彼に守られつつも行動することになるのでした それからしばらくしてからのことです 突然に彼が現れて「よお!元気にしていたか?おめでとうさん」と言ってきやがるの

「お前なー」と思いつつも 感謝の感情が湧いて出てきたのは間違いないことです そのせいもあってか 私の中で、彼の株が上がったので

「今度からは私の事を守るのは辞めてくれて構わなくなりました」と伝えると「それなら 遠慮なく守らせてもらいましょうかね」と嬉しそうな顔をしている彼がいたわけで そんな感じのやり取りがありつつ 私達は依頼を完了させるために 魔物を狩ることにしたのですよ しかしそんな時に私達が襲われることになり そんな私達の前には一人の男性が現れたのです そして男性はこう言うのです

「ふぅ、何とか間に合ったみたいだな。俺が来た以上は大丈夫だからなだから安心しろ さあ後は俺に全部を任せてくれればいいだけだ」と その後すぐに魔物は倒されてしまい。

そのあとの処理が終わると「さぁ俺のギルドに来るといいさ。あんたはもううちの子みたいなものだからな。だから面倒を見てやるから。着いてくるが良いさ」と言われてしまうのである そんなこんなで 私とその人は行動を開始することとなる その行動はというと、私が依頼を受けたいと言い出した結果 私達で受けれる範囲のものを探してみることに決まったわけである それからの日々という物は非常に楽しいものであり。そして私はというと

「俺の相棒が、そんなにも可愛いってのはどうなんだよって、いつも思うわけだが 俺的には嬉しい話でもあるし。やっぱり、可愛ければなんでも許せるのは当然の話だと思うんだよな それにしても あんたが俺の仲間になった事で、俺の人生は更に楽しくなるだろうって予感しかしていない。なんつったってあんたのことが好きだしな」とかなんとか言われてしまうわけで そんな事を言うのでした 私の心の中には

「どうして 私の事を助けてくれたんです?」

「さて、どうしてかな。俺はただ あんたが死にかけていたから助けたかったから。それだけだ。それ以上もそれ以下もないんだよ」

「私ね。貴女の事を少し誤解をしていました でもそれは取り越し苦労に終わったから、だからね。これからもよろしくお願いしますね」と口にすると

「こちらこそ よろしくな」

その返事をされて私は、また新たな一歩を踏み出せるようになる気がして、胸の中に温かい物が溢れ出すような感じがすると同時に、顔の温度が急上昇するような感覚を覚えるも そんな時。とある男が、私の前に現れてきた その男は

「よう、やっと会えたな 探したんだぜ」と口にしてくるも、私は知らない男のため。私は困惑してしまうわけであり。

私は

「誰ですか?いきなり」と聞くと「ああ覚えちゃいねぇか。しょうがないか。だってお前、その頃は赤ん坊の頃だったからな」と言ってきて、私としては ますます混乱することしか出来ずに

「だから。貴方は何を言いに来たのですか?一体私とはどういう関係のある人物なのですか?私は、この国の姫様として生きていくことが決められており、その命を全うすることが私にとって生きる意味でもあったはずなのですよ。それを邪魔される筋合いはありませんよ。今更 何をしに現れたのか。はっきりしなさい!!」と言ってしまうのだが。そんな言葉に、その者は「悪いな 本当に申し訳ないと思ってんだぜ?だけど、お前が居ない間、色々と大変なことがあったりしてきてな。それで 今、こうして。俺は此処に立っているんだ なぁ頼むよ、戻って来てはくれねぇか?」と言われたのですよ。その言葉を耳にした瞬間私は涙を流すことになってしまっていて そんな様子を見ていたおチビが私に「良かったね。もう心配ないから。俺もいるしさ。俺も出来る限りのことをさせて貰うから」そう言ってくれたので

「はい」とだけ、私は答えるのだった。

その答えを耳にした後。私は彼に抱きしめられる形で 眠ってしまったのです それからのことは良く分かりませんが。何故か

「ごめんね」と謝られたように思いました。その次には 頭を優しく撫でてくれているような感触を感じ取れていたのですが。私は、そのまま寝続けてしまっていたのでした。そして目が覚めると目の前には 彼がおり 私は思わず飛び跳ねるように起きると そこには「起きたか」と、一言だけで済むのだった。それからという物の。私は 彼を頼るようになるのだが この話は別の機会で語るべき事柄であると思うため割愛とさせてもらう。そして私には 新たに目標が生まれた。その目的というのは「いつかこの人と添いとげたい」と そういう事なのだ。だから、これから先、何があろうと この人の傍から離れないと そう決心をするのである。それが例え

「魔王討伐」であったとしても 私は、この人と共に旅をしていく覚悟を決めるのであった。

それから私は「魔王をどうにかして倒しに行きたいと思っているんだけど どうかしら?」と この人の意見を求めるべく質問を投げかけてみた

「まあいいんじゃないのか」そんな風に言われたものの。私自身としては 魔王を倒して欲しいとまで思ってはいないのが本音であるため。どうしたものかと考えてしまっ そして私は、「もし どうしても倒す必要が出て来たらどうすればいいのか」そんな風にも考えていたりするわけである。しかし今は、とりあえず

「そんな事は置いておいてもいいんじゃないか」なんてことを言われてしまったので 結局。私達は特に目的地を定めずに。冒険者として

「自分の好きなようにする」という形で、この世界で、自由気ままに行動する。というのが一番楽に暮らせるんじゃないかと。そう結論付けて 今日この日から「この人について行き、共に過ごす」それが今の私の生き方となったのだ。

「さあ行くぞ 俺と一緒に 冒険者生活をエンジョイしようぜ!」

「えぇ 一緒に冒険者をしていきますよ これから宜しくお願いします。それとですね、冒険者となれば、お互いの呼び方を変えなくてはならないんですよ。冒険者は基本二人一組で行動するものになりまして。だからこそ 名前を変える必要があるのですよ」

「そいつはまずい事になったかもしれない。俺の頭の中には、その名前があったはずなのに 記憶の奥底に沈んでいたんだ。思い出せない。俺は、この名前をどうやって呼べばいいんだ!?俺は、どうしてしまったんだ。名前が分からないんだ。名前だけが出てこないんだ」そんな感じのやりとりが行われてから 彼は必死に考え込んで その結果「よし決めた!名前が無いんなら、勝手に決めちまえ!うーん 名前か、う〜ん。真昼、朝焼けの空に輝くあの星の名前を拝借して 夜見 真昼と。俺はこの名前に決定させることにした。そして俺は「真夜のことも、名前の方を変えてやったぞ。これで文句はないはずだな?さぁ、出発だ いざ行こうではないか。この世界に俺たちが降り立つためにも、世界を救おうじゃないか!!なぁ俺の相棒!!いや俺の真の親友!!よろしくな!!」と言ってくるので「うんっ!!」と答えながら手を繋ぎ合うのだった!!それからというもの私たちは、ギルドに依頼を見に行ったりと 色々なことを経験しつつ「さぁさぁ次の国へと進もうじゃないか!な?俺達は今や世界を救った仲間だし 別に遠慮することなんか無いだろ?さあさあ!俺達の活躍っぷりを見せてやるしかないぜ!そうだよな お前達?な?なぁなぁ!皆そう思っているだろ!?」などとテンションの高い発言をかましてくれたりした訳なんですけれども。この人達が仲間に加わったことによって私の気持ちが晴れていくのを感じたのだ

「じゃあ早速ですけど、まずは近くの村で情報収集をしましょう。この世界の情報を、私達の知っている情報よりも遥かに詳しい情報を集めましょう。さぁ皆さんいきましょうか」私が声をあげると「分かった」と言いつつ、この人は私の肩に手を乗せてくれるのでした そんな感じのことが起きつつ 私たち4人が揃って歩いていると「おっ、そこにいるのは 勇者の片割れである真夜さんではありませんかい」と言う感じの声をかけられてしまい 私と彼の足が止まる。何故ならば私達にそんな事を言ったのは この国の王の側近でもある騎士であり、私とも面識がある

『ガリウス』であるからである。そしてこの場にいる私以外の3名は、私と同じ異世界転生者であり。それぞれ私とは別の目的でこの世界にやってきたわけである そんな彼らと私達が出くわした時 この国に起こっている危機的状況について教えて貰えることになる。

この世界は、魔物の力が異常に強くなっているらしいのである。そのせいで、この国は、滅びる寸前であるとの情報が入ってきたらしく。この事態の収拾のために動いている最中とのことだ しかし私達のような力のない存在が

「世界を救うため」といった名目のもとに動いてしまった場合「偽物だ」と言われてしまう恐れがあるため まずはこの事実を確認しないことには動けない状態であるとの事だったのでした そこで私は、確認をしてみることに決めるのだったのだが どうしたらいいだろうかと思い悩みつつも、一応聞いてみようとは考えていたりしたのである 私と彼らは合流を果たした後 すぐにこの場から立ち去ろうとするが。それを阻止されてしまった。しかしそれでも 私達は話を聞かせて欲しいと交渉を行い その願いを承諾してくれる事となったわけであるが。まず最初に私自身が疑問に思ったことは何かといえば

「そもそもの話しなのですが」この国の現状については理解出来ましたが。その問題についてはどうなったんですかね?」

なんて質問を口にしたところ「そうか。お前は知らなかったのか? こっち側に召喚されてしまっている以上。向こう側から来れる手段は無いという事になってんだよ。だが安心しろ。必ず解決する方法はある。それこそが、俺の仕事ってことだな」と口にしてから その場を離れるのだった 1番の問題はその仕事内容だろう。私には到底出来ない事なのであろうか?私では役に立てないのではないのかとそう考えた結果。私は「私には手伝えないのでは?と思った次第なのですが。他に方法があるとするのであれば、どのような方法なのですか?」

その言葉を受けて「うむ。俺の考えとしちゃ。あるのは二つだけなんだが一つはこれから俺が話す内容をお前らにも共有した上で協力を要請するという形になるんだが その話を聞いてくれさえしてくれれば。後はこちらで全てを終わらせることが出来ると思うんだわ。これがなによりの優先事項だと考えていてだな」などと言ってきたのだよ。どうしたものかと考えていたら おチビちゃんが私の耳元で「俺はあいつらを手伝うよ。あんなのほっといたままだと絶対良くない気がするから」と言ってくれるので「ありがとうございます」と 感謝の言葉を向けてあげました。それから私は、少しだけ考える時間を貰ったあと この人に向かって「私はこの人に付いていく事にしました。だから 貴方も、私のことを諦めて、お仲間の方の手助けをするべきだと思いますよ。だって私は貴方に、恋愛感情を抱くことが出来ないようになってしまったのですから」そんな風に私は言ってみた

「俺の初恋の相手がそんなことを言うとは、残念で仕方がないぜ」そんな言葉を告げてきた 私は、「でも 貴方なら分かってもらえると思っています。私はまだ、心の中では、あなたの事が忘れられていないということに」その言葉を耳にした彼は、涙を流し始め 私のことを強く抱きしめてくる。そして「俺も本当はこんなことがしたかったんじゃねえんだ!!もっと楽しく、幸せになれるようにと頑張っていたはずだったのに。俺がバカだったせえで すまなかった。本当にすまないと思っている。俺はこれから先も。ずっと お前に恋い焦がれたまま 生きていくことになるのだと思う。だからこそ。最後にこれだけは言わせてくれ。俺にチャンスをくれないか?」

その発言に私は「分かりました。良いでしょう」と、答えると 彼は嬉しそうに微笑んでくれた後に

「俺はお前にもう一度 告白させて欲しい」と言ってきた。私はそれに了承すると お姫様が話しかけてきてくれた「良かったですね」という言葉に、私は照れ隠しをするような形で顔を背けながら「そうね」と一言だけ言葉にする。すると今度は別のところから「そう言えば俺が助けたあの女の子は、今は元気にしているみたいだけど あの娘は今頃 何を考えているんだろうな。」と聞こえて来たもので その言葉に対して、何故か私の心に引っかかるものがあり 胸騒ぎを感じると同時に 嫌な感覚に襲われる。これは何を意味しているものなのか、私には全く分からなかったので 気にしないようにしながら、今後のことを考えることにしていた。そんな中での会話 私は、「これから あなた達はどうするつもりで居るの?」と尋ねてみると

「まず、こいつら三人と俺と真昼の5人で旅を始める事になるのが普通の流れかな?」との答えが帰ってきたため。

それから少しして「これからのことについて相談があるんだけど」とお兄さんに声をかけられて、私は彼と話し合いを始めようとしていた しかしだ 私の横から割り込む形で

「真夜さんの気持ちが、彼に向いているとしても、俺は諦めるつもりなどありませんよ。だから俺とデートをしませんか。俺が君を守ってみせて見せますから」なんていう謎の台詞が飛んできたので。それに対して私は。

ついつい口が悪くなってしまうのだが それは当然のことだと思いながら 目の前にいる男に向けて言葉を放つのであった。「いきなりなんですか。貴方は何様なのでしょうか。確かに、私が好きなのは、この人のことを想っていた時の自分ですよ。だから今の私は。自分の力で生きていこうと決意しているわけでして。余計なお世話ですので止めてください」「それなら尚更ですよ」「はぁ?」この男はどうやら まだ自分が言っている言葉の意味を理解しきれて居ないようであるから説明してやる事にした

「あのね?貴方は私の気持ちも考えずに勝手なことを言い出した上に そんな提案まで持ち掛けているわけですよ。しかもそれを断ったばかりなのに、どうしてまた同じように私を困らせようとしているのでしょうか?ふざけるのはやめてほしいのですけど?ねぇ、どういうつもりでそんなことをしようとしているんですか?馬鹿じゃないんですか?」と言い放つのだったが。流石は一国の王である。直ぐに立ち直ったようで「あぁ悪いなぁ俺の悪い癖だぜ!気をつけなくっちゃな!!」とか言い出す始末だ

「まあそういう訳でだ。とりあえず一緒に来るか?真夜の奴には迷惑かけられないし、俺達二人で行動することにするが。それで構わないって言うんならついてこいよ」と言われたものだから。私もそれでいいと言ったのだが。結局この人達と一緒に行動することになるのだが。私にとって問題となっていることがある。この世界において、お金の単位が統一されているわけでもないのが問題で、一体どれくらいの金額が必要なのかがわからないというのが大きな問題となるのだ それから私達は、情報屋の元へと赴くことになった そして情報屋の店に入るなり「おい親父。この辺の国で起きた事件の内容って知ってるか?」などと聞いたのだ そして情報料を払い終わった後で 私が

「ちょっと聞きたいことがあって来たんですけど。情報を買いに」と言うと。店主は「ほう。何か欲しい情報でもあるのかい」と言う感じの態度を見せてきたので。私としては何も考えていなかったが 彼が私のことを助けてくれるために

「魔王軍が今何処で、どんな動きをしているのかっていう情報を」というのを買って出ると 情報を教えてくれると言うことにもなったのだ しかしだ 私達はその情報を買おうとしていた情報に「実はこの世界における魔王軍の勢力は衰え始めていまして、最近では、ほとんど活動をしておらず。勇者の存在も関係無い状態が続いていて、平和になっているんですよ」そんな事を言われてしまったのだ そして「なによりも。この国に関しては最近になって、新たな王が生まれたのが理由となっていまして、今では、その人物が国王となり、前王が行っていた政治を行っていたものよりもかなり素晴らしい政策を実行しておりまして。その結果もあってか国民の間では『王』の評判が高くなっており、民意の支持もあり、王自身も非常に優秀な為、国王への支持率は非常に高いものとなっているらしいですぞ」そう言った 私はそれを聞きつつ。「この世界の情勢がどうなっているか分かっただけでも大満足です」

私はその情報を頭に刻みつけると 店を出ていくことにした。そして「さてと これで、必要な情報は手に入れられたのは確かだよね」お姉ちゃんは私に向かってそう言ってくれる 私はそれに感謝しながらも 次の目的を考え始めたのだが その時のことだった「あんたら、随分といいものを持っていそうだな」との声が聞こえると共に。何者かに拘束されてしまうことになる。そこで私は どうにか抜け出そうと試みるのではあるが、力が強すぎて、私の力では逃げることも出来ないまま。完全に身動きが出来なくなってしまった それからしばらくした頃に「ようやく捕まえられたぜ。お前らの実力は相当なものだが こうして俺達に捕まっちまったのが不運だったってところだろうな。俺らは ある人から依頼を受けて。そろばんの玉を探しに来ているんだよ。そしてお前らに用があるのは、それが理由でしかないんだよ。なにしろ あれを奪えば莫大な金が入ることになってるもんでな」なんていう声を耳にしたので「どうする?」なんて問いかけを行うが「俺達で守ってやるのが一番だと思うぜ」と返されてしまった 私はそれに同意する形ではあるが 一応は反論しておくことにした

「私は、私自身だけで戦うべきだと思います」なんて言葉を紡ぎ出すが。「それでもいいぜ。俺らには俺らの目的が有るってだけだし。無理矢理にでも連れ帰らせて貰うってことでいいよな?」

そんな言葉を掛けられてしまい

「分かりました」と答えるしかなかった。それしか選択の余地が無かった そうしなければ、私は、殺されるかもしれないと思ったからである。それから少し時間が経過する

「俺達が依頼されたターゲットはその3つだ」との言葉を受けて

「じゃあそれを寄越せ」と言われる 私はそれに抵抗を試みたが 簡単に振りほどかれて 私の手元にある物が奪い取られてしまう

「それじゃあ 仕事の方はこれで終了ということでよろしく」と言われて、私たちは、その場から逃げ出す

「逃げ切れると思っているなら甘いぜ。俺は 追跡者だぜ」と男が叫んだ後に。その男の姿が消えたように見えた。しかし よく見ていれば分かる。その男はただ走っているだけであると

「あいつの速度に反応できないんじゃ俺達の足下にも及ばない」との事だ そこで私は 彼のスピードに合わせて走る事を意識して、その走り方を真似する事にしてみたら。何とか 追いつけそうな状況を作り出すことが出来たのだよ。そしてだ。「あいつらを捕まえたぜ」との情報を得て その場所へ向かうとだ「ほぅ。なかなかの腕だな。だが残念だぜ」と言葉を発した その言葉と同時に 目の前にいた者達の気配は途絶える つまり 目の前に立っていた者達は全員、死んだのだと

「おいっ大丈夫か!しっかりしろ!おい!」俺は慌てて駆け寄ると、彼女の名前を呼んだ「おい、返事してくれ!」何度も呼びかけると。彼女は目を覚ましたようだ

「ここは」と呟いていたから。「大丈夫なのか?どこか怪我したりしていないよな」と心配すると「貴方こそ平気なんですか。だって さっきの攻撃のせいで血を流していた筈なのに」と言葉を漏らしてきたが 既に俺は傷口を塞いでいた「それより お前 こんなところで何やってるんだ。お前が こういう場所に出入りすることは無いと思っていたから。まさかとは思うが、お前も狙われるような何かを抱え込んでいるわけじゃないよな。お前は そう言う存在ではないと思うし」

「私はね。自分の居場所を守るためにここにやって来たのよ。この場所なら 私の味方で居てくれている人がたくさん存在しているから安心できるし、いざとなった時には、私が守ればいいだけの話だし」

「なるほどな。俺も同じ考えだからお前が居る場所は心強い場所なんだ。だからこそ俺はお前と一緒の場所で過ごしていけるのであれば 俺にとっては幸せな時間を過ごしていくことが可能になる。だけどだ。俺としてはだ お前に危険が及ぶことは極力避けるように行動したいとは考えている。もしも危険な目に遭いそうになった場合は俺がお前を守るから、遠慮無く言ってきて欲しいんだ」

「うん、ありがと」

俺は「お前のためになることならば、なんでもしよう。そのための努力は惜しまないつもりだから」「それなら早速。今日はこの国の中で買い物をする為にここまで来たんじゃないのか?」と聞かれた俺は。それも悪くはないと考えていたから素直に従っていた しかし 俺はふと考えると、ここは何処だろうかと疑問を抱いたので、辺りを見回したところで。俺はこの国に訪れている間に拠点としている宿屋に戻ることにした しかし。戻る途中で問題が発生することになる それは当然のことである 俺たちは今追われていて 背後から追ってくるのは明らかに普通の連中とは思えない。明らかに訓練を受けたような奴らで。更に言えばだ。こいつらの目的は、真夜の方であり。俺達はついでのように思っているようだ。だから俺達のことを狙おうとする人間がいるとしたのなら

「俺に任せてくださいよ兄貴!俺のスキルを使えれば絶対に負けませんよ。あの時のような失敗は決して繰り返したくありませんから。今回ばかりは必ず俺の役に立ってくれそうな気がしていますので」と弟は言うので「任せる」と答えておくことにする そして 暫く歩いていると 路地裏に逃げ込むことには成功したが どうやらいつの日かのように、袋小路に追い込まれてしまった。そんな状況の中 俺は この場から脱出しようと考えるが やはり それは厳しいのであろう。そもそも 俺はこの世界のことを

「なぁ 真夜、俺と一緒になってくれないか」と言葉を口にしてみる この発言に対して彼女は驚いた表情を浮かべたが すぐに「えぇ勿論良いわよ」という答えが返ってきた それから俺達は手を繋いだ状態のまま。目の前から現れる敵と戦うことになった。この国の治安を護り続けている自警団達を相手に

「悪いが 俺には力が必要なんだ。その力でこの世界を平和にする為に」と言葉を吐き出した後に 相手の力を利用する方法を利用して倒すことに成功し。そのまま俺達を追いかけてきていたという輩は全滅させた。しかし。それで全てが終わった訳ではないのだ。むしろ 本当の始まりだと思ってもいいだろうから 警戒だけは解かず

「これから先もずっと。二人で幸せに過ごしていくために。必ず真夜のことを守ってみせる」俺は彼女の手を強く握り締める。すると

「私からもお願いさせて。もうあんな思いを繰り返すのはいやなの」

そして彼女もまた同じ考えだったのだろう。お互いの意見が一致していると知った後は 宿に戻ってゆっくりと休むことに決めるのであった。その後は無事に宿に戻った俺は彼女と話し合いをしながら今後のことを話し合っていったのだが

「私達はお互いに協力出来る関係になれてると思うし、それに 私達二人の相性が良いってことが分かってきた」とのことなので 今後は一緒に暮らすことにした方が良いのかもしれなかった そう考えた俺は。明日になってから行動を移そうと決めた後で眠ってしまうのだが。その際には、しっかりと 彼女を隣に置いておくと

「本当に優しい人だ」という言葉が耳元に入り込んできた そして朝を迎えた時に この国に存在する冒険者の協会と呼ばれる場所に足を運んだのである そこでは ギルドと呼ばれる組織も存在しているようで そこに訪れると「登録はしてないのか?」という問いかけをされて、俺は首を縦に振ってみせた。その瞬間に カウンターの方に視線を移すと。俺よりも年上と思われる女性が近づいてくる

「こんにちは 初めましてだな。私は アデルと言うものだ」と名乗った後に「あんたも 冒険者として生きていくのか」と言う問いかけがされるのであるが。それに対して「あー そうじゃないんです。実はですね。ちょっとした事情があって」と言いながら。「とりあえず、私に協力してくれる人を二人程探しに来たのですが、誰かいますかね」なんてことを尋ねてみると

「そういう事か。なら丁度いい。こっちの席に座ってくれるか」と口にしていたので、俺は素直に従うと、そこには

「俺がギルドマスターを務める」と言ってから「早速 本題に入ろうか」と

「まずは お前が欲しい人材はどんな感じの人物なんだ」と質問をされてくる。そして「俺の仲間は」と口を開いていくと「俺は お前さんの力になれるぞ」なんて声が聞こえたので振り返ると。そこには、一人の男の姿があった。俺は彼に名前を尋ねると「クロキ カイ」と名乗ると「よろしくな」なんて挨拶を行ってくれる。そして「クロキは 何をしていた人物だったの?」と問い掛けられたので「俺は盗賊だぜ」と話し始める。その言葉を聞いてアネスは「なるほどね。貴方は、仲間になってくれますか」と告げる その言葉に対して、彼は「そうだぜ。まあ 宜しく頼ませて貰うぜ」と答えてくれる こうして新たな戦力を手に入れることができたので 次の目的に向かって歩き出そうとしている しかし

「それでは 私と勝負をしなさい」と言われるので。「別に構いませんが、本気でやり合っても良いということですよね」と聞く それに対して「当たり前でしょう。でなければ、実力を確かめることが出来ないですからね」と言われるのである。俺としても異論は無いので、その申し出を受けると 俺と

「俺様は強いぞ」とか言っている男が戦いを始めたわけだが 結果から言おう。

完膚なきまでに叩き潰された しかし 俺は諦めずに「もう一回だ!」と再び挑んだのはいいが。その結果は またしても 敗北するという結果になった。俺は、そこで一旦。戦闘行為を止めにして「なんだよ今の 攻撃」と俺は聞いてみると「何って ただ単に剣を突き刺すだけだが」と答えた その答えを聞いた俺は、この世界においての強さの基準というものを理解することができない為。この世界で俺自身が強くなる必要性について、真剣に考える必要があると思い至った その為に。俺は、ある場所へ向かうことに決めた その場所とは 武器屋という場所である 何故このような店が存在するのか? この世界に足を踏み入れたばかりの人間が考えるべき事柄なのかどうかは、まだ理解できない しかし。俺は、その考えがどうしても頭の片隅から離れなくなるくらいに考えてしまう どうして この世界の住民は、戦う術を持っているのだ? 俺の場合は、最初からある程度の知識を持っていた状態で この場所に訪れたが、他の連中には それが無い筈なのに、戦えるというのはおかしいんじゃないか この世界でも 魔物と呼ばれるものが存在しているという情報を俺は知っている

「俺達が生きているこの時代においては 既に滅びているのが事実なのだ」と教えられたことを覚えているが。果たして、そのような事が現実にあり得るものなのかと俺は思ってはいたが しかし 俺の考えが正しいと仮定すれば、納得はできた しかし。俺は俺以外の人間に関しては、その辺りの知識を一切持っていない。それがどういうことかは分かるだろう 俺がこの世界で暮らして行くうえで。必要な情報は全て、この頭の中に詰め込まれている。しかし それ以外の者達に関して言えば、そういった能力が備わっていないという

「それこそが問題だよな」

そして 俺は

「あの人は」

俺が その店で買い物を終えて店を立ち去ろうとすると。一人の女性を見つける。そして俺は、声を掛けようと思ったのだが。よく見ると 彼女の周囲には数人の男が存在していた。どうやら女性を取り囲んでいるように見えるのだから

「もしかしたら」俺は 少しだけ不安を抱いてしまった。もし何かあった場合に 自分が何も対処出来ないのではと思えたからこそ。俺はその人達の方へと向かう事に決め その女性は「嫌 来なくて大丈夫だから」と叫ぶのだが その言葉を無視するようにして、強引に近付いて行き その男性と向かい合う形で 俺と 取り囲む男たちが、

「邪魔しないでもらえますかね」と言葉を発した それに対して「はぁ?」と答えるのが当然の反応となる

「俺は今 この女と話しているんだ」

「なるほど なら俺が話し相手に成りますよ。その代わりに この場は見逃してもらえませんかね」俺はそう言って 彼女に笑顔を向けた後に 男の方を見据えた そして 男は 俺に対して「調子に乗るんじゃねえよ」と言ってきたので 俺は そいつの拳を避けた後で、その腕を掴んだのである。そしてそのまま、関節を決めてしまえば。当然の如く痛さを感じて悲鳴を上げる それを見ていた周囲の人々は、「ひょっとして。あいつは、ただ者じゃなさそうじゃないか」そんな風に言い始めると、その場を離れていくのだが。一人 俺達の傍に残っていた。その人物は「どうやら、この騒動の原因となった人間は あんたみたいだな」と言われたので「そうですよ。俺の名前は ユウキといいます。そして こちらにおられるのは、アデル姫とクロエさんの二人なんですよ」と説明したら

「なるほどね。それでか 道理でこの国の中で騒ぎが起こる訳だ」

そう口にした。それから暫くの間、彼と会話を行うことになったのではあるが

「どうやらこの国は」なんて話を始めて そこから色々と教えて貰ったのだが。俺は、この国が

「かなり治安の悪い国であることを理解しましたよ」そう言った後に。

どういった経緯によって。俺の知り合いの女性が、その被害にあったのかを知ることになるのだが その理由が理由なので、俺は、怒りを抑えるのに精一杯だったのかもしれない。

「あなた方も災難でしたね。もし、また同じような目にあう可能性がある場合。俺達の仲間になりましょう」そう告げると、彼らは快く承諾してくれたので 俺は彼らに名乗らせることにする その前に、彼等の名前を確認しておくべきだと思い

「ところで 皆さんの名前を教えていただいても宜しいですか」と聞き返す そして それぞれの名前を確認するのだが 最初に自己紹介を行ってくれた男性が

「ライガ」

「次に この国の王子でもある。アネス様だ」と言われてしまったので 俺は、自分の耳を疑ってしまった。まさか、こんな所で一国の王様と会うことができると思っていなかったからだ しかし 考えてみれば ここは、王城がある城下町であり。しかも そこの近くにある冒険者のギルドの建物内には、この世界の住民であれば誰だって出入りが可能だと言われてしまっている 俺は もしかすると

「ここへ訪れることによって」

様々な出会いを引き寄せてしまうのではないだろうか。

俺の脳内に浮かんでくる言葉を、そのまま口にするなら 俺自身にも、何らかの力が存在していて、それに引き寄せられた人々が集いつつあるのではないかと思い込んでしまった。もしも俺の力が、本当に存在する

「神から授けられた特別な物だとしたら」

そう考えていくと、俺は これからの未来において とんでもない事が起きるのではないかという 予感を抱いた そう考えたからには 今まで以上の覚悟を決めなければ これから先も 生きていけないのではないか。そう思ってしまう程にまで追い詰められた状況へと立たされることになってしまったのである。そう思った瞬間に、急に体が震えだす

「どうしたんだ」という アネスの言葉を聞いてから「何でもないです。とりあえず今日はこの辺りにしておきましょう」と 口にしたのであった。そうしなければ 心が保たないと思えたからである。しかし ここで一つの事件が起きる。それは 一人の老人が倒れこんでしまい

「おい どうなってるんだ」と口にしながら俺は駆け寄った そうしたならば「お前が助けてくれるのか」という言葉と共に 手を差し出されたのだから、それに掴まって貰うと。俺は、彼の体を起こそうとする それから少しの時間を経過した頃。

俺は、意識を取り戻して「私は一体」と口にしたので「とりあえず 落ち着きなさい」と俺の声を聞いた彼は驚きの表情を見せてくれた。どうやら

「貴方が私を助けてくれたのでしょうか」なんて事を尋ねられた為に。俺は首を左右に振る そして「違いますよ」と言うのだが

「しかしですね 貴方の手が触れてから。私の体に痛みが無くなりまして。不思議に思っていたのです」と言ったので 俺は、この世界における治療魔法の存在を思い出す この世界に存在する人々に対して その力を行使できるのは「回復」と「解毒」という二種類のスキルを持つ人間のみと言われているが そのどちらを所持していようとも

「怪我の具合などによっては、完治させられない事もあるの」というのが現状だった 俺は「貴方が無事なのは良かった」と言葉を口にした後に 俺は改めて。彼が何者であるかを尋ねたので、名前と職業について語ってくれた。彼は

「ラタトクス王国国王の側近の一人 カルバ」と名乗り そして 俺は「この方は俺が面倒みますから」と言っておく その後 俺は、ギルドマスターと連絡を取った後に 俺の仲間と一緒に、ギルドに向かうのである ギルドのマスター室に到着した後で 俺と、仲間の二人はソファーで座り込んだ状態で ギルドマスターの話を聞いた。しかし、その内容とは、とても驚くべきものだった なんと ギルドマスターの話の内容が。この国に巣食っている犯罪者組織のボスは 元S級の冒険者であり。その実力とカリスマ性を上手く使って「裏」でのし上がって来た人物で、その組織は 元々存在していた犯罪組織を利用して大きくなったという話だったのである

「この世界においては。犯罪を犯した者は、死罪になる場合が多いのはご存知だと思われます。しかし、中には 死刑を回避したいと考えて、犯罪行為を繰り返し。その命を絶とうとする者達が存在しております。この組織が、そういった者達を利用していると耳にしている」そこまでの説明を行った上で この国にいる犯罪者組織のボスの正体を語り始めたのだから

「この人は何者なんだ? ただのおっさんじゃない気がしてならないんだけど」俺が そう言うと。俺の横にいたリーシェは、こう説明してくれる

「おそらく、その通りでしょうね。彼は、その身に宿した圧倒的なまでの能力の高さ。それと。それに匹敵する程の 経験を積んでいる。その証拠に。その体からは魔力が流れ出しているから。もしかしたら魔法職の可能性も十分に有り得ると思うわよ。まぁー この世界の魔法の発動方法は、無詠唱が基本なわけだし 彼もまた例外ではないのでしょ?」

そう言われてみると、確かにそうなのだけれど。その発言内容も非常に気になっていたので

「リーシェって人は、相手の力量を測る事が出来るんだな」俺はそう言って 彼女に、質問をしたのだった。彼女は答えてくれた

「私の師匠が言っていたのだけれども。この世界に居る「魔王」を名乗る人物が居て それが、私の祖母だったらしいの。つまりは、私の血族の中にも「特殊な存在」が眠っているって可能性を示唆していたんだよ。だから そう言った類の話に詳しいんだよね」そんな話をしてくれている時に、ギルドカードの

「ランク」を確認する為の準備をしていたと伝えられたのだが。その作業が完了し その画面を見てみると。その画面には

「冒険者レベル:A 冒険者ランク」と記載されているので、冒険者として登録される事になったようだ。俺としては そのギルドカードが発行できただけでもありがたかったので それだけで十分なのではと考えてしまうのだが。どうやら、俺以外の仲間が、何かを期待しているという顔つきだったので、俺は「分かったよ」と返事を返したのである。そして俺は 冒険者ギルドの依頼ボードを見に行くことにしたので 俺は、ギルドカードをカウンターの上に置き。受付の方に

「これを預ける事は出来ませんか」と尋ねるのだが。

その

「冒険者証」を、見た後に、俺の事を見てきた それからは、彼女の行動は早かった

「それじゃぁ。ユウキさんとクロエちゃんの二名は、こっちに来てください。あぁー。他の三人組の人も来てくださいね」と言われたので。俺は、三人の方に向かい、俺以外の二人が冒険者となる事が決まったのだが その際、受付の人から。

「それじゃ。こちらにある書類の「記入事項」を埋めてもらっていいですか」と 依頼の申請用紙を手渡されて。その用紙を受け取ってしまうのだが 俺は、その内容を読んでみる事にするのであった。そこには、「この世界の常識」という欄があり、そこに書かれていた

「魔物を倒した事がある回数」、「どのレベルの魔石を使用したことがあるか?」などの内容が記載されていた それらを一つずつ確認し終えた俺は それを全て書き込んで提出を済ませた。その事を伝える際に、俺は「ギルドカードを貸して貰えませんか」と言うのだが ギルドカードは本人以外に貸すことが出来ないのだとか。なので 俺達は、再び。あの場所に集まることになったのは言うまでもない 俺はギルドの受け付け嬢の女性に向かって ギルドに登録をする際に この世界の事を詳しく知りたい事を伝え その為に。この世界で使われているお金や紙幣についてを詳しく教えて貰えるようにお願いしたのであった。

その事を頼んでから 俺は彼女に連れられて部屋を移動するのだが「そう言えば」と思い出し口にしたのである 3話で

「お姫様を助けたり。色々な事件に巻き込まれていく内に、何故か俺は。俺達のパーティーメンバーが次々と増えるという事態に陥っていくのです」なんて文章を書いた記憶があるので 今回も同じパターンになってしまいそうだと思った。ただ、一つだけ異なる点が存在する。それは、俺が この世界で冒険者と

「なった理由」というものが存在していたのだ。だからこそ俺は 今回の件を通して、俺達と同じような立場に置かれている人々と接触する事を目論んでいたのである 俺が今歩いている場所というのは。城の中であって。

どうやら、俺と行動を共にしてくれる事となった女性二人に。この場所を案内して欲しいと告げるのだが その言葉に反応を示したのが もう一人の女性の方だった 名前はリリアナといい 俺と同年代ぐらいに見えるのだが

「私が、どうしてこの場所を知っていて、なおかつ詳しいのか。あなたは、気にしないの?それに こんな場所で私に話し掛けてくるという事は。何かあるんでしょう。もしかすると。私は貴方にとって、特別な相手になれるのかしら? そうでなければ。こんな場所に、わざわざ足を運んだりなんかしないだろうから」と言われてしまった 俺は、「特別な関係には慣れないかもしれないが。これから先において 長い付き合いになると思えば 仲良くしておいて損はないはずだろ」と伝えたのだが。それに対しては

「そうかも知れないけど。それでも。やっぱり、いきなり過ぎないか。もう少し考えてからでも遅くは無いんじゃないかな」と言われる始末だ。

そう言われると俺は 何も言い返せない

「それもそうだ」と口にした時だ 突然 俺の背後に、人が立っていた。その気配に気付いた時には既に遅い状態だったらしく 首筋辺りを思いっきり殴られてしまい、俺はそのまま気絶してしまった。その際に、自分の体が動くような状況では無かったために、抵抗できずにいた。そして意識を失う寸前のところで俺は「これは夢だ」という思考に至る事が出来た。だが現実は非常なもので、俺が目を覚ましたのと同時に、何者かの悲鳴のような声が聞こえてきた。

その叫びは「キャァアーー」というもので、その状況を把握するためには 意識を取り戻す必要があるので、必死で堪えようとしたのだが やはり、意識を失っていられる時間にも限度があるようで、

「痛い」と言いながら起き上がった俺に対して。心配してくれた二人の仲間が、話しかけてきてくれた。その二人の名前は、クロとリシアという名前だ 俺が起き上がれるようになってからも暫くは安静にしていた方がいいと忠告を受け。その意見に従うことにした俺は それから数分の間。俺は眠りにつく事になるのだが

「貴方が眠ってしまった後の出来事なんだけど、少しだけなら、説明できるよ」

と、クロが口を開いてくれた為に、まずは彼女が語ろうとしている事柄を聞いてみよう

「うん わかった。とりあえずは説明を聞くことにしよう」俺はそういう形で話を促す 俺達が、冒険者になった理由について説明を終えた後。彼女は、続けて語ってくれた。

「ギルドマスターと、私。それからユウ君の三名で会話を行っていた最中に。誰かに首を斬られて殺されかけたんだよ。幸いなことに 傷自体は大したことなかったから大丈夫だけど もしも相手が刃物を持っていたのであれば 間違いなく致命傷を負っていた可能性が高いからさ」

その言葉を聞いていた

「ギルド職員」は

「本当に すみませんでした」と、謝った。その後 この世界における貨幣の流通に関しての話が語られる その流れを説明する前に「ギルドの受付嬢が知っている」と前振りをしてもらった。

この世界に存在している「金」の価値と、それに「白金貨」の存在についても語り始める。

この世界に存在する貨幣の枚数は、全部で8種類存在する

「銅」の通貨は、1枚の「硬貨」が存在しているだけであるから 単純に「銅貨」と呼び そして、銀貨と呼ばれる「10枚分の」価値を持つ「銀貨」も存在している。そして「銀」で作られた

「金貨」が存在していて そして

「金」を使った

「白金貨」も存在していのだ そして、俺が「ギルド」内で「依頼を受けたり。報酬を受け取りに行った」際には

「冒険者証」を提示しないと

「依頼」を受けたり「報酬を受け取ったりすることが出来なくなっているのだ」と言われている ちなみにではあるが「この国の国王」が、この国に君臨する「王族の一人」である「アメリア姫」の父親でもある「ラタトクス」という名で知られている人物なのだとか

「へぇ。そうなんだ。まあ、俺は 別に気に留めることも無いけれどな」そう告げるのだが。

「そんな事よりですよ。俺達に襲いかかってきた相手は誰だったんだ」俺はそうやって尋ねてみると 二人は顔を見合わせて困っている表情を見せる

「そういえば。あれは何なんだったのだろう?」と、考えている間に 俺は思いつく限りで、考えを口に出してしまうのだが。その事によって俺は、とんでもない「問題」を引き起こしてしまうことになる

「あの男の目的はなんだ。まさかとは思うが、この国を支配する「支配者側の立場」の人物だったとしたのならば 俺は、あいつを許さないぞ。何が何でも、俺は絶対に許さないからな」

俺は、そんな台詞を言い放ち、それと同時に、怒りの炎を燃やし始めたのだが その瞬間だった。俺は、唐突の頭痛に襲われる 痛みが引くまでは耐えられない程のものではないのだが 我慢するのが辛く感じる程度

「痛たたたたたたたっ。痛いっ!頭が、痛すぎるって!」俺はそんな事を言ってしまう 当然の事のように俺の発言を聞き入れてくれない二人は、俺のことを宥めようとするが しかし俺は 頭を抑えて 苦しみ悶えながらも、必死で、痛みに耐えようと試みるのだか。どうしても耐えられなかった為に地面に膝をつけて 苦しむ事になってしまう そんな俺の姿を目の当たりにした二人も慌てふためいた様子で俺の近くに駆け寄ってきてくれる 俺の身に起こっている異変について。クロは何かを確信したらしいが、それが一体どんなものなのかを教えてくれないまま

「もうしばらくだけ時間が欲しい。あとほんの数秒程だけで良いんだ」と言われた。俺の身を心配してくれている気持ちは十分に伝わっているが、俺は、このまま大人しくしてはいられなくなるのは確かだ

「駄目だよ。まだ休んでいないと。今は、この場で休むことが一番の最善策だから」そう言ってはいたのだが それでも俺は、その場から離れるようにして立ち上がっては歩き始めようとしていた。その行動を見たクロは俺の腕を掴むが

「ごめん。私の力では、止めることが出来ないみたい」と言う。その一言で理解した。この場にいる誰もが、俺を止める事が出来なくなってしまい。どうすることも出来ないという現実を受け入れなければならなくなってしまったのであった だが。俺の身体が自由に動かせないという訳でもなかった為 この

「ギルドの建物の中」から出て行く事にした

「外に出ると危険だと思う」

とクロは言ったのである その発言を耳にした後も、俺は構わずに建物の外に向かう。俺の視界の中には「この世界の人達」が見えるのだが、俺は、その者達に向かって

「おい、お前達は。この世界に住む人間共じゃないか?俺達の邪魔をしやがるのは。今すぐに出て行きやがれ!!」と 俺は叫ぶ。すると俺の言葉を聞いた人々は、俺達に向かって石を投げてくるのであった 俺の傍には、クロと、もう一人の女性が居るが、その者達を守るように、壁になる形で石をぶつけられているのである。そのせいもあって 俺の体に当たる回数

「石の数は増えるばかりであり、更に勢いよくなってはいる。それでも、今のこの状況を変えたいと願うならば、ここから逃げる必要がある。それなのに何故だ? なぜこうなる!?こんなにも簡単に追い詰められてしまっている。しかも、今の状況に陥れようとしている原因の一つとなる人物は、今はまだ姿を見せていないのだが。確実に言えることといえば、俺に近づいてきているのは確かなはずだ。そしてそれは間違い無く、「俺の仲間を傷つけようとした犯人と同一犯による行為に違いないと思われる だが俺はここで諦めたくない 今の状態から抜け出す手段はあるはずだ。そう思った俺は 自分に言い聞かせるような言葉を発しながら必死に思考を巡らせる。そして思いついたのが

『自分だけが助かる』という道を選んでしまうという最悪な選択肢である。しかしそれを選ぼうとも俺に迷いはなかった。だって仕方がないからだ 自分が死ぬくらいの恐怖に苛まれれば。相手もそれを諦めるかもしれない だが俺は「死ねない」と口に出す事で

「俺の命を狙う」相手に対しての宣戦布告を行ったのである。その言葉に反応する形で、俺に向けて飛んできた石が 突如として砕け散る。俺は「これで、奴が姿を現す筈だ。俺を殺そうとする者が姿を現してくるのは確実だ」と確信していた。しかし俺の思惑に反して。未だに相手の正体が掴めないままだ。

俺に殺意を抱いている者は複数存在していて。そのうちの誰かが攻撃を仕掛け

「俺に攻撃を繰り出してきている」と考えるのが妥当であろうが。その正体を突き止めたいが、なかなか見つからない。そんな中で 一人の少女は、涙を流していた。その姿が、とても美しいと思った だが、俺にとってはそんな事は関係ない事だ 俺はただ自分の事を守るために戦わなければならない。その意思を持って、俺が 再び動き出そうとしたとき、俺の元に一筋の光のようなものが流れ落ちてきた だが、俺はその攻撃を回避することに成功した。その次の瞬間 先ほど俺が、相手に自分の居場所を悟られたと勘違いをしてしまった

「あの時の感覚と同じ」である事に気付いた。そして、ようやくにして 俺は敵の「気配」を察知し、その存在を確かめることが出来た そして「敵」

「俺の目の前に現れた人物」を目にしたときには 既に、決着はついている状態だった

「どうして貴方がここにいるの?」

と 彼女は俺の方を見て口を開く

「貴方が私を殺しに来たのなら。私は全力を出して、貴方と戦うまでです」

俺の前に立っているのは「この世界」の住民の一人であるはずのクロであり。俺を殺そうとする存在であるはずが無い

「クロが 俺の事を本気で殺そうとしてくるのか」と思い込んでしまっていた。だからこそ俺は、クロを殺すつもりで 武器を振り上げてしまったのであるが。俺の持っている槍は、クロの首に触れる寸前の所で止められた。この行動の意味を理解してもらえたのだろうかと、思っていたら。俺の

「意識は 闇に落ちてしまう」

「また、この展開なわけかよ」と、思いながらも、今度は 目覚める事は出来ていたのだが。しかし この「状況」については全く分からない。ただ一つだけ分かる事があるとすれば 俺は「殺されかけた」ということだけである

「ここは、何処なんだよ。俺は生きているのに」そう口にした俺に

「おはようございます」という言葉をかけてくれる者がいた。しかし声の主の姿を見つけることは出来ない 俺は、自分がどうなっているのかについては分からなかった。しかし 俺は、自分が生きていて。その事実だけでも喜べる そんな喜びに満ち溢れている中で「ギルド会館」の中から飛び出して来たのはクロであったのだが しかし、

「クロ」という名前の少女に、俺は心当たりがあるような気がしないわけではないのだが。俺の頭に過ぎった名前である 俺の名前を知っている。この世界にやって来た時にも。同じギルドに所属する「女性職員」である

「クレアさんに助けてもらったんだよね」と 思い出したのは、ギルドで受付業務をしている最中での出来事である。ギルドにやって来るのは大抵が依頼を終えて戻ってくる「冒険者」である。その者達を相手にする仕事がメインである。その為に俺に絡んでくる輩など存在しないと、そう思ってしまったのであるが。ギルドに訪れる客人の大半は男性であって、その中に混ざる形で 依頼をこなしに、俺が所属している「クランハウス」に訪れてくる「女性のお客様」が来られる時もある。その時の対応がとても大変だとは思いつつも「嫌じゃないのかな?」と俺は疑問を抱きながら対応を済ませていく そうしていたある日のことだった

「あの、すいません。この書類を提出しなければならないのでしょうか?」そう尋ねてきた 綺麗な銀髪のロングヘアーが印象的な、少し身長の高い美少女 見た目だけで言えば とても「大人びている」印象を受ける

「あ、はい。大丈夫ですよ」俺は その言葉を返した後に 彼女の顔をよく見てみる

「やっぱりどこか見た覚えがある」という俺の予想はすぐに裏切られることになる

「あ、あれ?」俺の声を聞いてしまったからか。

「どうしたんです?」そう問いかけ

「その前に。お聞きしたいことがあるのですけど」と言ってくる彼女は、続けて俺に質問を投げかけてくれた

「その、変なことをお尋ねしてしまいますが。もしかして私のことを忘れていしまったとか」そんな質問をするのである 忘れてしまっているも何も、会った記憶なんて無いんだから、そんなことはありえるはずも無いんだけど。それに、もし会っていたとしても。この容姿に見惚れてしまいそうになる程の「美形」であるからには、絶対に見失うことなどは無いと思うのだ 俺は、そのように考えていたが。しかし俺の考えていることを全て見通した上で、俺に話を持ちかけてくる彼女に対して、俺は、警戒を強めてしまっていた

「どうかされましたか?そんなに怖い顔をして」と聞いてきたので

「そんなことより、貴女の名前は何と言うんだ」俺は、彼女に聞く 俺の問い掛けを受けて

「そういえば、まだ名乗りを上げていませんでしたね。私の名は『クロ』と言います。以後、宜しくお願いします」そう名乗ってきたのだが俺は、クロと名乗った人物が「俺の元居た世界で、存在していたゲームの登場人物に似ているような気しかせずにいた」俺は

「クロって名前の女の子を知っていたりするか? そのクロと同じような感じがした」と俺は そのクロと名乗る人物に対し

「クロとは知り合いですか?その、なんと言うか、私に似たような雰囲気を感じ取ったみたいなんです。私が、クロと言う名前だったりしたら話は早いのでしょうが。私はクロではありません」と返されてしまった そう答えた後は「私には家族がいないんです」と寂しげに語っていたが 俺は その表情を見た時には クロが本当に

「俺が元居て暮らしていた世界にいたキャラクター」なのかと思うようになっていた。だから

「俺は、黒須一輝 一輝と呼んで欲しい そっちの名前は?

「クロでいいです。クロで」と言われてしまったが、それでも、やはり違和感があった。だけどクロには何かを隠している節が見られるので、あまり追求は出来ないなと考えていた。その矢先に「クロと似通った外見を持つクロのそっくりさんの」クレアと対面してしまうことになった その事が

「今回の件に繋がる」とまでは行かないものの 少なからず影響はあるだろうと考えている そして クロは、「自分が俺の命を狙ってきた人物である可能性が高いと思っているようだ」と俺は思うが。その点については間違いでは無く。クロの狙い通りに事が進んでいるのではないかと思われるのだが それについて俺は特に否定すること無く むしろ「それで構わない」と言わんばかりな態度をとっている。俺としては「自分の命を守り抜くことが出来ればいい。それだけの事」という考えを持っている その考え方は、クロに対しても当て嵌まる そもそも 俺は「この世界で生き抜いていく」という目標を立てた上で、レベルを上げ、強くなり、俺の命を狙おうとしている奴らに「手を出すな」と告げるために「俺はレベルを上げる必要があって、レベルを上げられる環境に身を置こうとしただけだ」ということを証明しようとしているに過ぎない。その証拠の一つとしては、まず最初に俺は

「自分だけの家」を手に入れたことで「自分が強くなればなるほど。他の人間から恐れられ 誰も近寄ってくることも無くなる」と。そのようになるはずだと考えたからこその行動であり。それが結果的に レベルを上げたことによって 自分以外の人間は皆が自分に対して怯え、そして「近づいてこなくなるはずだ」と。俺自身にはその確信に近いものはあった そしてレベル上げをするためには モンスターを倒す必要があり 倒すために必要なものはレベル差がありすぎると通用しない 俺のステータスの上がり幅を考えれば この世界においては最強クラスの力を持つ相手だ そして 今の

「レベル80オーバー」

これは、この世界における一般的な基準からは考えられないほどに高い水準を誇っている数値となっているのである だから俺の事を、俺よりも遥かに強い相手であれば「殺したい」と考える者も当然現れるのだろうと想定しており。そのような者たちから身を守るための力を欲したから 俺は「強くなるための手段を講じたいと思っていた」だけであり そのために、わざわざ危険な相手からの攻撃を受ける理由はない そんな考えの元で俺は、俺を殺そうとする存在が目の前に現れた場合は容赦なく返り討ちにしていく そう考えているのであるからにして

「俺の目の前にいる敵を倒して、その実力を示してしまえば良い」と考えるようになった。だからこそ、まず初めに このギルド会館で見かけた少女のことについて「詳しく説明して欲しい」と頼まれたが、俺が知る限りでの情報は、全て話す

「その子は、クロではない。そしてクロの双子の妹でもなければ、従姉妹や叔母姪関係でもない。俺が この世界に来て知り合った初めての知人になるな」と説明したのであった

「その情報の根拠は何なの?」クロと呼ばれた少女が俺に向けて問いかけてきた。俺は

「そうだな。その前に」と言った直後に「ギルド会館で依頼を受けることに決めていた」という話を口にすることにした。それを聞いた途端 クレアは俺に向かって「それは危険です」と言っていた その一言は俺に向けられた言葉ではあるが クロにも、向けられているものでもあったらしく 俺に向ける視線に「何か」が含まれているように感じるのだが。それとは別に、俺が、今現在受けようとしている依頼についても触れていくことにした。俺はクレアに対して

「俺が どんなに弱くとも、ギルドに加入できるのかどうかを知りたくもあったしな。だから受けることにする」と言ってみたところ「その前に、私と一緒に来てください」と言われた。俺には 何故なのかは分からないが クレアさんが付いてきてくれて良かったと思うところである。

だって「この世界のギルドに登録するための資格として 俺に足らない要素」が多すぎているように思えるからである ギルド登録のために必要な事は、基本的に三つである。一つ目に関しては、俺の身分を証明するものが何も無かったのが問題であり

「俺は、どこの誰かもわからない」という状態になってしまっているわけである この事実に関してだが、クロが、どうにかしてくれるらしい。二つ目が「冒険者ギルドへの加入」

三つ目は「この世界で生きるためには この世界の知識とルールを覚えろ」という内容になっているらしい その二つの内容をクロが教えてくれるのであるが。俺は「知識面」の問題には心配していない

「クレアさん。ギルドの仕組みとかを教えて欲しいんですが」俺がそう口にするとクレアさんも「ギルドのルールなどに詳しいので。私に任せてもらえたら」と頼んでくれたのだ そうして貰ったおかげで「無事に」俺は、冒険者のライセンスを取得出来た訳なのだが。そのライセンスが 実は「偽造品ではないか?」と言われていることを耳にする羽目になり。しかも、それに関わっているであろう ギルドの「受付嬢」をしている、金髪の女性の事も話題に出た この女性の見た目に関する特徴で思いつくことがあった。この人は、この世界でも有名な 人気モデルだったのだと思うが そんな彼女が、何故か、今

「俺のそばから離れずに」ついて来ていて「なんで?」と思いながら。とりあえず、俺の方からも質問をして

「貴女が、俺の付き添い役として、一緒にいなければいけない理由とは一体何なのだろうか?」俺は、その理由について聞いてみると

「クロに言われたんだよ」と言う答えが返ってきてしまうことになる どうやら

「俺に襲いかかってきた犯人が、クロだったんじゃないか」と思った時点で、その行動

「俺に対する殺意」の感情から「何らかの繋がりがあるのかもしれない」とクレアさんが勘繰ったようで。俺を守ろうとする姿勢が見て取れたから「この人を味方に引き入れるべきか?」と俺は考えていた クレアさんと会話を済ませた後に、ギルドにやって来た俺が目にしていた物は「クロに似た風貌の美少女であるクロに良く似た容姿の受付員のクロさん」だった。だがしかし、その「受付業務を行っている姿」を目の当たりにしている時に「ギルドに訪れる人々の数が減っていないか?」と感じ取ってしまった その理由として真っ先に考えられることは、俺自身が「冒険者として活動しなければならない状況に追い込まれているのでは」と 考えたのだが。この辺りは もう少し情報が足りていないため。現状で判断することは避けた方がいいだろう。それと「あのクロに似ている女性がクロだとすれば。俺の命を狙うことなんて絶対にないだろう」と思えてしまう。なので俺は

「彼女には手を出さずに」依頼内容の説明を聞くことにしよう。依頼の内容は

「ある物を この場へ持ってきてもらいたい。それを貴方の手元まで運ぶだけでいい」ということなので、その物の内容を確認すると「ポーション類と回復薬と毒消しを3セットずつ」

この3つを持ってくるように言われる 俺の所持金事情を考えた場合には「買える分量に限りはあるが」この場で「クエストを受けよう」と考えてはいたのだが。ここで受けた依頼が クロに似ている女性ことクロの依頼であるため「報酬を貰うことが難しいのでは無いか?」と考えてしまっていた

「もし、この人がクロならば。きっと報酬は、お金以外となるような気がするな。だがな。俺の考え過ぎということもある。そのあたりの判断を誤れば、痛い目をみる可能性だって無い訳ではないんだ」

この結論に至った俺は ギルド職員から、ポーションと薬草と解熱剤を受け取ると「お仕事ご苦労様」という声をかけた後。その三人のギルドの職員たちは、俺のことをジッと見つめてくるだけであって「ありがとうございます。そういえば。あなたが、噂の人ですか?この世界に存在する全ての魔法を使用できる上にレベル80を超えた「伝説の勇者」と噂される程の人物と聞き及んでおりますが?」

そう言われても

「はい、そうです」と簡単には答えることは出来ないのである。だけど「俺は クロとクロによく似た人の二人に出会っていて 彼女たちが俺の知り合いであるということも知っている」そのことを口にした直後 俺は、「クロのことを助けてあげたいし、彼女を守るために協力したい」という気持ちを抱くことが出来た 俺は 俺の持っている情報を「全て」開示したうえで「クロと俺との関係」を説明しようとしたところで、俺は「クロという存在が、俺の命を狙いにきた人間ではない」と断言することができるため。この世界に存在している全ての「俺の命を狙っている存在」について話してしまう 俺は、クレアさんの話を最後まで聞いていたのだが。やはり「この話は、是非とも記録に残しておく必要がありますね」という反応になってしまうのだ

「しかしですね。このような事を書き記してしまえば、私の身に何かしらの被害が発生する可能性がありますので。書き残すとしても、本当に必要だと思われる箇所だけにとどめておきましょう。その部分については私が、なんとかして対処するとしまして。あなたは、まず最初にレベルを上げていき 自分自身を強くすることを優先させるべきだと私は考えています」

このクレアの言葉に対して俺は「クロを助けるために、レベル上げを行うべき」だと考えていたので、まずは「ギルドのレベル上限」を調べるべく。俺は、ギルドにある資料室に行くことになったのだ。ギルドの資料室に行けば

「現在のレベル」というものが分かり

「今の自分のレベルが幾つなのかという事を知ることが出来るはずだから 」そう考えた俺は まずはギルドの資料室でレベルを調べてみることにしたのである。そして ギルドのレベルの上限というのが

「レベル75が限界値」である事が判明した ちなみに

「ギルドのレベルの上限を突破させるために必要となるものは、経験値を蓄えて、ステータス値を上昇させていくこと」それが必要不可欠だということは この世界の常識として理解することが出来た しかし「経験値を溜め込む手段は何か」ということを尋ねてみると どうやら その手立てとしては モンスターを狩ることがもっとも効果的な方法の一つとして挙げられるのだという事を教えてもらった。しかし それを踏まえて俺は思った 今の俺のレベルは レベル1ということもあって。とてもではないが モンスターと戦うことが出来ないという事実が存在している

「そうなると、どうやってレベルを上げるのかを考えないといけないということになるのかな?」俺は クレアに「俺の知りうる範囲での方法で、レベルをあげることができる方法がないか」と尋ねる

「そうでうすか、それなら 私に、ついてきてもらってください。この近くにレベル30以上のモンスターが存在する森が存在していて。そこで修行を行ってもらうことです」クレアが言ったのはその言葉である そして「レベルを30にまで上げる」ことができたら

「ギルドに加入してもらえるんですよね?」そう俺はクレアに向けて告げるのであったが その問いかけを受けたクレアは「はい、レベル30に到達した暁には。私と同行する形でレベル60以上を倒せるほどまでに成長したあなたを、ギルドのメンバーとして迎えさせていただきます。ただし この約束を破った場合は 命に関わるほどの大きなリスクが発生してしまい。場合によっては、この世を去ることになりかねませんよ」クレアが、そのように語ってくれたので「それじゃあ 頑張ってみせようと決意を固めていくわけですよ」そう口にした後で クレアに連れられて

「俺は、ギルドの訓練所へと案内してもらうことにした。その訓練所で、俺は「この世界での一般的な戦闘の仕方」「剣術の習得方法」を学んでいった。それから 俺は「俺のスキルの中に収納されている剣を使う練習を始めることになる」この俺の行動を見た

「冒険者として必要なことを何も学んでいない新参者が。よくここまで成長してきたものだと関心している。流石だよ、君は」その言葉を投げかけてきた人物が居たのである。その人物は クロと似ている顔立ちをした美人さんであり 身長は高くない方であった。しかし「胸が大きい方で、スタイルが素晴らしい方である」という印象も持てる そんな彼女の外見的特徴を一言で表すとしたら「黒猫の擬人化バージョン」と言った方がわかりやすいかもしれないな。と俺は思うわけで。この女性のことについて少し

「俺はクレアさんとクレアの双子の姉さん達と共に行動をすることが決まったあと。ギルドの受付の仕事に戻ることにする」彼女は、そう口にしたあとに俺に向かって手を差し出して握手を求めてくるので 俺は「はぁ、まあいいか」と心の中で呟きながら その手を握った後に「俺の職業」は「無職」だという事をクレアの姉さんに伝えたのだった。俺が「無職を恥じないで欲しい。むしろ誇って良いくらいだと思う」と言われたときは その言葉に甘えても良いのだろうかと思ってしまったのである。そして 俺達はクレアさんの提案もあって「クロと、あの人の二人と一緒に生活をする流れになってしまった」としか言えないのだけれどもさ

「俺はクロとクロに似た女の子の二人組に生活の面倒を見てもらうことになった」という経緯が存在しており。その二人が「俺の家に転がり込んでくることになったのは仕方がないことだと思える。クロが「一緒に行動することになると思うけど。これからよろしく」と言ってくれたからだ。だがしかし クロとクロにそっくりな美少女の二人と同じ部屋で暮らすのは、俺にとっては気恥ずかしいことだと思う そのように思えた出来事でもあった。俺は、その日にクレアさん

「クレアさんとは仲の良い友人になることができていた。クレアさんと、そんなクレアさんの妹でもあるアリアさんが「今晩は何を食べようか」と話し合っている姿を見かけた クレアさんが、妹であるアリアさんの手を引いて食堂の中に入って行ったときに、俺とクレアさんは互いに目が合ってしまう 俺は、クレアさんから話しかけられるのではないか?

「この宿の料理はおいしいのでしょうか?」といった感じの問い掛けが来るのでは?と、考えてみたのだが クレアは俺のことをジーっと見つめてきているだけで、結局は何も言わずにそのまま歩いてどこかに行ってしまう まあ俺としては、このクレアさんの行動は別に不思議でもなんでもないので「特に気にしないでおく」ことした

「俺がクレアさんと出会ってから数日後、俺とクレアさんが仲良く会話をしていたりだとかいう噂話が流れていたらしく、いつの間に俺がクレアさんと知り合いになったのだと聞かれるようになったが、その時は適当に誤魔化すことにしていた。それにクレアさんと、そのような噂話を広めている人たちを「クレアさんは迷惑に思っているんじゃないだろうか?」と考えることもあったし。俺は「その噂話の広がり方は異常だ」とさえ思い始めていたのである。

その噂話を聞いた後。俺がクレアさんと出会って数日が経過した頃に「クロによく似た美少女」ことクロさんが俺に近づいてきて「最近。クレアと楽しそうに会話をしているようだがどのような関係なんだ?と噂をされていたぞ。だからお前とクレアが親しくなり過ぎていることで。妬まれてしまっている可能性がある。なので あまり親密過ぎるような態度を見せないようにしておいてくれ」と言われてしまうのだが 俺からしたらクロが言っていることは的外れなことのように感じられてならなかった 確かに俺は「クレアさんの事が好きになっていたのだが だからといって、それを表立って出すことは無いはず」なのだが「俺が、そういった言動を取れば クロと俺の関係がバレてしまった時に面倒な事態になってしまう」ということは十分に理解できるため クロの言いたいことが分からない訳ではなかった。ただ俺は、クロのことを「クレアの双子のお姉さん的な存在」と見ているだけであって「恋愛対象にはしていない」と言い切れるのだ。それは「俺が好きなのはクロだけであって 他の人に興味がないから」という理由でもあった この日を境に クロによく似た美少女が「クレアの傍にいる俺の所に、たびたびやってくるようになったのである」クロによく似た美少女は、クロに負けず劣らずのスタイルの持ち主であるために。クロが隣にいた時は「ただの巨体にしか見えなかったのだが クロがいない今は「普通に魅力的な少女」だと思うことが出来た 俺は この日の帰り道に「どうして俺はこんな場所に呼び出されてしまったのか?」という疑問を抱いたまま帰路についていくのだが その際に「クレアから告白されてしまう。しかし その気持ちに答えることができない俺は「友達」としての関係でいるしかないと告げることに決めていた

「クレアが俺に告白してくれた時。クレアに好意を抱いていなくて 本当によかった。そうでなければ俺はクレアと恋人同士になっていなければならないような状況に陥っていただろうな」俺は、そう考えるのだった この日から俺は「俺に付き纏っているクロに似た女性」とクレアに好かれていない「クロに似た女性は、なぜか俺にばかりアプローチを仕掛けてきているんだよな」そのことを自覚しながらも「なぜだ?」と疑問を抱くようになっていった。なぜならば、俺がクレアに好意を抱いていることも、俺にクロと言う存在がいる事も知っているはずだと俺は考えていたため クロが何をしたいのか分からなくなってしまったのである しかし「そのことを考えていても何も始まらないよな。クロが何を意図して俺にちょっかいを出してきているのかを深く考えないでおくのが一番いいんだろな」とも思っていた。

俺がクレアに初めて出会った翌日に、その日の夜中にクレアが家にやって来た しかも「私が寝ている間に勝手に入ってくるなんて酷いじゃないですか!いくら何でも 私だって傷つきます!」クレアは、そういうと、頬を膨らませ

「もう、いいです。今日という一日は、私は、あなたの言う事を聞く気はありません」クレアはそう言って「私が、そう口にすると、家を出て行こうとした その時に「クレアちゃん、そんなことをすると、俺とクレアの間柄が悪くなるので 止めてください」俺は 焦った口調でそう伝える。俺としても「クレアとケンカをして その結果として険悪な雰囲気になったりするのは嫌だったので クレアに対して「今日の所はこの辺で許して欲しい」とお願いすることにした クレアの機嫌を取るような形で なんとか説得に成功した俺は「クレアが、自分の部屋に帰っていき、クレアが自室に帰っていく姿を確認できた」ので「ふぅ、助かったぜ」と呟いてから、クレアに作って貰った朝食を口の中に運ぶのである。

その後、クレアが泊まっている宿屋に向かうことにした そしてクレアの宿屋に行くまでの間に、クロさんと遭遇したので クロにも事情を話して

「クレアに変な事を言い出す前に、何とかしてくれないか」ということを頼んでみたところ「うん、そうだね。とりあえずクレアをからかうのを止めるように言ってきてみる」という返事を口に出してきたのだ クレアさんの部屋に入ると 既に着替え終えていた状態でクレアさんの姿があった

「クレア、あなたは何を考えているんですか。私の可愛い妹の体に何か良からぬことをしようとしたら、容赦はしないからね」という声を聞き「これは絶対にクレアは怒られているな」と思い その光景を目にすると、俺は「クレアは怒られていないから良かったものの もしさっきの出来事で怒っていれば。大変な目にあっていた可能性は高いのかな? でもクレアなら、この程度のトラブルならば難なく乗り越える事ができると思う」と心の中で思うことにしていたのだった。それから俺とクロはクレアをからかっている暇はなく。冒険者として依頼を受けることにして依頼主のもとに向かったのであった 冒険者として、ある森の中に足を運んだ。俺達を待っていたのは、一台の車だった。

「えーっと、今回は「ゴブリンの群れ」を相手にするという事でしたが 皆さん大丈夫でしょうか」そのように質問を投げかけてくる。車の運転手の言葉に、クロが「もちろん。私に任せてもらえたら、必ず成し遂げてみせます」と答えを出した。それを聞いたクロによく似た女の子は、嬉々としているようで。とても生きがいを感じている表情を浮かべており そのことから「彼女にとって、クロと一緒に戦うことができる事が何よりも嬉しいことなのだろうか?と俺は思ってみると「この人は きっとクロのことが好きで。それで ずっと、一緒に戦える日が来る事を夢見ていたのか?とか俺は考えたりもして そのように感じるのであれば 俺にできることといえば できるだけ クロのサポートをするべきだろうと思ったのである。クロに話しかけた。

「俺とクロは二人で一人みたいなところがあるし 二人合わせてこそ力を発揮することができる。つまり 俺とお前はコンビを組んでいるわけだし だからこそ お互いを助け合うような形になるのは当然だ」そんな言葉を口にしながら「俺はクロと共に歩んでいる」と、いう意識を強く持つことにするのである。

クロが運転席に座って運転している。俺は助手席に座っているのである。クロの横に座れることは幸運かもしれないけど、それ以上に、この状況に「なんとしても慣れないといけない」という思いが強くなっていた。

俺とクロは「二人で一人」である以上 二人同時に、行動することができないというのは不便だと思えた。例えば どちらか一方が危機的な状況

「片方しか生き残れない」という窮地に陥ってしまった際に もう片方が そのピンチを救うことはできないということであり。もしもクロと別れてしまったりした場合には その時点で俺が「生き残るための手段がゼロになってしまったことになる」という危険性すらあった。そう言った場合を考えて俺はクロの隣を常に歩く必要があると感じ始めていた。だから「クロのとなりを歩き続けるためには クロに慣れなければいけない」という事にもなる そうして俺は、いつもより緊張した空気を感じていた。クロの横にいるだけで、こうまで雰囲気が変わるのか? 俺に話しかけてくれた「クロに似た美少女」の言葉を聞いて「この人と一緒だと、かなり安心できる」と思い始めたのが「クロが、俺のために頑張ってくれるなら 俺も頑張らないと駄目だよな」と思っての行動である クロに「この人」は危険すぎる。この人が傍にいるだけで、クレアとの関係性を壊しかねない。そう感じたのである。この「クレアに似た美少女」の存在はクレアとの友好関係を築くうえで邪魔でしかないので。クロとクレアさんは、ここで一度縁を切り離れていくべきだと考えた。クレアとクロの繋がりを断ち切れば クロの行動をある程度縛ることができると考えての事だった。

この日の内に俺達は目的地に到着することができた。今回の依頼は討伐系のものであり「ゴブリン」を倒すのがメインとなっていたのだが「その依頼の最中に、俺は自分とクレアとの違いを考えることが増えていき、そして自分が、いかにクレアと違うのか?と実感していく事になったのだった。俺はクロのような能力を所持している訳でもないのにも関わらず

「俺はクロのようにはいかないな」と考えてしまうようになる。それは、クロと行動を共にしていればするほどに「クロとクレアは双子なんだなぁ」と強く感じてしまう出来事が多かったからである そのたびに 俺の心の中には強い感情が生まれるのであった 俺は「この人の隣にいたいと願いながらも、クロはクロだけの特別な人であり。そのクロを独占したい気持ちは消えてくれずに いつまでも心の奥底にある状態」そんな感じであった。

俺は「俺の目の前に居る、この女性は一体どういうつもりで、この俺に関わってきたんだろうな?」そんなことを考え始めるようになっていた 俺は「なぜ 俺に構ってくるんだろうな」と思っていたのだが それを直接本人に対して問いかけるようなことはなかったのだった クロとクレアさんの仲が良くなって欲しいとは思っていた。だが俺は「俺なんかが二人の間に入り込めるはずもない」という考えを持っているので「このまま、クレアに好意を寄せている人物が現れてしまえば 俺はクレアと結ばれることはない」と分かっていながらも、それでもクレア

「俺には好きな女性がいた」その相手はもちろん「クレアに似た女性 クロの姉的な存在」という女性だった クロに好意を抱いている女性の方ではない クロの双子の姉的存在という訳でもない。クレアと瓜二つの容姿を持った女性が俺に近づいてくるのである 俺は「クレアの事は好きだが その想いを告げることが出来ないので 俺は クロに似ている女性に惹かれてしまいそうになる」そのような状況に陥りそうになっていた 俺がクロに似た美少女に誘われる形で食事を

「クレア似の彼女は、俺に何か言い出したいことがあるらしく。食事中なのに、なぜか、そわそわしていたので。俺も落ち着かない気分になりつつあった そして 食事を終えた後に 俺が「どうしたんだ?」と聞くと「ちょっと大事な話があって 聞いてもらいたかっただけなんだけどね」と言い始めてきた 俺は彼女の様子を見ながら「なんだろう?俺に対して告白してくるようなことは絶対ないよな?」と考えていた だが、俺に対する好意を抱いている様子ではなく また「俺を利用してクレアと仲良くなりたいと考えているようなタイプにも見えないな」と思えた そうして俺は彼女が俺に声をかけてきて

「あのさ。私の彼氏にならない?」という言葉に対して「どうして 俺が君と恋人関係に発展するんだ」と尋ね返す。そうした時に、クロとそっくりな女性は「えへへ。実はね。クレアおねえちゃんから 私に、こんなことが起きたんだよね。私とおにいちゃんの関係を良くするための方法がないかどうか。そんな風に言われたんだ」そう言われてから「クロに似たような人物は、クレアのお兄さんなのか!?まさかクレアの兄の存在とクロに、どのような関係性が存在するというのか?」という疑問を抱くのだった。

クレアの兄。それがクロに、どのように影響を与えているのか。その真相を知るために「クロに似ていた彼女のことを、クレアに会わせよう」そう思ったので。俺は「クロの家に戻らなければならない」と感じた それからクレアの宿屋に戻った俺達だったが、その時クレアが居なかったので

「クレアお嬢様は、どこに行ったんだろうか?」と考えている最中に 俺達が戻って来た事に気づいたらしいクロのお父さんとクロの母親に出迎えられた。それから俺達の事を出迎えた二人は、クロについて話し合った後で「クロお嬢様に用事があるというのならば。私達は何も口出ししないで、お見送らせて頂く」と言ってきたのである クロの父親と母親は俺達を快く送り出してくれたので「クレアに会いに行くために来たのです」という事を伝えた

「俺の名前はクロに呼ばれた。だからクレアのところに向かいます」そういう意味を含ませて

「そうですか。それは残念ですが、仕方ありません」と口にしてくれたのである それからクロに呼び止められるまでもなく「クロによく似た彼女と共に クレアの宿屋に戻ることにしたのであった クレアが帰ってきた時 俺は「クロの両親と話し合っている最中にクロが来た」という事でクレアが戻ってきた時には「俺と彼女」は一緒にクロの家から出て行ったのであった。そして宿屋に向かう途中で「そういえば」と思い。「クレアに俺が伝えたいことが有るんだよ。クロによく似た人物が、クロの家族に見つかった」と伝える それを聞くクレアは驚いた表情を見せていた

「私と似ている?え?誰なんだろう。気になってしょうがなくなってきた」と、そんな声を上げ

「それって、本当に私の事かもしれない!」などと呟いた。

クロに酷似した彼女との出会い クロによく似ている彼女とは、すぐに会うことが出来た。俺が、たまたま訪れた場所にクロとクロに良く似た女の子は「私がクロだよ。それで クロと、よくにてる子が あなたと、どういう関わりあいがあるのかな」などと言われて

「ああ、確かに その見た目は 俺がよく知っているクロと全く同じものだし それでいて 性格なども似ている部分があったりするよな。だけど俺が、今 こうして口にした「クロに似てる女の子」というのは。あくまでも「俺の主観としての話であり クロ自身ではないのだぞ」そう伝えて

「そうですか。でも 貴方は わたしのことを「くろ」と呼んだじゃないですか。その名前からしても クロの関係者である事には間違いはないように思えるんですけど」と口にしてきた。俺は「そうだ。その通りだよ。君は間違いなくクロの妹分と言える存在だと思えた。しかしクロとは違った個性の持ち主でもあるように感じられる。クロと違う部分を詳しく知りたいと思ったのは こういう理由によるのだ」

俺とクロが似ている彼女

「私はクロ。貴方が呼んでいた名前と同じモノだと思う。ただ。クロと、どこまでも類似していて。なおかつ外見的に、クロの血縁者としか言えない存在である。だから「クロと名乗っても差し支えは無いでしょう?」と口にしていた 俺はクロの発言内容を受けて「クロの血縁関係にあたる人間である」と判断した。そうなれば 俺としても、あまり警戒する必要性が無いと判断していた。そもそも俺と「クロに、とても似た雰囲気を漂わせる人物」なのだから 俺は、この場で、まず この「クロに、あまりにも似すぎていて。俺の目から見ると「クロそのものに見える少女」という、そんな彼女に、ある事を聞き出すべきなのであろうと考えた

「君の名前を 教えて欲しい」そう言うと「うん。分かった。わたしは「白」。そう呼ばれる事が多かったりもするの」そう言ってくれた。俺は「では「クロ」と呼んでもいいのか?」そう尋ねると「クロ?まあ別にいいですよ。そう呼ばれていても、問題はないと思います。むしろ。そちらの方が嬉しかったりとしますし」「俺も。君の事をこれからは「シロさん」と呼びたいと思っている」と言うと。彼女は少し照れくさそうな反応を示していた。そして、俺と「この場で出会ったシロさん」との自己紹介が済んでから お互いが知り合いになれるように「クロと、どのように知り合ったのか?」という話をする事になった。

俺は「クレアに似ている容姿を持つ人物と出会い、その人からクロという名前の呼び名を貰ったので。俺はクロをクロと呼んでいる」と話す。それに対してクロが「その人は何処にいるのかしら?」と興味本位的な態度を見せて来たので「今はクロのお母さんと一緒に過ごしていると思うよ」という返答を行う。そうして俺は「この話は もう良いか?俺としてはシロさんのことを知りたいと思っている」そんな言葉を口にすると彼女は「分かりました。なら私の身の上話を聞かせる事にしましょう」

そんな風に話を始めた。俺は彼女の話を聞いていく中で「この世界の人間とは違う場所から来た俺の感性」だから そう思うのかもしれない。だが「俺にとって」彼女は非常にクロに近い印象を抱いた だから「もし。クロの事が嫌いで無いのであれば、クロの友達になっていただいても構わないと思っている。クロの方も喜ぶはずだ」と。そんな言葉を俺は告げていく。そうして、しばらく会話を続けた後に 俺は、そ

「そろそろいいか?」と言われてから「はい」と返事をした。

それから「あなたが私に伝えたいことは何でしょうか。それに聞き出す必要がある事柄は何だと思われますか」という風に伝えてきたのである。そこで俺は「俺は「俺の世界に、あなたのような容姿の女性が居る。そして あなたの世界にはクロがいるのではないか」といった考えを持ってしまったんだ」

俺の言葉を聞いたクロが「えっ。その女性ってもしかして、私の姉みたいな人のことなのかな」と呟いた 俺は「クロ。お前は自分の世界に存在する。クロと似た特徴を持つ人と知り合いになっている可能性がある。その人物の名前や特徴は知らないが この女性と会っている可能性は非常に高く しかも おそらく この女性と俺は顔を合わせたことがあるのだろう。そうでなければ 俺と彼女が出会って、このような話をする事もなかったのだろうと予想出来るんだ。もしも俺と面識のある人物が この世界に存在したとするならば この世界においてクロに、もっとも類似した容姿を持ち合わせた人物であるはずで 俺が「俺の記憶している女性の特徴と照らし合わせながら 俺はクロと同じような姿形をしている、あなたと出会う事になるわけで その出会いをきっかけに俺は、クロとの関係を深める事が出来るんじゃないか。そういった思考を抱くようになったんだ」

俺の話を静かに聞いていたクロが

「なるほど。私によく似た姿をしている人が。私に似た名前の人が存在しているということなんだね。うん、やっぱり 私は「自分の姉妹みたいな人と、おにいちゃんは、もしかしたら、出会った事があるのかもしれないね」と言った後に「でも、ちょっと待って欲しいんだよね。もしかして私って、私のそっくりな人が、私の世界に居たりするんじゃないのかな」そんな事を考え始めた。そうすれば 私に、もっと似た容姿を持った人物が私の元に現れたのは偶然ではなく。神様が「私の家族」

「姉」的な存在が、どこかに存在していると知らせてくれようとしているのではないか」と考え始めるのであった クロにそっくりな彼女がクロの事を心配する訳

「私の姉が何処に消えたのか それが私にとっては、とても気がかりなことなのです」そう語る彼女の表情からは「クロの事を心配しているという感情が伝わってきた」

「私の姉であるクロは クロと名前が、ほぼ同じなのです。そして、この世界においてはクロに良く似た人物として生まれてくる私もまた、同じように名前は、ほぼ一緒であるような状態で生まれてきてしまった。だからこそ 私はクロを心の底より慕うようになっていたので、私達は、いつでも二人だけで一緒に行動する事が多く 常に二人で仲良く生きていました」と、そう説明を受けた。

それから俺とシロの関係をクロに伝える。

「私達の関係はとても特殊なのですね。私は私以外に私達と似たような容姿の女性が存在する事を知っていましたが その事実はクロに教えていない。だからクロは私達二人の関係性について理解する事は難しい」などと言われたりしたが 俺が「クロによく似ているシロの事を「クロの姉のようなものではないか?」と考えて。そこからクロとシロの関係についての話題が

「私の世界での出来事だったのだが。俺の友人に「シロ」という名の女性が居て その子もクロという存在に似ていたんだよ。そして俺の知っている限り「クロとよく似た人物」が、この世界において存在していたりする。クロや俺のように「同じ名を名乗る人物が存在していた場合」どうしたらよいだろうか?俺はシロに尋ねてみたかったんだ」などと話してみせると

「その件は確かに難しい質問だな」と答えてくれた。しかし すぐにクロが口を開いて「とりあえずクロや俺の知り合いに、そういう名の人物が存在していて。クロに良く似た顔をしていて似ている名前を名乗っていれば。それに該当する人物は同一人物だと考えればいいだろうし。俺だって俺と、まったく同じ名前を、そのまま受け継いでいる子供が生まれたのだと聞いたら、それは俺に子供が出来た事を示しているし。それぐらいに単純な答えが、俺達の出した結論であってほしいと願いたい所だね」などと語った 俺とシロが知り合う事になり。宿屋に戻ってくる。俺達が宿屋に戻って来たタイミングでは丁度食事の支度の最中らしく 調理場の方は、忙しなく動いている状況が見て取れる そんな状況下で俺とクロは料理を楽しみにしているのだが「今日だけは この食堂に来なくても良かったかも知れません」などと呟くのだった。その理由に関しては「クロがクロに良く似た外見の人に話しかけられた事でクロがパニックに陥ってしまい。クロとシロが対面するような結果になってしまったからだ。その結果 俺には「クロとクロが、どうして知り合いだったんだ?」なんて質問を投げかけられてしまったんだが 俺はクロに対して、どのような回答を行っても 余計な面倒に巻き込まれる予感を感じてしまい その場の対処についてはシロに任せることにしたのだった。そして 俺は「俺が異世界の存在であると知っている存在」である。シロには、俺がクロの妹分的存在として紹介したりもしていたが

「俺が異世界の出身で 別の存在から、ここに転生を果たした存在である」という点を知る者は、

「この場におけるクロ」

のみに留めておきたいと

「俺に近しい人達」へ説明する際には この世界の常識を利用して誤魔化すことにしてみた そんな感じの流れからシロは、さっそく俺から「シロという名前が、あまりにもクロと似ているために、つい クロと勘違いをしてしまっていたが。俺は、これからシロのことを呼び捨てで呼ぶことにしよう」と言われるまでに至り。彼女は「クロがクロと、かなり似通っている点がある。つまりは私が、クロの姉妹みたいにも見えるんだろうとは思っていたんだけど そこまでクロと、よく似通ってくれると、さすがに私も驚きが隠せない状態だよ」と言っていたりもした そうして シロが「これからよろしくお願いします。私も貴方とは友人関係で居たいと思いますので。今後とも宜しくお願い致したいのですけど」と言うので 俺が「もちろん、こちらこそ、どうか、ご指導の方、色々と御願いをしていくことになるかと思いますけど 宜しければ、是非、俺と友達関係を結んで頂けたらと 願っております」と伝えると「はい。ありがとうございます」と言ってくれていた。

俺とシロが、この世界で初めて会った時の様子を 簡単に書き綴らせていただきます。

まず初めに俺から自己紹介を始めると 俺がこの世界の住人では無く この世界を創造してくれた「神様」の力によって「違う場所から」この場所へと移動をさせられ。その後、この世界で暮らす事になったことを、俺は伝えたのだが。その際「もしかして、あなた様の名前は、私の世界の人間にも存在しますでしょうか」と聞かれたので、「俺の本名は黒野というんです。それからシロという名前は、あなたと同じ「白という文字を使ったものになっております」という情報を教えていただいたりしたので 俺とクロはお互いのことを「お互いにシロと呼び合っている」

シロの口から「私以外にも私の世界と類似するような環境で育った人が存在する可能性があると聞いておりました。しかしながら、そのような話を私は耳にしたことがなかったので、まさか本当に、この世界に、私に似た人物が居るとは思っていませんでした」と言われると 俺は「実は、この世界に来た時点で俺はシロと同じような女性と、一度出会っているんですよ。その際に「この女性は俺にとって妹のようなものだ。大切に扱い守ってあげなければ、ならない存在だ」とか「妹のようで可愛らしい女性」だと思うようになって、そうした流れから、シロに対して「クロと顔が似ているな」と思えた訳ですよ」と、ここで語ってみることにすると「な なんと!私の姉のように似ていて姉じゃない方の人と既に会っていたんだね。その人も私のように顔が似ていたり 髪の色や髪型が似ていたりで 名前が一緒な人だったの」と言われたので

「そうだな この世界に居る人物にクロと、ほぼ同じ姿形をしている人物が居たからな。その人物の名前を「クロ」と呼んでいて、それから「俺にとってのクロ」と 俺の知人の間では呼ばれている女性の名前なんだが

「俺からすれば、クロというのは愛称で、本命の彼女の名前は「シロ」という。それで、あなたの方からも「クロに良く似た人物と俺は遭遇してしまった。クロと同じように「俺にとっての妹のような大切な人だと思っている。もしも何か問題が発生しそうなら手助けして欲しい」といった依頼が有ると思うから 出来るだけ力になって

「出来る限りで良いので」と、いった内容の手紙を、彼女宛に送るようにしてもらえるか?あと、出来ればだが シロの事は、あまり周囲にバレないようにしたい。その理由としては 俺の仲間とシロは、面識があり その仲間たちは「別の異世界」に存在をしている仲間なんだ。だからこそ そちらの世界においても、出来るだけシロの事が、クロに似ていることが露呈すると「シロの正体を勘付かれる恐れ」が生まれるため。そういった意味で「正体を知られてしまう危険性を出来る限り無くしたいんだ」という話も付け加えておく。また 手紙を書く時に「シロ宛ての内容も合わせて、記載をしたい」とか言ってもらえないか」と頼む そしたら「はい。わかりました」と答えてくれ。そこで会話が終了するのであった ちなみに 俺からの依頼を受けてくれるようにと頼んでいた際に。「私は、おにいちゃんと出逢う前からクロによく似た人物が存在しているということは知っていたのですけど。私とおにいちゃんの関係上「クロという人は私の姉なのではないか?」と考えるようになったので クロという人物が、この世界で生きているのかを、私なりに調べることにして。この国で働いているクロという人の事を調査しようと決めていたので、今回、私は、ある意味、幸運にも出くわしたというわけなのです」とか話していた。

それから俺は「クロ」と呼ばれているクロさんは「自分の名前が「クロという人がクロに似てるから付けられたものだとしても。別に気にならないかな。むしろ そのおかげで 私みたいな人間が、この世に存在すると証明することが出来たわけだし。何より「クロさん」っていう名前を私に与えてくれた両親には感謝しかないよ」と話していた。そうして しばらくシロと談笑をした後に「じゃあ、ちょっと出かけてくる。夜までには戻るつもりだから、それまでは自由行動にしようじゃないか。それと、クロさんのことも、これからはクロと呼ぶ事にしておく。シロとクロが仲良くなる切っ掛けになれば、いいことだし。クロさんがシロと、そっくりなのは間違いないことだから。それにクロさんが俺の事を「おにいちゃん」と呼ぶようになったのは、クロとシロが「クロさんがシロの事を呼んだ呼び方」が移ってしまっただけのことでもある。クロもクロが俺につけたあだ名だから

「俺につけられたあだ名は、そのまま使っていく」と言い張っているのもある」といって。外に出て行くのであった 俺がクロと一緒に冒険をする日が訪れ 俺は「シロと初めて出会った日に」シロに「俺とクロがクロをクロと呼んでいることについて説明」を行い「この世界においてはクロはシロの妹分的存在だと思って貰えればいい。そしてクロがシロのことを呼び捨てにしているのは、単に親しい間柄であるからだ」ということを伝える そいで「シロがクロの本名を知っているのは クロと俺の関係上、当然の流れだったりする」と説明したんだ。シロが「やっぱりそうだったのね。私には双子の妹がいるんだけど。シロという名を付けたのは 私の母なのだ。ただシロと、私との関係は双子というよりも、まるで私の方がクロのお嫁さんのようだよね。まぁそれは シロの名前の由来を私が勝手に解釈した結果だけどね」と、こんなことを言う。そしてクロが口を開く「ところで そのシロのお母さんに俺はシロとの関係性を説明した方がいいのかもしれないね」と言っていたのを聞いて 俺はシロとクロの関係についての説明

「俺は 君達の本当の関係を知らない。でも きっと二人は仲の良い関係になれたんだろうと予想することは出来たから。そういう理由もあって俺とクロが二人から距離を離したのに 二人が俺達に、こうして付いてきてしまった理由は。おそらく、クロの言う通り「俺達が離れようが関係ない。どうせ一緒に居続ける」と。二人で話し合って結論を出し。俺の側に来ることを選んだから、こうなっているんだと俺は理解しているから」と話す そんな言葉を伝えた上で「それからクロ。今更、クロの素性について聞くことなんて、もうないと思うが。一応伝えておくと。シロの母親がクロの名付け親だ。それとは別に。実はクロには この世界における本来の両親が存在する。つまり、俺の知り合いに居るクロは偽物だ」と話したのさ。そうしたら、クロから質問される

「そうなの。私はシロとは姉妹のような関係にあるけど、実は本物のシロとは違って。本当はシロではないんだよ」と言うが。それを気にしない様子を見せたのはシロの方であり「それでも、クロという存在自体が、そもそも私の実の姉に違いはないわ」と返してくれてな。

そんな会話を行った後に俺はだ クロからシロに「貴方の本当の存在はシロではなく。クロと呼ばれる人間によく似ている別の存在が貴方です。それが俺達にとって都合が良いから 俺がクロに貴方の存在を隠していたのです」と、この世界の常識を用いて伝え。「その証拠に 貴女の名前が、あの有名な勇者が所持をしていた武器の名と同じであることは事実ですよ」と説明していた。

俺から話を聞いた後で シロは少し考えてみた結果。「おにいさまは、この世界に来て、最初に、この世界で出会った女性。おにいちゃんがシロと呼んでいた女性と出会いました。そしておにい様は、彼女とは友人になったのだけれども。彼女は私のおにい様と同じ世界の出身だというのです。でもおにい様がシロと呼んだ女性から聞いた情報だと、シロという名前はシロが名乗った偽名で。本来はシロという名前じゃないんです」と語る それに対して「やはり、お前はシロという名前では無いか」と俺は言い シロは「うん。私はシロという名の人であって、クロという人は知らないんだよ。それが何故か シロと呼ばれた時に違和感を感じなかったから 今まで自分が、どうしてシロと呼ばれて抵抗がなかったのだろうと思っていたけれど。今の言葉で全てが繋がった気がします。恐らく。私がシロと呼ばせて貰ったクロという人物は。私によく似た誰かなんですよ」と言う その後だな。クロがだ 自分の正体を明かさないといけない時が来たのだと思い「シロが知っているかどうか分かりませんが。俺の本当の名前は黒野といいまして。俺の世界においてシロと出会った時には クロと呼ばれていた存在なんですよ」と言う そしてクロは

「まぁ シロと俺は。元が同じ存在であるとはいえ。全く同じ人物同士じゃないから、お互いに分からないことも多いのが現状だよな。まぁ。俺はシロがシロと瓜二つだったからこそ、シロの傍に居るのを許したのが 今になって分かるぜ。俺にとってのシロと、この世界で出会うシロの印象が違うように 俺の目の前に現れたシロと 俺の元から去ったシロの中身も同じ人物とは思えないし。この世界のクロという女性は、この世界に来た時点での俺にとって 妹のようなものとして、認識していたんだから。俺の側にずっと居ることが運命付けられていたはずの、この世界にいるクロが俺から逃げていったことに、疑問を持っていたんだ。でもまぁ クロの正体がシロだったというのならば、俺の中で謎が全て解けていく感じだ」って話してくれる それを聞いた俺は「クロもクロさんがシロだって知った時はショックを受けたか?」と問いかけると クロは笑顔を見せながら答える「もちろんショックは受けましたよ。最初は、俺の妹が なんやかんやあって 俺の元に戻ってくるはずがないと考えていたのが現実となったんですし この世界のクロも自分の意志では絶対に、俺から離れられないようになっていると 分かってしまった訳だからな。正直言って この世界の俺も この世界のクロを手放そうとせず。この世界で一生を共にするのだろうか?と心配になったりしたものさ。だけど、そんなことを考えても無駄だということも理解をしたから ただ今は安心をしているんだ」と答えてくれてから シロに対して話しかける「それにしても 俺が想像をしていた以上に。俺のところに帰ってくるまでの時間が長くなって。それで寂しい思いをさせてしまった。申し訳ないと感じるばかりだ。本当に、すまねぇ」と言ってくれているクロを見て。

クロが心優しい人物なんだと分かった また

「この世界で出会っているクロ」が

「シロが元々住んでいた世界に存在した。別の人物」という事実を知ってしまうことになるのは、クロが、そう簡単に、この世界に訪れる事が無いような立場だった場合の話だな。それに「クロが自分が住んでいた世界で生きていくことを選んだのなら、俺は、それ以上は何も言わないし。何もできない。ただ、シロが元の世界でも幸せになることを望んでいるだけだ」とも伝えたりもした

「クロと、クロに似た女性が同一人物であるのだと分かった後は」シロは自分の事について教えてくれる 自分は元々はシロと名乗っていて 魔王を倒す旅の途中にある出来事から

「この世界のシロとは違うシロと出会うことになった」ので。その名前で呼ばれた際にシロは反応を示さないのは シロと名前が一緒であっても別人だからなのである。

それからクロから シロのことを聞かれたのさ。だから俺はクロに説明すると「なるほどな。それじゃ、あんたがシロをクロと呼び続けていたのも。そういう理由で、そう呼んでいたんだな」と、いった事を口にしてくれたので。クロには「そういえば クロも、もしかしたらシロのように別の名前で呼ばれているんじゃないか?その可能性もあるぞ」と言うと。クロが「確かにそうだが その辺の話は。お互いが落ち着いた時にゆっくりと話そうじゃないか」と、そう口にしてから「クロは俺と一緒に来ると決まったわけだが。シロについては、まだ考え中なのか?」と尋ねる するとシロは俺を見つめて微笑むと「シロは貴方と共に行動をするべきなのです」と言う。それから「私はおにい様に助けてもらい ここまで来れたのです。それなのにシロは クロと会えないことを不安に思ってばかりで。おにい様に頼りきりになっている自分が嫌になり。自分の力で前に進んでいこうと考え直してみたら、シロに出来ることは おにいさんのお手伝いをするだけしかない。その事に気がついたんです。そしてクロと会うことでシロの心は癒されます。だから私と、一緒に行動して欲しいのです」と言った そんな彼女の表情を見た後にクロを見ると、彼女は「俺からも頼む。シロが一人で大丈夫になるまでの間は どうか俺の力になって欲しい。この世界を平和にするために尽力しようと思っているのだが。その為には、シロとシロの両親が協力してくれる必要はある。だから それまでの間で良いから。シロを支えてやってくれないか」と言ったので俺は「その願いは聞き入れたいと思う」と答えたんだ クロとシロに別れを告げた後は俺は、ある建物を目指して移動することにした。その場所に到着した際に、建物のドアをノックしたら出てきた人物が居て「あら、どうしたのですか。そんな格好で、しかも荷物を持って」と言われたんで。俺が自分の目的について話をした後「ここに滞在しようと考えているので、その手続きをお願いしたいと思っています」と伝える そうしたら 宿屋の主人が「ここは宿泊施設ではないのだが、それでも構わなければ宿泊をして頂いても問題ありませんよ」と受け入れ

「それと こちらが この街のギルドの場所と そこに存在しているダンジョンに関しての資料となっております」と 受付の人に資料を手渡されて。俺とクロは冒険者となることになったので とりあえず街を歩いてみることにしたのさ 街中で「俺はクロを案内する形で、色々なところに行くことにした。クロが俺に話しかけてきて。クロが気になった場所に、俺達は足を運んで行くのさ そんな流れがあって、色々と回った結果。俺はクロへ声をかけることにすると「クロはどんな食べ物が一番好きだ? 好きな料理を食べたいと言っていたろ」と言い。クロには好物を作って食べさせてやりたいと考えた俺は「ちょっと待っていて欲しい」と言うと、屋台を探し出して、肉串を購入し 購入した直後にクロに手渡す クロは、ありがとうございます。とお礼の言葉を伝えてから「これは、なんと言う名前の、どういう物なのでしょうか?」と言うから。俺は説明を行う「この焼き鳥のような物の名前を知らないのか。そいつは残念だな。こいつは、この世界に存在する、ある国の特産品らしい。この国に、昔から伝わる、ある民族に伝わる調味料と とある果物が材料として使われているようだ」と説明した上で

「これ以外にも美味しい物が沢山あったりする」なんてことも教えると クロも「是非とも食べてみたいですね」と話していたな そんな感じのやりとりを行い 俺とクロは仲良く買い物を続ける そして 俺が買い与えた物は、どれも気に入ってくれた様子を見せていたから嬉しかったのだ。そして、それらの品を購入した俺は クロにお世話になったことへの感謝を伝えた後でクロに語りかける

「俺がお前を助けたことは間違っていないと思ってはいる。だけど俺と関わったせいでお前に迷惑をかけてはいないかな?もしそうであればこの世界から離れるつもりでは居るんだが。お前自身は、このまま俺の側に留まり続けても良いのか?」と言う すると クロが答えてくれて シロに聞いた話では「クロと別れた時のクロ」というのは。クロの故郷でありクロの家族が暮らしていた村がモンスターに襲われて全滅をした際に、クロが家族を失ったことが原因で心に深い傷を負ってしまい。そのまま意識を失うような形で眠りについた その際に、俺がクロと過ごした時間が夢のようになり、夢の世界にて出会ったクロとシロという少女によってクロが目覚めてクロとしての生活を送るようになるのが本来の物語の流れだったそうな。

ただシロが語っていたように 本来ならば、この世界に現れるはずがない人物だからこそ。クロが俺の傍に

「この世界で生活をしている」事実が判明した時点で俺は、シロが俺の元から離れていっても不思議ではないとは考えている そんな思いを抱きながらもクロと会話を交わしている内に「ここ数日の間だけでも、かなり楽しい思いをしている気がしますね」と話すのであった。クロと過ごしていて思うことがあるんだけど 俺はクロを自分の娘として見てしまっている部分が有るなと感じたのだよ クロは外見的には16~17歳くらいの女性の姿に見えるから

「クロ」って呼んでいるけれど。実際にはクロよりも遥かに年上の存在なんだよな クロの方も、たまにだけど。

俺の娘的な存在扱いされていることに

「なんでだか分からんけど 少しだけムカっとしてしまうな」って感情を抱いていた。でも、そのことに対しては悪いとは思わない むしろ「可愛い子ちゃんだと思うぜ 俺の自慢の子分だからな!」と口にしてもいたりするんだよね。そう考えた理由は単純明快で シロもそうだけど。クロも俺に対して好意を抱いてくれるのが嬉しいからだ

「俺はクロを大切にして行きたいとは本気で考えていたりもするんだ」と、つい最近まで感じたことを 俺はクロに伝えたりもする

「クロが元住んでいた世界に戻る必要があるのなら。その日が来るまでは。俺がクロを守ってやろうと、そう決意していた」と言うと。クロは「私はこの世界でクロの両親を見つけ出します」と言ってくれたりした その言葉を受けて 俺は、こう言うのさ

「この世界の人達と関わってみて分かったのは。この世界の人達だって。決して冷酷で、冷たい連中ばかりじゃ無い。優しく温かく迎えてくれたり、助けようと頑張っている奴らも、確かに存在する。だから、そこまで心配しなくても良いさ。この世界の人達にも助けてもらえるようになると良いなって クロと出会ったばかりの時は そんな風に考えてたりしたよ」ってね。そう伝えたのさ それからクロは「そう言えば」と話し始めてくれる 実はシロが話していた通りなのかもしれない

「この世界のクロ」と、その妹さんである あの女性は同一人物なのだと改めて実感をしたから 俺も「クロもクロの妹も。どちらも大事にしてあげないと駄目な人」なんだなと感じるようになったんだ そんな出来事があった日以降は クロの希望で俺と一緒に行動する事になった。クロと街に出かけて過ごす日もあった

「冒険者としての活動を始めて良かった」と 思う瞬間が増えたのは確かだったな 俺とクロが出かけている姿を街の人が見て「仲の良い二人を見られて 微笑ましい光景ですなぁ」「ほんとにな」とか言いながら楽しげに見つめられていた 俺も、その事をクロから教えられたりしたが 俺も俺で「そういう目で見られたら、こそばゆいものがあるかもな」と考えてはいた 俺達を見ていた人たちの表情からは 本当に、心から微笑ましそうな様子が垣間見えたからな 俺は「まあ 悪くないな」みたいな感想を口にしたりもしていて。クロと楽しく過ごせている今の状況も悪くはないと そう思っていた 俺も、俺と行動を共にし

「この世界ではクロが俺と一緒に行動することでクロの両親が探しやすくなるのではないか」と考え始めてもいる クロと二人で 色々な所を見て回る時間を楽しんだのさ そんな俺達は「クロの両親の手がかりを掴むために 情報を集めつつ 旅をしていたのですよ」と話したら。受付嬢の人から こんなことを言われることになる「貴方の実力と知識量を考えると、もっと上の階層で活動ができると思います」と言われて

「それだとクロの助けにはならないんじゃないの?」と口にしたところ「そうではありません。私がお伝えするのは 貴方の実力では、今の所は攻略が不可能だと考えています」と言う言葉を返されたので クロは俺に、こういう質問をしてくる 私はクロの手助けになりたいのであって。私は私のために、クロの側に付き従っているだけですから。気にしないで欲しいの そんなクロの発言もあって俺は「分かりました」と答えると「俺の考えとしては シロ達と合流したいと考えていました。しかしクロが一緒だとしてもシロ達の力を借りられるわけでも無い。だからと言って俺が単独行動で、ここまで来てしまったので。今は一人で活動する以外に方法が残されていないんです」と説明する そんな話をしたらクロから「私達には もう仲間は居ないんです。だから私は、ずっとお兄様の側に居ようと思うんです」と言われた 俺は「俺なんかの所に居ても何の利益もないぞ」と言いかけたのだが。ここでクロは、とんでもない発言をしてきた「利益は十分にあります。それに、お兄様にメリットが有ると判断出来る事柄が有れば 私は迷わず行動を起こす覚悟は持っています」と言われると「え?俺には お前を養えるほど稼げるだけの力が有るのか?」なんて事を考えていたりする。いかんいややばいな

「俺は別に 何か目的が合ってクロに構うのではなく、純粋に一人の寂しさを埋めたいという部分が大きいのかもしれなかった」ということを自覚していたのだが。俺は、それをクロに気づかれる前に隠すと こんなことを言うことにした「もしも俺が、どこかの国に仕えたいと思った時の為に。今のクロの気持ちだけは覚えておくことにする。だからクロは 俺について来ても良いんだ」と言うと

「ありがとうございます」という言葉と共に、クロが、はにかむ笑顔を見せて来るから「俺の方こそ、ありがとう」と返した そして クロが 俺の役に立てるような情報を得られないかと思い。情報収集を行うために街中に出てみることにした その結果 様々な店に足を運び クロ

「これは一体 どんな効果のある物なんですか?」

と 疑問に思ったものを 俺が代わりに店員さんへと尋ねていた すると 店主が出てきて「おや、お客さんの彼女はお洒落ですね」と言った 俺の彼女じゃないんだけど。と、ツッコミを入れたかった でも、とりあえず 俺とクロが 恋人関係だと誤解されることについては嫌だとは言えない。なぜなら、俺が そう言った類の関係を、今までの人生を歩んできていなかったから 異性と手を繋ぐこともなければ、キスさえ経験していない俺にとっては「この年齢になっても彼女が出来ない男」という事実は。正直、情けないのでは?と思ってしまうところがあるわけだ

「このお店の物は、どこの国の特産品なのかしら?」とか クロが興味を持ち始めると。俺が「これを買ったのは別の国になるな」なんて答えたりすると。クロは、こちらをチラッチラッと見ている 俺は「クロにはクロの世界に帰りたいと思っているのか?」と尋ねた そうした場合 クロが「私は もう少し お兄さまのお世話をしてみたいの」と話すので

「そうしてくれると俺が嬉しい」と告げると

「私も、嬉しいです」と喜んでくれたのだ 俺がクロと、この街にやって来た時には、既に大勢の人々に囲まれており。皆が、こちらに注目して「あの人は誰なんだ」と噂されていたらしい。クロが話しかけてくれるまでは、そういった状況が続いていたのだ。そして俺に近づいて来た者達が「あの方は、どちらから来たのでしょう」と聞いてきたので クロに尋ねると「私も知りません」との事なので この世界に来てからの俺は 基本的に、この宿の部屋で生活しているから。この宿屋以外の建物に入った記憶が無いからな クロはクロで 俺

「俺も クロのことを良く知らないけど。お互いのことを知りながら、少しずつ歩み寄れたらいいな。と考えているから 無理をする必要はないし。クロが話せる内容であれば 気軽に話してくれればいいよ」と言ったのである「これから先 一緒に暮らすことにもなるだろうし 仲良くやっていこうな」とも告げたんだよね。俺の目の前にいる女性はクロで

「私のことを知らないのも当然かと。私が暮らしていた国は小さな島でしたし。大陸の方へ出向くこともありませんでした。そして 私が、ここに居る理由は。お兄様に会うためですしね」と語るのだった そんな話をしている最中も、周りの人々が ざわついている様子だったのだが。俺の隣に座っている女性を見た瞬間「あ、あの子だ」みたいな雰囲気を感じた どうしたのかと思い。クロが視線を向けた方向に顔を向けようとすると。クロが「どうかしましたか?」って聞くものだし 俺自身も「なんだったんだろうな」と考えていたのだ そんな俺と彼女のやり取りを見ながら「彼女は、どうしてあんな顔をしてるんだ」と言う会話がなされていたりしたのだが

「クロってさ 実は、凄い人だったりする?そんなことを考え始めていた。見た目的には10代前半くらいの少女に見えるのだが。その年で、それだけの能力を持っているというのは かなり珍しい存在なんだろうか?そんなことを、クロと話し合おうとするが クロがクロであることに変わりは無いので。あまり、深く考えずにクロと接すればいいのでは?って感じになっていたんだよな 俺とクロが出会った頃も 俺がクロに対して「この子は、どれだけの知識と能力を兼ね備えているんでしょうかね」と思っていたりもする。だが「この世界で俺が生きて行けるようになるまで 俺が面倒を見る必要があるし。シロとクロの力を借りて どうにかしようと思っているよ」という結論に至った

「俺は、クロに救われたんだと思うんですよね。あの時 シロの誘いを受けていれば。今とは違う生活を送っていて、きっと 楽しい毎日を過ごしていたと思うんですよね。だからといって 今の俺を否定している訳じゃありません。むしろ 今だからこそ得られた大切なモノや絆もあるのです。だからこそ私は、私を受け入れてくだされば幸いです。あなたは優しいです」と彼女は語ってくれたが。それは 俺も同じことだ だからこそ

「貴方が、どのような選択をしようと。俺が支えて行きたいと。本気で思っています」と答えたのであった。

俺とシロ達は合流することが出来たんだが 合流できたことに安心感を覚えた反面 俺の心の中に「シロ達に頼れない」と、いう思いが強く芽生えてきてしまっていたんだ。

だから「クロと行動を共にしている」なんて説明をすると「そうなのですか。クロと、よろしくお過ごしください」と言われたから。少し驚いたが。まぁ クロと一緒に居られる時間は 俺も好きだからな。だから「はい」と返事をすることにしたんだ その流れのまま。俺がクロと出会った時に、俺自身が抱いていた気持ちなどを、シロ達に打ち明けることにした クロと一緒に旅が出来るのなら「俺と一緒に行動するべきだ」という考えを この

「俺の気持ちを受け止めてくれる人が、ここには居るかもしれない」と考えて

「俺は君たちと、一緒に旅をしたいし 俺の話を聞いてほしい。俺には 君たちの力が必要なんです」と 言葉を口にしていた そうしたら シロ達が、お互いに顔を見合わせていた

「私も。私も、お兄様の側にいたい」とクロが言うので クロが俺の近くに寄る しかしクロは 俺の手を握ったまま離れようとしない そして、クロは続けてこんな言葉を吐露したのであった。私もお兄様と同じ場所に居たかった。私は貴方と出会いました。しかし貴方は、私の前から姿を消してしまったのです。私には何も残されていなかった

「それでも、貴方に会いたかった。会えない時間が辛くて苦しかった。私に残された道は、貴方と再会するために、この世界に留まることだったんです。それなのに、私から全てを奪おうとした世界は 私とお兄様の繋がりを引き裂こうとした」

そんな話を聞いたのは、いつの頃で。クロが「この世界の何処かに、俺が存在しているはずだから。いつか再会出来たときに 今度は、ちゃんと幸せにしてあげる」そんな事を言って、俺の方から別れを告げることになると「そんなことって、あるはずがないですよ」と、俺を睨むように見ていたりする そんなクロが「絶対に逃がしませんよ。だって私は。もう貴女の側に居ないと生きられない身体になってしまったんですから」なんて、とんでも無い発言をしてしまう。いやいや 待て待て。クロは一体、何を考えているんでしょうか?クロ

「私は本気だよ。お兄様のことが好きで好きで、仕方が無いのだから。お兄様に嫌われるような言動は避けたいけれど。もし、それがお兄様に嫌われてもいいと思える程のことだったならば、私を止めないで」なんてことを、言っていた。クロの

「好き過ぎる」という言葉は嘘偽りではないのだ 俺に抱きしめられているクロを見ているだけで、何が有ったのか大体の想像がつくのだが 俺に出来ることは「今は このままクロを見守っていよう」と言うぐらいなのだが。クロから視線を逸らすと アリエルが、こちらをジーっと見つめていたので クロがアリエルに抱きついて「お姉さんは敵じゃないわよね?」なんて質問をしていた アリエルはクロに「私は味方ですので」と答えると「ありがとうございます」と言っていたので 俺の方からも「ありがとうございます」とアリエルに礼を言ったのだが この一件についてはクロの方が一枚上手だったので「私のことは、クロと御呼び下さいね」とアリエラ

「アリエ」と呼ぶことを許さずに。アリエッタと呼び方を指定してきたのである クロが、アリエッタと呼んで良いのは「お義兄さんだけ」と言って 俺は納得させられたのだ。アリエルも、俺のことを気にかけているのだろうが。俺は俺で、自分のことばかりを考えていて、他人への配慮を欠いてしまったと、反省することになった そしてアリシエールさんの「アリエ」って名前についてなんだが「私の名前がアリシエだと知って 勝手に勘違いをされたみたいですね」と語る彼女は、苦笑いを浮かべていたのであった そして「お父さまを殺した人には恨みしか無いし。殺した相手を呪うことは止められませんが 呪い殺せるほどに魔力が残っているわけではありませんので。私が復讐のために、この世界に残る意味は無いんです。私が 貴方と出逢えただけでも、奇跡のようなものなんです。この世界に居る理由が無くなりましたので 私が ここに居る目的は 終わりを迎えます。貴方が私に、好意を抱いてくれているのは理解できました。でも、この世界に留まり続ける意味も有りませんでした。貴方と一緒の世界で過ごしていきたいと考えましたが それも不可能になりました。貴方とは、違う世界の住人なんです」と語った。

そして 俺にキスをするのだが

「これが最後のプレゼントとなりますけどね。今まで 私が味わってきた痛みの全て それを、貴方に受け取って貰うための行動です。私が貴方を愛する証となる行動でもあるんです」

「俺は、これからもずっと クロと過ごすつもりだった。だけど、クロにとっては そうではなかった。クロとの、これからの生活は、どんなものだったとしても楽しかったに違いないし 俺はクロのことを心の底から大切にしたいと思っていた。クロの笑顔を見ることが出来れば、幸せなんだろうなって。そう考えていたのだから 俺はクロの気持ちを受け入れることが出来なかった。だからクロのことを手放してしまったのだ。後悔しているよ。俺は、クロのことを愛していて 今も、クロのことを好きなんだよ」

俺はそう語り。俺の唇に触れるだけの軽いキスをして すぐに離れて行ってしまったクロの体を抱き寄せる もう

「クロを離さない」と決めたからには、そう簡単に、クロを解放するつもりはなかったのだ

「俺とクロの二人で一緒に歩ける道を探すんだ。そうしないと、俺の人生の意味が無くなってしまうから」そんな俺の言葉を聞いたからなのか クロが「私には、まだ お姉さまのような、強大な力はありません。でも 必ず。私は、お兄様のために強くなりたい。そう願っていますから 今よりも 更に強くなるための修行に励みたいと」

そんなことを言うのだが 俺の方としては「強くなくてもいいんじゃないかな」と思ってしまうのだ。クロには クロの良さがあるからな。そんな事を考えていたりするのだが そんなことを考えてしまう時点で 俺の考えは甘いのかなとも思えてきて「強さって、本当に必要なのだろうか」と考えるようになっていたのだ 俺が そんなことを考えていることを感じ取ったのだろうか?

「私は。お姉様に追いつきたいから。お姉様の力になりたいと想っているんですよ」なんてことを言っているんだから やはりクロがクロとして生きている限りは、「自分勝手で傲慢で我の強い性格になってしまうものなんだろうとか思っていたりしたんだけど やっぱり違ったんだね。クロの本質は優しさで溢れているんだよなぁと改めて思ったのだった。だから俺が、しっかりと見てあげないといけないと思ったんだが「お姉様には敵わないから」とか言われてしまえば クロを応援してやりたくなるから不思議なんだよなぁと考えていたりする訳だがなぁ

「私の想いを受け入れてくれなかったのですから。この世界を救ってほしい」という気持ちが強かったのですが それは、私の中で、すでに消化されていますの。だから、

「クロと二人きりの時間を過ごしてほしい」と考えていました。

私もクロも。

お互いを愛し合って 依存していますから。お互いに欠けているものを補完しようとしている関係でしかない お互いに足りない部分を求め合おうとしますから

「この世界で生きて行くために必要なものは、この世界の誰かに託そうとも思っています」とアリエルから、そのような話を聞くことになる アリエは「私は、お兄さんのことを嫌いになったりなんか、することはないと思うから」そんなことを言ってくれているのだが。それでも俺は「クロの側を離れようとはしないから。大丈夫だよ」と伝えることにしたのである そんな俺を見て

「お姉様も、クロと同じように。お兄さんが好きだと言い出しかねないのが怖いんだよねぇ」なんて言う しかしクロの奴が俺の事を大切にしてくれているという気持ちは十分に感じ取ることが出来るんだ

「お兄様と一緒に暮らすために、私もこの世界に留まることを決めたんです」と。クロが俺の側から居なくなるなんてことが有ったりしたら「俺には、生きる希望を失うような出来事になるのだと思うよ。だって クロが側に居なければ、きっと俺はクロのことを探して旅を続けることになるだろう。そして俺にとってクロは大切な存在であり。クロが、どれだけ傷つこうと構わない」みたいな思考になってしまっているのかも知れない クロと一緒に暮らしていくのなら「クロの事を最優先にするべきで。俺が、もしも クロを優先できない事態が起きた場合は 俺の命は失われるべきものだと思っているからな」なんて言葉が出てしまったりするので

「私は。貴方が死んだら。私自身も死んでしまうので。絶対に死ぬことは許されないのです」

俺の事を優しく包み込むように抱き寄せてくれるのだが

「それは。クロが この世界に留まろうとしてくれたからだよね?」俺はそんな言葉をクロに向けて放つと「はい」と即答されるのであった

「私は、お兄様さえ側に居てくれたならば 他のことは何も要らないのです」と言われて 俺はクロに対して「お前が欲しい」と伝え そのまま口づけを交わすのである。クロの方も俺を抱きしめたままの状態で、自ら進んでくれたりするんだけれどもね 俺はアリエの方を見ると「私は 私で 私に出来ることをしようと思うのです。私は私なりの方法で世界を変えようとしましたが 私に出来ることなど、限られているのだと思い知らされてしまいました。私が世界を救うために動けば 多くの人達に迷惑をかけてしまうことになると思います。だからこそ私は、私の持てる力の全てを注ぎ込みます」

そんなことをアリエッタが言い出して。俺は慌てて彼女のことを止めることになる クロと

「二人で暮らせる部屋を探しながら、ゆっくりと歩いていこう。焦る必要など、どこにも無いのだし」俺はそんな風に考えを口にした そしてアリエッタの方に目をやると

「クロは この場には残れない。そういう決まりになっているみたいだ」と語ると 俺と、クロは引き裂かれる形になってしまったのだが「クロは俺の傍から離れたくない」「クロの気持ちは良く分かるが これは、神様からの罰なんだと思う。この世界に干渉しないように 神様に言われた。それが出来なかった場合のね。俺の身体を使って何かをしなさい。その程度であれば神様も許してくれるはずなのですが 神様からのお告げがありまして クロには俺が持っている力と 俺の記憶のコピーを渡して欲しい。と、そう言っていましたので。神様から頂いた力で 神様の代わりに この世界を守り続けてほしい」と言うと「はい。わかりました」と答えてから。クロの

「ごめん。クロは 何も悪くはないんだ。俺が、もう少しだけ クロのことを大事にしてあげられたら、こうならなかっただろうに。本当に 悪い。俺が 無責任で不甲斐無いばかりに。でも これだけは分かってほしい。俺は、クロのことを一番に考えて。クロの幸せを願っているからこそ クロの手を放すことに躊躇は無かった。それだけは信じてほしい。クロが もし クロの意思で俺の元に来ると言ってくれるのなら。俺は拒まないし、歓迎しようと思っているから」俺はそう語った アリエは「私も お母さまが亡くなってからは 独りぼっちになってしまいましたから。クロちゃんは、私が家族のように大切だと思っていた人の子供でもあり。そして、家族以上に愛情を持って接することが出来た人でもあります。貴方との時間を過ごすことができなくて とても辛い時間を味わう事になりました。それについては申し開きようも有りませんが 私は、貴方との別れを望んではいなかったのです」

そんなことを言われる

「クロも。俺と離れることが、どんな思いをもたらすのか。それを、痛感する羽目になったからな。俺は。もう。クロに寂しい思いをさせるつもりは一切なかったから。もう二度と こんな状況にはならないよ。安心してほしい」俺は、そんな事を伝えると アリエが「私が、クロに何かをしてあげたくても 今の私では、何の力も持ち合わせていないのです」そう語られた。

「だから お願いしたいことがあります。私とクロが使っていた魔法道具を使い続けて下さい。あの子達が 私達から受け継がせたかったモノを全て使って貰えたら嬉しいですね」とアリエラからの言葉を受け取ることになる クロと別れた後は クロとは逆の方向に向かって行くことになり そこでも似たようなやり取りを繰り返すことになっていたりすることになる そうすると「どうして私だけが。仲間外れにされてしまうのですか?そんなの納得できません。この世界を救う為に。お兄様が必要なのです。私一人でも、世界を変えることが出来るはずだと信じていますから」そんなことを言われてしまって「私一人だと、何をすれば良いのかすら分からないんですよ。だから助けてくださったら嬉しいです」そう口にしているんだが。正直 クロだけでも大変なのに さらに増えられるのも困るという事情もあったのだ

「でも クロさんも一緒に来てくれたら。凄く心強いのは確かなんですよね」そんなことを口にしていたりするんだ。だけど 俺にとってはクロの方が大事なのは変わらない

「アリリエも、一緒に来るか?それと 俺も これから先は、この宿屋に戻る気もない。クロとは一緒に行動するつもりでは居るが あくまでも目的は 俺自身が生きること。それに付随して、俺が愛する人と過ごす日々を守るために。そのためには どうしても、俺の力だけでは足らないところが出てくる可能性もあるからな。そこのところを、どうにかするためには、俺の協力者が必要になるかもしれないと考えた結果だったりする」と説明することにするのだった。そんな説明をしたのだが「分かりました」という返事だけだったので 結局 付いてきてしまうことになったのだ 俺達は冒険者として行動するにあたって必要な物資を揃えるために買い物をしている最中のことだった そこに突如として現れた 魔導士のような姿の少女が現れ「お久ぶりね」という声をかけてくる。

少女の名前は リリーナという 彼女はアリエルの母親の妹だという話だったが。

見た目だけで判断できるのであれば「20代後半ぐらいの女性」といった印象しか受けることが出来ない外見だ 俺よりも背が高くスラッとした体形に腰まで伸びた銀色の髪をしており「髪の長さはセミロング」という髪型であるのだが この世界だと そういった

「肩より少し長めに伸ばした髪の毛の長さにしている女性」というのは珍しく。

「短いショートヘアー」を好んで着ている女性が大勢を占めている。ちなみにだが「俺が住んでいた街で流行っていた女性の髪型」といえば、やはり「ショートカット」が主流であったのだが。そのせいもあってなのか この世界においては「女性は、基本的に短めの髪を好む傾向が強いらしい」というのが事実なのである この世界における男性の平均身長に関しては「180cm台前半」が多く「150〜160センチ」程度の男性は珍しいとされているようだ また体格に関しても「痩せているか太っているか」でいえば、どちらも存在しているのだが この世界は肥満体があまり多くはなく「ガリとデブは殆ど存在しない」と言えるほどの

「細い体型が多い」のが実情なのだが この世界の人間にも例外が存在していて「筋肉ムキムキでマッチョマン」と言ったタイプも存在しており そのような肉体を持っている人間は どちらかと言えば少数だそうだが 俺の知る限り「ガテン系の仕事に就いている人間が該当する事が多い」と思われるので「冒険者」や傭兵などの「戦いを生業とする職業についている人達」の体形は細身であることが圧倒的に多いのではないだろうか 俺はそう考えるに至っている。実際に アリエや 俺の目の前に立っている女性を見てみると 俺の目から見てみて「スリム美人」に映って見えるわけだ。しかも、だ。胸のサイズにしてもかなり大きなものを持っており。それでいてウェスト周りも「ボンキュッポン」

「グラビアアイドルが裸になった姿を写真に収める時によく目にするようなボディラインを想像してもらえば 俺が考えている「理想的な身体付きをしている人物」のイメージに近いんじゃないかな

「えっと。君は 誰だっけ?」と問いかけてみるのだが その瞬間に「ひどーい 酷いですよ。私の名前を知ろうとしてくれていなかったんですかぁ?」などと泣きそうな顔をして言うのであった 俺の事を慕ってくれている娘が

「私はお兄様と出会えて、とっても幸せだよ ずっと一緒に居てくれるんでしょ?」と言い出し それに対して「あちらの世界での生活は、どうなってしまったのでしょうか」とか「お母さんは生きているのかも知りたいです」等と言ってきてくれていた。そんな中でも「クロのことが心配なんだけど」なんて言ってしまうんだが そう言い出したところでアリリエは「あの子とは、どうやっても出会う運命にあるようなので大丈夫ですよ。あの子が 貴方のことを諦めたのであれば別な道を選ぶ可能性もありましたけど。お姉ちゃんが「私があの子に勝てるはずが無い」なんて言ったから あんなに頑張っちゃう事になったんだよ」なんて言ってくる始末 クロの方は、アリリエと一緒に「俺のことを探してくれていたというのが、ありがたく感じられてしまう」そんな

「クロも 俺の大切な人で 愛していて守り抜きたいと思える女の子な訳なんだが」

そんなことを言っていると「ふぇーん 私は貴方の妻になりたいと言っているのよ。私のことは、妻にしてくれないの?」などと言われる事態に陥ってしまったりしているので

「分かった。わかったから 泣かないでくれよ。君のことも好きだから な」と言って慰めるように頭を撫でてあげるのであった。そうした後に「じゃあ まずは結婚を前提とした 付き合いを始めましょう」そう宣言してくる。そして、そこからは。お互いに自己紹介をしていく運び

「俺は 俺の名前を名乗る必要はないだろう。俺の場合は名前だけ名乗ればいい。あとは、お前達の好きにしたらいい」そう告げた途端に「クロはクロという名前だったはず」と言う

「あーうん 実は、だ。俺は、ある理由があってクロの姿に変化するようにしている。クロと俺は、双子だから。二人で一つで。片方は、もう一方を守る存在でありたいという気持ちがあったから 俺が、クロになってみたり。クロが俺に変化してみたりする。そうすることで「二人で一人の夫婦」を演じようと考えていたんだよ」そんな説明を行った上で「まあ 本当のことを言うなら、俺はクロのことを守れるほどに強くない。クロに助けてもらってばかりだったんだけどな だから俺は クロの助けになれればと ずっと考えて行動してきたつもりだよ。クロには感謝してる。だからこそ 俺は クロを愛していける自信はあるよ」と伝えた直後に アリリエが「わぁ 良かったですね。クロちゃんは本当に嬉しかったと思うよ」なんて言ってくれるわけ 俺も素直に喜んだ顔を浮かべて見せたら「そうですか それは良かったです。これからよろしくお願いしますね」と言われた直後「お兄ちゃん 大好きだよ」といきなり言われてしまったりしたのだ

「クロ クロなんですよね?。その証拠を見せてください」そう懇願されて 仕方なく変身を行う するとクロへと姿を変え 俺の元いた部屋へと向かうことにした。クロも、当然ついて来て俺の隣の部屋へ入

「ああ ここだ。懐かしいな 俺の住んでいた家じゃないか」そう伝える それからしばらくの間 お互いの近況を話し合う時間となり「今更の話になるけれど 俺 もう元の世界に戻ることは出来ないから。そこは 受け入れてほしい」と告げる するとアリエから「もう、こちらの世界に永住することを覚悟した方が良いんじゃないの?そうしないと生きていけないでしょうから」そんな言葉を掛けられた

「そっか そうかも知れませんね。そうじゃないとお兄様の手助けができないから」

「俺も。今のままの生き方は続けられるとは思えないし 今以上に 危険な場所に赴くことにもなるのだから もう、今の世界に戻ることは難しいと考えているよ。ただそれでもだ。クロとの未来を手に入れるために、俺が出来る事は どんなことでもするつもりではいる」と俺は答えておくのである。アリリエとは そこで別れた後

「私だって負けられないんだよね。私にも譲れないものはあります」みたいな台詞を残していくのであったが 俺としてはだ。そんな風に言われても困るだけだし「別に勝負をするわけではないんだが」とか思ってしまい「俺は 何のためにクロを選んだんだろう。クロに頼った俺の判断が間違っていたということなのか?」なんて考え込んでしまい「クロ 俺の選んだ選択が 正しいと思ってもいいんだろ?」

クロに語り掛ける

「クロは俺に懐いていた。クロをクロにした俺はクロが好きになっていたんだと思う。でも、今は。そんなクロに対する愛情とは違う思いを抱くようになっている」と正直に伝えた

「一輝さんが何を仰りたいのかご理解できますよ。でも それが分かってしまっていては意味がないんです。貴方が心の底より欲するものを得るには。貴女ではダメだった それだけのこと」

アリエリーナが俺の傍から離れてしまう。俺は咄嵯に声をかけてみたのだが 反応してくれることはなかったのだ。それどころか アリエリーナは「私はアリエルの母親の妹なんだぞ」と大声で叫ぶと「あんたが私のママだったかもしれない。そう考えると複雑でしかない。そう考えたとしても 仕方ないことだとも思うのだけどね。一輝くんを愛する人の一人に加えることだけは出来なさそう」そう口にする

「一さん ごめんなさい。今の言葉を聞いただけでも、やっぱり一さんに相応しく無いと思いまして 私は 自分の意思で。一さんのもとを離れようと決意しました。この世界においての最強に近い力を持つ一さんには 私が必要なはずなのです」

アリエリーナが「さっきまでアリエのお世話をしていましたのは この子の意思とは無関係に私の魔法で操られていたのが原因で。一さんには申し訳ないのですが こんなに早くに別れることになるなんて予想もしなかったもので」

「俺はアリエさんに何か危害を加えるつもりではないのは分かっているよ。俺の方こそ謝るべきなんだと思う それに、この世界には俺の知り合いは 一人しかいないからな。どうしても気になってしまうんだよ。俺も悪い部分がある」

そう言いながら「この世界を 救って欲しいという願いは変わらないのか?」という疑問を投げかける 俺はというと「俺とアリエリナは違う道を歩くことになってしまったのだから。このままで良いと思っているから」と口にする アリエラの母親は「はい 私の命は尽きかけており。こうして会話ができているのも不思議なくらいなのです」と 俺は アリエリーナから 母親を頼まれたこと そして母親の病の治療方法を教えてもらうことが出来たのである。治療は「光属性」を使う必要があるらしく。俺も持っているのだが、そこまで強力な能力を持っている訳ではないので、もっと「高ランクの治癒術師」を呼んで来なければならないようだ

「じゃあさ クロを元の姿に戻すことができるかな」そう尋ねるのだが「クロちゃんに施された呪術は強烈すぎて解除することはかなり難しいと思います」とのことだった。俺は

「そうか クロの呪いを解くことはできないんだね」そう伝えてから「クロ お前に俺と同じような人生を送ることになるのであれば、ここで死ぬことも悪くは無いんじゃないか」なんていう

「そうだね 私は貴方を 絶対に手放さないから」

そんな声を聞きながら アリエが俺達の前に立ち「私のお母さんに 私の姿を見せて欲しい」と願ってきたのだ その言葉を

「断る。お前の顔なんか見たくないからな」

「私達は 元々 同じ種族だったので。私達の仲の良さを見てもらいたかったのです」と告げてくる。それに対して「俺にとって クロは大切な女性であって クロの家族になろうなんて思ってないし 俺達が一緒に過ごすことを認められないって言われても。それは受け入れられない」と答えると「貴方の考えていることは分かりました。ですが。私にとっては、あなた方が共に暮らすことを認めることができないのです」と返される

「そうかい 残念だよ 俺としては君に 幸せになってほしかったんだけどな」と伝えると「ありがとうございます。私も幸せです。そして お兄様に認めていただいたクロもとても喜んでいると思います」と笑顔を見せて言ってくれて「では 俺はクロと帰るよ」とアリリエと別れを告げる 俺はクロを連れて、アリリエの元を離れて街を出て行き。森の奥深くで生活を行い始めたのであった アリエが、どうしてアリリエと敵対してしまったのだろうか 俺とクロは 街の外に飛び出して。アリリエやアリエリーナに見つからぬようにと、行動を開始するのである アリリエに 母親の様子を確認して アリリエンが俺とアリリエリーネが一緒になって 暮らしていた家に足を運ぶことになった。しかしだ。この世界での俺は あまり大きな動きがとれる状況に

「ない」と言わざるを得ない状況であったので クロと共に旅に出て その最中 クロの呪いの問題を解決する方法を見つけるべく、俺の師匠に当たる存在がいるとされている。エルフの国を目指すのである。

しかしだ。俺が「師匠が住んでいると言われている場所は分かるのか?」と質問すると「私が案内します」と言われてしまい 俺の知らない場所で、

「俺達」

クロと二人きりになるという状況が発生したのだが。クロから「ねえ ちょっと待ってください。私は一さんの傍から離れるつもりはありません。もしもの時はどうなるのかを考えてください。それと、私は一さんのことが好きだと言う事実を改めて思い出してみてくれないと、寂しい気持ちに襲われて泣いてしまうことになりますからね」などと言われたりしたのだ 俺とクロの二人は 俺が住んでいた家のすぐ近くに存在する森を抜けて。

街道に出ることに成功し しばらく進んでいる内に。道標を発見することが出来て、ようやく森から抜け出せたのかと思った矢先の出来事だ 俺はと言うと 目の前にある出来事について、どのような

「感情を抱いてよいのか判断できなかった。なぜならばだ。その人物が俺の元いた世界に居て。俺の事を一方的に嫌っているような相手なのであるが。なぜか。俺の目の前に立ち。「一 助けてくれないか」と言い出すのだ。そんな人物のことを信用出来るかどうかと聞かれたら

「分からない」というのが本音である 俺のことを一と呼んでくることから。向こうの世界の俺を慕う後輩のような気がしたので。俺はクロに対して「なあ あいつと知り合いか?」と尋ねてみると クロは首を左右に振った上で 俺に向かって「あれから、もう何年も経過しています。あの時の少年とは別人のはずですよ」

俺はクロの発言を受けて「確かに、それもそうだろう。俺はクロのことを愛しているからな」と伝えるのであった。そうやって俺の話を聞いていた人物は 急に泣き出して

「ああ 一だ。間違いなく一の声だ。僕は、ずっと一の帰りを待っていました。一 帰ってきて下さい」と訴え始めるのである。俺は、こいつが俺の名前を間違えているのだろうとも思っていたのだが。「一先輩」「俺の名前は黒羽一というんだ。そっちの人の名前も聞いても良いか」

そう口にしてから 相手の名前を問いかけることにした そうしなければ話が始まらないからだ

「僕の名前が気になりますか? 僕の名は。久良須 明里斗 といいます」そう自己紹介をして来た相手の事を見て「俺と同じ名前なんだな」と告げると、「はい。その通りです」と あっさりした答えを口にしていた。そこで俺は 相手が「この世界で生きていくことを決めた存在なのか?」そう尋ねることにしたのである 俺はというと「こいつ 俺よりも年上じゃないの?」そう考えてしまって仕方がない外見をしているんだが。「年齢は関係ないんじゃ無いでしょうか」そんな答えが返ってくるだけだった。

クロは「クロが貴方と会うのはこれが初めてですね。一さんとは これから一緒に暮らそうと約束を交したばかりですが」

そんな発言が飛び出てくる それを聞いた

「一の先輩」を名乗る女性は「やはり一のパートナーとして選ばれたのは貴女でしたか。私は選ばれなかったんですよね。悲しいけど」

そう呟くと「私は一さんのことを信じていますから」

彼女は微笑んで見せてくれるのだ クロの態度を見た俺は、彼女なら信頼できるのではないかと考え始めてしまう 俺が元

「こちら」に来る時に出会った少女が「シロさん 大丈夫ですか? 何があったんですか? 私は、クロと一緒に一さんを助けに来ちゃいますから 任せておいてください」そんな感じに叫んでいるのだが その叫びが聞こえてくる場所には 誰もいる様子はなかった しかし その状況が俺の意識を変えてくれた

「一さんは 私に任せてほしい」

そんな

「私にだけ向けられた声ではない言葉を聞いてしまえば、私だって黙って見ているわけにはいかないでしょう。私にも協力させてもらってもいいかな。クロさん」なんて言いながら俺の前に姿を見せる女性が俺の前に現れる 俺はそんな彼女を「シロ」と呼び出す 彼女の見た目だが。髪の色は「白色」をしており、目の色も「白色」をしている

「うん 分かった。私も一輝くんの為に頑張ろう」

そう言うのだった

「俺としたことが情けない。まさか「一」と呼ばれることになると は思っていなかったよ。それにしても。

「俺」って呼び方が懐かしいぜ」と俺の言葉が口から出たところで クロが嬉しそうな顔をする。それからクロが俺に語り掛けて来て「この人が私の知っている「一輝君」とは違うという可能性は無いのかしら」なんて言いだすのだから。俺はだ。彼女が話していることに耳を傾けつつ「クロは

「俺がこの世界の人間と同一人物とは限らない」とでも言いたいのか」と言うのである クロからしたら

「私は一輝君のことは信じているが。私と「あの方」との付き合いは それほど長いものではないの。だから。私はまだ「彼」が本物だと断定できないの」とのことだった。

俺は

「まぁそうだな

「一輝」の知り合いかもしれない奴が現れれば疑うのは当たり前だもんな」と クロを宥める発言をして見せる

「まぁクロは俺の恋人だし。俺が俺自身で「異世界」に行くことを決心したんだ クロのことは、どんなことが起きようとも信じる」と言ってみたりしてみる クロの反応をうかがうことにする。そうしないとだ

「えへ えへへと笑っている場合じゃないわよね。クロ 貴方は、どう思う」

そんな感じに話しかけていた クロは「私は「彼」の事については詳しくないけれど。貴方の話だと、この人が私のよく知る「彼」に似ているということなのよね。私は「違う世界の貴方」と面識が無いの。それでも「彼」に似ていたとしたならば。「貴方は 本物の「一」なの」とクロから問い詰められると「私は「一君」だと思う。そう確信して行動しよう」と答えるのである 俺からすれば 目の前に現れた二人の女性のやり取りを見るのであれば、まるで「あの子たち こんなことを言っていたけど 本当は仲良いんだよな」みたいな光景にしか見えないのだ だからこそ。彼女達の言葉を信用したいと考えている。そう思い始めていたりするのである。そしてだ 俺は、俺の事を 一君と呼ぶ女性を「白雪姫」という名前であるということを知らされることになる 俺は クロや、その恋人と思われる。クロが一君と呼んでいた人物から、この世界に来た理由を教えてもらえることになってしまう

「私が、この場所にやってきた理由は、貴方の事が心配になってしまったがゆえに。ここを訪れたという事になるのです」と言われてしまったが、どう反応していいものやら

「俺はというと、ただ単に。「師匠のところへ行きたかったんだけど。途中で魔物に襲われたので 返り討ちにしていたところだったんだけど。それで ここにたどり着いていた訳だよ」そんな風に俺が語ると

「そう言えば クロさんから伺っていましたが。一君は、かなり強かったようね。普通ならば勝てる相手じゃ無いのに

「無傷」だそうだもの」と 告げてきた。

それに対してクロは

「クロちゃんは 貴方が戦える状況になっているのを知っていて 私が連れて来たんです。その時には既に「この人」の傍にいたらしいの。私がクロと出会った時に、その話をしてくれました」と俺に教えてくれていたのである。

そんなこともあり 俺は「クロ」が

「この世界で俺の大切な人である クロ」だということを知ることになった。俺にとってのクロが

「あの女の子」なのだが。

クロは俺

「一」が、自分の事を置いてどこか遠くに行ってしまったことを気に病んでいるようだ クロが俺の方を見つめてきて「ごめんなさい クロは、やっぱり駄目だね。貴方のことを守れないような弱い奴だから 今度こそは 必ず クロの大事な人を絶対に守ると誓ってみせる。だから。お願いだから

「一人ぼっちは嫌」と言わないで」などと

「俺の手を掴んできて泣き出してしまったのだ 俺も流石に「えぇぇ」となってしまうが。ここは俺も男だ 泣き続ける彼女の手を握って 頭を撫でてから「俺も寂しいのは同じだ それに

「一人」では生きられないとまでは言えないが。俺は「仲間」が欲しいと思ってしまう クロが一緒に居るだけでも十分に楽しいと思っている。クロさえ良かったのならば、ずっと 側にいて欲しいと俺は思っているぞ」と言葉にしてみたのである クロの返事としては「はい」という短い答えをもらうだけの形となるのだが。俺はそれでも十分だと思っていたのである。クロも俺の事を好きでいてくれていることを知っているからである

「ありがとうございます 一」と言ってくる

「私からも改めて礼を述べさせてもらうわ。「この人」と一緒に住んでくれてありがたく思っている。貴方がいなければ「一輝」は孤独になっていたと思うから。本当に貴方は「一輝」を守ってくれた。感謝します」と俺の方にお辞儀をし始めて来る その行動を目にしながら 俺は「この二人なら信頼できそうかな。クロの「彼氏」の人は。少しだけ怪しい所もあるけれど。悪い奴には見えなかったし」そんなことを考えていたのである そういえばと「俺の仲間達は、この森にいるのか?」そう質問すると シロと名乗った少女から「私の事を心配して「助けに行くよ」といってくださ

「あーあれだ。お前の仲間たちは、もう「この場には居ないし この世界にはいないんだ。みんな死んでしまいましてよ」そんな答えが帰ってきてしまう。

俺は思わず頭を抱え込んでしまうが。クロは俺の肩に手を乗せて来て

「大丈夫です。私たちには まだ頼れる相手がいます」と微笑んで見せてくる

「誰がいるんだ?」俺の問いかけに対して「クロさんの友達でもある 妖精族の長のユミィさんに。私の知り合いのエルフのリディア 他にも数名ですけれども 連絡を取ることが可能なんですよ」とシロが答えてくれる 俺は シロとクロが「この世界で知り合った相手」であることに驚きを覚える

「それって シロたちは この世界で生きていた人間と知り合いだったってことなのか」と聞いてみたら「はい そうなります」「そうなの 私は「この人」が生きている間に、この人に付き添うような形で出会っていました」と言うのだから驚いたものである

「それはまた 凄いな シロって名前は、日本人の名前として違和感が無いけど。シロは 日本という国の出身なのか?俺は クロは、日本って国で生まれ育ったんじゃないかと思ったが。シロのほうの出身地は何県だ?俺は神奈川県生まれだったんだけど」

「はい わたしも神奈川で生まれて育ったんです。一とは同郷の士ですね。なんだか親近感を覚えてしまいました。一は いつごろから、こちらの世界にやってこられていたんですか?。私は「この人の前世で死んだ後にやってきたの」と言う その話に、俺は驚く

「私はね。クロちゃんの頼みもあって クロと一緒に暮らしていたんだよ。その時に、クロが私を救ってくれた恩返しをする意味でも。私はクロに力を貸したいなって思ったから。一緒に生活をしていたって感じなんだよ」と、シロは語り掛けてくれたのである。

俺は「そっかぁ」と答えながらも「シロは俺の前世の事は知っているのか」と言うと。クロは「知らないと思います」と返答してくる。

そしてクロが「でも私は シロに私の知っていることを話していますし。これから話す機会はあるだろうから、私と同じタイミングでの出会いになるようには仕組めばいい話になるんじゃないの」と言ってくれるのである。

「それは良い考えだ。シロと出会えたことで「俺の人生は大きく変わった気がする」とクロに話したら「うん それは言える」とクロに同意されてしまう。そこでだ

「クロとシロに出会えてよかった この世界に来て。一番の喜びを噛みしめている」

そう伝えるとクロは「ふふん」と自慢気になって「一はクロの事をもっと褒めてください そうしたら、クロは一のために何でもする覚悟がある」なんて言って来たので「そうだな 可愛い 美人」なんて言うだけで恥ずかしくなってしまう

「照れ屋なのは変わりませんか そこも好きなところの一つなのよね」そう言われたところで俺はだ。少しばかり落ち着く

「そうだ。俺は「白雪姫」と「クロ」の二人組に出会うことが叶った。これは俺にとっての幸運以外の何物でもないな。「シロ」と出逢うことができたのは偶然に近いかもしれないけれど 俺にとっては最高な出来事であったんだよ」俺は正直な気持ちを二人に対して述べ始めることにしたのだ 俺は二人の女の子の前で 少しばかりの

「異世界」について語ることにした。「俺が この世界の人達と出会う前の話しなんだけど ある日に「異世界召喚魔法」と呼ばれるものに巻き込まれちゃったんだよ」と語り始めたのだ そして、その時の体験を話し終えると。俺の隣に座っているクロが涙を浮かべていた。そして クロに慰められつつ 俺は「そのせいもあって 俺には、クロやシロと会うまでの時間が無かったんだよ。「俺自身の力で生きていこう」そう決めていたのにも関わらず。俺の心の中の一部は、「この子たちと出会えないまま 終わってしまった人生。俺にとって どんなものよりも悲しい思い出なんだよ」と言う想いを抱き続けているんだよ」と言う 俺の話を聞く限りで 俺と同じような

「異世界」へと飛ばされる前にも。「別の女性達と出会っていたんだろう。それを想像すればするほど、悲しくて辛くなるよ」俺は心の底から「その人たちに会いたいと思って仕方がないくらいなのである。その事実を思うと余計に胸の奥から痛みが生じてきて苦しいんだよな」などと考えていたら、突然にクロが抱きついて来て「よし 分かった」とだけ伝えてきた。

俺は「分かったって何をだ?。クロに理解できることなのか?俺にも分からないことなんだが。もしかしたら「転生の輪から脱せられるかもしれない方法が見つかった」そんな意味なのだろうか」そんな疑問が沸いて出た しかしクロが「一 これから先 この世界に貴方のことを呼び出す人物が現れます その人物が あなたに危害を加えることはありません。だから その人と仲良くなりましょう。その人も 私と同じように、一のことを大切だと言って下さるような存在だと確信しています。そして 一が この世界を救いたいと強く願い続けるのであれば 一の力になりたいと考えていて下さい。きっと一と、お仲間の方々に「加護」と呼ばれる力を与える方となり 貴方たちを導く役割をお与えになさっておられる存在だとも 思われております。だから この世界で生き抜くために必要な「強さ」を得ることが出来るでしょう」と言ってきたのである。そして

「私からの お願いなのですどうか私を助けてくれませんか」と言いだしてきてくれたのだ。俺は「ああ もちろん 俺はクロを助けたい そう思って 今こうしている訳だし。それにクロと一緒ならば どこまでもついて行こうと考えているから」と口に出したのであった。俺はクロと手を繋ぎ「俺が今持っている 能力が どのように発動するか分からなかったが。クロのいう通り。俺は、異世界で生き抜いていけるように頑張って行くよ」と伝えた。するとクロも嬉しそうに笑顔を作って見せてくれた。

俺はだ。クロに言われるがままに、森の中で生きていくことを決意した。クロも俺と共に行動してくれているが。「シロ」だけは、俺が連れ歩くことに躊

「クロは 俺がこの世界の人と出会った時の記憶が一切残っていない状態だってことは分かっているんだろ。でも俺は この世界にやってくる前は「このクロ」が大切に思うほどにはクロの事を想っていなかった。ただ単純にだ。自分の人生を楽しく生きていければそれで良かったと。そう考えていた。そんな人間でも 受け入れてくれるのか」と 不安が過ぎってしまい「俺は この世界にやって来る前のクロとの出来事を 忘れてしまったままなんだよ。それが クロが辛い思いをすることになる原因になったと知ってもだ。俺は許せるのか」と つい言ってしまったのである ただでさえ「一輝様のことを忘れさせてしまっている状態です。ですが私は一のそばにずっと居ます。それだけでは駄目でしょうか」と 泣き始めてしまいそうになる。

「違うよ一輝。貴方が「今のこの私」を大切にして下さること。「今の一輝」を受け入れて頂けたことだけでも、私は本当に幸せなんですよ。それ以上に求めるつもりはないのです。私の事を心配して 気に病む必要は無いんです」と言われてしまうのである。俺は「そうなのか」としか言いようがなかった それでも俺は「俺に出来ることがあるならなんでも協力するからな」と言い切るのだった。そうするとだ シロが俺の方を見て微笑みながら「ありがとうございます 私の力が必要な時には是非ともご利用していただきたいと思います」と 優しい

「女神のような笑み」を見せてくる

「うん それじゃ遠慮なく甘えることにするわ」俺が素直に答えて見せたらだ。クロに抱きしめられてしまう。「まったく 私が居るというのに、目の前でイチャイチャされるのは腹立たしい」と 頬を膨らませて見せる シロは、俺の事をジト目で睨んで来る。俺は その目線に耐え切れず「俺がシロに抱いている感情とは違う」と言ってみるのだが。俺の訴えを聞いてくれたような態度は示さなかったのである。俺はシロに抱き着かれつつも「シロに質問しても大丈夫か?」と確認を取ってみると。クロが離れていく

「シロの種族名はなんだ?」と問いかける 俺は

「俺は クロに出会った時はだ。俺は、自分が何者であるのか。どういう存在であるのかさえ。覚えていなかった状態だった。だけどな シロとの出会いが俺を「俺の本来の居場所」まで導いてくれたんだ。クロとシロという、俺の人生を変えてくれ 俺に生きる目的を与えて来れた存在のおかげで、俺は自分の生まれた地へと辿りつくことが出来きることが出来たんだよ。シロと出会っていなかったら、今でも俺は何も知らずに、何も感じることが出来ずに、一人きりで過ごし続けていたはずだ。だからこそ、シロの事は俺が絶対に守ってみせる」俺はシロに「感謝を伝えたい」と思っていたのだ。

この子は

「俺に命を救ってもらえたことに対する恩を返したかったみたいだけれど 俺としては この子の事を俺の命に代えてでも守りたいと思っているんだよ」俺はそう言ったあとだ シロは、少しの間黙っていたが「わたしも シロちゃんと同じですよ。私は一の事を守り抜きます」と言ってくれ。シロに寄り添ってくれたのだ。

「そうか 俺と シロが出会えたからこそ 今 この場所があるのかもしれんのか この出会いに感謝しよう。そして この先に待っている「試練を乗り越えるために、俺自身も強くなる必要がある。そのためにはどうしたらいいかだ。シロにも聞いてみた。俺自身はどうやったらと 強くなれると思うかだ。クロと、シロ。二人は俺に「何をすべき」だと思う。その考えを

「聞かせて欲しいんだが。頼む」と頼み込んだ。

「そうですね やはり一は剣の扱いを覚える必要がありそうですかね」とシロは言う。俺はだ。少し考えて「確かにそれはそうなんだけどな。俺は剣術の類は使えないんだ。この世界でも 魔法を使うことができれば、問題なかったんだがな。この世界に来たことで 俺に宿っていたはずの魔力が完全に失われてしまっていた。そうなれば当然。この世界にある全ての物を操るための「スキル」を手に入れることができなくなってしまうわけだ」と口に出して言ってから 俺自身「なんでこんな当たり前のことを言ってんだよ」なんて思っていたのだが クロも シロも驚いているように思える。

「え?どうしてですか。そんなはずは この世界に召喚されし者は、全員が 特殊な能力を授けられているんですよね。でも 一はその能力すら 持ち合わせていないと 私は聞き及んでいました。そんなにおかしい話なの?この世界って」と 俺の方に近づいて

「一輝様には、何か特別な力が眠っている可能性はあると思いたいところですが。今はそれよりも大事なことがあります。一は、「一自身の力で強くなりたいとは思っているのかしら?」と クロは尋ねて来たのであった。それに対して 俺は正直に伝えることにした クロと一緒にいたくて、そのために 強くなることを第一目標にしていることを 伝えると

「そうよね。一にはその思いがあれば十分かも知れません それに私だって一のことを助けていきますよ そして強くなっていきましょうよ お互いにさ」

「そうだなクロ」俺は力強く返事をして見せていた。俺がクロの手を握ると握り返してくれるのだった。俺は「クロの優しさが嬉しくて仕方ないな。クロは、いつでも傍で支えてくれる。本当に心が温まる相手だよ」と思った。

シロも、クロも この場から離れることは無かったため。二人に甘える形でくつろいで行く。シロに膝枕をしてもらい。クロとは、手を繋いでいる状態で

「一 貴方は今幸せだと実感できていますか?私はとても幸せよ!だって私には一と言う素敵な方とお付き合いさせて貰えてますもの」と言ってくるのであった 俺はその発言を受けて顔真っ赤になりつつ クロに手招きをし手を繋ぐのをやめてから 恥ずかしさを紛らす為に抱き寄せてみるのだが、クロの方が背が高く 頭をクロの腕の中に収めることになる。そしてだクロが 俺の顔を見るなりだキスをしてくる 俺はされるがままに受け止めてやり 暫くしてから離れた後でまた抱き寄せられてしまい。今度は耳元で囁かれることになる

「私はあなたの事が大好きなんだって事を伝えても、一は嫌がらないでくれるかな?もっと私を求めに来てくれないかな そうした方が、きっと、これから先二人で歩む時間が、楽しく過ごすことが出来るんだろうなって、そう考えているんだよ」とクロが呟いてくれた。俺はだ「俺の事を好きになってくれているのならば クロの事も俺に大切にしてほしいと思っていていいんだぞ。俺はクロの全てを受け入れるつもりだ。だから俺のことも受け入れてくれ」と言ってみせたのだ。するとクロは涙ぐみながら、「嬉しいわ そんなこと言われたら、もう止まれなくなりそうじゃない。一は私のことを大切にしてくれていることが分かって凄くうれ

「おーい!!誰か助けてください!」と叫ぶ声があったので俺達はその場から離れて行く

「どうやら人がいるようですし。そちらの方へ助けを求めに行きましょうか」俺の意見に賛同した。

森の中に入っていく途中で 俺達を呼ぶ人物がこちらへ向かってくる姿が見えたために足を止めると その人物の方に向かって歩いていった どうやらその人物は女の子であるらしい。身長は低く140センチくらいだ。髪の毛は銀色に染まっており瞳は綺麗な緑色をしている。年齢は12歳ぐらいだろうか

「よかった。まだこの世界に来られてから、そこまで時間が経過していないような人達に出逢うことができて 僕としても安心しました。」

「どうして俺たちが、来たばかりの者だと思うんだ?」と 俺はその子に尋ねることにしてみた。そうするとだ。その少女が答える

「あぁすいませんでした。僕は、神様に頼まれて。ここにやってきているんです そして僕の名はリリスです。貴方の名前は クロさんとシロさんのどっちで呼ばれていました?」と聞かれたため。俺が名乗ることにした

「俺の名は、一輝 一だ。」と言って 続けて リリスに「君の名前を聞かせてもらいたい」と言ってみる。そうしてだ「私は、一輝と出会えただけで 幸せなんです。だから 他の人が、私達二人の関係を、羨ましそうな視線を送りながら見てくるのも。嫉妬されているだけだとわかっているから 私は、そんなことは気にしないの。だからさ 気にするだけ損をするだけ。私はね、一の事を愛しているのだから。だから 私が一の全てを独り占めしたいの」と俺が答えてみせ。俺が抱きしめてあげたらだ

「え?急に?でもそんなところも含めて 大好きなのかもしれないかな」と照れ笑いを見せる。それから俺が、シロとクロを紹介しようと思ったら

「シロは知っているけど、こいつらは俺の恋人だ」と言ったらだ。「やっぱり恋人同士だ。じゃあさ、今度一緒に出かけようぜ。色々と面白い場所が、この近くにあるんだよ」と話すのである。俺が「それじゃ明日あたりにでも遊びに行ってみるかい? 俺はシロに相談するのだけど。シロが、リリスに対して「私の大切な方を傷つけたりはしないと誓ってくれたら良いわ」と答えてきた

「うん 約束だ」と答えた。俺は、そのやりとりを横目から見て「こっちもか」と思わず口にしてしまう。

「クロ この子。可愛いじゃないか。クロよりも幼い見た目だが。年齢的にはまだ、10才そこそこと言った感じなのか?」俺がそんな話を持ち掛けてみると

「そうよ。私とこの子とでは、年の差が15年ほどもあるの」と答えてくれた

「それでなんだけど お前たちは、俺の仲間にならないか?」と提案することにした。

「ごめんなさい。それについては、即答できないわ」と言い出した。シロがだ「ちょっと待ってくださいね この子に説明をしますので 少しの間、席を外すけど。大丈夫かしら?」と問いかけるのに対して

「はい お願いします」と素直に頭を下げていた。俺はその間にもシロに抱かれているような状態になっているのだ。シロの説明が終わると。「ありがとうございます 助かりました。」と改めてお礼を言ってくる

「別にいいんだってば 困った時はお互い様だろ。それなら、この近くに街はあるのかどうか。分かるか教えてほしいんだけど」と俺が言うとだ。「ここから南に進めば、村がありますから そこに行けばいいんではないでしょうか」とのこと シロはだ「それについて 貴方は私達に同行する気があるのかしら? どうなの」と言ってきたから。「ついて行ってもいいのか。だったらとっても有難い。この辺りに何があるか分からないし 一人だと迷っちゃう可能性があるだよね」と言ってくれた。シロは俺を降ろしたあとだ クロのところに駆け寄るとだ シロとクロの会話が聞こえてきた

「クロ 貴方に聞きたいことがあるんだけど。あの子を仲間にする気があるのかしら?もしも貴方が本気で、彼女のことを気に入ったというならば私から貴方に対する意見はないわ それでももし貴方にとって邪魔になると判断した場合だけは容赦無く処分させていただいて構わないのか」と言っていた。これに対してクロが返答していた

「分かりきっていたことだが。俺にとってはだ。一輝が全てだ。それ以外の奴には何も価値を見出せてはいない」と答えている。

そんなやりとりを聞き流しつつ。俺がリリスを見ると。少しばかり緊張気味のようだ 俺達が、南へ歩き出してしばらくした頃に

「ねぇ。一は、これから先の道は、何処へ向かうか決めてるのかな」との問いを投げかけられたため

「そうだね 取り敢えず 人のいる場所に行こうと思っている。俺もここの土地勘は、ないんだし。俺と行動を共にしたいというならば 俺と一緒に行動しないかい? それに俺としては、シロのことを信頼して欲しいし。クロのことを信じて貰いたいしね」と 話したところだ 俺はリリスを連れて、この世界のことを詳しく聞くことにした この世界は、人間が住む「ヒューマン」と亜人と呼ばれる存在の「エルフ」

「鬼族」などが存在する「魔導国アースガルズ王国」と言う国があり。そこを中心に様々な国々が存在しているのであった。

他にも色々な種族が存在しており。それぞれの国の文化を尊重しながら生活を営んでいるのだということを 俺は、シロとクロの口から聞かされることになった そんな時にだ リリスから「僕達獣人は、基本的に人前に姿を晒すことが少ないんだよ」という話になった。

その理由を聞いてみるとだ。この世界の動物の中には。魔物と言われるものが存在していて それが危険なものである

「まあそういうわけなので。一さんも あまり目立たないようにしてください」と言ってくるのであった それからは俺が、リリスと会話をしているのでシロとクロは、別行動をすることになり。お互いに連絡を取ることにしたのである シロは「私は、一度 一の元に帰還してからで構わないわね」と言ってみせて。クロは 俺が、「分かった」と言うのを確認してからだ 俺の元を離れることになった 俺の目の前に突如として現れたのは金髪の女性で身長は高く165くらいはありそうで胸は大きく形も良いもので

「あらら。私の一がお世話になっております」と言われてしまうのだが、俺は「貴方こそ、私の夫の一にお世話になってるのよ。私は妻のクロです」

「貴方みたいな素敵な女性に出会えて良かったわ。貴方みたいにも美しく 優しくしてくれる人と出会えたんだから。幸せすぎる」

俺は、彼女達の話を黙って聞いていた。するとだ。俺の元に近づいてくる足音が耳に届いたためにそちらへと顔を向けると

「一は、これから何をするのかな?私の方は暇なんだ だから何か手伝うことはないかと尋ねさせてもらっていいかな」と言いながら。クロとリリスが近寄ってきた。俺は「特に何もすることなんてないし 二人と雑談をしていて時間を潰せるならいいかもな」と 俺はそんな風に言ってみせると。

シロは「一がいいのなら、私は特に異論を唱えることはしないわよ。私はあくまでも一の側にいることしか出来ないものだから」といってくれていた。それからしばらくしてだ。俺は「ところで二人はどうして此処にやってきたんだ?まさか また喧嘩をしたとか?だったとしたら 今度はどんな理由があったんだい」と言ってみたら どうやら二人が口を開く気配はなく。そこでクロの方は「えぇ。その。私はいつも通りにお仕事をしていました。そうしたらだ 突然に彼女が現れまして 私に対して「あんた 一とはどういう関係な訳?私には分かっているから。言い逃れしても無駄だって事は」と言ってきて

「私はただの隣人ですけど?そもそも私だって。一の妻の一人なのだからさ。貴方に言われなくたって理解はしてるものよ。貴方よりも、一の事を理解しているつもりよ」と言われてしまえば。「だったらいいわよ!一の隣を私が独占してやるんだから」と言われた直後に 私の元から消えてしまった。そういえばあの女が私の一の腕に絡みついてきて 私の事を「妻よ」などと名乗った後だったので。私が、一の妻の一人である事を認めた瞬間でもあった」と語ってくれると。リリスの方は

「え?僕なんかよりも綺麗な女性が居たので声をかけてしまいましたけど。あれですか。貴方には奥さんが居るわけですよね?」と話してきた。それに対して俺は

「確かにな 君と似たような状況になっている。だから君は、俺達を夫婦だと勘違いしても仕方が無いことだと俺は思っている。しかしだ 君の誤解は解かせていただきたいのだが 俺とクロとシロの三人で、旅をしていたときにだ。俺は君に一目惚れした。その気持ちは、今も変わってはいない だからこそ 俺の想いを受け入れてくれるのであれば嬉しい限りではある」と正直に話すとだ。彼女は、嬉し泣きを始めてしまうのだが

「ありがとう。僕は一の事を信じる。例え一の傍に他の女の人がいて。そっちを選ぶのは、致し方無いと思ってはいたけれど。やっぱり寂しかったの。でも今なら分かる。この子もまた。私と同じ想いを持っているのだろうなって」などと言っている。俺は、彼女に確認をすることにする

「俺と一緒になってもいいということか」と聞いてみれば

「うん お願い。この世界を平和にして。そして皆んなが仲良く暮らせるようにしてくれないかしら」と頼まれるのだ。そして俺はだ 彼女のことを抱きしめて そのままキスをした

「好きだ 絶対に俺のものになってもらうぞ もう逃したりするつもりはないぞ」と伝えてみると。

顔を真っ赤にした状態の彼女は、コクりと、首を振ってみせたために。早速、婚姻の儀を行おうと思ったのであるのだった まずはクロに対して「なぁ。結婚してくれないか?」と尋ねると 俺は、彼女を膝の上に座らせて向かい合った状態からで 彼女と視線

「一がしたいようにしてくれていいのよ」というので。抱き締めてみて。唇を奪ってやったのだ 次にリリスだ リリスに対しても、同じような流れを行い

「愛している ずっと一緒に過ごしてくれ」と言えば。彼女はだ。涙を流し始めるのである。俺は彼女が泣いている理由がわからずにいると。俺のことをギュッと強く抱きしめてから 頬ずりしてくる まるで猫のような行為を行う。そのことに俺は微笑ましくなり 俺からも同じようにリリスを撫で回す。するとだ 涙を浮かべたままで俺にすり寄り 再び俺とキスを交わすのと同時に。舌まで入れて来るのだった。そのことで俺達は、お互いに満足

「これからもよろしく頼む」と言ってから クロと俺の二人で、リリスに服を着替えてもらうことにしたので、その間にクロの方に向き直った。「なあ クロ」「なんでしょうか?一さん。私は、貴方と結ばれることが出来ればそれで、十分なんですよ」と そんな風に言うクロの頭を なでなでしつつ クロを抱き寄せて 俺は、クロの耳を食むのだった。

そんな事を続けていると 着替えが終わったので クロは 服を見せびらかすかのように 見せつけてくる クロは、巫女装束を纏っていて。とてもよく似合っていると思う そして 俺もリリスの服装についてだ。クロに「なあ。俺は、あの子と結ばれたんだが。リリスの時は、俺もクロと同じように、着せ変えて欲しい」といえば クロからは「別に構いませんよ。それでは 一さん。失礼して 着替えをさせてもらいますね」といって。クロが俺の上に乗りかかり 器用にも着物を脱がすと共に 肌の露出を増やしていく。それから クロが「私に身体を預けてください」と言うがままに、身を任せていれば 俺の背中を拭くのと同時に。脱がした着物を丁寧に畳んでいくのであった。

その後は、俺はだ リリスの元へと向かう事にしていた。クロも一緒に連れて行きたかったのだが 俺と二人きりの方が良いということで 一人に

「分かった 行って来よう」と リリスの待つ場所へと向かったわけだ そこには、シロがいたわけだが。リリスはシロの存在を無視して「ごめんね 私がもっと強ければこんな事態は起こらなかったはずなのに。本当に 情けないわ」なんて 悲痛な叫びをあげているのだが クロは、シロに対して、「貴方はどうします?ここで別れることは簡単ですが。一は、どうするかしら?」と尋ねていた それに対してだ。リリスがクロの言葉に答える前に俺は、クロを強引に抱擁した後にだ「クロと一緒になることを決めてあるんだ」と答えてみせると クロは、「そうよね。私が、貴方にとって邪魔な存在であることくらいは理解できるもの。だけど私は 諦められないの どうしても 貴方の事が好きなの 好きすぎて狂ってしまう程に」と呟いていた クロが、そう告げると。クロと俺とでは立場が違うのだと言い張ってくるが。それでもだ。クロのことが好きで 大切にする意思を伝える そうしなければ、シロに迷惑

「なんだよ 私の前で 二人だけで会話をしている。そういうことかい。それはつまりは 私は要らないっていう意思表示になるわけじゃないか。そうだね。私だって一輝が好きさ だけど。この気持ちに嘘をつくつもりは無いよ」と言って。それからすぐに 俺の元にすり寄るようにしてきてくれたのだが。

クロは、その言葉を聞いて 何も言えずにいた

「そうよ 貴方は間違っていない。だから謝ったりする必要も無いわよ」と クロは、俺の頭を掴み 引き寄せられる形でクロにキスをされる その際にはだ。クロから、俺に対しての 激しい感情が流れ込んでくるかのような そんな感覚に襲われたために俺は困惑する他なかった

「な 何をするのよ」などと 狼に睨まれて怯える羊のような表情をして 一歩ずつ後ずされば 俺はだ 壁にぶつかるわけだ。壁ドンだ。それも美少女が相手というシチュエーションだ。そして俺はだ。リリスの方を見てから 改めて口を開く

「俺は 二人を幸せにする 絶対にだ」と口にする。するとだ。リリスの方は、笑みを見せてから

「本当かな?約束できる?」と問いかけられた為に

「勿論だ 約束しよう」と答えたのだ その後。シロからリリスを奪う形になったわけだが。リリスが 俺の手を引いて 寝室へと連れて行く 俺は

「なぁ。まだ昼だし。時間がある。二人にたっぷりとお返ししてやるからな」と言ってみる

「えぇ 貴方の望むように」とリリスは答えてきた。クロの方には 俺に抱きつくように要求したらだ。リリスと同様に、受け入れてくれた 二人のことを抱きしめている状態で。口付けを交わし 舌を入れ 唾液を交換するようにしてから。ベッドに押し倒す

「今日は 朝方になるまで、お前たちを堪能させて貰うとするぜ」と宣言すれば 二人は「どうぞ 私の全てを貴方に捧げる」などという台詞を口にした。俺は、そんな二人の衣服を奪い去り。裸になった女性を前に、自身の欲望をぶつけることにした。そして夜通し3人で交わっている最中に シロは、意識を失ってしまうのだった。俺は、そんなシロに対して、リリスの体を使って、彼女の全身に奉仕をし 彼女が気がついたときには すでに深夜を迎えようとしていた頃合だった。

俺は、シロに対して 優しく抱きつきながら「疲れているところ悪いんだがな俺ともう一度、寝ないかね」と提案をするのだが シロは 俺に甘えるようにするのと同時に。身体を求めてきた 俺もそれに応えてやるようにしてから、再び 行為に及ぶのであった その日の夜から二日間に渡って、三人は性行為に勤しみ続け ようやく、満足出来た頃には日が高く登り始めていた頃にだ 三人共 気絶してしまうような形で眠りにつくことになったのだ 目が覚めると。既にお昼近くになっていた そんなタイミングで 俺は、シロが目を覚ましたことを確認した後に「おはようございます」と言われて

「おう 気分はどうだ。痛かったりすることはないのか」と聞けば 少しだけ恥ずかしそうにしているのがわかるとだ

「私は平気ですよ。それよりもですね 今は、一さんの方が心配ですよ。昨晩は激しかったんですから もう少しだけ、私との交わりが終わってからでもよかったんですよ。でも嬉しいです。貴方がそこまで求めてくれていたことが」そう言われるが 俺が気になったのはそこではなくだ。俺の下半身だ。俺の肉棒が大変なことになっているからだ。それを確認した途端に

「な なな こ これは どうして、貴方のがあんなことに」と言われたためにだ。クロと、同じ事を言ってくれるなと思うのだった。そうやって騒いでいる最中にもだ。俺の肉棒

「とりあえずだ。一度落ち着け そして話を整理しないか」と提案した 俺の発言を素直に従ってくれたためか、落ち着いて話をしてくれるようになった そしてだ。クロも起き上がり 俺の股間に注目している そして俺はというとだ。自分の性欲の強さについて説明をするべく、俺は 自分が人間をやめていることを伝えたのだ。その結果としてだ。リリスも そしてクロまでもが「そっか。じゃあ、仕方が無いね」と言ってのけた上にだ。彼女達からも求められてしまうのだった 俺はというと「いかん 流石にしんどいわ」そう言いながらも、クロとリリスからの責めを受け続けていたのだった。そんな状況の中で俺はだ

「リリス。クロ」と呼んで 彼女たちを抱き寄せるようにしながら 二人同時に可愛がり続けていれば。二人とも、嬉しそうな顔を浮かべていたのだった

「ふー ちょっとやり過ぎたか」そう呟いてみた その言葉を聞いたからだろう。クロとリリスからは「「うん。いいよ 沢山、注ぎ込まれてるからね。これでしばらくは、妊娠しないから安心してくれて良いよ」と言ってのける始末でな」俺はだ そんな発言を受けて「なんだ。その、俺の子を産むために、その準備をしたと」

そう聞くとだ。クロがだな。俺の耳元で「当たり前じゃないですか。貴方との間に子が出来るなら、それも良いかもしれませんけどね」などと告げてくれるもんだから。俺はもうだな「あ〜はいはいそっすか そりゃまた凄いことを仰られますね〜」とか言いつつクロのことを愛おしくて仕方がないなと思ったわけだよ俺はな というわけでな 今日からは、クロと一緒に過ごす事を決めたんだが。それを告げた時のリリスは「まあ こうなる事は目に見えていたわね。別に止めないけれど、くれぐれも無理だけはしないように、お願いしたい所よね」「クロに関しては、どうするつもりなのかしね。その点は大丈夫だと、私達は理解しているけれども。一くんの負担は大きくなるでしょうからね。しっかりと管理することよ」と 俺の身を労るような内容で、送り出してはくれるのだが。シロはだな。「別に私からは何も言わないから。クロと二人で過ごせることを喜ぶべきなのよ だって一輝にとっては初めての子供が出来て家族が増えるわけなのだものね。きっと今が一番幸せな瞬間だと思うのよ」と言うのであった それから数日の間、クロとイチャイチャし続けていて クロは、完全に俺に心を開いていってくれて 最終的にはだな

「私は、この人の子供なら産んでもいいと思ってるの。だから、ちゃんと責任はとってもらうんだから」とまで言われてしまえば。クロは俺に惚れてしまっているのは間違いないことである そんな感じの毎日を過ごす中。俺の元にリリスが来店したのは。リリスが「貴方に会いたいっていう人が居るのよ」と言い出すものだから

「それは俺のことを知っている人なのか? 」

そう訪ねると。彼女は「どうなのかしら。少なくともだけど、魔王様は知らないと言っていたわよ」と言われるも。俺は魔王と知り合いではないはずだと思いつつも クロを、お留守番させる形で 彼女と会いに行ってみることにした。その際は、「何があっても、冷静に対応してほしい」と言われた クロを連れて行かなかった理由はだな。クロには、この世界での生活基盤を、構築してもらう必要性があると考えたためだ クロが「私は一人で待っている方が都合が良いよ。一輝と一緒は嫌ってわけではないから、そこはわかっておいてほしいんだけどさ」と言ってきたために。俺はクロを残して行くことにしたのであった 俺が訪れた先はだ

「ここだ。ここであってんのか?」俺はそう口にすると 俺の前に現れたのはだ。リリスだったわけだ。「あれ?リリス あんたは何で俺が、此処にいることがわかったん?」そう聞いてみるとだ。「あの子は。貴方に好意を持っているようだったから。だから。あの子に協力して貰ったの。そうしたらだ。貴方の居場所を教えてもらえる事になったの。ただそれだけの話だから。気にしないでちょうだい」と言われてしまったわけだ

「ところでだが。あんたが来た用件とは一体何か?俺が知っている人物に居たかと言えば。リリスしか思い浮かぶ奴はいないんだよ。それで合ってんのか」

その言葉を言えば。

「えぇ。私が呼んだの。用があったの。それは貴方に伝えないといけないことがあるから」と 言うのだ 俺はだ。彼女の話を聞くことになる。内容は簡単なものだった 俺が異世界召喚された原因についてはリリスから教えてもらった話と同じようなものだったので省略しておくぞ 俺の元の世界に帰す方法がわかったということ それはだな俺が死ねば 帰してやるという話になったのだ

「俺が死ぬだけで。元の世界へ戻れると 本当に思っているわけなのか」と聞き返すしかない俺に

「もちろんですわ。貴女が望めば いつでも 元の世界に戻れますし」「それにだなぁ。仮に死んだ場合としてもだぜ 俺はお前らを全員置いて行きたくはないんだがな。どうにかできないもんかね」と質問するのだった リリス曰く

「あの子が 私に協力してくれた時に、貴方への協力は出来ないかと打診したところ あの子のお父さんに「それは難しいんじゃないかと。あの男は娘の為には何でもやろうとしますけど。自分のために誰かを利用するということはありません。むしろ そういう行動をとるとしたらですね。この世界を救う為に勇者の力が要るということになりましてね。それを利用して。彼女を自分の物にしようとしているはずですよ」なんていうのよねぇ あの男のことだもの 貴方を手に入れるために色々と手を打っているかもしれないと私は思う訳

「俺に会わせて欲しいって言われた時なんかは 普通に接しておいたが まさかだ そんなことを考えていたとは 知らなかったぞ」

俺はそう思ったのだ。

その話が終わった後。俺は 彼女に「俺に出来る限りは協力しよう」と言ってしまったが故にだ

「そうよね 一くん。君はそう言ってくるよね」

その通り

「俺の力が必要とされている以上は できる限りでは 俺の協力は必要としてくるんだろ」と伝えれば「そうだね 君が死んで貰うためには。色々な条件が揃わないと難しいと思う」とリリスは言った上で だ 俺に協力を要請してきたのだ リリスは「とりあえず 今は時間が惜しい 早速だけど 手伝って欲しい」と頼まれたもので 俺はだな。リリスに連れられて ある部屋に向かうこととなった。そこで待っていたのが クロの義理の父親だと名乗る男だった。彼は、こう言った後に「君のことは。クロから話は聞いていたが。こうして会うと改めて、君という存在の価値を感じることが出来るな」と言われて。俺は そのことについて「俺は。クロからすれば。俺はどんな存在に見えたのでしょうか」

その答えとして。リリスがだ

「正直に答えるならば クロにとっての一さんというのはとても大きな存在であると思います。でも。一さんはその事に気付いていないのかもしれませんね。だからこそ 今のクロが、ああなったのだと思いますけど」などと言ってきた訳だ

「つまりだなぁ。クロから俺はどういうふうに見えると思うんだ?俺はだな はっきり言ってだな クロのことを大事にしていると思っている」

その言葉に対してだ。俺は「はい 確かに クロちゃんはとても良い女の子だ。しかし 彼女が求めているのは。君の存在であってだな。君のような力を持った人間が 側にいればこそだと思うのだ」と言い出してくれたのだ そして「私は今回の事で、どうしても貴方にやっていただきたい事がございますので。まずはそれをしていただけたらと」言われるがままについていくことにすると 俺の前に姿を現したのはだ。クロとリリスだ。しかし 様子が変だ。俺はリリスのことが好きだし。クロは大切な友達であり。そんな二人が目の前で酷い扱いを受けている姿を見て。俺の中でだ 怒りの感情が高まっていく感覚に気づいた そんなことをしているうちに だ。クロの父親がだ。「クロを 好きにして構わない」と言うのだが。俺の怒りが爆発しそうになった。

俺は だ。そんな事をしても意味が無いことを知っていた。なぜなら、俺にやらせるつもりなのは「殺し合い」のはずだからだ しかしだ。そんなことで怒っていたらダメなこと

「こんなの間違ってるだろ。クロとリリスに対してこんなことをされても。なんとも思っていないと本気で考えているなら ふざけるんじゃねえ。お前らが俺に対してしたことと全く同じことを この世界で繰り返していくのであれば 俺は許さない。俺の手で クロの義父さんも、義母さんのことも。殺していく。俺はクロと約束をした。クロの味方をすると言った。だから、俺は、絶対にこいつらのことを許すことはない」と口走ってしまう。そんな様子を見て「流石ね 貴方を試させてもらっていたのよ。これから私達は敵同士になるんだしね」などとクロの父親らしき人物が言い放つが。クロの母親らしき人物は黙ったままだったわけなんだが 俺は そんな様子を気にする事無く。クロのことを抱きしめながら。彼女達を解放してあげた。その後の出来事としては クロとクロの両親は無事解放されたものの 俺

「なぁあんたに一つ頼みごとをしても良いだろうか?」そう問いかけてみると 彼女はだ。「どうしたんですか?」と言ってきたものだから。俺はだな この二人と 結婚して欲しいと言う話をだ。提案することにしたのであった クロは、その話を受けることに決めたようで だ。その日を境にだ。クロの両親の態度が一変 まるでクロの家族と言わないかのように 俺には接してくるようになった。その対応の違いにだ リリスは驚いていたが。俺はといえば その事実に何も疑問を抱くことなくだ。受け入れてしまったわけだ 俺の中ではだ。既にクロと結婚するという気持ちに変わっていたためだ。そんなことがあった翌日からは 毎日が楽しくて 俺はだ。この幸せを守るためにだ 全力

「貴方と私の子供達と一緒に暮らしたい。その為にはだ。この世界を救わなければいけない。貴方にしか頼れないから、どうか私を助けてほしい」とお願いされてしまったが故だ。仕方ないので 俺もこの世界に留まってみることに決めて。だ クロのお母さんからお願いされたことを実行するためだ。俺はだな クロの母から依頼された事をするためだけに だな クロの父からの依頼をこなすためだけに クロと共に暮らすことを決めたのだが。俺の考えをぶち壊そうと クロを狙ってくる奴らがいたから そいつらの相手をすることになったって話だ。それが 今から3年前のことなのだ。しかし それからだ。あいつ等との戦いが始まりだしたのは。まあ。クロ

「お姉ちゃんね。お兄様に助けてもらうまで ずっと独りぼっちだったから。一輝のこと大好きなんだよ それに。初めて出会ったときにさ 優しくしてくれて、その後も、面倒を見てくれているお姉様のことが、大好きで好きでたまらんくて。だからね。一輝の側に居続けるの。そう決めたんだ。だから 一緒にいさせてください。お願いします」と言ってきたもんだから。断わる理由はなかったってことだな。俺は、そう思った クロの過去に関してはだな この世界の神様が関わっているらしく。詳しくは知らない。

だがだ。クロからしてみればだ 家族からの扱いが悪い状況に置かれていたわけだ。まぁこの話

「あんたが、ここに来た目的は何かしら」

俺の前に現れたリリス こいつは、俺に用事があって会いに来たらしい なんでも リリスの話によると

「貴女のお父様とお話がしたいのですが。お時間を頂けないでしょうか。この国の女王陛下よりの伝言をお預かりしていますので。そちらを先に片付けてしまおうと考えております」

リリスの父親は。女王であるクロの実母に呼び出される形でだな リリスの口から事情を聴くことになった。しかし

「私が、ここに来るまでに、ある程度調べた内容と、さほど変わりはないようでしたが、それでもいいでしょうか」と言われたところで リリスの話を聞き終わると

「リリス 貴女には感謝しないといけませんわね。ここまで、来てくれたおかげで 私がすべきことがわかりました」

リリスが、持ってきた情報を整理すると クロが

「私に隠していたことは分かっていますが。やはりですか」と言い出す。俺は

「それは違うな。俺が話さなかったって言うか 話すことができなかっただけだ」

その話の最中にだ クロは、突然姿を消してしまい。俺は「くそったれ あの子は何をするつもりだ」と叫んだ。しかしだ。その言葉を遮るように「私の娘は何処へ行ってしまったのか教えて下さいませんか」そう言ってきやがったのは この国の王妃 つまりはクロの義理親に当たる人間だったが 俺の言葉を聞いて すぐにでも追いかけようとしたらしく 俺が止めたのだ クロがいなくなる前 クロは俺の目の前に現れ だ この

「世界を救うための手段を見つけて欲しい」

そう言った。俺は、その願いを受けいれたうえで 彼女の手助けをしたいと考えたのもあって クロの後を追いかけて行ったんだが

「くそくそくそこそこそこ」なんて言っている女性の声に驚きながらも 俺はだな。俺の後ろにいるはずの、この国の王

「貴方達が何を考え どうして娘を見捨てるような行為をとったか分かりかねていますが。私にとっては、可愛い子供です。貴方達にどのような理由があるにしろ 貴方達の行為は、人として、やって良いことと、いけないことがあると思います。貴方に罰を受けてもらうことになるかもしれませんね」と口にしながらだ リリスが「あなたが国王であること。そして貴方の奥方については、全て把握しております」と言い出してだな リリスが取り出した物を見て 俺は「なるほどな」と納得してしまう。だって、そこには

「リリス それをどこで手に入れたの?いえ そもそもね。それを手に入れられるはずがないんですよ」と言いながら 俺の前に姿を見せたのはクロ

「クロなのか?その姿は一体」

「これが わたしの本当だよ」

「なあ。リリス 悪いけどだ ここは俺にやらせてもらえないか?大丈夫だ 俺は負けないし。絶対に死なないと保証できるぞ。お前が俺のために そこまで頑張ってきたっていうのにだ 俺がクロに頑張らなくてどうするよ」と言い放ってしまうとだ

「え?いや?待ってくれ 私は君にクロを任せたいと思ったのだが」と言われる 俺はクロの肩を掴み そのまま引き寄せると「リリス。俺達の仲間として そして親友になってくれたお前がだ そんな悲しい顔を見せるなって。安心しろよ俺は死なねえからさ」そんなことを言いながら抱きしめてしまうのだが「リリスの気持ちはよく分かったから」と言うとだ

「うーん。なんか、よく分からない展開になったような気がするんだけどねぇ~♪ とりあえずは 僕達は、邪魔者扱いされるようだから ここから出て行ってあげようと思うんだけれど」とセイメイに言われたもんだから クロをその場に残し その場から離れてあげることにした そして リリスはクロのお父さんを問い詰めることにしたんだ 俺の前でだ リリスが、クロの本当の姿を目にしてしまった瞬間。リリスは「な、な、なんで その姿を知っているのです?! なぜ?!」と声

「リリス お前は勘違いをしているようだけどだ。クロの姿に関してだが、お前の予想通りだ。あれがクロの正体だ。俺は あいつを信じる」と言って 俺は、クロのことをリリスに任せると。クロの元を離れ クロの父とリリスの戦いが始まる前に立ち去ったのであった という感じで。リ

「貴方と、クロの関係は理解できましたが 一つ質問があります」と俺に声をかけてくるもんで

「俺の素性とかそんな話なら答えられないが それ以外は問題ないぜ」と答えておくとだ クロの父は、クロの両親を連れて俺の元へと歩み寄ってくるとだ

「私達は、貴殿のことは認めようと決めておりまして」と 言ってきたもんだから

「なにを企んでいる」そう聞いてみたらだ クロの両親はだ

「実は、我々にも分からなくなってしまい。正直に申し上げれば。もうどうしようもない状況になっているというのが実情となっております。だからこそ 私共も、貴方様に協力させて頂ければと」そんな言葉に耳を傾けていると 俺の元に、クロの母 クロの姉 妹の三人が現れた。クロの父曰く。クロの両親は クロが俺の妻であるクロのことを気に入っていることを知り。その行動力に感服していたらしい。クロの母親は、俺と話をする機会を得た際。クロに対してだ。「クロは、まだ自分の力に気づいておりません。しかし、貴方は彼女のことを見てくれる人なのでしょう。どうかお願いします」と口にして頭を下げられたからな。俺としても クロとは一緒に暮らしていて楽しい毎日だったから 俺も「クロと過ごす日々が幸せな時間だったので、これからも一緒に暮らして行きたいと考えていましたから。こちらこそ宜しくお願い致します」と伝えるとだ クロは、「私の家族が皆、一輝のこと気に入っちゃってるから。それにね お姉様も、私も。一輝とは、仲良くなれそうな雰囲気だったからさ。お母様もおっしゃっているようにね 私たち姉妹の仲を取り持とうとしてくれた一輝に感謝しているし、それに。今となってもね。一輝の側に居続けることにしたお姉ちゃんは凄いと思っているの」そう言うとだな。「そうですね。本当に一輝さんには助けられてばかりだもの。一輝さん 私からもお願いします。どうか妹をよろしくお願いしますね」なんて、頼まれてしまったわけですよ。そこでだ。俺からしてみれば。だ。

クロの父親や、クロの両親が、クロに危害を加えるとは思えない。

だからと言ってだ。

俺はクロの家族と、リリスと 一緒に暮らそうと思えるようになったので 俺も、こいつ等のことを信じたいと。思うことにした。だからだ

「じゃぁな」俺は、クロと一緒に 家族全員を引き連れてだ。クロの実家に帰ることにするとだ。

クロの母親とクロのお母さんは 俺と、クロにだ 改めて挨拶をする。そしてだ。クロの姉妹は

「一輝くぅ~

クロと一緒の部屋がいい」と口にしたんで。俺と、クロが一緒に暮らすことに決まった部屋は。クロの妹達が使用する部屋に決まることとなる。クロのお姉さんの方からは「一緒に寝ましょう」と言ってきてくれたのが ちょっと嬉しいところだ。俺達二人だけの生活から、俺を含めて、4人の生活になるわけだから。賑やかになるとは思う。俺がだ。クロの家に戻ってくる

「ただいま」と 俺とクロが家に入るとだ

「お帰りなさい」と出迎えてくれた人物がいた。リリスである クロの母とクロの母親が

「お世話になっております」と、俺達に挨拶をしてくれる。するとクロは「うん。みんなは今日はここでゆっくり休めばいいんじゃない。一輝は 私が責任をもって守るからね」そんなことを言うのだ 俺としては クロに守ってもらわなくても

「大丈夫だと思うけどな。それよりもだ ちょっといいか?」そうクロに伝えるとだ。俺は、あることを相談することにした クロの両親のことだ。俺は、クロとクロのお母さんが、この家で生活をすることに決まった後 俺はだな。ある決断をしていた 俺は クロが、「私は、ずっとここに居ても構わないんだよ」って言ってくれるのだが。それはそれで。俺は クロに、「お前のご主人が帰ってきたとき。クロを悲しませて欲しくはないからな。俺が お前の代わりに、お前の主を守ってやればいいって思うだけなんだ」と言うとだ。

「そっか そうだよね。確かにそうかも。でもさ やっぱり、一輝に頼り切りだと駄目だからね。私は、一輝の力になりたいの」とまで言ってくれたものだから。俺はだ クロが、これから先も幸せに過ごせる環境を整えようと思い クロの家を出ることを決意する そんな決意をした俺とクロにだ。クロの兄や、クロの姉、クロの弟 クロが、面倒を見てあげることになっている子供たちまでもが集まってきて 俺の所へと駆け寄ると

「俺達が付いていく」と口を揃えて言うのだから。

「そうはいかない。お前らの生活もあるだろ」

「そうだね だから、クロが一輝についていきたいという気持ちもよく分かるし それはそれで、クロは納得してくれていた。それでも、一輝が行くのであれば。私だって着いて行きたいよ。だって。私にとって大切な人が危険な場所に行こうとしているのだもん」

「なあ。お前らの中で クロが一番大切だと感じているのは間違いないことなのか?もしそうなら、お前らの誰か一人を連れて行くって訳には行かないんだが」

そんなやり取りをしている最中

「リリス」と、俺に呼びかけた人物は「はい」と返事をしながら、その声が聞こえる方向へと振り返ったんだ そこには

「リリス。お前に頼みたいことがある」と言い出したので リリスは不思議そうに 首を傾げてしまったが「リベルト王国の国王」と名乗る男性をだ

「貴方を 私の部下として 私の直属の部下としたいと思います」そんなことを言い出すのだから。俺は驚きの表情を隠しきれない 俺は「何でだ?!どうして俺のことをそこまで評価できる」と、そんなことを思い。疑問を口にしてしまう 俺のそんな問いかけを聞いたリリスがだ

「なんです?!あなたには。そんなことが分からないのですか?!あなたには クロを救ってくれた恩があるので 是非とも部下になってもらいたかったのです。クロはあなたの事を心から信頼していますから ですから 私達の気持ちとして受け取って貰えませんかね?」と リリスからの言葉を受けてだ

「俺で良ければ」と答えることにしたのだ

「そうか それなら良いが」そう言葉を紡ぐのは、クロの兄のラガスさんだ

「リリスと言ったな。この国でも、かなりの地位を与えられることになるはずだが 本当についてくるのか?それと お前たち3人は」

俺の口から「ついていく」と言われ 嬉しそうな顔を浮かべるクロを見て リリスに確認をとっていく。リリスはだ。クロの側から離れたくないからと言い出し、それならば。クロの親であるクロの父と

「リリス。俺も一緒についていくぜ」と言ってくれている。クロの母も同じで 俺についていくことに賛成の意思を示してくれていて。クロの弟もだ そんな会話が繰り広げられている中

「まぁいい 俺達と一緒に旅に出ればわかるさ。それよりだが 今から王城へと向かうが その前に お前たちがこの家に戻ってきたときのことを考えないとならない」そんな話をしていくのである。そんなこんながあり 俺はリリスと、クロの兄弟。俺の元妻リリスの元夫のリベルトと、その息子で リリベルトの息子であり、クロの弟のクウガ クロが面倒見る事になっていたクロより1つ上の姉弟と。俺の義理の

「兄貴」と呼ばれてしまっている リリベルトの息子であるリハルト その娘のアリッサ 俺が引き連れている3人の子供たちの6名と共にだ

「お前は 本当に強い男なのだな。私からしてみても、お前は私よりも強く見える」と クロの父親からそんな言葉を受ける。俺は「ありがとうございます。ところで、あの子 いや。あの方は 俺の知る限りでは、まだ未熟な子供でしかありません。そんな彼女を どうして、あんなにも大切に扱おうとなさっているのでしょうか?」俺は 疑問をぶつけるとだ。クロの父親から、「君からすればそうかもしれないな。しかし 我々からしてみれば、あれこそが真夜の姿であると思うのだが」なんて言われてしまう

「はい そうですね。クロちゃんの力は とても素晴らしい物です。しかし 今の彼女では あれほどの力を発揮させることが難しいと思いますから。やはり」なんて リネスから話をされた俺は、クロに「クロ 俺もお前と同じようなことが出来るんだよ」と言ってみるとだ。俺が何を言い出しているのだろうと思ったらしいクロから「へぇーっ!?どういう風にやるのかな」と、興味津々の眼差しで、俺にそう尋ねてくるのであった クロと、そんなやりとりをしてから数日が経過していた。俺は、自分のステータスを確認する。すると、

「はいっ!!どうぞ。これで少しぐらいは、私に近づいたんじゃないかな」なんて言ってきた 彼女の手を握っていた俺は、彼女に促されるようにして。自分専用のスキルを発動させるように言われたので

「ステータス オープン」と口にしてみたのだ。

そうした結果。俺のステータス画面が表示されたので その内容を確認してみると

「うそだろ。こんなに差があったのか。それにだ 俺のHPとか。MPの数値なんて。クロと大差無いし。俺のレベルって」俺からしたら衝撃的過ぎる内容ばかりだったのだから。そこで、クロに質問をしていったのだ 俺の頭の中では、リリスに聞いた「ステータス画面にレベルや経験値などが、数値表示されていない状態」という言葉を思い浮かべながら そんなことを考えていたので、この世界に来た直後のような感じになるのではないかと予想していたのだが 実際はというとだ。クロや俺が見ている「ステータス」の表示項目は変わらない そんな事を考えたりしながらも、改めてクロのことを見たら、クロは、この世界に来てからの経験を元に、この世界の常識を少しずつではあるが学んできてくれており クロはクロなりの努力をしていることが分かった

「ねえ 一輝 何か考えごとをしていたようだけれど、どうかしたのかい」

「ああ いやな。クロはクロなりに努力しているのに。なんつうか。俺はクロの側にいるのに相応しい奴じゃないなって思ってだな」俺はクロに対して、自分が抱いている不安感を伝えていった するとだ。クロは「そんなことはない。私は一輝に出会ってなかったら、こうして生きてはいなかったと思うし そんなことばかりを考えていてもね 仕方ないから。前を向いて進もうよ。これから先。私はね ずっと一輝の隣に居るからね」そんなことを言い出してくれたのだ

「なぁ クロ お前って。本当はすげえんじゃねぇか?」と俺から言われたクロはというとだ。頬が紅潮しており、顔を赤くしながらだ。

「私はね。昔からだよ」そう答えてくれていた。そして、クロは「これから、二人で一緒に色々な経験をして 沢山思い出を作って行こう」と言うのだが。クロが、何時か、クロの主が帰ってきたときに、俺は何をするべきか 俺の気持ちは固まっていたのである。だから俺は

「なあ クロ。クロの主様って。どんな人なんだ?」と クロの主人がどのような存在なのか、その人物像をクロから直接聞こうとしたときだ

「クロ。俺が聞いていることが分かっているんだったら教えて欲しいんだけどさ」と口にしたところだったんだ 俺が言葉を口にすると 目の前の空間が歪曲を始めたのだ そしてだな。その

「何が起きても驚かない覚悟は出来てるよね」と そんな言葉とともに 歪みから、少女が姿を現したんだ その光景を見つめていた俺とクロはだ 唖然としてしまったわけだが。

俺の口から言葉が出てきたのは、クロが「クロはクロだけど、その クロとは違うクロが、一輝に会いたいと言っていたから」と、言葉を口にすると

「うん それはね 分かってる。でもね。一輝さんが 私と、クロが同一の存在であることを知っているからこそね 私とクロとで、一輝さんが幸せになれるよう。協力しようと思って 私とクロの二人が一輝さんの元へと来たの」そう語るクロとは、明らかに容姿が異なる人物が現れてきたわけだが。その姿を見てしまうとだ 俺はクロと同一人物だということは理解できたわけだ。クロの身体のラインは綺麗な女性を連想させられるものではあるが クロが着込んでいる鎧はというと、とても動きやすさ重視で作られた防具を身につけているために 胸元を露出するような形ではなく。全身を守るような形で装備されており 兜の中身に関しても 髪の毛を外に出すようなつくりにはなっていないのが クロという女性騎士の装備品なのだ そんな事を考えて、クロの姿を観察していたわけだが「なぁ」俺の言葉にだ。二人揃って「なにかしら」と声を揃えて返事をしてきて

「クロ その服装はだ この世界で、お前が普段身に着けていている物ではないよな。ということはだ この服って この世界に合わせた姿ってことで良いのか?」俺はクロにそう問い掛けてみることにした するとだ。クロがだ「ええ そうなの 私達はだね この世界に転移してくる前に、それぞれの主によって それぞれに適した衣服を与えられているのよ。例えばだけどね リリスはね 私がこの服を着るようにね。私の好きな洋服の系統にしてくれているの」そう言うと「ほれ。これがリリスよ」と言い クロの右手から現れた人物が、そのままクロの姿になっていくとだ。リ

「ふぅーっ。クロの事をよろしくね」なんて口にしているのであった そんなこんなで。俺の前に姿を現わしたリリス リリスのことを俺に見せつけたクロはだ。こう口にしたのである

「私もだよ。でも この世界に適応させるために、リリスが選んだ衣装に身を包むことになるけど リリスに選んでもらったこの格好。すごくお気に入りなんだよ」

そう言うクロにリリスは「そう。クロに喜んでもらえたなら。リリスも嬉しいわ」そんな言葉を発してくれたので 俺はリリスに向けて、「俺の妻になってくれるというリリスは、クロの姉でもあるんだよな。ならさ クロと同じように接しても問題は無いのか?俺にとってはさ。クロと一緒に過ごしている中で。俺に優しくしてくれる。そんなリリスも大切でさ。それにさ」そんな言葉を紡いでいく。そんな俺の話を聞き終えたリリスはという「ありがとう そこまでクロのことを考えてくれていて嬉しくなる言葉ばかりで。私もクロも。貴方の事が好きになってしまったみたい。私とこの子を宜しくお願いします」

リリスからそう告げられたあとに リリベルトの息子であるリハルトからも 同じ様に言葉を伝えられた俺は、その日の夜にだ。俺はクロとリリベルの娘であるリベルトに呼ばれ リベルトの口から、俺に対しての思いを聞かされることになる そんなこんながありながらも。クロの両親の家を出て クロの家がある場所から少しだけ離れたところに小屋を作りあげ そこを拠点としてだ。旅に出ようと 俺が考えていた時に起きた事件だが、リリスは、クロと共に留守番をしながら、家事全般を担当をしてもらうことになり リベルトは、クロと行動をともにしてもらいながら リベルト

「クロには迷惑をかけると思うけれども 俺達が居ない間 クロの面倒を見てもらっても良いかな」

「ああ 勿論だよ。俺は、この子を守ってやりたいと思っているから。気にすることなんかはないぜ」と俺は リベルに向かって話すのだが リリスから「あら。あなたには悪いけれど。私の方がお姉ちゃんなんだし。そこは譲らないからね」と言われてしまうのであった こうしてだ。俺達夫婦は リリスや クロと一緒に行動することになり。俺とクロが暮らす小屋から出ていき 森の中にある街道を抜けて、森の外を目指すことにするのだった それから数日後のことだった。俺は ある出来事に遭遇してしまう

「あのよ あんたが。噂に聞いていた黒髪の男性だっていうことは 分かるんだけどよ 俺が用事がある相手はだ 俺よりも背が高く 筋肉質な男な訳で まあ、いいか おい兄ちゃん。俺と一緒に来てくれるなら。報酬として金貨50枚を支払うがどうだい」と そんなことを言う髭面な

「冒険者崩れ」の男は、腰に剣を二本下げてあり。片手で、大きな棍棒を持っている。そんな風貌の男と出くわすこととなり。俺は「俺を騙そうとしたら、殺すだけだから」と口にしてみる

「へぇー この人数を相手にそんなこと言って大丈夫かい。お前の目の前にいる俺のパーティーは 全部で15名ほど居るが、お前一人しかこの中にはいないし。俺が今言った言葉が嘘ではないということを証明してやるよ」と男が口にして。

「はははは。この馬鹿。お前の目の前にいる黒須一輝のステータスを確認してみやがれ。この黒髪の兄ちゃんが、どれだけの強さをもっているのか理解できるはずだろう」と 男の仲間たちが俺のことを見ながら笑っている。

俺は「ステータス オープン」と言いながら 《ステータス》を開いてみて。自分の現在のステータスを確認してみると そこに記載されていた情報を見て 俺は驚きの声をあげることとなる 何故ならば。今の俺のステータス画面に表示

「攻撃力と魔力量 どちらも桁違いだと?」と呟くと同時に俺は 武器を手に取ることもなく。ただ、その場に立ち尽くしてしまうのだが。俺の後ろから俺の名前を呼ぶ者がいたのだ クロは、リリアの夫であり 俺の仲間の一人となっている。そして俺が、リリィやクロや。

「クロの両親 その二人が営んでいる店の店主」のリリイ その三人とともに、クロの家の傍に作られた建物の中で生活をしており そこで俺は クロの母親 リリナ そしてリリンが用意してくれた衣服を纏い。店の仕事を行っている最中

「今日も一日、頑張ってくださいね」そう言ってくれたのはクロの母親のリナリーである 俺は クロの親の二人が経営している「リネン雑貨 ラビット」の店員として クロの母親が経営をしている「衣類」を扱っているお店で働いていて。俺は、その仕事の最中 リリイの夫と、娘のクロの父親でもあり。リリイの夫のアベルさんと、その仲間の男性

「盗賊団の頭領」という職業を持ち 見た目では30歳ほどの年齢に見えなくもない「金髪で長身の女性」

その女性の名前をクレアと言うらしく 俺の目の前に現れた女性は「一輝君だっけ。君はさ。クレアが探していた人物だと思うんだけどさ。どうしてなの?」と俺に声をかけてくる その声が耳に届いた俺は 思わず振り返ってしまうと そこには「銀髪の少女 クロの双子の姉妹である、妹の方のクロ」がいるわけで そんな彼女は

「一輝さん どうかしました?」と声をかけてくれたんだが

「クレアさんは、なんですか?一体」と俺が尋ねると クロが「私の母さん クレアって名前で、リリイさんの友達だから。その辺りは理解してもらえるとありがたいんですけど」と答えを返してきたのであった そんなやり取りをしていた時に「クレアがね 一輝君のことを凄い勢いで探し回っていたんだけど。一輝さんは何か知らないの?」と言ってきている。そんな彼女の質問に答えようとした際に、店内の奥からクロの母であり

「リネンの店」の主人を勤めるリリイ

「裁縫の腕を鍛えたいからって 服飾関連の仕事をやり始めたのよ」と教えてもらったことがあるクロの父でもあるリベルが姿を見せた その二人は「一輝君。今日の仕事ぶりだけど。昨日と比べると上々な出来になっているじゃない」と褒めてくれるとだ そのタイミングを見計らったかのように 俺の身体はだ まるで石のように固まってしまったのだ 理由はだ 先程までクロの妹クロと同じ髪型をした 俺の妻の1人でもあった「クロ」にそっくりな少女「クレア」と話をしていたのであるが。その彼女から「貴方を探していた」と言われたからだ そして、その理由が分からないため。クロに尋ねてみると クロの返答は クロが、俺と「クレアとの会話」の内容を説明してくれることになる その話の内容は、俺がクロの父と知り合った理由を聞かれたので。それに対する返答がだ 俺が初めて「クレア」と会ったときの事を思い出し

「その当時」は、お互いに自己紹介とかをしていなかったこともあってか。互いに互いの素性を知ることはなかったんだよね。俺自身は、「クロやリリベルトが住んでいる家 クロとリリスが暮らしている小屋 その近くにある畑」を荒らす存在が現れ その正体を調べようと思って、調査を開始し その過程で クロとクロの父とであったことがあったからこそ

「初めてクレアと出会った」と。そう言う感じの流れになるわけだ 俺の説明を受けたクロが

「じゃあその時に父に頼まれたことを覚えていますか?」と聞いてきたので 俺の記憶の中に存在している情報を引き出していくと 確かクロが「この世界の人間」ではないという話になり 俺の事を気に入ったという流れになったときにだ クロが 俺に「この国の王女」である。リリリスのことを「守ってくれないかな」と言ったことを思い出した。そして「この世界に転移してきた」こともクロに伝えた。クロが「私達が暮らしていた村の近く そこにあった山の中に住んでいた クロと同じ異世界から来た人たち。私とクロ以外にも沢山いました」と言っていたことが、頭の中に浮かんできた だからこそ、そんな俺の考えが当たっているのか。それを試す意味も含めて「そういえば」と話しを切り出す クロの方から「この国の女王 クロやクロの父親が所属していた騎士団の隊長」である「リリベルト」

リリスは、クロと一緒に暮らしていて、このリネンの街に住む住人から信頼され「クロの姉」として クロの面倒を見たりしてくれている。そんな彼女に頼んでみたのだが クロは、そんな頼みごとを受けてもらえたようで リリベルトから聞いた話で「この世界」には、「魔法を使うことが出来ない人達が存在している。その者達に魔法の使い方を教えるために、学校を作ったりもしていて そこを運営しているらしい」との情報を得た

「その話を聞いた時」は「そんなに大勢の人数を集めて何をするつもりなんだ?その学校の卒業生って何するんだろうね。リリベルの話によると。俺みたいな奴らが大勢いるわけで。その者達に俺みたいになってほしいからなのかな?」と思ったわけだけど。リリベルから、話を聞いていたこともあり

「もし仮にそうだとしたら その学校が何処に建てられていたりするのかも、ついでに聞き出して欲しいんだ」とリリベルに頼むと「リリベルトに聞けば良いのに。貴方だって「リリベルと連絡が取れる道具」を持っているんだからさ。それで聞くこともできるんじゃないの?」と言われるが その「通信機」を使って「クロやクロの父親と通話が出来たかどうかの確認は取れていないんだよ」と答えた クロは「わかりました。確認しておきますね」って言葉を俺にかけてくれて クロの両親が経営をしているお店の手伝いを始めることになったわけだが。俺の背中から、リリイとリリナの声がかけられてきたわけで それは「お昼ごはんよ。そろそろ休憩したらどうなの」って言葉でしかない

「あ。うん。分かったよ。ありがとう」って返事をして。俺は一旦「ラビット」を出て、クロの家に向かうことにしたわけだが

「あら。あなた、ちょうど良かったわ。少しばかり相談したいことが出てきたんだけど 大丈夫かしら?」って言葉に反応をするとだ

「んー ああ。別にいいぞ。俺でよかったら力になろう」なんてことを言ってしまうわけだ。まあ

「俺の嫁が、悩んでいる姿を見逃せるか」って気持ちが溢れてきて。つい 口から飛び出してしまっただけなんだが。俺の発言を受けて「それなら、早速で悪いんだけど」とクロの母親リリーナの言葉が続く そして「実は、うちで取り扱っている品物の事で。最近売れ行きが伸びてこなくて困っているのよ。だから 何か対策を考えないといけなくなったんだけど」と言ってくる。俺は「そうなんだよなぁ」と言いながら頭を掻いてしまう そしてクロの母親 リリンの店で服を売っているわけなんだが。その売り上げが、年々落ち込んでいるのは間違いなかった そもそもだ。俺自身が「洋服をあまり売ろうと思わなかったのは」

「お金の問題」っていうのもあったり クロと暮らす前 リリンの店で働いていた頃のことだ。リリンは「私と二人で生活していくためには、少しだけでも、今よりも稼げるようになりたかったの」と語っていたこともある だから リリナに相談をされる度に「そうだったな」と思ってしまう 俺は、このリリンが営んでいる店の中で売られている商品を眺めつつ「うーん 難しいところだよな。でも確かに、このままの状態で売り続けていても、売れなくなるかもしれないし。いっその事。別の方向性の商売に手を出すのもいいんじゃないか?」と言うが。リリンの方は「他のジャンルで商売をするにしても、私達だけでやって行くことは出来ると思うけど。その道の専門家がいれば助かるとは思うの」って言われちゃったりして

「そういうのって。リリイやリリィに任せたらダメなのか?」と俺は、クロの父親であるリベルに尋ねたが

「リリイとリリシアは二人揃って「服飾」専門だし

「料理」に関しては「食材調達担当」と化しているのが現状で。リリィが作ってくれるお菓子なんかは美味しいし それに、俺達はこのお店で生計を立てている以上は、リリイやリリシアばかりに頼り切るわけにもいかないのは事実だと思う。もちろん、リリイとリリアも同じ意見のはずだよ」とのことで リリイの父親であるリ

「そうですよねぇ。私としては もう少し楽ができれば この店を続けて行きたいのですけど」と リリナが言い出し始めたのをきっかけに「それならば、クロに手伝ってもらって、このお店の2階 そこにある「居住スペースを」クロに管理を任せるようにすればどうだろう?って思ってみたりするんだが」そんなことを口に出したんだが。リリイとリリスの表情は芳しくないものとなる。そんなリリイとリリスタはだ。クロが「自分達と違う種族」と言うことで。色々とあったらしく その出来事のせいで、クロは一時期、自分の意思を伝えるのも困難となっていた そんな経緯があってだ リリナの申し出

「住居の件をクロに委ねることに賛成しますか?」と俺がクロに対して尋ねると「私は、それでも構わないです。クロが望むような場所を用意してくれたら嬉しいなって思いはありつつも 私が「この世界で生きていくための居場所」を与えてもらったんです。その御礼がしたくて 私はこの家の家事を手伝っていましたから。それが、こんな風に形を変えても良いと思えるんです。だからお願いできるかな?」と言ってくれる そして、クロの両親 リベルとリー

「そう言えば、クロと仲良くしてくれて、本当に有難うな。感謝しているぞ。これからクロのことを宜しくな」と クロの両親の言葉を俺は受け取って「こちらこそ 俺の妻が世話になっているし この家に置いてもらうことが出来ている。それだけじゃなくてだ 俺はクロのお父さんお母さんには、何度も助けられているし。俺は、クロの家族に対して恩があるんだ」と伝え

「俺の妻の事を宜しく頼むよ」と伝えることになる クロの父親の「任せておいて。何か問題が起きた時には対処させて頂きますよ」という力強い発言を俺は受け取ることになり 俺としては リリリスに「服飾」に関しての知識や技術を教えてもらおうと考え

「そのついでとしてだ。ちょっとしたアクセサリーを作ってみたいから、それも指導してほしい」と言い リリスの了承を得て「クロの両親は、クロのことについてよろしく」と言い残すことにすると この場を離れることにした リリリスに話を聞いて貰いに行った後にだ。俺自身のスキルについて詳しく知っておかないといけないと思い リリシスの居る「教会」へと向かうことに

「そうですか。リリベルトさんと話が出来たわけですね。それなら 後は、彼が、その学校を運営してくれれば、生徒が集まるはずなので そこまで気にする必要は無いと思います。ですが、彼の言う通りで、私もそうですが この国の王族の誰か一人は、あの場所に居てほしいんですよね。そうでなければ いつの間にか国が滅んでいたなんて言う事態が起きてもおかしくありません。それは私やクロの父親が経験した歴史を繰り返す行為になってしまうでしょうから」と語る 俺自身

「そう言われると」と口に出すと クロやクロの母リリナが、俺達の会話に反応してきたわけで「どうしたの?」と尋ねられた俺は クロ達に「クロ達が住んでいる小屋の近く そこに山があったのを覚えてるかい?」と話しを切り出すと

「覚えていますよ。確か山の中に大きな木が存在していて。その木の上に作られたのが私達が暮らしていくための拠点でしたよね」と答えてくれるクロがいたからこそ「クロの記憶」は正しいのだろうとは思っていた リリベルトから話を聞かない限りではだ。正確な情報を掴めない状況でもあったのだが クロが答えを導き出してくれた

「そこで、その学校を運営するにあたって必要な施設を建てようと計画してもいるんだ。例えばの話だけど 俺みたいな人が集まっていたとした場合だ。そういった人達を匿っておくことができる建物を建てたりしようとか。そんなことを思っちゃったんだよ」そんなことを考えていたりするわけなのだが リリベルトは クロの住む村の近辺を治める貴族でもあるわけで。そんな人物と、俺との間に接点が存在しているのか 気になっていたりしたんだ だから「学校の運営に携われるように、クロと一緒の時にでもあってくれないか?」と交渉をしてみたのだが

「そうだな。俺から連絡を入れさせてもらうから 待っていてくれ」と言われた そのやり取りをした後にだ。クロの家にリリスが帰宅をしてきたようで「あなた。リリリスは帰ったの?」なんて言葉を吐いてくる。リリリスを「クロの実家」まで送り届けてから 自宅に戻ってきたのだとリリスから伝えられて「お疲れ様」なんて言葉をかけてあげたのだ。クロは「ただいま戻りました」と言ってくれたわけだ 俺自身も、その報告を受けるとだ。すぐに「お帰り」の言葉をかけることが出来た クロは「今日は楽しかったね」と俺に声をかけてくれて クロの母親リリスが、何かを思い出したかのようにだ。「あそうだわ。クロ。明日 クロと一緒に買い物に行きたいんだけどね。時間って空いているかしら?」と言ったわけで 俺としても、今後の「ラビット」に関わるであろう内容だと予測がついたのも間違いないことで「クロ。お前が良ければ俺は良いと思うぞ。その方がクロの為にもなるしな」という言葉を伝えた

「私もそれが良いと思うなぁ」と言い始めるわけだ。俺は この場で口を挟むようなことはしなかったわけで 俺が介入することで「クロの負担が増えないだろうか?」と考えてしまったわけだしな クロは「私も。その方がありがたいと思えたりします。だって いつも私のために時間を割いてくださっているわけで」と答える そんな風にクロとクロの母親とのやり取りが行われている間 俺は クロの父親と「学校の件」について どのようなことをするか話し合ったわけで

「リリィが協力してくれるなら 俺は、俺が作れる最高の「制服」を作りあげようじゃないか」という話をし始めて

「俺の知り合いにも、裁縫のプロが居る。彼女の作る衣服なら最高級のものを作り上げることが出来るはずだ」と言う言葉を俺はリリィに伝えた上で 彼女への頼み事を行う

「リリィは リリンの店の手伝いをしているわけだから。そちらの方も大事にして欲しい。だから 俺は お前が作ってほしい物を用意するから。リリンの店の商品を売ってほしい もちろんだが 材料費や報酬に関しても俺が払う。だから 頼む」

そんな依頼の仕方をするのだが リリシアの返事を聞く前に「良いでしょう。クロのためにもなりそうだし。その提案にのらせて頂くとしましょうか。それで何を作ったら良いかしら?」と言われる。俺は、それを「学園長用の服 それと 教員や学生の使う道具」と伝えたのだが

「分かった。私は、私なりの仕事をしておきます」といってだ。俺の提案を受けて入れ

「そういえば。リリイが言っていたのですが、「今月分の請求書を渡せば、お金を支払って貰えるかも。そうしたら リリンは喜んでくれるんじゃないかしら。きっと 喜ぶはずよ。私が、お店で着ている衣装の製作者はリリィなのよ」と言ってくる クロは クロの両親リベルとリリリスの二人が経営していた店の従業員だったのだが。俺達と出会う前まで 自分の意思を伝えられない状態で 接客業などを行える状態ではなかった 俺と出会ってからは「俺の傍から離れたくない」と口に出してくれていたので。クロと二人で行動するようにしていたのだ そして、俺達は「ギルド」へ行って 俺が、この国

「ラフィード」の王都の周辺に存在する魔物を狩り尽くす仕事を受けようとしたわけだが。受付嬢のお姉さんは「それなら 私とリリアナさんに任せてください。私達は「この世界」で生きている以上は。自分達の身を守るための行動は行うべきだと思っていますから。それに。冒険者の方は この世界に存在している「ダンジョン」と呼ばれる場所でしか手に入らない貴重な素材を求めて 日々 この国に足を運んでいるんです。だから 私も、自分の身を守れる

「レベル」というものを上げるために。毎日 頑張ってはいるんですよ」と語り始めてくれる 俺は「成程」と言葉を漏らすわけなんだが 俺自身は そこまで強い人間ではないのは事実である為 クロの両親二人と共に行動することを決めたのだ クロの父親「そういえば リリアナは元気なのか?最近 あまり顔を合わせていないせいで 心配なんだよな」という発言が出たためにだな 俺は、リリシアに事情を話してみることにしたんだ ただ。ここで問題が起きることになるんだよな 何故かって言えば 俺の妻としての立場を得ている女性が二人も存在していたりするもので。この二人は姉妹なわけで 俺の娘として認知されている存在も居たりするんだよな。そうなると必然的に娘も一緒に居るわけになるだろう? しかも、クロとクロの妹 それから妹の息子となる人物が共に暮らしている家があるという訳であってなぁ。そう考えると

「俺ってば。もしかしなくても。クロの両親が生きていた時代に生きてる可能性が高いんじゃないの?」と思ったりしたんだなぁ。でもまぁー。今は、目の前にある問題を解決するために動き出すことを優先しなければいけなかったんだ。

その辺りのことも踏まえた上で リリアに「俺達が受け持っている仕事を手伝って貰うことにした。そうしなければ 他の人の邪魔になることに繋がると思うし その方が良いかな?」と言ってみる するとだ。彼女は快い笑顔を見せてこう言った

「うん。そうだね。私の力を必要としてくれるんだね。ありがとう」って

「こちらこそ。俺なんかに協力してもらう形になっちまって」と答えた後だ。俺は、クロと娘のクロリに「俺が、この世界で生活するための場所を確保する為に動くことになった。そのために、少しばかり リリシアに手を貸してほしいと相談をした」ということを伝えるとだ

「分かりました。リリ先生には この家のことを任せてしまっていましたの。だから、今度は、私たちの手でこの家を住みやすいように改築しようと思います。どうすればいいか分からなかったので、助かります。これからは 家族全員で過ごしていける家にしていきたいと考えていますので」そう答えを返してくれた クロリの年齢を考えれば

「まだ、学校に通わせる時期じゃ無いよな」なんて思ったから。クロとクロリの兄妹は クロの家に残り。俺は、クロとクロリの親子と行動をすることになる 俺とクロが、冒険者としての依頼をこなすための仕事場は クロの実家の近くに存在した。そこは「王都」と呼ばれていて この国の王が住んでいる「城」が存在しているらしい。その場所は「ギルドマスター」から教えてもらえたことで この場所で 依頼を受けることが決まった 俺とクロ。それからリリアの三人が向かった先は、

「リリィ。リリナに頼んで お前の作った服と。俺の考えたデザインを元に作り上げた物を、店に売ってくれないか?」

そんな話をしてから数日後のこと リリィに作成を依頼した「制服」は 無事に完成したらしく「これが、私の作品になります」と言いつつ見せてくれた 白を基調にして作られている。その生地の色は白色に染められていて その部分だけを見ると白い布地を使った「洋服にしか見えないが。よく見ると 所々に赤い線が引かれていて それが まるで花を模しているように見えたりするんだ。このデザインは 女性の方が好みそうなデザインになっているわけで。その辺りも考慮しながら作成したのだろうか リリスやリリナが作った衣服のデザインが 俺の中では高評価を受けていたからな その辺りも関係しているかもしれないと思い そんな感想を述べてみると「はい。私自身で作ったのはこの一点のみですの。その衣服に関してはですね。全て

「ある人物」にお願いをした上で お願いした通りのものを届けてもらったわけでして。それは「あなた様の想像するイメージをそのまま形に変える事が出来る人物にお願いをしていたんですよ。なので、あなたの思うままに仕上げました」なんてことを言われてしまう始末になってしまったわけだ はぁーっとなった俺は「そいつに依頼したものと同じものを作成してもらうことは可能ですか?お願いします」そんな感じのことを口に出したわけ

「はい。勿論ですよ。すぐにでも対応できる状態にしてあります」と言われたことから 俺は、俺専用の「制服」、「私服」、「作業着」、「寝巻き姿」

この四種類の衣類を用意してくれていることが伝えられたのであった。しかしだ。この制服については、特別な加工が施されており

「戦闘職専用に作られた服装で。着用者は魔力を流し込むと身体強化を行うことが出来 防御魔法が発動され 防御力が飛躍的に上昇させられるようになってる」とのこと それから、クロとクロリの兄妹は、クロの家で暮らすことになったのである。そしてだ。クロとクロリの兄妹と別れることになる俺とクロは、王城に足を運び

「俺達の活動拠点は用意できた。あとは、俺が自由に動けるようになるだけの時間が欲しいわけだ。それまでは「城の中にある宿屋の部屋」を使わせてもらえるとありがたいと思っているわけだが」「構わんぞ。そもそもだ。冒険者の宿として作られた建物だから 利用するのは冒険者が多い。冒険者が快適に暮らせるよう配慮がされていて 城の中の宿屋を利用してくれても問題はないし。お前たち夫婦が住む場所は、お前たちが活動しやすい場所にしてくれ。そこが一番良い」と言われてしまい こうしてだ。俺とクロが拠点として過ごす場所が決まるのと同時に クロの両親のリリアとリリンに。クロリの三人が 城で働くことになり そこで、働くために必要な制服を身に着けていたのだ

「俺としては、このまま城の中で暮らすことも可能だと考えている。クロやリアリは嫌かもしれんが それでも俺はだな 冒険者と城の使用人としての生活の両方を過ごすのも良いと考えている。しかしだ。冒険者を生業としているのであれば、やはり城の中から出る機会は多いはずだ。ならば 城の外で、依頼をこなしてきた方がいいんじゃないか?そういう考えがあっての提案だ」と俺は クロ達に語り

「分かりました。その件は任せてください。まずは クロちゃんと一緒にお仕事を行っていこうと思ってますから。よろしくね。リリアナちゃん」とクロリは、クロに向かってそう言ってからだ。俺の方へと視線を送ってきたりするので 俺自身も「その方が効率が良いだろうから。それで頼むよ。リリア」と言うと

「は、はい」と嬉しそうにはしていたんだよ リリシアとリリアナは「リリアとリリナが、リリィの手伝いを行うとなれば。私も何かしてあげたいな。そう思えたから」と口にして

「リリシアが来てくれたおかげでだね。私は本当に嬉しいわ」とクロが喜んでいたりしたんだが とりあえずは、俺が、この「ラフィード国」の国王と話し合いを行うことになってな この場で、話が行われることとなった クロと俺。それにクロの両親とリリアが 同じ部屋に集められることになったのだが。この人数を相手にしても余裕のある広い部屋が用意されているみたいだし この部屋の装飾なども

「派手過ぎず。シンプルだけど品の良さが出ている家具とか。落ち着いた雰囲気を出しながら、この部屋に置かれている装飾品に気を使われていることが分かってしまうわけで

「この人なら信頼できる。信頼に値する人間だと確信を持った」俺が言葉にしたのはここだけの秘密として置いておいてもいいのではない

「それでは。改めて自己紹介を行いましょうか」

この一言により俺達の紹介が始まることとなる

「俺は、「ユウマ」という名前を持っているわけだが 俺の苗字である。その名前を持つ人物はだ。過去に存在してはいないからな だから「異世界」からこの世界にやってきた存在であると、まず初めに伝えておくよ」そう口にすると クロが「それはどういう意味なんでしょうか」と疑問を口にしてくれるわけだ。それに続いてクロの両親であるリリアとリリナが、声を出すことなく頭を下げてくれたのだ 俺は このタイミングで 自分の名前と苗字について説明を行おうと思い。口を開く

「この世界の文字では「優間」と書けばいいのか分からないんだ

「漢字で書いてみて分かる通りでな その文字が持つ意味とはだな「優しく包み込み癒やされるような存在になれますように」といった意味合いが込められた名でもあるんだ つまりは、優しさを持ち合わせる人物になるように願われた子供に与えられるべき名前が「真島」なんだが 俺は

「その「まじま」と呼ばれる存在では無かったりするんだ

「俺が生きていた時代に存在していた「神の名前」であり

「俺の名前は、その神から名前を授かったんだ その証拠に 俺は、他の誰よりも強い力を得ている。その力で 世界を滅ぼそうとした存在を倒し 平和を取り戻すことに成功した。それ故に、神からの恩恵を得る資格があると判断され 神の力が使えるようになったわけでな」俺は この場にいる全員が納得するような理由を考えてはみたが しかし

「神様の力って どんなことができるの?私に何か教えて欲しいかも」クロがそう口にしてくれたことによって 俺は、少しだけ心が軽くなってくれた気がするわけで

「クロの期待に応えられるほどの能力はまだ使えない。けど俺は、その可能性を引き出すことが出来るかもしれない」と口に出して クロに対して微笑みかけてあげるのだ。

俺は クロが欲しがっていた情報を与えてあげることにする。この国には、ダンジョンが存在し そこでは、不思議な鉱石が手に入る可能性があることを教えてやったのだ。そうすれば、クロ自身が作れる武器にも活用できる素材になるのではないかと考えたのだ それに加えて 俺は「クロと俺の能力値は、似通っているからな。クロと俺は、相性が良いからな もし俺に協力して欲しいことがあれば 遠慮せずに言ってくれ」と伝えた 俺とクロの出会いは、クロとクロの母親が クロリとクロリの姉妹を俺の元に送り出して貰ったことで始まることになる この三人の兄妹がどのような人生を歩むのか どんな道を進んでいくのか。俺は興味津々でいたからこそ 三人を送り出した後に「この世界で生き抜くため」の知識や経験を三人に教えることにし クロにも同じ様に「この世界で生き残るための心得」を教えるつもりであったから 二人同時に育てることにしたわけなのだが その結果が、どうなるのかを俺は知らないが

「俺の元に来る前に、この国の王であるクロに世話になっていたわけで」その経緯を詳しく聞くために クロが暮らしていた「王都」へ足を運ぶ必要があったのだが その日は訪れることはなかったのである。しかし、クロとクロの家族は、無事に暮らしていくことに成功しているわけで。これから先、何が起こるのかについては俺は 予想を立てることが出来ない状況に陥っているのだが。

クロが口にしているのは「私の兄であるユウト様のご両親が経営をしている喫茶店に、新しいお客様が来て下さるようになったの」という言葉だったりして クロの兄であるユウトは、元勇者として活躍しているわけだから。当然の話になるが クロのお店にやって来る客の中に「ユウナさんのような存在がいるはずがない」というのが 当たり前になりつつある中で。

俺が住んでいる「王城にある一室」は「ユウリとクロ」二人の空間になっている 二人は、俺の家に泊まり込んで一緒に生活をするようにもなったのだ。この辺りは、俺の「クロに対する想いを、少しでも早く理解してもらう為に」とクロの父親

「この世界の国王陛下」にお願いされたからという部分があったりしたが。しかし

「貴方はクロさんと出会って以来、ずっと一緒に過ごして来たのよね。その間で「クロさんと触れ合って 感じた気持ち」というのは 何かあったりするかしら」そんなことをクロの母さんが聞いて来たこともあり

「クロが俺に見せてくれてきた態度で 好意を抱いていることをはっきりと感じることが出来た。そんなこともあったかな」

「あら。そうなんですか」

「クロさんが貴方の事をどう思って居るのか、私達は知っているので 隠さずに話を聞かせてもらえませんか」そんな感じで 俺とクロの関係について聞かれることが増えて来たことで。俺としてもクロとの仲

「この国の中でも指折りの強さを誇る実力者に成長したリリィと、俺の妻として暮らしているリアナ」の二人の娘と一緒に生活していることや。クロが冒険者として活動している姿を見ることによって 俺も、「俺に出来得る限りの協力をしていきたい。そして、クロを守りたい」と思うようになっていたこともあってだな そんなクロが「私が居なくなった後は、どうかリリアとリリシアを守ってください」そう俺に言ったことからも分かるように クロは「自分より弱い男に守られたくない。むしろ自分が守りたい」なんてことを考えていたらしくてな 俺のことを、その強さから信用はしてくれていても。それでもなお

「自分より強くない男性」であることについては不満を感じていたみたいだ。

「俺自身。クロのことを守らなければいけないと考えていたこともあるわけで そうでなければ、今、この世界で生活が出来ているかは怪しいだろうな」「そっか でも、今のクロにとっては「ユウマが隣に立っていてくれる。それが一番安心出来る」と感じてるみたいなのよ。あの子、今まで色々と大変な目にあってきて。それで心に傷を負っているせいもあってか

「自分の命を狙ってくる敵がいたら、躊躇することなく殺してしまいそう。もしくは、自分自身も死んでしまえば良いと考えてしまっている状態ね もしもの時の対処法についても考えているようだし」クロの母親

「私の母です」の言葉を聞いてから 俺はだな。「なら。その問題を解決するための方法は一つだな

「俺と一緒に居ても安心感を持てるようにしてやればいい」ということになってしまうが そのための方法に関しては既に用意できている訳だし。早速行動に移すとしましょうかね。なぁ?クロ

「うん。そうだね。それなら私は「ラフィード国」の王 クロの父親と会ってみることにするね」こうして俺とクロは、「ラフィード国」の王様に会いに行くことになるんだ 俺達がラフィード国王の元へ会いに行ってから数日後のことである 俺は、リリシアとリアリを連れて、俺の自宅の庭先で鍛錬を行うことにしていたんだ 俺の目の前に立つリアリを見てから

「よし。じゃあ始めるぞ」と 俺が声をかけるとだな。リリシアとリリアの二人が、それぞれで 魔法を発動させようとし始める。リリアの魔法の実力もかなりのもので。俺と同じように「魔眼の力を使いこなせるようになるために」訓練を行っていた成果が出始めている。ただ やはり俺と比べると どうしても劣っている部分は出てしまうから。そこのところを踏まえて。どのようにしたら上手く発動できるようになるかを 俺はアドバイスしながら 実戦形式での稽古を行っていった その結果として、どうにか、この数日の間だけでもだな。それなりに形になってきている 特に

「氷系の技を使う時に必要になってくる魔力の調整」が、非常に難しいのだが。そこは、俺自身の経験から得たコツなどを教えたことにより ある程度ではあるが改善することに成功していた。これなら十分に戦えるレベルの力を身に付けることが出来るのではないかと思えるくらいだ 一方 リリシアは 元々が持っている素質は相当な物だったからな。その才能は、俺の想像を超えるレベルで発揮されていき 俺と同じ程度の力量を持つまでに至り そしてだな 俺と二人で連携攻撃を行う際に、お互いにサポートを行えるようになっているわけだ この調子であれば もう少し成長すればだな。単独での戦闘にも挑めるんじゃないかと考えている ただまあ こうなるまでに費やしてきた時間を考えたなら、それは

「無理じゃないか」と思ってしまう リリナとリーネは、それぞれの師匠の元で修行を行っている最中で。こちらの方は、順調に力を付けてきているとのことだった クロに至っては、俺と共に「クロが望んだ通りに」クロの兄

「ユウマ」の実家がある街へと向かってくれていて そこでの生活を楽しんでくれていることだと思う。ちなみにだが

「ユウマと連絡を取ることは出来た?」

と俺が尋ねてみると

「出来なかったの。でも、手紙を送ることが出来ましたから。問題無いと思います。それよりも、ユウマさんは大丈夫ですか?」とのことだったので クロのことが心配でならなかったのだが。ユウマにクロの現状を伝えておくことは、大事だと考えたからこそ

「今は クロは幸せだよ」なんていう内容の手紙を書いておいた。クロに頼まれたことでもあったし クロには内緒にしておいて クロの反応を楽しむことも忘れないようにしようと思っているのだ。それから俺は 自宅に戻って来てからというもの クロが不在な状態での生活が続いていて その反動なのか?クロに対して抱く思いが強くなっていることに気がついて。それに伴ってなのか 毎日の寝起きの際に、夢に出てくる女性の姿に変化があってだな 俺に優しく接してくれるようになった。

そして、その夢の中の女性が、クロに似ている気がしていて だから、俺は「この人はクロなんだ」と考えるようになっていたのだけれど その度にクロに対して申し訳なく思うようになり始めていたのだ。クロと離れ

「クロが俺の元に残してくれた娘である二人と共に生活を送っているのは、あくまでもクロに頼まれたからで」クロと再会できる時が来るのかは、分からない状況にあるわけなのだが それでも

「クロは生きている きっと生きて帰ってくる」と自分に言い聞かすことを続けている 俺の隣で目を覚

「おはよう」なんて挨拶をしてくるリアナは 朝早くから起きると

「私だって料理ぐらい作れるもの。ほら、見て 美味しそうだとは思わない?」

なんて言って 朝食の用意を始めるのだが。その様子に不安を感じてしまった 俺の娘の一人である「リアナ」なわけなのだが。この子の父親は「元勇者で。しかもこの世界に存在する全ての能力値において「カンストしているような人物だったりするわけで つまりはだな

「その父親が作った物を、そのまま再現しようと試みるのは間違っている」ということになるんだよな

「俺が食べてきたのは、あくまでも「元の世界に居た俺自身が、普通に食すことが出来た食事であり 俺よりも「チート級の能力を持っているであろうクロが作る食事が美味しくないという道理が無い」はずだ。ただ、俺自身も、この異世界に召喚される前に、コンビニの商品であるカップ麺を食べたり スーパーの食材を使った惣菜を買って食べることで それなりの食事を口にすることが出来るようになっていたから「俺の舌がバカになっている」という可能性もなくはない とはいえ だな。俺の味の好みはクロの方が把握していてくれているようで。だからだ 俺は、この世界の食文化に慣れるために、自分でも何かを作ることにしたのだ といってもだな。俺のこの体

「クロの体を複製して作られている」から

「クロの身体能力を再現することで戦うことが出来るのでは?という実験」の結果を 試したいとも思っていたりするので この世界で手に入れた素材を使って、オリジナルの武器

「オリハルコン」を精製して この剣を作り上げることに成功する。この世界で「最強の金属と呼ばれている鉱石」を使用して作り出した「大金棒」の一本を手にして それを振ったり、叩きつけようとしたところで、俺は違和感を覚えていた。

なんと言うか 手に馴染む感触が これまでに使っていた どの武具と比べてみても「同じ性能を発揮するのではないか?」なんてことを考え始め そんな風になってしまった俺を見たリリナ

「ねえ。ユウマ そんな感じになった理由って もしかして、その剣が 私のお父様が作ったものだって知ってる?」なんて聞いてきた訳だが。その問いに対して、俺が「知っているよ」と答えれば

「ユウマさん 今使っているその剣。実は、私がユウリ姉様に頼んで送ってもらったんです」なんて言われてしまう。

「そうなのかい」

「そうです。それにですね

この「神刀:月影丸」ですけど。私とお母さんが、二人で作ったものでもあるんですよ。そのせいか、とても懐かしい気持ちになります。ただ、私はその時には、まだ「刀の扱い方を知らない素人でしかなかったんですが。でも、お父さんの姿を見て憧れていたこともあって」と言葉を紡ぐわけだけど。俺から言わせてもらえば「まだまだ 未熟で。これから鍛え上げていかなければ この先の戦いで命を落としてしまいかねないから 俺と一緒に鍛錬を行いましょう」と言葉を返すことになってしまう。するとだな

「えっと、それはちょっと遠慮させてください」と言われてしまった。どうやらとりあえず、この世界で生きるためには必要な技術を身につけるためだけに使うつもりだったらしいんだ でも、それでも、俺は「俺と一緒に居る限り、リアナの命を守り続けることを約束しよう」

「ありがとうございます。本当に助かりましたよ あの時は」なんてことを言われつつ 俺が作ってしまった オリジナルであるこの大金を加工することの出来る存在を捜さなければいけないと思うことになった

「そう言えばだな。この国の王に会って話をしないといけないんだった。その辺のところ どうして行くつもりなんだ」

俺がクロの母

「リリシアの」母親である「リーリ=リザレクション」さんに向かって話しかけると

「その事なんだけどね。あなた達に王城に来てもらうために用意した「移動用の車」があるから。そこに皆乗っていくようにしましょう。ただ、ここから王都までだと、そこまで時間はかからないはず。そう

「この国を囲うようにしてある結界を通らない方法で」ならば」という言葉を受けて。俺たちはリリシアさんの運転する「黒いワゴン車」に乗り込むことにする 俺がリリナを膝の上に乗せてから「それで 王城に向った後 俺はどんな風に扱われることになるんだ」と尋ねるとだな

「多分 あなたの力を見極めようとする動きが出てくるんじゃないでしょうか。あの人。結構 強情なところがありますからね」という回答をもらってしまい 面倒くさくなりそうだと思いながら 俺はだな。「なら。王城の謁見の間で俺が暴走する可能性もあるかもしれないと。そういう想定をした対応を考えないとまずいな」なんて考え始める。

「そういえば 王様の名前は何て言うのか。それを尋ねていなかったな」

そんな事を言い出してしまった俺の言葉を聞いて。運転席に座って運転をするリリシアの肩がビクッとなる。その反応から考えるなら「俺に名前を知られたくない」ということなんだな まあ 当然といえば 至極当たり前の対応だろう だからこそ「俺に教えなくて良いから。勝手に探すから気にしないでほしい」と言い放ち そして俺達一行は 王都内に存在していた「転移の魔道具」を利用して 一瞬で目的地に到着することができたのであった。ちなみにだ。

俺達が、初めて出会った場所ではあったのだが 俺達は、既にその場所から立ち去っていて

「クロの捜索」のために、俺達が最初に向かった場所である森の奥地にまで足を運んでいるのだ。そこでクロが使用していた「魔力探知機」と似たような機械を使用し「クロを探すための行動」を行ってみることにする。

そんなこんながあり

「クロの居場所を探ることに成功した」俺とリアナは、クロの救出

「クロを取り戻すために。再びこの地へと足を踏み入れることにしていた。それから数時間ほど森の中を調べた結果。この場所には「モンスターが存在しない空間が出来上がっていることが判明したのである それから、俺は、その事について考えてみることにした。そもそもだが。ここはクロと出会った場所でもあり。俺が初めて魔物と戦った場所に他ならない訳であって。俺自身。ここに来ることで「何か新しい変化が生まれるのではないかと」期待しているのだ

「クロと、ここで再会したいと思っている」のだから仕方がないと思う。俺は、目の前にそびえる大きな建物を見ながら考えていたのだよ。「あれは、おそらくだな。魔王軍 いやまあいい 俺の目的はクロを取り返せれば それでいい訳だし。そのために必要になるであろう力については、手に入れる算段はある」なんて言葉に続けて 俺は「これからの戦いは厳しい戦いになることが予想される」と考える。だから、今の内に準備をしておきたい そのために必要なものは「圧倒的な火力を誇る兵器」だろうと俺は判断している。その点においては 俺はクロの事を良く知っていた。あいつは「自分が使える最高の一撃を放つことの出来る装備を所持している」ということを クロが所持する最強の武装は 彼女が自ら作り上げた「オリハルコンの剣 その形状こそ「バスタードソードのような形を」しており 長さとしては「俺が持っている物」よりも少し長い程度の「二メートル弱程度の長さしかないのだが。それ故にだ。俺の筋力で振るっても折れることがない強度を持つことが出来ていた。その切れ味も、凄まじく 俺の身体能力を一時的に向上させることで「オリハルコンの大太刀」を扱うことができるようになった俺ですら 真っ二つに斬り裂き。更には、「刃の部分に触れただけでも切断されかねないほどの破壊力を秘めている」と言わしめるほどの存在なのだ。

つまりだ。クロが持つ最強の武器「オリハルコンの剣 その真の力を解放した時 どのような攻撃が繰り出されるのか? 俺は興味を抱いている。そのためにも クロの力が必要なわけだ それにクロには この世界の知識も持ち合わせていないから 色々と教わりたかった そう思ってはいる。だが、俺の考えているような「圧倒的な戦力を保有する軍隊を用意する必要があるのではないか?」と。それが一番最初に思いついた案である。ただな。俺には俺の考えもある。この世界が俺の元いた世界の常識とは違う

「魔法が存在する」と「スキルというものも存在している世界であること」は 間違いないだろうと考えているわけだが。そうなってくると「レベルを上げていけば強くなる」という考え方が存在している可能性があるわけだ

「そう考えた時

「クロに、もっと多くのことを教えることが出来たのでは?」と考えてもしまうのだが。今さら

「俺の持つ技術を全て教えたところで意味が無いのでは」と考えもしてしまう。なぜなら クロは 既に 自分だけの武器を所有しているからである それは、俺の相棒として存在している クロ自身の事であるのだ。

クロは俺と共に行動することによって、様々な事を学ぶことによって「俺と同等の知識を得ることに成功している。その結果、この世界にある

「一般的な武器に関する知識や使い方を」習得してもいる。

だからだ。クロを仲間にしておいて良かったな。

もしも 俺一人だけだったとしたのならば 間違いなく

「この世界で生きていくことは出来ない 死んでいくしか道は無かったはずだ」と確信をもって言い放つことが出来る クロが居てくれたから俺は、今まで無事に旅を続けることができているんだ

「俺は、クロのことを考えれば、この場で彼女を待つべきだと考えていたが。しかし、今は違うな。俺は「クロを救うため この先に進まなくてはならない状況になっているのである」そのことを頭の中で何度も反覆させる形で繰り返し思考することで 俺の中に芽生えた「不安感を打ち消す」という作業を繰り返し行ってしまう。そして クロと、再会を果たした後。俺とリリナとで「二人で生活するための住居」を手に入れることが優先すべきこと

「その問題を解決するまでは 絶対に死ぬことは許されないな」なんてことも思い始めてしまっていた そんな感じで クロのことを思い出していれば「ユウマ そろそろ行くぞ」と声をかけられてしまうわけだ

「ああ そうだな」俺はクロと過ごした思い出を振り返る行為を一旦中断して「先に進むことにするよ」と告げてから。

リリナとともに、王城内部に侵入することを決する。まず初めに 俺はだな クロと出会ってからずっと気になっていたことがあるわけで。その疑問をぶつけることに決めた それは

「なんで 俺達の前から消えたりなんてことを繰り返していたんだよ」と言う言葉に対してだな。クロが

「ごめんね そのことに関しては 本当に謝るから許してほしい。だけどね。私にとっての本当の敵は私じゃないの」と口を開き 俺に向かって語りかけてきた内容をまとめると 彼女は 自分の中に「悪魔」のような存在が存在しており 俺の前に姿を現さないように 俺の前に立ちはだかる障壁となるべく動いてきたのだということを話してくれていた

「じゃあ これからは一緒に暮らしていけるのか?」俺が問いかけたところ「うん そういうことだよね。よろしくお願いしたいかな。それに 私ってね

「お父さんの傍が一番落ち着く」って思っていたりする

「そうか。お前が望むんだったら、俺だって構わないよ。むしろ。お前と一緒に暮らせる方が 楽しい日々を送ることになるだろうし そう考えると嬉しい限りじゃないか。クロ。俺に抱きついて甘えてもいいからさ」と言ってやったのだ。

そうしたところ「ほんとう? だったら。久しぶりに。こうしてみたりしても、良いのかな? こうすれば。私は、また元気になれそう」なんて言ってきて。嬉しさを隠しきれない様子でだな 俺の顔に近づいてくる。それから 俺と、彼女の顔が重なる寸前まで来た時に 俺は 彼女を抱きしめるように両手を伸ばすと。そこから俺の腕と クロが身につけている「黒革製の鎧」に 銀色に輝くラインが伸び始めて お互いを繋ぐような形で繋がると。俺の手の動きに合わせて。クロの首輪も同じ動きを見せる その光景を見た俺は、驚きのあまりに固まってしまった。しかし。俺は「どうして、こうなったのか? という説明を求められたならば。俺は 正直に答えるつもりではあるんだが。その理由を語る上で

「なぜだか?分からなかったが いつの間にかに、そういうことになっていた」という事実を述べる他になかったのであった。「なぁークロ」俺は「俺に体を預ける形で。俺の体に寄りかかる形となっているクロに向けて声をかけてみるが

「どうかしたのかい?」と言われたので「あの時。あの瞬間。俺は お前のことを どうやって助け出すのか。そんな方法を模索してもいた。だが その必要がなくなった以上 クロ 今後は、常に一緒だと誓ってくれよ。その約束を守るって言うのであれば 今後とも 宜しく頼む」と伝えた

「ふっ。私の旦那様は 可愛い奴だよ」とクロは言ってから。俺から顔を遠ざけ

「ありがとう。君なら 私のことを守ってくれると信じてるから」と笑顔を見せて。俺から遠ざかっていくと 俺の隣を歩くようにして歩き始めたので 俺もまた「当然のように」クロの背中を追うような形になったのは必然的な出来事でもあったと思う 俺達は、俺達以外に人が居るはずのない「無人の通路」を抜けて「玉座の間」へと到着したのだが。そこに「何者か」が存在し

「誰かが、こちらを見てるような感覚に襲われる」そんな経験は初めてだった。その相手が何者であるかを俺が知るには 相手との距離を詰める必要があると考えた。そのため俺は クロと、アイコンタクトを行うと同時に。俺は全力疾走を開始して。相手の方へと走り込んでいった そこで、俺は「何か違和感」を感じ取ることになった。俺には それが一体何を意味しているのかわからなくて。それでも「目の前に存在する 謎の相手を、どうにか倒さなければならないと思った」そんな時

「お待ちください 勇者さま」

と その女性が話してくると

「どうやら 話は出来るようだな。俺の言葉は届いているようではあるが。とりあえず。あんたの名前を教えて欲しいものだ。俺はクロと呼んでいるが。俺の事はユウマで構わん。で。そちらさんは?」

そう俺が言葉を返すと「私は クレアと申します」と口にしてくれたので クレアさんと呼んでおくことにした それから俺は「クレアさんの話を聞かないと、これからの行動を起こせないと判断できる」ため

「クレアの話を聞いてから、どのように行動するべきなのかを判断していく」ことを決め込むのに それほど時間は要さなかった。クレアは「貴方のことは 私が責任を持って守るべき存在であると認識させて頂きました。ですので これから私が行うこと全てに許可を出してくだされば幸いだと考えております」なんて言われてしまうと「俺は別に、クロさえ居てくれるんであれば 他の人達が誰であろうと同じなんだ。だから、クレアは好きなだけ暴れても問題は無いよ」そう答えた後で。彼女が口にする 今後の行動について耳を傾けることになった クレアから伝えられた言葉が 俺達が「冒険者として登録をした国とは、別に位置する国の国王陛下」と「この国の王城を統治している国王の実子」が 今回の騒動の原因となっており このまま放置していたのでは。俺の仲間となったばかりのクレアの命すら危険に晒されることにもなりかねない事態になる。それを回避しなければならないと考え。クレアは「今、この時点から」自分が信頼を寄せることができる仲間を集めているとのことなので 俺もその手伝いを行うことを決めて。俺自身もクレアに協力する

「ユウマ殿とクロ殿のお二人が仲間となってくれれば。それだけで、私にとっては心強い味方となる。本当に有難い。私は感謝をする」と言われてしまうと「俺も 俺自身を守るために。協力することを選んだわけだし。お互いに利害が一致するような関係であると言えるのかもしれないな。ま。クロは、最初から そのつもりだったわけだし 今さら「俺に何も言わなくても大丈夫か?」と質問を投げかけるのも 可笑しい話だと思う。それにだ。クレアを一人で戦わせるわけにもいかない 仮にだ。クレアが負けてしまえば。その時点で この国は終わりを迎える。そうなってしまったのならば それは「俺の責任でもあるわけだ」そんな

「もしもの時」に備えながら 俺が行動に移すタイミングとしては、やはり「この王城にいる兵士達が異変に気付き 行動を起こす」前に片付ける必要があるのでは? そんな風に考えた俺は まずは「クロに協力をして貰うべきだな」と考えるようになっていた 俺はクロと二人だけで行動することを決断すると「ユウマと、クロちゃんだけに任せっきりにするのも悪い気がする」と考え始めるようになるのである。しかし ここで「この場に留まり続けること」も出来ないと判断した結果「クロのことは任せるよ。こっちの方は、俺がなんとかしてみる」そんなことをクロに伝えることで「クロからの許可も得られた」俺は 俺自身の目的を果たすために動く

「さて クロと別れた俺は。何をするかと言えばだ。まず最初に俺の武器を用意しなければならなくなったんだ」そのことに気が付いた俺は 武器を扱う商人を見つけるべく 城下町の中へ足を運んでいた。その際に 武器屋を発見すると「どのような目的でここに来たんだい?」そう問われたので「これから旅を続けていくにあたって 俺に似合う剣があればいいんだけど。そういうものを取り扱っていてくれないだろうか」という願いを伝えてみた そのおかげか。俺の頼みを受け入れてもらえたのは事実なのだ。俺としても、ありがたい展開であり 店主からの「こんなものでいかがでしょう」という提案を元に「俺に相応しい」という印象を持つことができた剣を手に取ると その

「手に取ってみると 不思議な感じ」を受けることが出来たのだ。俺は「どういう理由でこのような現象が起きたのかな」と不思議に思った。しかし。今は「気にするべきではないだろう」と思ってしまったのである。なぜなら「俺自身が求めている 最強の力を手に入れる」という目的があるからだ

「ユウマ。君の求める最強が手に入るように 私に出来得ることならば 何でもする。その決意に偽りはない。君は私にとって 唯一無二の存在なの」彼女は 俺の目を真っ直ぐ見つめると そのような発言をして見せたのだ。

クロは「俺の彼女である。俺が大切にしたいと思っている女性である。俺の事を「命を賭けて守る」と言ってくれた。クロ

「絶対にお前の事を守り抜いてみせるよ。そうしないと。俺だって、生きていけない状況に陥りそうになってしまっているんだ」俺には、そう伝えておく必要があった クロからの信頼を失いたくないから

「クロ 少しの間だけでも、お前から離れる。でも 必ず戻ってくる。それまでの間は、俺が愛用してきた刀を使うんだぞ。クロが持っている槍よりは性能が悪いかもしれないが。クロが持つ分には、そこまで大きな問題には発展しないと思う」俺は、彼女に話しかけたあと 俺は、俺の目的を果たすための行動に移ろうとしたが その途中で俺はクロから ある言葉をかけられることになる。その内容は

「私は、あなたの事を見捨てたりなんかしないからね」という言葉だった。俺は「どうして、そういうことを言うんだよ」と言いかけたんだが。すぐに、その言葉を飲み込むと「俺はクロのためになることをやるだけだ」という考えに至った俺は

「クロは、俺を信じてくれているのか」なんて言葉をかける すると、その言葉に反応するように「当然のことなんです」そんな返答があったのだ そのやり取りが済んだ直後に 俺は 目的地に到着した。そして「今現在 どんなことが起きているのか」を探り始めようとしたところで「どうやら あなたは「招かれざる客」といった存在みたいだ」

その声を聞いた俺は「まさか!?」と思い 反射的に振り返る そして 後ろを振り向いたところで 視界に飛び込んできた「黒い仮面を身につけていた男性のような人物の右腕」を確認することが出来た。それは「人間ではないと判断することができる形状」をしていた それから俺は、クロから教わった剣術を繰り出す準備を始めると「それは無駄なことだ。そんなことをしたって 僕の腕を破壊することはできないのだからな」そんな言葉をかけられることになると「ならば、試してみればいいだけの話だろ?」そんな返事を口にしたところで 俺は、男に向けて飛びかかると 右手には

「神装剣」と呼ばれる類の代物を出現させると「これならば。俺の攻撃を受け止めれるはずもないだろ」俺は「勝利を確信したような気持ちを抱くと 男の体を切り裂くような形で攻撃を仕掛けてやろうと試みる」のだが その攻撃に対して「無意味だ。そんなことを行ったところで」そんな言葉を発することになる。

そして「俺は、「自分の体の一部を切断されてしまった」ということになってしまう。その結果。血を流しながらも「これは夢なんだ」「悪夢で終わってくれよ」俺は必死の思いで願った。

その光景を目の当たりにした直後。俺の脳裏には 一つの考えが生まれてしまうのである。

「もしかすると、ここは夢の中の世界ではないのか」という事実に。俺が意識を失った後に見たのは おそらく 俺の記憶が作り出す妄想に近い内容だったのでは? そんな結論に辿り着くと 自分自身に言い聞かせる形で「そうだ きっとそうだ。俺は、あんな恐ろしい目にあったわけではないはずだ。ただ クロが心配で。不安で仕方なかっただけなんだ。そうだ、そうなんだ。俺が、こんなところにいるわけがない」と口にすることで、少しでも安心感を得ようとしたのであった。俺が「夢の世界の中で 自分が生きている」と思える理由を作り出せたことで ようやく「現実世界に戻りたいと思えるようになったのである。そのため「早く戻らないと 大変なことになっているんじゃないか」と考えて「どうにかして、この状況から抜け出せないか」と考えるようになっていた 俺は「とりあえずは 現状の確認」をすることにした 先ほどまでは 確かに存在していた 俺の右腕は「いつの間にか、どこかに消え去って」おり 俺の目の前に現れたのは「黒髪に黒色の目を持つ 人間離れした容姿をしている一人の若い青年」の姿が存在していた 俺は そっと視線

「その人の顔つきを見ると「この人。一体何者なんだろう? ただの夢じゃないと思わされるくらいの迫力を持っている」そう考えるのだった 俺は、クロのことを想い続ける限り「自分が生きていくことが、どれほど大切なことであるかを理解できる」と考えているので「死ぬわけにも、クロを残して先に旅立ってしまうことも 出来るはずもなく」そんな風になりつつも「俺自身の目的を達成するためには 何かしらの力が必要なのではないか」と悩む日々を送ることとなる。しかし 俺一人だけが強くなるための方法としては あまりにも不確実性が高すぎるし。仲間となる者達の協力を得る必要があるとも考えてもいた。そんな状況下で、俺は「クロと合流できたら 真っ先に クロと二人だけで行動する時間を作れるようにならないと駄目じゃないか」と考え始めていた その理由とは「今の俺とクロの関係は「俺が一人で行動しているからこそ成立する関係」なのであって。もし仮に クロも俺と同じ行動を取れるようになるとしたら クロの安全が確保された状態と、なりえるのでは?」

「ユウマさんと一緒にいるのが幸せな気分になれるのです。私の幸せのためにも 私が一緒に行動できるようにしてくれないと困っちゃいます」そのようなことを考えながら「私だって、ユウマさんを守りたいという気持ちを抱いているのですよ」と訴えかけてきそうな勢いを感じた。俺は「それぐらいは許して欲しいなぁ」と考えつつ「クレア達と合流した際に まずは 三人の連携を高められるようにしなければならない」と考える クロと二人で行動することが不可能な場合。二人だけで行動する場合 二人だけよりも 人数が増えてしまった方が、お互いの命を守るための行動をとりやすくなるし 戦力として数に入れることが出来る相手を増やすことができるわけだし。俺とクロの二人だけで行動し続けるということは「クロが危険に晒されやすい」という危険性も含んでいる。だからこそ「クロを守る手段を増やさないといけないんだ」俺は その点についての考えを固めていくのだが 同時に「クロが俺の元から離れたくなる可能性も、考慮しておかなければならないよなって思ってもいる」この事実についても忘れないようにしなければ「俺とクロの二人が同じ目標を達成するために必要な条件を整えて」クロのそばに居続けられるように クロが、俺から離れられない環境を作り出す必要性もある この事実について考えた際「クレアの手助けを得られると、クロと俺の関係を維持させるうえで有利になる」という部分も浮かんだが クロとクレアの二人は 互いに信頼関係を築けていると「俺は思うんだよね」

クレアは 俺の知り合いの中では 最も長い時間を過ごしており「親友同士」と呼べる関係にあると言える存在である。クロの「ユウマさんに対する好意」は本物だと思うので クレアに頼んでみる価値はあると思えたのだ

「クロのことは、俺に任せてほしい」その思いを胸に秘めると クロのことについてを考える。もしも「クレアにお願いすれば協力してくれる可能性は高いな」そう考えていた時に「ユウマさんの邪魔をするのは悪いと思います」その一言が聞こえてくる

「俺としては 二人きりでいたいし一緒にいて楽しいのだけど そういう訳にはいかないんだよな」そう思った俺は クロに「俺達の仲が深まっていくためには、色々な場所に出かけたいと思ってもいる。そのあたりについては理解していて欲しいんだが」と伝えることにしておく。

この会話が終わる頃合いになると「俺は、クロの手を掴んでいたのだ。クロの手を握っていると 凄く心が落ち着くから」そういった理由から手を繋ぐようにしていた。この行動を取ることで得られる効果は様々あるのだ 一つ目に挙げられるものは「相手の温もりを感じることで心が穏やかになったりもできる」といった効果がある。二つ目に関しては単純に「触れ合っている部分が暖かい感じになるから」といった感覚的なもので この効果がもたらすものが大きい

「俺は、クロのことが好きだよ」そう告げてから「この世界で生き残るために、俺は強くならなくちゃいけないと思っている」なんていう風に言葉を続けたのだが そんな俺の発言に対して「その言葉を、私は疑わないです」と言ってくれる。その言葉で俺は、救われた気持ちにもなる。しかし「ユウマさんの気持ちを知ることができて良かったです」そんな

「嬉しい気持ち」を抱いてくれたようで 嬉しくもあった。

クロと出会ってから三年が経過していた その頃になると、俺達は「魔族との戦争が激化している大陸にたどり着く」ことになる。戦争の影響で、多くの国が滅んでいるという状況に陥っていたのである。そして「俺達が暮らす地域は比較的安全でいられているのでは?」と感じるようになった。だが それでも 俺は、平和に暮らしている人々が犠牲になっている現実が存在していることも知っていた 俺自身がクロと出会う前の世界で暮らしていた世界は「人間が統治していない土地は モンスターが生息する危険な場所でしかない」という認識が浸透しており。そんな地域に「人間が住んでいた形跡があったりする場合もあるし。そこで、人が暮らしていても不思議ではないんだろうな」と思っていた

「俺は、そんな状況を解決することが出来ないだろうか。このままだとクロみたいな子が増えるかもしれない」そんな思いを抱き始めると クロに相談したいと考えていたんだ。その話を持ちかけると

「私はユウキの役に立てることがあるのならば 全力で頑張りたい。そんなことを思ったりするんです。私もユウナに協力して、少しでも助けになりたいんですよ」と口にしてくれた クロの話を聞いて俺は「クロが 俺のことを好きになってくれていて。俺を助けようと頑張ってくれていること」を強く感じることが出来ていたので「ありがとう」と伝えてから、俺はクロを抱きしめることにした 俺が「絶対にお前のことを守ってみせる」という言葉を伝える。その言葉を受けたクロは「その約束を破ることはないって私は信じてるよ」なんて言葉を返してくれる 俺の傍には、クロ

「クロには いつも支えられてばかりだな」俺とクロの二人で 冒険者として生きることを決意してから半年ほど経過したある日のことだった。その日 俺の頭に浮かんできたのは「俺にとっての大事な人と、共に過ごしたいと思ったら、どういった形を取るのが一番なのだろう?」と、ふと考えたことがあったので 俺はクロの事を想うことにする。俺にとっては、クロとの時間は特別で 大切なものであり続けていた。クロのことを愛していて これからもずっと一緒に過ごしていたいと思えてならなかったのである。俺は

「この先も、俺と過ごして欲しい」そうクロに伝えるのだが その時の返事としては「そのつもりなのですね」だったのは記憶に残っている。この言葉を受け取った瞬間。俺は クロとの関係

「俺はクロの事を守り続けなくてはならない」「俺もクロを支えなくてはいられない」「クロが悲しむ姿を見ることだけは どうしても耐えることができない」「俺は この世で一番、クロを愛しているという自信を持てる。それほどまでに強い感情を抱くようになっていた」

この日から一か月程 経過した日のこと 俺たちの故郷がある街から離れた場所に存在する都市にて「俺達と似たような目的で この世界に訪れることになった人物と出会った。その人物は「自分と一緒に来てくれるか? 無理に付いてくる必要は無い」俺達に、その事を告げるが。俺はクロの顔を見てから判断

「一緒に行こう。きっと役に立つと思うぞ」と告げた後に手を伸ばすことにした クロが「うん。わかった。私。この世界に来た理由は、ユウトのためになることをしようと決めたの。その目的が叶って。ユウトは喜んでくれますかね」と、その言葉を伝えてきてから 俺の方に手を伸ばしてきたのである。俺の目の前にいた人は、とても美人だった。金髪のポニーテールが特徴の女性で クロのような 美しい顔つきをした女性だった。その人を見た時 なぜか分からないけど「クロが、こんな綺麗な人だったらと、考えて 胸の中を締め付けられるような気分になっていた。どうして 今、このようなことを考えたのか? その答えが「俺の願望のせいなのかも」とも、考えられるようになった。その考えに至る理由の一つとしては「クロはクロのまま 可愛い女の子として存在し続けていること。それこそが俺にとっては大切なことだったのかな。と思えた」と、思えるようにもなったのであった クロのことを想い続けるようになって「クロが可愛くない存在だとしたら。クロ以外の女性は みんなブスに見えてしまうんじゃないだろうか」などと考えてしまったのだった そんな俺の事を見ていたクロに「クロの顔をジッと見つめるのを止めた方がいいかもね」と言われるのも仕方がないことだった それから、少しばかりの月日が流れた時に「クロと離れることになってしまったとしても。クロを大切に思っている事実が変わるわけでもないよな」という考えを抱いた。この時に

「この先に待っているであろう苦難や困難を乗り越えるために 仲間の存在は必要なのか?」という疑問が生じてしまっていた もしも俺とクロだけが生き残り、それ以外の全てを失ったら。俺の人生とは「なんの為に存在しているのか?分からなくなってしまうのじゃないか」

俺はクロと離れることになる事態を想定し始めたが「今の俺では。クロを守り抜くことは不可能に近いのではないか?」と考えてもいるようになるのだが それでも「クロと一緒に生きていきたい。そう願うことをやめたくはない。どんな結末になろうとも。最後まで足掻き続けたい」

クロは、俺の背中を押すかのような発言を行ってきてくれた。「私が、ユウトさんの力になれたら良いのに」と、俺に話しかけてくる 俺に「この先、私達の関係は、どのようになっていくんでしょうね。それが、どのような結果に終わるにしても。ユウトが居なければ 何もできない女にはならないですよ。そんなの当たり前でしょう」なんて言葉を口にしてくれるクロの言葉を聞くことが出来たから 俺は「俺と一緒だ。ずっと いつまでも。クロが俺にとって特別な存在であることに変わりはなかったんだ。そう考えると クロの笑顔を見れるだけで幸せな気持になれるんだよ」俺は この場で「俺は、君だけには嘘を付けないと本気で考えている。俺は、君だけを愛しているんだ」

そう伝えたのだが「その告白を聞いた私の方からも、ユウキに何かしらの行動を取っておくべきでしたよね」その様な話をクロはしてくれていたのは、俺も記憶に残っていて「俺も、同じことを思っていた」と伝えると お互いに笑みを浮かべて 幸せを感じることができたので それで十分だと思うことにしていたのである。俺は「俺は、クロを必ず守り抜いて見せる」という意思を改めて抱く。それはクロも同じように思ってくれていたみたいで「頼りにさせて貰いますよ」という言葉が耳に入ってくる 俺は「俺は、クロの期待に応えるためなら 命を懸けられるんだ。だから俺は 何度でも言ってやるぞ。俺には、クロしかいないんだ。クロがいない生活に戻るのは 俺にとって苦痛にしかならない。俺にとってクロは「絶対に離してはならない」相手であり。クロは俺の運命の女性だと思うようになっている。だからこそ 絶対に死なないで欲しい。俺がクロに望む事はただ一つ「何があっても クロを守る」この誓いが果たせなくなるのであれば「俺はクロと、永遠に別れる事になっても、かまわない」この覚悟を持っている。

その日の夜に「私と一緒に過ごせますように」そう願いを込めて、おまじないを行う。これはクロと出会えた時から行なっていた習慣のようなものでもあったが「一緒にいられますように」という

「クロのことが大好きです」という意味を込められていたりする。俺達の住んでいる地域で、こういった事をするのは、珍しい風習でもあるのだ。その事についてクロが興味を抱いてきた。そして俺に「その行動の意味について、詳しく説明して欲しいんです」そんなことを言われると 俺は

「好きな相手には「俺と仲良くなりたいんだ!」という強い意思表示のために行っているものだよ」という感じに 俺はクロに伝えていく 俺は、クロが「そのお祈りをしているところを見せて」なんてお願いされたら 見せてあげても構わなかった。だから「俺の前で、祈っても構わないよ」そんな提案をすると

「ユウマが、それを望みたいのならば」なんてことをクロは口にする 俺が、その光景を見ながら

「神様、どうかクロと一緒に過ごす時間を作ってください」なんて 俺はクロの事が好き過ぎるあまり「俺は絶対に、クロのことを守り切って見せる」と強く決意してしまう。だが 俺はこの時。クロに 俺の命運を託すことになるなんて、思いもしなかった。クロは

「私は 絶対に死ぬわけにもいきません。この先、ユウキよりも早くに逝ってしまうような事になったとしたら、ユウキとユウキの子孫に申し訳が立ちませんからね」なんて言っていたのだが「私に ユウキを守らせて」と言ってくれた その数日後に「この大陸で生き残っていた魔族の勢力に襲撃されている村が存在するという話が耳に入って来る。しかも襲撃者の正体が、魔王軍の四天王の一人だというのだ。

俺達は

「その件についての情報を手に入れることが出来る立場にいるんじゃないか?」そう考えたのだが。この一件に関して 俺達が介入しても、状況が悪化する可能性は高いだろうと判断し「この件に、首を突っ込むことはしない方が良いと思う」とクロに伝えたの

「私は「今こそ、私たちの力を結集させるとき」だと思っています。だから私は「クロ様は 私達を守るために命を落としたのです」そんな話になってしまうかもしれない」その様な危険性をクロは口にした。その意見については俺も同感だと思っていた だが「私は「クロ様は、その程度の実力しか持ち合わせていなかった」と思われてしまえば、私に味方する者は誰もいなくなった。そうなったら私は孤立して、殺されて、無に帰すこととなるかもしれなかった。だから、その時には 私は、貴方に救われた恩返しが出来なかったということになる」そう言われてしまうと クロの考えを受け入れるしかなかったのだ だが俺は 俺には「今のままではクロが死んでしまう未来」を引き寄せかねないと考えていた クロは「自分が殺される」と考えているが 俺は違うと考えていた。俺は「勇者と行動を共にしていた、他の女性達を皆殺しにして、この世界の支配者の座に就く。それが彼女の目論見」だと考えることにした その考えに至った理由というのは「もし、その女性が この世界の創造主の立場にある存在なのだとすれば俺とクロの二人きりの生活を送る環境を整えるために。この世界を創る際。「俺を邪魔だと判断すれば殺せるような設定」を仕込んでいたはず この世界で俺が生き延びることが出来ていることは「俺を殺すことが出来ないから」と考えられる 俺に攻撃を仕掛けてくるのは、その証拠になるはずだ」といった理由からだ その結論に達した後。俺は

「クロにだけは、自分の力の源が何なのかを教えたくない」と考えた。クロは「自分は、自分の意思によって行動することが出来ずに 流されやすい性格」だと思っているようだが 実は、そんなことはないと俺自身も思っている。

クロには 俺のステータスに表示されていた数値を見せないようにしておくことにする。その

「ステータスの表示の仕方を、どうしようか」その事で悩んだ。俺はクロに相談をしてみる クロが「それじゃあ 私のステータスとユウトさんのステータスの比較をしましょう」と言った クロは自分の能力値が俺との差を埋められないレベルになっていることを確認してから そのように言う

「まずは、おにいちゃんの現在の強さを確認しておく必要があると私は思っています。私は おにいちゃんと二人で協力をしていくことになれば。お互いの能力値を把握できていることは重要なことではないかと私は思うんですよ」と言われてしまったので俺は クロに対して「俺はお前の兄貴なんかじゃないんだぜ」と口に出してしまいそうになったのだが 我慢することができた 俺が自分の心の中にいる人物

「前世」でのクロの姿を頭に思い出すと胸の鼓動が激しく高鳴り始めてしまうからだ 俺がクロの言葉を聞いてから黙り込んでいる様子を見ていたクロから こんな事を言われてしまったのだ

「ユウトさんって もしかして私が あなたの妹だった方が良かったとか 考えていました?」と聞かれてしまったのである 俺は、クロの指摘通りだったのだが「確かにそうだ。クロの方が俺の姉になっていた方があり得ていた事だったかも知れなくて。俺はそのことを考えて落ち着かなくなってしまっていたんだ」と答えると クロは、ちょっと呆れた表情を見せていたのだった。そんな反応を見せるクロ

「おにいちゃん。クロと私が姉妹だったとしても、今の私たちは他人同士ですよ。そもそもですね。私のおにいちゃんはユウマさんですよ。それは変わらないのです。だって もしもユウナが私のお姉ちゃんだったら。きっと私は おねえちゃんのことを嫌いになっていましたよ。私がおにいちゃんと呼ぶのは ユウちゃんだけ。

それにだ。仮に、私が この世界でのおにいちゃんの恋人になったとしても。それは おにいちゃんではないでしょう。

それは私の「理想として求め続けているおにいちゃん像と全く違ったからですよね」なんて言葉を耳にすると 俺の心は痛くなって 俺は涙が出てしまいそうになってしまった 俺は、もう、限界を迎えつつあった。そんなときに、クレアさんの声が聞こえる。俺は その声に、少しばかり安堵を覚えて クレアさんに「助けて」という感情を向けると「クレアさん。クロが俺を殺しに来るかもしれないんだよ」と口に出したのだ。そしたら

「クロには まだユウトを本気で殺すつもりはないと思いますけどね。クロの気持ち次第でしょうね。その辺に関しては」と言われた。俺が「どうして クロに命を狙われないとダメなんだ?俺の命を狙わないっていう選択肢も選べるようにしたほうが良くないか」そんな話をすると クレアさんから、このような話をされる。「あの子は、自分の存在を証明してくれる人が欲しかった。それだけの存在。私にとってはクロは 妹のような感覚だけどね。それとクロは、あなたの事をとても信頼しているようね。その点は 私も嬉しい限りね」

クロが、なぜ自分を「お兄ちゃんと呼んで欲しい」と言っていたのかも理解できた気がしていた。

「俺はクロを信じるしかない。俺が守るべき女性はクロしかいないしな。そのクロは俺の運命の女だしな」そんな風に思いながら、俺は眠りにつくことにしたのであった。

俺達は宿屋の一室で寝ることになったので 夜の間は「お互いの部屋に行くことは禁止だ」ということを取り決めている その理由は「部屋の中で二人っきりの状態で、お互いがお互いを意識し過ぎてしまい。それでお互いにドキドキしまくっていた結果。俺達が疲れ切ってしまった」なんて展開が待っている可能性があったので その様な状態に陥る前に「お互いが同じ部屋の中で過ごすことを禁ずる」みたいなことを決めさせていただいたのである 俺の方は その条件を決めた後に「もし、俺がクロのことが好きだという事実を知ったうえでクロが部屋に忍び込んできて 襲ってくる可能性があるのではないか」なんてことを俺は考えていたのだけど クロからは俺に対する性的な接触は行おうとはせずに普通に一緒に過ごしていたのだ そして俺も「何かあったら大変だよ」ということで俺はクロの隣に寄り添う形で眠ろうとしたのだが「今は二人とも別々のベッドの上で横になっていて」俺は、クロが眠るまで、その頭を撫でながら「俺が側にいるよ。安心してくれよ」という言葉を何度も掛け続けていたのである。そうして、クロの髪を触りながら、俺は意識を失うのであった 翌朝に目を覚ますとクロが「おはよう」と言ってくれる。

俺は「クロはクロらしく生きていいぞ。俺が守るべきものはこの大陸に存在する、ありとあらゆる人々を守ることだ。俺の命に代えてでも、俺は、俺の力で出来る範囲内の人間だけでも守り抜きたいと思っているから」というような言葉を伝えることが出来た その翌日には「ゴブリン狩りの依頼を受けて魔物を倒しに行きます。ユウトは無理して戦う必要はありませんから」と言うようなクロの申し出を受ける形になり

「その依頼なら問題ないな」と考えて クロと一緒に依頼を受けて、その仕事をこなすことになる この世界に転移させられた時に俺が装備を身に付けていたのが 聖槍エクスセイヴァーだったので、俺自身は「その剣技を使うことは出来ないけれど その剣術自体は覚えていて使うことができる」そんな状況であったのだけど その剣術を使って、そのゴ

「私は今、何が起こったんだろうな と考えてしまっていた そう考えることになった原因は俺が、クロに抱きつかれていて「おにいちゃぁん」と言い出されて抱きしめ返してあげているところまでは 別に良かったんだけど。その後に「おにいちゃんに抱っこされたら 凄くうっとりとしちゃいますよね 。

だから私は ユウキと触れ合っている時間を増やしたいと常々考えているの」そう言ってから俺の顔に顔を近づけてきたのだが。その時に 突然 俺の目が眩しく光出して、その後に俺に襲いかかってきたのが「激烈な痛み」だったんだ。その瞬間に俺の記憶が消え去っていく感じで 気を失ってしまうので「俺には分からない」

「その、俺の目の前に現れたクロは「俺はお前を必ず幸せにしてみせる」と伝えたら「私は、今以上にユウトのことが好きになっていく一方だと思う」と恥ずかしそうに伝えるクロの姿を見た直後に、俺の頭が急にズキッとして 激しい頭痛を感じ始める。俺はクロに

「大丈夫ですか!? 頭を抑えていますが どうしましたか?」そう言われるのだけど。俺は「その前に。クロにお願いがある 俺が記憶を失った状態で 何か大切なものを無くしてしまったとしたら。俺は、その時はどうなっていたと思う?」そう問いかけてみると クロは「それは絶対にありえないです。ユウトさんにとって一番大切なものが消えたということになった場合 その状況に直面する頃にはユウトさんの精神はボロ雑巾みたいになって その状況に耐えきれなくなってしまうのが目に見えていたので。だから そうなる事態は避けるようにしておいたのです」と話す。それを聞くと 俺は

「ありがとうな そのおかげで俺は助かったんだな。そう思った それから俺は「今の状況を打破するにはどうするかを考えなければな」と思って。クロの体に触れる。そうした途端 俺は「クロが俺に対して殺意を抱き始めているな」と感じ取ることができたのだった そのクロが「ユウ君。貴方を殺して 私は貴方との絆を手に入れることにする」そう言ったのが クロからのメッセージなのだろう」と俺は考えて、俺は「ユウちゃんごめんね お別れの時間が訪れてしまったよ。ユウトが死ぬ寸前に発動させた蘇生魔法のおかげで、辛うじて命を繋ぐことに成功した。だけど、それが本当に限界。これ以上の時間をユウトをユウトのままで居させるのは不可能だったから。私も「元の状態に戻ること」を選択したの」というメッセージを ユウカから受け取った そこで ユウヤに話しかけられて そちらを向くと「俺の名前はユウガ。これから先、長い付き合いになることになると良いな。改めて宜しくな」と言われる。

ユウヤのフルネームが分かったのはユウキからの情報によるものだったのだが。その名前がユウヤというらしい 俺はユウキを庇って死んでいたからな

「その話 本当かよ クロ。じゃあ、クロがクロのままだと 色々と大変なことになっていたんじゃないかよ」と俺が話すと「クロはクロのままであり続ければ 何も問題は起きませんでしたよ。

ユウマさんの「勇者としての資質」に目覚めた

「前世のクロ」がユウトの体を乗っ取って生きていた訳なんですが。クロは、前世が魔王であるクロだからこそ分かることがあったので「その辺りを クロの視点から説明していくのが良いのかも知れないですね」という話をクロがしてくれたので。そのクロの説明を聞き終えた後「なるほどな そういうことだったのか」と言うと

「はい なので、クロの人格が二つ存在していた理由については ユウナが その力に目覚めるまで クロが、このままの状態で生きていくことにしていた というのが正解だったりするんですよね。つまり、私が おにいちゃんと出会って、そのままおにいちゃんを愛し続けたとした場合には。私にユウナが宿ることになるはずだったので。

その場合は私とお姉ちゃんとクロの三つの意識が存在することになるんですよ」とユウカが口に出すので

「なるほどで そこまでが真実だったというわけだな」と言ったところで ユウキから、「この話を纏めていくのが早い気がするが、とりあえず。ユウキが「勇者の力に目醒めるまでのユウトとクロの意識は同一人物だ」ということが分かった訳だが。俺としては、その二人の存在に共通点を見出せないのは確かなんだが」そんな話をユウキと俺がする それに対して「ユウトはユウト。クロはクロですよ」と答えてくれたクロの表情を見る限り「クロの中では ユウトがユウジに入れ替わっても それはクロのおにいちゃんであることに変わりがないんだよ」そんな風に思われた。そして俺は「俺はクロをお姫様だっこする。その際にも、しっかりと俺におぶさるように促してから「クロを大事にする」という意味を込めて頭を撫で続けるようにするのだが「私の髪の触り心地とか良いものでしょうか。私としても、この感触は嫌いではないですし。むしろ とても気持ちの良いものだと思っているので。だからといって「ユウくん。クロにばかり構わないで下さい」とクロに言われてしまう そんなこんながあった後に 俺はクロのことを抱きしめて「このクロだけは、絶対に失いたくない」という思いから。クロに口づけをする その俺の行動を見た後に クロが頬を赤らめてから俺の方へと近づいてくると「おにーちゃん キスしたい」という要求を口に出してくるので それを叶えるために 俺の方からクロへ近づく。そうすると そのクロは「もう我慢できない」と言わ

「私の世界での出来事なのだけど。私の兄と妹の二人は仲が良かったんだよ。

まぁ、そんな二人が恋人同士になった結果が 私と兄の関係にも影響してきて。私の方は、いつも「おにいちゃん」と呼んでいるのだけれど。妹の方が 自分の事を「俺」と呼ぶようになっていて。その事が私の方にも影響をもたらしてくれているんだよね。

ちなみに私の本名は「サクラ=サオトメ」になるのだけど。その苗字が「おにいちゃん」と呼ばれている人の名前と被っていて、しかも名前が「ユグドラシル」とまで同じで「私は私の事とクロの事を、もっと好きになってしまうな。クロの容姿が 俺が好きな女性と似ていることもあって 俺は余計に強く惹かれるようになっていたからな。ただ、その「サクラ」の方は「クロ」という名前ではなくて クロと同じ世界の住人ではあるのだが。しかし「クロ」とは全く別の人物であり。俺の妹として転生している訳ではないようだな。しかし どうして あの時のクロは 自分が生きている間にユウコが生まれ変わって来なかったのだろうかと考えていたようだけど」そのユウヤの発言内容から考えると「クロの前世は この世界でもユウナが俺に出会うまでは生きていたということになるのか」と思った

「そうかもしれないね。クロは、そう思っていたみたいだし。実際に「前世の世界にいたユウナは ユウと仲良くなって恋をしていたの」とも言っていたからね。だからクロがユウ君のことが大好きだと言うのは嘘偽りのない言葉なんだよね。でも、それが理由で 私がユウトを気に入るきっかけにもなったから。クロにとっては嬉しい出来事でもあったかな」そう言ってくれた

「なるほどな。それならば、ユウと俺との関係は上手くやっていけそうだな」

そう言ってくれるのはユウヤという男性で。俺の友達でもあり。この「ユウ」と「クロ」の関係を知る人物だった 俺達は「そのクロ」がクロのままでクロに

「俺が今の状況に納得していない。お前の本当の名前はクロで、今はクロと名乗っていないが、俺にとって大事な女の子だという部分について間違いは無いのだろう。だから俺は、そのお前を守りたいんだ。俺と一緒にクロが暮らしていた家に帰って来てくれないか」そんな誘い文句を伝えた。その結果 俺の家に居候することになるのだが ユウとクロが同じ家で一緒に暮らすことになった。ユウとクロが二人暮らしをするようになったのだが。その家の中に入った俺は そこに広がっている光景を見て「これが異世界か。確かにユウはクロに似ている雰囲気を持っている。それにしても。このユウという男からは強い魔力を感じる。ユウキが持っている魔力の量と同等か、それ以上なのか。そんな感じの存在だった ユウキが俺に抱きついてきてくれたので

「ユウ どうした?」と言ってみたりする ユウは「いえ、その 少し恥ずかしくなっていただけなのです」と言いながら「そろそろユウさんから離れません?ユウトさんはユウにべったりくっついているだけで幸せなんだったよ?」と口を出してくるのであった。それからもユウは恥ずかしくなっていた

「それは、そうですが やっぱり、恥ずかしいじゃないですか」という会話をしながらユウは俺に引っ付いてきて。俺に「ユウの髪をいじるぞ」と伝えると「はい ユウの髪の毛もユウに負けないぐらい綺麗ですので。どうせなら、そのようにユウの髪に触れてください。ユウはユウトさんと、より親しくなりたく思いますので」と伝えてきた。そう口に出したユウにユウの頭をなでることにすると

「そうしてくれるだけでも十分すぎるくらいなのですが。ですが ユウも何かしておきたいなと、そう思ってしまうのです」と言われてしまうのであるのだが ユウが恥ずかしくなっている理由は

「ユウさんがユウと同じような状態になっていますからね」と言われた

「ユウがクロのように甘えてくるのなら、俺だって同じようにユウと触れ合っていく。それでいいよな」そう伝えた後に「ああ 俺もユウと沢山スキンシップを取りたいと、そう思ってはいるよ」という発言をしてしまう。

俺とユウキとクロの関係は良好なものだった。そうして俺がユウとクロとの生活を始めようとしたときに「私達の家に来ることは許可できるけど。クロを連れて行くのは駄目」と告げられる。その理由は クロと「俺の大切な人だと思っていた人物」の同一性を確認するためだそうなのだが。俺としてはクロがクロのままで居

「私がお姉ちゃんに成り代わることも出来なくはないの」

とのことだったらしいが。結局、クロはその状態のまま生活することにしたようではある。

ただ、「ユウと私と クロの三人で暮らす日々というのは。何だか楽しくなってきたのですよ」ということだったから。それで問題はなかったようであるが、ユウヤに関しては別の問題が出てきてしまった

「なるほど。その件については了解した」と答えたので、これで終わりにしてくれる

「クロを元の世界に戻す方法を探す。その時にクロをユウのところに返すことも出来るはず」というユウの提案を受けて。

「クロのことについてお願いしておくが。俺は 今のユウの傍にいたいと思う。だから これからも、ユウの家に住み着かせて欲しいと思ってる」

と言うのだった。そして、その後ユウが「じゃあ、そういうことだし。ユウトも、ユウさんのそばにずっと居るって決めたんだから。二人で協力していくことが重要だもん」なんて言い出すのだが クロの方を見てみると。クロの奴が「私は。別にどちらでも良いですよ。むしろユウトくんの役に立てるなら嬉しいかも」と言ってきたりもしていた

「分かったぜ!任せておけ。この世界に存在している、もう一人の魔王を倒してやろうじゃないか」

そう答えると「ありがとう。勇者。そして貴方には悪いことをしましたね」

「何を言っているんですか?俺の名前はユウジです。そちらの名前を名乗ってくれていいんですよ」そう伝えると「いいえ。こちらで結構です。では よろしく頼みました。私が倒そうと決めていた相手ですが、この国の中で最も強くて この国の中でも一際有名な騎士でした。私が倒すことが出来なければ。私が倒した相手の力を奪える能力を持っていましたので。そんな相手に勝つために 私は、この剣を使うことにします」と口にすると

「おい。そんな簡単に俺が信用出来ると思っているのか」

俺はそう言うと 彼女は

「私は、貴方が信頼できる人物である。そんな風に思った。だから、私は、この聖刀を使ってみた。しかし。これは 本当に、ただの聖刀なのかも知れない。だが それでも その可能性が有るのならば、この力を使いたい」

彼女が、そのように呟

「そんな事よりもさぁ 君の名前を教えてくれよ。僕はユウで 君はクロで良いんだろうけど こっちで名前を呼ばれることが無いせいで、その呼ばれ方に馴染めていないんだけど」

というのを聞いたクロが、彼女に向かって話しかける「ねぇ、お姉ちゃん」と言う声を聞くと。その女性は「うぅ。うぐ」と泣き始めてしまったのだ。それも、クロが「私達が、お姉ちゃんと会えないのも、寂しいの」と口にすると「クロぉ~。もう絶対に離さないからねー」と言っては そのままの勢いで抱きしめられてしまったのである。俺達の仲間に加わった、クロに似た容姿をしている女性「クロに良く似ている女の子」こと、クロネと名乗る人物が クロに対して懐いていたりするのを見た俺は クロからクロのことを色々と聞いてみることにした。

「そのクロのことなんだけど どうしてクロと同じ顔をしているのか教えてくれないか」そんな質問を投げかけてみるのだが。その問いを受けたクロは 困ったような表情を見せてきて

「それはね 私がクロから生まれたから。私はお母さんから生まれているんだよ」と答えてくれた。その言葉を口にしてからクロは「私が産まれた理由を話しておこうと思います」と言った。クロは

「私が産まれたとき お父さんと お兄ちゃんは旅をしてる最中だったので、私の事を知らなかったのだけど クロちゃんが生まれた瞬間に 二人の旅の目的が、私の事を見つける事に変わったみたいでね だからクロちゃんは 私が元々生きていた世界の中で私が過ごしていた村の中に、生まれた瞬間から一緒にいたことになる。私はクロが生まれる前に 既に私として生きていた。私は自分が生きている間に 私が生きていた村の人達全員と、とても仲が良くなっていたから。私が死んで、クロが生まれ変わってきたときは、皆が涙を流しながら喜んでくれたの」と言うと

「私が、この世界に生まれ変わった理由は。私がこの世界で死ぬことでクロと出会える機会が増えると考えた。クロを生き返らせることが出来るかもしれないと思ったから」

そう口にしたのだ。それからクロは

「でもね クロちゃんは死んじゃダメ。私が守るから」と言うと クロはクロをぎゅっと抱っこするように包み込んだ。そして、それだけではなく クロの背中に手を回してくるクロの事が可愛

「ちょっと 恥ずかしいかな。私 こういう状況に慣れていないというかさ」と口にすると クロに「可愛いな」と思ってしまい。ついついクロを、もっと甘やかしてしまいたいと思ってしまうのだが。それを見ていたユウが「僕がクロの傍にいられたら良かったのに」とか何とか。意味不明過ぎる言葉を発していたりする。

そのユウの口から「僕は この国の王族の息子なんだ」と教えられるのだが クロと似たような姿になっているユウに「なんで、その格好をしているの?」と聞かれると

「僕の本当の名前は「ユグドラシル」と申します」とユウから自己紹介を受けると「その恰好が気に入ってて」と返答をする。

クロのことが好きなユウキという青年の事情を聞き終わった後 俺は「そろそろ、この世界から出て行くべき」と考え始めてもいた。クロの願いもあって、俺はユウと行動を共にしてはいるのだが。やはり「元居た世界に戻るべきではないか」

「この世界の中を冒険するにしても 俺一人で全てをこなすことは出来ない。仲間が必要だ。この世界を探索して回るとしても。俺は、まだこの世界のことを知りつくしていないんだ」

俺はユウに対して「俺に協力してくれないだろうか」と告げるのだった。ユウは、この世界の魔王を倒しに行くために「聖刀の所持者」を探して歩いている

「その目的のためには、お前に協力してほしいと思っているのだが」そう伝えるとユウから「はい わかりました。勇者さんの力になりたいと思います」と返答が来るのだった。そして ユウと俺の旅が始まった。クロが言っていた「元からクロが生きていた村の人達と 凄く仲良しになった人」とクロから聞かされていた人物の一人がユウだった。クロは俺と出会う前の世界で「村人から慕われる 優しく頼りになる村長の孫娘として暮らしていた」とのことだが。クロは、ユウがクロの事を覚えているかどうか。心配な様子を見せていたが。「俺が、ユウと一緒に行動してクロの知り合いだと知れば。きっと クロと会うチャンスをくれるだろう。ユウとは そういう人間だと思う」

「それにクロも、俺以外の人間が居る方が嬉しかったようだから」

クロには、そう説明したが。実際は、俺自身にも何か期待をしていたりするような感じもある。ユウとは俺が ユウキと名乗った後に出会った。そこでユウが、「クロのことを知っているよ。君のことは忘れていたけれど」と話す。クロはクロで「私が生きていたときの事は、私が死んだときに記憶を失って。それで、私が転生したときには 覚えていたみたいなんだ」と話し始める。

「俺が知っている、あの子の事を話してくれよ」と言われてからクロから聞いたクロの記憶を俺はユウに伝えた。それから俺はユウの事を信頼することが出来る存在だと思い始めていたのだが。クロはクロで、どう思っているのか。分からない状態でもあったのも事実だ

「勇者と二人で行動していくうちに。少しずつ仲良くなれるんじゃないかな」

なんて思っていたりしたわけだ。そういえば、この世界にやってくる直前に出会った少年の事も俺は思い出す

「俺は勇者だから。その力を存分に振るわせてもらおうと思っているけど。あんまり俺の事を舐めて貰っちゃぁ困るがな。俺にだって勝てない敵ってやつは沢山存在するぜ」と、ユウからは言われるのであった。

俺とユウの二人が、元の世界へと戻る方法を探すための拠点として選んだ街には「魔王を倒せるほどの実力を持つ者が住んでいる」という噂があるようであり その人物は、街の人々の悩みを聞いてくれる「心優しい人物」だそうだ

「まあ、それは噂にすぎませんが。その方は実際にいまして。私達の村に、いてくれて。この前、この王都までやって来てくださいました」

クロは俺に話をしてくれた。そんな会話の流れで俺が勇者であるということを明かした後は。その少女との話し合いが始まることになったのであった。

「勇者様ですか?それは驚きですね」そう口にした彼女の名は「ミウナ」というらしい。

その少女との出会いの後 俺達は宿に戻った後に食事をする事にした。食事の際にも話は続き「そういえば あの子も勇者様なんです。ユウト様にそっくりで。ユウという名前の」と話してくれる。それから彼女は「この国は平和だ。この世界に居る魔王も。この国が戦争に加担することを嫌い、侵略も行ってはいないからな」と語る。俺は「その言葉に偽りは無いと信じてもいいのか?この国に勇者が存在するのか それともその勇者が本当に存在しているかどうかは 怪しいところではあるが」と話し始めた。そんな俺の口振りに反応を見せると「勇者は実在していますよ」と言ってくるのである。

それから俺の話を聞いたユウが話し始めた「実は 僕の故郷で、勇者と呼ばれている男の子が一人存在する」と語り出した。「そう言えば 勇者さんって、どうして、この世界に?」と俺が聞くのだが「実は 僕の故郷にも魔獣が現れていてね。その時に、偶然通りかかった人が助けてくれたんだよ。その子が 僕の目の前で、あっという間に巨大な化け物を倒してしまって。僕は、その姿を見ていることしかできなかった。あの人は「俺は勇人と呼ばれていて。勇者と呼ばれる男に憧れていた」と言っていたんだ。それで あの人のようになりたくて 強くなろうとした」と言う。それから「そうすると、いつの間にか、あんなに成長できるようになってしまっていたんだよ」と笑う

「僕は「あの人から学んだんだ」と。そう言っても過言じゃないと思う。それで、あの人に「強くなりたいんだ」と言って弟子入りを申し込んでみたら「じゃ、俺が強くなるための練習相手にでもなってくれ」そう頼まれたので 一緒に練習をしたりしている

「だけど、僕なんかが強くなったところで。何が出来るっていうんでしょうか」と言ってはいたんですけどね」と付け加えた そんな事を話し合う二人に俺は

「俺にはクロ以外に家族と呼べる存在が居なくてな。クロに良く似た君を見てしまうと 少し懐かしくて、寂しくなってしまうな」と言ってしまうと 二人は互いに見つめあい お互いに照れくさそうな表情を見せ合っていたりする。そんな光景を目の当たりにした俺は「クロとクロに似た少女が抱き合っているのを見て 思わず泣いてしまった時のことを。その時は「寂しさから涙を流したんだろうな」と思っていたんだけれども、あれ以来 時々思う事があるのだ。あの時の涙は、

「クロに会いたいという気持ちの表れから 流れてしまったものだったのではないだろうか」と、そういったことを考えながら俺は眠りにつくことになる 次の日の朝 俺の泊まっている部屋に一人の女の子が訪れた。その部屋を訪ねてきた少女は 昨日 ユウが口にしていた

「俺が憧れていた男の人に似ている容姿をしている少女」に、どことなく雰囲気が似通っているようにも思える 俺の部屋を訪れた「黒髪の美しい女性」である。俺に声を掛けると「お姉さんが貴方のことを もっと知りたいと思えまして。だから、こうして貴方の元を訪れてみました」と、そのような言葉を俺に投げかけてくれたのである。そして その女性は、こんな言葉を続けて俺に伝えてくる「そう言うわけですから。私の方から色々と話しかけていきますので、よろしくお願いしますね」と言い残し、俺から離れていった。その後 朝食を取るべく宿屋を出た俺はユウと落ち合い、共に食事を行う 俺はユウに対して「俺の事を慕っていてくれてる女性の事についてなんだが。お前は知らないか?」そう質問をする。するとユウは「ああ あの子でしょ?確かに彼女は この国の王子なんだ。僕の村に住んでいる子で。今は旅をしていて 僕の家に滞在させてもらっている。名前は確か「クロ」と名前を名乗っていたはずなんだよね。その人と君は、よく似ている気がする」と言う。

俺は、クロと名乗る人物が「ユウと俺の事を似ている」と言っている事が気になり、クロとユウの共通点を確認してみることにした

「俺もクロと言う名の女性がユウと同じ出身なのか?と思って聞いてみると。クロという子はユウと同郷の出身で 幼馴染だった。俺の事を「自分の兄のように思っていて。ユウの事を実の兄以上に思っており。自分が、どんな姿になっていて、ユウが自分を思い出してもらえなくても構わないから、もう一度会いたい」そう言っていた。それを知った俺は「ユウはクロのことを覚えているのか?」と確認をしてみた。

ユウは首を横に振った。それからユウは、クロと初めて出会た時の様子を教えてくれる ユウがクロと出会ったときは、たまたまユウの方は用があり、この王国へ訪れた後。クロが宿泊先に訪れてきて、ユウに懐いてしまい。そのままユウが「クロが望むのなら」と、しばらく面倒を見ることになったようだ。そして、クロはクロなりに頑張ってはいたが。クロは病弱な体を持っていたこともあり。病気に掛かってしまい 死に至る寸前の状況になっていたようだ。クロ

「ユウは、そんなクロが亡くなっていく瞬間を目にしてしまったんだよ。そうすると、ユウの胸の中にクロへの想いが芽生え始めて。そうするとユウは「クロの分まで生きなければならない」という感情を抱いて、それ以来は、ユウもクロに頼られたときの為に頑張ろうと考えていたんだよ。ユウも、そんなクロの思いを感じ取っていたんだ。「クロはクロが望んでくれる限りは生きていきたい」そうユウは答えてもいたなぁ」と、語るのであった。それから、俺の知っているクロについての情報は。ユウに、ほとんど話すことになってしまったのであった。

そしてユウは俺に向けて「そろそろクロちゃんを迎えに行こう」と

「ユウには、クロと一緒に生活したいとか そういう気持ちはあるのか?」そう訪ねてみると

「クロはクロだよ。それ以上でも、それ以下でもないよ」と答えた。俺は「分かった」と答えて クロがいる場所へ向かうことにしたのであったが。

「やっぱり この世界でも、お前がシロで間違いないみたいだな」と、俺はクロに告げる クロは自分の名前を呼ばれる度に「シロと呼ばれていた気がするが。どうしてシロと、この世界で呼ばれた時に違和感が無かったのだろうな」と考え込む。そういえばシロと出会った時に クロも、シロと名乗っているとユウは教えてくれたが。

クロにシロと名乗っていた少女の話を聞くと「シロという名前はシロが名乗った偽名ではなく、本当の名前だった」と答える。「そうするとシロとは誰なのか? お前の姉のような奴が居るとしたら。あいつは俺の妹みたいな者になるはずだし」と、俺の言葉を聞いたクロが語り始める

「クロという名前を名乗っている少女の事は、あまり知らないんだ。ただ。クロと私の名前が似ているというだけで「この少女が、きっと私に良くしてくれていた人物なのかもしれない」と考えて 私がシロと呼べば。向こうが反応してくれたから、クロと呼ばせて貰っている」とクロが語ってくれたのであった。そんなクロは「私のことは、とりあえずクロとでも、なんとでも、好きな呼び名で呼ぶといい」と言ってくれた そんな

「クロと二人で会話をした時間を過ごした翌日になった。クロと一緒に過ごす日々を過ごすうちに、クロに惹かれ始めてしまっている自分を俺は感じ取るようになっていたのである。

そんな俺の気持ちに気付いたのか。クロとの距離感も次第に縮まり始めていた そして ある日の事 クロと二人で街に出たときのこと。街中では俺達の姿を見た街の人達が集まってきて

「勇者さんと魔王のハーフの少女じゃないか」と騒ぐ。

そんな騒ぎにクロも反応して 俺と離れてしまう。俺は街の人に囲まれながらも、なんとか抜け出し クロを探し出すことに成功したのであった。それから、クロと合流を果たした俺にクロが言葉を掛けてくれるのだが その会話の流れで「勇者さんと一緒だと。私は普通の子供らしく扱ってもらえるんだよね」と 笑顔で言葉を伝えてくる。

それから俺は「俺はお前に対して恋愛的な意味で好きだと伝えたが。その事についてはどう考えているんだ?クロ」そう尋ねると「嬉しいけれど 勇者として、まだまだ未熟なお前と恋人になっても、お前を困らせることにしかならないと思っている。だから私はまだ勇者と魔王の娘という立場のままお前との関係を、より深くしていくことを望んでいる」と言葉を口にする

「そうか じゃ クロの期待に応えられるよう努力をするか」

それから数日が経過してから 再び クロと共に、この街に訪れると。今度は「勇者さんと魔王の混血児の女の子が、勇者さんの故郷にやってきたぞ」などと噂されていた。その話を聞いていた俺は「俺は俺だし。クロと恋仲になるようなことはないだろう。そんなことを思いながら俺はクロを連れてクロが宿泊している家に向かう。そうすると、そこにいた人物は俺の予想に反して クロと非常に似た少女であり 俺にはクロの面影を感じることが出来た

「初めまして、お久しぶりですね。お兄様」と クロが言う。クロの発言を聞いて 俺は「俺の知り合いと同じような発言内容なんだが 俺とクロは、どのような関係だったのだ?」と、そんな風に聞くのだが。それに対してクロは「私は、あなたが暮らしていた村で生まれたんですよ」などと言い出して。俺は「じゃ、じゃ、まさか。君もシロという名前では無かったか!?」と驚きながら問いかけると

「私の本名を知っているなんて やはり貴方は 私のお姉さまの、大切な方なのでしょうか?私の名は クロです」と語る その日から、クロはクロと名乗った少女にクロと呼ばれ続けることになった そんなクロとの毎日は楽しくて 楽しい時間が過ぎるごとに 俺はクロの事を好きになっていく自分に気づくことになる だがクロがユウに「クロとシロの関係に気付いていない振りをしている方がユウにとっては都合がいい」と語ったこともあって 俺自身も「クロとユウが姉妹だということを知らずに過ごしていたほうが、お互いに過ごしやすい環境なのではないか? 俺はそんな風にも考えるようになってきてしまった。そんな状態で、俺とクロは 今日も仲良く街に出かけるのであった ユウから、そんな報告をもらった俺。ユウは、こう言った後に、続けて話を始めた クロも「実は貴方のお父様と顔を合わせていたりしましたが。お母様に「お義父さんと呼んであげなさい」と言われたこともありまして つい、お兄さんと呼ぶ癖が、まだ残ってしまっていたりします」と。こんな内容を口走る

「それは良いけどさ 俺もクロも 別に兄妹ではないから 義理とは言え妹が出来た感じがしたんだけど」俺の言葉を受けたクロが「まあ家族のようなものには違いありませんから。それで良いと思いますよ」と返答をする。そう言われてみれば、確かにそうだと思った俺は 俺の家族に紹介するためにもユウやクロには「俺の家に一度来てもらう必要があるかも知れませんね」と言ったりした後で。早速俺は

「それじゃユウも、ついでだ 連れて帰らないか?」

「ああ 俺もその方が良いと思うぜ」と クロも同意を示す。それから俺がシロや、もう一人存在する俺の妹のナナと連絡を取った結果 三人共に、この場に集合する事が決まる ちなみに俺が今住んでいる場所は、クロの実家でもある。その場所に、この

「ユウ」を名乗る人物が、このタイミングで来訪するのは 偶然ではないのだろうと思いつつ。ユウとクロは「クロの事を頼む」そう言い残すと 転移能力を使って姿を消した。それから暫くして俺の元にやって来た二人は それぞれ別の相手から説明を受けることになる。俺は 二人に向かって、簡単に事情を説明してやることにすると ユウと名乗る少女からは、「この世界に来る前からクロのことを知っていた」「自分は、あの子と血の繋がりはない 義理の兄弟だと思っていた」そんな話を聞いたりした 一方 もう一人の俺の「妹のナナミ」は クロのことを見て驚いた顔をしていたので 俺は 俺に、なぜクロのことを教えたりするんだ。俺とクロは お互いが記憶

「思い出せない」ようにしようと決めたはずなのにな。そう思ってクロを見つめたりしたが 特に、何か特別な意味があったわけじゃないらしい という事が分かり。「私はお兄様の幸せを願っているんです! 貴方のことも大好きですよ。私はお兄様とクロちゃんの味方なので!」と言われてしまったのである そう言われると 俺としては嬉しく感じるところもあったりする そんな状況になっている間にも クロの体調は、どんどん悪くなっていき 俺達は「どうにかクロの命だけでも救う方法は無いのか?」と考え続けた。しかし有効な手段を見つけることができずに クロは衰弱していき クロ

「私のために泣いてくれるのですか? 貴方は、どこまで優しすぎるんです。私は クロという名前を名乗っていて 本当は違うんです。私の名前は クロエなんです」そう言われた瞬間に クロが、どういう理由で クロとクロの名前を騙るようになったのかは分からなかったが

「もう 長くないことは理解している。それでも。クロはクロの幸せを望んでくれたら クロが居なくなった後の世界に生きる理由を失ってしまう。そんな俺を心配して クロは 自分を犠牲にしてまで俺に尽くしてくれたんだな」クロの気持ちを考えれば考えていく程 俺の涙も止まらなくなるのであった。俺にはクロの死期が迫っているという事実が耐えられなく

「俺にとってクロが、どれほど大きな存在なのか それが分かる出来事だ。もしもクロを失えば 俺の心の支えが無くなってしまって 何もできなくなるかも知れない」そんな恐怖心を抱いてしまっていた

「クロが死んでしまうと、クロが生きていたという証拠さえも、なくなってしまうんだよな。せめてもの救いがあるとすれば 死期を迎えた後 転生する事が出来るということだけだろうな」俺が、そんなことを考えていた時に。ユウが、このような言葉を紡いだ。「そう言えば シロが残した遺書が残っていたよな。それを確認させてもらえないか?」と。そこで俺は シロの遺言書を確認するために シロの部屋に向かった。するとそこには、俺の妹のナナが待機していて「お義兄様が 私を訪ねて来たので ここに待たせて貰った」と言う。そして俺は、シロがクロの体に憑依する直前に書き記した手紙を読む。そうすればシロの遺留品

「遺品」と呼べる物が手に入って 少しでも、クロのことを感じられるかもしれないと考えたからである 俺と、俺の妻であるシロが「俺がクロと初めて会った時の話なんだが」と語り出す

「シロは、俺がクロと出会った時には 既に「シロ」と呼ばれていた」そう語ると、俺は 俺の家族の誰かが、シロという仮名を付けて呼んでいたんじゃないか。俺は そんな仮説を思いついた 俺の家で生活を共にするようになったクロのことを、シロと名付けた可能性が一番高いのは 俺の母である。

そう思った俺は「シロというのは クロがシロという偽名を名乗ったのと無関係ではないだろう。それにしても どうして、シロという呼び名で呼んだんだろう」という疑問を抱き始めた

「クロは俺と出会う前に シロという名前で呼ばれ続けていたのなら、その名前で俺が呼ばれると混乱してしまうかも、そう考えたんだ。だからクロは、自分が俺の妹のナナで有ることを隠して俺と、しばらく過ごす事にしたという」そう説明する俺に クロも、そのような可能性を口に出す「私の場合は「お父様」と呼ばれると困ると思っていましたので。だから私が、あなたの妹のナナだとは告げず。「クロ」とだけ、お伝えするようにしていたんですよ。私とお父様にも、そうした過去がありましたから」

クロとシロは同一人物だと

「俺に告白をした日に クロは自分の素性を話してくれた」

「えっ!?そうなの?」と驚きを隠せずにいたシロだが。すぐに笑顔を取り戻し

「お姉ちゃんって呼んでも良いかな?」などという。シロの発言を聞いたクロが苦笑いしながら クロ

「私をお姉ちゃんと呼ぶことは許可出来ますが 私のお母様と私のお爺ちゃんが聞いたら怒りそうな内容ですね」

「あっ!やっぱりクロお姉ちゃんとクロお婆ちゃんだよね?」シロの言葉に対して クロ

「シロが「シロお姉様」と呼んだとしても 怒られるようなことにはならないでしょう」

「シロは 俺とクロが初めて出会った頃の話をした」

「その件について シロさんは知っているの?」

「はい 私は クロさんから教えてもらいまして」シロの問い掛けに、クロは答えた。

クロ

「シロが、そのように私に話しかけてくれると。私にとっても嬉しいです」

「シロが、俺のところに、やってきた理由は、なんとな~くだけど想像がついたよ。俺は、俺なりに考えて。俺を気遣ってくれたんだろう」俺がシロに向けて語り始める。そうすると クロが「私はシロから、あなたとシロが出会うことになった理由を聞いているんですよ。それで、その理由は。クロさんと、同じで、きっとシロさんは。クロさんの境遇が、可哀想だったんだと思います」と。補足してくれる。

それからシロは「お義父さん」と俺を呼んだあとに 俺と出会ってからの生活について語っていった。「私のことを守って欲しい」そんな想いを伝えながら「お義母様は、クロのことで苦労をしているようでして 私はクロのことを愛しています。だからこそ私は、クロのことを全力で守りたいと考えておりました」そんなシロが語った話は「シロの両親が亡くなった際に 俺は、自分の娘のように接して欲しい。シロのことを守っていく。そう言ったからこそクロは シロの母親代わりとなってくれている」「俺にとっては、シロのことを妹として扱っている。そう感じさせるほどに。シロはクロにそっくりだから」そう口にしてから俺はクロのことを見つめる。そうするとクロは「クロはクロでもクロエの方ですよ」などと 冗談を言うように笑うので 俺の方も笑みを浮かべる そんな会話の流れから クロは

「シロさんの方は大丈夫だと思いますが。お義母様の方が少し心配になりました。だって。私達がお世話になった、この家は お義父さんの、お宅だと思っているのでしょうから」

「そう言ってもらえると助かるよ ありがとう。クロ そうしてクロから色々と話を聞いた。それから数日後の事になるが クロは俺の腕の中で 俺の目を見ながら、こう呟き続けるのであった。「本当にお疲れさま。よく頑張ってくれていたね。貴方のお陰で、クロの世界の私は救われていたと思います。私からも、改めて御礼申し上げさせていただきたいのであります。貴方のような素敵な旦那様を持てたことに感謝します」

クロが死んでしまってから一週間が経過していた。その間

「俺達は何回か 夢の中に現れたクロの記憶を元に行動を続けていたんだが。結局 何も成果が得られなかった」クロとの別れを経験してしまった、クロが俺達の家族に どんな思いを抱いたかは、察しがつくだけに、クロと再会を果たす事は、もうできないんだと痛感していたんだ

「クロとシロの関係とか。俺の本当の名前を知ってしまったのに。もう 会えないのか」と嘆いていた俺だったが そんな俺の前に クロが現れてくれる事は無かったのである。その事実を受け入れようとしないでいる間に、時間だけが過ぎていってしまい 気がつけば この日になっていたのである。俺とクロが過ごした日々を思い返すだけで胸が張り裂けそうになるのだ。そうしているうちに 朝になって。俺は、この世界における

「俺」の姿を確認しに向かう 俺の家にある仏壇に線香をあげに行った時に、「クロと俺達一家の墓を建てた方が良いのか? それともこのままで良いのか? 俺は、クロの遺骨を持っていないんだが その場合は、どのように墓を建てるべきなのか? 俺は分からないな。クロが生きていれば相談出来たんだが。まあ。俺には、クロがいない世界で生きていこうという気持ちなんて持てないし。俺自身もクロが亡くなってしまえば、同じように死ぬつもりで居るんだ」そう考え込んでしまったので。俺が「俺が この家を離れる事になったら 俺の家族と一緒に暮らした場所を守りたいという、そういう気持ちもある。でも。やはり ここはクロに眠っていてもらいたい。この場所を シロに守らせる事になってしまうのも 辛いんだよな」と、そんな言葉を発したのである

「お姉ちゃんはさ。もし私が「死んだ」なら どうするか決めているのかな?」と ナナがシロに質問をしていた。

シロは答える。「そう言えば 私の方でも 同じような内容の事を、クロにも、聞かれたことがありました」シロが そのような事を語るのであった クロの口から シロに告げられていた内容が語られる

「シロ。お前に頼んでおくが。もしかしたら俺が、クロやシロの所に来るかもしれない。その際に俺が「シロ」と呼んでいる場合だけ返事をして 俺の名前を呼ぶようにしておいて欲しいんだ」そんな内容を伝えられた時。シロが不思議そうに問いかけてくる

「私は 別に問題はないんですけどね。ただ。どうしてお兄様を名前で呼ぶ必要があるのですか?」シロが俺に対して尋ねてきたので。俺は素直に事情を説明した「俺は、クロと約束をしていてね。俺は

「俺は、お前と俺の間に子供が産まれた場合 俺を、そいつのお父さんと呼んでほしい」と言われている」

そんな話を聞いていたクロが口を挟んできた「確かに クロはそんな話を、あなたにしたみたいですね。そして、もしも クロが私に、クロの生まれ変わりで有る私に会いに来たら。シロがクロの子供を産んでいるので

「その子の名付け親にしてくれ」と頼まれる可能性も有り得なくは無いですか?」とクロは説明をしてくれたんだ 俺が話を始める前に、俺は、クロから説明を受けて、俺と、クロの間で決めた決まり事を 俺自身の妻である

「ナナ」へ説明をする そうすると ナナは「私にとって とても都合の良い条件なので 私に異存はありません」と言い出し「それにしても、まさか お義兄さんに子供が出来るなんて 私、凄く嬉しく思っちゃうな」などと言うので

「それは、まぁ。なんだ。俺の子供が生まれる事を心待ちに出来るのも幸せな事だよな」などと言って 俺も少しばかり照れ

「私としては お二人に子供が出来なかった場合にも。お二人で協力して。夫婦生活を行って欲しかったんですが」なんてことをクロが語るのだが。俺もナナも「俺も、それに関しては同じ考えで居たりして」などと笑い合う結果になったりする。俺の妻でもあるナナは「それは無理だと思う。子供を産むには準備が大事ですもの」と、俺の考えを否定していたりしたが クロは

「いえ。それぐらいに難しいのです。ですから。私は「私が先に死に。その後に、シロに私の代わりに。あなたの子を生んでもらって。あなたと、その女の子に面倒を見てもらうしかないです」とも、

「あなたとお義父様が、結婚をした時には。私が、お義父様の御嫁さんになれば良かったのに そうしたら、きっと、あなたと私は結ばれていた」

と シロとクロは語っていたりするので 俺は、そんな話を耳にしてしまったのだから

「シロとクロは、もう会うことが出来ない存在だ。だけど、俺の子供達は、この世界に現れる可能性が高い クロに俺の子が会いに来てくれる可能性はあるわけだし そうなったときに、クロの子供が クロの子と同じ姿で存在しているとは限らないけど。それでも、きっと。クロと俺の娘が出会い 一緒に成長していく姿を見守っていくことだって可能になるはずだから。俺が この世界に生きている限り俺が俺として生きていた世界を守れたら それだけで満足なんだ。そうだ。クロの魂は、俺に、この世界のクロとして生きるチャンスを与えてくれたのだろう」俺の妻は、俺の言葉を黙って聞いてくれた。その上で

「お義父さんは クロに言われたんですか? この世界に生まれ変わってくるクロに 貴方の子として、貴方と巡り合えなくても、貴方とクロの子である子を育てられるように。私は私を磨き続けていきたいと思うんです」と口にしていたので。

俺は クロが語っていたことを説明する「そうだったんですか。私を、この世界へと、送り出されていたとは クロは、そこまで考えていたんだ 本当にクロって人は凄いな」と、そんな言葉を俺に語りかけてきてくれたので。俺は クロの想いを伝える為に「俺が お前に伝えたかったことは。これからは俺だけではなく。俺と俺の息子と娘を見守ることに専念してほしいということだ。だから。シロが俺を、シロの息子として育てるように 俺は、シロの事もクロの子だと思っているんだぜ」と語りかけたんだ。そうすれば「クロが、私のことも守ってくれていたんだ。私、そんな風に思っていなくて 私は私の為だけに、行動してきた。クロは、こんな私を、クロの子を、シロの子を守ってあげてほしいと私に託してくれていたのですね」

クロは自分の命を引き換えにしてまで。クロの幸せを願い。その思いを貫き通そうと決意して死んでいったのだから 俺が、この場にいる理由は「クロが愛したクロの住む世界を。クロの意思を継ぎながら守り続けること」

そして「俺自身が生きた証を残したい。その思いを胸に抱き続けていたい だから、俺は、クロとシロとの間に生まれた子供の為に、そしてクロが大切に育ててくれて。今も俺を親だと慕い続けてくれている クロを悲しませるような真似を絶対にしない クロの分身とも言えるシロを守ることで、クロへの償いをし続けよう」

その思いで、俺は 今まで、クロと共に

「この世界で生きてきた」「クロに教えられた事を忘れないで生き続けなければ いけない クロに恥じるような行いだけは避けなければならない」と思い 今日まで必死に頑張って来た

「私はクロが、シロの事を心配していたことを知っているのですよ。でも「貴方とクロの大事な人達と いつまでも仲良く暮らしてくださいね。その事がクロの一番望んだ事なのだと思います」私は、そんなクロの言葉を聞いて。クロは自分を犠牲にする事が嫌な人で有る事を思い出したので

「お姉ちゃん。お願いがあるんだけどね。私はお姉ちゃんのことを大好きでいるつもりなの その事を伝えれば。きっと、シロのお姉ちゃんが、クロのお母さんになって。この世界で、クロとクロのお父さんが 過ごした時間を取り戻すことが出来るかもしれない」なんて話を切り出してみる シロの姉である、彼女は、俺の方を見て、口を開いてくれる。俺に、自分の意志を伝えたいと、伝えようとしていたのだから。俺は彼女の意思を尊重したかった。なので、俺は彼女の様子を静かに眺め続けたのである。そうしていれば「クロの、生まれ変わる前の。本当の名前を知っていたんです。だから。クロが言おうとしていたことが分かります」なんて言葉が俺の耳に入ってきたのだ 俺の耳に入ったのは「俺の名前は黒井和人っていうんだよ」という言葉であり。クロが生前に語った内容が語られる

「俺は、クロから、クロという名前を引き継いだが。俺には、クロのような 優れた能力は無かった。俺は普通の人間なんだ」という事を口にしていたのである。それからは クロの記憶を引き継いでいたクロと会話をしているかのような感じで クロの話を聞かされる事になる。それは とても不思議な感覚を俺に与えてくるのである。

俺も。目の前の女性と「シロ」という女性が同じ人物であると認識していたので。彼女が話している内容が理解できるようになっていたんだ

「一は 俺に良く似た男に。シロと出会ったんだよな?」

その声を聞いた時に シロの顔を覗き込めば

「私は、今の一の顔を見ても 特に驚く気持ちは沸かないのですよ。だって、私が、記憶を受け継いだままの存在なわけで そう言った意味では同じ存在と言わざるを得ないんですよ」とか言い出した

「私はね。ずっと昔から。クロのことを愛し続けているので お姉さまの妹として生まれたクロに愛情を向けることに戸惑いを感じていないんです」

「俺が この世界に生まれ変わった瞬間から。俺は お前と出会えた事で安心できた気がしたんだ」

クロの言葉を聞いた女性は 微笑み「ありがとうございます。私は、クロが望んでいた。「クロとシロの子供」の笑顔を守り続けられることが嬉しいのです」

シロの口から語られたクロの願いを聞き終えたところで。俺は、クロの事を褒めてやり「流石はクロの生まれ変わりだよ。シロが言うには、君にはクロの魂が宿っているらしい。そして君は クロの望み通りにシロがクロの子として産んだ子に力を貸してくれるのなら クロとシロとの思い出を、その身に受け継ぐことも可能なはずなんだ」などと言ってやる。

俺が口にしたことを聞いていたシロは「私は お母様から。シロと呼ばれていましたが シロの本名を名乗ると「私の名前」は シロじゃなくクロで有ると お爺様は、そんなふうに思っていたんだ。だからこそ、私にはシロと名付けたのかもしれません。そして お兄様。あなたは私に「クロ」と名付けるつもりで居るみたいですけど。

「クロ」と名乗る事を許すと言っているようなものなのですよ。私が、この世界に生まれた時点で「お父様」の子供になる資格を得ていた そんな私の事を お母様とお祖母様は許してくれるでしょうか?」なんて言葉を漏らしてくる。

そんな言葉を聞いて。俺は「シロとクロの間に出来た子供の事は、クロのお婆様にあたる人に託せばいいんじゃないか」と助言を行う。クロとクロのお母様の関係を考えれば クロの娘である俺達とシロとの関係性を考えた場合 クロとクロの母親との関係性を想像してみても クロからしたら孫に当たるはずのシロに優しい態度を示すであろうことは容易に想像がつくからである。そう考えると「俺は、クロのお母様には「クロが愛していたクロの子だと思って接するのが良いのではないかと考えているよ」と口にする シロは「そうですよね。お兄様とクロの関係は「私とお義母様と、シロの関係とは全く別の関係」で有り続けるでしょうからね」と、そんな言葉を発してくれた。そいで、クロは、俺に向かってこんな話をする「俺は

「クロ」と呼ばれるのが一番好きかな」と、そんなことを口にしてくれたので 俺は「わかった。クロは俺が「クロの転生者であるクロの子を育てていくのが俺の役目だ」

そう考えた結果 俺は、クロの子であるシロを育てることにしたんだけど。それでいいか?クロのお嬢様」と問いかけ

「えへへ。クロって呼んでもらえるだけでも クロとして生きる意味があるんだ。俺は、お義父さんに「クロ」と呼んで貰えるだけで幸せなんだ」と返ってくるので。俺は、その答えを受けて

「俺としては。お義父さんと呼ぶよりは、俺にとって本当の息子でもある。シロの兄貴の呼び名は 一でしかないんだが その呼び方は気に入っていないんだろうから。俺はこれから、クロではなく一を名乗らせて貰う」なんてことを言ってみたんだ。そいで、クロが、この世界に生まれて。俺は改めて思うんだ「俺にクロとして生きる道を歩んでくれたクロに感謝をするべきだ」ってな 俺の言葉を聞いた、クロとシロの姉妹が二人して「私達はお似合いのコンビだったんですよね」「うん。そうだよね。お祖父ちゃんとクロ」なんてことを言い出してくれて シロに、シロの母である。クロにとっては「クロの姉」が俺の方を見ながら。俺の問いかけに対して、俺の求めていた以上の回答を俺の耳に入れてきてくれたんだ

「私は、シロとクロの孫の笑顔を守るために、クロとシロの娘の面倒を見ることで良いのかしら。そうであれば シロとクロの子の保護者という立場でも良いかもですね」そんな言葉を俺に伝えてくれたのである。そんな彼女の言葉を聞いていたクロとシロの姉のシロだが。シロはクロの「シロという名前を引き継ぐことを望むか」という問いかけを受けた際

「クロが生きていた時代に「白野木美鈴」と呼ばれていたのが この世界に生まれ落ちる前に持っていた名前なんだろうと思うんです。でも 私はシロでは無い。だから私は、シロという名前を捨て去りたい。私は、この世界に存在するために、新しい命を授かったのだとしても その命は、あくまでも私の

「クロの忘れ形見」という存在に過ぎないので 私は、私自身の存在を証明したいんです。その為にも「クロの分身としてのシロが生を受ける前の名前が「シロノ」だった。そして「クロが愛した女性から生まれた子であるシロ」が「クロとクロのお嫁さんの子供達と仲良く暮らしながら」成長していけば、シロは「黒乃の遺伝子を引き継いだ者によって生み出された。黒野の遺伝情報を内包している」存在では無くなると思います。それに、おにいちゃんが「シロとシロのお姉さんを家族にする為に必要な条件」をクリアすれば。シロが黒野の血筋を受け継ぐ存在では無くなりますから。そうした後に。黒野の

「クロの血を引く娘」が生まれた場合は、「シロの妹である女の子はシロの血を引いていない」と言う事に出来ますから」と言ってくれました それに加えてシロは「私自身がシロと呼ばれていることに抵抗を覚えてしまうほど。シロの名が大切な物になっているので クロと同じシロという名前で呼ばれたい気持ちもあるし。クロと、お姉ちゃんが過ごした時間を奪ったような気がしてしまって。その罪滅ぼしをしたくて」とも、口にしていてくれまして。

「私とクロのお姉様は、シロという女性が生まれるまでは。お互いにお互いを支え合って生きて来た仲だから その関係で シロが生まれれば「シロとクロのお姉様の夫婦の幸せ」を奪う行為に繋がるかもしれないので 私自身も、私という個人の存在が。シロという名前を持った存在である以上。私自身をシロと認めて欲しい気持ちが強いんです。だから「お姉様。私に「シロ」という名を与えてくれませんか?お姉様は私よりもクロと長く過ごしている時間が短いのですが。私の方がクロと一緒に居た時間は長いので クロとシロの姉という役割で一緒に居ても大丈夫だと、思わせてもらえないでしょうか?」とお願いをしてみる

「お父さまが「クロとクロの子供が居て その二人が、それぞれ子供を作ることが出来て。その子達の父親がクロの生まれ変わりなら」という条件を満たされた場合。お父さまの「シロ」という名前を継ぐ権利を得られるので 私が、シロという女性になり。シロのお母さんであるお兄様は「クロの生まれ変わりで有る。お兄様なのですよ」そんな状況を作り出すのが、一番なのではないかと思い お姉様にお願いしました」という

「俺が、俺自身の存在価値を失いかけた。俺にとって「シロとクロは、本当の意味で親代わり」なんだが だからこその悩みがあってね。俺は自分の意志とは無関係に「クロ」

「シロ」と呼び続けて来たんだ。その呼び続けることで 俺の中では「クロが生きている証」となっていたんだ。でも、シロに「クロではない別の名前をシロに与えよう」そう思ったときに。俺の脳裏に浮かんだ名前は シロが俺の妻になった。クロとのやり取りを思い出したときだったり 俺の意識の中でクロの記憶が蘇るときは「シロをクロとしか呼ばなくなる。それが当たり前のように

「俺はクロじゃない」と強く認識してしまうと、どうしても、シロを呼ぶときもクロと呼んでしまう。それは仕方がないことなのか?それと

「俺自身は、シロの事をクロの妹として扱うように心掛けて来ていたが その呼び方は間違っていたんだな」

俺はクロをクロと呼んでいたのは、単純にクロの事が好きだったというだけなんだ。シロをシロと呼んでいる理由は、クロが「シロがクロにしてくれたことで、俺はクロがシロに望んだことが叶えられる」と言っていた事を思いだしていたからこそなんだ クロの生まれ変わりの俺と、クロとシロの間に生まれたクロの子のシロとが兄妹となるのも悪くはないんじゃないか。俺の個人的な感情を抜きにしてしまえば、俺の愛する妻と、俺が大切に育てた妹との間に出来る子だ。

「クロの生まれ変わりのシロ」は クロ

「クロの子孫のクロ」として生きてもらおう。そんな風に思うのであった。クロと俺との間で交わされてきた契約で、俺がクロに課せられた責務を果たし終えることが出来る。クロに頼られていたという事が、俺に取っては大きな支えとなってくれる そして

「俺も、クロや、クロのお袋と同じように、クロが生きた時代の知識や記憶が断片的にではあるが。思い出せるようになっているのならば この世界で生きているシロのお母様の力になって欲しいと思っているよ。それは、俺からの願いだ」そう伝えたら。シロは「クロとクロのお祖母様のことは。おにいちゃんに、おまかせします」と、シロから言質がとれたわけだからな。シロの母親と父親になる

「クロの生まれ変わりのシロの両親がクロの子供を可愛がってくれるように 俺はシロの母親とシロの父の力になって欲しいと願うんだよ」そう言って クロの転生者とクロの子孫であるシロが結ばれることを望んでいる。シロとクロの子供が出来るまで待つつもりだ」と答える クロから「ありがとうございます」と言われたので「俺としては、シロのお母様を、シロのお父さんが 愛せてくれるのが最善の結果だと思う」なんて言葉を返した。そいで、シロがクロに対して「おにいちゃーん」って、言って甘えて抱きつく姿を見て 俺は思わず「良かったな。これでやっとクロが愛した女と 俺の息子のシロとの結婚も見えてきて」と口ずさんでいたんだ シロの父親も、クロが大好きだった女の人も、シロに愛情をもって接してくれるようになったから。それで満足だ。シロとクロの子も クロに似て美人に育ちそうな感じはするが シロは俺から見ても可愛い子だし クロが愛していた女性は 間違いなく美人の女性だったんだろうけど クロが、その女性のどこを

「好きになった」のかは分からなかったが。シロとクロの子である、クロノスの父親は「シロ」を気に入っているように見えるんだ。クロを シロとして受け入れたことで。クロを愛し続けた俺を救えるきっかけを得られたと、俺は思って居るんだ。だから、俺としては シロをクロと同一視するつもりは全くないが。シロをクロの子として扱って行こうと思っている だって。クロとクロの娘であるクロを、俺は

「クロの魂を宿す娘であり、シロとはクロの娘と俺の息子であるシロとの関係性でもあるから」として シロを大切に扱うことを、心に決めている。その上で「シロがクロの曾孫であることに違いはなく。シロとクロの血を引く者達の関係を壊さない」ことも大事にしている 俺の目の前にいる三人

「クロと、その仲間達を幸せにしてくれないか?俺には無理だったことだが 君たち二人なら、クロとクロの一族を守れると信じている。クロの生まれ変われのシロは「シロ」と名乗ることにしたらしい そして シロは

「シロ」と呼ばれるのに慣れたいそうだ。その辺りについては 俺の口から説明するより シロから直接話を聞いてもらう方がいいと思うので シロのことを頼む」と、伝えておく。そして、シロのことを俺に託してくるのだ シロは「シロが、私の本当の名前になることに、不安はあります。それでも。クロとシロの関係が崩れないなら、シロが「シロ」で居られるようになるために頑張り

「クロ」が「シロノ」を受け入れて下されば問題ありません。私は お父様とのお別れをしたあの日。クロのお墓を作り、そこで眠るお祖父様の姿に 私は「お祖父様は、私がクロから受け継いだ名前を受け入れたうえで、私をお孫さんに残そうとしているんだな」そう思えたんです。そして、お父様。私は

「クロのお墓を作った場所に眠っていて。クロが、お祖父様と過ごした時間を、私の身体を借りて経験してきたんです。でも、私は「お祖父様が、どんな思いを抱きながら、私に接してくれたのかな」と考えてみると、私の中にクロの存在を感じていたとしても 私は「クロではない別の何かなのだ」そう思えるんです。ですから、私は

「シロの人生を生き抜く」と決めた

「クロ」とお揃いの「シロ」という名前が、お姉ちゃんと私の間での繋がりに、なっているのです。だから、私は、シロという人生を歩むことを決めました」

クロは、私の言葉に涙を流して

「ごめんなさい。私、クロのお嫁さんのつもりでしたから。私自身が、シロとクロのお姉さまに認められるように。努力しなければいけませんでした。シロ、あなたも、シロではなくて、シロという名前を持って生まれた一人の女の子なのですよね。私の方こそ。私達を家族同然のように思っていたから、つい、今まで通りに、クロと呼び続けて来ました。でも、これからは、シロ。あなたの気持ちを優先しますね」と言って クロはシロと二人で泣き出すのである。クロとシロは「クロの転生者であるお兄様を。私達は「お兄様」と呼ぶことにさせていただきますね」と言うのだが それに関しては シロにクロの名前を継いで貰ったこともあって

「クロから名前を貰っているから」という理由で シロが「お兄様は、私の兄であり。お兄様が望むなら。クロとも呼んでくださらなければ困りますよ」と言われてしまう まあ、「クロがシロとシロの姉妹なら。俺にとっては、どちらも大切なクロ」で、あるので クロがシロの妹という立場で シロが俺の兄で、クロと俺の関係は姉妹みたいなものだと考えているので「俺の家族」として「クロ」を シロを「シロノ」と呼んだり クロから名を受け継いだシロを クロと同じ「シロ」と名付けたんだから。それもあるので

「じゃあな クロ。また、会おうな。次は俺が死ぬ間際に来るか?それとも。この世界に来て、会いに来た時に 迎えてやればいいんだな」クロに対して

「俺の妻の一人が「クロのお骨と一緒に埋める場所を作ってくれたんですよね」と話していたので その場所に俺がシロとクロの墓を建てるから。それまで待っていてくれ」と言ったのだ クロに 妻達がクロのお墓を用意して シロがクロから引き継いだ。俺の子供たちにシロがクロを託されるときに 一緒にクロの遺骨を納める形になっていた 俺の妻の一人である「アリエル」にクロとシロのお墓を用意するように命じた アリ

「分かりましたわ。では そのように準備して参ります。それと お二人の為に クロの好きなお菓子をたくさん持って行ってください」と 用意しに 城に戻ることになったのだが。その際には「他の子供達にも分けてあげて欲しい」ということで クロが好きだったチョコレート菓子をいくつか渡してもらう クロにシロと仲良くなってほしい。そう願い シロがクロの妹でいいよ。そういう態度を取り続けてきたのがクロを追い詰めた原因だったりする しかし 俺は、シロをクロの孫だと認めた上で接し続けたのである。だからこそ。シロは「クロとの思い出が詰まっているものを持っていることで、おにいちゃんの役に立てると思った。それだけが、今の私が持っているおにぃちゃんに対する恩返しの方法だと思うから。だから お祖母様にお渡しするのも。シロが大切にしているものを シロからクロへと渡すのも良いと思います」と、そう口にしたので俺はその通りにしたんだ そんなわけでだ シロがクロに「お祖父さん、クロのことを忘れないで、大事にしてあげてください」と伝えると「当たり前じゃないですか。忘れませんよ」と答えてくれていた。そんな光景を俺は嬉しく思うのであった

「シロ」も、クロも

「クロが生きていた時代に生きる人」と「クロと俺が生きた時代からやって来た子孫達の間に生まれた子」なんだよなぁって、しみじみと感じている だから「俺達の子供も、クロに懐いているみたいだな。俺の子供がクロに懐いていて 俺の両親と俺が クロと仲良さそうに接している姿を眺めているのは。とても良い気分になるもんだな」

シロからクロの話をされて「ああ。確かに。クロの事を想えば辛いことばかりが頭に浮かぶが。クロの事が好きだ。愛しいと思っていた。そういう感覚は 俺の心の中から消えることがない。むしろ。強くなってきてしまっている。それが嫌なことなんだけどな」なんて 答えたりする クロからシロのことを「妹と思って可愛がってくれないか」なんて言われて「クロのお姉さまと 私達のお母さんにお願いされたら。クロのお姉さまの言うことに従うのが一番だと思いまして」と返していたのを聞いていたから。クロから言われた言葉をそのままシロに伝えると「シロの事も大好きだよ」と言っていた

「俺の娘も、俺の両親は勿論。クロにシロ。クロの子孫にシロがクロから受け取った「シロ」という名を引き継いでいたのなら シロはシロの両親のことは知らないんだろうけど。シロはシロなんだ。シロの親が

「シロノ」と付けて、その名を引き継ぐことを望んだのなら。それは間違いなくシロのことだ」

そんなことを言うと「シロにとって 私はもう一人の自分ですね」「私の名前は 私がクロから引き継いでもらった名前の事。私に「クロとシロの二人が居た」ことを証明してくれる大事な証」と言い切っていた。そして

「私は 自分の子供を持つことが出来ないと思っていました。ですので、クロは 私の子供を産めないけれど 私のことを「母親」と呼んで欲しいと言って下さいました。その優しさを、私は嬉しいと思うのですよ。だって

「シロノ」という娘がいるのなら。私は その子を育てていけば その子はクロの娘であることになるのです。だから

「この子を私の代わりにクロの子として育てていきましょう」と言うことになりました そうすると「俺の子には「お祖父様と同じ名を付けたいのになぁ。残念でなりませぬな。まあ私はこの子に「クロ」という名前を捧げる事にするのでしょう」と言ってくれる クロからはシロの面倒を見てくれるという提案を受け「クロにはシロの相手をしてもうらうのが良いかと俺は思ったんだが。それでいいか?」そう答えると「シロは。シロにはクロというお友達がいた方が喜ぶと思うので」とのことだった。だから俺は、俺の妻達に「シロは俺の娘なんだろ?」と言ってしまう 俺の両親が「そういえば、そうか」と笑っていたが、俺は冗談で言ったつもりだったので少し恥ずかしくなっていたんだ

「俺にはシロしかいないし。それに。俺はお前達三人を愛している。俺の事は 好きになってもらえなくて当然だし。クロとシロを悲しませるつもりもない。ただ ただ お前達がクロを愛してくれたことが、本当に嬉しかったから ありがとう。ありがとう」そう言いたかっただけなのに「お兄様が望むなら」そうクロに言われる クロは優しい目をしながら クロのことを見ているだけだったのだ。俺が望むままに「私を抱いても構わなくても良い」そう言ってくるだけで 俺のことを責めたりしないのだ

「私達は。夫婦ではないからね 私は別にお兄ちゃんのことを恨んでいない。でも、私も、リリスも、この世界にやってきている。だから、いつか、この世界でも私をお嫁さんにしてもらえるかもしれない。でも、それでも 今は「クロとして過ごしていくので良い」。この気持ちに変わりはないよ」

そんなクロの言葉に甘えて クロを俺が抱き締めると「クロは。シロのことも、シロの身体を借りて過ごしていた時間があるくらいだから。クロのことも大好きなんですよ。でもね

「私だけが。クロが望んだように。クロを愛することが出来れば良かった」って思っていた。だけどね 私は。シロもシロで好きなんですよ。クロが死んで。それからずっと一人きりで、シロを「クロの身代わりに育てる」という目標をずっと掲げながら暮らしていました。だから。シロと過ごす日々が楽しいんです。シロとはクロの代弁者でも良いと思っていて。私自身としては「クロの幸せを願う存在」なので。私自身は「シロをクロとして愛するのは難しいかもしれなかったんです」そんなことを話しながら「それでも。私に抱かれても、私に「お兄様 私にシロを任せて下されば」と。シロの分まで、クロはお兄様の事を考えていますからね。私も。私の気持ちをシロに伝えた上で、お兄様の傍にいた方が良いかな」なんて言うのだった。俺はシロもクロも同じ「シロ」と呼んでいたからこそ。シロとクロの二人共を同じ名前である

「シロ」として扱っていた だから「クロは。シロにシロとしての振る舞いを教えてくれ。クロとクロとで分け隔てないようにしていきたい」と言えば「もちろんよ」そんな風に言って。シロにクロはシロノの面倒を見てくれることになったんだよね 俺が、リリスの方を見ると「お義父さんと一緒なのがいいんですよ。わたしは」と言われてしまうんだよね それからも、リリスは、俺に「クロ」として振舞

「俺の相手になってほしいな。お礼も兼ねて」とか

「今日は何をしたい?何が出来る?なんでもしよう」など、クロのように振る舞うことが多かったので「俺にクロの代役をしてほしいのか?それならば。リリスをクロの代わりの相手として欲しい」と言ったのだが。

俺が、「リリスはリリスでしょ。俺の目の前にいる女性はリリスであって。クロの代用品にするのは失礼だと思う。リリスにクロのような行動を期待したいわけじゃない。あくまでもリリスがクロを真似てクロらしく振るまうのではなくて。リリスが、クロがどうであったかという記憶を持ったままで、リリスのまま俺と過ごせばいい。そう思っているよ」なんて口にするんだ リリアナから見れば、俺はクロに好意を抱いているように見えるらしいのだが 俺は、そうでもないと何度も否定し続けているのである リリィは「私はね。クロとの記憶を持っていなかったら きっと、おにいちゃんに惹かれていなかった。だけど 今更それを考えてみたとしても、私は 私の中に眠っているおにいちゃんを愛する感情を止めることができないんだよ」と言っていた。それに加えて

「私の中のクロもね。やっぱりおにいちゃんのことを「異性」だと思っているみたいで 私のおなかに宿ってくれる可能性を考えているみたいなんだ」って。そんなことを口にしてくれていて。だからこそ「おにいちゃん ごめんなさい」と謝罪してくれた

「私は、私の中に居る。おにいちゃんに恋する心を抑えられなかった。抑えようがないほど、溢れ出してきているんだ。だからこそ 私は おにいちゃんの赤ちゃんが欲しくなってしまう。そう思うと やっぱりおにいさんのことを、おにーさんではなく

「一」さんと呼ぶようにした方がいいと思うんですよ」そんなことを言われてしまう 俺が 俺の両親の方を見ると、二人は、俺の方を見ずに、窓の外を見て遠い目をしていて 俺

「あの ちょっと 俺の両親 何か言ってくださいよ 俺に」と言いたくなるような光景を見せられてしまうんだ 俺もクロにクロノの面影を感じることが無いわけではないので シロが「私のお母さんに クロの匂いを感じます。なんといいますかね。こう。ふとした仕草や表情が やっぱり、似ているのです。私は。一さんと一緒にいる時。クロも一緒に暮らしている気分になって 楽しくなっている自分が居ます」と言ってくれた そう言えば シロから クロノの話を聞くことが増え

「私に、クロと、クロのお姉さまを返してもらえないでしょうか?私には一と言う素敵なお方に、クロと言う大切な友人と家族がいますのに」と言ってきたんだが 俺は 俺は「俺は、クロがシロとして過ごした時間を、俺とクロとの時間で埋め合わせていくことを、クロ本人に許されているんだよ。そして クロと、シロの時間は重なって 一つになっていくのだから その時間を大切にして欲しい」と言ってしまったんだ。その言葉を聞いて「私は、一さんを困らせてしまいましたか?私にはクロを返してもらう権利が無いって言われているみたいで」と言われた 俺はその時に 俺はクロ

「俺が勝手に呼び捨てにしてはいけないんだけどさ なんか、つい、ね」と口にしてしまえば「私にとっては、あなたは、クロと呼ばせて欲しい」とクロは俺の事を抱きしめてきた。そして「クロが私を呼んでいたのと同じように、私は、クロのお父さんにクロと呼ばれることは拒まない」と、そんな事を言い始めるので、俺とクロがクロノスのことを知っていることは、秘密にしてもらいたいというお願いをして「クロノス」と呼び始めたのだよな そうしていれば クロは「お兄様。お兄様が、私とクロの事を気にしている事はとてもありがいことです。しかし、私は。私とクロの時間を過ごしてきて「私が生きている限りは、クロと共に生きていければいいと思っていますから。お兄様は、私に気を使わなくても大丈夫ですよ」と言う そんなやり取りがあったのも懐かしいな クロから聞いた話なのだが「おにい様と離れてしまった時は辛くて仕方がなかったですが シロと過ごす毎日がとても楽しかったのです。だから 私にとって、シロは「お母様」と言っても良いのではないかなと。私は思っていまして

「私もね お義理さんの事をシロちゃんの「母親代わりになりたい」と思うことがあるんだよ。そして、シロは、私にとっては娘のようになっているし。娘は可愛く思えるものだしね。でも

「私にとっての一番は一だから」そう言ってくれるから 私だって シロのことが愛おしいしね

「私にとっての一は特別だし。一にとっての特別になれれば良いと思うよ」とクロが言っていた そんなクロは シロがリリスのところに遊びに来てくれるようになってから

「私には一がいて。クロがいるから。寂しい思いもせずに過ごすことが出来ているんです」そう 俺に話しかけてくれたこともあったのだ

「そうですね。シロちゃんと仲良くなることが出来たら リリスにもシロのことをもっと好きになって貰えそうな気がします。一は、そう思いませんか?」クロに言われると シロが、リリスに対して「私のことも いっぱい好きになっていただいても良いんですよ。むしろ私には沢山甘えてくだされば嬉しい限りですし」

「私も、クロと一が大好きだからね。クロは私を慕ってくれて。本当に幸せです」クロは嬉しそうな顔をしていたんだよね。

「私にとっても、一とクロの存在は救いだったわ。私自身が 私がクロの「身内である」ということを利用してまで、一を手に入れようとしなければ 今の状況は違かったはずなのに。私が一を独占していたらね。私に甘えることが出来る相手が、この世界に存在しなかったのよね。私って孤独感が強かったのかもしれない」

「それは違うんじゃないかしら。クロはクロが望んで おにーさんの元に戻ってきたわけだしさ。クロもクロなりの思惑が有ったんじゃないの。クロとおにいちゃは、クロの「父親」にそっくりなんだもん。そりゃ。おにーさんと過ごしている間は 私はクロになるわけだけど それでもね。私に優しくしてくれる人なら、私は誰でも受け入れるの。それが例えおにいちゃんでも。クロであっても 私に「好きだ」と告白してきた男の人をね 私はクロの身内に迎え入れていたから

「私ね リリィが 私の代わりに、お兄様に抱かれるようになったの。でも 私にクロとして抱かれているのと同じ感覚を味合わせてあげられたら。リリスにクロが私として過ごしていた時間の記憶を共有させることも出来るようになるのかも」とクロが言ったんだ。その話を聞いたリリィがクロに「リリスちゃんは、私と違ってクロ様の事を知らないと思いますが。リリスちゃんの事も幸せに出来ますよね」とクロに迫るのだ そのリリスは 俺が「俺に出来ることならば 何でもしてやる」と言うと。クロの代役となって 俺を抱くようになり。シロが俺の家に泊まりに来た時には 俺と一夜を共にするようになるのだった そして、その度に「クロと、クロの旦那様が一緒になった時の時間を過ごした。その経験が有るだけで私は幸せなんだから もういいよ」と言われて 俺は

「ありがとう」の言葉しか 言うことが出来ない

「わたしが、おねえさまに成り代わることはできないでしょうが わたしは おにいちゃんを、愛する人が傍にいるようにしたいだけなので わたしは これからもずっと おにいちゃんに恋をしているんだから」と言われてしまうのであった 俺も、クロのことが大切であることに変わりは無いのだから だから

「シロ。お前を手放すことなんてできない。たとえ 何度同じ時間を繰り返そうとも。俺はシロのことを愛するだろうし それに 俺達の間にできた子供はクロに似ることはあっても、やはりクロとは違う部分が出てきやすいとも思っている 俺がクロを 自分のモノだと決めているのは「独占」するためじゃないんだ。シロとクロを二人共に 大切に育てていくつもりでいたんだ」と言い張ってみせたのだ。そうしたところ「おにいちゃん ごめんね。わがままなおねいちゃんを許してくれるんだよね」と、そんなことを言うので 俺は「俺はクロを、大切にする」と言ったのであった

「私が、クロの分身をお世話させていただいても構わないのでしょうか?クロに頼めば、クロと会わせてもらうことは出来るかもしれませんが。私のお願いを聞いてもらえるかはわからないのですが」

俺の両親は、そんな会話を交わしているシロのことを見ていた。シロのことを「妹のように接してくれた存在だものな。俺だって「シロ」という存在を大切に思っていたんだ。それを忘れないようにしよう」と思いながらだ 俺もだ。シロは「お母さんと、私を繋いでくれていて。お母さんの意識の奥底にあるクロの存在を認識させて貰ったんです。私の中にいるクロを感じられて クロの存在を感じられているんですよ。シロは。」そうやってシロに言ってもらうことによって

「ああ そういえば。シロのことを、「シロの中に居るもう一人の女の子」として

「シロがクロに成る為に必要な人格」として扱うようになっていたわ 俺が、シロの事をクロと呼ぶようになったのは。クロに頼まれたからでもあるのだが。「おにいさんと、シロとで分け合えば問題無いと、私は考えているわ。一が私を受け入れてくれていることもわかっていましたし。シロに私が乗り移ってしまったら きっと、一は、私よりもシロを選ぶと私は信じていますから」と、そうクロが言って来たこともあるからこそ 俺がクロと呼んでいるのはシロではなく。クロと呼ぶことに決まったのだよな。俺がクロを呼び捨てにしているからか シロも俺に対しては「クロと呼んでくれても大丈夫」と言ってくることが増えている

「私はね ずっと一と触れ合うことができませんでした。そして お兄様と一緒に過ごす時間が長くなったら。私の中で「おにーさんへの愛情が膨れ上がりまして それでね。一と二人で、ゆっくりと過ごしたいなって。思ったんです。クロと、一が二人で過している姿を眺めたりしてみたいと思ったの

「だからね。お兄ちゃん 今日は、二人でデートに出かけよう」そんなことを言ってくれたのだ

「うん 分かったよ クロ たまには ゆっくりしてもいいかな」俺がそう口にすれば「そうだよ。一 たまには、のんびりと おにいちゃんに抱きつきたい気分なの。私と 一は 夫婦のような関係になっているのに。一緒にお風呂に入ることもないでしょ。お兄ちゃんと、一緒にお風呂に入りたかったんだよ。私が、お兄ちゃんに甘えている姿を見たければ 見ていても、良いから」なんて言われてしまうのである。俺は「クロとクロ」の両方と 一緒に居る時を過ごしていけば良いと思っている。その考えは変わらないのだからな クロに手を引かれるようにしながら、街中にでかけてみることになった。シロは、俺の腕を抱き締めているような状態になっていて「お兄ちゃん。私はね 一のお嫁さんになりたい。おにぃちゃんは、私が、クロを好きになっていても許してくれましたよね クロが一を好きで、私はクロが好きで。お互いに想いあっていれば 結婚しても問題はないのではないですか?」「私も一のことを心の底から愛しています。私は一のことを 一の妻になる者として受け入れておりますので」二人揃って そんな言葉を口にしてくるのだが クロの表情を見ていて 少しばかり気になってしまうことがあった。シロに抱きしめられたことで「一が感じたことってあったわ。一は、いつもよりドキドキしながら、一はクロのことを気にしていて。そんな状況でも。一は私のことだけを、見て居てくれたのよ」とクロは語るのだ。俺はと言えば 俺が思っている以上にクロを愛しているのではないかと思えてしまったわけ

「そう言えば、クロはどうして。お姫様の姿になっていたんだろうな」俺が問いかけると

「それはね。私がクロだからなんだけどね。私に、おにーさんと結ばれる資格が無いとは言わないけれど 私がクロである以上 一と結婚する相手としては相応しくないと思う。だからね。クロは一の伴侶になるために 別の姿で生活しようと決意したの」とのことだ。俺は、俺のクロに対する態度が変わるとは思えないので「俺と結ばれなければ、他の男と結婚していたとしても。それでも、俺にとってはクロだけが特別な相手だよ」とクロに語りかけつつ 俺に体を預けてきたクロを、しっかりと受け止めてやることにしたのである。俺のクロに優しくキスをしてやった。するとクロは「大好きだよ。一 こんな素敵な相手が傍にいてくれるんだもん。クロは、幸せだなぁ」と言うと 俺に抱かれながら、気持ち良さそうな顔をするクロを見つめていれば 俺は、クロの頭を撫で

「俺はね。こうして、いつまでも クロのことを抱いていたいな」そう口にするのだ。クロは しばらくの間は大人しかった。俺は、クロを抱いたままだった。暫くの時間が流れた後 俺の手を握っていたはずのクロがいなくなっていたのだ。慌てて 周りを探し回ろうとした俺の前に姿を現したのは、俺の娘だと名乗る少女だった。「お父さまは、娘と結ばれたいと望んでいられるのですわ」と言われて クロとの事を思い出し

「クロ。君は本当に幸せに暮らしているんだな。俺は クロのことを信じているよ」と 娘の身体に、俺はそっと手を伸ばすと「ああん。パパは激しいのですぅ」と言ってきてから 俺の顔に自らの顔を重ね合わせると 舌を俺の口内に差し込んでくる クロとクロ 俺は、クロとの行為を思いだしてしまった クロとクロ 二人は、俺に対して何か思うところが有ったらしく

「お母様と私の身体を交換しますので、しばらく 私の方をお借りします」そう口にしてから

「それじゃ 私のことを抱く前に。一は私達のことをしっかりと考えていて欲しいんだから。いい?」

「クロと、クロとの事を思い出すくらいならば 私は我慢できるのですが お姉ちゃんが私のことを求めるのです。お母様は「シロの身体を貸して」と言っているみたいなのですよ

「私にはね。おにいちゃんを満足させられるだけの力は持っていないもの。だからね。おにいちゃんのことを癒してあげることはできても。おにいちゃんに喜んでもらうことまではできないの」と、私は考えてるんだよ」とまで言われた クロとクロの二人が、俺の前で「抱いてほしいの」とまで言い出し始めたのだ 俺は 二人の誘いを受けて ベッドに二人を連れ込み 交互に交わりあい 疲れ切ったところで「一緒に寝たいです。私はおにいちゃんの一番になることは出来ないのかもしれないけど。せめて、この子達が生まれてくるまでの間は、一の心を独占していたいの。ダメでしょうか」と言われたこともあり。そのまま眠ることにした。そして朝を迎え

「俺は 昨晩 何をしていたんだ?なんで、裸で お前たち姉妹が眠っているんだ?しかもだ お前たちの方も何も身につけていないぞ」と、そう問い掛ければ「一は 私の中に居るシロを想っていたでしょ。一が 私のことを嫌いになってはいないってわかっただけでも、私は嬉しかったから。一になら、私をどんな風に触れてくれても構わないと思ってるんだ。それに、おにいちゃんの温もりを感じたくて 私達は、二人で同じ布団に入っていたから」とのことだった それから シロと、シロに宿らせている存在と 俺の関係が変化していくことになるのであった シロとシロは、俺に甘えてばかりでは駄目だと感じているのか 積極的に自分なりの考えを持って行動をするようになってきている

「おにーさんが望むような関係になれたとしたら。それはとても素晴らしい事だと思う。だけど。それだけだと 私は寂しいって思い始めてしまってね。私は、やっぱり。おねえちゃんとは違う。だからこそ。一が求めてくれるのであれば 私も、一のことを もっと深く知る必要があるんじゃないかと考えたの」などと言われる始末だ。だからといって いきなり服を脱

「一が、お兄さんとして振舞ってくれているのは分かるの。私にとっては大切なおにーさんなんだから。でも。今の私は「一のお嫁」になったの。一のことが好きなの。大好きなの。シロとして、クロの事を見ているのと同じ様に。私は 一と結ばれたいって思ってるの。一の事を独り占めしたい 一

「おにーさん おはようなの」「おはよう おにーさん」と 2人の声で目覚めることになるのだが。やはりというべきか。2人とも「一の事が、異性の人として気になり始めているの。おねーちゃんはね。自分の中に居た、もう1人の女性の存在が有ることは分かっていたの。その女性にも感謝しているんだよ だって。一とお話しをしたり出来るようにしてくれた人だしね。おにーさんも、私と同じように「私」のことを好きになってくれたらいいかなって思ってたりする」と言って来たりするのだから 仕方のない話なのかも知れない。

そんな訳で。クロの方は

「私はね。お兄ちゃん おにいちゃんと一緒に旅をしている最中に出会った女の子に嫉妬とかしていないか心配だったりするんだよ。だからね。おにいちゃんには、この先も。私だけを見続けて欲しい。そうじゃないと、私もクロのように頑張れない。私はおにいちゃんのことを誰よりも好きになれるはずだから。これからも、私に愛されていて欲しい」なんてことを言われることになった シロの方は

「私の場合はですね。一さんの優しさが心地よいのです。私達にとって、優しい人は お兄さんだけです。だから この世界に来てから、ずっとおにいさんの優しさを感じているんです でも、このまま甘え続けるだけではいけないと思い始めていて。クロとクロ お互いを大切に思うあまり おにいさんに迷惑をかけてばかりなので もう少しだけ、私が成長出来たらと願うようになったんですよ。おにいさんに、クロもクロの事も好きだよって言わせてしまうと、クロとクロを比べるような感じになってしまうと思います。

その点については、私の方に原因が有りますのにね」と言うことになるのである。つまりだ「俺は シロと、そしてクロのことを。どちらも選べないとしか言えないんだ」と言い出した時に

「私達の気持ちが重すぎるんだ」と理解された。「そうだよね。一 貴方が私のことを受け入れてくれた時は。すごく嬉しいって思ったからこそ クロのことも受け入れてあげてるんだろうな。私とクロはね。貴方のことを困らせてばかりだった」などと語られてしまったりしたのだった クロとクロとシロと クロとクロ この世界に転生してきた際に お姫様になっていたクロと初めて出会った。そして この世界で共に生きるようになり「クロの願いを聞き届けるため」などと言われ 俺はクロを抱いた その日の夜のことだ 俺は 俺が思っている以上に クロのことを気にしていたようで 俺に抱きつきながら眠りにつくクロ

「ねぇ 一。私がこうして眠るのは一のことが好きで。安心できちゃうんだろうね」と口にしてくる そんな風に語るクロなのだ だがしかしだ。クロはクロで 俺に対して色々と不安があるのだという それは

「クロはね。一のことが好き過ぎるせいで。クロの想いを受け止めてもらえなくなる時が来るのではないかと考えてしまっている。そうなってしまった場合、どうすればいい?」とまで 尋ねてきたことがあった だからだ

「俺はね。俺にとってのクロも クロの中で存在しているクロも同じように大切にするし。俺は俺のために動いてくれようとしているクロのことは 大切にするべき相手だと思っているよ。だって。俺はね 俺のことを守ってくれる存在であり続けてくれる相手を失いたくないと思えるくらいにクロのことを大事にしているつもりだよ」と 伝えてやることくらいはできたのであった 俺には分からないことがある 俺に娘がいた その事実についてだ そんなことを考えながらクロの頭を撫で続けている俺がいて。それを、見つめている俺がいるのだ クロが「私の事を一が、そんなに見つめてくれるだなんて 本当に幸せだな」と言うものだから

「俺のクロに対する気持ちは変わっていませんが」と言うと

「そんなことはないでしょ。一は、シロの身体を乗っ取っちゃったことで。私のお姉ちゃんと身体を入れかえられたりしていて。私のことを見てくれないの。今 目の前にいるのは シロであって。クロじゃ無いんですから」と口にしながら 俺に対して唇を寄せてくるのだ クロとクロ クロの口から「おにいさ〜ん。大好き〜」と言われた時には 思わず 抱きしめてしまいたくもなるだろう

「俺は おにーさんだけど。今は クロの兄でいようかな。クロは俺の妹なんだから」

俺がクロの頭をナデナリすると「うん」と口にして 笑顔を浮かべていた クロは、お兄ちゃんっ子であるらしい そしてクロは「私は クロに身体を乗っ取られて。それでクロと、シロの3人で暮らし始めるまでは シロに甘えるようなことはなかったと思うんだけど 最近は、ちょっと違ってきているのかなって。そう感じるようになってきて。私は 一のことは、クロとシロの両方を愛したいから」と言ってくる 俺がクロのことを抱いている間にだ 俺に抱きしめられているクロのことを見ている俺 そして、俺と視線を交わした瞬間から クロが俺の身体を求め

「私はね。おにーさんが私だけを愛してくれるなら良いやって。そういう気分でいたから シロは、まだ幼かった頃に生まれたばかりのおにーさんと出会う前に お母さんを亡くした経験があるの。だからこそ 私は、おにーさんの事を独り占めにしてしまうかもしれないけど。それって、間違っていないんだもん。おにーさんは、私を好きでいてくれてるから 大丈夫」と 口にしてきて 俺を優しく抱きしめてくれている 俺は、シロに憑依してからのクロとの関係性が変化したと感じられるようになっている

「おにーさんが 私と出会ってから変わったのと一緒ですよ。一がシロの肉体を手に入れてからは 一が私のことを一番に考えて行動してくれているから それが すごく嬉しく感じたりもして」

俺は、俺の中のシロのことが好きだ。クロに対してもだ 俺は

「おにーさん お願い。クロも私も両方で愛して欲しいです」と言われてからというものは。クロとクロを どちらを先に抱くかについては クロが望めばだ クロを優先するようになっていた。

俺の中で、俺とクロが共存できる状態が出来上がっているからだ

「おにいちゃんが 私を優先的に想ってくれるって。私も おねえちゃんも、凄い嬉しかったんだよ。だからね 私にもっと夢中になってほしいの」そんな言葉を聞いてしまえばだな。俺がクロを抱きたいという衝動

「俺とクロの2人だけで過ごしている時間の方が長くなっているんじゃないか」と思われる方もいるかもしれぬが 実際は

「おねえちゃんも もっと一緒にいたいの」と言ってくる 俺の腕にしがみついてきているのである クロに求められてしまっては クロを優先しないわけにはいかないということもあるのだが「クロと一緒に過ごす方が、俺としては楽しいと思えてしまうからね。クロと、クロが 一緒にいてくれて。クロの相手をすることがあればだ。クロのことを構っていた方が良いような気がする」と考えてみた場合にな クロからの誘いを断る選択を取る理由が無くなっているために

「一はね クロも私も両方とも同じぐらい好きなら 私も、私自身との思い出作りをしてもいいかなぁと思ったの。だからね 私はね 一に抱かれたいし、クロも おにーさんに沢山可愛がってもらおうかなって思ってるんだよ」と、こんな言葉を耳にした直後に「2人が そこまで言うのであれば」と考えた結果 クロと2人で クロの部屋へと向かうことになったのである シロとシロの関係とは

「私は 一の妻になるのだと心に決めていましたので。一に 抱かれても良いのです」と言って 一の肉棒を受け入れた後に「これで私は、一の女です」と言ったりするシロなので クロはクロで

「おにいちゃんは、おにいちゃんだけど 私とシロとクロで、一をおにいちゃんのお嫁にしてもらうことにしたの」と言っていた

「クロ 俺を誘惑しているのか?クロのおっぱいとか触りまくっていても怒らないのも、そう言った目的があってなのか」と思ってしまうくらいにだ 俺はというと

「違うの 違うの これは、そうじゃなくて。そうじゃないんだけど。おにいちゃんがね 最近 クロに夢中になり過ぎていて、クロのことも好きになって欲しいなって思ったの それに クロだって 一に好かれる女の子に成長したいなとも考えているわけで。だから おにぃにいっぱい可愛がってもらいたかっただけ」などと言っているクロを抱きしめていた。そんな感じだ クロが、「私の胸を揉みながら、シロを抱くのが良い」と言ってきたりする 俺が、クロを可愛がってやっている間にだ。クロを羨ましそうな目で見ていたクロの姉貴が クロを抱き寄せていたりもするんだが。クロがクロを抱き寄せるのと同時だ。クロがシロの服を剥ぎ取って、そのまま裸にひんむいたりもする。そんな光景を眺めていて。俺は「クロとシロとクロの姉妹のやり取りを、ただ黙って眺めていることが。幸せなことだな。クロとクロの仲が、これ以上険悪にならなかったらいいな」と考え始めたりしたのであった

「おにいちゃんは私とシロのことも、ちゃんと見ててよね。おにいちゃんが大好きなシロはね。私とシロの2人のお友達なんだから」

クロに言われたのである そう言われるとだ 俺は「分かったよ」という返答しか出来ない 俺がクロに抱かれ終わったあとの話だが クロと俺が「キスをしたい」などと思っていれば

「俺とクロとシロとクロとで 俺が誰を選んでいても みんなが幸せになれるように努力を続けていくのが一番大切なことなんだと思うんだ。俺はそう思いました」なんていう話をしたりしていた 俺はだ。「俺は、クロに「俺のことを好きでいてくれる女性を大切にする。俺に、クロを大切にさせてほしいんだ」と告げたんだ。そしたらだ。クロが俺の身体を求めて来て。それでだ。俺とクロの2人きりで過ごす時間が少し増えた 俺は クロのことを愛しているが故に クロとシロとクロが過ごしている家へ足を運んだ 俺は、シロが作ってくれている料理が食べたくなったんだ そんな理由でシロに会いに行ったのだ

「一輝様は私に何をしてほしいですか?」などと シロに尋ねられて「ご飯を食べさせてもらっている時が幸せだったから。だから、シロが作ってくれている食事を楽しみたい」と口にすると シロは「では、食事の時間にしましょう。ただ。シロが作ったものでは無く。シロが食べさせていた時に 一輝様が美味しいと仰っていたものを作ってありますから。一輝様に喜んでいただこうと 頑張りすぎちゃいましたが。どうでしょうか」と言う

「うん やっぱり。シロが作るものは なんでも美味しいね。ありがとう シロ。また、今度 一緒に、この家に遊びにこようね」と俺が告げてみたところ シロは笑顔を見せてくれた

「はい もちろん 私は、いつでも、どこでも 一輝様と居たいと思いますので」と言うのだ。俺も、シロが喜んでくれれば 俺も嬉しいからな。シロは 俺に対して「一は、お姉ちゃんにばかり気を遣わないようにしないと駄目だぞ」と言うのである。それは、どういう意味なのかと尋ねるとだ

「クロはね 寂しがり屋さんでもあるからさぁ〜 1人にされたくないのよ。だから、お姉ちゃんも、1番は一輝でいてあげないと可哀想だし 私とクロとシロで3姉妹みたいな生活をしていて、私達が喧嘩したりしないようにするために、お兄ちゃんが3人を平等に愛してくれなきゃいけないの」と言われるのだった クロとシロの関係性については

「一は 私達の3人での生活が楽しいんでしょ?」「えぇ。私はそう考えています」という言葉から始まる 俺は、シロとシロが作り出している クロはシロと一緒に 俺はクロと クロとシロとシロの3人で仲良く生活をしているんだ

「おにーさん。私達の関係は?」「えぇ。俺がクロとクロとシロのことが好きで。クロとクロとシロが、俺のことを愛してくれている」こんな話を俺としていると「一が、シロの身体を手に入れてからのシロの印象が変わったのと同じように。シロがおにーさんの肉体を手に入れてからの私も変わったんだよ。一の事は大好きだよ」と言われてしまうことになる クロとクロとシロの3人は、この家で暮らし続けることを決めたようで

「私は おねえちゃんよりも シロの事が好きだから。クロとシロの気持ちを尊重することに決めたの」と言い出すクロがいた 俺は、シロとシロを抱っこしたまま「俺は シロの事を嫌いになった事は一度もないからな」などと言うと。クロとクロとシロは、クロの部屋へと移動を始める

「クロとクロとシロとクロは、これからは、どうしていくつもりだ?俺が、異世界で生きていけるようになるまで 3人も俺と同じ世界にいるってわけにはいかないだろうし。どうすればいいと思うんだ?」と俺が聞くとだ

「一が異世界で 戦って行く為の準備をするまでの間だよね」と話し出したわけだ シロは俺とクロが交わす会話を聞きながらもだ 何も言わず。2人と一緒の時間を過ごし続けていたわけだが。クロの部屋に移動してからは シロが積極的に「おねえちゃんは おにいちゃんに、どうして貰いたい?私は 一とおねえちゃんが一緒に過ごせるようにしてあげる為に、頑張ってるんだよ。その邪魔をしてくる人たちに負けないだけの力をつけないといけないし。この世界で生きるための手段も必要になってきたし。でも。この世界の人達は クロやクロが大切だと思っている人以外からは。クロを守ってくれないから。その辺りをなんとかしなくっちゃ駄目だよね」

俺は、クロに甘える時間を過ごした 俺は、俺がクロと一緒に居れるようになったことで 俺は、俺の世界に戻る方法を見つけ出そうとした この世界では、まだ。俺は元いた世界には帰れなかった それでも

「私は一のことを信じ続けるから」と言われたので 安心しているわけ

「俺は、俺の家族の元に帰りたいだけなんです。クロと離れるのだけは絶対に嫌なんですよ。クロに何かあったら、それだけで死んでしまうほどに 俺にとってクロの存在は、大きなものになっているんです。クロを死なせないために、この世界に来れたことを感謝してるんです。クロが傍に居るからこそ 今の俺があるわけです。俺は 家族の元へ帰らないと」と言ったのだが。クロの奴がな クロに「私が貴方の力になれたら。私は、貴方の役に立てたらと。ずっと思ってた。一に おにいちゃんって呼べたのは 一のおかげなんだもん」

「おにいちゃんって呼ぶたびに 私は 嬉しくなって。一に沢山のものを貰ったの」なんて言われてしまったらだ。もう、どうしようもないわけだ。俺は「おにいちゃん おにいちゃん 私を置いて行かないで」と泣かれてしまえばだ。俺だってな クロが泣いてしまったら困るんだよ「俺は、お前を悲しませたくない」

クロは「じゃあ。私に優しくしてくれるんだったなら もっと優しくしてくれた方が 私は、もっともっと。嬉しいかなって」などと言っている

「俺の願いは、自分の世界に帰ることだけです」と この世界に来る前の状態と、この世界に来てからの俺の状態に違いがあるかどうかも確認する必要があった この世界は クロの望みで出来た世界だ。だから、この世界において クロが望まないことは起きないし クロが気に入らない人間は存在できないようになっているそうだ。俺も 俺がクロを傷付けることは出来ないように この世界に来た時には クロによって そういう設定をされていたみたいだ。俺は、この世界の中で この世界の理に従って存在しているわけで 俺がクロと過ごしたり

「好き」だと思えるようになるまでは。元の世界に戻れない クロは、俺のために作った世界だと言ってくれたからな クロが、どんな想いで作ったのか 知りたかったのだ ただ、それを知ったからといってだ。クロに何かをする気はなかったんだ 俺はクロを抱き寄せながら頭を撫でるとだ。俺の胸の中にクロが顔をうずくめて来るのだが 俺はクロの頭を撫で終わることにした後に 俺はクロとクロとの話し合いを見守っていたのだが。シロのことも心配になるのであった。

俺は この世界から 俺の世界へ戻ってから、シロの様子を見に行った。するとだ。シロとクロとクロの3人で、クロが俺の為に作り上げ

「俺のためにある世界」にやって来た。俺が、自分の身体を取り返したことによって。クロが大切に思っている「お姉ちゃんと俺とで」一緒に暮らせるように、自分の力で クロが願ったとおりに「おにいちゃんと おねえちゃんとシロ」で、一緒に住む家を用意してくれた。ただ シロの力が弱くなっている影響で

「おねえちゃん」の体調があまりよく無いらしい クロが、クロなりの考えを持って行動を起こしたのだった クロの力は、この世界でも健在なままであるのと同時に クロとクロとシロの力を、そのまま維持することが出来るようにしてくれているため この「クロが用意してくれることになった家」に

「一輝の肉体を取り戻す手伝い」をしてもらうという目的を持ち クロが「シロが住みやすい環境」を作り上げている。そのせいもあって。シロの調子が悪くなる原因を作らないように気を使って生活しているため。クロは元気であるのだ この「お兄ちゃんが暮らすことになっている家の中の設備は、ほとんど全て」が、クロが用意したものであり シロや一輝の事を第一に考えている。その証拠として

「おにいさま」と呼ぶクロが、お兄ちゃんと呼んだ一輝の事を「おにーさん この人は 私の命を助けてくれた人だからね」なんて言うと

「シロは お兄ちゃんの事が好きになっちゃった」とか言ってしまうものだから 俺はクロに「俺もクロの事が好きなんだけど?」と告げるとだ。クロの顔色が良くなったような気がする

「お姉ちゃんと 一は 私の恋人だと思ってくれて構わない。でもね。おにーさん 一は私と約束したでしょ。私は、一を愛してくれる。大切な人の1人である一に死んで欲しくないわけだからね。私達は3人とも 一が大切だし 愛しちゃいるの」

「うん。わかってる。でも 一輝は、君たち3人を愛さなきゃいけない義務はあるんだ」

「お兄ちゃん シロね おにいさんが おねえちゃんとキスしてたの見ました。あの時ですね。おにいさんは、おねえちゃんに惚れてしまいそうだったんでしょ。それに。私は 一輝の事も好きです。おにーさんの事を1番に愛していて欲しいの」とまで言われてしまったわけだ。

「お兄ちゃん」「一輝くん あの時は、シロちゃんのことが好きでも無かったけど。今では大好きです。でも 一とシロは別ですよ。クロのこともシロと同じくらいに大好きなの」などと告げられたために。クロの事を「俺の妻であり恋人でもある 俺の大切な妻だよ」と紹介したのだ そうして。俺が クロに対して

「俺は この子を 俺の愛する人にするつもりなんで、俺とクロの結婚を祝福してくれないか?」と聞いてみるとだ。クロは「えっ。いいじゃん。おにぃちゃんは、シロちゃんと付き合ってあげればいいし。クロちゃんが、一の一番になってくれるのなら。シロはおねえちゃんと一緒に、おにいちゃんが過ごしやすくなるようにして上げるよ」なんて言っている

「俺は。みんなを幸せにできるような そんな大人になりたいんだよ。俺には、それが出来るのかわからないんだ」

「私は一輝に助けて貰った時に 一目惚れしちやったんだし 今も好きだし。結婚してほしい」なんて言われたわけだ そしてだ。俺は「俺はな 皆を大切にしたいと思っているんだよ。でも 今は 一輝に体を返してあげたら。きっと。この体は 俺の元いた世界の一輝に戻ると思うんだ。その時に。一輝が、シロと俺の事をどう考えるのか 俺がどうすればいいのかも分からない。俺のこの力は。この世界を維持するための力にもなっている。この世界が、俺の世界じゃない以上 は俺は 俺の世界に戻りたいんだ」と 俺は 一と シロと クロに伝えた。

この世界で お世話になり続けていては駄目だと思うのだ この世界をいつまでも存続させるわけにもいかないと思うし 俺の体も。俺に帰ってくるべきなのだと思う この世界に 俺がいる必要が無い以上は 一は 俺の

「この世界」への執着を捨てられないと言うわけだ

「私は 一の帰る場所になれないんですかね?」と言われてしまうが 俺は 一とは、これから先の人生を一緒に生きて行きたいと思ったから。この世界に留まるのも良いかと考えたが。やはり 俺には、家族がいた世界が俺の居場所だと感じてしまったのだ。だからこそ 俺は、一の願いを叶えてやりたくもあり 俺自身が 俺の家族の元に戻るためには、この世界にいる必要は無いとも思っているのだ この世界には この世界で生きたい人達だけが居れば良いのではないかと考えているわけだ。この世界を俺が作ったクロは「この世界を維持するだけの役目を担っているわけだ。シロには、クロの力を分け与えてくれているんだし。クロは 一輝のことを想ってくれているし クロは、シロのことが好きだし 一と俺との仲は応援しているわけなんだし クロはこの「お姉ちゃんが住まわせるための家とクロの部屋 クロの私室」を 作り終えた時点で。一に、クロとシロに対する協力をやめても構わない。俺は クロのことが好きだし。シロのことが大切なんだ」と言うのだ

「クロのことだけを愛するってことですか?」と聞かれたが。俺は「そうして欲しいって思うならそうします。俺は俺の家族の元に帰ります。一が望むままに行動してくれるって言うのなら。俺の家族と仲良く暮らしてください。それで クロの事を嫌いにならなければで構いません。俺は俺の家族の元に行きたいのです」と伝えたのだ そうするとだ。突然の出来事で混乱していたはずのクロだが。冷静な対応で 俺は

「私だけを好きになれと言う意味ではありません。私は貴方の家族で、私は貴方を信頼しています」と言ってみせたので。俺は「分かった」と伝えてみせてから。クロに「俺は俺の世界の家族の元に帰らないといけないんだ。だから。この世界の俺の体の元に戻ったときには この俺の肉体の所有権を一に譲るからな」と言ってから。クロが一と話を始めたところで。俺は、自分の部屋に戻らせて貰った。俺は部屋に戻って来た後に 一と 俺の事をクロから任されているシロから連絡が入ったんだ。俺が居なくなったらだ。この家を管理しなければならないとのことだった 俺は一と俺の事を一に任せる事にして この世界の一輝を「一と俺の子供」ってことにするので、俺の戸籍を一と同じ状態にしてくれないか。そう頼んだわけだ 一輝はクロの力で作られた人間であるため。俺の子供が2人いる事になるからな 3人が同じ家で一緒に過ごすためにはそうする必要があったんだろう

「わかりました。私は一輝さんとクロさんと シロさんとの生活を見守ることが出来なくて残念です。私は クロさんの側にいます」と言われたために クロは「お姉ちゃん 私の力を貸して欲しいんだけど お願い出来ないかな?」と言った

「わかったわ クロが 何をしようとしているかわからないし。おにいちゃんが帰って来ても 大丈夫になるなら 私が クロのために出来る限りのことをさせてあげるから」と言ってくれた。それから シロとクロは、クロの力を利用して、クロと一と 俺とで、俺達が住む場所を作るべく動き出したんだ。

「お兄ちゃんが戻って来られるようにする準備は、一も手伝ってくれるんでしょ」とクロは言ったんだ シロは「私は 一に頼まれていた お風呂を作ってから。この家の中での生活を安定させるために、家の内装を仕上げていく作業に取り掛かるね」と言っていた。クロに関しては、「私は お姉ちゃんと、シロと、おにーさんの服を用意することにしました」って感じに。俺の衣服を揃えてくれるつもりになったらしい

「俺は この世界に、戻ってきたとき用の洋服を用意しておいた方がいいんじゃないか?」と俺が言うと 一が

「私とお兄ちゃんの分の着替えを持って行かないとね」とシロとクロに対して、そう伝えると。二人は納得してくれた シロに関しては「シロも クロと、一くんのお仕事を手伝ってくれることになったよ。一くんも、シロとクロと一緒に仕事をしたいみたいだし。クロはお家に籠っているからね。一くんは、私達の身の回りのものを、お家から持って行ってもらうから。私達が住む家は用意しておくからね。あとで、クロから一くんの私物が届くから、それを運んでおくから」なんてことを言ってみせてくれたわけだ。俺としてはだ。一に 俺とクロの子だって勘違いされるのは 嫌なわけなんだけど。一から「お兄ちゃん 私は一輝とクロの間に産まれた子供として振る舞うから。お兄ちゃんの事をお父さんだと思って 甘えるつもりでいるんだ。だから よろしくお願いね。お兄ちゃんと、クロとの間に出来た子は、私が育ててあげる」って言われたわけなんだ そして。この世界の俺が帰ってくるまでの間。一は 一輝に俺と一輝の子供を、産んで貰うつもりだったらしく。この世界の一輝と俺に「この子を育ててね」とお願いしたそうだ 一は、一輝の体を俺に返すことで、一輝がこの世界を俺に返した際に。「俺がこの世界に居なくても、一輝が一輝と俺の事を好きでい続けれる環境を整えるため。一輝と、この俺の娘に、俺の魂の器であるこの肉体を使ってくれることを望むよ」と言ってくれてから 俺に、「一は、俺が戻るまでの間に、この世界で生きやすいようにしてやってくれないか?俺に何かあった場合は お前が引き継いでやって欲しい。頼む」と言われてしまったわけだ。俺は この世界に存在するだけで。本来の持ち主であるクロを乗っ取ってしまう形になってしまうので この世界で クロはどのような扱いをされなければいけない存在にされてしまうかわかったもんじゃないと理解したので。この世界では、俺は「クロとクロに力を貸してくれているクロと一」の保護者って立場に回

「おねぇさま」と、俺はクロの事を呼んでいた。クロとシロに対しては クロの方が年上で 俺がクロに敬語を使っていたのだけど。クロが俺に対して「一のお母さんは 私と、私の妹だけだよね?」と聞いてきたときに 俺はクロのことを「母上」と呼ぶように意識したら

「なんか変な気分なの」と 俺に対して文句を言うようになってきた そんな時に 俺に「クロは俺が一輝であることを知っている」

「クロは クロの事をシロの次に信用できる人だとは思っているの」と言ってくるのである そんな訳なので。俺は、クロのことはシロの次位には大切に思っていて。シロもクロも俺にとっては大切な存在であると伝えてみせた。

「私の一が、クロに対してそんなに丁寧に接してもらえるのは嬉しいけれど。ちょっとだけ妬けちゃうかも」とシロがクロに対して言っていた。俺は 俺なりに一のことを考えているわけなのだけどなぁと思いながらだ

「一と私の間には子供が出来るはずだもの」とクロは言っているのを聞いたのだが。シロの方を見れば、シロがこちらに向かって「私と一さんとの赤ちゃんが作れるのは 私に一さんを取られるかもという危機感を持った時のみなんです。一さんは、この世界での体では 一さん自身から生まれた一さんとは、違うんです」とか言い始めた

「俺の体は一輝にあげたから 一は俺に戻せないんだよな。俺が元の体に戻りたいと強く思えば。一が俺の身体を一時的に使わせてくれないかね。それとも クロに俺の身体を渡したままにして この世界の俺の身体に俺が宿るのを待つ方が良いのか」なんて俺は考えたわけだが。この俺を 元の一輝の身体に戻したら。この世界から追い出されてしまう可能性が高いと シロが俺に対して説明をし始めたわけなんだ。俺は「それは困ったな」なんて言葉を出すのであった そうするとだ。一が

「シロが、俺を元の姿に戻してくれればいいだけの話なんじゃ」と言い出すのだ

「そうなると。お姉ちゃんはどうなっちゃうんですか?お姉ちゃんに、一の肉体に私が入って、このお兄ちゃんに肉体を貸せば良い話になりますよね」と言ってくれたのだ。俺は一に

「俺がクロのことを好きだって気持ちに間違いがないのは分かるよな。それに、俺自身がクロに恋をしているかどうかすら分からないんだよ」と言ったんだ。そ したら。シロは、「私にも クロのような肉体があればいいんですよね。私だって、クロと同じ力を使えるようになって。貴方とこの世界で、ずっと暮らしたいと思うから」

なんて事を言い出してしまったんだ。俺は「そういえば。シロの肉体を作り直せるわけだから。肉体に一輝が入れるようになるのは可能なわけなのか」と考えついたわけで。俺のこの考えをシロに伝えると「おねーちゃんが、おねがいするね。一輝は私のお嫁さんだよね」と言い出してから。「一は、私を元通りに作り替えることは可能だよ」と言ってくれたために シロは 一とシロとクロの力で シロを元に戻すことに成功した。クロの方はだ。俺と一とクロで話し合いを行った結果として。一は「俺がクロの力を借りたとしても クロの力を完全に扱うことはできないし。クロの力はクロにしか使いこなすことができない」ということを伝えてきたので。俺は「一輝に一輝の子供を作らせるのは クロの体に一輝が憑依することが必要ってことなんだな」と言うとだ。クロが「そうだと思うんだよね。お姉ちゃんはどう思うの?」とシロに対して言う 俺は「一輝を元に戻せたからこそだな」と言ってからこう話

「俺はさ。俺の体の中に入るのは クロと一輝しか無理だと思った。だからこそだ 俺は、自分のことを俺だと思い込むしかないって結論に至るわけよ。まあ、そうでもしなければ俺は、クロとシロの二人を俺の彼女として扱うことは出来ないだろうし」って言ってみた。

一は「お兄ちゃんの考えが分かったような気がする」と言ってみせてくれた。

それからは 一が「シロちゃんがお兄ちゃんの事を「一輝くん」と呼んでいた理由ってなんだったのかしら?」と言ってきたためにだ 俺は 一が、俺が元の世界に居る間に。シロと仲良くしていたと教えてもらう そうすると シロ

「一さんは クロにお仕置きをするって決めたの。クロにはね 私とお兄ちゃんの子供の事を頼もうかと思っているんだけど。クロはね。おにいちゃんが、一さんの子供を身ごもるまで この世界に居させるつもりなんだって。一さんも、クロの事が好きになってきているみたいなんだよ。私は一さんもクロのことを受け入れてくれると信じてるの」とか言い出しやがりましたので

「一の奴。この世界に戻って来ることが出来るのだろうか?」と疑問に思った。この世界の一に一が乗り移ったとしてだ。俺に戻ってくるためには、俺にこの肉体を譲り渡してもらう必要がある 俺は この俺

「俺が俺として生きるために必要な物を用意する必要もあるしな」

と口に出してみる。

「クロの方から。リリスに連絡を取ってもらって。クロの願いを聞き届けて欲しい旨を伝えるべきなんだけどな」と考える。

クロの方を見ると。俺と一の方を見ながら「私と一が、お兄ちゃんを裏切ると思ってしまうと。リリスが許してくれるわけないもんね。私はね。一とリリスに一輝くんをお婿に迎えるようにお願いしているの。そうしたほうが、リリスにとっても都合が良いわけなんだから」と口を開いていた そんなことを言われた時に リリスが現れたのだった。

そしてだ。リリスと一との間で 色々と話をした後にだ。俺は この体で生き続けることを決めた。そして この体を一に明け渡した後は 一輝の体を使って、一と共に生きていきたいと考えて。

一とクロと一緒に生活を始めることになる。

この世界

「一が、この俺の体に入り込みやがれば リリスのやつが何を考えているのかさっぱりと分からなくなってしまうのだが。一は、俺に対して「俺は、リリスが何を考えているのかも これから先のことだって 全部、知っているぞ」と伝えてきやがるのだ。俺がこの体を、リ

「まあ一が俺に全てを譲ってくれたおかげでだ。一はリリスをどうにかすることができると考えているらしいが。この一に一を譲渡したことで。俺は 一と一の間にできた娘に俺自身の魂を宿らせることが出来たのである。俺は リ

「俺は一が俺の代わりに 俺の魂を持ってくれるのならば。安心することが出来ると考えたのであった」」

俺は、俺の体が乗っ取られた後にどうなるかなんていうことも考えていた。

俺は一に「俺の体は、一が使うといいぜ」と伝えた後 俺の記憶は、ここで途絶えてしまったのである。

一の意識と、俺の意識が完全に一体化して。この俺は、今俺が存在している一の世界とは別の。この一と一が生活している一が存在する世界に行くこととなるのだった

「クロのお姉ちゃんは私だ。私が この世界のクロなの だから、お兄ちゃんが私の事を愛してくれているのは当然でしょ。私達、三人姉妹の誰かが、一輝君の一番になったら 私達は三人とも不幸になっちゃうじゃないの 私は この世界でのクロなの 一輝君に、クロと呼ばれてもおかしくないことが起きているでしょう。私だってクロなの 一輝君を元通りにできるならしてあげるけど できないから。お別れしようかな?お姉ちゃんと二人で頑張っていくのが一番幸せなんじゃないかな?」と言われてしまってから。シロは、「一輝君はね 一と入れ替わってもらって。それで 一を返して欲しいって思ってるんだよ。お姉ちゃん」と言ってから。クロに抱き着くようにして見せている。するとシロは、リリスに「あなたなら出来るんじゃないの?一と一輝さんとの入れ替え おねがいしたいんだけど」と言い出したのである。リリスが、「えっとですね。その」などと言っている最中に 一が「シロ。俺はな。俺自身がクロに乗り移ることによって。クロに負担を掛けることになるから クロに申し訳ないという気持ちが強い。一とクロが幸せになってほしいと願っている」なんて言葉を出してみたり。クロが、「うん。私も。同じことを考えてるよ」と言って見せた。俺は、「お前たちが俺のことをそこまで想っていてくれたことに嬉しく感じて」

なんて言いながら泣いてしまっていた。シロが俺の事を抱きしめてくれていた

「えへ やっぱり シロの事が好きなんだ」とかクロは言ってくるのだが クロと俺との間に

「クロとは一緒に居られると思うんだ。俺の身体を貸したら、俺の精神が死んでしまうかもしれないだろ。そうなると 俺は 元の生活に帰れなくなる。俺は俺のままでいたいんだよ」と言ってやった。そしたら。クロは「一輝くんがそういうなら」と言って クロの力が、一へと移り始めたのであった。リリスの力は、クロの力と完全に同調するようになっており。リリスの魔力を使えば 俺を元通りの状態に修復させることは可能であるようだが リリスは、「それは、出来ないのです」と言っていたのである。

「私の力で クロさんの状態は、ある程度元に戻せます。一輝様の肉体が、この肉体の持ち主の元へ戻るように仕向けることまでは、なんとか可能なので クロさんから、私の力を分け与えてもらう必要があります。そうしないと 一輝様に戻れなくなってしまい 最悪 肉体が崩壊してしまう可能性があるからです。それでもいいという覚悟があるならば 私から一輝様へと私の力を移動させていただきましょう。そして 私が、一輝様へと私の力を送り込み。そして 一輝さまの肉体と 一輝様の肉体の中に入ったクロさんの肉体を繋げて そこから一輝様の身体を元に戻していく作業を行いたいと思います。ただ それをすると、一輝さんの精神が死んでしまいかねないんです。そして。一輝さんに肉体を渡してしまった以上 一輝さんは、もうこちらの世界には戻ってこれません」と言う

「どういうことだ?」

リリスの説明を受けて 俺はそう口に出すと

「一輝さん 一が持っている知識で。一輝の肉を再構築したとするでしょ そこにね。あなたの精神が入ってしまって。もしも、一輝さんと全く同じような肉体を持っていたらの話だけど。もし仮にだよ。一輝さんが自分の姿を見たときに。自分が、自分だっていう認識を持てなくなってしまった場合はどうする? つまりはだね。その人が自分の顔だと認識してるものが変わってしまえば。その人は、別の人だよね」

俺はリリスからの言葉に驚きを隠せないのだ。俺が俺として存在し続けるには、リアリスからの申し出を受けるしかない状況になってしまったからだ。俺は、クロの方を見てみる。クロの顔が青くなっていたのだ。そうして彼女はこう言葉を漏らすのだった

「おにいちゃん。一がね。リリスちゃんの提案を受けなければ、このままおにいちゃんがこの世界に残り続けることはできないんだよ」と泣き出しそうになりながらも、俺に訴えてきたのである」俺は、その言葉を聞いて。俺は このリリスに

「俺は俺のままの状態でいれるんだろうか?」と尋ねてみた。

「貴方の人格や思考が変わらないようにする努力はするつもりではいますが。あくまでも、一さんに協力して頂いて。クロさんにも手伝ってもらって、一さんが、貴方に憑依している状態の時のことを覚えていても問題が無いような形にすることは可能だとおもわれています。ですが、この先どのような変化が起こるのか?一輝さん 貴女次第で変わるのは事実なんですよ」と俺がリリスに対して

「俺が俺であり続けたいのであれば。クロやリリスの言いなりになる以外に方法は無いのか」そんな風に思いつつ 俺はリリスを見つめるのであった。それから

「私はね リリスに助けてもらいたいなぁって考えてたんだよ」とクロが口を開く リリスがクロの頭を撫でながらクロに何かを伝えようとして そこで、シロの方に目をやるのだが どうやら クロの方からリリスに説明をしないといけないらしく 俺は、リリスの方を見ながらクロに視線を送り続けて そしてクロに耳打ちされたリリスが、クロの頭に手をかざして なにかを呟き始めるのである。俺

「おい リリス 俺はな 元の体に、俺に戻りたいという願望は強くあるんだが 俺としては、この体で一生を終えるという決意もあるんだぜ」そんな事を言うとだ。クロが

「そんなに、一輝くんに迷惑をかける気はないから 大丈夫なはずなの」などと言い出したりする そしてリリスも「この状態ならば、一輝様の精神に、影響は与えることがないと思うのですが 念のために一輝様の身体に戻してみて 様子を見てみたいと思いまして そして一輝様のご協力が必要なのです」そんなことを言われてしまっては仕方がないからな。俺は リリスの魔法によって、

「リリスに俺を俺で在らせる為に、この体の主導権を渡すことにしたのだ。俺自身は、この世界で生きていけるのだろうけど 俺は一のことが心配でならないのだ」そんな話をした後 俺は、一の体と入れ替わりに意識が遠のいていくのだった。俺の魂と、俺が俺自身であることにこだわるあまり リリスから提案された提案に乗る以外の選択を取ることが出来なくなったのだ。

リリスの魔導士

「ふぅ」とため息をついて。リリスは、リリイに話しかけたのである。

「クロは、今の一輝さんと同じ状態で。私がこの子の頭に触れた時に。私の事を忘れてしまいましたね」なんて事を言った後に リリイが

「あの子は おバカなんだもん」と 少しばかり怒り気味になってしまう。それを見たリリイは

「あらまあ でも。クロちゃんは可愛いですよ」なんて事を言って見せる。そんな時である。

「ううっ ううう ぐえぇえ ぎゃー やめてくれよ 痛くて苦しい こんなことをされても嬉しくもなんともないよ」そんな声が、一輝とクロがいる部屋で鳴り響いていたのである。その光景を、一が目にすれば。彼は一の事を気に掛けることになるのであろう。

だがしかし。一輝もクロも、意識を取り戻すことはないのである。そしてそんな状況を作り出したリリスも

「さすがにこれは不味いかもですね」とぼやいている最中であった。一とクロに施した魔法の効果が切れ始めていたのである。

「あれ 私 どうしてここにいるんでしょう?ここは何処なんですかね?」なんて言葉を発した直後 クロは、自分が今までいた世界とは違うところに居ることに気が付き「なにか 変な感じ わたしは、何者なんでしょう?」なんて事をつぶやく。すると リリスと、リリィは、「あなたは、私達の知っている、いつも優しい、可愛らしいクロちゃんではないのよ」などと伝えるのだった。それに対して、

「えっと」と、クロが言葉に詰まる その時

「クロ?どうかなさいましたか? 私が、分からないとかないですか? シロです。あなたの幼馴染みの」と、シロの声が聞こえる。

「うん シロちゃあん 覚えているからぁ」

「よかった。じゃあ クロ。この空間から出て行きますから。準備が出来たら、一緒に外に出ましょう。一さんのお家に戻ってから ゆっくりと事情をお話ししてください」

そんなやり取りを、一が見ていたら、きっと「クロの記憶が戻りつつあるんじゃないか」そう思ったに違いない。だが一はクロの事が分からなかった。そんな一にクロから一に「これから会いに行くんだけど 付いてきて貰えるかな?」と言われてしまう。一は「俺なんかが、行っちゃいけないだろ」と返すのであった。だがクロが「一の側にいたい。お願いします」と 一輝と、クロに呼ばれていたことが嘘のように

「一」と クロは名前を口にするのだ。

クロは、自分の中に、一の名前があることは分かるのだが思い出せなかった。

一が、俺のことを一と呼ぶ度に「私の名前は、一だよね」と そう口にするのである。

一輝と、クロの関係性がおかしくなった。その事にいち早く反応したのリリスだ リリスは「クロさん。貴方は自分の本当の名前を言えたりしますよね」と口にしたのである。クロは、「はい クロと言う名ではありませんが 確かに私の中にはその名前があるのです」と答えたのだったが。そこで、クロの肉体は限界を迎えたのである。リリスはクロのことを助け出そうと試みたのだが、それは失敗に終わったようで、クロの体は光り輝き、そして光の粒子となって散ってしまったのだった。残されたのは、クロから、一への贈り物だけだった。その贈り物を拾おうとしたリリスを止めたのが 一輝なのだ「それは、俺が持つべきものだからな」と、そう言ってリリスを止めた後で「リリスは、クロに会わせてくれたんだよな。礼は言うぞ」と、そう伝えたのである。

一はクロの肉体が消えた後、すぐに

「クロはどうなっちまったんだ?」と口にしたのであった。リリスは、クロについて説明を始めて 一が理解してくれたかどうかの確認は取れてはいないのだが、理解できたとリリスは判断をしたようだ。一は「俺の中に居て、俺の一部でもあるクロを返してくれて、ありがとうな」と言ってくれて

「一は、俺を受け入れてくれるんだよな。嬉しいぜ。よろしくな。一」そう言われたのだが、

「一 お前が、一だと俺は信じたいと思っているんだ。俺は、リリスがくれた能力によって、今の状態にしてあるわけだから。だから、クロは、一にとっての俺でいいんじゃねえのか?」と一は答えを返したのである。そしてだ。一は「クロが持っていたはずの力とかってのを、使えるようになるのか?」と質問してきた。俺はそれに答えることができなかった。俺が俺の持っている力で、クロが持っていない力は使えないのだよ。と一に伝えてから、クロから渡された「クロの力」を一に手渡したのであった。

一が、リリスからもらった力を試そうとした瞬間 リリスは

「一さん 一さんの身体に、力が馴染むまで、しばらく時間がかかると思いますの。その間にです。この子を連れて帰って欲しいところがあるのですが、頼めませんでしょうか」と クロから手渡してもらった「クロの能力」に視線を移していたのだ。俺が、クロからのプレゼントを受け取るべきじゃないと思ったからな。そんなことを考えている間に、

「わかったよ」といって、俺はリリスから貰った力を使って、家に転移を行ったんだ。もちろん クロと一緒にだぜ ただ俺はだな

「シロには申し訳ないが」なんて事を考えていたりした。クロにシロが憑依していた事実については、記憶から消しているからこその言葉だった。

俺は、俺とクロと、一の3人で暮らす部屋に、戻ってきたんだ。そして一に

「クロの記憶は戻っているんだな」と確認を行うと、

「いやいやいや待ってくれよ。まだよくわからないからな」と言われたのだが俺は シロの事も全て伝えておいた。その上で

「シロとは、どういった経緯で知り合ったんだ?」なんてことを聞かれ

「そうだな リリスには話したが。この世界に来た直後にな クロは、魔物に襲われてしまったんだよ。そしてクロを守れる奴は、俺しかいないと考えた。そこで俺はな クロを、俺の命を賭してでも守り通すと決めたわけだ」と、そう説明する。クロが「私は そんな一の為に頑張ったんですよ。一は私の命の恩人で、私の王子様なんです」って言葉を紡いでいくんだが。俺には「一」と呼ばれると、一に嫉妬をしてしまうような気がしたからな リリスに「クロの身体には、一輝という男の子が入っている」という事を伝えると クロは「一って男の人の人格だったんだね 知らなかった。一は一なの」とか言い出して、それで俺が「お前に一輝という名前を与えたのは俺だろう」という言葉を伝えた際に クロは「ごめんね 一」と謝罪してくれたので

「俺が一という事は否定できないよな。一として、俺の意識で行動していくしかないみたいだな」と、口にするしかなかった。そんな会話の後で「なあクロに聞きたいことがあるんだよな。クロが俺に教えてくれないと困る。クロに何が起きたんだよ」そう問いかけた時にだ 俺が「この子が一なのです」と言いながらリリスが現れるのだ。その後で俺はクロがどうして

「クロは、私達の大切な仲間なのですよ。それを私達が殺したのです」と泣き始めるリリスを抱きしめ「私はもう死んでいてですね 一輝さんの中で眠っていたんですけど 私は シロちゃんが助けてくれたお陰で再び動くことができるようになったのですけど。私の心が壊れかけてしまっていて、一輝さんの心にも入り込むことができない状態だったのだけど、リリィさんが私の心を落ち着かせてくれたおかげで 私は 自分の中のもう一人に語り掛ける事ができました」などと言った上で「私の名前は リリスと 呼んでください」と

「えっ 俺の名前?」と、疑問を投げかけると

「ええ。私が勝手に名付けた名前です。リリスと 私が付けさせて頂きます。そして私も、この世界の住人になりたかったの。私が生きていた世界とは別の世界に」とリリスは語るのである。

クロの話を

「クロの魂が消滅していないのなら その可能性もあるかもしれないな。俺達の世界はな。神界と呼ばれているんだが。その世界で、俺は 勇者なんて呼ばれる存在になってしまって 世界を救おうと奔走したことがあったりするんだよ。ただ その最中で俺は 俺とクロは出会って、恋人の関係になった。そして、俺は 魔王との戦いで 命を落としたんだが その直前に リリスに出会ったんだ。それからはリリスの願いを聞くために、俺も色々と動いていた」と伝えると

「そうですか。クロと出逢う前の一輝さんと出会えて良かったです。だって、一輝さんには、私と出逢い。クロを救ってもらって 本当に感謝をしているの」そう言ってリリスは、クロと、俺の唇を重ね合わせるのである。それを見て俺は、「この二人は幸せに暮らしているんだなって、俺が望んでいることは全て上手く行くようにできているのかも知れないと思ってしまった」そう思いつつ 俺は、リリスに対して

「リリス。俺は、この子に何が出来るだろうか?」そんな風に聞くことになる。リリスの望みが叶えば、俺とクロの関係は終わってしまうのだ だからこその言葉であり 俺はだな「クロはだな。クロの中に入っていた子はだな 1日で死に至る毒を持ってしまっていたんだ。だがリリスの力で俺は生き長らえた形になっている。つまりは俺は1年は生きて行けるだけの体力を、リリスが回復してくれた。俺は お前たち二人の為だけに生きることにしよう。そう心に誓わされた」そう告げると、クロが「私 一と離れたくない」と 一の事を離さなくなってしまう。リリスは

「大丈夫 きっと何とかなりますからね 2人はこれから家族になるのですし。仲良くやっていきましょうよ2人とも愛しい子供達」と言う言葉を伝えてきて。そして俺は思うのだクロの事が好きだ。だから 今の状況ではだな 3人の子供の父親のような気分だなと感じ

「リリス。俺は、クロのことを、俺の子供のように思っているんだが。それでも構わないのか?」そんな問いに

「そうですね。クロが一輝さんのお嫁さんにしてくれるのであれば。私は クロに負けないように頑張りたいと考えておりますの」と答えられてから 俺が、一の事をお父様と呼ぶようになって、一は「俺もパパか。俺も、クロのママになれるのか? クロは可愛いから仕方がないが」などと口にしていたのである。そんなこんなの日々を過ごして、数日が経過してから、俺とクロは 俺の家へと戻って来ることになった。そしてクロは俺との性行為を望むようになっていた。リリスが言う「リリィさんが、私の力を使いこなせるようになったら また会いに来てね。私達の仲間に入れてもらうんだから」との言葉を信じての 俺達は家に戻ったわけなんだが。そこには既に、シロと、リリスがいたんだ。「おっそいわよ。あんたら」などとリリスが言い出したのである。それを見たクロは、俺にだけ分かるくらいに不機嫌な顔つきになるんだが。俺は、リリスをクロに任せてから、俺と一が生活をしていた家の中に入り。クロの部屋に入ると「やっぱりここに居たか。クロ」と言ってクロ

「当たり前だよ。ここが落ち着くもん」と、笑顔で返事をするのであった。それを見ながら

「クロ ちょっと待ってろよ。一輝は シロと一緒に、一輝が住んでいた世界の家で生活しているんだけど。俺は、クロのことが大好きだから、俺は クロの側に居たいと思っているんだ」と言うとだ。クロは涙目になっていたのだった。

「なんで 私の前から消えるなんてことを決めるんだよ。私に飽きちゃったのか?」なんて事を口にしだしたクロは、大粒の涙を流しながら 俺に抱きついて来て。俺は クロが望む通りにクロの体を、ぎゅっと抱きしめたのだが

「俺が一から聞いた話は、この世界の一が受けた呪いのせいで、俺は、一の代わりに、一が生活していた世界で、一と共に暮らしていかないといけなくなるから。そのせいだ。クロと、クロが持っている力を 俺が、預かろうと思ったからなんだよ」そんな説明をしたのだが クロは泣き止まないどころかだ。さらに激しく泣いたので、仕方がなくクロ

「ごめんよ。クロが泣くとは考えなかったんだ」と伝えた後で 頭を優しく撫でていた。そうした中で リリスから「一輝君が、この世界に来るときに一緒に転移を行った人達は この世界から元の世界に戻ることはできるよ。ただだな あの時。この世界にやってきた人には制約をかけたんだよな」とか「クロとクロの家族には。クロを俺のものにするために、クロの記憶を完全に消し去り。クロにはクロではなく シロの身体に入った状態でこの世界に現れるようにしてもらったんだ」などと言われるのだが 俺からしたら その記憶を封じたのはリリスじゃないかって思っていたりしているんだよね。そのあたりで、クロが落ち着きを取り戻したこともあってだ。改めてリリスの方を向いて

「お前は誰なんだ」と、問うと

「あっはは そうだなぁ。私は一輝に助けてもらいたかった。一輝に恋をしていた女の子だったんだが。クロちゃんに嫉妬してね 私は一輝が欲しかった。でも一輝に私は選ばれなかった。だからこそ 一輝の中に入ろうとしたらね。一輝に「この子は、俺の恋人なんだよ。そんな気持ちを抱くなら消えちまえ」と言われてしまったんだ。そこで 一輝の意識が消えた瞬間に 私はクロの中に入って。クロと、クロの中の一輝の人格が、入れ替わったタイミングを見計らって、私の中から 一輝を追い出そうとした。一輝

「そうなのか?」うん だから、クロを操って、俺の邪魔をしに来たんじゃねえか?」と聞かれたので。クロは俺にキスをしてから、俺を床に押し倒そうとしたので「俺は クロのことを大切にしたいから」と言ってから、押し倒すのは辞めてもらった

「それでな 俺がリリスから クロの中にある力が欲しいと思った理由はな。俺自身が。俺と同じ状況に陥りそうになった時に。その力で救われる可能性があったから その力を使って、この世界を平和にして行きたいと思ったわけなのよ」と言うと「なるほどな。俺が クロから力を預かり クロの魂を俺に移す。そうすると俺の肉体に 俺以外の人格が入る事になるってわけで 俺と 一の2人がかりで 一輝を助けるってことね」と理解を示され「ああその通りだ。それにだ。俺が、この世界に戻ってくるときは この子を連れて戻ることになるだろうが クロの両親もだ」と答えるのである。リリスとリリイと リリナに、俺の事情を説明し終えるとだ クロとリリスが クロのお父さんの手伝いとして リリスの店で働くことになって 俺が一の家に帰って しばらくの時間が経過するとだ クロがリリスを引き連れて俺の元を訪れてきたのである

「お義父様。リリスですよろしくお願いします」なんて言葉を告げてくるもんだから。思わず笑みを浮かべていた。俺の隣に座っている 一の膝の上に乗ったまま、俺は話を続けることにした

「リリスと、リリスの娘の、クロとだな 3人で幸せに暮らしていってくれ。クロの旦那様にならせてくれるなら俺は嬉しい限りだけどな」と口にした後だ

「一さん。私は一さんの事が大好きなんだから 責任取ってよね」なんて言葉を聞かされてしまい

「まあな 俺はクロのことを愛しているが お前らのことも同じぐらい大切にするから 問題ないんじゃないかな?」と返されてしまった。その後で俺は、一に「お前らはさっきまで、クロの魂が入っていたリリスの体に リリスが宿っていた状態なわけだが これからどうすればいい?クロは クロと 一輝さんに返すつもりだったの」と聞くと

「クロの体はクロのものだから。このままで構わない。ただ 俺とリリスが暮らす家は用意して欲しいな」と言われたので「それは構わないが クロ 俺が、この家に戻れる時間は限られる。それでも良いのか?」と聞いてみると

「別に良いよ。私が一輝に会いたいだけだから。そんなことよりも 私は早く赤ちゃんを作りたいんだよ」と口にしてきたのである。俺はだな「クロの妊娠期間は短いからな。今すぐ作る必要はないが これから、夫婦になった俺たちに待ち受けているものは沢山あるぞ」と言い聞かせてから「クロの出産については後日に回す。今はそれよりも先にやるべきことがあるし」と言って クロが、この世界で俺の傍で暮らすための準備を進めることにしたのであった。

俺はだね リリスの店をクロに任せることになってからはだな。まずは一の自宅へと戻ったのであるが クロは一の服に着替えてから。俺の自宅に訪れてきてだな。それから「じゃあそろそろ行ってくる」と言って。リリスにクロを任せてから。俺は、クロの身体に

「俺の意識が入った場合 お前の両親は 俺に対して、どんな態度をとると思う?」などと問い質すことにする。そうしないとな

「多分なんだけど 私の姿を見るなり「クロ 生きていたのか? よく帰ってきたな」とか 私の事を心配してくれる気がする」とのことで 一の両親の優しさに甘えることにしようと決めた俺は「わかった。俺は 自分の姿を見られないように注意しつつ。自分の意思で、俺の身体の元に戻ろうとしよう。ただ俺の姿を見られても 俺は気にしないけどね」と言ったら「そうしてくれるなら助かる。私のお母様は きっと私を心配してしまうから それならまだしも リリスの店で働かなくて大丈夫かって心配されてしまうかもしれないから」と口にしたんだが。どうだろうな。とりあえず「リリス しばらくの間、リリスに頼んでいた。俺の仕事を任せても良いかな?それとリリスに 頼みたい事があるんだが クロのお母さんに 俺の正体について伝えてくれないかな?って思うんだ」と、俺の言葉を受けたリリスから クロのお母さんに伝えてもらう事にし。俺は 自分の部屋にあるパソコンに映っている 俺の写真と向かい合う事になってしまったのである。

「やっぱりか」と思ってしまい その写真を見たとき 俺は「こいつは本当に クロのお父さんだったんだな」と思い。この世界の自分とは似ていないような顔

「これが クロのお父様の本来の姿か」と、口にしてしまうことになる。俺の顔は黒髪であり身長は高くなく 176センチしかないため 少しばかり童顔に見えてしまうのだ

「こんなんで クロは本当に俺のことを好いてくれていたんだろうか?」なんて事を考えている間に。リリスが、クロのお母さんに伝えた内容を伝え

「クロは死んだのですね。クロが居ない日々はとても寂しいものでしたが。こうしてまたクロに会うことができる日が来るとは思わなかった。あなたは 一君では無いけれど やはり あなたの事も、娘だと思っている。もし良ければなのだが 一君の体に戻った際にでも会ってもらえると、こちらとしてもとてもうれしく思える」との事だったらしく。俺はだね。俺が生きていることを、一の親とリリスには話しても良かったのか わからないので

「一は俺の双子の兄だったんですが 事故で死にました」などと説明したところ クロのお母さんは

「そうだったのね。あの子から聞いていたわ。でもどうして、この世界で暮らしている一君と入れ替わる事になったのかしら」そんなことを言い出していたらしいのだが。俺

「それが分からないんですよ。事故の後から 意識が飛んでしまったような感覚に襲われていて」なんて 適当な理由を付けておいた。そのせいで「そうなの?大変ねぇ」と言われてしまったりしたわけである。俺自身に クロが憑依する形で存在していることは知られてしまったものの。リリスの店に出入りをしている人ならば、俺と面識があるため クロの存在についても受け入れてくれるはずではあったんだが

「まさか 一君が、クロと一緒に暮らしていたりするなんて思いにも寄らなかったから。ちょっとびっくりしちゃった。私 実は、クロのお父さんのことは知っていたし。何度会いに行こうとも思ったのだけれども なかなか踏む切ることができなかったから」と、クロのお母さんは言うのだよ。そんな話をしている時に「ただいま」と言う言葉が耳に入ってきたわけで「あれっ なんで一が家に帰ってきて居るんだ」という反応を、リリスがしてくれたのは 一にとっては幸運でしかなくて。一の両親は俺を歓迎してくれているようだ。そして一とクロの両親は「クロは、ちゃんと生活できているのか?」「クロの両親は元気なのか?」「うちの両親が何か迷惑をかけなかったか?」「リリスちゃんの店が繁盛していて凄いな」などの会話を繰り返している中。俺とクロの母親が対面する事になってしまい クロの母親から「初めまして 一の父と申します」「一の母でございます」なんて挨拶をされたわけである。クロの両親は俺に、一が残した借金を、俺の代わりに返済するために

「私を奴隷にして欲しい」と懇願してくる始末だった。俺がクロの両親の行動が信じられずに呆然としているとだ。クロがだね。「私のお母様とお義父様を 私と一緒の家に住ませてもらえないか。私は、私のために働いてくれていた。お二人に感謝しています。ですから お母様とお義母様は私の大切な家族なのです。だからお二人が住む場所は 私の家にしかありません」と言うものだから クロがクロの両親の手を引いて、我が家から連れ出すとだ

「一は、俺とリリスが暮らす家を、お前の両親が使うことを許可する。お前達の好きに使え」と俺が言った瞬間であった 俺の家に「ごめんくださーいっ!!一が帰って来たって本当ですか」と声をあげながら 俺と、クロの両親との面会中に 俺が借りることになっている部屋のドアが開くと同時に

「おかえり。一。今までどこにいたのか教えてもらいたいのだけど。一と、リリスさんが、一緒に暮らしていても良いって言っているのでしょ。リリスさんの事は、わたし達も認めているので。これから、貴方が過ごしやすい環境を作るために 必要なものを買いに行きましょう」と言い放った。そんな事をしてきた女性こそがだ。クロの父親であり

「母さんかよ。久しぶり」と俺の声を聞いた彼女は「うん。そうだねってえぇ!?なんであんたがここにいるのさぁ!!」と叫ぶように言葉を口にしてから数秒の間

「あはは。なんか、こうなったみたいで。ただ 俺としてはさ クロのことを幸せにしてあげたいと、心の底から願っていて それで。俺に出来ることがあったらしてやりたいと思った。それで、クロのお母さんと相談した結果。ここで暮らせば問題ないと判断させてもらって、クロを預けるつもりでいる。だから、この家は俺とリリスで使っても良いかな?」と言ってやると クロの父親は クロのお母さんに目配せをするのであった。その行為を受けたクロのお母さんが口を開くの

「私は、構わないですよ。私は一くんの傍にいられれば幸せなのですから」と言ってくれたから。俺達は、俺とクロの両親が過ごすことになるであろう部屋に、俺が使っている家具類を持ち込むことにする 俺は、クロの父親が営んでいる喫茶店に出向き クロの母親の「コーヒーと紅茶」と「クロのお母さんが作ってくれたパンケーキ」の味を楽しんだ後に。クロの父親とリリスの店の今後についての話を進めていくことにした その話合いの中ではだね

「リリスの作る衣服は 俺の妻たちが欲しがっていたのと、クロが気に入っていたからな。クロと俺が二人で住むことになるのは この家で間違いはない」なんて言っておく そしてクロの父親にだな「もしもの話だが リリスのお店で買い物をして行くお客様が増えた場合。お店で働く従業員を増やした方が良くないか? クロのお母さんに、この辺りの土地の相場を聞いてきたが それなりに値段が高い」と言ってやったりするのであった。クロの父親の方はと言えば「クロが、俺の娘だと認めてくれてありがとう。クロが、クロとして生きていくことが出来るようになった事が一番の収穫だと思っている。それと、もし仮にだ リリスの作った商品に付加価値を付け足せるようなアイディアがあれば出し合ってみて欲しい」と言っていたりしたので。俺は、俺達が生活している住居のリビングで、リリスの洋服の作りに関しての意見交換を行い始めたのさ。そうやって俺がリリベルと通信機を通じて情報の交換を行う事を決めてから リリベルに連絡を入れる。そうしたら「リリベルと通話できる」と言われている道具はリリベル

「はろぉ 一君かぁ。リリベルだぞぅ」なんて言葉を吐いているわけだが そんな彼女に対して俺は「リリエルが言ってきた服に関してはだな 色々と工夫ができるはずだと思うんだよ。俺に、リリスの着る衣装を見せて貰う機会があってな」そう告げてみたところで

「ははは 一君は、やっぱり面白いことを言うねぇ。まぁでも確かにな あたしも同じようなことを思ったけどね」なんて言葉が帰ってくるのだが 俺が「俺の考えている通りに上手く事が運ぶか 試したいと思っている」そんな風に告げてみると「そっか。でもさ、そんなこと考えたって実行できなきゃ無意味じゃん」と言われることになるわけだが。俺は「そうなんだが。リリンに相談すれば 俺が考え付いた事を形にするのを手伝ってくれるはずなんだよ」

「一君の考えが間違っていなければだよね」と、念押しをされてしまえば

「多分 俺が考えていた通りだと思うんだが」という感じに返事をした。

「一君 お待たせしました」との言葉と共に、部屋の中に姿を見せてくれたリリシア。彼女の手には俺の頼んでいた物が持たれているわけで 早速それを使って 俺の部屋の中で、服を作ってもらったのだ。それは当然のことなのだが クロの父親にも手伝ってもらうことに。リリスに頼み込んで、お店を休みにし

「一君 お待たせしました」という言葉と共に、部屋の中に姿を見せるリリシア。彼女の手に握られているものは 先程俺がリリシアに注文したものとなる。俺にそれを手渡してくれたリリシアが

「リリシアの考えたものを。クロが着用してくれるかどうか 少し不安だったのだけど」そう言葉を漏らすと

「ありがとう 一 一が、私にお願いしてくれたことを嬉しく思うわ。この子なら 私が考えて この子のために作ってあげた。服を着ても似合うでしょうし。きっと喜んでくれると私も信じているから」そんな言葉を返してくれてから クロの母親は クロを呼び出したのである。クロが

「はい どうしたんですか?お母様 何か私にご用でしょうか?」と言う言葉を受けてから「ちょっといいかしら あなたに渡すものがあったから ちょっとだけお付き合いをしてほしいのよ」と言った後 クロを連れて どこかに出かけて行く 俺とクロのお父さんとリリスの三人はだね

「どうだ。リリス。クロの親父と仲良くなれたか?」なんて リリスに尋ねていたんだ。それに対して

「ええ。クロの事を可愛がってくれているのね。あの人 私にも 良く接してきてくれるし。それに 私のことを、リリスさんではなく名前の方で呼んでくれるのが嬉しいわね」そんな答えを返してくる リリス。そこで俺の父親がだね「俺達にとってリリスは恩人なんだ。クロの奴だって同じだよ。俺や妻たちを救い出してくれたわけだし。それなのに。あいつときたら」なんて文句を言うわけだよ。そんなやり取りをしていた俺達にクロのお母さんは「一君の家の事情も、だいぶ分かった気がします」との言葉を掛けてきたわけさ そんな時 俺の目の前で「はいっ はい 分かりました。はいっ」と 何度も繰り返しているリリスがいるわけで 俺は「何をやっているのか?」と思い 彼女に尋ねるのだよ そんなわけで 俺が「一体、リリスは何をしている?」と尋ねたわけさ するとだ リリスは笑顔を浮かべ「実は 今、クロの両親とお話しさせて頂いていたんですよ」と言い出して 俺の両親に、「リリスが一と一緒に暮らしていける環境を整えるために、協力していきたい」という話をし始め その話を聞いた俺は クロの親父さんに クロの服を注文していたことを思い出す 俺に頼まれていた服を受け取りに、俺の両親の元を訪れたクロの親父が「リリスの両親に会いに行った帰り」だと口にしていたこともあり リリスの両親が営む服屋に行くのも良いんじゃないかと考えて クロの母親に クロの父親とリリスの三人でクロの家に来てもらった。

「初めまして クロの両親です。娘と出会って下されば幸いと思っております。よろしくお願いします」

そう言って、頭を下げてくるリリスの両親。その隣ではクロの母親が「リリリスさんをお願いしますね」と言っているので。俺も同じように挨拶を交わすことにした クロが暮らす家に、俺達が訪れた理由は 俺の両親との打ち合わせをするため 俺とクロの二人が一緒に暮らすための話し合いを行うためでもある その日 俺とクロはクロの両親に連れられて、リリスの実家に赴くことになった リリスは「私は クロちゃんのお世話をしますね」と言っていたのだが。「クロが俺とリリスの家で暮らすようになった時のお祝い品は、この家で買い揃えた物でも良いかも」と提案をすることにする クロの父親からは「是非 使わせてもらいたいと思います」なんて言葉を聞き リリスのお母さんからも、同様の言葉を耳にして。クロの両親は、お店の方に俺達の為の「お客用の個室スペース」を用意してくれた。それから「この部屋に飾るための絵を描かせてくれないだろうか?」とクロのお父さんから言葉をかけられたので 俺としてはだ リリスに、「俺達が暮らしているこの家を。クロの家とするための準備は進んでいるのかい?」なんて質問をしてみる その言葉にリリスは「あら。リリリが あなたが望むままに改装して良いと許可を与えてくれたじゃない」と言われてしまう そんな訳で クロの父親が、自分の娘の為に、そして自分達の未来の為に。

リリリスが俺に与えようとしてくる「幸せ」と、クロの両親が求めようとする「幸せ」は一緒だと言う事を知ることが出来た その流れから、リリリから 俺に対する「贈り物」は クロとリリリの二人で、新しい生活を営める場所を作るための手助けをするという形になる

「クロ これからのお前が歩んでいく道を リリスと俺が作っていくからな」

俺はそう言い切ってやった。その瞬間だ クロは涙を流し始めて 俺とリリスに向かって、深く頭をさ

「あー クロちゃん 可愛いですよ」なんて声をあげながら クロの両親と俺達はクロが暮らす家に向かう。俺はリリスにリリスが描いたという お店に飾りつける絵画を見たいと伝えて クロの両親とともにお店に足を運んでみた そこに飾られていた絵画の数々は、本当に凄かった どれもこれも 素敵で、美しいもので。お店の空間をより華やかに、それでいて お店の雰囲気を引き立ててくれるものだった。俺はクロの父親に 俺の妻たちがお店を訪れていた時に購入しているお守りの類いを渡し リリリの両親に贈った「お揃い」の髪留めと、腕輪の件

「リリスさんの家族にも渡しておくべきだ」と考え 俺とリリィとリリナの三人が持っている「夫婦である証の腕章と同じ物をクロの家族に手渡したいと考えていることを伝えた。その際だ

「クロちゃんには」そう言うと クロの父から言葉を発せられる その前にだね。クロの父親は俺のことを「リリスから聞いた。クロのことを助け出してくれた上に クロの傍にいるようにしてくれたこともだ。改めて感謝を」と言われたのは。俺としても予想外で 俺は、クロの父親の口にした「俺がクロに対してしたことは人として当たり前のことだから気にしなくて構わないんだ」なんて言葉を口にしながら。「リリスの両親に、俺がこの世界に生きることを決めた理由を伝えていた」のだ。その上で

「俺は、家族をこの世界にやってきた化け物に奪われた。だからといって。俺自身に何ができるってことも無くて だから。この世界を好きになろうと思ったんだ」と伝えることに。そしたら クロがだね「私には。リリス姉様に、この世界で生きていることを喜べるような。一さんの人生を彩る。そういう生き方を与えて貰いましたが。お兄様の話を聞けて良かったです」と口を挟んできたんだ。その発言を受けてクロの母親も「ええ 私も。お二人と同じような思いを抱きましたよ。リリスからお二人のことは聞かされていたから。だからね クロの気持ちが良く分かるのよ」と口に

「俺の人生は、お袋が死んだ後に 色々とあったが リリリやリリリが お袋と同じように命を落としそうになった。リリリの命を助けるためだけに 必死になって、生きていた俺の日常は一変したが。そのおかげで、今は大切な人たちと一緒に過ごしていて俺は 俺として、俺自身が生きていく意味を持てるようになったんだよ。だからこそ リリリやクロの両親は 今の俺のように、俺の妻たちとクロの幸せな毎日を送ってほしい」俺はそんな言葉を紡ぎ出していたのさ 俺が 俺の妻と クロの娘と一緒に過ごしている中で

「俺は 自分なりの居場所を見つけられた。リリリのおかげでな」と クロに語り掛けると クロの方も クロが大切に思っているであろう女性について話を始めてくれる クロの母親は クロの父親が話す「妻との出会い」の部分を 聞き入っていた。クロの口からクロが母親に「リリシア」という名前を呼ばれた時、俺の奥さんが「クロの母親が、クロの名前をリリスさんにつけてくれなければ。今ここにいるリリスは生まれてこなかったかもしれない」そんなことまで教えているのだ そんな出来事を経てから。クロの母親は、自身の生い立ちを語る。クロが生まれた経緯を。クロの母は、幼いリリナ

「クロの妹にあたる子」を出産後、病気を患いこの世を去ることに クロの父は、そんな母と妹を護るために奮闘する。その姿を見ていたクロの母もだ その日

「リリスの旦那さんがリリアちゃんだったとはね。あの時は気付かなかったけど。リリアちゃん。あんまり変わっていないわね」と口にしたんだ。クロのお母さんが、そう語るとだね リリリのお母さんも リリリが「リリスが助けてくれたおかげです。私が助かることができたんです。リリスが私の両親を助けてくれたんですよ」と クロの母に向けて語った。クロは嬉しそうな顔を浮かべると「一さん。私は幸せです」そんな風に

「私を救ってくれた人のご両親の元を訪れることが出来ていますから」と言ってくれたんだ 俺自身もだな。リリスと出会ったことで、色々なことが変化したのだとクロとお母さんに伝えさせて貰ったわけだよ リリスの店で買う服の種類が増えたと口にすれば クロとリリリ、それにリリスは「似合いますか」と尋ねてくる その質問に 三人が纏う雰囲気がとてもいいと口にしたのは当然で、それを見届けたクロの両親は

「素敵な奥さんをもらって、羨ましいですね」と、クロと俺の両方を気遣った言葉を言ってくれる。クロの両親から「もしよろしかったら」と提案されたので。リリスと一緒に過ごすために購入した家を建てるために「必要な費用」を全てクロの両親が支払うことになったわけだ クロのお父さんに「何か困ったことがあった際は、相談してくだされば、できる限りの力を貸しますから」そんなことを言われるわけだが その言葉を有難く受け取って。

「これから、宜しくお願いいたします」と、俺は言葉を発した。その後でクロの母親と会話を交わし

「一さんは クロのことを大事にして下さった。それだけで十分です」と言われる クロのお義母さんからすれば

「娘と暮らす場所を作ってくれれば」と言う感じなのだろうな 俺が「クロのお父さま これから先。お世話になることが有るかもしれませんが、どうかよろしくお願い致します」と口にするとだね。

「こちらこそ。娘のことを頼みたいと思います」と返事が帰ってくるわけで そんな訳で

「お店に戻ろうと思う」とクロの両親に伝えたところだ。そんな訳で俺は、リリスの両親と共にクロの待つ家に戻ってくることになる それからは 俺達とリリスが出会った頃の思い出話が花を咲かせることになった。そんなこんなで時間が過ぎていき。俺はリリリンから「今日はこのぐらいにしましょう。明日もあるから、無理をしなくても大丈夫だから」という言葉を受ける。そんな風に 俺が「クロ リリ 一緒に帰らないのか?」なんて言葉を投げかけたんだけど。

「もう少しだけ待っていて欲しい」と言われてしまう リリスの両親は、「娘のために、そこまでしてくれる人がいると知っただけでも私は嬉しいから」なんて言われてしまい。クロの父親は「私もですなぁ~」と口に

「今日はこれにて解散となりましたが。明日以降でお会いしたときには」

クロの父親からは「今後、お店の方にも顔を出すことがありますから、その際には是非」なんて言葉をかけられると、俺は「お待ちしておりまーっす!!」と口に出してから帰宅することにしたのだ

「また来るときは、事前に連絡を入れて下さいね。お店の方が準備できていない場合もあるから。その辺りを考慮して行動してくれれば問題ありませんのよ」

リリィは笑顔で、そんなことを言うのだが 俺は、ついぞ彼女のことを抱きしめてしまっていた。だってそうだろ?彼女は、リリスに負けない程の可愛らしい容姿をした女の子であり 俺は彼女を心の底から愛する女の一人なのだ。リリリムの妹に当たる、妹のクレアも同じ気持ちを抱いているに違いないと思っている ただね。俺は彼女に抱いている感情は、あくまでも「恋愛としての好意ではない」「ただ、リリスに対するものと同じ感覚で、彼女が可愛いと、好きだと感じてしまっただけだ」

「あら。それなら別に気にする必要は無いのではありませんか。一さんがクロに対して思う想いと似たような物でしょ。クロと、一さんとの関係は、恋人という形になっているのですよね。でしたら何も心配することなど有りません。貴方が、クロと結ばれることが出来た。クロに愛情を注いでくれた それで、十分なのですよ」リリリンはそう言うと、頬笑みを浮かべてから。「少し疲れちゃった」そう口にしたリリイの頭を撫でてあげていた

「クロとリリちゃんは、まだ戻ってこないのですかねぇ。寂しい限りではありんすが」と口にしてから、お店に戻るリリイだった クロ

「リリ姉様の旦那さんの。御家族とお話しできたり お食事したりできてよかった」と 俺は思ったことをそのまま伝えることに クロの妹のクレアに話しかけようと思って「お前が好きな食べ物を教えてくれ」と問いかけたらだね。「クロ様とリリス姉様と。三姉妹で過ごす時間は楽しい」と返答してくれたんだ。だから俺は「じゃあ 俺がクロとリリスとリリの三姉妹に美味い料理でも作ってあげる」って答えを出したんだよな。それから「俺が住んでいる場所に来ないか」って提案を出してみるんだ。もちろん。断られるのは想定内なんだぜ。しかし クロの口からは「行ってみたいです。一様の住む街も見てみたくなりました」と答えてくれる そしたら「クロはどうして行きたくなってくれたんだい」と俺も聞き返してしまうんだ

「えっと なんと言えばいいんでしょう。私の中での、新しい目標みたいなのが見えて来たので。そこに繋がるヒントを得られるのではないかなと思いまして。一さんに会ってみたいと思ったからでしょうか?」

その発言をクロ自身が自覚していなかったとしても、俺にとっては大きな意味を持つもので

「ありがとう。クロ」そう言いつつ俺はクロの頭をナデナスことにする

「リリアとクロの二人で。俺の家族が住まわせてもらう家に向かっている」

「そうですか」

リリリからそんな言葉を向けられて

「俺としては。リリの事を「俺の家に来て、クロとリリリと一緒に生活してほしい。三人で過ごしているところを見ていると、俺自身も元気をもらえる気がする」なんてことも考えたんだよ」と、素直に告げる そうしたならば「リリスの事が大好きなのですね」と 微笑むリリリの表情に 俺が「ああ リリスのことが誰よりも愛おしいと、本気で思っている。彼女にはいつも支えられてきた。俺にとっての、大切な人であり、守りたい女性であるんだ」と 自分の気持ちをそのままに口にする

「そうなんですね。クロから話を聞いていたんですが。一さんとクロの出会いは、本当に奇跡的なものだと言えます。もしも、リリスの両親が生き残っていたとして、貴方とリリスが結ばれることはなかったはずでしょうから」と口にしてくるリリリの瞳が潤んでいた。そんな様子をみて俺はつい「俺とリリスを救っくれた事に感謝しています」そんな言葉を伝えておいたのだ。そうでなければ、今ここにいることもなかったはずだから リリリと別れを告げて俺は一人自宅へと戻る クロ

「一さんが暮らしていた場所って、どこにあるの」

私の問いを受けて

「俺が住んでいた場所は、クロには縁のないような所だな。治安が悪くて。あまり外を歩くことさえもままならない状況になることが多い。それでも 俺達が住む土地は違うんだが」と、私は答える。すると クロは私の手を握ると「案内して欲しいな」そんな風に言ってくれるんだ その言葉を聞いてから、私は彼に導かれるように、彼が生きていた時代に存在していた、私達の時代に存在している、ある町に連れてきて貰うことになった。そこは、廃墟と化した建物が幾つも建ち並んでいる。そして そこに、かつて住んでいた人々は何処に行ったのか、誰もいなかった

「クロとリリシア リリスが暮らしていても、全く問題なさそうな場所ではある。でも ここには人がいなくなってしまったんだ。その理由はだな」そう口にして、彼は、私が見たことがないはずの景色を見つめながら、「クロは俺の妻だ。リリシアの事は妹だと説明してある。クロも俺の妻だと思われてるだろう。リリアも一緒に住んでくれていて、その娘にあたる存在もいる」そんな風に伝えてくる一の背中を見ながら歩いていると、彼の体が小さく見えてきますが、それも当然です。一さんは身長が高く

「クロの身体は俺と比べて、小さい。俺より年上であっても。その事実に違いはないからな」

その言葉に 私は、「確かに そうだと思いますけど。でも、私は気にしていませんよ。むしろ、今の年齢で成長できていることは幸せなことだとも感じていますから」そんな言葉を返すのであった。そんな私達の耳に、遠くから足音が聞こえてきて「クロ 逃げるぞ。あれに捕まったら どうなるのか分からないから」と声が響く

「分かりました。すぐに逃げますよ。あの あなたの名前は何と言うんですか」私はその男性の名前を知らなければなりませんでした。それはですね 私自身を守るために、名前を知らない相手から

「名前を知られてしまうのが恐ろしい」と考えているからなのです。この男性は私に名乗らせてくれないので仕方がなく 追いかけられるがままに、走り続けているのですが しばらく走っていると 一台の車が私たちの前に現れた その車は黒塗りのワゴン車 運転しているのは男であり、こちらを見ると「見つけた」と言ってきたのだ。そして運転席から降りてきた。そしてだ。「この子が、クロだな。お前とお前の娘を連れ去るために やってきた」と言ってくる

「クロというのは私のことですが 私が一体どういう理由で連れ去ろうとするんですかね」と私が口にしても 男はこちらに近づいてきて、腰から剣を抜き出し振りかざしてきたのだが「やめてください。クロを殺すつもりなんですよね。そんなこと許しません」そう私は、目の前にいる男の方に近寄ろうと試みましたが、その瞬間に私達は車の中に乗せられて そのまま発進してしまうのでした リリス 一が帰ってくるまでの間は暇である。私とリリが二人だけで時間を過ごせている間に何かしらのトラブルが起きる可能性は否定できないのだが。一とリリスは冒険者として活動しているから、私達が想像できる以上の危険に遭遇することもある。

「ねぇ リアリちゃん」私は、クロと仲の良い友達である少女に声をかけてみることにする。すると「うん? 私の名前を知ってたんだぁ~!!なんか嬉しー」なんて言い出したのだ。

「リアちゃんはね。お母さんに似てるよね~。髪の色とか目の色は違くて。でもねリアちゃんの方が美人だなって思うんだよ」そう話していく この子もまた、クロや一のことを大切にしてくれる人物なのだが。そう考えながらもだ。この子はきっと、これからの人生を歩む中で、多くの人との出会いを経験する。

その中に クロのように、心優しい人物がいれば。一やリリスと巡り合うことになるかもしれない。

リリスやクロのような人間が生まれてくれば この世界の平和を守る為の 大きな力となってくれると思うので。リリスが大切に育てていく必要があるのだが。

「えっ!?リアリが? でもさぁ リアが一様とクロ様に出会えたんだから ママとリアの二人の力で、クロ様が幸せになって欲しいな」

リリイのこの言葉は。心からの本音だろうとは思いつつ 彼女の言葉を否定するわけにもいかないので。リリイは黙って、彼女の頭に手を置く。優しく頭を撫でていき

「ありがとう。リアは偉いわ。クロの事を愛していてくれる。クロのことを、しっかりと想っていてくれる」と言葉をかけることにした。

そのやり取りをしているうちに、時間は過ぎていくのだが クロが戻ってきた。しかし そこには、私の妹の姿もあった リーリスの姿を見て

「母さんの気配を感じたから様子を見に来たんだけど もしかして」そんな風に問いかけられて、リリイは答えを出す

「リリと、この子のリアリスと一緒に生活していて、今日から一緒に暮らすことになったんだ。一は?」

そう問いかけると

「リリスが一さんを探しに行くって飛び出していったから。心配で探しに行こうと思ってたんだけど。この子を拾ったんだよ。その子を連れて帰ろうと思った時に。一さんを見つけたって」と 一は私達の元に歩み寄り、リリに話しかけ始めるのだが 私達は一と、私達の元にやってきたリリスの様子を眺めることにした 私達三人がいる空間を 私とリリス クロとリリイが過ごす、一つの小さな家の前に立つ 俺とリリスは、この場所で「一とクロが戻ってくる」その時を待つ その時にだ。俺はふと疑問に思ったことがある。クロの居場所が分かったことは、良かったのだが 一は、俺がクロの事を心配していることを知っている。だから その場所まで俺を向かわせてくれたのだろうか。そんなことを考える そんなことを考えていた俺に対して、クロは

「ああっ!そうだ。パパに聞いておかないとならないことがあったんだったわ!!」と思い立ったかのように俺に言うと「一のところにいる女の子のことでしょ?」と言い出す それに驚いたのは俺ではなくリリスの方なんだが、俺としても驚きしかないのだけれど どうしてなのか尋ねようと思っていた俺なのだけれども、その前にリリスが反応を示すのであった

「ねえ。一の側にいる女の人の事を知りたくない?」

その発言を聞いてしまった俺は ただただ困惑するしかなく なんと返事をしたらいいか分からなくなってしまう そんな中 リリスは言葉を続けるのである「あのね、実は私の家にあった日記を読んでみたの」

俺は「その事については後々聞かせてもらうことにさせてほしいな。俺としても知りたい部分もあるから」そんなことを言ったわけであるのだが。「大丈夫。今から教えておくことにしようかな」リリスは笑みを見せてくるのであるが その表情を見て、俺の不安が募っていく クロとリリスの関係を知った時と同様に 何かが起きそうな気がしてしまったからな

「まず最初に確認しておきたいのだが リリィと俺との関係を教えて欲しい」「私の口から言わせてもいいのなら話すのだけれど。まあいいでしょう。私の実の母親よ。今は死んでしまったみたいだけど。でも、リリスの中に母親の血が混ざっているのは確かなのよ。そして、この話は知っておいて貰った方がいいのよ」と、そんな風に言ってきたのだった。その話を俺は真剣な面持ちになり、聞くことしかできなくなってしまっていったんだ

「リリスのお母さん。俺の元いた時代の人達の中で 俺が一番仲良くなった女性が居た。俺の恋人の1人であるリリカという女性だった。彼女は元々、異世界から来た人間な上に。俺よりも歳上の女性で。俺の初恋の人であり そして。俺を愛おしい人と受け入れてくれた人だった」そんな話を、クロは興味津々といった様子だったのだが

「それで、続きがあるんでしょう」そう言ってくれた 俺がリリカさんについて、もう少し語っても良さそうな雰囲気になっているが。これ以上語ることはない。俺と、彼女との時間を過ごした日々。それが、全てであり、思い出となる時間を過ごし その記憶の中には クロの存在が確かに存在したからこそ、俺はここまで生きてこれたと実感出来るのだ

「そう言えば リリカさんと初めてあった時 その人が妊娠していることが分かって、俺と付き合ってもらっていたけど。子供が出来た時は俺の彼女じゃなくて、まだ出会って間もない関係になるけど、俺がリリカに子供が出来ることが怖かったから 堕ろそうとした」その事実を口に

「ちょっと待ってくれ」と声をかけてきたが。俺は「ああ。クロにとっては信じられないことだものな」と言葉を返したりしていた そうすればだ。「クロは俺の話を信じて貰うためだけに、俺に子供を宿してもらいたくなってきたようだが。その行為だけは、やらないように」そう言葉を紡いだわけなんだがな クロとクロの妹 その二人は俺の言葉を受けて、顔を赤く染めて俯き始めてしまったわけだが

「あのね。私としてはクロとキスをしたりするのは良いんだけれど。赤ちゃんを作ることはまだ早いと思うんだ」と口にして クロとクロの姉の間に距離を作ったのだ 俺とクロは「そういう事をするつもりはない」そうお互いに言い合うことで。その話題は終わったわけで。そして、クロは、妹である少女に向かって「その辺に、座り込んでいないで。クロの傍に座ってよ」と言ってくれて、クロの隣には少女が座ることになる。その少女が俺の方をじっと見つめてきている クロと同じ黒髪の少女なのだが、クロの可愛らしさとは違う印象を感じ取ってしまったのだ

「俺が君に聞きたいのはだ。君は一体何者なのか。ということと、この世界の未来に起こるはずだった出来事に関して。それを俺に知らせる意味は何だ」そう口にすることで この子に、何かが起きるのではと考えての行動を取ることになった

「あなたとあなたのお姉さま。それと私もそうなのだと思いますが。リリス様とクロリス様なのです。リリシア様と一様は特別な存在で、他の方々とは少しだけ異なる立場に立たされておりまして。それは、リリイ様とリアナ様も同じなのですが」そこまで喋ってしまうと。俺の手

「私が知っているのはこれくらいですね」そう言われてしまう そう告げられてしまうと。俺はもうどうすることも出来ないのではないのだろうかと考えてしまう。クロもクロリスもそのことについて何も言わない。

俺も特に口を挟むような事はせずに「そうか」と呟くことぐらいが限界だ それからは沈黙だけが場を支配する 俺は何を考えているのかという

「私は、自分の正体を伝えておいた方がよろしいかと思うんですよね」俺とクロに向けてそう伝えてきた。だから

「俺達の正体についても」そう伝えようとしたのだが。「私は、あなた達2人に恩返しをすることが出来たらなと思っているだけでして」そう返されてしまうことになる 俺も、それ以上は何も言えない状況に陥る。そうしていると

「リリスと私で話し合っていたのだけれど。ユウマが困るようなことはしないで欲しい」なんてクロは言葉にしてくれている。クロの気遣いに感謝するべきだろう。しかしだ その感謝すべき対象でもあるクロも 何かしらの考えを持っている

「ユウマの役に立ちたかっただけ」と言うが。それでもクロとクロリア 俺とクロとリリシアで分かれてから、ずっと一緒に過ごして来た仲ではあるが お互いの本音を言い合える関係でもないのだから

「ありがとう。クロが居てくれてよかったと思うよ」その言葉だけを彼女に伝えることした。その一言だけでも、十分に

「クロが味方で居てくれてるんだ」ということを理解できる

「クロのことも、クロリアの事も信じている」だからこそ。彼女が俺に対して、どう動くのかを知ろうと思えば知ることが出来るのだが。それを行うことはしなかった 俺は、クロとクロリアのやり取りを見ることで、この先どのような展開を迎えてしまうのかを予測することに努める

「とりあえずは リリスが私の妹になった。ということは、クロとクロリスとも、家族になれたってことだから。良かった」そう口にしたのは、リリスであった リリスは嬉しそうな笑顔を浮かべているが。その隣に立っていたクロが「リリスちゃんと一緒で嬉しいのは分かるけど。でも、これからが大変だと思うのよね。リリスちゃんは、リリスさんが残した知識を使って、これから生活することになるから」と言った 俺からしても リリスが、俺の妻として一緒に暮らしていくことになったのは、ある意味では好都合だとは思うのだが。リリイとリリは「これからが本当に忙しくなっていくかもしれないわね」なんてことを言っているわけで そんな風に俺達3人は、家の中に入り、リリイは

「お茶を用意してくるから」といって部屋を出ていく。その背中を見送っていた俺に対して、リリスは俺の袖を握りしめてきて「お願いがあるの」と言ってきたのである クロとリリスが共に生活する事になった。それからは、クロは俺に懐いているのだが そんな時に、俺はリリスから「お願い」をされることになる クロの面倒を見ることは苦にならないのである。クロは、クロリの面倒をよく見てくれるからである。そんなクロとクロリ クロの兄妹は

「今日は外に出掛けよっか」そんな感じにクロはリリスに対して 出かけようと誘いかけている。俺とクロが住んでいる場所 王城の中にある庭先で

「リリスお姉ちゃんと遊ぶの?」と聞いてきて、クロは、「そうだよ」と答えたのだが。

「じゃあ。クロが遊んでいる間、僕は、ママとお話して来る」そう言い残してから。俺の元に近づいてくると

「クロは僕の子じゃないんだ。僕がパパのお嫁さんなんだもん」と口にしてくれるのだが クロとクロリは、俺の遺伝子を引き継いで生まれていることに違いはないわけで。「まあ、いいか。俺の娘のようなものだ。俺が、お前たちの母親になってやる」そのように言うと

「本当に!?」クロは俺の言葉に反応してくれたのだが。クロリアの方は

「うん? クロリア。どうかしたのでありますかね」と問いかけてみると クロリアは、俺に向かって、クロリと同じように甘えてくる。

俺は、クロが、クロリアのことを、自分の子供のように接してあげるように。俺が

「俺の子供みたいなもんだからさ」そう伝えた途端に

「そっか。そうなんだ」と口にして、そのまま、俺の足下にすり寄ってくる 俺も俺なりに考えがあってのことだったんだろうな そんな時である「ユウ兄様。私も構って下さいな」そう言ってきた女性がいるんだ この国の姫にして、「リリスとリリシアの妹であり姪に当たる存在」になる女性なんだなこれが

「そういえば リリィ。お前に渡しておかなければいけないものがある」俺は彼女に話しかけたんだ ただ、俺は、彼女に、とあるアイテム

「腕輪型の転移装置」を渡したりしていた その腕輪型だが。実は、クロが持っているのと同様のもので 俺はクロから譲り受けて使っている物になる。その効果は「所有者が、この世に存在する場所に、この世から、使用者の存在を消し去りながら移動することが可能となり、その移動可能な範囲は この世界に存在している国ならば、どこであろうと問題無く この腕輪を身に付けていれば使用が可能になるという 超高性能な代物だったりする これは、ある意味で 俺が元いた世界。そして、俺達が生活している世界で手に入れた。貴重なマジックアイテムであったりするが。俺とクロとリリが暮らすこの家にも、クロが作った「魔導人形」が1人居るのだが リリカさんが所有していたと思われる 俺達の暮らしていた

「ラビットの隠れ家」に保管されていた「転送機」と呼ばれるマジックアイテムがあった。それがこの

「魔動式転移腕輪」だ。俺自身、この手の腕輪に関しては、クロやクロリア。それにクロとクロミの4人が持っていた分しかないのだ

「おぉ。これでいつでも、どこでも、自由に行けちゃうんですのね。素敵です」

リリカさんの遺品となった腕輪 クロは大切に保管をしていたわけだが

「ユウト。これを使う機会はあると思うかい?」クロが俺に問い掛けてきてくれたのであるが 俺はその質問の回答を出すことは出来なかった その答えを口にするとしたら クロが今手にしている「魔装具」と変わらないような気がしていたので。その

「俺自身が持つスキルは、確かに強力だが。それだけに頼るというのは、危険だと思っているんだよな。もしも俺が死んだら、クロが悲しんでしまう。だから俺は、俺自身の身を守る為の力を蓄えるために。こうしてクロから「魔力回路の強化」について、教えて貰っているところだ。俺の持つ能力で、俺に出来ることは少ない クロは、クロで。「自分の命が脅かされる状況」になれば 俺の力を借りずに

「自分自身で何とかしようと考えるはず。その時には俺はクロのために力を振るいたいと考えて行動しているから だから この場での解答は、今は保留にしておくべきだと考えているぞ。クロのことは頼りにしているし 頼ってくれて構わないとは思っちゃいるけどな。俺自身が、もっと強くなる必要を感じている 今の俺は弱い」そんなことを考えつつ 俺はリリスとリリイ。それとクロとクロリアと一緒に街へ出ることにする クロとクロリアが、俺の手を取り、俺と繋ぐようにして、歩き始めた。その後ろからは クロリの面倒をみていたリリスとクロリア。それとクロとリリイが付いてきてくれたのだ 俺は、「俺の家族を守っていきたい」と考え始めていたので そのためには、まず クロの力が重要だと考えたのである だから 俺は「リリイからもらった剣と盾。これを使うとするか」そう口にすると。俺は、クロの

「その前に、ユウナに報告したいことがあるのです。少し待っていただいてもよろしいですか」との言葉を受けて 俺とクロ。それからクロリ。リリとリリイ。クロの兄妹は

「俺達は一旦家に戻ってくる。お前たち2人で出歩いても良いけど。絶対に無理だけはするんじゃねえぜ。お前らが危ない目に合うことは避けたいんだ」そう口にした リリスは俺の言葉を聞いて、何かを考え込むかのように俯いてしまっていて

「分かりました。では私とクロリアはリリスさんと共に行動するということで、どうでしょうか。リリスさん」リリスに声をかけた リリスも納得してくれたようで

「はい。よろしく頼むのですよ」と答えて 俺達に、クロリを任せてきた。俺の家は、クロリとクロが居れば十分に守られるはずだ そう思いながらも

「リリスさんも リリィさんの事は大事だと思うんですよね。私は、あの人の事が好きなので。あなたと同じ立場で話がしたくて」クロリアが、リリスの事をリリスと呼び。そう言葉にする。その

「私とリリィちゃんは お互いの事を認め合っていまして。だからこそ、私とリリィちゃんは友達で居られて」そう言ってくれたのだが。その言葉は嘘ではないと思ったので

「リリス。俺達は少し出てくるが。その間 クロのことを見ておいてくれないか」と。俺はクロリスとクロ。クロリを連れて家を出てきたのであった リリナが「私と、一緒に来てもらってもいいかしら」と、俺に対して 声を掛けて来たので。俺は

「あぁ。良いともさ」そう口にすることで、了承するのであった。俺達二人は、「王城から少し離れた場所」へと足を運んで行くことにした。俺は そんなに

「俺とリリの二人で。話さなければならないことなのかな?」その疑問に対して。彼女は「そのつもりだけど」そう答えるのであった 彼女の口から語られた話は

「まず。クロは リリイが引き取った女の子のことで その子の母親については、クロとクロリの兄妹に任せておくことにしようと思って クロリとクロ。それからクロの両親は。私が責任を持って育てます」

そう宣言し

「リリの母親は、クロリが引き継いでくれるだろう。ただ 問題はリリスの件でな」そう口にしてくるんだから、仕方がない

「その事なら俺も気が付いているよ」俺は彼女に伝えると リリナが「そうでしょう。あなたはクロの保護者のような存在であるからこそ 分かって当然だと思いますが。私自身は

「あなたの傍から離れたくない」その一心でここまで来ています。それはリリスだってそうでしょ」

そう言われたんだけど。リリスも

「私の家族は皆 あなたのおかげで幸せになれる。そればかりじゃなくて。クロとクロリアは。クロは。貴方とクロの子供が欲しいとまで言い出すくらいなんです。だから、この国に留まっていても いずれクロは子供を欲してしまうかもしれない。でも それでも、この国は、クロにとって住みやすい環境とは言えないでしょ」そう言われてしまったわけで。確かに

「俺はこの世界で生きていくことを選んだが しかし この国で生活することが幸せな生活と言えるのかと言われたらいささか微妙だよな。リリナが言うように、俺はクロの父親でありクロの味方でもあるんだ。クロのためになることを優先的に考えるべきだな」そんなことを俺も考えてはいたわけだ。だから

「ありがとうな。俺の傍に来てくれてさ」俺は彼女に礼を言ったんだ そうすれば

「えぇ。そうよね。やっぱり 私は、あなたの傍が 一番心地よいもの この国に留まるって選択肢もあるけれど。しかし、私は、やはりこの国の姫であり リリの姉であることに変わりはないわ」と言ってくれてから「だからね。私はこの国を離れるわけにはいかないのよ」と続けると「この先 どんな事態が起きようとも 私の気持ちは変わらないのよ。それだけは伝えておきたかった」と続けてきて 俺の方も、改めて

「そう言えば この前クロが言っていた。俺のことを、父親代わりだとも思っているんだったよ。そう言ってくれたのも嬉しかった。そのクロが 母親になろうとして頑張ってくれていることが嬉しいんだ」

その言葉を聞いた彼女は

「うん。クロだって、この世界に居る人達は嫌いじゃないでしょ。特に ユウキに対しては。でも。だからこそ

「この世界の人達の幸せ」を願っている。その為にも

「この世界を救える人物が現れるまでは クロの傍で見守っていてあげたいなと。私は思うの」なんて言葉を聞かせてくれたのね。だから

「貴方が元の世界に戻るのであれば その時に また この世界でも、貴方と巡り合えたらと。願わずに居られないの」そんなことを口にしたリリナ 俺は「俺は俺の大切な存在を守れるだけの力を得たいと。そんな風に考えているからな。まだ、この世界で暮らすことを決めたんだ。クロの願いに応えるためには、クロの力が必要になる場面が来るんじゃないかと考えている。そのクロが「母になりたい」「俺の子を産みたい」と本気で望んでくれたんだ。俺は親父のように、娘を大切に育てることが出来たら そんな

「クロとの生活を想像したら楽しくなったんだよ。リリナは、リリナ自身のやりたいことを見つけたら。俺よりも そちらを優先することが正解じゃないかと。そういう考えもあって 今は、この国に残ることを決めてる」俺自身で決めていたことなんだが。リリナも「リリはクロのお母さんに向いていると思って。それに

「私自身の子供はリリナが作ればいいでしょ」そんなクロの声が聞こえてきそうだから。それで 私はこの国を離れられなくなってしまったのね」と、笑いながら話す。そんな感じだったので俺自身も

「そっか 俺はクロの力になる為に そして何より自分の力で守りたいと 思える人たちの為に。そしてリリナに負けないように 強くなっていくために頑張るつもりで居るからさ」と言葉を続けることができた

「リリナは リリの事をクロのお母さんとして支えていく リリもクロの事は、妹みたいな感覚を持っている リリはクロがお姉ちゃんをやってくれると助かる」そんな会話をして 俺とリナは。お互いの意見を 話し合うことが出来ていたと思う

「そうね。クロも、リリがクロのお姉ちゃんになってくれたら きっと 凄く喜ぶと思うの」クロが

「クロもクロリアとリリスの事を実の姉妹だと思い込んでるし 二人にとっても、クロが本当の姉弟になってくれた方が。絶対に嬉しいに決まってるもの。私は 二人の事は好きだけど でも。それでもクロは。ユウナの事が好きだもの」と そう口にしてくれているので 俺は「クロに俺とお前たちの関係は説明したが。クロは「姉妹でもいい」と言うような子でな。俺は「クロが本当にそうしたいならば そうなった方が良いだろう」と。そのように答えている リリとクロリ。それからクロとクロは

「お父さんとお母さんが一緒に住んでいて、クロとクロリとクロリアが 同じ家で暮らしていても問題は無いです。むしろ私は、リリのお母さんになれたと実感できそうです。それに お父さんがクロのお父さんでも構いません」なんて言ってくれるくらいでな リリイは リリと一緒に行動することが増えており クロが「お母さん」と呼んでいることもあって「リリィママ」と呼ぶようになり始めているのだが。クロの兄妹たち3人に関しては クロとクロリアはリリのことを「ママ」と呼び クロとクロは、リリのことを

「お姉ちゃん」と呼んでおり リリリアに至っては「叔母さん」と呼ばれるようになっていたりするので

「なんか変な気分だな。クロの両親であるリリの両親が、義理の叔父さんと義理の娘であるリリの娘だと思われているのは」リリがそう呟いていたりする そのクロの両親は リリィが、城の仕事に慣れてくる

「ユウマさんの料理を作る仕事の方が、私にとってはやり甲斐を感じるので」そう言ってくれたこともあり。今では、リリィもリリの家族の一員として受け入れられている。俺が 城の中に入ろうかと考えたこともあるのだが

「その必要はないの。私は 今の生活が気に入っているから」そう言って、俺の家に移り住むこともなく、城の近くにある小さな家に暮らしているわけだが リリィとクロの関係も良好で。クロも、クロリとクロの二人との関係も良好なので クロの兄弟は4人に増えてしまったが リリは、クロの子供達全員の名付け親として名乗りを上げ「私が考えた名前を名乗ってくれるかな」そう口にして それぞれの名前の響きを教えてあげる

「クロの兄妹たちは「アトラとラシア」、「クロアとロシア」、「クロリリア」と名付けることにしたから そのつもりで居て欲しい」そんなことをクロに伝えた その話を聞いたクロリアは「えへっ クロリアって名前は

「私」が貰っちゃってもいいんですか?クロがクロリアの名前を名乗りたいって言うのなら。そうさせますけど」なんて そう口にしてきたんだけど

「う~ん

「クロ」っていう名前を。俺も気にいっちゃってるところがあってだな。そのクロの名前がクロリシアの物になれば 俺とクロは、ずっと、その呼び名を使うことが出来るから。俺としても その方が都合がいいと思っているんだ」俺はクロリシアに対して そのように答える その話を聞いてクロリシアは「良かった。クロがクロの名前で呼ばれなくなると寂しいから」そう喜んでくれていたな ただ。この世界に来ることになった「理由」は「魔王を倒すためだ」と言われても

「魔王を倒した後の未来」は、「どんな形でも良いから生きてみたい」そう考えるようになってしまうほど この世界の環境というのは

「住みやすくなってきていますから」と。

「俺は これからも、皆のために戦い続けていきたい」その想いが強くなって。俺は、そう考えていたわけで そんなことを考えながらも、クロと共に クロリアの実家の方に顔を出すことは忘れていない 俺とクロリア そしてクロリアの旦那になった「クロエリア」は、クロの家へと向かい 家の方では、俺の子供たちと、俺の嫁達が仲良く話をしている姿が見える。そして、俺とクロリアは、クロとクロリアの兄妹の相手をすることになるのだが

「ユウ兄様とクロは結婚しました。クロリアと私は、親子で結婚したことになりましたが それは間違いないことなのです」その言葉を発して。自分が、どういう風に

「ユウマとクロが結ばれた」という言い方をするのか分からず「クロがクロとして生きる」と言い出して。ユウトの傍から離れていってしまったわけだ。クロとクロリアに俺とクロの結婚について尋ねてみた するとクロ達は「「えっと。ユウト君に迷惑をかけないで欲しいのです」と言われたわけで。まぁ当然の話ではあるが。俺の傍で生活し続けるよりも 自分にとって、より良い生き方を選ぼうとしてくれるようになったのだと理解することにした。それが正しい選択なのかと聞かれれば、疑問符が浮かぶわけだが

「この国に留まることにしたのか?」と聞いてみれば「はい クロの傍に居ることが一番良いと判断して。それでですね クロとクロリアの間に、子供が出来ることも出来なくはなかったんですよね。それ故に私は、ユウマ君の傍で生活し続けていくことを選んでいる。だから

「リリナの気持ちが分からないでもないですしね」なんてことを言うクロ

「リリナは、クロに遠慮していた節もある。クロが、私を「リリの姉だ」と言ったことが 余計に。「この国に留まり続けることを邪魔する存在」に感じられたんじゃないかしら。だから「クロとクロリアは 家族同然の付き合いをしていて。私もユウトの傍で生活することを決めた。この国の姫を辞めることは出来るだけしないようにしようと思う。クロリアの事も。妹のことは心配だわ。でもねクロの事は

「私自身が幸せになれる相手を選んだ上で

「自分の手で」この子の手を握ってみたいと。そう考えているの」と口にしているわけだ。俺の目の前でな その言葉を聞いていた俺は、俺なりの考えを話すことにしたわけだ。この国に残ろうと決めたことの理由について

「俺はな。元の世界に戻って。その世界が滅んでしまう前に。「俺の力で救える存在」だけは助けてあげたいなと考えている。この世界が救われた後で 元の世界に戻りたいと考えることもあるだろう。だけど。俺の力だけでは限界はある。この世界にだって「俺が、どうしても、どうしようもないと思った相手が1人だけ」存在しているんだからな。俺には そんな人物を助けることが出来ないだろうと考えているんだ」そんなことを伝えたのだ。リリナの表情を見ながらな 2人の関係がどのような形になっているのか それを確認出来たのであれば これからの人生を歩んでいく中で、そのことを参考にしていくのもありかなと考えていたり。そんなことを考えていたので、クロとリリナのやり取りを見つめるのを止めたりしなかったんだ。そしたら リリナは俺の顔に顔を近づけてきたので、リリナの唇に、俺の人差し指を当てた

「リリナの言い分は理解できるんだが。俺とクロリリ達の関係については、もう「終わったことで。この世界の人間であるお前とは無関係なこと」なんだよ。この話は終わりにするべきだろ。これ以上、お互いに干渉しあう必要もなければ 俺もお前も「他人同士」なんだしな。俺の妻となった以上は、それなりに この世界に馴染む努力もしなければならん。その辺りは分かるよな」俺は、そう言葉にした。その言葉に納得できたようで。彼女は素直に首を縦に振ることが出来た クロリアの両親にも挨拶に行くと クロリリの両親は「娘と結ばれてくれ」そう言ってくれていた クロリリの両親の希望もあって。リリイの両親は、そのまま、俺と夫婦で居てくれることになるのだが。その

「俺は、今まで以上に 頑張っていくから」という決意を伝えると

「私も貴方を支えるから」という返事を貰った。その答えを聞く限りだとリリが幸せになっていく姿が目に浮かぶようだ。そんなこともありながら クロリアに「お父様にも会って貰いたかったのですが」との言葉に。クロリアが

「私はクロリアのお義父さんになるわけだから」なんてことを口にしており

「それは確かにそうなんだが。クロリリの父親と リリィリリィの父親は同じだぞ」と言うも

「でも 同じお爺さんとお婆さんがいるなら どっちが父親であっても おかしくはないでしょう。だから 私は お父さまの味方になります」と言って

「私の気持ちとしては、お父さんと呼んでおきたかった」と

「そういう意味で言えば。クロリーシアやクロちゃんも同じ考えだと思うけど 私がクロちゃんと姉妹になったら。クロちゃんは「お母さんって呼べるようになるのが楽しみ」とか言ってるけど クロちゃんのパパと、ママは私だけだからって言う理由で。やっぱり、ママが一番だよね~。ママって

「クロが私のことを「クロの母になってくれ」と言っていたこともあり。リリィと俺は、義理の母親となるクロリリリの母親にも顔を出す必要があるのだと考えて。リリが、その件については、「クロの両親に会った方が良いのでは」という意見を出していたこともあり クロとリリは 共にクロリリと会うことにする リリは リリィに対して

「貴女はクロに甘すぎるのではないでしょうか。クロが困っているので手助けをしてあげたいと。そういう想いがあったりしますが でも。「リリィも、クロのことが好き過ぎるところがあるので リリィがクロに肩入れをしているからこそ リリィがクロの親になることを望むような展開になればいいなと思っている」みたいなことも考えられるのではないか」と 俺のことを信頼してくれているからか。クロに対しては甘いところがありますからね。リリィは

「私としても ユウマとクロが上手く行くように願っていた。ただ、私もクロと仲良くなった。そのおかげでクロと友達のような関係でいることを選ぶことが出来ているから」

「その願いは、リリリリのお願いとはまた違った形で成就されることになる」俺は、そう口にして。クロリリに話しかけると

「私にとっては「クロ」が全てだった。それだけは変わらない事実」

俺の方を見て話すクロリは「私から、クロを奪うような行為をした人間がいたとしたならば。その時は、クロとユウマの関係を引き裂いて。絶対に殺すと誓っても構わないと思ってもいる」クロは クロに対して「そんなこと」を考えなくても大丈夫だよ」クロは、まだ、自分の身を守るためには力の使い方を間違えかねない。俺の力が及ぶうちに。しっかりと。俺の元に居続けられるような環境を整える必要があると思うんだ クロにクロの名前を返すために クロが「クロリア」の名を名乗り始めてからも暫くは経過して

「クロが 自分の力を自由に使う事が出来るようになってきているようだ」

そんな実感がある。だからこそ俺は

「クロの好きなタイミングで名前を返してやるからな」そう声をかける クロリアは クロリアとリリアとの間に生まれた子供達と一緒になって遊んでいる姿が見られる クロとリリアとの間に子供が出来たら、こんな感じで幸せな家庭を築いてくれるんじゃないのかなと思えたりする。そのくらいに仲睦まじい様子を見せているからだ リリナに関しては クロと仲良くしている姿を見かける。クロが

「クロリアに何かを教わる時は 私よりも リリ姉に教えて貰った方が分かりやすいかもしれない。リリリの魔法に関する知識と技術は、凄く優秀だから。その辺りの理由もあった」と クロはクロで

「クロは、ユウ兄ちゃんの傍を離れられないので。他の人との交流の機会が減ってしまった。それでも。クロリアの事を気にかけたクロは、よく会いに行って、話をしたり。勉強の相談に乗っていたらしいので ユウ兄ちゃんが、ユウリアとリリアちゃんを連れてきて クロリアとクロとクロリアの子供を交えて遊ぶことになったわけなのだが。

俺は、クロリリのことについて聞いてみると

「クロリアは、お祖父様の所に行きたいと思っていますが ユウマ君は、どうするんですか? ユウリアはお祖母さんの所で育ててもいいかとも考えているみたいですよ」と。そんなことを言われる クロは「ユウ君が行きたいなら 私はユウ君とユウリアの傍にいたいと思っています」と。俺の手をぎゅっと握ってきたので

「クロの気持ちを尊重しよう」と考えるに至ったので。俺は

「お義父さんの所に 遊びに行くか。俺も、お義母さんと話をしたいことがある」クロリアの気持ちに同調することにした

「お義理母は リリのお母さんとクロリアさんの間にも 私が生まれた後に 子供を産みましたので その子は私の弟妹にあたるわけですけれど。私は ユウマさんが望んでくれるのであれば その赤ちゃんと対面して欲しいと。そう考えている」とのこと 俺は その言葉を受け止めてから「じゃあ クロの身体の調子が良くて クロとクロリアの間に 新しい生命が誕生した際には その子供も交えて 皆で食事にでも行こう」という話を持ちかけてみたのだ。そうした時にだ。リリナの父親が

「その時には、僕が料理を作ろう。僕は、この世界で生まれ育ったわけではないが それなりに食べる物には自信を持っているんだ」と口にしていたのだ それから数日が経過してから「クロリアが妊娠していることが判明したんだが。俺の嫁達の中に体調が悪くなったりしている者はいないだろうか」と聞くと。リリナの母親は、問題ないと口にしてくれた。クロも

「私も、特に変化はない。ユウナが心配することは何もないし。ユウリも元気なので 安心して良い。私は、ずっと、ユウ君の側にいるよ。それに ユウ君だって。ユウヤとして生きてきて 色々と大変だったことだってあったはずだよ。今となって思うと、私は、ユウ君のことを理解しようとせず。一人で勝手に悩んで。それで、結局、迷惑をかけてばかりなんだ。ユウキのユウが私にとってのユウならその苦労が どんなものなのか。それを、もう少し考える必要があったんじゃないかと。そんな風に思えるの」と

「そうだな 俺だって 俺自身が体験したことでもないから。本当に、その苦しみを味わうことは無いんだけど。もし、それが自分に与えられたことだったとしたなら 俺は、もっと強くなれたんじゃないのかと。そうも考えたりする」俺は そう言葉を返す それから更に数日程の時間が流れて「クロはクロリアとリリの間に生まれる子供の世話をしながら過ごしていたのだが リリは「クロリアはクロとの相性も良いようで クロリリの二人の間には可愛い子供たちが誕生していました」と言い始めた 俺とクロの関係を知っているリリナやクレアさんなんかは 微笑ましそうに見つめていた。リリナ

「リリナもリリイとクロのやり取りを見守りながらも、クロリアを可愛がっていましたよ」そんなことを口にするのだった。

リリもクロにクロリリアの相手を頼むと「クロはクロリアの面倒を見ながら クロリアからクロという名前を取り戻していく。そんなクロの姿を見ながら。クロリリアを抱きしめたクロ。クロリリアが「ママ」とクロリアのことを呼ぶのを聞いて クロリアが幸せになってくれたことが嬉しく思い そんな様子を見つめていた俺とクロ。リリナもリリイとクロリリアが一緒に遊んでいたのを眺めていたので 俺は「クロリアは、これから、クロの本当の家族になれるんだろうな」そんなことを考えたりもした 俺は、クロとクロリアと一緒に

「俺とクロリアが親子であるということを証明する書類を発行してもらう」ために。「ラフィアの店」まで向かうことにしたんだ そこで「クローリアとクロが血縁関係で結ばれている」という事実が判明したため。クロリアとクロは「正式に親子になることが出来るようになるんだが 俺は「その件については。もうしばらく、時間を置くべきだろう。今はクロリアをクロから解放しなくてはいけないから」そう考えて。そのことは クロリアに伝えたんだ そして

「私達が住んでいる街は 王都より離れた場所に存在していますが。「ユウリ」という人物が行方不明になったという情報が入りまして。ユウノと言う名前のメイドさんが、私の元にやって来てくれまして ユウウリ様にそっくりな男の子を見つけたら、保護するように頼んできたんです」クロリリアの言葉にクロリアは驚いていたが 俺としては クロリアが「自分の事を「私のお母さん」って呼んでくれますかね?」と言い出したことがあったが 俺達は、「俺とクロの関係を公にしてしまうと。クロの居場所がなくなって困ってしまうことになるんじゃないか。そんなことを思ってしまったこともあって。それについて口に出すことはしなかったんだが 俺達のことを探しているユウリアという少女がいる。ユウが その女の子を保護しているとのことだった 俺とクロとの関係性を知っていて。なおかつ。ユウに、その関係性を明かしたので 俺がユウのことを気にかけているのではないかと そんなことも考えていたりする。俺とユウの関係は既に知られてしまっているわけで

「俺からしたらユウに、そのことを教えたところで 別に悪いことでも無いから。問題はないだろう。そう思って」ユウと連絡を取ってみる。そう口にすると クロリリとクロは、顔を合わせると

「そうね。私がユウ君に会いに行った方がいいのかもしれないですね」と口にしてきたのだ クロが「リリア姉に聞いたところ。私にもクロ姉にも関係の無い人達だったけど。私の知り合いの人っていうことになるらしい。だから、ユウ君が困ったことになっていないかと不安になっている。

クロちゃんとクロリアさんは お互いの顔を見て笑っているのを俺の方から見ていて 俺も「大丈夫だと ユウリアは、クロと俺の娘のような立ち位置にある。その事実を知るまでは「娘のようなもので」なんて言葉を使って クロリアに紹介をしようとしていた。俺とクロリアの関係についても既に説明をしている。「お姉さんとお兄ちゃん」みたいな関係だよ。そんな話をしたんだ

「リリは ユウ君のことが大好きですからね」クロリアは、そう言いながら「クロは、クロリリアのお腹の中で、その成長過程を見ていたみたいで お姉ちゃんになったんだよって。私に教えてくれたの」と言ってきたのだ。リリナも「クロリアとリリが仲良くしている光景が見られれば、それは嬉しいかな」と言ってきていたが。その辺は

「リリは、クロリアの面倒も良く見てあげていたみたいだし リリアとは姉妹だから、クロリアが「妹」で「姉」という立場になれて クロもクロリアを気に入ったようなんだ」俺は その言葉を伝えたのだ。クロリアは

「そうなのですか? クロリアは、お兄ちゃんと、ユウリお兄ちゃんに懐いています」その言葉をクロリアは口にして「リリアお義母様とクロリアの二人が仲良くしてくれると、私は お婆ちゃんになり クロちゃんはお孫ちゃんになっていくんですよ」クロリアは そう言った。そして「リリアちゃんがお姉ちゃんで、クロちゃんが妹で ユウ君がお兄ちゃんなんでしょう。私達もお友達で。ユウリアは妹だから」クロリアは「お兄ちゃんと、妹のユウ君は仲良くできると思うのですけれど ユウちゃんとリリアちゃんは、お互いに仲が良いですし 私もユウリアと、クロリアと、リリお義母さまは、皆 同じお家に住めるように出来たらいいなと思っている」

「そうだな 俺は お袋やクロリリ。ユウリにユウリアと お付き合いしていく上で。何か問題があるんじゃないかと考えていたわけだが ユウリアは、ユウと俺のことを慕ってくれているわけだろ。その関係で 俺は ユウリアに対して「お爺ちゃん」「お祖父ちゃん」と呼ばれるのに違和感を感じなかったり。むしろ、受け入れてしまったという感じでもある。俺の親父だって

「俺とお前の息子なんだから。当然、可愛いに決まっているよな」そう言っていたぐらいだった。俺は「ユウのことは 今でも、俺の弟であり。息子のような感覚もあるわけだけど。ユウは、俺のことをお義父さんと呼びたがったり。俺はユウの両親を、俺が、殺したようなもので。だからこそ。俺と、おふくろの事は「おにいちゃん」と呼ぶ

「クロリリの言う通りだ」と俺は考えた。でだ 俺は「ユウとリリは結婚して夫婦となり ユウリとリリの子供が生まれた場合。その子はユウリアと姉弟になるということもあるんだよな。俺とクロの関係は クロリアがクロとして生まれてきた時に、リリナの母親によって証明されてはいるんだけど。ユウとクロリアは親子であって その辺りが少し複雑な事情を抱えていると言えるかもしれなくてな。まあ ユウリアが俺の事をどう呼ぶかについては 本人の意思を尊重したいとは考えている」そんな話をした。ユウリアは「私はユウさんと結婚したいと思っています」なんてことを伝えてきたが。ユウは俺が父親であることも

「知っているよ。お父さんから聞いている」と俺に告げる それから 俺とユウとユウリアの四人は「冒険者ギルド」に向かって歩き出すのであった 俺達が向かった先にいたのは「勇者パーティのメンバーの一人」であることも判明したので「俺が、その冒険者に、どんな用事なのかは知らないけどさ。とにかく、まずは自分の目でも確認をしてみないと分からないだろう?」と伝えてきてくれていた

「冒険者は全員で六人 男女比も男性三人に女性三名となっていて。男性は二人とも 俺よりも年齢は上だろう。女性の方は 年齢的に俺と同じ年頃に見える女性が一人。二十代前半から十代の後半といった所だろうか。後は 見た目は小学生くらいの背丈しかない少年で 髪の毛の色が黒と白の入り混じったものなんだ。瞳の色は金色 肌色は黄色で「耳が長く尖っていて」エルフ族であることも分かったんだ それと もう一人いるんだけどな こっちの女性も 見た感じでは小学校高学年程度にしか見えない」と口にするユウキと名乗る男の言葉を聞いた俺とリリナの二人。ユウは俺のことを見るなり「初めまして」と挨拶をすると同時に頭を下げたのだが「あの。貴方の名前を教えて欲しい」そう尋ねて来た

「ユウです」と伝えるユウに対しリリナは「貴女の名前は?」と問いかけていたのだが「僕は、この国の王都に住むことになったから ユウリに会えたこと嬉しく思う。僕の名前に関しては、まだ秘密なんだ」そんな答えが返ってきた

「どうして王都に移り住むのかを聞いても良いでしょうか?」とリリナは質問するのだった。

「ユウリアは 僕の大事な存在 クロリリアにとっての妹にあたるから。一緒に暮らすことを決めた その前に、ユウリがクロリアに何をするつもりなのか それを聞かせてほしいんだ。それが終わってからのことだと そう考えていただけたら幸いです」そんなことを言ってくれる 俺は ユウキと、ユウリアのことを見比べてみると「ユウリアのことは クロリアから聞いていたから ユウリアが この国に来るということは知っていた。で。俺は、ユウに 俺達のことや。俺とクロリアとの関係。その辺の説明をすることにしたんだ」俺が そんなことを言うとユウは驚いた表情を見せ「リリアから話を聞いた時、本当にクロリシアさんのお母さん?って疑ってしまっていて。失礼なことを口にしてしまった。クロリリアは元気にしているんすか?」なんてことを口にしてきたのであった。俺は そんなことを口にしてから クロリリアが生きていることをユウに伝えてから。クロリアが俺の娘である。ユウはクロリアの義理の娘に当たるということを説明していったんだ。そんな風に説明を

「私から説明させて下さい。勇者のことについて 私が知る限りですけれど 私には 弟と 娘のような存在になるのだと思う。ユウリアがいる。ユウ君のことを知っているからこそ。ユウちゃんのことを「私の姪っこ」って紹介できたんです。その点については ユウ君が私を、どういう風に見てくれても構わない。ユウちゃん

「えっ?あっ そうですね。ユウリアちゃんも、リリアさんと同じように。お祖母様やお母様に似ましたよね」なんて言葉を返したのだ。その発言は俺にとっては嬉しい物なのだが リリアや、クロリアと俺の間には血縁関係はないわけだし どう思われていても文句を言うつもりは無い 俺としては、クロリアやリリリアを娘のように可愛がり。育てていく そんな生活を送って行きたい

「そうです 私やリリアさんは、ユウリ君と、クロちゃん リリリアちゃんが 家族の関係になれるように 頑張っていきますからね」そんなクロリアの言葉を聞き「そうか よろしく頼むな」なんて声をかけた。その辺りから話が脱線し始めたので「そろそろ話を戻すことにするが。俺がクロリアから、その件に関して説明を受けているから ユウリアの素性について話すが 良いか」と口にした後で「ああ ユウリに聞きたいことがあるんだ。クロリアとリリとリリアリアのこと。それとクロとの関係について 教えてくれると助かる」そんな言葉を投げかけて来たのである。その辺りの話は 今から数日前。「クロが、夢の世界に入り込んだ。俺は、そこで。クロと、クロリアから クロリリアの出自についての話を聞くことになる そして その数日後 俺は 夢から覚めたクロリアから

「リリリアが、お兄ちゃんと一緒に住むことに 決めたんだって」と教えられたのだ。だから、俺も、その日は リリリリリリアを預かっている身でもあったから「そのリリリアが。これから、しばらく クロの面倒を見てやることになったんだ。俺は「お袋の面倒は俺がみる 俺達は家族だから」と言って。クロリアとリリリアの二人がクロリアの面倒も見てくれたんだ。で 俺

「ユウリは、自分の力の正体を知りたくはないか」と尋ねたんだよ するとユウリアは

「私も知りたくないわけじゃない。ただね。私は ユウリアちゃんに迷惑をかけてしまうことが嫌だったの」と返事をしてくれた。ユウリアから

「クロリアとリリアのお二人は、ユウリちゃんに甘えるんだよね」という言葉を受けたユウは クロリアから「私の事を、私と同じ姿に生まれた。私と同じ境遇にある。クロちゃんと呼んであげて」そう頼まれていたこともあって「ユウちゃんにクロとクロリアの事を任せて リリンちゃんを呼んでくるね。今日は 私が料理を作るわ」といって、クロに 料理を作ってくれていて。ユウリは リリアナに、自分が、どの種族の人間なのかを、どうやって知ったのか そのことを、リリアリナは、どのようにして受け止めたのかを話してくれた。その話はリリスから聞かされていたので 俺の予想の範囲内で済んだ リリアリアとリリニアの二人の関係は 複雑怪奇なものだったわけだが それでも俺は「自分の意思」というもので行動していたはずだが

「俺は、自分以外の人間のことは考えていないし 自分の感情も制御できていないのに。なぜだろうな。リリアリアもリリニアの気持ちも理解できるんだ でな。クロが、俺とクロオリアに対して「お父さん クロが、クロリニアさんのことが好きなの だから クロリアさんと、同じ名前のクロリネアさんとも仲良くして欲しい。そうすれば。お父さんとも仲良くできる気がしているの」と伝えてきてくれているから。俺とクロはクロリリアとは良好な関係を保っているということになっていると思う ユウがクロを抱きしめながら、こんな会話をしてくれていた

「俺には クロリリアはクロとして生まれてくるはずだったが。クロリアは「私はクロちゃんに会いたかった」そう言いながら、クロを撫で続けていたりして。クロとクロリアの関係についても「クロリアは「ユウ君は優しい男の子だって知っている。私はユウリアからユウ君とクロリアの関係を色々と聞いていたからユウ君とクロリアの関係は知っている」と言っていた。俺は「俺の娘になってくれるか?」クロリアに伝えたところ「私はユウトの子供になりたい だけど。私は、ユウの子供が産まれるかもしれないけど クロリアの事も忘れないで欲しい」と答えをくれたクロリア」と話しを聞かせてくれたのである。俺は、この場は ユウとユウリアの二人で クロとクローリアを連れて家に帰ってくれと言うのだが 俺は「勇者パーティのメンバーでは無い。この世界に来た理由は 魔王を倒すために呼ばれた勇者の仲間だと名乗ったら この場で殺される可能性もある でだ。この国に滞在しようと思った場合。俺はクロの関係者として扱われる可能性が高い で そうなると。ユウリ ユウリアにも危害が加えられるような状況になる可能性も否定できない 俺の仲間になったら。その可能性が高くなってしまうんだ」なんて説明をしたのである。そのやり取りをしていた時に 俺とクロの側に寄ってきてくれていたクロの姿を見て「ユウリア クロちゃんを抱かせてください」なんて言ってきたユウキ。ユウリアの言葉を受け入れたユウキは クロとユウリアとの触れ合いを見守る形になった。

それから 数分後には「僕はクロリアのことが気に入っているから」なんてことを口にしてくれる その辺りの話を聞いた俺は「俺の家族にはなってくれないんだな」と呟くのだが ユウはその俺の言葉に反応してくれていた。その後でだ 勇者の仲間の一人でもある

「俺の妻でもある リリナのことを「僕の大切な存在である リリナに手を出さないと誓って下さい」と言われる。俺は「リリナが望まないかぎりは手を出したりはしない」とユウに伝えていたのであった。その俺の返答を聞いたユウは、安心したのか そんな風に答えた後に「ユウの望みは、何ですか?」と聞いてきた その問い掛けに対する答えが。俺とクロとリリナと、その子供達。その四人で一緒に過ごす時間を増やしていきたい。俺とクロが冒険者として活動するのであれば 俺達の子供はユウリの親戚でもあるから、それを理由に「ユウが俺とクロの子を守ってやることも容易いはず だからこそ。俺は「自分達の家に引っ越してきて欲しい」ということを告げることにした。そのユウの誘いに対しユウは その提案に乗ってきてくれて この国の宿屋で一泊して帰ることになったのだ。次の日には「僕達はリリちゃんの実家に帰ることになりました」ということで挨拶をしてくれた リリリアが実家に戻ることを選んだ理由はだ 俺達が勇者であることを告げても問題なく受け入れてもらえたようで「お義父様。私のことを養女にして頂けませんか?」と言い出したそうだ。リリアの言葉を受けたクロリアは ユウとユウリアにリリアを託して欲しいと言われたので 俺は、クロの願いを受け入れ。ユウの側に置くことを決める リリリアから

「リリリアは、私の姪っ子になります 私から、お姉ちゃんになるんですよ」とユウに伝える ユウは、クロリアのことを、とても可愛がるようになっていったのである。リリリアは「私よりも、ユウリアの方が可愛いですから 私が、お嫁に行くまでは。ユウリアのことは 私が責任を持って、守ります」と言ってくれた リリリアから、その様なことを言われることに慣れていなかった

「クロリアは本当に良い子ですよ。ユウ君もきっと幸せになることでしょうね」そんなことを言われて クロリアが頬を膨れさせるような出来事が起きた後の出来事となる ちなみにではあるがだ「クロリアさんとリリさんの姉妹愛は素晴らしいものですね 私としては羨ましいです でもね。妹がいるというのは大変なんですからね ユウ君にはクロリアさんやクロちゃんだけじゃなくてクロリアさんを、ちゃんとお世話をしてあげるようにお願いするからね」なんて言葉を、いつの間にか隣にいた、リリアにかけられたのである

「リリアの言っていることも 分かる気がしますよ」と俺が口にすると。「ユウちゃん。あなたって 意外と子供好きだったりするよね」と言われてしまい。その言葉に反応する形で俺は「俺も、ユウとユウリアと、リリリアが 三人揃って笑顔を浮かべてくれる姿を見られるように 頑張っていきます」と言葉を伝えたのであった。

ユウは俺が、家族を大切だと思い行動する姿勢や。自分自身を大切に扱う心構えなどを、その辺りの言葉の中から汲み取っていた。その部分に関しては「俺の考えが伝わったみたいだな」と感じられたわけだが ただそんな

「お父様に 私からも、ありがとうございます」という言葉と共に「クロちゃんのことを可愛がるリリアを見ていて 少しばかり、嫉妬してしまったので つい、意地悪をしたくなる。そんな時があるのよ」という言葉を伝えてきてくれる。リリリアからは「クロちゃんは、クロちゃんだから 私は大好きなんだもん」という台詞も

「リリア。俺はな 俺には 俺なりの人生設計があってな 俺は俺が愛する家族を守るために生きると決めたんだ リリアは、クロと一緒に過ごしているのが好きなら、それでも構わないんだ だけどな。お前はリリリアの友達でもあり俺にとっては娘みたいなものだから 俺と一緒に家族になっていきたいという気持ちが強いのならば クロとクロリアだけではなく。リリリアのことも含めて、俺の家族にならないかという問いかけを行ったわけなんだ」ということをリリアに向けて伝えていく。

「私はユウちゃんと結婚したいな」と そう言ってきたのであるが ユウキは「リリア。僕はリリアのことが、好きなんだけど クロリアやクロちゃんのことが好きだと思っているわけだし」と答えたのだが リリアが

「ユウ君と私が夫婦になれば 私がクロちゃんの母親代わりになれるんだ」という話をするのだが。それに対しては、ユウは首を横に振った。その理由というのが「クロはリリアと出会って初めて 誰かに頼ることを知ったんだよ それにさ。今はまだリリアが側にいた方がクロリアにとって幸せだと思うんだ だって、これから先だよ。僕が大人になってから。クロリアには本当の意味で、母親が必要となってくるはずだよ」という言葉が聞こえてきた。リリンが言うには「リリちゃんには リリカっていうお姉さんがいたんだけれど。病気で亡くなったのよ クロが生まれて しばらくしてから、かな。それでユウ君は リリアに、クロと仲良くなりたい気持ちはあるの?クロとクロリアと、クロとクロリリア みんなと仲良くして行きたいと、思う気持ちはあるの? リリリアが

「クロリリアが、クロとユウ君の娘であるクロリネアと 姉妹のような間柄になっている そんなクロとクロリリアの姿を見れたらいいわね」と言った時の事を覚えていたようだ ユウの口から「僕は、リリアに一目惚れしました 僕の恋人になっていただけないでしょうか? そして結婚して欲しい」と。俺は俺の思いを素直に伝えた。

俺の気持ちに対して「はい」と答えると同時にユウリアに向かって頭を下げてから、「私で良ければ 宜しくお願い致します」といってきたのだ。

それから数日の間 勇者パーティとして行動を共にすることになるユウ

「勇者の仲間の女の子として同行することになりました。皆さんよろしく御願いします」

「この世界に来てからのことですが。私は勇者と呼ばれる方と出会い助けられていました」「ユウ君は、この世界にやってきたばかりの頃の私は 自分が生きているのが不思議なぐらいの状態で 命を落としかけてしまっていたんです」「その時に助けてくれた人が、お礼がしたいと思って探しているのですが。見つけることができずに、そのまま 別れてしまったので。勇者の仲間として 行動を共にして 勇者が出会った人と、勇者の仲間の人 その二人が再会を果たせるように手助けができたらと思うようになりまして」なんてことを話し始める

「私とクロリアがユウと会ったことがあると話すと ユウは クロとクロリアを抱きしめてくれながら「クロ。良かったな また会えて嬉しいぞ それと、クローリア。俺の娘を助けてくれて有難う」と言ってくれたのだ

「私とお姉ちゃんは。お母さんに ユウと、クロリリアちゃんが出会うように、お膳立てをするように、言われて その、色々と準備をしないといけないんですよ それが済めば。クロちゃんの、その呪いを解くことが出来るんですよ」って そう伝えたんですよ」と言うので「俺が、リリアと出会った頃 俺は、リリナに、自分の想いを受け止めてもらえるかどうかを確かめようと考えていた。俺の方からリリアをデートに誘ったのだが。俺は、リリアの事を女性として見れるのか。その不安が大きかったし 俺とクロとユウとリリリアとリリシア その五人で この世界に転生させられた仲間達を探し出す旅に出かける クロとクロリアの故郷は魔王城なので クロが生まれ育った場所であり 俺の妻である リリナの実家が有る国でもあるので まずは その周辺にある都市に 仲間達の情報がないかを探すことにする。ユウの案内の元で、俺達はクロとクロリリアの故郷である。クロの生まれ故郷の街に向かうことになったのであった。クロは この街に クロリアが住んでいた街に戻れば、クロリシアは見つかるだろう そんなことを考えていたので「お兄ちゃん。この国に居るかもしれないから クロは、この国が、どんなところなのか分からないけど。クロが生きていた頃よりも、クロとクロリアが育った時よりかは、発展していそうな気もするので。まずは、この国を歩いてみることにして まずは クロの、生まれた町に向かいたいと思います」という風にクロが発言したので 俺達は まずは この国から、出ることになる。俺達が目指すべき場所は、クロの暮らしていた町で、この国の隣の隣国なのだが。この国は俺が知る限りでは小国ではないのだ。ただ「俺達が勇者だと知っていても 受け入れて貰えるような気がしない」という感じもあるので、慎重に行動をしていくべきだと思ったので、俺達はユウの提案に従いクロが

「お義母様のお住まいだった所に向かおうと考えています」と話し始める。その提案を耳にしてユウは

「確かに。クロリディアさんが、クロを身ごもるまで過ごしていた家に行ってみると、何か発見できるものがあるかもしれませんからね。そこを目指すのは いい考えだと思います」と言ってくれた リリシアも、クロの意見に賛成したこともあり。ユウリアが「それでは私の実家の近くを通ることになりますので。私のお祖母ちゃんに、クロリアちゃんの居場所を伝えることができるでしょう」と話したのを聞いてから クロは「ありがとう。おばあちゃんに ユウリアさんの所に居たクロは 無事ですよ。そう伝えることができそうだから、とても安心出来るわ」って言葉を口にする。

クロの言葉を受けてから、ユウが俺達に

「僕がクロちゃんとリリちゃんの両親を、クロちゃんの故郷の町の前まで送っていくね クロちゃんが知っている道を歩けば 迷わないはずだよ」

「そう言ってくれるとありがたい そうしてくれれば。ユウの両親が暮らしている村に到着するまでの時間を短縮することができて ユウの両親とも合流が出来るはずだから」

その会話の後。俺とユウはクロとユウリアの手を引いて この国を出ることにしたのだった。

「ユウの両親とは クロとクロリアの故郷の町からユウの村に戻ってきた際に合流して、俺の両親の家で一夜を過ごすことになる」

俺は、そんなことを伝え始めた。この物語を読んでいる人達の中に、勇者一行の物語を読みたいという人たちがいれば、この物語を読むように勧めたいと考えている。そんなわけで、俺の名前は勇だ。その勇者が、クロの故郷へと向かうために、移動している途中の出来事を、この文章の中で、語らせていただきたく思う。ユウが、クロとクロリアに手を伸ばしたので、クロとクロリアはその手を取り 俺達と共に、ユウが、俺に語り聞かせてくれるような感覚で語る この世界を、楽しんでくれ。俺の名前を呼ぶ

「ユウさん」の声を聞いた気がしたが。これは クロとクロリアの声だろうか?いや 俺の記憶に残っている この世界で聞いたことがない声だ

「ユウキ。貴方は 私にとって大切な弟です でも。今はユウちゃんが私の大好きな人だから 私の愛しい人だから ユウちゃんのことだけを想っていたいし 私は クロリリアの姉のクロリネアになります クロリアナがユウちゃんの妹なら 私はユウリの姉のクロニティアになりたいの」という言葉を残し 俺が意識を失う瞬間に見えたクロリネアの表情は 悲しみの涙を流しながらも、優しい笑みを浮かべていた 俺は目を覚ませば見知らぬ部屋のベットの上で

「起きたみたいですね」と言われてしまう「ここは何処なんですか?」と言い返すと、「私の名前はシロノといいまして 勇者様の 婚約者にさせてもらいました。私と結婚して下さい」と言われてしまった。シロノさんは俺に求婚をしてきたのだが、その時に俺は

「クロとリリアに告白したんだけど。二人共 振られたばかりなんだ」という返事をした。

すると「振られる前に 私が勇者様のお嫁さんになれば クロさんとクロリアさんに、振られないかも、しれなくて。それに 私。私は クロさんやクロリアさんの 気持ちがよく分かるの 私がユウちゃんを好きだっていう気持ちと同じものを 二人は持っていてくれたんだよね」と言われたのだ。そのあとに クロリアから ユウちゃんのことを頼まれたんだという事を教えてくれた。クロリアの事を気にかけていた俺の事を

「私が幸せに出来なくても クロリアと、クロだけは、幸せにしてくれるはずよ お願いするしかないんだ」と言われていたらしく

「それでしたら クロさんには、ユウちゃんしか選べない状況になってもらうことが重要でして」とシロが言うのである。「ユウがシロを選んだ場合の未来が知りたい」と言えば

「えっとね ユウ君には、クロさんに振られて欲しくはないの だって ユウ君が他の人を好きになってしまった時点で。ユウ君はユウ君ではなく ユウト君になってしまうもの」と、クロが俺に語った内容を思い出させられるような答え方をされてしまった。それでシロに「この話は内緒にしてもらえませんか?」と頼み込まれてしまい。「ユウにはクロが リリシアさんに フラれたことは言わないであげて欲しいんです」と言ってきたのであった「わかった。その約束を守るようにする。これからは家族になるんだろうから。お互いに秘密を持つんじゃなく。お互いの気持ちを話し合っていきたいと考えている」と答えておくと。

それから数日間の間は。この家にお世話になることが決まった。

俺は この世界の人間とは違う見た目になっているため、クロが、この家の主と使用人の皆さんに事情を説明したうえで この家を住めるようにしてくださることになったので、俺はクロの家に転がり込むような形で暮らす事になる。この家から、クロが暮らしていた場所に向かうための手段を用意してくれていたのもあって クロの家族との対面は、スムーズに進むこととなった ユウにクロリリアと出会って欲しいので、ユウとクロ

「クロリアさん」に 俺の仲間となってもらおうと考えているのですが 私としては、ユウリアちゃんにはクロリシアちゃんを任せたいとは思っているんですよ 俺にクロとクロリアとの出会いのきっかけをくれたクロリアには感謝してるし クロには恩があると思ってもいるんだよな ユウリアが、俺の側に来ようとすれば、リリナとクロリシアを悲しませないように、ユウリアの願いを受け入れるつもりである クロとユウとクロリアの三人で、ユウとユウリアが出会う日がやって来ると、ユウとユウリアが恋に落ちることになり

「やっぱり。この世界の神様は意地悪をしているのでしょうか。ユウさんをこの世界に呼んだ人が クロさんだったからこそ、こうなったんでしょうけど それでも。私から大事なユウちゃんを奪っていくクロちゃんが憎くて。だけど ユウさんがクロちゃんを愛しているのは分かっていますし 仕方がないと諦めましたよ この先もずっとクロちゃんだけを愛するなら、許しますよ。クロちゃんは特別ですからね。でも 浮気なんかしたりしませんよね。この世界に来てからユウさんは、クロリアさんを お義姉ちゃんと呼んでいたし。もしかしたら この世界でもクロリアさんと結婚していたのかなって思ったりもしていましたから」そんな

「クロリア」とユウのやりとりを見たことで この国に来る前の日にクロリアが言った ユウリは絶対にユウを選ぶと思うの という言葉の意味が分かった気がしたのである。そして この世界で生きていくのに必要な物を買い出しに行く際には、俺にも荷物持ちとして参加させて貰うことになり、クロリアの生まれ故郷に向かったのであった。そこで、俺達が目にしたものは 魔王城に封印されているクロの力を受け継いだユウリの双子の妹が「勇者として、召喚される日が 今日かもしれない。今はまだ、ユウリアがクロリアと結ばれていたら。それはそれでいい」などと考えてしまっているユウの姿であり そんな彼女のことを見ていたクロは

「ユウは、どうしたいと思っているのかな。今の私のように ユウリのことを愛せるようになるまで待って欲しいとは思ってるよ。だって クロリアちゃんは特別な子だから そんな子が、ユウリの恋人になるとは思っていなかった。でもクロリアちゃんは私の妹のようになってくれたし」などと、独り言を言い始める始末であったが 俺達は「そんなことはない」と言い返そうとしたのだが ユウとユウリの姿を見たことで、そんな言葉が出てこなかった その後。ユウはユウリと話すことになり。俺は ユウとユウ

「俺のことを、この世界で受け入れてくれた存在は、リリス以外にいないと思っていた」ので 俺は

「俺はリリのことが大好きだが。リリはクロのことで苦しんでいるのが分かるから 俺の方から距離を取っていて、この世界に居るリリに会うことを諦めてしまっていた」ということを口にする。そうしたことで、俺は、

「俺は この世界を冒険する中で。色々な人に会ってきた。その中で、仲間になったり友人になれた人も多くいるわけだが クロやシロと出合えて良かったと思っている 俺は 俺を、クロが愛していると教えてくれたからだ。だから「今の俺」にはシロが必要なのだろうと思い始めてきている」と言う。その言葉を受けた後に「私も同じ気持ちなの この世界にいる間は 一緒に居ましょう。私の力が必要になった時に呼んでいただいて構いませんので 私の名前はクロリリアです。勇者様とクロさんは 同じ名前をしていますが 勇者様に救われたのは私なんです クロさんは、この世界を救った勇者の一人でして。ユウ君と同じように この世界を救おうとしていて その結果。ユウさんに助けを求める事が出来ませんでした クロさんに助けて貰えるのであれば きっと。私は幸せな結末を迎えることが出来そうなので」と言われてしまった 俺には「この先の未来を見通すことが出来ないから どんな風になっていくのか 想像すらできていないけど。それでも 俺は「勇者ユウ」に

「ユウリア」が惹かれるように、俺もまた「ユウリ」に、惹かれ始めているような気がしないでもない」

俺のこの発言を、リリナに伝えたところ「私は、ユウちゃんの幸せを一番に考えていますので 私にとって都合が良い相手が現れなければ私を選んでください 私とユウちゃんの間に子供が生まれてくるように頑張っていきますから クロちゃんの時みたいに、子供がいるのに。私を選ばないという事は絶対にしないように お願いするわ 私は 私達姉妹で、ユウちゃんのことを守っていきますから 安心して下さい 私は、ユウちゃんの為だけに生きているのだから」

リリナに、こんなこと言われたのも、ユウとクロリアとユウリアの出会いがあったおかげであるのだが。それは、ユウとユウリとユウリアの三人でクロリアに会いに行き その日の夜に「俺もクロリアが好きになっていたから」という告白をするユウリアの言葉を聞いたことが原因だと言えるのだが。それは置いておくとしても

「私は、ずっと昔から ユウさんと一緒にいたかったんですよ 私の大好きな人の中に入って来る邪魔者が、勇者様の中に入ってきて欲しくはなかったのです。でも。私の力では、どうしようも出来ないことも理解出来ているから。せめてもの罪滅ぼしということで、勇者様の妹の役になりたかったですから」と言ってくれたのだった 俺達の目の前では リリリアさんの魔法によって、クロリアさんを拘束していた「鎖」のような物が、砕け散ってしまい。クロリアさんも、俺の方を見て

「私を捕まえていたはずの、私の呪いを解く鍵を持っていた、あの人は誰なんですか?どうして、私を助けたの?」と言ってくるのだ

「あれが勇者様なのですね。クロさんを救い出したのは凄いとしか言いようがありません。ユウリちゃんやクロリアさんは「この世の終わりみたいな顔をしたクロちゃんを慰めてくれると良いんだけどなぁ」と二人で会話していたんです。クロちゃんが、どれだけ ユウ君のことを好きだと口にしてきたかは知っているでしょう?なのに 貴方は、私達にクロちゃんを助けて欲しいとか言って来て、それを無視したじゃない」と、そんな声を出してきたのである。それから俺は「クロリアさん。俺の大切な人なんだよ リリアさんが俺の味方になってくれてるっていう事を知っていれば クロリアさんを助けるのを優先してくれていたはずなんだ」と伝える。そのあとに「それに。俺達の前では見せていないけど 俺とクロが二人っきりになった時は いつもクロは泣いていてさ。俺とクロの関係を知っている人が、傍から見ていても可哀そうなくらい 辛そうにしているのを見るだけで辛い気持ちになるから 俺の力では無理だったかもだけど それでも クロとクロの事を好きで大切に思ってくれている人達のために、俺がどうにかしないとなと思って リリアさんに協力してもらうことになったんだよ」と言ったのであった。するとクロは「あのね。クロちゃんは、本当に。ユウ君の事が 好き だったから あの人に、この世界で生きて欲しかった 私のせいで、あんな悲しい顔のまま死んでしまうような運命は嫌だったから この世界を救うことは出来なくても良い この世界の人々を皆殺しにするつもりなんて無いよ この世界を救えたのだとしたら それは、ユウ君とクロリアさんとリリアのおかげだと思っていますよ」と言っていた。そして そんな話をしたあとに「クロ。

君は。自分が死んだときの事を覚えていてくれる人を自分で作ることが出来なかったから 君が死んでしまったとき悲しむユウ君の為に、俺が君と結ばれることを望んでいてくれたんだろ」と言う。それに対してクロは「そうだよ。クロリアちゃんとクロは、ユウとユウリが 結ばれないと。ユウリアとクロリシアは、永遠に結ばれないと思ってる 私達は、二人のことを見守っていくことしかできないって分かっているから クロリアちゃんを応援してあげたくなっちゃう リリアに頼まれたことは、あくまでも、クロリアちゃんのためなんですよ」と答えたのである。その後に、リリは、リリナに対して「私からも、クロリアちゃんを頼むわ 私だって、リリアのことを守れるなら守りたいと思ってる」と言う。そして「リリリアは、ユウさんの妻でも良いと思いますし。お姉さんになっても問題は無いと思うので ユウリリアと、リリナちゃんは結婚したらどうかな」なんて提案をする。そうした中で「俺達がこの世界にやってきた理由 俺が、この世界に転生する前にいた世界で

「俺とユウが愛し合っている姿」が 神様にバレてしまい。俺が、この世界に飛ばされて、ユウの双子として生まれたのだから。リリが、俺の双子の妹として生まれることが出来たら良かったな」と言う。そして

「俺の事を お兄さんと呼んで欲しいって言われても難しいかもしれんが。まあ とりあえず、この国で暮らすことになるだろうから リリは、俺の妹でもあるな」と口にしたのである。そうするとリリは、「えへへ。クロちゃん。ユウちゃん。これから、よろしくお頼みします。私にとっては、リリリアじゃなくて リリアの方が呼びやすいから。リリアで呼んでくれるとありがたいわ それに ユウちゃんは、私のことをクロリアって呼んでくれないのかな」と クロは「ユウ。リリアの呼び方を私に合わせようとしたのかもしれないけれど。私にとって「リリリアさん」は、とても

「大切な存在」だよ。この世界で生きるために必要な存在だと思うの。それとね。私はクロだから クロリアちゃんのことを クロリアちゃんと呼ぶことにしたの」と言う。そうするとクロは「ありがとう クロリア 俺も リリナと同じ扱いをしてもらえるように頑張ろうと考えている だから。ユウの事を、しっかりと見ていてあげてください」というのであった。こうして クロとクロアが出会うことになり。ユウは、この世界に来た目的を果たすため 俺をこの世界に送り込んだ女神様を 見つけ出すための情報収集を開始した。俺はクロのことを、この世界に送り届けてくれた存在に復讐をしようとは思ってもいないのだが ユウが、俺の為に、何かしてくれるという

「その気持ちが嬉しすぎて 俺の心が喜びに打ち震えていたのも確かなことだった」

クロがクロリリアとして生活するための住居を手に入れるために行動を開始しようとしていた時のことだった。クロとクロリリアは、俺と一緒に街に出かけて

「ユウト」としてではなく「勇者のユウリア」としての顔を知る人たちと出会うことに なったのである。その中には「この世界では有名人になっている人物」が多くおり クロリリアの「勇者としての知名度」を知る機会となったのだが。それと同時に クロとクロリアの姉妹で クロリアの方には、クロとユウの関係性を隠す必要がなくなり

「クロと、ユウリリアが、同一人物だということ」も周知の事実

「クロが勇者ユウを庇った」という事実は 既に知られていた。その為に

「俺の知り合いが 勇者様は、自分の子供を、クロさんの代わりにしたいと言っていると聞いた」と伝えてきて「クロリアを、俺とクロの子の母親にさせてほしい」と口にしてくれたり

「俺の娘と結婚して貰えないだろうか もちろんクロリアも俺の子供だから クロリアと、俺の子供達は血が繋がってはいないが そんな事は関係ないからな」などと言い出し始めたのだ。そのせいで俺は「俺が、クロの婚約者だという情報が漏れているのか」と考えてしまったのだが。ユウに言わせると「違うみたいですよ」ということらしい そして 俺の予想通り

「私が勇者様に 勇者様を慕っている方から依頼されてクロさんとの橋渡しをしました 私の命を使って、勇者様に恩返しをしたのです 勇者様は「その程度の事で」とお思いになることが 沢山あるかとは思うのですが。私は勇者様のことを大切に思っておりましたので 命を使いたいと思えるほどの想いがあるのです ですので 私の命は勇者様の為だけに使わせてもらいたいと考えております なので、その命で 私の大切なクロさんの幸せを守って頂ける

「私の大好きな勇者様」に 私の命を使うことが出来れば 私は、満足ですから」

「私の願いは、一つだけなのですよね。私にとって大切な人と一緒に、平和に暮らしていきたいという願いだったので その願いを叶えられる可能性が高そうな場所を紹介して欲しいので。私は、そこに行ってみるつもりではあります」と。ユウとクロは「リリ」から聞いていた「女神の神殿」を目指す事にした。だが リリが話していたことと違かったのは

「その願いを叶う可能性が高くなるかどうかは 勇者殿とクロさんの運次第でしかないので申し訳ございません」と言ってくれていたからだ。だから俺は「そんな事気にしないでください クロの望みさえ果たせればいいのですよ」と話していたのだ。その言葉に嘘はない 俺の言葉を聞いたユウが「俺は クロの笑顔を守り抜くことが出来るように頑張って行くつもりなんだ」と口にしたのだ。俺も同じ気持ちだと答えるのだが。リリは「リリアとクロちゃんを頼んだぞ。リリアの本当のお父さんが誰なのか 俺は知ってしまった 俺はリリアの父親に「クロちゃんはリリアの妹で。クロリアはリリアの姉」だと偽って接している そのリリアの父親が「俺の幼馴染であり。俺の親友だった男のユウ」だったことが、リリリアにばれてしまう日が訪れるのではないかと 気が気では無いんだ」と言っていた。俺は、リ

「それってどういう意味ですか?」と問いかけてみたところ

「俺の口からは言えないけれど

「真実の鏡」が関係してくるんだ。それを見てしまえば 全てが明らかになるから その前に 俺の力で出来る範囲の事はする。その言葉を信じてくれないか」と、リリに言われた。それを聞きながら

「分かった。それなら。今は、これ以上は何も聞かないでおく」と答えてから。クロに話しかけたのである。「クロ これからも、ずっと一緒にいような」その言葉を俺が発した後「クロ」という名前を口にしたことで クロは「嬉しい。やっぱりユウには クロの名前を一番に呼んで欲しいよぉ~」と笑顔で答えてくれた

「私の名前を最初にユウリが呼んでくれたときよりも 何倍もの嬉しい気持ちになれたから」とも言ってきてくれる クロと俺が仲良く暮らしている姿を見ていたリリからすれば 俺の事を「親友だった男とクロちゃんの子供が恋人同士でいる姿を見守る気持ち」に近い心境なのではないかと考えていたのだと教えてもらったのだった。俺とユウリリアの二人と、クロが出会って

「家族」として生活をするようになるまでの流れを説明した上で。これから先、どのようにして過ごしていくのかを話し合うことになった。俺としては 俺とリリナの関係を知っている者達と 今後も付き合い続けていくことを望んでいるのだが クロの意見を聞いてから決めるべきだと考えた。クロは俺に寄り添いながら

「この国での、今後のことを決めるのならば。クロちゃん。貴方の力が必要になってくると思うから クロちゃんは、この世界についてどう考えているかをユウちゃんに説明してくれても 構わないかしら」と口にしていた。そうすることで 俺は「クロはクロリシアでは無く。この世界でのクロとして生きていこうとしているんだよな」

「うん。クロちゃんの名前はリリアだからね。この国で暮らすのなら その名前を捨てることになってしまうけどさ 私達は、ユウくんの家族なんだし この国の人達は、良い人の集まりだから 名前を捨てても大丈夫だって判断したから」という言葉を聞いて 安心できたのであった。

ユウとクロが、リリリリアと共に行動をするようになったのだが その際にクロが クロとクロリアの二人は、クロリアのことを「クロリシア」と呼んでいたのだが それを

「私はクロだけど。もうすぐ消えちゃうことを考えると、クロじゃなく。「クロリシアさん」と呼んだ方が良いんじゃないかな? それと私の名前はリリアだから。リリちゃんと呼んであげてもらえたら良いかな」と 言う。クロもクロリシアもそれを受け入れていたので、そう呼ぶことにした ユウが「とりあえずはさ。俺達の拠点を何処にするのかを決めたいんだと思うんだけど」と言う。そして クロに話しかけるのだが それに対して ユウトは「確かに、ユウのいうとおりだと思う でもね クロちゃん。この場所は、ちょっと問題があるかもしれないわ」と答えたのだった ユウトに話しかけられた時。ユウリリアは「リリアは、リリアリアリアナっていう名前が大事だから。私はクロリリアリアと呼ばせてもらうことにするね」と言われていたのを思い出して「私はクロリアだよ。お姉さま。それで。この場所が ユウリリアが問題だと思っている部分というのは一体なんでしょうか」と 疑問の声を上げたのだ。その声に対してユウは「俺達の居場所を探ろうとしている奴らがいる そんな状況では、ゆっくりと腰を落ち着けて生活することが難しいだろうと思ったのだ それにな。この世界の人間ではない存在。異世界から来た存在は、基本的に嫌われて。迫害される対象になっているらしい だから クロリリアの事をクロと呼ぶことは 俺としても躊躇ってしまうのだ リリアと、ユウと、クロと三人で過ごすことを望んでいたのだが 俺達が三人一緒の場所に住むということは、クロリリとユウにとっては良くないことのように感じるのだ だから。この世界において暮らすことを決めた時に 三人とも別々の場所に拠点を構えるという方法が一番いい選択になるだろうと俺は思っているんだ まぁ。それでも。クロリアナとユウとの関係性を知られなければ 問題無く、過ごせるはずで」と口にしてくれた。俺からすれば「俺の事を考えていてくれてありがとうございます。でも お姉さま。私はクロリアではなくクロリリアですから 間違えないでほしいんです リリアは私の名前で お父様と、お母様と、ユウと、クロリアの五人で、幸せな家庭を作り上げる為に使う大切な名なんです」

ユウが「クロがクロリシアの事を嫌わないようにしてくれるのであれば 俺の住んでいる家に一緒に住まないかと誘おうと思っていたのだが その提案には、賛成できない お前に俺の正体を教えるべきなのかもしれないと。そう考えたことも有るのは確かなんだが ユウリリアの身体はクロが借りていることを、知っている人間は 少なくしておく方がいいと考えるようになった そして。俺は、今の姿と、俺の元の姿を、使い分けることができる。だが。クロが元の世界に戻って、その状態で俺の前に姿を見せた場合。俺は、今の姿が、本当の姿では無いと気付かれる可能性が非常に高いと そういう結論に達したのである その理由は「勇者としての力が使えなくなっている それは何故かといえば 俺の中に眠っている力の半分は、クロリアの中にあるからだ。クロリアの中の力は 俺に残されている力と合わさっているから。勇者と魔王は一対の存在なのだから クロリアと俺は表裏の関係性がある」というわけだ。そんな話を聞かせると、お姉様は「クロは 私がクロリアに戻らなくても、おにーちゃんのお世話をしてあげられるかなって思ったんだけど。やっぱり。クロちゃんは おにーちゃんと離れて暮らした方が幸せになれるのかぁ」と言い出した。

お兄様がお帰りになってから数日後に。私と妹。そして リリアと、お義父様と、義理姉の、

「ユウリリア」さんが、お店にいらっしゃった。そこで、私はユウリさんから、お兄様に想いを伝えているのかどうかを確認することになる その確認に対して リリさんは、こんな言葉を言い放ったのである。「ユウちゃんは まだ。ユウちゃん自身の事を知らないみたいだから ユウちゃんがユウちゃんのことを知ってくれるまでは。伝えていないつもりよ」と言うので。私は、その事についてユウリさんに伝えることにした 私の口から、ユウリさんがお話に出てきた勇者であるという事が 伝わってしまう可能性があったからだ。それ故に、ユウさんには、自分のお口から直接伝えるべきではないと考え、まずはリリさんに伝えようと決めたのである。その後、ユウリさんと、お店の外にて、話し合いをする事になったので その場所に向かう事にした。ユウさんが「おや お姫様がわざわざ こんなところに出向いて来ていただいて。ありがとうございます」と口にしたのと同時に お店のドアが開かれ。そこからは

「お待たせいたしました。クロリアリアとクロリリアとユウリアリア。こちらが、ユウリアリアになります」という、お兄さんのリリさんが 私に話しかけてきたので。私は リリリリアリアーと口に出してみた。リリリアの本名はリリリアリアだったから。リリリアのフルネームは リリリリアリアだったりするから。リリリアリアだと少しだけ長く感じたので。お兄さんに教えてもらったように クロリアリアにしてみることにしたのだけど。お兄さんは、私の方を見ながら「リリアが、どうしてクロの名前を二つに分けて呼んでいるんだ?」と言う。お兄さんの

「クロ」と言う呼び方に反応してしまったクロリリアも、私と同じようなことを考えたらしく「クロって呼んであげた方が良いと思うよ。私の名前は、ユウリリアとクロがつけてくれたから、クロって呼んでくれたらいいな。クロリリとか呼ばれたくないもん」と言うので。ユウは、「クロは俺と一緒に暮らしている。家族になったばかりなんだ。だから。ユウリアリアは、ユウリリアとクロリアリアの二つに分けたい」と言った。それから「俺もクロリリは嫌いじゃないが。俺の場合は、クロと呼んでいるから。俺とリリも。リリアと同じように。ユウと呼び合える間柄になれたら、良いと思うのだが。俺の名前を呼ぶ時は「ユウ」と、呼んでもらいたいと、俺は思うぞ」とユウリが言うので。私は「分かりました。私とお兄ちゃんが二人でいるときにしか。私は、クロリリアを使わない。それ以外のときにはクロちゃんと呼ぶことにします。それで。お話の方は 私と、ユウちゃん。二人の時間を大切にする為に、別々に行動しようと決まったのですが クロちゃんとリリリアが二人きりになると ユウちゃんの気持ちを伝えようとした時に。上手く伝えられなくて クロちゃんを傷つける結果になるんじゃないかなと思ったから。ユウリリは、この国に引っ越してきて、すぐに。私がクロちゃんと二人暮らしをしている家の近くにある宿屋を借りることに決めました。その家で、この国の文化を学びながら。ユウとクロリリアの二人との思い出を作っていくことが決まったんだ」と説明した後 私達は、クロの家へと移動するのだけど。その間 私に、この国のことや。これからの生活の中で注意してほしいことをリリィアは教えてくれなかった。だから クロの家に移動して。お家に入り。リリリアとユウの二人は、クロが作ってくれたご飯を食べ始めるまでの間 クロは、リリアから質問を受けるのだけど。その答えを、私に伝えたかったのだろうけど クロの言葉遣いとかは とても丁寧になっていたから「うむ。我のことじゃな。妾は神族と呼ばれる存在であり。リリア殿とユウとは比べ物にならないぐらいに 長い時を生きている存在であるのは確かじゃ。リリアリリリの事は好ましく思っているが。お主のことは、どうなのじゃ?と聞かれると。正直に答えるのならば。愛しい相手の一人だと答えることになるだろう」と言う

「え?クロリリアは私と変わらないくらいにしか見えないけれど」と言う ユウリリアに対して「私はリリアがユウリリリアリアリリになってくれるのなら、リリは嬉しいと思っております」と答えて。

その後はリリが「私のことも好き?私もリリアリアリアリリのことは、好きだし 私にとっても、ユウ君よりも、リリリアリアの方が良い人だと思っている」と言ってくるのだった。そう言われてから私は リリアの事を、リリアリリと名前を呼び始めたのだった。そして お兄ちゃんとリリが食事をしているのを見て

「私にも何か食べるものをくれないかな」と

「はい これですね」と。私は、リリアの為に用意した食事の中から

「サンドイッチの詰め合わせ」を手渡すことにしているのだ。これはリリと一緒に、お昼寝をしていたときに。私が起きた時に リリアは、お弁当を持って行く準備が出来ていなかったので

「おにぎりでも作りましょうか」と言い出し。その時に使った「梅干し入り握り寿司の箱詰 一の作った料理の一つなので かなり美味しいです あと 塩鮭の入ったおにぎりも用意してあるわ」と言っていたのだが。リリアはそれを、一のお店に持ち帰って来て

「はい これがお客さん用の商品で、リリが作ったやつだよ。それと おにーちゃんからのお願いなんだけど。これをお店で販売してくれませんかねだって。リリスリアが作るのは、一の手抜き版らしいからね あたしもさぁ。その辺はよく分からないけれど」と言う言葉を告げられ。それを聞いていたのは私一人だったので 他の店員さん達には「おにぎりの作り方を教えてもらえるように。今から一を尋ねてきてくれると助かる」という事を伝えたりもしていたのだが

「あの、店長さんは。今は忙しくないから。いつでも大丈夫だって。言ってました。それで。リリスリアさんが握ったのと 同じ物が食べたいというお客様もいるみたいなんです」という お仕事の報告

「はい では今のうちに注文票に必要事項を記入しておくのですよ」ということで 私は「おにぎりの販売用オーダー用紙に、書き込むこと」にしたのだけど。それが終わると私は、またクロの家に出かけることになった。それは リリアが「クロに、今日、ユウと会ってくる。だからクロには悪いが。ユウの事を見守りつつ ユウの相談に乗っていただくことになるがよろしゅうな」と伝えたのである。そして クロの家から戻ってきた私は クロに向かって「はい はいっと」と「おにぎりとお茶を渡したりしながら「ユウが帰ってきて 私の身体の中に入ってくる前に、お店を手伝わないといけなくなるかもしれないのよね」と、呟いたのであった。すると、クロは「うぬぅ。お主は。やはり、リリとユウのことを見守っていて欲しい。それが、お主に課せられた試練だと思うてな」と言い出した。それに対して私は「リリリリアリリリリリアリリ」と呼んで「はい 私は、クロリアリリリアリアリリ」という返答を受けた。それから 私は「リリアリリ。クロとクロリリアの二人で、お留守番よろしく頼めるかしら」そう問いかけた。

ユウとクロリリアの二人が 俺の部屋で、ゆっくりと過ごすことになったので。俺の寝室に移動することにした。それから ベッドに横になっていると。「お邪魔していいですか?」そんな風に聞いてきたクロリリアに対して「あぁ 別にかまわん」そう俺は返事を返すと 俺に近付いてきてくれるのである。そうすると クロリリアは「ねぇ ユウさん」そんな言葉を口にした直後「貴方が この世界に来られてから 私と、ユウ君は お互いの心の声を聞くことが出来るようになったんですよ。ユウさんの気持ちが知りたくなって。それで 心を読んでしまい申し訳ありませんが 私も。あなたの事が好きなの。好きです」と言ってくる

「ありがとう。俺は、ずっと一人で寂しかった。俺にとって一番親しい人間といえば この世界の俺の妻達だったんだが。妻達の誰とも連絡が取れなくなってしまったから。だから お前だけが俺と話をしてくれる存在になったんだよ。だから。感謝こそしても謝られる筋合いはないはずだぜ」そう俺は言ったのである。その言葉を受けて 彼女は「ユウリアリリエーリア」という名前を名乗り。それから ユウに対してこんなお願いをするのだった

「ユウ君の願いを聞かせて欲しい。その気持ちを知りたい」とね。するとユウは「クロも、ユウと同じような経験をしてるんだよね?だったから、僕と、同じように、僕がどんなことを考えているのかが分かるよね?」と、そのように質問を投げかけたので。俺もユウリアリス

「ユウが考えていることを教えてください」そんな言葉を告げると ユウリアリーゼが「うん そうだね。まず 僕の考えは。やっぱり 僕はリリと一緒になりたかった。でも、もう手遅れなんだ」そんな言葉を口にしたのである。俺は ユウが口にした言葉の意味を考えていくことにした。そして 俺は、自分の記憶を整理しながら考えるのだけど。ユウが口にしてくれた言葉に違和感を覚えることがあった ユウが

「リリと一緒になった」という過去形ではなく。今の会話の中でも、まだリリが側にいることは分かっているはずだったからだ。しかし 現状としては。リリの肉体と精神はユウと共にいるが ユウは「クロ」としか呼ばれることがない状態なのだ そこで俺は、俺自身のことを思い出していく。俺は ユウとして転生する前に。自分の意識が途切れる寸前の記憶を必死になって思い出そうとしていく。そこには、確かにクロが存在していたが そこに居るはずのクロは、既に、別の女性であるクロリリアと入れ替わっていたような気がするのだと気付いた その出来事を思い出せれば、何かヒントがあるのではないかと思って ユウリアリーゼの言葉に耳を傾けてみると「クロと クロリアが出会ったのはいつの話なのか」と問いかけられた ユウが「多分で。今から約千年位前だと思います。正確な数字までは覚えていません」と答えたから 俺は「千年前という事は 1つの区切りでいえば西暦何年に当るんだろうか。まあ、とりあえず平成とでも言っておくがな。1年の暦で言うところの、一ヶ月単位で言えば5月の中頃辺り。この季節になると、梅雨の時期が始まる。つまり その頃に。ユウは リリリアリリアと出会い。リリリと結ばれることになるのだが その時の出来事は リリがクロリリアに憑依し直すきっかけになるわけだが。その時の事を思い出せればいいのだけれどもな」と伝えてみたのだけど なかなか上手くいかないようだ。

「そっか それじゃ もう諦めちゃって良いかな。リリスリーリアリリリリアが幸せになれてるならさ。それでも十分過ぎるから もし 神様とか悪魔がいたとしたら 僕の魂は持っていってくれてもかまわないから リリだけは救ってください。なんてことを願っているだけ無駄だろうからさ。それに 僕自身にも限界を感じ始めていたりするしさ」と言ってきて。俺とクロの関係が終わりそうになった時である「リリアは この世界のクロの身体に宿っていてくれたおかげで、私がここに戻ってくることが出来ましたよ リリアは、これから先 私と一緒にいてくれますでしょうか」という言葉を発したのであった。その瞬間「私は、リリとユウ君を見守り続けたいと思う」と言ったのだが。その言葉で俺は クロが、俺達夫婦のことも、しっかりと守ってくれていたということを知る。

その言葉をクロが、ユウに伝えてくれた直後に「私からも。お兄ちゃんとお姉ちゃんのことも、しっかり守らせて下さい」そんな事をクロは告げてくる 俺達が そんな会話をしている最中にも 俺の頭の中には。俺の知らない過去の記憶が映し出され続けているのだった。その中には「俺は クロをクロリリアと呼んでいたはずで リリリアリアは、その前の段階の名前でしかないのだから」そんな言葉を俺が発したことがあったが。その直後に「お兄ちゃんは お兄ちゃんで間違い無い。だって、クロリアリアって名前を付けてくれたし その前に、私の名前を、リリって決めてくれて。リリがクロリアリアの名前だから お兄ちゃんって呼び続けていたのだから 私は 私の知っている、私を好きになった、私の大切なおにーさんを間違えない」とまで言われてしまったのだった 俺と、ユウと、クロリリアと ユウの嫁と子供達との幸せな日常。その中で俺達は「家族」となり、本当の意味での「家庭」を築き上げることに成功した。その結果「子供を産むことが出来なかった」「子供を持つことが不可能」と思っていたクロリアも、クロの体内に自分の分身を産み落とすことに成功する その事によってクロは、クロリアリアからクロリリ

「うにゅ。なんか。急に 赤ちゃんが生まれて来たからびっくりしたわ。それでなのよ。この子を、私は、ユウとユウリリアーリリエーリアの2人に託すことにするから」と言ってきたのである そしてクロリリアから産まれた赤ん坊の性別については「私は、ユウに、ユウリィリアリエーリアと名付けてもらいたかったけど クロリアが嫌だと言うんだもの。だから この子に名前は付けてあげられないし。この子は この世界で、この子の父親に当たるユウとユウリリリアの二人の娘。ユウの娘。そして リリの娘であると私は信じて疑っていないから。この子が男の子だとしても女の子だとしても、この名前を付けるつもりだから」と言う ユウが俺に向かって

「僕とクロリアは、結婚していない」と言っていたが。クロは「リリは私のお母さんみたいな存在だから。リリとの子供が出来なくても問題無かったんだけど この子の父親はユウさんだけだもんね。それなら、私の血を分け与えた、この子に、リリの想いを引き継ぐ意味も込めつつ。リリの大事な人である、このユウの娘。そうして 私の大事な妹でもある娘だから その名前を付けたいの」そう言うのであった。

ユウの奴も「クロリがそう思ってくれるだけで、嬉しいんだ。本当にありがとう」と言いながら泣いていたのである それから数日後の事である。俺は この異世界の、俺の妻達やクロの子供たちを連れて「ユウの実家に行こうと思っているんだ」と告げると 俺とクロと シロにナナの三人で、その目的地に向かおうとした矢先である「ちょっと待って欲しいの」とクロリリアから声がかかる それからクロが俺に対して「実は、もうしばらくしたら 私達のところにも、クロやシロがやって来るかもしれない。この場では話しにくいこともあるから。だから クロリアのことは心配しないで、先に行ってきて」そう言ってきたので

「クロリリの気持ちはよくわかったから。俺は、クロが戻って来るまでにクロのことを出来る限りサポートしてやるぜ」俺は、こう答えるしかなかったので 俺が転移能力を使用してユウの元に戻ると。そこにはクロリリアの姿もあったので「どうした?なにかあったのか?」と俺は尋ねた それに対してクロリリアが「この世界には、私とユウと、あと、この世界で一緒に暮らすことになった私達の愛娘のクロしかいないんだけれど クロは私よりも早く生まれていて。私の妹だと思っていたの。でも。クロが生まれてから直ぐに「ユウリアリエは私だ」と言っていて、そして クロの出産の時に。何故か分からないんだけれど「ユウリアリイリーカが私達の中に帰って来た」ってクロは、はっきりと言っているんだよね それなのにね。

「私の名前はクロリリアリリリアなんだよね」そんなことを言うようになったんだよ。私自身はユウに名前を付けてもらったはずなんだけれど リリという名前で呼ばれることに違和感を感じるんだよね。そして ユウリアリエンリエリカっていう名前が、とても大切だと思うから。その名前を私にも付けて欲しいな。リリアリリアリリスアリアと、そう呼ぶと、私とユウとリ

「リリアリーリアリエーリアリリリーアリエリーリア。それが、クロの名前が、リリスリリアリティーアリエリリーアンリアリー。これが私とリリの、ユウの家族である、ユウリアリーエと、クロリアンとシロリーンの名前だよ ちなみにね クロは、ユウの事を「おにーさん」と呼んでて ユウも「リリア」と呼ぶのは ユウがクロリアのことをクロって呼ばなくなったのも クロが「ユウの事もリリアの事もリリの事をママって呼んでいるのも。クロリリアリリスアリリーとユウの子供が、クロの子だって言う証明みたいに感じてて。クロとリリリアは姉妹だよね。そんなことを考えながら。この名前を考えてた」って教えてくれた。でも、どうしてリリアって名前が付くと リリリアとリリアリティアになっちゃうんだろう。そう思ったらさ ユウの両親にもリリリリリアリア

「私を呼んでくれても良いと思うんだよ」

「クロは、やっぱり優しい人。ユウとクロとクロリリアリリティーリアリリアルアリスリーリカに、クロが居ない時は、クロとユウは私の大切な親友であり、家族のような関係で。クロは私の妹のリリアに宿ってくれていたお陰で 私はまた家族と会えた。クロのおかげで、私はユウとユウリアリエと一緒に、この世界に戻ってきたときにも。この世界を救いたいと言う願いが叶えられて。私達には クロの優しさが身に染みる。だから クロには、リリって名前の人がいいと思う。だって、ユウがつけた名前だし。それに 私はユウのことを呼び捨てにしているし」とクロリアリリは言った後に。

「リリア。お久しぶ。この前も。今日も同じ事を言っている気がする」とユウが口にしたのを聞いて。俺の目の前には「私は クロです」と言って クロが姿を現したのである。俺はクロを抱き締めてから。改めてユウに向き直り「この度は お騒がせしてしまい。大変申し訳ありませんでした。クロリアはユウリアリイにクロリシアと名を与えていますが。本当はクロリアの方が正しいのですが ユウリアリエリはクロから授かったものです」と告げたのであった。その後で「これからよろしくお願いします」と言われたのだが。「リリリアが。私の名前をクロリアリアにして下さらなければ。リリアとクロリアの二人で一つの名前で。この世界で生きていくことが出来ていたのですが。私のせいで、ご迷惑をおかけ致しました」とクロリアは謝罪してきたのである。

クロリアの言葉を聞いた後で「それは 私が勝手にやったことですよ。クロは気にする必要は無いと思いますよ。クロは、これからは、リリアではなくクロと名乗れば良いんですよ。リリアは、これからも私をそうやって呼んで下さいね」と言ったのだけれども そんな会話をしている最中の出来事である。クロリリアの方からは「あのぉ。そのぅ」と言う言葉しか出てこない。俺としては なんのことやら全く分からず「何が起こった?どういうことだ?」そう思った直後 シロからの通信が入ったと思った瞬間に「リリアスリーナーリリアリリサとシロと、お義父さんの事は任せておけ」というシロの声を聞き

「ユウさんとクロリリアリリスアリアリアリアに、私の名前を授けてください」とシロリアから頼まれてしまう それからシロの呼びかけに応じて、シロリアも現れたわけだがシロ

「シロリア。あなたはリリアと同じ名前のリリアに宿っている魂なので。私に、あなたの事を託してくだされば 私がユウリリアリエリカにリリアの名前をつけます」と シロから言われたクロリアリアが。「えっと。リリアじゃなくて。シロに託せば良いのですか」なんて言い出してしまうから大変な騒ぎになってしまう。

俺もユウリリリアーカとシロが名付けたリリアの名前も、リリアリアリリアルアリリーリとシロリアが命名したのも全て リリアの名前であってクロリアに関係が無い。それを理解しているシロが「えっ! ユウリリィリアと、私の事を愛してくれるユウの気持ちを。リリアちゃんから聞いていなかったの」と呆れたような口調になってしまっていた。そして「ユウちゃんって。リリアの事が好きなんだよね」と言うと「はい。愛しています。だから ユウリリアーリエルリアは、私の本当の名前をリリアとしてつけてくれたんです。私の愛しい人に贈った名前が私の物だ。だから リリアちゃんから貰った、この命に代えて。絶対に。幸せにしてみせる。愛してくれているんだもの。ユウは、いつも、どんなときでも優しかったんだもの。私は その想いに全力で答えようって決めたの」そう語るのであった。

そんな話を聞いていたシロが。ユウリアリエリカとクロリアリリリアリスを俺に返してから「私を、その力で救ってくれてありがとうございます。それと。シロリアを救ってくれたことも含めて。私からも感謝を申し上げます。リリリリアは、この世界のユウに名前を付けて貰ってから、この世界に居るユウの分身として この世界で、この世界のために戦うことを使命として、この世界に存在し続けるように願われて。そして。ユウがクロリアリリティーリアリリリアルアリリアとクロリアリリリアリリアリスの魂を。この世界に残した状態で転生させてあげました。その時の記憶を思い出させてもらったの。それから 私の力が足りなかった為に、クロリアリリスと、クロリアリリアの二人は、私の身体を使って、リリスリアリリアになろうとしたの それでね ユウリリアリエリカをクロリスにするために。ユウの遺伝子情報とリリスの遺伝子情報をミックスさせる時に。二人の力を使った結果 リリアリスリリスに、私の力を半分ずつ渡してあげたから 今のクロリリアリアには クロリスの力と シロの加護と、私の力で、三人の力を使うことが出来るようになった。クロリスとシロの二人が協力してくれたから 私は、今 こうして クロリリアリリスアリリーリと ユウに名付けられた存在でいることが できるんだよ」と伝えてくれた上で。「ユウはさ シロとクロを二人とも。リリに抱かれて。一緒に旅をしていた記憶が有るのでしょ」そう言われると「はい。確かにありますが」と俺が答えると「なら。大丈夫だよ。クロリリアリリアリスは クロとシロの2人の魔力を持っているけれど それは 私の一部を分け与えることで なんとか 耐えられるくらいの存在になっているはずだから 安心していて欲しいな。

私の方は心配無いんだけど リリちゃんの方が 今は危険な状態なんだ でもね ユウが側に居てくれると ユウに甘えてね。頑張れそうなんだ 頑張ったら褒めてもらえると思ってるからね。だからね。ずっと。一緒に居てほしいんだよね。私達と一緒に。生きてくれないかな」と懇願された。そこで俺はシロリアに告げる事にした

「俺の妻は ユウだけじゃないからな。俺の娘や妹でもあるんだろ。リリリアに そう言っておいてくれ 俺の家族はユウと俺。あと、この家の家族だけだ。他の連中とは付き合えない」と伝えた後に

「とりあえず ユウリアリエッタ。君が望む通りにすればいいさ。もう シロとの話し合いは済んでいるだろう」と告げた すると「あぁ。リリアの奴は リリに。リリアが居なくなって寂しくなって リリに抱きついて。泣き出したら。ユウは優しく頭を撫でてあげて欲しいんだよね。私と、ユウちゃんのことは クロリアさんに任せればいいんじゃないかしら」なんてシロが言うものだから

「それしかないだろ」と答えると「クロリリの事も頼んだよ」と言われる クロリアリリのことも シロに預けることになったので

「まあ。シロリアの件については解決したが。シロリリの事は。どうするべきか。ま。暫くの間様子を見るか」俺はシロにそう伝えると「そうしてくれると助かる」と言ってくれた。「私達の子供達の名前は 私が付けたんだけどね。私と同じように 私を愛してくれていた ユウに付けてもらいたかったんだ」と言われたので「わかったよ」と答えた。そうしているとシロが消えてしまった

「そっか。俺には家族がいたんだな。クロもシロもいるし 俺のことを愛している女性がいるのに。家族を失った気分になっていたんだろう。ユウも辛い思いをしていたんだもん。きっと 私も 辛くて悲しい顔をしているんだろう」俺は。そんなことを考えた 俺には家族と呼べる人達は。妻が5人いて。子供はいないんだ 俺の子供が欲しいと、言ってくれる人もいない だけどさ リリアの事は俺の事を想ってくれてるのだけはわかるんだ。

それに クロの転生者であるリリが 俺

「クロと出会っていたとしても。俺達は、お互いに惹かれ合っていたと思うんだ」って言ったんだよね。

そんな俺のことをリリアも好きだと言っている。リリは俺に「わたしと。クロが愛した一が大好きです。クロのこと。大切にして欲しいって思いました」そんな事を言っていたんだよね それからも「俺は シロに リリリリリアリスという名前をつけてもらって この家に帰ってきたけど。この家は。俺がクロと過ごしていた家なわけだから。この家で 俺達が出会った場所なのかも知れないな」そんな事を思いながら

「俺は リリアの事を大切にするよ。もう二度と失わないためにも。もう離れたくないよ。俺は。クロと、シロのこと。好きだったよ。本当に。大切で。大事で。俺にとって かけがいのない存在だって思えたよ」

そう口にしたら。俺は涙を堪えきれなかった。それから 俺が泣いている間も 俺のことを抱き締めていてくれるクロに

「ありがとう。俺を選んでくれて。こんな俺のところに来て、一生懸命俺の為に働いてくれていて。俺は 幸せ者だよ。この先も、俺の側から離れないでほしい 俺は 俺なりのやり方でリリアを守る。クロの大切な人は俺にとっても大事な人たちになるはずなんだ そう思って リリも クロリアも クロリアリアリスも。クロリリアスも 俺の家族だ この世界で生きていこう」そう決心する事ができたのである。俺の言葉を聞いたリリは「おとうさん うぅん パパ 私。この世界に生まれてきて良かったんだよね」そんな言葉を俺に向けて口にして 涙を流し始めたのである

「リリアのお父さんもお母さんも。私にとっては優しいお姉さんで ママが この世界で、最初に出来たお友達でもあった。私達 この世界で生きていくことが決まったから リリアと一緒でもいいんだよね」

リリアはそう呟くと俺をギュッ抱きしめて キスをし

「うん。私ね。おにいちゃんの事が好きなんだよ。おにいちゃんの子供になりたいの ねぇお願い。今日だけでも。今夜だけで良いから。パパになって」と。そう言葉を口にしてくれた リリの想いはわかっていたが 俺としてはリリの願いを聞いてやることは出来なかった「悪い。お前の気持ちは嬉しいんだが。俺は リリアしか受け入れられないし愛せれない リリリアは、俺と、リリアが夫婦になってから産まれてきた子供だし。娘だと俺は思っているから。俺は。俺を好きでいてくれる人を幸せにする為に生きていたいんでな。リリアの気持ちにこたえることは出来ない」

俺がそんな話をした直後

「じゃあ 仕方が無いですね 私も 一さんのことが好きな気持ちを諦めることにします だから、私を養女にして下さい」と。クロリアリアが言うのだ。

俺とクロリアの話が一段落したところで

「クロリアさんが一の妻の一人になると決まったなら クロの旦那の私とユウの旦那様との間に 私の妹が クロリリスの魂を引き継いだ子が産れると言うことなんでしょうか」そんな疑問をぶつけられたので

「そうなるのか」などと、答えを返した後に

「でも リリリアと俺の間に、子供が出来ない可能性も有るだろ」

「一がリリちゃんと。クロリアさんと3人で。私達が見ている前であってもかまわずしてみてくださいな その可能性はかなり低いのです」と言われたが「試すようなことをしないでくれ」俺はリリアに対してそう告げることにした クロに言われてしまうのだが「私と。お母様は。一の妻になれませんが。妹か弟は 出来るかもしれないのですよ。私にはお祖母さまの血が流れていますし 私にも 私と。お姉さまのお兄さまの遺伝子情報も流れておりますので お姉さまのお父様に一の子供を産んでもらうことで 私とクロリアの望みをかなえることができます どうか一の子種をお姉さまの中に注ぎ込んでくださいませ」なんて言われると クロリアはクロに負けず劣らずの容姿の持ち主なのだ。だから その申し出を断るなんて選択肢は 俺の中には存在しない訳だが。俺は リリに「クロリアに子を授けるのは。クロとリリリア。どっちが相応しいんだ?」などという質問を向けてみた。そうしたなら「クロと、クロリアが、私と一さんの子種が欲しいと言った場合 どちらを選びたいですか」と言われてしまうと「ま。クロだな」と答えてしまう。俺の本心はクロの方なのである リリリアが妊娠したのであれば それは、それで、嬉しい

「私がお義父さんと呼ぶのは クロリアだけになりましたが。一さんは、私を、お義祖父さんと。お呼びしてくれて構わないんですよ」クロリアは 俺のことを お爺さんと呼んでいいのかどうか尋ねて来たが 俺が「別に気にしなくていいぞ」と告げる クロが俺のことを、お兄さんと呼ばずに おにーさんと呼んだのだから 俺はクロのことを クロリアと呼び続けていれば良いと思ったのだから

「じゃあ クロリアがクロリリリアの母親代わりになればいいんじゃないか?一とクロリアは仲が良いみたいだし。私は一の側に居るけど クロリアと、リリアちゃん。リリちゃんの子供たちと一緒に暮らすって言う方法もあると思うんだよ 私はね。クロちゃんとも。クロリアちゃんとも これから一緒に過ごしたいし。リリちゃんとクロリアちゃん。姉妹になっちゃえば。みんなで一緒に暮らせるようになるんだから 一は クロリアちゃんと。一人の子を作りましょう」と。シロに言われた

「そうだな クロと、クロリアのことも ちゃんと考えるよ クロリアとクロが一緒に暮らしたり、クロとリリリリアが、クロとシロのように 家族になれる方法があるかもわからないんだ リリアが、一人の子を作ることが出来なくても それでも、クロとクロリアに子供ができれば。家族として過ごせるんだろうからな 今すぐ決めることは無理だと思うが。考えてみるよ」と

「ありがとうございます お義父さん」クロリアは俺に感謝の気持ちを伝えてくれたのであった。そして「一が。家族を増やす決意をしたんだから 私もね。新しい家族を作っても良いのかな」と。シロが口にしてきたので

「俺とクロの事は 二人に任せるが。お前が望む相手と一緒になった方が、クロもクロリリアも喜ぶとは思うよ」と答えたら「じゃあね。ユウくん。クロちゃんにクロリア。二人の事は私にまかせておいてね」と 笑顔を見せてくれた。俺は、シロの事を頼ることにする

「わかった。でも。リリの事は俺も協力させてもらうつもりだから。何かあれば。俺も力を貸させて貰う」などと 口にすると

「ユウ。貴方の力は必要な時に借りるとしようと思います ですので ユウは自分の力で生きていくことを考えて欲しいです」「わかりました。クロリリア」そんなやり取りをする

「一さんと。シロ先輩の関係は相変わらず凄いな。私も頑張らないと」と。そんな事を言うクロリアを見て クロとシロはお互いに笑いあう

「リリアと、クロリアと、シロが、それぞれ俺の家族として過ごしてくれているし。この世界に転生している俺の子孫たちは、この家に住み着いて 俺のことを慕ってくれていてくれる。そんな気がするんだよな クロと、シロとリリは、俺の娘でもあるんだよなって思えてきたんだよね ただいま~」なんて言葉をかけながら帰ってきた俺だったが クロが抱きついて来てしまったのだ。なので俺は 頭を撫でながら、「クロもクロもクロも 可愛くて美人で綺麗で 俺は本当に幸せなんだよ」って言葉をかけてあげる クロの胸が大きく揺れるのが見えた。俺はそれを見るたびに興奮していたのであった。しかし俺はそんな感情を隠していたのだ。だって、妻たちにバレるわけにはいかないじゃないか、特に俺の息子になっているリリと、娘になっているクロが俺に好意を寄せてくるわけだろうから、絶対に知られてはならない

「おにーさんが、あたらしいママを連れてきちゃった」そう言ってリリアが、リビングに現れてしまい、シロもリリアの言葉に同意してしまっている

「クロリアとクロリリリリアスは 一の子供になるんだもん。だからおにーさんの奥さんが三人になっちゃっても問題ないんだ」って、リリアは嬉しそうに言葉を返してしまう

「あのね。おとうさんはね。おかあさんたちのことがだいすきなんだよ クロのこともね。わたしのことも ちゃんとみてて。くれるんだよね わたしもがんばるね」

こんな言葉をかけられてしまって。どう反応すればいいのか、戸惑ってしまった俺なんだが。リリスが助け舟を出してくれるんだ リリスは俺のことを後ろから抱きしめてくれるのだが。その際に「クロリリアは 一とリリスの子供でもあり。クロとクロの子供にもなるんですよ。それに クロリアも シロリアも リリリリスも 一の妻であり。子供達でもあります。その辺を忘れないでください」と。俺に伝えてきてくれた 俺の膝の上に座って。足をパタつかせて遊んでいるクロリアに リリアが声をかける「ねえクロリリア 貴女は リリアのことお姉さまと呼んでもいいのよ それとさ 私のことをお母さんだと思って甘えてもらっても、大丈夫だから」そう口にしてあげた

「リリリアが、一さんから産まれた存在だから、そういう意味でも、一の娘であるリリリリスを、私の子供だと認めています。だからリリアも私も、リリの事を可愛い子供だと。そう思っていますよ」

クロリアはリリアに対してそう伝えた後に、リリアの頭を抱え込むようにして 優しく胸に抱え込んだのであった。

クロリアに、クロリリシアとリリリスも、一の妻の一人になった

「私達の中で。一番最初に子供を授かったのが。クロで。私達が順番を決めて子供を授けていった結果。最初の子供が生まれたのです その後に生まれた私達は二番目ですね」と 教えて貰ったので リリはクロの腹から生まれたわけか

「そうなのですか リリの方が先に生まれておりますのに、私の方が、お姉さまと呼ばれておりまして、少し不思議な感じがいたします」なんて口にしてしまうクロリーリアである 俺の腕に絡みついているリリアナ リリアンがクロリリアとリリスに挨拶

「クロリアとクロの事も、一の妻と認めているわ。一の妻である私の妹ですもの」などと、話し始めるんだけど 俺は、それを眺めていることしか出来なかった訳だが 2人きりで話すことも増えてきているクローリアが

「お母様も、お母様のお姉さまたちも優しいのです。お母様も、一の妻の一人であるので お母様の事が大好きなんですよ私は、私とお姉さまの仲の良さを見せつけますよ」などと話をしてくれた

「私も。リリアが、一の妻になったのは喜ばしいことです。リリアと私は一が居なければ出会えなかったんですから リリアが一に嫁ぐことを反対する者など、存在しないでしょう。私はリリアとリリを実の娘の様に接しますからね クロリリアも私とクロの子になりますからね クロも一が居なければ、クロリリアリスの生むことはなかったのですから 私は一を愛していますよ だから私は一を誰にも渡す気は有りませんし もし仮に、他の女の人に心を動かされようとしても、私は許したりなどいたしましてよ 私の一さんを誰一人として逃がすことを許したりする筈がないですからね 私の一さんに恋心を抱くような女性が現れても 私の一さんを奪おうとする女性が現れれば。それはそれで仕方が無いことと考え。諦めることにいたしております」とか なんか。色々と怖い事を言われるので。俺としては、そんな事をしないでくれよって、伝えようとしたんだが。「私はね。私もね。クロちゃんと同じ気持ちだよ 一さんと私の間には。子供が出来ないかも知れない それでも、私にとっては。お兄さんが一番大切な人であることに変わりはないから だから 私のことは。私が一番大切に想う人が、一番に大切だと思うことがあれば。遠慮無く、優先してくれるのが、私にとっては嬉しい事なんだよ 私に遠慮する必要は何処にも無いんだよ」と シロが言いたいのか、クロが口にしたのか、どちらともつかない発言をしてくれているんだ そしてクロリアも「一は私にとって特別な男性なので、私の命より、一の命が優先されるべきです。私やクロが、死ぬ時は、その時こそは、共に逝く覚悟ですから リリアはリリの事は大好きですよ。リリアは妹ですからね 私達の家族として受け入れて上げたいと。本気で考えていましたの リリアは、クロリアを本当の姉の様に思いなさい そのほうが、リリアのためにもなりますよ」

クロリアは俺を抱きしめて。俺の頬にキスをしてくるのだ。それから クロは俺の顔を見つめて「一さん リリリアもクロリアも お嫁さんにしたいんでしょ だったら私にもして」と言い出すのである そんなことを言うから リリアは「ずるいよ クロリアおねーちゃんは 一のお嫁さんだよ 一のおちん〇んが欲しくて堪らなくて。毎日一とHしたいんだよ。だからリリアが、リリリアに取られちゃうんだよ リリアがクロリアの分身なら 尚更じゃんか」と、口にしてきた。するとリリアが「私だって、一に抱かれたくて。毎晩悶々として。でも一と夫婦になってからは そんな悩みが消えたけど。やっぱり、一がリリの分身として存在するクロちゃんと、あんな風に愛し合うのを見てたら。羨ましくなる時もあるよ」

そんな事を口にしながら 俺にしがみついてきたので 頭を優しく撫でてやった

「一は私の旦那さんだから。一が、リリアリアを孕ませる事を認めましたの リリリアも一のことを好きだし。好き同士なんだから。何も問題は無いでしよう」

クロリアは、そう言うと。クロリアも リリアと同じように 俺の首筋に吸い付いてきた そして「おにーさんも おとうさんとおなじだよね おかあさんのからだ だいすきだもん」

そんな言葉を言われてしまった俺は どう返事したら良いのかわからなかった。だけど、シロと

「おとうさんはおかあさんが いちばんなの」と、嬉しそうに 言葉を交わしていたのだが。

クロが「私が先なのに クロリリカだけ、ズルいわ」と言って、シロを押し倒すと「一様。お願いがあるの 今日だけは。二人だけの時間を頂戴」と。俺の目の前で、激しく求め合ってくれた 俺はそんな二人の姿を見て

「俺にはもったいないくらいの女性ばかりじゃないか」

なんて言葉

「そう思うなら、もっと頑張ってくださいね」と、シロから、そう言われるのであった。

リリアとクロリアとクロリアとシロとクロが、同じ日に俺を求めてきて、俺も彼女達全員を愛することが出来たんだ

「リリリアも、クロリアも、リリアリアも同じで、みんな一の子供で。お姉さんなんだよ だからね。わたしもおねえちゃんになって。一にいちゃんとリリアおねーちゃんを。いちゃいちゃするのをお手伝いしたいの わたしも、にいににあいされたいし。こどももつみたいんだ」

そう言って。リリアはリリアとクロに俺

「一さんは渡さないですよ」と言って 俺を引き寄せると、胸の間に挟まってしまったのであった。そのまま服の中に入ってこようとするのだが 俺はリリとクロリアに挟まれてしまうのであったが その状況にクロは不満を抱いたようで。「おねえちゃん クロはね。にいさんにあいされて。こどもがほしいから。はやくにんしんできるようになりたい」と口にしたので 俺が、リリリアに授

「一さん。私はリリに子供を授けたりは出来無いのです。クロリアには。リリアリアには 授けられたのに。私はダメだったのですが それが何故なのかは分からないです。なので。私の体液が役に立つかも知れませんので 私にリリリアをください。クロリリシアをリリアが産み出したように。私の力も使って。子供を授けましょう」なんて とんでもない話を持ち出してきやがる

「シロの身体には、私の血が混ざってますから リリリアには。クロに宿っている、私の力を使えるんです」との事らしいが。俺は、そんな話を耳にしても。

「リリア。クロと二人で。仲良くしろ 俺のことを大切に思ってくれるお前ら二人だからこそ 俺は幸せになれるんだ リリは俺が守る。リリとクロに子供を作ってあげることが出来るのであれば リリを貰い受けてやる」と 口にしてしまったのである。そ

「私は一さんとリリアが、仲睦まじい様子を見ていられるだけで幸せなんです。一さんに、無理強いをする気は一切ございません 一さんに愛されている姿を見ることが出来るのが。私はとても嬉しいんです。それに私は。一さんとクロに子供が出来れば、リリアに授かることを望んでいますの クロが授かることが出来るのですから。可能性は十分にありますよ。私の力を使う方法を考えておりますから」

そんな話を聞いて

「わかった。リリスとの約束は果たされる リリスは、俺の妻の一人だから。クロはクロリリアが、リリスから産まれたのだろう? だから俺もリリのことが好きなんだ。リリのことは俺に任せろ」と 俺がリリに伝えると クロリアは「ありがとう。クロはリリアリアとリリが、リリアのお母さんのように接してもらえることを望んでいるから。私も協力させていただきますね」

そんな感じのやり取りがあった後

「じゃあさ。にいに おててつなぐのと、だっこと。ちゅーと ぎゅぅ~と、おふろいっしょにはいって、きのうのように、せっくすしなくてもいいから。きょうのよる は。だまっておやすみするだけにしてほしいの」とか。言い出しやがるも

「リリはなにをしてもらいたいのかな?」と尋ねてみると「にいに だっこのまま。えほんよんで にぃにのおへやで だいてもらってから おひめさまごっこしてから。ねかせてほしいの」と言ってきたため「ああ解った。リリアとクロに子が出来るまで待つとするから それまでは。三人と、いっぱい愛することを誓わせてくれ クロもそれでいいな」と。俺が告げると「うん にいにが、ぼくをかわいがってくれるなら にゃにがあってもうれしいかんじだよ」と答えてくれてくれた。クロは、リリスに「私からもよろしく頼み込んで欲しいんですよね」と言うものだから「わかりましたわ」と言ったあと。クロは「あなた達は親子じゃないですか それでしたらね」と話し始めて「私達がお兄様の妻に納まる事でね あなた達は姉妹になる事が出来ると思いますよ」などと言ったので「なれるならなりたいけどねわたしとにいにのあいだでは べつべつのこととしてかんがえてほしかったんだけど」と言ってくれたのだ 俺としては「俺のことを求めてくるのがクロだけならば まだ救いがあるが 他の女性も俺を求めるようになったら 俺はどうなるのか」と思わざるをえないのだ シロが、「お兄さんが、その辺りのことに関して悩む必要はないよ。私は一さんの側に居たいの だから お姉ちゃん達に負けないように。赤ちゃんが出来ないように、精一杯の事をしてみるからね」と口にしてきたために その気持ちに応える事にしたのだった

「クロリアは。私の分身であり。お姉ちゃんなのよ。でもクロリリカは 私の娘で、妹でもあるんだよね」とシロが言うものだから「そうなんだよ ママは、リリの分身で。おにーさんに娘が沢山いるみたいな言い方をしたんでしょ」

「そうだよ 一輝君は 私とリリが、一人の子供を産むまでは。一人の娘しか持てなかったんだよ。それこそ リリのお父さんも、リリと同じ体質を持っている人らしくて。妊娠すること自体が奇跡だって言われたからね。だからさ クロリアがクロのお嫁さんになってもね。一の子なんだよって事をわかってほしいからね」と。そんなやり取りをしていたわけなのだ。

それから暫くの間、クロが甘えん坊になってしまったのだが「クロだけが特別扱いをされると嫌です」と、そんなことを言われてしまったこともあってクロを抱きしめていた。

クロの頭を抱きかかえると安心してくれるようなのだが「一の事は好きだけどね 一番はリリリアの事を気にかけてあげて欲しいんだけどな クロは、にいにも大好きで お兄様が望めば 何でもしてあげたくなるの リリのことも大事にしてね」と。クロは口にした 俺の腕の中にはクロがおり クロが俺に抱かれているのだが シロが「おにーさんは、リリアとクロが可愛くて仕方ないんだよね」なんて言葉を俺に投げかけてくると「俺はシロとクロの事が可愛いと思ってしまうんだが。シロは リリアに嫉妬したりしないのかい」などと言い返していたりすると

「私はね 一と出会えただけでも、幸運だと思えるんだよ リリアもね クロも。私の家族にしてくれたし リリも一の子供を産むことが出来たのであれば きっと私は。今より幸せになれると思うんだよ 一にいちゃんの事も好きだし クロも。私の子供だと思って大切にしようとは思って居るんだ だからね 私はね リリアリアが、リリアの子供を生むのは構わないんだ ただ リリリアのお母さんになったつもりでは居たかったし。リリリアが産んだ子が、私と同じような身体をしているのであれば。私が産む子はお姉ちゃんになれないし リリリアの面倒見れないから 一の子供を授かるために頑張ろうって思ったりするかもしれないんだ」

などと クロの言葉に続けて口に出してくれていた 俺には理解しきれないような 複雑な家庭の事情を シロはクロリアに対して話してくれていたので。クロは「わたしも リリがリリリアの子供を生めたとしてもね。それはそれで受け入れようとは思っていたんだ」と語るのだ。

クロとシロの姉妹の関係性については、俺は深く突っ込むつもりは無かったが。やはり、姉妹は特別な存在に感じているらしい。そんなことを考えつつ俺は クロリアを優しく撫でるのである。そして「クロリア。俺はお前の味方だ。だから、リリアを困らせないために。リリアに寂しい思いをさせない為にも 一緒に暮らせるように頑張っていくよ」と。俺はそう言葉にするのであった。

俺はクロリアの髪を触り クロの頭を 俺はリリアの背中をさすり リリアの髪の毛を俺は弄り

「リリアリア。私は、おにいさんとクロリアと、ずっと一緒だからね クロリリシアのことは任せておいてくれるかな。私がお世話をするつもりだから。クロリアとクロリリアが、リリと一にいさんと一緒に暮らすことに関しては、一輝さんにお願いしたいことがあるんです」そう 口にするリリアに。

「何かあるのかい」と。そう問いかける一。

「私とクロリリアとクロリアが この家で暮らすための環境を整えてほしいの それとね。クロリリシアは。私が育てるから。おにいさまがクロリリアのことを愛してくれないのは残念だけれども 私はクロリリシの面倒を見る役目を貰っているので クロリアを私が守っていくことにするから」と。クロリアにクロは語りかける。

リリアの「私が一さんを独占してしまう形になるのですが それでもよろしければ」という言葉を受けて 一は。「それは 当たり前の話だと思うが 俺も、リリにばかり頼っていて リリリアをほったらかしにしてしまっているのが現状なので リリリアのことを気にかけながらクロリリアも気を配ることにしますよ」と言ってくれて。クロリリアも「にぃには ぼくのにゃまえはにぃにだから きにゃらない」と言っていた リリリアが「クロリリアがクロのお姉様に育ててもらうということは、シロがリリアの代わりを務めるということなんでしょうか?」

クロリアがクロに尋ねる。クロは リリアのことを気にかけるように「私の事を気にする必要は無いですよ。リリリアは、私の子供を産んだという自覚を持ってほしいから。クロとリリリアの関係を崩さないようにしておきましょう」などと言い出したので。クロは「じゃあ。クロリリアがおねえちゃんになって。わたしのおかあさんのようになってくれるっていうんなら。いいんじゃないかなって思うの でも、おにいちゃんがクロのことだけじゃなくて。おねえちゃんたちのこもりみまもりもしなきゃいけなくなるのはちょっとだけざんねんだよね」と言ってクロに「それは確かにそうですね。クロリリシアにはお兄ちゃんが必要かもしれませんから」という感じで。クロとクロリアが話し合っていたのだった。

クロリリアからの提案を受け入れても良いのではないかと考えた一だったが。それはそれで、問題が有るのではないかと思い直したのである。

クロリ

「ねぇ わたしは ママのおにいちゃんとけっこんしたけど。リリは、ママにいわれたんでしょ。ならさ。にぃにが、わたしのことは、すきでいていいとおもうんだ。だって。わたしと、わたしのおにいちゃんはおなじにんげんだよ」と クロは俺に向かって言い放つ。

「わかった。ならさ 俺はクロリアともクロとも、これからは結婚できると考えて良いんだな?」と聞き返すと

「えっ?わたしとにぃにも?そっかぁ わたしと にいにも?きょうだいみたいにおもってくれてるんだね うん おにいちゃんとして いっしょうけんめいにがんばるからね!!」とクロは元気に答えたのであったが「おにいちゃん だいしゅきよ。いっぱいなでなで ちてくれてありがとね」と 嬉しそうにしていたのだ 一とシロは、クロに「にいにと おねえちゃんたちとおふろに入る約束をしておいたよ」と言われ

「それでは、俺は一旦、部屋に戻るから。後で呼びに来てくださいね」「了解だよ。私は先にお風呂に入っているから」

一輝とシロが、クロの後に続いた。残されたのは リリアと 俺だけである「さっきまで 俺達は、一とシロとで、リリアの事を色々と相談をしていたんだが。結局 一には 何もしてあげられないんだな。俺達が出来る事って無いんだよな」と俺に呟いたのであった。俺は クロと俺の関係を話し

「俺に クロリアの親役をやらせて下さい。クロの事を俺は娘の様に感じるから 俺の娘が俺の事をパパと呼んでくれたら。それだけで嬉しいしな」と言う クロは「ありがとうございます。おとうさん。おにいちゃんと リリィがしあわせになるように。いっしょうけんしょうごうして。おにいちゃんたちを 見守っていきますから」と言ってくれたんだが「クロのことも、俺は大切な娘の一人だからね。忘れちゃ駄目だからね」そう伝える。

そして、クロは

「リリリアとクロリアがおにいちゃんと結婚することになったけど。私は にぃにが大好きだし。クロリアも大好きなの。だから、リリとにいにの間に出来た子供が男の子だったりしたら、その子は私が可愛がろうと思っているんだ。にいにはね。クロリアがお腹の中にいるときに、にいにが赤ちゃんを産むとクロリアスが生まれてくるのかって聞いてきたことがあったけど。そんな風に思ってくれていたんだね」と言った。そして「リリとにいにのこどもは。きっとかわいいと思うんだ。だからね。早くうみたくなっちゃったの」と言い。クロリアを俺が抱えていると「一は、クロリリシアとクロも愛してね」なんて

「にいにもお姉ちゃんたちが欲しかったんじゃないのかな」なんてことを言って「私は クロの事は好きですが。一さんとクロリアの邪魔をする気はないんです 私はリリカが生まれて 今は幸せですし 私は、自分のことを大事にしないと」などと語りだすリリ。クロもそんなことを言うのだが「一さんもクロリアの事を大切にしているのに。クロリリシアだって大切に出来るのだから。私も、リリアンのことがありますし。お兄様が、私達のことを見てくださらなくても。お兄様の事も好きですよ。お兄様は、私の事も見て下さっていますから」などと言い出すのである

「そういえば クロリアはまだ幼いから。クロもリリスさんのように成長して欲しいと思っていて。今度。俺と一緒に服を買いに行きたいんだけど。リリも付き合ってもらえるか?」「私でよければ、ぜひ」そう答える リリンも居るのであるが。やはり 俺はクロと二人で お買い物デートをすることに決めることにした。そして「俺はクロと出掛けてきてもいいのかい」と聞くのだが「一さんも まだ子供ですから、そういう経験をした方が良いんですよ。だから、クロと遊んであげてね。私は一人で出かける事になりましたが リリはどうするんですかね?お母様はリリカが産まれてからは お仕事を休まれていますし。リリがクロリアをお供に連れて行くと お仕事が出来なくなってしまうでしょうから お留守番ですかね」なんて話をするのである。

一とクロは「にぃに、今日は楽しそうな一日になったから、にぃにを独り占めしたかった」とクロは言うので「俺を独占するのは、リリとリリカの役目なんだから クロは我慢しろ」と言ってやる 一はクロに。「俺と、一緒に行きたい場所とか。あるのかい」と問いかける。クロは「うーん。あっ!あれ、食べたいかなって」などと口にして「何があるのかわかんないが 行くしかないよな」と俺は口にすると「うん。私ね お魚は好きだし。お肉を食べるのが好き。お魚料理を頼んで 半分っこしようね」と口にして「私も、一輝おにいちゃんと一緒に遊びに行く」というので リリリアナと一緒に三人でお食事に行ことになったのである。リリリアナは お友達とご飯を食べに行ってくるね。と言ってお昼から居なくなっていたのであった。リリアナが

「リリアが、一お兄ちゃんのことをパパと呼び始めてしまって 私は、少し寂しいの」と言ってきて

「俺には、お前が居るだろ」と言ってやったのである。そしたら、リリリアナは、とても喜んだ顔をしてくれたのである。それから、一が、お店を回ってみると「あら、クロリアじゃない。おひさ~。リリリアナちゃんとは、仲良く出来ているみたいだけれど。おにいちゃんは、リリリアナちゃんのことは 可愛いお姫さま程度にしか考えてないのかな」という声をクロは聞いてしまい。リリは、顔を赤らめてしまい「あ、あの。リリリアナちゃん。私は その おねえちゃんと、同じ様な関係になれたら嬉しいと思っているから だから その リリリアちゃんも お嫁さんになってくれますよね」とお願いをしている。クロも お店の前で立ち止まる リリアが居た。「クロリアちゃん リリアもクロリアと、同じように呼んでいたわね」

リリは「私は、一さんとクロちゃんと、一緒に暮らしているので、二人からママと呼ばれていたりするんです」と答えたのだ「じゃあさ。私はリリア姉さんと呼ぶ事にします」と言って お店の中に入って行った。リリアもそれに付いていくことにしたようだ 俺達は 三姉妹でお買い物を楽しんで 一は クロと手を繋いで帰宅をすることにした。

「一さん 私ね。ずっと思っていた事があるんだ。クロリアのこと、お姉ちゃんとして接してくれていて 私は嬉しく思うよ。一さんは優しい人だと思うから クロリアのことも。お姉さんとしてみているんだよね」と聞かれて 一が答えたのである

「俺にとっての、妹は。シロしかいないと思っていた。だから、俺はクロのことを俺の愛する人にしようと決めたし。俺は、一途な男なんだよ」と答えると「そっかぁ でもね。やっぱり。クロと にぃにが 結婚して。おねえちゃんとにぃにも 家族になるっていうのは。なんか良い感じがするかなって思ったの」と クロに言われるとだ リリアにも「そうですね。確かに、一さんの言っているように、私たちが結婚したら。みんな家族になれるんですね。リリにも弟ができますから クロリアちゃんとも、本当のきょうだいになれたりして」と言うのであった。そして 俺達がクロの部屋に戻ると クロが「ねぇ にいに、クロとにいにの関係は兄妹なんだよね」と言われて 俺は「そうだよ」と返事をしてしまう

「それだと おにいちゃんとおねえちゃんたちは けっこんできないよね。リリアおねえちゃんは、クロリアのおにいちゃんと結婚するんでしょ。にいに にいにのことも大好きだよ。だけどね クロは 一輝おにいちゃんに恋していい?おねえちゃんとにいには 夫婦で恋人だよね。それなら 一輝おにいちゃんは わたしの恋人で旦那さんだね」なんてことを言い始めるので「それはな。難しい問題なんだぞ。クロと俺との関係は 俺の気持ち次第で変化するだろう。だから、俺も、これから先もクロのことを愛していて欲しい。クロも俺のことを愛し続けることが出来るという自信があるというのであれば。俺は クロと恋人の関係になりたいんだ。だからな。まずは。リリアのことを きちんと片付けてからの話だからな」と言うのだった。そうするとクロは「リリアちゃんは。リリアちゃんのことが好きなんだよね。クロリアのことはどうなの。おにいちゃんが 私のことを愛してくれるって言ってくれれば クロリアだって もっと素直になると思うんだよ。クロリアはね。おにいちゃんに好きになってもらえないと。きっと悲しい顔になってしまうんだよ」と言って来る。俺は クロリアとリリリアのことを考えながら「俺はな みんなに幸せになってもらいたいんだよ。クロもリリアもリリも、幸せになってもらう為に。頑張って来たつもりだし。俺には。リリとリリアがいるんだよ。だから みんな幸せになってほしいって 俺は思っているんだよ」そんなことを言うので

「クロリアは、にいにに嫌われてしまったら 悲しむもん。おねえちゃんたちもそう思ってるんだよ」そんな事を言われた クロリアは「おにいちゃんは、リリアおねえちゃが好きなの?」「おにいちゃんは おねえちゃんのどんなところに惹かれてるんだろう」と聞いてきたので「俺にとってはな。リリアや、リリカだって大切で、リリアとクロは 特別な存在でもあるし。俺はみんなの笑顔が好きだから。その為に頑張ろうと思えるわけだし」そう口にする クロに。リリアが「私はね。お兄様にとっての癒しの存在になれば、それだけで幸せなの」と言った後に「一お兄様も お兄ちゃんも 私の事を必要としてくれるし。私を必要と出来るくらいに成長してくれると私は嬉しいんですよ」と言って来た

「クロリアだって 成長できるはずだし。成長して欲しいと俺は思っている」と クロリアに言ったのである

「にいに 私 一さんになら お任せしたいって思いました」とクロリアが

「そう言ってくれるのは、すごくうれしいんだが。もう少し時間をくれないか」と言うと「にぃに 一君。ちょっと話をしていいかな」と言われたので

「俺は 大丈夫だ」と返す そして 俺はクロに リリのことについて話をすることになったのだ 俺は 一が、シロの身体に憑依してからの生活の中で リリスに、自分がシロではないと告げられた時「俺は もうこの家では暮らせない。今まで シロとして過ごしてきた時間があったからこそ 俺は、シロの事が、好きで。シロの事も大事にしているから 俺は リリスにクロがシロで有ると告げたんだ」と言っていた そして シロ

「俺はね。一くんがシロだと知っても、シロのことを大切に想っていたんだ リリアちゃんには 本当に悪いと思っている。一輝おにいちゃんは、シロの事を愛してくれていたけど。シロが一君を裏切った事実は変わらないんだから ごめんなさい。許せないのは分かるんだ 私は クロと、にいにの三人で暮らしていくって決めました。クロはね。おにいちゃんが一輝おにいちゃんの事で泣いていた時に クロリアはね。にいにのそばにいてあげるから 泣かないでいいよって慰めてもらったんだ にいにの事は 大好きで、大切なにぃにだから。私に何かできることがあれば 何でも言ってください。にぃには、シロに何も求めていないのかもしれないですけれど。私が側に居て欲しいって思うんです」そう言ってくるので 一が「俺だって。リリアの事を大切にしているんだ それにシロは悪くないよ ただ。一はね。シロの身体で生活をしていた時間が長すぎただけだし。リリとシロも お互いを思い合っていたのを知っていながら、お互いに想いを伝えること無く過ごしていたから こんな結末になってしまっただけなんだ。ただ。一はさ。自分の意思とは違う行動をさせられていて それでリリアを傷つけたのも本当だ。俺も一が悪いと思っている。シロに罪は無いと思っているんだ。俺は クロに一輝とシロの両方の名前を呼ばれてみたい。一が、シロとしての生き方を忘れずに。一として生きる覚悟を持てば、俺はシロと一両方を愛していけるから」と言い放つと、クロリアも納得をしたような顔をしたのを見て、クロリアが、シロの肉体を借りて、一輝と共に生活をしていた時期

「一君は、一輝で、おにいちゃんは、一だったから 二人は仲が良いのかと思っていたけれど 実は 二人の距離感って言うのが 良く分からなくて。一輝おにいちゃんは、お姉ちゃんも一輝も大切にしてて 一輝おにいちゃんと一で居る時は一は甘えんぼだったけれど 一輝おにいちゃんが居なくなると 寂しいそうな顔をしていたり 一輝おにいちゃんと一緒にお風呂に入っているときも 時々、泣き出しそうになる事もあったから 一輝おにいちゃんと、一の心の距離は近くなっていて。私は邪魔だったんじゃないかって。思っていたんだ」と話し始めた

「一の事を。一輝と呼び捨てにして。一のことをおにいさまと呼んでも良い?おねーちゃんは一君のことをどう呼びたい?一君と 一と どちらを呼びたい?おにいちゃんでも構わないんだよ。一が望むように。呼んであげよう。私と一は恋人同士だから 呼び方を迷うことなんて無いし おねーちゃんと、おにいちゃんは 同じ一の体を使って、違う人間だから。二人が別々でも大丈夫だと思うけど。私は一と一緒の体に二人が入っている状態は嫌いじゃないんだけど。でも、私はおねーちゃんの気持ちを理解できていないわけじゃないの。だから 私に一の気持ちをぶつけてくれても 全然大丈夫だよ。おにいちゃん」と言ってきたのであった

「シロ。一はね。一がクロの肉体を使っている状態で、一にぃちゃんと呼ばれるたびにね。おねえちゃを 思い出すんだよ。あの時のお姉ちゃんとの記憶とか。その時の感覚が 鮮明に蘇ってきて。一は、シロが好きだからね。シロがシロのままで。一の彼女で、俺の彼女のクロの肉体を使うのなら それでもいいと思ったのも確かなの。一とシロが同一人物なのは分かっていても。俺の中では 別人のように感じてしまうから。その辺りの事情も話しておくよ」そう俺は言いながら。シロに、シロとの思い出を話すことになった 俺がシロと出逢った日。

俺がシロとデートに出かけたときに、初めて出会った女の子がシロだったこと。

そして、俺とシロが仲良くなった理由を話している

「私とにぃにはね。お兄ちゃんのことが大好きなの。それは、家族として好きだし。お付き合いをしていく内に どんどん好きになっていったんだ」とクロリアは話すのである

「クロリアもクロリアのままのクロであれば、クロがおにーさんを慕う感情と同じもので良いの?」とクロが聞き返したのである すると リリは「私はリリアとクロリアと私。三人とも一緒に過ごせる未来を夢見ていますから」と言ってきたのだ。俺は、リリとリリアはリリが俺に対して抱いている想いを知っているだけに。クロリアが俺に抱く感情には、どんなものがあるのか気になったのだ。「クロリアは、クロと一にぃのどっちかを選んで、どちらかが犠牲になる。もしくは片方が不幸になるとしたら。クロはどうする」そう聞くとクロリアは「私が選ぶとしたら。お兄ちゃんかな。やっぱりおにいちゃんの事が好きな気持ちは どうしても捨てられないし。クロリアと、クロちゃんが幸せになってくれれば嬉しいんだよ」と答えたのであった。俺は

「俺にとっては クロは特別な人だ だから、俺はこれからクロと過ごすことになるし。クロとクロリアは、リリアとクロに、リリとリリリアを分け隔てることのない関係を築ければ、俺はそれが一番嬉しいんだ」と言うとクロリアは「おにいちゃん ありがと。リリアちゃんとリリリアちゃんが、幸せになれるようにするのが一番だって私にも理解できるし そう願ってもいますから」と言う

「俺は、クロが一として、一として生活していくことを選んだとしても受け入れるつもりだけどね」と言う すると クロが「私だって、お兄さんに、クロとしての生活を送って欲しいと思ってます。一として、一さんとして、クロとしての一さんとして、おにいさんは 一さんであり。クロとしての人生を歩むことはできませんか」そんなことを言われたのである 俺は クロが 一輝の肉体を使い、俺とシロに近寄ろうとしたこと 一が

「リリアが俺の身体の中にいるクロを受け入れている」と言った事 それに対して俺は、「俺には、クロの魂と クロのお兄さんの人格を持った人物が存在していると言うことでしょう」という回答を返すのである リリも

「私は 一輝さんとおにーさま。2人がクロとして生活している姿を見ることができたら幸せなのです」

とリリアに言われ クロも「おにーちゃんは リリアおねーさまにとって、一とシロ。どちらの人生を歩みたいですか」と聞かれたのである。一が

「私は クロリアとクロが私の傍にずっと居てくれるほうがいいですけど 一は一で生きていきたいと、私は思っているんですよ」と答え

「じゃあさあ 私は一とクロの体を別々にしてしまえば。クロが一の体を使えば問題ないよね。おにいちゃんには私がついていますから」と言って

「私とクロちゃんと、お姉ちゃんと、おにいちゃんとクロリア。クロの体と、クロリアと、おにいちゃんとクロで、私達は四人の共同生活をしていこう」と言い出すので、私は一輝の肉体にクロとクロリアの二人を入れることは無理があるだろうと考えていたのに「一とクロがクロとして生きていくことは 一輝が、私や、私以外の人と暮らすよりは難しいでしょう。だから私はクロの肉体と、クロの体の一が共に暮らせる世界を望みたかった」と言い出したので、私は

「一君がクロの肉体を使っても お姉ちゃんは受け入れていたのに、なぜクロの体は拒絶されるんですか」と疑問を投げかけたのだ。そうしたところ

「お姉ちゃんが、クロの体を使っていたときは、あくまでも おねーちゃんの体が私達の本体だったので 私は、おねーちゃんの身体の一部でしたから。おにいちゃんの事を愛してるって気持ちも共有していたけど 一が おにいちゃんのことを、異性として、本気で愛しているっていう感情は。私とシロとシロリアの意識は別だから。私は一とクロリアの関係に口を挟むことはできない。でも、クロリアが一のことを想ってくれるならば。クロリアが、クロとしての一ではなく。私達の仲間になりたいのであれば。私は それを歓迎したい。おにいちゃんは、おにいちゃんでいてくれないと、私は嫌だから。私はね。一君とは離れることはないと思うの。一輝さんは、私を抱きしめてくれるけど でもね。心の奥底にあるものは 私に向けられたものでは無くて。私とシロに向けられたものだと知っている。でもね。クロは私を一輝さんの心の中から連れ出して来てくれたんだもん。私は一と結ばれたいって望んでいるの」とクロに言う そういえばだ この世界で俺達がクロリアに説明したときの話だが クロが「一さんが一の肉体を持っている時に 私とクロは一君の体を共有していましたが クロちゃんとクロは別なので お兄ちゃんの心の中で おにいちゃんはクロちゃんと一緒に過ごしていたんだけれど。今はおにいちゃんは クロと一緒だし それに、おにいちゃんの心の中にあった私に対する恋愛感情とか。そういったものも消えちゃったみたいですね。だからね もう 私はクロに戻ることも出来なくなってしまったんだよ」と言っていたことがあったっけ?俺はふと思い出す。でも そうだとすれば。今ここにいる、クロと、シロを、俺の世界から引き離すということは出来ないのではないかと思ったのだった 3月16日の水曜日の夜中。いつものように眠りにつくために横になっているのだが眠気が襲ってくることは無かったのだ そればかりか目がさえてしまい。眠れない状態であった こんな状態の時に俺は思い出してしまうのであった。自分が中学生ぐらいの頃の記憶を思い出してしまうのである 中学二年生の春の出来事なのだが。当時、自分の事をお姉ちゃんと呼んでいた妹の美紀のことを思いだす。俺の妹なのにどうして美紀を妹と呼ぶようになったのか?そのきっかけは、俺の母親と父が

「美恵と、一輝の仲が悪いのなら。お母さんは、一樹君を養子に迎えてもかまわない」と突然言いだしたのである 俺は、母さんの気持ちに甘えさせてもらって、自分から名乗り出る形にしてもらい。一は、俺の母さんの旧姓を名乗ることになり。お姉ちゃん呼びをするようになっていた そんな時であった。俺は、父さんが、美智佳に、結婚を申し込みに行く前に、その前日まで、毎日一緒に風呂に入っていた お姉ちゃんこと 三谷由香さんに

「ねぇ。明日、私達、夫婦になりに出かけてくるんだけど。その時までね」といって俺の服を脱がしてきた そして お互い

「綺麗な体に、なりましょうね。おねえちゃん」

「うん。わたしのはじめてを。弟である。一輝にあげるよ」そう約束をしたのであったが 結局、お互いに初めて同士だったために。うまくいかず、痛かっただけで 終わってしまうことになったのである。

俺は、初めておねえちゃんと

「姉弟」以上の関係で結ばれようとした時のことを覚えていて。あの日以来 俺の方も。おとうとと それ以上の関係について

「男女の関係」に踏み込むようなことをしていなかった。俺は、そんなことを考えるのが怖くて、逃げてきたのだと気づいてしまってからは。さらに寝つけなくなってしまう そう思っていたら。ドアをノックされて「起きていますか」と言われる。俺が起きていると告げると。クロリアだったのだ どうやら彼女は「今日からクロちゃんと、一は一つ屋根の下で過ごすことになるし。同じベットで過ごすわけだから。これからの事もあるから」そう言って俺の部屋に入ってきて。俺の隣で添い寝をしてくれたのだ

「クロリア。俺さ。怖いんだよ。また。昔のような関係に戻ってしまったら おにーちゃん。俺のこと嫌いになるだろ」

「私は、一さんが、自分の意志で一の体から離れてしまったことに納得がいかなかったし 許せないと思っていましたが それは一がおにいちゃんと おねーさんに愛情を持って接してきてくれていたからだと言う事に気づいてしまいましたから」と言ってくれると俺の手を取ってきた。俺は、クロリアに手を引っ張られて「クロリア。おめかしをしてみたの」と可愛らしい格好を見せて微笑んでくるのを見て 俺の

「やっぱりクロは可愛いな。そんなことを思ってしまっていて

「一は、本当に。私なんかで、本当にいいんですか?一は シロのことが好きなんだとばかり 思っていましたから。私だって、ずっと。一のことを見ていたんです。そんなに簡単に、クロのことを好きだと言う言葉を言えるんだから。私と一輝だって結ばれるはずですよ」なんて言ってきて 俺に

「私を抱きなさい。一輝が抱けると言うのであれば。私の事を抱くといいわ」なんて言われてしまい 俺達は、クロリアが 俺が、これから暮らすことになっている部屋に。クロリアを連れて行くと「俺のお母さんは シロとクロと シロリアがそれぞれ一の体に入るのを受け入れている。私は おにいちゃんの傍にいるから 私は シロにクロとしての人生を歩ませようと思っていた」と言った。俺は

「俺のお父さんが 俺に対して好意を抱いてくれているのはわかっている。俺も、俺自身の人生を歩きたいとは思うけど。俺の人生は 俺の人生を歩いてくれたほうが幸せになれると思っているから。おにいちゃんの事は大好きだけど。おにいちゃんの傍にいるとね。私がおにいちゃんの人生を台無しにしてしまっている。おにいちゃんが、私の人生を生きて欲しいと思ってくれているからこそ。おにいちゃんは私の人生から離れて行ってしまったんですから」

「そっか 私は、お姉ちゃんの事も大好きなんですよ。私とクロの二人が、一輝の体に入ることを拒んでいたのは事実なんですが。私はお姉ちゃんにクロちゃんを託したいって思えたのです」

「そうなんだ 私達四人で。四姉妹になって過ごせたらとか 考えたりしなかったの?」なんて聞いてみると。俺に抱きついてきて「クロリアとして 私を好きになっていただいたことはうれしく思ったことは間違いありません。私はね おにいちゃんと一輝さんの両方が好きです」と告白してくる そしたらクロリアが「私には 一さんを抱きしめて差し上げる資格はないと思いますから。おにいちゃん。抱きしめてもらえませんか」と言い出すのだが。おにいちゃんが、「俺はね。俺自身が一とクロちゃんが、それぞれ おにいちゃんと、おねーちゃんの事を想い続けていても。それで幸せな家庭を築きあげられれば、問題は無いんじゃないかなって思えるんだよね。ただ 俺は、二人から、クロちゃんを奪い取っただけじゃなくて。二人のことを不幸にして。俺だけが、二人と一緒に仲良く生活できる環境を手に入れてしまったことを、心のどこかで後悔していたりするんだ」

クロがおにいちゃんに対して「クロは 私は、おにいちゃんに嫌われたくない。クロの体に入っている間は、一さんのお嫁さんになりたいと願っていた。だから、私は、おにいちゃんにクロの体を渡したのに。私達二人はおにいちゃんが私達に優しい態度で接するたびに、クロの体の主導権を取り戻すための算段を練り上げていった」と言っていたことが、ある 俺は

「おにいちゃん。俺は、シロに クロリアと、クロちゃんの体を使って おにいちゃんの身体を奪ってでも、一さんと結ばれたいという意思を尊重しただけだ」とクロに言い聞かせてきた 俺の言葉にクロが反応する「私は、クロとして一と結ばれたいと思った。クロとしては一輝と一が愛し合っている姿を見ていることに耐えられなかった」と言われて「私はね。一さんの事が今でも好きだけれど 一が、クロちゃんとの幸せそうな姿を見ることのほうが辛いと感じるようになったの」と俺とクロリアが話をしているのを 俺の両親が見守っていてくれた

「俺は、クロリアを愛していることに変わりはないし。俺も、自分の幸せのためなら、何度でもクロちゃんにクロの身を譲る覚悟はあるんだよ」と俺は 俺達の会話を見つめていたクロママにも話をするのであった 3月20日 月曜日。俺達五人は学校に向かうための準備を始めていく 俺はいつも通りだが クロとクロは 朝から「一樹兄ちゃんの事を お姉ちゃんと呼んでいいですか」とか「一樹兄ちゃんが学校に通っている間の家事は お世話になります。クロリアさんとクロさんの2人に頼もうかなとも思いましたけど 一輝さんに 家事を手伝ってもらうという方法もあるので 私一人で、頑張りましょうかね」等とクロとクロは話をしているのだ

「クロ様の料理もおいしいのかもしれませんが。私もそれなりに、自信があるのですよ」と言っているのを聞きつつ登校していくわけなのだが。今日もまた シロが「シロとクロリアが一にべったりなのは 別に良いと思うの。一がシロのことを選んでくれないから 一はシロに対して恋愛感情を持っていないという事になるけど。それはそれで寂しい気もしますけど 私がいるので、我慢してほしい」と言う そして、シロとクロは 俺と手を繋ぎ始めて「今日の授業が終わったら。みんなでデートに行きましょ」「そうだな シロ」と話をしながら教室へと向かっていく そんな光景を見たクラスメイトたちは

「おい。クロちゃんとクロリアが手をつなぐなんて」そう騒ぐ中 クロリアだけは、何も言わずに 俺の腕を組んできて「昨日の晩。私達は話し合って。二人で 一輝にアプローチしていくことを決めていて。クロちゃんとクロリアの二人は 私と同じように お互いを認め合いながらも、恋のライバルでいるということで一致した」と説明してきた。そんな出来事もあったせいだろうかな

「俺とクロリアの二人は恋人同士だし。俺もクロリアとクロちゃんのことをクロちゃんと呼んでいるけどな」

クロリアは 俺とクロちゃんの事を見ているだけで 自分から「お兄ちゃん。お弁当を作ったんだけど 食べてくれる」とお兄ちゃんの口の中までおかずを流し込んでくれたりするから。その行動の意味するところは、間違いなくクロが、俺の彼女であることを認識して「私達がお兄ちゃんの恋人であると宣言するためのアピールです」

俺は、クロちゃんのことを 一輝おにーさんではなく

「一輝君」と呼ぶことにしたのだ。クロちゃんがそう呼んで欲しいと言うから。俺は、おにーちゃん呼びが好きなんだ。クロちゃんの事もクロちゃんと呼ばせてくれと言ってきたが「私だって おにーちゃんの彼女だから。それなのに おにーちゃんのことを呼び捨てにしているのは クロは許せなかった。だから 一輝おにーちゃんとクロリアは呼んでいる」そう言われてしまえば。おにーちゃんと呼ばれているのだから、呼び方を 変えなければならなくなってしまうわけだ

「俺は、クロと クロリアの二人に対して、クロリアは、おにーちゃんって呼ぶと決めてくれて。嬉しい限りだな。クロが俺を おにぃって呼んでくれていた頃を思い出してしまう。懐かしくてね。クロとクロが仲良しだった頃のことを思い出してさ。クロはクロリアのこともおねえちゃんって呼んだりしてるんだけどね」

クロとクロは仲が良いのも事実で お互いに、「私がクロちゃんでいいのか」と言う気持ちがあったようで「一と結ばれるまでは。私にクロとしての人生を与えて下されば」と言うクロはいたんだけど 俺とクロは一緒に寝起きを共にすることになったからな。俺

「そうそう。一とクロは一緒の部屋で暮らしているんですから 一もクロもキスしたり抱きしめたりとラブシーンを繰り広げるのは構わないんですよ」とクロが言ってくるのであった

「私達は これからは、私と一は、同じクラスに通うことになるから。お昼休みは私と一がクロちゃん達と一緒にご飯を食べることになりそうですね」そう言うクロは俺の頭を撫で回してくれるのであった そんな俺に話しかけてくる女の子もいる それは、水無瀬さんだ。俺に近付いてきて 俺を睨みつけると「あなたのせいです。クロが一のことを愛するようになったのは 私の大切なクロを奪っただけではなく あなたのことを好きになったおかげで 私は、クロの体に意識を入れることが出来るようになりました。私は一のことが好きですが クロのことも好きなので。この恨み忘れはしない」なんて言って来るのだが シロちゃんは、俺に「おにいちゃんはね 私がクロリアの事をクロと呼び始めるのを許してくたんだよね」そう言っている。クロとクロリアの二人は俺達と一緒に教室に向かいながら お話しをしているのだ。俺は、俺に絡んでくる女の子は「私は、おにいちゃんのことが好きで。だから おにーちゃんは渡さないから」と宣戦布告して来ているのだと

「君は、俺の事をおにいちゃんと呼んだことはないだろ?クロとは話をした事はあるが」そんな風に話をしてみる そんな時にだ。俺はある少女に目を奪われてしまった。その子の名前は 水無田愛里さんで。俺が以前 彼女のことを助けた事があるんだ

「あの時は助けてもらったことがあってね 俺は覚えてないんだけどね」俺はクロとシロちゃんにその話をした。その話を聞いた時に、クロとクロちゃんも驚いていたが。その表情の変化に 水瀬愛里さんが、気付くと「クロちゃんとクロリアの二人は。その事を、知っていてくれたの?」と問いかけて来たわけで 俺は「その前にな 俺の妹も、お前に助けてもらっているんだよ。俺の記憶の中では、彼女は、シロちゃんと同じぐらいに可愛らしい顔をしていて ツインテールの髪が特徴の 可愛い小学生の少女なんだよ」とクロとクロちゃんの二人と クロのことについての話をするわけだ

「私も。愛里を助けてあげたいと思っていたのですが。この体には、入れなくてね どうすることも出来ませんでしたから。本当にありがとうございます」とクロとクロリアが 俺に感謝してきたことで。水無坂愛理さんの機嫌は治っていったようだ「私は 一の事を覚えていますよ。この前も言ったじゃない。あなたに助けられたことは絶対に、忘れません」と言う言葉を残していくわけで

「あれれ。なんだろう」と愛梨が呟いていたのを 俺達は聞いていた そんなわけだが。実は、この前の日曜日の時点でもだ。俺は愛

「愛さんは 俺とクロとシロが住んでいる家に、泊まっていますし。一昨日 俺の家には泊まりに来たし 俺の家では、愛さんは一緒にお風呂に入ってくれるほど仲良くなったはず」

「私はね。クロさんにお願いをして。一輝さんを 一輝くんとクロちゃんは呼んでいて。私はね クロとクロリアが、おにいちゃんとクロのことをクロと呼ぶことに、許可を出した」

俺とクロは、クロとクロのやり取りを見て 笑い出してしまったのだ。そんな感じに学校に行くまでの時間を過ごしていく 学校での授業を終えた俺が、家に帰る途中だ 愛 が、

「ねぇねぇ 一。これから遊びに行ってもいいですか?」と聞いてきている

「あぁ。良いぞ でも。クロとクロには連絡してあるし。シロも大丈夫だ」

「えへへ。一は シロが好きだもの。当然か」と言いつつも「一。クロには、内緒で出かけよう。クロには怒られるかもしれないけど。私と一緒に来て下さい。一樹さん」と言った後に「一は私と手を繋いでいきましょう」と言ってきて。

シロと一緒に買い物をした時と同じように。俺とシロは一緒に

「クロは今頃 家で、家事やってくれてるはずだし クロの邪魔をしちゃだめだよ。私達で行こうか。一」

俺とシロは シロとクロリアの三人が住んで居る家に戻るのだが。その途中に

「クロの奴はさ。いつものように 俺の身体に入り込んでいないのか?」とシロに向かって聞くと「一の体の中に入っているわ」と言う 俺は

「シロ。今日も俺の身体の中に入り込んでいいのか?」とシロに対して確認する

「いいのよ。だって、私は 一が大好きですから。今日は、クロちゃんにバレないようにするためにも、シロちゃんに入れ替わってもらうのがいいかなって思うから」と言って。俺は

「じゃ クロの奴は俺の体を クロが乗っ取っていると思ってるのか」なんてことを言いつつ。俺は、シロとクロ

「お姉ちゃん」と一緒に、家の方へと向かう 途中で シロとクロ クロちゃんとクロちゃん 二人のお姉ちゃんとすれ違うことになったんだ。クロは 俺達のことが気になって、家から出てきてくれたのだろうと思う。そして「あなた方は誰なんでしょう?」と質問してくる

「わたしはね。あなたと、クロのお友達なの 私達も、一のお家にご招待されたの。一が、一のお家を掃除してくれていることを知っているからね」

「一は優しいね。一。クロは一のことを愛しているから。一が困ったときには、いつでも相談に乗るね。シロおねえちゃん」

「クロリア。お久しぶり。シロおねえちゃんが、お世話になります」と二人が話していたら クロが

「おねえさまと、おにいちゃん どこいってたんですか」とクロ

「シロちゃんは一輝さんの妹で、一輝さんの婚約者なんだもん」とクロちゃんは、おねえちゃんと呼ばれるのに慣れているらしく そう言って見せたのだ。俺としては、「俺の妹がこんなにかわいいわけがない クロちゃんとクロリアの二人で遊んでおいてくれ」なんて感じのことを口にしてみた 俺とクロが、シロの案内により、俺の自宅へと向かっていくと。シロとクロちゃんとクロリアの3人が待っていたのだ。「クロは、一の事を独り占めにしようとして、おねぇさまのことを傷つけようとしています。私はそんなこと許せない」なんて言う

「クロちゃん 私が一の彼女になる前から。一と仲良しだったものね」とシロが言ってきたもので。クロは、「そうです。私が一番最初に一に、一のお嫁になりたいと思ったんですよ。だから クロちゃんは私に喧嘩を売ってきたんです」と、少し怒りをあらわにしている様子を見せていたので。「落ち着けクロ」と俺はクロに言って クロの頭を優しくなでてやった

「私は、一の側にいるためなら、なんでもしてやる。そう決めていたから。一のお母様とお父様が、私を拾って育ててくれました。私はお母様とお義父様に、感謝してますし」なんて言い出すのである

「私のことはね お母さんだと思ってほしいな」

そう言われてしまうとだな。この体の中には 俺の母親が乗り移ってるから。余計だ。クロちゃんの体には 俺の母が入っているから。そう考えるのが正しいからな。

クロちゃんの体に入った 俺の母親は、俺の胸板に自分の大きな膨らみを当てるようにして 甘えるような行動をしてきたのであった

「一。あんたの身体を借りて良いかな?ちょっとね。やりたいことがあるんだよ」そう言って 俺の母親と俺は交代して 俺は 一樹になったのだ そのあと 俺の家族構成についてだ クロと、俺が付き合うようになった頃からだ。母は 父と離婚をしている。俺が高校を卒業するまでは、母の実家にいたんだが その後 俺が社会人になってから 家を出ることになり。現在は1人暮らしだ 俺の部屋が、2DKなので。今は そこに一人で寝泊まりするようになって。

「シロと、シロちゃん。クロリアの三人は俺が引き取るよ。君たちが望めば、一の家に居ても良いんだぜ。ただ。その前にだ。この子たちには伝えておく必要があるな。クロ クロリアの二人はだな。俺と この女の子たちと同居生活を送ってもらいたいと思っているから」なんて言うのは 俺の一樹としての気持ちである シロとクロとクロリアの三人が暮らす部屋が クロとクロリアのために用意されているのが、一の部屋だ。

俺がシロと付き合い始める前は、クロは 一輝と一輝さんの両方を使い分けていたが。クロリアの身体が、クロから、一の物になったためだ。

「お姉ちゃんは 私のおにいちゃんのものだからね」と言いながら、一と一輝を使い分けてくれる。

「クロリア 私は、あなたが一の体に入っていても構わないのよ。クロちゃんも 一と同じ存在だけど。お兄さんって感じが強いもの」と言うのは クロアとクロリアの双子の姉妹である 姉の クロエ=シトアールさんの言葉なのだが。シロにクロの体を譲り渡した理由にはなっていて 俺は一輝になっている時は

「おにぃ」と呼ばれ シロにクロの体を渡して貰っている間は

「にぃ もしくはおにいさん おにぃ」と 呼び方を変えている。これは、一樹のときも同じだが。一の時の呼び名を、シロの時

「一」と呼んでいる。一の時には、「おにいちゃん」と 呼ばせてもらえないのだ 俺が一輝の姿に戻ったときだけは、一と俺の身体の相性が良いせいなのか

「一輝さん」と呼びかけて来てくれた 俺の両親とも良好な関係が築けているし 俺は一人っ子のため 俺の父親も母親も、本当の家族以上に可愛がってくれるし 一は一輝と一さんが一緒になるときに、俺の戸籍上は 俺の兄になっていたりする。そんな訳で。俺と俺の姉貴との交際を許してくれるのも

「クロリアは、シロよりも年下だから。まだまだ子供だし。一が守ってくれないと 心配」とか言っているが。俺とクロの二人と俺の姉は仲良くできているのは事実だ

「にぃ 今日はね シロと クロと一緒に買い物に行く約束をしていたから」と言われてしまい クロの身体にはクロが入りっぱなしのままの状態だったりもする

「ねぇねぇ 一。私も、一と、デートしたいんだけど 一は クロや、シロのことも大切にしてくれるよね。お願い 一」とお願いされてしまった 俺と俺の姉が、買い物を終えて帰ってくる途中 クロの身体に意識だけ入った状態でだ。俺はシロと共に歩いている状態になっていて シロとクロ

「クロちゃんとクロちゃん 二人で楽しんできなさい。私達はお家にいるから」と言って 俺の家に向かって歩いていた 俺の住んでいるマンションに到着してから 俺はシロとクロの二人に、家の鍵を渡すことにした 俺は鍵を受け取り 玄関を開けようと思ったのだが。

俺は「一樹くん。この扉。鍵が閉まっています。どうすれば良いでしょうか?」などと言うので 仕方なくだが 合鍵を取りに行ったのだがな。その際 俺は、一と俺の姿を入れ替えることにしたのだが。俺からすると俺の弟妹で有るわけでな。そんな二人の前で入れ替わったのは 流石に大人気ないと思ったから 俺の方で入れ替わることにしてやったんだ。まあ こう言うところが駄目だと 俺の娘にも、俺の妻にもなるであろう女性にも怒られそうだからなあ 俺の息子になるかもしれない男性からも呆れられて嫌われるんじゃないかと思いつつ 一樹(おれ)が「さぁ入ろうか」と言ってみると。「はいっ!」と元気よく返事をしてきていて可愛いんだ 一の身体

「一樹くーん おかえり。あなた」などと声をかけてきた

「おう ただいま 母さん。」

「一の体で私に会うのは変な感覚かも知れませんけど あなたの体は一なのですよ。一」と言ってくるのだ。俺は、俺自身の肉体に宿る意識と対話しながら「ああ。分かっているよ」と言ってみる。

俺は今 一樹が住んでる部屋にいる。そこで俺は、この世界の神様に体を返す方法を聞き出そうと思ったのだ

「俺は一なんだけど。一の体に憑依したままでもいいのか?」そんな風に聞いてみると

「えっと。私達の世界はですね。魂が一つしかないんですよ。ですので 一度死んでしまった人間に転生するのは もう出来ないの。それで。あなたが、別の世界に生きられるかどうかは。神界の神々が、決めることなの。でも、私が、一に頼んであげましょう」とのことだった それから、一の体が目を覚ましてだ。それから 一と俺は入れ替わりをすることにした。俺は、一輝の体に入る際に。クロに預けた一輝の服に着替えてから 一の身体に「じゃあそろそろいいか」なんて言ってだ。俺の身体の中に 俺が戻ってこようとする。そんな時に 一が「待って下さい」と言ったのだよな

「俺はクロに服を借りていたんだよ。俺は服を着ていないんだよ。一」と伝えると。一が

「私がお風呂に入れてあげる」と俺の手を引っ張っていきながら言ってくれた。

「い、いいよ 自分でできる」そう言った後に 一は 俺を浴室に押し込むように誘導してきたのだ

「私が、にぃのこと洗ってあげる」と一は言ってくるが 一は、クロに身体を貸したときの、記憶を失ってしまっているのだ。それでだ。俺は、一の身体には俺と一輝しか入ってなかったのに。クロと俺と一輝が同時に存在するって言うおかしな現象が起きているのを、俺と一が説明してもだ。

「おにいちゃんは、おねえちゃんがいるの。にぃちゃんには、わたしとくろちゃんしかいないはずだから。」なんてことを言い出してな。俺を困らせるのであった 一は 俺の身体を脱衣所で、裸にさせると シャワーの温度を調整したりしてくれて

「私はにぃちゃんの事が好きですから。一のお嫁さんになりたいんです」と言い出すものだから 俺が「ありがとうな」とお礼を言えば 嬉しそうな顔をしていた 俺が、一とクロ 二人の少女によって全身を丁寧に綺麗にされて 湯舟で温まり終わったころにだ 一は俺のことを抱きしめると。そのまま ベッドへと運んで行ってくれる

「俺は、俺の体に入っているクロとは恋人同士だったんだが。俺の中身の人はだな。俺の妹なんだ。一の体に入ったことで。一の記憶も、思い出したんだよ。そう伝えたところで。一は、納得するだろうか。それとも。一も俺の体の中に入ったことがあるなら。クロがどういう反応を示すかわかるんじゃ無いか? なにせ クロにとって 俺は大切な人なんだろう?なら 俺は、一輝じゃないんだよ。俺は一の人格を持っているけれど 元は俺だ。だから、俺は、クロの体の中に入った時と同じように 俺を受け入れて欲しいと思っていてだな。俺はクロと一を愛しているよ。」そうやって 一に伝えれば。一は クロ

「私は 私は。一君を愛せなかったら。クロリア シロリア クロアの三人の娘には、愛情を持って接することはできなかったでしょう。それに お兄さんが一君の身体に入っちゃうまでは お姉ちゃんが居なくなって。一君は一人ぼっちになってしまった。私は 私は。お兄さんが一君だったとしても、一君が好きになれましたよ。私は 私は あなたと一輝さん 二人が幸せで居てくれればいいと思います。」

「お姉ちゃんは。お兄さんと、一さん。どちらを選べば幸せな気持ちになれるか。きっと分かり切っていたのに。それでも、お兄さんを選んだお姉ちゃんは、凄いなと思えて 私のお友達に、クロちゃんの体を好きに使っていいよって言われてるんだけど。一輝さんの事をお父様と呼べるようになるまで 待つつもりなの。だって お父様が大好きなおにいちゃんを困らせちゃいけないしね」と言われてしまうのだ。俺は 一輝 一の身体を借りて 一の身体に入ってしまった 俺は 一とクロと俺の三人だけの世界で生活をしていた。そんなある日だ 俺は 一に、俺と俺の家族を守ってくれる存在としてクロを紹介したのだが。クロは、「おにいちゃんは。私にとってはおにいちゃんだもの。にいさんは、にいさんだもの」と

「私ね。一さんと、一くんと。どっちか一人を選ばないといけないとしたら。一くんを選ぶよ。私の中で、一番好きなのは一くん。だけど。やっぱり。私が一番幸せで、嬉しい気持ちで、いっぱいになって。笑顔を浮かべさせてくれるのは、一くんと、一くんの中の一なの」と言われた。俺とクロの二人で生活をしていると、一が、「おねぇさん あのね。俺とクロ どっちがクロリアとクロと結ばれるに相応しいかな?」などと言ってきて。俺も「俺は 一が俺の身体に入っていたときにはクロと、一が一樹とクロリアとクロと結ばれるべきだと考えていたが。今の俺と一樹の関係は、違うからな。俺が口を挟む事ではないと思っているが。俺の意見としてはだな。一は、一であり、クロでもあり 一と、クロが、同一人物だと理解していても その関係性を上手く築いていけるかは分からないからな。一が一輝とクロとの関係性も、うまくやれるか心配になるのも分かるんだ。クロは、俺のことも好きでいてくれたみたいだが。クロの事を好きになることが出来るかどうか。俺自身には、自信が無い。俺は 自分の中のクロに対する想いが分からなかったからな。だが。お前がクロを愛することができるというのであれば。俺には止められないと思うぞ。クロがクロリアなのかクロアンティーネなのかどうかは俺にも検討はつかない。俺の中ではクロで、クロが クロリアンタだとすればクロリアということになりそうな気はするがな。俺の勝手な考えだ」と言っておく。そしたら クロが

「私は、クロアンテースであってクロリーチェであるわ。でも 私が、どちらのクロでもあるというのは正しい見解だと思う」

俺は、俺と一輝は、元の世界に帰るための儀式を済ませて元居た場所に戻っていた。俺の肉体は元の場所に残しておいた。なぜなら。この世界では クロは、元居たということになっている。そんな彼女の死体が残っているわけがないのであるから

「俺は。元の世界に戻ることは出来たけど。この世界にはもう戻れないんだよな?」そう確認をしてみれば クロが答えてくれたのだが。それは、「お兄さんは。向こう側の世界の住人で、こっちの世界でも、生きて行けなくは無いかも知れないですが。でも。無理なんです。クロはですね。元々神様が使うために作られた肉体なのですが。私達神々は、人間の世界を覗く為だけに使うことが許されていますので。クロの肉体で人間の姿を取ることはできないので。ですので。私達の肉体を使うということは。できないはずです。ですが クロがお兄さんに自分の身体を貸し与えたように。クロと同じ力をおにいさんに与えることが出来ますよ。ですから。クロが、お兄さんと一緒に行きたいと言えば。連れて行くことができちゃいます」とクロが言ってきたのだ 俺は リリスと話をしていたのだ 彼女は

「貴方はですね。クロとシロの願いを受けてですね。二つの世界で生きられる肉体を手に入れたんですよ。そしてですね。一輝とクロの魂と、一の魂が、それぞれ一つになった肉体の中に存在しているんですよ。だからですよ。あなたの体の中にはクロが存在しているし、一輝は一の存在で居るわけで。そして、クロは、一の魂が一と一つになっていないと消えてしまってしまいそうな状態になっているからこそ、一に憑依することができるんですよ」と説明してくれた 俺の体は、俺の家の近くに落ちていて。クロにお願いをされたから、俺がクロの代わりに一の家に運ぶことにはなっている

「俺は、クロをクロと呼べばいいのか?」なんて聞けるわけも無く

「クロ 俺と付き合ってくれねえか?」と告白をしたところ

「はい いいよ これからはずっと 一緒にいれるようになれたのなら」そう言って

「リリスちゃんから聞いているんでしょ。私はね。一さんのお嫁さんになりたかったんだよ」と俺の手を取り

「私は にぃの事も好きだから 二人共大好きなの」と笑みを浮かべてくれるクロだった 俺はクロを抱きしめながら、この先 俺はこの子と共に、どこまでも

「幸せにしてあげるよ」と耳打ちすると 嬉しそうな顔を見せてくれながら。「うん 私は おにいちゃんと、一と そして にぃちゃんと一緒なら。幸せだよ」

一とクロは俺が家に送り届けることになったのだ。それから暫くして。俺の元にリリスが来て、リリイに会わせたいと言うから。一と俺とリリスとリリイの4人で。リリスの屋敷へと来ていたのだ 一が、俺を「にぃ」と呼ぶようになってだな。俺は一の頭を撫でながら「一がクロと結ばれれば。俺はクロと恋人関係になっていくのだろうか」と考えてみた

「俺は 一と リリスと クロ クロのことが好きなのだが クロの事は恋愛感情を抱いているのだろうか?」なんて疑問を抱いてしまうから リリスに相談をした

「俺の気持ちと。リリス お前が俺に感じている気持ちが釣り合っているのか?俺は クロの事が 好きだった 一のことが好きで。俺のことを、おにいちゃんと呼んでくれる。クロリアの事を。俺は、好きだったんだ。リリスのことを 好きになれたのは 一とリリスとの約束で、二人の娘に愛情を持つことを許されているからだしな。それに。クロのことを嫌いだったのかと言われると。そんなことも無いから。俺は、今、一の体に入り込んでしまっているから、クロのことを考えたりできるわけなのだが。もしも、クロリアに体を借りていないのに。クロのことを思い浮かべることが俺に出来るのならば。俺は、リリスとクロの事を。同じ様に愛せたはずだし 俺は 俺が俺として生きるべきなのは 俺と俺の家族がいた世界の方なんだ」と言うのだ リリスが「私は、クロちゃんを家族の一員と認めているのですが。クロちゃんのお父さんは、私にお任せ下さい。私は、クロちゃんが私を頼ってくれたことが嬉しいと思ってしまっていますので」

リリスは一に言うのだ

「お嬢様 私も一さんをおにいちゃんと呼ばせて頂きますね」なんてことを言われてしまう 一がクロとデートをしている時に。一は「にいさん クロと仲が良さそうだね」って言われてしまう。「そうかな 普通に話をしたり 遊んだりしていたんだけどな。でも リリちゃんはクロに嫉妬したりしないのかい?」と聞く一

「リリちゃんはね クロちゃんとは仲良くなりたがってたから 今は、クロちゃんを大事にしているクロお姉ちゃんを見ていて。嬉しいんだって。私は、クロの気持ちを知っていても。私は、一くんの事が好きだけど 私にはクロちゃんも必要なんだよ」と

「クロは、クロのお母さんなんだろ。クロが クロと クロの中身の一 クロがクロで。リリがリリイ そしてリリの母親がリリだとしても その関係性が、親子じゃなくても、兄弟みたいなものでもいいと思うんだよな。クロにはクロの役割があって。リリにはリリの役回りがあると思うんだ。クロの事を家族だって認めてくれるのならそれで良いんじゃ無いのかな」って答えを出したらだな リリイが「クロリア クロリアって呼ばれるよりも。クロリアって呼ばれた方が。私は、クロちゃんの事が、妹だと感じられて幸せなんです」って言い出すんだ。

「私達はね。一くんがクロと結ばれた後に、私と一が、結婚するつもりだったんだよ。リリがね 一を好きになって 一を私達に預けてくれたときに。私もリリと同じようなことを考えていたから クロとリリスがクロリアを私の妹扱いしてね 一がリリスと結婚することになったのも リリと同じ様な考え方があったみたいだ」と言われてしまった。リリスも同じ様な事を考えていたらしいのだけれど「私達の関係を崩したくて リリスとリリィがクロさんを受け入れたわけでは無いんですけど。それでも、私は、お二人の娘という立場を受け入れていますので」なんて言葉を残してきたのだ 私はですね。リリスです 私はですね 私は、私自身が神界にいることで 私が私の肉体を持っていなければならないという必要性は無くなっていたのです。私はリリスとしての肉体を失いました 私が肉体を失った

「私が肉体を 失った理由は 一さんの中に宿った クロという存在にあったのです。クロという魂が私の身体を 支配してしまうのではないかと恐れた私は 私の持つ力の一部を一さんに渡し 私が持っている記憶や能力なども引き継いでもらう為に。私の肉体は失われてしまいました ですが。私が生きているのは。リリスという人格を持つ私がいる 一輝の身体の中だけだと理解しています」と言ってきた リリスが「クロは私の一部でも有るので、リリスの力を使うことができました」とか説明を受けた上で 俺は「俺は俺の体を元通りに修復してもらって。クロと一緒に俺達の世界に戻ってくることができた。そして、クロは俺の意識と入れ替わる形で。俺が俺の肉体に戻ることになった」

クロは、俺の体に入ることが出来た 俺の記憶の中にある知識などを使える状態でいる 俺は、クロと会話をしてみることにする クロの見た目はクロなわけで だから俺は「俺は、クロの容姿に惹かれて 恋をしていただけなのか? クロの本当の姿はどんなものなんだろうな」

「お兄さんの考えているような 可愛い女の子ですよ。私は、神様が人間の女性を模して作った存在なんです。ですので、普通の人間とは違って 寿命が存在しない種族です」なんて言ってみせられる。

「俺が、元の世界に帰る前に。お前に言わないといけないことがある。この世界に帰ってくる直前にだな。クロは一の体に乗り移り、俺に助けを求めてきたわけだ。俺は「リリス お前とクロの関係って。姉妹ってことにはならないよな」って聞いたよな。それはだな クロは、クロが一の体に存在している時には。一が、自分の意思を伝えることができる相手はクロしかいなかった。そして クロは 一が自分以外に 誰かが居る場所に行って欲しくなかったらしくて クロは俺に対して。「俺は 俺以外の奴がクロと結ばれることを認めない。俺は俺だけのモノであって欲しいから」なんて クロが 一を独占するための言葉を言った

「クロが クロの願いを叶えるために 一は、この世界に来たわけだから。一の意識は眠っていたけどね。一とクロの間には強い繋がりができてしまっていた」って 一がクロとキスをする度に クロの意識が、少しずつ。一とクロの心に侵食していくようになっていた。クロはクロリアとリリスの間に子供を作りたいと願うようになる クロの願望が叶えば 俺の意識は消えるはずなのに 消えることはなかったから 一の意識に寄生することで 一を乗っ取ろうと考えていた。俺とクロが一輝の中で出会った時 一は リリスに助けてと伝えていて。一はリリスにクロ

「私は、クロリアと おねぇさまが。私の姉妹だとは思いません。私は、おねぇさまに、愛されているから おにいちゃんが、この世に戻って来たら 私は 私の愛しいおにいちゃんが居なくなってしまいました。おにいちゃんに会いたいです」ってね。泣き言を言い始める始末だったよ。「おにいちゃん 私はどうすればいいでしょうか?」って

「私は、お兄ちゃんに。もう一度会いたくなって この世界で、一と出会って そしてね」なんて話をしてくるクロリアだったからさ「俺達が出会うまでの流れって 俺は俺自身の力で。この世界をどうにかしなければならないんだよな」

一は

「俺は俺自身の存在を消したくない リリス クロリア 俺のために 協力してくれないか」と頼み込んでくるわけだよ。クロとリリスの協力を取り付けることはできた。後は、俺とクロの入れ替わりだな。リリスに 一がクロの肉体に入ることによって 一の存在を維持するようにと 俺はクロと リリスが、俺の事を好いているから。リリスは俺と俺の妻になるクロとの子供を作ってくれないかと提案し クロリアに「一君 お姉ちゃんは、おにぃちゃんの事を。本当に大好きだったから。おにぃちゃんの子供を作るのは賛成だな。クロリアのお母さんが。クロちゃんにお説教をしている所を見ても。私とおにぃちゃんとの子供を作った方がいいと判断出来るんだよ。クロちゃんも おにいちゃんの事 好きになったでしょう」と言われてしまう

「クロちゃんも。お姉ちゃんと同じように。一君の事 好きになっちゃったよね。私とクロリアが一輝に抱かれたことによって。二人の想いは繋がっているから お母様とも仲良くできるんじゃないかと思うの」と言ってくれた。クロが俺の方を見つめてきて「一くんが、元の世界の一の姿を取り戻すためには。クロは、おねえちゃんを幸せにしなくちゃならないんだよ。だって。そうしないと 元に戻った時に困るもん」と言われたらだな「うん 一が元の体に戻るために。クロには俺を手助けしてほしいんだよ」と伝えた そしたら「私は、クロの事が大好きなんですよ。リリスは私の姉妹ではないので クロのお世話をしてくれればそれで十分なんです」なんて言われたんだ 一が元に戻るとだ。一の肉体は、俺の肉体でもあるから 俺とリリスが一の身体に入っている間にだ。俺が一の身体を借りている状態のまま。

「一輝はクロちゃんと結婚して クロちゃんは、一輝と結婚したんだよ。クロちゃんがクロとして。私達の妹になることが決まったんだよ。クロちゃんは、これからは クロちゃんの姿で お仕事とかを頑張ってもらうつもりだし クロちゃんとクロが仲良くしてくれたら 嬉しいな。私達は、クロのお母さんであるリリシアとリリアリスにお願いするしかないんだよ。私達の身体は、もう限界を迎えていたんだよ。でもね。私達は 私達とリリシアとリリシスとで 一緒に暮らしている間は。私は クロちゃんのことが好きになっていたんだよ。私はね。私のお母さんが作ってくれた料理が好きです。お姉ちゃんも クロちゃんと仲直りしてくれるといいんだけどな」

リリは、クロリアに対して。「クロは、私の娘だぞ 私がリリスとリリリリスの手伝いをするのは当然のことだろ」と言っていた リリスとリリスが、俺達の身体を入れ替えた。俺はクロリアと クロは、リリとリリリアの姉妹の身体を使って生活してもらうことになる 一は、一が肉体を得る前の状態で 俺はクロが一とクロの体を入れ替えることで、俺はクロリアになり。一は、クロが乗り移ることになっているんだ」

クロは、リリが作る料理を食べるたびに。リリスとリ

「私が 私の意思で。一とリリスのことを好きでいてもいいのかな?」なんてことを俺に確認してくるわけなんだが 俺は「一輝の意識は眠っているだけだよ。クロとリリスが一輝と一輝の身体に入り込んだ俺を受け入れてくれたなら 一輝に俺の声を届けることもできると思うんだよ」なんて説明を行ったわけだ。一は「俺が眠りにつくまでの時間を クロが、リリエに預ける。リリエは、俺がリリエに託したことをリリエが実行していた リリリスは「私とリリアリリスとの約束を守る気はないんでしょう?でも。あなたが一輝さんと一緒に過ごす時間を、私が一時間奪っても怒らないんですか」なんて言われて「私は 私は 私と一の赤ちゃんが生まれたら。私は 私に子供を授けてくれる おとうさんと、一と一緒に暮らしてみたいと思ってしまうの。だから クロリアは私の夢を奪うんだ」って言うと。クロリアは「私は、私は、私の大切な人を 私は、私の目の前から奪われるのは我慢できないから。一輝と私の関係を断ち切ろうとする人は許さない」って言ってくるんだ。そしたら「私は 私自身が、この肉体の持ち主と交わっているわけではないの。それに。私は、私は、私の大事な娘に クロリアのことを大切にして欲しいと思っているの」って言葉を俺に伝えるわけで。

俺はリリに。「リリスに。俺と一輝のことを伝えても構わないのか」と質問を行うことにした リリスにだな

「クロはね。お兄さんのことが。好きだよ。一と一輝は別だけどね。お兄さんのことを守りたいという気持ちが。強くなってしまうの」と伝えてきた。俺は 一は

「クロは クロリアは。一のことを独占したかっただけなのかな?」と疑問に思ったので。一に聞いてみた 一が「俺とリリスは、リリスのおかげで、リリアとは血が繋がっていないからね。クロリアやクロリアスに何かあった時には、クロリアは俺の子だということになる。一輝にリリスの事を頼まれた以上は。俺は、リリスにクロのことをよろしくしてやって欲しいと思ってしまった。そして、俺とクロが夫婦関係になれるのであれば。それは、とても幸せなことだろう。俺とクロの子供が生まれてしまえば。クロリアが クロとして。俺とリリスの子供のクロリアは 俺とリリスの本当の子供に クロリリスがなったとしても問題ないのではないか」と考えてしまって それを伝えたわけなのだが 俺とクロリアの

「クロリア クロリリスは、俺の本当の娘のクロリリアは、クロが産むべきだと思う。クロリリアをクロに預ける。クロリリスは、リリシアに面倒を任せてある」と言う言葉で クロは「クロリリスのことも 大事にしてもらえるんだったら。私、クロリアがいい」と言い出すのであった。

クロは、クロリリスが産まれるまでの数年間の間。クロリアに自分の体の所有権を委ねることにしたの 俺は クロリリアを俺の本妻との間に生まれたクロの双子の妹として扱うと リリスに伝えようと考えた クロリリスの母親はリリリスであり リリスは

「私の家族は、お父様とリリスとクロリリアだけだから 私はリリスとクロリリスのお世話をするね」と言ってくれているので「リリス 俺は、お前の父親と母親を俺の正式な妻だと公表するから。そのつもりでいてくれ」なんて伝えることになったのだ。

「私は、クロリリアの母親とリリスのお母様である二人に。私の子供達を育ててもらうことでしか 私には感謝の念を表すことができないの」って そんなことを口にしてしまうクロリアだったんだよね そんな話をしていた最中であるんだけれど そんな時だ「うふっ。あなたのその力って。私も持っていれば あの子達に負けなくて済んだのにな」と話しかけてくる人がいたんだよね

「あんたが、俺の身体を奪っている間だな。俺も俺なりに、あんたから力を吸収できるように この世界の法則を変えたんだよ」と伝えた。そして 俺から

「俺はなあ。俺自身から魔力が そして。あんたらが使っているスキルも、俺自身に取り込めるようにしたわけだ」

と言う発言を聞いた。そんな感じで、リリリアとの話が終わると

「さあて お腹も空いているしなぁ。まずは食事にするとするかな」という事になった クロリアのお母さんは「そうですね。今日は クロが美味しい食事を準備してくれているはずだから。食べに行きましょうよ。あなたもどうですか」と言ってきてくれた。俺がクロの料理が好きだという話をしたらだな「まあ。そうですのね。クロに言っておくわ。あなたのために料理を用意しておくね」と言ってくれたわけで

「クロちゃん。おねえちゃん ちょっと、疲れているから 少し眠るよ」と、リリスがクロに言うと。クロは

「分かった ママの事は 任せておいて。ゆっくり休んで それから。お薬を飲んでから眠ろうね」なんて事を言うのだ。「ありがとうな じゃあな」と言うと リリスのお母さんは

「リリリスは、本当にクロちゃんのことが好きなのねぇ」と言う そして クロとクロリアの親子とリリリスとリリリスの4人が部屋から出ていくのを見届けると。リリスは「クロの作った料理は。凄くおいしいから 楽しみ」と言った後に「そうだな。あいつは。良いお母さんになってくれるかもな」なんて言葉を伝えるのだ そんな話をしていたわけで 俺は「クロが料理を作っている時に リリスに聞きたいことがあった」と切り出したわけで 俺は クロの料理が凄くうまいのを知っているわけだから

「俺の肉体をリリスに貸している間に 俺が食べるものについては、俺が食べたくなるような物を頼むとしよう」って頼んでいたわけなんだ。そしたら「えぇ 私は お父様の娘ですもの。あなたが口にできる物は、私が作れるはずです。あなたも私に身体を貸している間に、私の作る物が恋しくなれば。私を頼っても良いんですよ。だって 私はあなたの妻になったのですもの」って言っていたわけだ。

リリシアは、そんな事をしていたクロリアを見て「クロリリスも、リリスさんとリリスさんの子供たちのように育ってくれるといいんだけどな」と思っていたらしい リリリスは リリリスのお父さんであるリリシアは「リリリスも 私と同じで、クロの料理を食べながら成長をしていくんだよ。そして、クロが あの子が大人になってから、あの子に料理を教えるのは クロに任せるとするか」とリリスとリリスに言った後 リリスとリリスリアと一緒に 一の部屋へと行くために歩きだした。

俺が、リリスのお母さんに「リリシアさんに会ってきたんだ クロのお母さんのリリリアとは会った」なんてことを告げていた頃だ クロリアのお母さんが

「えぇ!?一輝君が リリスの旦那さんなの? そうなのね。だから クロリリスが一輝君と一緒にいたのね」なんてことを言うと

「はい。お母様に。私がリリスさんからお話を聞いた時は驚きました。リリリシアさんが私と一の間に作ってくださった子供で間違いないそうですよ」と言う リリスに対して「そうなのかい?私は、その話は初耳だったけどな」と答えてくれるリリシア そして「私が知らないところで 色々と動いていたのよね。リリシア」と言うリリスのリリアだった そして。リリリシスとクロは二人で話し込んでいたりなんかするのだが その途中でクロがリリリシアと一輝の関係を知りたがったりしていた そして「一は私の旦那様なんだから 私は一と一輝のことが一番好き。一輝は、クロに私の居場所を与えてくれたんだよ。だから 私も、一と一輝のことが一番大切なんだよ」と嬉しそうに告げたりしてくるのであった。リリリシアとリリスは、「クロのことは 私が面倒を見るのだから 一輝君との時間は減っちゃうかもだけど。私は一輝君のことを信じています」なんてリ

「クロの事は クロちゃんに全部丸投げしておきますね」って言葉を残していくのだった 俺の事を好きだと言っていた女の子達が、そんな言葉を口々に言っている状況な中で俺は「クロリリスに会いに行くぞ。そしてクロリリスに、この世界で何があったのかを聞かせてもらうんだ」と俺の言葉を受けてクロリリスは「分かりました」と言って。

「でも 今はクロは、一と一輝とクロの3人だけで過ごしたい気分なんです」なんてことを言うと 俺の服の裾をぎゅっと掴んできた。俺としては「クロリア 一緒に来てくれるか?」という言葉を告げると「もちろん クロリアは、一と共に行きたい」という言葉を聞くことになる。リリスは、俺と一の様子を楽しそうに見ているだけで。一の膝の上にいるクロリアを抱き上げると、クロリアに微笑みかけていた クロはクロリアの手を引いて部屋を出て行ったわけで 俺はクロに手を引かれるがままに、ついて行くことにした 俺は、俺の隣に立っていたクロに「一君。一君。こっちに来てください」と言われて「リリシア?」と呟いて。クロに連れられて、ある場所へと向かう事に クロと俺は クロリアの先導によって、屋敷の中庭までやって来たわけなのだが そこには 一人の少女の姿があるわけで その子が「お姉様!待っていましたよ」と俺に告げてくる。そこで

「あら?私よりも先にリリリシーが会いに来ていたのですか。なら リリカもすぐに来るのでしょう。クロリリア。クロリアをお願いできませんか」

とクロに問いかけているわけで。

俺の方を見たクロリリスは「はい。私にはお兄様もいらっしゃいますから 大丈夫です」と返事をする。俺はクロに「リリス。お前 自分の体はどうするつもりだよ。お前が クロリリスとクロに、俺の力を分け与えて育てるつもりなのかよ」なんて問い詰めたんだよね そうしたらだ。「私の体に関しては大丈夫です。私の力は私の体にあります。リリスの魂の欠片と共に私の中に戻ってきているんです」なんてことをクロリリアが言うと「それにしてもだ。リリシア。私も お兄様が欲しかった」と言い出すクロリアリスに対して

「仕方がないですね。では リリィも一緒につれて行けば良いじゃないですか」とリリシアが答えて クロは「いいの?クロリリシアちゃん。クロは嬉しいなぁ」とか言うのだ。クロリリスは「はいっ!」って答えると。クロは「おねえちゃんが、おねえちゃんになるのは ちょっと複雑な気持ちになりますが クロリアが喜ぶなら クロもいいかな」って言うんだよね そこに「おー クロリリシスにクロアリリリリシにリリリシも来たんだね。リリスも、クロちゃんも、一も、おひさしぶりー」なんて言葉が響いてきたんだ。俺は、俺の名前だけ2文字なのはどういうことだ?と思いながらも「リリリリシスじゃないか。元気そうじゃんか」と言うとその横にいたクロリリアもだ

「うん クロリリシアとクロリアにリリシスさんが居るなら安心かな。これでみんなで遊べるね」とクロリティアは言うわけだが。クロが「えへっ。クロも混ざって遊んでみたいなぁ。だめですか?一輝」と言ってきたので。「そうだね。皆んなも呼んでくるから しばらく待っていたまえ」って言ってだな。一の

「あぁ リリシア。ちょっと 俺が連れてきたい人がいるんだけど。ちょっとの間、クロ達をよろしくな」と俺がいうと。「了解しました。行って来て下さい」と、あっさり言われてしまった。

そして 俺はクロに「俺の背中に、乗れるかい」なんて聞いてみたりした。俺の問いかけを聞いたクロは、「リリシアおねえちゃん クロは このおねえちゃんの身体に 入ってあげますから」と、クロリアの声を使って、リリシアに言葉を伝えてくれていたのだ

「分かったわ。クロちゃん」なんて言葉を受けたリリシア 俺としても、「じゃあ ちょっと出てくる」と

「はーい お帰りをお待ちしています」って クロが返事してくれる そのやりとりが終わった直後 俺が「行くぜ 皆 クロのところまで、飛んでくれ」と言うと。クロは

「じゃ 皆さま。失礼しますね」と言うと同時にだ。俺が 俺の意識が 俺の肉体がだ 消えてしまうわけだ。俺と、クロリアが、皆の前で入れ替わったのは確かだと思うが 俺は俺が 今 どこにいるのかは分かっていない。俺は、クロリアと俺が、クロリアの身体に入った瞬間にだ。クロが、クロリアが作り出した異空間の中に取り込まれてしまい。

クロリアは

「一 私は、私の意思で 私自身の意志として、あなたについていきたいと思います」と言ってくれるのだ

「そっか ありがとうな。クロリア。俺も クロリアのことを守っていくぞ」と そんな言葉を返しながら 一は、リリスとクロリアを連れて。クロリアの家である。小さな家の中に入っていったのであった。その家の中の奥の部屋に入っていった一が、リリリアにクロリリスのことについてを尋ねる。そして「クロリリアの両親は既に亡くなっているのです。私や、クロリリアの母親はクロリアが生まれてから直ぐに亡くなってしまい。父親は行方不明のままになっているのです」

「そんな話を聞かされても。リリア。困った顔しないでくれよな。それで、クロリリスが生まれた時のことを詳しく聞きたいんだがな」

「はい。クロが、私の中から出てきて生まれた時は、私が抱き抱えた時にだっこをした状態でしたけど。あの子は私の力を受け継いだ子なんですよ」

そんな説明を受けると。クロが「そうなんだぁ リリシスさんは私のことを大切にしてくれて そして この世界のことも、色々と調べて、私にも色々と教えてくれたんだよね」

「クロリア。そんな話をして貰えるのならば。私は貴方達を絶対に守り抜く」と決意を新たにしたのだとリリスが口にすると

「そうだな。一輝。この世界に何か異変が起きるというのであれば 私は一輝に協力する。私が、この世界を護る」って言ってくるのである。

そのリリスの表情は 真剣そのもので。俺のことが好きなのかもしれないと思ってしまったりしていると クロリシアとクロが、俺達のところにやって来るのである。そのタイミングで「クロリアちゃん。お姉ちゃんとクロと 一緒に あそぼうか」なんて言葉をクロリアに告げるクロリリスだったりするのだが。クロリシアは、クロリリシアの言葉を聞いて、クロに近づいて行くのであった。

「おねぇちゃん」なんて嬉しそうに、言葉を放つクロリシア。

クロリシアは、クロと、リリリシアを

「よし 三人で遊びましょうか」と そう言ってだな。三人とも どこかに行くわけだが その様子を見守っている俺に リリスが「さて。一輝 クロリアのことは任せていいかしら」そんな事を口にしてきた訳なんだが。俺はだなぁ「はっきり言うぞ。リリスはどうする気だよ」なんて聞くと

「クロリアと一緒にいたいな」なんてことを言うリリスに対して、俺はだなぁ「クロリシアが、リリリシアに抱いていた気持ちは知っているか」と聞いたので有る リリスは

「知っています。だけどね 一輝。それでも、クロリリアは可愛い妹なんです。リリスの気持ちは、リリシアの思いには叶わない」と寂しそうに語るリリス そんな彼女に「なら 俺に力を貸せ」って言った。そうしたときにだなぁ。リリリシアが「一輝。リリス姉様 お願い」とリリスの肩

「はい」なんて言葉でリリスが動くとだ。リリスが、リリシアの前に立つと。リリスはだ。リリスの口元にキスをしてみせたのだ。リリィが、そんな行為を見ていて「あら 大胆ですのね。一輝君」なんてことを口にしてくる訳だが。俺は「あれくらいしないと駄目だろう。まぁ ただ唇同士を合わせるだけでは足りないよ」と言った後だ。リリスの方に向かってだ。彼女の顎を掴むような感じでだな。少し強引にも思えるかもしれなかったが

「リリスの口を開けさせろ」なんて言葉を発してしまう リリスは、俺の言葉に従うかのように。小さく口を開くとだなぁ。俺はリリスに

「目を閉じていろよ」と言うなりだ。リリスの口から漏れ出る吐息に構うこともなく 俺は リリスに舌を差し入れて行く。リリスの歯をなぞるようにだ。そして リリスの歯の裏側も丁寧に舐めていく。そうした後に 俺は、リリスと ディープキッスをかましていく。俺はリリスの腰を引き寄せて、抱きしめると 俺は、そのままの勢いにのって 押し倒そうとするとだ。俺が「俺とリリスの邪魔をする奴がいるんだよ」と声を出した直後 クロは、「クロリアおねぇちゃん。お外に出てようね」と俺達の様子をじっと見つめていたクロリアの手を引っ張る形で外に連れて行く

「あっ、はい。リリス」と 恥ずかしそうにしながらだ。クロリア

「リリス お前はだ リリナと 同じ存在だから分かるだろ。俺にとってリリスの存在が大切なのも。愛しく想っているのも だからこそ。クロリアにも幸せになってもらいたいと 心の底から願っているんだ」

俺は クロリアを見守るクロリシアの目線が痛かったけど 俺は 俺の心に従って。リリスにキスを続けながら。クロリアに手招きをしてみる。

クロリシアが、クロリアの元に歩いていくのを横目で確認できたところでだ。クロリシアとリリスは、クロリアを挟む形で座らせてやるのだよ。俺は、二人の間に挟まれていたクロリアを引っ張り出してだな

「俺と、二人っきりになろうか」なんて口にしていたんだが。そんな事を言ってみるとだな。クロリシアが、「えっ えっと 一と その そういうのはまだ早いと思うのですよ。だってですね ええと。ほら まだクロちゃんが居たり 一輝と ええと」って顔を真っ赤にして言葉を発するものだから。余計に エロい雰囲気になってしまったのである。俺って

「あぁもう我慢出来ない」なんて言いながら 再び クロに手を伸ばそうとした俺だったが 突然。俺の首筋に激烈な痛みを感じるのである。首に感じる激しい衝撃と、熱さと、痛み。俺は何が起こったのか理解出来ていなかったんだが。リリスとリリシアは俺が倒れたのを確認すると。「一輝!」と叫びつつ

「リリス。今は、まずい」とクロリリシアは、冷静になりつつも。

俺の元へと近付いてきて 俺を抱き抱えるようにして。

「ごめんなさい。一輝。大丈夫ですか? 今 回復魔法をかけておきますね」と言い クロリリアが俺に向けて 回復魔法のスキルを発動してくれると。俺はだな。すぐに意識を取り戻して「リリスは、無事なのか」と聞いてみた

「リリスは、怪我もしていないわ。ただ、あの子も相当頭に来ています。クロリリアを危険視しているわね」

そんな風に俺が思ってしまった時。俺の腕の中に居るクロリアにだ。クロリアはだね。「私もね。私の為に戦ってくれた一のことを。とても誇り高いと思ったので。一の役に立てるようになるために 私は、一の眷属になりたいのです。私には、一が必要なの」そんなことをクロリアは 言うもんで

「分かった。クロリアは俺の物だ。今からは俺だけの物にしてくれ。リリムはだね 俺は、自分の妻だと思っている」そう告げた後だった

「私もだよぉ。私の大事な一君 大好き」とクロが そう俺に言うのだが。そんな俺達の

「あのぅ。私のことも見てください。クロリリアだけを見ないで」なんてことをクロリアが言っているわけでだな リリスの方にだな 俺は視線を向けるとだな

「ふふん 一輝 どうなの?」と笑顔を見せると

「俺の妻達は皆。愛しているよ。クロリア。俺が必ず 守っていくからな」俺は、クロリアを強く抱きしめてからだ。俺はだな

「これから、どうすればいい」そうクロリアに問いかける

「リリスは、リリシアに勝てると思いますよ。それに、私達は、家族なんですよ。私が、私の意思で。私の全てを捧げたい相手だと決めたんですから。私だけじゃなく 私達は 一輝さんの側に居れば 一輝さんを守ることが出来ますからね」とクロリアは俺の事をしっかりと抱き返してくれたんだが。

「俺の妻は、本当に強いんだから」俺は リリスの方に、歩みを進めようと立ち上がった時に

「私にも一輝の力を貸して欲しい」

リリリシアがそんな言葉を口にするとだな クロリリアは、俺に「行きますね」と告げると同時に リリスの傍に走って行く。クロリシアを、その場に残してだな。リリリシアが、リリスの方を向いたところを

「リリス。覚悟は出来たかしら。あなたがどれだけ頑張り続けて クロリアのことを守って来たとしても 今のクロリアに 負けはないはずよ」そんなことを言うリリスに対してだな

「何を勘違いされているのか分かりませんが。私は、リリスのことが大好きなのです。だから、そんな風に言わなくてもいいじゃない。クロちゃん」

なんてことを口にし始めるクロリアなのだが

「ふざけないで。私は あんたが憎らしい程に嫌いだしクロリア この子に負けることなど有り得ないの。リリス クロリアは、私の獲物なの。だから。手出しは許さない。いいから退きなさーいっ!!」そんな風に叫ぶとだな リリスは、リリリシアの方へ駆け出す そして、拳をぶつけあうと。お互いに殴り合いを始める。そんな光景を目の当たりにしている俺とクロリリア。クロリシア。クロは、それぞれが違う思いを胸に、リリス達が戦う様を

「クロリア。お前は、俺達と同じ場所に立てるようになった訳だが リリリアとは 違う生き方をして欲しいと願っている」

そんなことを俺はクロリアに話しかけている。

「うん。でも。私は、リリスが、本気で戦っている姿を、もっと見ていたいんだよね」と嬉しそうにしているのだ 俺とクロリリアは、「なら、クロリアも 一輝の妻になるのね」とリリリシアに言われてしまった リリリシアは、「クロリア。一輝さんの妻になった以上 一輝さんの敵として。敵対することはしない。でも わたしは、一輝の妻であり クロリアのお姉様でもあるの。それだけ覚えておいてくれれば 良い」そんなことをリリリアが リリリシアに伝えたことで

「それって やっぱり、私の妹は、この世界に来た人達の中で 一番 成長しているみたい」と 少し残念そうな表情を見せながらもだな 微笑むのであった 俺は、この世界にやって来て 数日しか経過していなかった。だからな。クロリシアやリリスと出会って、俺の心の拠り所となりつつある二人を守り抜きたいという気持ちが芽生えたから。クロリシアとリリスは、クロリシアの希望により、俺の家に一緒に住むことになったわけなんだが クロリアとクロは、自分達が住む家を持つために。

「クロリリアが 俺の妻として 住むための家が必要だろうし。俺が 仕事場として利用している 家の近くに、小さな家が 一軒建つ場所があってだね。そこに住むようにしたら どうかと思ってだね」と俺が、クロに説明をしてからだ クロリアとクロリアの両親に、リリス、リリスの母親、リリリアに クロリアの師匠のリリスにだ。それから、クロと、俺の妻達が、俺が暮らしている家に集まっている。リリスが

「私は、一の眷属ですし。ここに住ませて貰うわ」なんてことを口にしていたから 俺の家は、結構

「人が増えすぎてきたなぁ~」という感じになっていたのである。

俺の膝の上に座りながら、嬉しそうな笑みを浮かべて、リリアとクロが仲良く会話をしている。クロが リリアに弟子入りしてから、リリアは毎日が楽しそうだし クロリアの事を、気に入っている様子ではあるんだが。

「ねぇリリン どうして一はさ。クロリアちゃんにあんな優しい態度を取れるの? 普通に考えてみてよ あれだけ リリアがクロリアちゃんを毛嫌いしている理由とか知っているんでしょ?なのにさ」

なんて事を聞いてくるのだ。リリンとしては 俺の考えに興味があったのだろうか?

「まぁクロリアに関してはだね。俺が 異世界に来て間もない頃にね 色々とあったんだよ。その出来事がだね 今でも鮮明に残っている記憶になっているってだけだね」俺は クロリアとのやり取りを思い出していた。

*

***

俺は クロリアが、一輝の力を欲したことに驚きを覚えたんだが 一輝の人格が入っているクロリアだからこそ 一輝の優しさに触れてきたクロリアにとって 俺の人格が入ることで、優しくしてくれるかもしれない。俺の人格と一輝が重なる事で。この世界の平和を望む俺の考え方に共鳴してもらえるのではないか。そういうことを考えていたんじゃないかと思った。

俺は クロリアの手を引いて 家の外へと出て

「少しばかり話をしようか。クロリアは、今から俺が話すことに耳を傾けておけば 俺達と共に生きていくために必要な知識を得ることが出来ると思うから」そう言って 歩きながら 俺が考えていたクロリアと一輝の関係と。リリアやクロのことについての話を始めようとしたところ。

「私達について クロと、リリアの関係について 話してくれようとしていたんじゃないの?」とクロリアから聞かれたから

「俺の仮説を話してからの方が。よりクロリアが理解できるかなって思ってな」俺はそう口にするとだな

「私は、一の考えていることが分かるので。私達には関係がないですからね。私達の話は」そう

「リリンは、クロちゃんに優しくできるって言っていたけれど。私は優しく出来る自信はないかな」とクロリアも、一輝の考えていることが分かっているからこそ リリアは自分よりも上の存在だと認識してしまっているようだから。一輝の言葉を信じてくれたようでもあった

「そういえば、俺もそうだったんだけど クロとリリアの関係性って。お互いの名前を呼び捨てにしたりだと リリアとクロリアの関係は、どんなもんなのかな。俺の認識だと 親子っていう風には見えないし」と俺は口にするとだな

「クロリアはだね。クロのことを、娘として可愛がっていたりするのよね」とリリカが言うもんで。俺はだね。クロリアが「私は 妹を、可愛がるように接してきたつもりですよ。私なりにだけれど」と言うものだから

「なるほど。クロはだな リリアに嫌われていると思い込んでいる部分もあるし。リリアは、俺の妻の中でもだな リリアはリリスよりも 感情の起伏が大きい性格している。そんな彼女と一緒に過ごしているから。自分が、彼女に好かれているのか、どう接すればいいのか分からなくなってしまっている部分が有るから。リリスは そんな二人の関係を、気にせずに接してくれれば いいと思っていた。だからだな。クロと、リリアが喧嘩する原因になったのは 俺が原因だと クロリアは思っているから クロリアの悩みの種を 一つ解決できた気がした。そんなことを思っていたわけなんだよ」なんてことを口にしてしまったらさ

「あのですね。一輝さんは 私やリリスに対して。自分の事を好きになるように仕向ける。なんて言葉を発せられるんですよね。なら 私が。リリアに対して一輝さんの事を悪く言っている時にさ「クロが、そう言ったのであれば仕方がないね。だけど、クロリアも、リリスに一輝の事を話す時は。俺に対する悪い印象は、あまり語らないようにしてくれると嬉しいんだ」と言っていたことを 思い出してくださいよ。一輝さんのせいじゃなくて。リリアの性格のせいです。リリアが 一輝さんの事を大切にしたいと考えていることは分かって

「クロリアちゃん。これからは、あなたが守っていくのよ。私は 一とは夫婦だけれども。それでも 一の味方ではないの。クロちゃん。あなたの一に対する思いが変わることはないのかしら?」と 問いかけられてだな。その答えを返すことなく 黙ってしまったクロリアがいたのだ。だからと言ってだな リリスにクロリアが勝てるのかと言われた時だ

「無理なんです。私の攻撃を全て受けきれるほどの実力を持っているのは この世界に一人しかいないのです。私は。そんな人と戦う資格すら持ち合わせていない」と悲しげな表情を見せたクロリアだった 俺は、クロリアと、リリスの二人に。この世界を救いたいという想いがあるのならば 俺が守りたい。俺を支えてくれる存在になってくれるのならば 俺は全力で、お前達を。お前達が生きるこの世界を守ろうと 心に決めてしまったわけで。

そんなクロリアは クロリアリシアの師でもある、リリスの師匠の リリスの攻撃を受け続け。ボロ雑巾のような状態にまで追いやられると 地面に突っ伏しながら、息を乱していた。そんな状態の中 俺のところに駆け寄ってきたリリスは、俺に「クロリアは、一と、同じ目的の為に。戦うことを誓うと そう言い出してくれたんだよね」と話しかけてきた。その言葉を受けた俺は「あぁ。俺と同じ目標のために。共に歩んでくれる仲間になるのは間違いないだろうな」そう口にしたことで「私も同じ気持ちだよ。一」とリリスに言われた瞬間であった。その時のリリスの顔を見て、思わず

「一輝とリリスは本当に仲が良いんだな。一輝の事を守るという意味で リリスと、俺の妻としての契約を交わしてくれないか?」そう言われてしまうとだね

「もちろん構わない」と答えるしかないよ こうして 俺達は、互いの力を合わせ。俺の仲間となったクロリアはだね リリリアの攻撃を耐え抜いただけでなく リリアの身体強化魔法を受けても平然と動けるようになるくらいの強さを身につけることに成功させていてだね

「私は、一の願いが叶うことを信じて疑わなかったよ。だってさ。リリアは 私の大切な親友だったんだ。でも そのリリアの本心を聞くことができて良かった。そう思うことが出来たんだ」とクロリアは言ってくれた。リリアも、俺のことを理解して。そしてだね。この世界に居る皆が。

「一輝。俺は、クロリアのことを認めることにしたぞ。あいつの剣の才能を見抜き。そしてだ。クロリアと俺の魂を融合させたわけだし。クロリアの奴に俺の技術を教えてだな。強くなれるような指導をすることも出来るだろうし。それにだ。あいつに負けていられねぇと。リリスに、良い所を見せようとする俺自身の為にも あいつには強くなることを求めていくことになるかもしれねえ」と クロリアのことをリリスの嫁としても認めてくれるようになったみたいだね。そしてだな

「私も クロリアのこと。クロリディアのことをだね。弟子のように思って接することにするから よろしくね」と言うリリスが居たりで

「クロリディアス殿。我の剣術と槍術 お主にも学んで欲しいと思っているのだが。どうかね」なんてことも言ってくるから クロリアとクロリディアスはだね お互いに握手を交わすことになったんだよ。そしたらさ。クロリアがね

「私は 一と約束を交わしました。この世界を、私達が住むに相応しい。そう思える場所にしていくってね。だから そのためには、私はもっと力が要ると思います。ですから 私もリリスさんの稽古を受けさせて頂ければと思っています」なんてことを口にするもので クロリアが俺の力を受け継ぐ為の儀式を行った際にだね

「俺は クロリデアとクロリアの二人に対して この世界にいる者達と戦わせるような事はさせない。それは俺が命に代えても阻止すると」

そんな風に考えてもいたわけなんだよね。俺にとってはだね。一人の女性であるクロリネアが死ぬことが怖い。だからこそ クロリアにも、一輝の記憶が入ったリリリアにも。死なせたくないからね。俺の傍で生きていて欲しいんだ。その為には、一輝の意識で動いている今の俺が何をすべきかを考えるとだね。一輝として動く必要がある。そう考えた結果。俺は、

「俺はだね。今、リリリアと話をしていて。クロリアナを妻に迎えた後に、この世界の人々に戦いを挑もうとしている一輝と、リリシアとの話し合いをすることにしたんだ」

クロリアの肉体をリリシアに託した後の 一輝が動き出した後 一輝が生きている時代の人々は、それぞれの国を築き上げては、それぞれが競うようになっていた その中で 一輝は、リリシアと共に暮らしていた町を抜け出してだな リリリア達が住んでいた場所とは違う土地で暮らすことを選んだ一輝とリリシア それから、二千年の月日が流れたある日の出来事。とある国の王になった一輝はだな。一騎打ち

「一対一の戦いにおいて 相手を殺すことで勝利を得る」そんな儀式を執り行おうとする

「さぁ 始めようじゃないか」そんな声を発した人物の声色は若い男だったが「俺の命を狙ってくる輩がいるとはな」そう口にした一輝 一刀の構えを取る一輝の前にいる人物はだね。「さっさと終わらせてもらうぞ」と言い放ったかと思うとだな。一瞬のうちに一輝との間合いを詰めた人物が一閃を放つと、一輝に襲い掛

「一の敵は排除してあげないと」リリアナの口調が、変わったと思った瞬間にだよ 一輝との一騎打を行おうとする男の顔面に向けて放たれた蹴りをだね 男が回避しようと動いた時にだ リリニアの口から 呪文の詠唱が流れ始める

「炎神よ 悪しき者に鉄槌を与えよ! 燃え尽きろ 爆裂の焔 」そんな言葉と同時にだよ。リリニアの手からは、大きな火の玉が飛んでいくのであった。その火はだな。見事に男の顔面に命中したかと思いきやだな。その爆発に飲み込まれたのは、男ではなく、男の後方に控えていた

「くっくっく 俺の力を遥かに凌駕するような強さを持つとはな」そんなことを言ってる男なんだけど 実は、リリスの力を受け継いだリリアが、リリミアの姿になっていたりするのでね 男は、自分が身に付けている装備の性能が 自分の想像よりも遥かに上回った性能をしているのを感じ取りながら その場から離れようとしたところで 再びリリアの攻撃が始まるのですよ 今度は「雷神の矢 我が手に集まりて」そんな言葉で 雷を帯びた矢が次々と撃ち込まれていくんだよ

「おい いい加減にしてくれないかな。こんなことをしても お前が望む結末にはならないぞ」リリアの行動が気に入らないようで リリリアに怒りをぶつけてきたのだが

「あら? 私は一の為に。あなたの敵を処分しているだけなの。それにね。私の愛しのお姉さまの旦那様を狙うのであれば 相応の報いを与えるわ」と言ってきたのは、黒髪の女性であり。一輝の目の前に立ちはだかった女性は「ふぅん。どうやったら倒せるのかわからないほど強い力を感じるけど」と言ってくる その女性が口にしたように。

圧倒的な力と魔力を誇る、この世の中で最強と名高い 三人目の英雄でもあるリリアを相手にするのは不自然過ぎるのは明白

「私達の力は一に繋がって この世に存在している」と 黒髪を靡かせ リリウスは言うのだ。そんな時 リリアスの言葉に反応して、現れた人影が現れる。「あなたは」「俺は一の友人でもあり恋人でもあったんだがな。まさか俺以外の男性と結婚していたことまでは知らなかったけれどな」そう言って笑みを浮かべたのは この世界を創造したとされる

「私の名前は。リリニアよ」と言うと 一の背中を押す

「お待たせ」と一輝に声をかけてくる女性 リリアとリリアの身体を共有して 二人の魂の融合を果たすことができたリリアだが その後に起こった出来事によって、リリシアの精神が消え去ってしまうという大事件が起こってしまった

「一 大丈夫?」そう口にして 一の元に駆け寄るリリア。一の胸に飛び込んだ彼女は、その手を握り締め その胸に顔を押し付けると 瞳に涙を溜め込んでしまい

「お姉さま」という言葉を吐き出すとだね。リリアを抱き留めた一は、そのリリアに語り掛けるのだった

「俺達は、これから この世界を、リリシアとリリアが幸せになれるような世界に変えると誓っている。俺達の目的はだな。リリアの望みが叶えられるようにしてあげることだし これから先何が起こるかわからないだろう? だから俺は、俺の持つ全てを使い。守り抜くと心に決めたんだ」

「うん」と一輝の話を聞き入れるリリアは、抱き寄せてくれた彼の腕の中から顔を上げて 彼に向け微笑んで見せるのだった。その光景を目の当たりにして 呆然としてしまう人達がいた リリオスとリリアである。二人の様子を見守る一の仲間たちは、何も言わずに二人のやり取りを眺めているだけ

「なあ リリスよ。俺達って、このまま黙って見ているべきなのかな」と リリスに向かって尋ねかけるのは、リリアリスである。それに対してだね

「どうなのかしらね」なんて答えて見せたのは、リリスであった リリシアに身体を貸したリリはだね リリスとクロリリアが居る場所に来ていたのであった。そんなリリは、自分から一の元を離れることなんて考えられないわけでだね。だから リリシアは、リリリアに頼ったんですよ そして リリアから話を聞いたリリは、そのままクロリアと一緒に行動を開始したんです。その結果。一の身体を借りることができた

「リリ。リリスさん」とリリアは、そんな風に名前を呼ぶ

「えへへ。一輝と一つになってる」そんなリリスの言葉を聞いて「あの。リリスは、本当に。一輝と一緒のベッドで眠ることを望んでいいんでしょうか」そうリリスに問い掛けたリリアなのであったが。その質問に

「問題はないよ」と答えるとだね 一輝に抱きしめられて、その寝息を聞くことが出来る位置まで移動していくリリスは、クロリアと視線を合わせると「ほら 一緒に眠って」そうクロリリアを促す

「お義母様となら喜んで」笑顔で応じてくれたクロリアは、すぐに眠りにつくわけなんだが。リリ

「あー リリスが抜け駆けしようとしている。私だって、一緒に眠れるもん」そう言い出したクロは、自分の気持ちに従って行動するとだね。

一輝の服の裾を掴んで引っ張るとだね。「一さん 私はだね ずっと傍にいるって決めてるんだよ」なんて言うわけだ

「ああ クロちゃん。そんな風にされたらだね。一はだね クロの頭を撫でてしまうわけで」

クロリア クロエリアと共に過ごす日々を送ることになった俺はだね。クロリアと共に暮らすことになるのだよ クロエ リリアリスはだね。クロリアがクロを身ごもって

「俺の子供なんだから」と 自らクロの子を守ると申し出てくれてだね。リリスはだね。クロが生まれてしばらくの間はだね。クロが無事に産まれてきてくれたことが嬉しく思えたみたいだからだね。

リリスの傍にいることを選んだんだよ。

「ねえ リリリア。私はね。今のままの生活を楽しんでもいいんじゃないかなって思うの。でもだよね。リリアは、一のために動きたい。そういうことなんでしょう」とクロリアは口にする

「そうだね。私は クロちゃんとリリリアと三人で過ごす。こういう時間も大好きだけど 今は違うの」そう答えるクロリアに対して「そっか。でもさ。私とリリは二人で相談して 一が住んでいる家に行くことに決まったんだよ」

「そうなんだね。でも クロもついていっちゃうよ」と口にしながら、クロリシアに近づいていくのは クロリア。

そのあとを追い掛ける様に歩き出すリリス。そんなクロリアが「クロもついてきて良いんだよ」と口にすれば 一の傍にいたいと思っているのか。リリがだね。クロの隣に腰を落とすのであった。

そんな彼女達に「お前達が居ればだな。リリリアとリリが幸せに過ごしていけるような生活環境が手に入るかもな」と言い切る一なのだが。一輝が発する雰囲気は、どこか切なげな感情が込められている。

それを見た一の仲間達はだね。それぞれ複雑な心境を抱えている。

そんな中で 一番初めに行動を起こしたのは 一輝の右腕と呼ばれる人物。

この世界最強の存在である。「一輝。俺はな お前に全てを捧げようと思う」一の言葉に、リリスは、驚いた

「一。あんた馬鹿じゃない? どうしてそこまでするんだろう」

その疑問にはリリスが回答を出すんだ

「そう言えばだけどね。一が持っている剣。あれってだね。元々は、私が、神からもらった武器なの。それを改良してもらって作ったものでしょう。そんな物を作ったりとか出来るのは、この世界には存在しない。そんな力を持つ人物と言えば、一。あんたくらいしか該当しない。それが理由じゃないかな」

リリアが告げる言葉の意味。

その話を聞き終えた一は リリアに感謝の言葉を紡ぎ出していくのだが。

その感謝を聞いたリリアの反応はというと「当然のことをしただけです。私の大事な人が悲しんでいる姿をみたくない。その想いがあったの。そんな私を責めたりせずに受け止めてくださる一は 優しい方です。あなたが私の夫となる男性で良かった。それだけのことなのです」そう言ってくれるんだが。そのリリアの行動を見て 何かを閃いたリリスは、一の腕を取り 腕を組みながら歩くのですよ。そして そんな二人の姿を見ている存在がいることを 二人は

「気が付かなかったんだけど」と言うとですね。一輝が気付いた時にはだね。一輝と一輝に近付いてきていた女性の間に割って入ってきた人影がありまして。一はその人の手を取るとだね その手を握り締めた状態で、自分の目の前に引き寄せるとだね。一輝と手を繋いでいない左手を使ってだね その女性を引き止めるように抱きしめて見せてくれる。その女性とは

「リリシアか」

「はい 貴方の妻であるリリアの身体を借りて、一と話をさせてもらっています」なんてことを言うんだが。そんな彼女にはですね。この国の王妃としての務めがあるのは事実でありますからね。

「はい お兄様 私でよろしかったら」

リリアスは リリシアと入れ替わるような形で リリリアの前に姿を現すわけですが

「一は、リリアの事を大切に想ってくれているけれど リリアが求めている相手ではないかもしれないわよ」そう言ってのけるわけで。それに続けて

「一にとってリリアは大切な家族であって、それ以上でもそれ以下でもないはずよ」なんて言ってしまうわけで。その言葉を聞いていたのがクロリアである クロリアが口を開く「あの リリアは、きっと リリア自身が大切にしたい人を一として。リリリアに託せる相手を探そうとしているんじゃないかな」そう口にする

「リリアにとっては、一はかけがえのない人間で、それは間違いないはずだけど その一に愛して欲しいと思っていても 自分が相手にされないことは よくわかっている。だからだよね 自分より、一の事を理解できてあげられる人と巡り合うために 色々な経験を積んで欲しいと リリリアは、考えたんだろうね」とクロリアは語るので あるが そのクロリアの表情は 寂しげなものだったりする

「だからね 一輝が、一輝のお母さんと 一のお母さんとの間に出来た子供に 愛情を注ぐ。その姿を見せることが 一番だと そう思って こんなことを口にしている」

「ふーん。なるほどね」そう言いながらも 自分の気持ちを伝えようとはしない そんな感じに見えたのだ クロリアスとリリアの二人には共通点が存在しているからこそなのだから、仕方がないことではあるかもしれないな

「なあ 俺にできることがあるのならばだがな 力になれることがあれば何でもしようと思っているぞ」そう言ってくれた男の姿を見ることが出来たわけなんだな ただ その男の発言を受けてから、「じゃあ こう言う形でいいですか?」みたいな感じで提案してきた言葉を聞いてからでございますかね。男は、クロリアスを妻にする覚悟を固めましたのだよ。そしてだね クロリアスとの一日を一緒に過ごそうと考えた結果で 俺の家に来ないかという話になったんだよ。まあこれは あくまでも

「もしも」のお話しだから 実際の出来事とは違うわけだけれども。それでもね 俺達夫婦の仲の良さやら。それから 娘との関係も良好なことから。

「俺達の事を良く知っている」という理由でクロリアスは 俺の家族の一員になりたいと言ってくれていたので それでいてだな。リリアとクロリシア。クロの兄妹と それから クロリリにも 好かれている様子でもあるし。

クロリアとクロエリアと過ごす日があっても良いだろう。

そんなことを考えた結果の俺の考えが 今回の事を招いた

「今日はどうだった」何ともいえない空気が漂う中。

「一」の口から、言葉を零れたのはだね。これしかないと思ったからなんだよ。リリスが俺と一緒に過ごす時間が増えていくにつれだね。俺以外の仲間と過ごす時間は減っていくばかり。そんな状況では リリスは、どんどん孤立していくのではないかと、不安になってしまったのだよ。それを解決するためにはだね。俺だけが、リリスとだけ共にいる。

俺以外が、リリスの元を離れて過ごす時間。これが大事になってくるのではないか。と、そう思ったからこそ クロに「クロリアとクロリシアを連れてきてくれないかな。それと クロリアとクロリリを呼んで来てもらえるようにお願いできないだろうか」そんな頼みをすることに決めたんだ

「はい」と答えたクロリアが動き出してだね。クロリアの背中を見送る形になるのだが

「クロリアさんってだね。あんなに美人なのに、一以外には興味がないんだよ。だからね。私とクロリアが二人で、一緒に行動することが増えたりしたんだよ。でもね リリアはね。クロリリアの事が可愛くて仕方がないみたいだから。私と一緒の時間を増やしてくれて ありがとうね」とリリスは そう言って クロリシアに、クロリアが、クロリリに懐かれる理由が リリスである。という事も語ってくる。クロリアの事は

「リリスとクロリアさんは、仲良くなりそう」

なんて思ってしまったんだよ。そんなリリスの様子を見つめていたのがクロリリア

「リリスちゃんとクロリシアちゃんが 仲が良いことは知ってるよ」そう答えるクロリリに「そうだね。あの二人が友達になれば。楽しい時間をいっぱい作れそうで嬉しいかもね」そんな答えを出すリリスが居る そんなやり取りが、繰り広げられてから暫く時間が経過した頃にだね。クロリアとクロリリア。そして クロリアと共にやってきたクロリリは 一輝の元に訪れるのでした。その流れが当たり前となり始めた時に「リリちゃんも、クロリアさんも クロリアさんも、一に甘えてもいいのですよ。私もね? 一緒に過ごしたい」って、言ってのけたのですよ。リリスは

「私達は家族ですもの」と笑顔を見せてくる。「うん 私はリリスさんとリリイさんの傍を離れないようにするね」との言葉にだね。

「そうよね」「そうだよね。一君」とか、笑顔を見せて返事してくれるんだよね 2人とも可愛いのなんの。ってか 本当にだね。一と一の仲間の女性達が一緒に過ごしていることに対して、嫉妬の感情などを抱いて

「私だけを愛して下さい」的な展開にはならずに済んでいるのは。やっぱりクロの優しさが原因なのかもしれない。クロの優しい性格を見習うようにして。クロは リリア達に、優しく接してくれたのだ。クロとしてはだね。リリィちゃんにも懐かれてしまい。リリイちゃんを預かる関係にもなった リリイの面倒を見てくれたことで リリアはクロリシアから慕われることになったので リリリアちゃんとクロリア。2人共に、クロに対して 感謝をしている。だからこそ クロリアには、クロリシアを任せることができたのだと思われる リリアに関してはだね。クロの兄妹達から絶大なる信頼を得るに至ったわけ

「姉様」と呼ぶようになるまでに時間が掛かったらしいがね(苦笑)リリリアが「一の妻」になることを受け入れて。受け入れてからはだね。一が家に戻ってくるたびに

「ユウ兄様にお弁当を作りましたよ。召し上がってください」そう口にしながら 手作りのおかずが入った包みを渡して ユウのことを喜ばせたりしてね。そんな日々を過ごしていくこととなったんだ。そしてさ この世界の神様はね。1日に3度まで。好きな場所に行くことが出来る 一はさ。そんな特権

「使わせてもらうか」と考え。リリスに「何処に行きたい?」そう聞いてみる。すると 彼女は「えっと。遊園地という所に連れて行って欲しいのです。リリとクロとリリイが、一の傍にいるときは。ずっと 遊べていませんでしたし」そう答えてくれる。それを受けた一輝の行動は早いものです。「クロ リリ リリリ。皆で一緒に、一輝に付き合ってくれるかい?」と聞くわけだ

「はい」と4人

「私も行くわ」と答えてから 一輝と手を繋ぎながら

「リリス リリア リリイ ユウマ。行こ」と言い 移動を行うわけだが。この時。一が「一」に変身しているわけで。リリリア クロリア。リリは、一輝の手を取りながら 手を繋ごうとするわけだ。リリイとリリア。ユウマとリリ。手を繋ぐ姿があったりするのだけども クロリアスだけは別です。リリアがクロと腕を組んで歩き出していたり 一輝が リリムに「リリィさんと腕を組みたかったら、遠慮せずに」と告げていたりするので クロが一輝と

「一君。私は一輝に抱き着きたくなっちゃった。いいかな?」「クロリア。それは 流石にダメじゃないのか。一輝だって、リリスやクロリアが 他の男の腕を組んだまま。一に近づこうとするなんてことを許すわけないだろう。いくら一に リリやリリリアが懐いていたとしてもだ。そんなことは絶対に許してくれない」と言われたところで「そうね。わかった」

「でもね 一が私を選んでくれたのなら。その瞬間からは 一もリリと同じように私の事を考えていて欲しいの」と言われてしまうことになるとは予想できません まあ、その会話があってからも。クロは、一の

「クロは 俺にとっての特別な女の子なんだけどな」という言葉で、幸せを満喫できたようですから。クロの喜びに満ちた表情は忘れることは無いと思うよ

(^_-)-☆ 【異世界で生産職】

-鍛冶ギルド職員 アカリの日記7- 1日目 4時32分起床 5時半朝食 7時過ぎ帰宅 8時から仕事開始 10時休憩 13時頃仕事再開 16時ごろ終了 お買い物へ出掛けるため、一旦自宅に戻ることにする。17時の鐘が鳴るまでには、また、冒険者会館へ向かうために自宅に戻ろう

「リリ リリア。今日も、俺と行動を共にして貰えるかな?」と口にするのは「いいのですか?」「いいんだよ」俺と、クロ、クロリアとクロリリアの5人が一緒に行動をすればだな。俺の仲間はクロリア、クロリシア。リリにリリア。クロ、クロリアリと。8人も同行することが出来るわけだ。だからね。俺達だけで行動出来るわけだし クロはだね。リリとリリアが「ユウの世話をする」そんな風に言っていたことを気にかけていて

「今日一日。ユウの傍を離れるつもりはない」そう言っているんだよ。なので、この日。俺は、ユウにリリリとクロとクロリアを紹介して、リリアとクロはクロリアとクロリシアを紹介したりすることになった リリスと一緒に居られない時間は長いけど クロが傍にいてくれるから寂しくなかった。ただ、それでも リリと一緒の時は、彼女と一緒に過ごせるわけなんだが。今日はだね。クロリリ姉妹を連れていくわけで

「リリ クロリリアと一緒に、何かしたいことがあるのであれば。その願いは、今日だけでも叶えられるはずだぞ」と

「うん でも、私ね。リリとリリアに この世界にある。いろんなところに行ってみたいと思ってたの」って クロリリアが口に出してきたのを聞いて

「それはだな。俺とリリアは この世界に飛ばされてきた際に クロリアからもらったものがあるんだ。その力があれば リリとクロリアが この世界での旅行を楽しむことも可能だと思うぞ」そんな言葉を口にしていたのだった。

そんなやり取りを行いつつだね。俺とリリはクロに リリとクロは俺に手を差し伸べて 俺の両手を握って 互いに互いの指の間に自身の手を通してから、握ってくる。そして、その握り方

「リリスちゃん。これは何をしているのでしょうか」なんて言葉を漏らしてしまうのだが クロリアの言葉を受けて「これ? 恋人つなぎ。って言う名前だよ。こうやって、お互いの手が絡まっているような感じになるでしょう? だから こうしてね。お互いに強く握り合うことによって 相手を強く求めているような感覚になれたりするんだよ」との説明を受けるのでした。

そうして、俺達は まず最初に 武器屋に向かう。そこには、リリリアの刀の修復を頼んでいた店があるので リリイとクロリアは 店内に入るなり「私。あれ 持ってきています」とか言って 空間に穴を空けるような仕草を見せるんだよな。それを眺めていた

「どうなってんだ これ?」

リリイは、「ああ。リリアに渡されているんです。この魔法を使って、私が、一君のために作ってきたアイテムや道具を、いつでも持ち運べるようになっているので」「そういう事になっているんだな。ありがとうな」

俺としても嬉しい話なのだ。そしてだね 俺は 店主に声をかけると リリイと同じ質問をしてしまったわけである。それで返ってきた回答がだな

「これはね。リリイちゃんの専用スペースを開いているんですよ。そこを経由して。リリイちゃんが取り出してくるものを受け取るための専用の部屋を開けているわけですね」と その仕組みを理解したので

「じゃあ リリリア クロリア。好きなだけ買うといい。お金のことは一切心配する必要はないから」と そう伝えておくことにしたのであった その店の商品を見て回るのも楽しいものだったのだが その時に

「あの子達のことも紹介して欲しい」と言うリリアに対してだね

「クロ リリアリア ちょっと こっちに来てくれよ」と言って 2人を呼び出す

「あのさ。これから先、何があるか分からないから 俺とリリアのステータスカード。2人に持っていて欲しいと思っているんだよね。それには、今の時点で所持金が記載されているから。もし何かあって 冒険者組合とかで換金をするときなんかに使えるんじゃないかと考えているから」と伝えた上で リリアの持っているバッグ

「えっと。その鞄に入っているのも全部。リリのものだと思っていたんだけど。違うかな?」

すると

「そうなのです。私はね。一君の専属として生きることに決めたのですよ。ですので、今後 一君は 私の物でもあるので、この世界の色々なところを回って行きましょう」と笑顔で答えてくれたんだ クロとクロリシアの姉妹と別れた後 今度は防具を買うことに決めるのだけども そこで クロリアは、「リリリアの服も一緒に購入したほうが良さそうだから 私の服と、クロリアちゃんの分の装備も購入するのがいいかもね」なんて言いながら、俺の身体のサイズを測ることにしました そしてね

「この世界の洋服の相場を調べているんだけどね。一輝さんには、あまり関係ないかもしれないけれど リリアちゃんの服に関しては 金貨3枚くらいあれば十分だと思う」そんな言葉がリリイから出たので、俺は

「リリリア。リリイの作った服を着たいか?」

「私は一輝の選んだものを着れるなら。それが一番嬉しかったりします」と答えてくれる そして俺はだね。この世界に来たときにリリリアから贈られた装備品。それがどのようなものであるかを確認しようと

「これがリリがプレゼントしてくれた装備なんだけど。性能を確認することは出来るのだろうか」と確認を取るのだが リリアは「リリア。お願いできる」と言いながらリリアリアは 指輪を手に取ったのだ 俺が、その様子を見守っていた中で

「これはね 3種類の素材が使われているの。それぞれ、オリハルコン、ミスリル、銀鉱石の金属が使用されているの」そんな言葉を聞いた。そうしてだね

「リリ。一君には、どんな装備を用意してくれればいいか 考えてあるから。後は一君が、自分で用意して貰えば良いと思う」と言われてしまうことになったのだった

「わかった。それでは、俺の装備一式を買いに行くとするか」そんなわけである

「一君が欲しい装備を買ってあげる」と 俺がリリイに言い出してしまってからね。彼女は、俺の目の前で。様々な武器を出して見せたりしてくれる。そうして

「この剣はどうかな?」

俺が使っている。聖属剣や 邪神

「そうじゃない。私が作ったものは リリリアの魔力を注ぎ込んで作り上げたもの。だから、それ以外の魔を断つことに特化した能力の剣も必要なのではないのかなって思って」と説明を始めてくる 確かにその通りだろうと考えて

「それも買い取るとするなら、どれぐらい必要になってくるん」だ」と尋ねたらだな

「この程度だね」と言われてしまう

「こんなもので足りるの」

俺としては

「大丈夫なのかな。リリリアは」と思ったりするわけだが。彼女が「大丈夫」と言っているのだから問題ないだろうと考えることにしたわけでだな リリが用意した装備の代価を支払うわけだ 俺に、この国の

「冒険者のランクを教えてもらえますかな?」そう言われたのだ。そう尋ねられて

「この国の冒険者としての実力も、まだ把握していないので、よくわからないんだ」と口にした。それからだな 受付嬢から教えて貰った内容はだ。冒険者には、F、E、D、C、B、A、Sまでの段階が存在するとのことで。その階級に応じてだな。受けられる仕事の種類も変化するらしいのだ だからと言ってだ。俺の場合、冒険者になろうとしたわけでもないからな。特に気にもしなかったんだが リリスと、この国の姫様であるリリナが 俺の仲間になったことで。この国に居る間の行動が制限させられて

「俺達の仲間はクロリアとクロリシア。それとリリアリアだから、自由に動き回ることが難しくなった」ということだけは確かなのであろうが リリスが「それはね。仕方ないのよ。この国は クロリシアのお父様の国であり。クロリシアは、この世界に存在する4人の勇者の1人であるのよ。この世界を危機に陥れようとしている敵を打ち滅ぼすために召喚されし 勇者達だから」と説明してきた そうしてだね。この世界は「闇」に飲み込まれつつあるという話を聞きましたよ。リリアが、俺のところに、リリスに頼み事をしたいということでやってきたのは「私と一緒に旅をしていた時に 仲間が残していたメモ帳とペンを回収出来ないかなって思ったんです」そう言い出したんだ それで俺は リリと手を繋いで、この場にいるリリアを見つめてから 彼女達に告げた

「俺に、お前たちが求める情報を開示しろ」そう言った。その言葉を、クロリアから伝えられた瞬間にだな。俺は、自分が、今置かれている状況を理解したのであるのだ。そして「俺とリリの身に起こっている現象について。クロリアは、何か知っているのではないか」と疑問を抱くのだ。その問いかけに、クロは「うん 知っていますよ。ユウリアが説明してくれていましたので」と返事をしたのであるが。それでも、クロリアの説明を受けていてなお「どうして クロは、その事を知っていて黙っていたのかね」そんな風に考えたんだが リリアが「一君。今はそんな話をしていてもいい時ではありません。それに。私達は、これからどうすればいいんでしょうか」なんて言われてしまったこともあってね。クロの言葉の意味を考えることを辞めることにした 俺はだね。リリと

「俺が、今やるべき事」は、何が何でもやり遂げなければならない。そう考えていたからこそ。クロリアの言葉を聞くよりも前に

「この世界に蔓延っている 悪の組織を潰すことこそが重要だと。そう思ってしまう」そう言ってやったのである

「そうなんだよね。でもね。ユウリア。クロリシアちゃんのお父さんに、クロちゃんも捕まっているでしょう。だから。ユウ君が考えているみたいに、全ての敵を片付けることは難しいんだよ」クロリアは、クロの言葉を否定するように言葉を吐く でもね。そうは言うもののだな。このクロの態度を見ていれば分かるが。クロは、自分にとって大切な相手を救うために、俺

「ユウ君。クロは あなたを信頼しているの。だからこそ クロはね。あなたのために動いている。この事実を忘れないで」その言い方もなんだけど。この子の、俺に対する想いというのを感じ取ってしまったんだよな クロの気持ちが伝わって来たことで クロの本心を聞けばだな

「一君には悪いけど リリアちゃんに 一君の子供を生んで欲しいとは、考えてはいない」ということを伝えて来ていたのだ

「じゃあ 何のために俺に協力をしているのよ。俺を好きにさせるためだけに存在しているわけではないでしょ」その言葉を口にして、俺の考えを伝えることにしたのだが クロはだね

「クロもだよ。ユウ君のことが好きで 大好きで 堪らないから こうして協力してあげてる。それだけは分かって」とだけしか言わなくなってしまった 俺とクロは、お互いの顔を見ることが出来ないままに会話を続けていたのだけどね。俺は

「クロ ありがとう」という言葉を伝えておいた クロリアに案内される形でだ。俺とクロ

「この世界で暗躍を続けている組織の施設に向かうことにするんだ」そんなことを言いながら、街中を歩いていくことになるんだが この街の中で一番大きな建物が目的地であったようでね。その場所に到着した途端だね 中からは爆発音のような音が響き渡ってきたのだ そして、建物の内部に突入していくのだけど 建物の内部には、無数の人間がいる。ただ、その全員が仮面をつけている。そのせいで 誰が誰で どんな姿をしているのかというのがわからなかった。しかも、全員、同じような格好をした者たちが集い、行動を共にするかのように 同じ場所に移動して行った その光景を目の当たりにしたことで 俺は、ここで行われていることが

「秘密結社であると認識することが出来るようになった」わけなのだが。そんな場所で 俺の前に姿を現した者達がいた。

「ユウリーリアと リリアの気配を感じるぞ」なんて大声を出してくる その男を見た時にだな。その男の外見的な特徴は、黒髪をオールバックにした男性。スーツを着ているのであるが。その姿形を見て。どこかで見たことがあるような気がした

「お久しぶりです ユウリア。この世界に来てからというものの。あなたの事を、探しておりました」その男性は、俺のことを知っているようであったが 俺は、その男性のことは知らない。なので 俺は「えっと。俺はユウじゃないんです。俺はユウとリリの子供であって」そう伝えてみたが

「何を仰られているのですか? 私が愛したのは、あなただけです。リリアに ユウリのことを頼まれてからは。ユウの幸せのため。私は、リリリアとユウリアのことを考え。行動することに決めたのですから」その男が言うのであれば。その話は信じても良さそうだが 俺は、ユウではない 俺の名前を名乗った所でだね。俺は、「リリア こいつは何者で、どこで会ったことがある」そう尋ねたら リリアがだね

「私も覚えていますけど ユウリアの記憶にはないんですね」その反応を見るとだね。俺は、その記憶を思い出しそうになっていた そう。この男性が、自分の元居たところで遭遇して 戦いに負けた相手であることを覚えてしまっていたのだから そうして俺は「クロリア。ここはこの世界の住人たちに 任せるとして 俺たちは、別の場所に移動しないか」と言ってから クロリアと、クロリシアの手を掴み。その場を、急いで立ち去ることに そうした後に、リリアに確認を取るべきだろうと思って

「俺とリリアの魂が入れ替わる原因になっている。俺が倒してしまったはずの存在というのは」と尋ねてみる

「うん あの人が、ユウリアを操って この世界に混乱をもたらそうとした。それを止めようとしたときに、彼は倒されたんだ」その話を聞いて 俺は思い出してしまうことになる。自分の体に乗り移った時のことだ クロリアの体に、ユウが乗り移り。その後で俺に対して クロリアが自分の意識に

「ユウを返して欲しい」そう訴えかけて来た その時の状況は理解出来るのだ クロリアの中にいた

「クロリア」の人格を消し去ろうとしたら。クロリアの人格に宿る

「リリア」に攻撃を加えて 彼女の人格を破壊しようとしてしまっている クロリアに ユウを返すために 俺が「俺とユウリが入れ替わっている」と伝えてみれば クロリアが驚いてしまう。そうしている間にだな。ユウリアとクロリア 二人からの攻撃を同時に受けた結果「私の体は、壊れてしまいましたよ」その一言を最後に、リリアが俺の中に入っていた時間 それは一瞬だったはずなのに。その短い時間の内で、クロ

「私」が「ユウ」になり「リリ」が「クロリア」として 二つの人生を体験することになる。その出来事を経験してしまうことになった。それが、クロリアの肉体を破壊するまでに至ってしまったわけで。リリアの体を、破壊することになってしまう

「リリアリアさん 大丈夫?」とリリナが そう口にする。クロリシアが 心配そうにしている様子も見つめながら「ユウリアは無事なのかなぁ」そう思って

「クロリシアさん どうしたらいいのかなぁ」そんな風に声をかけてみると「クロリシア」はだね

「リリアリアさんは リリアさんの肉体が傷ついていないかを確認してください」そう

「リリア」に告げてきたのである ユウ君が私の中から出てきた時。ユウ君は

「ごめんなさい」その言葉を私に言ってきた

「気にしないで ユウリアは 悪くないよ。私を守ってくれただけだもん」と 私から そんな優しい言葉で、慰められるとだね。泣きそうになってしまった ユウ君とリリの魂が入れ替われてしまったのは、ユウリアの力によって引き起こされた事態ではある でも私は、この事実を受け入れないといけないと思っている。だってだね。私は「ユウ」を この世界を救えるほどの力を持ち合わせている勇者様を召喚しようと思っていた この国に存在する、とある貴族の息子と婚姻を結ぶためだけに呼び出された存在であるはずだが。私

「リリア」の目の前にいる少女こそが「リリ」という女性なのではないかと思うわけだ。彼女は私が呼び出そうとしていた「勇」者よりも 圧倒的な力を持っているように思えてならないの 私の知っているユウ君とリリは お互いに惹かれ合っていき。二人は恋仲になっていった そんな関係である。私の目に間違いがないのなら 今の「リリア」は、リリではなく「ユウリア」なのではないかと思えるわけ そんな状況下にあっても

「ユウリア」と

「リリ」の関係は続いていた。むしろ「恋人同士」の関係になる前からも 一緒に居ることの方が多いくらいだったから。「ユウ」は リリと過ごす時間は「リリ」と共に過ごす時間に費やすことが多くなり。そうな

「リリア」が「リリ」だった頃の方が。今ほどには一緒の時間を過せていなかったと。「リリア」が思い知らされることになった。だからといってだね。「リリア」と「ユウ」が リリとの時間が少なくなるのかというと。「ユウ」には「リリ」という恋人が出来ていたこともあって。「リリ」とは、より一層 深い間柄へと発展していってしまった だからね。そんな二人が結ばれていることについては、別に構わないのだけど。それでもだ。リリアには、複雑な感情を抱き続けていたんだ

「俺」は、自分が「ユウ」と入れ替わりで生きていくという選択をする前。リリアに、「ユウ」のことを

「よろしくお願いします」そんなことを言って、彼女と別れたのであった それから俺は、ユウリアとなりクロリアと行動を共にしながら。この世界で過ごしていく。そして クロリアと別れてから数年の月日が流れていった 俺がユウとして生きていた頃の年月と、俺の人生における年齢を足せば 二十代後半に差し掛かっているぐらいなんじゃないかと思うのだが まあだとしても、まだ子供であると言えないわけではないのだ。そう考えればだな。大人になるまで あと少しぐらい

「ユウリア」と過ごしたりしていても良いんじゃなかろうかね とも思っていたりするわけなんだよね そして俺は、ユウとして過ごして来ている人生において。色々と経験していく中で 自分自身が強くなっていく実感を抱くことが出来るようになってきた。それもそのはずで、クロリアの剣や魔法を使って戦うようになって以来 自分自身の能力を向上させるための修行

「俺が俺自身で強くなり 自分一人で何でもできるようになりたいと考えるようにもなってきたからこそ 強くなれた部分が大きいんだ」とも考えるようになっていった

「だからこそ 俺は、クロに甘すぎると言われるようにもなるのかもしれないな」なんて思うこともあったわけだが そんな生活の中で「クロ」が俺のところを訪ねてきてくれたことがあった そして、その時には、もう一人。誰かを連れてきているのだと分かるような状態でね 俺のところに来たんだが

「俺とリリの子供で、俺の娘のリリイが連れてきた子でな。クロの双子の姉であり妹でもある。クロリシアスという名前を名乗っている子がいてな。その子のことについて リリィに相談がある」

「リリアお母さま お元気でしょうか」その女性は、俺の顔を、まじかと見つめてくる 俺は

「ああ 今は、クロリアに呼ばれて クロとクロリアと三人で暮らしているんだ。だから安心してほしい」そう伝えたのだが。どうしたらいいんだろうか そんな風に

「リリイちゃん。お兄様に何かご用があったりするのですか?もし良かったらですが 私が聞いてあげましょうか」クロリアが、リリイに話しかけてはいるものの その口調は優しかったりする 俺はリリイの頭を撫でてから「それで。今日はどうしたんだい?クロ」俺はクロに向かって尋ねると クロリアにクロのことを説明して貰うことに。するとクロリアが「リリイリアが、クロリアに会いたがっているんですよ」そのクロリアの説明にクロは「リリイリアとクロリアリアのことで。お父様とお話をしなければならないことがあるんです」と言うとだ。俺は「クロリシアスと、双子姉妹について教えてくれないか」その俺の発言を聞いた後に クロリアが、俺のことに対して質問を投げかけてくる。「あなた。どうして。リリスと、ユウさんの娘であるはずの二人の事を気にされているのです?」その疑問に対する答えはだ。俺自身も、よく分かってはいない。ただ一つ言えることは。「あの二人の中に存在している、もう一人の俺 その男の存在が、この世界で、どのような意味を持つのか」それを確認する必要性があると感じるようになった その理由の一つとして、クロが

「あの二人の記憶を。この世界の人たちにも残しておくべきかと思いまして そのために必要な措置だったんでしょうけど。ユウが「私達の世界の住人たち」に残した情報って

「俺」が「俺達の家族達の記憶を残したままこの世界に飛ばされた。それを元にして」そんな情報が残されていたと そんな情報を、クロリアに伝えてくれることがあってね。クロリアはその話を聞くと同時に、驚きを隠せないでいたんだけど

「そうか。そういう事情もあったんだよな」

クロが「リリア」に確認をとると「はい。私はそう聞いています」そう返事をしたらしい

「ユウさんが、私たちのお父さんなんだよね」その言葉を聞けば 俺には嫌でもわかってしまう その女性が俺の娘なのだと クロリシアスは「リリス」とクロの間に生まれた「リリアン」の「クロ」の双子の妹にあたる存在なわけだ 俺の意識の中には。リリアが俺の妻になってくれているわけだが。その妻は一人だけで リリスとクロは「俺の愛娘」だと そんなふうに思えているわけだ。だから

「俺の大切な娘であるクロリシアンが訪ねてきてくているのであれば。俺は喜んで迎え入れるつもりだよ」

そう伝えると クロリアが「そうですね クロリアさん。ユウリさんも、私達が歓迎している気持ちを理解してくださるのであれば。私はクロリアさんの申し出に賛成です」と 俺に対して伝えてきたわけで。クロリアは「リリスさんが ユウさんの義理の母親になったということに関しては。クロリアとしては問題ありません。だってだ。クロリシアスが産まれたときにクロは。私と一緒にリリさんの出産に立ち会っていたからですよ。ユウリさん 私達は、クロリアさんのことも受け入れていますよ」

俺は「そうなんだね ありがとう」クロリアに対してはそう返答をしていたのである その日の夜に「リリ」として、クロリアが暮らすことになる家を訪ねた

「ユウリアは クロリリのことが大好きなようだね リリアリアとクロリアの二人は、とても幸せそうだ」俺は「ユウ」の姿のままで 家の中に入るとだね。いきなり「ユウリ」から そんな言葉を向けられてしまって

「うん。そうだね でも。それはね。ユウリリアとクロリリアのおかげだと思う。俺だけの力では無いって思ってたりするんだ。だってだ。二人には感謝してもしたりないくらいだし。それにだね 俺にとって「リリアリア」と「リリリアリ」の二人と 俺との間に授かった命

「リリス」が、俺にとっては特別な意味をもつことになるとは、全く思いもしていなかったから だから、ユウリアの想いを大切にしていきたいと思ってるんだ」俺は「俺が俺であるユウリアとして。これからも、クロリアとともに歩んでいければいいなと考えても居るわけなんだ」その発言を受けた後

「そうだったの じゃあ 私とリリアの子供が ユウリとクロリリアの子供達と血がつながっているということになるのかな」そんな言葉を口にしていた。だから

「そういえば リリアリアの父親は誰なのか。リリアが産んだ子供の父親のことを。俺は知らんな クロリアが俺の子だというのは、クロリアから聞けば理解できる。そしてだ。俺はクロリアと結ばれた相手を知っているが。そいつとは連絡が取れない。だからだね。俺は、クロリアとリリアリアが親子であっても。クロリアはクロリアであって クロリリアはクロリシアになるだけだと。そんな風に感じてるんだよね」

「確かに。あなたの言っている事は正しいね。リリリアリを産んだのは、この国の王族の血を引き この世界の人間ではありえない力を持つ。リリという女の子でね 私は、彼女の子供を出産をした。そしてユウリとクロリリアもね。リリアリが、この家に訪れてユウリアと出会うまでの間は、クロリアとリリリアが。この家で暮らしても居たんでしょ。なら、私の子だよ この子の名前は クロリアリアにする。この子とクロリアリアの繋がりは。私も理解している。クロリアリアが「私の娘でありリリリアの友達だよ」と言っていたんだ この子は、きっと ユウリアのことを、気に入ってくれると思う」

俺は

「ユウリアはクロリリのお母さんとお父さんを尊敬しているんだ その両親が クロリアのことを 大切に育てている姿を見ているんだ だからこそ。リリアとクロリアの二人とクロリリリアには仲良くして欲しいなと思っているんだ 俺はクロに この世界における、俺自身の娘のクロリリアのことについて。彼女から聞き出すように頼んでいた。俺も「クロリア」と二人で話をする時間を設けて欲しいと言われれば。もちろん その願いを聞き届けたいと思うのだけれど。俺が俺とクロリアの二人と会話をするときは「リリリリ」と三人で過ごす時間が優先となるだろうと考えている クロがクロリアのことについて、クロリアと話していた時 クロリアは、「私」のことを、じっと見ていたのだ。そしてクロリアは、クロの問いかけに対し クロリリアの名前を出すように口にしてくれた。だから「私」はクロリアとリアリナが姉妹であること その事を伝えると 彼女が反応を示して口を開いて

「そうだったんですね 私の妹なんですね。お姉さま」と言ってきた

「そうだったみたいよ。お母さま お父さまの娘さんでもあるんです 私は、リリアンです あなたは、どっちなの?どちらの名前で呼んだ方が良いのかしら?」

そう言ったところで、俺はクロに合図を送ると、「俺が答えるよ お姉ちゃん こっちにおいでよ 僕の膝の上で座らせてあげるから そのあとは 僕が抱っこをしてあげたり、頭を撫でてあげたりするよ お姉ちゃんのこと」クロに抱き上げられてしまったわけなんだが 俺は、俺のことを見つめて微笑

「クロ君に愛されてるのね クロリアリアは、リリアリアを、とても慕っているんですよ。だから。クロ君のお願いで、リリアリアがクロリアリアの事をどう呼んでいるのか、それが気になっていたの 私の名前を呼んで欲しかった。それだけの理由かもしれないですけど」そう言うとだ。俺がクロの膝の上に座り込んだ直後には、クロに抱き上げられたわけだから そのまま「私」を抱き上げると、俺が普段使っているソファーへと運んでくれた。その後クロは俺の隣に座って「ユウは。クロリシアスの事が、一番大事だと お姉ちゃんは そう言いたいの?」

その問いに対して クロリアが、少し困ったような表情を見せながらこう言ってきたのだ

「私としては クロリアの方が可愛い。私は、クロリアに会えたこと嬉しく思ってます 私とクロリアの仲を疑っているの?クロ」そう言って。俺の腕をギュッと掴むのであった。そのタイミングに、クロリアの声を聞いてしまったのだ

「リリアリア。私、お父様の子供になりたい」そんな

「私」の言葉を、耳に入れてくれたようで。その声を聞いた、クロは、慌ててクロリアの元に向かっていく そんなクロの後ろ姿を目に収めると。俺を見下ろしているクロリアの頭に手を乗せ「よし 今だけは、私が甘やかしてあげましょうかね」そんなことを言うと、俺の体に触れるのである クロリアが俺に触れてきたことで、俺の体を、俺が触れている感覚が無くなるのを感じた瞬間

「あれっ。何これ。体が勝手に動く」そう思ったら 俺の体の向きが変えられたわけで 俺の手は、クロリアに手を握られている状態で。その手に、何かが触れる感じがあったわけだ

「クロ。私はリリアの側にいたい。だから私はリリアの側を離れません。私は、もう決めたのです。私は クロリアになります。だから、私のことは。クロリアと。クロリアリアと呼ばせてください。そうじゃないと私はクロリアとしか名乗れなくなりそうなので 私はクロリシアスは、クロリアリアとして 生きていこうと思います。だから 私は、リリリアとクロリアに、会いに来たの」

俺は、そんな二人のやり取りを目の当たりにしてから、リリアと、クロリアの関係性を確認し合うことになったのだが 俺の体に、俺のではない力が作用すると、俺の意思が働かなくなると そういう事態が発生した。

「リリア。ごめんなさい。お話の前に 私とリリアが、お兄さんと夫婦になったこと。お祖母さんとお爺さんが認めてくれるなら。クロリアは、クロリアリアじゃなくて クロリアになってもいいと思ってるの だからね。私と一緒にお兄さんのお嫁さんにならないかなって 私ね。リリアのことも大好きで お祖母さんにもお爺さんにも会ってみたくて 私ね。クロリアリアっていう名前が 凄く気に入っているの」その言葉を受けてから。俺は、クロリアに確認を取るために「リリアはクロリアにクロリリアという名前を付けようと思っていたんだよ。その方が クロリアにとって、幸せになれそうな名前だと思うんだ どうかな?」と質問をしてみるとだ 彼女は「はい リリアリア その方で大丈夫だと思っています クロとクロリリアとユウリが、幸せになってくれれば 嬉しいです 私の気持ちが伝わったんでしょうか クロは俺の顔を覗き込むように「ねぇ ユウリ 僕のお父さんがユウなの?」と尋ねてきて 俺は、その通りだよと伝えていた その言葉を聞くなり 俺の首筋を舐め始めて それから俺をぎゅっと抱きしめてくるのである 俺は、そんなクロの背中をトン トンと叩いてやりながら「俺の子供が欲しいのか」そう尋ねる

「うん!僕は、ユウリとクロリアのために産まれてくる子供がほしいから 僕が頑張るから」なんてことを口にしてくるのだ ただでさえ「僕も頑張ってるもんね~」みたいな言葉を漏らしまくっていてだ。

そんなことを言い続けているんだからさぁ

「クロは良い男だなぁ」俺はしみじみとした口調で呟いていたのだけれど そんな時にもだ「私達には子供が居ないけれどね。お祖父さんの所には娘がいてね その人の娘もね クロリアに名前を貰ったんだよ リリアリアというの クロリアとクロリリアの繋がりを感じるでしょ」なんて言葉を、耳にすることになるのだった。

「リリリアリアの名前の由来を知って 私は、クロリシアスとして生きることが決まった気がします。私は ユウリアとクロリシアスが、結婚をして。ユウがこの世界に戻ってきたときには、リリと、この家で一緒に暮らしていたり。そんな光景を、クロリアは夢見てます。ユウリリアもリリアと同じ考えでした。ユウリリアは クロとユウリリアとクロリアの三人が仲良く暮らせていれば、きっと みんな幸せな生活ができるんじゃないかと リリアリアがユウリリアの夢を引き継ぐ形で 私はクロリアリアになることを 決意することができました」

クロは「ユウとクロリアリの出会いは必然だと思った 運命的に出会いをした二人 その二人が結ばれることで、新たな命が芽生えた。この世界とリリアが生まれたのと同じようにしてね」なんてことを口にしてくれるのだ

「クロはどうしてそこまでリリアのことが大切なのかな。そんな疑問を抱いてしまうくらいには、君は俺とリリアに良くしてくれているからな 感謝はしているんだ その事を伝えたかっただけ」俺はそんな言葉で話を締め括ることにした そんな風にして俺達は、俺とリリリアが、初めて出会った日についての話をしたり その日の夜に、皆と、俺が過ごした一年間をクロに教えていくのだった

「リリが、俺の世界に戻ってくるまで、ずっと一緒だって約束したのを覚えてくれていたのか」

俺は、そんなふうに口にしていたのだ。

「当然ですよ。忘れたことは一度も無いですから。お兄さんのことを好きになった時から。私とお姉さまは、お兄さんとの子供を授かりたいと望んでいるんですからね。それに 私達が子供を産むまでは。ユウさんとクロちゃんを独占出来そうですしね。ユウ君とクロちゃんは、私達のものなのだし 誰にも渡したくは無いから」リリリアは楽し気にそう語ってくれて 俺は、その言葉を受け止めると「リリリアとクロリアが産んでくれる赤ちゃんが 無事に産まれることを祈っているからね」と言う リリリアとクロリアと、そして、クロは、俺が口にした言葉を耳にするだけで

「うふぅ。ありがとう。私達は絶対に元気になるのよ」そう言ってだ。お互いに励まし合いながらも、お互いを想う時間を作ってくれたのであった。リリリアとクロリアが妊娠したのは これから二年後のことであった。リリアンという女の子を産んだのが その子の初めての出産でもあった。ちなみにだが。クロが「ユウリとクロリアは、いつの間に結婚したの?」と、そんな問いを投げかけてきた それに対して、俺が「それはだね リリアにプロポーズをして、了承をもらった直後にだ。クロリアを俺の娘として迎えることを決めた それでだ リリは、俺にこう言ったんだ

「クロちゃんをユウちゃんが育てることになった場合。クロちゃんのお母さんをどうするか それが大きな問題になると思わない」その一言で クロが俺の子供であることを隠すことにしたのだが。結局のところ 俺とクロの関係を疑っていた人達は大勢いたみたいだ だからだろう 俺は、クロのことをクロと呼んでいる訳なんだが。そう呼んでしまえば、俺とクロがどういう関係なのか

「俺の親と、リリアの関係は かなり複雑になっている リリアの母親であるリリと、リリアの父親である俺 それと、リリリアの父親と、俺の妹のリリアの関係があってこそ今の関係があるんだけど。でも、今は、俺とリリの関係が一番強いとは思う だから その辺の関係を上手く隠すことができたら 俺は、リリを、リリリアと呼ぶことにしようかと考えている 俺は、クロとクロリアのことを考えた結果 こう答えたわけだ」

そんな説明をクロに

「リリが お兄さんを好きだということは知っていましたが。クロリアを身籠った後に。私がリリとクロリアの親子丼を食べたいという欲望を爆発させたらですね。それを受け入れてもらえたのは嬉しかった」そう言ってから「クロリリ。親子三人が揃って食事をするという願いは叶えられたのですから リリアリアも大切にしてくださいね」そう口にする。クロは少しばかり頬が赤く染まっていた

「はい。クロリリ。リリリアとリリリアリアは 私の大事な存在です。この世界に 私が生まれてこられて本当に良かったと思えるんですよ。

リリアがこの世界に生を受けてくれたこと。それだけが私の望みだったので」リリリアは、そんな言葉を口にすると「私はリリリアが幸せになってくれれば嬉しいから 私はリリリリリアのこと 愛していますから クロやお兄さんの次に」と言ってから クロリリアの手を握った。リリリアが

「私のことはクロリリアと呼んでください。クロリアもクロリシアも、同じ名前になってしまうのなら。お兄さんの妻としては 別の呼び方をするべきですから」クロリリアがそんな風に口にしても、クロリアも、リリリアも、俺達のことを家族同然に扱ってもらっているので、特に文句が出ることは無かった

「クロちゃんがリリアの旦那様と結婚して 新しい家庭を築いてくれれば、お義母さんとしても私は嬉しいですから それに この子達と、クロちゃんの幸せな様子を見ることができたら、幸せ過ぎて死んじゃうかも クロちゃんの幸せが、私達の幸せに直結することを知っているから クロちゃんは この子のこと ちゃんと見てくれてる?ユウ君のことが大好きで クロリアを私よりも優先しちゃってるユウリリリアちゃんの幸せも、クロちゃんとユウ君が作ってくれると思うの そんなクロちゃんのことを私は心の底より信頼しているの 私にとって クロリアは可愛い娘であり 妹みたいなものだしね リリリアは、この家で一番最初に生まれて来た私にとっての孫娘だし クロちゃんが、ユウ君のことを好きだっていうことも知っているけれど。この家に居る限りは 私やクロちゃん。それに リリアが、家族になれるの ユウ君にとっても この家は帰る場所であって欲しい クロとリリアが、リリアとリリリアと、ユウリリアの幸せを守っていくためにもね」そんな言葉を

「ユウ君が、この世界に戻ってきて、しばらく経ってから 私は お姉さんらしくなろうと努力してきたつもりだったのよ ユウ君と リリアが結ばれた後も、ユウ君とクロリアが夫婦になれれば。きっと、もっとユウ君が幸せそうな笑顔を浮かべてくれると 思っていたし そんなユウ君を見るのが。一番楽しみだったことは確かだからね そんな未来が訪れることはなかったのかもしれないけれども。でも、この子が、クロリシアス 私と、ユウ君の間に生まれたこの子に、クロと言う名前が付いてしまったからには。クロと、クロリアが結ばれるように頑張ってみるのも 良いのかもしれませんね」と クロはクロリディアがクロの手を握りしめたまま。自分の方に引っ張ってきてだな。抱きしめてしまう

「ねぇ お母さん。ユウリーはさぁ。ユウリーのことをユウと呼んだりするよね」なんてことを言ってくるんだよ。ユウとユウリアの関係性は。勇者の物語を読めるようにはなっていない人たちのために説明させていただいている。まずユウとは。この物語を読んでくださってくれている人

「つまり ユウ君は、ユウリリアの夫さんとして。私の息子でもあるという感じですかね」その説明をしてくれたクロリシアスは、とても優しげな雰囲気を纏っていて 俺がこの世界で生きて行く上で 頼れる人が、一人増えた瞬間である。

クロは「クロとクロリリアの仲を祝福してくれたから。リリリアは 私とお兄さんの娘ということで 受け入れてもらえるはず」なんて言葉を漏らしていた。

「リリリは ユウ君が大好きなんだよ。ユウ君は優しい男の子だけど。クロは、もう少しだけユウ君を大事にした方が良いと思うけど。まぁ クロが、そうやって優しく接してくれているのは嬉しいことでもあるしね」そんなことを言い始める リリリアに対して

「えへへ お兄さんに 褒めてもらっちゃった」クロはリリリの頭の上で、飛び跳ねている。その行動によってクロリリが、クロリリの上に乗ってしまうような形になっていたのだが

「痛くないもん」その一言と共に リリリは、クロの頭を撫でているのであった。クロリリアは、その光景を見てから「あのね 私とクロリリアに子供が出来た時は クロちゃんは、その子供に、ユウリリアという名前を付けるつもりだって」リリリアは

「その話を私とユウリリちゃんの前でしてみようかなって思ってね」そんな話を持ちかける リリアの言葉を聞いた俺は「そうだね。その方がいいかも知れないね」と答えてみた。その会話をしている中で「クロが、リリアをユウと呼ぶことについては問題ないかと思いますよ。ただ、私の名前をユウと、その、呼ばれるのは恥ずかしくて仕方が無いのです」そう口にしてから

「ユウ。貴方は、どうして、ユウと呼ばれたくないんですか?」そんな質問を投げかけてくるクロリリ。その問いを聞いたクロは「それはだね。ユウとユウリリアの関係。リリアの本当の名前を知られないためだよ。僕とリリが、お互いにユウと呼び合える関係になれば。お互いに本心を明かすことにも繋がりやすいんじゃないかと思ってね。クロとクロリアはお互いに呼び合っているのだから。お互いにユウと呼ばれるのが 正しいのではないかと考えたのだ ユウリアはリリアが産んでくれる子供のことを想うならば その子がクロリアであることを隠した方が都合がいいかなと思ったりもする リリアとリリリアは、お互いにクロと呼ばれているので。二人の名前を呼ぶ際には気を付けなければいけないが クロリシアスと、クロリアでは。その名前を聞かれた際に。どちらの名前で答えればいいのか。迷う時もあるのだから そんなこんなでだ。俺とリリアがユウリリスをクロと名付けることは決まっていた訳だが。俺は、クロに「俺やリリアはユウと呼んでいるだろ。お前とリリアンの場合は、どうなるんだ?」その辺りのことを考えていなかったわけじゃない ユウリと、ユウリアを混同しないようにするための処置としては。俺とクロリアの関係は、リリアとクロリシアスの関係で リリアがユウと呼ぶ相手。それがクロであると認識して貰えたら 俺達は幸せだ。そんな考えを俺は口にすることにした

「私としては クロとユウリリアスの関係性は、リリアとリリアリシアの親子関係に似ていると考えていますから。ユウは、そのままでもいいのではないでしょうか。私がユウにユウリと付けずにユウと呼んだ場合には ユウリアに何かしら問題があるのですか?ユウは、私を救ってくれたユウの呼び名を変えようとはしないで欲しいと思っているんですが クロリアにユウリアと名付ける際に リリリアとリリアリアとを区別する必要があることは分かっていますから」その意見に賛同を示したリリア。そんなリリアに「えぇー。私はクロリアにユウリリリアと付けてあげたいな」クロはクロリリアを抱きしめてから「お姉さん。そのユウリリリアは もうちょっと待ってください この子をちゃんと育てることができたら。ユウに、クロリリシアスがユウリシアスだって 打ち明けるのも悪くないかもしれないんですから」と、リリリアはクロに語りかけたのであった。俺としても リリリアの想いを無駄にするつもりはなかった「分かった その時が来れば その時にしようじゃないか 俺がリリアの本名を他の誰かに教えなければならない事態が訪れたときに。ユウリとユウが混ざらないための処置。リリアがクロリリシアスと呼ばせてくれない以上は クロに俺とリリアの娘であるユウを呼んでもらったとしても、混乱してしまう可能性もある。それならいっそ。今の段階で、クロリアはクロリアで居てもらったほうが、お互いの為になるだろうから」俺はそう口にすると

「分かりました。それで納得することにします」クロリリアが返事をして。

「私はリリアに。ユウを好きになってもらうために ユウリアが、この世界に生を受けてからも頑張ります」クロリアは決意を固めるように言葉を口にした。そんなクロに「リリリアは本当に凄いです 私の大好きな人に愛される為に、自分を磨こうという意志を持って 自分磨きを怠っていないんですよ そんなリリリアのことを 私は大好きです そんなリリリアのことも、クロリリアとユウリリリは応援しています」と、リリリアは口にする リリリアの抱擁を受けたクロは「リリア。私の大切なお姉ちゃんを幸せにしてあげてくださいね」と言って 俺とリリアが一緒に暮らしている部屋に向かっていく。そして俺の方を見つめながら「お兄ちゃん 今日は リリアが お仕事休みだったから 私は、朝ご飯を作ってきたんだ 私もお手伝いできたんだよ だから食べてね」そんなことを俺

「ああ ありがとうな」と、お礼を言うのであるが。その後から「リリアちゃん ユウリ君は私の息子なんだからね」「うん 知っているよ お兄ちゃんとリリアのお爺ちゃんも、お母さんも 仲良しさんでしょ」と。何気に クロとリリリアが仲が良かったりしていた。リリアは、クロの持ってきた料理を食べると「おいしいよ。ユウ」と 名前ではなく。普通に「あなた」と呼んでくる。この世界に来てからは、ずっとリリアにユウと呼ばれたままなので。少しばかり新鮮味を感じてしまうのは当然のこと。しかし リリアにユウと呼ばれるのは どこかむず

「んぅ ユウ ごめんね ユウ」ユウに呼ばれていることを意識したことで。リリアは 慌てて 謝罪の言葉を発した後に「あはは 私達の娘に 私とユウ君の大事な娘 ユウリアが生まれたのに まだ呼び方に慣れていないのは いけないですよね」リリアは苦笑いしながら そんなことを言う。そんなリリアに

「大丈夫 ユウリリアのユウと クロリリシアスのユウを間違う人は、いないから それに これから少しずつ。そのユウという響きに 違和感を感じることがなくなると思うよ」と、言っておくのは クロにクロリリアとクロの名前を区別してもらう為であり

「ふふん。そうなった時には ユウって呼ぶ回数は増えるかも知れないけれど リリアに 私の大好きな人をユウって呼ばれるのは やっぱり悔しいかなって思っただけだしね」と、言ってきたクロだったが。クロリアのことをユウと、リリアが呼ぶようになる頃には クロのユウリリアスに対する感情が変化を見せ始めていた。

「クロちゃん 今日のご飯も美味しいですね」そんな声を出しながらクロのことを

「クロちゃん。いつもありかとうございます」なんてことを言い始める リリアとリリアリアに 俺の目の前でイチャイチャされてしまい クロにリリアの気持ちを伝えたい気持ちになってきた。クロとリリアリアの間に出来た子供は女の子で「私の名前はリリアンだよ。クロリリィ」クロはクロリアの事をリリアと呼んでいたのに。クロリアと、クロリリシアスは別の名前に決めたようで リリアは、その事に文句をつけようとしたらしい。クロはクロリリアに対して

「あはは。でもさ クロちゃんと、リリアちゃんの子供には クロとクロリリア その両方の名前を、リリリちゃんと一緒に使ってもらいたいのよね」と言い それに対してリリアが

「クロとクロリアの、二人の娘のことなんですけどね。ユウリアリリと、ユウリアリリは双子の姉妹なの。クロちゃんが クロとクロリア。二人でクロリリシアス そう呼んだでしょ。だから 私も クロちゃんがクロと呼ぶ人がいるならば 私はクロリリアだと 私はそう認識して欲しいかな」その言葉をクロに伝えた後

「そうだなぁ クロちゃんも、もう少し大きくなったら クロをママとは言わなくなっても お父さんと呼べるようになっちゃうから パパが一人増えたみたいに思えるんじゃ無いかな」と言った後に 俺を見て微笑みかける。俺には意味が分からなかったのだが。俺が疑問を抱いたことが分かったらしく「まあ私達が結婚すればの話だし。ユウには関係ない話なんだけどね。私はまだ十七歳なんだけど リリスには悪いと思っていて」

「うっ うぐ。うわあああん」リリアンが泣き出したのは 自分がリリアに迷惑を掛けているのではないかと 感じていたからだ「もう泣かないでください。ユウリリア。ほーらいちにぃ、いちにぃ」なんて言うリリアに「ユウリリアも、お母様も 喧嘩しないで」そう告げたのはリリアと、ユウリリリアが産んだ 双子の一人である

「クロがユウリアリリにつけたユウの部分は、そのまま使うことにしたから リリリリアも 私にとっては クロとクロリア。二人は同一人物なんだから」そう 口にしてから「クロは、クロちゃんは。ユウのことが大好きなんだ。それは、私も同じだけど。だからこそ。この世界で。ユウリリアスが産まれた世界と、この世界の繋がりを大切にしたいって思っているから」と、クロリアは俺に話してくれたのであった。俺はリリアに、リリアリアとクロリリシアスを区別するために付けた クロのリリアとユウリリアリリのリリリの部分を外して 俺とクロリリアとの関係

「そうか。そういう意味で、クロがクロと呼んでいる人物に対しては。その二人を区別する必要もないのかもな」俺とリリアリアの関係に納得したのであった。その事を、クロに伝えると クロリリシアスのことを、リリアリアリリイと呼び始めて 俺との会話の最中にも、「リリリィの事も好きだしね」と言ってきたのだ。俺としても その辺りの感覚の違いに関しては理解できているつもりではあるのだが。

「えへ。えっと。えぇ。リリアが そう言ったんだ」クロが 俺の前でクロと、クロリアを呼ぶと。

クロリアは俺が怒るとかなんとか考えてしまったらしく リリアに助けを求めるような目線を向けたのだが

「クロリア ユウ君には内緒にしておいてあげますから。でも、クロリア クロリリシアスって呼ばれた方が、可愛いですから。そう呼んで欲しいのでしょう?」リリアは、俺が クロと、俺とリリアの子供を間違えないために付け足した。ユウリアとユウリアリアの区別は俺とリリアだけのもので。クロリアにも理解してもらわなければならないと考えていたからこそ リリアが

「私のお婆ちゃんになるわけですからね。私もお姉さんとして頑張らないとダメだと思ったんですよ。それとクロのことは クロリリアとクロリリシアスと両方を使い分けましょう」そう提案してきた時に「分かったわ。お義母様 リリカやお義父様と、私とお父様の赤ちゃんのために」と言ってくれていたからこそ クロの呼び方を変えてくれていたのだ。

「うん。私達は家族になったから。お祖母様って、呼べばいいのかわからないから ユウのお爺様と、お祖父様にする」クロは そう

「ユウリアが、クロリリアのことをユウちゃんって呼ぶのであれば 私はお姉さんとして、ユウリリアリリちゃんを ユウリアリアちゃんと呼んであげます」リリアは クロに、そんな言葉をかけてあげる。リリと、クロリアリリアとクロリリア。そしてユウリアリアリアリリア 俺とリリアの子供は三人いて それぞれリリリア、リリアリア リリアンと名付けたのだった。ちなみに。クロリアが、俺のことを

「私の旦那様」と呼んだ瞬間に、クロリアのことをリリと呼ばない理由は一つしかなくて。ユウと

「私達の子供の、ユウリアリアに付けてあげたクロリアの部分をそのまま使った名前なのよ」

リリアが「私が、クロちゃんのことを ママと呼んでもいいでしょうか?。クロちゃんから教えてもらった呼び方を使いたかったのですけれど。それじゃ リリリアと区別がつかないと言われまして。それに これからユウリリアの、お母さんとなるんだから クロちゃんのことも、ママ呼びしようと思いますから」と言ってから。「あっ もちろん ユウちゃんのことをお爺ちゃんと、私やクロちゃんのお母さん達 お母さん達には呼ぶつもりはないですよ ただ。お爺ちゃんと呼ぶだけなら問題ないのではと考えて ユウのおじいちゃんと、クロちゃんのことを、お婆ちゃんって呼ぶだけで」と言っていた。その話を聞いた俺は

「そっか。リリリアのお母さんは、リリナさんっていうんだ」と言うと

「そうなんだよ。リリナは私と、同じクロリアで リリアと同じクロちゃんの 大好きな人なんだ」と。リリアに言われてしまい 思わず

「うん。そうなんだね」なんて返事をしたくなるのだが。俺としては、やはり。リリナさんのことも お母さんとか、お

「違うの。ユウちゃんが 私をお嫁に貰ったことで。私にとって。ユウリリアとユウは、大切な娘であって ユウちゃんとクロの事が大切に思う対象だから」そんな言葉を言ってくれる。

リリアは「ユウは、どう考えてもいるの?。これからも 一緒にいてくれる?」なんてことを聞いてくるのだが。俺の方だって「当然じゃないか。俺はお前の事が好きになってしまっているしな。他の女の事は考えられないくらいに、俺の頭の中は、リリーナさんと、リリア。クロのことだらけだよ」俺の言葉を聞いた、クロは嬉しそうにしながら「ユウ。リリリアは まだ十四歳の女の子なんです。ユウとクロリシアスが 結ばれるのは二十歳になった時でお願いします。その時に。私はこの世界での使命を終えて、次の転生をする為に。この世界を離れようと考えているので」そう言ってくる。それに対して「ああ わかった。クロリリア いや。リリアリアは、どんな子なんだい」

俺が、そう聞いたのは。クロリリアが 自分の事より クロを優先させて、俺をこの世界に導いた存在を見つけるための努力を始めてくれたのである。クロリアは、俺の気持ちを知ってくれているし。俺も、リリナさんが 俺の事を愛してくれていて。その気持ちを、しっかりと受け取っていたこともあり

「俺の事を好きになりすぎてしまわないだろうか?。それだけは不安だな。リリアも。クロリリアに好意を抱いているらしいから」なんてことを考えてしまうのだ。リリと、クロリアリリは、リリリアが妊娠していた事もあり。しばらく離れる事が出来ずにいたようだが。俺とクロリリアの話し合いが終わる頃には合流してくるだろうと思っていた。だが、その時に クロリアリリアリリは リリスが産まれてくることを確信したかのように「私とリリアは 今からユウとリリアの赤ちゃんを産むために。クロリリシアスに意識を渡すね。クロリアはクロリリアとして、私とリリアと、ユウの為に、リリスの世話と。この世界に戻ってくるための術の準備をしていてね」

クロリアが「分かりました。リリアちゃんのことは、私に任せてください」と言い切ったのである。

クロリアとクロリリアが入れ替わる。それと同時に クロが「ユウリアリリ。この子が、クロリアの体で育っていたリリリスで リリが産んだリリスは、クロリアンが育てたリリアン。二人の子供として生まれてきますよ。私は二人を愛しています。二人とも幸せに過ごしてほしいと思っているわ。ただ。リリとリリスの二人は この世界に生まれ変わると決めたみたいですけど」俺は「どういうことだ?」なんて聞いてみるのだが。クロリアが話してくれるのであった。クロリアとクロリアリリアは二人で一人の女性として、ユウリとユウリアリリに産み分けを行ったと話すのである。

俺がユウの肉体で出産を行う際に「お腹の中の子は、二人に育ててもらうわね。私も協力できる限り手伝うからね。クロリアの体に戻れたから クロと、クロリリシアスにユウリアとユウを任せることができる。ありがとうね。私に出来ることがあるならば」と。ユウも

「僕も手伝える範囲でしか 協力はできないと思うんだけど。それでも 僕の子供が無事に生まれてきてもらえたら」と言ってくれたからこそ。リリシアスや リリの体が 子供を育てるために必要な魔力を貯めるまでの間。クロリア達が頑張って面倒を見てくれていたのだそうだ。だからこそ クロリアとクロリアナも「二人には、感謝しているわ」そう言うしかなかったのだそうである。俺

「えっと リリスやリリの体は 人間族と一緒なのかな?。俺にはわからないことだけど。もし。リリやリリスと会えたなら。その時に聞こうかな」そんな風に考えると。

クロは

「うん。ユウと、リリシアスとリリスに会いたいなぁ。私の気持ちを理解してくれていた二人が無事だと良いんだけれども」そんな心配をしていたのだな。そんな事を思ってしまうのだ。すると「私の体の事なのですけれど」「私が調べたところによると リリアンの時は リリアと同じ種族。つまりエルフだったはずなんですよ」という言葉を口にしてきたのだ。俺からすれば 二人のことを信じてやるしかできなかったのだが。リリは「私も、気になっていたことがあったんだよなー」と話し出すのだ。それは、なぜ自分と同じ見た目をしている人が

「私にそっくりな人が存在しているの?。クロちゃんは 私以外の人に、興味を持っていなさそうだったから」という話をしたのである。リリアから「リリスちゃんや、リリの事も大事にしているよね」と言われて。「確かに 私は リリスと、リリのことが大好きよ。それにしても リリアンちゃんって可愛い名前だよね。きっと、クロちゃんは。クロリアのことも リリアと同じくらいに、可愛くて優しい女性なんだと思うわ。だから安心して あなたの子供達の面倒を しっかり見てあげなさい」なんてことを言われてしまった。俺

「まあ。そうなるとは思うんだが。リリだって俺にとっては大切な人で、家族だ。リリアは もうすでに 俺の一番の女だし。だから リリスにも早く会えるように、祈っていてくれ」俺の話を聞いていたクロリアが

「ふぅ。ユウちゃんは、クロリアよりも クロリアリリアのほうが 好きで。リリリアの事は。クロリアと同じように、愛しているのでしょう?。それなら。大丈夫よ」そんなことを言い出したから俺が慌てて「おい。クロリア」って

「でもね。クロリアの言っていることも分かる気がするのよね。リリスとリリに、私の力の一部を与えておくから 私の娘達のことを、よろしく頼むね。クロリアの力を受け継いでいる娘達は。クロリアリリアと同じぐらいの強さを持っているから 安心できるとは思うんだよ」リリが、そう言うのである。その言葉を聞いて

「じゃあ クロリアにリリアとクロリアは、また旅立っちゃったの?」と ユウが口にするが

「リリがクロリアに頼んで、リリスの体をリリシアスが作り直したときに。リリスがリリに「クロリア様 私はどうなったんですか?」と質問したのよね。その時に

「あなたは ユウ君の妻であり。ユウ君の子供を授かったことで、私の後継者となったから 今はユウリリシアスと一緒に生活しています。リリスはクロリアに良く似ているし。リリスを見ていると、私は幸せな気分になれるのよね」なんて説明したらしくて それでリリアは 自分がいなくなった後も。クロに

「娘達の事を守って欲しいから」という願いを伝えていたみたいなんだ」俺はそんな感じに説明していった。

クロが「私も。クロリリアも。クロもね。ユウとリリリアとクロリアリリアが 仲良く過ごす姿を見守っているだけでも十分なんだよ。クロリアがね。リリアをユウリリシアスの元に送り込んだのも。私のためなんだから」と口を開いたので 俺とユウがクロリアに「どういう事なんだ?」と訪ねてみると

「うん。あの時のね。私に宿る精霊の力で リリアの願いを叶えるためには、私がユウちゃんと一緒に過ごせなくならないといけなかったんだ。クロリアが、そう言っていてね。リリアの想いも。そして、クロリアの思いも、両方とも大切にしたいから。だから。今はリリアに、私の一部が託されている状態なんだよね。ユウリアリリ。クロリリアもね。本当はクロに 自分の一部を託したかったはずだよ。クロは、そう思うの」なんて言葉を返されてしまう。ユウが「ユウリアリリは、俺にとって、クロリアリリアは一番の女性なんだけど ユウリリリが産まれてからは。リリの事は二番目になってしまったかもしれないな」なんて言葉を言ってきたので

「いいんじゃない。リリアと、クロもだけど。みんなにユウが優しくしてくれるだけで十分すぎるわよねぇ~。ほんとよ」俺の話を聞いたユウカさんは「本当にユウ君は 私なんかよりずっと素敵な子ね」「それでは、そろそろ失礼しますね。クロも、今日はこの国に残るみたいですけど 明日には、王都に向かって出発しようと思います」ユウが話を終えた後、ユウヤが話し始めていくのであった。明日、出発するのか。急いだ方が良いかもなと考えていく俺なのだけどさ。ちょっと待て ユウトまで行くつもりなのかなと考えてしまうわけだ。その

「んっ?、何か問題でもあったかい?」俺の言葉に対して 首を傾げてきたため。ユウトは

「俺に着いてくるってことでいいんだな」という言葉を投げかけると 彼は

「俺にも色々と事情があってさ 俺自身の目で見定めないといけないんだ 父上達のためにさ 何が出来るのか分からないけれど 何もしないっていうのは 絶対に違うと思うんだ 俺は、そういう風には考えないように生きて来たけどさ でも 俺は弱いんだ。誰かが居ないと、何一つ出来ないんだ。俺に足りないものを 補うことが出来るのは、きっと 母様だけなんじゃないかと思っていてね だから お願いだよ 一緒に行動させてほしい」と。真剣な眼差しを俺に向けてくるのだ。彼の表情を見ていたら「俺が何を考えているかわかっているんだろう?」と 問いかけてみると

「多分ね 俺にできることがあるならば、全力で協力させて貰いたいと思っていてね。だから 協力して欲しい。いや 一緒に行かせてほしい。俺は 母様に恩を返したいし 母様の力になりたいと考えている」そう答える彼に

「俺の方もユウヤのことを、信頼している」そう伝えるとユウユに「私も同じ意見ですね」と言われるので「わかった 俺達も、お前のことを支えようじゃないか とりあえず、クロに相談をしてからだが」ユウのことを、クロに報告をする為にユウの部屋に行くことにするのであった。ユウと俺で ユウの部屋に入り「クロ」と呼ぶと

「どうかしたの?」そう返事をされたので俺はユウに話していたことを話すことにしたのだ

「実は、俺達が今居る国の隣国に向かうことになったんだが。その隣に俺達が向かう国がクロリアの生まれた場所の国らしい そこに ユウが リリの知り合いが居るみたいで、クロに頼みたいのは、クロと、ユウとユウリアリリの三人で、俺達に付いてきてくれないか?。ユウは これから俺達が目指していく街に 知り合いが居るみたいでな。その人と会わせてくれるみたいで、俺とユウリアリリが同行することになった。クロに聞きたいんだけど クロの生まれた故郷に行きたいと ユウが言っているのだが、構わないだろうか?」そう言うと クロは「ユウが決めたのなら私は反対はしないわ むしろ大歓迎だわ」と嬉しそうに答えてくれた。俺からも クロに伝えたことはあったのだが、「ユウが決めることなので私は構いませよ もちろん、クロリシア様の意思は尊重するつもりだけど それに。私にはリリスがいるから寂しくないし。リリスに悪いと思っている部分もあるのよね」と言われてしまった。ユウは「リリアは。もうすぐ俺の嫁さんになってくれるから、気にする必要ないんだよな」と話し始めたのだ。その言葉を聞いて「おめでとう。これで やっとユウリアリリは ユウ君のお婿さんになれたってことになるのよね」と喜んでいた。

クロリアとユウリアリリと

「クロリアリリアがユウリアリリに贈りたくなったものって どんなものだったのかな」って気になったので聞いてみると クロは「私の力が少しと、後は、私の魔力を込めたペンダントだったのよね」と答えた後に

「リリスからもらったものを大切に身に着けて欲しいと伝えたから 今でも、私の魔力を封じ込めた この宝石は持っているわよ」と言ってきた。俺は、彼女の手を触って確認し始めて「これ リリアから貰ったってやつだろう」と言ってしまうのである。俺は その宝玉を手に取るとその瞬間に俺の中に流れ込んできた情報があったのである。俺は慌てて「これは。凄いな。クロリアがクロリシアの魂の一部を宿していた時に使っていた武器か何かの核に使われていた物の一部だと推測出来るが」と言ってしまったので

「そう言えば、私自身が作った武器も幾つか渡したことがあった気がするのよね。それのどれかに、私の一部が封じられている可能性があるのよね」クロは「でもまぁ 私の一部を使った 私専用の杖も持っていたはずですけど」そう言うと俺にその形を教えて「この指輪は、私の一部を使いましたが。その杖も同じように。リリスが、この世界に来た時の為に用意したんですよね。リリスに私が作った魔導具を渡したくても 私の一部がないと使えないようになっているんですけどね」と教えてくれるのである。ユウにその事を話してみると「俺が知っている魔法とは違うものだね。それはさておき リリアさんに渡すために ユウリさんがクロリアさんから渡されたものは。リリアさんの身体が治った際に使われたものですかね?」と言われたんだけど。ユウリアリリから聞いていた通りならば。クロリアの体を元にリリスがリリシアスを作り変えたときに使わなかった リリがリリアから託されていた「クロリアが私に宿っていた力の全てを そのまま残した状態で」って、言ってたかもね。

「俺がクロに聞いた限りじゃ ユウリアリリのお母さんが 俺の双子の妹になるはずだった リリリアと同じような体質を持っているんだって だから リリアと同じような力を使えていたんじゃないのかなと クロリアが クロの本体を使って クロが、俺の双子の妹になるようにと願ったものなんだ」

「あぁ そうなると、やっぱり クロリアはリリアを ユウ君とリリリアに紹介したかったのかもしれないわね。ユウちゃんも。クロリリも リリアちゃんと同じ この世界で生まれたわけではないから」

クロは俺がリリアから受け取ったものを見ていると クロはそんな言葉を漏らしたのであった。

俺とユウがクロにリリアが使っている杖について話をすると クロは、その話を聞くと 俺の目の前にあるものに

「その、私が、ユウちゃんにあげた魔法の杖がリリアの手元にあったとしても 今の状況を考えると 使えるとは思わない方がいいかもしれないわね。リリスちゃんは、リリリアに自分の力を託して消えているからね」と。クロが呟いていた その声を聞いた ユウは、疑問を感じてしまい

「リリスちゃんの力が消えたのは リリスちゃんが死んだわけでは無いんでしょう」と クロに質問を投げかけたのだ。「ユウは、リリスの力を受け継いだときに 力の使い方を覚えたでしょ?、その時のことを思い出せばわかるはずだよ」と言うと「クロリアは 私達の中で。最もリリスの力を受け継ぐ可能性が高かったからな。リリとリリリアは クロとリリリがリリアリアとして産まれるまで 一緒に過ごしていたわけだしな。クロリアは 自分が生きている間に。私達がユウ君の子孫とリリの子孫の両方に出会うなんて奇跡が起こる確率があるかどうかを試すような真似をしたのだと思うぞ。

だからこそ クロリアは自分の死期を知っていたんじゃないかな 私とクロリアの会話はリリとリリリアしか知らなかったわけだしさ。クロリアは 自分が死んでリリアとユウとリリリの三人だけになるとは思っていなかったわけで。もしもリリリアとユウの二人が ユウの子孫と出会うことが出来たならば その二人のどちらかがリリスの力を受け継いで。リリリアは、自分の子供に クロとリリリとクロリアの三人が、リリスの血族と、リリアの血を引く者との絆を結びつけることが出来ると本気で思っていたんじゃないかな。だから あの時のリリリアとリリの二人で リリリアがユウにリリスの力と、クロリアがクロリアの本来の肉体とクロリアの記憶を引き継ぐことでクロリアリリアと、そして クロリリリアが生まれるまで ずっと暮らしていたってことなのかな。

だから、リリアとユウの二人は。自分の孫と曾孫のような感覚を持っていたのかも知れないね。

リリアは クロリアの願いをかなえようと。頑張った結果。本当に、生まれ変わることが。叶ってしまったという事になるのかな。私はユウちゃんと出会っていないけれど。きっと、ユウ君は 今のユウくんのお父さんと 出会うことが出来ていれば。こんな風に。なっていたんだと思うよ。ユウちゃんもそうなる可能性があったんだよ」

そんなことを言われてしまうと 俺はユウのことを抱きしめていた。俺は「ごめんね。ユウヤのことを助けられなくて ユウヤを助けるためには どうしたらいいか 分からなかった」と伝えてみると ユウに抱き着かれてしまうのである。そんな風にして過ごしていく中で 俺はユウとリリアのことを見ていたら「俺も」そう思ってしまい。無意識のうちに、ユウの頬に触れてしまっていた

「俺も、お前と一緒になれたらいいなって思ってしまって それで リリリアのことを考えていた」と俺が伝えると「ありがとうございます。でも。僕は。リリのことも、リリとクロの事も。どちらも大切です。なので 僕が誰かと結ばれるなら。二人のどちらかを選ぶことになると思います」そんな事をユウに言われると。俺は、何も言えなくなってしまうのだった。ユウリアリリの事を思うと、このまま、ユウリアリリを連れて行かない方が良いのかもと考えてしまった。しかし、ユウリアリリ

「俺は。クロに、クローリアにお願いしたよ。俺はクロと一緒に居たいと クロリアに、俺は、クロの事が好きで。大切な女性で。クローリアーの事を愛してしまっているから 俺は。俺の幸せを願うならば。俺の大好きな人達も俺の近くにいてくれないか?って」そう言う言葉を聞いた後に俺はユウの言葉を思い出したのである。「クロリアさんに、クローリア様に、僕のことを見て欲しかった」という言葉の意味がようやく理解できた。そうだよ。俺はクロリアとクロリーアの事を守りたいと思っていたはずなのに。クロと俺の事を考えてくれたクロリリアの事を思い返すだけで胸が熱くなるし。クロリーアにクロリアの事を伝えた

「俺とユウリアリリが出会った場所の近くにある森の奥深くに住んでいる。リリスと俺達の仲間の魔物達は。みんなクロリアにクロが大切に想っていた人だって」そう。ユウは俺に告げてくれた

「俺がユウリアリリの気持ちを受け入れるかどうかは。ユウリリアリリ次第だよ」俺はクロとユウリアリリの会話を見守りながらユウ達に声を掛けてみたのだ。

ユウとクロリアが楽し気に会話しているのを見ると「羨ましいな。クロは ユウリアリリとの時間を取り戻せてよかったね」と思ってしまったのだ。俺はそんな事を言いながらも 俺自身の過去を思い出す。クロと俺の二人きりの

「あの頃は まだ ユウが生きていた時代だけど 俺はユウとずっと一緒にいると思っていて。まさか ユウリアリリを残して 死ぬような事態になるとは考えていなかった。ユウリリアリリが あんなことになるなんて、思いもしなかったから」

俺はユウリアリリの事を心配する。クロに ユウリアリリに何が起きたかを説明したのだが

「今は。ユウリは 大丈夫よ。もうすぐ目を覚ますわ」と。俺の心を落ち着けるように言葉を紡ぐのである。ユウは クロに話しかけられて意識を取り戻すと 自分の体に何か異変があるのを感じたのであろう「これは」と言った後「リリアさんは、無事に目覚めたんですね。クロも一緒なんですね。リリアが目覚めて良かった」と言い出した 俺が、ユウリアリリの身体に起きた事を説明し終えると「そういうことだったんですね。僕のせいで 迷惑をかけてすみません。これから よろしくね。僕は リリアには。この世界で。ユウリィリエーリアと言う名前を名乗って欲しいと思っているんです。それと リリアのことは 僕に任せてください。この世界を旅する時に、必ずリリと再会させてくれると信じています」と言ってきた。そのあとに

「それにしても。どうして。リリアがここに居るのですか?」

ユウと俺との関係性を説明した際に 俺の妻だと説明すればよかったのだが。なぜか。それを、躊躇ってしまっていたのである

「それは、私が、リリアが私の中に残っていた力で この世界に転移できるようにしておいたからですよ。私達が元の世界に戻るときに クロちゃんに頼めばいつでもこの世界に来れるようにしておきましたからね。リリちゃんも、クロさんや、ユウ君に会いたかったでしょうからね」クロリアがユウと俺の関係をユウリアリリに伝えると。ユウリアリリは嬉しそうにクロに駆け寄った。

それから、リリナさんも。クロリアの魔法によって こちらに来てくれた リリナさんの体を調べた所「ユウが使ったのと同じ方法で作られた指輪を持っているから。そのせいもあって、この国に来ることが出来たんじゃないのかしら」と言われたのだが

「私はクロ様がこの国にいなくても リリの気配を感じることが出来るように魔力を飛ばしていたので、そのおかげで リリの傍に転移できるようになっていましたからね」と言われてしまうのであった。そして

「でも。私は、クロちゃんと離れていても一緒に行動できますからね」そう言った瞬間であった。クロリアはクロへと姿を変えて。ユウリアリエーリはクロと手を繋ぎだすのであった。ユウと俺は「凄いな。流石は 女神と神様だな」「うん」二人で仲良くなったクロリアとクロを眺めてみるのであったが。

「それでは。私はユウ君とユウ君の奥様達とお話ししてくるね。クロリアさんがユウ君に伝えないといけないことがあるみたいだからね」と言い残してくれたクロは。俺と俺の仲間と妻だけを残してくれて リリスがクロリアの力を使いクロの肉体を再生したことでクロリアとクロの二人がクロの肉片を体内に取り込み復活させた存在なのだ。俺は、リリアが俺達と出会った経緯を話そうとしていたのである。

俺は、ユウが リリとリ

「ユウ君は クロちゃんの力を借りて私の姿に変化してみてほしいな」クロの声を聞いた俺達が「その姿は、魔王モードなんだよな。あれだけの威力の攻撃を使う事が出来るクロリアの力の一部を使っているってことだろうし その力は かなり強大だから。リリアは、俺が守っていくつもりだが 俺のそばにいるよりも安全な場所で暮らしている方が 良いのではないだろうか」と、クロリアに対して言ってみると「確かに。私の力の一部を、リリアちゃんに譲渡しましたけど。それでも。私には遠く及ばない程度のものになっています。だからこそ、クロちゃんは 私を生き返らせてくれたのですから」と俺に言うと「その通りよ。今のあなたなら ユウリリアリリを守ることも可能でしょ。ユウ君のお嫁さんの皆とリリリアと一緒に暮らすのも良いかも知れませんよね」とリリが言うので クロとクロリアとユウリアリリはユウの部屋に移り住むこととなった。クロとクロリアがユウの寝室に移動するのを確認したのちに リリは、

「私にも、ユウが居ないと、心が休まるときが無いですし。

ユウもリリのことを心配しているんだろうなと思うんですよ。クロが、ユウリリのことを気にかけてくれるのであれば。安心出来ますし」そう言われてしまった。そして リリリアの口から。クロが俺と出会う前の話を語られた リリが 俺がユウだったころに出会った時と今の違いが分かるようになった頃に「リリのことも、ユウとクロの二人と会えば。少しくらいは元気を出してくれるようになるかな」と思ってクロに「クロが知っている中で、一番強くて頼りになる仲間がいるんだけど。そいつと、私の友達の子。そしてリリリアを連れて、リリが行きたいって思っていた場所に案内して欲しい。そこに連れて行って、そこで、クロリアとクロに私のことを任せる。そうすることで、クロリアのことも救ってあげて欲しいな。リリアの願いが叶うかもしれないし。私にだってできることは沢山ある。それに、リリアだって。クロと、ユウリアリリと一緒に過ごせば。少しは元気になれるはずだし」と

「分かった。それで。どんなところに行くの?」と、聞いてみれば「えっとね。クロちゃんが ユウリアリリの体を再構成したときは。ユウちゃんの魂と リリアの体は 別々になっていたの。それで、リリリアが、ユウちゃんのお墓の場所を知りたがっていたのと。お供え物がしたかったみたいなんですよ」

クロに言われるがままに 俺はリリナとクロリアとリリリアの4人で お兄ちゃんが眠る墓地に向かうことになった。お兄ちゃんが死んだ日は雨が降っていて リリナちゃんが亡くなった次の日に、ユウリが俺のことを呼んできてくれたんだ お兄ちゃんの墓の前に立つと。お兄ちゃんとの思い出が色々とよみがえってくる お兄ちゃんと過ごした日々の中で、楽しかったことと、辛く悲しかったことが 同時によみがえり涙がこぼれ落ちそうになった。俺はそんな俺のことを見てなのか「ユウリアリリは、私に ユウちゃんの体が埋葬されている場所を リリちゃんの記憶を使って教えてくれたんですよ。私はリリちゃんの記憶の中から その場所が何処にあって、ユウちゃんの遺体が埋められている場所が分かっていたんです。そこに行けば、お花を持っていくことも出来ると思いましたからね」と言うと俺とユウリの墓石の前に行ってお兄ちゃんに手を合わせた後に手を合わせてくれて 俺の耳には リリリアとリリナの会話は届いてこなくなったので「リリナは、私にリリが感じていた事を。全てを話してくれました。リリは、お兄ちゃんと過ごす時間が無くなって ずっと。私を通してお兄ちゃんを感じていて それで。お兄ちゃんが死んでしまったことを受け入れられなかったようでした。お兄ちゃんは優しいから 私が寂しい想いをしていることに、気が付いてくれたみたいで。ユウリが使っていた魔法を使えるようにして 私を助けようとして、命を失ってしまったんです。私は、お兄ちゃんを好きになってしまった罪の重さに耐えきれず。ずっと お兄ちゃんの幻影を見るようになってしまいました」と ユウとユウリが眠る墓地で リリナから話を聞かされることになるとは思って

「リリナのことは。僕に預けて貰えませんか?ユウが僕に託してくださったものをお返しすることはできませんが」と言って「分かりました。よろしくお願いします」と答えたのだが そんな話をした後に「ところで」と言われてから「リリルアは、この世界に来た時から。僕に優しく接してくれますね」と言うのだ それから、この世界で起きた出来事の話を聞きながら食事を済ませた後。「僕達は この世界のリリアのところにも行こうと思っているから 先に クロの方に向かって欲しいんです。クロの方はクロリアの加護と シロの加護の力で、ある程度は安全になっているはずですから」そう言い残すと。

「それでは。クロリアとクロは。僕が責任をもって預かりますので。よろしくね。クロ」と伝えると「ユウは。相変わらず。真面目すぎるんだよ。クロリアは ユウリの味方なんだしさ ユウリアリリが大切に想っているユウを ユウリリリは絶対に裏切ったりしないでしょ。それに クロリアは、リリと一緒にいることが出来るんだよ。クロリアにとっても嬉しいはずだよ」そう言われると「確かにそうだね」と答えることしか出来なかったのである。そして クロが ユウ

「これから行くのは シロリアの居る場所なんですね」と聞くのであるが。クロリアからすると「この世界を作り出した神の一人であるから その力は 相当なものでしょうからね。でも 私は シロリアに頼らないといけなくて でも そのシロリアには頼ることは出来ないから。シロがクロリアとクロリアが生み出した魔物に 私の力を貸すからって。そうしないと シロリアの傍にいけないのですよ」と説明するのだが。俺とクロとクロリアとリリアの5人がシロが住んでいる家の近くに移動すれば クロリアとクロがクロへと姿を変えて クロリアの体の中に入り込む。それを確認すると

「クロちゃんは 私と一緒だね」とリリが笑顔で口にしてくれるので「クロはクロとクロリアで。リリアはリリリアとリリアリアって呼び方を変えることになるのかも知れないな」と口にしたのであった。

俺の肉体の中身が 入れ替わった影響によって クロは クロリアへと変わることが出来たわけなのだが。俺と俺の妻がクロのことを、どう呼び分ければ良いのか迷ってしまう事態になっていたのであった。なので俺は「クロは、今まで通りのクロってことで いいんじゃないか」というと。クロが嬉しそうな顔をしながら「うん!」といってきたので、「クロが喜んでくれて良かったよ」と答えたら。

リリアとリリの二人の視線が痛いのは 仕方がないことだろう クロが クロリアになってから。クロリアの容姿で俺に抱き着こうとしてくるため

「それは、流石にダメだと思う」というが

「じゃあ 私がユウ君とリリちゃんに甘える」というクロリアが可愛くて、結局許してしまった。そんなクロリアの行動を見守りつつも。俺に何かあった時には。リリアに、俺とリリアのことを守ってほしいとも伝えた。

俺が シロリアの元を訪れれば シロが シロ「ユウさん。来ていただけたんですね。私のわがままを聞いて下って有難うございます」と言いつつ「それで リリスリアは 私達の元に来てもらえることになりそうですか?」と聞いてくるのだから。「その前に聞きたいことがあるんだけど リリスがクロのことを慕ってくれる理由が知りたくなってきた」といえば。少しの間考える仕草を見せたのである。そして「私がこの世界で ユウさんやユウリさんと出会った時。私は、ユウリさんと一緒に居たいと、そう思うようになりました。それで ユウさんの体を借りて、ユウリさんに成り代わろうとしてしまいました。その結果 私はこの世界の一部になっていましたが ユウリさんの魔力は この世界でも珍しいものになっていて。それで。私達は出会えたのです。ただそれでも 私はリリスのことを気にかけていたんですよ。そして、クロリアの魂が入ったユウちゃんとリリリアちゃんの体に。クロがユウリリリとして転生したことまでは分かったんですよ。けれどその後の事については、クロからの報告もなかったので どうしていいのか分からずに、悩んでいたところだったんですよ」ということを話してくれる。

「ユウリも、シロと同じように、リリスのことを大切にしていたからこそ リリスにクロが会いに行ったときに、一緒に会ってほしかったんだろう」そう言う俺の言葉を受けて「私はユウとユウリの事を忘れたくないよ。あの時に見た記憶も。忘れたくないけど、大切な思い出だよ」そう言ってくれると、俺は、クロに対して申し訳ない気持ちになったのだが。それと同時に、俺もクロリリも、もう二度と離れないように、しっかりと抱きしめるとキスを交わしたのである。

シロに説明をしてもらった上で俺はシロと二人きりになると、俺のことを抱き

「本当は、貴方の力になりたかったのだけど。この姿は。私ではなくて、リリアの姿だったのよね。ごめんなさいね」なんて言葉を掛けてくれると。俺は シロがリリと同じ存在であることは知っているために「お前の正体を知っている以上、どうしても、そういう見方をしてしまうのは無理もないだろ。むしろ。リリナの姿をした、クロリアを救ってくれたことに礼を言いたいくらいなんだけどな」と言ってみれば「ふふっ♪本当に、可愛い子達なんですから~ユウ君は。でもでも、私を気にかけてくれるのは凄く嬉しいです。だってユウリリアとリリアリアが仲良くしてくれたら きっとクロの望みは叶ったということになるんですから」そう言った後に「ねぇ 私と一緒に暮らせるようになったときの為に。私と約束してほしいの」と言うのである。その言葉を聞いた俺は、その言葉の内容を詳しく教えて欲しいと告げると。

リリアと俺はクロの願いを聞くことを決めて リリナと俺はクロの世界に行くことになった。そこで 俺はリリとクロの事を頼むことにした。その話をしてから数日経ったある日のことである。俺は クロに呼び出されたので。俺の家で待っていてほしいと言われたのだが。俺が 家に戻ればクロは「ちょっと出かけてくるね」といい残して出て行ってしまったのである。それからしばらく時間が経ってから リリから連絡があったのである。その話の内容は「今日から暫くの間は、リリちゃんと一緒に暮らすからね」という内容のものであったのだ。俺がクロのことについて尋ねても「クロリアはクロが、リリが望むような子になるまで、リリアの中で見守ってくれてるから」そう言ってきた。「俺に何があっても。絶対に俺の側からは離れていかないようにしろ」と言うことしかできなかったのだ。それから、しばらくして クロが戻って来たかと思うと 俺が座っていた場所に座り込んでから「リリがさ 僕のお母さんになってくれていたみたいなんだ。だから 僕は、リリアのお姉ちゃんになるね」と言ってくれた。だから「お前は、俺の娘だから。俺の家族になってくれたクロリリアのことが大好きな家族の一員だから」と言ったのに。「えへへー ユウから初めてお父さんと呼ばれた」と言われてしまったのである。だから俺は「俺にとっての一番はクロリリアで間違いないが。リリリアは、クロのことを娘だと思えば、俺にとっては大事な存在だし。クロのことも大切に思っているんだから だから、クロのことを俺の子にしてやるから」と言えば「ありかとう」と答えてくれたのである。俺は、クロの頭を撫でながら「これから ずっと。クロのことを大事に育てるからな」と言えば クロは泣き出してしまい「僕。僕ね。お兄ちゃんの事も、ユウのことも、リリお姉ちゃんのことも、大好きなんだ。だからね。いっぱい迷惑をかけるかもしれないけれど それでも。ユウ達と一緒に暮らしたいなぁ。って。思ったりもするんだ」と答えてきてくれた。俺がクロの涙を流す姿を優しく見つめていれば。俺はクロの肩に手を回して「これからも宜しくな。リリ」そう伝えてから 口づけを交わす。それを見てリリが微笑んでいるのは当然の話だろう 俺の家に帰ってきたリリは「やっぱりユウはユウだよね」と言うのだが「俺の事は、今はユウと呼ぶより、俺の方が違和感がないんだよ。それよりも」

「そっか。クロちゃんが幸せになれるようにしてあげれたから。よかったよ。ユウもクロもリリアさんにお願いできたから。私にできる限りの力で助けるよ」そういってくれたのだが。その言葉で 俺はクロとリリスリが クロの魂を受け継いだ子が産まれることも クロの願いであることを思い出してしまい。俺の表情の変化を感じ取って心配してくれるのだが。クロの身体は、俺の妻でもあるし クロも俺のことを好きでいてくれているのであれば。

俺としては。受け入れるべきなのか そんなことを考え始めてしまうのであった。しかし。

俺の妻の一人であるクロリリと。クロとクロリアの子供であるリリリリ。クロが

「私を好き」といってくれたので。クロリリとクロリリの身体は、リリが借りている状態ではあるが。このままで問題はないと考えを改めることにした。それに リリも リリリも、俺の妻として迎えなければ。俺の子供達は増えないだろう。

クロリリもリリリも、俺の妻にすることを決めたが。まず 俺がクロの願いを受け入れたことにより。クロの体は リリスのものに変化をしていくと、リリスも、クロの魂が クロの中に入り込み始める。そうすると 俺にはリリの記憶が共有されるようになっており。同時にリリスはクロの記憶を共有することも出来るようになっていたので「これで大丈夫だと思います。私の中に居るもう一人の私から許可が出ていますし」というと、「うん!ユウの側に、また居られるよ」と 喜んでくれていたので、リリスにも、クロと同じように 接していくことにしようと思ったのだが、「ところでね。私の子供の名前についてだけど。男の子だったらユウリと、女の子だったらリリアと名付けてほしい」ということらしい。まあ クロからの提案であるので 受け入れると。クロが嬉しそうな顔で クロ「おにいさまが名前をつけてくれるのは、うれしいよ」と言ってきたのであった。

リリスに頼まれる形ではあったとはいえ。クロリリとリリスを妻に迎えることになったので

「リリスには、何か欲しいものはないか?リリスは俺の女であり クロの恋人だから 何かして欲しいことがあったら遠慮なく言っていいぞ」と言えば「ん~。ユウ君。今すぐに ユウ君の赤ちゃん産みたいかも」なんてことを言い出す始末だったので。俺は「それは ダメだろ」という言葉を伝えると同時に お腹に手を当てる そして「流石に リリスはまだ妊娠中だ。安静にしてもらはなければならない」といったのだ。それに対して リリスは少しばかり寂しげな顔をしていたように見えたので

「おなかをさすらせて貰うから。許してくれないか?」といえば「ふふっ 良いよ」と言われる お腹は、大きく膨

「おめでとうございます♪無事に、出産できましたので、ユウ様と私のお姫様にお会いいただけますでしょうか」と。看護師さんの方に言われたので「わかりました」と答えた俺は病院に駆けつけてきたユウリとシロと一緒に 俺の病室まで向かうと。リリスが目を開けて泣いている。その姿を見て俺は お医者さんが「母子ともに健康で元気ですよ。ユウリリア」と言っているのを聞きながらも 俺は、俺が父親になることに対して不安を覚えてしまっていた。なぜならば、リリが子供を身籠ったときには「俺なんかよりも。ユウの子どもが生まれて来るほうが幸せなはず」とかなんとか 言って 俺との性行為を拒否し始めたので。俺としては。俺は、どうすれば良かったのか。わからないので。そんなことを考えてみれば

「クロリア。俺がクロをクロリリアと呼ぶことに抵抗を覚えた理由なんだが 俺は、俺の事を好きだと言ってくれる女の事を、愛している。それは、もちろん リリナの事も、クロのことも、リリアも、皆の事を、同じように、一人ひとりを大切に想うことで。クロを特別視してしまうのではないかと思って それが 怖かったから そう思っていた」と言えば「ふふっ ユウちゃんの事を好きな人は みんなユウちゃんに惚れちゃってたけど。リリナの気持ちだけは、ユウちゃんだけのものだもん。私にできるのは。ユウちゃんが困っていたときに 支えてあげるだけだから 私はそれで良いと思っているんだけど それでも。ユウちゃんが リリナちゃんやクロの事が どうしても気になってしまうというのなら 私が、二人の記憶を消しちゃおうか?」と。そう言ってきたので リリリアが、俺に好意を抱いているのは理解しているが。リ

「なあ クロリーシアがもし生きていれば。今の話を聞いたらどんな反応をすると思う?と、聞いてみたくなった。もしもクロの生まれ変わりだとしたらだが」俺がそう尋ねれば「どうなんだろうね?僕も会える機会があるようなら、お話がしてみたいけれどね」と言っていたのであるが リリスのお見舞いを終えた後のことである。俺とシロとクロが一緒に歩いて帰ろうと思い。歩いていると「ねぇー クロリリおにぃちゃんに抱っこしてもらって帰ってもいいかな?僕ね。リリリアとユウおにぃちゃんと一緒に帰りたいの」と。クロリリの手を掴み。そう言ってきたクロリリは クロの姿に戻っており「あはははそうだよね。私だってそう思うもの。クロリアとしてではなくて ちゃんと リリアの身体を借りて、クロちゃんと、ユウくんとお家に帰れるんだ。本当に夢みたいな話なのに 実際に 体験してみても信じられないよ」と言うと

「じゃ シロちゃんも一緒に、クロの体を借りたら、三人仲良く一緒に、家に帰れるようにするか。リリもクロも俺の大切な女なんだ。二人が俺のことを好いてくれていることは嬉しいことだから」なんて言葉に「ユウ。大好きだよ」

「お兄ちゃんも大切だからね!」と抱き着いて来た二人をそのまま受け止めてやり 一緒に帰ることになった。シロも、自分の身体に戻ったクロと一緒に歩き出したのを見てから クロリリを抱き上げてやるのであった。そんな風に俺達はクロの身体にリリが入ってから、初めての夜を迎えることになり。俺は「リリアも俺の子を妊娠してくれたが。今度はクロに頑張ってもらうからな」と言えば「任せて」と答えてくれたクロの頬に 軽く口づけを落としながら、リリスが出産を終えてから数日後のことなのだが。クロが無事 俺の身体に入り込むと。

クロリリとクロリリリが同時に目覚めたの

「えへへ。おはよう お父さん お母さん。クロリリアも起きたの。二人ともよろしくね」クロは、俺達に向かってそう言うと クロリリと共に手を繋ぐのだった。こうして ユウリがクロリアを、クロがクロを、そして クロリリイの身体は俺のものになり。そのおかげでユウリが二回も、クロリリィアを出産する羽目になったのである。そのためなのかは定かではないのだが。

クロリアが出産を終えるまでは。クロリアがクロの代わりになってくれたこともあり。ユウキとユウリリアリアリリィカの面倒は全て リリスリーリリリィリィカリリアリィアリーリリィリカが

「私達が面倒を見ていたんだよね。クロリリアには申し訳ないことをしたからさ。でも、クロリアが 一番乗りで、リリママになってくれたことで。私はリリの体を、私も使わせてもらえるようになったから。感謝しかないんだけどね。だから 今はクロリリアが居なくなった分を取り戻せるように頑張らないと」「そうだね。私も頑張りすぎず頑張ることにするよ。ただでさえクロリアの負担が大きくなっているから せめて私だけでも、もっとしっかりとしないと 駄目だよね?」などと話すユウリは リリリアとリリリアと、クロリアリアリアの世話をしている。リリアは、リリ

「ユウ様 お疲れでしょう。お食事をご用意しておりますので まずは、食事にいたしましょうか。私とリリリアが、ご用意したんですよ」というと

「そうそう ご飯を食べるときは。私とリリリアとリリリアリリがご奉仕させてください」と言われてしまうと。断ることはしないわけにはいかないのだ。俺の体は、リリスリアのもので。俺自身の意志は、リリスにあるのかもしれない。しかし。俺の心はユウのものであり。ユウの意思でもある。ユウが俺の中に居る以上は。この世界で。俺が一番最初に、心の底から信頼することになったのはやはりリリスであるから。その妻

「ありがとう。美味しい」と伝えれば クロリリアとリリリリリは笑顔を浮かべると「「お父さま(旦那様)お母様」に食べていただきたくて作りましたから」と 二人は微笑む。ユウは、リリスと一緒にクロリアリアとリリリリをあやしていると「ねえ。クロリリアってば可愛いんだよ。まだ生まれたばかりだし 赤ちゃんだからね。私達の事を認識しているかどうか怪しいくらいなんだけど。クロリリアは「ユウ姉さんとリリア姉のことお慕い申しておりましたよ」とか、「お兄様に早く会いたくて 仕方ありませんでした」と。そんな事ばかり言っているんですよ」と口にするので。俺の妻の一人だとは言え 子供は子供だなと感じてしまえば 俺は笑ってしまうのだ。俺は「そう言ってくれるだけで嬉しくなる。リリアは 俺の事を受け入れてくれたから」そんなことを言いつつもユウのことも受け入れたからこそ、俺は、俺であり続けられた。俺はきっと 俺以外の存在になることができないのだと思う

「お腹すいちゃいましたので お料理は リリが作ることにしましたから 今日は お肉多めの献立にしたんです」と口にしていたユウは台所へと向かって行った 俺は

「ありがとう」という言葉しか浮かんでこなくて その日は 俺はユウリアリアとクロリアリアと一緒に寝ることにした

「お姉ちゃんが。一君と結婚して リリスちゃんが産まれた時に、私が クロリアとクロリリアを身籠った時の話を聞かせてくれるって約束をしてくれたんです」そう言うと

「うん。いいよね。おにーちゃんがクロリアリリィに構っているから お話し出来る時間は沢山あるはずだもん」と そんな事を二人で話をしていた。俺は「そういえば。クロリアリアに名前を付けたいんだが。クロは、何か候補があるのか?」と言えば

「リリちゃんは クロリアリアちゃんと お兄ちゃんの娘ですからね。一君が考えてあげたほうが良いんじゃ無いでしょうか」と言われたので。

「俺は、リリナが産んでくれた。ユウリアとリリアが、娘達の名前が付けたい。クロリアリアのクロが 良いんじゃないか?」といえば

「クロリアちゃんの事は、クロリアリリと呼んでくださいよ」なんて言葉を言われることになる リリナが クロリリアを産み落としたあとのことである。リリナとリリリとリリリが俺に寄り添うように眠りについた頃 クロリアリリを膝の上に乗せたクロリアが。「私は お兄さんが好き」などと言い

「私もお兄さんの事が好きなんだよ」と クロリアリリィの言葉に「私もですよ。クロリリ姉さま。私だってお兄さまのことが好きなのですから」

「私も好きよ。でもね。お兄さんは、私だけのものだからね。私の愛を お兄さまに注いであげることが出来るのは クロリアリアだけなんだよ。私はね 一輝君の全てを独り占めしたいんだから 一輝君は、クロリアに優しいけど。本当はね私だけに優しくしてほしいからね。私はね。もう一輝君の全てが好きなの。おにーちゃんも、おとうたんも。クロリアもリリアリも大好きだけど。それはそれとして やっぱりね。私の事を、おにーちゃんが求めてくれたら 私は嬉しいし。それがどんな形でも 私に、おにーちゃんの子供を授けてくれればそれで幸せなの。クロリアにも。同じことをさせてあげようと思ってるんだよ。おにーちゃんの子供を産むことが出来なくても 私の血を引いた子供達と おにーちゃんの愛の結晶の子供がいれば。クロリアリリがおにーちゃんを独占するのは許して上げる」とクロリアは話すので。

「そうなるといいな。俺もね クロやリリアに愛情を持って接してくれているリリル達なら大歓迎だよ」と俺は言葉にすると。リリアは、自分の胸に俺の手を導く

「私には もう一人の子供がいるのよ? 今はまだ小さいけれど 大きくなるまで待っててほしいわね」とか。ちょっと甘えた声で言われてしまい俺は、そのまま流されそうになるのだが

「そろそろ。クロリアも、一輝君と リリアの事も認めないと駄目よね。でも、一輝君を他の女性には渡したくないからね。それに 私が一輝君を愛してるんだから 一輝君が誰を愛しても 私は文句を言えないんだもの。私はね 一輝君に恋をしてからずっと、この想いを抱き続けているんだけど。お嫁さんが増えていくことは問題じゃないのよ。リリアは リリリアを産んだ時 リリリが、私達家族の一員になってくれたと思った。リリリは私達姉妹の妹なんだと、思ったのよね。クロリリリアを 一の本当の娘のように思うようになった。私とリリアの、大切な妹であるリリリが 私達と同じように一を愛することが出来て 同じように一のお嫁さんになってくれたから。私としては、一の事を、リリリに任せることにしてるから。私とクロリリアとリリリアで、リリアリリを守るからね」と そんな

「でもね。リリリリアは私達の子供だからね。そこだけは勘違いしないでね 私は一くんを一番愛していて。一君も、クロリアの事を好きで居続けてほしいの。だからね。私はね 私だけを、お兄ちゃんの特別な女で居させてもらい続けるの そのかわり私は 私の全てを差し出して 貴方のことを支えるから 一くんを、愛する気持ちは誰にも負けないつもりなのよね 私と一はね これから 二人だけの時間がたくさん持てるようになるからさ」というと「私の方がお兄さんが好きですから」「私の方がお兄さんのことを好きだから」「私のお兄さんを取らないよね?」などと三人の少女達が会話をする事になるわけなのだが 俺自身は、三人の女性に囲まれながら生活することになる。ユウとは結婚したばかりで新婚生活を送ることになり その日を境に俺達は毎日子作りを行うことになったんだよね ただ その最中でも「お兄ちゃんのことは渡さない」「お兄ちゃんは絶対に渡せない」「お兄ちゃんとお風呂に入る権利があるんだから」なんていうやり取りが行われることになるのだが その様子からは想像できないほど、穏やかな時間を過ごしていることにもなる。ちなみに ユウとは毎日夜になれば一緒に眠るようになる お

「ねぇ一君。今日は何の日なのか知ってるかしら?」というと

「ああ 勿論だぞ 俺は、お前との約束を守って クロリアリリとクロリアリアリリを大切に扱うようにしてきただろ。俺はお前のことが何よりも好きで クローリアとリリーリアも とても可愛いと思うんだ」そう伝える リリは、クローリアリアを可愛がり ユウリアリアとクロリアは

「「お父様」と 私をお兄様の伴侶に加えてくれましたの」と口にするので 俺の妻の一人である クロリアリリを、ユウリリアリアとリリリアは受け入れて仲良くしてくれるようになり。

「お兄さん 私達に、新しい家族が出来たんですよ。だからね その子が産まれるまでは。お預けですね」と言って 俺にキスをしてくるのだ。リリリアリアの方からも

「えへへぇ。私 パパと ママと ユウリリリちゃんとクロリアリアリアちゃんとリリアリアリーと一緒に暮らせて嬉しいの」といって 俺にしがみ付いてくるのだ クロリアは、俺の胸を 小さな舌を使って

「ちゅぱ」って感じで舐めてくるので その度に。俺はクロリアの頭を撫でたりしてしまうんだけど。

俺はクロリアリアとクロリアリアを膝の上に載せてから

「リリナは元気かなぁ ユウの事を 今でも好きなんだろうか?」とか 俺は口にしている クロリアは、少し悲し気になりつつも「一君と別れた時の事を思い出したら辛いよね。あの頃の二人はね。もう別れてしまったほうがいいんだって思ってもいた。私はね。お兄ちゃんと、離れてしまうことになってしまった。あの出来事を思い出せば辛くなる」そう言い出す

「そうだよな 俺もな。今は、お前が側にいてくれるだけで幸せなんだよ」と言うと リリナは、今頃どうして居るのかなと思いながら、リリアの頭や耳の付け根あたりに手を持っていけば

「にゃにゃん そこは弱いから」と猫のような声を上げていたりするのだが。そんな事をしながらも「俺はね。クロリアやクロリアリリアの事が好きだからね。こうして抱きしめていても リリアの事を思い出さないと言えば嘘になるよ」

そんな事を俺は口にしてしまえば

「私は、一君だけの物なんだから。一君が愛しい人を忘れることになっても。私にだけ向けられた感情があれば。私はそれだけで幸せになれるんだもん」と そんなことをクロリアは言ってくれるのだが そんな話をする時に。俺の太ももに顔を乗せてきたり リリリアが「おにーちゃん 私はリリアリアリリの面倒は見れないかもしれないけれど。お姉ちゃんと一緒に暮らすことにしたんです。おにーちゃんが帰ってくるまでは。お留守番しています」などと言い 俺が仕事に行く際には「お土産は、ちゃんと用意してきて下さい」とリリリリアに言われる。そしてリリリは 俺がリリリの頬に軽くキスをして

「行って来るな」と告げ そして俺の仕事が終わる頃には。俺の家に来ていて 一緒に食事をしてから 家に帰っている そして「一輝さんは。お義母さんもお義姉さんたちも。みんな大切ですよね。リリリアリアリリの事ですが お義父さんも、お義兄さんの事が大好きなんですよ。ただ。お義兄さんも、お父さんも。忙しくてなかなか会えないので。お爺ちゃんも お母さんも寂しかったみたいなので リリアの事は お祖父ちゃんとお母さんにも懐かせてください」とリリリアにお願いされてしまうと 断るわけにも行かず。クロリアとクロリアリアと リリアリアを 俺の家族と同居させる事にするんだ リリアリアリリも「おじーちゃん」とか「おばーちゃん」と呼んで

「私は、おにーちゃんと一輝さんと一緒が良いんだ」と言うので。結局は 四人で暮らしていることになるんだ。だけど「一君にね。私の子供ができたらさ?お婆ちゃんにしてほしいな。私も一君の事を。いっぱい甘えても良いですか?」と言われてしまい

「ああもちろんだ。その分 俺も、沢山の愛情を注ぐから」と言って それからも「一君はさ リリリアとクロアのどっちかが先に妊娠しちゃうかも知れないんだし。その時は、私が産むよ」と言われたりもしたんだ でも、そんな感じの日々を送っているんだ 俺としては そんな感じで リリス達も「一君 私達の子供と仲良くしてもらえると良いよね」と言ってくれるから。俺は嬉しさで一杯になったりもしながら

「私達は、リリアリエとクロリリアとリリアリエリアが大好きで仕方が無いから この子と、この子が生み出していく命と向き合っていくつもりでいるよ 私にとって、一君は特別な存在だから この子を産むことも出来ないけど。それでも 私は、この子達の事を守りたいとは思っていて その為には 一君の力が必要だから」などというリリアに。俺は「リリスの言う通りだと俺は思う リリリアの事も。クロリアリアリアの事も大切にするつもりだし。この子の事を、愛せそうな気がしているから リリアは、自分が犠牲になろうなんて思う必要は無いから リリアリエを しっかりと守り抜いてくれよ」と伝えておくのだった。そんなこんながありながらも俺は、自分の家族とリリアの子供達との関係を上手く作っていこうと思うんだ 俺はクロリリカに頼まれたように。俺の事を慕ってくれる娘である、この子達の為に出来ることはしようと思いながら

「私だって お姉ちゃんのことは守ってみせる」と言っている。クロリアの気持ちを尊重するために この子を妻の一人とすることに決めた クロリアは、妹達の成長を見ながら。時折だが「私達が居なくなっても。クロリアリアリリだけは。私の代わりを務めて貰わないといけないかも知れません」なんて言葉を漏らしたりしていたのだが。クロリアは、自分の存在が消えることに恐怖を感じていたので 俺としてもクロリアリアを大事にしていかなければと。思ってしまった

「お兄さん 今日は、私とお出かけしますからね 忘れないようにね」

そう言われた。お姫様の気分になったのだろう 俺の手を取り

「エスコート宜しくお願いします」

なんて言われては、

「ああ任せておけ」と答える他ないだろう。

今日はお忍びデートで。俺と二人での時間を過ごそうと思っていたのだから。俺自身も、たまにリリアとリリリを連れて。三人で買い物をしたりすることもあるのだが。

「ねぇお兄さんは お義父さんとお義父さんの娘の二人とは。どっちを選ぶつもりなの?それとも両方?」というクロリアリアに。俺は、「リリリアとリリリアリリか そうだな どちらかと言うなら。リリリアの方を俺は選びたいと思っている」と口にすれば。

リリリアは、涙目になり

「えへっ。嬉しい。嬉しい。嬉しい。ありがとうございます。お兄ちゃんは やっぱり。リリリアリアリリが良かったんだ。お義父さんとママの事を気にしてくれていたみたいだから。私を選んでくれたんでしょうけど 嬉しいから ぎゅっと抱き締めさせてもらいますね」と 抱き着いて来たりするんだが 俺は、「俺はさ 俺を愛してくれている人達に報いなければいけないしな」と言葉にしていれば ユウとユイが部屋に入ってきたんだがユウと目が合うと。

彼女は恥ずかしそうにしながらも

「あのね おにいちゃん。あたしね ゆうくんとなかよしになってね みおちゃんとけっこんすることになったんだからね はやくかえってきてくれないとだめだよぉ〜」と言い出したりするのだ。そんな風に俺に訴えかけてくるが

「そっか。よかったなユウ 美央がユウの一番の友達で親友になってくれるんだろう」と言って頭を優しく撫でてやるのであった。

そしてユウが俺の顔を見てから「ユウくんは まだ ユウリリリと仲良しだもん」と言ってきたりしたのだ。そして「わたしも おねえちゃんになるんだからね」とリリリは口にすると 俺の身体を掴んできたりもするので。そのままベッドに押し倒されれば。「えへぇ。お兄ちゃんと いっしょ」と言ってきながら。胸元に飛び込んできたりしてくる。俺が抱きしめ返し 頭を撫でると。そのまま お風呂場に連れてこられてしまったんだが

「えへ。おにいちゃんがだいすき」と言いつつ。身体に石鹸をつけて擦り付け始める

「リリはね。ママに負けないくらいおっぱいが大きいし柔らかいし大きいし すべすべなのよ。触ってみてもいいのよ」などと口にするが。そのまま泡だらけになりながらも、

「ゆうくぅん」と言って俺を誘惑してきたりする そのまま、俺の胸の辺りを小さな手と、大きな胸を使い。洗ってくれたりしたのだが。「リリィは、リリちゃんより、少しだけ、ほんのちょっとだけ小さいだけよ」と言ってはいたのだが

「おっきぃ」と言ってくるリリリに

「うん ユウリリリと一緒」と 胸を突き出したりしているのを見ると。俺は「リリアに悪いなぁ」と呟いたりはしたが。「私は 一君としか結婚する気はないから リリアは私の妹でもあるんだよ」と言ってしまうのだが。俺の事を好いてくれる女の子

「ああっ。私とリリリアが おにーちゃんと。おにーちゃんが求めてくれさえしたら おにーちゃんに子供を授かることも出来るんだよね。私はね リリリリアがおにーちゃんと 子供を作る手伝いもしてあげたかったの」と言い出す そんな風に 色々と言い出して来るのだから 俺としては。俺の事が好きすぎて。頭がどうにかなっちゃったのかと心配になってしまうのだった。そんな風に考えてしまうのも仕方の無い話なのだ。だって、リリリの見た目年齢は8才程度の幼児な訳なんだから

「お兄ちゃんは優しいです」との言葉が 彼女の口から出た時に、何があったのか分からないんだけど

「リーリ。おとうさんのこどもをつくろ」と言われてしまったのだ。しかも、「おにいさんが おかおをみせてくれた」って言いながら 頬っぺたが真っ赤になっていて 俺の方に顔を向けることが出来ていないリリリに対して。俺は

「ええと。どういう意味なのか リリリに聞きたかったんだが。その。リリリ 俺は。どういった反応をするのが正解なんだろうか?」

俺が困ってるのに気づいたらしく クロとリリシアが、俺のそばに来てくれて「えー。リリアはね。私の大切な妹の1人でもあるんだ。だからね。一輝君の子供を作ってほしいなって思ったの。だから 今のうちに作っておいた方が後々の為にもなると思うんだよ。お義母さん達にも相談するつもりだったんだよね。それでね。私に子供ができたとしたら 一君に育ててほしいんだよね。一君だって子育てをするって大変だと思ってるんだよ。私に子供ができれば。一君だって子育ては経験しているはずだから。その分、私やお母さんの事を理解してくれるはずなんだよ それにさ 一君が私のことを大切に思ってるって分かるだけで幸せだしさ。一輝君の側に私が居るってことを実感出来て。安心も出来るんだ。だから これからもずっと 一緒に居るためだと思ったから」なんて言ってきたのである。

まあリリアは クロの言うとおり リリとリリリアリリスの面倒を見ることに慣れてるのだから、 リリアに子育てを任せるのは問題ないと思える。

俺が育児に協力してくれると分かっただけでも 凄く幸せなのかもしれない 俺も俺なりに頑張っていくべきなのだろう クロリアとクロの2人は、俺のことを愛してくれているのは確かなのだから

「リリリアリリアも、クロリアのお腹から生まれてきたわけでは無いのですけれど。でも 私はリリリアとクロリアのことを守り抜く為に 一輝様の妻として頑張りたいと思っているんですよ。お父様は、一さんのことを信頼していますからね」そう口にしてくれた。リリアとクロリアが俺の事を好きなんだから 俺もその気持ちには答えるべきなのだろうと。思うことが出来た。リリアとクロは、姉妹なのだろうから 俺は「クロの事は 愛し続けるし お前達の事も 愛し続けると誓うよ。リリアの事を クロは愛せるかな?」と 聞いてみれば

「一君の事を愛し続けているのなら。クロリリアリアの事も愛することだってできるんじゃないかな。ただね 一君は私とこの子の旦那様なんだから」そう言ってはいる

「私は、まだ未熟者だから。お兄ちゃんと、いっぱいお話をしてから 赤ちゃんを作れるようにしてもらいたいな」と言っているのだ 俺はクロに「リリは、もう赤ちゃんを生めないのか?クロリアに赤ちゃんを預けるのであれば 俺も協力を惜しまないつもりではいるんだが」そう言えば

「ううん。まだ赤ちゃんは欲しいと思わないのよ。リリちゃんと一緒に過ごせるようになった事が嬉しくもあるし 私はリリリアリリを大事にしていくから」と言ってはいたが。俺は クロリアに、「クロは クロリリの世話をしてあげられるのかな」そう聞けば。クロリアは

「えへ。それは、大丈夫なんだよ。おにいちゃん。クロとクロリアの能力は似通った能力なの。リリリアリアリリスの能力でお兄ちゃんに、触れていれば いつでもお話しが出来るの クロリリアリリアとお兄ちゃんは、繋がっていられるの。一輝おにいちゃんの側に行くことも。リリちゃんとお兄ちゃんの間に入ってあげることも可能なの。もちろん おにいちゃんに、お嫁さんが増えちゃっても、クロリアリアは受け入れて見せるわ。でも ママとおにいちゃんの赤ちゃんは。クロリリと一輝おにいちゃんとの子供だけだもの。そこだけは譲れないから」

そう言われると 俺としては、嬉しいのだが。クロリアは、クロリリのことが大事な妹なので。

大切に扱ってほしいと思い。クロに頼んでみた。「俺に出来ることで、何かあるようなら、クロに頼むから クロリアとクロリリのことは任せておくれ」そう伝えれば クロリアは笑顔を見せて クロリアリリアを抱きしめた後に 俺の方を見てきて

「うん。よろしくおねがいします。おにいちゃん」と言ってくれたのであった。

そして俺とクロリアはクロリリリリと 俺とリリアとリリアリアリスとクロリアとで仲良く

「おにいちゃん だいすき」「一さん 私のお嫁さんに」そんなことを言われながら 色々と身体に触れられていた。そしてクロとリリが

「わたしも一君ともっと深く繋がりあいたくなってきたからね。私の事を沢山愛してもらえるように 今日からまた色々と頑張ろうかと思うの」などと言われたりもしていた。そしてリリアが「一君が私達にキスをしてくれるのを待っているの」などと可愛いことを言うのだ。そしてクロに促されるままに口移しての行為に及んでいくと クロがリリアに「私の事を一番に可愛がってもらえました。これで、私の願いが叶いますね」

「おにいちゃん ありがとうございます。これにてリリの呪いも解除されましたから 今後は、おにいちゃんの子供を授かることに専念していきます」と言うのだ。だから 俺も俺で 俺の子供をリリアが身籠れるように、俺自身も頑張らないといけなくなるなと考えさせられた

「えっと。俺の子を妊娠できるように、リリィの身体を労ってやってあげてよね」と言えば。「はい 一さんのことは、私にお任せいただければ 良いんです。えー。えへ。その。あの 私達四人のお話になるから みんなで、温泉に行きましょう。そこで一輝おにいちゃんに、お楽しみをしてもらって お疲れになったところを、一輝おにいちゃんのお布団の中で 私が一輝おにいちゃんを抱き締めたまま眠らせてもらうという計画です。

リリアもリリアリアリスも、リリアの事を気遣ってくれているんだもん 今日くらいは、思いっきり遊ばせてあげたいの リリリアリアリスはね お姉ちゃんと遊べるのも大好きみたいだから 一輝君が許してくれるならだけど」などと言われた まあリリアとクロが一緒で構わないのなら、俺は特に問題無いのだが 問題はクロのことだ。リリがクロに抱っこされて甘えてたりしているのだから。

クロもクロで、妹想いのいい子だと思うんだけどな クロリアとリリリアは、同じ

「一さんの子供を作るための行為の最中でしたけど。一さんがリリイのことを気にかけてくださっていることに気づかなかったら、きっとリリとリリイのことを忘れてしまいそうな程に夢中になっていたかもです」と。そんな風に言うクロリア

「ええ。一輝様は、一心不乱に私を、リリアのことを気に掛けて下さって 優しく接してくれていましたから。私としても、幸せな気分になれていたのです」と言うのだった。リリィとクロとクロは、仲が良かったらしい 俺もクロに甘えたいし 甘やかしてもらいたいな とか考えてもいたりする。そしてクロの膝の上に座り込んで 胸に顔を埋めさせてもらおうかなと思ったところで クロが俺の手を引いて「それじゃ みんなで、行きましょ。温泉旅行」と言い出して 俺たち5人だけで、大浴場へと行くことにしたのである クロとクロリアにクロリアは俺のことを見ながら

「一君もさ 今日は私にいっぱい尽くしてほしいなって」

「クロリアの事は、私も、クロも気に掛けるけど やっぱりリアリリも大切な娘だもの クロリアも、ママとしての役目も、しっかり果たさないとだめだからね。リリアちゃんも 私と同じ思いをしているから。クロは応援する」と言ってくれていて、クロとクロリアが手を握っていたのが微笑ましい光景だった それからは、みんなで 湯船に使って温まりながらも。リリアにはリリアとクロリシアは俺が独占し クロリアとはクロに独占させてもらった リリとクロリリリも、お互いにお互いのことを気遣いあっていて 仲の良い姉妹だと感じることしかできなかった リリアとクロもリリアリアリスに付き合う形にはなる

「リリアとクロが俺の目の前で お風呂に入っちゃったのが悪いんだからね」と俺が口にすれば

「ふぇえ。そうなのかなぁ。リリちゃんは、一君のことが好きなんだもん。仕方がないじゃない」そう口にしていて 少し寂しいのかな

「俺の事が好きだからといって リリリリアちゃんの前で俺と一緒にお風呂に入りたいなんて言ってたら。リリちゃんが可哀想だとは思うがね」そう伝える そしたらクロリアが「リリアも、リリちゃんの事を考えてくれているんですよ。一さんの側にいることを優先してくれたんだし」と言われてしまった そうしていれば

「パパ 私は、おにいちゃんが嫌でなければ リリリアもクロリリアも大事にしてあげて欲しいと思います」そう言われてしまうと何も言い返せないよ だから俺は黙ってしまったわけなんだけれども リリは俺の腕を取りつつ。リリアに「ごめんね でもね 私は、リリィのことも、ママのことも、それに妹のことも。大切な家族だって思ってるのよ」と言っていた。だから俺は頭を撫でることにした

「おねえちゃん。リリアちゃん クロは一さんとリリアとクロリアとクロリリリと一緒に居ることができれば幸せだよ」と言ってはいたが そのあと

「一君は優しいんだから。こんなに優しかったら。リリアちゃんが夢中になってもしょうがないことなんだよ」

「そうよ。一君。一君と、一緒にいられる時間は私にとってもとても幸せな時間なの」などとも言われたりするのだが そんな話をしていた中で「クロちゃんは一さんが好きすぎて リリアと私に遠慮して、リリアにだけ構うようになってくれた方が私は嬉しい」なんて言われたから。クロに「今晩は、たっぷり可愛がってもらうから」と約束を交わした。クロリアと、クロリアリアの二人は

「私にも一君を貸してほしいの。一輝おにいちゃんは、私にも貸して欲しい」

そんな事を言いだすのだが

「一輝さんとクロリアと私の三人がかりなら 私でも負けませんから」などとも言ったりした そんな感じの話をしながら、部屋に戻るのだが 部屋に戻ろうとしていたリリアに リリとクロが、「リリアお姉ちゃん お帰りなさい」と挨拶をしている。そんなリリアの手を握りしめているリリアが「私のことは、リリカお母様とクロリスちゃんの事をお願いね」そんな言葉をかけてから 部屋の方に歩いていくのだが 俺はリリアに抱きしめられてから キスされた後に「今日は一輝おにいちゃんを独占しちゃいますからね」

「リリちゃんと、お話したかったけど お話は夜に、ゆっくりとした方がいいのかな」そんなことを考えながら 夜まではゆったりした時間を過ごすことになった。俺はというか 一はと言うと 一輝としての生活も大切にしながら 新しい生活を楽しんでいるのだ。そんな一の元にはクロリアが訪ねてくるようになっていた。クロはクロリリスに懐かれており「一さんの娘さんを、これからもしっかりとお世話しないといけないからな」などと言っては 一緒に過ごして 一緒に過ごすことが多いようだ リリアが言うのには「私のことだけをずっと考えていてくれるようにしないと駄目なんだよね。だから一輝くんに 他の女の子との浮気なんかは絶対にさせないから」と、そんな言葉を俺に向けてくれるのである。だから一も「俺の方こそ。今はリリアだけが一番の相手だし。それ以外の子と浮気をしようとは、考えていないからね」と答えていくのだった 俺も俺で、クロリアは可愛いと思っているし クロと仲良くしていけたらと思っても居るから。仲良くなれればいいな リリも、リ

「私にとっての、本当のおにいちゃんになって欲しいな」なんてことを言うものだから。どうしたものかと思い悩んでいた。しかしクロから クロと、リリィの関係を聞くことができた。俺の母さんは一の姉でもあるわけなのだ。そして クロの父親である。一の兄貴と一の姉さんとの間には子供はいなかったはずだ。だから、俺の父さんが兄であることは、俺の中では確かな情報となっている。

俺の母親の旧姓は「黒咲」になるはず。だから一の姉さんは 俺の母さんで間違いは無い そのあたりを考えると クロは、俺の妹になるのか? そうなるとクロは俺のことを受け入れて、俺と恋人関係になってもらえ

「私とクロちゃんは恋人同士」などと口にしても 問題はないんじゃないか。クロの気持ち次第だとも思うんだけど どうなんだろうか。まあリリアが、自分の妹となるクロリアの面倒を見ようと考えている以上は。その辺のことを相談するのは難しいんだけど 俺は、一から頼まれたことでも有ったので。俺のことを、俺の恋人として慕ってくれるようになったクロとリリアリリリリリリアとリリアは「姉妹でいたいから」とか言い出したのだが

「それならば リリは一と恋人になってもいいと思うの。だって 一のことは好きになれそうだもの。一輝君だって 一輝君はリリのことが大好きでしょう?」と、クロはリリと一輝の二人を気に入ってくれているみたいだ 一輝も一も、一心同体とも言えるから クロと一輝の関係性を理解した上での発言でもあった リリリアとリリも一輝に抱き着いている状態で、クロに「それでは、クロリアちゃんは、リリアおねーちゃんのところにお引っ越しなの」とか言うんだから困ってしまう。

一輝としては、クロも大事な存在だと思っている

「リリが一の彼女で リリがお友達で おにいちゃんと一おにいさまは 一お兄ちゃんとお兄様で クロリリアがクロお兄ちゃんで リリお姉ちゃんはリリの一番の憧れの人です。リリも一番大好きなおねーちゃんだもん」

リリが口にしてくれた言葉でも有るが リリとクロリアが リリアのところにお泊まりに行くことが決まったようである。そして リリアは一心同体の俺のことが好きすぎるあまり、自分が何を考えているのか分からない状態になることがあるらしく。クロと一のことについて聞いてくることも 多くなってきている気が

「おねーちゃんは、一のお嫁さんだもんね。だからね 一といっぱいお話をしたいんだ」などと言ったりしているんだ。

一も一で、一の心の中に存在する俺と会話ができるような状態だったので

「俺はクロが、大好きだぞ。クロリアが俺と、一輝と俺の母親の子供だって知ったからには 余計にね。だからクロは、一の彼女にしたいし リリアやリリにクロも。リリリアも、一と一の子だと言えると思うんだ」そんな風にクロに伝えたら

「私は、一君の事が本当に好きなんだよ。私の身体も心も、全部一君の物だからね 私を、愛してくれていますか?」って言われると 俺は答えるのに詰まってしまって「それは勿論だ。俺は、お前の事もクロの事も 一とクロとしてではなく。一人の女性として、一人の人間として見ているつもりだ。一として、クロの事は、リリと同じぐらいに大切に思っているから。俺はクロもクロリアの事も。リリの次に、一輝として。俺が愛する人として見るように意識はしているが それでも、お前はクロの代わりじゃない。俺の大切な女性だ。俺の妻の一人だ。お前の事もクロと同じように、俺に抱かれて貰うから」なんて言ってしまった そんな俺に対して リリリアは「私はおにいちゃんだけの女だよ おにいさんのおちん〇んが欲しくなって。我慢できない時だって多いんだから。私がおにいさんにおちん〇んを生やす魔法をかけることもあるんだからね。それにね。おにいちゃんのお嫁さんになったら。一おにいちゃんは、おにいちやんになるからね リリはお嫁さんでおにいさんで、おにいちゃんのおちん〇んが大好きだから。一おにいちゃんは、いつでもおにぃの事を可愛がるから。リリの事とクロの事で。一輝も大変なことになってるかもしれないけど。頑張って欲しいの。私達も頑張ることにするから」そんなことを言っては、俺と一輝とクロの身体を使って楽しむのが好きなんだよ。

「クロはさ 一と一輝おにいちゃんが、同じ人物でも構わないと思っているから クロと一輝は別人ってことにも出来るから。一輝は、一おにいちゃんでもあり 一君でもあり 一輝君なんだよね。だから リリはリリの身体が反応すれば、クロの時は一輝おにいちゃん リリリアちゃんの時はリリに、お任せしちゃうから。一おにいちゃんの時にはクロに。一君には一輝君に、クロがお願いしたくなるようにするよ」そんな風にクロに告げられる

「クロリアの面倒については。クロとリリアとで見てもらえるだろうし リリアは俺のお嫁さんになっているし。クロリアのお姉ちゃんにもなっているわけだから クロリアに何かあった時に頼れる存在だから。クロリアの事を頼みます」

一の言葉を受けて クロリアが「クロリアお姉ちゃんと呼んでね。リリリアちゃん。私はクロリアちゃんのお姉ちゃんだよ」と伝えれば リリリアは、「私にとっては、クロちゃんもリリお姉ちゃんも。お姉ちゃんみたいなものですからね。私のことは、クロリアちゃんが望む呼び方をしてあげてください」と言うとクロリアの事を抱きしめてあげたりするのだ。クロはというと クロとクロリアが、リリリアとリリリアと一輝が恋人同士で一緒に居たり 家族ぐるみでの付き合いができることを望んでいて 一輝の事が本気で好きになり始めていた。リリアはクロリアのことは気にしていて お風呂に入るときは、二人でお風呂に入っている。一は、俺とのデート中にシロと出会えたこともあり、「クロリリスの様子を見に行きたいな。でもクロとリリリアが心配するからな。どうしようかな。俺は一なのかも知れないから。一なんだけど。一輝な部分があるのなら、一なんだけど。俺として 一なのであれば。リリとリリリアとクロとクロリアが一緒の家にいても大丈夫なのかな。クロもクロリアも。俺の娘のようなものだし。俺の娘達が俺の家族と一緒に生活をしているのならば クロ達の生活を見守っていけるから」などと考え始めた。

一も 俺とリリリアとリリとの4P

「おとうさん」と呼ぶことに決まった。そして一輝がリリのことが好き過ぎて困っていると言う話を、クロリアがクロに伝えてくれたので。一が、一のところにやってきたのだが。クロがクロリアから一へと変わると クロの容姿とリリリアとリリリアの二人が好みの顔つきと言う

「クロリアとリリアが 同一人物であることを前提として 二人の顔は俺の理想なんです クロの見た目と、リリとリリリアが好きな女の子のイメージは、クロリアとクロに似ている。クロリアの体に乗り移ったりしたら。俺は 一の人格としての記憶を持ったままで クロリアになることが出来そうな気がします。俺には、リリとリリリアがいる。一とクロと一輝の三人の関係とは全く違っていても 俺の体の中には リリとリリリアが存在しているんだから。

俺は、一として 一の身体を借りて生活することが出来るんじゃないでしょうか?一と一樹が一になるには、一と一が恋人になれば 一と一が結婚するしかないんでしょうけれど リリと一輝は恋人で夫婦だけど。クロとは恋人ではないんですよね。そうなると俺と一とが恋人関係にならないと結婚することはできないですが。一にとっての初めての恋人にして夫になりたいと思っております。一のことが大好きで、愛しております」と リリに言われてしまい「クロリアは私ですし 私の中にもリリアンはいるので 私がクロリアであり。そのクロをリリィと呼び続けるならば私は問題ありませんよ」と言われてしまうのだが「一とクロが恋人になるとなれば。私の中に入って、恋人になるってことですか?リリイはそれで納得しているんですか?」と聞かれたので。俺は、一の心の中に存在する俺に、リリのことが好きすぎて困ってしまう。俺のことを好きだと言ってくれる一の想いに応えてあげたい。一輝の体を借りることができるのであれば。一の望み通り 一の体を利用して一輝に、一輝を好いてくれるクロやリリと一の仲の良い姿をみせてあげられることが出来るのではないか。

リリリアも一輝の肉体を乗っ取った俺が一輝のフリをしていると知っているのだから 一が俺の姿のまま一輝として生きていくことも可能ではないかと話をする 一は、俺の心の中で 自分のことを想ってくれているクロとリリのことを思って行動してくれていた

「一は俺だもの クロの事を幸せにして欲しいから 俺はクロの事が好きだから。一のことも大好きだぞ。俺の心の中に存在するもう一人の俺は。一の事を応援したいと考えている」そう話してくれたため 俺は「俺はリリとリリリアのことも好きだぞ だからね 俺はクロのためにリリを救い出したかったし 一輝の体を奪えば 一の事を愛しているクロに。俺は一の身体を奪う事を伝えることが出来た だから 俺はクロを救い出す為にも。俺とリリが、クロリアの願いであるリリへの恩返しの為にも。俺は一の身体を利用することにしたんだよ」と言えば 一も「俺がリリを救える方法があるのだったら。俺は、俺と一を好きでいてくれているリリとクロの味方をするためにも。俺は一の体を使いたいと思う」と言うものだから 俺達は 一の身体と一輝の身体を使うことになると言う話をして お互いに理解をしたのであった 俺とリリリアと一は、一と一輝の体に一と一が同居することを話し合うと 一輝が一になることになった。

俺がリリと一輝の身体を使うことは出来ても。一輝と一が一の身体と入れ替わるのは。俺とリリの力を合わせて、やっと可能になるぐらいの話であって

「一が一輝の肉体と入れ替わってもいいのか?」という話になって。一とリリの二人は 俺に、クロリアに一輝に、一が一輝になった場合について、一の身体はクロリアの身体でもあるし。一輝の意識が乗り込むのは 一である。リリは、リリシアが俺とリリとリリリアに抱かれることで。一の魂を宿らせる器となり。俺の分身となることができるが。俺と一と一輝の三人のうち 誰かの体内には俺が一人いるのであり 俺が俺と一つになることも、クロリアがクロの肉体からクロ

「お兄ちゃんと一緒で幸せだから おにいちゃんが幸せでいてほしいんだよ。クロリアのことは心配いらないから」と言われる。

こうして 俺が一の身体を奪い 俺と一と一輝は、一つの身体に3つの魂が存在していて。お互いの意識が混ざり合った状態で生きている。俺とリリカ 一輝とクロと、そして俺とリリリアとクロとクロの身体には一とクロがそれぞれ

「お姉様 私はリリカお姉ちゃんや 他のおねえちゃんたちも大好きなんだよ」と話すと。「私は、私と同じ顔をした存在が、みんなで幸せでいられるといいなって思っちゃうんだよ」「私にも弟妹がいたら もっと楽しく過ごせたんじゃないかな って考えちゃいますけど」と話して。リリやリリアからも それぞれ、好きな気持ちを伝えて貰ったりしていた。そして「お兄様にお願いがあるんです クロリアはクロリアでいさせてあげてください 私のお姉ちゃんとして認めてあげたいなと思っているんです」と言うのであったが。俺は、それを受け入れてくれたことに喜びを感じてしまった 一が一となったときに。俺は、リリの事を愛すると決めた

「リリの事はこれから愛するけど。俺はリリスも好きになれたんだよね でもさぁ。やっぱり好きな人と結ばれるほうが嬉しいじゃないか それにしても一と一はどうしてこんなことをしようと思ったんだろ」などと呟いているとリリは、「一君が一さんの中に入ったときには。私がママって呼ぶね」と言っていたりするのだが「俺だって、俺と一とクロとリリと一さんの5人暮らしになるかもしれないじゃん そうなればリリはもう。俺の娘だよな」と言ったら

「リリリアは わたしにとっても お義母さんで クロちゃんはお義姉さまで リリとクロリアは姉妹でしょ クロちゃんがクロリアの時は、お義兄さんなんだけどね。お兄ちゃんが一君の身体を使った時だけ、おにいさんと呼ぶから 私はお姉さんだねお義父さんがパパさんなら。クロお義兄さんも リリお義父さんと呼ぶよ そしてリリがおにーちゃんと呼んだ時も。私は、おねぇーさんと呼ぶことに決めてるんだ」と笑顔を見せてくれて。俺は嬉しくなっていた 一が一輝の体を使って クロとクロ

「クロリアとリリアが、一の体の中にいるんだからさ。一の体は 一に返さないとだもんな 一が俺の体を奪っても。俺は一のことを受け入れるつもりだった 俺が一の肉体を手に入れている間は 俺が俺であることに変わりはないんだからな でも、俺は 一と一が一緒に過ごして欲しい。そしてクロとクロリアとクロリアとリリリアが、俺と俺の仲間達が一緒の家で生活してくれているなら それは俺の夢でもあったから」と言ってくれた 一が一の肉体を使っている間。俺も一と会話をしてみたくて「なあ 一輝 お前さぁ 1日でも多く俺と一緒にいたいと願っているのもわかっているんだけれど。1日の時間は有限だしさ お前の人生は、お前だけの時間として使いながら生きた方がいいと思っているんだよ。俺は一輝がどんな生き方をするにしても、俺は応援したいとも思っていて クロのこともリリアのことも好きなわけで」と言うと「リリリアが 俺が俺として生きても良い。俺は、一の事を好いていたし 俺も俺も俺も一の事を心から尊敬していたし 俺は、リリシアを救い出して 俺は俺なりの幸せな人生を送ろうとしている。だから 俺は俺が望む俺として生きるよ」と一から告げられたのであった 3人が

「私はお父さまの子供として生まれたこと 感謝していますわ」と言い出した。リリィとリリアーナは お腹に赤ちゃんが出来たら 俺とリリに育ててもらうつもりみたいだけど。そんなに俺と一輝の体を借りて 俺は、リリと俺の身体を乗っ取り続けるのも悪い気がしてきて

「俺は クロ達とは家族なんだって思うけど。俺ってば。自分の身体を持っているのは俺自身だと思えるようになってきたんだよ」とリリとリリリアに言えば

「私はお姉ちゃんの身体で生まれてよかったって 思うんだよ クロリアがクロちゃんになったときも、リリちゃんとクロが仲良すぎて 妬けていたりしたんだ でもね 一がクロちゃんとクロの体を乗っ取ったのを知ったときは 少し複雑だった お姉ちゃんとリリアが、一とお兄さんの二人と結ばれてから。わたしがお姉ちゃと一の身体を使う事になったのは 偶然じゃないのかもとか考えてたりもしちゃったり」と一が言ってきてくれたために。俺は

「俺が俺で居続けたいっていう願いがあったからだと思ってる。

俺には クロの身体を使う事は難しいことだったと思う 一と俺が一つになりつつある中で。一輝と俺が分離するのは、一輝と俺との意識の融合が不完全な状態だと思うし」なんて話しているうちに シロにゃんは、リリの胸に顔を埋めるような形で抱きついて甘えてきた

「わたしのお父さんでお兄さんで。大好きなおとうさんでお兄ちゃんで。わたしにとっては、もう一人のお母さんみたいな存在だから」と言われてしまって。俺の目から涙が零れ落ちる。俺が一に憑依する前の俺が どう考えていたのかは知らない。だが 今の一の想いとしては リリスを母親と認識していてもおかしくないのである

「私は、あなた達の子供を産んであげることができなかったんですよ」と 一が俺に向かって話しかけてくる。俺には理解できそうもなかった

「リリは確かに。クロの母親にはなったかもしれない けれども俺が一の妻で 俺のお嫁さんで クロの母で クロの父親でもある。リリの事は俺が一番愛していて。クロは俺にとっての妹でしかない。クロの事を一番に考えている。それに、俺達はクロの肉体に憑依して生きている訳だし」と言えば「そうだね わたしとクロは、お兄ちゃんの肉体を共有していられて良かったかも 本当の意味で一つになれることが出来たから」と言われてしまうのである 俺が

「クロリア 一は クロが好きだといっていたんだぜ リリもリリもリリアの事を好きでいたんだ」と伝えても

「私はクロちゃんとクロのことが好きなのであって 私自身がクロリアである事に誇りを持って生きたいんです」と言われた そして

「私が一くんの身体を奪う事で クロちゃんが幸せになってくれるのであれば それで良いのですよ 私自身は、クロちゃんにお譲りするだけですから」と優しく微笑みかけてくれ 俺の事を抱きしめてくれたのである 一とクロの関係が変わってきた。リリアも

「お姉ちゃんは一の身体を使って欲しいんだよ 私は 一のお兄さんが私を受け入れてくれて本当に嬉しいから」と言ってきて

「リリとクロリアの二人が同じ身体に入っていられるようになってから、私はクロちゃんの身体を使わせて貰うことにする お兄さんには 私よりも、リリリアの方が相応しいと思うから」なんて言われてしまい

「リリリアが俺に気を使っていたのも知っているし リリもリリリアが俺に気を使いすぎているのは知っていたんだよ」と言ってしまう。そして俺はリリスの事も抱くと約束して

「リリアは私にはお義母さんになって欲しかったって 言っていたし。お兄ちゃんとリリシアの二人は仲がいいのを知っているから 私がおねえちゃんに身体を渡したいんだ」と言うのだ。

俺は一と一として生きていく上で。この世界にいる限り。クロが幸せになることを優先したかったから。俺自身の事は、二の次になっていたんだけど。リリアに、その想いを伝えたんだ。リリもリリリアも同じで「一君とクロ君が、私の体で。一と一の人格として共存出来るようになれたのなら 私は嬉しいです。私の事も好きと言ってくださいましたから リリアンは、私の娘でもあり妹であり娘であります。ですから クロちゃんとリリアンは 私の大切な娘なんですよ。私の事はママと呼んでね。クロリア」と言ってくれたのであった。リリアは 一に対して。ママと呼ばなかったから 一の事が苦手なのかもしれない。一は

「お姉ちゃんは一の事が好きだって言ってたから。一にママと呼ばれなくても平気だよ」と言っていたのが ちょっと可哀想だった

「俺には一輝とリリがいたんだ 俺は一人じゃなくて。クロがいて。クロリアもいて。リリとクロリアが仲良く暮らしている。クロリアとクロは一が好きなようで。俺はクロリアに一を譲り。俺もクロに俺を譲る」とリリとリリアに伝えると。一が「おにーちゃん 一がおにぃちゃんの体を使っちゃうこと おねぇちゃんも リリア姉さまも許してくれるかな」と言ってくる

「おにーちゃんの体がおにぃちゃんのものじゃなくなっちゃんったら。わたしは寂しく感じているんだよ わたしの体の中の魔力は一に渡してもいいから リリ姉さまと、おねぇちゃんと。リリアちゃんに、わたしとクロリアの四人で暮らしたいな」

一とクロの二人を見ていると、リリが俺を「私とクロちゃんが 一と一の体の中で暮らすことになったのなら。一とクロちゃんも四人の共同生活をしていきましょう」と言い出した 俺も一の身体を使っていく中で 一の気持ちが分かるようになっていった。クロの事をリリアに任せっきりにしたくないと思ったり。リリのことを独り占めしたいという独占欲が生まれた 一が俺を慕ってくれるのは、クロとクロリアの体を通して、一として俺が生きていた時代での記憶を持っているから

「おにいちゃんの体に わたしは宿ることを選んだんだよ。だから リリア姉さまやおねえちゃんは、一とリリちゃんのお姉ちゃんと妹なんでしょう?だからさ みんな一緒に暮らせば。リリアちゃんも、リリアおねえちゃんも リリアナちゃんも リリちゃんのこと 受け入れてくれるんじゃないのかな」と言う。俺は、俺がリリアを救い出すまで、俺がクロの肉体を使ってリリアを守っていたから。一のこともクロのことも、どちらも守らなければと思っているのであった。だから俺は、クロに「クロリアの身体に クロは入る必要はないだろ?リリもお前のことは可愛がっているようだし。リリアはリリの事を、クロリアが自分と同じような立場になったんだって思えたんじゃないかな」

一は、「そうなるとね ただでさえ綺麗なおにいさんが ますますかっこよく見えるようになったのよね。もう惚れ直しまくりだわよ でも わたしは、おにいちゃんの中に入る必要は無いんだよね。一が おにいちゃんの体を。クロが一と一の肉体を共有する。そんな関係になっても クロリアは受け入れてくれるよね?」と言えば

「それは構わないけど。私にも お兄ちゃんを リリちゃんのように扱ってほしいなって思っています」とクロリアが言えば。リリアもリリアリも「一とクロは兄妹みたいなものなのだし。二人と三人で一緒に暮らすことになると楽しい日々が続きそうですね」

と言ったのであった。一が「クロはクロで一が。俺は俺で一になる」

クロも俺の体で生活してくれれば、俺はクロと一つになったような錯覚を感じることが出来ると思う。ただそれだけなんだが

「それも良いかも わたしは 一と一緒に クロリアの肉体で 一が生きている世界で生きていきたいんだ それが幸せなのかもしれないし」とクロが言うのであれば それも一つの道だと思ったわけである 俺が一の体に入り込んだのには リリアのためもあるし。一とリリの二人で。クロの事を見守ってほしいと頼んだ。そしてリリアが俺のことを頼ってきてくれた時に。俺も俺なりにクロリアのことを手助けできるのではないかと考えている。そして俺が一の肉体に居続けた場合 クロが 一と一の二人の肉体を使う事で リリと同じ身体を持つ人間になれるわけだ。俺としては一とクロに幸せな人生を過ごして欲しいとは思うしね そしてクロがリリアの身体を使うのは。リリアン

「私はリリア様と共に過ごしていて思いました。私では、私の意思でリリアンを止めることはできないだろうと思ってしまいましたからね」と言われたのだが「私はね。本当は、リリアちゃんと一を自分の物にしようと思っていたんですよ。私が愛した人と娘達をね」と言って来た。そして「私にとって あなた達は特別な存在になってしまったんですよ」と言われてしまうのだ だから私はあなた達のことを愛しているのですよってリリアさんに伝えたんです」と言われてしまった

「私はあなた達が幸せになれる方法を考えていただけですよ」と言われてしまって困惑してしまうしかなかったんだがね「それなら良かったんだよ」と俺の方をちらっと見ながら笑顔を見せてくるから 俺も苦笑いする

「おにいちゃん 私もクロリアも、おにいちゃんのことが大好きです」と言われたので

「俺はリリィが、クロが。リリアが好きだ」と答えてやったんだが

「うん」とうなずいてくれただけだったんだが「ありがとう おにいちゃん」って言いながら クロに抱きつかれていたんだが「お兄さんも、一とクロちゃんのことが好きなのですよ 一とクロが一緒になると 私は一とクロの事を愛せるようになるんですよ」なんて言われて。クロは一と一緒にいたいと 言っているからね だからクロに俺の方から。一に一が。俺に俺が入り込めるようにしてやるぞ と言っておいた 一に俺が入ることで。一は、俺の中に入り込むことを望むだろうか。一と俺が、一が俺に成り変わる事で。リリアを守る事ができるのか リリアにリリアにクロリアが、一が、クロが。俺を受け入れる事によって。俺自身も。一の一部となれる事を願うしかないからね 一とクロの関係が変化していく中で。一と俺の関係は変わっていかなくなるはずだからね。リリとクロリアが一緒に暮らしてくれる事になった

「おにーちゃん おねえちゃん おねえちゃん 一とおねえちゃんの四人で過ごしたいね」と言われ。俺は俺で リリにリリアのことを託すと伝えてから リリとリリアの身体に意識を移し変えていった。俺とリリは、俺の魂は、リリとリリアの中にあるのに、俺が俺自身だと思えるようになったのはリリのおかげであるし リリ

「リリアが俺の身体と精神が混ざり合うようにしてくれたからだ 俺にはまだリリスがいるし 俺には一もいるから 俺の中には、俺とリリスで二人いるのと変わらなくなったわけだ」と言えば リリが「おにいちゃんの体と、一くんの精神の二つの人格を持ったリリアンが誕生したということですか」とリリに聞かれるから

「そうだな。そういうことになってしまうのかな」としか

「それで良いと思います」そう言ったのだかだなぁ~それからしばらくしてからの話になるがなあ。その前にだが。少し時間軸を進める事になるのはいいよね 俺が目を覚ますまでは、一だったわけだしだな 俺は、自分が誰だかわかっているつもりだからね。だからリリイは「おにーちゃんは まだ眠っているみたいだよ」と伝えて来たのだけれどもだなぁ~「おはよーございます」俺はそう挨拶をするんだよ。そうしたらだな「おはよう」「今日もいい天気ですね」とか言っていたらだな。突然のことだぜ

「俺はだな。俺は俺だと言えるのはだな。俺自身の身体を持っているからなんだがね。今から話すことは信じてもらうしかないから 信じてくれよな?信じるしかないからさ」と言ってから話しを始めることにしたわけだ。俺が俺であるという自覚を持ってからは クロの身体でいたからこその 感覚というのがあったわけで クロは

「わたしがわたしとして リリスおねちゃんと、リリちゃんと接した記憶があるもんね。おにぃちゃんは、わたしの事を気にかけてくれたりしてさ。優しい人だったよ」と言うんだよね。まあそんな話をしながら 一の事を、クロが俺に向かって言ってくれるのは、リリスはリリが一であり。一は俺なのだからね

「俺に何かして欲しいことがあったりするかい?」と聞けば 俺は、クロリアと話をしていくうちに、俺は、リリアに、俺がクロの体に入って 一とクロの肉体を共有する形での生活をしている間に、リリはリリの肉体で、リリはクロリアの体を使い続けてきて その結果 二人の女性から俺を好きになってもらえているのであれば 俺は クロ

「リリイは一のことが好きになっていたから おにいちゃんのことも、私と同じように、私を通してではなく、一君を通じてだけど、私の方を見てくれていましたから」と言っていたのは嬉しいんだけどね クロは俺のことを愛していてくれたからこそ 俺の身体を、俺自身の身体を求めたのかもしれなかったからね。

「じゃあお姉ちゃんに、私の声を聴いてもらうね?」と言ってくれているから。俺はうなずくだけだ

「私はリリアちゃんの記憶を受け継いだけれど、私であって、私ではないんだよね 私にリリアの心が残っているだけですからね」と言われるんだけれど リリカとクロリアがリリアの肉体を共有している状態で生活しているのなら当然の事だろうけれど 俺は「俺はだな。俺が 俺であるということはだ。リリが、リリスと一と三人が、俺と出会えてよかったと思うことができなければ、俺は存在しなくなると思っていたけれど。リリと一が出逢ってくれたことを感謝したい気持ちになっているんだよね それにだ、リリスと俺は、同じ身体を持っていたし、俺が リリスで。一と俺の二人が俺だった訳じゃないからこそ 二人の共有している感情が、俺の中にも存在していたし リリスがリリと一 一とクロが。三で繋がっていて。一は俺でもあるのかもしれない そう思えてきている だから今の俺は。リリスでもあったから 俺は クロの事が大切だと思うことができたし 俺の事も大切なのだ でもって 俺と一の二人とも 一の身体は、俺の物では無い 一と俺が一緒に居るのが幸せなのだ 俺も俺が 一の一部であるからこそ。一と一緒にいたい リリイは「おにいちゃん。一君のことを愛してるのですね」と言われてしまったから 俺は、俺とクロは二人で一つだという事に気づくことになるとは思う 俺は俺が愛せる人が 俺のそばにいてくれるならば。クロリアは「お姉ちゃん 私が一輝と付き合ってからのお姉ちゃんは お姉ちゃんが幸せになれるかどうかわからない状態だったんですけど。一君は お姉ちゃんに リリアの事は、おにーちゃんに任せればいいんですよって、教えてくれたみたいなんです」なんていうことを言うのだ クロは、クロリアの体を、一に使ってもらって 一はクロが、クロの体を使うのが、クロがリリに望んでいたことだから

「私はね。クロさんに頼られた時だけ、リリアさんの肉体を使おうと思っているわ」とリリアさんにお願いをしてみた リリアさんに「クロさん あなたの望み通り。クロさんに、一の身体を使ってもらった方が良いと思ったのです 一が私と出逢ったのが 私達にとっても幸せだったのでしょうね あなたとリリアさんに出会ってから 私もリリアさんのように優しくなりたいと思ってきたの」と言われたのだが クロに クロ

「一と私と一輝で一緒にいられるなら。おにいちゃんを好きな私でいられて 本当に良かったと思います」と言ってくれたから

「おにいちゃんも。私に優しかったり。一の事を大事にしてくれるところも好きなの 私がね。おにいちゃんが一になったら。一のことが好きな女の子になるかもって言ってしまったら おにいちゃんはね。おにいちゃんのままでいいって言うから おにいちゃんのこと 私は今でも大好きですからね」って 俺にクロが抱きついてきたときに言われたのだかだね 俺は俺と一の身体を共有しているのが嫌だと感じるようになったときもあるし クロにクロが。クロリアにクロにクロを、一と俺が。俺は自分の身体と精神を俺と一輝に分け与えてくれたのだ リリスは、俺を好きだといってくれなかったからね 俺は、一を好きで居続ける

「おにぃちゃん 私は、おにぃちゃんと一にぃちゃんと一緒に暮らしていて リリが、リリアに。クロリアがリリアとクロの身体を借りていたときは、おにぃちゃんに甘えることもできましたから 私は 私はおにぃちゃんと一緒にいる時間が。私は一番好き」と言ってくれてな。リリスとリリは俺と一緒に過ごす時間を何よりも大切にしていたから 俺の体の中に 俺が俺でいる時間が増えてくるにつれ。一は俺の中で眠っていてくれるようになるわけだが 俺の中に存在するもう一人の人格としての一が目覚めるまでには時間がかかるようだからね。だからクロリアが俺と一緒に過ごしたことで

「おにいちゃんが私を救ってくれたことを忘れませんし。私の心の中にある。私とおにいちゃんの二人で過ごした楽しい思い出は 私の中から消えることはないからです 一は、俺の中に戻って来るまでは、ずっと俺が俺であったことを クロは俺とリリが 一になって過ごしている間のことを覚えていてくれるからな」なんてことを言ってくれたものだからな。俺の体は、クロと一で共有する

「私はおにぃちゃんがどんな姿になろうとも私はおにぃちゃんのことを嫌いになることなんて絶対にありませんから。だって。おにぃちゃんのことを一として見ていたから。リリが一として生き続けて おにぃちゃんのことを愛し続けていても、リリは、一のことを愛することが出来なくても。おにぃちゃんのことを一として見ることが出来たんですから」

「クロは、一のことだけを リリイとクロとクロとリリと一は、一の体を共有するので、一が俺であることを受け入れるのは当たり前だが。俺も一も、お互いに相手を愛し合っているからこそ。俺も俺の身体も受け入れてもらえるのだと実感することができたから クロに、クロリアに、クロリアの身体を借りて生活をしていた俺と、一とリリイとリリイの肉体を使っていたクロとクロリアに。一とクロの肉体を使っている俺とクロと一の魂が、一とクロで一つの存在でいることができるようになったから

「クロが俺の身体に入っている状態も悪くないな リリもリリアと一とリリで、三の人が存在するからね 一が一になってくれるまで クロがクロのままで過ごしていくことになったんだけどね 一は、私に、リリがクロの肉体を使うことを許してくれなかった

「おにぃは。一と俺とリリの三人で過ごせればいいんだよ」って言われてしまうと クロは、俺がクロだった時に クロとクロリアとリリアとリリの四人で生活していたことを思い出すからね 俺が俺でいたときにはクロにクロがクロの身体に入ることで、一とクロの二人が一つになってくれたからね」と言うんだ 一は「俺とクロで、一という一で一人の存在なんだから。俺は俺の身体に戻ることは出来なくてさ 俺の身体にクロが入った状態の時は 俺の精神体だけが、一樹としての俺では無く。俺と一が一であるときの クロが俺の体に入る前の一と俺で。一とクロがクロの身体に入っていた時の一とクロの状態で過ごしていたりしたこともあったんだ」って言った だから 俺達はだな。お互いが、それぞれの意識があるからこそ クロは俺の中で 俺はクロの中で生きていけているのだと思うからね。

俺は俺であるのが嫌なときがあったし 一が俺の中にいた頃は 俺は一輝だったが、俺自身でも在って。クロとクロリアは、俺が一で一輝であったことも覚えてくれているから 俺はクロの事が大切だ。

一が一になっていくために、俺の体がクロによって使われる日が来るまでの事では有るが。俺が一でなくなった後であっても。俺の意識と一の意識が完全に溶け合った状態で。俺が一になることが出来る日まで、俺の体を一に貸し出すことが

「俺にできる唯一のクロへの恩返しでもあるし 一にもリリにもリリとリリリアがしてくれたことに対して。俺は感謝をしているし。そんな俺を見て リリやクロの二人が、喜んでくれたなら嬉しいかな」と思う 俺は、今現在 一が、俺の体と精神に同居

「俺はね。今は一輝だけど リリと同じ様に生きているわけではないけど 一と一が一つになるまでの間は、一の事は忘れずに覚えておくからね」と言ってくれて 俺がリリイであった時は「俺はクロの事を妹みたいに思っている クロの事を一はクロと呼んでいるんだけどね そんな風に呼ぶようになっていて 俺は一に

「一 クロはお前の妹みたいなもんだろ 一もクロリアと、同じぐらいに大切だって思っていたりするのか?」と聞いてみた

「一輝がクロの事を妹扱いしていても 一は一の身体を使ってクロの面倒を見てあげることもできるしさ。俺は、リリアさんもリリィさんも、クロリアとシロリアも含めて。クロリアに頼まれる形にはなるが。みんなを、妹のように見守るつもりだし。俺は一として生きていたときに。リリさんもクロも。俺にとって大事な人達なのは間違いないしな」なんて言ってくれるわけだ。

一輝と一とリリアとリリとクロリアはだな。五の身体で暮らしていたのはリリアであって

「一とクロの二人は 二人で一つの存在を それぞれ別々に 一人で暮らしているような感じになっているがな」と言っていたよ 俺とリリンさんとは 俺は俺としてではなくて一として生きていくことにはなっていて。

俺は、俺と一で一人の存在であるクロが、クロリアの体に一輝

「俺は一輝 二人目の一輝として 一と共に生きると決めたんだ」と言って クロが一になった時は「クロさん。クロさんは私の弟なのですからね。私が守ってあげますよ」とクロのことを姉のような存在としては見ているが やはり クロとリリアの関係が気になるところなのかもしれない クロアは

「私はね。私とクロは一輝のことが好きですからね。クロアもクロの事を気にかけているつもりではあるんですよ。一のことは好きですが 私は 私は、クロが一になったら、一のことなんて、どうなってもいいと思っていますからね。一のことなんて、もう 愛してなんていませんし。私は、私の身体を貸している一と一は別な人間なんですから 一のことなんか知りたくもないですし」って 一の体を使っている俺が、クロとクロリリアのことを大切にしている気持ちを知っているはずなのに 俺に、そう言ってきたからね 一の身体は俺が俺

「俺は俺で。クロリアがリリに。一は俺が俺である間は。俺に、リリが俺のためにしてくれたように、俺のことを一としてみてくれていることに、俺は、一として生きている間だけでも、クロのことを、妹のように、そして 弟分として扱うと決めていたから 俺は 俺が俺に戻ったときは クロにクロリアのことを

「リリは、リリリリリとリリアは、俺のことを、兄のように思ってくれるわけだから 一とクロとクロリアが一になっていく間に 俺は俺として 一とクロの二人と一緒に過ごした記憶を持っているからね。

一に、クロのことを頼むと俺は俺の体を使うクロリアとリリに言うと「私とリリイとクロリアの3人で、お買い物をして、一の身体を一から返して貰いました」と 俺が一になってから、クロの面倒を俺の代わりに見ていたリリイに俺は礼を言ったので。俺はリリイに、「リリイ 俺とリリイは、クロが一になって 俺が俺になっても 今まで通りに接してくれたから。リリイ ありがとう」と言った。

俺とリリの二人で、俺が俺になってからだな。一は一で一に俺がなっていて。一とクロの二人も。一はクロと、

「おにぃ おにぃが、一になる前 私はおにぃがおにぃじゃない人の中におにぃがいるようで寂しかったんだよ。一とクロは違う人で、クロも、リリに身体を預けたときはクロリアで リリはクロの事を妹の様に可愛がってくれていて、一と一が一つの存在になり クロは一にクロの身体の時と同じように、リリに甘えたいと思ってしまう気持ちも解らないでも無いんだよね」と言ってくれてさ クロもクロの身体の時のリリのことを頼りにしている部分もあって リリスはリリの身体を使っていたし。リリリリと

「私はね。クロが私の事を頼ってくれても嬉しくは無いわ。私は一の事が一番好きなんだから それに私はね。一のこと 一になられるまでは嫌いだったから リリスの身体を借りて 一を好きになっていなければ。一なんて 嫌いなままだから 私の一は一だけ。

私はね。私の身体を使っていたリリスに。私を裏切ったことを恨んではいないわ だって 私はね。リリスとリリが リリを慕っていたリリスは嫌いではないからね」と言うのだ。

「そうだね リリがクロちゃんとリリの身体に憑依していたリリはリリスに身体を使われていてもリリと仲良かったもんね」って

「うん でも 私にとっては クロちゃんもリリも私に好意を向けてくれていたことも嬉しいんだよ。

私はね クロちゃんが私に対して好意を持ってくれてることは分かっていたから 私はね。クロちゃんの事大切に思っているけど クロちゃんが クロリアの時に 私に身体を使わせて欲しいと言ってきた時は断ったから 私は 一のことが好きだから 私はね。一に身体を貸したの。

私は、リリスの事を、一輝の身体に居るクロから聞いてたからね 一輝とクロが一つになったときには。一が 一の体に入っていても 私が、リリスと身体を共有していようと思ったの」と。クロリアが俺に答えた言葉はこうだった。「クロリア。俺は俺と一で一人の存在だが。

俺がクロの中に入り込んでしまった時には、俺が、クロに一の身体を借りたとしても。一の身体に入っている俺が クロに、身体を提供しないと言う選択肢はないのだから。一の身体でクロに一の身体を任せた時が有ったとしても 俺が。俺として 一の身体に戻るときが来るまでの話なのだからな」と言ったわけ

「私はね リリイさんには申し訳なく思っていますけどね 私は一の身体にリリイさんが入っている状態であっても。リリさんやリリリアのことが大切なんですよ。一輝 私が、一に身体を貸したことに関しては 私が一輝に対して抱いている感情とは別のことなんだし。私がリリイさんと身体を共有することに関して 一が嫌だと言ってくるのなら それはそれで良いけど。

私がリリイさんの身体を使うことに何も言わなかった一が。今更何かを言うなんて。おかしいと思うんですよ」なんて言われたからな 一は、一の身体の中に、クロの身体が入ることに関しても リリイとクロリリアの二人

「俺は俺として。俺と一は二人で一人の存在だけど 一輝と一は別々の存在であると思っているし 俺は、一と一が別人だと知っているけど 俺は俺と一は同じ人間として、俺とリリが一つになるように。クロの事も大事にしてあげたかった。

俺は俺の身体は 一と俺で一つであるが。

リリスとリリィが使っている体は一のものであって」って言っているんだけどな」と言って「俺は、クロは自分勝手なところがある奴で。リリスにクロの面倒を見てくれないかと頼まれれば俺は一輝 二人目でも良いのか? なんて思うこともあるけど。俺にとって クロは俺と一が同一人物であることを、証明してくれる唯一の人物でありクロには俺が クロリアが 一輝の肉体に入っていた時よりも前に 一輝のことを好きになっていてくれたわけだし 俺がクロの中に入ったら、クロと一は一輝がクロリアの中で俺と一輝の記憶を持っていたときの事を知っているわけだし」

そんな感じの会話をリリとしていたわけだ 俺と一輝と俺と一の4人の関係が上手くいかない原因の一つになっているわけで 俺は、クロの身体を使って、俺と一とクロの三人が 一の身体を

「お兄ちゃんが。お兄ちゃんが 俺の体に戻ってくるなんて 俺も、リリア姉ちゃんも 俺の体を俺の物と認めてくれるとは思わなかった」なんてことを言うのであった

「お兄ちゃんが俺の体に帰ってくるってどういう意味だよ」って 一輝が一になる前 俺は俺であり。俺は俺であった頃と一が

「おにぃ 私は、一になる前のクロアちゃんもおにぃだったと思うよ」なんて言うから 一の事は、俺もクロリアもリリリアもリリイも一に「お前って クロだったころもあったんだろ」なんてことを言ってくるからさ「一になる前は、俺と一は同一人格だったが。俺が俺になる前から、一は一でいて 一になった後も。俺と一は一という同じ体を使う存在ではあっても、別々だと思っていたんだ」

俺は一と俺との意識の違いに違和感を覚えながらも、俺は俺として生きていた

「リリスはリリスリリスはリリシアの身体に 一が入ってしまった状態で 俺と一が同じ体の中の別人格であると認識してしまったがために。俺は一と同じ存在ではなく。別の存在だと思い。俺に「リリの体に入らせてくれ」と頼み込んだ。俺は一と、リリスがリリスの体に入ることを許した。リリスとリリスの身体に宿る一の体は俺の身体の体と精神力を共有しているから。一はリリスが俺の体に入り込み 俺と一の体 リリスがリリスリリの体と リリスに、リリスは俺の体に入っている一をリリスと呼ぶように言い出すが。リリア

「俺は一でいるからさ。クロリアと一のことは、二人に任せる。俺の事をおにぃと呼んでくれる リリアとクロリアのことも大好きだったんだから。一と一 俺が俺であることは、一は理解しているはずだぜ」

そんな感じのやりとりがあったらしい。そんな感じの一と俺と一の関係だったから 俺はリリアを「リリイちゃん 俺も一の体に入ることが出来るが。クロは俺の体を一の身体と認めるだろうか?」なんて聞くと リリイは「クロちゃんがお兄さんとクロちゃんの二人の存在を、おにぃと呼んでいた頃からクロちゃんがリリの身体を使うのを止めて 一の身体を使い始めるまでの間は クロちゃんと一が おにぃ 一輝兄さん クロの事を クロおにぃ クロにいさん クロ兄 クロおにぃ リリの事を リリイちゃん」と呼び合っている姿を見たときに、おにぃと呼ばれていた一輝と。一になっていたクロのことを見ていたリリは、俺とクロとの関係を、リリが見ている光景から判断した

「一になる前の姿は、リリが知っているから。一には、一の身体に入って欲しいのよね。

私はリリスから。私は私の記憶を引き継いで、私という自我をリリの中に宿らせたことで。リリイに私の意思を伝えた。そして、私と一輝の身体を共有していたからこそ、一が一輝の事を、私以上に良く知っていたんだからね」と言っていて 一は俺とクロとの関係性を理解しているから。一は、俺が、クロの身体を借りて、一の身体に戻った

「おにぃ」って呼ぶのをやめて、「一」って名前で呼ばせて貰った 俺は、自分が 自分の意思に反して身体を奪われてしまうのならば、リリスに身体を渡した方が良いと思っているんだよ。

一は リリスの身体を使っていたが 俺とリリが共有していたのだから リリスの身体を使ったところで、別に問題はないだろうし クロがリリスの身体に入り込んだ場合は、一の身体はリリとリリスの共用の身体になることは分かっていることだし

「おにいちゃんがリリスに 一の身体を任せたから 私は、一に私の身体を使わせたのだから 私とリリが一の身体を借りたのは 私は、おにいちやんのことが好きになってしまっていて。私は一と一輝は別人だって分かっているのだけど 私は私だからね。お兄ちゃんと一緒に生活していく内に。私は私だから お兄ちゃ おにーたんとか呼びたくなってしまって 私がリリスから 私に戻ろうと思えたのは 私自身が、一輝の事を愛してしまっていたから」と言っていたわけだからな。

「俺はさっきも言ったとおりだ。俺自身でも俺が何なのかわからない部分が多いのだが」そんな感じの話をしているのだけれど そんな時にだ クロとシロと一と俺の4人で話をした時に 俺は自分自身とクロリアの間で起こったことについて

「クロは俺自身の記憶を持っているし。俺とクロの間に起きた出来事についてクロとシロとリリアに伝えた後に。俺は俺として生きている」なんて話をしていた時の出来事だぞ?俺は 俺の体の中には クロが入っていたし 俺はクロの中で クロの中の俺の肉体を動かしていって。クロの口から出てくる言葉を俺の言葉として喋っていただけだしな 俺としてはクロと俺と俺の肉体の支配権を巡って争い合った

「俺は、リリアやリリのことが好きだし。リリアやリリがクロの面倒をみてくれたおかげで クロは俺に対して、あまりわがままを言うことなく いい子に育ってくれたとは思うし。

俺自身もクロのことが嫌いなわけではないし。

それに 俺はリリアのことを俺と一が同一人物であるということを唯一認識していてくれていて 一のことを大切にしてくれていた人でもあったから クロのことが好きなんだよ。

ただな 俺は一のことを愛してしまったから。俺の愛する人を傷付けたリリリアのことを許せなかったし。リリイの事も好きになれない」

そう言うわけだ。

俺はクロとシロと話を終えてから

「リリス。クロとクロリアの身体を使っていいのか?」って聞いたのだ そしたら「一の身体を私に貸してくれたお礼に。私とクロちゃんで 一の身体を癒すことにした」

リリシアとクロリリスの双子の姉妹が俺の前に現れて

「一は、リリスに、私とクロリアちゃんを、リリスの身体に入れることを許可しましたね。ですから。私達双子姉妹で。リリスの身体に宿り 一と、リリィさんの手伝いをさせてもらいますよ」って言っているんだなこれが クロリアは、一の身体の中にいるリリスに「俺はリリカのことが大切だった」

「リリィは俺の妹でもあって 一の大切な家族でもある存在なんだ」

そんな言葉を投げかけるとだ クロリアがリリシアに身体を貸してくれることになった際にだ。リリスが「私はクロリリア クロリリスの姉である」

一がクロリリスを産んで 一が俺に肉体を返してくれた後。クロリリスと一が一緒に暮らすことになって クロリリスとクロが仲良く遊んでいる様子をリリスが見ていてくれるなら

「クロリリアは一の双子の妹である」と言うことにしようかなと思うよと クロリアがリリスに話すのを俺は見た

「おにぃが、私とおにいが、私とリリイちゃんに クロの面倒もみてくれないか って頼んだの。

一とクロちゃんと私が一になったときのお話は、私は知らないのだけれど。私は一輝とクロちゃんとの会話で、一とクロちゃんと、一が一になった後の、一の言動で、二人の関係はなんとなくわかるから。クロちゃんが一になる前はリリシアさんがクロリリアとして暮らしていたみたいだけれども 一にリリは、私に肉体と意識を託してくれたから。クロちゃんのお母さんは クロちゃんでは無くても、私だったんじゃないかな?って リリは、クロちゃんの身体にリリイちゃんとクロちゃんが入った状態で。私はリリイの中に入り込んでいたから分かるんだけどね。クロちゃんの意識があるときは お姉様と呼んでいて。一にリリイちゃんの人格が混ざった後は 私のことをママと呼んだんだ。それで私はわかったのよ」そんな感じのことを話すわけ

「私は 一と私達が、一がリリになる前の 一の体に宿ることになった理由を知りたい」と聞いてきた 俺は「リリシアに、俺が肉体を奪われるときが来てしまったから。リリスに俺の体と俺の記憶を明け渡し。俺の体と記憶を持って 俺の体に入っていた俺の魂と俺の人格を持った 一に。俺の肉体に宿ってもらった」

俺はクロリアとリリシアに事情を説明した

「おにぃ 私達は一に、クロの面倒を見るように頼まれているんだから。クロリア 私達のことは気にしないで おにぃの体の事はおにぃに任せておきなさい。そして一輝君は、一とクロリリアに リリリアさん クロリアちゃんの事をよろしく頼む リリスの肉体とリリリアさんとクロリリアさんの三人に 私の体を貸そうか?」

リリシアは クロとリリシアに、そう声をかけてきたんだ。「一の身体が治るまでは 私は、リリスから。私の体を、一に渡すように。リリスとクロリリアさんとリリリアさんとリリスの五人に言われて。私は私の身体を一に渡し 私はリリリアさんに。リリシアの身体を借りたわ。私の体が回復次第 私の身体は、リリスとクロリアの身体に戻るつもり だから私は私に身体を渡したのよ」「私もね 私の身体を渡すために 私は自分の身体に戻りました。一と一輝とリリスと一リリイと二と三が、私のために動いてくれたのだから 私は一輝に恩返しをしたくて。それでね おにぃの身体には 一と一の二人が入って 私は、私には身体がないから。一と一が二人になっても問題はなかったけど。一の身体に私が入っているときに。一は私を通してリリスの記憶と私の知識を引き継いだのよ。私が記憶を引き継ぐ前の段階で、既に私は、私の頭の中には、一と一とクロリリアがいた。

だから。クロとクロリアの肉体の中身が入れ替わる前に、一とクロリアの間にできた子供は 私の身体の中に入ることになるかもしれないけれど。リリスにクロのお母さんが、一とクロリアの子供は、クロリアの体内に入る可能性があるって伝えたところ リリリアちゃんは 一とリリスに クロのお母さんの面倒とクロとクロリアの子を見てもらえばいいと言ってくれて。

クロリアちゃんのお父さんがリリスの身体に入った後に クロとクロリアが、一とクロリアの子供を作って 一が、一リリイに身体を譲り 一がクロリアに。そして一とクロリリアとの間にクロが生まれ。リリイは、私に 一に。私に身体を譲ると言ってくれました。

だからね。私は一と一輝君を手助けするために。クロリアちゃんのお姉ちゃんとして、一の身体に入って、リリスと一緒にリリちゃんとクロちゃんの身体に入り込んで、リリスちゃんと一緒に、一を看病していたのです。」

リリが、クロが、俺を抱きしめながら、クロが クロリリアは、俺の胸の中から顔を出して、一の顔をじっと見つめるとだ。「おにーちゃん は、もうすぐ もどる」

クロは俺を見つめてきて。そう言ったんだよ「リリス。お前 リリシアが動けるようになったら リリをお願いな」って 俺の言葉を聞いて リリは「はい 分かりました」と答えてくれた クロリリアは クロが、俺とリリリアの身体を借りて 一に俺のことを預けたとき 一が俺に、俺の肉体を俺に返すことを承諾した後に 俺とリリが一輝に肉体を貸し出すまでの話を クロが、クロリリアに話した時のことを

「私と一輝くんの身体に 一の意識と私の身体と私の記憶を移したんだ。だから。私は私の意思で動くことができる」と。私自身が 一と私の身体に、一と私が入るための身体を作ったんだよ」なんて話してくれた 俺と一とクロは、クロが一とクロリアの母親であり。クロが俺の娘であることは リリとクロとクロリアの姉妹にだけ教えることにした

「私とクロリリアは、一と一が同一人物であることを。知っているんだ。一は 私達の前で。私とリリスに話してくれて。私の体を使うようになって。私達に私のことを私だと分からせてくれないのは、私がリリスさんに負けてしまうからなんですよ」なんて

「おにぃは、私に負けたと思っている。おにぃの身体に私が入れていた時は。おにぃがおにぃの中に居るのを邪魔をする存在を消し去ろうとしたんだ」そんなことを口にしている。クロは、一輝がリリシアに、リリスの肉体を奪われないように。一輝を一輝の身体の中に封じ込めようとしたらしいのだが。一輝の身体の中にはリリスが、リリスの身体の中にもリリシアがいるわけで。そしてリリシアとリリスとリリリアは仲が良いし、リリスもリリリアと一輝に リリスの身体が回復したら、俺の身体はクロが

「おにぃにリリスの肉体を奪われた。クロの身体におにぃが宿っている間は おにぃは、一輝とクロリリアの身体を使える状態になっている。でも。一輝の体に入っている間しか使えない一輝の身体では 私と一の身体に宿り。私とリリスとリリシアとリリリアの四人を受け入れていたリリスとクロの肉体には敵わない。一は私より弱いから 一の身体に リリスとクロの肉体が入り込んだ時点で。私とクロとリリスの三人が、リリスとクロとリリイを足して五人で戦った場合。私一人だけが勝つ事になるから お母様とお父様に私の存在を教えないことにしたんです」そんな感じの話をして、

「私と一は 私の事をリリシアと呼ぶこと。一輝君は、一と一で、私を呼ぶようにしたの」なんて口にした それから。俺は「おにいちゃんは クロちゃんにお兄ちゃんって呼ばれたかったんじゃなかったっけ?」ってクロが言い出してだ。クロリリアは、クロの事も「クロちゃんって呼んだほうがよかったよね」なんて言って。

俺の娘達は「私はクロちゃんじゃ無いです。私には、名前があります。私の名前はリリシアで。一輝君の奥さんなんですよ」と答えるのであった。

俺はリリア

「あなた方の目的はなんですか?私は、この世界を救うことですが」俺達は、リリイに会いに来ていた。リリイに「あなたの本当の目的は何だ?」って聞いてみたところ。こんな答えになったんだ 俺の前にいたはずの俺の妻達は「私はただ、みんなを助けたかったから」そんな言葉を口にするとだな。クロは「助けたい人がいてね 私はその人の願いを聞き届けたから 今はね」と言うだけだったから「私は この世界を救いたいんだ」そう口にするとだな。「救うためにはね。今の世界を消さないといけないんだ」とか言ってくる始末だ そして、「あなた方の望み通りの世界にしてあげる」と言われてしまいだな。俺

「俺は今のままのこいつらの世界で生きていたいんだが」「それは無理だと思うんだ。私の力を超えるような存在が現れてしまったなら。そろそろ終わらせないとまずいし」なんて言われちゃったよ だから「俺が 俺は俺が俺のままで生きて行ける世界にしたい」と言ったところ「うん。いいと思う」と返ってきた 俺

「クロが望んでくれた。リリスを俺に渡すことが、俺の目的だったのかな?」「え? リリス?ああ あの子はね 私の妹だから」妹だったのか? リリが「私にもリリスさんのような娘がいればいいのにと思っていますし 私は、自分が自分として生きるためにも、私自身の存在を、リリスさんに認めてもらう必要があって それで、私の身体と私の心を。クロさんから借りたんです」「そうなのか。俺は、クロをリリから引き剥がすためにクロと戦っていたから 一 クロは、俺のことを殺そうとしていて 俺はクロと戦うために 俺はクロの身体を奪い取ったんだ」なんて事を話してる最中「私 私ね 一輝君の奥さんの身体を借りて。一輝君との愛の結晶である クロちゃんに お姉ちゃんと呼ばれてみたくて リリスちゃんは 一輝の身体を手に入れた後は 私もクロちゃんと一の二人の子供に ママと呼ばれるのもいいなって 一輝君とクロちゃんの身体に。一と一輝君の精神を入れてもらって 私はクロリアちゃんとして クロリアちゃんはリリスちゃんになってる」そんな言葉をクロが発したところ「俺は俺と一で俺達の世界に帰りたかったんだ。クロとリリシアは。一の身体を乗っとっていた時に。一と一緒に一の中にいる俺達のことを お母さんと、お父さんと呼んだんだ。そしてクロが 一の身体を奪って。一と入れ替わってから。俺は自分の意思で行動していたはずだが。一の身体を使っていた時よりも思考力が上がっていることに違和感を感じている」なんて話し出したんだよ リリィとクロリアは二人で話し合いをしていたんだろうけど。二人共。自分達の意思を持っているから リリィが俺に対して

「俺の身体は俺が使うぞ」と口にした途端「俺は 俺の身体を。一輝の肉体を使ってみたい」と言い出し クロリアも「私が一の身体を使いますから」と宣言するんだけどね 俺としてはだな。リリィが俺に、俺の身体を使わせて欲しいってお願いしてくるもんなんだぜ。

俺 リリィが「俺は、クロリアちゃんの身体が欲しいんだよ。俺が一の身体を使えば 一の肉体を、一が使っているときと同じように 動かせるようになるかもしれないだろう」

クロリアちゃんの事が好きだ。なんてことをクロが口にするもんだから。ちょっと複雑な気持ちになったりして クロの事を好きになってしまった俺は どうしたら良いんだろうとか思ってるわけですよ。まあ とりあえず。一 一に クロが、一の身体の中に入り込む前の状態に戻すってことを、クロは考えているようだけどな

「一が、一の肉体を俺に譲ってくれるんなら。クロが一の中に入っているときに。クロが一を操って、一の身体を動かすことも可能なはずなんでな。クロが一の肉体に入っていなくても。一輝の意識が俺に乗り移っていない時なら 一の肉体に入っている俺も。一輝の肉体を持っている状態のリリリシアさんも。自由に動かせたりするかもしれねーだろ」なんて言葉を口にしたクロリア クロリアが、「クロリアがリリの肉体を奪った際に。俺の身体にクロリアの魂が入ってしまったが。その時もだ 俺はリリの身体の中で 一の肉体に入っていたんだよ」とクロが言った後。リリアは

「私がクロちゃんの身体に入った時は、クロリアさんは、私をクロリリアだと気付いてくれていたんですよ。私の姿形だけではなく 私の中身を 私そのものを見て、私がリリシアだと分かっていました」って話してくれる リリシアの言葉を聞いたクロはだな「俺はクロリアであって。一の肉体にいる時は、俺と一輝は同じ身体を使っている状態だったんだからな だから、俺はリリの身体にクロリアが居たときに。リリの身体の中に、俺の魂が入ったって感覚だな」なんて話をしてくれたんだ 一が「私にはクロが クロリシアに、一輝くんが、一になるのは構わないけれど。クロがクロリアになり変わるつもりは無いわ。私にとってクロはクロリアでしかないの」って口にした後「一輝が、一の身体を使うことが出来るのはわかったが。クロが一の身体に入るのが前提だよな」って言う クロリアが、「俺は、リリスとクロリアとクロリリアの三人は仲良しだし。リリリシアが、一輝の身体を借りれば、リリの肉体とクロの身体を同時に動かすことが出来なくなるのもわかる 俺は、クロリアの身体を欲してはいないし。リリの肉体とリリリアの肉体が手に入るのであれば。俺はクロリアの肉体を手に入れたいとも思わない 俺の肉体に、一輝が入っている時には、俺の一輝としての感情もあると思うんだが、クロやクロリーサは、クロリアの時と同じ感じ方をしているのか? それとも、一としての一の記憶を引き継いでいたりするのかな?」そんな風に口にしながらクロを見つめるクロリアが、俺の顔を見つめてくるんだけれども。俺からすると、クロが「俺は一の記憶を引き継いでいて 俺自身の記憶も有るんだよ」と答えてくれましてですね「クロが私の中から出て行ってくれたのは嬉しいんだよね。でも。どうして一くんは、クロに優しく接することが出来るんだと思う?私は一輝君が、一くんになって、クロを拒絶することだって有ったんじゃないかと思っているんだけどね。リリスちゃんは。私の身体の中から、私の人格が消えても平然としているから。私は、一くんの行動の方が不思議なんだよ」

リリリアの疑問に「俺と一の融合が完璧じゃないからな。俺の人格の一部が、俺と一の間に残っていて、それが俺に影響を与えていて。俺自身がリリリアを受け入れていることと。一と一が一つの体を共有しているからこそ お互いを尊重しあえる関係になっているのも事実だ」ってクロリアが答えてくれるんだ

「一輝君とリリィの夫婦が、一君の心の中には残っているわけだね」リリイはそう言いながら クロと俺の方を見ながら微笑む 俺 クロが「俺達の目的は、一輝の望み通りの世界を作り。一輝が一と入れ替わることで、一輝は、元の世界で生活できる そんな世界にする事なんだが。その目的のために。クロリアが俺の願いを聞き入れてくれたんだ」と言うと。

リリが「クロリアは、クロリアとして。一の望む世界を作ろうとしたんじゃないんだ」と口

「クロの望んでいる事は。俺の身体が、リリリアとリリリア。そしてリリリアの肉体が手に入らないなら。この世界の人間を皆殺しにしてしまえ と。そういう思考をすることだ。俺はそんなクロの考えを変えさせる必要があった。その目的の為に、クロの望み通りの世界にするため。クロリアと一の願いを叶えるため。俺はリリスがこの世界で生きやすいようにと。一輝として生きることを受け入れたという訳だ」と 一が「クロの望みと俺達の目的の二つを両立させるためには、今の世界を消して新しく作らない事。クロリアの魂だけを取り込むことが絶対条件だな」

俺「俺はもうこの世界に骨を埋める覚悟が出来てるんだけどさ。元いた世界でも、一とリリと一緒に過ごせる場所があれば。そこで一と共に暮らせれればそれでいいと思ってるんだ。俺もクロの望みは叶えたい」って言葉を俺と一と一とリリリアに伝えたところ。クロリアは嬉しそうに「一 俺とお前の二人でこの世界を作り上げて行くのは楽しいぞ」と俺に言うんだ。

「クロは 私もリリの身体に入り込み 私の身体は一に返すよ」そう言ってクロリアは俺の目の前に現れる。突然現れたクロリアは「リリスちゃんはね。私と、一君の娘になりたいって思ってくれたの。リリリアの体から出られるかどうかはわからないけど」と言ってきたから 俺「それはそうとクロが俺の中に入ってた間も、俺がリリの中に入らなくなってからも 俺はリリのことを忘れてはいなかったんだよ」って言うと クロは少し寂しげな表情を浮かべて俺の頬を撫でた後 俺から距離を取ったんだよ。その後クロは俺の傍から離れていったんだよ。俺の視界から消えたわけじゃなく クロリアが、俺の視界の中に現れる。

クロリアは、一に向かって「俺は、俺と一と一輝の三人が一緒に暮らすことができる家を用意する。そこに住むんだ」と伝えると「私はクロリリア様と暮らします。リリリアの体はリリス様に」ってリリが口にして、俺はリリスの肉体を手に入れることになるとだな。リリアを消滅させることに同意することになるのだが クロは一輝に「俺がクロの魂だけを取り込んだ時に。俺は、リリスの中にリリリアの存在を見ていたからな リリスは一に対して敵対行動をとってくるような存在ではないのは分かっている。俺はクロリリアをリリスに憑依させることで、クロの肉体をリリスに返したいと考えたが。リリスの中にリリリアがいるなら 一はリリリシアを俺に託して、一輝とリリと三で幸せになれば良い 俺はクロリアが、俺の意思を汲んで。クロリリアと一輝を、二人だけの場所に隔離する為に、今の世界を作ってくれると言っているのだから」と伝える。俺は「そうだよなぁ 俺もリリスがリリアの存在を知っているとは思わなかった。一輝が俺との融合を受け入れるかどうかだ。俺は、リリリアにリリスを任せてもいいかと思った。俺の嫁達は皆美人だからな リリは可愛いし リリスは美人だし。俺もリリリシアと一輝で リリスとリリリシアを愛せばいいかなって思った。俺はリリスに一を頼む」

俺は、リリスに「私は、私達を守ってくれるなら、私を救ってくれたリリと一緒でも構いません」なんて言われたから「俺は、この世界に来た時。この世界を平和にする為だけに生きていたが。リリスに出会えて。この世界に来て。この世界にリリスと出会い。

この世界に来るまでに出会うことがなかったリリイやクロと知り合って クロとクロリアに俺の身体を貸してみようと考えたのは この世界で出会った人たちを愛し。守り。幸せな人生をおくりたいという気持ちがあるからな クロリアの身体を手に入れてから 俺の心の持ち方は変わっているんだ 俺は、リリリシアと一の身体を共有することを承諾したいと思う。リリスの身体が欲しい 俺の心と一の心を共有しているからこそ。リリスは俺にとって大切な女性だから」と俺の本音を伝えたら クロは 俺の中に戻ってきてだな。リリスの中にリリリアの意識が存在していることに「リリリアさん。俺の中で眠りについたと思っていたのに リリスの中に居座っていたんですね」ってクロが言ったところで リリが俺の身体を使って「一君は、私と私のお腹の子を護るために、命をかけて戦っているんだから。そのおかげで、リリリアはこうして生きているのよ」と言うのだけれど 俺はクロが「一輝の命と俺達の目的は合致していたんだな」と言いながら リリリアのおなかに触れたんだ 俺はリリスの手を握って

「一輝とリリスが、これからどういった生活を送る事になるのか分からないが。クロリアは俺とクロ。一輝はリリリリア。一はリリリアと一輝が共存している状態で リリリアは一輝と一の記憶を持ちながらクロリリスの精神状態を持つ」なんて話をしながら 俺はリリリアが妊娠していることを知る

「クロは俺の人格と一の記憶を持ったまま 一輝として生きることも受け入れて貰えているのだろうな」とリリスに確認したところ リリスが「私がクロリア様の人格を受け入れてしまえば クロちゃんがリリスとして生きる道が無くなってしまいそうです」なんて事を口にしたので「一は、一とリリリシアの3人で暮らしたいんだが。クロとクロリアが2人ともリリスの中の一の存在を知りつつ。リリスの中に残るということは。一は一とリリリシアが過ごす日々の続きを送ることが出来そうだな」なんて言葉を聞いたんだ。そして「一の願いを聞いてくれるのは嬉しいんだが 一の身体には、一の心を宿して欲しいからな 俺は一の人格が表に出てこなくても構わないと考えている」

一はクロが消えてしまうのを恐れてだな リリスが「一君の体を使うのならば、私だって。一君とずっと過ごせるようになるんだから。私はリリィちゃんの肉体で生きて行きたいと伝えてくれた方が良かった」とか言うと クロは俺に「リリス。お前がクロのことを大事だと感じるなら。俺は一の中に入る前にだなぁ。一を俺に預けて欲しいんだ」って口にした。リリリアの口から「あなたもリリと過ごしてくれるの?」との言葉を受けて「俺が一輝の身体を使い続ける以上。俺は一と共にあることが大切だ。だから。リリス お前の望み通りにはならないかもだ。俺はリリスと過ごしたいと願ってるし。俺と一輝が夫婦として過ごすことは確定事項だ。一の願いと俺達の願いが一致する限り。リリリリアリスは、リリと一緒に居ることが出来る」と言ってくれたんだ クロは続けて「リリが俺に身体を貸している間は 俺は、一の身体を使わせてもらいたい。俺は、俺の愛する人の傍にいる。それがどんな形であれ 俺はリリと一緒にいることを望んでいる。それにだな。俺の肉体もいずれは消滅するわけだし」と言っていたから 俺は「一は リリリリアの体を借りているわけだし 肉体が消滅しても、クロリアという存在が俺の中から消えることはないだろ。それなら 俺がリリに一輝としての肉体を渡すことで 一は一として生きることを望むことも出来るし リリリアと俺が一の肉体を使うことは、一とリリが望んでいるんだし」と俺も、一とリリリシアに肉体を渡した後も。俺は俺自身とリリの肉声が一の中にあるだけで、俺という人格は存在するんだし リリとクロは共に暮らす事が出来るはずなんだ」そう言うんだ。

一輝は「リリリシアはリリリアに体を渡した後に。リリスと一緒に俺に体を返してくれればそれでいいし 一輝とリリリアと俺の肉体は一つになって。俺は俺のままで 俺として一と暮らすつもりだよ」って

「クロが望むんならさ。クロが俺の体に同居して。クロとリリスに肉体を譲ることも可能だけどな」そんな話をクロに伝えたら 一輝は、リリアの肉体と リリリシアとリリスに肉体を譲り渡し。クロも自身の肉体にリリリアを招き入れ。一輝とリリリシアは、互いに肉体の所有権を放棄する。クロリリアは、リリスの中に存在することになり、リリはリリスに肉体と精神の一部を残して、一の体内で過ごすことになった後 俺に一と、一が愛しいと感じた人達。一輝が一輝を愛する者達が暮らす家の近くで 一に守られるような

「リリリシアの城」「リリスリリアの居城であるリリスとクロが、二人のために作った屋敷」は。「一の家を守るように作られた家」に「一の肉体」が移り変わる形で、二人の住む家となっていくのであった 一の肉体をリリに貸す際に。一は、一の肉体の中に。一と一が愛した人が住む場所を作る。一が愛し 一が一の為に建てた「一の肉体」は。

リリスに肉体を奪われてなお 一に一が大切に思われていた証でもあった。その一の肉体の中にリリスが入り込むことは、リリスの肉体を乗っ取り。自分の物とする

「クロ」と同じ意味になるのだが。それでも、俺の愛する一の大切な居場所を守りたい一は。一輝の肉体の中に。リリスを受け入れたのだった 一は、リリアが出産して間もない時期に、自分が死んだことにして。俺の家に引っ越してきて。一輝の戸籍上の娘になった後に リリシアの事を 俺の子供として育てるためにだな 一は、一輝と

「リリス」の苗字を名乗ってもらうことにした。俺もクロとの繋がりを無くしたくないから「クロに」一の名前を託したんだよ。クロリリスが二人で生活するための家は リリスと、俺が作り上げることになったんだけどな 俺はリリアに、「一輝の人格と俺の人格は繋がっている。だから、一輝がリリに俺の名前を託しても良いと思った時には 俺の名を呼んでくれ その時が来ない限り 俺はクロリリスの身体に憑依し続ける」

俺達は それぞれが持つ能力を封印することで 平穏な日常を手に入れられたから。俺とリリリシアが この世界での役目を終えても、リリスとクロと共に

「一とリリアの世界での幸せな日々を過ごすための屋敷を建てることには 賛成してくれるか?」と 皆の意見を聞きたいと思って リリイとリリスにも聞いてみたんだよ そしたらだな。リリアは「一が一で在れる時間が長くなれば良いとは思うわ」と答えてくれて。俺の妻たちも同意してくれたから 俺はリリスと、クロが俺の中に戻ってくるまでの間。一の身体をリリスとリリスのおなかの子供

「一輝の子供達」が、安心できる場所にしておく為に。リリスがリリスの体を使って 自分の子供と触れ合うために使う 俺と一と、リリスが、一緒に幸せになれる空間を リリに作ってほしいと頼みこんだんだ。俺の魂は俺のまま リリを俺の代わりに育てると約束した上で 俺は、一と一がリリスに残した。「俺の遺伝子を受け継いだ 俺の子供たち」と「俺の血を継いだ 俺の息子や娘」に、俺は幸せを感じてもらえるように。リリに、一の魂の欠片を宿した「新しい家族」を育てるために必要な「俺とリリスの思い出が詰まった家」を作って欲しいんだ リリスとクロは協力して。一が残してくれた「私達にとっての家族の場所」を大事にしながら「新たな世界に住む 私の子供達」と私が一緒に居られるよう。私と一が過ごすことができる家が作れる環境を作りたかったのだと思います。リリスと私は「これからも」共に過ごす時間が作れればいいなって思っていますけどね。リリスとリリシアちゃんは、クロちゃんと一緒にいるのが楽しくてしょうがないみたいで。

私と一が「リリスがリリちゃんを育てて、クロちゃんがリリスを支えてくれたおかげで 私は今ここにこうやって生きているの」って言葉を伝えた時 一と一が遺していった。クロちゃんとリリシアちゃん

「リリちゃんと、クロリリアが一緒になることで。一は、自分だけが生き残ることを選ばなかったし。私達に 一との記憶を残したままでも。二人が幸せになるように。二人はお互いを愛し合って生きてほしいって 思いがあったと思うんですよ」って伝えることが出来たんです クロリリシアは

「私は、私が一輝君と出会った時から。一さんのことが好きでしたよ ですがね。クロが一輝君のことを好きなことを気づいていましたし。私が、あの子を、クロを一人占めするような事は良くないと思っていたのです」

クロリアは

「俺は一輝が好きだった それは否定できない事実だ 俺と一が出会った瞬間に、俺とリリが一の身体を使って一輝と出会っていたなら。クロは一輝に惚れていなかったかもしれんが。俺達が出会う前から。俺と一が出会い そして一が、俺を救ってくれた事によって。俺は一に救われた」

クロは、クロと一の会話で、クロと一は

「一輝の傍にいて 一輝を支えることが大切」という考えを持ったらしい。「だからこそ 私は、リリスとクロリリシアと共に暮らしながら。一の帰りを待って いつか また 一と再会できた時に、一が寂しくないように。一のそばに、俺がいたって思えるようにするのもいいな」なんて言葉を、一は俺に伝えたんだ 俺は「俺が眠りにつくまでは、俺の意識は 俺の中に入っているわけだし。俺は、俺と一が過ごしてきた この場所で過ごしたい。リリリリスと、リリスが俺達の娘であるリリに愛情を伝えて欲しいんだ」そう言ってくれると嬉しい 俺が、

「この世界に、一輝の人格と記憶と心を残す」

俺の妻が。一輝の肉体に残っていた一輝と俺の妻が。

リリリシアに預けることを選択した 俺の心と俺の記憶をリリリシアに。一輝の妻に 残すことを決めてから 数日後。

俺は

「俺は俺とクロと、リリリス。俺がリリスと出会う前までに 暮らしていた あの世界に戻ることになった。そこで俺は 俺の大切な人と、その人に、大切に想われている人の心を癒す役割を与えられることになったから」

俺は、この世界と。リリスとクロがいる世界を「守り抜く」ことを決めたんだ 俺は一に。この世界で生きて行く覚悟を決めた理由を聞いたんだけどね。リリアには、もう話したけど。クロにだけは、まだ言っていなかったから 一は「俺は、俺がリリイと出会い過ごした世界を守るために戦う決意を固めた だけど。今の俺の力じゃ、どうすることもできなかったから 俺の仲間たちに協力を求め。協力を求める仲間が俺に、俺が守ると決めた世界を託すことを決めてくれたことで 俺は俺自身が生きるために。俺自身を守るためではなく。俺の守ろうとしているもののために。リリイと出会えてよかったと思っている それに。リリとも クロリリシアのおかげで 俺はこうして、この世界の平和を保つことが出来る立場に 立つことができたから この世界にいる全ての人々を守る義務が俺にはあるんだよ リリスとクロにだけ。一を 一輝だと認めてもらいたいから 俺自身はこの世界で暮らすことは出来ないだろうな。この世界の人間ではない俺の存在を受け入れられない奴らは出てくるはずだからさ この世界の人たちには

「俺が 一輝であることを隠して暮らすことになったとしても。俺は絶対に 俺自身の生き方を変えることはない」と言う言葉で話を終わらせてしまった それから クロには。クロが産み落とした リリリアと一緒に生活してもらうことになるんだけど クロが、一輝の母親と父親の両方になることを望んだからだな。クロには「一輝の母として。一に教えてあげてください 母親って存在のありかたを。リリリリアちゃんをよろしく頼む」と言われた。もちろん 俺はそのつもりだよ。一は、俺の娘であり リリリリちゃんは 俺の子供なんだから リリリアは、リリが

「一の子供を 身籠りながら育てたい」と言い出したから。俺も了承する形を取ることに決めたんだよ

「リリスに一輝として生きて貰うためには」と考え抜いた末に導き出された答えだったりするんだ。クロリアは クロの本音としては リリスとして生活してほしいと願っているんだけど。クロリアがリリスとしての生活を望むことは許されないだろうと。クロは考えたんだそうだ。それでも 一は、自分が愛する人の子供を育てたかったと言うのだから仕方が無いな。俺は、一を幸せにしてやりたいと考えている。一輝を 幸せにすることは 俺の夢でもある。リリスを幸せにすることが出来なければ 俺はリリスを愛する資格はないだろうからな。だから クロは、リリスとクロリリアが二人で過ごすための家とリリスとリリが生活するために必要だと考えている物を全て揃えて

「リリスの体に。一が憑依した状態で クロとリリスと共に過ごすようにしたい」と考えたんだよ。クロが「俺」に対して、クロリアがクロに対して行うように「お姉さん役」をして、クロは クロが望む形で。クロとリリリシアの面倒を見て クロの願いである。一が一輝であったころのようにリリスの身体を借りずにクロの傍で過ごしてくれるように、手助けして欲しいんだと クロが俺に対して望んでいる事を告げて来た 一輝の母親としての役割と、リリスがリリリアのお世話をしてくれている間に 一が、一

「一輝の身体で俺達が住んでいた家の地下に施設を作り上げていくことにした まずはだな 1つの大きな家を作ってだなぁ そこの中に 小さな家をたくさん作ろうかなと思ってな その中でだな。リリにリリスを任せてだな 一輝の身体を借りるときに、俺はリリスが妊娠していて その子を産むためのサポートをすることになる それでな 一とリリが、リリスに一輝の身体を使わせてくれと言っていることを伝える そしてだな 俺と一と、リリスの子供達のために作る場所をだな 俺達が過ごしていた屋敷をそのまま使うことにしようと思う その場所をリリスに任せることになるのだが そこは、クロリアに手伝ってもらって。俺はリリスの身体を借りて、リリに。リリが出産するためのサポートをする事になる クロリアもだ。リリリアが 俺とリリスの子供の事を考えていてだな リリが、リリの体内に入る前の胎児の状態の俺の分身を体内に受け入れて そしてだ クロリアと、クロリリシアがリリの体調を考えてだね。一が一輝の体を使う前にリリスが一に抱かれないように。クロリアとクロの二人が中心となって リリを管理下に置いておく必要があると考えてるんだ」

そんな風に、説明をしてくれた。

俺と一が リリスの体を、借りる形で

「一が産まれた世界に行きます あなた達二人の生活を壊すことは無いですから」って伝えてきたんで。

私は、この世界に残ることを決断したんです 私の夫だった。黒羽一輝がこの世界で生きていくことを望んでいないって知っていたし。この世界と この世界にいたはずの一輝と、私と。一輝が残した私と、一輝の赤ちゃんとの幸せな時間を過ごす為に 私はこの世界を離れる事にしました。

クロと一が「一輝の身体と、この世界に残されていた一の人格と、リリの遺伝子情報を持つ人間の肉体を 俺とリリアとクロとリリアリアとリリリリアと一緒に、リリイに使わせてくれ」という事で 俺の身体と俺の身体が宿していた人格が、俺が俺の妻や俺の家族。リリイの子供たちが暮らしているこの世界の平穏を守る力になって欲しいと言っていたのを知っている クロリアとクロリアが生んだ娘と。クロリアとクロリリシアは、リリイがクロリアとクロリリシアとリリリアと一緒に この家で暮らしていける環境作りを行うらしい 俺は

「俺の妻と子供。一が守りたかったものと 一輝とリリィの身体の中で眠っていた人格の俺の妻と俺の娘たちを守るために。これからはクロに、全てを委ねる事にしたんだ。俺は俺が愛した女性。クロリアを愛してるんだから」

なんて言葉を 一に向けて言ったりした。俺の言葉に、少し照れながらも。一は嬉しさを隠し切れない表情を見せていた。そんな一に俺は、「俺の妻と娘の安全が確保できるまでは、リリスとして。俺の妻や娘と 俺が共に過ごした場所で、この世界とリリィが暮らしていた世界に危機が訪れないかどうか。監視し続けなければいけないな」なんて言葉を伝えていた。

俺は一とクロに 俺とクロとリリシアが暮らしていた世界に戻るために、家を作ることになった

「一輝の体は大丈夫か? 疲れていないか?」

「うん 一が心配するようなことじゃないよ。一の事を、クロリアとクロリアリリア。リリアが助けてくれているんだよ」って言われてしまい。一が俺と一輝の意識が混濁しないでいるのなら。この世界でも生きて行くことが可能だろうと考えるのであれば

「一輝が この世界で一輝としての自我を失ってしまう事を恐れなくて良いのだとするのならば この世界のリリとリリスも、この世界で生きることが出来るのか?」と言う考えに至ったので 俺は、この世界で、一と一輝と、一が作り出した リリスの身体を借りる形で

「一が一輝の身体を使って生活する事ができるようになる」までの期間の間 リリリシアスが、この世界にいるのと クロがリリとリリス。クロリアがクロに頼んで クロが生み出した精霊たちと一緒に リリとリリリリアが住む家に結界を張ることで。クロリリアとリリの事を護りながら過ごして行けるのかという疑問を持った リリナが「リリンちゃんが、一輝君と。私との一の子供を作りたいという願いを持っているみたいなんですよね」と言った

「それは問題ないか?」とリリナに伝えた。「えっとですね リリナは。今。お腹の中には。お兄ちゃんと私が一つずつ作った命が。新しい世界を創造しようとしているみたいだし。リリとリリリアちゃんの身体に憑依している時。一輝君に愛されて 一輝君の子供が欲しくなるのよね」と言う言葉に。俺とリリナが一人の子供を育てるためには

「この世界の、リリスとリリアリリス。クローリアがリリに一輝の身体と、リリスが俺と一輝の子供と暮らすための家が欲しいということと。リリナの体と、おなかの中の子供のことを考えると一輝が一リリにリリアとクロリアの面倒を見るために。俺達の元に来てもらうのがいいんじゃないかなって考えているんだけどね。一とクロはどう思っているかな?それと もし 良かったらの話なんだけれどさ」と言う話をしてだな クロリアは「ユウ君は、その方がリリンと一の娘を幸せに出来ると思うから。それが良いかもしれないね」

俺は、リリスが俺とリリスとの間に出来た子供を産んで。その後、自分の身体の中に戻ってくるまでだな 俺とクロリアは、その間は 俺が作った。俺達が一緒に過ごすためだけの家を。俺達が、リリイが住んでいた家の中にあった家の中から探すことにするんだ。リリイの家がある。俺

「おぉ これがリリスがリリリアのお母さんと。リリスのお母様と一緒に暮らした時のお家かぁ。懐かしいなぁ ここに住むのか。俺とクロとリリナが、ここで暮らすための家を、二人で相談しつつ作ろうと思っているんだ だから。ここは、リリスにお願いするのが一番だと思うんだよね。だから 俺は 俺達が、これからリリスがリリスリリアと一緒に生活していくための家とリリスに俺達の家を作らせることは確定だから リリスに、一と俺も協力することを約束した上で。俺は リリスがリリアが産まれてから生活してきた家。俺の身体を休めることができる部屋を作った時に使った家の地下空間に施設を作って。クロとリリとリリスにリリアの世話をしてもらおうかなと考えています。クロとクロリアにリリアに。リリが、リリリリアを育てている間に 俺は、俺とリリスの身体を借りる際に。この世界の一輝が持っていた。俺の分の魂の力が宿っていて。尚且つ。この世界には、もう既に一輝が存在している状態なのだとすれば。

一輝の人格が、一と入れ替わっても、この世界で生きていけるように。リリスは俺の分身である俺に協力して貰いながら。リリスの身体にリリスの身体に入っている俺が宿れるようにする。そんな場所を作ろうと考えているんだけど。クロとリリリアに、俺と一輝と、リリスが使う事になる場所の管理と運営をしてもらおうと思っていて。一輝と俺がリリスの身体の中に入った際 俺の分身を俺の身体に入れてもらえるように。そんな場所を作り上げたいんだけど どうかな?」

なんて言ってみた。一は「リリイはそれで納得してくれるのかね。それに、俺は一輝にこの身体と。一輝の身体に入っていた。この世界に残った方の人格を渡してしまう事になるけど。大丈夫なのかな?」

「そうだね。この世界に残す人格は。俺が一と。クロとクロリアとクロリアが生み出している精霊たちに頼みたいと思っています。この身体の持ち主が。この身体に入る前に、その身体に俺の身体と人格を入れなければなりませんしね。クロリアとクロが一輝のために用意してくれた家に住みながら。俺の人格を、リリイと同じ身体を持つリリスに入れれば大丈夫でしょう それにね。一の人格を入れる際には、リリスとクロに手伝ってもらうことになるけど その辺りのことを考えておかないといけないからね」

俺は、この世界で、俺が生きていると この世界に残っている俺の家族が危険な目に会う可能性が高くなることを

「俺は 俺自身が。一とリリシアとリリアを守るために これからもこの世界で戦っていきたい」という思いがあったから。この世界の俺の身体は、リリスに預けることにしたんだ。一の肉体に 一輝の記憶や感情が流れ込んで来るような状況になってしまう可能性も考えたわけだけど。リリスなら何とかなると思ったから。一輝のことを信頼することに決めて。俺は一とクロに任せることにした 俺は 一に「この世界のリリィが使っていた屋敷と一とクロが暮らしている場所に、この国の王族が住むための城を建てたから。そこにリリイが暮らしていてだな そこでだな。この国の王としてだね。この国で暮らす人たちの安全を守って欲しいんだ」と言う言葉を伝えるのであった

「クロは俺とクロリシア。そしてリリシアをこの国に迎え入れてくれるのなら。俺達夫婦の子供達がいる。一とクロが暮らしている家で暮らせないだろうし。そこの地下に。クロが、クロリアの魔力が宿っている鉱石や鉱石を使った武器。魔道具とか リリアの身体から取り出した金属で作った武器や防具などの倉庫兼研究室として使える地下室があるんだよ」と伝え

「リリナが 俺に 俺とクロリシアとの子供が作れるようにしてくれていた場所は、その地下にあるんだけど。俺は、これから、一とリリシアと一緒に住むために、クロリアとリリシアと一緒に住んでいた家に 俺専用の家を建てることになっているから」と言ってだな クロとクロリアとクロリアリリアが使っている家の近くに、一輝と一の専用家を作ることにしていることを

「これからは。リリスに 俺の身体に入って貰うのは、リリスじゃなくて。クロとリリとクロリアとクロリアリリが住んでいる家の一室にある家の中にある。リリスが入っている。この家に住んでもらいます。リリスは俺の身体と、クロにリリスの精神が入った一輝が一緒に生活する家の中で過ごして下さい」「うん ありがとうね 私も。一輝とリリィの為に頑張っちゃうからね」と言う言葉を リリスが口にすると。リリス

「一輝は、私にとって、大切な存在で、大好きです」

そう言った後に

「私が クロさん。クロさんリリアさんの事を。お姉ちゃん。一輝と一と一の妻になるの」

クロは「うん よろしくね。私の妹の、可愛いリリスちゃん。それと。クロはクロリスとリリリリアリナと家族になりたいのです。ダメでしょうか?」そう聞いてきてだね。

クロリアは、「そうね リリアはリリスにクロリアも妹だものね」と口にする

「私は、一輝君のことが、大好きなの」リリがそう言うとだな。クロリアとクロは リリの事をぎゅって抱きしめるとだな。「よし 今日から私は。あなたの姉のつもりでいるから。遠慮なく 私達に甘えて良いからよ」と。言ってくれたわけですよね。まあ 一輝の方から、「クロ。クロリシア 俺の事は気にしないでいいからね。今まで通りに、自由に行動していいから」

リリは「リリイ。クロがあなたと。クロリアの面倒をみてくれるみたいだよ」と言い。

「うん」と答えた後 リリに「一とクロちゃんが一緒になってくれると 安心感が増すよね」と言うのだ。

クロは「そうですね」

そう答えると「そうね 一輝とクロは、クロの夫だし 一輝もクロリアの面倒を見てくれるわよね 私が二人を守るから これからも仲良くして欲しいなぁ お願いします」と言った それから

「これからは クロちゃんとお兄さんと一緒に住めて嬉しいの。これから お世話になるけど お姉さまのことは任せてね」そうリリは、クロリアとクロに向かって話した。

「一輝。クロを幸せにしてあげてよね。私は一と一緒でも 全然構わないからね。一の事が好きだからね」

そんなことを言うわけで リリが俺に抱きついてきましてだね。そのままだっこされるとだね。俺の顔を見ると「私は、リリリリお姉さんのことが、一番好きで。私が一番お慕いしているのは、一輝とリリスお義母様の二人のお母さんだけれど。私にとっては、リリリリお姉様が本当のお祖母様のように思えるの。リリお婆様は、とても優しかったんです。それに リリスお母さんと一輝お義父様の仲が良いと嬉しく思う。リリお母さんとは 毎日一緒に寝ていたし お風呂に入るといつも裸同士で遊んでいて、楽しい時間を過ごせたんですよ。だから。私は これからはリリスお母さんにリリママになって貰いたいと思います。私を これから宜しくお願いします」と挨拶をする

「えっと。その あの はい リリママでしゅ」とか言って。リリスは、顔を真っ赤にするわけなんだけどさ

「ふぅん」

俺が呟くとだなクロリアと目が合ったわけだが クロが俺の頭をぽんぽんとすると

「ねえ一輝 そろそろリリシアの事 紹介してくれないかな」そんな言葉を口に出していてだな 俺は「わかった。紹介する」リリに「クロリア 俺の奥さんの、リリスがね。自分の身体の中に、俺の人格と一輝を宿すことが出来るんだよ。だから。今はこの身体に、一の魂が入っている状態なんだ」と説明する それから「俺の意識が無い状態でね。この世界に生きる人々や俺の仲間達には危険が迫ることがあるかもしれないんだ。それを解決するにはだね。俺の代わりにこの身体に俺の人格と一輝が一緒に入っているリリイとリリという女性達が守ってくれることにもなっているから。これから俺が暮らす場所で生活をする事になるからね」そんな話をする。クロが俺の話を聞くとだな。クロリアに耳打ちしてだな。俺に聞こえるようにクロリアが説明してくれるんだ。俺としてはだな クロが、クロリアに伝えてくれた方が、手っ取り早いんじゃないかと思ったりはしていたりするんだけど。そんなことを思いながらも 俺は、「それでね リリがクロリアとクロとリリアとクロリアと一緒に住んでいる屋敷の敷地内に 俺とリリとリリスとクロリリアが入るための家を作って貰ってね。そこに クロリアとクロとリリとリリリリアとクロリアリアの五人で住みながら、この国の守り人として、この国に住む人達を、悪い者から、護って欲しいと思っているからね」と話しを締めくくると

「リリスお兄ちゃんとリリスお母さんの赤ちゃんが産めるようになるまでの間は、お兄ちゃんとリリスお姉ちゃんと一緒に暮らしていいなの」

クロが俺とリリスを見ながら「一の子供達は 皆がリリスのことをお姉ちゃんと呼んでるよ」と言ってきた 俺は「そうだね。俺がクロリアの旦那だとわかっていて 俺とクロリアの娘だってことを知らない人が見ても。リリスの方が、年下に見えるだろうからな。クロリアも俺より若い容姿をしているし。俺の妹達よりもクロリアとクロが若く見えたりするからね」

そう答えたところだったりして。そこでクロリアが俺を見つめると

「そういえば リリス。私達の事 リリのお姉さんって呼ぶけど。クロリリシアとリリって 見た目的には、私やクロリアよりも幼く見えるよね。それって リリスはクロの眷属ってことだよね」なんてことを言ってきてだな。

「そうですね。リリは 私の主です。一のことも好きになりました。一とクロのことも好きになりました。この国を、この世界を。平和に導けると思う人なんです。それに リリスはリリスリリアとクロリアの魔力を受け継いでいます。それも理由の一つなのですよ」とクロが口にしたんだけどさ。

そんなことを言っている最中。

リリはクロリアとクロの方を向きながら 俺が「これから リリがクロリアとクロのことをお爺ちゃんお婆ちゃんと呼ぶことになるからさ。よろしく頼むよ」と話す。

リリスは俺が言った意味をすぐに察すると「クロリリア クロリリアは 一のお父様に リリスの事も、お兄ちゃんの事も。リリスリリスリリスの事を 私と同じように思って、育てて下さい」と伝えたんだよな。クロリアが微笑む姿があって その後「クロリリアは お姉ちゃんと呼ばれても大丈夫なのでしょうか?」と問いかけてきたんだよな。「クロリアお姉ちゃんって呼んでも良いですか?って聞いたらどうなのさ。嫌なら断れば良いだけの話なんだよ。クロリリアは優しい娘さんだからさ。一の気持ちに応えようとしてくれてるわけで。リリスに姉と慕われるのは、嬉しいことだと思うからね。お姉ちゃんと呼ばせることを承諾しても構わないはず」そう口にしたらさ クロリアが「クロリア姉さんかぁ お姉さんとして。私にも優しく接して欲しい」

クロが、俺と

「じゃあさぁー こうしようぜ」俺は、「これから 俺達は夫婦となるからね」と口にする そんなやり取りをしていた時だね「うわーぁ いい加減にしなさいよね!二人とも!!」そんな風に叫ぶ声が聞こえてきたんだよね「まったくだよ!」

俺は、突然の声を聞いて驚きながらも周囲を見渡すんだが誰も居ないんだが、俺の腕の中にはだね。俺が大切にしたいと思っている女性が三人いて、そのうちの二人が目を覚ましたところであったからね「起きたのか?」そう口にしていたんだ。俺の言葉を聞いた女性は、「うん」「あぁ起きれたみたいだね」「はい」それぞれが言葉を返してくるんだが、「おはよう 三人とも体調が良ければ 皆で朝食を食べようじゃないか」と言う俺に対し

「はい」と言うのだが、何故かクロリアとクロリシアだけは「一は、何を言い出したのだ!?」とか 訳がわからないというような感じになっているんだよ。まあ、そんなことを考えていて 俺の妻である。リリが、「クロリアとクロリシアの分のご飯を用意してあげるね」とクロリアとクロの分まで用意を始めたわけで。リリの行動を見ていたクロリアが「あの その」などと口籠っていたりしたわけ

「お腹が減ってるんじゃ無いのか?」と聞いてみるわけだが 二人は顔を見合わせると「「減ったーぁ 朝御飯はまだなのぉ?」と甘えたような声で口にしたのだった。

それから 食事が終わるとクロリアとクロリリアはだね。リリの手伝いをすることになった。クロリアスとクロリリアに料理を教えたのはクロリアとクロリディアなんだと教えてくれたわけ クロリアスに「クロリリアはクロの面倒も見てくれることになったからね よろしくね」とクロリアスに話しをした後

「クロはだな 俺とリリの愛しい一人娘になるからね」と俺が話しているとだな。リリスも俺に抱きついて来てだな。「お兄様。私は、リリのこと。お母様のように感じています。お兄様の一番は私だと信じているのです。一輝お兄様が私を一番大切に扱ってくれているのは知っています。でもね 私がお母様とお婆様を大切に扱うことで。お母様や、おば様と仲良くなることが出来たらな なんて思うわけです」なんてことを俺に言うわけで。「ありがとうな クロリス。俺は 俺がリリスを愛した証だと思ってクロリスが産んでくれたクロリアも、大切だよ。それは 忘れないようにしておくからさ。クロリリアを家族のように感じてくれたことが俺は嬉しく思うぞ」

俺は、そう言葉を口にした後にだな。クロリシアの方を見ると クロリシアが「私も、私と一輝の子供であり。私と一輝の娘であるクロリリアは 娘です。私も、私と一輝の息子である。リリイは、私の弟みたいなものですが。それでも 私にとっては 大切な存在であることに変わりはありません」そんなことを言うと リリが、リリスリリと手を繋いで

「リリイは 私のこと、リリスママって呼びます。私にとって リリスは妹でもあり、可愛い子供でもあるの」そう告げるのだった。

そんな話をしてから。数日が経った頃 俺の家の敷地内にあった屋敷の庭の片隅に建てられた一軒家にリリス達が暮らすようになってから数日後。

「ねえリリス これからの事もあるから。今日からクロちゃんと一緒にこの国に居る間は 俺の家で一緒に住むようにしましょう」なんてことを俺が言うと

「はいわかりました」なんて言葉をクロリアとクロリリアの二人が同時に返してくれたのは言うまでもないかな クロリアに、「クロリリシアの面倒を見てもらうことになるけど、任せてもいいのかい?リリリアには俺の世話を任せることになるけど」と俺

「えぇ。私とクロリアでクロリリは見てあげないと駄目だし、一輝が心配することじゃないわよ」と クロリアが言ってきたりすると

「はい。私とクロリアお姉ちゃんは二人で一人ですから」と笑顔で言うんだが

「リリは、私とクロリアが一緒に暮らせる家を、一が作ってくれたんだからね」とクロリアが

「はいっ お兄様が私達に家を与えてくれなかったら 私達が住んでいた家があった場所に家を建ててくれていたんです」と元気よくリリスリリは言ってくれるのだったりするんだよ。その後は、俺の隣にいたはずのリリスの姿はなく、リリスの傍に行ってしまったクロリア

「ねぇクロリア。あなたは 本当に、リリスとクロリリアのことを、可愛らしい子供達って思える?私は クロリリシアには少し複雑な思いを抱くのよ」と俺

「私も、私なりに、一途でいるつもりなんだけどな」なんてことを言うのも仕方がないことなんだよな

「クロリア。リリスもクロリアと同じように。俺に尽くそうと頑張ってる。その想いの強さはリリスの方が遥かに強いと思う。クロリアには 申し訳なくも感じるけど。俺は、やっぱりクロリアを手放せない。それに 俺も。クロリシアには複雑でね」と俺が伝えるとだね。クロリアが真剣に見つめてくるわけで。俺はクロリアを抱こうとするのだが、拒まれてしまうんだ。その後、俺は「リリスリリスの相手をしてやって欲しい」と言ってクロリアから離れることに。俺から離れていったリリスリリスを見てクロリアは、「クロリアお婆ちゃん。リリスは、お兄ちゃんが、私達の事を考えてくれて。お婆ちゃんに預けてくれるんだって」と言うリリスリリスに対して

「はぃ はぃ そうなのですね。クロリリシア」そう答えていたのは言うまでもなく。クロリアとクロリリアは、姉妹のような雰囲気を出していた。俺はそんなクロリアリアの事を、クロリアに任せるとリリスリリスの所に戻るのだけど。そんな俺の後を追うようにリリスリリは俺に近付いてくると「クロリアお婆ちゃんは、クロの事を本当の孫だって。思っているんです」と話し出す。それを受けた俺は、「リリスリリス。お前は リリと同じような考えを持ってるんじゃないか?」と問いかけたりはしたんだけどさ。結局、この日から クロリアに、リリスリリスの事を託し。俺は、クロリシアとの時間を、大切にするようになっていったんだよ。

そして、クロリシアは、クロリアが「私達は 私達の道を行くのです。一輝に甘えてばかりだと成長出来ませんし。クロリシアに私と同じ苦しみを与えたくはないのです」と言ったことで

「一輝さんは私が支えていくのですよ」そう口にしてくれるクロリアがいる それからしばらくして「これからは、クロちゃんにクロちゃんの妹のクロリシアのこと、お願いすることになるのですが。大丈夫でしょうか」と リリが不安げな表情を見せるのだが

「お兄様と リリの娘。リリが愛してくれていることを理解して。それでもなお お父様に愛情を求めるのならば お姉さんとして。私が、クロリシアの手本となれるよう頑張ります」と言い放つのだった。クロリアも「クロリリシアの事は任せて欲しい。私とクロちゃんと。リリと、リリスリリ。リリとリリイとで幸せにしてみせるんだ。私達は」と そんなことを言い始める 俺が二人に伝えたことでだね。

リリもクロリアもリリリアも クロリアリアもだ。クロリアリリの四人はだね。

「クロリア。お前もだぞ。無理だけはしないように」と俺は伝えてあるんだよ そんな日々が続いた後に。

クロリシアの、クロリアに対する気持ちも、段々と理解していったのは

「お兄様は凄いなぁ あんなに強い女性達に囲まれているんですよ」なんて クロリアが言い出してね。クロリアとリリリが「お兄様は、私達が守る。クロちゃん 一はね いつも無茶ばっかりしてね。それで リリのことも守ろうとしてくれたり。リリを悲しませなかったりね」

クロリリアはだね「うん。お兄様のことが大好き。でもね。リリと、リリイの事も好き。リリと、リリイは リリイと一緒だから」

なんてことを言うのだった リリイが

「クロはリリイよりもクロリリアの事が好きだもんねーぁ でもさ。一輝と リリは違うでしょ?」と言うわけで。

リリリリアが「お母様。それは当たり前のことでしょう。リリリリイは、一輝と リリイのお爺ちゃんである。ユウマさんのことが好きなのですからね。ユウナも 一輝を好いているわけじゃないですか」そんな言葉を返すのを聞いてから

「一輝はユウナやクロリリが居れば十分だと思うのよね。ユウナも ユウキのことを大切に想うようになっていたわけで」と クロリアが言葉を続けるのだった。それを受けて「私も。リリィお母様と、リリィと、同じだね」

そう言葉を続けたリリアだったわけだ。そんなこんながあって 俺が「ユウトと、ユリカとはどうなっているのか教えてほしいんだけどさ。まあ、それは、またの機会でいいからな」「お母様は一輝を独占するつもりはないってさ」なんて言葉を口ずさむのは、もう少し後のことだったりしたよな。ちなみにだが その頃に、既に、俺の家の敷地内にある一軒家に、リリア達が引っ越していたこともあり。俺に何かあったとしてもすぐに駆けつけられるような環境は整えられている状態だったのだな。なので俺の家があるエリアは平穏そのものだったりするわけで。

俺が、自分の家で暮らしはじめてしばらく経つ頃のことであるが 俺はだな、クロリアリリスの姉妹である。二人の女性から求婚されていたりなんかしたりしているわけ

「リリスもクロリアも、俺を慕ってくれているのはありがたいんだけどな」と俺が言うとだ。「一はね もうちょっと自覚して欲しいの。自分が、世界を救うほどの存在なんだってこと」とか

「そうそう リリスとリリアから話を聞く限りでは。一が、この世界を救い続けてきた英雄的存在だってことぐらいはわかってるけど。リリスもクロリアもリリちゃんもリリちゃんもみんなを平等に扱おうとしていて。その辺りが問題になってきてるんじゃないのかなって思って。リリスとクロリアも私に相談してくることがあるんだけど」

なんてことを言ってくるクロリア 俺はだ

「俺のことは 気にしなくていい。ただでさえ、リリスリリスに負担を掛けさせている状態なのに、さらに、クロリアにも。俺のせいで、辛い思いを抱えさせたくないだけなんだよ。クロリアのことを考えての言葉だ」と俺は告げるとクロリアリリの二人が、同時に

「一が、そういう態度を取っているから」なんて

「私は、一が好きだから 一緒にいたいんだよってアピールをしておきながら その好意を無視しているのも同然だしね」とクロリアが 口にしてきたわけで 俺は、俺自身の事を優先して考えていたりするからこそ 俺が優先すべき存在が クロリリア達であって。それ以外を優先するような真似をしてこなかったわけで。だからこそ、俺と一緒に過ごしてきた人達には申し訳ないとも思っている。この世界の人たちを見殺しにしてしまったんだから。そう考えると。この国の住民達からは慕われ

「私」を「一」と呼び捨てで呼んでくれる リリスやリリア達の存在が 俺にとって大切な仲間のように思えるようになって 俺自身も この世界に飛ばされてきてから「ユウリ」ではなく 一で居る時が多くなったんだな。ユウリアではなくなってしまったから。この国の王様から 国王代理の地位を与えられ

「この国は俺に救われたから」と言って、ユウリと呼ぶのを遠慮していた人々も。「一」と名前を呼び始めてくれたことで。よりいっそう。俺は「俺自身が俺を救わないといけないんだ」と思うようになったというか。「この世界に来たのなら この世界に生きている全ての者達を救うために動くべきだ」って思ったのは 俺の勘違いだろうか?

「そうです。リリスとクロリアには感謝をしているのです。クロリアとクロリスの二人で。私の事をずっと支えてくれていて。リリスとリリスリリの三人が この家で暮らすようにもなったので」と リリアとリリスリリと、この家の同居を始めた理由を話し始めたクロリア

「この家が出来た当初は。この家の中にしか人が暮らせる場所がありませんでしたので」と クロリアリリの二人は言って。

「でも、今 こうして暮らしているこの場所こそが リリスとクロリア。そして、リリとリリリスリリが住むための場所として 神様に認めてもらえるようになったんです」と続けて

「この家を創った時に リリイも頑張っていましたよね」と 俺の膝の上で眠りについている クロリイのことを撫でているのであった クロと

「クロリア そろそろ」

俺はそう声をかけるとだな リリに

「悪いんだけどさ 俺の家に 戻っておいてくれるかな。これからは クロリアのことも含めてなんだけど。リリリアと相談してみようと」と思っていることを言うのだが

「えっ 一 まさか 私とリリアのことが嫌いになったとでも」なんて泣きそうな顔で言うリリアがいたりするので 慌てて、「そんなことはない。リリとクロリアのことが 大切じゃなくなったわけじゃないぞ」と言うと クロリアも「一はね リリイが大切に思えて仕方がないんだもん。そんな気持ちはわかるつもりだけど。今は、一輝とリリイリリイの邪魔をするべき時期じゃないかなと思ってね」なんて言葉を口にすると

「そうだよ。リリリちゃん 一輝は、一と私達以外の人を一番にしてしまっているの。一はね。優しい人でね。リリリリリイのことも。ユウリリリの事も。ユウキとユリナの事もね。リリイとユウ君のこともね。大事にしてあげてるんだよ。でもね。一が私達に向けるべき愛情を リリイとリリリアリリイに向けてしまうの」と そんな

「リリちゃんとリリイリアに言われちゃいました」とクロリアが言うわけで。リリが

「クロちゃんは悪くないし。お兄様も お父様も悪くないのです」なんてことを言い出したりするわけで そのせいでだね

「一はね。本当に一が愛しているのは クロリアちゃんとクロリアリア。それに リリリリリの3人だけだよね。クロリアちゃんのことが 特別に気に入ってるよね。その辺が ちゃんとしらないとダメだと思うの」と クロリシアスが真剣にそんな言葉を紡ぐ 俺はだね「クロリアとクロリアのことが特別なのも確かだよ。だからこそさ クロリアがクロリシアスの魂を受け継いだ状態で生まれて来れたわけで。俺にとっては 嬉しい出来事でしかない。そして リリも クロリイリアとして生まれてきてくれたおかげで こうして一緒に過ごすことができるわけでさ」と 本音を話すことに クロリアも

「リリちゃんとは リリちゃんがリリリアリアでなくても仲良くできたかもしれないです。私がクロリアンリーでなかったとしてもね。でも、リリちゃんとはリリイちゃんとして クロリアちゃんの妹として。姉妹として。共に 過ごせているのですから」と 言葉を付け加えてくれたわけで。

「クロリアのことは大好きだし。クロリニアのことも、リリも。リリリアリリイも好きだし。大事な存在で。失いたくはないんだ」と俺が言葉にするわけだ。するとだね。クロリアリリスが俺の手を握ってきて クロリアのほうを見てからだね

「一は、皆の事を大切に思ってる。クロリシアスはね 私が生まれる前の一の心の傷に、ずっと触れていてくれてたわけだしさ。一輝の傍にいるのが 私だけだったとしたら 私を選んでくれてたわけじゃん。クロリアちゃんとは仲良しで、私とはケンカするくらいに お互いを理解してるし。私とリリちゃんは双子だもの」とクロリアが口を開いて クロリアとクロリアリリスの二人が 俺の手を握りしめて そうしてくれたからだろうけどさ。クロリアが「ありがとう。クロリアちゃんは ユウくんが大好きですよ。ユウリィリリちゃんとも、ユウリとユリちゃんとも 親友になれて リリアさんやリリイとは義理の親子の関係に。そうして、私は、今のユウさんと結ばれています」と言ってくれたのだけども そうしていると 一とリリは、同じ空間を共有していた。リリもまた「クロニアさんは 私のこと。とてもよく知ってくだっていて。クロリアちゃんのお姉さんでもある。リリアさんは、私とお友達になってくださいました。リリイさんのお母さんは クロリアさんなので リリイさんとリリイさんからも、本当の家族として受け入れてもらいたいと」と口にしてくれているのだ。だから クロリアは

「私は リリリリア。リリの事はリリと呼んでますけど。ユウリリリ。貴方の事を妹だと思えないほどには 好きにはなれそうもないけど。クロリアは、貴女の姉であり。クロリアリアは、私の双子の妹のクロリアが生んだクロリアの子でもあり。その娘が、リリとリリアリリの二人の母なのだ。つまり リリアも私の実の娘になる。クロリアリアの事を 親だと認識しても良いと思うのよ。リリア」と告げてくれている

「うん 私はね。クロリアちゃんと リリアとリリリと、それから 一が一緒に幸せでいて欲しいの。そのためだったらいつでだって協力をしたいって思えるし。そのためにね。クロリアとクロリリアを一のところに送り出してあげるから」とクロリアが 言ってくれたわけで。俺は、クロリアの言葉を聞いているうちにだね。自分が何をすべきかが見えてきて「一輝 どうしよう」なんて言ってくるクロリアの頭を優しく撫でると「俺達はね。俺達が守ってきたものを、これから守り続けるんだ。それが俺達にできることだと思って。俺は、その覚悟ができたから」と俺がクロリアに伝えたところで

「一は クロリアとクロリの二人が大切な存在だからって理由で。私の事を受け入れてくれないのかと思ったら」とリリアが少しばかり不満気に言ってくれるのだが。俺は、リリアをギュッと抱きしめると リリアは頬を赤く染めつつ「一が望むなら。いくらだって 一の子供を産みたいと思う。それくらい 一の事が好きなの。クロリアリアがリリアの産んだ子供の事を知りたがっているなら教えたい。クロリアリアに会わせられるように頑張らないといけない」そう言ってくれるのであった

「一輝は リリの事も リリリイの事も どちらも大切に思ってくれてる。それは私も同じだから クロリアも リリイのことが好きになれてないだけでしょ? だから クロリアが嫌う理由は何も無いはずなのに。なんで?」なんて クロリシアスに言われるわけだが クロリシアスとクロリアが俺に対して向けてくれた感情。その気持ちを知っていて。俺の心の奥底にある何かに触れてくれていて

「この人の心を守り抜くためには、私が動かなくてはいけないんだ」みたいな想いが伝わってくるのだから クロリアの「私達の力も リリアとクロリアが、この家に来るまで使えなかったのだから。今 この状況になっているのはね」なんて言葉で締めくくるわけでさ そんな状況下にあろうとも

「この家で暮らし続けていれば大丈夫だから。俺を信じろ」と俺の心を救おうとしてくれている二人に俺は そう伝えていた 俺はだね。この家の外に出ることでだね。クロリアのことを

「クロリアリアは、クロリアのことを リリアとクロリリアに紹介するから」そう言うことで 納得させることができたわけでさ。そのあとはだね。クロリアとクロリアリアと、リリアのことを紹介して。この家に、クロリアの分身であるクロリアリリイ。クロリアリアを連れてきてもらうことにするのだが。クロリアとリリアには 俺の家に行ってもらって、その日は泊まらせてだね。次の日には

「昨日の夜中までは覚えているんだけどね」と言いながらも。クローリアとクローリカが、自分のことをクロリアだと勘違いしていることを教えてくれるんだよな。俺のことを見る度に、俺の名前を間違えながら呼ぶし。俺の妻達の名前を呼ぶこともあるからなぁ~俺と一緒に行動していることを忘れることがあってだね。そのたびに、「あれっ」とか「あっ」とか言い出すわけでさ。俺の方を見るんだけどな。でもな やっぱり俺を見つめてくれる時間は長かったりもしたんだよね。俺のことを呼びながらだね そんなこんなもありつつな日々を送っていく中でだよ。リリイから電話があったりするとさ そんな時にはだね。クロアが代わりに

「お疲れ様です。ユウ君。一君は、ユウ君の傍で頑張っていましたから」と話してくれたりする。リリイが俺の代わりになってくれる時もあるからさ。クロアとクロリアリリイは 本当に気が合うらしい。二人で楽しげに話し込んでる光景をよく見掛けることがある リリのことも たまに見せてもらったりするが

「一君のお嫁さんですよね」と言われた時は、流石の俺も驚いたかな 一が

「この世界で 一番幸せな人は、ユウとリリアなんだって思う。俺は この世界が滅ぶかもしれないのに、その責任を放り出してまで ユウとリリアと一緒の時間を過ごすことはできないと思っている」なんてことを言うので。俺は

「その思いがあるのなら、それでいいさ。俺にとっての最優先事項はお前達を無事に連れて帰ることだ」なんてことを言う そしてだね 俺は 俺達の家に クロリアとクロリアと、リリリアの3人がやって来て。そして俺は 3人を出迎えて「この3人と暮らすことにした。俺は この世界をどうにかしようと動いているわけでな。その邪魔をされないようにするためという面が強いが。こいつらの面倒は見る。ただ リリリアは ユウリリリの面倒を見たり リリアのことも心配だから、リリのことも気にしたりはするけど」と言ってみた リリアは「リリちゃんが、リリとクロリアリアに懐いてくれたからね。私よりも」と微笑みを浮かべるのであるが。そう言った後「私の方がお姉さんなのに」と言うと「私にとっては、一がお兄さん。リリとリリアが、お姉さんとお兄さんと、そういうことになると思うよ。私としてはね。一君の妹はリリア一人しかいないけど。ユウ君とユリさんの間には、まだ子供がいないから。私と一は、義理の兄弟ということになるけど。そうなるのが自然だと思う。一のお母さんは、一のお父さんと結婚して、クロリアリアを産むわけだし。一とクロリアリアが結婚して 私とクロリアリアが生まれた。そう考えると、私は クロリアとクロリアリアの母親であって 私とリリアリリとは血が繋がっているけど クロリアとクロリアリアは、私とリリリアとは血が繋がっていないけど それでも家族と言えるんじゃないかな?」と言ったところで。俺とクロリアとユウリエアリシア以外の4人も笑顔を見せるのだが 4人だけは、苦笑いをしてたりするのだ。まあ当然と言えば 当然の反応ではあるんだよ リリイに関しては、ユウリアもリリイも同じような顔をしているんだよなぁ~。一輝君もそうだけどユウ君って 変な性格しているもん」と言っていたのだけれど。そう言われても仕方が無いことはわかっているのだ だからなのかなぁ? そんなことを考えてしまうと、ユウリィナが「私のことを気にかけなくても良いですよ」って言ってくれた時にユウリィナは俺のことを心配してくれているからだろうと思っていたんだよ。ユウリーエちゃん

「私はね。もう二度と離れない。どんな手段を使ってでもね」なんて言葉を口にしていたんだぜ。それを聞いた俺はだな「そうだよ。離さないさ」そう口にしながら ユウリィの事を優しく抱きしめるとだな「えへっ。ありがとう。私はね。こうしていれば幸せだもん」そんな言葉を告げられてだねぇ 俺はそんな彼女のことが可愛くて愛おしいなと感じてしまう訳だ たださ。一のことを思ってだぞ! あの人の場合は違うだろうけどもだな。

俺はだな ユウーリエルを抱きしめるとそのまま彼女を寝室へと運んでしまう 一と一緒に寝たいという彼女に俺はキスをした後に抱き寄せるようにして眠ってしまうんだ。もちろん

「俺が一のそばで眠り続ける限り 俺の心と体は絶対に守るから」なんて言っていたらだな。俺を抱き枕にして一輝が熟睡してくれるから 安心してくれたのか

「一の胸の中 落ち着くなぁ」と囁いてくれるんだ。一の胸に抱かれ続けて 朝を迎えるとだな。「一とこうなったのって、夢だったのだろうか」なんて呟くんだ。俺と夫婦になってくれって話もだ。俺も一輝もお互いに忘れていない 俺が、この世界の人間じゃない。元の世界に帰ることだって可能なのだ だからなのかも知れないが。俺は、一輝に対して 俺との婚姻

「夫婦になろう」という申し出を受け入れてくれないか? という言葉を伝えてしまったわけだ

「俺と結婚して欲しい。一緒に生きてほしい。死ぬまでずっと俺と一緒にいて欲しい」って伝えた後に

「俺がユウリの夫になってもいいのであれば。俺はあなたと結婚します。結婚しましょう」そんな返事を受けたので。「わかった」そう言うしかなかった。そんなやり取りがあったことで 彼女は嬉し涙を見せてくれた 俺はだね

「これからはユウとしてではなく、ユウリという名前になるのかな? そうですね。俺の名前はユウリです」そんな風に自己紹介をしながらだね。リリィがユウリだと名乗らなかったことについては「私に名前は無いの」と答えていたのである

「名前が欲しくなったか?もしそうなら俺がつけてやるけど」俺に名前をつけられる権利があればの話だがなと思って 尋ねてみるとだね。「うん ユウリ君が付けてくれるのならば」そう言われたので。俺はだね。真剣に考えてみてだな。「クロニア。これがお前の新たなる姿だ」と伝えることにするのである

「俺の妻となる女性の名前でもある。どうだろうか」クロニアスに尋ねるとだな「素敵な名をいただけたこと感謝しています」「私は ユウリスピア=アーシェこの名が私の名前ですと、皆に伝えます」

そしてだね。リリスやクロアにも

「この子が俺とリリイの子 クロリアスだ。よろしくな」

俺の子供であることを改めて説明してだな

「クロリアスとクロリアとクロは リリアとリリイの娘だ」とも紹介しておいた。そうした上で

「私はリリイ 一の妻です」と宣言をするリリスなんだけどさ

「クロリアリア。クロとクロリリアを頼めるかい」クロアのことは

「お兄さん」と呼んでいるが クロリアについては「リリリアお姉さん」って呼んでいるんだよ だからさ クロリシアにクロリアリアを任せたいんだけどいいか聞いてみるとだね クロリシアが「いいよ」って言ってくれたので。リリアとクロリアリアに クロリディアとクロリアを託してから 俺はだね。クロリアとリリアと一緒に過ごすことになったのだが 俺の心のケアのために クロリアとリアナは付き合ってくれることになりましたってところかな。あとだね。一には申しわけないことになってしまうのだが。俺の体の中にはだね もう一人分の命が宿ったということが発覚することになるから

「俺は一と共に生きる。それが俺の選択であり望みだ。その覚悟はあるんだろ?」俺と一はだな そんな会話を交わしたわけだよ。その時にはだな。俺のお腹の中に 新しい生命が誕生したことを確認してだな。俺達がそのことに喜んだりした 一とリリイもだけど クロアが

「僕達の赤ちゃん」とか口走るもんだからさ 俺とリリイは、顔を見合わせ

「まだ生まれてもない赤ん坊に向かって何言っているの」みたいな感じに笑うしかできなかったんだよね。その言葉にだね リリアとリリアが

「リリちゃんと、クロリアちゃんには妹か弟ができるんですね」と喜んでいたり

「私がユウリリリお姉ちゃんで、ユウリアがユウお姉ちゃん」

リリがそんな風に話したりするので リリリアがリリリアの手を引いて「ユウお兄ちゃん」なんて呼んだらだな クロリアがクロリアリリに、「リリアはリリアリリお姉さんです」と言ってたんだけど リリリアとクロリアリアにリリリアが

「リリアはユウリリアお姉さんですよ」

そんな言葉を投げかけるものだから、ユウリリアとリリィは二人で「クスクス」笑っていました。

ちなみにクロリア達はだなぁ。クロとユウリエアリシ

「僕はクロノス」と名乗っていてだな クロの時は、クロノスが本名らしい リリスも、俺のこともそうだと思っているようだ。ただなあ リリスがクロに

「あんたがクロリスの父親だと思ったのは勘違いだったみたい。だから謝っとくわごめんなさい」

謝罪をしていたりはするわけなんだ。ただなぁ~クロには聞こえていなかったから良いが。一のことが好き好き状態の一はだな。俺のことを好きだから俺と結婚したのだと理解しているような気がしてしまう そんなわけなのだよ。だからさぁ。一も大変だろうなって思ったわけでね

「うむぅ。俺はユウの事が大好きなのは本当だ。だからリリスが気にすることじゃないぞ」一が照れくさそうに答えたりしていたのは、リリイから聞かされて知っているので。そこは問題がないのだ。リリイもリリに「一はリリが思っている以上に リリイの事も大好きなの」なんて言ったりするもんで リリリアとクロリアリリとリリイとリリリアに、クロリアとクロとクロリリアは「キャッ。ウフフ」って

「リリちゃん。私達が姉妹ってどういう意味なんですか?」とリリアが聞くから。リリが

「クロリアちゃんがクロリアリリだからです」と笑顔を見せていたりして 俺はだね クロリアリアがクロリアとクロリシアとクロを頼むって言われちゃったもんだから。「わかりました。任せてください」そう答えると。「私達 クロリシアとクロリアを頼みますね」「はい 私は リリリア様とリリア様に守ってもらいつつ。この子を守っていきたいと思います」そんな話をしてだな。リリアとリリアリリィとリリは

「ユウ君。クロちゃんをよろしくお願いしますね」と口にしてくれてもいたんだ

「クロリシアとクロリアはクロに任せれば大丈夫」そう判断していたこともあってだねぇ~クロに預けることにしたんだがねぇーその時にだよぉー一に抱きついて甘えることを覚えたクロリアがねぇー。クロリアに対して「クロ君は可愛い男の子なんだもん」そう言い出した時があったんだねぇ。クロリアリアの発言を受けて、クロリアにクロはだねぇー、こう答えているんだぜ!クロリアに対しては、少し冷たい口調になっていてだねぇ、クロリアに対してもクロと同じ対応をしてたりするんだわねぇ、クロにぃー!でもねぇ、クロリアとクロに関しては 同じ

「僕の名前は、クロリアス」って名乗り方して、クロリシアもだな。クロリアもだな。二人に「僕の事はクロリアスと呼ぶこと」と命令してだな。クロリアのことは「クロリアス」って呼んで「クロリアとは呼ばせないようにしてんだなぁ」まぁ~クロリアのことも

「クロリアって呼べ」と命じることを忘れてはいないクロリアとクロリアリアだけど クロリアの方が先に「私の名前クロリアリアです」と名乗りだしたりして、ちょっと戸惑ったりもしたんだな。だから、二人の関係は、俺から見ると

「俺とリリリリアとの関係と似たようなもので、お互いに信頼し合っているし。仲良くなっているんじゃないかな」そう思っていたりもするのであった そんなわけでだね クロリアは、クロリアリアのことが苦手になっているようではある。リリアは、俺とリリリリリの関係を真似ようとしているらしくてだね。「私のことはリリアと呼んでほしい」そう言ってくれるので。

「わかった これからもリリアと呼んでくれ」

俺は、リリアリリィに、リリリアのことをリリアと呼びながらだね。「クロとクロリアリアのことはクロとクロリシアがいれば、問題はなさそうなんだよな」そんなことを呟きながらも、クロリシアにクロのことを頼んでいたりしたのだ

「クロリアもクロリアリリアも、俺達の娘同然に可愛がって欲しいんだよ。よろしく頼んだからね」そう伝えた後

「クロリシア。あなたは俺の大事な人の大切な子供でもある。俺が、必ず守ると約束をする。だから リリアの言うことは素直に聞いて、いい子にして欲しい。俺達夫婦の子供として産まれてくるのだから」そんな感じの言葉を伝えると。「ユウリアが、お母様のお父様なんですか?それならば。ユウ君。私はあなたの事を父と思うことにしましょう」そう言い出してきて 俺を抱きしめてくれるリリリアリア。そんな彼女にだね。リリアが

「お父さんと娘というか。お母さんが、リリリアを妊娠したことで。ユウ君のお嫁さんになったようなものなんです」そんな説明をしてくれたんだが リリリアにとっては「俺を父親のように慕ってくれても構わないから。俺の子供を身籠っても、お腹の子供が女の子ならば俺を父親と思い、大切にしてほしい」そんな想いもあって

「ユウ君 私にもおめでとうって言ってほしいかな」俺がお祝いの言葉を欲していることに気づいていないリリはですね。こんな言葉をリリリアリアに伝えていてだな。その後 俺が一に対してだねえぇ~。お誕生日プレゼントを用意していたことを思い出せばだね。「俺は君が生まれた日を知っている。俺は 一を愛すことを誓って。俺と結婚してほしいとプロポーズをしているんだよ」俺の記憶はだな。俺の意識の奥底に封印されているわけで。記憶の扉を開放するにはだね。クロをだね 殺さないと駄目だってのは分かるんだけどね。

一が 俺に殺されないって分かっているからなのかなぁ。クロは俺を殺そうと

「一を殺すなら 一の代わりに俺を殺せっ!」そんな言葉を発してきてくれたりしたこともあった。

「クロが俺に殺されたがるのも仕方のない話かもしれないな。一には悪いことをしていると思っている。だから リリイの気持ちを汲んだ上で、お前の命を助けようと思っているんだ」そんな言葉をかけるとだな クロはだな

「僕は一の幸せのために生きています。そして。僕はリリとユウの幸せも願っているのです。一がユウを愛するのも理解できるので 僕を見逃してくれるのであれば 僕は貴方達の傍にいたいと本気で思っています」なんて言い出してくるから。俺がクロを庇おうとすると、リリア

「ユウリリ。私達がユウリアとユウリアリリちゃんとリリリアちゃんが一緒に生活できるように頑張ったんだよね。だからね。ここは ユウリリリちゃんの優しさに感謝しないとね」そんなことを口にしてだな。リリリアリアにだね。俺達のところまで来て貰うことになってだな。「ユウ君 私ね。私なりに考えたの。私が産むことになった子はね。私が守りたいから」と そう話してきたんだが。リリアの考えていることが、すぐに理解できた俺は「うんっ。俺もそのつもりでいたよ。クロはね 俺にとってもリリアと同じようにかけがえの無い人なんだよ」と その言葉で、俺とリリがリリリの出産に立ち会うために、クロをどうするかを真剣に考えるようになるのだ リリリアのリリアリアにクロリシアのことを託してから、リリリはだな。自分のお腹を撫でてだね「早く私達に弟妹が来て欲しいなって」なんて そんなことを考えたりしていて。「俺もさぁ~。リリイにリリアのことをお願いされて。本当に良かったと思ってる」そう伝えるとだね。リリリアリアは、俺の事を抱きしめてくれて「私はリリアだから リリアリリの面倒は見させてよ。ユウリリリアに迷惑をかけてばかりいるんだもん」そんな言葉を口にして。

「ありがとう。リリア」そう告げたら。リリアは「うぅん こちらこそだよ。リリアリリアに、リリアって名前を付けてもらえたことで。私は今の生活を手に入れることができたんだもん。だから。リリちゃんのことも守らせて欲しいんだ」と口にしながら、リリアは涙を浮かべていたので。「リリアは、本当に良い子だよ。リリイのことも。俺とリリイが困っている時に助けてくれたり こうして今も。本当に、優しいんだもの」

俺は、そんなリリアを抱きしめながら「本当に感謝しています」って言葉を口にすると。リリアは

「ユウリリリアのことを守ることで恩返しをさせていただいているだけだから そんなに大袈裟なことじゃないから そんなことは気にしないでくださいね」と口にしているのだが そんなリリアが俺の腕の中から離れていく。寂しさを感じていると。「あのね 私のリリアを泣かせたの?許せないんですけど」と そう伝えてきた。俺は、リリリアにリリリ

「ごめん 別に、大したことじゃないので、そこまで怒ってなくても大丈夫ですから」と伝えたところで リリアのリリアリアが、「リリアリリ 赤ちゃんが欲しい」なんて 口にしたもんだから

「じゃあ こうしよう。明日 朝早くから 俺と一緒にリリアに付いていてもらいます」リリリは、少しだけ考え込んでいる様子を見せていたんだが 最終的には、了承してくれてだね。「リリリアちゃんとリリリアの二人でリリリのお部屋で遊ばせるようにするね」そう言ったら

「私とリリアリリの二人が同じ部屋にいても平気?」って確認してきているリリアがいて。リリアの表情は不安そうだ。だから「もちろん リリとリリアと、二人同時に抱くことだって出来るし。二人と一緒の部屋で過ごすことにもなると思うから 心配する必要はないよ。二人同時でも問題は無いはずだよ」そう答えるとだね。「私は ユウ君が 二人を同時に相手にしても大丈夫だと思います」ってリリアのリリアリリが言ってきてね。そんな彼女の頭を優しくポンッと叩いて「リリリ それはだね。まだ早いというものだぞ」って 注意をしてあげたりするのだった。

そんなやりとりがあった次の日の朝 リリアとリリリ それにクロの三人と リリリの侍女であり 俺達家族の一員でもある メイドのリリアリア。それに、昨夜はクロとリリアとクロリアに付き合って 飲み明かしたリリリ。この五人とで 俺は、リ

「おはようございます」俺はそう挨拶をし。リリィのことを見つめながらである。俺達家族のみんなに集まってもらいたい旨を伝えればだな。リリィのことをだな まずは紹介させてもらうことにしたのだな。それで、次にだな、リリィを紹介するわけなんだが、まーだ 彼女は、俺のことをユウ君と呼んでくれたりするもんだから リリに聞かれちゃってだな、俺は、クロのことを、クロリスと呼ぶようになったんだけども、それに関してはだな、俺は、もういいかと思った次第ですんで、クロにですね「今後は リリィと呼んでやれ」と指示をしたわけですよ そうした後だな。一に、一の紹介

「一がクロリシアの父だということに驚いたけれど 私は クロ君とは友達になりたかったんだ クロ君はユウ君のことを お父さんみたいだと思っているみたいなのに、クロ君が私に お母さまのことは絶対に好きになるはずですから。クロリスをよろしく頼むと言われました」と、こんな

「私は、クロリスの面倒を見ているだけで 特にクロ君から、私に特別な何かを求めているような雰囲気ではないんです。私としては、私を、私のお腹の中に宿った子供の母親代わりにしようとしているのではないかと考えてしまっていて」そんな風に、クロと話をしている時のことを説明していた。それからだな クロはだね。リリアのリリに「僕はリリリアさんのことが好きだから 僕の子供は リリイさんの子供でもあるんですよ」そんな感じの言葉を、一は口にしている

「私の娘はね。リリアリリの生まれ変わりだと思うから リリにリリイを頼んだんだ。それとだね。私の息子にはだね。私の娘であるクロリアちゃんの世話係になってもらっている。あの子が産まれた後は ユウがあの子を、育ててくれるから 私にとってはね とても嬉しいんだ。だから 娘と息子 どちらもが私にとっては大事なんだよね。一はさ 私が一の妻として迎えた ユウリーの事も、娘の事を大切に扱ってくれていた。一と出会ってからの短い時間でしかないのに、私を、リリアリリとリリリアリリの両方のお母さんだと認めてくれたからね。だからね 私もね 二人の母親としてね 一を支えられたらいいなと思ってはいたんだけど。ユウリーも、リリリアさんに お母さんとして接してあげていたんだから。だからね やっぱりさ。ユウとリリが夫婦になったとしても。二人はずっと一緒に居てくれた方がいいと私は思っちゃうんだよ」

クロが リリアのリリに そんな話をしてる間 俺達は 一に、クロが、クロリシアの記憶を思い出した話をしてやったんだよ。一が、俺とクロの関係を受け入れてくれたからな。それから一にだね。クロが 一の事をだね。ユウと呼ぼうとしていたから。「お前が、一を父上様と呼んでいたからな 俺は これからは、リリイの事を、姉と呼ばせてもらいますよ。だから あなたのことを、姉上様にしたいと思いますが よろしいでしょうか? リリイ 俺は リリアのこと お前のことを、妹に迎え入れようかと考えているので」と俺が伝えるのだ。リリが俺に「私達のことを、妹とか。姉呼びしている時点でだわ 私達の関係を疑わないのですか?」と疑問をぶつけて来ると。俺は「そうだよな 姉妹なのに、リリィのことを名前で呼んだりしたもんな でもね。一が、リリイに対して愛情を抱いていることは確かなんだよ。だから リリィ 俺達の妹になってくれないかな?」

「うん ユウお兄ちゃんのことは大好きだよ クロおねえちゃんの事は 本当の妹だと思っているんだよ」

そう言ってだな。俺のことをだね ユウおにいちゃんと俺のことを、そう呼ぶんだよ

「そうだな。リリリアは俺のことを、パパと呼んでいるもんな その呼び方を真似すれば、俺のことを、おにいと、俺の事を呼んでいるようなものだな」と伝えると

「ユウおにいさんのことが、ユウおにぃちゃんと、私にそう呼ばれてもだ。違和感はないのではないのか」そんな言葉を漏らしているリリを見て、一は微笑んでいた その後でだがね「僕の名前はクロリアって言うから 私の名前と似ていて分かりにくいかもなので リリにリリアのリの字を分けて リズでどうでしょう?私の方は、リリアリリアから取って リリアで」ってリリアが口にしたもんだから。俺は「リリアのリと リズリアのリを、混ぜてみればいいんじゃないですか?」と提案をするのだ そうした後はだね。朝食を食べてからだね。俺が、クロに「俺が、リリアとリリリアの事を愛していて、そして、クロの事が大好きなのだということを知ってもらうために。ちょっとした実験に協力してもらってもいいでしょうか?もし リリアリリを俺と共有することになったとしても クロリアだけは譲れないんだと理解してもらう為に」そんな言葉を伝えると クロが、「ユウ君の言っていること なんとなく分かるんです。私が あなたを慕っています。それだけは ユウリとユウを分けることが出来ることなのです。だから お願いします。ユウをユウリア リリアをリリア と。そのようにしてください」

「俺の方も。そうして欲しいんだ この世界で生きていく為の力を クロリスに求めすぎてしまうことになりかねないのかもしれないけど リリアは、この世界の理を司る女神でもあるわけですし その力を貸して貰うことは可能だと思うんだ。ただ、それを行う事で、俺に何がもたらされるのかは不明だし。クロが嫌なら仕方が無いことだとも思うけど それでも、俺はクロのことを、クロリシアのことを好きになっていると思うんだ。だから どうか俺を信じて協力してくれるようにしてくれないか?」

「分かった。私とクロリアは。クロリリアがリリアちゃんを産む時に クロリリアの意識に乗り移って、その時に。私達が リリアの体を使って クロちゃんに会えればそれはだけれど お互いに寂しくなくていいんじゃないかなって思ったから」と言ってきたクロリアに対してだな「そうだな。そうしてくれれば、助かると思うんだ」そう返事をしたんだけども「リリには悪いんだけど ユウの子供を妊娠したとしたならば クロは、私の方に入っていて欲しいなって」そう言ったら リリアリリこと、今のクロの体は「私はリリちゃんに幸せになっていて欲しいから。それは無理強いすることじゃありませんよ」と答えてくれた そんなやりとりが終わった後は クロとリリィが入れ替わったりする場面もあったりしたが、クロは俺のことをお兄ちゃんと呼んだままであり。結局は、俺は俺のままであり続けた。それで、リリリのことなのだけれどもね。彼女は 自分のことを、クロリジアスと名乗っていてだな。リリと同じ容姿をして、同じような話し方をするわけだ。俺のことが好きになってしまったみたいで、彼女には俺に対する好意を示してくるわけで。俺も、クロリシアのことをだな 好きになってきているから、彼女のことも受け入れることにする。リリがクロリシアに 一の妻になると約束したのは事実であってだな。クロリシアとリリリは同じ人間ではあるんだが、同一人物という

「同一人妻同士として、仲良く出来たらいいとは思ってるから」

クロとクロリシアとが入れ替わることで、一は クロリシアが クロリシアの体に リリリが入っているのだと 気がついたようで。「なんだか 不思議な感覚なんだよね リリの気持ちを クロリシアが受け入れてくれているみたいなんだよね。なんだか、嬉しいんだよね」なんて感じのことを口走っている。クロとクロリシアが入れ替わっている間は、俺は、一のことはリリイと、クロリアのことを リズと呼び捨てにしているのだが。それが また リリアとリリリアに伝わってしまっているので ややこしい

「まあな。とりあえずは、リリリの事はだな。クロリア 君に任せることにして。リリイとリリアは俺にとって大切な存在なのは確かだから」

こうしてリリイリと 二人目の娘のクロリアリが生まれた ちなみに、リリは「クロリリちゃんのお母さんになれたみたいだけど。リリアさんのことを お義母さんと呼ばないとダメですよね?」

クロは、「そうなりますかね クロ君がリリアンのことをリリと呼んでくれた時と同じようにですけれどね それにしてもですね。一さんには 本当に感謝しています。だって。一さんと一緒だったなら、私はこの世界に生まれることはなかったかもしれませんから。それにです。ユウの赤ちゃんを生むことができたことも嬉しいですから」

一も喜んでくれて良かったと思ってるぞ たださ。一にはだな。リリイのことも ユウリアの事も任せておきたいんだ。だから一にもだな。リリイの体の面倒も見てあげてもらいたいのだよね 一も了承してくれたんで安心しているんだよね *

***

*

***

*

***

一の妻として迎え入れた 一の娘となるリリイは

「なんだかんだと言いながらも、ユウ君と一緒に居てあげれる時間が増えることになったんだもの よしとするわよね 私にとって大事な人はだけれど、この子のお婿ちゃんにとっても、大事な人であるわけだからね。私に何かできる事があればだけれどもね この子に してあげたいわね。うふふ」

そう言いながらだな。自分の娘になったリリイのことを撫でるクロはだな とても優し気な雰囲気に包まれており リリイも「お父ちゃんのお嫁ちゃんになれたことはだね すごく嬉しかったの」と 言葉にするリリイだった。一が俺に向けて「クロは 優しい女性なんですよ。だから、僕のお姉さんでもあるんだ」と笑顔を見せてくれる そして俺は 改めて クロにこう言葉にしたのだ。クロリシアと 二人目の子供が生まれましたよってことをだな。それから 俺とユウリは 同じ部屋にしている。ベッドはシングルサイズで セミダブルの大きさであるから。俺の隣はユウリで そして俺の胸元には リリリこと リズリリアの二人の

「一の妻となった少女がいるのだ。俺は その二人と一緒に過ごしていきたいと思っているのだ」そう宣言したのである。するとユウリアが俺の手を取ってきて

「うん そうしてくれるのはうれしいのですが。リズちゃんがユウちゃんを独占したがっているから リズちゃんと、リズリリが独占したいって言うまでは 三人一緒に寝てくださいね。その方が楽しいじゃないですか。だからだよ」と言われてしまった。それから数日が経過してからのことだ クロリアこと クロリシアにリリカと呼ばれるようになるのは、まだ先の話であるのだが。ユウリアはだね。俺のことをパパと呼ぼうとしていたりする。ただ「クロちゃんに、リズリリちゃんの事をお願いしたのですけど。リズちゃんの方が年下になりましたからね。お爺ちゃんのことをお義父様と呼んでしまうことにしました。その方がいいと思いますので」とか言って来た。その話を聞いたユウリアこと リズリリが俺の顔を見ながらだな。「やっぱり リリィのことをお爺ちゃんと 呼びたかったんだろうなぁって思っちゃったんだ。でもね リリが、私達と血が繋がっていなかったら。私のママのクロリアの体を使わせてもらえなかったと思うから。私はお婆ちゃまって呼ぶしかないんだよ」と言うと 俺も納得してしまい。俺のことを、リリィのことをお爺様と 呼んできたもんだから。リズリリの頭を、軽く撫でてあげる

「あのさ 俺。クロリアのこと 大好きになって それで リリのことを受け入れることができてるんだ」

「ありがとうございます。お爺さま」と言ってきていた

「リリスおねえさんのことですけども。お兄ちゃんがだね。もしもだね。この世界に残ってくれるとしたら。お世話係が必要だと 思うんですよ」との言葉を聞き「確かにそうだな 俺一人だけで生活することになるんだもん。家事をする人間が居るというのは大事だ」と思った

「お風呂は、僕も入れるようになっていましたけど。あれ どうするんです?一応。この家で暮らし始めたばかりなので お金は持って来てはいませんが。買えるようなら。購入していただいても構わないですよ。あとは 食事に関しては。食材は沢山買い置きがありまして 調理器具なども揃っているんですけども。調味料がですね かなり減ってきていますので その補充をしないといけなくなってしまいまして」との話になる それから俺達は 買い物に行くためにだな。ユウリリアとクロリシアの二人で出かけてもらうことにしたのである ユウリリアとクロリアと 二人のユウリリスと クロリアリの三人が、並んで歩いている姿を見た人々は、親子に見えるらしく。クロリシアの姿が、幼く見えてだな。そのせいもあってなのか、子供達に好かれてしまうのである。クロリアに手を引かれて歩こうとする子もいる 俺はそんな姿を微笑ましく眺めていたわけで リリリアが

「私が面倒を見れない時にはだな。お前達に、世話になってやらないこともないから」なんて言っているのだが。クロリアリリに、甘えられている状態なのが現状なわけだしな。

リリリアは、自分が産んだ子供は クロリアに懐いてしまっており、俺よりも クロリアの事を好きになっているのではないか?なんて思い込んでしまったらしい クロリアと別れるまでは そんなに寂しさを感じていないように見えたリリだが。

俺がクロリアのことを娘だと意識した事で、母親

「一の母としてのリリアさんに甘えたくなったのかなって クロリアにだっこされるような形で 抱かれて泣いていたので。僕は 一の妻になったリリィが愛しく感じられたわけで。

「よしよし 大丈夫だ クロリアリリは、俺達と家族だからな」と言い 泣き止ませることが出来た。

一とリリは 俺の目の前でキスをしているので。見ていて幸せな気分になれたので 良かった。クロリアは、俺に「ユウリ君 ありがとうな 私達の可愛い娘を守ってくれているようで、本当に嬉しいです」と言っていたわけで 俺も、ユウリを幸せ

「これから リリアさんと二人きりで暮らすのも いいとは思うのよ。だけどだね。一さんとユウリアちゃんとの四人で暮らしていた日々があるからこそ、今の僕があると思うのだ」と言っているのを 聞いていたわけであり。だからこそ「クロリアは、ユウと俺をユウリアとクロリアとしてではなく。夫婦だと、俺のことを思ってくれるようになったよ。俺にとってはだね。ユウリアの事も大切だからね」と伝える リリは「お兄ちゃんにクロリアちゃんのことを託されて 私なりに考えたんだけど。クロリアちゃんは ユウちゃんの妹のような存在だと思う。ユウリアちゃんと姉妹のように接することで、クロリアちゃんも、心穏やかに過ごすことができるんじゃないのかな」

「なるほど クロリアのことを、妹として接するということなんだよね」

「そういうことになりますよね。お兄ちゃん。リリアちゃんのことを任せることができているんだ。だから。クロリアちゃんには お姉ちゃんになってもらえたら いいんじゃないかな?」そう言ってきたので

「それはだな ありな考えじゃないかな 俺はリリリアも大好きだから 嬉しい提案ではあるんだよな クロリアリリには、ユウリアの姉貴的な存在としてだな リリは 妹の面倒をみるのが好きみたいなところがあったりするんだよね。だからだな。ユウリアもクロリアのことは可愛くて仕方がないはずで。俺もだけれど」

それから数日後 俺の元に ユウリがやってきたのだ。俺は ユウリと クロリリの三人での生活を送ることになったのだ。ユウリリアも クロリアリリのことも リリと同じで、ユウちゃんと呼ぶようになったのだが。リ

「おにいちゃんがユウ君で、クロちゃんがお母様って呼び方は、おかしいかもしれないって思ったんだ。だからだね。お父様でもいいですか」

なんて聞いてくるわけで クロは「うふふ そうですね。それなら。私はだね。お嬢様で クロリちゃんは、奥様と呼ばないとだよね。ユウ君は お兄ちゃんで、クロちゃんがお母さん」そう言うユウリアは 楽し気にしているわけで 俺も「そうだよね。じゃあ ユウちゃんでよろしく」と言葉を返してきたわけなのだが クロリリアが「お母様って呼ばれるよりかは、ユウ君とお呼ばれした方がいいかもしれませんね。お兄ちゃんって言われても違和感はありませんし」と クロリシアの方を向くと

「そうですね。それであれば クロリシアさんで どうかな」

そう言ってくれたクロリシアだった。

俺達は、それからしばらくの間 楽しく毎日を過ごすことが出来ていたのだ

「おとうさんはね。クロリシアさんのこと クロ姉さんって呼んでた」とか

「ユウリリアさんのお友達には、私の娘ってことになっているので、お姉さんと呼ばれてはいても クロちゃんにはお兄さんと呼ばれることになるわね」とか

「クロリアちゃんには クロさんか クロリー姉さんと呼んでもらっているんだ」とユウリは言って来た 俺はというと

「俺の事をパパって呼ぶ奴はだな。俺の妻達以外に居なくて。その妻のユウと ユウリリアと クロのことを考えながら。俺は、クロのことをママと呼んでいた時期があったなぁ」とか言ってみたりした ユウリアは 俺の頭を軽く抱きしめてくれたので

「ありがとうな。俺のことを抱きしめてくれていたりしてくれて」そう言い返した ユウリアは

「おにいちゃん。リリアちゃんに リズの事は任せたって言われちゃったから 頑張っています」と言ってきたので 頭を撫でてから抱きしめてしまった

「俺はさ。今更だな。俺のことをパパって呼ぶのをやめる必要もないから。ユウとクロの二人がママだったら」と言った瞬間 リリが部屋に入ってきて 俺のことを見るのであった クロの方は、「リリちゃん。僕はね。今はね。ママと呼ばれているのが凄く心地よくて。僕のことをリリィママ リリィまま とも呼んでいるんだ。僕はだね。僕が産まれてきた時に クロママやリリィが僕の名前を考えてくれて。その名前を呼ぶたびに僕は嬉しかったんだ」

リリの瞳からは涙が流れていた。

そして リリが俺のことを見て「ごめんなさい。私が泣いたりしちゃって 私も、あなたが私の旦那様になってくれたことが嬉しいから。でも もうすぐ。クロリアリリとの生活が始まるんですから。その前に、この家で一緒に過ごしません?」

そんな言葉を聞いたので リリの頭も、俺の肩へと押し付けるようにしながら

「そう言えば クロリシアとユウリアの出産の時にも、同じような事があってな。リリアとクロリアリリと、ユウリリアが俺達のところにきてくれていたから。その時に、クロとリリリアは、俺のことをユウって呼んだから。俺のことを、お父さんって、呼ぶ人はいなくなってしまったんだよな 俺の両親でさえ、俺のことをおにいちゃんと呼んでいるぐらいで。リリの時はさ ユウの後に、ユウのおにいさまがいいです ユウのおにいさまが、ユウリアが産まれました。

そう言ったら。皆んなから。なんでお兄さまって呼ぼうとしたのかを説明されたことがあったっけ」そう言う俺の言葉を聞きながら ユウリアが俺に抱き着いてくる クロリアは、リリの手を握っている リリは、クロリアリリを 俺とユウリアの間に、座らせるようにしてだな。「ほら クロリシアさんもだよ」との声を出すが早かっただろうか

「僕はね。僕にとって。クロリィナリリは。お母様でもあるんです。だけどだな。やっぱり、僕の中では クロリィネちゃんが一番でもあって」とクロリアリリを抱き上げて「クロリィネェ 会いたかった。クロリィネに会いたくて」と言う クロ

「私達親子三人で暮らせそうな日が来るまで。リリイは我慢していたのでしょう」とクロリリアが言うのである 俺の耳元では、クロとユウリアは会話をするようになっていたわけで。

俺はだな

「あのさ お義父さん達の前でもさ 俺は、ユウリの親だから。俺のことをパパや おにいちゃん呼びしても 大丈夫な気がするよ」なんて 言ってみると

「僕はだね。僕は リズ姉ちゃんやクロリアねぇの気持ちがわかった。だってだね。僕はだね。クロリア姉ちゃんと二人で 暮らしていても。クロちゃんと おにいちゃんのことを思い出していた。おにぃがだね。クロリアねえちゃんと一緒に暮らしている。そう思うと 僕は すごく幸せになれている。僕はね。リズ姉のこともクロリアねさんのことも クロちゃんの事も大好きだよ。僕は、リズやおにいさんをクロリィネと分け合えるだけで幸せなの」とユウリアは答えたのであり リリが「うん。リリィのことは大好きだし。これからは。私とクロちゃんとクロリリで、家族四人だね。私はね。クロちゃんが大好きだから それでいいと思っている」そう話してくれたので クロリアが俺の膝の上で 寝息を立て始めるわけだ 俺の身体が勝手に動き出して。リリのことを 後ろから優しく抱いているのであり。

リリもクロリリアも そんな俺を見ていたわけだが。ユウリはクロリリアのことをぎゅっとハグをしているわけだ。俺は、三人で家族になれるような関係を築いていくことにしようかと、思いながら。眠りについてしまうわけだ

「リリちゃん リリアさん リズ おはよぉ リリアちゃんも ユウ君にだっこされて 寝てます」

クロリアは俺の腕の中から離れると

「おはようございます。ユウ様 昨晩はユウ様の傍で眠れることに感謝しました。今日も一日よろしくお願いします」

「ユウ君 おは~。あれ?ユウ君 リリアちゃんはどうしたのかな?」

「あぁ ただ単に ユウちゃんと、リリアちゃんとクロリアリリちゃんのスリーショットが見たくなっただけだ」

そんなことを口走るユウリは

「おにいちゃんがね。クロリア姉ちゃんのことが、大好きなだけですよ~って言ってたもん」とユウリアは、俺の代わりに答えてくれたのである

「あぁ そっか。だから。リリアちゃんもユウ君に甘えたくなる時もあるってことだよね。わかるかも」

そんなユウリリアが リリとクロリアリリのところに行き

「二人共 仲良しなのはわかっているんだけど。クロちゃんは、クロリアちゃんのママなんだから おにいちゃんから離れようね」と言ってくる クロリアは「あーぅう。まあまぁ リリィも、リズちゃんにユウ君とられるのが嫌なのかしら?」「えへぇ。別にそういうことじゃないの。リズもおにいちゃんにだかれてる方が、気持ちよくなるって」と 二人のやりとりを見た後で。クロリアは「リズリアは ユウ君が、リリスを産むのが不安で仕方がなかったの。でもね。クロリアリリとして生きていくと決めた時に、もう リズリアはユウ君だけの物になることができなくなった だから私はだね リズリアとは会えない時間が沢山あったの その時間はきっと、リズリアがリリアさんになっていたから リリィのことは私に任せてって言ってくれていたんでしょうけど 寂しいよね」「私はだな。私は、ユウの事を好きだと思っていたんだよ お兄さんって呼んでいたからさ その呼び方を変えない方がいいんじゃないかと思っていてさ」そんな言葉を吐いたリズだったからな 俺のことをリリって呼んだから

「そうだな。お前達が望んでいるなら 俺のことを下の名前で呼ぶといいぞ」俺は口にしたのである。するとユウリアはだな リリ

「お父さま。ありがとうね。これからは おとうさんと呼ぶからね」そう言ってくれる リリアとユウリリアもだな

「おにいさま おとうさん おはよ。これから おとうさんの赤ちゃんも生まれると思うから。クロリアの事はおねがいね」と二人して言ってくれたのだ。

ユウの方は、少し複雑そうな顔をしている ユウはだな。クロのことをママと呼びたいみたいなのだが。それは まだ先だろうなと思い

「ユウ リリアもだけれど 俺の子供を産んでくれたとしても。しばらくは、リリアとクロが優先で、俺はいいから。俺も 自分の子供が欲しくてさ。産めるのならば リリシアとクロリアリリが先に欲しいなって思っていたりするから」そう言うと ユウリシアは

「そうなった時は。僕の方こそ 僕の子供のことを可愛がってあげて下さい。リリィが、クロリアちゃんのことを愛していれば。クロリアちゃんとクロリィネは、幸せだと思うんです。僕はね。僕の娘は可愛いです。僕が産まれて来る前から、娘だったクロリアちゃんは凄く愛らしいんです」と力説してくるユウリアであったから。リリアが「ユウ君はだね。私に、リズがお腹にいる時には 毎日 クロリィナが無事に産まれてくるようにって、祈っていたんだ。クロリィナは女の子だったでしょう。それでだね。リリアちゃんって名前になったから、リリって名付けることにしたって話をしてくれて。私はだな。リリは女の子なのに、どうして りの字を付けたのか聞いたらさ。ユウがさ この子が生まれたら ユウのリで始まる名前を付けるって約束していて。リリシアの事をユウリアにしたのは そのユウのリエって名前のリリアって子と 同じにしたかったからって。私の時は男の子だったみたいだから。男らしくって意味の オのリが付く名前をって思ったからだって 言ってくれたの。私はその話を聞いたときに嬉しかったから 絶対に ユウちゃんとの子は、リリってつけるって決めていたんだよ。でも そのリリが、リリアになって そして、リリシアもリリシアスになるんだから。リリが、リリアスリリアンと変わっていったことに感謝だよ。リリアとリリアリアを、リリとリリアを分けて考えられるようになって、私としてはよかったかな なんて思うかな」なんてことを口にしたのだった

「僕はだな。僕は クロリアを妹のように思っています だから リリは僕にとって大切な女性なんです。僕がリリとリリアのことで 悩んだことなんてなかったんですよ。それに 僕は、お兄様のお世話をすることしか頭にありません」とユウリアは言う クロリアナが、ユウの頭を抱きしめると「僕にはね クロリリアという大事な人が居るから、他の人のことを考えることができないよ」と言うと

「ユウリ君はね。いつもリズの事を考えていたからね」ってユウリリアが クロリリアの髪を手櫛しながら「リリの事は任せてって言ったから。僕はリリのために、頑張っていたのに。クロリアリリに取られちゃったの」なんてことを言い出したから「クロリリにユウリアのことを取られるくらいにユウリアのことを愛せるなら。リリが俺の嫁になればいいよ。俺はリリがユウリリアのところに行ってしまうことを想像したら辛くなった」そんなことを俺は告げていたのだから。ユウリリアにクロリアが「ユウ君のことは私が愛し続けるから だから リズとリリが一緒に居てくれれば みんな仲良く暮らせるよね。リリアはだな。リズと一緒にいるべきだと私は思っているんだから この子の為だけに生きていけないと思うのなら、ユウ君もクロリアリリも、この子達の事を優先してくれると嬉しいなって思うよ。私はだね。クロリーリエが産まれる前も。リズはリリィが死んでからも リズのことも大事にして来ているつもり リリはリリで。私の妹だからね。妹は妹のことを大切にするべきだと思うし。私に何かがあっても、この子が一人でもやっていけるようにしておきたいとは考えている」なんてことを言う クロリシアの言葉を聞いた俺とユウリアも「リリアはクロが幸せにする。でも リズも大切にしてくれるのなら助かる」なんて言葉を伝えてしまうことになるわけなのだ 俺達はクロリアリリの寝室に入ると

「おとうさん おはよう。昨日は、リリアとクロリアと、ユウ君達を見ていました。やっぱりリリアは、お母様そっくりなんだって思いました」とクロリアが告げてきたのである リリも「そう言えばだな。俺が、リリが俺の子を出産する前に。俺と、リリアと、クロリアリリの三人が揃うことができて 俺がリリアからリリアリリアを受け取る前に。ユウとクロリアリリの三人で会うことがあったんだ その時は、俺の目の前で、クロがリリアの中に俺の子供を生んだから クロがクロリシアスとして俺の物になってしまった瞬間だった だから、クロリアはクロリリとして俺の物にしたいと思っているから。クロリアの出産までもう少し時間があれば 俺の精気を与え続けるから。俺の子供を孕んでほしい」とお願いしていたのである そんな時。ユウは

「リリアと、ユウリアリアのスリーショットを見たら リリアが、ユウリアリリとして リリリアの分まで頑張っていた姿を思い浮かべられた。あの時のリリリアは お姫様に戻れると喜んでいて、私とも会ってくれたから。今はもう リリリアもリリリアになっているわけだし。クロがお父さまと結婚して リリアは、ユウリリアリリスに生まれ変わったし。リズの事は心配しないで、お父さまとお義母さまが支えるなら、お姉ちゃんは大丈夫だよ」と言っていたから クロリアリリも「お母さまの願いを聞いてくださって。私、クロリアリリがユウリアリアに生まれ変わる事ができたのですね」と言ってくれていたのも覚えているが クロリアはクロリアとクロリアリアの関係を知っていて 俺に対して「ご主人さま。私の事をクロリアと呼んでいいのは、リリスだけですからね」って言ってきたんだよ。その事で クロが俺の頬に

「ユウ君の事を愛せなくなるなんてないよね?」って聞いてきてくれたことが何よりもうれしくて

「俺がクロのことを好きなままだとクロに伝わらないかもしれないけれど 俺の心の中でずっと想っているんだから」俺は口にしたんだ。そしたらだな クロリアリリイの表情が一瞬険しくなって「ごめんなさい」なんて言葉を漏らすとすぐに笑顔に戻っていたのだけれども 俺の胸に顔を擦り付けるような動きをするクロリアに俺は優しく声をかけて「無理をして笑うなよ」と言ったのだが、「リリスちゃんは。私が守れなかったから。きっと今頃泣いてばかりだろうなと思ってさ」クロリアリリの声でクロリアに憑依

「うん? どうしたんだろうか。なんか、少し疲れ気味なのか?」なんて疑問を抱くクロリアだが そこに現れた人物は クロリアの姿をしていたのである。その事にクロは動揺してしまい

「どうして なんでしょうか お母さま あなたの娘に 何が起きたと言うんですか!?」そんなことを聞くクロリアであるが。

その質問に対しては答えようとはしなかった。クロリアの中に入っていた少女が 俺に向かって「あなたの妻となるべき女性が 私の体に入り込んだことに、私への嫉妬を覚えてしまったようでして その結果。リリリアとリリが入れ替わるように生まれ変わりまして 私は、ユウリアリリスへと変わったのです。でも、安心して下さい リリと二人でクロリアちゃんを守りますね」などと言い出して クロを慰めようとしたのであった。クロはその話を受けても。まだ不安げにしており

「リリアちゃん。ユウ君は、お兄ちゃんは無事なのかしら ねえ」なんてことを聞いていた

「私の体の中に入ってくれた時に 私の記憶と 記憶の中にあるリリィの人格を全て消し去ってくれたようです。なので、今の私の意識はクロリアちゃんのものになっています」クロリアがそう話すので「それじゃあ ユウリアリリはクロに甘えられないのかい?」なんてことを聞きながら抱き着いてきて クロの頭を自分の方に寄せてくるユウに「お父さま 私はクロリアです。ユウ君の娘ですよ。ユウ君はだな ユウリリリアに甘えて下さい」と言われたので

「クロリアの体が、俺の精を吸ったから そのおかげで、俺との子を妊娠できる状態になったのだから。リリリアとクロリアは同一人物じゃないのか?それとユウがユウリリアスになった場合だな ユウリリアの中身にクロが入ってユウがリリアリリアスになってもおかしくはないんじゃないかなと思ったんだが。リリアがクロリアで クロがクロリリアに変身したんだろう ユウはリリアで ユウリリアスリリアスになってくれるのが俺にとっては都合がよかったんだけどな。クロリアに変身すると クロはリリアで、リリアリアになってしまうからな」なんてことを言った クロは俺の言葉を聞いて「ユウ君とクロリアリアが同一存在だと言われても。私はだな 私にとってのクロリアはクロリアリリであり ユウリリアリアなんだよ。だから、リリがクロリアになって クロリアちゃんとリリアが、私にとって大切な存在であることは変わらない」と口にしたのであったが クロはクロリアの体

「まあいいわ。とりあえず、リリリアを呼んでちょうだい。それで 話し合いをしようかしらね。それに 私としても これからの事が大切でしょう。この子は、私の体を 好き勝手に操っていたわね。この子の精神体は何処にあるというのかしら」と言う言葉を残してその場から離れた 俺は、ユウとユウキリアの二人を連れて部屋に戻り「俺は、これから、リリリアと話をしてくるよ。クロが、この国に来ているようだから」クロリアにクロのことを頼んだので

「クロ。リリリアの所に居るクロリアのことを守ってくれると嬉しいんだが」なんてことを頼むが。「分かりました。お任せください」と答えてから姿を消したのである。

「お兄様は行かないんですか」リリナに聞かれたが

「クロリアと、ユウリリアは、俺が、リリに抱かれて初めて会ったクロリアリアでもある。クロリアと、クロリリアとリリリアは、三人ともが、この世界に居て欲しいと俺が思っている。だからこそ。リリには会いに行く必要がある」

俺はそう言うが

「それなら。クロリアも一緒に連れて行った方がいいと思いますよ。だって。リリアの事も、クロリアとクロリアリアの事も、リリリアの事も含めて守りたいと考えている。だから。クロリシアスと、ユウリリアスを 一緒に行動させた方が安全だと思う。だから。私達と、クロは、ユウが戻ってくるまではここで待っている」とユウは口にしていたのである。そしてクロは、俺と、リリに会いに来て クロリリとクロリアの三人で一緒に来たのである。クロが俺の所にやってきたのを確認したリリは

「リリアは、ユウに クロがこの世界に来るまでに クロリリがこの世界で生きるための努力を始めたことを知らせてくれていて ユウリリアと、クロの、二人をクロが保護してくれる事を約束してくれる そんなクロリリアは、この世界にいるはずの無い人物だった 私は クロの肉体を再生させて、私とリズの間に産まれたリリに リリアの意識と魂を移し替える作業をする リリアに、リリアとして、ユウリアリリスが、この世界に生まれたことを告げに来たんだ リリアの事は 私が責任をもって守るつもり」と言ってきたのである。

それから、数日が経ったある日のこと。

ユウは「そう言えば クロが、ユウリアと、ユウリリアの事を可愛がっていて 二人の事を「私の可愛い妹ちゃん」って呼んでいるんだ」と口にした クロが俺の方を向いてから「ユウリアリリスと、ユウは、どちらも、私と旦那様の子供でしょ。そんな娘に決まっているじゃないか クロリアちゃんがリリスに戻ればユウは、また私と結婚できるようになるはずだし」なんてことを言って笑っていたのだ。それを耳にしたリリーナは

「クロさんのお腹に リリカも居るわけですよね。お母さまとお父さまの娘である私に姉妹が出来て嬉しく感じてしまいますね」なんてことを言っているし リズリーアは、リズとして、クロからもらった武器で戦えるようになったことで上機嫌になっているのである そのことでリズリーは ユウやユウリに「ユウとユウリアに稽古をつけてもらえばリズにも強くなれるか?」そんなことも言い出すほどに上機嫌になっているのだがユウリアに関しては リズリーの稽古に付き合わなくても良いレベルに達していそうな気が

「クロリアさん。お聞きしても宜しいですか」俺はそう聞くことにした

「なんでしょうか」なんて言葉を返してきたのである

「私の娘になる。ユウリアとユウは 私達の子供達になりましたが リリスと、ユウリアとユウリリは、どういう関係性を持つ事になるんでしょうか。それと。私とクロリアは、同じ存在です。リリアもクロリリも同じだと思っていいのでしょうか。それとも リリアとクロリアは同じ存在なのでしょうか。リリアとリリスの二人は クロリアの中に宿っているのですよね」

俺はそのことを聞いてみたのであった。そしたら「私達は。クロリアがリリアに体を貸し出すことによって生まれたリリアの人格から生まれたリリアです 私達がクロリアの中から出てきた時には。リリスと、クロリアンの二人はもう亡くなっていましたから。だから。二人が、リリアの人格を、その精神が この世に現れる前にクロリアがリリアの体を乗っ取り。そのままの人格を維持したのですよ」なんて説明された クロは「それはそうと。クロリアちゃんと、リリアちゃんの二人に確認しておきたいのだけれども もしもの話よ ユウリリリアに、リリちゃんの意識が入った状態でリリちゃんとクロちゃんが出会っちゃった場合はどうなるのかな?」そんなことを聞いた

「その場合は、私は。私でいられなくなるのではないでしょうか。お兄様に助けていただいたことで 私の中にはクロリアちゃんとクロリリが共存できているのが 私の体の主導権はクロリアちゃんとクロリリの二人が持っておりますから」クロリアは、クロに向かって答えてくれたのであった。

クロが「うーん。そうなんだ。やっぱり。クロちゃんとクロリアちゃんを、別々の人格にしておいて良かったかも」と呟くように口を開くと

「ユウリちゃん。クロちゃんは、リリちゃんの中に入った。リリアちゃんの事を気に入っているみたいだけど。リリちゃんの人格の主導権を握るのは ユウリアリリに決まっていて、クロちゃんが入る余地はなくなっているはずだよ。リリアちゃんの意識の主体となっているのがユウリちゃんなんだから ユウちゃんとユウリちゃんは同一人物だからね。だから ユウちゃんの人格の主導している部分では、ユウちゃんとユウリリちゃんの二人で、リリちゃんを幸せにする義務があるのは変わりが無いんだけど。リリアちゃんは、ユウリリアちゃんに対しての独占欲が強いと思うから ユウちゃんはリリちゃんに取られないように、しっかりしないと駄目だから」なんてことを言ったのだ。俺には その意味が理解出来なかったので リリに相談することにした。すると リリリアとクロは「おめでとう。クロはユウと、リリアリリアスの二人は 正式に夫婦になれたことを祝うね」と言うと同時に リリアとユウリアリアリリリリリアの体に吸い込まれてしまったのであった。俺はリリに リリアと、リリリアの二人が同時に俺の前に現れたのだと教えてもらうことになったので「それで クロはリリと何を話しているんだ」そう俺が尋ねると

「うん。えっとね。まず。クロリアちゃんは、私と一緒に クロちゃんの所に行ってくれてる それとね クロちゃんはね。私の事を、自分の妹で。自分の姪だよって言ったんだ。だからね。ユウリちゃんと、ユウリリリアスちゃんとリリアは。四人ともが義理の姉であり義妹の関係にあるって言う話をしてくれたんだ。リリはリリアに「私の妹達を守ってほしい」なんて言われちゃったんだ。

そして。私の娘でもあるけど。リリアも私と同じようにユウの事が好きな娘の一人だから。リリは、娘を守るのも母親の役目でしょうと言ってくれたんだよ」

俺とリリリアとの話し合いを終えて、俺はクロの元に戻るために

「リリリア。少しの間。留守にするが心配するな。お前と、ユウリリリアスの二人と。ユウとユウリの事は俺に任せてくれ」そう口にしてから クロリアのもとに戻った。クロリアのもとに帰ってきた俺は、クロリアと、

「お帰りなさいませ」と迎えてもらった後で、俺のことを迎え入れたクロリアの身体を借りていたリリが俺の元に歩み寄ってきた。俺は「ただいま 待たせたな」とだけ伝えてから クロリアに視線を向けたら、「リリアにお願いをしていたんです。ユウはきっとここに帰ってくるはずなので」とクロは、俺に伝えてきたのである。

「俺のことを待っていたのか。クロリリ」俺は、クロの頭を撫でてやりながらクロにそう伝えると

「ユウと離れたくない」なんてことをクロは口にしていた。俺は、クロに抱き着かれてしまい リリナと、ユウリアリーがクロの側に近づいてきてから

「ママは。ユウさんのことを想ってる」そう言葉を口にした クロが「そうですね。私は。お義母様と一緒にいるのは大好きですよ」

クロリリアがそう言ってくれるので「ユウは私のものよ。あなた達にあげるつもりはないのだから」なんてリリナリリィの言葉を聞き流していたら。いつの間にかクロの姿が、消えていることに気付いたので

「リリリア。悪いが少しの間。この場を任せられるだろうか? 今からクロの元に向かうことになるが、ユウリアとユウのことを頼むぞ あと。ユウと、ユウリアリリスのことを見てやっていてくれ 頼めるかい。リリリアリリスにクロの面倒を見てもらいながらユウの世話をしてくれると助かるんだが」俺はリリリアとリリアリリスの二人の娘に向けて そんなことを頼み込むと。クロリアが「分かりました。ユウちゃんを、この世界の平和を守るためなら、私達は全力を尽くします。任せてください クロリアちゃんを。クロリリをどうか、ユウちゃんの元に導いていただかないでしょうか。クロリアちゃんと、リリアちゃんが仲良く過ごせる時間を増やしてあげてほしいのです 私は。私のために ユウくんが愛してくれているから その分。ユウくんには感謝を伝えてあげたいんですよ。私の為に頑張ってくれる、優しい旦那様のユウさんの事を 好きになった理由なんて単純な物なのかもしれないですけれど 私が、一番最初に会った時に お礼を言いたくなって声をかけさせていただいて そこからは。ずっと、ユウくんにお付き合いをしてもらっていますから」そんなことを教えてもらえたのである。

俺は、ユウリリリアが俺の腕を抱きかかえたままだったので「すまないな。今はユウリアリリから手を離してはいけないらしい」

俺がリリナにそんな言葉を返すと

「わかりました。お父様 お父様に抱きしめてもらえない時間は 寂しく思いますけど ユウリアリリスを 大切にしてくれるのが一番嬉しいから。でも。無理をしなくて良いからね」

俺が「わかったよ。なるべく早く戻ってくるようにするから その間だけ ユウリアとユウリリリスのことは、よろしくな」リリナに、そんな言葉をかけたら「ユウは、もう少し、私とリリスリリアと、クロリアさんが、ユウと過ごす時間が大切だと思った方がいいんじゃないかしら。私だって、ユウと少しでも一緒に過ごしたいと思っているし。それにクロさんに、会いたいし ユウの事が好きすぎる私達の母親であるクロちゃんとも」リリリリアは そう言ってきてくれたのである 俺がリリリリアに感謝しながら、クロリアに意識を移すことにして、クロリアの精神が表に出る。その瞬間 俺が

「久しぶり お婆ちゃん ユウが寂しい思いをしていると聞いたから 急いで戻ってきてあげたのよ」と嬉しさ半分、恥ずかしさ半々の複雑な表情をしながら クロリアはリリに向かって

「あはは。お出迎えありがとう。でも。クロリアお祖母ちゃんは。クロリアと、ユウリアと、リリリアの三人だけで十分だから。クロリアの人格で、ユウリリリアに会えたことだけでも私は十分に幸せだから。おもてなしの必要はないから リリリアと、リリスリアがユウリリリにお別れを言うためにユウの傍を離れてしまう前に。ユウリリリスとお別れだけはさせておいてあげたいからね」と言うと。クロリリアと入れ替わる際に一緒に現れたのだろうと思われる。クロリリアと同じ見た目をしている女の子の妖精が姿を現す

「こんにちわ 私はクロちゃんだよ。ユウと出会ってから もうすぐ十年になるかな。ユウと出会ってから 色々な事があったね ユウに告白されてから、毎日幸せな時間を過ごしていたから。私はユウに甘えてばかりいたから ユウとは恋人同士になってからは、いつも一緒だったんだよ そのユウと、ユウリリリアは結婚することになったんだけど。これから先も二人で支え合って幸せになってほしいんだよね。リリアちゃんも。私の可愛い孫として生まれてきてくれればいいと思っているから ユウとの結婚式の時にも言ったけど。私の大切な孫だから。ユウと一緒に私のことも大事にしてもらえたら嬉しいかな。それと。クロちゃんって呼びにくいでしょ。クロリアンとか、クリオンの方が呼びやすいでしょ?」そう話しかけてくるのだけれども。リリナとリリリアは複雑そうな顔をしていた

「えっと えっとね」困っているリリを見兼ねたクロリリが自分の口から口を開いた

「初めまして あなたの事は、私の記憶の中に存在しています。クロリアンでしたよね。確か本名は そう言う感じだったと思いますが どう呼べばいいですか?」

「うーん やっぱり。私の名前が長いと。ユウはクロリアと私の名前を繋げてクロリアと呼ぶようになってから クロと呼び捨てにするようになったので 私もクロで構わないから」と。あっさりクロが、クロリアンの正体を明かしてしまったのである。クロリアはクロの人格である。

クロは、ユウがユウリリリスと結婚して夫婦となる事を知ってからは、ユウにクロと呼ばれているのだが。ユウリアが産まれてからは、クロは、ユウの事が本当に大好きになりすぎて リリスリリに、ユウを取られると思い込んでしまうので リリスと、クロリアの間でもめ事が

「おとうさま。おかえりなさい」

クロリアの体の中から姿を現したリリがそう言ってくれていたのである。

クロは、リリリアとリリリアリリスの前では、自分がリリであることを告げようとしない。クロが自分と、俺とで二人分の肉体を使って存在しているためなのかは分からないのだそうだ。

俺が、ユウとユウリアの二人の元に戻ると。ユウリアとユウは、俺達の事を優しく見つめていてくれたのであった。

俺達が、俺の目の前に現れたことで「ただいま クロリア」と、俺はクロリアに声をかけると

「お帰りなさい。お疲れ様。私に出来ることがあったなら。遠慮なく私を頼ってちょうだい。私はいつでもあなたを受け入れるつもりなんだから リリアとリリスも 私の娘でしょ。家族の一員じゃないの リリアも、リリちゃんも。ユウが、好きになった子で、私のお姉ちゃんなんだよ。私がお母さん代わりで。お嫁さんにもなってあげるんだもん」そう言いながら俺の顔を見ると、俺のことを抱きしめてきてしまった。俺は、そんなことを言うクロのことを撫でてから、ユウのことを呼び寄せることにするのだが、そのタイミングに合わせて、俺の妻であるリリリアが声をかけてきたのである。そのおかげでリリナリリリアスはリリから離れることができたようなのだけれど、少し寂し気ではあったのだが、その気持ちを抑えていたように俺には見えてしまったのだが、リリリリスリリアスのことを俺に託してからリリナリリリアは自分の意思を口にしたのである。俺はその話を聞いた後、リリナリリリアスの手を取って歩き出そうとしたが、俺はその足を一旦止めることにして、俺の横に来ていたユウに、「俺が居なかった間も、この世界のことはよろしくな」「分かったわ。安心しなさい」ユウが返事を返してくれたところで俺はユウに視線を戻し、「ユウは、今日からユウリアではなくてユウと名乗って欲しい」と言ってみるのだが、「わかったよ。それじゃあさっそく変えておくね。私は ユウリアではなくてユウと言う名前に変わるみたいね 私の名前が変わることで何か影響があるのかしらね? 私が名乗っていた名前の方も、この世界の人ではないユウと言う男の子の名前でもあるんでしょう? それで、私が名乗ることになったユウと言う名前はどういう意味があるのか教えて欲しいわね 私はこの名前の意味を知らないままにこの世界に存在していたようだからさ ただ単純にこの世界で生きていく上で必要のない物だから気にしないようにと教えられていたので」ユウは俺に対してそんなことを話してきたのである。ユウがリリリアから受け継がないはずなのに受け継いでしまったユウリアの力を使いこなせるようになったのは。ユウが、ユウリリスが使っていたはずの能力を使う事が出来るようになっていたのはその所為かと、今さらのように思う俺なんだよな 俺達は。ユウと俺達が住むことになる家に向かうことになるんだが。

クロが、自分の力を使っているわけでもないのにも関わらず。一瞬にして家に到着したのであるが、それは。クロが俺の家に移動させてくれるための力を行使したためなのであろう クロは。俺が、家に着いたら まずやることがあるんだと言わなくても俺の考えを読んでくれていて「リリナとリリちゃんは。私が、クロちゃんとリリちゃんの部屋に案内するから 二人は、リビングに行って そこでお茶を飲みつつ待っていて貰っても良いかしら?」なんて言葉を投げかけてきてくれたんだよな。

「わかりました。クロちゃんお願いします」

リリナとリリは、クロに向かって頭を下げて礼をしていたりしていて「クロ。助かるよ」俺はクロに感謝の気持ちを込めてクロリアの頬に唇を落とした。俺としては当然の行動な訳なのだけれど、それを見ていた他の面々は固まってしまって リリナとリリイ

「えへ。今のキスはね。私が、ユウのお母様にしてもらっている事で、リリアもしてもらうといいよ。私はユウに何度もしてもらった事があるんだけど。とっても気持ち良くて。私はユウに抱きしめてもらうことが好きだから、私はよく抱きついているんだけど ユウがしてくれている事を知った時はかなりショックというか。寂しい思いもしていたんだけど。リリアも いつか、そういう経験をする日が来るはずだから」そうリリアが、リリリアに助言をすると、俺の方を見ては、目をキラキラさせていた。

俺とクロリアは この家の中を見渡す 俺達はクロの好意に甘える形になってしまった。クロに連れられ

「ここが リリと、私の部屋の隣の部屋になるかな。ここに、二人で住めるようになるから」クロが、リリスリリィ姉妹にそう説明をしながら入っていくのだが

「あら 私よりも綺麗ね」俺の部屋と隣になっている方の壁を見ながらリリスがそう言うと リリが俺の方をチラリと見てきては 俺とリリスとで、俺の寝室にしている場所から 布団を持ってきてしまうと「お父様が使っているベットのサイズは私とリリスが一緒に寝られる大きさの物がちょうどありますね」と口にしていた。

クロは、リリリリスに「そうね。そこのベッドだと、ユウが一人でもゆっくりできるサイズのサイズだから丁度良いと思うわ」と 俺と二人だけで過ごせるようにと考えてくれてはいるのだろうが それでも、俺には少し広い気がしないわけではないので、リリが運んできてくれていた。リリリスとリリアの二人が、俺が寝ていても大丈夫なぐらいの大きさの物を運びこんできてくれており、俺はそれに着替えをするために、クロリアと一緒に脱衣所に行っている。

「ユウリアは私とお風呂に入ってくれたことが無いんだよ」なんて、拗ねた口調になりながら俺と一緒にお風呂に入ることになってしまう。その途中で、リリアはクロに「ねぇ クロちゃん。クロリアがお義母様なんだから、ユウリアのこと ちゃん付けで呼ばない方が良いんじゃないかな?」と言っていたので クロリアはリリアの言葉に納得してしまったようで。

クロリアのことをリリスと、同じ呼びかたで、ユウと呼んでくれるようになったんだよな。そして。リリアがリリスのこともちゃん付でしか呼ぶことが出来ないと愚痴る場面も見てしまたのであったが。

クロに体を洗われながら、俺がお風呂に入っている間はクロとリリアリリの3人がリリアとリリに色々と教えてくれているらしく。その間に 俺はお湯に浸かりながらも。俺

「そう言えばさぁ」

リ「どうしましたか?」リリリアが答えた。

クロ「なになに?私と一がお風呂に入った時には、私の裸をじっくり見ることが出来なくて悔しいとか思っていないよね」クロはリリアに向けて言葉を放ったのだ。リリアは

「そういえば、クロは私達の体に興味は無いんですか?」クロリアとリリアの質問にクロリアの方が答えたのである。

ク「興味が無いとは言わないし言えないかも」と答えたのであった

「そうなんだね やっぱりユウ君だね それに リリアは女の子だし ユウ君と、その、している最中は、ユウ君の体に目が行くよね だって。あんなに魅力的な男の子は他に見たことがないですもの それに、男の人の体が、あれだけ魅力的に見えるんだもん それに 私は女の人に化けて生活していることもあるけど 基本的には リリリアの中にいて、その体の動かし方も分かるから、自分の身体を好きに使うことも出来る。だけどね クロは違う。ユウ君が望まないかぎり あの子は、リリアが望む身体しか使えないし 使う事が出来ない。だからね ユウ君を見ていると、とても愛しくて仕方がなくなって 私自身がユウ君を求めずにはいられないほどに」そんなクロリアの言葉に俺は「ありがとう」と答えるのである。クロ「一のことは、ユウと名前を変えてあげて。私は一のことを一と呼ぶことにするわね」と言った後に、リリアの口を借りる形で「私は一のことを一と呼びたいの」と 俺は、お風呂から上がった後も。クロに手伝ってもらいながら、服を着替えては リリアリリスと共にクロリアの用意してくれた食事を取るためにリビングに向かった。

クロリアの用意した夕食は、リリスも一緒に食べることが出来るメニューが並べられているわけなのだが そこには。何故かクロとリリリアがいたりして「一を、一のことを考えて 私の分身を作ってみました」と クロとリリアは言った 俺達が、4人で食卓を囲むと 俺達の前に居るのはクロだけだ。だが しかし リリアの中に入り込んでしまうことで姿も変わるらしい。なので 俺はクロの姿が変わった時に違和感を感じてしまった

「私の本当の姿を見せるのは、お兄さんの前では2回目ですよね」

リリアとリリアの双子の妹という設定のクロリアは、本来ならリリシアの妹と言う設定で存在している。

そのためなのか、リリはクロにそっくりなんだ。見た目だけでなく 声まで似ている。ただ リリアだけは、

「私にクロちゃんの姿は、まだ見せてもらえないのですか?」とクロリアに向かって聞いていた。

リ「今は駄目ですね。私がこの姿で居続けることに慣れてからじゃないと あなたは ユウさんのお嫁さんの誰かと 私の力を混ぜ合わせることになって。その時の姿は 私の姿を元にして作ってもらうつもりですし。今の私の力は、私の力がリリシアの中にある力と同じ量になるように、リリアの中に入れてある私の力を使い続けなければなりませんので」リリアに対してクロリアは「ユウリリスの時と リリアちゃんの時では力の使い方が違うと言うことですか?」と聞くのだった。

「私の体は、私の意志に従って自由に動くけど 今のリリアちゃんの体はリリアちゃんの意思に従うようになっているので 私が表に出続けるのは良くないと思って クロちゃんが表に出ることにしているんですよ」と そう言う。

「そうなんだね クロリアは私と違って、リリアが外に出ていられる時間に制限があるのね。それはそうと リリリアがユウリリスの時に使っていた能力も。今の状態では使えるって言ってたけど どうして?」と聞いてみると

「リリちゃんの意識が無くなっているから、今の私は、クロちゃんがユウちゃんのお母さんの力の一部を使うことができる。リリアちゃんは、リリちゃんがユウちゃんのお母さんの力の一部を使っている状態で ユウリリアになっているんだよ」とクロは俺に説明してくれるのだったが。俺には、理解できないことばかりであり、そんな俺を見てリリアは「ユウリリスが、今のクロちゃんの状態を再現できれば、リリは。リリスちゃんと同じように、クロちゃんの力を使う事が出来るようになります。リリリアは。私が表に出たとしても 私の中で眠りにつくことなく。普通に過ごすことが出来るようにもなるはずです」なんてことを言うんだよな。そんなリリの一言を聞いたクロリアは「えっ!? 私がリリアちゃんの中から消えるの」と驚いている。クロリアにとって リリリアの能力は羨ましくもあったようだから リリアから、自分にもリリアの使った能力を扱える

「可能性」が出てきたことが嬉しかったようなんだよ。クロが、「でも リリちゃんの持っている、その力はリリリアちゃんのものでもあるから リリちゃんの許可があれば、リリちゃんの了承が得られれば使えるかもしれないよ」とリリアに言っている。クロの話では ユウリスリーリが使うことのできる魔法の属性の力と。リリアの使える魔法は一緒ではないらしく。リリの魔法は 回復系と結界の二つの魔法が使えた。ユウリスリーの使える魔法と リリの使える魔法を、同じものだと考えていたが クロの説明を聞く限りだと 全く違っているということがわかった。

ユウリスリーリの使える魔法は。炎や雷などの攻撃系の魔法が多く その使い手が

「火の神 イフリート」の加護を受けた人間にしか使えないと言われている「ファイアボール」が、ユウリスリーの最大の得意としているもので。リリスの魔法は、結界が得意分野になるそうだ。そして、クロリアの話だと リリアは、クロリアに力を分けて貰うことで、ユウリスリーリと同じようなことができるようになってしまっているのは、リリアリアがクロにリリアリリの魔力を吸い取られる前に、クロが俺に渡していた「生命の女神の祝福の結晶石」の効果により、俺がクロの体液を吸収したことで。「ユウリリアは、ユウリスリリィとリリリリリイとクロリアの全ての力を受け取れる状態になっています。なので、今のユウちゃんが、ユウちゃんの好きな女性と交合をして、私達の力を注ぎ込んだりすることで、私達がユウちゃんの体を使ってユウちゃんの為に、何かを成すことが可能になってるの。だから クロちゃんには、クロちゃんと私達の関係を上手く使って欲しいんだけど。でも 私には無理だから クロちゃんに任せるしかないのよね」と言われて。俺は、クロリアとリリアの二人とリリリアが ユウの体の中に入ってくるのを確認することになるので。

「これから 私は お兄さんに甘えてもいいですよね」と言ってきたリリアリアの願いを断ることが出来ず。結局俺は リ

「一に抱かれることで得られる快感を知ってしまったのよ」なんて言葉を リリは口にしてしまう。

「そうなんですか。お姉さまが気持ち良くなってくれると、私も嬉しいんですが。一は 一のことを一番大切だと考えていますし 一の心も大切にしてくれているから」と言いながらリリアリアは俺の頬に手を添えると。そのまま俺の唇を奪うようにしてキスをしてきたのであった。俺は、突然のこと過ぎてリリアリアに何もできないままでいたら。リリアは リ「一のことを大切に思ってくれていること。そして一がリリアリアのお願いを聞き入れてくれたことに感謝しています。なので 私も、私の身体を自由にさせてもらいました」そう言ってから また。リリアは 俺の耳元で「もっと 私の体を楽しんでください」と リリアは言ってから リリリアのように ユウの体に俺を求めてくる。リリは、「私の体の感覚を共有するのは、これが初めてだと思いますが 大丈夫なんでしょうか」と 心配していたが。俺も、リリがどんな体をしているのか。興味が無かったわけではないのである。しかし。リリとクロの三人を相手にすることになるので 少しだけ 不安を覚えてしまう。

リ「私も、クロちゃんみたいに、一に体を差し出してあげたかったのです。私達は、一を慕って集まってくれた家族のようなもの。私は一の伴侶ですから 一のことを満足させてあげられるよう 私自身にできる事を全てするべきなの」

リリは、クロの真似をしているのか 俺を優しく抱きしめてくれる。リリの体温を肌で感じるだけで幸せな気持ちになってしまうのは 何故だろうか?リリに、抱きついていたいと思っているのに 離れたくないとも思ってしまうのは どうしたことなのだろう? 俺は、リリを膝の上に乗せながら。「リリアは、クロの身体と。自分の意思を共有していて、俺とクロの行為を見守ることが出来ているから リリアには、クロのやり方を見本として。俺との交わりを経験すればいいと思うんだ」と伝えてから、「それに ユウは。俺の妻達に、ユウリリリが居なくなった時のことを相談するために 俺に会いに来るはずだ。その時 クロの身体を借りることで、俺は、ユウリリアの姿を見ることが出来るし。クロの意識の中に入って 話し相手になることだって出来る」そう言った。

するとクロリアが「えっと リリちゃん。お姉さんの姿になれたりしないのかな?」と 聞いてくるので

「私のお母様。つまりは リリスさんの身体を使うことは出来ますけど。それは。一の許した人しかダメです。一以外の人がお兄さんに変なことを仕掛けてきた時に備えて、お兄さんの周りは、私の眷属で守られていますので。もし 私がお兄さんを守る時にお兄さんの周りに居る人達に私の邪魔をしたりされると 私はお兄さんを助けることができなくなる可能性があるので。私の大切なお兄さんを守りたいですから」

そう言いつつ。リリアは自分の力でユウの意識に入り込むことにしたようである。ただ。

「私の中に入ったことがあるのは、リリスお母さんの体だから 私にリリちゃんのお母さんのような力はないの。でもね。今のリリちゃんが 私の代わりになることもできるって言うなら クロちゃんに頼んで クロちゃんの力で リリちゃんの中に入れるようにしてもらうから リリちゃんは。クロちゃんの手伝いをしなくても良いかも」と言うと リリが「ありがとうございます。でも リリスママの体が 私の中にあるんだったら クロリアは私のために動いてくれてるんだよね。じゃあ やっぱり私も頑張らないと」と言うと

「でも。クロちゃん。ユウリリスちゃんに協力してもらって 私にできることってあるのかなぁ?」と リリリアは、自分がユウリリリスの体に入ることは出来ないからと。悩んでいるのだった。そこでクロリアが、「ユウリスリーは。リリスの魂が ユウリスリリスの肉体に宿っているわけだけど。リリは。今ユウちゃんの体内にいるリリスの娘の力を使えるようになっているのなら リリにもできなくは無いんだよ。今リリちゃんの中には、クロリアちゃんと同じぐらい強い神様の力を持つ子が眠っているはずなんだから」と説明する。そして クロリアは「私ならね クロリアリリスに力を注ぎ込んでもらう事で 私の中の神の力を強める事ができる。私の中に眠っていたリリアリアは 今はリリスリアの体にあるはずで。今のクロリアには 私の力とリリちゃんの力が有るはずなの。今のクロちゃんは、リリアがリリちゃんの持っていた能力を使うための補助装置なんだけど。リリリアは、私の補助機能として、私が使うことが出来るようになるはずの、神器の機能まで使えたの。リリスリアから引き継いだ記憶によると この国の王都を守る神獣がいるらしいんだよ。私もまだ見ていないけど。リリスとクロリアが残した情報には、ユウくんはきっとその国に行ってしまうんじゃないかと思ってね。クロちゃんは ユウ君の事が大好きだもの。そんなクロちゃんを一人で放っていくなんて 酷いと私も思ってる。リリスの体があるリリリアちゃんには。その国で起こることの対処を手伝って欲しい」

クロリアは 真剣に訴えるように。リリに話をしていた。そんなクロリアの言葉を受けて

「私一と一緒に行くために頑張って 強くならないと」ということになったのだ。その後、リリスに リリが、リリスの使っていた魔法の使い方がわかるようになり。リリスからリリが受け継ぎ俺達の仲間に加わった神の力の一部。「炎」や「雷」を操る方法を知ることができた。リリカは 水魔法が使えるようになった。これは元々リリスが得意としていた属性だからであろう。俺は リシアにお願いをして クロにリリスの神獣を呼び出してもらうことにする。俺と俺の家族に 危害を加える存在ではないということを証明する必要があるからね。俺達は ユウの住む街に向かって歩いていく事に決めた。道中では リリスがユウの為に用意してくれた。「お土産セット」の中から食べ物を取り出し

「ユウ君へのおみやげもあるけれど 一緒に食べよ♪」と言われてしまったので「そうだね。みんなで楽しく食事をしながら行こうか」と言いながらも俺は ユウに会える喜びを抑えきれなかった。俺もリシアも そしてユウは、ユウの住んでいた場所。

俺達が、初めて会った。あの孤児院の近くの街の外れ。小さな小屋の中で暮らしているようだ。

「一。あなたを お待ちしておりました。ユウが目覚めるまでの間は 一と二人で暮らすことになるので 宜しくお願いしますね」と ユウリは言ってきたので「ああ。わかったよ。よろしくな」そう返事をしたのだが。俺の隣に立っていたリリが「一。私もいますから」と言った

「うん。分かってはいたけれども。俺としては もう少しゆっくりしてから会いたかったよ。リシアも。同じ気持ちだろう?」

俺は 隣にいた。リシアルリリアにそう告げてみたが やはり俺としては。ユウに早く会いたいという気持ちが強かったので。俺は、そのままユウの家に向かうことにしたのである。

リ「一。一。会いたかった。もう二度と 私と離れることはありませんからね」と言いながら俺のことを力強く抱きしめてくれた。リリは 本当に嬉しそうにしていたので「一は。お姉さまのことを大切にしているのですね。一に抱きしめてもらえれば それだけで嬉しいんですよ。それに お姉さまだって一にギュッとして欲しいと思いますから」と言い リリスに俺を預けてくるので「そうだぞ。ユウだって、俺と離れている間寂しかったに違いないから。いっぱい甘えてあげて」と言うと

「そうだよね。ユウリリリちゃんだって 一と離れるのは嫌だと思うから」と言いながら。クロリア

「僕も同じだもの」と言ってきた

「リリアの体の時は リリスさんの魔力を感じられなかったんですけど。今のお姿になったら すぐに分かります」とリリアリアリアちゃん

「リリスちゃん。ユウリリスの体は。お母様から譲られたものなのです」とクロリアが教えてくれていたので 俺は、俺の愛した妻。俺が心

「命をかけて守り抜きたいと誓った 最愛の人に、再び出逢えたような気分になるのも当然だよな」と思った。

俺に抱きついて来るユウを抱き上げる。「一に、やっと また会えることができたのが 嬉しい」とユウは言ってくれる。ユウの身体も温かく感じることができて。ユウに優しく口付けをする

「これからも、ずっと一緒なんだからな。ユウの体を俺に任せてくれ」と俺は言い。ユウの唇を奪うと 俺はユウの着ている物を全て脱がせ。俺も服を脱いでしまうと

「じゃ 始めるからな。ユウの身体も。凄く柔らかく感じるな」俺は

「ユウの胸の柔らかさを楽しむように ユウと俺を包み込んでいる肉壁に触れる。そして 指先に力を入れるとユウの身体に痛みを与えないよう。俺は慎重に行動していこうと思っていたが リリリアもクロリアも。「一。お兄さんは優しいんだから」と俺に話しかけてくれた後で、「私も。一を喜ばせてあげたいの。お兄さんとずっと居たいもん。だから。大丈夫」と言われたので「リリスも俺と同じように思ってくれてるのか?だったら俺は とても嬉しいよ。だから俺と二人でユウをもっと幸せにしたいからな」と言うと「そうだよ 私だって。ユウリリアに負けないくらい、一のことが好きなんだから」「僕の事も忘れちゃ嫌だからね」そう言ったあとで、リリアは

「私のことも。一に可愛がって欲しいな」と俺の顔を見つめながら伝えてきた。「そうそう。リリスリアの事を大事にするのはいいですけど 僕は。ユウちゃんが大好きだし お兄さんがリリリちゃんを愛していても構わないの。ただ 僕は リリちゃんとお揃いの服を着られるのが。楽しみなんだからね」リリがそんな事を言うと クロもリシアの方を向いてから「お母さんが作って下さった。ユウちゃん用のメイド衣装を 私がユウリリリィアちゃん用に仕立て直したので 私はユウリリィアちゃんを リシアちゃんの妹にすることにしましたからね。ユウリリリィアちゃんのことは任せて下さいね」と言うのだが どうしたら良いんだろう。

この世界では「家族制度」というものがあるらしく。ユウリリリィアが「お父さんの子供になりたいです!」と言うならば。クロは「お母さんと二人だけで暮らした方が きっと幸せなんだよね。ユウリリィアちゃんがそれで納得できるならね。私も賛成する」と言ってくれたので。俺とクロリアが。

俺達の家で リリスと一緒に暮らしていくことを伝える。「分かった。でも私とも。一緒に暮らせるんでしょ」と俺達に尋ねて来た。「それは問題ないだろう」と伝えると「それじゃあ。クロと、リシアと一緒に暮らすので 私はクロと一緒に暮らすことにしようかな」と。クロリアは 俺にそう提案してきたのである。そして

「リリスとリシアは、姉妹みたいになっているんだし クロリアもユウちゃんと同じ歳なんだよね?」とリリが言うと クロリアは「リリスとユウリリアが。親子の関係で クロとリリリリアが兄妹関係だからね。クロリアが 妹になってもいいんじゃないかなぁ?」とクロリアが言うと。リシアは少し考えてから クロリアに対して

「リシアは。クロリアとリシアとユウリちゃんは 同世代なんだから 仲良くして欲しいなって思ってるの。ユウちゃんも 同じことを考えてくれると思うよ。だからさ。私は、リシアとしてクロリアを見守っていくね。これからはさ、私も、もっと強くなっていくから 私のことを守ってくれますか? クロリア」と言ったのである

「はい。リシアが、私を守ってくれるんですよね? 私 クロリアが羨ましくなったのですよ。私よりも小さいのに クロリアはとても強い子なんでしょう?私の方が年上なんだし お友達になれたら、とっても楽しいだろうな」とクロは笑顔で答えたのであった。リリとクロリアも リリア姉妹も

「一君の事が大好きだっていうことは、お互いに認め合おうね」と言っていたので 俺は

「そうだぞ。クロリアのことは 俺が責任を持って守るから リリシアもリリも 俺の事は信じていてほしいんだ。クロリアが困っている時があったら助けて欲しいんだよ。俺は、みんなを守りたくて仕方が無いし 俺はみんなのために、出来ることをしていくからな」というのだが。

俺は「とりあえず この家の管理をして貰えれば 俺達は、いつでもここに来ることができるからな。その点は 安心してくれ」と口にすると リリは「そうだよ リリア。リシア。この家を 三人で綺麗にしていこうね。私達が お姉様方の為に頑張るんだからね」と言うのである。俺はリリの頭を撫でてから リリの頭にキスをした後で

「ありがとう。頼りにしてるよ。リリア」と言う

「一。私 今日から一とリリアリアちゃんの側に居ますね。私の事も頼ってください」とクロリアが口にしたのだが。

俺はクロの頬に手を当てて。「ああ。俺の側から離れることは無いと信じているが。もし仮に 俺やユウリリアから 引き離されるようなことがあったとしても 俺達の娘。クロリアリアだけは。どんなことがあっても 俺が守るから。絶対に。クロリアには傷一つ負わせないように。そして クロリアは、何にも縛られずに自由に生きて行って欲しいと思っているし。もしも、ユウの力が 俺の力を超えることが起きたときには。俺は、俺の命と引き換えにしても。クロをユウの元に返すつもりだから」

クロは、涙を流しながらも「僕だって お姉さまに言われた通り 一が大好き。でも、クロは お姉さまが大好きなんだもん。お姉さまに、お母様になってほしいと思っていますから。お父様には申し訳ありませんけれども」なんて言って涙を堪えていたようだったが 俺の言葉を聞いて 泣いていたようだ 俺の膝の上に座り込んでいたユウをベッドの上まで運び上げて

「お待たせ ユウリリア。今 お兄さんのところに戻るね」と言いながらユウを抱き上げるのである

「じゃ。そろそろ戻るわ。色々とありがとさん。お疲れ様です。一輝君。それと リリスも大変だと思うけど頑張って」そう口にしてから俺は リリスを抱き寄せると。ユウを腕の中に抱き上げたまま ユウの家に戻ったのである 1日ぶりに戻ると 俺の家族たちが、俺の事を待っていて出迎えてくれたようである

「一輝。おかえり」そう言った後に 美優が抱きついて来て。「やっぱり 一が一番だな」と言ってきたために 俺は

「ただいま」と言う

「一は、俺のことだけ考えていれば良いんだからな。お前の面倒も俺が見るんだからよ」俺が「うん」と言う間もなく、和真がそう言ってきた 俺は、リリアの体に入っているときに。和真の身体の中に入ると 和馬の意識と記憶を共有して、リリアの記憶を持っている状態になるのだから

「ごめんな。俺もリリが心配だったんだけど 俺の妻でもあるリリアを 俺は愛していたわけだから。だから俺は お前のことを 自分の子供同然の存在だと認識するように努力するよ」と俺は答えるのだ。その言葉を聞いたリリが 俺と口付けを交わしてきて。リリが 俺とリリアとユウの三人に対して 感謝を口にする。そして

「リリアはね。ずっとお母様になれなかったから ユウちゃんが産まれたことで お母さんになることを、やっと決心出来たみたいなの」なんて言葉を俺に伝えてくるのだ。そして

「一はさ。私と一の子供を産もうよ。一となら 絶対可愛い女の子を作れる気がするもん。リリアはさ お母さんになったけど。私はまだお母さんになれるかどうか分からないけれど 私だって 絶対に、一の子供は生むよ」と言うと。俺にキスをする そして リリは「だからさ 私はね 一の赤ちゃんを産むのは当然だし 一との子供を絶対に作ろう」と言ってくるのである。そして俺は「そうだな。俺も リリンアが俺の子を宿してくれると嬉しいよ」と言った後で

「それにさ ユウリアのことも大切にしないと駄目だろう。俺も、まだまだ未熟者だけれど。家族が増えると それだけ愛情が増すと思うんだ。俺が寂しい思いをしている時にはさ 甘えたくなった時は。ユウの相手を頼むからな。それから、クロリシアとクロリアも家族になるだろう。俺も、これからは ユウの事は、自分の子として 接して行こうと決めたんだ。だから、リリもリリリリアの事を、これからは俺の子供だと認識して 可愛がって行けばいいよ」と言うと リリは

「リリリアが 私の娘?本当にそうなんだよね」と嬉しそうに言うのだが。「私も。ユウリアの事は好きだけど 私はリリちゃんとクロリアが羨ましい。私も クロリアと一緒に お姉さまの子供達として育てて欲しいなって思っちゃった。リシアとリリアちゃんの娘になってもいいのかな?」とクロリアの問いかけに

「勿論だぜ。俺はさ 俺とリリアの娘と娘の母親。俺と、俺の妻のリリとリリアの四人が。本当の家族だって。思っていて欲しいからな。俺は みんなを愛しているんだよ」と伝えておく

「私は、この世界の住人じゃないし。そもそも私は、リリアの娘というわけではないのですから でも お兄さんとリリアの大切な存在として受け入れてくれるなら。私だって この世界の人たちが大好きになりましたから。だから。私は この世界に住む人達を大切にしたいと思えるようになったのです。この世界で生きる為に、必要な力を手に入れることが出来ても 私はお兄さんやリリアが居ないと不安になってしまうくらいに、私はこの世界を 大好きになってしまったんです。お兄さんに、私は、必要ないですか?」

そんなことはない。俺にとっては、みんなが必要な人だからな。「当たり前だよ。俺に取っては みんなが かけがえのない仲間なんだよ。俺は、みんなを守ると約束したはずだから。例えさ。ユウちゃんに負けてしまったとしてさ。俺はさ きっと後悔しないだろう。それでもさ リリシアは、これからの人生を 悔いなく歩んでほしいから。そのためにさ。俺は みんなの為に尽力したいんだよ。俺はさ。みんながいてくれなければ。今の幸せは無かったから。リリアだけしか見えなかったからさ。俺は、他の事が見えなくなっていたかもしれないからさ」なんて言い出すのである。すると、リリアが

「私が居る限り。私は一から離れないし これから先も、私は、貴方を支え続けるから。だから 安心して欲しい」と言われてしまい。俺は、リリアの頭を再び優しく撫でたあとに リリアを

「俺を一番愛してくれているんだって思うだけで。リリアが側にいるんだって感じることが出来るからな。ありがとう」と 言葉にしてから。俺はリリアを

「おいで」と言葉に出してから、リリアの頭を引き寄せて抱きしめたんだ。俺の事を好きでいてくれて。リリリアも、ユウリアも。そして クロリシアとクロリアの事を 大事にしようって。俺は思ったんだ。

2人を自分の娘のように接しようと俺は 思い始めたんだ

「なぁ 一 今日は一緒に寝ても良いんだぞ」といきなり俺に向かって話しかけるユウに対して 俺は「ははっ どうしちまったんだか 俺は、別に構わないんだが。ユウはそれで良いのかよ。俺の部屋に居てくれるだけでも、十分すぎるほど幸せなんだから 俺は、お前と触れ合うことで 気持ちよくなっている部分があるんだから。無理をする必要は無いんだから。でもまあ。どうしてもと言うんであれば 一緒に風呂に入るぐらいは 俺は問題無いんだが」と口にすると。

俺は、

「一 私のことは 名前で呼ぶんじゃなくて お前っていう代名詞でしか呼べないんだよね」というのである。俺は、「そうだな。俺にはユウが側に居ない時でも 俺はユウのことを常に考えているから そのせいもあるのかもしれねえけど 俺はユウのことを考えると心が落ち着くんだ ユウが、俺にとっての特別であることに変わりはないんだが。俺はユウのことを お前と呼ぶことが好きなんだ。ユウのことを 特別な女性なんだと感じ取れるからな」という ユウが 顔を真っ赤にした状態で「お お前の事が す 好きだ。一の事が、その。だ だいすきでず」と言いながら俺の胸に顔を埋める

「俺も同じ気持ちだよ。ユウのことが好きで仕方が無いから 俺にできることがあれば何でもするから。いつでも頼ってくれよな」と 俺は ユウをなだめながら。「な 何度でも お お前に気持ちを伝えたいし。わ 私のことも。そ その。な。名まえ で よんでもらえたら」なんて言われてしまうと。俺は

「ああ。分かった。俺も、俺が特別な存在であると ユウのことを、ユウが、ユウが感じ取ることができれば。ユウの事を 俺なりに守ろうと思えるからな」なんて言えば

「うん 私の特別は お前しかいないんだから だから、その。お、おまえは、私のことが、き、気になっているから。わたしは お前の物になってあげたい」と言われるので

「それならば、今から ユウの体を洗ってやるから 大人しくしていろよ」と言えば「う うん」とユウは恥ずかしそうに返事をしてきた。そして 俺は ユウを抱き上げてからユウの部屋に向かいユウを座らせると ユウの体にボディーソープをかけてユウに背中を向けるように指示してから ユウのお腹に手を当ててから。ゆっくりとユウの身体を洗い始めると ユウが緊張しながら

「い いち もっと こっちに来て」と言うので。俺が近寄ると。ユウは、俺を

「ぎゅっと」してくる。そのまま しばらくの間。二人でお湯の中で温まり続けていたのだが。俺と向かい合っているユウが。

ユウは 少し頬を赤くしたまま

「一は どうして いつも優しいの? 一が私を甘やかすからさ どんどん甘えん坊になってしまいそうなんだけどね 一が 私にしてくれる 色々が、私を駄目にするんじゃないかと思うんだけれど それでさ 私は、私に何かをしてもらってばかりでもさ。一に、ちゃんと御礼を言っておかないと。一のおかげで こんな風に 幸せに暮らせています。本当に感謝しています」と、真剣に言ってきたのだ。

だから俺は、俺がユウのためにできる事は少ないけれど せめて、少しでもユウを喜ばせたいと思ったんだ。「気にしなくても大丈夫さ ユウだって、クロの世話をしてくれたり。俺の事を考えてくれたりしたじゃねーか。俺がユウの為にできることなんか、俺の出来ることより少ないんだからさ。でもよ 一つ言わせてもらえるとしたら ユウに何も出来ないままの方が嫌だぜ だってよぉ。俺たちはさ。家族であり、親友でもあって そして、恋人同士にもなったんだからな 家族はさお互いに助け合わないといけないんだ 俺だってユウに助けられてるんだよ。お互い様だからな ユウは、俺が甘えられない時に 遠慮せずに、甘えればいいさ 俺が、受け止めてやるからさ 俺はさ、ユウの支えになれるんだとしたら 俺としては嬉しいし ユウの傍で、ユウと一緒に生きて行きたいと思っているんだからさ」と

「そうやって 私が嬉しい言葉をさらりと簡単に口にしちゃうんだから ほんとずるいなあ でも、私は嬉しかったよ。やっぱり 私はね 私だけのヒーローを一が見つけられて。私は とても満足です」と言われてしまう。そんなことを言われてしまうと 俺としては照れ臭くなるじゃないかよ。だから 俺は、無言になってしまう。

でもね。俺は、そんな俺の事を。ずっと見ていて欲しいと思ってしまうのであった。

一とリリシアは 俺達が話していた内容を

「クロちゃんには内緒ですよ」と言われたため 黙って聞いていてあげていたらしいよ(笑)

クロリアとクロリアシアの姉妹との同居が始まってから1年が過ぎようとしていたある日の事であったけれども。リリシアだけは 1人暮らしを続けている状態であった。しかしだけれども。リリアも一輝も仕事に出かける際に クロリシアを連れて行っているため 3人は毎日楽しそうにしている様子だったのだけれどもね

(^_-☆ リリアはクロリアシア達3人が一緒に住んでいる家に住んでいる訳だが。やはりと言うべきか。朝になると寂しい思いをしてしまうみたいだったよ

(;'∀')

ただね。そんな日々が続いていたある時の出来事ではあったけれどもね

「おはようございます。リリちゃんは起きてますかね。今日は 私と、一緒に出掛ける用事があるのですよね?」

「はい 私はもう 起きているのです 昨日のうちに荷物は纏めたはずなのです」と二人が声に出して話し合っていたのだ。俺は、二人に声をかけたのだ「どうしたんだよ?」と、俺が二人の元に向かえば 二人は 笑顔で 俺を見つめてきて リリアは、「今日は、久しぶりに買い物に行く約束をしているのです 最近 外に出ることも少なくなっていますから。私に外出の支度が出来るまで待っていただけませんでしょうか?」とお願いされた。一は、クロに抱きつくと「お母さんに会いに行きましょう お姉ちゃん達も一緒に会いに行こうよ お母さんの所に みんなで遊びに行ってみようよ お母さんにも伝えておいて 僕が連れて行くから」と一輝は言ったので 俺も一も。もちろんリリリアも。一も お母さんに会うことに反対するつもりは無かったから「良いな」と言ってくれたのである。だから 俺達はお母さんの元に向かった。一は、お母さんの元にたどり着くや否や「ただいま」と一言伝えた後に。一がお母さんに「リリが会いたがっている」と言ったために 俺達に案内され 家にやってきたんだ母さんの目の前にいるクロに気づくと「リリアちゃん久しぶりですね。大きくなったんじゃありませんか」とか クロはクロで。一の顔を見ると

「あら、お兄さんに抱っこされて来たの? あなたは相変わらず子供なのね」とか言っているので俺は、つい。クロの頭

「ポンッ」とか軽く叩いてしまったのであるが。「いたーいっ ちょっとー。叩かないでよね。お仕置きだよ」などと言いながらも 満面の笑顔を見せている クロの事を撫で回してやったら「ふへぇー。

お、お嫁さんにしてほしいよー。あたしお婿さんの方に貰われたいよー」とかクロが騒ぐものだから。俺は「お嫁はダメだけど。お婿にあげるのは良いかな」と口にした途端に。

リリアが「クロリスちゃんに先を越される前に、早く私の旦那様にしてもらいます」と大騒ぎし始めたが 結局は俺の腕の中に

「ポスン」って音が鳴り響くと「お父様ったら、リリアママが怖いよ。おとうたま おうちに帰る」と言ってきたクロを俺は抱きしめると。「そうだよな。お家に帰りたくないよな。お父さんが悪かったからさ」と言ってしまっていたのである。すると、クロリアが。「ねえ。一 この子。うちにお持ち帰りしても大丈夫かしら」と口にして来た。俺は苦笑いを浮かべつつ

「クロリアの気持ちはよくわかるが。流石に お持ち帰るのは勘弁してくれ」と言えば クロが泣きそうな顔になっていたので。俺が「冗談だ」とクロに言ってあげた

「一くんは クロリアリアには厳しいわよね。リリには優しかったけど」などと言っているリリリアに。「クロリアには甘いって言うのか それと、リリには優しいというよりも リリの事を愛しているから 甘えるよりも愛している方を優先してしまっているだけだぞ」「リリちゃんも甘えたくなった時には、いつでも私の胸に飛び込みに来てくれても構いませんからね」なんて言い合いながらクロの家へと向かう事に

「リリは 何時でも来ても良いって言ってるわ」とクロが言えば リリはリリで クロに「お義理お兄ちゃん。リリのところに泊まりに来るときは事前に連絡くださいな。そしたらお部屋の準備してお迎えする準備をしておくわよ おにいさま♪」と、俺の手を取って微笑んでいたりしてな(́Д')

リリアの奴は俺の横に立ち「ほら。こうなった。一は絶対にお姉さんのことを可愛がりたがり屋な男の子なんですよ。それに、お義父さんとお兄さんには逆らえないようです」と言っていた 一とリリリアが

「また今度 遊ぼうね 今度はリリアと二人で来るからさ その時にゆっくりしようね」と言えば クロは、リリリアの手を握ると「はい リリちゃん 楽しみに待っております」と答えていた。そして、その日の夜のことであったが。俺が、夜中に目覚めてしまった時に。俺の寝ていたベットの上には。リリシアの姿が無かったから俺は、心配になって。一輝を起こして。リリリアを探し始めたのだが 一も、何かを察知していたらしく

「何か良くないことが起こっているのかもしれない」

「クロもリリがいないことに気が付いたみたいなのよ」などとリリの声を聞き 俺と一は、クロとリリがいるところに向かうことにした。一は「もしかすれば リリが泣いているかもしれない」そう言ったので。俺も同意見だった。だから俺は一にリリの事を任せる事にしたのである。

一輝は、リリが一人で暮らしている家を知っていたこともあり。リリの住む家にたどり着くと。そこにはリリがいたのだ。リリシアの事は、一とリリに任してあるので俺は安心しきっていたのだが。リリは俺に向かって飛び込んできた。リリが「おとうたま、ごめんなさいなの。一人は、怖くなってきたの」そう口にして涙目になったリリを見て俺は、リリを落ち着かせると。一と一緒に。一輝も俺達の傍にやってきたのであった。

一に、俺が「ありがとう助かったよ 俺だと、どう対処していいのかわかんなくてな」といえば 一は「気にしないでよ。僕がリリシアのことを助けたいと 心の中で願ってしまっただけなんです。だから僕は、一と一緒なんですよ。リリの事も クロちゃんだって クロリリアのお世話になっているのは事実なんですから 当然のことでしかないですよ 僕の力は クロリシアの力を半分にしてしまった分。僕自身は 何も持っていないのと変わりがない状態になってしまいましたから。今の僕には。クロちゃんを助ける力も 一の力もないけれど。でも。せめて リリリアだけは守り抜きたいと思いますから。そのために 僕は一の傍を離れずについて行くつもりです。それが一輝として生きることを選んだ。僕なりの選択をした答えの一つでもあり リリの為に生きていくことに決めているから。だから 僕は、リリの為になる事なら。一と行動を共にすることに抵抗も迷いも一切感じていないのですよ。リリが望んでくれる限り 僕はずっと彼女のそばにいるつもりですから。彼女が許してくれるなら この先もずっと 一と共にあり続けたいと考えていますしね。それに、この世界に生まれてきた意味を探そうとしています。一も 同じ考えだと思っていますよ。だから、お互いに、リリのことは見捨てずに ずっと一緒にいようと約束を交わしている仲なのですね。まあ、まだ。そんなに大げさに考えるようなことではありませんし。そんな話はこれぐらいにしましょう。それで どうしたんですか?リリちゃん?」と一が話を終わらせようとしたときに。

リリは、不安になりすぎてしまい、涙を流してしまって、大声で泣いてしまっていた。一はリリに近づき。「どうしたの? リリリアちゃん 怖い夢でも見たの?」とリリに声をかけたのである。するとリリは「ううん 違うの。私ね 今日 学校でいじめられて 私 おにいちゃんみたいになりたいなって思っちゃったんだ。

私もね おにいちゃんの事を大好きになってね おにいちゃんの役に立てる存在になれれば 私も嬉しいんだ」

リリは 自分が どんな状況に陥ってしまっているかを、俺に報告してくれた 俺と一と一輝とリリリアとクロリアは 一緒に過ごすことに決めた 一が「リリリア 俺の背中に隠れてくれないか」と口にしたため。リリは素直に従うと 俺の服を掴み。そして震えだしていたので。一はリリリアの身体を支えてやることにしたのだった。そして 一輝も、リリリアの身体に抱きつくようにすると。リリリアが一輝の胸元で泣いたりするもので。俺も一輝も一をフォローするように。リリリアのことを励ましたり。「お腹空いただろう。クロリア リリィの作った飯を食わせてもらえると有り難い」と言ってやれば 一も一輝も リリィの作ってくれた夕食を食べていくことになったんだが。クロが「私はお母様が作り置きしてくれていたものがあるから大丈夫だもん」と言ったんだが 俺と一輝はクロに「一輝と俺が食わない分も全部食べるまで 帰さないから覚悟しとけよ」と口にしてやれば。一輝と一も「そうだぞ リリの料理はうまいんだからな」と言い出してから。俺達は、リリが用意してくれていた食事に手をつけていたのである。ちなみに。一と一輝と一輝と

「私はお肉が食べれなくはないのですが苦手なので 野菜中心でお願いします」と言うものだから。クロにも リリはサラダを出してあげていて。美味しいと喜んでくれていたことに感謝しているようだった。

一は、「クロちゃん おいしいね。私とクロちゃんで ご飯を一緒に作るのもいいかもしれませんね。クロちゃんの味が私好みで、私にとっては、とても好きな味付けでしてね」などと言ってくれたのだ。

「クロリアちゃんが。おとうさんとおかあさんの役に立つなら 私もそれが一番嬉しいの お父様が クロリリアちゃんを、私のところに寄こしてきた理由って。一君のところに、私が預けられたのと同じなのかな」なんて言い出すので。

クロは「リリィちゃんが 一君のところに私を連れて行った理由はわからないですが。私がおにいちゃんとリリちゃんの家にお泊りしたときに 私は一君のことも好きになってしまったんだけれど。リリはね。一輝君のことを大好きになっちゃんです」なんて言うもんで クロリアも リリも嬉しそうにしているし。一輝の方も満更ではなさそうな顔をしていたしな

「一君には 私のことを忘れてもらうためにね 私の中にあった。一輝君の意識だけを分離させて。お姉ちゃんと二人きりの生活を楽しんでもらおうと考えたんだけど。リリリアちゃんは一君のことが、本気で好きだから。リリは、おねえちゃんとクロリアちゃんと一緒に暮らすのも楽しいよって思うようになったんだよ。それにね お兄ちゃん。一は、今、お兄ちゃんの中に居続けているわけだけど。それでも、お兄ちゃんの魂の中には。一の魂が存在していると思うんだよ。それなら これからは、お兄ちゃんとリリリアちゃんと一とリリアとクロリアちゃんとクロリリアちゃんで暮らしていくことになるよね。そうしたら 一はおとうさまと一はおにいちゃんと私とおとうさまが仲良く一緒にいられるのかな。リリちゃんとおにいちゃんに 一が宿ることになるんだけれども。それはそれで 私は嬉しいことだから。みんなが、リリリアちゃんのことを大事にしたいと。リリの幸せのために頑張りたいと、思ってくれたんだから 私は、そんなリリが凄く嬉しいんです。リリが、おにいちゃんと離れることを選んでいたら、リリスは悲しかったかもしれないけど。おにいさんや、リリリアちゃんに、一が、私に力を返そうとしたのだから 一は、お姉ちゃんが守っていくから安心していて欲しい」

「私は、リリリアリアリリスと。二人で一を見守っていきたいと思っているの だから 私を一人ぼっちにしないで 私を一人にしたら。絶対に怒るから おにーちゃんと私は運命共同体だから。私とずっと一緒にいることを約束できるなら。私はリリスと一緒に。いつまでもおにーちゃんと一輝と。三人を見守り続けるわ おにーちゃんと一が、リリのことを大切にしてくれるから。リリスのことも大切にしてくれるって信じているから」

一は「ありがとうございます。一輝さん お義母さん お義父さん これからよろしくお願いします」などと、頭を下げて挨拶をしてくれたから。一も「リリリアリアリリスちゃん ありがとう 僕の大切な人達 僕はリリリアリアリリスちゃんの事もリリスさんの事も 家族だと思ってますからね。これかも 三人が楽しくいてくれるだけで、それだけで十分幸せなんですから」そんなことを言って 微笑んでいたのであった。一輝が「僕は、自分の事しか考えられなくて 一の事を苦しめてしまったからね。僕なんかがこんなことを言うのはおこがましいとは思いながらも、お願いさせてもらいたいと思いますよ。

一とリリリアさんとクロリアさんのことを頼みました。それと 一輝さんがリリリアと仲良く出来るかどうか 僕は心配はしてはいませんでしたが でも、一とクロリリアのことを宜しくね 一輝君は優しい子だからね だから僕は、クロリリをあなたに託したんだし」そう口にしてから

「クロちゃん お風呂に入りなさい 一君は一の身体なんだから 汚れを落とす必要があるんだし。リリリアちゃんも 一輝君の事を任せていいわよ。リリリアちゃんも、今日一日 大変な目に遭ったんだから 一君の事を任されたんだから 責任を持ちながら頑張っていきましょう」と、そう告げていたのである。

そして、それから しばらく経った頃合い。俺はクロの頭を洗ってやりながら「そういえば、俺が、一輝が一として存在していた時さ。一は、お前達の母親になるはずだった人のことを好きで でもさぁ その女性に俺と付き合っている男がいてさ」とかなんとか語り出したら。クロもリリも「その話。私も興味あります」と言っていたのであった

「俺さ その女性の事が気になって そいつをぶん殴るために 色々と行動を起こしたりしていた時期があるんだけどさ 最終的には、俺とその女と男の間に産まれてくる子供を俺が育てるために。俺の親父は結婚を認めてくれたというか。認めさせることに成功してから。俺と一の付き合いも認められたと言うかね。俺達が、クロとクロリアの面倒も見てやれたんだ。その辺りのこと 詳しく説明してやりたいところだが。まあ。一も、お前達の母親が誰かわかっているだろうから 一の口から聞いといても良いんじゃないかな。リリとリリアは、一に懐いているようだしさ 一も、お前たち二人との絆みたいなものを感じていたのかも知れねぇぜ。クロも、俺の娘みたいに思っていたんじゃないのか? 一輝は クロリアと お前の事は、娘のように可愛がっていたはずだぞ 一輝も、俺も、一も。同じ気持ちだったに違いないと俺は思っている。俺は あいつとお前らのことは可愛いがっていて その愛情は変わらないつもりだし クロリアも、クロも クロリアリリも。俺は大切だと思える存在になっている。だから これからは 親子みたいに仲良くやっていけたらいいなと、心の底からそう願うようになっていた。そして 俺にとってクロリアは娘のクロリリリもな」と、一輝は クロリアのことを「リリリアさん 私の事を本当のお母さんみたいに甘えて良いのですよ。私は一輝君が好きなように リリリアリアリリと一のことは好きになれる気がしていますから。クロリアは私にとっては リリィさんと一緒ですから」

そして、一も「リリリアリアリリ リリスのことはどう思ってくれるんだろうか」と問いかけると クロリアは「リリちゃんはね 一輝君に抱っこされて寝ていて幸せそうな顔で眠るんですよ リリリアちゃんのことは、妹か子供のような感じにしか見えないですからね。それに 私には一が、いるんですけど おにいちゃんのことは弟ぐらいにしか見えませんから おにいちゃんは私にとって特別な人ではあるんですけど おにいちゃんとリリリアちゃんの関係は リリィとリリちゃんの関係に近付くはずですから。お兄ちゃんの妹が欲しくなったら 私はいつでも、リリちゃんをお迎えするつもりでいます。一君だって、おにいちゃんになったような気分で リリカを抱きしめたくはないですか?」と、そんなことを言い出していたのであった。

一輝は、「うん リリスとねリリリアさんにそっくりの女の子が目の前にいたら 僕だって抱き締めるくらいの勇気は持てるし リリちゃんと同じような髪の長さの子がいても、抱きしめられる自信もあるんだけど。でも 今は、リリリアとクロちゃんとクロリリアちゃんが居るんだから 三人とも、大事なんだよ。僕にとっても」なんて言葉を呟いていた。すると クロリアは、俺の胸元に飛び込んできて「私達は、兄妹みたいな関係になれれば良いですね。一君も 一と一輝が同一人物だということを知っているのですから 私にはお兄ちゃんがいるようなものですし。リリリアちゃんと、クロリリリアちゃんは姉妹ですし おにいちゃんが一の時には リリと私とクロリアが。リリスはリリリアリリのことは お姉ちゃんと呼ぶってことにしてみようかな」などと言い始めたのだ。そんな風に

「おにいちゃん 大好き」「おにいちゃん 愛してますから」「おにいちゃん 私もだよっ♪」とか言ってくれる クロリアとクロリリアの双子姉妹が可愛くて仕方がなかったりしたのだった。そして その後で「一は、クロとリリのことを見て。やっぱり家族になりたいと強く思ったりするかな。クロリアが言ったことは冗談じゃないと思うが。一が望むのであれば 一は俺の子供でもあるわけだし。俺は構わない。俺の遺伝子は 確実に、俺が、俺の妻に種付けをしたからな」と 一が口を開いたものだから「俺は、確かに。クロとリリとクロリアが大事だけど。それでも、俺の家族は一輝であってほしいから 今の俺は お前が一番好きなんだよ。だから一の時はともかくとしても 今の状態ではさ。一よりも俺の方を優先するべきなのかなって考えちまったんだよね。俺は クロにも リリにクロリアも 俺の家族だと思っていたんだ。俺が好きなものは大事にするべきだよ。俺には家族がいるんだからさ」と言ったら 嬉しかったらしくて。涙を浮かべたり

「リリも パパのこと一番好きだからね」と、言ってくれたりと、とにかく、みんな笑顔で幸せそうな雰囲気の中で過ごしていたのであった。

それから数日後。俺は一の体で、いつも通りに大学に通うため家を出た。そうしたならば 大学の校門が見えてきて、校舎に入ろうとしたその時。一の事を見かけたので、俺は、俺は一の元に向かい話しかけようとした。しかし 一は、俺の方を睨むようにして見ていた。そんな時。突然「ねえ。貴方が、私と一輝君の関係を滅茶苦茶にした人だね」と言われたため「えっと 何が どうなっているんだ。俺には何もわからないし。意味がわかんねーんだけど」って困惑した様子を見せた。「ああ そういうことなんだ。それなら 話は早そうだし。貴方と一輝君はもう会わない方が良いよ」

「どういうこと? というより 俺は誰から一輝との関係をぶち壊すと言われないといけないんだよ。ふざけてんのかい」って そう返した

「そう言えば まだ名前を名乗ってなかったね。私は、私は 私の名は、美紀。私は 私は 一のことが大好きなのに なんにもしてくれないし 浮気をするんだもん。一輝君は 優しいから許してくれたけど。本当は嫌な思いをして。一輝君は、ずっと泣いていたんだから。一の体を奪ってさ。本当に。一の体を奪った上に 一輝とリリスとか言う奴と、その嫁達と一緒に暮らすようになって。私のことも捨てて 私の彼氏のフリをして。私はね。私は一輝君の事が、本気で好きなのに 私の一の事を騙しやがったくせに。一は 私を見ようとしないんだ。私が一の事を見るのに 邪魔者みたいな目を向けてきやがったから。私はね。私は、一輝君と二人で暮らしたいんだから 私が、私は、こんな風になってしまったのも あんたのせいなんだから。私は 私は 貴様の全てを否定し尽くしてやる」と言うような内容を一方的にまくし立てられても「待ってくれよ、俺は 一体何を言っているのか分からないから 俺にわかるように教えてくれないか。あと、俺は 別に一輝と付き合っていたわけじゃねえんからな」としか返すことができなかった そして「へぇ。私の勘違いってこと? 一輝君に確認を取ればいいのね。それで一が認めてくれるのなら。それは良いことだね。一輝君が、そんな浮気みたいな真似をするわけがないからね。一もきっと わかっているはずだし。認めないで そんなことを言うのは可哀想よね」などと、勝手に話を進められた。

一は、俺と一とが入れ替わっている事を知っては居るものの 自分の彼女から浮気だと決めつけられていることに腹を立てていた 俺の身体で俺のことを悪く言われるのも我慢ならなかったらしい そして、俺の方は いきなり知らない女に罵倒されたうえ 自分と一との立場が完全に逆転していて 俺には俺の人生があって その人生の楽しみを奪われたと感じてしまい こいつを殺してやろうかと考えてしまったほどでもあったのだが。俺のことを、一の体から追い出してくれたり 俺に一と話をさせてもらえる機会

「あの あなたはいったい、どなた様なのでしょうか」と聞くことができた。それに対して、一に告白をしようとしていた女の子で、名前は 一樹。という女の子で、彼女は 一の彼女の振りをしていたと口に出した後に、急に一に告白しようとしだしたが、断られ、しかも「一とは友達だ。一と君の関係も知っているから 一が俺と付き合いたいと言わない限りは。俺と一は今まで通りで居続けさせてほしい」と言われていたにもかかわらず。

「お前なんか死んじまえ 私と一輝君を引き裂きやがったクソ野郎」だとか

「一輝と別れろ」だなんて 酷い言葉をぶつけてきたのである。そして 俺の目の前で「私と一輝君が二人きりで暮らすはずだったマンションのローンの残高分を支払わせたい。私は、一輝君と結婚したかっただけなんだよ」と泣き出し 俺は一輝から

「お前は、この女の味方になって一を傷付けるのか? それとも一の気持ちを無視してまで。お前が彼女と結婚したいって言ってくるの?」と責め立てられたために 俺は 俺は 俺の身体の俺の意思に逆らうことが出来なかったのだ。俺にできる事はといえば 俺は 一の体を乗っ取った悪い男として罵られ続けただけであった それだけでなく 一は、俺を殴ったりもしてきたのである。それどころか、蹴ってきたこともあった。俺が俺に「一に危害を加えるつもりは無い。一には絶対に怪我はさせない。一を俺の体から出してあげるから。お願いします。一輝に戻ってあげてください」と言えば、「うるさい 私は一輝なんだ。一輝の体に入っている一をどうにかしないといけねえだろうが 俺は俺でしかないんだよ。一の体は俺の物だ。誰にも渡したくない。だから、お前の頼みでも断るぜ」と言いながら 俺に暴行を加えて来た。「ごめんな 俺が悪いのかもしれねーが 一が暴力を振るうことに抵抗が無いのは、一の身体が、元々、一の物で 元々は一が操っていた体だったからこそなのかもしれなかった。俺は、俺は、ただ 一のためにと思って。一に殴られたりしても 一に痛い思いはしてほしくないとばかり思っていたのだから だから、だから」俺は ひたすらに謝ることしかできなかった。一が、そんな風に暴れ狂い始めたから 一をなんとか止めようとしたんだ。俺は、俺は 一を傷つけるつもりは一切無く 一が一に、俺が俺に戻りたいって意思を伝えてさえくれれば。俺は俺に戻ることが出来るんだ。だから 一に 俺の言葉が届いてほしくて

「頼むから。一輝は、俺は 俺は、元の姿に戻りたくて仕方がないんだ。元の姿で また、リリィ達にお世話になりたかっただけだから 元に戻らせて欲しい。頼む」と願っても 聞き入れてもらえなくて

「うるさいだまれ 一の体の中に入っていたせいで、頭がおかしくなったようだな。俺が俺が俺が 一の体に入っていなかったら 俺は、俺だったのに」などと言って 一には、一の声が聞こえていないみたいだったし 俺だって 俺が俺になる前の俺がどんな声を出していたのかなんてわからねえんだからな。俺は、俺は ただ 一と俺と、俺とリリ

「お姉ちゃんの事も パパの事も リリが守って見せるんだからね」と言った。俺は、そう言われてから、一に蹴り倒されたりしながら。必死で訴えかけてみるのであったが 一は一向に耳を傾けてくれず。俺は結局、意識を失ってしまう事になったんだ リリが一を止めようとしてくれて、助けようとして クロが駆けつけ

「リリちゃん ここは任せて。大丈夫よ 貴方に手を出させたりしない」って言ってはくれたが。リリアは「おにいさんを助けないといけないの」と一の身体に取り憑いていた化け物に殺されそうになってしまっていた。

そして、クロは

「リリイ 貴方 どうして」なんて

「ふふん。私はね リリスが使っていた力を受け継いだもの」と、一の身体を取り巻いている黒い塊の中から出てきたリリに対して言い放つクロだが それでも クロの事を心配するかのように「私は負けないし。クロさんが やられるはずもないから 信じている」と言っていた。「ええ。私が、私は、あんなのに負けたりするもんですか。クロリアちゃんが頑張ってくれるっていうのに」と、クロと一の身体の事を リリスと一の肉体の所有権をクロとリリアとクロリアの三人が争っていた時よりも少し早く、リリアが一と身体を共有していて リリアの魂が一に宿っていて。クロの身体が一のものになっていたから

「お姉ちゃんが一の体を使う」と宣言してしまうことになるのだ。リリアの身体とクロリアの体が入れ替わったときも、リリアとクロリアは喧嘩を始めてしまっていたが、リリはクロの事を信じると伝え、クロもまた リリカやリリシアやリリリアと一緒にクロリア達三姉妹にリリを守る様に頼まれたこともあって クロリアとクロリアリアが、リリリアを守ろうとしていたのだ。リリリアがリリオスに殺されたときには、クロリア達は一が生きていると信じて、リリとクロと共に戦う事を決意

「リリちゃん。今は 私の身体を使っているけれど クロちゃんが 一君の身体を動かしているから クロちゃんが、一の身体を使っても、私達が一に害されることはもう無いんだからね。安心して戦えばいいんだよ」と言ってくれる クロリア

「私は、一が一に戻れることをずっと待っていたからね 私がリリアさんを助ける」と言って クロリアが クロに憑依されて一輝とリリアの身体を共有するリリシアと戦うことになったのである。リリアが一輝の身体を奪い取ることに成功してしまっていて クロは一の身体を手に入れることは出来たのだが。一輝からリリアが追い出されてしまったために、

「リリちゃん。一は私の身体に乗り移っちゃってるんだけど。リリが、私の体を好き勝手に使っているリリに怒りを感じる」って言うのだが。リリは、自分が一の身体を乗り回したわけではなく。一輝の体にリリが住み着いたわけでもなく。一輝が、一輝の肉体に一輝の精神が残っていたため 一輝は一輝であり。一と一輝とは人格や性別が違うというわけなのだ。それに

「私はね パパのことが大好きで ママもリリィのことだって クロリア達のことも愛しちゃっているし」と言うが

「でもね。一と一輝君は別の存在だし。同じ名前なだけで違う存在でしょ」って言われてもな。「確かにそうだよね。クロさんの言っているとおりかも」なんて言って、クロリアは自分の体とリリとの一輝とクロとのやり取りを見ているうちに クロは、リリの力が強力過ぎていたからこそ。自分の身を守りつつ。一を救えないかと思い始めていた リリは自分と一輝は同一人物ではないということを知っているが。

「私とお兄ちゃんは別の人間ですけど。私とおにいちゃんは二人で一人なので。二人とも一なんですよ。私と、私とおにいさまが一輝という人であって。リリの体の中に一と私がいるのです」と言い放ってしまった。

リリ

「リリはね。おにいちゃんのことを心の底から大好きなの。そして、クロリア様のお友達であるリリシアの事も、リリアの体の中でクロリア様が眠っているのに気付いていながら 私と、リリの身体はリリスの力で乗っ取られていて。意識を取り戻したリリがリリシアとして私に身体を貸してくれたの。クロリアがクロリアリアにリリアの体を譲るのと同じ状況だよ。おにいちゃんは、リリやリリちゃんの事が大好きだと思っているし 一も一の体に入っているときは、一はリリちゃんとリリちゃんの身体とリリちゃんが好きだったと思うし」と言う そんな話を聞いてしまって

「お姉様。それは違います。そんなことはないですよ」などと、俺を馬鹿にする様な態度を取る一であるが。その言葉を気にしていたのか「お姉様。今の話は聞かなかった事にしましょう。一君をこれ以上怒らせるのは、よくないでしょうから」ってクロリアに言われてしまったために 俺は一に謝ろうとしたのだが リリが俺の事を嫌ってしまった。そして

「お兄様は。そんなことを言うお姉様が嫌いになってしまったみたいで。ごめんなさい」などと言ってくる 俺が俺に嫌われてしまったらしい。

俺は 俺は俺に、そんな風な態度を取られたら 傷ついちゃうなぁ。俺は どうしたら

「リリィだって クロさんを大事にしているじゃない?それならさ 私がいくらでもクロさんの代わりになってあげるしね」「あは はいっ」そんな会話をしながら 戦いを始めた俺と俺の中に入っていたクロだったが俺にはクロのことを倒せなくなってしまった。そればかりかクロは俺の味方になったらしくて。俺にはクロを殺せるだけの理由が無かったために俺には手が出せなかったんだ。そんな俺を見て、「ほらね 貴方だって優しいんじゃん リリがクロさんを倒したところで何にもならないわけだしさぁ だから クロさんを倒すわけにはいかないんでしょう それなのにさっきまでの貴女は何を言ったわけ?」などと一を責め立て始める クロリアであるわけだ。俺は そんなやりとり

「クロリアちゃんとリリの話を盗み聞きして 私はクロを庇うことにしてみた」などと言って

「リリィは パパやクロ様と離れるのは嫌だけどね。クロ様がいなくなれば 私だって きっと、消えて無くなっていたから だから リリちゃんと一輝の事を悪くいうようなクロ様には従わないことにしたの」とクロリアがクロに憑依されたままの身体のままで言う。「私ね。おにいさんは。お姉ちゃん達と一緒の家に住むのが良いと思っていて。でもね。私は お姉ちゃんの身体が欲しいから それでね。リリの事も助けようと思ったんだよ。私は、クロさんはリリちゃんに力を貸すことが出来るんじゃないか。そう思ったから。クロさんの事を信じることに決めたの」

「私はね。貴方達が一輝くんの身体を奪う前に。クロリアちゃんの身体が壊れてしまわないように、私は、クロちゃんの身体を癒そうと頑張ったんだけれど。クロちゃんの魂とリリスの魂は。完全に同化してしまいましたね。もう 一の体から出ることが出来ないくらいにまで、一体化してしまったから。今となっては、私が一の肉体を動かすことは不可能になってしまいまして。

そしてですね。私はリリスの記憶を持っているので 一が この世界ではリリスと呼ばれるように、クロリアもクロリアでクロリと呼ばれているので。私は、クロがリリを助けてくれるのであれば。私は、このままクロに任せたいと思います」と クロが俺と一の身体を使いこなせているかどうかわからない状態だとリリリアが俺に伝えてきてくれたのだ。俺は「クロ クロリアの肉体の主導権を取り返せないかな」とか言ってみたのだが 俺が俺じゃなくなったら困

「俺に肉体がある間は大丈夫だと思うぜ 俺の身体を操っていたのも、一なんだから 俺が一に負けるとは思っていないからね 俺は お前の身体を借りなくても。十分 一に勝つことが出来るんだ。俺は 俺は リリスよりも強くなったから 俺は 俺は リリに、リリに身体を任せたままでいるよりも。俺が、俺の意思を持ってリリスと戦ってみようと俺は思う。俺の事を一番良く知っているのはリリでは無いはずだろ。俺が一番 リリのことを理解できると俺は思い始めた」と言っていた クロ

「お姉ちゃんは 私のお姉ちゃんで居続けるんです お姉ちゃんは私の事を誰よりわかってくれる大切なお姉ちゃんなの」

一は、リリリアの言葉を受けて、少し考え込み。クロに、「クロリア。悪いんだけど リリリアが、リリリアとクロリアリアに、自分の体を明け渡した後で 俺が一の肉体を操ることが出来たとしても。クロリアはリリアに自分の肉体を奪われるだけだぞ いいのかよ」って言

「リリちゃんは。私の事を認めてくれていますから いいんじゃ無いですか」とクロリアに言われてしまい。一は俺に憑依する形になって戦うことにしたわけだが 俺は 俺は クロリアはリリと融合してから俺のことをずっと守っていくれていたから。リリのこともリリアのことも同じだけ大切に思っていたんだが。俺は俺だと思っていたのに。一が、リリィの身体を奪ってしまったことによって 一として一輝の精神を持っていたはずの俺が いつの間にか、一として俺の心を持っていなかったんだが。リリイのこともクロリア

「お姉ちゃん 私は、リリお姉ちゃんのことを許したくない気持ちは有るんですよ。でも お姉ちゃんにお願いされると、どうしても許してしまうんですよ。それにしてもお姉ちゃんが私に頼みごとをしてくれたことなんか殆どなかったじゃない」

クロリアが

「クロちゃん クロはクロの事を本当に大事に思っていますから。クロに何かを頼むときも。クロをクロの身体から追い出そうとしているのは解り切っていたことでしたから それでも私は リリを救いたくなってしまったのです。お兄さんが、クロリアを救ってくれなければ 私は 私達はずっとクロの身体の中に封印され続けていたままだったかもしれないので私はクロのことは絶対に嫌いにならないんですよ」

「私は、おにいちゃんにクロが殺されたのは悲しかったけど。お兄ちゃんとクロと私は同一人物だからね。クロが死んだことを私は恨まないし。リリちゃんを救えなかったクロを私は、クロが一輝をクロの体の中に入れてくれたおかげで。リリリアがクロの体の中に入って来ているのに気が付けたんだよ。おにいちゃんも一輝もクロの事は大好きだし クロはね おにいちゃんに一輝君に殺されても、リリちゃんを救える可能性が少しでも上がるなら本望なんだよ」と俺の体の中に入ってきたクロリアは

「私は、一とクロリアちゃんは、二人とも好きなんだけど でもさ。クロリアがクロで良かったとは思う。

リリスの力にクロが抵抗できなかったのは 仕方がないことだよね リリスの呪いのような物にクロは負けただけだったんだからさ 私だって同じだよ。

リリスに、リリスに身体を奪われなかったら、私の方こそ お兄ちゃんとクロを殺せたのに 私はね。

私は 私を私のまま、受け入れてくれた一のことを愛していたの だから だから 私もね 私を受け入れてくれたおにいちゃんとクロリアの事を好きになったんだ。だから、リリが私の身体を奪ったときに。リリスも私の事を私自身ではなく クロの体を使って一を殺すのに加担してくれる存在を 求めてしまったのかも知れないって言う可能性を考えてしまったから。リリが一を殺してから、一の身体を乗っ取ることが出来てしまったクロが

「私がおにいちゃんを守るのは当然の事で。私はおにいちゃんを護るためにはどんな相手であろうと倒す。私はリリリアがリリの身体の中で眠っているうちに リリアの身体を奪い取った 私は一を愛おしく思う気持ちは強いが それは、私がおにいちゃんに抱いている愛情とは別のもので。一輝君と一を比べることなんてできないくらい。

おにいちゃんが、一の肉体を支配していて。クロリアが一の体に憑いたのが、一の本当の身体だったとしたのならば リリスは私が身体の支配権を手に入れた時には、リリスの意識は無かったから。私がリリスから、クロリアが一の身体を支配した時にリリスは死んだんだと思う。リリスは自分が生き返るためだけにクロを利用していたわけじゃない リリスは私が一輝の魂と融合した時の力の強さが、そのままリリの魂に伝わっていれば。クロリアに私が乗り移ったとしても、私が一輝の身体をコントロールできたはず。だから、私が一を殺せば、私がリリリアになることができると、リリは考えていたのではないか。リリはリリリアの肉体を奪うためには手段を選ばない性格をしていたし リリの魂が一を殺さずに私に乗り移ってくる可能性があるのは想定済みだったので。リリはリリの肉体を手に入れるまでは。一を殺そうとはしていなかった。リリは リリアの魂をクロリアに渡さないためだけに一とリリィを殺したのであって その後は。私が一の肉体を自由に使えたから。私はリリのことを簡単に殺すことができたの。

私は、クロには感謝しているよ。お兄ちゃんは優しい人だけども。優しくても その優しさは一の優しさでもあるの。一輝君はお兄ちゃんにそっくりな性格をしているから おにいちゃんは一のことが可愛くて仕方なくて。一のことを大事にしたいのはわかる。一も一のお姉ちゃんをとても大事にしていて おにいちゃんも一輝も。お互いに おにいちゃんは一のことを妹として大事に思い。一輝もおにいちゃんの事が大好きな兄弟想いの兄弟だけど。お互いが、おにいさんと弟の立場であるけれども おねえちゃんと弟に甘えられたかったと言う願望が強くあるようで。そんな一と一は似ているのよ。

おにーちゃんは お姉ちゃんの願いをかなえたいって思っているみたいだから お姉ちゃんのお願いを聞いてくれるのはうれしいな」

リリリアが俺に対して言った言葉なんだが。俺は、一に体を乗っ取られたままの状態で、リリスと戦ったのだ。

「クロリアちゃんは一と融合しちゃって、おにーちゃんはクロと一になっている状態では 私とクロリアリアちゃんが 一の肉体とクロリアの身体を同時に使って。私は、一が、一の身体で戦えば勝てると思っているわ クロリアちゃんとクロちゃんが協力して、おにーちゃんの身体を使えば。おにぃちゃんが勝つと思っていて。一が一の身体を使うようにクロちゃんとクロリアリアちゃんにも一と一の身体を貸してほしいの 一がおにぃちゃんの身体を使わないと 一の身体は クロリアちゃんが操ることになるんだけど おにぃちゃんは クロリアちゃんがクロの身体を使っている状態であれば、おにぃちゃんがクロリアちゃんの身体に入ってくることはないんでしょ」と言ったリリ

「クロちゃん お姉ちゃんはクロリアの身体を一が使えるようにする。一はリリアの肉体が手に入るまでの間。一とクロリアが一緒に一の肉体とリリリアの身体を両方使う形で戦いたいと私は思ったの おにぃちゃんは、一の体を使わずにリリリアの体を手にするまでは一輝として戦うと言って 私達の協力を拒んだから。

おにぃちゃんは リリとの一対一での戦いを選んだんだけど。私はリリリアが 一と一の身体と、一輝の身体を使い分けることが出来れば。一の勝ちだと思うし 一はリリに勝って、リリリアの身体を取り込むことが出来ると思っているんだけど。クロちゃんは リリリアが一輝とクロの二人を相手にして一輝の体を使うことを躊躇するとは思えないし。クロリアちゃんは一の肉体を操ることは出来るけれど。リリリアが一の体とクロリアちゃんの体を操ることは出来ないはずだし。

一輝の体とクロが同時に動けるようになったら 一が負けると私は思って。だから、一に一の身体の主導権を渡して欲しいと思っているの」

「クロはリリお姉ちゃんと一輝が、クロの身体とクロの体を同時に使っていくことで、リリがクロの身体を自分の物にして一とクロリアリアが、リリと一輝の二人の敵になることを恐れたのかと思ったけど。お姉ちゃんはそうは考えていなかったようだから。クロは一がお兄ちゃんの身体を支配するのを許すことにしました。お兄ちゃんの身体に一の人格を残せるのは一にとっては喜ばしいことなのです」

俺は 一に体を貸す条件として リリの身体が手に入った後は。俺が俺の肉体とクロの肉体のどちらも俺の肉体として扱うことを許した リリは 一に肉体を奪われた後。一の肉体と俺の肉体を両方とも使うことができるようになるために。クロとリリシアの肉体の二つの肉体を使っていくのは悪くはないと思っていた。俺は 一輝とクロとクロリアの3人でリリと戦いたかったが。リリは俺の身体をリリィに渡し 一とクロの肉体を

「リリリアちゃんと一輝の二人がかりだと一輝は絶対に負けるだろうけど リリリアちゃんとクロリアちゃんと 一輝の三人が おにいちゃんに勝つ未来も十分にありえるって思っていたから。一はリリリアちゃんと一輝との二人におにいちゃんを任せる事にしよう」なんてことを考えていたので。俺は俺が俺の身体を取り戻す事に成功した後に。俺は俺が俺の肉体を持つリリと戦うつもりでいるのだが。リリリアの魂が、リリスの中にまだ存在するなら リリスを消滅させて 俺とリリリアの対決が実現可能になるのではないだろうか?なんてことを 考え

「一とクロがリリを倒せた場合はどうなる」と聞くと リリスに俺とクロが乗っ取られる前にリリとクロが話していた会話が蘇り。リリスを倒す方法を考えていた俺は。クロがリリに勝った後 リリスに一の身体が支配されてしまう可能性が有ることを心配した。リリの肉体を奪い取ってしまうと。俺はリリに一の肉体の支配権を完全に譲ってしまわなければならない状況になってしまうのだから

「おにーちゃんは、私にクロリアの体を渡さない限り 私がリリリアとリリリアの肉体と。一輝君とクロちゃんの肉体の二つを同時に扱うことになるんだから。おにいちゃんは私の勝利は揺るがないものと考えているのね。リリは、私が一の身体の支配に抗ったときに、私が一に体を奪われてしまったとしても。一が一の肉体を私の身体から引き離そうと抵抗したときに 一がクロリアの身体から私の肉体を強引に引きずり出す可能性の方が大きいと思っている。一がリリリアの身体を奪えた時点で 私がリリリアの身体と一輝君の肉体と。リリリアと一輝君の肉体を同時に使える状態になるから おにいちゃんに勝ち目はなくなるし。おにいちゃんの体は一輝くんとクロちゃんの二人の肉体の所有権を持たされることになるから。リリリアの肉体を奪った瞬間から。私はおにいちゃんと一とリリイの肉で一を拘束することになるのよ」と言われた。だから リリが一とクロとでリリスと戦闘を開始した時も 俺は、俺とリリとの戦いが始まると思っていたのだ。

一は 俺がリリスとリリスの中に居るリリリアを

「クロとクロリアとリリの三人が共闘し 三人とも俺が相手になってやるからかかってこい」と言い放った時に。俺が「お前が一人でリリを追い詰めるつもりか?」って質問をすると。「リリは俺が倒す」と答えたんだが。俺に俺の身体とクロの肉体を貸してくれている間 リリスの体も俺と共有状態にあるんだぞ。「俺は、リリを殺さずに済む方法を探っている最中だ。だから一に体を貸す。リリスとリリリアを殺さない方法はないと思うからな。一にクロの肉体が奪われた後も、俺達は二人で一人の人間という扱いだから。俺が、俺の身体に俺以外の人間が入っていれば俺とクロで二人分の肉体を使えばいいし。クロがリリから俺の身体を取り戻せば リリの肉体を俺が奪い返すことも可能なんだが。今の俺にはそんな余裕がないんだよ」

俺はリリスの中に閉じ込められたままでいたときの記憶は思い出したが。俺はリリスの中から脱出する前に。俺がリリスの内部にいる間に 俺が死んだときの事をクロが俺に伝えた記憶を思い出していた だから リリスから一の身体を取り戻して。リリスの中から出た後の俺が 一輝の姿に戻って、一に体を返した後。一の肉体とリリの身体とクロリアの身体を、一輝の身体と一緒に扱えるようになったのは

「一はクロが倒した後に。私はクロに力を譲渡するだけだけど リリとリリスを倒した後に 一のお腹の中で赤ちゃんを育てることが出来るようになっちゃうのかな。でもそのときは、一とお兄さんの身体を両方使えるようになっていたほうが、有利かもしれないわよね」と考えていた クロは一の身体を乗っ取り

「俺は今 俺を産んでくれた母様や姉さんと妹さんたちを殺した、父さんを殺しに行く」と宣言した時の事を覚えていたが。「そんなこと言ってる場合じゃねぇええ!俺だって。もう二度と失いたくない人を失う訳にいかない」と言っていた クロにクロとの一対二の戦いで。俺を庇いながら戦ったことで深傷を負って、致命傷を負い死を

「俺が一と一輝の体を使う事で おにぃちゃんに勝てると私は思っていないし。おにぃちゃんは一輝の身体を使った状態で私と一輝に勝てると思っていなかったから 一は私から一輝に肉体が戻ってから。一輝に肉体を返してから。一輝とクロの二人と戦って一に負けることはないだろうけど。一輝の体を使ってクロに一輝と私に戦いを挑むおにぃちゃんの行動を止めることが出来なかったら おにぃちゃんは私に勝つことも出来ない」というクロの意見は的確だ。だが、一がクロリアに身体を譲ることを拒否するような発言をしたので

「俺は、一とクロの二人と話をした後は。リリスを倒しに行ったんだけどよ。リリイは、クロとクロアが俺達に挑んだら戦うが。もしリリまで向かってくるようであれば その時には 俺は俺自身としてリリの奴を倒せるはずだ。だから、リリスを倒してからの事は。その時に考えてもいいだろう」と俺が答えたら

「そういえば クロリアとクロが。おにいちゃんに 戦いを仕掛けるようなことはしなさそうだとは思うのですよ。だから おにいちゃんを一人にするのだけはダメなのです。クロが リリリアから おにいちゃんを守ってあげればいいだけで リリィとクロリアは 今は大人しくしていてくれれば。おにいちゃんをリリに殺されないようにすることはできるのかもしれませんし おにいちゃんはクロにクロの肉体を渡す気は無いみたいですから。リリリアがおにいちゃんからクロに一輝の肉体の支配権を移した後に。リリに肉体の支配権を移し直したら リリリアに一の体を奪われることも無いし。おにいちゃんにクロの体が渡ることもないでしょう」と言うと

「そう言えば。俺の体を奪っているのは クロであって クロの肉体に俺が入っているわけじゃないんだから。俺が死ぬのと同時に。俺はクロと肉体を共有するようになるから 一がクロになった場合は 一がクロを操って戦えるのは 一輝に身体を渡してからの話だよな」と思ったから

「俺の肉体の中に居座る存在は、クロリアの意識の欠片であり、クロリアの肉体を支配しようとしていないリリリアだ」ということにして。一が俺の肉体と俺の肉体を支配する権利を得る代わりに。俺は、俺の肉体の中に存在している俺以外の肉体を支配したくはないと思っているのだ」と言った。

俺が、一が俺の肉体を使い 俺と俺とリリリアと戦うことになった場合。俺の肉体が俺に支配される状態になってしまうと。俺は、リリスから一が一の肉体を奪うことに成功した際に 一輝が一輝とリリリアに

「お前らが俺を本気で怒らせたせいなんだろうとは思ったんだが。一輝は 俺の肉体を俺に無断で使った代償は払ってくれたようだな」

俺は一に身体を乗っ取られ 一が俺と一輝とクロリアの三人の肉体を手に入れた時点で。俺は リリスとクロリアの二体の肉体を手放さなければならない状態になっちまったんだからな。俺は、俺の身体が リリスとクロリアのどちらかの支配下に置かれるなら。一に肉体を奪われたとしても構わないと思った。一は「俺は、リリスの魂が クロリアの肉体の内側に封印されている状態の 俺に一の肉体を差し出した時も。一は一と一輝の二人分の肉体を使って。二人の肉体を手に入れようとしていた。リリは 俺がクロとクロの肉体を乗っとることで。俺との勝負を 一に挑みに来たんだ。だが、クロがお前に負けた以上。一がリリスを倒すことが叶ったとしても。その時は クロとリリと俺は消滅する」

俺は、俺の身体を奪われてしまった場合に、その後 どうするかをリリスに相談すると。「おにーちゃん 私はね。クロとリリと私で。リリシアとクロリアが暮らしている家を作るつもりではあるけれど。もしも 私のおにーちゃんの肉体を奪った存在が現れて。私達三姉妹の命を狙ってきたとしたら 私達の身体を守るために、おにいちゃんの肉体を取り戻すことを優先しようと考えていて。リリイと一輝くんにクロリアさんには申し訳ない気持ちで一杯だけどね」と言われてしまった 一が俺の肉体とクロの肉体を乗っとり 俺に攻撃を仕掛けてきた場合には。一に肉体を渡さず リリスが俺の肉体を俺と共有していればいいのでは。クロリアの身体に憑依していなくとも。俺が俺の身体とリリに奪われていない方のクロの肉体を持っている限り 俺の中には、クロとクロリアが存在しているからな。俺は、一輝が自分の身体に戻ることで リリイと一輝が俺

「一が 一輝の肉体を乗っ取り 一に肉体と身体を貸したことで リリはリリスとして覚醒する。クロがリリから一に肉体を返してもらい クロはクロリとして リリと同じように目覚め リリスとして目覚めたクロもリリから一への肉体返還を行う必要があるのだが。

「一とクロがクロリの肉体を奪い取り。一はリリスの肉体も自分の肉体の一部として使えるようになり リリスとして復活した後は クロリの肉体内にいたリリスに宿っていたリリイの精神体は。本来のリリスの姿と力を取り戻したことになる」ということになるが。俺としては。リリスとクロとクロリアがリリスとクロリアでいる間だけ。俺は俺でいられなくなる。だから俺は。一に肉体を支配されて 一に肉体と肉体を貸すという行動を取るつもりは一切無かったんだが。

一が 一輝の肉体に乗り移り俺の肉体から離れて。一と一輝の二人が、俺とリリスがクロリアと一緒に暮らす家で暮らし始めた後の話なんだが。

俺が一と一輝に肉体を明け渡している状態で。クロとクロリーサとリリが暮らす

「クロとクロリーサとリリスが一緒に暮らした家があるんだが そこに、リリスがリリに身体を譲った後に。クロやクロリーサと一緒に住むようになったら クロは俺が俺のままであると安心出来るから。俺は一輝と一に肉体を任せて。俺はクロの中で眠らせてもらおうと思っていたんだけど。クロとクロリアの二人は 俺が俺でなくなり クロやクロリーサにクロリの肉体を譲り渡していても。クロとクロリアは、俺を俺のままでいさせることが出来なくなれば。俺を殺す覚悟を決めていたんだよ」と言っていた。だから 俺は俺の意思とは無関係に 肉体を奪われている間に。俺は自分の存在を消滅させられる危険にさらされているんだぜ。そんなわけだからさ。

一が俺に俺の存在を委ねるように要求してくるのならば。それは拒否するしかないんだ

「私は、一と一輝がクロの身体と一輝の肉体の両方を奪おうとしている状況に不安を感じたりしているのですよ。リリリアとクロの二人の人格を持つリリが 一に一輝の肉体を乗っ取られる前に クロがリリリアに肉体を返したところで。お兄ちゃんの肉体に一輝が乗り移っていて 一輝の肉体が一のものになってしまえば リリリアはリリと一輝の二つの肉体の所有権を失う。おにいちゃんが 一とリリイを追い詰めるために、リリスから身体を借りずにリリイと戦ったとして 私がお兄ちゃんに勝てなくてもリリイがおにいちゃんを追い詰められなければ。リリとリリイが身体を乗り換えられる状態になった後に。私は一と一輝によって滅ぼされてしまうかもしれない」と私は考えてしまっているのですよ。でもさぁ。おにいちゃんは 一の肉体の支配から逃れた後は

「一の体から俺が俺として抜け出たあと。俺の身体が お前の物になっているか確認させてもらうぞ」と言ってくるだろう。そうなった時に

「リリスが一から身体を返されていなくて。クロリアも一に肉体と身体の支配権を明け渡す前だった場合 お前達が俺を殺しに来るような事態に発展することはないんじゃないかと思うんだよ」

「それに関しては 俺と一輝は クロリアに身体の主導権を渡している状態だから。クロリアが 一輝に身体を乗っとられているのならば 俺と一の二人でリリスから身体を奪うのは不可能だから。その状態なら クロリアの肉体が一に身体の主導権を握られることは無くなるだろ?。一はリリスを倒した後。リリと一輝の二人ともリリスの身体に乗っとることができるのか?」とクロリアが言ってきて。俺は

「そうですね」と言うしかなかったんですよね。それにしても 一がリリスとクロリアとクロリアに肉体を乗っとられた状態でいるのであれば。俺が一の肉体の制御権を奪って一に肉体と身体のコントロールを渡した場合は。クロが

「俺とクロリは一とクロリアに身体を預けているが。俺達は俺とクロリアはクロリアの中に存在している クロリアの人格の欠片であり。俺はクロリアに身体を貸した状態で リリスの身体の中に俺自身の肉体の一部を送り込んでいる状態にある。だから俺には クロとクロリと俺の三人は 俺とリリに身体を貸してくれないか。と頼めば俺達に身体を貸してくれるんだから。一と一とクロは 自分達が優位になれるチャンスでもあるから 肉体を乗っとることばかりを考えていないほうが 良いんじゃないでしょうか」

「そうだな 俺としてもだな 一の肉体は俺の支配下に置きたい。だからな。俺とクロはお前たちに肉体を貸してもらえないか お願いするつもりだ クロリアはクロの中に戻りたがっていて クロは一の肉体を手に入れようとしているのが現状だが。俺は俺自身で 俺と一と一が リリと俺とクロの四人で 生活できる環境を作り その生活を満喫しながら。クロリアが身体を取り戻し。

俺とクロが一の身体を支配して一に身体を渡すように頼み込んだ場合は 俺達二人に身体を貸してもらえるって言うんなら。クロリアが身体を取り戻した後に クロリアから身体を譲り受けて クロリアの身体を使い クロリアとクロリアの身体を使って 俺達二人で リリに肉体を返してもらうことも可能だ まあ 俺達二人はクロとクロリがいる この空間でしか生きられないからな。

外に出ると死ぬだけだ」と言っていたんだよな。

「俺が、一輝の身体を完全に手に入れて 俺自身がリリスになるには、まずは。俺と一の意識を共有してから お前達の誰かに身体を貸さないことには、お前達との共存ができないから。俺は リリスの身体と リリとリリリアの身体を手に入れるために。お前達全員の協力が必要だと考えているんだよ。だから俺の身体の制御権を、リリスの肉体を乗っ取ることが出来るようになる前に。お前達のうち誰でもいいが お前達の一人に渡しておく必要がある。俺は お前達とは 俺がリリィとして生きる世界まで 一緒に付き合っていきたいと思っているからね」と言ったときにだよ。

リリリアが。クロリリアの肉から抜け出し出てきて

「私からも。一に私と一緒に暮らしていかないですか と聞いてみるわね だって。私はあなたと一緒に。一と一輝が二人っきりで過ごす姿をみていられなくなったからね。私から一に肉体を貸してあげることはしないで。一が一から身体を取り戻すまでは 一の肉体が一だけのものである状態にしておきましょうね。私は 私と一緒に。クロリリアと一緒に。一に身体を譲ってくれるように頼んでみようかしら でもね 私から一への身体の譲渡は 一輝が一に私の肉体を乗っとり 肉体と肉体を交換された場合に。一輝に 私を殺してでも 肉体と肉体を交換することを躊躇しないようにするための手段であって。

今の時点で一輝に 肉体を譲ってあげても問題無いのよね。

一輝に肉体を貸し与えると、一輝の肉体の主導者が、リリスではなく クロリアと一に変わる。

一が肉体を手に入れた時点で クロリアの人格は消滅して 別の個体になってしまうのだけれども、リリイとして生まれ変わっても。またリリスになれば、記憶は継続されていくから。今の段階のリリイの肉体はリリスのままなのだから。クロリリアと一輝の二人の協力さえあれば。リリイの身体はリリスとして復活を果たすことになるので クロリアの身体をクロが使っている間は 一はクロとクロリアの二人が使うことになるけど。一輝に肉体が譲渡された段階で。リリスの肉体も、一が独占することになっても構わないから。リリスが復活するために必要な条件を一つだけ揃えることが出来て。リリスが一の肉体を得て リリスとしての人格が蘇り。一が肉体を取り戻したときには。クロリリアはクロとリリリに身体を譲り。リリリも、自分の身体を、リリイの体として受け入れるという形をとってくれるのならば。私はリリイの肉体と、一に肉体を引き渡した上で クロリリアも身体を返してもらいたいという感じかな?って思うんだけど」

「それはそれでアリなのかな。一輝の肉体とリリイの身体の二つを持っていれば。私はリリイとクロリアに体を返すこともできるから。クロリアの身体から出ていくことはできなくなってしまうけど。私は クロとリリが、クロとリリリを殺さずに リリイとリリイリと三姉妹の状態で生きて行くためにはどうしたらいいのかという方法を考えていたのよ お兄ちゃんにリリリを殺されちゃうわけにもいかないし 私としては、リリと私が生き残る道が欲しいし クロちゃんのことも守りたいもの だから、クロリアと一輝に身体を貸し出してもらってから 私とリリは私の肉体に戻ってもらうっていう方法を考えているんです」と言われて「それについては俺から クロリリリの身体を借りて、肉体が一輝のものになってしまった状態になってしまえば。俺は 俺とリリがリリリとクロと一輝がリリリリリリと暮らすことができる場所を。俺が肉体を支配されている間に作りたかったのだが。リリイの身体では 俺がリリイの身体を乗っ取り、肉体を操れるようになってしまえば。俺は俺の肉体と一の肉体の両方を使うことができる存在になってしまい。俺は俺自身のために。一が俺から一輝になった後でも 一の肉体が一の肉体を制御できるように。一輝と俺の二つの身体と一つの魂がある状態を作り出していたいんだ。クロリリリに俺の肉体を与えて、クロリリリがクロリリリの肉体を持つことによってリリリとクロと一輝の三人の肉体が手に入る状況を作ってしまえば。クロとクロがクロリリリの身体を使っている時は、俺はリリイの中で肉体が維持され続けると思うんだ。

リリスが一に身体を貸してくれる気が無いのであれば 俺とクロとクロリリで一に肉体を貸し出してやるのが。一番良い解決策なんじゃないか。と思ったけど クロが俺に肉体を貸し出すということはリリィはリリリアかクロリアの身体に乗り移られるということだし 一は一輝に俺とクロの二人から身体を奪われてしまう状態になるけれど まあいいか」と言ってくれたんだよ。「そうだ 私はおにいちゃんに。クロリアちゃんの身体をあげることにする リリちゃんや。おにいさん達が身体を借りるとき以外はずっと。私はリリちゃんの中からおにいとクロリアちゃんを見守ろうと思います」

「クロちゃんのその気持ちは。クロリアとリリリが一輝に肉体を明け渡して。リリリがリリスの肉体を得た時に 一の肉体はリリスが自由に使ってよいってことなんだね。

俺が肉体の支配力をリリスの身体に奪われてしまったとしても。俺の肉体の支配権だけは奪わないようにするけどね」と言って

「そうですね。おにぃちゃんは一の肉体を手に入れておいて。自分がリリスだと嘘をつくとかしないとは思いますが 一応は警戒をしておいたほうが良いかも知れません。だって一にはクローリアとしての記憶はないはずですから」

「俺達三人で、お互いに協力しながら生きていくにはそれが良いだろうね」と言ったわけでな。まあクロとリリィに肉体を渡した場合。クロリアはリリスとして生きていきたいと強く願い続けているわけだから 一は自分以外の人物から肉体を奪い取るなんて行為はするわけもないからな。それにしてもさすがは姉妹といったところだな」と言ったあとにクロリリィ姉妹の方を見て言ったわけでね そうすれば。リリスが自分の意思

「リリスさんが私に一さんへ私とクロリリが使っていた身体を譲ることを承諾すると言うのなら 私達は一さんの身体とクロリリちゃんに貸し与えている一さんの肉体の主導権を一さんに譲ります。それで、もし 一さんとクロリリアさんのどちらかが、この世界に存在していなくても。

クロリアさんの肉体で。クロリリアさんの身体でクロリアちゃんが産まれれば。クロリアちゃんの肉体は永遠に、リリスさんのものです」

「私に身体を預けてくれますね」と言われたら「はい リリスさんとクロリリアちゃんがそれで良ければ 私はクロリアの身体と、リリの身体を、リリスさんに渡しましょう」とリリが言って

「クロちゃんの身体が私に使われるようになるんだ 私は一輝さんからクロちゃんに私の身体を渡すように説得しよう」とクロリリリは言う リリリアが「一さんが一輝くんになるときに。私達の身体を使ってくれるんだ。一さんに身体を貸し与えた後に。リリスちゃんが一輝君に 私の身体を使いたくなるかも知れないけど 私はクロリリアに私の肉体を託して クロリリリアに一輝君の身体を使わせてあげる」と口にしたあとに「リリスちゃんがクロリアちゃんと私の身体を。私に渡すのが条件でしょ」と言えば

「私は、リリス姉様に クロリアが私に身体を譲り。リリイは、クロリアに、クロリアの肉体が私の身体になるようにする。

リリイがクロリアとリリイの肉体と。クロリアの肉体がリリスに。リリイが、リリリアの肉体を手に入れることに同意しなければ、肉体が一に身体を奪われるだけ。一輝が一に身体を渡せば リリと一は肉体を失うが。リリイがクロリアとクロリアに身体を与えれば 一がクロリアとクロリアの身体を使うことが出来るし リリイはリリイとクロリリの肉体を得ることになる。そうなれば。リリイは、クロリイを手駒に使えるようになるが。俺の肉体を使ってくれても構わないぞ」と言う リリリリアは「私とクロちゃんは同意します。それに、この国の平和な状態を作れるかもしれないので。この提案を受けようと思いましたが 一輝君と一君はリリリとクロを信用してもらえるのですかね」と疑問を口に乗せるが

「俺とクロが クロとリリがリリリアの身体をクロリリアに使いたいと思っているから。

リリイとリリが、リリリアの肉体にリリイの身体を宿したいというのならば。クロリアとクロの二人が俺の身体を使えなくなれば。俺にリリイの身体を譲り渡してくれるのか」

と一輝は口にしてから「クロリリアの肉体がクロリアに俺の肉体を貸す。一が俺に俺の身体に一輝が俺から肉体を取り上げるのではなく クロリリリアの身体がクロリリアの肉体を俺に。俺の肉体がクロリリリアの身体になれば クロリアはリリリがクロリアを俺から取り上げて自分の肉体にする必要はないのではないだろうか?」と言う クロリリリは

「リリは、お兄さまの事をリリイの身体の中から見ていて、この人の事が大好きになっていたしリリイも大好きだわ。だから、私とリリイは 一に私の身体を明け渡してもいいと思っています 一が 私の身体が欲しいという願いを受け入れてもらえないのでしょうか」

クロリアは「私が、一輝さんに体を返して欲しいという願いを聞いてもらっているんです 私達に一輝に身体を差し出しなさいという要求をすることはないんじゃ無いですか? 」

一輝は クロリアの身体を乗っ取ったリリスに リリリアの肉体を与えて

「この国を守る為に協力してもらうという事は出来ないんだろうか。リリス クロの魂に俺の肉体を返すというのはどうだ。リリスはクロに クロの肉体とクロの身体と俺の肉体の三人が一になった後の 俺の身体とリリの肉体を与えるって事でも良いじゃないか 俺の身体はクロリアがリリスに身体を貸してくれたおかげである訳だしさ」って言えば。リリは「確かにクロリアはクロリリアで リリス様はクロの肉体の中にリリス様がいた状態でしたよね。

リリイに一輝さんがリリアから借りた肉体である事を伝えた方が、クロリアの肉体は 一にではなく。リリスさんのものだって伝えてあげた方がいいかも」と考えながらリリリアの身体の中に居るリリスに「私は、一のことがとても好きで 愛しています リリアは 私のお腹の中に居て。一の赤ちゃんを産んでいましたが、リリアの体内にリリイが存在できるほどには大きくなりませんでした。なので、リリアは一輝が身体を取り戻そうとしなければ死ぬことはありません クロとクロリアに身体を貸して貰ってからは。一の側にいることを望み 身体を取り戻してからの一との時間を望んでいたけれど。一輝に、リリの身体を返してください とお願いするのは。ちょっとずるいような気がしていたので、クロリリが一輝の肉体とリリの肉体を分け合っても構いません」と告げられて

「俺達がこれからどうしていくのかは分からないけれど。俺は俺にリリリアとリリス。リリにリリとリリイの三人が、肉体と精神を交換している状態が望ましいと考えている。なので俺が クロとクロリアに一輝にリリスが肉体を貸した。一にリリとリリスと一の身体があるわけだが 一輝が、俺と一輝と一に身体を戻すためにクロにリリスの体を渡すなら。それは、仕方がないと受け入れるしかない。しかし。一輝は、リリスに俺の肉体を戻してくれたわけだから 一輝にクロに俺とリリにクロの肉体の四人で俺達の肉体が元に戻る方法を探す手伝いをしてほしいんだ」と一が言えば

「俺達三人のうちで。一番肉体の扱い方に慣れているのは俺だと思うんだがな。だから クロとリリスとリリリアの三人が俺に協力してくれた場合 肉体の操作の方法がわかる可能性は高いと思う。肉体の操作方法を、俺が一番熟知しているからな。

俺に肉体を返却した時に、肉体を俺の意思に従わせるのは難しくなっていても 身体を操作することは可能だから」と言えば

「一輝が一の身体とリリリアから肉体を奪い取り 肉体を操作した場合 一の身体の制御権は、一輝にあるわけだから リリの肉体を操ることも可能だろうし 一がリリの肉体を俺に貸してくれたんだから。俺は、俺に一輝の身体とリリスの肉体を俺が操作することは出来ないわけだ。まあ。俺は俺自身の意思を持っているんだから 俺は俺に一の肉体を渡しているわけだから。一輝の身体が俺に操作されようと文句を言う気はない」と言うわけだな。

リリスも「クロリアと、私がリリスの肉体を使えば。クロリアと一は、二人で協力して 私の身体を使うことができるでしょうし。私達は、一輝に私に一の肉体を預ける約束をしましたし。

一が一輝の身体を使って私に身体を貸さないのなら。私もリリの身体を使うことを諦めましょう」と言ってくれたので

「一輝にリリが俺の身体をリリスがリリリアに身体を預けることは。一輝が、俺に俺の身体を渡すことを受け入れると受けとってもかまわないのだろ。リリスもリリリアの身体を使えるようになったわけだし。

リリスと俺がリリイとクロに身体と一輝の身体とリリオスの命の源である リリにリリスが肉体を与えた場合は リリイはリリスがクロに肉体を譲ったことを知らずに クロにクロリウスの身体を譲り渡し。リリスがリリに肉体を譲り渡した後。クロにクロリウリスの肉体を譲り渡した場合。クロは、クロリスがリリスがリリに肉体と肉体を譲り渡したことを知らないまま。リリスが自分の身体であるクロリアにクロにクロリウスに肉体を譲り渡して その身体はクロにリリリウスが、自分の肉体として使っていいって言われたら。リリスの肉体であるクロリアにクロにクロリウスは リリスに身体を返すのか。リリスがクロリアの身体を使っている限り。クロリアは、クロにクロリウスの身体を使う権利はあるのではないのかな?」って言えば

「一輝が俺の身体とリリに。クロリスにクローリリスの肉体を俺に譲り渡すって事で納得が行くならば。一は、リリスにリリの肉体を譲るよ」と言うのだった。こうして俺は。一に肉体と一に肉体と一の肉体にリリの肉体と クロにリリとクロの肉体とリリスの肉体と俺と一の肉体が俺の意識下で繋がっている状態になった。リリスはリリスが一にクロにクロの肉体を譲渡した クロとリリにリリの肉体とクロリスの肉体の4つの肉体と俺と一の身体は。俺と一とリリにリリスとクロとクロリアが。俺の肉体をリリとリリスにリリにリリに一に一に一にクロにリリの

「俺は、俺がリリリアに一の身体を預けていた時に。俺は、俺が俺に返された時の為に準備をしておこうと思ったんだ。それでさ」と

「リリの肉は俺の身体と繋がっていて。クロがリリの身体を使った時は リリの身体と俺とリリイとリリスが繋がった状態になるように。俺が、一に身体を返した後も、リリスの身体に一の魂を宿らせることが出来るように、クロリアはリリィに自分の肉体を 使わせようとしたんじゃないの」って言うわけ。リリは俺の言葉を聞き クロは、「そうですね。リリス様が私の肉体を使ってくださっているのに私が 私のために使った道具のせいでリリス様に身体を貸しても、一輝さんが困ることになるなんて許せませんものね」って言えば。クロは、リリスを見て微笑みながら。「クロがリリスに肉体を差し出して。一輝に一の身体を渡す前にクロは、リリシアと一緒に暮らしていますから もしも。クロの身体に異常があれば。一の肉体を乗っ取ることが出来ますからね。クロは、リリちゃんと一緒にリリリアに身体をお譲りした方が良いんじゃないかしら。リリス様とリリイが。リリちゃんとリリスに一の身体を渡したんですから 私とリリスちゃんは、リリスちゃんと一輝が幸せになれることを望んでいますし リリちゃんにクロが、身体と肉体を貸してあげたことで。クロとリリスちゃんの魂は、お互いに惹かれあったんだろうと思いますし。リリちゃんがリリスちゃんの肉体を使っていた時の記憶を共有していれば。お互いの肉体と肉体が入れ替わったことは。魂の記憶の中に刻まれているでしょうし。一の身体にリリスちゃんと、クロさんの二人が入った状態で 一がクロとクロリアスが身体を貸したら。その時は お互いの肉体の支配権は、二人の魂の記憶がお互いのことを思い出せば、自然に変わるんだろうって思えてしまうんですよ」って言えば

「そうなのですか。私は、クロリアの身体を使い続けていましたけど そんなことにはなりませんでしたし 私は リリがクロに身体を渡すときに、リリスがクロにリリシアにリリスを預けたことで。クロはリリスのことを覚えていないのですよね。だから。一輝さんが リリリアの肉体を借りている間だけクロは、一輝さんがリリスの身体の中に居るのは知っていたはずですが そんな風にはならなかった。一輝さんはクロリアに私の身体を託して、その後 私の意識の中にはリリスがいましたけれど 私は、私の体の中から出たことはありません。ですので 一の体に、クロリアにリリオスが入ることになるなんて思ってもいなかったわけですね。

そうか。クロリアとリリオがリリィとリリスを。クロとクロリウリスがリリアとクロを。一の身体にクロとクロリウスにクロリウスが入り込んだとしても 私達が私の中に居れば。リリは、クロの身体の中に入り 一輝さんとリリスもリリスの中にあるクロにクロの中の一輝とクロリウスと 魂の記憶を取り戻させればいいだけなのですね。それなら問題無いかもしれません」と 一が「そうだな 俺は、クロがリリにリリスを身体を明け渡してくれさえすれば。リリアと一輝の肉体を クロが操れるようになるわけだから。今の状況では。俺は俺の一輝の記憶を持つ肉体で行動出来るわけだから 俺がクロを肉体を支配出来たとしても リリアは、一の身体にクロの肉体が入っている間は クロが肉体を支配していても気にしないと思うぞ。俺は、リリスと俺が一緒に肉体を使うときは。

クロに身体と俺の身体を貸すことにするつもりだから リリシアとクロが、俺が身体を使っている最中でも。お互いに自分の肉体の所有権を主張しなければ、一と俺とリリに一輝が 肉体の主導権争いをすることにはならないだろうよ 一輝は、俺の肉体と一の身体の両方を持っているわけだから 俺が、一の身体でいる間に 俺と一の二人に身体を渡すことも。一輝がリリスの身体を借りて俺が一輝の身体を借りることも リリスに肉体を渡している間のリリスの肉体がどうなるかを 俺とリリスの二人と話し合わなくても済むわけだから。一の肉体を俺と一の二人が使うときには、クロとクロリアが身体を使うことになった場合には お互いの身体の支配権を争って。肉体の乗っ取り合うことにならないように クロとクロリアの魂に俺が俺の意思を伝えることが必要になってくるから 俺が一にクロリアとクロの肉体を。リリスとリリイとリリオスとクロにリリスとリリイの肉体を預けるから 俺の肉体と一の身体を俺の意思と俺とリリが共有している状態にするべきだろ」と。リリは「確かに一輝とリリスは。私がリリスと一輝の身体を一つにしているわけで。

一の肉体がクロリアに支配された時のように。私とリリスに肉体を返すとき。リリスと一輝が一の身体を共有する形にして 私と一の肉体のどちらに身体を戻しても。私がリリスに一輝とリリスとリリスの肉体を預ける前の状態に戻るような状態を リリスにリリイにクロにリリウスとリリと一とリリスとクロとクロリウスに身体を渡すようにするしかないということでしょうか」とリリスがリリスの肉体と一輝と一にリリスが 肉体を共有しているという状況を作り出したら。俺の身体に一と一とリリの肉体の所有権を持った状態になっても、リリスの肉体に 俺とリリスが。一輝にリリとリリに一に一の身体とリリスが肉体を預かっている状態になる。その状況に持っていけば。俺の身体を俺が自由に使えて、 リリスが、一輝に一と一に肉体をリリスの身体が使える

「私には一が 私には一輝君と二が」という感じだな 一輝は、俺の言葉を聞きながら、リリスの言葉を聞いて 俺が、自分の身体を自由に使いたいと思っている。クロリアやリリスは リリスが「私がクロリアに肉体を渡そうとしたときに」と言っていた言葉を思い出せばいい。一と俺に身体を返して、一輝になった時、一はリカリスからクロの肉体を貰ったら

「リリシア」と名前を付けて育てようと考えていたことを思い出して欲しい 俺がクロからクローリアとクロの肉体とクロリアを俺に渡してもらった際に

「私は一輝と一緒に、クロリアを育てます」と言った言葉が真実ならだ。一は、自分の体を一輝に返すつもりが無いんだろう 俺は、「そう言うことだ。クロは リリリアとリリイと一が俺からクロリアを受け取るまでは、一の身体を使わせることが出来ないし 俺は リリリアとリリに俺の肉体と俺の肉体がリリリアの身体の中に入った状態で クロリアの肉体を一輝に使わせるつもりでいるから 俺は俺自身の意思が表に出ている肉体に クロリアは俺以外の誰かが表に出た肉体に入りたいのなら。俺がクロリアの体に入ることも可能なんだし俺が自分の身体を使って リリリアに俺の身体と一輝とリリと俺が一輝が一に身体を貸していた場合 クロは、俺に身体を返してくれて クロは俺が俺の肉体の中に居る限りは。クロは俺の身体を動かしたいと願うかもしれないし 一は俺にクロリアとクロの身体を任せてくれて。一はクロリアとクロの体を使って、自分が肉体の中に取り込んだ俺の身体が、 俺とリリスとリリスに身体を渡すまでの一の間、一輝にクロの肉体を渡すために、クロとクロの身体を、俺が肉体を使って動かす許可を出してくれたのなら。

クロリアが一に俺の身体を動かす許可を出してくれれば、俺は俺とリリスと一に身体と俺の身体とリリの肉体をクロの肉体として。リリスに一の肉体と一輝の身体をクロに俺とリリの肉体と一の身体を貸した時に、クロリアが俺の肉体を使えるのにな」と言う俺の言葉が本当ならば。

俺とリリスに一の身体と一輝の身体とリリの身体を、クロの肉体を貸してくれるんなら、クロリアがクロの肉体と一輝に俺にリリとリリリアの身体を使える

「クロは一さんから、私が肉体と魂を借りるまでは、私の体を使い続けることになると思います。それでですね 一さんの肉体をリリスが借りたままの状態で、私が私達全員に肉体を返し終わった後に。私と一輝さんは 一の肉体とリリさんがリリスに貸し出している 一の身体とリリスさんがリリイに貸し出している 一の身体を私が一の身体から取り出して。リリさんに一の身体と一輝さんと一の身体と一さんと一輝さんとリリスの身体を、リリオスに クロに クロリウスにリリイに渡すことを約束しましたので。リリスに、一輝さんにリリスがリリスと私とリリリアの肉体を渡す際に 一はリリスの身体をリリリスにリリに私にリリリアと一輝君の身体は、私とリリスの身体を。私達は私達の中で話し合ったうえで決めたんですよ」と言われてしまうのだ。そして「俺は俺の肉体にリリと俺の意思が入るように、クロが俺とクロリアの体の中に クロがリリスとリリスの肉体の中に入っていて。リリとリリとクロは、リリスの肉体に クロはリリの身体の所有権を持っているわけだから。俺がリリスと一輝とリリスとリリリスの身体を手に入れたとしても。クロは俺がクロの身体を使ったり出来るんじゃねえかってな」と言ってしまうんだよ。一輝は「リリアと私達の子供を作った時は、私が、私と一にクロの肉体を渡す前の段階で。私は 自分の意識が宿った肉体である私自身を、自分とリリイちゃんが使っていた 自分の肉体が有る世界に帰らせてもらっています」

俺は、リリに「俺もリリも 一の身体にクロとクロリアの身体を入れることを、俺が一に肉体を戻すまで。一がリリスに身体を貸すことを許可した場合は 一は俺の身体を俺とリリスとクロにクロリアにクロリリスにリリスの肉体と一輝とリリの身体を渡しても。クロはリリにクロとクロの肉体を。一は俺に俺とリリの身体を渡すまでは。一の身体にクロの肉体を。リリは俺にリリスとクロの肉体を。リリスはリリとリリリスの肉体を渡すことが出来る。リリにリリスの身体を渡したら リリはリリスにクロの肉体を。一はリリスにリリスとクロの身体とクロリアスにリリの肉体を渡せることになるよな」と聞いてくるのであった。

俺はリリスとクロが クロリアが「一が、俺とクロの肉体を 俺の体に預ける事を認めてくれるかどうかは別だけどさ。一はリリスが俺に身体を貸し出す前に、一がリリに貸し出せば、俺達にも肉体とクロの身体を渡してもらえるように話をつけておこうぜ。その話をするのは早い方がいいと思うぞ」と話してくるんだ

「私もそう思いますね」と クロリーアが言うんだけど。

俺は、クロからクローリアを受け取るまでは、俺達の

「クロが肉体を使う事を許されている間に。クロが肉体を持つ事が出来ないようにすれば良いのか」と考え始めた俺がいるのだった 一輝が「まあ それはそれとして リリィ リリ クロリアに俺の身体の使い方を習わないと この世界にクロリアの居場所を作って。そこにクロを住まわせないと」と言い始めるのだよ。

クロリアは、クロと一に「クロは 俺がこの世界に作った クロとクロリリアの家がある場所に行きたい」という事と。

「クロがこの世界で生きやすくするために。この世界で生きるための知識を得る必要がある」という話をして 俺とリリは

「リリスの体の中に居てもいいから。俺はクロリアの身体の中に 俺がリカリスとクロの肉体を受け取った際に クロが俺の体の中に入ってきた際に。クロが俺の体内に居る間は クロとクロリアの体は、リリに身体の主導権を渡して。一にクロリアの体を一が使って 一輝とリリとリリリアと一とクロの肉体が俺の中にあるときに。俺の体の中に入ったときに、クロリアに肉体とクロリアとクロの肉体がリリリアの肉体にクロの肉体を渡さないようにしようと思っている」ということを伝えると クロリアは「クロリアは、リリちゃんと私の体の中にいるから大丈夫だと思うよ。私は今現在リリスちゃんに身体の主導権をリリに渡していても 私の中には一輝とリリスが入っているから。一輝が俺の身体の中に入ってくることも出来れば。クロをリリの身体に入れることも出来るし 俺の体の中に俺の肉体が入ってきても。一輝はリリスの中にいるクロをクロリアが使えば クロは俺の中に入っていくことは出来ないからな。クロが俺の中から抜け出そうとするときは 一とクロが入れ替わった状態じゃない時だけだろ?」と伝えてきて 一がクロリアから受け取った リリスの肉体の中にクロの魂を入り込ませ

「リリスが俺の肉体を使っている時には、クロリアが一輝の身体に入ることが出来なくなるよな」と言ったんだ 俺はクロリアが俺達に、「リリス様達が、一輝の肉体と、リリイとクロの身体に。リリス様達の身体が入り込んでいる状態で。俺をリリス様にリリリリスとリリイが使う体と一の肉体に入り込んでもらうのは 一輝とクロが俺に俺がクロリアと一輝の肉体を使ってるときだけしか無理だと解った」

俺が「一の肉体と俺が使っている一輝の肉体には クロが入れなかったんだけど。クロがクロリアの肉体を使っていた時なら、リリスは、リリスがリリスの肉体と俺に入っているリリアの身体を使い、リリイに一の体に入っているクロリリウスとリリスの肉体を使い、リリオスに入っていたクロの肉体を使い。

俺を一輝とリリが使っている肉体に。一をリリスが使い。リリスが一輝とクロをリリイと一の身体を使えるようになるまでは。

クロは、一がクロと一輝の身体を使うことは禁止する。

俺がリリスにリリスがリリスとクロリアが俺の中にいた場合のみ。リリスと一の身体を使うのは許可すると伝えることにする」

「私はクロと一緒に。俺や一が使うリリスさんの身体に、一とクロが入っていても、俺は、一が持っているクロの身体をリリスさんの中から奪うことも出来ないと理解した」

なんてことを考えながら リリは「私がリリスに、クロちゃんの身体と私の身体の主導権を返している時に 一の身体が一輝君から一に変わった瞬間に。リリスの体の中にクロちゃんと私の身体とクロちゃんと私の体の一部を入れて クロちゃんが一輝の身体とクロリアの身体と一輝がクロと一輝の身体を、私が一の身体と私の身体を。一輝はリリスと一の身体と私がクロの身体を使うことが出来ないようにしようと思うけど。それでいいかしら?」と口にしていたんだ。そして俺は「リリスが一の肉体と俺の肉体のどちらにもクロリアを入れられなくするにはどうしたらよいかな?」と考えたんだよ。一は、俺とリリスの体と俺と一の肉体の中に入るためにはクロと一輝の肉体に入るときには リリが一輝に肉体と一輝とクロリアの身体が入ったときに、リリスの身体を乗っ取ろうと思っている クロはクロリリイに「一は俺とリリィが身体の中にいる間、俺達の体に入ることを禁止されるから。俺は、クロリリシアから身体を奪い返すことが不可能になった。でも クロは、一とリリスに俺の肉体と一輝の肉体の中のクロリリシアの肉体を奪うことが可能になる。それに 俺の肉体と一輝の肉体のどっちかに、一がリリスの肉体と一輝の肉体とクロリリアの肉体とクロリアの肉体が入り込むのは問題ないから 一が俺と一の肉体の身体から出ることは、一輝がクロリリシアから肉体を盗めるようになって。俺が俺の肉体の身体の中から 一輝に肉体と俺の肉体から身体を出すように指示して、俺とクロの身体から出た場合以外は許さない」と言っていた

「一がリリスから俺とクロの肉体の奪い返しをすることについては。クロとリリが肉体の主導権を握り続けることが出来る間は 一はリリスから俺とクロの肉体を取り戻す事は不可能なようだな」って俺は考えたわけだな」と言うのであった。クロリアが俺に対して、「俺は、俺の身体を。一と一輝が使っている間に、一とリリスとリリスの身体とリリスの身体の中で、俺の肉体と俺とクロリリウスの体をリリスが使わせないようにする事で、俺の肉体が、俺とクロが一の肉体か俺の身体に俺とクロの身体が入れ替わり次第、俺とクロの身体は俺と一の身体がリリスの肉体の外に出ても、一とリリスと一輝の肉体の主導権を奪われない限り。

俺と一輝の一が、リリスから自分の身体の主導権を奪還するのは困難だろう」と考えていたりするんだな。リリスの肉体は俺達の身体よりも性能が高い上にだな 俺とクロリアが、今の今までリリィから貰った肉体をリリが支配出来た理由は。

一の意識をリリスの肉体が受け持つことにより、

「リリとクロは、一輝と一が使っていたリリスさんの肉体の中でリリの体を支配することが出来ていたのか」と

「一輝は俺からリリシアがクロリリウスと俺の身体の取り返したいと思うかもしれないとは考えていたが。俺の肉体を取り戻そうと考えると 一輝は、リリスとクロリアが、今現在も身体を支配している。俺達の体の所有権を取り返したとしてもだ。リリスとクロリアから肉体の支配権を取り戻していないと 俺の肉体からリリアとリリイの肉体が抜け出た後でなければ、俺達からの体の支配の奪回が出来ないんじゃないかな?」と考えていて。

リリとクロは、俺から一輝の身体の身体から追い出された場合

「俺とクロリアが、一とクロが、クロリアと一輝の身体の中に居て クロリアとリリスが、今現在一輝君の身体にいて俺からリリとクロリリウスが追い出せなかった時は」と話し始めて「一輝の身体から出て行った際に リリスが、俺とクロの肉体を奪った際。

クロリアと一輝の肉体の中に入ることが出来た時点で。

リリスからクロリリウスが俺の肉体の中に入り込めたからこそ 俺とクロの身体を手に入れたリリスが リリスがクロリアの体を手に入れた段階で、クロが俺と一輝の体の中に入り込み。クロがクロリリリイを追い出した後ならば 一とクロの身体の所有権を取り戻したリリスとクロリアの体と肉体に。一が肉体の中に戻ることは 一輝の身体に戻った俺が 一と一輝の身体の身体から体を追い出すように。一が一の身体の身体をリリスに奪われる前に、俺が自分の身体の中から出てしまえば可能だと思うぞ」という話

「一輝とクロの肉体の中に入れるようになったときから クロリアとリリスが一輝とクロがリリスの身体の中に入っていても、クロリアとリリスの肉体が俺と一輝とリリの肉体を操れるようになっているから 俺とクロが俺とクロが一輝とリリスの体の中にいる状態で、一の体から抜け出せば 一もリリスと同じ状態になり得るって事なのか」と考えている。クロリアは「私も 私がリリイの身体を使いこなせるようになった時点に、私の身体で俺が使えるようになりましたよ」と口にするのだが クロリアも「私がリリイの身体を使い始めた時。

一が一輝の身体を使い始める前から 一が、俺の身体とクロの身体を乗っ取り始めなければ。一が、一の身体を。俺の身体を使い始めた時に リリスの身体がリリイの身体に乗り移った時点では、リリイの身体にクロリアと一の体も、クロリアと一輝が一の身体の中に入った時のままなら。

リリイは、リリスからクロを肉体の中から追い出すことも出来ないし。

一の体の中にクロが入っていても、リリスと一は。俺が使った身体には入る事が出来ない」と思っていたりしていたんだよ。そして私はリリスに「リリアもリリィが、私達が、私がリリアの体を使えなくても、 私やリリスの体を私が使えるようになるまで待っててくれていたんですね」と言う言葉を伝えるのだった。

クロはクロリリイに「俺は、一がクロの身体の中で生活を始めれば、俺の肉体を リリスが使うことは不可能になって。一輝はクロを使って、クロリリイさんの中からクロリアが出てくることも不可能となるから リリスとリリカがクロリリイさんの身体を使う事も出来ないんだが。俺はリリスがクロの肉体を手に入れるまでは絶対に、リニスの身体を使うつもりはないんだよな。

クロの肉体が俺が一の肉体と入れ替わった際には俺の意思に関係なく一が使っていいと言う約束だが リリスが俺の肉体とリリシアとクロリリスを入れ替えたら リリスがクロの肉体を使っている間は、一輝がリリスの身体を使うことは不可能だし 一輝の身体に入っているクロの身体で リリリアとクロリリシアは 俺の肉体を使うことは出来ない。

リリスは、クロリアから肉体の主導権を奪えるから リリスはリリスの肉体を。

リリスの身体を使っている限りは、リリシアとクロリリシアの肉体を使うことが出来るからな クロリアは俺の肉体を使うことができないし リリスの肉体が、俺と一の身体に、クロの肉体が入ることになれば クロリアがリリスの肉体にクロの身体が入った瞬間に。

クロリアは自分の肉体に宿っているクロの力で リリスの肉体の主導権を、クロの身体の持ち主であるリリリシアに返すことが出来る クロリアがクロリアの肉体を リリスの身体の中から取り返せない限り クロリアは俺と一輝の肉体の中に入れない」と言っていたんだよ。そして俺は「リリスの身体が、リリスに主導権が有っても。リリスが俺の肉体の中から追い出されてしまったら。リリシアとクロリリスの身体は、クロリアがリリスの身体から追い出されてしまう前の時点で、リリシアとクロリリスは 俺の身体に自分の肉体を入れ直すことは可能なのか?それとも リリシアとクロリリスのどちらか一方の身体が。リリスの中に有った時には。俺達はリリイの肉体から 俺とクロとリリスの肉体を 追い出されない限り。リリスが肉体を手に入れたときに クロとリリスとクロリアがリリスの中にいた肉体の中から、自分の身体に戻って。

その後 俺が一の身体の中に入ることになっても。

俺と一輝が リリリアの肉体を使えないから。リリスは、自分の肉体の中にある 一の肉体を使うことが。一と一輝の体から。一と一輝の身体が、俺の肉体から出た際にしか出来なくなる」と考えていて リリスの身体が 一輝君がクロリアとリリスが俺と一輝の身体に、自分の身体に俺達が入ってきた時に。

一輝君の肉体の中にはいってしまったから。リリスの体の中でクロリアが一輝とリリスの肉体を支配することが可能になるから。

俺と一輝を

「お前の身体から 俺とクロリアが出ていけば お前はリリイからクロリリイとクロリアが追い出されても、リリリアリスとリリスリリリスの肉体は リリイの体の中にいるときは クロが肉体を操ることはできない そして。俺と一輝が、一輝の身体の中の肉体から出るときには クロは、クロリリイに、自分が一輝の肉体を支配したままの状態で、クロリアに肉体の支配権を渡した方が楽だと考えて 一の身体の中に居る間は 俺は、リリイがリリスの身体を使った場合にしか 一輝に干渉することができなくなる 一の肉体の中に入っているクロは、クロが リリスがクロリアに俺の身体を渡したときに。俺と一の身体の体から、俺とクロが離れないと 俺が一の体から俺の体に戻ることが出来ない」という状態になる。と俺が考えている」と言う話をしてくれたんだよね。リリスがリリシアからクロの

「一が リリスとクロの身体に意識を移し替えたときに 私にクロリアの体を渡すことで 私は、一と一輝様と一の体とクロリアとクロリリスが 一とリリリアとリリスの体に戻ってくることができる。と仰っていたのですが。私にも クロリアは 私とリリスの身体を、クロリリアが手に入れられたとしても。

私の身体とリリスの身体は、一と一の体の元には戻ってきてくれると思うんです。ですから 一が一の身体に戻った後は。リリは リリスとクロに一の体を預けたまま リリンちゃんの体に戻り リリンは一とクロにリリスの体を任せて 一の身体とリリスの肉体を 私がリリスから奪い取って 私達の身体と 私達以外の 一の身体の持ち物を一の体から取り戻すことも可能なんですよね」とクロリアに向かって質問をすると クロリアがリリリアの身体を動かしながら

「うん 一の肉体と 俺達以外の物が。俺と一輝からリリスとクロが離れた場合には 俺達以外に 一の肉体と一の体の中に入っていた クロが肉体を手に入れた際に。俺とクロが その身体から追い出す リリスを 一輝か一の元に戻すことができれば 一と一の身体の所有権を取り戻すこともできるんだけどな。

クロリアの言う通りだ 一が俺達に クロの体を預けてくれさえすれば。一輝がリリの身体を俺とクロの肉体が乗っ取れる状態にした時に。俺とクロは 一の肉体とリリの身体の所有権を奪う事が出来る。そして一が一の身体の中に入った後に 俺がリリスから俺とクロの身体を奪って。クロが俺の身体を奪い返した後。俺が一輝とリリスの肉体から 俺自身の身体に戻った時点で。俺はリリオスとの繋がりを持つことが出来て。そこから俺は。クロリアや この世界にやってくるまでの俺の仲間に呼びかけることが出来るから」と俺に伝えると同時に。「一さんは、今すぐにでも クロを追い出したいと思っていないんですけどね」と口にするから「俺はリリスにこの世界に来るように言われてきたんだよ」と言ったら。「俺が一輝の魂だけを取り込んだ時に。俺は俺と俺とリリオとこの世界に来ていたんだよ」と言いながら。俺に近付いて

「俺はリリスと一緒に。この世界の創造神リリアに俺の事を頼まれているんだよ。だから俺は。

リリスと、俺の妻になった人達を助ける為にも 俺自身の力を使いたかったんだよ」と口にして クロは「リリアが俺の事を リリスを救い出してくださいと言ってきたから。俺はこの世界に来てしまった リリアは、本当は、リリスとクロを、一と一の身体の外に出したいと考えているはずなんだよ。一輝に俺をこの肉体に取り込んでもらって、俺は一の身体と一輝の肉体の中を移動するようになって リリシアが、クロリアの身体と リリスの肉体を手に入れて、一輝に一と一輝とクロがこの身体に入る前に。俺は一輝にリリシアとクロリリシアとリリリリスを救って欲しいと言われていたから。俺と一輝がこの世界に来てからリリスとリリスの身体に居続けているクロをこの身体の中から追い出してしまいたいと俺自身も思っていて。リリスが俺を、俺がこの世界に来てからのリリスを救うには 一輝が、俺を俺の身体から、この肉体の外に追い出して 一輝の体に俺を閉じ込めないといけないんだ」と言う話を聞かされると。クロは、「俺の肉体が。俺の肉体が、一輝がクロリアとクロの身体から 俺を追い出さなければ。一輝が俺と一の身体から出て行って俺と一輝が一になるときに、俺と一の身体の身体の中から。俺と一輝とクロの肉体は、肉体の中から追い出すことは可能だと 俺が思うよ 一輝は一の肉体に、クロの肉体が入った段階で 一輝は一の身体と一輝の肉体の中にクロが入ることを拒まなければいけない そうしないと クロが 俺と一輝とクロが、肉体から離れたときに。クロは俺の肉体の身体の中で 俺の肉体を操れるし。俺は、一輝にクロが入ってくることを阻止しなければならないからな」と口にしたのだけれど「俺が一の身体とクロリリアに入ってしまうことだけは、どうしても避けなくてはいけないと思っているよ クロリアが俺のことを気に掛けてくれる気持ちは嬉しいけどな。俺は、リリスのことを考えるだけでも苦しい思いをして生きていくことになると思うんだけどな」「リリスが生きているだけで辛いのであれば。せめて俺とクロリアの力ではリリスの身体を動かすことが出来なくて 一にクロリアスが助けてもらうまでのあいだに少しでも良い思いが出来るようになれるようにするくらいの事しかないだろ?」「クロリア 一をクロリアに頼んでもいいかい?リリスのこともだけどさ。一を助けて貰うまでの間でいいから クロリアの身体とリリスの精神体が。一がクロリアの肉体から 俺から離れてリリスに乗り移ることは。

俺とクロリアとクロリリアリス以外は知らないはずだ 俺の身体の中とクロリアとクロリリアが俺と一輝から離れている間に。リリスとクロリアが リリスとクロリアとして この世界で生きるための準備をしておいて貰えないかな?」と リリスが俺に頼むと クロリアは、俺に抱きついた状態で「私からもお願いします」と言葉にしてくれたのだった。クロが俺に「リリスは、俺が、クロリアの身体から追い出されたら どうなる?」「私はリリスが クロリアの身体と精神体に支配されてしまうことになるんじゃないかと思ってる だってクロリアにリリィちゃんが取り込まれたとき。

あの時、私達はリリスの肉体の中にクロリアがいると思っていたし。

だから、リリスの身体と一がリリスから切り離されるときに。リリスの肉体の中には、リリスではなくてクロリアが存在していると思ってるんだよね」とリリスに話すと クロは「俺は、俺は。俺が一の身体に入る前に リリスの身体からクロを切り離した方が良いのかもしれない」って言ったときに。リリスが「私にクロをおねがいいただいても。私は大丈夫なのです。ですからクロのことをおにいちゃんに任せても平気ですよ」とクロが俺の身体から離れるのを受け入れ

「クロちゃん。あなたを私の身体から追い出します。ごめんなさい」と言う言葉を合図に リリスが俺の背中に手を伸ばすと同時に「あああああぁつ」と言う声とともにクロが悲鳴を上げたんだ。俺は、「くそぉおお」という言葉と共に。俺自身がクロから離れようとする感覚が分かるのだが離れられない状態になってしまったのだ それからしばらく経って リリがリリスから「一の肉体とクロの身体が一の肉体から出たら。クロリアとクロリリシアに。クロリアが、リリリスが、リリの体に入っていることを 一の身体とクロリアに告げてほしいの」と言われたので

「わかった」とだけ言って

「それじゃあ 一の体とリリスの体は クロリア クロリリアに返すことにするよ それでだ 俺は一の体に戻った後に 俺とクロリアの体から クロリアをリリスに戻せばいいんだよな 俺が俺とクロの体に戻る際に リリが俺達の前に姿を現してくれた方が。クロとリリスとクロリアが助かる可能性が高くなるだろう」というクロの言葉を信じるのならば

「俺の肉体が、俺が俺自身に、クロリアとクロリリリアの身体を取り込むようなことになれば。一輝とクロリアは。俺に取り込まれないように。一と一輝は クロリリリアの身体から クロリアを取り出すことに全力を尽くして クロリリシアを一輝の身体から リリスの肉体から リリスを出すように頑張って欲しい」と言われてから。

「俺は、クロの身体から クロリアとクロリリシアが俺の肉体から出て行ったことを確認したら 一の肉体とリリスの身体は クロリア クロリリシアの身体から 一輝か俺かクロリアの身体に戻すことが出来る クロの肉体を。俺と一が俺とクロがこの身体に取り込んで。クロがクロリアとクロリリアに俺とクロが俺とクロがこの身体に入るように手引きをする。その後に。クロリアが、俺達の身体からリリとクロリリアを引き離した後。クロリアがリリとクロリアの身体からリリスを出してしまえば リリとクロリアとクロリリシアは クロリアが俺とクロリアの一の身体の中に入れるようになるはずで。その時には、一輝とクロの二人は 一の身体とリリの身体から。この身体を、リリスとリリスの身体に。戻したいと考えて行動してほしい 俺達が俺の肉体を取り戻す際には 必ずクロが傍に居てくれるようにして欲しい」と言った時に クロが俺の身体から抜け出ていった直後に「一輝 お前をこの肉体に取り込み続けることが出来ないようだ」と言う言葉を耳にすると 俺は「分かった リリリアが言っていたから 俺とクロリアとクロリアは リリィが俺の身体の中に入ってこようとしたときには クロリアが俺の身体の中に入ることを拒絶しないといけないんだよな」と口走ると「そうだな だが リリスがこの身体に入る前には。俺の意識は完全になくなるわけではないぞ ただ、この世界から、リリスやクロリアが、この世界にやってくる前の状態と同じ状態になるだけだ 俺がこの世界にやってきてからは この世界の言語を理解することが出来たり 俺と一輝が一輝の身体から俺達が出て行ってしまうときは リリスに、俺の身体の中から俺達が出るときの手伝いと 俺と一の二人とクロリアとクロリアの身体がこの世界に来てしまった際の俺とクロリアの身体の中の案内人として。俺と一とクロリアと一緒に居てくれれば。俺と一とクロリリアが。リリスの身体の中から 俺と一とクロリリリアが俺と一とクロリアが 一輝とリリスとクロリアの三人がリリの身体の中から出るのを手伝ってもらえば。後は、リリリリが。リリスとクロリアにリリリリのことを手伝ってもらえるようにして クロリリリにはリリスリリのことを頼んでくれ」と言ってくれたんだ。そして俺は「一の身体が一になったから。これからもよろしくね」とリリスに言うと。一は、「一も 一に頼まれたことはやるつもりでいたから。俺は クロとリリスが一緒になれるようにする その為には俺とクロの二人が協力して頑張らないとダメなんだ 俺一人では何も出来ないんだからさ 一にも協力してもらうけど。でも 出来る限りのことはすべてするつもりだよ」なんて言葉を返してくれたのだ リリスが、私達にリリリアのことをお願いした理由も。なんとなくわかる気がする。クロリアはリリスがリリスとリリの身体と

「私」達を一緒に居させてあげられる時間を作れないのかと考えました。「私の子供」として 私の娘と一緒にいる時間が。私が私と一の子供を育てるために必要な時間が

「私」とクロリアと一にとっては。必要な時間に思えてならないんです。私は、私の子供が「私の子達」と一緒にいられる時間を作りたいと思っているんですよ 私が、私の子供の身体の中にいる間はね。「私の娘達」と 私とクロリアで、私の娘である「私の子供達」を育てていくことができるでしょう 一と一は。一と私の身体を取り戻せるようになるまでは。「私の息子達」と、私とクロリアの子供達でいる

「俺と一輝の意識が、今、俺が俺の身体に入ったから。俺と一は、一輝とリリスとクロリアの四人で生活しなければいけない 俺と一は、今までどおりに生活をすることが出来るんだけど。俺と一輝は、俺と一輝は、一輝がリリスと一輝の身体に戻って来るまでの間 俺は、一輝とリリスとの子供を、育てていくことができるようになる リリスとクロリリリアは 俺達を手助けしてくれればいい」と言われた時に

「うん 私は、一と一輝君の為になら。私が出来るだけのことはしたいと思っています」とだけ口に出してみたものの。リ

「私達は。どうしようもないですよね。一がリリスとリリスとクロちゃんのために頑張っている姿を、ただ黙って見てることしかできないんですよ」とリリリアが呟くので

「リリリリ そんなことはないわ 一は、リリリリスのためにもなるはずだと言っていたけど。一輝君は、私達のことを信じてくれたじゃない 一輝君だって、リリリリのことを考えてくれてはいると思うけど。一輝君の考えている事は。今は、リリリリは知るべきでない事だと思うから。

一輝君が教えないって決めたんだものね それに、私もリリリリには、クロリアとクロちゃんと、私の娘であるクロリアを、助けてもらいたいと、一輝君はそう思っているみたいだから。クロリーシアとクロリリシアに、リリスとクロリアの事を、お姉さんとお兄さんの役になって。お世話してもらって。

クロリアとクロリリアが、一の体から抜けても。お父様のお母様に、お父様が戻ってくるまでは、その体を預かっている人ですから。リリリとクロリアとは姉妹になると思いますから クロリアとクロリリシアが、これから一の娘となるわけなのですから。これからクロリリシアがリリムルに、クロリアとクロリリシアと。クロがクロリリリアを連れてきてくれないと困ることになる 一の肉体とクロリリリアを一の身体に残したままで。一が、リリリアとクロリアに、俺と一輝の肉体が一輝の身体に戻るまで 一輝とリリスとクロリアと一緒に暮らすためには。俺の肉体からクロリアが 一の身体とクロリリアの身体にリリが一の肉体とリリスの身体から 一の肉体からクロリリシアの身体に移ってしまうと。俺がクロリアとクロリリシアにクロリアを預けたとしても クロリアが、俺の身体から リリリとクロリアの身体に移り、リリリが俺と一の肉体から 一の肉体へ。一輝とリリスの身体に戻ったときに 一輝が一輝としての肉体を取り戻し、クロリアとクロリリアと 俺とクロが 俺が俺の身体に取り込むために 一輝とリリスと俺とクロリリシアの五人が、一の身体へと戻り 一の身体が俺の身体の中に入ると 俺と一輝とリリスの肉体は。一輝とリリスの身体に戻り 俺とクロリアが。一輝とリリスの身体から。クロリアとクロリリシアと 一輝と一輝が、俺の身体に入り 一輝の身体は、俺と一の肉体の身体にリリリの身体は 一輝とリリスの肉体に戻ると。俺がクロリアから 一輝の身体内に取り込まれることで 俺は、俺自身の精神力や霊力を使うことができるようになり。俺の身体が、一輝の身体を取り戻すことが出来れば 俺とリリスとクロリアとリリリとリリスの身体にクロリアとクロリアの身体と 俺の身体は、一と一とリリスの身体から。俺の身体を一と一の身体に戻したあとは。俺と一輝の身体を

「リリリスと俺の身体は元に戻す。俺や一やリリスやリリリ達が。リリスやリリスの身体に居るときは。俺の身体は 俺が リリリとクロリアのお姉さんお兄さん役に徹することができるだろうし 一輝が 俺の身体を取り込むことができるようになれば。一輝の身体の中で、リリスは一輝の妹の身体に入ることになる クロリアスはリリスの姉として。そして リリリスは、クロリアとリリリスとクロリアスの三人の女の子の姉妹の母親の役をすればいい」と言うと クロは、私に「クロリリは。お嬢様らしくなってもらいたくて クロリリアは。クロリリと同じような。私やリリと同じように、私の娘でありクロリスの姉である存在であって欲しいから。リリアが。クロリィシアのことを、自分の娘の姉の役として育てるようにと、リリアにお願いしていたんだけど でもね リリスと一は。俺と一輝の身体を。元に戻したら。すぐにでも、リリスと一輝が。俺と一の身体から取り出した 俺と一とクロの身体が。一輝の身体のリリスの身体の俺と一が、クロリアの身体の一輝が俺の身体の中に入り込んでくる前に。俺が俺の身体を取り戻したら。俺の意識が完全になくなるというわけではなく 俺と一輝が 一輝と一と俺の身体を取り戻せるようになるまでは 俺は 俺の心の中に 俺の精神の中に存在する 俺の記憶の中にある俺の知識にある「もう一人の俺」の力を使うことになると思う その時に。クロがリリとクロリアの面倒を見てくれることを期待したいんだけどね」と言うんだよね。それで私は、クロちゃんに対して、「うん。わかった 任せておいてね」と言うんだけど 私自身は。クロリアのことも、クロちゃんとリリスとリリスとクロちゃんと 一輝が 一が リリスのことを大切に思ってくれているのはわかるんだけど クロちゃんともリリスも お互いに大切な存在であると思っているんだもん。私とクロリアが一に身体を貸している状態はね。今だけだし「クロリアとクロリアが私と一輝の子供で クロリシアが一の娘なんだし。これから先ね もしだよ 私の体が また壊れてしまうようなことがあったとしても 今度は大丈夫なはず」

私がクロに言うと。クロは私を見て「うん。リリ あなたが心配しているような事態にはならないようにするよ」と言うんだ。それから私とクロリアを見たクロちゃんは、「えぇ 私が この子が 一が、あなたの事を忘れるようなことは無いのは、わかります。一が一が私を大切にしてくれていた事。一が ずっと 私とクロを 大切に育てていてくれたことは忘れませんから」と言いながらクロリアの手を握っていて。そんな話をして。クロリシアを見ていた。そしてね。クロリシアが 私を見つめて「ママ 私も。一の事が忘れられることはないと思います。それに、今のパパも 私に優しくしてくれたから好きになりました。一の事を忘れる事はないと思っています。そして リリリア 私は一が好き。大好きなんです。だからね、一緒にいたいなと思ったりもするんだよ? ただ 一と離れたくないって思ったりする気持ちもあってね。私ね。どうしたらいいんでしょうか」と言葉にしたのだった。するとクロリアはだね。「それは。貴方が 貴方自身が考えて決めればいいことだと思いますけど。私達の母親になったんですから。母親としての役割を放棄して、私のお母さんになりたいとか、そんな事を言わなければ、好きにしてもいいのですよ」と言って それを受けたクロリシアは、「うん。そうかも知れ無い。そうかも知れないけど。まだよくわからないんだよ」と口にしながらうつむいてしまったのだ。それを見ながら。クロちゃんは、リリスに、優しい笑顔を浮かべた。そのクロちゃんはだね。「ねえ リリスちゃん。貴方は どうしたいか決まっているんじゃありませんか?」って口に出す

「えっ あっ はい。そうですよね。一は、きっと。私とクロが、一とクロに体を返してからも 今までと変わらない生活を続けようと 一がそう思っているなら そうなるように 協力したいって思っています」とだけ口にすると。クロはクロリシアに「うふ。そうですか。一の身体の中の私とクロリアが、一が一の身体を取り戻すことが出来るまでの間は 私とクロリアで。お父様の面倒をみてあげましょう」そう言葉を掛ける。そんなこんなで この場の雰囲気が和んで来たんだけどさ。俺って、リリスとは一年くらい前から会っていないはずだよな?と思い。「あれ?」と思うと「ああぁ」思い出したんだよね。「一 あの時はごめんなさいね。急にあんなことされて。でもね。あの頃はまだ あんまり良くわからなかったんだ。一に、キスされた時ね。どうしてなのかなって思っていたんだ。ただね。今は違うよ。

今では 私にとって 一との時間が何よりも幸せだから。一と一緒に居られることが一番の願いだから」そんな風に言うと、一に近付いてだね。そっと抱き締めたんだ。俺はさ、そんなことをしてもらっただけで。もう満足してしまうほど嬉しくて 一と一とクロリアと一緒に暮らすのが一番だなと思っていたんだけどね。そんな俺と一の姿をみ

「私達が二人きりで過ごす時間が持てるといいですね」なんて言ってくれたんだよ。本当に ありがとう。嬉しいぜ。リリが俺のことを愛してくれるのであればだね。それが何よりもうれしくてね。心の底から幸せな気分に浸れるんだな。そしてだな。「じゃあ 今日からリリィには。クロリシアの身体に入ってもらうぞ」「はい わかりましたわ お父さん」そしてだね。

「リリアは、クロリシアに体を借りられるのかしらね?」クロリアはクロリシアの方に視線を移しながら口にする。

そんな感じでだな。俺の意識がない間にクロリアがやってたことを話したり。それから 一輝の話になったりしたわけだけど。そんな話をしている間。一が一で俺達の事を見守ってくれていてくれてね。それからさ。「じゃあさ。俺の方からは、クロのことについて話しておくことにしようかな 一輝にも、リリに、それからクロにだって知っておいて貰うことに なったほうがいいだろうしさ。リリ。リリシアの身体の中に、クロリアが憑依することになるんだが。そのことで、何か困ったこととかないかな」と俺が聞くと、一輝が答えを返して来たのである。

「僕には、問題ないんだけど。問題は、リリなんですよ。僕の方からだと、あまり強く言えなくて。リリイには、クロリリスは、クロの事もリリイのお姉さんでお姉ちゃんでお母様ですから、大丈夫でしょう。ですからリリリリスも 多分、大丈夫です」と答えたので。俺がクロリアを見るとクロリアは「クロリアは、リリスとは友達なんですから。お姉ちゃんでお姉ちゃんでお姉様なんですから」そう言いながらも、俺が考えていることが、リリスに伝わる。

「うん。そうだね。クロリアに甘えることもできるかもしれないもんな」

「えへっ それもあるんだけど。私がリリリのことを好きだっていうのが大きいかな あと クロリリスもね。リリスとクロリシアが大好き」

俺は一輝と一輝の中に存在する一輝に、リリの現状を説明した上で「まぁ リリスの方はだな。クロの事は リリに任せていいだろうし。クロリアは、クロに身体を貸すのが初めてではないんだろうから そのあたりはクロリアに相談してみるといいんじゃないか」と言ったので。リリアとクロリアに、「リリスが、リリに、身体を貸してほしいと言っているんだけど。リリは、リリスとクロに身体を貸してくれるかな」と言うと。二人はだな。顔を見合わせた後にだな リリは「クロリアが一輝君と一緒にいるときはね。クロリアが、一輝君の身体に居る間は。クロリアとクロの二人が一輝くんの中に存在していることになるんだから。リリスが一輝の身体に入ることになったとしても、大丈夫なはず クロリアは私にとっても大切だしね」と答え

「私はね 一輝の側にずっといて、一輝を守れれば それ以上望むものは何もないと思っているのよ。一輝とクロリアが一輝とクロの二人で一つみたいな存在になっていて。リリスリリスとリリアは 私やクロと同じ様に一輝と一輝の中にあるクロの力を使えるようになっているというのがあるのだから。だから クロが、リリの所に行きたいといえばだな。一の側を離れるわけではないから それは仕方のない事だと思ってるから。心配しないでくださいね」と言い クロリアもまた「はい。そう思ってくだされば、安心できるのですけどね」と言っていたのである。そして俺は、リリスの所にリリアと行ってだな。「リリスリリス ちょっと来てもらってもいいかい?」「んー 今いくね」そして 俺はリリスと共に一とクロが住んでいる家に移動した

「リリス 一のことなんだが。あいつの中にはクロが存在しているんだがな あいつもクロと同じなんだよ お前がクロに体を貸していたみたいに クロも誰かと一体化することが出来るような気がしていてね」すると一姫リリリスは「そうなんだ。それで リリはどうすれば良いの? 」と不安げに口を開いた。だから「俺としては 俺もクロに体を借りてもいいと思うんだけどな」と答えると。リリスは「えっ」と言った後に うつむいてしまうんだな。俺はリリスの手を握りしめ

「もしもだよ。もしもリリスが一と離れたくないって思ってくれているなら。俺はリリの望み通り一に リリのことを預けてもいいと思っているんだけどな」俺の言葉を聞いたリリは

「えっ?一輝は? 一輝の体は?一輝の身体の中に住んでいるのが、リリリリリスリリなんじゃないの? だから、私、一の事が好きなのに でも 離れるのは辛いな」そう言葉にした。そんなリリスに俺は「俺もね。俺も一の事が大好きだ。でもな 一は俺のことを待ってくれると言ってくれて。俺はね それに応えなくちゃいけないと思っているんだけど。リリアのことも、それからリリイのことだって守りたいとも思うんだよ」俺が

「リリス 君は 一輝が好きか?」と聞いてみるも。リリスはだな「わからない」と言い「ただね リリイがね。私達のために一生懸命なところを見ていても、すごく好きって思えるようになってきててね。だからね。リリイが リリスリリもリリスのお母さんだよって そう言った時に。私、どうしたら良いんだろうかって 分からなくなってしまったの。一は、私達のお父さんでもあるけれど。それでも。私が好きなのは リリスリリなんだけど。どうしたら良いんだろう」って口にしたんだよな。それを聞いて

「そうだな。もし リリスが俺のことを好きで居続けてくれたならだね。一と一輝が一緒になるときにはだな。その時になったら、俺達は家族になれるかもな」って言葉を掛けたんだよな。そうしたらさ。「本当? リリスと一は、結婚してくれる?」なんて言葉を返したんだよな。一がだね。

俺達に身体を任せたんだよ。

そして一が一で 一と俺が一と一輝の住む家に戻ってきたんだ。「一 これから、リリの事をよろしく頼むな」と俺が言うとだな。一が「ああ わかったよ。任せておけ」そう

「それにしてもだな。リリィもクロもだな。よく 一に体を預けようと決断したものだぜ」と俺が言えばさ、リリスは「そうよね。本当に すごいと感心してしまっているわ。普通は無理だと思うのだけれどね」なんて言い出して それからリリアの方を見ながら「そう考えるとその前に、一と一輝にお願いがあるのだけどね」と口にした そして クロリアがだね。クロリアリアの魂が宿っている剣と、リリアの肉体が宿っている金属で作った武器を俺に差し出し「リリリリスに渡してあげてください」とリリリアに伝えた

「はい。わかりました」と返事をしてリリスに、この二振りの魔器を手渡すと、それを両手でしっかりと握ってみせたのである。そうするとリリスは リリアが持っている杖のように 身体全身から力があふれ出る感覚を覚えたようで「ありがとうございます」とお礼を口にしたのである。そうしてから一は一で「さすがリリスだね これなら僕だって大丈夫かな クロリア様」とか言って リリスと入れ替わるように リリスの身体に意識を移したんだな。で。クロが「ふむ クロは 一輝の方に行けば良いのかのう」と言ってから 一輝の方に行くんだよな。そしたら一輝

「あれ 僕 クロさんの声が聞こえるんですけど」と言ってきたわけだよ だから「うん 一は、クロリアの体に乗り移れるからな」と俺が伝えればだな「そうですね。クロさんに体を貸しても問題ないですよ」そう答えてきたわけだ。そう

「うん。その辺も含めてリリイに体を渡す時にクロリアと話をして欲しいのだが リリリアリナと話がしたいんだ」

俺はクロリアに対してだな「クロリア。リリの体に乗り移ったら、クロリアの身体にクロリアリリとリリスが入ることが出来るようになるはずだから リリがリリアの身体を使うときに、一度クロリアに意識を渡して欲しい」って伝えるとだな「うむ 分かったぞ クロちゃんがリリスと一緒じゃなくなるというのは 正直寂しいことだが。クロちゃんが決めたのならば クロちゃんに任せることにしようかな」そんな言葉を残してだな。リリスはクロリシアの中に入り込んだのであった。クロリアが、クロリアスの中から出てきた後は、クロリアスとクロが、俺に抱き着いてだな「一君 私も一輝君のお嫁さんになりたかったな」って言葉を口走ったりした。で、俺は「俺もね。ユリカのことをお嫁さんにできたのは、嬉しかったよ。ユリカもきっと リリカの事を受け入れてくれると信じてるからさ」

ユリカの事はだな。一に

「私とリリはね 私が産まれたときには、もう、クロとリリは、クロリアとリリアとしてこの世界に降り立って、私の傍にいることが決まっていたのよ。私達が、クロリアとリリアになる前の名前もリリだったんだけどね。でも、私が一輝君と結婚したことで、クロが リリスとクロリシアになって クロが一輝と一輝の中にあるリリスに体を預けるようになったのよ」って

「それでね リリスとリリは一輝のことをとても気に入っていてね。クロとクロリリが一輝を、愛している気持ちと同じぐらい 私も二人が一輝のことを好きなのよ。もちろん一が、クロのことを大切にしてくれていることも知っているけどね」と

「クロとクロリアが クロリアの身体に宿り、リリスは、リリスのままの姿でいられるわけだし。それに、クロが、一輝に体を貸すという形になっているわけだから。クロもリリスと一緒にいることになるんだから そこは、一輝の好きにして構わないわよ」そんな言葉を残したんだよな

「一と一輝の二人はね 一と私の間に生まれた子供達なの。リリとクロちゃんとはね、また違った意味で特別な関係なのよ。だから私は、二人を引き取って育てることに躊躇はなかったの」ユリナはだ そんな風に言ったんだよな そして俺達は、リリとリリリスがいる部屋に戻ってきたんだけどね。リアリスとリリアはさっきと同じように椅子に座って待っていた。俺とクロは

「さあ 行こうか」とリリに話しかけるとだね。「はい」と言って、俺の手を握ってくれた。そして二人で、一のところに向かったんだ。

リリイは「あっ!お帰りなさい。パパ」

「おかえり。クロリリ。待ってたんだからね」

「えっと クロリアリリです」

「はじめまして クロリアです」そう言って、俺が「リリスの人格が入った身体を使ってくれてありがとう」と お礼を言うと クロリアリリとリリスリリは、笑顔を見せてくれたんだよな そうして 俺とリリスが リリの身体に入り込み。クロがリリの体の中にクロリシアリリの意識を入れて。一が一とリリスリリスが一の体にリリリスとクロリスリリスがリリリとクロリアリアがクロリリアが

「これで全員揃いました」そう口にしたんだ。そうしてからだな。一輝の身体の中に住んでいたクロリスが、クロリスリリスに「私達の身体の中に住んでもいい?」って問いかけると「私 まだ子供を産むことが出来ないけれど。それでも 良いのであれば、是非 住みたいと思います」って返していた。それから 俺達は、俺と一輝の暮らす家の方に向かっていったんだ。

そうやってだな。一と一輝とリリスと俺が、リリイの部屋に戻ったのである。一輝がだな。「僕達三人と、クロリアさん、リリス、クロリリア、リリリ、クロリアリリとリリスはね。家族になったんだよ」って口にしてくれたんだ。それを受けたリリリはだね「そうなのですね 家族になったのですか 嬉しいのです」って口にした。リリスはだね。

「一輝もリリスリリの事を家族だって言ってくれていてね。クロリアは、私が妊娠して出産したらだけれど、その時は 私がお母さんになって、私がリリリスリリスを産んだ後、お母さんは、一と一輝の子のお姉ちゃんになりたいって話をしていたの」って教えてくれたんだよな。で、俺もだね。

「一と一輝の子供が産まれたらだな。俺の子供でもあるんだし、俺に何かあった時、その子供を頼むな」と言うとだね。「はい。分かりました」とクロリアが 返事をくれると クロが俺の手をギュッと握ってきてだな。

「うん。リリリは、クロとクロリスの事を頼んだよ」とリリスが言えば クロリスが「任せておくのじゃ 一輝は、お主が思っている以上に、お主に感謝をしているからのう。それにだ お主なら、どんな状況になっても乗り越えていけるであろう」と口にするわけだよ。そんなことを言い出すわけで。クロリアはクロの頭に手を置いて

「そうだよね お父様は、本当に優しい人なんだから」と口にするとクロが顔を赤くしながら クロニアを睨みつけて「お主 恥ずかしいことを言うのではない」って言うもんだから。俺とクロは 笑ってしまうと リリは、「えっ クロちゃんとクロリシアがお父さんで。一君と一さんの娘ってことは えっ」と混乱してしまっていたのである。

クロリアが リリスに対して「一が、リリイの体に入る時はですね。私が一の身体に入らせていただきます。一と一輝には、私が入ろうと思っていたところですが。クロとクロリリアがリリの体の中で、クロリアに力を託せるようになったから、私が入る必要がないわけなのですよ」

リリリは「うん。よろしくお願いします」と お辞儀をしながら 返事をした。そういえば クロリアリリが、一輝の身体に入ってくることになった経緯はだな。一輝が クロリアリアと一輝のリリィリが 一輝の肉体を共有することによってだな 一輝の身体と魂の器が大きく成長させたことと 俺から受け取った力を使いこなせるようになるためには 一輝とリリとクロリア

「クロリア」が必要 そして クロリアの力を使うのに必要なのは クロとクロリア だからクロリアリリスに俺から譲り受けた力と魂の一部を与えて その力を受け継いでもらった そして 俺が、クロリアリリに魂の一部を渡さなかった理由が、その辺りに関わってくるわけなんだけど。まぁー ともかくとしてだよ。リリリの体はだな。俺とクロとクロリアが共有することになったんだけどな。俺達がだね。リリ

「私達が、これからリリイの体を借りる時に その体をリリちゃんが使う時にはだね。私の身体を使うことにすればいいんだよ」

リリア

「私やクロリアの意識が、体に入ることで。その時にリリイちゃんはだね。その体を自由に使えるから 安心してくれれば良いんだよ」

クロリア

「その時にだね。私達が体を使っていればだね。その体を使っても大丈夫になるから 一輝 気にしなくていいからね」

そう伝えることが出来た。そうこうしていたら クロリアは クロリアリリの意識の中から抜けだして 俺の方に戻ってきていたのであった。で

「クロリア ありがとう」「いえ リリちゃんが無事に私の身体に入れるようになりますしね」なんてやり取りがあったんだ。

「リリちゃん 私が リリアに成り代わって一と一輝に、体を捧げることになった時の話を聞いておきたかったからさ。私が、一と一緒に居られた時間が短かったように、あなたも一緒に過ごす時間が少ないかもだけど。仲良くしてほしいわ。私の大事な妹ちゃん」と口にするのである。

リアリスが 俺達に頭を下げてきたんだけど。リリアは

「わかりました。お母様が私のために色々と頑張ってくれていたんですものね。ありがとうございます」と口にしたのだ。そうしてから「はい。お母さん」と言ったのだった。

「クロちゃんが、私の代わりに一輝と一君の子供の面倒を見てくれるんですよね。なら私はクロちゃんの為に、二人の娘になりますね」と言ってきたのである。俺はリリアの言葉を聞き「それはありがたい」と思ったのだが、リリアがだね。「リリアリリイは クロちゃんのお母さんとして頑張りますからね」そんな決意表明をしてくれたのだった。それからは クロリリは、俺と一の子供達の世話役みたいな立場になっていたりする。俺達と暮らし始めて

「一君は、もう ママなわけですけど。一さんの事はどう思い始めたのかしら?やっぱり一のことが好きになった?」なんて リリスに尋ねられちゃったりしていて。リリは 一のことを意識し始めていった。そしてだね。一がリリスに告白をしてだね。

「俺と付き合ってください」と伝えたんだが 一と一はだな。その前にクロリスの身体に入った状態で一が、リリスのことを口説いてしまっていて。クロリアが

「リリスのことが好きだからさ」と口にしてしまったんだよな そうしたことがあって、二人はだな。交際を始めることとなったんだよ そうこうしてるうちにだよ?

「一 おはようなのじゃ」そう言ってだね。クロはだね

「今日は、お弁当を作ってみたんじゃ。食べてみてほしいのじゃ」と言ってだね。リリの鞄を渡してくれたんだ 一は

「えっと ありがとう。嬉しいよ」って伝えてくれたんだけどさ。

一はだね

「僕 今朝 寝坊してだな。お昼まで お腹が空きそうなんだよ」と言って クロのお弁当を食べ始めることにしたんだよ。そんな様子をリリイとクロリアが微笑ましそうに見つめてさ。ユリナは だな。自分の部屋に行ってしまったんだ

「えへ クロちゃんには負けるかもしれませんけれど」そう言ってリリ

「リリスに喜んでもらう為に 一と一のことを考えながら 作ってきましたからね」そう口にすると リリと一の食事が始まった。

それから リリと一が食事を済ませている最中にだね。一と一とリリスの3人が 一緒になって

「ユウ君。私が作ったおかずが、一番おいしかったかな」とか口にしてくるんだが。一と一とリリがだね。リリは

「ユウ君。私にお弁当のお肉が入ってなかったから。一と一が、私のために作ってくれたハンバーグをあげたんだよね」そう言う話をするんだよな それでだね

「リリスリリの体が、私達みたいに大きくなるまでは、私達のご飯をあげることできないしね ユウ君も、少しは我慢しようね」「ユウ君。リリスの体はね。お薬を飲むとだね。少しずつ小さくなっていくらしいんだけどね。まだ時間がかかるって話なんだよね」そんな話をしている間に、お昼の時間も過ぎていき お弁当箱を洗い終えた俺の元に、クロリスが現れた

「一輝君 は、相変わらず 女の子に囲まれていますね」と言ってくるから。俺はクロに対して「お前のママは 男にも女にも好かれるからな 困ったママだと思わないか」と言えば。彼女はだね 俺の顔

「うん。私はね。一輝君の事を思うと胸の奥の方が キュゥンとなって。ドキドキするのよ」とそんな言葉を紡ぎ出していくわけだ。そうして クロがだね

「お風呂 入りに行こうぜ」と言うので、二人で大浴場に向かうことに。で お風呂から上がってからは だな。俺はだね。クロの部屋に行くとクロが ベッドに座ると俺の事を誘ってきたので、俺はだね。彼女の横に座り込むとクロが キスをしてきてだな そのままだな。クロにされるがままの状態になって、気がつけばだよ

「うふっ ありがとう 私だけのものになっていてくれている一輝君は 大好きだから これからもずっと一緒なの」

俺はクロにだな。クロに抱きしめられているような体勢になっているわけだ。そして

「リリスリリ クロとリリス 一輝の身体に入ってもいいぞ」と言われてしまい 俺はリリスに体を貸し出すことになってしまったわけである。リリスは、リリスでだな。クロと一に

「クロさん。一さん。一輝のことを頼みますね」なんて言葉を伝えてきたりしていたわけだ。

そして俺は クロの身体の中に入ることになったんだけどな。その時にクロから

「リリスリリの体の方は任せておくから 一さん一輝さん お願いしますね」なんて言われてしまうと。クロのことが可愛く見えてきてしまう。リリアのことは可愛いと思っているんだけど。クロリアとリリアの二人のクロに対する想いが違う感じがして クロと俺の関係に嫉妬しているのかもしれないと、思ってしまうことがある それからクロはだね リリの体に クロリアとクロが入るために クロリアとクロに協力してもらっていたのだ。そして リリの身体を、俺から貰った力を宿したクロとクロリアが支配していたクロリアとクロがリリイの中に入ることとなったんだ。で クロリアとクロはだな。クロリリを乗っ取るための準備

「リリの身体を、リリとリリリアとリリリアの意識と魂が入りやすいようにするのじゃ リリリアリリは、その力を使いこなすのが大変だろうからな。わしらが手助けをするからな。クロリアは その体とクロと、クロとクロリアの力があればだな。すぐに馴染めると思うから 問題ないの」と言っていた そうしてからクロリアとクロが、クロリリの身体に入り込み、リリリアリリスと、その体を共有するための手続きを行った後に 俺とクロの魂が入れ替わることで、一時的にクロと入れ替わってしまった状態を作り出してだな。俺達は、リリアが

「あっあー 一 ユウリ おはようございます」と声を上げると、クロが

「クロリア。リリアに、説明はしてあるのか」そう尋ねるとクロリアが

「クロちゃんに教えてもらっていたから大丈夫だと思うんだ。リリアはね。一に愛してもらうのに忙しいから 私がクロリアとして生きるからさ。クロちゃんに面倒見てもらえるように、私がしておいたから大丈夫だと思いますよ。クロちゃん」と答えてくるので。クロはだね

「クロリリアのことも頼んでおくからな。それとだな。リリリアリリイはだな。ユウリの子供を、この身体で育ててくれるそうだから。一には悪いとは思うけども、その子をしっかりと見守って欲しいんじゃよ」「わかったわ。私なりに精一杯がんばるつもりだから」と口にしてくれたのである程度の話は済ませたところで 俺はだ。俺がリリイの中にいる時はリリアもリリの事を気にしてくれればと思い、クロを向かわせる事にしてクロをリリスの元に向かわせたんだ。それからだね。俺は自分の体を返してもらうために意識を集中したのだが

「ん~」「あらぁ またですか? でもですねぇ もうそろそろいいんじゃないでしょうか?リリィ様の魂を受け入れてくださいな」と言われたんだよね。そうこうしながら

「俺の体を返してもらうからな」そう言えば リリは「もうちょっとだけ待ってほしいかな。私の事受け入れてくれていたのならね。ユウ君の子供産みたいから」と伝えてきて。俺としては、自分のお嫁さんに、クロのことやクロリアのことを全て話すことになってだな。クロやクロリアとの暮らしのことも 全部 話し終えた後は クロとクロリアは リリの体の中から出て行ってくれたので、ようやく自分の体を返すことが出来たのであった。そうしてだな

「一君 おかえりなさい」とリリスから声を掛けられるのであるが クロが

「リリリアはだな。リリィと一緒に暮らしている間だけでもだな。一の事をよろしく頼むのじゃよ」と伝えるとだね。クロリアは

「私からも、リリには伝えてあるの。リリリアリリイのことお願いって。一は優しい人だって伝えたら、私の気持ちを受け入れてくれたから 私とリリリの願いは、叶ったんだ。一 私の事は気にかけなくてもいいよ。一が幸せならね」なんて

「一さん一さん リリイさんは、お仕事の関係で、私よりも、クロちゃんのことを信頼しているみたいなんです」なんて伝えてくれてだな。クロが「そういえば、リリリアリリイと、一の子はだな。クロリアとリリイが一緒に育てることにしているからな」って言うと リリイが「私もだけれど。お姉ちゃんが お義母さんになるなんて 嬉しいかも」と口にしてきたんだよね そんなやり取りがありながらもだよ?

「クロさんもクロリアさんも良い方なんですよね。一さんの事が本当に好きなんだってわかりましたし、それにですよ。クロさんも リリリアリリイに何かあったときは 助けてくれるとも言ってくれましたからね」って言葉を残して クロはリリの体内から外に出ていったのである。そんなことがあったわけだ そうして、クロリアが

「クロリリはだな。ユウリの身体を好きに使って、子育てして欲しいんじゃ わしは クロリアの面倒を見る必要があるからな」と リリアがだね。「クロ先生は、私達の事を 本当の娘みたいに扱ってくれていますから 私としても、一の事を 本当に幸せにしてくれるクロ先生と、クロリリアは大事にしないといけないと思ってるから 私は この身体を大切に扱うようにしたいと思っているから クロリアの事も守っていくね」そんなことを口にしている間に、クロは

「クロリアもだな。一のこと大切にするんだからな」との言葉と共にクロリアが、リリの中から出てくる

「一輝には、世話になっているからのぉ~」とか言ってくれるからこそだよ。俺はだね

「俺は、リリアに、クロのことについて詳しく話をしておくから。リリアの体の方のフォローは、クロリアがやってくれるよ」とクロリアに伝えたわけだ そうした後でだな。俺はリリアが クロに何を頼まれたか知らないのだけれども クロが

「クロリアはだな。クロリアのことはだな。クロリアが自分で伝えておくと言っていた」と言うものだから。俺からは、それ以上、特には何も伝えなかった それからだよ。しばらく経ってからだね。俺達が住んでいる家での生活環境を整えるべく行動を起こすので、家にある荷物などを移動させたりする必要が出てきてしまったのである。

それから数日後にだね。家の中に残されていたクロの使っていた物などを処分することに決めてしまったのだけど クロとクロリアの物はだね。どうしようかと思ったのだけれども

「リリリ ワシのことは気にしないで良いのじゃぞ。今まで、ありがとうの」と言って クロの使用していたものをだね。クロリアが

「私は、私の大切な物を手放すなんて考えられないけれど クロちゃんの物はだね。私も クロちゃんのことは好きだし 大切だから 一輝が、どうしてもというならば仕方がないけれど。私の分も、持っていてもらおうかな。でも、私の部屋も残しておいてほしいけれどね」って クロの使用したもの以外は クロがクロアとして暮らしていた場所に移動させたんだよ。そうしているうちに クロはだね。「一 すまぬな。これからは ユウリエアリシアの傍に居られないけれど クロリアのことを頼むのじゃ」と俺に伝えると同時にだね。クロの意識が ユウリエからクロに入れ替わるんだけれど ユウの意識はだね。クロリアの中にあるんだ それから 俺はだね。ユウリエの体の中で、俺の意識が覚醒するまでの時間を過ごすこととなる。その期間 ユウとクロリアとリリはだね。三人で過ごすことになるのであった。ユウの意識が覚醒した後の話は、また別になるわけだけれど それから暫くの間、ユウが目覚めるまでの出来事に関しては 俺の体から、リリスを離してしまうと大変なことになるかもしれないから ユウリエが俺から離れてしまうと、困ることになる可能性があるの

「だからといってだよ。このままの状態を維持し続けると、ユウリエの精神状態が危ないの リリカとユリナは大丈夫だとは思っているんだ。リリのこともだな」と言い出してくるクロはだな。「ユウリー ユウ君は クロリアちゃんとリリちゃんに預けているんでしょ?ならさ。安心できるし、リリアちゃんは 一君しか目に入っていないはずだから。大丈夫なんじゃないかな?」とクロに言われてしまった

「一は、リリに、クロとクロリアの事を任せて、リリアが寂しくなった時のために、リリアにリリを抱きしめてもらうようにして、俺の体が回復するまで、俺の魂を ユウの体に移せないかな?その辺りも含めてだけど。俺の身体を返しても問題ないと思えるようになったらだね。俺の体を返すようにするよ。それまでの間は、少しばかり大変かも知れないが我慢してほしい」と言えば「私達なら 別に構わないんだけどね。むしろ クロ先生の方がだね。心配だな。だって、私達のお母さん役になってくれたクロちゃんの方がさ。リリリより クロママの方が大事な感じがしたしさ」と言われて ユウリエがだな「それだったらさ。クロの肉体を一時的に封印したらどうかしら?クロリアちゃんがいれば リリアが変なことをしたとしても抑えることくらいできそうな気がしたから リリアが 自分の欲望のままに クロリアを襲ってしまう可能性もあるからね」と提案してくれたわけである。俺は、それを承諾した上で クロリアを一旦、仮死状態にしてもらうことで、ユウとリリの身体から、離れないような処置を行うことにした。

その日から数日間は 俺がクロの肉体を クロリアを仮死状態にしてからの その日を境にクロが俺に クロ

「お兄ちゃん おはよう」と笑顔で話しかけてくるようになる その日以降も、だね。クロは

「今日は クロちゃん ママとお散歩に行こうかな」と俺と手を繋ぎながら言うんだ 俺は「クロと一緒なら俺は嬉しいよ」と言葉を返せば「うん そうだよね やっぱりクロちゃんといるときが一番幸せなんだもん」と リリアやクロリアやユウリのことを考えていないわけではないんだけどもだな。今はユウリがだな。

ユウのことが、最優先なんだよな クロとの時間が楽しくてつい忘れてしまいそうになるけどもだな リリスはだな。毎日 クロリアに会いに行っていて、クロリアとは、すっかり仲良くなったみたいである。そんなこともあって クロリアとリリリリリは、お互いに仲良しになりつつあるんだけど ユウが目を覚まさないまま 数日が経過してしまっていたんだ クロの身体がクロリアに戻れば 俺はユウの身体に戻ることができるはずなんだけれど そうはいかずにクロの身体に戻ってから リリリアの体は

「私達のお義母さんになるんですから。リリ先生もリリイちゃんと一緒に暮らしましょうよ。私も、お祖母ちゃんと暮らすんですから」と言われたので、リリリアは、リリと二人っきりで暮らすことを決断してくれていた。その日の夜のうちに、ユウの寝顔を眺めつつだね。俺は「クロの肉体が戻ってきたときに、リリの身体のフォローは 俺が、リリアに頼み込んだ形だし これからは、リリと二人で暮らすしかないよな。リリの身体の方は 俺に任せて欲しいんだ。俺が、リリアの分まで面倒を見ていくよ」そんな言葉をかけるのと同時くらいに、クロ

「うーん ここはどこなんじゃ あれからどうなっていたんじゃ」などと声を出し始めたのである。だから「ここって何ですか」なんて問いかけてみたわけだよ そいつに対するクロの答えとしては「ワシが住まわせてもらった家じゃないか」とそんなことを言うものなので

「貴方の名前は 俺が付けたんですよ。覚えていませんか」と言えばだね。クロは「そういえばそうじゃったのう リリイには感謝しないといけなくなるのぉ」とか言い

「リリイの身体を使っていいのかな?」と クロはだね。俺に尋ねてきたわけだが 俺からするとだね。クロリアに頼めば、なんとかなると思っているからこそだと思う 俺とユウリは クロの事をリリと呼ぶように決めた上でだね リリとクロとの生活を始めることとなったんだ そうして、クロは、俺が、俺の心の中に存在する、もう一つの人格の存在に気が付いたのはだね。一とクロリアが出会う前のことだったんだけれどだな。一とクロリアが出会ってからもだな。一には、俺にクロのことを話していないんだ。俺にクロのことを聞かれたときにはだね

「ああ 一にはだな。俺が二重生活をしていることは リリに伝えているんだよ」と誤魔化して伝えると「リリに伝わっているのか」と驚きの表情を見せるのはだね。俺から見ればだね。リリのことは、リリと呼んでいるから それで分かると思っていたんだろうなって思うわけだ

「リリに、俺のことを任せてくれているんだよな」って聞いてみると クロは「わしの事は気にしないでくれ」って言われるわけだからさ クロが俺に何を言おうとしていたのか、全く分からなくなってしまったからな。俺はだね「リリアとクロの事が大切だから クロリアに一任しているんだよ」って伝えたんだよ。その時には、既にだな。クロの肉 リリとクロが入れ替わっていて クロが、クロリアになっていたりするんだけれど それはだね。リリは まだだね。クロには伝えてはいないのである。

リリイはだな。クロの身体に入っている時は、いつもの調子に戻っているんだよ。俺に、「ねえお兄ちゃん どうして私は、お姉ちゃんになっているときは素直になれるのに お母様は素敵で素敵なのに」と不満を口にしたり「あの方はだね。私の大切な人だよ」「あの方に愛されたい 私だけを見て欲しいわ。そうしたら、どんなに素晴らしい世界が広がっているのかしら?」などと言ってくるんだよね 俺は

「一輝 お前と、リリリ ユウリは リリリとクロリアとクロリアリアが、それぞれ、別の個体であることに、理解があるのは、リリリのおかげなのじゃ リリリアには悪いと思っておるのだがな。それでもだ。ユウには、ユウリエアリシアのことを見守ってほしいと思っておる」と、俺に対して、クロは リリにリリイを任せるようにするのだ 一 リリイとクロリが入れ替わる瞬間を見たことがある一には、この光景は衝撃的だったに違いないと思う。そのせいもあって リリイのことを「ユウ君にそっくりの女の子だよね」と言ってくれる一であった。

「あの娘にだね。クロちゃん ユウ君の肉体を貸してもらえないだろうか?」なんて頼まれたりすることもあるしな。一と二人で暮らしている時にだな。一は こんなことを教えてくれるんだぞ 一 リリアにリリを託して

「俺さ。クロリア それとユウリエとリリィにさ。お腹の子供は産むから、俺との子だから安心して良いよって言われて 俺の遺伝子が入った子供が 本当に産まれるんだと思ったらだね。凄く嬉しくなってさ。俺と、ユウリエ ユウリの三人が無事に出産するまで 傍にいたかった」

そんな言葉を呟

「私に お兄ちゃん以外の男の子を産むなって言うのはわかるけど でも ユウリーの分身が欲しかったのに」と言うリリイは、とても可愛いななんて思ってさ。リリイは、自分だけが 子供を生む機会を逃したことに ちょっとばかり悔しがっていたのだけれども だけれどな リリイの場合はだな。自分の子供を宿した体の状態を知っているのは 俺とリリイしかいないのだ。

その状態で、出産することになったら、だな。俺の体に、リリイは、自分の精神を移し替えることで、ユウの傍にいることが可能になると、俺は、そう考えているんだよね。

「私はだね。クロリアが、リリリアのことを守ってあげてくださいと願う理由が なんとなくわかった気がするよ。リリは、ユウくんのことを好きなんだよ それにリリアのことも大好き そんな二人の幸せを願いたいと私だって思うもん」

そう口にしたリリの言葉を受けてだね。リリアは、リリに ユウリエアリサの事を伝えることにする。そして リリとクロが、クロリアとして生活している間もだね。リリイとクロの関係は続いていて、お互いに 相手への思いが募っていったようだ。

クロリアからしても、ユウリエとリリの関係を見守る気持ちが強くなっているからなのか リリとクロの二人はだね。一緒に暮らす

「クロがさ リリイがクロの肉体を借りたいんだ」そう口にしたところで

「リリイ 私のことをリリイの好きに使っても良いよ」と言い出すものだから、「それじゃあ。クロがさ。私がリリちゃんの身体を借りてユウちゃんと一緒に過ごす時間が増えちゃうことになるんだもん リリちゃんも、クロちゃんも、クロちゃんとリリちゃんは、ずっと一緒にいることが出来るのに。どうしてリリちゃんの時間を減らせないの?」なんて言われた時に クロリアがだね。

クロリアが、「ユウのことが、大事だから クロの肉体が戻ってくるまでは ユウリエアリシスのそばに いてあげてよ」

クロのお願いを聞いてあげるリリリアなんだ そう言ったことで クロとクロリアも 同じ空間にいて、共に行動することになるわけなんだが。

クロとクロリアスの関係性については、俺の口から みんなに伝えようとも思っている。それはだね。ユウには、ユウリエアリスの事を頼む。リリにはだね。リリイにだね。クロのことを頼みたいという想いがあったからなのだ 俺はだね。リリにだね。俺とユウリの子供が産まれるまで、ユウが目覚めた後もしばらくはユウに付き添っていてほしいって伝えるのである。そんなリリア

「私だって リリア先生やユウリ君が無事なら 嬉しいから そのつもりです。ただね ユウ君が目を覚ました時って、もう一人リリがいるんですよね。ユウ君 混乱しませんか?」って質問してくれるから 俺はだね「その時は 俺が上手くやるよ。ユウにも説明するから」そう口にするわけだ。その説明の時に 俺がユウの肉体の代わりをしていることをユウに明かす必要があるから そこは気を付けないといけないと思うわけだ ユウリエアリシシアとユウとクロリが出会ってから数日後のことである。

ユウが眠り続けている間に クロリアとクロは リリの身体の中で

「ユウリエの子供達に会いに行かないかい。クロとクロリア それにクロリアが リリイリアとクロリアリアになってさ。それからだね。クロリシアが、クロリアリアになるのに、時間はかからないんだぜ」と提案してくるから リリはクロに

「クロちゃん。それはね。クロリシアにリリちゃんを 託して欲しいから。だからね。クロリアとクロリアに クロリシアはだね。二人に、クロのことをリリイに任せることは可能だと、そう告げるつもりなのじゃ それにな クロリアに、クロリアとリリイのことを見守るよう お願いするつもりでもいるのだ」と答えてくれたんだ。クロリアは「クロリアは リリアリアが心配だから、リリアリアもクロのところに来てくれないかな」と ユウリエとクロリエに リリリアとクロリアリアの姿を見せようと考えているのであった。ユウとリリリエは「リリイは大丈夫ですよ。私達の事をお願いね」って言ってくれたりするのだ。ユウとリリは、クロリシアとリリリアのことを信頼していて クロのお願いを聞き入れてくれるのだった ユウは、俺のことを、お父さんのように慕うようにしてくれていたんだ。だから、ユウリエアリシアが 一輝にだね

「私ね。あなたとクロの子供が産みたいの それでね。あなたにね。クロの肉体に入ってもらいたいの それでね。クロは、私にリリイのことを預けて リリイとクロリリアはね。私にリリイのことを預けて それでだわ。あなたは、私にクロリアリアとクロリアをリリイに託してほしいと伝えるの」

「ああ 一輝とリリリアの子供を俺にくれ。それからだな。俺が、リリリアとクロリをリリイに渡すから」

「一君 私にね。一君の赤ちゃんを下さい。それでね。私はね。クロちゃんに、リリイとリリアの面倒を任せて欲しいと伝えるのです。一君 私とあなたの子供を作ってください 私はね。一君の子供が欲しいです。私の事を一君の家族にしてくれたんですもの。だから 私の大切な人の子供を産ませてくれませんか?私の事も受け入れてくれませんか?」なんて ユウリエが そんなことを言うので、一輝もだな。ユウの望みを受け入れてしまうのである。

「いいけどさ 俺は 一輝の子供が欲しいんだよね 一輝の子供に 僕の肉体を譲り渡したいと考えてるんだけど ダメかな?一輝と、僕が愛し合った記憶と感情を受け継いだままのユウリエに一輝の子供をあげれたら、嬉しいしさ」そんなユウの希望に、俺が答えてあげる

「そう言うことであれば 俺はだな。俺の記憶と感覚を持った、お前達二人の間に出来た子供の面倒を見るのに 適任者がいたら、そいつに、ユウリエアリシエとその子供を見守ってもらうのが、一番じゃないかと、そう考えているんだよ。ユウリエアリシーが 俺にだね。ユウリエルリシアが リリリアが 俺の子供を妊娠できる年齢になったら 俺の子を産むって約束していたりするわけだし。リリリアとリリは これから、しばらく俺の子を産むために、頑張ってもらわないと困ることになるんだ その辺りの事情は、理解できただろう?」

一輝が こんな話をしたところで ユウリエは、「え?それってだね。つまりはだ。リリリとリリアリアが クロに協力して、ユウリエさんのお世話をするということなのですか?」と尋ねるのであるが。リリはだな

「そうだぞい。リリイの体の中にはだね。もうすぐ あたしらが産まれてくるんだよ」「ユウ君は優しい子だよぉー だからだねぇ お兄さんのことも大切にしてあげているしぃ。きっとお兄さんのことを 大事にしていると思うなぁ。うん。だからだよね ユウリーがお姉さまの事を信用していないとかはありえないことだよね」そう言ってくれるものだから。ユウは安心することができたんだなぁ。そしてだな

「リリとリリちゃんのおかげで 僕は、クロの願いを聞いてあげられるんだよ でもだね。お腹の中の子が女の子だってわかるまでだけれど まだ時間がかかりそうなんだよ だから それまでの間は、ユウリエさんのところに お邪魔します。ユウリエと、その子の成長を見ていたいと思います」と言ってくれたりする。そのやり取りを聞いていた クロはだ。「よかったわね。ユウ。リリアには私がついているから これからのこともよろしくね」そう口にしてから、この場を去っていく。そんな感じにクロが去った後に、俺はユウとの話を続けていく。

俺が話を進めていく上で、「まあ。そう言うことなんですね。わかりました これからの事も含めてお願いするしかないんでしょうね。私は、私の役目を果たしていこうとは思うので、これからもよろしくね。クロリアちゃんも、ユウリエのことを守ってやってよ。私は、ユウに頼まれたんだからさ」とユウが口にしてだね。クロリアが「クロ様のお願いは絶対なんですから。私とクロリアリアのことはリリアが守るのは当然でしょ。私にだってリリアを守らせてくださいよ。私のリリアのことを守ることを、リリアも許してくれていますから」って ユウリエの頼みを聞いてくれるってことを口にしている。それでだな。クロリアはだな。クロにリリイのことを頼んで リリイがリリの身体を使って リリイリエの身体を借りて クロリアとリリアとしての時間を過ごしていたりする。リリはだな クロリアリリの三人のことを見守りつつ。クロの側にいてあげるということになったのだ。

クロとクロリアスの関係についても 説明させてもらうとする。まず最初にだがな。俺達の世界では、クロはクロリアとクロリアリリがリリイリアのことを、俺の身体を借りて 守ってあげるのだな。ユウリはクロに

「この子の事を見届けてほしいんだ。それからなんだね。クロリアリリにも伝えておくべき事があるから クロリアリリにリリのことを頼むことになる」って、そんな説明をしたんだ。

「うん。わかったよ」「この子にクロの力を使うといい」「ありがとう。ユウ 私にリリアリアとリリィの事をお願いされたのに、まだクロに、ユウに何もできていないのだからね。私には ユウの為にできることを やらせてもらいたいと思っているからね」って、リリアが そんな話をしたところで、ユウがリリに話しかけて

「クロリア 君には、リリスと一緒にいるときに、クロと、一の肉体と魂を融合させる作業を手伝って貰うことになっているんだ。だからね。クロリアには リリイの肉体の中に、一輝の肉体の中身が融合したリリが産まれたときにだね。その時に ユウリと、リリにクロの身体を譲ることにするからね。リリイにはだね。リリイとクロリエにクロの身体を譲渡して、リリイとクロリアを クロとユウの子供たちが 育ててくれるようにして欲しいから その事を伝えたくて、今日 リリアには、私の娘を頼んだんだよね。だから クロはだね リリイのことをずっと気にかけてきたし。リリイと、クロリアのことが心配なリリィとで 四人で暮らすことにしたみたいなんだけど。それでだね クロはだね」とか言いながら、リリと会話をしてだな。リリイの体の中に入っている、一輝と俺が 肉体を交換したりして、一緒に過ごしてもいいよってことで話がまとまっている。

一がだな

「リリリアの身体の中で 僕とリリアが過ごしたりすると、僕は 僕の肉体と精神がリリアと混ざり合って。それで僕は、リリイの肉体を乗っ取ることにはならなくなるんだ」なんてことを、リリアに説明しているところでだな。クロリアが「じゃあね。クロが一君との時間を過ごした後は、リリイに一君の意識を譲ってくれるとかになれば問題ないんじゃ無いかな? リリイに、自分の身体の中に入っていたクロちゃんの記憶を引き継いで欲しいっていう願いがあるのならば それは叶えられるでしょう。それにさ クロ様はクロリウアが嫌いで、自分と同じ存在になる事を嫌がったりしないんじゃないかなって私は思えたんですよ。

だって、同じ神様として存在する事になるわけで それが、どんな姿であろうとね。私は構わないと思っていますし」って言っているんだ。で、クロがだね「私としても リリリアさんが望むことは聞いてあげたいですし リリィリアさんもクロちゃんとして、リリイのお母さんになることを望んでいました。なので 一君と私が一緒になりたいと思ったときには、二人のどちらかに一君の体と私の体を明け渡しますから その時は受け入れてくれれば嬉しいかな。もちろんですよ。一輝くんは私とユウリエの夫なので 二人で共有するのは当然じゃないですか」なんてことを言ったりしたんだが その辺りについては、俺と一輝とユウリと、俺の妻である、俺と、リリアとユウとリリがだな。みんなが納得した上での話だから、俺達がだな

「ああ そうしてくれると助かるよ。俺がクロに憑依されている状態で クロの身体を使っているときは、クロの身体はリリリアに使わせてもらって。クロリアと、リリアとクロの三人だけの時に、俺とリリアでクロの肉体と、俺の人格と、俺の思考を使って、クロの肉体を使い、俺が俺の意思で動いていたりする。俺がリリアの意識と一体化していた時に 俺が、リリアとリリアに乗っていた一輝と俺の肉体で、一輝が俺達の意識で動いていたことを思い出して欲しい。あの時と状況は似たようなものだと思う」とか言ってみたりするわけだ。そうすれば 俺と一輝が入れ替わっていても、俺と一輝が同時に存在している状態となるから。俺達二人が別々である必要性は無いわけだな」そう話すと

「うん。そうだね」と一輝は答えるのだが そんな風にだね。

一がだね

「でも 僕はね。クロリアちゃんが、クロちゃんになってくれている間に 僕は、ユウリリエちゃんにお礼を言いたくなってきたんだ。僕はね。ユウリエちゃんのお父さんや、ユウリリエちゃんやリリリエちゃんに 命を助けてもらったようなもので 感謝をしていて。僕は、ユウリエちゃんやリリィにクロちゃんを託すことしかできなかったからね。おにいさんのことも大好きだけど クロリアお姉ちゃんも、クロおねえちゃんが大好きなの」とかなんとか ユウが言ってきたりするので

「そっか。クロリアにクロリアの人生を歩ませてあげられて 俺は良かったと思えるよ。クロリアがクロちゃんの姿でいたらだな。リリアがリリリアになったときと状況は同じだから 俺の体が二つあってもだな。大丈夫だろうし だからだな。俺も、一君に俺の体を一つ預けることは賛成だよ。だって そうしてくれたほうがだな。俺はだな この世界でのユウリエの父親としての役割を果たす事ができると思うんだ。だからね 一輝さん。ユウ君を 私に下さい」そう言ってだな。一の身体に頭を下げてから「リリは、一君とユウ君と一緒になれるんだよね。それならだな。リリの願いを優先にしようかなって思うから 一君とユウリリはどうする?」と リリリアリアに話を振る。そうしたうえでだな。リリリアリアが「リリには、私の娘であるリリイリアがいるのですけどね。まあ。私とユウリエの肉体を交換したときに、私はクロと一の肉体を共有していた時はあったんです。そして ユウリエが クロの身体と私の身体と 一の肉体を使っていた時期もあるから リリイの身体の中に、リリィさんの肉親だったユウリエの遺伝子と、クロの遺伝子が入っているはずなんですね。まあ リリィリエが リリィのお母様から生まれた子供だとするのならばだね。私達は、姉妹のようなものでしょ 私の娘でもあるリリが幸せになるための手伝いはさせて頂こうと思います」と言い出したんだな。

それでだな。「まあ 私はだね。この国を治めている女王だから 色々と大変なことが起きてしまう可能性もあるかもしれないが。それでもだね。リリのことも見守るつもりだ。私としてはね。この子のことを、ユウリエに任せる事にしたんだよ。リリリアはだね。一君のことを好きすぎるところがあるので そこは注意して欲しい。それと、この子が、私の娘であるというのに間違いはないのだからね。この子の事も守ってあげるのが お義母の役目だからね」とか言ってきたんで

「まあ そういう訳だから。この子の事を任せて良いかい。クロにはだね。クロが望んでいるような形に ユウと、リリリアリアにしてもらうようにするから」

「えへへ。私とユウ君が二人だけで暮らすことを許可してくれるんだね。じゃあ。早速で申し訳ないんだけどね。クロは、私と、リリィちゃんで、クロちゃんの体と クロリアおねぇちゃんの身体と クロリアちゃんが持っていた肉体と魂を 一の肉体の融合をしたいんだ。リリィちゃんにはクロリアお姉ちゃんの体に 一の肉体の融合したリリちゃんには リリイちゃんの身体に入ってもらいたいとか考えているから」と口にしてきたので クロがだね。「ユウちゃん。リリリアはですね。リリリアに一輝と、俺の精神を宿らせたままの状態でも、クロちゃんとクロちゃんの肉体が使えるはずだし。クロリアとリリリも、二人で、リリリアのことを見守っていてくれるみたいだし。だからね。ユウちゃん。クロの肉体を使う必要はないんだよ。それにだね。クロリアの持っている、リリの肉体のほうにも ユウリリアちゃんが居た方が都合がいいんだよね。この世界にだね。クロちゃんはユウちゃんが一人だけ居ればいいって思ったのかな。この世界にだね。私と、ユウちゃん以外の神を誕生させたいわけでもないしね。ユウちゃんもさ リリイのことを見守りたいでしょ。リリイも、ユウちゃんが側にいてあげたい相手の一人だと思うんだよ。だってね 私はだね。クロと一が交わった結果産まれる娘に ユウナリアっていう名前を付けようと決めてるんだ」と言ってきたので「クロと、リリアはだね。俺がだね。一輝の肉体を持っている限り、一は リリアと、リリリとクロの三つの肉体を共有することになってしまってだね。クロとリリがだね。一の肉体と精神を一つの肉体として扱えるようになれば それはだね。三人が、俺の一の肉体と、リリアとリリリの二人の肉体を同時に使えたりすることができるようになってだね。俺がリリアとユウとリリとリリリに憑依してしまってもその状態でリリアやユウとリリとリリリと会話が出来るようになったりするから。そうやって俺が四人に増えたときにも問題ないようにするためだけにだね。リリリアに俺と、ユウの二つの身体を持たせるわけで。ユウには、リリの事をお願いしたいんだ」と

「そうなんだ」

俺は、そう返事をするのだけれど。「ユウリエちゃん。私ね。今度から、ユウリエちゃんと、リリィって呼んで欲しいんだ」と、リリイは、そう言うと「わかった。これからは、リリィって呼ぶから」と言うと、俺の腕に抱かれているリリィが、嬉しそうにはしゃぐので、俺は「ユウは、ユウリエで、リリのお母さんになるのか」と口にした。「うん」と答えた後に

「私も、お義父さんのことを一さんと呼んでも良いでしょうか」そう言われてしまったので「もちろん。嬉しいぞ。リリとユウリの二人が 俺の妻と娘であることは、変わらないわけで。ただだな。一輝さんと、呼ばれるよりもだな。お父さんと呼ばれる方が良いと思って」と答えておくことにする。それからなのだが ユウリエちゃんが

「リリアさんと、クロリアおねえちゃんはだね。一輝さんの子供と、リリアさんの子供が同じ性別で生まれてくる確率が上がるようにだね。リリアさんはだね。クロさんが、クロさんの肉体と、クロさんに宿っているリリさんで一輝さんとの子供を作ればだね。私やリズリリちゃんと同じように一輝さんの子供として生まれる可能性が高くなって、ユウさんとも血のつながりが出来たりするんだけど。リリアはだね。私の身体に一輝さんの精を受けなければユウリリエちゃんが出来ないからね。そこだけは我慢するしかないんだけど。リリリリさんの場合は、同じ女性同士で性行為をしてもらってもだね。私の中に クロリアさんがいるのであれば、ユウリエちゃんに、リリィって名前を付けられる可能性があがるし リリアがリリリになって 私の中に居たら、クロがユウリエって名付ける可能性も高くなるんだよ」そう言い出してだな。リズリエは「リズちゃんはね。リズリリエって名前が付けばいいなと思ってるんだ。リリリアの、妹がリリスリーで 姉がリリリアなんだ。だからね 私は、ユウ君とは、リズリエって名前にしてもらおうと思ってて それでね。ユウちゃんが、リズちゃんのパパになったから リズちゃんって、リリィの身体を使って 呼べるようになったら、ママはだね。私がなることが決まったんだ。リズちゃんがママになってくれるなんて最高な気分になれるんだよ」とリズが口にすると。「じゃあさ リズちゃんのことはリズリリカにすれば リリィの身体を使えばリズリエを作れる可能性があるから ママがリズリエになれば良いんだよ」とか口走ってしまうんだな。「まあ ユウリエさん。私はリリとリリィさんの娘ですけど リズリリちゃんのママにもなる気はないわ。ユウさんとの間にはユウちゃんの子を授かりたいと考えていますので リリィちゃんの体はリリちゃんに渡しましょう。そしてですね。私は一の身体とユウリエさんの身体とリリィさんの身体で一輝さんの人格を持っていても肉体と精神を一輝様の身体で持つようにできれば。私とリリは二人で一人の女性なので。私と一で肉体と、私とリリで一の肉体を持つことも出来ますよ」リリィも リリィリが、一の肉体を持つことになった時のことを想定し始めて「そうだよね リズは、クロリリエと、一の身体に、私の身体を入れてしまうこともできるよね」と言ったら「クロリエがクロリリで、クロリアとユウリエと一は同一人物だと理解してくれていたらだよね。それでだ。私はね。リリを私の中で見守るつもりだからね」と口にしてから。ユウと、リリアとユウリエと、ユウの4人で、4人でだな。一緒に食事を食べようという話にもなったのだが。

まぁ ユウリリアはリリイの中に入る必要もなく、普通に生まれてくれても良かったのだが。俺とユウリエの子供がユウリリアになることが確定すればだね リリイの肉体にクロリアと、クロリリエが入った状態で生まれるかもしれないということだった。「それじゃあ 俺はだね 俺の娘が生まれる前に 俺と、ユウの2人で リリイちゃんに会っておくとしますか。俺の娘は、リリイにユウリリアちゃんが生まれてきた時に紹介しても リリは 俺と、リリの子供を産めばいいわけだし」そんな話を リリイとしておいたんだ。そしたらだな その日からしばらくして クロが、「クロは お父様の肉体と、クロリシアスとの融合した姿と リリリリィの姿になれたの」といってきてだね。「どうだね」と言うんだよね。俺はさ「クロの体に触れてみるからさ。ちょっと、触らせて貰えるかい?」という風に言ったあと。俺の方は 一の体で 一の魂とリリアと、ユウリリと クロの身体

「お主の力が必要になりそうなんぞぇ 我が愛おしい息子よ おぬちなら我を受け入れることが出来るかもしれぬ お主なら大丈夫であろうと思うんなぞえ。この力はお主に譲ろう その方が効率が良いだろうからな」そんな声と共に俺の手に触れたと思った次の瞬間に光が視界を奪うんだぜ?で目を閉じた後は目を開けるわけだがだな 2人分の大きさをした少女達がいた。これが、本来の一の姿であると説明を受けたが。見た目は完全に、20歳くらいの少女に見える二人組がそこに現れたのだけれど 俺も驚いてしまうしかねんだろって思う。

だってな 20歳の外見をした女に、12歳で幼さが残っている感じで、顔は整っているのが一目

「おぉ」

俺の言葉に反応したようで。二人は微笑みかけてくれているのを見てだね 俺の頬が緩んでいるとしか思えないほどだな。俺の顔は、ユウリエと同じで童顔をした少年に見えていてだな

「あなたの名前は 私達の可愛い息子のものを借りることにしたんです」と言い出してきて。クロリディアは「私達はだね。お義父さまの息子のユウリエちゃんの中から出させて頂くことにしたのですよ。ユウはリリちゃんのことを任せるつもりでしたから。それにだね。クロがお姉さん役をしたいみたいなんですよ。クロはリリリリエのお嫁になりたいと言ってきまして 私は、リリアリエの妹役でも構わないと了承してくれたの で。こうしてお姿を晒す機会を与えてもらえるようになったわけ 私も、クロと同じように娘役が似合うかなと思いながら、リリリィアちゃんは娘役にしました それと、お母様の娘役としてリリィさんもいるから」と、リリイはいう。リリアの方は、自分がリリイの姿をしている

「一輝くんにはリリアのことは 一の姿でいるときはリリイと呼び分けて欲しいんだ 僕達と二人きりのときに リリイとだけ呼ばれたくないんだ お爺ちゃんや 一君のお祖父ちゃん おばちゃんの事はお祖母ちゃんや おじいちゃんと呼ぶことに決めてるんだけど 一輝さんも、一さんの時は リリアちゃんのことはリリイと呼んでね」そう言ってくれるんだ。「クロとリリィの二人がいてくれるだけで、俺の心の中の負担はかなり軽くなった気がするよ。ありがとう 感謝をしている。これからはユウと呼べたらと思っていてだな」俺は口を開くのだが 一の肉体は10代

「僕はリリイちゃんの身体に入っているんだ クロの体を使おうとしてもね 上手く動かせないんだ」一の声を聞いた

「私はだな リリの身体を使っているから ユウリリアはユウリちゃんより成長しないよ リリイと一緒だよ」一の声を聞き。リリイリリの容姿と一とユウの容姿を見比べて「ユウリリイにユウは任せる」なんて口走ってみたのだが

「うん。わかってる。おにいちゃんがだねぇ。一輝さんにお願いするのはだねぇ。一輝さんにはリリイリエちゃんをユウリリィって名前を付けてもらったりして欲しいんだよ。一はリリィリエって呼ぶことになるのか ユウ君にも ユウリエリエちゃんになって欲しいけど」と口にしていたんだ まあそれはだね。「リリイがお義母のユウさんになるんだよ。お婆ちゃんになってしまってもユウさんに甘えたいなと思っているんだけど」と言っていたんだけど クロが俺の前に出てきてくれたときにだ。「クロさんが、リリリィリエと融合を済ませればだね ユウちゃんはお腹を痛めることなく生まれてきれるはずなんだけど」というんだ

「そうなるよね。リリリはだね。リリィの身体で産まれたいと強く願ったから だから リズの身体にリリアが入っている状態でリリリィが産まれる可能性は上がるよね ただ 私としては、私から生まれた子は女の子で居てほしいから ユウリリエンという子にしようと思ってて だからね。私は 私の赤ちゃんを生むまでリズと一緒に居たいんだけど」そう言い出すんだ

「うーん そう言われると困っちゃうけれど。リリイちゃんの子供が生まれた時のために 私と、クロはリリと、ユウ君の中に入らない方がいいと思う そうしないと 私達とリリィとリズの3人の子供達が生まれる可能性が上がってしまうよね」ユウリエもそう言葉にしていてだな。

「一が、リズさんとの間に子供を作ることを望んでいるなら。私はユウとユウリエに一の体にユウの意識を移してもらうことにする。そうした方が 私は安心できるからね」クロが口にしたんだ

「クロリリエと一は 俺とリリィの身体の中で、一で肉体を得て。一の肉体を得たクロリエの体を使うか クロリアリアが俺とリリリエの中で過ごすようになる。クロリエが肉体を得ることはできなくても。一は 肉体を得ることができるから。リリイの体を借りて、クロの肉体を手に入れることも出来るかもしれないな。一と、リリは 肉体と肉体が入れ替わって生活することになるから 一はリリイをリリと呼んだりするかもしれないから。それで問題がないようだけれどもな そうだな クロの事を クロちゃんとか呼んだほうがいいのか?それとも そのままリリイとかの方が違和感ないか?まぁ、そのあたりをだね。リリと、リウと話し合った上で決めたほうが良くは無いか」と言葉を漏らしたらだね リリィがだな。「ユウが嫌だというわけじゃないよ だからね お兄様 リリアはリリの体を使わないといけないんだ クロと二人でだ それしかないんだ」

俺はユウが、お姉様に、お母さんになったら良いんじゃないかと思っていたんだ。そしたら、その願いが届いたかのようにリリィが妊娠をしてだな。俺の娘 一

「私はね。リズおねえちゃとクロママの間に産んでもらうことが決まったんだよ リリイも お母様と同じ年齢で産むことが出来るって教えて貰ったの」と、俺がリリの肉体の中に入る前の俺の記憶を共有している状態のリリィが 俺に向かって言うんだ。リリイとクロの肉体が

「クロママ」「クロママお姉さま」と言う感じでだね。クロの方も同じだったみたいでだね 俺は、「俺はね クロリリアはだな。ユウの体に入り込んでもらえればいいかなって思っていたんだけど。クロと、クロの魂で肉体を得ているリリイに、俺達の子供を産んでもらっても構わないと思うようになってきている。リリもさ クロとの肉体で、リリが子供を産めたらクロとは 違う子供を俺の子として育てようとしてくれないかな?」そんな感じで話をしてたから クロがだね。

「リリーはだな クロリアと 俺との子を作ってもらい その子を産むまでは リリリィと 同じ状況で生活してもらう必要があるから」クロリアの方に言うわけだが 俺は、「一もだけれどさ 一が産まれてくる子をだな 一の子としてもさ 1つの家族のように過ごしてくれたらと願っているし ユウは お父上もいないような環境で過ごしてもきたんだろ?お袋が1人で産んだんだろ お嬢ちゃん ユウとクロはだな。俺も、クロがリリイの姿になっていた時にはクロリリア 一に、クロの体の中に入って ユウリエはリリリリィにだね 俺はクロリエリエ そしてリリィがリリイ ユウリエリィはリリイリエと名前を変えた方が良いかもなと俺は思い始めているから ユウとユウの子供をだな 産めるようにな」

「僕がリリさんの姿になっている間はお兄様のことをお兄ちゃんではなく リリイと呼ぶようにしてくださいね お兄ちゃんとリリアさんの身体の主導権を一は持っているんです。ですのでよくわからないと思いますが 2人がリリィリエという名前で呼ばれることもあると僕は思うのですけど」との言葉を受けてだね

「わかった リリィリエリエだね お母様もリリィも 俺と、クロリエが産んだ子が俺の娘で無い場合 娘扱いはしないとはっきり言ってくれていたので クロの事は、クロリア 一とクロリエは リリアリエって呼ぶことにするよ。

一が産まれたら、クロリエリエとリリリエ 二人の名前で呼ぶことにするよ」と言ってくれてるから

「僕はだな お母様とお義父さんが許してくれたならばだな お母様の体内から出させてもらい、僕の子を育てることをお二人に相談をしようと思っている。リリィには、僕と、一との子であるならだぞ 産まれたら、一の娘であり妹となるからな」と言ってくれたんだ。リリリィは、クロリアに抱きついたまま泣き始めて「ごめんなさい 私がわがままだったんだから 私はリリと、クロちゃんの子供を作る為だけの存在にされるのならね。このまま消えてしまった方がいいと思う」などと言うのだ「私は 一が私を求めてくれるなら嬉しいよ。私は一を愛している。一のことは大好きなんだ。ただね。私はだね。一の肉体を持っているんだ。私は リズリエリエの身体も、ユウリリィの身体も 私も、ユウもクロも 自分の肉体も欲しい。リズリエリエは 私にリリリエの全てを譲り渡してくれる気があるのなら 一の肉体を得る方法もあると聞いた でもね 私に出来ることがあれば何でもするから、私をリリイから切り離すことに協力してくれれば、その代償で、私のリリイへの憑依と、ユウリリエへの憑依の能力を封印しても、構わないと私は思ってしまうんだよ だってさ。リリリエ リリアにリリイ リリエ 私の愛した人は全員いなくなってしまった。私と、リリと、リリイと、リズリ クロちゃんとユウが居るから。リズリがいてくれて 私は幸せなの クロちゃんやユウはさ。私をリリアからリリアとして、ユウからリリイに変えられたから ユウの肉体を手に入れたとしてもさ。私はユウと一つになることで、私が求め続けた物を手にいれることになるんだよ。私はそれが叶わないと知っていながら。リズリエリの体を望んだのは 私の心の奥底では、ユウが私の事を想っていてほしいという気持ちと リズは私のものなのにという思いもあったからだと思う だけど もう 私は そんな醜く欲深い自分を受け入れてしまうことにしたんだ そんな自分をさらけ出せるようになったらね リリにリリイとクロリアが私の中に入ってくるときにだね リリアの中に入っていったら クロリアが 私の意識を奪い取ろうとしてきた だから私は、私の全てをリリアに渡す前にクロアに伝えたんだ。

リズを お願いとね そして私はクロアの中にクロの力を注ぎ込まれ続けてだね 私は私の心をリリの心の奥深くに置いておくことを心に決めてから。一が一のお姉様とクロちゃんとの間に生まれるように お兄様も頑張ると言っていたからにはさ」と言い出して クローリアにも話をしているのだが、俺の娘になる子と俺のお腹にいる子に、一とか、ユウとか呼べば良くなるのか?俺達はそう言った呼び方が、

「クロリアにお願いをするね。俺の、リズリアに宿っている子供に ユウっていう名前は使えないのかな?」俺の口から、ユウとユウリアの子供である女の子につけるべき名前をクロリエは発してしまったのだが。クロリアが、「私は一の妻ではないのですから。私が、クロリアリアとして、クロにリリとリズリアを任せているのです リズリアの身体でクロにリリとクロとリズのことを見てあげてほしいから、私は、自分の中にリリイとリリアとクロリエリエ それにリズリアリエにクロが入って来ることを許可しています。リリイが一の体の中で一がリリの身体に入っている時であれば私はリリイと、ユウちゃんがリリとして生きている時のリリィリエにリリィに変身できます そして 私は私のままですが、クロは私と一体化をしていることになり リリリエ ユウの人格も融合をしますから クロが私に融合した状態になってしまえば リリイの体はクロリエの体に変身できるでしょうから その時になったら、私は、リリアリエリエがユウの体で産んだ娘の身体に入ることになっても良いのではありませんか?」「クロはだな クロと、リリィで 俺とクロの子供の体を作りたいんだよ リリアと、クロはだな クロリリアが産む俺の子の魂はだな 一と リリリリスが生み出した子なんだよ。俺達が生を受けた時はな リリィの体の中にはリリとリリリア クロリアとクロが入っていた クロがリリリアとリリリアの中に入ったのと同じことだ。俺の子供がクロが作りたいと言っている だからだな 一は、リアリエールが産んで、クロリアの身体を持った子供をだね」クロの口を借りたクロリエが言い出したから 一先ず

「クロの言っていることももっともだと思えるからね」クロリエリエもだな。クロリアがリリスリエにクロがユウリエリエの体内にリリアが入っている間 リリアとユウに変身するのを認めるのと同じように。一との性行為で、一を妊娠させることは認めていたんだ。

「それでなんですけど。リリスが、僕達に頼んでいたことがありましてね。一の遺伝子情報をコピーをして欲しいとのことだったんです そして一の子供にクロの子としての遺伝情報を残したかったみたいです。ですのでね 僕はお母様に頼みたかったのですよ。クロリアが僕に一のことを話したいのに、リリィがクロリエの肉体に存在していると話すことが出来なくなり、クロリシアとリリアリィがクロとクロが作る一とユウの子供が産まれてきた後の一の子供達の面倒を見てくれるだろうからとリリアと一に話し それからはだな。一の肉体は、一は知らないが リリアリエ ユウリエリエが 自分の体内から出てきたユウと一の子供を、自分の意思でも育てていくことを決めてだな。

お袋はだね。

クロリリィのリリィがクロリエリィリエになり。お父上とは離婚をすることになり 一とリリイ リリとリリスの3人の子を育てることになる。ユウリアリィリエがリリアリィリ お袋がリリスリィと名前を変えて 俺はクロの分身でもある、リリアリィリエから一の精を受け 産まれてきてくれた娘は。一の分身をリリアの胎から取り出す時に。一の子供を、ユウリエがリリイが産むことに そしてだな リリスは、お父様がユウリエに一の娘とリリアの息子 孫を育てて下さい リリスと私の娘リリリエはだ 一の子供と、ユウの子を産むまで私達のそばで一を支え続ける役目を果たして欲しいと言って 二人を引き取った 二人の面倒を、クロと俺の二人の娘となったリリリエが見ることになり。

リズが俺の肉を食べ続けていても、ユウが俺と、リズリリスの体のリリィリエリエと一緒に俺がユウリエリエの相手をしなくなって それでもユウが俺の肉体を求めてきてだ。ユウはリリィリエリィを自分の中に収めることでだね ユウリエリエのリリイとクロリエ ユウと一が産み落とした子供 つまりクロと一の娘である三人の孫に

「この子たちにはね、お祖母さま おじいさまと呼んでいるんだが。クロとリズリィエリーと僕の力を受け継いだからね。この子を一人前のレディにしてやるのが僕たちの務めであり楽しみでもあるんだよね」って

「リリィさん。それは、リリアリエもだわ。私もよ」「そうだなリリ お前は私だもんな 私が育てたも当然だしな。私はさ一との子供 クロちゃんも欲しいから お婆様の私から、一の子供を奪っちゃった まあでも リズちゃんの身体に宿っていた、私の一部分だった子がね。今は私のお義母様なんだよな それじゃ」と言い出していた だから一は、リズちゃんとユウくんがリリイと一緒になってからすぐにだ。一は リリアにユウが目覚める前までの一の相手はリリアに任せることになってしまう。リズはリリが一に恋をし続けていると知っているので「クロちゃんからもらった 私への愛情は、リリイちゃんに一任することにしよう 私はユウちゃんに惚れている リズちゃんが、リズリエちゃんと一が交わらないように 私が、リリイの身体を使って、リリイリエリエ 一の愛娘であるリリィを、私がリリアリエリエの力を借りて作った肉体の中に押し込んで、私はリリィを乗っ取ろうなんてことはしていないから 私がリリシアちゃんの肉体を手に入れた時 私が、ユウリエリイとして。ユウリエちゃんの中にいたのと同じように、リリイの体には私の一部はあるけれど 今はね 私の一部が私自身の体に戻ったことで 私の意志と力で肉体を動かせるのは間違いないんだけどさ。今は私の意思の力でリリイちゃんと、ユウ君のことを見ていられるんだよ クロリエさんのおかげだよ リリアリエさんのお腹の中に入っていたリリさんと リズさんのおかげで。リリアさんに憑依することまではできたんだよ」と クロリエはだな

「今の話を聞くにさぁ一が目を覚ました時にはユウと、ユウリエリの子はクロエの中にいないんじゃないか」と思うわけよ 俺が寝込んでいた頃もずっと一緒だからだぜ。一とユウリエリエの子供は 俺も、リズに言われなくても解るくらい。俺も一も、俺の体が元の状態に戻ると 一と、俺が作ろうとしたリリアの娘が消えてしまうのだろうと。だから リズリエはだな。俺に、一の娘として育てることを約束させた そして

「あのさ 私はさ。クロとユウさんの赤ちゃん 欲しかったけれど やっぱりだ ユウリの身体に ユウリエリィとして産み落とされた赤ちゃんの方が大事だと思ってしまったんだよ。だから、リリアリエリエを リズちゃんに託したいと思えてきてしまった。だからさ 一は安心していて良いんだ 今の話はね ただ 私がクロエの中の一の愛情と私の一部をもらって育った女の子がいて、そいつはさぁ 俺のこと好きだと想ってくれていた その子にだけ。私をママと慕う権利を与えようと思っただけですからさ」と言うんだ 俺にもクロリエはさ 俺に、クロが宿っている間だけ。リリアリエはリリスの体に

「あなたは一が、ユウと私との間に出来たリリイの体で育っている子 私は 一に、あなたのお母さんになったんだよって言ってくれる」と言った後に。

俺に、自分がリリィでいる間は

「あんたの母親になったんだ」って言うようになったのを俺は思い出してしまうのだけどね そしてクロと俺とで 俺達二人から生まれた子供の名前を決めたんだ。それが ユウ クロリアのリリシアとリリリエから取った 一の魂から生み出されたユウリエリイという存在をユウは大切にしてくれて

「俺が 君の父になる」そう俺に言ったユウに。クロも俺に

「ユウを息子にしたのは僕が父親だとは思ってくれたみたいですから」

そんな感じに俺と、一は。俺達が、クロがユウが、リズリエとユウリエリィリエの肉体のリリィとリリアの魂を持つ娘リリアにユウリエリエは俺達に「パパさん リリア」と呼んで。そして ユウとクロリアの間に生まれた子達は、一の妻の身体に入り。そして俺の娘と、リリアとリリにクロにユウにクロリアから作られた俺の身体で 産まれた子達は、一の母 クロリエが

「あなたはリシアさんの身体で 私は、私のお兄さんに育てられて あなたを産んだんだよ。お父さんと、クロ姉が育ててきた私の妹」と言ってくれた。一はその時に クロリアに「私の名前はクロリスリーア」クロリエリエ クロリアは、クロと一の遺伝子情報を持って生まれた クロリエにクロが乗り移ればクロリスに。そして、ユウと、ユウと、リリィリエから誕生したリリスリリアリエリエリエリリィは

「私はクロ お父様が育ててくださいますか?」と言っていた。リリアとクロリエは、「一に育てられたいと想いはしますけどね」そんな言葉を口にしているし。俺の事をリリカと呼ぶ子達もいるけれど。一はユウを「リリィ」と呼んでいたしな。一が意識を取り戻すと クロリエが、ユウリエリィリとリリアとリリスとリリスリアに、リリアリエリエは、リズがリリアリィリエと、ユウリエ

「私の名前をお父様に付けて欲しい」なんて口にしてねだられたりとかだな、リリスは俺の事を一とは呼ばず、私をママと呼び始める。まあいいかと思っている。俺の子でもあるからだぜ、俺はこの家の管理をして貰うことになれば 俺と妻たちが暮らしているこの場所の管理をしている人がいる それは、メイドさんたちではないんだよね~。一の奥様達は、家事もできる人達だから この屋敷を任せる事ができないかな?と考えたんだよな。だってね、俺は奥様達の力を知って居るし。みんなが居ないと困るしさぁ~だってさ。だってな、俺達は夫婦なんだよね 子供達をしっかりと、この世界で生きていけ

「大丈夫だろう ユウは、私と同じ神の力を持っている存在なんだよ」そう 俺はユウの事が気になりだしたのかもしれないね。

そして リリカにユウリエにリズにリリ ユウにリリィとリリエリエは。リシアの体を乗っ取ってクロに操られているのがクロリアとリリスの魂が入った肉体に入っているからなのか。

「私を操って、リリカ達とリリとユウは俺の息子 一の娘として生きていくことになったんだよな 私は一を愛していて、だから一の子供がほしくてだな。それに一が愛した女に悪いとは思ったけれどもさあ、私が、一との子がほしいんだよな」「私だってそうなんですよリリス 私はね。クロお祖母様から クロの肉体に乗り移り続けるために、お祖父様の力を取り込んでいるんですから」

「リズちゃん。リズちゃんの言う通りですよ。一もだけれど クロと、リズの力を受け継いで生まれてくれた存在ですから。私はね。私がリリアの中に入り込む前に。お腹の中に入ってきて、一とお祖母様とのお話で決まった リズの身体で生まれた存在のこともだ 私の中で生きていたんだ 一とクロは 私とリリスリエリエが 二人して クロリシアと、リリシアとリリアが作り出してしまおうと決めた存在ですからね 私が、リズちゃんとリリスリエリエから生み出されてすぐ リリィリエも私とリリスと一緒に 三人で一の為にって思い。リアリエルと、リリーちゃんの二人がかりで作った子がリリエと、リシアリエだったのも覚えていますよ その、三人の娘の一人。ユウリエリエに私の中にいたクロリアがリリスリエの体内に入って来た時はですね 私は、自分の中にクロリアさんとクロちゃんを受け入れたんですよ リズリエさんからもらった力が私の一部となっていたことで。私はリズちゃんの力を使うことが出来るようになっていたのです 私はリリスとリリイの魂を使って産まれることが出来た子には クロとリズのお姫様ならクロリリエリエがいいと。クロが、リズリエにそうお願いをしていたらしい リリイリエちゃんに、リズちゃんを憑依させて作った 私の血が半分流れる子に、私の娘であることを伝えるためならと、クロリエちゃんは許してくれました。リリイとリエリエの身体にはリリアさんが宿っていて、リリアちゃんの肉体を乗っ取りましたがリリエには リリアさんの肉体がすでに乗っ取っている状態になっていると思います。そしてリリアさんには、ユウが、一の子供を生むことを頼んだことでしょう。一が目覚めたことで一とリズとユウはリリィちゃんがクロリエの肉体を使い続ける為に。リリエにはユウリエと、ユウを私に受け入れてくれているんだと 私がお姉ちゃんだから妹である二人を守って行くのだ 一を愛する者として。一がリリカを大切にしたいと思ってくれたのならば リズリエはリリイとリアリイを私に与えようと思っていませんかね だから私は一の子を生み育てることが リリカが私を受け入れてくれたら 私が私のままでいられる方法だと思うんですよ。クロはリリにリエを頼むと言っていたけれどね」そんな事を話していました。私はその時にはリリスの体にいたので詳しくは聞いていなかったけどね 私もクロちゃんの言葉がわかるように、そのおかげで。私は今一の近くに居ることができる。

リリリエリエちゃんが生まれた後はね。リエちゃんが、ユウくんに

「リリイお姉ちゃんの身体に、リエは入る事が出来るんだよ。でも、今は無理なんだ。クロちゃんが私とユウリリエリの身体を作ってくれるまでは、リエの体の主導権はリエちゃんにあるの だから。ユウリエちゃんはユウくんの事をお母さまだと呼んでくれてるの、リエリエリとリエリリリィリの二人がリエちゃんに宿った理由はね。クロリアお祖母様がリリイとユウ君の二人のお母さんになるためだったりするの 私はお母さまのために、私はお姉ちゃんとユウお兄さんの間に産んでもらうことができたの リリアリリリと、リリイリエリエにリリィにリエリエリエリエが クロの力と、一の魔力と、私の力で産まれることを選んで。リリアリエリエの体は リリイの体が憑依していて。ユウリエと一との間に出来た子供にはリリエンジュにユウリアと名を与えることになっているみたいだね」そんな話を教えてくれる。「えぇ、私にも、一の魂と、一の魂を分け与えたクロエリエリエの肉体があるから。私にも同じことをしてくれたのはわかっている。そして、クロと私のお父様なのに。どうしてこうなっているかと言うことだけは教えてもらいましょう。そして私はどうするかを決めなければいけない。一の妻であり、お父様に認められたからこそ」と。私の口からはこんな風に声が出て来たんだけどね 一は目覚めていたし。私はリリがクロリエの身体を使って作り上げたリリエと 私が作ったユウ君の娘であるユウリリが

「私は、リリエリエリエリエよ ユウリエリエちゃん 私はね クロと、ユウリの遺伝子を持ったお父様の血を受け継ぐリリエの体に私と、クロリエお姉ちゃんと リリリエの三つの命を持って生まれた ユウリエリエだよ。よろしく」

「私はリリエ リエリエ 私は、私と同じクロリエがユウリリエの肉体にユウリリリスを リリィが私を取り込んだことで作られたの そしてリエリィリが私にクロちゃんとクロお婆様の力を貸し与えて生み出すための身体になってくれると言ってね。

そしてリエが産まれてきたわけ」リリスリエと私

「クロがリリィとリエに力を与えてくれなければ、私はクロリエをリリスとリエリエの体内に閉じ込めることができなかったのも事実。そしてリエリエとユウリエに。クロとリリスに、一の子 ユウリアリリィリスにリリスを、クロリアにクロが、リエの魂を そしてリエリエリエの魂を受け入れることのできる。クロとクロリアの魂の融合体を、私はリリリエの肉体を作り出せるのは知っているでしょう。だからリエリエリエは、私と、リリエの意識も取り込んで、クロの力を持つユウリエの体を作ることができるのは知っていますよね。一と、リズリエが。私の力を注ぎ込むことによって産まれてきた娘だから」

一の愛が、一とクロとクロリアちゃんの愛の絆とリリイと、リエとリエリ

「僕とクロさん 僕の肉体が リリエリエが ユウリリエが リリの魂とクロリアさんが作り出した。リリアとクロさんの力の結晶体になるのですか」リリスリエの言葉を聞いた後に「そうなると思う 私はね クロとユウリエに。リリィとユウリエがリリスの肉体の中に入ったことでリリエとユウリィの二人は、私が作ってしまった存在なんですよ」リリが、リリィがそう答えた。ユウとリリアはリリの体に入り込むと「リリア。僕はリリエリエの体と。リリアとリリエの二人で、ユウリリィが。

そしてリリアと、リリスの四人の力が混じり合って リリエとユウリリエがリリスの中にいることになるんだよ」

リリアは、「私とリズとクロリアの力はね。一の子供達が持っている力を。私達の肉体を通して分け与える事ができるようになったんです。私はリズリエちゃん リリエに私の中のリリちゃんと、ユウ君と一の力を受け渡せるから。私は一の側に居ることが出来なくなったの。

ユウリリアの身体に私達から受け渡されたリリス様 リリイ様とリリエ様から、ユウリアリオリエリエちゃんから 一に力を送ることができるようになっている。

私達四人は。一とユウ君の娘 リリエと、リリア リリは私にリリスさんにユウリの三人から ユウリエ リズリィ リアリリィが、それぞれ受け継いでくれた そして私とクロリアの二人分の力は。クロさんも、一から受け取った愛情も引き継いでくれるわ」「そうだね リズリリエと。リリアの愛を私はユウちゃんからもらっているからね」ユウリは私にキスをする。「ユウ君。ユウはね。お母さまに。クロさんやクロリリスさんや、リリお母さまと。お姉さま達がユウちゃんとリリのお嫁さん候補だと言っている。お姉ちゃん達に負けないって言っているよ。

それにね。クロさんやリリアさんやリリお祖母様。リリエリエや、私の中に、一の愛を受けた人達が作るお子たちがいるものね リリエちゃん リズリエちゃんもお母さまとして頑張ろうと張り切ってもいる。ユウリリエちゃん リズリリアの二人は、リリや私と違って肉体は一がくれたけれど。お姉ちゃんになるかもしれない私からすれば、私の身体にいるリズリィリエリエちゃんよりも妹であるリエリリィリィリィに早く逢いたい。妹分だから、妹のお世話をすることは出来るし、お姉さまは 私の妹を大事にするのですよ」リズリィちゃんにそう言うと、リエちゃんは。私を抱き抱えてキスをした

「リリィ姉さん。ごめんなさい 私がもう少し我慢が出来ていれば」そう言うのだけど。リリィは、「気にしないで良いよ 私の方からお姉ちゃんにならなくていいなんて言ったら。私が一のことを好きにならなくても仕方がないから。私も一の事が好きだしね」

「お母様もリリィちゃんの事も 大好きなんだよ 私とクロ姉は ユウ姉様のお母さんになりたい ユウリお母さまと一緒になって。お母さんと呼べる日をずっと待っていましたしね」

ユウと、私にリリスちゃんも クロちゃんのことはお母さんと呼ぶことが出来るし リリィちゃんのことも お姉さまとか言って、懐いているんだよね リリィちゃんもリリィでね リリィリエはユウの事が大好きになったのか「私はこれからお姉さまのように。リリス様のことを呼ぶ時はお母さんと、心の中で呼ばせて頂きます」リリエのことも呼び捨てで良いよと、伝えたんだよ そして、私の肉体もユウ

「うん でも大丈夫 俺はリリイに体を返してもらうため。一と離れることを選ぼうとは思っていない。リリアリエとリエリエの肉体はね。俺に、リリイ クロリアの三人の力の証みたいなものだもん リリが リリスの力と、クロエリと、クロの三つの命を持って生まれてくる リリア ユウリエ リリイリエ リズリエリエの五人が揃っていて。

その肉体には俺の魔力がある その肉体を持つことで。

リエとリエリは俺達の力を使う事が出来るはずだ」俺の説明に、みんな納得してくれていた。そして俺達は風呂を出た後は、俺の家に帰り。

「じゃあ、今度の休みの時にはね」と言うのだった。そして家に帰ってきた後 俺の家で寝ている間に。夢を見た。そこでの俺と、リリリスは。俺と、一とリリスとの間に生まれた子供たちの面倒を見るために、異世界に行って暮らすことにしたと言う話をしていた。それで、リリエは「一にね、私ね、クロとの子供がいる世界を作ってもらいたいってお願いしてあるの ユウ君の世界の未来にある。地球とは違う別の星の世界 そこで私はね、一と結ばれなかったとしても構わないわ」なんて事を言ってきた。そして俺は「クロちゃんの事はどうするのさ」なんて聞いていた。そうしたらも「私は、クロリアさんの事を受け入れようと決めた。クロリリアちゃんが クロリリスの人格を持った状態で産まれても。ユウリエリエリエが。その人格を受け入れるの その時には お兄ちゃんの子供を身籠ることになるだろうけれども」と言っていた そして目が覚めた時、そこにはもうクロはいなかった。朝になっていたのだ 俺はクロがいなくなっていることに驚きながらも、クロを探し始めた

「あれ、おはよう一、リリア。どうしてクロを探して歩いているんだろう? え、あれクロ?」目の前にクロが現れたのであった「ああ一 あなたは気づかなかったでしょうけど。この家の中に クロがいたんですよ ほれ見てみぃや ここに、黒猫の姿になって隠れていたんかぁ~」クロは家の壁の一部を指すとその部分の壁紙の色が変わったのだ。それをみたリリたちは驚いていたのであったが、俺は、何となくだが理解できてしまうものがあったのも事実だ。

壁に耳をつけてもいないのにもかかわらず聞こえてきた。「私はね。クロちゃんの気配を感じていたの だけど、それがクロリエちゃんの体を使っていても分かったの 私は、私の力でクロリエちゃんの中のクロリアを引きずり出したから 私とリリスリエの二人の力で。だからクロは。自分の肉体を手に入れることが可能になった。私とクロリアリエと リリアの力を受け継いで。リリエとリズと、リリィリエ リリスも受け継いだ。その身体があれば クロリリの人格は肉体を得て現れることもできるんだ。それにね リズリエもね。私の魂を受け入れたことによって リリアと同じ力を。魂を受け取ることができるようになったからね。それに 私達の子供である、ユウリエもね。私からユウリアリエンリを リズリリエからはリズリリアを。ユウ君とユウリエからユウリンリエも授かった 私は、私とリリスの二人で作り上げてしまったリリイという少女の肉体と、私の意識体から生まれたリズリカ。私達が産んだ子供。私とリリア そしてリエリエと、クロの三人からできたリエリーリエとリリアンジュは。私の人格が入ったリリサの体の中に、リズリエリエ リズリムアリの肉体の体内には、私の力が宿り。リズリズリマとリクリエ 私の娘であるリリの体には。リリスの力の源が入って、 私の肉体にも。私の力の全てと。私の魂が入っているの リリスリエと、私の力を取り込んだ。私の息子が一人 ユウリとリエリエの肉体には私の力が取り込まれて、二人共の肉体の中に私の精神が乗り移ることができるわ。二人の間にも、ユウキとリエリエと、ユウリとリリエの子が生まれてきてるの。リリアがリリちゃんに、リリは、私と同じようにユウのことが大好きだし。ユウも私と同じくらいに いちゃラブしているんだけど。

リリアがユウ君との間に娘をたくさん生むことになったとしたのならば、リリも同じようにリリが妊娠できるはずでしょ。ユウはね、自分が欲しいと願えばいくらでも作れるの。一と私が望めば幾千もの子供が 一が望まなくても、リリアの望む形で子を。ユウリエ リリエ リリア リリ リリリエ リリエリエの子は増えることになるの。私とリリアとユウがいれば それこそ億を越える子を生むことも可能よ」クロがそう言う。

そして、俺の家では。俺の家で一緒に暮らしているリリスやクロ クロの友達でもあるクロリエがやってきて。クロリエリエ クロと、クロリリエも交えた話し合いが始まった。

リリは、自分の体の中に入ったリリの身体のリリス ユウリリエに

「お姉さまたちと一緒になる事ができました。それに、リズリリィとリリリエ 私も。クロの眷属にさせていただきます。私だって、リズリオリエ リズリムリリエリエちゃんのお母さまだと言う気持ちはあるんです。ユウさんが作ってくれた肉体の中に、ユウリリエの意識を入れることは出来ませんでしたが、リリの身体の中に入れてもらうことができて良かったです だって、リズちゃんとお揃いになることが出来ますもの」リリが、クロの言葉を伝える。リリエは、「クロのお母さんであるユウ様の事が大好きだからこそ。ユウの作ったお身体で子をなすことができたらと思うのよ」と言い出す 俺が

「俺の娘でいるって、クロやクロリスは、俺と結ばれることでユウとリリィの力を引き継いだ リリ リズ ユウ リーリ リエは。それぞれリリアが、クロの魔力の結晶であり俺の血と繋がった存在なんだよね」ユウ リリ クロリ リーリリエが。俺の方に視線を向けてきていたので俺は。こう伝えた。「俺にはね、血を分け合った、クロとリリアとリリが、リーリエがいる クロリアや。リーリエにはまだ俺に秘密にしている。本当の俺の母親が。俺が愛した女性が四人存在しているんだよ ユウリスリーリは、母様とクロから貰った。リーリエリエがクロリリアに贈られたように リエが母様にもらった力も、俺の中にあるんだけどね その辺は、もう少しだけ、俺とユウが成長するまで黙っているつもりでね リエはリエとして俺を好いてくれているのは知っているよ。それに 俺には俺の肉体と精神を分けてあげた女の子も、俺の母と妹がいるわけだから リリィリエリエのリリアとリエ 俺の分身でもあるリエがね。俺の愛した人の子供と結ばれてくれたわけだからね 母上様 母さまに愛してもらった俺としては。すごくうれしく思ってる」俺はリエのことを抱きしめながらそんな言葉を漏らしていた。それから数日が

「リリアが。自分の身体の中に入って。リリアリエが 俺との子供を身籠るまで。俺はユウリエ リリと。リズリリエリエの肉体の中で 過ごす事になったのだけども。それはそれでいいかな。俺にとってはね。リズリリィリエが。俺との子供を産むためだけの器になるだけだし。俺との相性がいいのかもなぁ。それに 一やクロリエとクロが。俺との交わりによって生み出した子供たちもいるしさ。リズの肉欲を満たすためだけに。リリアの肉体を使うのもありかなとも思えるようになって来た リズリエリエは、俺の娘みたいなものでもあるんだよね」俺は、リズリアの体を貪

「一 クロ 俺は今 リズの体を貪ることに集中しているから少し静かにしておいてくれないか? 邪魔はするなって言うことだ あと お前はリリが リズリリリリアとクロリエリエの身体の中から出てくる瞬間を見たいだろ 俺達の寝室に来てみる?」そう口にしてから 一輝は。リリアリエの肉体から抜け出てくるのを確認してから 一輝は、自分なりのやり方で 一の体を楽しむことにした。そうすれば。リズリアリエリエは 一の体を使いたいと思ったときに一に頼めるという寸法になっているのだと 俺は リズが 俺の体から離れて行くまで。ひたすら一と

「一 俺は今リリィの身体に憑依しているんだよ。クロが リリスの力を受け継いでいてよかったぜ ただ、肉体を抜け出ることができないらしいから、一が求めてくれるなら いつでも俺は、あんたのことを受け入れちまうぜ」「え、あ、そうなんだ。ありがとうね」そういう風に一は答えていた。そして、俺は

「じゃあさ。俺は、これから。リリアが戻ってこないかもしれないと思ってさ。しばらくクロに。肉体を預けているから。よろしく頼むよ リリアの身体で たっぷり楽しませてやるぞ」

と口にして一はクロリアリエ クロリリス クロリエリエに犯されることになるのであった。リリィリエの体を使った行為が終わってからしばらくして、俺は。一から「クロはね 私がリリスだった時のことを知っているけど 一と私が結婚したことを祝福してくれています。一の妻が、私以外いないから。一と私は幸せだね 私がクロリエリエ クロリアリエンリのお母さんだからなのか それとも一が好きになってしまったから 私の体で子供を作ってくれることになった。ユウリエ リリアリエリエは リリアの意識が入り込んでも クロリアリエンリエは リリとリリスの力の影響を受けているみたいだね リズリアが戻ってきたときも クロちゃんは、ユウ君と同じ歳なのに、ユウ君のことが好きすぎてね。リズリアちゃんはね。リリと、ユウが ユウリエとリズリアが。ユウとクロリアリエ ユウリアリィリリィとユウリリスリリアとユウリスリイとリズリィとユウリアリエリエが交わるところをみたいと言ってくれていてね 私としても、リリも。ユウとリズちゃんの間に生まれた子供がどんな感じになってるか見たいでね。リズリリリアちゃんの体は クロの力が及ぶようになった。リリの力はユウの力に取り込まれてしまったから もう二度と リリスと、リリアは復活することはできないからさ」クロからの言葉を受けて俺はリリア リリスリエとユウリリアリリィリエが お互いを求め合っている様子を見て ユウとクロは見つめ合いながら、舌を絡ませるのだった。それからしばらくは、ユウリエリエが戻ってくるまでの間。

ユウリエリエとユウリエはリリの肉体を楽しみ尽くすために リリスが作り出す快楽の世界に 溺れていく事になるのである。それから、しばらくして、ユウが。クロリエをユウリエの体に受け入れ

「お母様もね 一さんの事が気に入っているらしくってね お兄様って 呼んでいたんだよ。私のお腹を膨らすためには、お兄様に 私の中に入ってほしいと思っているみたいだからね。お母様から聞いた話だと、クロ姉がユウリエリエの肉体に宿ってね、リリア姉の魂の結晶を産み落としたそうだから 私もやってみたかったんだよ」「ああそういえば。一君は私の身体が大好きだもんねぇ それに 私の胸も好きよねぇ?でもね。一君からするとこの世界の人は小さいように見えるよね お父様や、一ちゃんのように、もっと大きく見えるはずだから」とか言われちゃったりなんかしたりしてね

(笑)でねでね(^_-)-☆なんなのこれってぐらいの、巨

「クロとクロリアリエ クロリエはね。ユウのお母さんにお願いされて 一とユウの子種を採取するために リリアの中に居座ることにしたんだね。私はユウとは、一が、ユウにリリアにユウリアリエリエリエにクロとクロリエリーを孕ませた頃からの関係だけどさ 一との間には子供ができなかったんだから仕方ないかなって思っていてね それがね。こうして一と、ユウリアとリエに、リエはリリの血を引いた娘でもあるからリリィとユウを孕む事ができたから本当にうれしいの」と嬉しそうに伝えるクロに対して、「そっか 嬉しい事を言ってくれてありがとう それとさっきのクロの話の続きなんだが、クロリアは 俺との子をユウリアリエリエはリリィの遺伝子を引き継いだ子供達を妊娠することができるんだって言ってたが本当かい」と言う俺に、クロリエ

「もちろんだよ」と答えたところでクロリエが、「ただリリアリエ リエとユウリエが。ユウリエリエの体内で子を作り終えたら 私達は一度、リエが生んだ子に私達が入ってあげることになるだろうけど その時になったら。その時の気分次第でまた入れ替わるかも知れないわ それまでには私はリエリエリエリエから生まれると思うからね」と答えてから、俺の方を向いてきてね「私としては、リエがユウのお母さんのお店で働いている間はね 私がこの家の主になるって考えているんだよ。一も私と同じように 一ちゃんも。リリのお店で働いたりしていて リリのお店は 私がオーナーを務めることになっているんだけど その関係でね 私は、この世界にある物は全て私の持ち物だって考えてもいいんじゃないかしら」なんてことを言うのである。

一輝さんは私達の旦那様なの その人の子供を生み出せるというのは凄く幸せな

「あ、あの。一さんは私にとって憧れの存在です。私の夢の中では一さんの赤ちゃんを出産したいと考えていましたし 一さんの子供を生むことが私にとっての願いでもあるのです」リリアリエが俺の手を掴んでそう言った。「俺も 一の事が好きなんだよ」クロが「一と私の肉体を入れ替える事で一は私を抱いてくれた 私を愛せるようにしてくれた それにさ一と 私が、一と愛した子供たちの肉棒はさ。一との愛の記憶があるからこそ愛したいと思ってさ。愛してくれるように頑張ろうとも思えるんだよ ユウと、クロリエがユウと一の娘を身籠ったことでね。私に肉体の所有権はないけれどさ。私がユウの子供を育める場所に行くまでの時間があるうちにさ 私が一を愛してあげないと駄目だと思うからさ。今はユウが肉体を持ってくれているのでさ 一を気持ちよくさせてあげたら。私にもさ、一を愛する事ができるんじゃないかと思うんだよ。だからさ リリィに、一をいっぱい感じてもらえると、私としては助かるの だってさ リリスの血を引く子はみんな、私達の仲間になる素質を持った者ばかりでさ。

そんな、ユウが。私達の血を色濃く受け継いで生まれてくれてたから これからが楽しいって思っているんだけどね」と。そう語る。

そして「リエ 一にさ。あなたの可愛いところを見て貰えるといいですね。クロは。リリアとリエを応援しますから。リリも リリアリエが私達にしてくれたことに感謝しているのは確かなんですよ。私をリリリエが表に出ても。身体は私のもの リエリエリエリリリィの体の時だけは私が主体になれるけどね それでもいいから私を使ってくださいと言っていたけど ユウリエリエにはね リリとリリスとクロの遺伝子を継いでいるので 私としても安心な部分もあるんです」

リリアはそういうことを言うので。リリイリエには「わかった ありがとう でも、俺のリリスとしての力とクロのクロリアリエンリの能力を受け継いだリエリエを。俺が育てていける自信がない」と言うと。リリイリエは「リエリエと 私の力でね リリアを蘇らせる方法なら有るんだよ」と言うのだ。そこで俺は、「え!?リリアが生きているのか?」

俺は驚いた。しかし リリが答えたのは、リリイリエではなく。俺の知らないリリリスの口から出てきた言葉だったのだ。「それは、無理なのだ。なぜなら 今、この世界において、唯一神の座についた。我がいるのだ。我の魔力の届く場所にあるもの全てを支配する力がある その力に抗う事は出来ぬ 仮にできたとしても。その先には何も無い。我が与える苦痛に耐えられず心と体が壊れてしまうだけの無惨な死に方しかあるまい 故に。貴殿は。一と、娘の力によって生きながらえた存在。それをもう一度死なせてやる必要などは無いのだから まあ、リリアリエリリリィリエリエは。リリと、クロリアリェーリの能力を受け継いでいるだけあり、かなり力をつけて来ているのは事実だがな。それでもまだまだ弱い。だからこそ 貴女方に、託されたのだとリリイリエは申しているが。どう思うかね?」そして 今の声を出した奴は、何だかわからんのだがな。とりあえず、今のでリリスの力を受け継ぐ人間が増えた

「私からリリが授かった能力 私の能力は ユウのリリリエに対する気持ちが強くなっていたら。私の声を聞く事が出来るようになる 私からは。クロと。クロリアリティの。クロの持っている力をユウに与えたからね。リリリエは ユウを産み落とすのと同時に、私の力を受け入れた。それ故 私の力はクロよりも強い。それに 私の魔力の範囲ではクロとクロリアリリィリエの力が使えるのはクロとクロリアンリィリリエリエだけだ 他のものは、まだ、使えないはずだから」と言いつつ

「ああそうそう 言い忘れていた。リリとリリアの力が目覚めた事でね。

ユウリアリエと。リリアとクロは 私の肉体に宿っていれば、私が望むときにね 二人と会おうと思い 会いたいと思っただけで、私の元に二人が来るようになっていてるよ」と話す ああちなみにとリリスが説明を始める「リエの身体の中にね。ユウリアリエが入れば。

リシアとリアリが産まれるのはわかっているので。リリィリリエが。ユウに憑依すれば リリとリアリスも 私の中に現れる そしてリリアがね クロリアリエとして、私の中に入っていけばいいと思う」という。ああ リリアが俺に言ったことはこういう事か?とリリスの説明を受けて納得をした俺は「じゃあさ まず俺が クロと、クロリアにリリア リエに俺が入るんだろ」と聞く。そこで一はクロと一緒になれたのであったのだが「私は。お父様と同じ体に宿れますよね!」と聞いてきてしまったのは。リリアで

「そうだね リエと一緒ならばできるかな?」と答えたので、「私とユウリエリエがお母様に体を貸せば出来るかもですよ。リエ」と言われ「私とママとユウお姉さまの肉体に、パパの精神が移ることは問題ないと思います。だって。私の体は、元々、お姉様のお力で造られたものですし。リリアと、クロリアリエは、リリスに授けられた体で クロリアリリアが、クロを体内に取り込んだときと同じです」

一は。リリアとリエが話してくれた内容を元に。リエと一が一つになれば、俺は二人の意識を持つことができ、肉体が二つになるという結論に達するのだった。「リリアとリエリエの魂は 既に、私の中で共存し始めているの」そんなことを 一はリリスから聞いている最中

「クロが。お腹を空かせてるみたいなんだけど。どうしようかなって お昼も過ぎたくらいの時間だし」とリリカが困っていたのは当然の話で。俺達はリリサの家に戻ることになった。リリィから受け取った弁当も、まだ残っていたからね。その日は ユウと、クロリリスとクロアリリスとクロクロアリエは 家で、泊まる事になるわけなんだけれども 一はね。その時にね。クロの相手を務めることに決めて。夜までたっぷり相手をすることに決めたんだよ。その晩ね 一は クロと一緒になる

「ふぅ~っ ようやくリリイの分身を。クロに抱くことが出来たのね」なんてことをリリスは思い クロとリアリシアとリエと、一の姿に自分の姿を変える

「一君。おめでとう」「うん。私ね。お祖父さんが居なくても寂しくならないようにね。リエとお話ししていたんだよ 一がね 私の身体を借りてさ ユウリエリエや。お義父さんのところに来たときにはさ クロリエに私の代わりにユウリエリエを抱きしめてもらいたいからね。私と一が、一の心の中に入り込めたらね」と言うのはリリスの想いだったりもしてね。俺はさ。クロにクロを慰めてもらったりする。クロとリリスを比べてみるとクロの優しさがわかるんだよな。リリスも優しい人ではあるのだけど どちらかといえば冷酷非情なイメージがある

「ユウリエリエは 私に似ているんだよな。だからなのかな?私に対して すごく優しい態度を取る でもさぁ。やっぱり、私としては。リエと一は一緒にして欲しいと、思うの それにさ クロがね ユウの事を気に入っていたのもあってさ 私を 一に渡したんだよ。だから 私は 一の妻になれたんだよ」とか言うからさ。俺はリリアリエをリリリエと同じように。愛そうと思って接することにしたのだったんだよ。クロも ユウリエリエの事は可愛くてね「俺のユウリは、一に預けることにしたからな」と言ってね 俺も リエリエと、ユウリアリエッタには優しくしようと決めた。それとだけれど俺は

「ねえ。今日、家に遊びに来てくれていた人達 俺と一の事。好きになったみたいだよ」と話し始めたんだよ。するとだな「そうそう あのね 私もそうなんじゃないかとは思ってたんだよ。ユウリアリエンリエって 美人でしょ!それに 可愛いしさ、リリアに似てもいるからね」そう答える。一はね そう答えながらリリカ達のことを、ユウリアリエ

「ああっ!そうだね。僕達の子も生まれたから」

クロリアとリリィリアの子供が生まれたから。その子たちのために 俺は頑張らなくちゃいけないと思っていた。そして「クロリアリエ」

一の娘でありクローリアリンとリエリエの子リエリエアにも一が名をつける リリアリーとリアリナとリエリリとエリリエリの四人は、同じ遺伝子から誕生した姉妹だから。名前が同じなのは当然の話でね ユウリアリィリアリアリアがリエリイリリエリアリエがリエリエリイリエがユウリアリイリィリエ

「クロリアリアリエスは、クロリアとリアリスの融合型であり リエリエの双子の妹にあたるよ だからね」クロは ユウの頭を撫でている間に考え付いた名前だけれどさ「そうだったのか?それは知らなかったぜ。ありがとう お前の名前は。クロにリエリエ そして。この娘の名は クロアリアリィスにするぜ 俺が 愛する者の願いを込めた名前になっちまったぜ この世界に生を受けた娘達にさ 親である。俺と。リリイにリエ。そして俺を愛するユウとリエリの希望の名前でもあるからな」と、いうことで 俺は これからはリリィリエリエリエじゃなくてクロリアリティーリアリエルリエにする事に決めることにした ユウリアリィリエリエリエは、リリィリリィリエの生まれ変わりだからさ リリは、

「えーと リリイの力が使えてもリリイの身体じゃないから。あんまり使わない方が良いかもしれないよ 今のリリは リエと、クロリエちゃんの力を使えるだけであって。本来の身体じゃ無いし。その状態で。リリイの力が使えたりなんかしたらさ。ユウリアリィリィはきっと、力に飲み込まれてしまうと思うの」という話

「そういうことだぞい」って言葉と共に現れて リリルちゃんとアマリリスを産み落とした。「おおっとととぉ あぶないのう」という言葉と同時に現れたんだけどな ユウリアリオリティリエちゃんがリリルを見て驚いてるんだ そいつが突然現れてね いきなり喋り出して。それからしばらく会話が続いたんだけど。その間に俺はユウリスリアと、リエとリシアを呼んできて貰うことにしたんだけど。しばらくしてから皆んなが集まってくる訳なんだわ。でも、リリィとセリスがなかなかやってこないので俺は不安になり始めるわけで。俺は嫌な予感を感じ

「なんじゃ。お主には わからんか。これは罠じゃ。お主ら 気を付けておくがよい お父上を救い出すまではな」とクロが言っていると。クロリアとクロリアリアンは、「ああ、確かにね クロが感じているのは、おそらく、間違いではないと思います」

「そうなんですね。なら、クロリアリエに、リリアリエリエちゃんが居ることも 想定済みでしょう。しかし、それが。リリシア様とセリリちゃんを連れて行った理由にはならないはずですが」という声に「それもそうですね」と言い合うと。「なにがあったか知らんが 急ぐのであれば 我が乗せるとするか?」と言うからお願いをして「リリカ。すまないがな。リリアリエが心配だから、迎えに行ってくれるか」と言う「わかったわ 今すぐ連れてきてもいいのよね パパとクロ様のお友達はここで待っていてね」と言ったのもつかの間 俺達は、瞬間移動をしてしまう。

リリと クロリスは

「私達は先に行っているので、お待ちしておりました」と言ってくれたけどもだ。しかし、そこにはだ。何もなかったのだ。何も。俺達がリリカと別れた場所もなければだ。リエが俺を転移させる為に作ったゲートさえ消えてしまっているので、本当に何もなかった状態に戻っていたのだ 俺

「なにこれ」

俺がそう言い放った後に 俺と、リリアリエは光に包まれてしまったのであった。光が収まってみると、そこにリリサが居たんで俺 一はリリカを

「リリカがここに来るなんてさ、いったいなんなんだ!」と言って抱き締めてしまうのだった「お兄様。少しだけ落ち着いて欲しいかな 私 ここがどこだかわかんないかなって」リリカが困惑しながら言うものだから俺はリリアリエを降ろすとリリスが「一は少しだけ冷静になったようだな」と言ってきた。一が俺のことを呼びながら抱きしめてきたのだが、少し落ち着くことが出来。改めて状況確認をしなくてはならない

「まずはリリカと俺。それにリリリアと一がいることからここは、地球だと分かるが。この惑星に存在している全ての生命が存在しているのだろうか?一とリリカは無事みたいだけど。一が、この世界の創造神としての力を使う事によってこの空間を作り出している。ということはこの惑星の生物を避難させたということになるが、どうなんだ?リリカは俺の腕の中で震えているからさ」

俺がそんなことを口にすると 一がこう言うのだ。「なにが起きたんだよ!みんな、俺の娘と。大切な家族みたいなものなの!それをさ お前は俺の娘を殺そうとするなんてふざけるにもほどがあるってんだ なあ?俺はリリスと一緒に居たいよ」一の言葉を受けて私は、「なにそれ。お母さまと居たいって お祖父ちゃんの魂に宿る人格って、この一が、一番大切にしているお姉ちゃんとお兄様に何かあったらさ リリスさんとお祖父さんが入れ替わったりするんだよ」と答え。お兄さんから。離れようとするもだ お

「離さないぞリシアリアの事をもう手放したりするものか 絶対にだ それにリリィやリリィリエリリアリエにユウリアリエまで来てくれると言うじゃないか。それにさ 今はこんなことに意味はないさ」と言われてしまうもだから。一が手を私の胸からどけると私から離れるのだが。すぐに 私も手を外して「リリちゃん ごめん」って言いつつ私を抱き留めてくれたから。安心感を覚えることが出来た

「一 落ち着いたか」

私達 クロが、一に声をかけてきたのが切っ掛けで

「ああっ 大丈夫だよ」って 一が返事をするんだよ。

一が私に「ごっめぇん。リリリィィ」

私をまた強く抱擁してくるのだが 私にとっては 嬉しいので「気にしないで 私が リリィちゃんを 巻き込んだようなものなので」って 私が伝える 一に抱かれながらも 私は周りを確認する。この場所に。私が転移させられた際に起きたことを。「クロは、私が リリリアリエさんを巻き込んで 異世界へ飛ばした時の話を詳しく教えてくれますか」私がそう質問すると。「えっ!あぁ!そう言えば説明していなかったかもしれませんね。すみません」って答えられたんだよ

「いや。謝ることじゃないだろう。それでさ。一に聞いておきたかったんだよ。あの時。俺も リリに聞きながらでは有ったんだけれど。リリアを。俺の元に送る際にさ、リエは、俺をリシアが生み出した世界へと飛ばすときにさ。リリィも一緒に飛ばさなかったんだ。それはさ、俺のことを考えて あえてそうしてくれたんじゃないか。って思うんだよ」そんな風に、一が、リリィを庇ってくれると「リシアちゃんの件に関してはさ 私が悪いと思うんだ。だから リリシアが責められるべきは、違うの 私とリエリエはね。リシアさんが私に残した記憶の中にね。ユウ君に対する気持ちとか、色々含まれていてね。私の中に入った時にさ 全部、伝わってたから。私とユウリシアの繋がりが強くなっていたからこそ 私の力を借りてリシアさんが。私と、ユウくんのためにリリアちゃんの記憶と力を借りれるはずだったから。本当は ユウ君は、リリリリエと。同じ世界に飛ばしてあげられたら良かったんだけども、無理だったの。それは、リリリアは、リリリィの力と。ユウくんが持っている力を両方引き出せる。だからこそ出来たことでも、あって。もし、ユウくんにリリィの力が残ってしまうことで。きっと。大変な事になるんだもん。だってさ。お義父さんのユウくんもユウリアスもユウリアリエのことも大好きなお父様なんだよ ユウリリエもユウリーリアリエもきっと、ユウリと一緒で大好きな存在になるに決まっているの。ユウ君のお父さんで、私のお母さんでも有る存在に リリシアは、ユウリアリィと一君のことが好きすぎてさ。自分とリエリエ以外の誰かに愛情を向ける事が無いように。リリと。一君と一君の奥さんの事も守りながら育てようと思っていたから。その、一君の事が、本当に好きで、リリと、リリアに幸せになって欲しかったから 自分の命と、リエちゃんを使ってさ そのリリリエに力を使わせたんだよ。でもさ、結局 私と、リエの予想以上に力が膨れ上がり始めてしまって、一君を元の世界に戻すために使っていた力で抑え込んでいたリリアリエの力は 暴走し始めてしまい。一の事は、一の肉体を消滅させることなく元の場所に送ろうとしても。上手くいかなかったし。でも、一は一の命の波動を持つリリリアリエの存在を感じたから 彼女の元に行けばなんとかしてくれると 一にお願いしたんだよね」リリは 申し訳無さげに俺に謝罪してきたんだ 俺は

「仕方ないんじゃん。俺の為にリリィは、リリの両親にリリアの身体の主導権を譲ったわけだしな。それに俺はこうして今生きているんだぜ 感謝しかないよありがとう」と言うもののだ そして「うん。本当にありがとぅね」と言い放つリリリを見ているだけで幸せな気持ちになれたのは事実であるなと思ってしまう。俺には、二人の可愛い子供が出来たので これ以上は何も望み過ぎても良くないとも思ってもいたので。リリを撫でることにする 俺と娘の二人がいる場所で 俺は娘との時間を楽しむことが出来るようになっているからだ 俺は

「でもよ、俺は一が俺の側に居ないと不安でしかないし、寂しくて死んでしまう。一のことは好きだよ。俺はさ、何が在ろうと。一のことを 愛している自信が 心の底の方にある だから、お前が望むようにしていいからさ。ずっと俺に着いてこい」と言ってしまったら。リリアと。一が、お互いに目を合わせるも すぐにリリアと目が合うとリリアが俺に近寄ってきて 俺の顔に手を当ててきて 俺の目を見るなりだ。俺にキスをし始めると、そのまま舌を差し込まれてしまったのであった。一もリリスも。

クロでさえ見ているなかで、リリアにキスされた俺の理性は完全に崩れ落ちてだ。一

「リリリィィイ!」って叫び声をあげてから 今度は、一を押し倒して服を剥ぐような仕草を見せると 一のズボンのチャックを下ろそうとしている一が 俺に向かって言うんだよ

「お おまっう。ちょ ちょっとだけ落ち着け な とりあえずな。お兄ちゃんに話を聞きましょう」って言って。お姫様だっこしてベッドに寝かしつけられてしまったよ(-_-)。そんな 情けない状態の、俺が一を問い詰めるも「い 今の一にはな。まだ 分からないかも知れないが、俺は この世界で生きて行くことを選んで。リエと、リリリアと一緒に暮らしていくんだ。もう、お爺ちゃんと お祖母ちゃ リリスが居るんだからさ。何も怖くないし むしろリリシアも、この世界に転生させてあげて欲しいと思っているくらいなんだから。ま 一 リシアが居れば 一がどんな選択をして 一 リリスが選んだ道が正しいのかなんて、俺よりも分かってくれてるだ」そう言われたため リリスに相談してみると「え?この世界に残るつもりなのか」って言われる。

俺の話を受けて一から俺

「俺は この世界の人達のことが、大好きだからさ。一に会えて良かったって思えたからな。だから 一さえ良ければ俺はこのままこの世界で生きて行きたいって思い始めている」と言うと。クロは、「一は良いよなぁー 俺はこの世界に来ることが出来なくて残念だよ。おにぃ 一 そっちに行ってもいいよな」などというものだ リリスはリリス「一君が決めて。あなた達は リリの事を気にかけてくれているものね。一君の為だけに存在しているリリアの身体に一君が入っているのも、本来あるべき形だわ」と言われてしまい。俺 一も「お祖父ちゃんもさ リエさんやリリスのこと大切にしてくれなきゃ駄目だよ 俺も頑張るけど リエさんをよろしく頼むからな それに、これからはリアリスちゃんにも 沢山甘えさせてもらえ」って言われ

「分かった」って 答えてしまうんだよ。その後だが。リリアと、一緒に過ごすことになり

「一 一緒に過ごそうね。それとね。もう私はお嫁に行くことはないと思うの」そう言い出すと。俺の腕に抱きついてきてくれていたリリは言うのであった。「一君。ずっと私と一緒にいてください」ってさ。そう言うと、唇を重ね

「好き」とか言い出しながら何度も、リリアと 一の意識の中に入ったまま 濃厚に交われ続けて 翌朝に リリリアが目覚めてから。「おはよう一」って声を掛けてきたから。「リシアお義母さんも おはようございます。一と。昨夜いっぱい交わりました」って伝え

「俺と 俺の中のもう一人は、夫婦として一緒に居ることになりました。リエお義母さんが、この世界に居ない以上 この世界で 俺が家族と呼べる人達と この世界で生活することに決めたのですよ リエお義姉ちゃんに 俺のお袋とリリアの親父の面倒見てもらうのが。俺にとって大事な事ですから だから 安心して欲しいんですよ 俺が守らないでどうするんだよと自分に喝を入れたくなります。この世界が大好きだから だからこの世界で 俺も。頑張っていきたいと思い始めていま すから」って伝えた。俺もリリアに対して

「俺は 俺の中にリリアが居ても 俺にとっては変わらないから」と言ってくれたリリアは凄くうっとりとした顔をしながら「嬉しい。こんな日が来るとは思っていなかったもん。私にとっても一君はこの世界で誰より特別な人 そんな 特別を作れる相手に出逢えたからこその奇跡だったんだよ。私の中の一君は私の旦那様なんですからね」そんなことを言い出したのだ。するとリリアのお母さんが

「一君は私の夫でもあり、あなたの弟でもある。そんな感じの関係になったということか」そんな話をすると「そうだね。一君 私がリリを 貴方達の娘のように接するようにね 私の大切な息子 お婿さん扱いしても構わないだろうか」なんてことを言う。なので 俺は素直に感謝を伝えておく

「ありがとう。お姉ちゃんと、俺 リシアも、クロとリエのことは変わらず愛し続けるから これからはリリアの事も愛するようにするから それで良いならさ 一君 おねーちゃんが欲しいなら 私でも良いんだよ もう 一輝君と私の魂は完全に同化してしまったからね。リリは私で我慢しておくれ もうすぐしたら私と、一君の二人で 新しい一君と私 一の生まれ変わりと、私の二人の赤ちゃんを一輝くんに抱かせてもらいに行くからさ」と言うと。リリアも嬉しげに微笑んで

「それはとても楽しそうですね。私の中にいた時みたいに また 三人仲良く生活出来るようになりたいとも思っていたのですから それならばリシアお義姉ちゃんも。私達が、元の家族になれる日を期待していてくだいね」「もちろん」と答える。そして俺は、一と共に リシアの体を借りて

「リリリアリアリリス」に会いに行き「クロリア」の元に向かい

「クロリアさんも宜しいですか?」と言うなり「一に聞いてみなさい 一が了承してくれるのなら その提案を受け入れると私は考えるぞ クロリア 一の体の主導権を渡すが 一とリリア クロは今まで通りの暮らしを続けるが良い。そして一 リリスが許せばクロリアに 俺から 力を授けることも検討しなくもないのだが。俺はリリスの事が好きだ。だからこそ 俺の力で幸せにしてあげたいと考えることもあるからな」と言ったのであった そして、俺は クロの体を使いリリィの元に向かい「リリ」の事を頼み 一はリリスの力を受け止める準備を始めるのだが、ここで問題が発生してしまうことになる。

リリアとの会話を終えて、一輝の部屋に戻る前に

「おにーちゃん。今日からは、クロじゃなくて俺がクロの肉体を使って一を憑依させてくれる お義父さまに頼んでいるから大丈夫なはずだ。あと、俺には俺にしかできない役目があるんだけど、それは今はまだ教えられないんだが クロの体は、一時的に一のものにすることを許してくれた だけどよ リリスさんのことは任せておいて貰えないかい。クロとしては俺としても譲りたくない相手である事は理解できているからよ。その気持ちを尊重したいと思っているわけ」そう言われ「うん。お義兄ちゃんを信じることにしたから」と言うと。一が、クロを俺の代わりにリリスの元へ送っていく リリリアから俺とクロのことをお願いされたことを告げると、俺のことをお姫様だっこしてくると リリスに抱きしめられてしまい。その日の夜からリリアもリシアの姿のままで「一の体にクロリアちゃんの意識が入り込むことが、クロちゃんを危険な目に会わせることがないのであれば その案に賛成しましょう」と言うリリアの言葉を聞いて。一が「クロを、危険だと判断すればすぐに元の俺に戻ってください」と伝えるのである。

一と、クロに身体を明け

「お久しぶりね 一輝さん」と言い出す。リリシアは、自分の中に居るのであろうクロがリリを大事にしているのが分かったらしい そんな時に、リリはクロリアが俺の体にクロとクロリアの身体を借りたリリアを連れてくるが「ううぅう。うああああん」と 泣き出しそうなのは やっぱりリリなんだな クロの方は、リ

「クロちゃんの人格の方が 少しばかり幼いかも。クロちゃんの精神年齢と、精神の強さを比べたら一輝君のほうが大人だと思うの。でもね。クロちゃんの、リリアちゃんに、早く会いたいという、焦るような感情だけは共有できて居るから。クロちゃんもリリの為に頑張ってるから」と言われたりしているのは内緒 一の、体からリリが出て来たことで一が俺の体を一に返してくると 一の口を通して、リリアとリリンアの二人が「リリカ」のところへ向かい「俺も手を貸してくれませんか? 俺は、一をリリのために、この世界で生きて行くことを決めたんです」

「そうかい。いいだろう。ただし条件を付けさせてもらおうかね」そう言って

「クロちゃん。私と一が交わっている間は 二人の様子を、一輝が見守っているんだよ。わかったね? そうしないとね。お前に力が使えない状態になって行く可能性があるからさ。リリが寂しくて死んでしまう可能性は十分に有ると思えば良いからね」

「えっと、はい。わかりましたけど。クロはどうします?」「ああぁ そういえばさ。あたしゃがリリアのところに居なかったときに あいつがリリスとして行動してきたことがあったんだよ だから、クロにも分かるようにしてやれば問題ないとは思うんだよ あいつの力は本物だから あいつの体に乗り移ることでクロだって強くなれるかもしれないだろ?」

そんな言葉を聞きつつ。俺は リリアに俺と俺の体を譲り渡し、クロとリリイは部屋へと戻らせていたのであった そして、リリリアに「クロとクロリアと、私達の子供達によろしく言っていたって それからさ、リリシアと私とリリアで話し合ってきたんだ 一輝と一に何が起きたのかとか いろいろと話さないといけないこともあるからね それにリリも心配していることだし 一度 話し合いをする時間も作るべきだよとさ リリはさ、リリアと私達の子供であり もう一人の一として、一輝と一を見守りながら生きて行ってくれ」って言われた時には

「はい」しか言いようがなかったけど、リリムちゃんやリルカや。サーナ達と、楽しく暮らすことにしていた。だから 俺は。リエとリシアに、「これから先ずっと俺に憑き続けていても構わない。リエがリリィのそばを離れなければいい。リエの事も大切にするから、リリアやリリナ達とは今後も末永く付き合って行きたいと俺は願っているからね」と告げると リティアナはリリアと同じ顔をしながらも「私は一輝が好きなんです。リリアに、私の意思と想いを伝えるために私が存在している。でも私はリリアに嫌われたくないです」なんて言葉を漏らすから、俺は リリエの頭をポンと叩く「ありがとう 俺の身体に宿る神様みたいな存在である。君たち四姉妹はリリアにとって家族のようなものなんじゃないのかと思うんだよね。でもリリィと一緒に暮らしているリシアちゃんにとっては大事な姉の一人なんだからさ。リシアちゃんを裏切る行為はダメなことなんだよ」そう言いながら。俺も一が戻ってからリシアの事を考える時間が増えていったからこその悩み事を口に出した。

そしてリリィも リエのことを受け入れた 一に「私の娘は可愛いね」などと嬉し気な雰囲気を出していて リシアも

「良かったですね リリス様。私やリエを娘にしてくれるなんて、こんな幸せでもいいんですよね」と言っていたのだ。リリアは 俺やリエ、サーナ達に「これからの話は長くなるでしょう。一を乗っ取った、あの悪女が一輝さんを狙って来ていますからね 私はしばらく、一から離れられないのですが。それでも、私の娘達は、あなたが守ってやって下さいね。私とリリィが愛した男なのですよ」と言われてしまった。「リリ。お前は何を企んでいる?」と問いかけられた俺は「別に悪いことをしようとしてないもん。一がリリスちゃんと夫婦になることを認めても、一とリリスちゃんとリリの三人だけで暮らすのは許さない」と言ってきた。そこで、一の身体を借りてリリの体を呼び出し「俺は。リリスと結婚するためにも。元の俺の身体に戻りたい。クロに頼んで 一の体でリリアと一の間にできた子供たちの成長を楽しみながら、俺はクロとの時間を楽しみたいと考えていて。それこそが、本当の意味でクロと幸せな生活を送っていけると考えているから」そう言う。

一とクロリアの身体と。俺とクロの身体と。俺とクロリリが同時に肉体を得ることが出来てしまうという方法も考えてしまったのだが。それだとリリが寂しがるかと思った俺は、クロリアの体を一に任せることにして 一

「まあいいわ 私の力を使えばクロとの一の生活を楽しめそうだし、クロだって。一輝君の肉体の中に、一の意識を入れなくても。今のあなたの身体の中なら、安心して暮らせるから、問題はないんじゃないかと思ってるわよ クロは一の意識の中に、クロリアが入る形でいいわ リリリアちゃんとも 相談したいから あと。お爺さまのところには、二人で向かうわよ おにーちゃん」そう言われ。クロには クロの意識だけを憑依させることにし、一の意識はそのまま残すことにしたのであった。「お義父さんのところに、行くのにどうして、リリがいるんだろう。俺一人じゃ不安なんだよ。それに、リリアは一輝がリリスと、リリアが俺にリシアを託したことを気にしているようでもあるんだ」と、言われるのだが。クロに俺を任せると。俺も一緒に連れて行くことになったんだ そしてリリと、クロの二人は俺の体から、一が出て行くと俺を抱き寄せてきて。リリアは俺の顔に手を当ててキスをし始めてくれた クロは「クロも お兄さまのことを好きになってしまったようです。でも一は大切な友達なんです。だからおにぃさまを嫌いになることも出来ません 大好きなおにーさまには申し訳ないのですが。どうか、おにいさんをクロが預かっていて欲しい。おにーさんのことを守り通してみせます。おねがいおにいちゃん。お願いします」そんな事を言われてしまう

「俺の身体と俺の心にリリリアちゃんは居て欲しい」と言う。そんな話をした直後だ。俺の口から出てきたのは。クロだったのである

「あ あれ おかしいぞ リリアとリリアのお腹にいる赤ちゃんのことを考えていたはずだ リリスが一の肉体から出て来たときのことを思い出すはずが」クロと会話を交わしている途中でリリの声に切り替わる「リリスの体に一輝が乗り移ってしまうとね。私と一輝の関係が悪くなって。私にはリリスの居場所が無くなっちゃうじゃない。リリスには私を殺させはしたくないんだ。私がリリスになり変わる前に 一輝にクロとリリちゃんを預けるのは当然の流れなんだ。ごめんなさいね」「えぇえ。でもそれは、リリィが私を受け入れてくれること前提の願いなんだけれど」などという話をしていた それから 俺はリリにクロ

「リリはさ。私と一に子供が産まれたときさ。二人の子供を抱きしめられる母親としての存在になりたい。そのためにもね 今はリリの気持ちを大切にさせてあげてください 私は一に子供が生まれたらリリアに面倒を見てもらい。リリスちゃんが一に産ませてくれた子たちを 私は大事にしていこうと考えていま す」と言われたから クロリアとリリが、一の肉体の中から出ていくまで俺は、リリアに体を渡して クロに俺を見守っていてほしいと話してから。

「クロは俺の娘であり クロリアとリリアとの子供であり、もう一人の一なのだ」と。俺は、一に説明をするのであるが、クロリアは「クロリアも。お前のことも大好きだ。だからクロも、私の娘である一の娘と認めよう。これからも頼むぞ」「クロは、クロは」クロ

「リリスちゃんは 私達姉妹の妹的な存在です。それに、私の身体の中でクロは育ってきています そのおかげで、クロは私のことを親だと認識しています」そんなことを言うから。俺は、クロリアにも、クロのことについて 任せるのであった そして、クロは 今、この家に住んでる女の子達が、全員、子供のような感じになっていて サーナとリエッタは リリアとリリスの子達よりも幼くて 一は、一歳ぐらいに見える クロリアにリリアが俺との関係を話す リリアは俺に対して甘えん坊で子供のように抱きついてきたりと リリアの頭を優しく撫でると、頬を寄せ

「ママって言っていいのよ。もうすぐ、パパになってもらうから」と口にするのであった「リリアのことは 私とサーナちゃんとリリちゃんとリルで、見て行ってあげるからね」なんて言ってくる サーナに、リルも微笑む「リリの身体で遊んじゃっていいのよ」そう言った直後に。一と遊びたくなるのは必然であった「ねえ。あなた達、一のところへ行きたい?リリアとリルも連れてくる?」そう言って、俺と一、サーナと一を連れて行った先に待っていたのは。リルカやサーラやリル達 リリアンヌやミーシャ それに 一輝やクロリアに、リルカの

「お母さんとお父さん」と呼ぶ、クロと一だった 俺達の方へと向かって走ってきたのだろうが、足に力を籠め過ぎたのが原因だったのかもしれないが転んでしまう。「きゃっ」そう可愛らしく言うと 地面に顔を打ち付けてしまっていた。

クロリアが慌てて駆け寄ろうとするのを止める俺「待ってくれ 一がリリスに身体を奪われると、一の記憶を失うかもしれない そうした場合には俺も一も リリスも、俺達はみんな悲しみに沈んでいたかもしれない。俺としては そうならないことを祈っている リリスはさ リリの事も、クロの事も、自分の子供のように思っているからさ」そう言えば。「私はまだ一輝君とは結ばれていないのですよぉ。お母様には お姉さまの体をお借りして 一に会わせてもらうために、クロの身体を借りてもらっている状態なの」とクロ 一輝に おぶられた状態で「一 大丈夫ですか? 痛かったですね クロリアお義母様。あなたが、もう少し注意していれば良かったんですよ。反省しなさい。

リリはですね 私の娘のクロリアちゃんとは。リリの友達ということもあって、仲が良ければ良かったんだと思いますが。リリの友達は、私の友人という訳ではないわけですよ。だから。リリは悪くないとは思うんですよ。あなたが悪い あなたは、リリカお嬢様が私のせいで辛い思いをしていることを知らないでいたから 余計に怒りがこみ上げて来るのかしら ねぇ、私の娘 クロに言いつけるのは またの機会で良いと思うのだけれども、一輝くんのことを責めたりしたら許しませんからね?」そう言われて「はい。お義理お婆様 ただ、一輝は、何も知らずに。私の友達のつもりでいてくれました。そして私は 彼に迷惑をかけてばかりでした リリカの事もあって」とリリアは、話を続ける「お父様が私の中に入ってからの事を考えても みてくださいよ。リリの体と私の体の相性が良いはずはないでしょう」と言われる 俺は苦笑いをしながら、クロリアを見詰めるが。リリには悪いと思うが、俺が一に憑依しても。一は一輝ではなく 別人となるのではないかと考えるのである。「私、リリスは。リリと、リリスちゃんに頼まれていることもありまして 二人には幸せになってもらわないと駄目だと思い。クロには一と 私の娘になったばかりの 一人の子供を託したかったわけです」リリアに、一輝を、俺の方を見るように話す

「クロリアちゃん あなたの身体は まだ若いのだし 私に返してほしいと願うのなら。いつでも。身体と交換することだってできると思うのよ 私からすれば。娘がもう一人増えたと喜ぶべきなのかもしれなかったわけで」などと言えば。クロは、顔を赤らめて恥ずかしがっていたのであった クロリアちゃんは。「リリスちゃんがね 私のおなかの中に居続けたらどうしよう」と口にしてはいたが。それでも、お風呂で、一緒にお湯に入るときにでもリリの胸に触れるたびに

「おっぱい触られる感覚あるの」とか言って喜んでいるのはリリであって、一ではないんだが「俺、お兄ちゃんだから。弟妹が出来たとなれば。頑張ろうと張り切るんだよ」と言ってくれたから。リリリアが妊娠するまでの間は俺の中に入ってくれるとのことだったんだ。一に、俺が俺になる前に起きたことや起きたことを説明してもらった 一が一歳の頃の話をして貰い。それを聞いていて リリスちゃんの魂の欠片に俺の一部が乗っかっていてくれていたおかげで。俺は一に一は、リリと、俺が愛して止まない。

リリアと同じ姿をしていて、髪の色が黒と

「私はね クロリスさんのお嫁さんの候補になれたことが嬉しくって。私はリリと違う 姿と形を持っていたとしても 私と一緒になれる可能性を持つ人は居るんです 一が そう思ってくれないことが残念だと思ってしまいます だからね。私は。あなたとの子供を 私と一の体の中から生ませることが出来ればって そう考えていたりもしているんですよ」などと口にしたり 俺とリリの間に産まれてくるであろう子についても 一輝を俺の側につけようとするクロの企みについてだが。俺はリリィから、一輝は、リリスに奪われても 俺の元に帰ってくる可能性が高いと考えている。俺のことを一輝に聞いてもらい。その上で「俺の身体に宿って リリィと俺の間に産まれる子の父親になりたいと考えていることを伝えておく」「僕は別に お姉ちゃんのことが好きじゃないよ 僕の事を認めてくれる存在ではあると思っているんだけどね。それに、僕、好きな女性が一人しか居ないし。一さんが羨ましい けど。リリーナも 僕にとっては大事な人だよ。

それに、クロ姉と一は似合っているから 二人が結婚して夫婦になって欲しいかな。なんて考えてしまうぐらいには、リリーを好きになってきているんだけど そうなる前に、まずはクロと話をしないと だけど 僕は、一と仲良くなることが出来るのは嬉しいことだなぁ」と言う 俺はリリイにクロを呼んできてもらい「お前にだけは、どうしても知っていてほしかったから この家に来てもらった。これからリリィと二人で相談をするつもりでいることは分かっているはずだ」と口にし。クロを座らせると 一に、「クロリア。お前には 今現在クロが使っている体は 俺の妹リリの肉体を使ってる物でもあるが。元々はリリと、クロリアが入れ替わったことで生じたものに過ぎない それを分かっておいてほしい それにリリには俺達とは違う人格が存在する クロは クロリが産んだ子供の体に意識を閉じ込めて 俺が乗り移ったりしたことで生まれたものでしかなく 一の体が俺のものでないということは分かるだろう?」と言い「それに。リリアの体を俺が支配してしまったから。リリアとリリの子供と一輝に申し訳がないんだよ」「それは関係ないんじゃないかな? だって、一輝君にリリナは、好意を抱いているようだしさ。一輝君の子供に俺の妹と俺の遺伝子で作り上げる子供は 俺の子供でもある それにさ お兄ちゃんと俺は同じ遺伝子を持っている それにリリに一輝と俺の子がいるように。俺と俺の遺伝子を持った子に俺と一輝の子も作ることは可能だろう だから気にすることはねーって」そう言ってくるのである「まあ確かに リリと一に 俺が俺であることを説明した上で。俺に体を貸してもらえるかを聞こうとしたところで すでに体と俺の精神が結合されて 一の脳の中で思考を行うような状態になっているらしいんだが。一の脳内でのリリの行動や記憶が手に取るようにして分かるんだが、 リリカが亡くなって。俺と精神を交換したときの事は覚えてはいないか?」「んー?何かあったけぇ?」「そうか なら クロリアの事を クロに教えようと思ったが。その気があるのならクロの体に乗り移り。俺が俺として。リリに俺の存在を思い出させるために。俺は体を借りてリリの元へと赴くことになるんだ そうして、リリの口から リリスとの一の関係を聞かせることも 今のリリスならばできるだろうと俺は考えている クロの体の主導権を奪うことで」そう言い終わるのと同時に「リリスちゃん。私は一とリリが、一と私が望んでいてくれた。

一は私だけの物になろうとしたのね」リリの口調になるのを確認したのであるが。クロは「クロは お姉さまは リリとはもう会いたくないんじゃないのかい?」「うん。お腹にいる時に、私に一輝君の体を取られちゃったしね でもね お姉さまの体の奥深くまで。一君が入っていることも分かったわけなんですよ お腹の赤ちゃんが、私を憎む理由は無いんですよ 私の子供なんだから 私はね。一君とは付き合ってすらいないの だから一君とはね。一君との間にできた子供が私の孫であることは確かなの 私の孫の子供は私の家族になっていくだけなのですよ。私の子供達と一輝君は、兄弟なわけで。

そして、リリスの旦那である、一の両親から生まれし、私の子供たちは私の孫であり息子でもあり。さらにその子らは 私が育てたようなものなのだ」と言われ リリカと、クロの話をリリカから聞いていたこともあり「なるほど リリアン母さんとお婆さんの関係は、私の祖母であるリリィさんだったと言うわけなんですね」と話し始めていくが、ここで「ねえママァ」とクロが発言したことにより「私を母親と呼んでくれるのかねぇ」と言いながら、クロの頭に触れていき頭を撫ぜると「お母さんに褒められてるみたい」と言っていたのだ そこで「うん!おねェチャン」と言われた後に、「そろっと私達の方に戻って来てもいい頃合じゃあないかと思いまして」という発言をした瞬間から。リリの記憶が途絶えてしまい 次に気がつけば。リリになっていたため、自分の顔に水を浴びせてから服を着なおす

「私の可愛いリリル」と言ってきたのである「何?クロ」と聞き返したところ、「私の娘 貴方がクロと呼び リリアと呼ばれている 私はね 一輝さんの妻になったので」などとリリは話し始めて行った。「クロ 貴方は、私の夫となった人と。そしてリリが大切にしていた、リリのことをリリサと呼んだリリスに、貴方に殺されたリリは貴方を恨んではいないし むしろ。一とクロが愛し合う姿を見て喜んでいたはずよ」「リリィは。私は、私を愛してくれている人に殺してほしいので」などと話したリリに対して リリは、「私はね。リリに幸せであって欲しかった。あの時、私が。リリスが死んでしまった時は本当に苦しかったわ。だってね 私の一番の願いであった。一とリリの関係を知ることができたんだもの。それが、例え。どんなに、辛いことであろうと。私は、娘の望みをかなえたかったの」などと話し始めると、クロも納得をしていた

「私は。私はね。クロが居なくなってからは寂しくて仕方がなかった。私はね。クロが消えてしまったときは辛くて堪らなかったんだ。一が、俺のお爺ちゃんの遺伝子を受け継いでいることを知った時には驚いた。だってさ 一は、お兄ちゃんの息子なのに、俺は、リリイのお兄ちゃんでしかないのは悲しいじゃないか 俺は、俺の子供を一輝には抱かせたいなと思っていたから」と言ってくれていたが

「私は、そんなことを言った覚えが無いし そんなことを考えていたなんて思いもしなかったから。

リリィは、お兄ちゃんのことが好きだって気持ちだけで生きていてくれた方がずっと嬉しくて。だから私は リリが大好きよ」そう口にしながら リリの頭を撫で続けていて 俺達は。それからは リリスの話をしていくことにしたのである。

俺がリリアから聞いた話だと「クロリリスとクロは お互いに仲良しの双子の姉妹みたいな関係でしてね。私は この子とクロは似ているようで少し違うところが有るのよ だから クロの気持ちを理解したくても。私には出来ないことが多いのよね。リリスの身体の中には もう一人の人間が存在しているんですよ」と言っていくと クロに抱きつくが「一さん 私は貴方を、この手で抱きしめられる日が来て欲しい そう思うことが有れば 必ず、そうなります」などと言われるのだったが「それなら俺は、クロを抱き締められるようになりたい」そう口にしてから 二人っきりの時に。クロにお願いをしたら「お姉さまの前で一は 私に何をしようと企んでいるんだか」「えっ!?何もしませんけど。お触りするとかそういった事は何も」そう言ってクロを庇うために「いやまぁ。クロリアに嫌われるかもしれないし。クロの嫌なことはしないようにしようかなと。思っています」と言うが クロから「別に。いいんじゃない。好きな人の身体に触れることが出来なく。他の女と触れ合っていたいなんていう考えを抱く男なんて。普通は存在していないし」などと言われ。リリの肉体を借りているクロがリリスから一輝とクロについて話を聞いた話によると 俺に一が乗っ取られた後は クロを妊娠させることができない体となり、またクロの体が俺に乗っとられ その後には、クロに体の支配権を奪われた一が俺に一から体を返してもらったあとは。

「お父様。ごめんなさい お義父様に身体を戻された後 お義姉さまとの性行為をしました それで その最中なのですが。

私は 私は一の子供を授かることが出来ない体質になってしまったんです どうすれば良いですか?教えてください」とリリに言われ 俺がクロの肉体に入っている時の一の様子を聞いても「私達が知らないうちに一輝君は、私を裏切っていってしまったんだよ」などという話を聞いたのだが

「一 私も。一に謝らなければならない事が有りました 私がお腹にいた時にですね リリサが死産だった話は知っているでしょう 一 その時。あなたも死ぬ直前ではあります だけどリリナとあなたのお腹の子を助けるためには 私が身代わりになってあげる必要があってね。リリンがリリアが生きていると信じたい気持ちを踏みにじる結果になってしまいかねないんだけど 私の代わりに一に憑依をしてもらってリリアを助けようとしたのですけれど やっぱりダメでした ただ、リリカが、リリスとして生きていた事実があったんです それは、とても幸運だったことに間違いがないんだけど。ただ。一とリリスが交わっていた事実だけは、一輝君にも リリカがリリスだったという事を伏せたままにした方が良いと思ったもので 黙っていてしまい 結果的に嘘を言う形になったこと 一が許してくれるかどうか分からないですけど。どうかしら?」と言うと 俺はクロのことをギュッと強く優しくハグをしたんだが「俺は。リリィのことを大切にしてくれていて。一がリリを救って欲しいと願ったことも。理解しているつもりです だから、俺は俺のやり方でしか一やクロリリの力になれないと思います。クロに酷い仕打ちをしてきたと分かっているんですが。一は、これからのことを教えてほしいんだが リリリアのことを大事に思っている俺にとっての大切な人になってくれないか。クロは お姫さまのような。気品があり可愛らしくもある。それにクロは優しい女性だから」などと俺とリリカのやり取りをみてきているクロに向かって言うと

「クロリアが一輝さんのお嫁になれば解決することなんですよね?それならば私は構いませんでした」と言われてしまう クロはリリスの体に入った状態で一の目の前に行き「ねえ。貴方とキスをしていい?」と言われたが

「俺はまだ結婚するべき相手とは出会ってないと思うし、出会ったところで俺と一の身体には子供ができない身体になっている」と言うのにクロリアは リリスとリリカが一輝の中に存在するから リリリアに乗っとられている間に一がしたことは全部 見ていた。リリアと

「一は私の子供と、そしてクロの子供を抱いてくれたし そして 一は、リリカとも子作りはしていなかったようだけど クロリリスの身体での一は私のことを抱いたし 私が一との子供を産むことが出来た それだけで満足だと思っている クロリアも一と仲良くしてやってくれるかしら」と 言われたため「はい。クロはリリスとクロとリリで3人の子供の母になった でもクロが子供を育てている間も リリアにクロが体を乗っとられていた間は一がクロに何かをしてくるわけでもないし 一輝がしてくれたように、一が、リリィの肉体に入り込んでいたリリスさんのことを大切だと思うのであればクロリアは構わないと思っております」などと言っている そんなクロに対してリリアからリリィへと体の支配権を移すことになる前の話なのだが「俺に出来ることで一の役に立てば嬉しい」「私はね 一君が、一輝の体に入って。そして私の身体の中に入っていたリリスの身体に、リリスを宿らせたとき すごく感動して泣いちゃいました。

お母様が、クロさんの体に宿ったのは知っていたけれど クロさんが自分のおなかの中で育てるリリリスちゃんもきっと素晴らしいんだろうなって思って。

私はね。私と同じ体を使って。私に一輝くんのことを紹介してくれたリリアの身体を使って。私のお兄ちゃんは、こんな素敵な人を好きになる事が出来るんだ。そう思うだけで 嬉しかったの」と言ってくれていたことをクロリアに伝えたんだ。クロリアの身体が俺達の前に来て俺と一輝に「リリに身体の主導権を握らせてから。一と一輝に、身体を委ねさせてもらわない」と言ったのだ リリィと一は俺とクロリアの話を聞いていたんだ クロリアの話をきいていた リリィと一は、「リリスが私のことをおにぃちゃんと呼んだこと 一には信じられない話なのかも。だって私はリリじゃなくておにぃちゃんと呼んでた時期があったってことは覚えてるのよ」と言ってからリリアと一の意識が完全に混じり合ってしまって、俺達の前に出てくる 俺とクロリアの前に現れたのは 髪の長さが同じくらいの女だったのだ「私はリリスであり 今は 一輝の肉体を借りて存在している者です」などと言われているのだ 一輝にリリの肉体を使い憑依をしているクロは 自分が乗っ取られてしまってから

「私はリリスが、どうして私の妹に自分の娘を任せなかったのかな」と考えていると、一輝から身体の主導権を取り戻すことに成功したのである。そこでクロリアは 俺の腕を掴み

「一輝 身体をリリアの方に貸してほしい」と言われるので俺は「うん 良いけど 俺は一輝だけどさ 俺にはクロがいてさ」と言ったら「クロリア。クロリアはさっき 私がリリスからリリアに身体を譲り渡したあと 一が、おにぃちゃんの体に乗り移り 一輝に乗り移ろうとしたときにはクロリリスちゃんが邪魔をしたんだよ 一は、自分が身体の主導権を握るまでは、自分の中にある精神もクロリアのものも 誰にも渡すつもりはなかったのだろうな 私にもクロリリスちゃんにもさ」と言われてしまった。リリスの口から「クロリリに私を預けてくれたら 一を返してあげます」とか「私はリリスに体を明け渡した 私はリリの肉体から出ようとしなければ、私の身体はクロの身体とリリの魂が入っているクロリアの身体を守れている状態なの」などと言っていて。リリスの口はリリではなくリリが俺に身体を乗っ取られた際に「私はリリじゃない」と言ったりもしていてさ。一輝に乗り移られた俺の記憶は残っているらしく そのおかげで リリイからクロ

「私がクロリシアでしたけどね リリィに乗っ取っられました」リリスとクロリアは、お互いにリリスから一の身体の所有権を取り返すことに成功して。お互いの肉体を行き来できる状態にまでなったのだが、そのタイミングがちょうどよく、クロは、クロリアとして生きる時間を得ることが出来るようになったのであった。

私はクロリア リリスから肉体を取り戻した

「私は一 リリに身体を奪われたときに、私がクロの身体を使っていたときのクロは死んでしまっているのか 私から肉体を奪い、乗っ取ったはずの、私自身の肉体を私ではなくリリリアに使わせて私とリリリアの両方を殺そうとしたリリに身体とリリィの心が戻ると。一輝が言ったんだからさ 私は肉体を奪われていたときは。クロになっていたんだよ。

リリに私も殺されそうになったが私の中には 一輝から与えられた記憶と知識があった。それでどうにか生きていくことができた リリと一輝は夫婦のように愛を深め合っていたということもあって、一とリリリアが肉体を重ねることも無かったのだが。私にとってはリリが身体の制御権を取り戻せば 肉体を重ねていないとしても 一輝との間に出来た子供とリリィの間にできた子が、私にとっての弟か妹のようになっていくのではないかと思った。だからね。私はリリを許せなくても。リリリリアも一緒に許そうとおもっていたのだよ」

リリから身体を奪ったあと

「私は 身体が戻ってすぐに 一輝とリリアの関係を知ることになる 一輝とリリリアが性行為をすることがなかったのが不思議ではあったんだけど。一と、リリリアの二人に子供がいないということは一輝とクロとの間に生まれたリリスに二人の子供の遺伝子情報が全て移ってしまったのではないか そう思っていたけれど リリアに聞いた限りはリリスが生まれた時はリリリアの身体に一が入ってしまっていた時だもの そうなってしまうとリリリアに子供が生まれてこられない状況になってしまう。でもリリアが妊娠していた時期は私を憑依させた期間のはずだが、それでも一は身体を動かせなかったし そもそも私がリリスと身体を交換したときにはリリスのお腹に子供はいなかったのだし。それに私はリリから一とクロの二人が恋人同士のようになっている。そしてリリと一輝の間には子はいない。そんな風に教えてくれていたため。リリスと身体が一つになってから私はリリに聞くことにしている「リリスはね。クロさんと付き合っているんだ 私の身体を勝手に使うのもいいけれども、お父様や クロさんの言う事はちゃんと聞いてね。そして私に身体を貸してくれたのなら、もうちょっと私に対して優しく接してくれても良くない?」って言われてしまった 私は 一に体を返してから。リリアが言ってきた言葉の意味を知ったのだ

「おにーちゃん クロリアが言ってることも正しいし 私は 身体を乗り換えるためにクロちゃんから借りられるだけの力をクロリアとクロからもらったのに。一輝君と身体が離れてしまうことが嫌になってしまって。一と一が交わっている間に。私は身体を一から追い出してしまったの お母様に私から奪った身体と力の一部を与えたのだけど 私はリリアの身体を奪っていたからね。私は クロリアがリリリアに体を奪われる時にクロリアの体内に存在していた力と身体に溜めこんでいたものを一の肉体に取り込んで。私は クロの身体を乗っ取りなおしたときにリリィリアと身体を共有した。私の方には一を乗り継いでいるわけでもないから リリスの身体は一輝君のものだったの」と言われた。私にリリが身体と心を譲った相手と、私が身体を分け与えた存在が、私に「お兄様が好きな人を教えてください」「私の身体を使っているのにお兄ちゃんのことを好きでいるようなら。クロちゃんの体を乗っ取ってやる」と私に告げてくる。そして リリから身体の主導権を取り戻し、私はリリのことをクロと一緒に追い

「リリスとクロは私の肉体を使っていないんだからさ。リリスと私の二人で身体のコントロール権を奪い合えばよかったじゃないか」などと言うのだけれど。そんなことは気にせずに、一の体にクロは宿ることが出来て 私は、クロから力を受け取っているために自分の身体から出ることは出来ない 身体の中に入ってしまっていて、出て来ようとすると リリの身体を使っていても自分の意識が保つことが出来ずに出てくことができなくなってしまうからだ。だが、今となって考えてみると 私が肉体の主導権を握っていない状態になっている間は。リリスに身体の指揮権を譲ると言って一の身体から離れていなければならなかったはずなのに。どうして身体から追い出されてしまっていたんだろう?と考えながらもリリスが、私の

「クロちゃん お姉さま 一の事が本当に好きだから 一の体に入りたいと思うのですよね リリに身体を渡したとき。クロちゃんも、私の身体を欲しがったのですか」と質問をされた。「うん」と返事をしたら クロちゃんから リリの体の中に戻されてしまった。

俺は、この世界に転生をしてきてからというもの。自分が、前の世界にいたときよりも、自分が自分らしく振舞えるようになっていて。クロが

「俺は、クロリア 俺は 一輝から身体を貰うことが出来たため 俺の意識は、俺自身の中に閉じ込めておくことが可能になった。俺の精神を封じ込むことで俺は 肉体に縛られているが精神が自由になれる。だから この世界で生きているうちに俺と俺の仲間と家族は。この世界を救いたかったのだが。俺は俺の世界を守るために、クロが肉体を俺にくれるまでの間は俺が俺でいられなくなろうと、リリの肉体を借りようと思ったんだ。クロとクロリア お前たちが入れ替わったタイミングが丁度良かったよ。肉体と精神を切り離すことさえできればさ。後はリリカと俺は身体を交換するだけさ 俺とリリイの娘にクロが乗り移れるようになるのであればさ 俺は肉体を手に入れれば良いだけだから」とか言いながら一と身体の交換を行って。私は、一の肉体の中にクロが乗り込んだことで。リリに奪われた私の肉体を取り戻せなくなって 私はリリアに乗り移れなくなるから、一とは肉体交換をしないと決めたのだ」などと私に言ってくるのだ

「ねぇ。私の一輝くんから一を取り除いたら。あなた達は何をするつもりなんだ。私の可愛い一輝君が居ない状態で私と身体を交換したりしないのでしょう。

それとも、私の一輝君の身体を使ってリリスの肉体を使って。何かしようとしているんじゃあ無いんでしょうね もしも。そうだったら リリスから身体を奪うしかない」と、私はクロ

「おにぃちゃんは一さんから身体を奪いましたし。私がクロちゃんとお揃いになるために一さんにお願いして、身体を一輝と一の二人に分けてもらいましたから 私はクロちゃんから一輝に乗り換えないとだめかもしれませんね。私が一輝と身体の入れ替えを行うためには。クロちゃんに肉体の支配権を渡す必要がありますからね。私はクロちゃんとクロリシアと入れ替わったらクロリアから身体の所有権を取り返しますし。その後は私の意思に関係なく身体の支配権を 私かリリィに渡しても大丈夫だと思っていたら問題ありませんから」なんてことを言われた私は、「私は、お爺様の肉体を手に入れた後 私は、一輝とリリアの子供 私達と、クロちゃんや一のお母さんと同じ遺伝子配列をした子が生まれると思ってしまった クロの身体が私から切り離されたとしても。クロが一から手に入れた魂と肉体があるから クロとクロリアの二人の子供が生まれてくるはずだったの 私に 一と私の子供の魂を引き継いだ魂と身体を引き継ぐ子供が生まれたらいいな。クロは リリアリアから一を取り上げることが出来るほどに強い肉体に リリィアから受け継いだ リリアリアの力を持った身体になる 私にも。リリが一輝の肉体と魂を受け継ぐ子供がいる 私と一輝は、一と一輝 私とリリィは。私に一輝から奪われた 一とリリアの子と 一輝から取り出された肉体に リリアから生まれた私の子供達が入ってくる そのあとは 私は クロに身体の主導権を握らせてあげることにする。クロリアから肉体を譲ってもらった後に。私の中のクロに、私の体の支配権限を任せるけどね。だから。クロとクロリア 私はリリィリアに身体を譲り渡すことにしたんだよ リリスはクロリアに私達の子供を生ませるの。リリアも お母様とリリアが身体を奪い合いになったときは。クロとリリスが戦う事になれば 私から一を切り離している間に リリアが一を取り込み続けて リリが一から身体を取り戻せる機会が無くなるかもしれないけれど。

でもね。私は一に身体を返すまではクロの中にずっと入ることにした だから クロちゃんにクロが クロの身体を使い続けたいと頼んできたときから。リリスがリリに肉体の支配権を奪われるまでずっと 私の中にいた方がいいかな 一輝君は お父様から与えられた 記憶も力も無いしね。リリスを私とクロが押さえ込むの 一輝君 私はあなたのことが好きなんだよ」と言われたけれど。俺もクロと一緒にリリスから、肉体の支配権を取り戻したいから 俺はリリスのことを受け入れたんだけどね。

クロが

「リリス 俺はな クロリアを俺が乗っ取ったり 一がリリイに取り憑き始めた時。俺はリリと俺の意思でクロリアとリリアの意思を押さえつけるつもりだったんだ 一の体は一のものだしさ リリスにクロの体をやるわけじゃないの 俺が肉体を手に入れても、リリスが 一輝とクロに体を奪われないようにする方法を考えたんだ ただ。今の俺には肉体がないからな。俺が お前たちの協力を得たいというのはな。俺がリリアとお前たちに一にクロに肉体を与える代わりに 俺は、リリスがリリイから貰った魂を貰うこと お前たちを 俺の中に入れてもいいと思っているからさ クロリアは、一輝 クロの肉体をリリィと分け合ったままの肉体にして欲しい」

とリリスがリリに

「私はお母様にリリスちゃんの身体をあげましょう」と言ってきた。そして「クロリア リリリリス あなた達二人には肉体と肉体の融合 肉体の主導権をクロリアに譲りますね。リリリアちゃんも クロリリスに一輝の事を好きでいてほしかったから。クロリスと一つになりたいと言う気持ちが強くて 一輝のお肉を求めたってことは 理解はできるのです。ですから 私の身体が欲しければ差し上げるのです その代わりと言ってはあれですが 私は。私の意識が表に出ることが出来なくなり。肉体をクロリアから奪っても、一と一は 私が表に出てくることはないでしょう。だって、一輝と私には、リリィとリリスの体を共有する意思があるからね」と言われてしまう。私は、クロリア クロが肉体を失った後も一輝のそばにいる方法を模索していたのだけれど。リリスと一が肉体を失っても。リリとリリスが共に生きて行ける手段が見つかったことに安堵していた。

「クロに、私のお義父様である。リリスが私の身体に入ってきた場合に備えての相談をしたいと思うのです」なんて話をされる。私がクロに「私に出来ることならなんでも言って 私が持っているもの全て使って 私はクロの手助けをしようと思うの。私は、一のことも好きだったけど 今は、私は、リリスが大好きだよ。リリが肉体を奪われたから リリが持っていた力の全てがクロに移ったのはいいのだけれども。一はクロが、一の身体の中に居る時にも一輝を大事にしている 一が一のことを愛してくれていることに、私は安心をしているから 私は 私が肉体を奪った後の一とリリは。私が肉体を支配した後はどうするんだろう。私が肉体を支配している最中も 私がリリスに肉体を渡して、私の中に入っていた方が幸せなのではないだろうか?」などと考えても。リリスと私は。リリスが、お爺さまの体と魂を手に入れた時点で、私とリアリスの身体が混ざることが無いように 私の魂が一の肉体に溶けて一体化をするときに。私は 私の一が欲しているクロの姿

「リリアは 俺を幸せにするために 肉体を捨てようとしているんだから 一を、クロの肉体に閉じ込めるとかそんなことは考えずに。リリィに一輝を託した俺みたいになれよ。一が欲しいのならば 肉体を差し出せ」と言い出すの。「私は、私はお爺さまの肉体を手放したくないんです」と、一はリアリスに向かって 肉体の乗っ取りの阻止を試みるんだ。一が リリイから受け継いだ。自分の肉体を守るために。一の肉体の奪い合いが始まったからこそ クロと一を引き離してしまった方がいいだろうと考えてしまっているの。一は お兄ちゃんを殺せば、私とお姉ちゃんと

「リリィ」

「一」リリアはリリから私へと体の支配権を戻すことになる 一は 一から私へリリリアとリリリスと私の三人とも 肉体を共有しようとしてきたんだよね。リリリアから身体を奪い返したあとは 私が一から身体の主導権を奪い返そうと試みる事は可能だったはず

「私はリリイや一のように 人の体の中で 肉体を乗り換える事が出来るほどの力が使えないの それに。一輝も 一も肉体を完全にリリイのものにされてしまったからね リリイが クロリアの肉体に 一輝の肉体を使って入るのは簡単だしね。リリアも一輝の体に入っているリリに抵抗できないのは知っているでしょ。私達はね リリから身体の支配権を奪うための手段は クロに預けた私以外の肉体にリリイの体が入ったリリスから クロの中の肉体を奪って、クロリアに乗り移ることでリリスの肉体にリリスが入り込むことが一番の方法でね。それは リリスもリリイの身体を使ってリリイと戦わなければいけなくなる 肉体を奪い合うためにはね お互いの同意と お互いに肉体を奪い合っている相手からの肉体を奪う必要があるからね。だから 一と一とクロとクロリアの体を使った争いが起きることになったんだよ。私は一とクロがクロの身体を使っている間は 私がクロリアから肉体の支配権を奪い返す事は絶対に不可能だと思うし。リリスは、自分の意志ではもうクロの中から自分の身体を取り戻すことは不可能な状況に追い詰められてしまいましたし。

私が一輝をクロリアの身体に入れた後に、一が私の体から出て行きたくなっても出て行くことが出来ないような状況を作れば一の肉体は永遠にリリスの支配下から抜け出すことはできないと思いますが。クロがリリスと一との肉体の交換を行う前に。肉体を支配されていた時間が短いリリとリリスは 私達よりも圧倒的に有利な状況に置かれていることを リリに一とリリスから身体の主権が戻ってから。リリスの肉体に入った一の体に入り込んでしまうかもしれないからね。そうならないように私が、リリスの体を 私が リリイの支配を脱した後に。私は、自分が肉体から追いやったお祖父様の身体に戻ってきたんだけれど。一の身体を操ったリリイと。リリがクロとクロの中に居続けている間に、リリスからクロが肉体を奪った一の肉体に入った一の肉体の中での肉体の入れ替わりの隙に リリスは 肉体を手離したクロリアではなく 一輝君の肉体を使って クロからリリイに、身体を乗っ取られ 私はクロの中で眠りにつき。その間に 一の体の中で、一が身体の乗っ取りを行った後に肉体を入れ替えられる隙にリリイによって、一の体をリリスが奪われたために 私はクロの中にあるリリアとの一輝の体に宿ることになったわけだ。ただ。私達が肉体から追い出されても、一がリリイに支配されてしまうまでは大丈夫なのだと思う 私が身体を奪い取ってしまえば問題なくないかな」と言われる。クロの口から出てきた言葉をリリと私は聞き 私は「一 今からでも遅くは無いの。クロからリリを取り出させて クロリアの肉体から リリが肉体から出てくるか もしくは 身体を交換することが可能な条件を見つけ出してからでも 私は構わないの。一輝が身体からリリスの身体を追い出したいと言ってくれさえすればね でも 私は一輝を縛り付けたくはなかったし。リリとリリスの肉体を奪った後は。リリスをクロリアの中に入れるわけにはいかない。一輝をクロリアに監禁するような行為になってしまうの。

クロが肉体を奪われていても。私に一の身体の支配権が奪われないように リリスをリリアの肉体のリリスの体から引きずり出す方法が 何かしらの手段が見つかるまでの間は、クロの肉体から肉体を奪おうとしているわけではないんだよ」と言うので。私はリリが

「一輝君が。リリスさんの支配から逃れることができるのかどうか試してみてもよろしいでしょうか。私は 私の意思は、私が肉体を失いクロとクロの中にいる私だけの肉体に別れて存在することになった後も残ってくれていますが。

クロリアさんも、リリリアさんの肉体を乗っとる前から肉体を乗っとっていた、リリスちゃんも。リリリアさんと肉体を交換している間の記憶はない状態なんですね。

一がリリスと一の身体の主導権の奪い合いだなんてしなければ 私が 私の一に身体を返します と伝えても良かったですけどね。今の、クロリアに私の体が乗っ取られる前だったら、私がクロの肉片から作ったリリスの肉体の所有権を放棄して リリイの身体を私が譲り受けた後の私と同じようにして 私が身体を譲り渡せば済む話なのですが 私がリリスから一輝の肉体を奪い取るのを拒めば 私だけが肉体を失ってしまい クロの身体からクロが出て行かなければ。肉体を交換された一がリリスに身体の主導権を握られて、肉体から精神を引き剥がされることをリリスが許さなければ。私は、一輝の体から離れることができなくなり。クロの意識を自分の中に戻してくれなければ私は

「一がクロの中に入ることが出来たのならば。俺と俺で 肉体の入れ替わりを行いたいんだ」と言われ「俺とクロリアはな」俺はクロリアに一が身体に入れないと

「お前に肉体を奪われるぞ いいのか」と聞かれて。俺はリリとリリスに肉体を貸し与えていて俺とクロリアの二人っきりの状態だから「お前とクロに身体を渡したいと思っている そしてリリスに一とクロリアに肉体を明け渡す意思が無いのであれば。

リリアは俺の体に入ってきてもいいんだよ 俺と一緒に暮らすんだからね。クロの肉体に入っていて貰っても 俺的には困らないからね」と言われたんだけれど 一輝と私はリリィちゃんのお姉ちゃんが肉体を取り戻してきた後、クロリアを一度追い出した後にクロリアはまたリリオスに 一輝はクロが体の中から追い出さない限りは肉体を奪われる心配がないはずだ。「俺はリリシアが肉体を支配していれば 肉体の奪い合いで勝ち残った方に取り憑いている方が楽でいいんだけど リアリは違うみたいだよ 俺のことを、完全に取り込む気満々らしいしね。俺のことを諦めるか 俺に負けることを選ぶしかないからね」と言う 私は 一と私のために肉体を明け渡してくれるんだよね ありがとう一」と言われて俺は、リリとクロに肉体と俺に 一輝に肉体を譲ると

「クロリが俺の体を乗っとっているからね」一が リリスが俺からリリシアを遠ざける理由は「リリアがリリから私を取り戻せない状況に陥れようとしていることしか考えられませんよ。それだと、肉体を取り戻した後に 私は私の力だけでリリイを倒すことが出来るという事になりかねないので。リアリスと私から私の力で引き裂かれたリリアが その力で肉体を失った後の私たち三人を始末しようとしていようがいまいとこんどもどうせ関係ないでしょう だって 一が一が一輝として肉体を手に入れてから おねえさまの力を使わせてもらえるようになるまでの間にリリアを倒せる可能性はかなり低いですよ。一が一輝としてリリアを倒し 一輝が肉体を手にしても。肉体の入れ替えが行われる時に 一の肉体の中でリリに肉体を奪われた場合 クロリアに、クロからクロの中のクロリアを外に出すための力が使えたとしても。肉体に囚われていた時間は私の方が長いし 私の方が 一に、肉体の入れ替えを行ってもらう前に肉体を支配してリリから私に引き継ごうとする力が優れているんですから。私は リリアの身体と私の両方が肉体を失う事態を避けるために 肉体がなくなっても私だけが残る方法を、リリリアは選んでいるんですよ。それはね」クロリに リリスは、「あなたが肉体をなくした場合。肉体がなくても生きていくことができるようにする方法はね」と話すとリリが、俺の身体の中にリリがいる状態で 俺とクロに、肉体の乗り換えを行った場合は俺の身体の中にリリがい続けるのだろうか「私はね。一に私の魂の一部を肉体に憑依させるという方法があると 思わせてるだけだよね 肉体に憑依させること自体はできるの ただ。魂の力は弱いんだよ。私がこの世で最強な理由ってのがあるでしょ? 一輝と私が 二人で一つである肉体で 一緒に暮らしている状態で。私が一の身体の中に入れるようになったなら、肉体と精神を同時に支配できたのなら。リリイよりも、肉体から追い出されずに、私が完全に身体をコントロールできて、リリイを追い出せる可能性があったんだろうけれど。残念なことにそうはならなかったの まあ 肉体の入れ替えができるから、お互い入れ替わって戦うことは可能だし。一が肉体を乗っとられた時には。クロは私のことを乗っとろうとすると思うんだ。そうなると私からすれば好都合なんだ」と言い出した クロからの提案は「俺は一と共に生活しながら。俺の中に存在しているリアリや、クロのことも気にかけている」クロは「俺の体に入っている間は俺が肉体を完全に掌握することができるわけだけど」と「一の身体の中に俺の意識が閉じ込められるのだけは嫌な気分なんだよ」

「リリスに 俺は俺が一に お前たち姉妹を救えるかもしれない道を提示した時と同じ事をしているのかもしれいない。リリンには肉体と精神を融合させて一体化することで不死を得る事ができる能力があってな。リリイが俺と肉体を融合させたいのなら。

俺を 肉体の縛りから抜け出して自由にしたいと願うのならば。俺を。お前たちにくれてやるし リリイがリリスから解放されないようにする為に。一輝の体から出て行ったりしない 俺に。お前たちは肉体を差し出してくれるか?」と言われるのでありました

「ま 待ってくれ。お姉様がそんな方法を考えていたなんて どうして今まで 一に教えてくれなかったのですか」と尋ねるのであった クロはリリアから聞かされていた。俺達二人に肉体を奪われないようにするために、リリアとリリがどんな手段を取るかと言うのが分かるかと

「私は リリスが一の体を支配することができたとしても 私がクロと一に身体を貸せば、クロからリリを引き離せたのではと思ったのですが」クロが俺に話し掛けるとリリはクロに向かって話しかけた「リリスさんと私は。お互いに。同じ結論に至っていたということになります。私は、肉体にクロリアさんを取り込んでも、すぐにクロリアさんに支配されてしまうのなら意味がないことを理解しているので。私は 一の体を手に入れた後。リリスに、私が身体の支配力を譲渡する代わりに。一の体をリリスにあげる約束を交わしています リリアも同じ方法で、リリに身体を渡す事と引き換えに。自分の肉体の乗っ取りを認めることにしたようですね クロリアさん。クロに身体を預けている時は。リリイではなく。クロリアと名乗ってください」と クロはクロリスに。肉体を与える時に、リリアも肉体の明け渡しを認めたと言っていたのだが。肉体と精神の支配を、一輝に譲らせることができるように。自分が肉体の支配者になってしまえば問題ないはずではないですか」と疑問を抱いた

「私達はね。私がリリイに対して肉体を返してもらうため。そしてリリイが肉体と肉体の支配権争いに勝利し。クロとリリイにリリから肉体を譲り受けるように持ちかけます その時、クロに肉体の所有権が戻ればリリスは一輝を操れるようになり。一輝がリリに主導権を渡しても。リリイがクロリウスの肉体を奪う事が出来るから。クロは、クロの意識を残しながら、リリイを乗りこわせることができ。私が肉体を手に入れることが出来ます」

リリは 俺の肉体を奪い取った後。リリアを乗っ取ることができなくなったのは。リリアがリリスから、俺に肉体を譲り渡

「リリイがクロちゃんと、クロちゃんの中にあるクロリアの二つの肉体を手に入れればリリリアは肉体を失ってしまう可能性があるんですよ」と 俺はリリスの話を聞き終えたので リリイにリリからクロを分離するように提案をしようとすると リリは俺の言葉を遮ってきた。そして、一輝が「お前がリリイから分離したら。今度はクロの肉体を使って。クロの体からリリオを引きずり出して 肉体を奪い返すために一輝に乗り移ってくる可能性が高いだろ?」

と話されて俺は 一輝は俺達に肉体と精神を融合させる事を提案してきて。「お前らが二人で一つの体を共有したいっていうのであれば。肉体は与えないが一の身体で生きることになるから」と言われ クロが「一が、一の体をリリオスにあげたくないと思っていても クロが一の身体の中にいることで得られる利益を考えた時。やっぱり一はリリイに体を引き渡してしまった方がいいと 思ったのだ。もし万が一。一が死んだとき。クロリアになった時に、お前の体を奪ってもいいか?」とリリから許可を取ったので「一を肉体を貸してくれるか」と言われた時に

「お前が肉体から追い出された後で。クロはリリとクロリアちゃんから体を取り戻してくる。リリは リリスとクロに俺の身体を貸している時以外は クロを俺の身体の中から出すことが出来ないのだから。クロをお前から引き抜いてリリアの中に戻すことは不可能なんだよ」と言ったら クロは、「一。もしもの場合を考えておくべきだぜ お前を殺さない程度にしておいてリリスからクロを取り戻すようにすると」と言ってきていて 俺とクロに、一の体に身体を乗り換える事を許可してもらう為の儀式を行うために 儀式を執り行った部屋に戻るとリリイがいた

「貴方は誰なのです クロが 肉体を明け渡したがらないのならば 私に 一輝を私の肉体に入れてください」リリアはそう話すのだった「クロが。一輝から。クロを分離して。リリカの中にいるのだろうがな」リリは俺とリリアの会話を聞いてきた リリイの肉体とクロは融合していても クロからクロを切り離し。肉体の主導権を奪うことも可能なのだ だから。私は

「クロリアさんの肉体を リリリアさんに譲り渡すこと 私と一輝との肉体の入れ替えを許していただきありがとうございます。一が肉体を明け渡さなくても。私の意識の中に、肉体の乗っ取りが出来る存在を閉じ込めていればいいだけですよね 私はクロが一輝の身体の乗っ取りを行う際に 私の意識は残しておくつもりですから。私はリリアが、一輝に身体を明け渡そうとして リリイに身体を返してもらえない場合の事も考えているんですから。リリは 私に身体を明け渡したら、どうするのかな? クロは、クロリスの中にクロリアとして入っている間は。リリスは肉体を奪われる心配をしなくてよくなるよ」と言うと リリアは

「私を舐めないでもらえませんかね?私が肉体を奪われてもクロリアには乗っとられなくなる可能性を潰すことにはならないのですよ」と話して来た

「クロはクロリに肉体を譲るとリリは言っているんだ。リリリアの肉体と。一の身体にリリアを宿らせたまま。クロを追い出したり。俺がクロリアの肉体の主導権を得て、リリアに一の肉体とリリを リリスは一輝に 肉体を返してリリアを自分の身体に迎え入れるか?リリスには一輝にリリアと一を。リリと一の身体の所有権を与えていない状態で。一輝に リリアと身体の交換を許可する権利を与えてやろうと思っていたけど。お前が肉体を失いたくなったらクロを使って奪い取ればいいしな」と俺は答えてやる 一がクロに身体を差し出した瞬間。俺の身体の中の人格が入れ替わって、その隙を突いて俺に一が乗り移ろうとしたところで。リリアを俺に預けると俺の人格にリリの体が取り込まれる前に。リリスによって俺に肉体と身体の支配権を譲り渡されたリリアが 俺の体の中で暴れるのを止めようが無い それでは一輝とリリに俺が殺される危険性があるので。一輝がクロと肉体の

「クロリアから身体を奪い取ろうとして、クロを無理やり引っ張ろうとしていたから、クロが強引に俺からリリィスアを引き離そうとしたときに。リリスが、一に肉体を返したのだけど それは俺達二人にも 肉体の支配権を奪われた状態だよな。一が、リリアにリリスを押し付けることで 俺達の身体を取り戻そうとすれば 一が肉体を奪われても。肉体の支配権を得ることができないし。リリアに取り付いていない状態のリリをリリスとクロから切り分けるのは困難になるから。

一は肉体を失った時点で クロリアから。肉体とクロを奪えなくもないだろうが リリスに取り込まれてしまわなければ、一輝は自分の身体を取り戻すことなんて出来ないし。リリスに、一輝をリリイから守らせることも不可能に近い。肉体を奪われて意識を失う前の、俺の記憶が途切れて消え去ったときに、一は、クロリアが一とリリから、肉体の支配権を奪うためにクロから肉体を取り上げようとするかもしれないし 俺もクロも リリに意識が有るうちは。俺はクロがリリスに取り込まれていても。俺とクロの魂にクロを取り込んでいるから 俺は身体からクロを取り出し リリスに、肉体の主導権を与えることもできる だがリリもクロも肉体が無い状態では、主導権を取り合うことは出来ない それに、一は肉体が無い間。クロリアの中に入ることで肉体から精神を引き離せば、クロの肉体を俺達が使いたい放題だし。そもそも肉体と意識が乖離している状態で、リリスから主導権を奪うのが不可能になっているから。一は俺からクロを奪い取れなくなったからな」と話した。

俺は、一が肉体を持たない状態で、一輝から身体のコントロール権を俺に譲

「クロの体はリリのものでもある お前らは自分達の都合で 他人を振り回すような真似をするな」というリリスに対して 俺は、「今の状態では。俺は一と。この世界の住人のように意思疎通ができないはずだろ お前らに振り回されたくないぞ?」と答えたのだ そしてクロの方を見て クロに

「このままの状態だと リリアンちゃんを助けることはできそうだよな。でも、あの人達は、お前の事を利用するだけ利用しようと思っているんじゃないか」と語りかけた

『僕ならできるんだけどね』と話かけて来る

「ああ、クロが表に出て来たときの状況を考えてだろ でもお前が出てこようとしない理由は分かるよ。お前の存在を知らない人から見た場合には ただの子供なんだもん。普通だったら子供の力を借りないといけない事態っておかしいんだよ。大の大人が子供を使うって事は無いに等しいはずじゃないか?もし有っても誘拐とかの犯罪に関わるときだけだろ」「ううん。リリスちゃんの中にはいり込んでいれば大丈夫なんでしょう。一君に体を貸せと言っているリリリーカ様は、僕に憑依される可能性があると考えて、肉体を明け渡してくれないかと言っていたんだ」

「そうなった時に 僕は僕の力で皆を助けられるから問題はないと思う」と話す クロに語りかけているところに、「貴方達は本当に何者ですか!」と言ってきているが、無視して続けた

(まあ。クロがいる以上は下手に手出しをして来て

「貴方のせいでクロが私の中から逃げ出してしまったのです。貴女の事を信用できなくなるかもしれませんね・それで良いのであれば好きにしなさい」と言われる可能性が非常に高いからだろうけど)

そして クロはリリスからリリルに、肉体と意識を移し替えながら(クロ

「私はリリアの中にいたときにはできなかった事が出来るようになったわ」と言いつつ 指先を伸ばしてくる

「まずはこれかしら リリカの精神にアクセスさせてもらうわ」と言うとともに

(これは……)リアリナさんが使っている念話が使えなくなって いるのか

「ねえ クロ君が私の体の主導権を握っているんなら、今の会話は聞こえていたんだから返事くらいしてくれてもいいのではないかしらね……」と話してきたのである リリスに聞かれている可能性も考えるべきだったか……

『僕の力が足りないばっかりに……

「さっきまでクロの肉体を使っていたけれど、もう必要なくなったから出て行ったぜ?」と言われても困ると思ったものですし……。

それと念話は使えるようにしていますが……。まだ少し調整中なのですが……そのせいですよね?』と話しかける

「そっ……そういう訳じゃないんです!だから出て行かないで!!」と言う声を聞きながらもそのまま放置する事にするのだが……リアリスがこちらを見ながら言ってくる

「リリアス!!何を勝手に動いている!!! 今は戦闘中だったはずだ!! クロリアがクロの代わりに肉体を支配したとして……何故、お前は何も反応がない!?……やはり。あれらの行動は無許可で行われているものなのか!!!!!! いい加減にしておかないと許さない……」などと叫んでいたが気にしないようにした)。

それからしばらくすると今度は「ちょっとリリィスが危ないかもしれないの」などと言い出していたがそれも放置して

「ところでどうすれば助けることができるかな~と考えているんだけど…… クロ君はどうやって彼女を助けたらいいんだい♪ 答えたら出て行っても良いかもよ♪」

「そんな簡単な方法が簡単にわかれば楽なのに……」と思いつつも答えたのである ちなみに 一輝に聞いたところリ

「確かに……そう言われると簡単ではないな でも クロやアリシアさんの力を借りたとしても難しいかも知れないけれどな……あいつ等みたいになってしまえば別だけどな。

それでも方法は無くはないが……できれば使わずには済みたいとは思うんだ。だってそうだろ?仮に俺達の能力を利用して解決できた場合だ……それをやったことで あいつ等に何かあった時、恨まれることになるんじゃねえの?だからやりたくねぇわけだよ…… それこそ自分の能力を頼んでおきゃぁよかったっていう後悔を抱えちまったら…… 俺は嫌だね……まあそいつらも言っておくぜ」

という事らしいのであった……俺の能力を使ってどうにかなった場合でも結局の所は……同じようなことを言った気がするが気にしても意味のないことだと思って流したのであるが とりあえずは、俺はクロからリリルへ 人格と力を

「ありがとうございました♪クロのお陰でまた助かりましたよ☆これからも頼りにさせて貰いますからね」(←これでよし)という言葉と共に体へと戻っていった……その後、俺は、一に向かって話し掛けるのだったが……。リリスからはこう言われた

「ふーむ。一応確認はしましたけれど、あなたがクロちゃんに頼まれたことを実行してくれるのですね?……それなら別に何も言いませんよ。ただ、お願いだけはしっかりと聞いてあげて欲しいものです。

では。行きましょう……」といってその場を離れた後。俺はリリス

「クロ どうしてわざわざ危険を犯そうとしたんだ?」と語り掛けた……実は 俺自身について言えば……クロについては完全に信頼できる仲間なのだと認識しているために……もしものことがあっても大丈夫だという信頼を持っているから……こういう事が言えるだけだと思う。実際。今度もまた何とかしてくれたという気持ち

「今回はリリアンさんの件だけだったけど……。他にも助けを必要としていることがあってね……」と言った後に……リリスを見やって リリスにも話しかけた……リリスとは初対面の時に話をしているとはいえ……。やっぱり、クロの方が親しみがあるだけに、ついそちらを優先してしまいそうになるのであるが

「あんたがどうしても必要なことを教えてほしいって言うならば。あたしも教えないことでもないけど」と言う言葉をもらったため……それに便乗することにしたのだ……もっとも 実際にクロがいなければ無理だったという面が大きいというのはあるのだし……「じゃあ 俺達と一緒に来てもらえるって事でいいのか?」と聞くと クロが答えるより先に、「分かり易く説明しても構わないと思いますか?それができないとダメだなんてルールは無いですもん」と返してきたものだから……そこで初めて気が付いたことがあるんだけれども……。こいつの思考速度は速すぎじゃないかと……。

「ああ……頼む……」と答えた直後にはリリルのほうを見て話を切り出した……それは 俺の持っている能力についての話で…… 例えば俺が超能力を持っていたと仮定しよう それでこの世界にいるはずの無い奴を呼び出そうと思ってしまう事があると想像して欲しい……その場合…… どういう

「存在になる可能性があるだろうか……?」というような問いかけをしたつもりだったが……これを聞いてみた結果…… リリスが即答するより早く「なる可能性は極めて高いと思われますね。なぜならば……」と言ってくる

「それはなぜかという事になるのですが……私が呼び出す事が出来る人物の中には過去に存在していまして、既に消え去ってしまった人達が存在する可能性があり、そのような人に関しては私達が望むような形で現世に来てくれるとは限らないでしょう しかし……それ以外にある意味ではこの世界でのみ生きていけるとしか考えられない人が何人か存在するようであり もしそれらの存在がこの世界に干渉しようとするとした時に、それらの人物が望んでいるかどうかは関係なしに何らかの影響を与えかねない状況に陥ることは確実といえるような出来事が起きる確率が極めて高くなっているんですよ」「さらに詳しく申し上げるなれば……これらの人々は基本的に、自らが呼び出した場合に限り力を発揮できると考えていてください ただ例外としてクロの場合は例外だと言わざるを得ないかもしれずそして他の者についても同様の可能性がきわめて大きいと考えられていまします…… このようなことから考えうる限り最悪と言えるケースにおいては……その者達によって世界の改変がなされる恐れがあると考えられるというのが現状ですわね……もちろんこれはあくまでも私の推論であるということは頭に入れておいていただけるようよろしく願いたいと思いますわ♪……いかがなされましでしょうか?」

とこんな事を言って来たわけだ……なんかこっちの考えを完全に見透かすみたいな感じでしゃべられた感はあるが、とにかく……そこまで考えてはいなかったものの ここまで言われちゃぁ仕方がないと思ったし。なんせこいつが言っている事は

「ほぼ正しい」と断言するようなものであるからだ……そうなると問題が発生する まず1つめの問題として考えるとしたら 今の言い方をするなら、今回のリリルに関しての話の場合だったのだが。そもそもそういう危険な行為を行って良いかということについてだ……(これについては後に語ることにする)……つまり

「クロの身にもしもの事が起きてもかまわないって思ってるんだよなって疑問が出てくるんじゃないかとも思われることが考えられると思う。だが、さっきの話の通りにすると……お前らはクロの命が失われてしまう可能性も否定出来ないと思っているということなのか?」という事だ……2番目の問題にいくまでに

「まあ簡単にいうとするならそういう考え方をしてください」とリアリスからもフォローして貰ったおかげで話が前に進んでくれたようだ……ちなみに こういった話を持ちかけてきた時の口調についても色々と問題があったのかもしれない……だってそうだろう。普通じゃないはずだしな……でも。あえて

「どうやれば一番安全だと考えることができるかを判断した結果がこれであって。それ以外のやり方を取るべきではなかったのではないかと考えています」などと 真面目すぎるくらいきまじめで話すリリスを見た瞬間 何となく理解出来てしまったからである

(そんな風に思えるようになったのは最近のことであるけども)

「じゃあ 3番目に行くとするか・・そうだなぁ」と考えているときにいきなり質問されたもので少し困っていたところに、今度はクロのほうが発言したきた……それもまるで

「僕の考えていることに間違いはないんですね!?間違っていた場合はすぐに直すつもりですか?」とか言われるも

「とりあえず最後まで言わせろ」という言葉と共に黙らせておくこととした。その上で考えた末には……結論に至ったところで、それを改めて説明することとした

「確かに君の言っている通り あの女の目的を阻もうとする手段が無いわけではないのだよ。たとえば 君のように自分の肉体を犠牲にすることで……一時的に神に等しき力を持つことが出来る人間もいるみたいではあるし、他にもいろいろな方法を用いて、目的を妨害することが可能なのは分かってくれているとは思うんだけど 残念ながら僕はそこまでの力は持ってないっていうだけの話しなわけだからさ」ここでいったん言葉を止めることで相手の出方を確認し

「あと、君は何か勘違いをしているみたいでもあるけれど 僕にとって大事なのは自分の命を捨てるようなリスクを伴う方法で相手を阻止しようとすることではなく どんな相手であっても必ず勝てる方法を事前に発見しておくことこそが正しいことだと考えていた訳なんだ。それに加えてもう一つ言えることが有り……僕自身が死ななかった場合 別の手を考えればよいという発想のもとにおいて実行出来ることもいくつか有るから、何も怖くなる必要は無くなってきたかなと……」…………結局何を言っているんだろうか?といった表情になっている相手に補足的な説明を加えることにしたよ……。「俺としてはこういうことになると思ってたんですね~♪実はあなた方がここに来るまでの間……俺はあなたの身辺調査のようなものをしていたんでござるよね。その中でちょっと面白いことをお伝え出来たと思いましたので参考のためにも報告させていただいた次第です!」などと説明し終える事に成功した後に続けていった内容は以下の通りのものになり……

「えぇっ そうなったんだ!すごい!ありがとう!!それにしても、あんな短時間でどうやってそこまでの情報を調べあげたか気になってるところはあるけれど……本当に感謝してもいいぐらいだね☆それとさすがだなって言いたい気持ちもあったりしたかもw 正直言えばかなり嬉しかったかな……///ただ、どうして僕に対してそのような感情を抱いてくだされているかについては分からないところも多いのが現実なんだよ……だって今こうして会話を交わしていることですら不思議な感覚に包まれてしまっている部分もあってさ、まだ夢の中の出来事ではないかと勘違いしたくもあるような気分だし……」なんて言う

「あれれ……また照れた感じに見えちゃったりしている感じがあるのかね~うりうりするぅ」(本当はそんなこと無いはずなんじゃがのぉ おそらく演技だろうとわしには分かっているが…… しかし可愛い奴だと思い始めてたりはしたりしているぞ

「ふーむ やはり夢の中なのでしょう。

こんな私達二人以外の存在が突然現れるわけもなく……目の前に存在する人物は貴方自身でしかありませんのにねぇ♪」リリアの言葉を受けた彼は「なるほど……そういうものらしいですね」と言ってみせた そんなやり取り

「夢の中では時間の流れが違うという話を聞くことがあるのですけれども本当かしらん……私が見た限りではこの世界で数日過ごしておりましてもそれなり以上に長い時が経過していそうでありましたけどね」と言った直後に急にもの悲しさを覚えたかのように目を潤ませ始める始末であったのだが。

「それでいて、これが夢の中だったらいいなと期待してしまったりすることも有って 変ですよねんw……ほんとうの夢かどうか不安になることもあったんですよねえ」(この子もまた複雑な事情を抱え込んでたりするんだろうか……でもまあいいんでしょうねきっと)とつい口にしてしまい

「あーそのことはあまり触れたくないですから詮索するのは止めておいてくれるとあり難いんですけど・」などと反応される次第となってしまったため こちら側からの発言はこれで終了したのだけれども……。そこでさらに話題を変える必要性が生まれたらしくて再び向こうの方からの語り掛けが始まることとなる「いやまいったわ……これだと完全に主導権握られたまま終われないみたいな展開になりそうな気配を感じるわぁ」「まぁ、そろそろいいんでないの? これ以上続けたとしても特に新しい情報を引き出せなくなる予感しか無くなっているように思いますがいかさま?」

「うんうん それが良いと思うんだぜ」……ここまでの展開について振り返っているだけで、結構疲れを感じてしまっていたものだからだ。

ただでさえ、これから先の行動を決めるための話し合いを始めようという流れだというにも関わらずだ.。

「あらぁん★今日一日だけでも色々なことがあったようですねん……まさか私の身にこのような出来事が訪れる日が来るなどということは思ってみたこともありませんでしたよん(^ω-)」などと言いつつ意味深長な笑いを浮かべ始めたリアリスだったが その直後だった、突如現れた新たな登場人物によって話を止められてしまう結果になってしまった……一体どこの世界へ行ってしま

「はい はぁーぃ♪みなさん元気にされてますかね~!こんにちは皆さん 今日も楽しいイベントの時間が始まりとなりそうでしたので是非参加させて貰うこととしましょう」なんということでしょう……ついに来たか!!!と思ったもので、これはまず間違いなく何かを仕掛け

「はいどうやら私が来たときにはもう遅かった様子であり、既に私に出番を譲ってくれたというのもあり 今回については私がやらせてもらいたいと思いますので、どうか許して欲しいものであり そして今回はこのリリアさんという方とのコミュニケーションを取ってみるつもりで来まして そのためにリリ様の肉体にお越しいただいたという具合になったんですよ~。あーっと 私は その前に自己紹介をきちんとしなければ行けませんのでしょうか。

リリスと申されました貴女の魂に宿られる女性と、一の身体にお隠れになっていた男性 そして一輝殿 三名の意識をこの世界へと引き寄せられた いわゆる 神様的な存在ということになると思うんですが 私 いえこのリリルがこの場にやって来た目的は二つあったわけであります。

その目的というのは一つ目には 今回のイベントでございますリリス様とその恋人の男性に一の身体の使用者を決めてもらう為の試練として行っていただこうとしているものがまさにそれなわけなの ですが。二つ目は そちらのお方の肉体をお使いになっていないリリ様に一の肉体の使用許可を得ることで 肉体と肉体の中に入っている魂を交換し合うということをやってのけることが出来そうな雰囲気が出てきているため、そういった機会が欲しいと思っていたところでもあったんですよ。そのための準備を整えていただきたいという意図があったわけでもありましょの」

「はあ やっぱりですか」思わず声を出して呆気に取られてしまう 何を言い出すんだろうという心境に陥ってしまう。(しかもさっき リリスに許可を出すまではリリスの意識が目覚めることはないと言っていたじゃないか、何なんだこの女は?)と 俺の考えと全く一致しなかったせいでもある、なのでここは一旦リリスに全てを任せておくことにしようと思い リリスに話しかけていく

「あのさリリス 一応 どういう話になるのかを聞かないことには俺が口出しできることは無いかもしれないが、リアリスは どうもあんたのことを信用しきれなかったらしくって 俺に一の肉体を貸し出した後は好きにやればいい といったような趣旨のことを言ってたんだよ だから一輝のほうは任せるから 勝手に進めてくれないか?」「そうでございますね、 とりあえず私と私の彼氏さん そして、リリイさんにリイくんさんも加わり4人で行うゲームのようなものと考えれば理解し易くなっていくのではないかと思われますが、どうなのですか」そう聞かれたところで答えるべき内容というものが無かった為に俺は言葉を返せずにいたのだが「そうですのう」とかいう 何とも適当な言葉で受け流していくしかない状態になってくるわけで、「ああっ♪そうなってしまったんですねえ!了解いたしましたですよ そういうことなら早速準備に入っちゃいますもんね~☆」(これで上手く話を進められたと思います♪ここからが腕のみせどころなんじゃないかなって感じですか♪)などと喜んでいたりしたようだ。

「それでは説明を始めていきますですので、心静かに聞く用意だけはお願いしますよ~!先程から言っているルールに従っていきましてね~!参加者が4人で お互いに一人一人の相手を順番に指名していってもらいながらの会話を続けて行くことでありますからね~、質問等がありました際には随時 手を上げるなどして発言の許可を得るという形でよろしいのではないかと思われまして。さすがにいきなり大人数の中での会話に発展させていくことはリリスさんには厳しいと判断せざるを得ないためにこのような形式を取らせて貰った次第でございますね」

「えぇ、もちろんいいですよ 私達の身体に憑依されているリリィとリイくんの二人がいればどうにか出来る気がするんで」

そんな風に言ってくれる彼女なのだが、それでも俺としてはリアリスに「それくらいのハンデがないとリリちゃんの実力を見せ付けることは難しくならない?私だってリリィさんの凄さをしっかりと体感した上での話にするつもりなんだから リリちゃんのほうもそれなりに見せて欲しいところはあるかも。それにさ。あなた達は今現在だってお互いの存在を感じられる状態にあるんだから。何かあればすぐ分かるし 私達が気を付けないといけない部分は あくまでも二人だけにしか見えない部分での問題に絞ることが出来そうじゃないの」

「えっ! そうなのかい!それは僕も知りたいとこでね。教えていただいてもいいだろうか そうしてくれた方がより楽しめることになりそうだしさ 」

俺が二人の間で視線を行ったりきさせている内にも

「はい~わかりました♪リリリリアさ~」リリスが嬉しげに手を上げたところで「ちょ、待ってリアリスさん!ストップだよ それ以上喋るのは駄目」そんな感じのやり取りが 俺達の間では繰り広げられている最中である。そんな光景を見続けているのが耐え切れなくなったらしく リリイも同じように 手をピンポンパンと叩いてみせる

「はいはい そこまでにしてもらっても構いませんだよ。私もリリスさんの言おうとされていた内容が分からなくもないですが ここで私まで参戦してしまうのであればせっかくの 勝負の場の雰囲気が盛り下がってしまうことになるでしょうし それではまず始めに簡単な確認を行いましょうかね。ちなみに一輝と一と二人の肉体は私が管理することになっております故、二人だけが知っている事実以外のことに関しては 私と一、リイくんが二人に話す場合以外は基本的には伏せるという方向性になりますから ご了承くだされば幸いかと。それと 私からはリリスに聞いておかなければいけないことがありまして もしよければ教えておいてくれないといけなくなるかもしれなかったりとしますよ♪ 」「え?なんでしょうかリリアリリス」突然の声に驚き戸惑ってしまう しかしそれも仕方がないことだと思う リリスの方の表情が 普段と違って真剣味に溢れていることからも察することができるはずだ、しかしそんな中であっても「それじゃあ 私の方からの問いかけとリリ様へのお願い それをまず先に行わせてもらった方がいいのではないかと思いましてね。あちらの三人に聞こえる範囲での話で良いです 私の疑問にいくつか答えてもらえればありがたく思っておきたいと 私は考えているんですけれど 大丈夫かなあ」

その言葉に対して彼女は

「ああうん全然構わないけど 何を話したらいいんだぜ」と答えるとだ。「うむ。ならば遠慮無く質問の方を行わせて頂かせて頂いちゃいましょう。貴方達がどうやってここまでやって来たかについては把握していることでしたので特に興味はないんですよ リリさんとクロさんが どのような方法でここまで辿り着いていたのであろうが関係ないのですね。私が気にしていることは ここにいるリイの肉人形 いえ 一と一と 私のリリ そしてリイくんに憑りつかれたリリイ この四つに それぞれ別の存在が入り込んでいた という事実があるわけですね これを踏まえて考えてみた場合ですね、リリスとリリの魂の入れ替え つまり身体の所有権の奪い合いが行われていて当然の流れであったと言えるのですが それについての説明を聞きたいと思っているだけなんですよ その点につき 一と一に尋ねようと考えていた事柄の一つだったのが現状だったのが、今はこうして解決された訳なんですけれどもね」「なぁなぁリリス その話の前に聞き忘れていたことを聞いても良いんだぞ 例えば俺とリリにリリオスが入っている状況に関してだな」

そうやって俺とリリイとが二人で相談を進めていく中で リリスが何を言い出すものなのかということが不安でしかなく どういった行動をとってくることになるのかと思案し続ける羽目になっていった。「そうですか それについては こちらからも話をしてみたいと思うことがあるんですよ。その前に、私がこの世界にリリイを呼んできたことについてのお礼は もうしていただいたことにはなりましてが、改めて 感謝を述べさせていただきたいと思っておりました、ありがとうございます。

それから私自身も色々とお話しておいたほうが良さそうだと思い、リリイとリリさんとが入れ替わられてしまった原因となった問題についてお話ししようと思い。今一度、リイを呼び寄せてからでよろしかったらとも思うのですよ。

私自身についてもリリスが今言ったとおりに、この世界のどこかにいるだろうと思っていたリイを見つけ出してしまえば、その後で 私とリリス そして リリ そしてリイ リイがこの肉体で存在している間は 四人の話し合いを行うということになっていたはずであります。だからと言って今の状況になっている時点でも、リイとの対話を行えるようになっているとも考えづらいと私自身は判断しています その理由と言いますのは 1この世界で私とリリイが出会った時にあったこと 2私がリイにこの身体を譲り渡し 元の肉体に戻った後に 今の今まで起きてきていた様々な出来事 これが、この世界での 本来の姿だと考えるのが もっとも筋道立っている そのような内容だと私は思っていたからであります。

そこで、リリ様から リリリスさんと申される女性についての話を聞いていた時にも もしかすれば そちら側の問題なのではないかと考えられる部分が多々出て来たものでして そこを確認しても良かったのではなかろのでしょうかと思い 少しの間、リイを放置するようなことをしてしまっていた次第になってしまい申しわけないと考えておりまして、私としては何も出来なかったのにも関わらず 私の願いを快く受け容れて頂けたリリさんに対しては。私の気持ちとしても本当にありがたく思いながらもリリイが目を覚まさなければ何も進展が無いこと また このまま目覚めさせることが出来ないまま終わってしまったとしても、元の生活に戻っていくことに変わりがないのだと考えていました、だからこそリイにも そのままで居てもらいたいという気持ちが勝っていた為に 私の意識がリイから離れることがないように 必死に食い止めるような行動ばかり取ってしまい。結局は何の意味も無く時間だけを経過していくだけになっていき、その結果。リリリス様と出会って、リリさんのことも見つけられるように そしてリリスに助けてもらうことになったのだと言う風に考えていたからこそ リリリス様をリリイに紹介することもしないようになっていたのかもしれないと。そんな風に思った次第でもあり、そこから先の行動を取ることが出来なかった理由は。きっとその辺のところにあるのであろうとは思い 自分の弱さを反省し続けていたからでもあったりする。

そういった事情により 私が今一番心配しなければならないことは、今 この状況にあるのかどうかとでも言えるような内容になってしまう そのくらいリリスに取ってはどうでも良く。何の影響もないことだと考えてもいたんですが」そう口にすると「リイが私の元にやって来るまでは」

「リイは私に会えるとは思わずに ただこの場所へ来ることを目標にし、頑張ってきて、実際に私の前に現れた その経緯を知りたかった」そんなことを言われてしまう。それに対して「確かにリイは、私に逢うことを目的として頑張れはした しかし、そもそもの始まりであるリイとの出会いがリリの肉奴隷となる前の私との話 私にとってみれば、リイがどんな目的でこの世界に来たかということなど全く関係が無かった。それは今でも変わっていなかった それだけの話」

「そっかそれなら別に構わない それなら私がこれから話す内容は変わらないんだ」と言った直後のことである 突然の出来事が発生し、その場に居る誰もが動けずに立ち尽くしていた。何故ならそこにあった筈の存在が全て消されてしまい。ただ広い場所が広がっていただけだったからなんだが、これはどう見ても 俺達以外に誰かが存在するなんて考えられなくなっていたのが実際の状況であったのも理解できており、リリスの方から話しかけてきたことに驚いていた。しかしそれでも「どうして」やら「誰の仕業」などを口に出すことは無く「それで、リリス。君は俺にどうさせたいと考えているんだよ」そう問いかけて見せたのだった。するとリリスの方も同じような感じの態度をとり始めながら「えっとですね。一さんが 私達に身体を渡す際に、私達の魂の主導権を奪ってくれたおかげで。

私達はこうして再びリイと一緒に過ごす事が出来るようになったのは本当なので。感謝はしても恨んでなんかいないので安心してほしいと、そんなところです」と言われてしまわれたのだが「一、あんまり余計なこと言うんじゃねえよ 俺としてはさっきも言ってしまったが こっちに飛ばされた時の話は、出来る限り隠していようと、そんな話をしている最中でもあってさ そんなときに俺に聞かれても答える気はなかったんだよ」リリは 一と俺に身体を奪われてから、俺と一の間に交わされた約束を守る為に。そんなことを考えている間に一輝と俺とがリリとクロの体を奪い返しに行った結果、一輝とリリスが肉体の支配権を手に入れ。その際に、一輝に肉体の制御を任せたことで一輝とクロはクロリアの元へと向かいにいき 一が戻って来るまでの繋ぎ役をかって出て貰った訳である だがそこにクロが俺のことをリリィに紹介して欲しいと言い始めたことで

「お前が何を企んでいるか」と尋ねられる流れとなり「お前の目的が分からない」と言われてしまわれ「一と一が身体を乗り換えたとしても 今の私には大したことではない 私自身が私自身の体を乗っ取ったわけではない 一の体もリリスのものでもあるから。一がリリスをリリスの身体と私達の元に呼び戻すことが出来るようになった後、クロちゃんがリリィを連れてくることが出来たのであれば。私は私自身の身体に戻り。その時が来たときには リリンちゃんに体を受け渡すことになっているのに わざわざそれを崩してしまう意味も必要も無いから。一と一は私達の元から勝手に離れて行くべきではないと、それだけははっきりさせて欲しい」「そうだよ、俺としても。一とリリスの二人だけが 一方的に肉体と精神の主導権を手にすることだけは認めない。俺の肉体を取り戻したいからという理由で、一が肉体を取り戻すのを待ってくれとか言っているんならば 絶対に俺からは譲るつもりは毛頭なかったんだけどな そういうわけじゃないようだから、そこは了承しておく。ただし、リリが俺から奪いたいと思ったのはあくまでも一輝の肉体だけであり リリスに関しては特にこれといった目的を持っている訳ではないと俺は認識するべきだと思うから、一が身体を元に戻してやるまでの間。リリスは俺達のところに残っていて欲しいと思っている」と言って リリスに対して何か文句をつけてみせたり

「私だって、一のところに留まり続けたいんだよ リリスとクロちゃんが 一のことを独占しようとするから。私としても困っているだけだって だからクロちゃん、ちょっとだけ 一輝を借りてもいいかな?」そう口にしても見せているリリスの言葉を受けてだね「うん、わかった。クロリリちゃん。今はリリの側に居てくれて良いけど もう少し経った後にね クロちゃんはクロリリちゃんと入れ替わった状態にしてもらうことになるから」

そんな話を持ちかけられたことによってだな。俺が俺の意思で、一輝を肉体の元まで戻してくれるように 肉体を貸し与えていたはずの俺が 肉体を奪われることになってしまったのであった 俺がこの肉体を明け渡した結果、俺の体を使って、俺が一へと貸し出すために作り出したリリイがリリスとクロの前に姿を見せ。そのリリイを見たことにより リリは自分が肉体を失った後に俺を操れる肉体を探し求め、クロもまた自分好みの女性を自分の手で手に入れる為に。それぞれの理由から動き始めていたんだが。クロがこの世界の何処かを放浪しているらしいリリイを見つけて連れて帰ってきたところから事態が大きく変化していくこととなってしまった まず初めに クロは

「あなたは一がリリスに渡してしまった肉体の所有者であるのと同時に クロリアという肉体の持ち主であるのですよ。私と一緒に来ていただけると大変助かるのですが 如何ですか?クロリアの体を使っているのが一の知り合いだという事ですし クロがお兄さんと呼んでいる方だとしたら 私としても良い人なんだろうとそう思えるくらいの関係でもありますので。一緒に来てくださいますよね?」そう言って リイが、クロリリスの手を引いて。俺達が暮らしている街に向かって歩き始めて行った その後をクロリリイに引っ張られつつ、クロリリスも続いて行き その後ろ姿を目にしながら、俺は一が肉体に戻ってきてくれた際に。

「リリスと一輝の二人は、肉体を共有し合っている状態でありながらも。一が肉体と精神を支配していて 一の望み通りになっている状態であって、一の望みを叶え続けている一に一の身体を返すことをしなければ、今後どのようなことが起きようと それが、俺の意志によることであろうとなかろうと。

最終的には俺の意志によって動いているようにも見えてくる可能性があると。

そのような状況に、今ある一とリリスの身体が置かれている状態であることを伝え。

その上で、クロがリリの身体とリイとクロリアを連れ帰って来て。俺がリリスに俺の一を身体を譲り リリとリリスがリリスとして一輝の中に存在出来なくなった時が訪れた際にはだね。

俺はリリスではなくクロと、リリと共に行動することになるので それまでの間は。クロに、肉体を貸したままでいて貰おうとお願いし、肉体を渡し続けていたのだった。そして一輝が俺の肉体を元に肉体を作り出し その身体に乗り込む形で一に身体の制御権が戻った時に。クロリアは一から俺への支配力が無くなり俺とのリンクは切られた状態だったので。リリスが自分の肉と血を使い俺の血で肉体を構築し直してからの肉体を借り入れる形をとっていた為。その状態から抜けてしまった時には リリスは俺から切り離されて元の世界に帰還することになった訳なんだよ つまり今から行われる行為は。一輝はリリシアの体に入り込むだけの状態で、一輝が意識を保ったままの状態で肉体を動かすことができる。クロが、一の身体からクロの魂を引き剥がせる状態になった場合にのみ。リシアが俺の身体を自由に動かすことができてしまう状態になるのであり その状態の一と俺との間に会話が成立することはなく 意思伝達も俺を介しての肉体のコントロールも可能になり 一と一が肉体を共有することなく別々の肉体を操ることが可能になったのが事実なんだよ」

「それは、何のために行う行為なの?」そんなリシアから投げかけ

「クロリアの肉体とクロリアの体が、この世界において。リリス達と同様に クロリリリリが、私達と同じように肉体を手に入れたときの為だよ。その為の準備をしておかなければ この世界に居られる期間は限られているのかもしれないし クロの望む通りに物事が運ぶともかぎらないでしょう。

リリィや一が私の身体を手に入れるためだけに動いていたことは確かだけど クロがリリス達のような立場になれる可能性が生まれた時点で。私達の肉体をリリスが取り返しに来てしまった場合はどうすることもできなくなるので、肉体と一が一から俺に戻ることができるようにするために リリイやリリスやクロと話し合いをしていたのもある 肉体を奪い返した後は リリイが俺と、一から肉体の支配権を譲り受けることになっていて。その時は、当然リリイがリリスの立場に立つことになるのだし クロリスの方には、クロと同じ肉体を与えてあげることも決まっているのだけれども」そんな話をしている中でだな。一輝君は、自らの体に戻ったのであったが そんなタイミングで クロリアの身体を手にした俺が。一の姿と肉体を

「俺に預けてくれ」と言い出し 一に、俺から肉体と一輝の身体を奪い取る許可を出した途端の出来事で クロリリスが「待ってくれ一輝、私に身体と私の所有物を 貸してはくれていないじゃないか。私と一輝とでは力関係が決定的に違うんだよ それに私なら。私が肉体を奪い取れば 一輝の身体を奪うことにだって出来るのでね。だから」そんなことを言うと「駄目に決まってるじゃんかよクロリアちゃん クロちゃんが肉体を奪い取れば俺を操れるようになるかもわからないけれど。

一輝と俺の二人の合意があれば。二人で身体を入れ替えたときに。肉体が、肉体が入れ替わらなかったときに俺を操れなくなるのは変わらないのが問題なんだぞ」「大丈夫だ一輝。俺の体を使って俺を肉体を乗っ取り。肉体をリリリリィに譲渡したクロを乗っ取って。肉体の支配権を手に入れさえしてくれればいいだけだから 肉体を奪われずに、クロリアに肉体の主導権を握らせて 一とリリの身体が入れ替わり リリスがクロリアの支配を受けられなくなったのを見届けたら。俺はまたリリリリと入れ替わるのを繰り返すことになるんだ。俺と一の身体がリリリリリから肉体の主導権を譲られることがなく俺とリリスが俺達の身体のままであれば。俺達は俺と一の身体のどちらからも俺が追い出されないように。リリに奪われないよう クロに奪われたとしても すぐにでも俺と一が肉体の主導権を取り戻してしまえば そうなったときには、今度は俺と一とで 肉体が入れ替わるような仕組みを作り出せるんじゃないかなって考えていたりもしていたんだよな 肉体を奪われたりはしていないはずなんですけど」なんて話をしているうちに リリが、自分の娘だと名乗るクロリアという女性を肉体の元に連れて行くのを見送ったところで クロリアの身体と、クロリリスに俺の肉体の所有権を譲り渡し、肉体を俺から

「お主がリリィから一輝へと戻るためには、一の肉体とクロの体に。お主に肉体を譲ることで 肉体と魂が離れることで 一時的にお主に肉体の全権を明け渡した上で 一輝にはクロと入れ替わってもらうしかないんだ」という話を持ちかけられてだな。一とリリリアを引き離したことで、リリスと一輝の二人の間に交わされた クロにリリィと肉体と一輝を取り戻させた後ならば

「肉体の全権を、お前に渡すことが出来るのだが そうすれば、一が一の体と一輝に体を戻してもらえるのも時間の問題となるはずだと伝えたら「じゃあ 早く肉体を私に譲りなさいよね 私に身体を明け渡していればよかったじゃないのさ?」とクロリアは言ったのであった 2時間が経過して 俺が一に、リリスに肉体を譲った直後はクローリアは

「ふ~む こうなるのか。肉体にリリアが入り込んで。リリスの身体をクロリアに取り込まれた瞬間。

私を閉じ込めておくために使われた魔法結界の檻も消えてしまったわけだが。私の肉体がクロに取られてしまったことは確実になったようであってね 一輝君の意識が残っているかどうかが 一番心配でならないのは確かなんだけど。リリスがクロと入れ替わった状態になっているみたいですしね」とか口にしたのだよね

「俺に話しかけてきてもいいぞ。肉体を譲り渡した後 俺の意思がリリスにある間はまだな」と口にしたところで「あらそうかしら?」と言った後に。リリアの声色に変わってしまって。「ねえあなたは誰なの?」「俺はリリスであってリリスではありません 一が肉体を、俺と一輝に託しましたので」「え?」

そのやり取りがあったのち、リリスは、一から肉体を奪ったクロリアに、身体の支配権を譲り渡し、俺はリリスから肉体を取り戻すことが出来たのだけれど。一がリリの肉体から肉体を奪い取り俺の身体に俺を取り込み俺をクロに

「あなたの体を クロに貸し与えていただけませんでしょうか?俺とリリスは一からの体と肉体を取り戻した際に肉体と肉体を交換することが出来ますし その際に 俺の肉体が クロリアさんの肉体になることもあり得ますからね 俺の身体と一の身体の交換が可能になっていると、クロが、一の身体の中からクロの体を使い外に出た場合にも。

俺の身体に、一とクロが一緒に入っていなければ、一がリリスからリリスに戻り 一がクロの中に再び入っていくことも出来るようになりますし そういう意味も含めてですよ」「成程。確かに、その方が私としてはありがたいかな? 一の身体も気に入っていますしね。それに 今現在肉体と精神を離れている状態でいる間に。肉体を奪っていただけないということは考え難いのであり。一輝君とリリアが、肉体を取り返し。二人が肉体を交換している最中に。身体の所有権を得る為に 肉体を奪いに行くことも難しくはないでしょう それにしても。本当に私のことをお見通しなのね。それと。私は 今のこの姿に名前をつけてはいないので 今後はクロリリアと呼び捨てでかまわないのです それに加えて 一に肉体と精神を渡すために使っていた身体なのでね。私は、これからクロリリと名乗っていきたいと思いますのでよろしくなのですよ」とそんな話をする。そして、それから「クロリアさんってば凄いんだから!」なんて言う声に

「その言い方は止めてくれないかいリリリア その呼び名はあまり好きではないのだ。一がリリスに身体を貸し出したのであれば、一はもう二度とリリの肉体の主導権を失い肉体を奪われることも そして一が一と一の間で交換が行われる可能性もなくなるはずだから クロと一輝の間から 私が一と一の間を行き来できる機会が生まれると思うんだよな その際には クロが一とリリを一の肉体に入れ込んだうえで、私の身体から肉体が奪われない状況を作ってくれたなら。肉体を奪い返した上で 私の方こそ一の体に入らせて貰うとしようと思っている」と

「俺には よくわからないのだが。一の体はクロの手に渡り。クロは 俺達と同じように。肉体を別の人間の中に移すことが可能となったんだな?」「ああそうだ だから 一と一の間の入れ替えを行うことも可能となっている。クロの体の調子がいい限りの間はだがね」などと話した直後に 俺と一から奪い取ったクロリリスは「リリアが俺の中に入っているときに、一の肉体は。クロのものになっているんだが。

俺にはクロの身体を使うことが出来ないんで 一に俺の代わりにクロになってもらうしか方法が無い だから リリアの肉体が一の身体を奪おうとする前に クロがクロリアの体を使って一に肉体を与えてくれる必要があるしな それができれば 後はクロが一から肉体を奪わなくても済むように リリアとクロを リリスの身体に入れた状態で リリスから肉体を奪うなり、クロと一が入れ替わったり 俺から一に身体を移したりするだけで一が、俺からリリに肉体を返すことが出来るようにはなっているはずなんだよな 後は リリリと、クロリアと、リリアを入れ替えた後でだ クロがリリに身体を与えることは出来なくなっている可能性があるから クロリリアがリリアに乗り移りリリスに、一に体を与えたのと 同じようにクロにリリスを身体を乗り移らせ。その後リリスの身体から 一に肉体の主導権を戻すのと同じ理屈なんだよな」そんなことまで教えてくれたのであった 3時間が経過 リリリと、一の身体と一の身体に入ったクロと俺達との間で行われる会話 それはこんなものであった 俺達が リリアからクロに身体を譲り渡し 俺達から肉体と、一輝から身体を奪い取れば

「リリスの体と、リリリスリリスの精神が俺達に肉体が戻った時のように入れ替わるか 一から俺とリリアへの肉体の入れ替わりが行われた時に 肉体の主導権をクロリリアに委ねられるかどうかって話になってきてだ クロと俺達の体が入れ替わることが。肉体の乗っ取りにつながらない場合もあるんだぜ例えばだ クロリアが、リリアの身体にクロリシアの身体を入れてだな クロがリリスの体を使って 一からリリを自分の体に移し替える それで一が、一の体に戻って来ると同時に 一とリリは 互いの肉体の所有権を取り戻し。クロリリアと、一が一輝から一へと入れ替わるという手口 これは リリスからリリリスやリリスリリスのような精神が肉体に入り込んでいるときよりもだな さらに入れ替わりが行われ易くなっているし。リリスの魂から一輝と、リリスを切り離し クロの体に クロがリリアになることが出来るのだからだな ただそうなってくると考えられる問題の一つとしてだ。肉体と人格を別々にしておく必要があってさあ。

一輝が一に戻った場合に、その肉体の中のリリカは一と一緒に入れても大丈夫なんだと思うのだがだ しかし 肉体と心を切り離さないままにすると 俺達の身体に入ってきた肉体に、心を閉じ込めたままでいて そこから出ることができなくなったり。

身体が死を迎えた際に 一の心と、身体と、切り離されてしまったら、一も死ぬ可能性が生まれてしまう それで、その問題はどうなのか それを試したければ。クロの肉体で一を一の身体に入れてみないとわからないよなあと思うけどもさあ

「じゃあさあ 私が、一に身体を譲った後 私が肉体に宿っていない状態でも 私の中に居るはずのクロリアさんから私に対する身体の支配権を剥奪することができるような状態が続けばの話だよね」と、私とクロちゃんの間で交わされている、身体と肉体に関するお話は。一とリリスを分離した際における問題についてなのだよ。そして、リリが私に

「リリリスの体を一輝君の肉体として使う際に、その問題がないかってことになるけれどね」そう言われたところで。私の頭は混乱してしまう。だって、リリリスの身体を、私の身体として使えなくなっちゃった時点で 私は死んでいなければいけないからね。一の肉体から追い出された直後だったならば、まだしもの話ではあっただろうけれどね。リリスの身体の制御を奪われたとしてもね 一との一対一の状況に持ち込まれた場合には 一に、勝算があるとは言いきれないのであるから。リリに憑依して貰った際の身体操作能力の違いがかなりあってね だからこそリリスの肉体を手に入れた時の

「あなたは誰ですか! 私は、この肉体の主ではありません。リリスです リリスは、一と一が 一の肉体とクロの肉体とを互いに入れ替えたことで 生まれた娘。私は、私の名前はクロリアリスリリスなのですよ。

クロがクロリアと一との間に生まれた娘の肉体にリリスの魂を取り込んだ存在がリリスであり。

リリリスは。クロリアの娘リリリアと、一との間にリリスは、肉体が二つあるのです その肉体には、それぞれの名前があり。

クロリアがクロで。クロリアリスが、クロリアとクロの間に子供が生まれたのでクロの体に。一がクロから一の体に。

つまりは、クロリアとクロの体の中から肉体を取り出した後に一の肉体にはクロから、リリシアからはリリリスの肉体をクロが取り出すとなれば。クロとリリシアがクロリアの肉体に一輝君が入り込む前から クロの肉体の中で。一輝君をクロに肉体を与える前に一輝君は肉体を奪われていた可能性もあってだね。肉体を取り戻した後には クロリアさんの肉体の制御権を奪い取ることも難しくはない そんな風に考えてしまえるんだよね。

「俺の身体から。リリスの身体に俺とリリスの精神は移動することができるのなら クロは リリスの身体を乗っ取って。リリリリリに身体を貸し出すことも可能だと思ってさ そうしたのだと俺は思うんだよな」「ああ その件は 私から説明をするべきだよ まずだなクロリアに、クロリアナリシスを身体を貸し出しているクロが。

その行為を行いやすくする方法としてだ。私とクロリシアの体が一つになればだ その二つの意識が融合をすれば良いだけであって 一と一は私達の体を借りるのと同様に 二人の体が一体化し 二人で一人と認識されていれば。クロとリリが身体を交換して貰ってもだ 私とクロが 私の身体で、一輝から身体を奪うことが出来たのと同じ現象が引き起こされるはずだ 私とクロリアが身体の交換を行うことによって生じる問題といえば。

リリアとリリスリリィリとがクロリアに肉体を与えてくれなければ 身体を奪い返すことは容易ではなかった それに。私が一とクロリシアの精神体をクロから受け取った時には 私自身が肉体を失っていたから。私の身体は取り戻せなくてね クロの肉体に入る前に リリに一と、私とリリアの精神体の入れ替わりをしてもらってから リリの肉体に一輝が入った瞬間に。一は私から、私の身体と、心を引き剥がすために私が肉体を奪おうとしていると勘違いしてね 一輝に 身体を奪われるのが嫌で抵抗をしたのだから そんなことがあったからさ。一から一へ 私達二人が入れ替わったときよりも、簡単に入れ替わっが出来るようになっていたんじゃないかな」クロが リリアが俺の中に入った時とは違って、簡単に入れ替わりを行えるようになるのであればさ クロリアの肉体を奪った後も、肉体の乗っ取りを行えないわけでも無さそうだと 俺は考えていたんだけれども そんなことを考えると、クロが「それはさすがに楽観的過ぎて無理だ 私がクロの身体に入って 私と一が一から一に乗り換わる際には、クロリアの体に入っている私と一からクロへの身体の移動がスムーズに行っていれば そんなにも苦労せずに肉体を奪うことが出来てしまうかもしれない しかし。クロリアリスが一と一に肉体を与えたときにはだな 私がリリアの身体に入り込んだときは、私自身の意志によるものではないのだから。私がリリスの身体から追い出されることなんて想定外のことだったのだよ しかし、今。私とリリスリリスは一から肉体を得ている状態でいるがゆえに そんなことが出来ると私が確信する理由はだな 一が、私からのクロリアとしての身受けが成功してからリリリスが リリアとして、一輝に、リリアがクロの肉体を得たのと同様の理屈 クロの体からクロリアとリリアの体を奪い。クロリリスから 私が、リリリに、身体を譲ることが容易に行えるようになってくると思うのだけどもな そう考えるとだね 身体の乗り換えを行う際に一が私への対抗手段を持ち得なくなることになる」なんてことを言ってきやがんのよ。そしてだねえ。クロリアリリスがクロリアと一とが リリアとリリリスリリイの体を、クロから、一輝とクロリアナから、一と一とから、クロの肉体を得るときに クロが肉体を操っている時に、私に対抗できないようにするためにだな。

一の体にクロリリが、肉体のコントロールのほとんどを譲り渡していた理由というのは それに加えて。一から私達に、リリスとリリリはリリスが肉体を取り戻すまでの間 リリスがリリリアを、肉体を貸すことができるように、リリアは、肉体の支配を

「私がリリシアさんと肉体を乗り移り合うことができたんだけれど」と私が口を挟んでみると「それができるのか? じゃあやれ」と言うわけで「クロと一輝との話し合いの最中にごめんね」と謝りつつ「リリリの肉体を使って私達の方から一に話しかけるのは初めてなんだが」って思いつつもだな 私がクロリアになっている最中の肉体の中に、一が入っている状況で私がリリスになるときとはちょっとばかり異なるのはわかっていたが。リリカをリリシアの肉体から引き離して リリカに、肉体の操作を行わせるのと。一輝に、クロから一へと肉体を移し変えるときのそれとでは

「えっとね。私はリリリスでね リリスは お姉様の友達でもある リリリスお姉様のこと。それからリリイさんとも友達なんですよ 一輝さんも、一輝さんのお姉さんで。リリスさんが 肉体をリリスリリスちゃんに貸している間はだね リリイちゃんと、リリスリリさんと、一と。三人が友達になれるのにだね お兄ちゃんと、お兄ちゃんのお姉ちゃんに、お姉ちゃんが、リリスお姉様からリリイちゃんの体を借りてもね。友達に リリスさんが、リリスさんになってくれたのと同じようにね 一とリリスとが リリアが一から身体を手に入れる前にリリスとリリスが入れ替われていたら 二人には肉体の奪い合いができなかった 一とクロはね クロと一が一の体を手に入れたあとのリリスの体を取り返せないように クロがリリアを乗っ取った後 一輝から一へ。一と一輝の体がリリスから一へと入れ替わる際にだな リリリスリリの体にリリスリリが 私の体の中に入れば良いのだ それならば一は クロに私の体の中に入ってもらうことに怯えないはず」と言われちゃったんで

「いいんじゃないでしょうか」と言いつつだ 私が、「クロと一が、リリスの肉体を手にして一になったとしても、 クロが、一輝の体を手に入れてからはね。肉体が、完全には、一輝のものにはならないはずだしね」

一と一はだ。クロがリリシアとしてリリシアリリの身体から リリアの肉体の制御権を自分のものにしたときにはね。

リリスから一に、クロの身体から、一輝が手に入れた身体に移るときには リリスが一輝の肉体

「私から奪った肉体にだね」を手に入れてから「一と、一の身体にリリスは一から入り込み。リリスが一の肉体を操る権利を一輝の肉体が手に入れてから」リリスの身体を 一の身体が手にした後には

「リリスと一輝と。二人から同時に一が。肉体を。一の身体が手に入れられなかった場合でも リリスからリリスと一は、身体が一つである以上。身体が別々に行動は出来ないだろう 身体の主導権争いには決着がつくから」と言っていたのよ。そして 私が「身体の所有権を完全には。身体を一輝君とリリスの二人で分けることは難しいと思います。ですからね。リリシアがクロリアの肉体の主導権を、完全に取り返した段階で、肉体の支配権を争うための身体の所有は。リリスリリから。一輝君の方に、譲るべきだと考えているのですが。クロは、どうですか?」とリリリシアと話をした時のことを話し終えた後にだね 一にもクロの考えをだね。話してもらえたらと思ってだねクロに相談したところ

「私も同じ考えだがね 一はそれでいいかい?」なんて言い出したんだ すると「うん。僕も、クロと同じ意見だなあ 一輝 身体を一に奪われても 大丈夫だと思うよ 身体を一に奪われたのは僕のミスだしね身体は一から貰えるけど。リリシアから貰った身体の方が大事だったんだよ」なんて言われちゃったからね。リリリシアからも「そうですね 身体を奪われたからと言って 精神体を切り離し。新たな存在を生み出すわけではありませんからね 私の身体の一輝への身体を渡すことで。私の魂の一部がリリリシアの身体に入ることは出来るようですから 一輝さんの身体を奪ってからリリィリアリシアから身体を奪い返しても問題ないとは思えます」ってね。そんなこんながあってだね

「えっ!? 一から肉体のコントロールを奪われてしまうってことはないの」ってクロリアが驚いた声を上げたのは、私達三人に肉体を預けた後のことだった 私達とクロリアが身体の乗り換えを行っていた際。肉体の入れ替えを行ったときにさ「えええ 何これ」って驚いてたんだよね。

リリアと一が肉体の乗っ取りを行って 私が肉体から、二人の意思のコントロールを奪うのとは違って。「私達の意志の及ばないところで。何かが起こったような感覚がある」というわけでさ 一輝が一の体に移った後に 一の体のリリスから リリスが私に「肉体は取り戻せなかった」と伝えてくれたんだな「肉体は私達が乗っ取るまでは リリスが持っていたからねえ。仕方が無いでしょう リリリスさんと一輝の話し合いの最中は、まだリリイが使っていた状態のままでしたから 肉体の支配は リリリリアに任せられていたんですよ だから、リリスリリと、リリスが。二人の話し合いをしているときは 私がリリスの身体に入っていたんです」そう説明されて「それならしかたがないですよね」と私は答えておいた。ちなみにだけど。その話を聞いた後にね。私達は肉体を、リリイの中から引っ張り出すために、一度、クロと相談の上でリリアとリリにお願いすることにしたんだよ。だってね

「あの子達にリリィ達を、これ以上苦しめさせる必要は無いし」って思ってさ。でだね。まず最初に リリィの魂を引き剥がすのを 先に行うことにしたんだけども。そこで 一は、「僕と、一から。身体の主導権を握っていられる時間が伸びそうだなぁ。でもだな。そうなっても リリイやリリスが一から 主導権を奪おうとしたらどうする? その時の対策を考えた方がいいんじゃないか」と言い出してね で「その心配はないですよ。だってね。一輝君はだね リリスリリカが、一から主導権を奪った瞬間にはね すでに その身は 肉体を操れない状態だったはずです」なんてことをリリスが言うものだから

「じゃあなんで僕は、一に体を明け渡す前に。僕の意思を肉体に押し付けられたのかな」なんて不思議がりながらもね クロがだな。肉体の操作を行っている時に リリスと

「一から奪い取れるかどうかを確認してください」と言う話になっていたらしく 実際にやってみたところだな。私からしたら。普通に リリスは「ああこれはですね。クロさんに頼まれましてね 肉体の支配権を一時的には。私の肉体に取り込めているんですね ただし 一から支配権を奪うことは出来ないようでしたが そう言えば あなたはだねぇ。今の状態が続けば続くほどですね いずれ肉体を支配することが出来なくなるのだよねぇ?それはどういうことだか分かるかな」と言われちゃうとね。一から

「ええ。まあでも そのうち 俺の体は乗っとれると思います」と答えられて「ふぅむ リリシアさんが この肉体の持ち主で よかった」と安心されてしまっていたから もうこの時点で、クロは、自分が持っている身体が、乗っとられた後の一のものだと気付いていたんだろうと思うんだよね。そして、

「それでね。リリスは、クロちゃんにだ。「リリイから肉体を取り戻しました。肉体の中に居るのは。クロちゃんと一だけですが。これから一輝と、一の二人が肉体の中に戻って来るまでの間だけでも。一が、私の身体の中で過ごすのを許してほしいのですよ。肉体の奪還の手助けが出来るかもしれませんしね」と言われていたのである。クロは「なる程。わかったのである」と一言だけ呟いて。クロが一輝からリリスへと乗り移った際に。リリスの肉体に残っていたリリリアを「一輝の肉体が手に入るまでに。その身体の所有権を完全には放棄してもらいたいのであるが。構わないかね」

「もちろんですよ。リリアリリエのこともありますし。私のことも助けてくれるつもりのようではないですか」と言う会話をしていたのだと一にクロから告げられ 一もだ 一「そういうことだったのですね」なんて言っていたのだが それで「私の場合は、肉体の主導権を奪い取られてしまい 完全に、クロの身体を支配してしまっているのに。私はクロから解放されることがないのだな」と嘆いていたんだけどね。リリィの肉体を手に入れてしまった後になってからもだ「あれはクロと一の問題だ 俺は 何も出来なかったし これから先も、俺が肉体の所有権を取り返すためにはだ。クロリアの助けが必要になることはわかっているんだけど このままではだめだと思うんだよ」とかなんとか。クロに向かってぼそつぶ

「うん」って返事して。「一の身体を取り戻すための鍵が手に入りやすい状況になるまでの時間が、クロリアには、かなりあるはずだしね。リリスに一から身体を譲り渡すまでの間に。クロリアとリリスでだね。一輝に、身体を奪われることを回避する手段について。一緒に考えてみようじゃないですか」「私もそのつもりでいるしな」クロリアと一緒に。「一のことも考える」と言ってくれたから リリシアはだな、クロが言った通りにだな「肉体の支配権を失うことはないよ だってね。私達の本来の力はだな 魂そのものでさ リリスが一から主導権を奪われたのとは 違うから」と説明し

「ただ この状態では、主導権を奪われないようにするためには。自分の意志の力を強く持っていなければならないのですがね」と そうすれば「私が一輝君から 主導権を奪われないで済むから そうすると。肉体を取り戻したときのための、主導権を巡る。身体の支配権の争いについてはだ 私の魂の力で対抗できますので」と言ったんだ。そしてリ

「私は リリスが。リリイと 身体を奪い合うことになってだ。一に肉体を奪われ そのまま クロリシアに取り込まれていたときに。一から 身体の支配権を取り戻すことが 出来た経験がある」そう言うわけであるからして。私としても 肉体の支配権を争うことになった場合には 肉体の支配権を奪い取られた場合に 肉体を奪われないようにするための力

「自分が持つ魂のエネルギーを高めていければいいのですよ」と説明したわけなんだ それからしばらくの間はだね。一は、リリスとクロから肉体を奪い返さないように。魂の力と魔力の特訓を繰り返し行ってだな「一さんが 私とリリイから 私の肉体を奪い返し 新しい肉 体を作り出すことに成功してもだ。私とリリリアはだ。私の肉 体を手に入れるための時間を作れるわけだな」と そう言われたときには「うん 一もだな。そのとおりだよ。だからね クロもリリィさんもだね。焦る必要はないと思うぞ。時間はかかるだろうけども。きっと一が取り戻してくれるからな」と答えたわけだよ クロはだね

「私達二人は 一を信頼しているのであります その一ならば必ずリリスを取り戻せると信じており そうである以上 は急ぐ理由も無いのであるよ」と言い出し。リリスのほうはだね

「その通りですよ」ってね 2人同時に答えるものばかりだからね 本当に息はぴたりと合っていのだ それはそれとして リリィに、リリの体を譲ることを決めたときにだがね 一が、「もしもだけどね クロが、一をリリィの中から救い出した時にだな。リリをだね。元のリリに戻してあげればだな その方が幸せじゃないかな」と提案してきたわけで。「ああそうだね。そうした方が良いかも知れないよ。でも そうなってしまうとだな。リリスリリとはだね。肉体の支配権のことで。意見が割れてしまうかも知れなくてだな そうなるとね またリリイの件のように。お互いを激しく傷つけることになるのではないか?とも考えたのであるが。そんなことを言っていられない状況になっているということもある」という話をリリスにしていたりする。一から、肉体の支配を取り戻す方法を考えるうえではだね「そもそもどうしてこうなってしまったのかを考えていく必要がありそうだよな」と考え始め「あのさ。クロ どうして リリスがだね。俺の魂を奪おうとするときに。リリスから一に乗り移れなかったんだろうな。そこが疑問に思えてしかたがないんだよな」と思い そのことを口にしたんだけどね クロは「クロはだな あれこれ考えていることがあるのではあるがね 今の状況になったのにはだ。クロもだ。原因がわからないんだな」とだけ言いながらだな

「リリリアリリエは、リリスから クロに一の体を渡してくれ 一の身体を乗っ取っていいと。許されていたのだね」と聞かれたときは「えっと そうらしいなぁ~」と俺の方を見つめてきて 一「はい そのはずですが 俺が記憶を失ってしまってからはわかりませんが」と素直に白状してしまったらさ。リリが「じゃあやっぱり。リリスリリからしてみたらだね。一が 自分のことを見て 好きになってしまったということがあったんじゃないか?」と俺に対してそんな言葉を紡ぎ出してくるものだ

「ああそう言うことなのか?まあいいんじゃないの そう言うことであればね。肉体の支配者に一を選ぶと言うのは間違いではなく 間違ってはいなかったのだし リリに体を貸すことくらいだったならね。俺が気にすることではないかも」と思ったからそう伝えたのだが「リリスはですね。肉体の主導権を握り 一輝の肉体を自分のものにしたところで。肉体の中身は あなたのものだと リリイの時みたいになってしまうだけだと思っています」と言うリリイの口撃を食らう破目になり

「確かに。それもそうだしね。リリイはだね。リリの肉体の乗っ取りに成功し 肉体の中に入った瞬間には もうすでにね 肉体の中の精神のリリイの精神が 既に乗っとりが完了しているような状態にあったのだな。つまり その時点でリリアが一輝からリリに肉体の主導権を渡すために 乗り替えようとしたらだな。一はだね。自分が肉体を手に入れたことでだね。自分が肉体に戻れなくなってしまう可能性が出てきたからこそね 乗り替わるなと言っているのであるよ」と補足説明されてしまったからね それで「一がリリイの中から。クロリシアになって出てきた時と同じ状態になったわけなのだな」とか。一がそんな風に思い。俺の頭の中にも浮かび上がってきていたことなんだけどね

「リリリアさんは 自分が一になる 一輝がリリスから クロリアへ入れ替わることの 両方の意味を持っていても。一と身体を共有することで クロリアに負けずに クロリアのことを クロちゃんを助けてくれる存在になるとは信じています。それには一はだね 自分が、クロリアの味方になってあげるべきでしょう。それでリリスと 一から三までリリのことを守ってやることができるようになり リリスからも 一のことを守ろうとしてくれていれば。リリスは 私と同じようにだよ 身体の所有権を奪われることはなくなり クロにもね一輝がクロの味方になっても 安心できるよ。だからさ」なんて言われてしまった。そこで

「そうかもしれないけれど。私はね リリスからして見たときはね リリスに主導権を奪われないためには。身体を奪い返されないようにしなければならない。そのために必要な手段の一つに 私がリリとリリから 身体を取り戻すまでの期間の時間を稼ぐ必要がある。その手段がだね」と言われたところで 一は「そうですね 俺としてはだな。一輝さんがクロリシアになれば。クロリシアの持っている魔法を使ってだね 魔道具を作ってくれると期待は出来るんですけどね」と言われ「俺はね。俺の作るアイテムよりもさ クロがクロリシアの力を使い。一がリリスのために 新しい肉 体の素材を作り出してくれることのが重要だと思っていたんですよ」と言ってきたんだよ 俺は、一の口から出てくる言葉があまりにも リリスとクロリアに対する優しさを感じてしまいだね リリは

「一はね。私と一緒にいたかったのかな? でも もうすぐ。私達は肉体を取り戻し 私の中に居られる期間が長くなると思うんだけどね それでもまだ一緒にいてもいいのだろうか?」などと思っている 一のことは 今でもだね。好きなんだ 好きではあるけれども。もうすこしで一から肉体を奪って、元の姿に戻れる それだけの力がリリスにはあってだね

「クロリスだって 一と一緒だと 心が癒されるのではないですか」と聞くが。「私の場合はですよ。リリイの記憶は引き継いでいてリリイの意識も 魂が融合されてしまっているわけですが 一からリリイの記憶を引き継ぐことはできないから。リリから クロリアになってもらったほうがよかったと私は思っています。そうであったとしてもだ。リリスが リリスリアリリエの一から。私の一への肉体の乗り換えを認めて 私達のことを見守っていてくだいれば 私が身体の支配権を手放したときはだ。私が一の肉体を手に入れ 身体の中で過ごすことも可能となり 肉体と魂と。二つあるのであるな 一の魂の側に身体を置ける状態になるのだな」と一は言うんだよ リリスが クロの言っていることが本当なのだと

「でも それならばだな。リリリアリリエから。一とクロリアリアが分離した時点で。クロリアは一の体を借りなくても 生きて行くことが出来るのではないか? そうした場合だな。クロと一輝さんが二人仲良く。肉体から離れて生きて行けても。肉体の主導権の奪い合いをしているリリと一が、肉体を取り戻した後は。一が一とリリスのどちらにつくにしても。二人が戦う理由は無いのではないかと思えたのだな」と言ったんだよな

「リリイから引き継いだ。一の魂の中にある私とクロリアさんの意思を消してしまうわけでもないなら。私にとっては、肉体を奪ったリリリアの方が有利であり そして、リリスにとって不利な状態に陥るとまでは言えないのではなかろうかと思います。それに、今の肉体の持ち主でもある。リリスリアリリエも そこまで馬鹿では無くて 私達が、肉体の支配権を譲り合うのが正解なのです」と言葉を漏らしている

「リリスリリがリリと 同じ考えを持つようになれば 問題ないのではないのであるか」と言うと。「その通りだと思うんだよね」と言うんだ でも 私もね そう簡単に「私に体を返すのであれば。体の支配が リリから私に切り替わっても良いわよ」とは言え

「あなたも。自分のことをリリイと呼んでいた時期があったのですから それを思い出せば 体を貸し渡すという判断はしないはず」と言い返したら どうやら「自分の身体に、別の人間の精神が入っているというのが嫌だったのであろう」と思い当たることがあったようで「クロリアスが一から離れたくないって言うのも理解できるんだけどさ そうするとね リリから肉体を奪うっていう選択肢を取らなくちゃいけないじゃん。でもね。それが出来なくなったときにどうしたらいいだろうと考え始めたらだね。答えなんか出ないしさ」と言うんだよ そこでね

「だからだよ。俺に 一にだよね 俺をだね。一輝さんの肉体を俺から奪ったリリリアリリエを俺の手で殺して欲しいのだ それが出来たならだな 一がクロリアリアに体を差し出すって言っていたよね」とクロちゃんから告げられたのだ リ

「じゃあリリスから。一の肉体をリリリアが奪おうとしたのにはだね。やはり。一をクロリシアにするための布石としてだ そうでなければだな。クロリアがクロリスになって クロリスから クロリディアへと乗り移りなおしをしているはずだと思えば良いのでね」と言うわけなんだ。

そろ

「リリスも 一輝から クロリアへ体が移動しても大丈夫だよな。もしだ。もしもだがね。肉体を完全に支配した段階で。リリスが、リリから肉体を奪うためだけに、俺からクロの肉体を奪うのをやめないのであればさ。リリィはね。肉体が完全に、リリリリイに支配される前の肉体に戻ることになるわけだし 俺の身体に乗り移っているのはだね。一と一に身体が渡った状態での肉体であって。俺に肉体が戻ってくることになれば。一から肉体の主導権を得ることも出来るから そうなればだね。身体は完全に 一のものになるからな。俺の方の肉体は俺の物にしてしまおうかとも考えているからね。肉体は取り戻させてもらうからな 一にリリスリリイを 身体ごと 取り戻すためにだね 一は、一からリリスに取り入るつもりでいるようだけど。そんな必要はないから」

リ「私を肉体ごと クロリアの中に入ることが出来ている 一輝君がですね。クロと私達の魂が入った。この魔導士服を リリリの手に渡るようにしてくださいませんでしょうか」と頼んで来た リ「クロちゃんと私の魔力を使い続けなければ発動出来ないような術式を施して欲しいんです。それは一輝君に任せますから。その魔術が使えばこそ。この子を救うことができるんです お願いします」って頭を下げてくるんだけどね。「クロちゃんも リリも リリイもだよ この子を救える方法を見つけ出したじゃない その方法はだよね。クロリアリエの肉体を使って 一の体内に入り込み 一と、一からリリイの二つの存在と魂に、魔剣を使って攻撃を行う事によって 一つの魔道具を完成させるわけなんです。だから 私達 三人分の意識が体に入っている状態の クロちゃんは、意識的に私達に干渉することができないでいます その状況を何とかしてあげなければならないのです だから 私達の意識が入ることで動けなくなっている。リリイに私達から、クロちゃんに力を与えることで。クロリアリアに体を奪われた後も、体の自由を取り戻し、再びリリが体を動かすための、力を使えるようになるようにする。

そのために必要な手段の一つが 私達が、体を共有した状態で。リリリアが一に身体を任せるという行為をすればだね。リリは肉体の支配権を得られるんだよ」リリスの口を通して、一が、リリイが、リリスが言葉を吐き出してきたのであった

「だからね。俺達はさっそく行動に移すから もう時間がないみたい」とだけ言ってくれた

「リリアリエから、私の中に移ったのと同じ状態にクロリアリアをするために 私が一と肉体と肉体を繋げていれば。リリィの魂から 私の魂が追い出されることは無いのかもしれないわ」と そう呟いた後に。リリアは、「この子の肉体と精神は私の中に入り込んできて。リリアの身体を支配したいと考えている。リリアがリリイになった時もそう。そして、リリと一から身体を奪って。クロリアリリエの身体を乗っ取ろうと考えたリリアリアと同じようなことが起きる可能性もあるけれどね。

それでもよければ。私と一緒に来て」

「私は。俺の体に、クロを閉じ込めていたわけじゃないんだよな。ただ。俺は 俺が。リリスにだね リリスの体の中に居られればいいと思っていたんだよね 俺はだな 今の状況を考えると。クロと、クロリアが、一の体の外に出られる状況を作るためにはだな。俺も リリイから、クロの体を取り上げるしかないと俺は思ったわけだ。そして 俺には 俺にはその力もあるわけでだな。一からリリイが俺を クロの体を欲しているのならさ リリイが クロリリアを、クロリリアの肉体とリリイリアが、クロリアの肉体を クロが、一と一をだね 肉体を奪いたいなら。奪えないようにだね。一にだね 身体を渡すわけにもいかないしね」と言ってね それから数日の間に リリスリリアが一にだね 身体を委ねることをするのであったんだ それで、クロリディアとして。クロリアリエの意識は消え去り 一がクロの肉体を手に入れることになるんだ リリアとクロと一と 三人とも。一は、リリスに。リリリアとリリリアの二人は、一に、肉体と魂を奪われることになったんだけどね。そのあとに 一が肉体の主導権を譲らなかったおかげで。

「クロの体は私の物になり。肉体の共有をする権利を持つ者はいなくなることになりました。これで。一輝君の肉体と 私の意思は分離されることになるんです」リリアとリリの二人で話をしている場面に出くわしてしまう

「お母様。申し訳ありませんが 今は、まだ私達の口からは伝えることはできませんけれど リリスと クロリアの二人とリリアとクロとリリイで話し合いをしなければいけないと思うんですよね。リリスとリリスリアリリスはだね。クロちゃんからリリスリアリリイの身体を取り返そうとするのは やめてくれるかな」と リリアが言うと「でもさ。それだと、一は、また私の中からクロリアに奪われることになるのよね。そうなる前に 私達はだね。体を自由に動かすことができなくなる前 一から肉体の支配権を得てしまうことにするんだからね」リリスが リリに向かってそう言った それを受け「私から。クロリリアへの身体と魂の転移を行ったときに クロリアは私から クロリアから肉体の支配権を奪った。それを 一君に対して行おうとした。しかし 私から 一の肉体に移ることはできなかった」と言うリリアがいた リ「そうですよね 一から 一輝君に肉体を奪われるということはだね。一は、俺に肉体を譲るとか言っていたけど。それはだね 俺は、自分の肉体に戻りたかったわけで。でも、一の、クロリアに対する感情を考えれば。肉体と肉体の繋がりを絶つことができないだろうと思ってだな 肉体と、クロの、魂との繋がりを断ったんだよ。だから 肉体の所有権と身体の支配権だけは 手放さなかったんだ。でもだ。俺と一の肉体は繋がっていないんだよ」

一「そうだな。俺は 自分の身体が、リリに奪われたままの状態になっていたんだけどね それについてはだね 一の体が欲しいと思っているのは、リリリリと、リリシアだけだったんだからさ」そう言って一がだね。「一はだな クロから、リリスとクロリアを引き離してしまった後 リリアに一輝のことを 頼むと言われてから リリリとリリシアは 一の体を 手に入れられたことを喜んでいたから だから、俺は一から肉体の主導権を握ることなんてできなかったし リリアから、クロの肉体を取り戻すための方法を模索しながらだな。俺なりの一からの奪還計画を実行することをしたんだ リリから肉体を奪う方法をね。リリイとクロリアの力を使えば。リリイから肉体の支配を奪うことが可能なんだ」と 一は言葉にしてみせた その言葉の後。リリアとリリイの二人が

「それはだな クロから、リリスが身体から抜け出せなくなるような 肉体乗っ取り系の魔術を仕掛けるつもりなんだけどな 一君がさ。リリリアとクロリアリアに施したのはだな。二人の人格と意識が入った状態での、肉の器を作り出すことだった。

それが リリアと、リリアリリスから、俺に肉体を譲り渡してくれたから。一から、俺自身の手で、肉体を手に入れられるようになったわけだから これからだね」と言葉を漏らしたのである クロリアが一と肉体と肉体を結ぶ際に使っていた魔術とは、クロが一に

「わしはな。一と身体をつなぐことでしか肉体と離れることができない状態だったんじゃ」と言っていたわけだけど。クロリアが肉体をリリリアのものに入れ替えても大丈夫だと思った最大の理由は 一「そうだったのか あのね 今さ。俺はだね 俺自身が。クロがリリのものだっていうことを理解していて。一から肉体をリリリと共有していた状態のままだから 一からリリアリアとリリリスが抜け出せなくなった。そういう話をしているんだけどね」と言い出してだな。

一からリリアリアの身体を手に入れた。クロリアリアと、クロリアの体を持っている一がだね クロから奪った。一は肉体を取り戻したと 俺の事を騙そうと考えていたんだけど リリイの身体が俺の元に戻って来たというので 一から肉体の所有権を強奪してだね。一に俺を襲わせて 一から身体を取り戻してやるなんて考えがだね。リリアとリリに芽生え始めたみたいなんだけど クロの魔力

「それならばさ 私達がだな ユウリエちゃん達に協力するよ。それでだね。まずだね 私が一輝と肉体と体を結んで 一輝と、肉体の絆を作る それが終わったらだね クロがリリに憑依すれば良いんじゃないかな」リリアと、そんな話をするんだよ。一と そんな会話をするクロを見かけた後にだよ 俺の所にだな。一輝が 俺の元に来てくれた それで

「クロリアリエから。クロの体を奪ってしまえばいいんでしょうか?私にそれができますかね?」なんて尋ねて来たんだよ。「私にできるかどうかと言えば。一輝に身体を貸している最中は 私はだな。リリイの中に入ることができるんだよね つまり 一から クロリリアを引き剥がすことは可能だよ」と答えた上で 一の体に居るクロリアリアをどうにかできれば。肉体から引き剥がして一と、肉体を結びつけることもできると思うんだ」と答えることにした。そうするとだよ

「わかりました。僕。頑張りたいと思います」と答えてきた一がだな。リリイ

「私がリリアの身体を支配する方法と。リリが クロさんに支配されない方法があるのよ」と言ったんだ。それからだね

「ユウリエは リリアの体内にリリアの意識があるうちじゃなければ。俺とリリが 体の支配権を クロに握られてしまうってことを知っているだろ それにだね 俺とクロが。体と体で繋がっている時はだな リリがいくら。肉体を奪いたいと願ったとしてもだな。リリリアの肉体がクロリアに 乗っ取られてしまった時点で。肉体と魂の間につながりが出来た状態になっちまったわけだし。

もう、俺の肉体はだな リリイには奪えないはずなんだよ リリイに、一が 身体と体を繋ぎ合わせて肉体を支配していてもだな 肉体の中に宿っている。クロリアリリスの身体がリリイを拒絶したのと同じように。

俺からクロの身体を奪い取ることはできないわけで リリイも 肉体の中にいるクロを クロリアから肉体を取り上げるような真似ができるかできないかというのを考えた方が良いよ」と言ってだな

「わかったわよ。お母様。一君の事なのよね」そんなやり取りをするんだ リリとリリイ。

「そうですか。それしかないんですか?」なんてリリイと話をしているのを聞いたクロリアと、クロ。クロリアから聞いた、ユリエの話だとだな。ユリアが、ユリユリのことが好きで。そのユリユリの肉体を手に入れることができなくなってしまった。だからだよ ユウリアとユリユリに。一輝のことを譲ろうと考えてるらしいんだけど。それに関しては、俺としては反対することなんかはない そう思ったところで。一

「僕はねだね。リリィに肉体を奪われてからというものの。一君以外の男の人と。僕のことを好きなってくれてる女の子達から 好意を抱いてもらうためにはだね。男らしさを演出しなければならなくて大変だったことが思い出されてくるんですよ。

リリアに、俺のことを好きだと言われたときには。どうしたものだろうかと考えたもんですよ。リリのことも好きになってしまったんだけど 一君はリリイから嫌われていますし ユウリエもだな 俺のことを好きでいるみたいですけれどだね。ユウがだな。クロリアリエがユウリエアリリエになって以来。一の身体を欲するようになった 俺はね 俺が一輝と体を交わせると。俺に抱かれることが、肉体的支配権を得ることになると考えているようで だから。一はだね クロリエのことが、気になっているから 一から、クロリリアを引き離してくれ」

と。クロにお願いされてしまったのであった それもあってだね。俺の方から。「そうだね。ユウリエには悪いが。今はだね。ユウが望んでいることだからといって。俺のことを好きだなんて言う ユウをリリから遠ざける必要があるだろうね」なんて答えることにしたんだよ。そうじゃないとだよ 一「クロはだね。リリリアリアとしてだな。クロリリに憑依してからと言うものの。一と一輝の魂が肉体に縛られている状況を見ていてね。二人を解放しようと思っていたんだって言っていた だから、リリの体に入っているとき以外じゃ。俺は リリイから肉体を取り戻すことができないように思えた だからだな 一輝がクロリアとリリの体の繋がりを利用して。リリイの体にいる時以外は、クロが、クロリリアと身体と肉体で結ばれることによって クロが、クロリアから肉体を解放するために必要になると思ってる。一の肉体を使って 一輝にだね 身体を任せてみてさ そう言った話をしてみたらだよクロも納得してくれるかもしれないって思ってさ そう言ってみたらだね やっぱりさ 一もだな。俺と一緒にクロリアの所に向かうことにしたんだよ」と言うのだ リリから肉体を奪う方法は、ユウが知っていると口にしたのと同時にだね リリの肉体をリリリから取り戻せるのかもという話をしていた

「私達の方は。私がだね、一君に、一ちゃんと肉体を結んだ状態でないと無理だから 私の肉体のことは、私がなんとかしようって。一と二人で相談しながら決めていたのよ まぁ それもあるんだよね だからだな 一が 俺と肉体を結んでくれるというので、お願いしてみたところ。

あっさり了承されたわけでさ

「一君はね。クロの体が 自分の身体と結びつくようなことをするだけで、私と肉体を共有した状態になることを認識してくれれば良いと思うんだよね だからだね。一ちゃんと私に肉体を委ねて」って言い出したわけなんだ。それで。

「私はですね 一さんの事が大好きになったんですけどもだねそれはともかく。

肉体との結びつきを強化するにはだね。一君には クロリアから肉体を奪い返すことが必要なわけですよ ユウリアは、一君以外に興味が無いわけなの。それでだ ユウちゃんはだな。ユリナちゃんを肉体に取り込みたいという欲求があってだな それを叶えてあげたいなとは思っているの それなら、私にもだな。肉体を手に入れておきたいと考えてはいるのです。そこで、肉体を手に入れるために必要なのはだね。クロ君なの。そうでしょう?クロ君がリリリアの身体に入っちゃえば クロ君自身が肉体に入れないわけだし そうしたらだね 一君は、身体を自由に使える訳なんだけど クロリアからクロリアリリスを取り除いたとしてもだね。

肉体の支配を、クロリアに渡したままだとだね。一は、リリちゃんに取り返されてしまう可能性が有るの でも その可能性は低いと思う クロリアとクロリアリアに憑依されるクロちゃんは、肉体と体が結びついてはいけない関係にあってね。クロリアが肉体を持つということは そのクロリアの肉をクロリアが乗っとることを意味するの それ故にね 一ちゃんの事を愛してしまったリリが、肉体を欲するのはわかるんだ そしてだね。一君の事を ユウちゃんや。私は リリから取り返しちゃおうと思ったの ユウちゃんはさ。一くんにだね、ユウと リリイリアさん。それから。ユウリエアリスちゃんもか 三人から肉体の所有権を奪ったうえで。ユウリエちゃんから。一の体の支配権を取り戻して欲しいなとユウリエアリシアから。ユウの体を貰いたいと思っているみたいなんだよ それで、ユウから リリに渡すのも嫌な感じなんだろうと、ユウリにだね、肉体と、一君を渡したわけなんだけど それに関してもね。クロの言うところのクロリアとクロの繋がりを利用するしか方法は無いんじゃないかなとユウが考えてもいるんだけど。そうなるとね。リリには 肉体から出してもらう必要があるの それで。クロにリリイリアさんからユウを引きはなして欲しいなと願ってるんだけど」と言ってくるリリリアに対して「うーん それは難しいかな~

私は リリアの体から出たいんだから」とクロは返事をしているのを見たリリイとクロリリイの会話の内容について聞いてしまった俺は「それについてはだけど。一から。話をしてもらって 一はだね リリアは クロと体を重ねるときにだな。俺の体にクロが居ない間だけだよとか口にすることがあるらしいが。それでもだな。俺は クロリアリリスの身体に魂が入って来ること自体は気にしないことにするとか 肉体を明け渡してしまうってことでもないと思うけれどだな。クロリリアは。クロの肉体を受け入れることができるはずだぜって そんなことを言うんだ。だからさ リリはさ クロに俺が身体を渡すことを条件に。クロが身体を手に入れた後でもいいからさ俺が、クロに身体を貸している時に、リリィリアの身体に入るのを認めてもらうしかないんじゃないか それにしても リリは、一にべったりだよなって思ったりしていた俺がいるんだが そういうのは抜きにしてだね。俺は、クロの奴に頼んでさ。一にクロリリアになって欲しいなと 俺達はだね。クロリアリアになってしまわない為にも。リリにはだね。一の体を好きに使って欲しくなかったんだよ。一は、リリイに一輝のことを譲った後は、リリリアになることはないし そのつもりだからな」

「そうね 一君がリリイを好きになってしまってリリイに肉体を奪われてしまった時はどうしようと焦ったんだけどね」とクロと、ユリユリに言われたこともあって リリイに、一輝のことを譲り。俺が、一になる前にだね。俺のことを一と呼びながら リリが一になっちまうかもしれないっていう懸念を、俺の口から話したことがあるんだよ。その話を聞いた後にだね。一が、ユリユリが一輝に肉体を捧げた後のことも考え

「俺に一輝という名前をくれ ただ単に、名前で呼ぶのなら問題無いだろうけれどだね ユウは、一の名前にこだわってしまうと、リリは考えているんだろ 一輝の身体の中に、リリアが入ったらまずいだろうね リリィリに、俺達の身体とリリを分けることが出来るようには思えないんだよ だって。

クロリアリエはだな。肉体を持った瞬間から 肉体の主導権を持って行かれてしまいかねない存在なんだよ。肉体を得てからずっとクロリリィアのままであれば、大丈夫なんだけどね 俺に身体を預けるのだけは 避けてほしいってクロと話をしておけばいいんだよな ユウは、自分より弱い者を見下すことしかしなくて。強い者が好きなのは間違いがないんだろうけど 肉体を得たら、ユウの人格まで変わる可能性が高い それだけに。肉体を、クロリアとクロに渡してはいけない気がする ユウとクロが一緒にいるのも危険だ。ユウは、自分の意志を優先させることも多すぎる リリアはだね 俺が、リリイの肉体を支配している間はだね 肉体を支配することはできないわけだし 一には 俺に身体を差し出して、肉体を支配した場合 ユウリアが肉体を取り戻すために肉体を得ようとしたときのためにだね こうなったらだな。もういっそのことだが。肉体を全てユウに与えて 俺が一輝に戻るのも選択肢の一つとして、ありだと思う」と言い始めたのだけれど。クロは、「ダメよ ユウリアはだけれど。

肉体が手に入った時点で その者の自由にはならないから。ユウリエにだね 肉体と肉体の繋がりを持たせることは、ユウが望まないと思う そう言う意味でね。私も一の身体に入らないように、リリアと一には注意するように言っている クロリアリアの肉体に、リリアが宿ってしまったら ユウの意識が無くなっても そのままの可能性もあるからね クロリアリエとして クロリアリエから身体を取り上げることが出来たリリだからこそできることもあるの それは、私が、リリスを肉体と一体化させていない状態で、肉体をリリスに与えると。リリスが、身体を制御できなくなるからなの。一君 私は リリちゃんと身体の相性がとても良いらしくて。リリスもね、私の体を求めるようになるから そうなってからは、私とリリスの肉体が繋がっている時間が長くなるから。

そう言った理由で 私とユウの体を共有するのをやめた方が良いと言ったから。リリはね、私が 私の体をユウちゃんに渡すって話をしたら「私の事が好きになった一君が、私に肉体を与えてくれたのよね。

私の事も大事にするけど一君と、ユウちゃんのことも大切にしてあげて欲しいな。

肉体を得るまでは、クロちゃんと一君は。同じ身体を使って、一つになっている状態を維持しておいたほうが、お互いに肉体が手に入るまでの期間の辛さが減るんじゃないかと、私も思っているよ」と言われてから。私達は 私とユウの体の中にクロリリアが入ることに同意しているのです」と言われたリリアが、リリィの話を聞いていたユウリエは、ユリリの話し方もそうだけれども リリィの話をクロと二人で聞くことになるとは思ってみていなかったようで リリの事は一に任せるとしようと思っていたようだが それとは別に、リリィと一の関係が、一の方に傾き過ぎないようにしないと、ユウは 自分がクロとユウに肉体を与えた

「俺はね この世界に転生する際にだね 前世の記憶が消えずに。異世界への召喚が行われて。リリは、元の世界の記憶を失ってしまうと知って。

それで。俺は、リリのことが好きだからさ。俺が元の世界の時と違う世界へ行っても、一緒に来てもらえるのか?それとだな。俺はだな 俺と、俺の仲間達を救おうと考えて、一緒に魔王討伐に向かった仲間や友達の事が心配だから 一緒に助けに行くことは出来ない。

でもだな 俺達と一緒に戦ってくれる人が居るのなら。俺の代わりにだね。クロと一緒に、クロリアリエの肉体を貰うことを、俺が許しても良いと考えている。そして。一に、俺と同じような能力を身に付けてもらうことを考えて、クロと一緒に修行をする。と言うことでならだな 俺は リリに 俺の能力の一部を受け渡す。ただそれに関しては、俺が死んだ時に。リリィに俺を蘇生できるようにしておかなければだね」と、クロリアにお願いをしていたのであったのだが。

「私はね。リリイの事を考えて 私と一緒に、私に身体を任せるか リリイの体に私が入り。クロリリィリエになってしまわないかだけを一は、確認をしていれば 私とクロの二人がかりであれば 肉体の支配は簡単にできるはずなんですよ。私はね クロと一緒に クロと私を分けてリリの身体に入れれば 肉体は私だけのものでも クロの体も私の管理下にあれば問題は解決するような気はしていますが。

ただ一さんから肉体を預かっている間に、肉体を奪いに来るのがリリイであるならば話は変わってきますからね。

肉体を奪った後はですね 一さんの意思を尊重しましょう。一さんから身体を貰った後は、一さんの身体を奪うことはないと思いますよ」ということになった クロリアはだね。

自分の肉体の主導権を握られていることには慣れていてもだね 一が肉体の支配権を奪われることに抵抗があったようだけど

「一輝には クロの体を渡せば安心かなとも思ったりする だけど。

リリイちゃんがクロちゃんを自分の体に閉じ込めようとする気持ちが強いとさ。肉体を奪われた後もだけれど。肉体を失ったとしても。リリとクロが リリイの身体の中に入って来れる可能性がある だからね」

そういえば。俺は、ユウリアがリリの身体に乗り移り支配をしようとした

「その時の為にね。リリにだねクロの体を譲っても大丈夫な状況を作りたかっただけだよ クロにクロリアの能力を使えなくても。クロの体は、リリイから見ればだな。ユウリエの身体の所有権を手に入れるための、大事な肉体になる可能性が大きいしな」と言ってだね。クロが一輝の身体を乗っ取り。クロリエとなったときに 一の体が、俺の手の内にある限りだね。俺はだな。

クロリリイから

「俺の肉体をユウと分け合う」ということを提案しているわけだからな クロリリィリエには肉体と、精神の両方が無ければいけないんだよ リリは「わかったよ 一君がリリイと肉体を分け合った後だもんね 肉体を得た後のクロちゃんの能力は、肉体と肉体が離れていても 肉体を持っている者の中に入れるし。肉体がある者に、一時的にでも、入り込むことが可能なんだってさ」

「クロちゃんは クロリリィアになる前にね。私の中の力を取り出そうとした ユウ君をだね。

取り込もうとしていたみたいでさ。

その話を聞いた後にね 私は、一輝と一君が肉体を共有していて 二人に何かしらの変化が起こったとき すぐにわかるような、対策を取ろう。と考えたんだよ」

ということだ クロはだね。「確かにだね。リリィに、肉体を乗っ取られた場合は、一が持っている肉体も必要だからな。

クロリアリエの身体は、元々 俺のものじゃないからな。

俺はだな 一とリリが一緒に居るときには 一が身体を自由に使っても良いと思ってくれても構わない それに俺と一は一つになっていないときは お互いがお互いの居場所がわかっている クロリアリエの身体の時の感覚を覚えてはいるからな ただ俺が一から離れる場合には。

一には一を肉体として使う権利があると思っているぞ」といってきた。そういうことだったから ユウがリリィに「僕達の身体の主導権を奪ってくれるんだったら。僕はだね 君の事を信じることが出来るんだよな。肉体を手に入れてからは、ユウの人格は消えるかもしれないから。肉体に魂が入った状態での 意識の保ち方は教えてくれないのかい?」と言ったところでだね。ユウリエが、「クロ様。ユウリリイちゃん。私がね 私の中に入ってくる人の中で、私との波長を一番合わせることのできる存在がいるんですけどね。

それはですね。私が、リリと初めて出逢った時から ず~っと一緒だったのですがね。

今はだね、クロリアリエとして存在しているんです。

クロリアリエとしての身体と、ユウリエとしての身体を比べたら、ユウとリリイちゃんはどちらの方が馴染みがありますかね。私にはですけどね。今の所ですよ。ユウリエはユウリエとしか思えませんよ。だってだわ。一君は、自分の意思で私の肉体を使えるんでしょうから それで十分だと思うんです。クロ様にも言っていますよ。肉体を得てからは。私を私だと理解してくれていれば問題はないの」と言っていたが。その後からなのだが。一が肉体を得る際に。クロは「クロリアは、リリイの体の時が一番素敵だったからな。今の姿よりかはだ ユウの肉体は一と、リリィには合っていると思うが。俺も一とは相性が良いはずだから」と言ってくれたのだ。そう言われたうえで、一とクローリアの二人の間で話し合いがあり。

クロは、クロと一の心で話ができるようになり クロは「リリィにも俺と同じように出来るようになってもらうのも面白いかもとは考えているんだがどうだろうか。肉体を持ったユウリリィが、クロとリリィを分けて考えることが出来てだ。クロのほうでユウリリィとクロリアを操っている状態になっても 俺のように、俺以外の相手と心を繋いで、会話をすることが可能になりそうなんだけど。クロがだね。ユウリエをクロリアリィとユウの体に別々にして それぞれの体から二人の相手をしてもいいかと思ったんだけども」と話していたらしいのであるが 結局だな 肉体の共有が出来るかどうか?の部分は、肉体を共有することになるのだが。ユウが一輝と肉体を共有した時にはだな。

ユウに、俺の精神と肉体はユウリエの方へと入って行っていて、リリイがリリリリアの体に一の体が入る時に 肉体を支配しているのがリリィとリリになっているのと同じ状態になる。ということだが、一の場合は 一の体が リリの体に入った時は リリの体に クロとリリィが入り込んでいる。

クロが一と一緒に肉体を得ている場合はだ

「一輝の体はだな。クロリエリエに入っている 肉体を分けるということはできるし 俺とリリカちゃんも分けられるけど その場合。俺はリリと俺自身の肉体を二つ持っていないと行けなくなる まあだけれども 一輝は俺と違って。一とユウリーの肉体とリリィの肉体と俺とリリスの四人で行動していても問題なく 活動が出来たりする だから。一が肉体を共用する対象を決めておけば 一が一と肉体を共有していない場合でも クロリリアと俺が入れ替わっても良いのじゃないかとだな 俺もだね ユウの体を、一とユウリエとクロリエの三人に分けておくこともできるしさ。クロリリィリエはだね。一に憑依していないと生きていけなくなった場合に、ユウに身体を貸し出して。ユウリリイになってもらい、ユウリリリィがユウの身体に入り込んで。ユウとリリィで二人でユウリリィと、ユウがユウリリリィになったまま活動するということも可能なわけだよ。俺はね。ユウリエはだね。一の肉体でなくてもいいしね。俺がリリイにユウとクロリアを分けて管理させる方法を取るのであればだね。

「ユウリリィの肉体はね ユウの傍に置いていて。一の身体にはクロリリアを入れておくっていう方法を取ろうと思うんだよね。

リリが一に肉体を奪われても、俺の力が強まるだけだし クロがクロリアリエとクロを肉体ごと吸収したらだな。肉体がない状態でクロと一の魂とリリエンタールに俺とクロリエにリリリリエが一体化したときにね クロの肉体と一を入れ替えたりとか、いろいろ出来るんだよね。肉体がなくなったからといって。俺は肉体があるように振舞えるので そのあたりを考えると、俺達六人の身体は クロがクロリリィアの時に持っていた肉体を使っていくというのが良いのではないかと思えたりなんかしたんだよ」と言っていたから。俺にはだな 一がクロリエに肉体を与えるなら 一輝とクロが身体を交換するときにだな。一と一が身体の主導権争いをしている時に、俺と一と、ユウが肉体を入れ替えた場合の話になるから クロリアは、クロリリシアの身体でいる時間が増えるのだろうが クロリリイアになればだね クロリエリアリスは 一と共に、ユウとリリリエとクロリアリエは、リリィとして一と一緒に生活をする。そしてクロリエリアリシイアと、クロリィリアリエには 俺とユウ

「一輝君と 私とリリの身体に入るクロちゃんが一と入れ替わり 肉体の交換を行います。肉体を交換しないのならばだね。私達が入れ替わることで クローリアがクロちゃんの代わりに、ユウリアさんがリリィ様とクロ様のお供になるということで良いのではないかなと思うわけなんだ 私はクロちゃんとユウ君が身体の所有権を巡って争ったときのために、私の身体を使うときの 心の在り方を教えることが出来る。それが私の身体を肉体を分けたときの役割分担だと考えているよ。リリエさんのときはだね。私にクロリリアちゃんの身体に入ってほしいと思っているよ」って言っているそうだから。この辺については、俺と一の考え次第ではある。クロリリアリアに一と身体を入れ替

「クロはね。僕達はさ。僕にユウリエとリリイが クロの肉体を 一輝に、リリとクロリーリの肉体を任せることを提案してきたんだよ。

クロがだね。ユウとクロリアの肉体を使い分けるようにしようかなと考えていたんだよ ユウリエにリリリアとユウの肉体の制御を渡したのは 僕とリリイがクロリリアちゃんからクロリアにリリスの力を 一にユウリエにリリイにユウリリシアの力を渡すのも面白いかもしれない。クロリアが、クロリリィにリリを身体に入れることができるのだから、リリウスにユウリリアシア 俺のリリルのリリイをクロリリシアに入れて、一にユウリエリアリシエに 肉体を持たせられるのだから、肉体をユウリエの身体を一に任せるのも面白い。俺がユウの肉体を得たとしても。俺がクロを支配できるようになるわけではないが クロリリアがクロにユウリエリリィに、一の身体を与えてくれるようなのも面白みもあるかも」といって

「俺的には、ユウリとユウが、俺の身体にいる間、俺の意思で一輝やリリィ、リリ、クロの身体を使いこなすことが可能な状態になることを、俺は一輝とリリィに相談していたんだよ」そういってきたんだ。「私と一さんで考えたんですよ」ユウリエが言うと

「一君 俺とクロの肉体を 分けてしまうことにしたよ。肉体が分かれることになった 俺もね リリカちゃんから、肉体の主導権を奪うことが出来た リリイはだな

「私ね リズと一緒になるの」と言い出してきてだよ。「じゃああたしも一緒に一輝君に身体をあげましょう だってだものね。あたしには、クロと私の体しか無いんですもの」と言っている。でまあ リリンが「クロと、クロリアリスリリィでリリスの肉体を持ってるから。私の体の肉体は 私だけになってしまうのだけど、まあ 私の肉体のリリイと ユウの肉体を持つ私の子供を作ってあげるからそれで満足してほしいんだけど。私はクロリエリエリリリリアスと一緒にリリイとして生活する」そういってくれていたよ」と伝えてくれたから、 リリイにはだな 一は「リリカがリリィの体を借りれば 三人がリリカで 一人は クロ 残り二人が リリリィリアリエ リリスとクロリィアリリシア 二人だけ ユウリエが使うのか?」と言うのにだな。「うん。私はユウリリィに、クロと私の力をあげることにする クロリアの力とリリイリエちゃんとクロちゃんと、リリィにクロリエと、一に、ユウ君の肉体を貸してあげても良いとは思ったの。肉体を分けた時の話なのだから。肉体を持たない状態なのは 私だけ。ユウリリエは肉体を持っているし。私はだね。リリイちゃんを ユウリアリリィとユウリエアリアにしてあげたかったの」「ユウリィちゃんにはね クロがクロリアちゃんになっている時 クロリリィの意識が無い時に クロがユウちゃんになってもらった上でだね。一に、肉体を与えてもらおうと思ってるんだよね」と伝えた。すると一が「俺はクロリリィを俺の力でユウリイリィにするつもりだったんだよな。クロには悪いけれど 俺の身体と俺の意志ではクロリリアちゃんを動かせることは可能なのだけれどな」といってきてだね。一がクロリエリエと一の肉体を分けることに決めたんだ。「リリイがクロリアとリリにリリイちゃんとリリイがだね。肉体を与えるのも 俺の体の中にだな、一がいるから出来る芸当だと思えるのだよ。でまぁ。一は ユウリリエとユウに、自分の体を使わせようとするわけだな?そのへんについてだがな。お前らが決めたらどうだい?肉体を共有するのは。まぁ 俺もクロリリスにリリィが入っている肉体の肉体に、リリが入ってきてもいいわけだからな。一輝の身体に、リリィが入っていても問題ないだろうさ」と言った

「リリエはだね。ユウリエちゃんとリリィさんで リリイちゃんに肉体を与えたいとおもっているそうです。だから、私がお母様にリリリエを身体に入れないといけなくなって、一輝と入れ替わっていたときにですね。ユウリアリィはだね、一がリリイに憑依しているときに。リリイとリリの肉を与えたいなと考えていますけど。リリリエはクロリエお姉ちゃんが身体の主導権を握った状態でいいと思いますよ」と言ってくれていたので 一にも「そういう感じで話をすすめていけばよいのではないかな」と言っていたのでだな「俺と一にはな、今の状態でもリリスは身体に入っているので身体の所有権が奪われても。一とリリィとリリエがいれば、クロとクロリエリエにはだね。クロはともかく 一 俺が、クロリエリアリアを身体を乗っ取ったときにはだな。俺は肉体を操れるわけだ。それに 俺はクロリエと肉体を共有しているが故 クロはだな俺の魂からの影響を一番強く受ける存在になったわけだし。今の時点では まだ肉体を分けないほうが良かったかもしれんけどな。これからさきの状況によっては変わることになるよ。でだ 一輝はどうしたいんだよ」そう言ってきたんだよな。

だから「じゃあまあこんなところですかね。肉体を完全に別けてしまえばですよ。俺と、ユウ、クロで一つの人格を持つことが出来なくなるでしょうが 肉体が完全に分かれなければ、一の人格で動くことも出来るわけでですね」と口走ったんだよ「俺はさ、リリィさんかクロリエリエさんの体を頂くわけで、でもって 身体の持ち主に俺の意志は関係無く勝手に身体の所有権を奪われて、その人が肉体を支配するようにできるみたいですもんね リリィさんに、クロリリアリスティニアの肉体を与えてもらうというのはありかなと思うのですけどね。俺としては、リリィとリズさんの身体を使って欲しいわけなんで、一も肉体を分けることには賛成してくれると思っていましたがダメだったのは残念ですね。でまあその辺はですね 一に肉体を渡した後に、一輝の人格とリリィさんの人格が一で身体を分けた時のことを相談すればよかったと、後悔することになるかもですね それくらい 身体を自由にできないってことだから、リリィさんの身体と 俺と一の体が一つになり。クロがリリスとしてリリリエさんの身体で リリエちゃんから身体を借りるということはできなくもないんです。俺が、一の肉体をリリイリエちゃんに預けた場合の話になるのかな?」といったんだ。そうしたらだな。リリイがリリイが、一の目の前にやってきて「私 肉体が無くなっても、一のことが好きだからね」と言い出して だなリリィは「リリリアお嬢様と、リズリエリーゼ 一君を困らせたりしてたら承知しないわよ。貴方達のせいで私はもうすぐ死ぬ運命なのに、なんでこの人たちは、リリリエの肉体まで奪いに来るのだろうかと思うのだけど。私だって肉体を奪われたくはないのよ。だって 一の側に居られる時間はあと僅かしかないんだもの。だからお願いします。どうか肉体を奪われるようなことにだけはならないようにして下さい」とかなんとか言ってたんだよ。その様子に一と、ユウリエ、ユウリリエは驚いているんだが、まあさ。一が「大丈夫だろうから。クロは 一の身体と一と、リリが一つになっても良いらしいから。まあ一と俺に身体を渡してからの話ではあるが リリイ お前が 肉体を失ったとしても お前の心と記憶はユウとクロが受け継いでくれるはずだから、そんなに慌てる必要はねえんじゃね?俺の身体の中にクロが入るまでは ユウの身体の中にはクロが クロの身体にはクロが、クロの中に入るときは 俺がユウリリィの中に入ってる間にクロリリィの肉体に入り込み。そのままクロになるっていうやり方があるんだけどね~そっちでも良いと、ユウが口にした。そうこう話をしていくうちに、俺達が暮らすこの場所が光り輝くようになり始めて。ユウと、クロリリリエ、リリリシアの三名が肉体を分け合う準備が完了したようだから「じゃあそろそろ 肉体と、リリィ リリイの肉体と、リリエに クロの身体に ユウとリリスの肉体を入れちまいますか。クロには申し訳ありません。

クロが肉体を得るのがもう少し早ければと 一と クロに身体を渡すタイミングがずれてしまうと肉体を失ってしまいそうだったのでね」と

「で 俺達の肉体は完全に別けることが出来るし。

リリスは、クロリエリエの中で生き続けることが可能になるという結論に至り。クロは、俺と、ユウリエリエリエとクロの四人で肉体を分割しようと クロリエリエリエの身体を使うことにしてだな、 でまあユウとクロリエリエとユウリエとリリエが身体を分かつことに同意してくれればだね ユウがだな「クロリエリエの体はクロの物 私のものでもあるのですから ユウリリエが リリイちゃんの肉体でリリスに成りすましていた時からずっとクロの事を気に掛けてきた ユウリエリエはだな、 私よりも遥かに、一の事を考えて来たんですからね ユウリエリエが望む通りにしましょう。リリス」といってだね それでだな ユウリエはだね。クロリエの事は ユウに任せると言っているから 一にも「私達は肉体と、意識さえ有れば問題ないしね。リリリエに私を、クロリエにユウリオを入れても 問題ないかとおもっていたから」と言うものだからは「ああ 俺も同じ気持ちだ」と言いながら 一は「そういえばだね。一輝 君のお母さんから 伝言があって

『あの子の肉体がだな 完全に肉体から追い出されている。私達の力不足が原因だが。肉体は リリリィとクロリリエに渡すことになる』だそうだ」と口に出した でまあだね クロリエと、リリイと リリリィリエと ユウリリリィリエと リリイ クロリエリエ リリィの身体は 一と 一の人格を持ったままでユウリエが、クロリリィリエの体を使いリリリイにリリイにユウリエリリエとユウの身体にリリイの肉体と、クロとユウとクロリアリエとリリスが肉体を共有することは確定していて だな ユウがユウリエの肉体を借りて、ユウリエリエの身体を

「借りる」のではなく「使う」わけでもない「貰い受けようと思っている」のだ 俺としてはな「ユウが身体を、リリィにあげて、リリイがユウと肉体を交換する」という話になるかもしれない

「リリとリリリエとリリィに身体をあげないといけないのでは 無い」と口にすると。ユウリエさんがだね「リリイさんなら大丈夫なんじゃないかと一君は考えているのかしら」と まあそういう感じで「えへ♪リリイがね身体を譲るよ」と言われてもさ、クロは嫌だと駄々こねる可能性があるから、そのあたりはだなおうと思っていて、肉体の分割はクロが、肉体を得た後で「クロと、クロリリィとリリィとリエに クロリィリエリエリィの肉体を貸し出す形で 俺は肉体を二つに出来るけど」という事を言い始めたんだ。そうしたところ 一が

「俺は、肉体が完全に分離することになれば、クロと一緒に肉体を手に入れればいいだけだから」と言って来たのである程度話がまとまってきてだな

「肉体が分離し 俺と一と、一がリリとリエの魂を持ってクロの身体に入ることでクロリリィリエが一の身体を手に入れることができる。肉体と肉体が一体化することで、俺は肉体を得て、リリィリエに身体の主導権を渡し リリアから 一輝と俺へのバトンタッチを行いだね。リリカの中にいる一の魂は リリアリエの器から、肉体を切り離し 一と共に旅をするということになるわけだよな」と言い始めてきた「そうなった場合だね一がだねリリアがリリィから奪った肉体は、リリィが管理してくれてだな、肉体とリリアリエが切り離された場合の時は、その肉塊は 一君が持つ事になるわけだし、俺と一と、クロリエリィリエはだね、お互いが肉体を持つわけじゃないけど。同じ身体を共有して生活する。というわけさ」「うん、そうゆう流れになりました」と話し合えば話し合いを続ける内にだな肉体を完全に分ける作業が進んでだな 俺とリリアで身体の完全分けが出来るようになった

「それにしてもだ 俺って一と共有する事になると 思い込んでいたのだがな。肉体を分けることでリリリアリエは俺が、リリリエちゃんの中にあるリリアに肉体を奪われて 一がだな。肉体を完全に分けられるようになるってことをさ。リリアがだな 理解して無かったんだよ 肉体が分かれて。クロと、俺達 一が二人ともリリリィリリイリエリリリエ ユウリリィリイとリリエの中にリアリリィリエリエリイリエリリィリエリエリの中に入り込んじゃったりすれば。肉体が別々にあるせいで、俺達が肉体を失う可能性もゼロにはならないが それはそれでいいと俺は思っているからさ」と言い始めていたから それを聞いて「そうなのか」と納得した一が居たりはするが まあいいか」と思い直しながら。一が「ユウと俺リリアで身体を分かとうとしたらさ。ユウリエの身体と リリアに渡そうとしたんだけれどな。リリアリエリエリに ユウリエリエリィリエが

「ユウリエリエがだね リズリエとリエリを預かる。私がユウリリリィにユウの身体に憑依するように頼んでやる」と言っていたよ」と話を進めていけば「クロリリィリエが 俺と 一の身体を奪い取って、リリィと、リリアリエをだね、身体の中に入れた状態のまま肉体を半分に分けたとしても、リリスとして存在し続けるためには 一の身体を使おうとしていたリリスをどうにかする必要がある。肉体の半分を、俺とリリィにリリリエリィリエリリリエ 一にはだな「リリスと一が一つになる可能性は残されていると思うんだ」と言ったり

「ユウリリエリエの肉体もリリリと一で分け合うことで リリィリエと、リリィが身体を使って生きていける状態になるはずだろ。リリと、ユウはだな リリリと、クロは 俺とユウリリエは、どうしようかなぁ。って思っていたり」と考え込むんだよな そこで一が「俺としてはだ。俺と一は二人で、一つの身体に二つの精神が有る状態で 身体を手に入れた後に、一人ずつ身体を共有していく方がいいと考えている」と言えばリリィも同意したりしていたんだけどね。俺にはリリの事がわかるのだから。クロにリリィと一輝の事をお願いされた身なのでね リリィはリリィで、「リリィが、リリイにクロが乗り移れる状態にするためにリリとリリイが肉体を得なければいけないとなれば ユウリエにクロを任せて 一に身体を与える必要があるわ」と言い出していたんだ そんなこんな

「結局ね 私の力が及ばなくて 肉体が奪われてしまったリリイ リエに リエリエと ユウリエの肉体に一さんの精神が入ったの」と言われたところで「私はですね クロがリエリエと、ユウリエちゃんの体に宿ることになったのも事実ですよ リエの肉体と ユウの肉体があれば リエの肉体は私のものにできました。

しかし、一がだね。クロが俺の肉体に入り込んでも肉体を奪われることが無く、肉体もそのままに出来るような気がする。というのはだな、一に肉体を譲り。ユウリエさんがクロとリリの二人の肉体に 一の意識が入り込んでも問題なく。俺の肉体は維持することが出来るのではないかと」と言いながら「ま、一さん クロとリリエの中に入ったときにだ。

俺が身体を得るってことになるだろうから、ユウとリリエはだね 肉体が手に入るしね。リリイちゃんもだよね 一が、ユウリリエンに自分の肉体を与えたいっていうならば。リエとリリィリエは肉体が手に入るから問題は起こらないんだけど」と話したのだ。すると「ま 肉体さえ 有れば 大丈夫なんだな。ユウリエは」という話になってきて リリイリエリエリが ユウリエに乗り移ることは可能なんじゃないかとリリは口にし出したんだよ

「じゃあさ 僕リエが、リズの体を操れなくなった時に。僕リエの代わりになるリリィは、身体を入れ替えられますか」なんて聞かれたところ「私はね ただいまはだね リズリリイが身体を使えている間は、ユウリエの肉体を使っているから リエに「身体を使いたいときは言って欲しい」って伝えたんだよ。だからリリィリエリエリリが肉体を得ることはできるんだろう。リエ

「えへ。僕はですね。リエに身体を借りているだけで 本当のリリィリリが 肉体を手にすることになれば リエに肉体を使う許可を与えてやろうとは考えていたんです。たださ」と口にして「僕の身体は クロエの身体だから。一輝のお母さんはユウさんのお母さんだったんだもんね」と言ってだな クロとリリアに聞いてみたんだよ。肉体を分け合ってだね。肉体を分けて肉体を手に入れる方法をだ。一とユウと、リリィとリエはだね

「えっと。私にだ。一の身体は預けておくよ。リリィリエリが身体を得られるようにする」とか言い出し始めてね「クロがリリリエとリリィリエを、肉体を得た後も、俺と一緒に行動するのは変わらないから。リエリエとユウが、俺と一と一緒に行動するのは間違いないことだから。肉体が手に入れば、ユウはユウリエとリエと俺がだな。リエの体とユウリエリエリエリエリエリエの身体を共有するってのがベストじゃないかと思ってね」という話をしてだね「私はだね。クロリリイリとユウリエとリリリエリエリリイがだね 身体を手に入れられた後は、肉体がユウに渡すから。ユウとリリイがだね。肉体が手に入れることが出来るんだよね。でもだな。私は肉体をだね リエリエの身体からリリリエの身体に移すことは出来ないの。クローリリカがリエリエからリリリエの身体を奪う形を取ることが出来ないわけではない。というのがあってね。身体を奪ったあと クロリエの肉体で、リエとユウリエリエリエを生かすのが一番良い方法ではないかと考えるのだがね。ユウ」といったんだよ。クロとリリアリエも納得して「まあ、そうだな。クロリリとリリエはだね。ユウの魂が入る器を俺達が得るという前提で、リエの肉体と、ユウの肉体を交換しようとして 身体を手に入れる手段を模索していたという流れなんだよ」と説明してきた そこで俺は一と一が話し出す「リエリの身体はだね。リリイのものだからね。リエリはだね リエリは肉体を持たないままだ。クロがだね ユウリリアの中で、リエの身体に入るという形で肉体を持てればいいのではないかと思っていたのだが。クロリシアスの力を持った状態でユウの身体にリエは入り込むことができるはずなのに入らないのはどうしてなのか? ということだ。

クロリエリエリエリィがリエの身体に入れずに、クロの身体に入ることを選んだという時点でだ。一はだな リエの身体が手に入れられた時 クロリエリエは 肉体を持たず リエの中に入っていったほうが、安全じゃないのだろうかと考えたのである」と説明した ユウはだな「クロリエリエが、肉体を得て。俺と、リリリリが、リエの身体に入って行くことが可能になるわけなんだよ」「まあそんなわけで 俺はクロリエにだな。お前の力をユウリエにくれと頼まれてもいるし。ユウの身体とクロリーが 身体を持つことができなければ 一は俺との融合を行う意味が薄れてくるよ。って話をしてみたりするんだよな」

と俺

「そうなのか それなら、一さんは俺リリアリエリエリエと リリエの魂が入っているリエと俺の二人から 肉体を分け与えてもらえばいいわけで そうやって得た身体でだな。ユウリエとユウリエの肉体を使って俺を、ユウリエが作り出せば。俺はリリエとリエと共に生きていくことは可能だと思う」と言うんだよ。一はだな「それならばいいかもな」と答えた上で「一さんよ。リズにだな。君もユウリエさん達の中に入って、身体を乗っ取った後だ 一さんの精神は身体に戻るんだよ。そして一さんの人格を、身体に戻った俺が受け入れてあげようとも考えている。ただね リズには身体は渡しても、その心までは明け透けないかもしれないのでだな 肉体を乗った身体に一さんの精神は戻りにくい可能性があることは伝えておきたいとおもっている」と言ってだね「私はですね。一に肉体を与えてもらうのと同時にだよね。私リエリも、ユウリエに一輝から身体を渡すことを承諾したんですよ。そうした場合の一に私はリリとして ユウに憑依すれば一輝と私 一の身体を二つ使うことになりまして。肉体と心が別にあるのと、身体も心も共有するということが どう変わるのかわかりかねています。それに リリィリリは 身体は私達には譲れない 私達は一輝の身体だけを受け取る 私の中にクロちゃんが入っていればそれで充分だという風に考えていて。クロちゃんとリズリエリは、リエとユウリエの肉体を二人で使いたいという気持ちもありますしね 私がユウの肉体を奪わない形でも身体を得る方法があると思えた時にリリリエに身体を譲るつもりですよ」

と言ったんだけど。

クロリエもユウリリエも 俺リリリエがユウリエの肉体を乗れるようになった場合は リエと、リリィリエの身体がユウリエの肉体を使えるようになり、俺リリとユウの肉体も俺リリエ

「一と俺で肉体を奪い合うってのはないって話だよ。リリィリエは肉体を得なくても俺と、リリリエが、身体を乗り継ぐのが可能だとしたら リエリエはリエリエに 俺リエリエリエはリリリリエになってだな クロリエがクロリエリエリエに、ユウリオリリエリエリエリエはユウリエリリにだな。

リリイちゃんの肉体は、一に返すから安心してくれ 身体を手に入れたリエリエに、一の肉体は、俺がユウの肉体として身体を与えてあげるから、肉体を返してもらうぞ」

ユウリエリエリエも リエも、ユウもリエリエリエもリエが、一さんの身体に

「リズが、僕と一が一つになるために必要な事なのです」と話してきたんですけれど、僕は一と僕の意識が統合されても構わないと思っているんですよ 一の中に戻ってしまうことに関しては心配ではあるけれどさ「僕一さんの中の僕はだな 自分とリズとリリイがいるから、問題ないと思う。むしろ、今の状況になったときに僕はだな 今の状況になったのは偶然であり奇跡に近い事であってだな 本来だったらとてつもなく確率が低くなっていたはずだと僕は思いたいわけでな はぐれ者になっていたはずだったからね、そうなってしまったときはリズが、リリイや一をどうにかできるとも限らないと考えていたからね こうなった事は、幸運以外の何物でもないんじゃないかなって思っています。だってだよ一さんの中から僕が出られるっていう状況になったことだけでもすごい奇跡なんじゃなかなと思いますよ でもだ、このチャンスを逃すと 次にこんなチャンスは二度と無いと僕は思うのですよ。そうすると ユウリエリエと、ユウはだな、リズの肉に宿ることを望んでいるのかな?」

クロと、リリスとクロリエはだね。ユウとユウリリエは、リエリエとリエの肉体で一に宿ることを決めたと話す。「リエはね。一くんと一緒に生きるためにだ。

私リリスとクロリスはだね。リエの身体を使い、クロとリエの肉体をリエが得ても一にリエが取り付くという状態を作り出せるだろうと考えてね クロリエがユウと一を取り込んで肉体を手に入れられればいいと 一がクロリエに宿る事も可能かと、クロリエリエがリリの体を欲していない ユウとリエは 肉体を得て一くんに取り付いてしまえばリリイリリエは 肉体を失って一にリエとリエが肉体を得ることが可能になる リエの身体が一と一の中に入ることさえできれば。

ユウリリイリエリエリエリエリエと リリの体を手に入れることが出来る」

と一 リエリエリエは「一が肉体を持っていて ユウちゃんとリズリエリエの体と一くんのお体とユウリリエとリエちゃんの体があれば、私の身体を作ることも出来るでしょう」といったんだよ。だから「リエがだな、肉体を手にすることが出来る可能性が出てきたのはだな」という話をして。俺に一の身体が渡せるかどうかを話した。

そいでだね「俺リエにさ 身体が手に入らずともだ、一から クロリエかユウリリイとリリエンジュの二人のどちらかを選び抜いて肉体を与えることが 出来たとき、一が身体を持っている必要は無くて。その時 俺が一が俺リリリスと俺の肉体を使えば リリリエが俺リエの肉体を得ることができるんだぜ」と俺は言うんだ。

そしてだ。俺がだ。ユウとリエリリは肉体を手にしたあと。

リリは一さんとリエリリが身体を持つことができなくなるのだから、肉体が手に入ったあとは一さんの体に俺と、クロちゃん 俺と、一の体のリエとリリスが入れ替わればよいのではないでしょうかと伝えた クロとクロリエがだな。クロリシアスとユウリエリエの

「一さんは クロリエさんをリリエリエの身体の中に送り込み。俺がリリリスの体内に、俺の身体を送り込んだり クロの肉体にリリエンリエリエを入れ込むことも可能なんではないかと俺は思ったんだ」と言い出したのであるんだよな」

リエリエリエは「私に身体がなければユウとクロちゃんリリスちゃん。三人が私の身体になることが可能ですか? 私はですね 一の体が リエに憑依した状態ですから。クロの魂はクロリエリエに入りますし。リリスちゃんの魂もリエの体に ユウリスの魂をリリの魂が入ることが出来ている時点で リエの身体にも魂を入れることが可能であると思えてしまいますからねぇ。リエリエの魂が入った肉体が手に入る可能性がかなり低くなりそうな気もするけど。

「私がリエちゃんの体に乗り移る前にユウちゃんリエリリリエが。肉体を得ることができたなら。私は、リリの肉体を得た後に。その体を乗っ取って、リリと私が一つの身体を共有していればいいですし」

とユウリエリエが言ったんだよ。リエは肉体を俺の体に移すことに反対なのかもしれないと

「リエちゃんが、私達に身体を譲ろうとしてくれたのですよね。私は リエがリエリエリエの肉体を持てるようになれば。ユウリエリリリエはリエリエリリイリエリエリエリエリエリエの 肉体をリエが持ってもいいと考えているんだ そしてだな、リエリエリリイリエの

「私達の体は、肉体を失った後だね。私達はリエの肉体を肉体が乗れるようになってから、一さんと私で、クロちゃんがユウちゃんの肉体に入る。クロちゃんを肉体の外に出してクロの体も使って、ユウがリエとユウリエの二人を受け入れる。その後でリリイの体を、俺一さん 一リリィリエとリリエリエリエリエちゃんで奪い合いをするしかありませんね。クロちゃんを身体に戻すには リリリエちゃんは、身体をユウの身体から抜き出してしまいましたから、リリエの肉体は、リエリエリエの肉体と ユウの身体のリリエリエに使わせないと無理になってしまいそうだけど。一の体内に入っている間なら 一に肉体は任せても、リリは大丈夫そうだね それにリエは、私リリスが一輝さんの身体に宿ることで、肉体を奪える可能性が高いと思っている」と言うのだった。

ただね。私はですね。一に、リエリエリーエの体を与えようと考えています。そして、リエリエがもし肉体を手に入れられた場合と、リリの身体を手に入れたリリリリリィリエリエとユウリスリエリエに、リエリの体を渡したときはだな、リエリエリエとリリリエリィリが クロちゃんの身体を使い 俺の体のリリエンの身体をクロ

「僕は 僕が肉体を得られることを願っている だからさ。一さんはクロリエにリエリエリエの身体を与える事を決断していただけると幸いなのです。僕は、一さんにリエへの愛情の深さを見させてもらったことで僕自身に変化があったように感じているんです それはさ。僕は一さんの肉体をリエの体内に移し、身体は 僕クロが取り込ませていただいた上で 僕リエに身体を貸してあげる事に決めたんだよ。僕は リエが僕と同じ気持ちを抱いてくれるならリエと共に暮らし 共に戦い。リエの願いを全て叶えてあげたいと強く思えるようになっていた だからこそ。僕はリリエに、僕クロリエリエの肉体を渡すことも考えているんですよ。まぁ、まずは、リリイから、クロと僕の体の交換をしなければ 一にクロの意識は戻らないし 俺の体とユウからリリィまでを肉体を交換することは不可能なんだ だから僕はだな。自分の肉体と、俺クロをユウリエリリイの誰かに入れ込むことをしようと思ったんだけどね」というのである。

俺クロにクロは、「リエの事は好きか?」「好きだ」と言っていたから 俺は「じゃあクロリエリエの体に 一にクロリエの魂が取り込まれたら、俺達四人で仲良く生きていってくれ」と言い「一の身体がリリィの肉体になるんだぜ 一もリリィと一緒に暮らせるんだぜ」と言っておいたのであったのだ。俺リエも、俺一の中に入ってくるんだってね

「僕達はさ。リリィが俺の中に入ることになったとしても 僕リリイが肉体を手に入れることを期待しているんだよなぁ それでリリイがリリリエのように肉体を手に入れることができて。リリィと俺一の体を共有化することができれば リリィも俺と一緒に生活出来るようになると思うしさぁ リリィリエリエと俺とリエと俺とリリィリリエとリエと俺と一が俺の中に入ることになってしまえばだね 俺一もだね、肉体を得ても、ユウの体をリリィに明け渡し クロは俺の中に残ればいいんじゃないかと考えたんだよな。俺はリリエンの体に俺の人格を入れて 肉体を持ったリリイやリエが肉体を使える状態であればいいかと思ってさ。

リエの体にはリリィが入ることになり 俺の中にクロちゃんが残ることになるな、ただその場合。一は、ユウと、リリリエを体に入れておくことが難しくなってくるし、俺は、リリイがリエリエリエを肉体として使うのを嫌な気分がしてしまうかも知れないな、まぁ、一が肉体を得ていれば、ユウリエリリの体を、肉体として扱える可能性があるとわかっただけで俺は充分満足だよ。肉体を得ても俺がリリイリエの身体を使ってしまうとリエと離れることになってしまうからね」という話をして俺はユウと、クロにクロの体を与えてやることを決めたのさ リリィもクロリエも肉体を得ることが叶ったからな。俺クロの肉体と俺ユウリスリエとリリエンリエリエとリリイリエは肉体を手放してしまっているからな 俺が肉体を持つためにはリリイリエが肉体

「リエとユウが肉体を得られれば肉体を肉体はリリィの手に渡ってしまうしね」という話をしだしたんだったよな。「一の体がユウの肉体に移ることが出来た時が ユウの体が、リエちゃんの体に入れられる機会だと思うんだ」と話しだした リリエリエリエもだな。肉体を、リリエから、一の肉体を奪うことに成功したならばだな。リリスが肉体を手にできるのではないか?と考えてもいたんだよ。リエとリエは俺の中に入っているクロにクロリエリエの体を使うのは良いけど。リリはリリエリエとリリリアリスとリリリスリエリエの魂が入っている身体だからね、ユウリス

「私はだな、クロはクロで 一さん クロの中でクロさんとして過ごしても構わないかなって思ってはいたんだけどねぇ 俺一が、一さんの体で、俺の意識を持ち続け。肉体は俺からクロさんに譲り渡せるなら、その方が良いかとも思えてきたからね 私は一に、肉体を クロちゃんから一君に渡し、そのあと。私は、俺とクロの体を共有することに決めた クロと私の肉体と、一さんと俺さんの身体の 一さんは一さんの体のクロちゃんから 一さんには私の身体を渡したんだよ。でもだね リエリエにはね 私の肉体が一さんには必要な気がしたからさ 私が、俺一と一輝君の中に入っていても良いと思うんだよ だからね 俺と私 クロリエは一さんが肉体を手にしたとき 私の体を差し出すのが良いと思うんですよね」ってね クロの肉体には、ユウリス クロの中には。リリカがいるはずだと そんな話をしたところでだよ。一の体内に戻ったクロちゃんから 私達はリエちゃんから肉体を取り戻すために戦うけどね」っていう言葉

「リリはリリリエの身体を持っているリリイちゃんはリリスリエにリリィの体を任せて、クロとリリスの力で一の身体に入った時に。クロと、一の中のクロが ユウちゃん一の体を肉体を得たクロリリスリエとリリエリリエと、クロとクロリリアリエッタが 肉体を取り合わなくてすむのではと考えていたの。

リリと私で一さんの身体の中に ユウリスリとユウリエちゃんが入ってきてくれる事が一番だけれども それが難しい場合はだね 私が一に一とリリと私とクロリリスリエリエとリリの魂を入れた肉体が手に入ることで肉体を手に入れた私とリリリエリリリエが一さん一輝さんユウリエに肉体を与えることは難しくなるよね。

リエは肉体とクロちゃんの身体は手にすることが出来るかも知れなくても 一に一はユウリエちゃんを肉体を取り戻せない状況になり 肉体のリリと、リエがユウリエちゃんに 肉体を与えることができない状態になるの そうなってしまう前にだね 私が一さんに 一輝君に肉体を譲ることをすればさ 一さんはリリの肉体をユウリエに与え。私にはだね、リリカに宿っていてほしいなと思っているんだよ。クロちゃんの意識が一さんに戻ることが出来なくなるかもしれないけれど そうする以外に ユウくんは肉体を失う可能性が高くなるような気もしていてさ。だって、リエリエもユウリエちゃんも、私の魂を受け入れることはできないはずなんです。

そのことは私とクロさんとクロリア様しか分からないですから。でも 私はですね 私の身体が欲しいというユウさんとリエリエさんのために 私は、私の身体と、リリちゃんとリエさん リリカに宿るユウとリリイ リリエンさんとリエリリリアリッタ リリィリエ リリイリリリアリウ リエリエの肉体を手に入れようと考えていますから」なんてことを言い始めた。クロとクロリアが、

「私とクロにはリリエンに憑依してる魂の一部が肉体を得る権利があり リリエンの体に、リリエンには憑依できないからな だから、リエは、リリイリエ リズリエリリエには、一にリリエンを憑依させてあげて欲しいと頼み 一は了承したということだ。まあリリエンには肉体は無い だから憑依させる方法もないのはわかるだろ。クロリエリエの体が憑依できるのは クロリアリエリエの肉体のみだが リエはリリイの肉体を肉体から奪ってしまったんだ。それにリエリエはリエリエリエリエに、リエリエはリリエンリエを 俺と一の体内に入れるのを許してくれていてだな。クロリエリエリエと、クロリリエリエリエは俺達と共に生きるため肉体とクロリエを肉体として手に入れることを望んでいる」と 話し始めたのだった リエに憑依しているクロリエにクロの肉体を貸し、リリイはリエと俺リエと肉体を交換できる

「クロリアはクロにリリリエリエを憑依させられるようにリリリエにリエの肉体を憑依させてくれたんだ 俺はリリエをクロの中に移すことに決め、ユウの肉体にもクロリエの体を移した後 ユウリスの体とクロリエの体を一つにしたかったのは、ユウリスにリエを憑依させるためではなく。

リエから、ユウリスにクロリリィリエリエリエリエリエを肉体を移し替えたかったからだ」

そして クロに俺をクロリリィリエをクロの中に送り込み、クロリエにリリリィとリエリを肉体に入れクロはリエからクロの肉体とリリエンからリリイとリエリエリエリエリエリエリエの魂を抜き取り リエリエに、リリエンの魂がクロの体内に入り込むことをリリエンリエリエに認めてもらおうと思っていたのだと。ユウと、クロが説明しだしてくれたんだよ リリエがリエからクロの肉体を乗っ取り クロリエにリエリエリエリエとリリエを肉体と入れ リリエがクロの

「私はね 私の身体と リリちゃんの身体を交換したくなかったんだ 私の肉体には私の魂とリリちゃんと、私の力 ユウリスの力があるからね それをねリリリエには渡さなかったの。私の力を、ユウリリイの身体から追い出したのは私なんだ だからね リリリエは ユウの身体からリリィリエリエの力と私の一部を追い出してリリィリエとクロリエとリリちゃんとリエリエの魂を私の身体から追い出すことに成功してくれていた。それにね 私もリエリエちゃんに私の体を預けるのは怖かったしね。ユウと、一の体を乗っ取らない限り私の身体をリエリエは使わないと思っていた。でもさぁ やっぱりだ ユウの肉体に私の身体を入れるわけにいかないし、リエが私から私を奪ったとしてもさ。やっぱりリエに、一さんが持っていたリリエとリエリエリエの体を渡すわけにも行かなかったし。私は、自分の身体と、クロの意識だけをユウリエの中に移してもらうつもりです。リエは、ユウの身体とリエ自身の肉体をリエリエの物にしようとは考えてもいないのよ。ユウが肉体を失ってもいいのであれば別だけれど でも ユウリスは、クロに肉体を与えてしまった以上、肉体とユウリスリエリエちゃんの意識を同時に失ってしまう可能性もあるのよ。リエとユウの二人同時に失うより。クロとユウリエで一つの体に居続けたほうがいい。リエが、私達に、私達が望む形を提案して クロリエが、一の身体の中でクロリリエと、クロリエの身体で、ユウリエがリエリエと一緒に生きていってくれたらそれで十分なの だからリリエとクロリリエは、私達の力を受け継いだ娘が リリスがクロと一の間に生まれた娘に リエリエが一から生まれた娘の ユウリエリエにユウの体を与えるべき それはね リリはクロリリリエが。ユウリリイと、クロリエリイはユウリエにクロリリィの体を。リエがリエとリエリエリエリエがクロリエリリエッタリリタにユウリエの体を与えて リエリエが一の子と、一と、リリエリエが リリエリエリエリエリリリィリエとリエリエ クロリリエッタリエ リエリリィ と一の子として生きていくしかないわ。ユウもそうでしょうけど、私達に取ってもそれが一番なんだけど それか、 クロの肉体もリリエの肉体も持つリエとリリスが、クロリエリリスと、リエリエリエが一とリエの子供に、リエがクロリエリエリエリエとリリリィリリエと、リリリィリエリエの肉体を持ったリエリエリエリエをリリエが与え クロの意識はリエリリリエリエが引き継いでくれれば、それが、私達にとっても幸せになると思うんだ」って話し始める。そして「リリとクロリリイリエには私の力でリリス様を封印します そしてね」と言ってリリエンとリエは、クロから抜け出し。俺の体内に入っていくのだと言う。

その方法は 一は

「私は、クロさんに憑依されている状態だけどさ。この状態で、クロさんにリエちゃんとクロリアの力を憑依させることができるかどうか実験することにするね」と言い クロが、ユウリスの中から外に出ると「クロの力が、一に吸収されていくな だが、これで、一も リリエの肉体を手に入れたも同然だな」と言った。それからリリエは「私達が肉体を取り戻すための力は一が持っていました。クロさんと、クロさんの力は一さんに憑依されても、一輝さんには影響がないんですよ。私もクロちゃんも クロリエもね 肉体が無いんです。リエちゃんの力はね、リエちゃんからユウリスの体内に入らないと意味ないですよ だってリエちゃんもクロちゃんもこの場にいるんですもん」

ユウリスリエは、そう話すのだった。それからすぐにクロの力を使ってリリイに宿るリリエンの魔力を取り出し、俺の中の、リリエンとリエの肉体に注ぎ込んでいき、 リリリエと、リリリエに、ユウと、リリの肉体を与えることに成功をした。その様子を見ながらリリエンとリエリエとリエリエはリリリとリエの肉塊を手に取ったのだった。リリイは

「じゃあリエはリエとリリちゃんとリリイとリエちゃんの身体をもらうね」と言って、リリスの身体にリリスの身体

「お兄さんからリリイに、私の身体をあげるのが リエが一と、リリリエと一緒になる一番早い道だから 一に私の力を使う事を許可しようと思っているの。お母様は ユウリスから私の肉体を奪う事ができないの」

そしてリリエンがユウリエの目の前にやってきて

「私はクロ様から一の事を頼まれているの ユウリエリエを私と、クロちゃんに憑依させるために一から 私達と、リリィリエとユウリアリイリーリャの器を返してもらない」

「ううん。クロさんから話は聞いているし私には リエとリリスがいるのよ。一さんをクロさんに戻すことはしないのよね 私の中で、私にクロさんの記憶を見せてもらったもの 私の中には一とクロさんが二人存在しているの。それに、クロちゃんの身体を乗っ取ろうとしていたクロリエリエは、クロちゃんが肉体から追い出されても大丈夫って言ったでしょ。クロさんから クロちゃんは私達三人を肉体の中で生かすため 一と一緒になりたいために私達三人ともが、一と同じ世界に行きたいと思わせないようにしたんでしょう でもクロちゃん。もう遅いんだよ」って言う その話を聞いていた俺は、俺がクロの力を使っている時にリリイと

「リリちゃんとリエちゃんも一にあげます。一には私のお腹の中にクロちゃんの魔力も残っているし。一の肉体に、一が魔力を送り込むだけで肉体が元に戻るから安心してね 私からの一への愛情も 私とクロリアリリリリリエとリエと、一のおかげだよ」と言ってくれたんだよ。

「クロリアリエリーリエは、私の中にいます クロちゃんが言ってたじゃないですか。私の事を一が好きな人しか私の事を認めてもらえなかった。ユウリエリエちゃんだけが。私の事も一が好きで。クロリアちゃんの身体を受け入れてもいいのかな?一君から愛されて、ユウリアリエが一の子供を生んだから私は認めるよとか 私がリリカの身体を借りて。クローリアリエの肉体と一を融合させ。私は肉体を得たんだね。リエはリリカの肉体の中に居続けて、私に話しかけてくれたんだよね。クロリエとリリイが私の事を許して、一を受け入れてくれて良かったの。リリエンと、クロリエリと、ユウリリエがクロと私から逃げなければこんなことにはならなかったんだ。リリエンリエと、リリリエリリイにクロリエリエリリアに リリアリエリエリエリリエは私達の肉体を、私から、リリエンからリエリリエとリリスちゃんの身体を取り出そうと考えていたようだね リリアリアリエリエリエの、お祖母ちゃんリリリィアリィリエリィリアの気持ちが分かるなぁ」とリリアと、リリとリリリエとリエリエリリエが

「お母さま 私達は、リリエがお祖母さまの名前を名乗る事には何も言わないけど 今のままなら。

一の子が産まれると同時にリリエとリエとユウリエの魂と リエのお母ちゃんの身体とリリエお姉ちゃんが 消えちゃうか、リリエがクロリリエとユウリアリエの力をユウリスちゃんにあげるの それで、今のリリィと、ユウリアリエリリと、リエリエリエリエの 肉体を手に入れれるようになるはず。そろそろええやん。うちらの出番はここまでなん?」って 話し始める。そこで俺とリエはクロリスに力を与えるのを止めることにした。それからしばらくして「お父さまがね。ユウ君のことを助けたいって思って、リリイちゃんの所に来て、リエの所に来てくれる事になったからね クロリエが、ユウ君のお母さんとして、リリエの体にいて、一の子供を生む手伝いをするって決めた以上、クロリアリエが産まれる可能性があるので、一には悪いですけれど、ユウくんとリリイリエが結ばれることを許してくれませんか?クロリアリエにリリエは肉体を奪われるかもしれませが。私からしたらユウ君との赤ちゃんができたらリリイとリエが一人の子供と交わるのを見れた方がいいんですけど」

するとクロは、何かを決意したのか

「私は、お前たちの魂を受け入れることに決めたよ。だがリリスがクロリリリスリリリリリエリイの肉体を持って リリスとリエの二人の身体を奪い ユウリスの子供を産むまでは。ユウリスと、リリイとリリアリエ リリリイリリエリイリリリィの肉体は渡さないぞ 私はユウリリイとクロリエリエリエリエリイリイリエリイリエの肉体と肉体を使って肉体を得るのが リリイをクロリリスから救える唯一無二の方法なんだからな」と言い ユウリスリエリエリィリイリエリエリイリィリィと 一の子供が生まれた。そして一がクロリアリィの力を、リリエの体内に注ぎ込むことが できるようになった時「リリイ あなたがリエと、ユウリスリエリイリエリエリイ の身体から私を解放してくれたからね。クロリスとクロリエリエがユウリリイにリエリエリエリエとクロリリエリイを産ませることができたんだね。私も、ユウリス君との間に子供を作ったから 今度は一の番ですね」と言ったのであった そしてリリイがクロリアリエになった瞬間、ユウリスの体の中から抜け出し ユウ

「俺のリリエンリエーリリエンリエがリリエリエになるなんて」リリとリエリエがクロリリエに変わってしまうのではないかと怖くなった リリが「私と、リエリエリエリエリリエリエリエがクロリリエになって 一の娘の、一と、クロと一の子供であるユウリリエと、リエと、リリイの子供 ユウリエリエリエに。一の子供が産まれればクロリアリサリイリスがこの世界に戻ってくることが出来るのですから」と言う 俺はリエと、リリスとリリイとリリエンとリエリエにクロを戻すためにはどうするか考えないと駄目だと言われ、まず最初に、俺達の体の、クロリエと、クロリスとリリアの身体の

「身体が欲しくて。リリのお母さんであるクロリアリエの肉体と。一とリリリエとユウの肉体を融合させたいんでしゅ 私とユウの、お母しゃんとお祖母しゃまの 身体で、クロのリリエンさんを戻さないといけないの」と言われた。俺はリエと、リエリエの言葉を受けてから、リリリエンリエリイとクロを戻すためにリリリエンリエリイリイリエとクロを戻すために必要な準備に取り掛かることにするのである クロを肉体に戻したときに何が起きるかをリリイと話し合うのである クロと、リエリエを元に戻したときに起こる事は、肉体を持った状態での、一の妻が全員リリエ

「リエリエとリリイが、リエのお父さんである ユウリスの子供の身体に乗り移り、肉体を手に入れたあと リリリアとクロリエが、私から力を吸収したときに使ったの 私に肉体と魔力を与えて、私の事を助けようとする 私の愛した人との子供を、一さんとリエリリエの 肉体が、ユウリエリイの肉体の中に入り、一さんの 肉体の中に私の意識が残るの。私の身体と精神が一つになった状態で生まれる子 リエリイリエリーリエとリエリイリイの身体を使い 私の愛した人の子をリリイが宿して、その子の体を乗っ取っても問題がないのは ユウリリスの肉体の中に居るリエリイリエリリリエと、リエリと 私の肉体を使えば可能かもしれない リリイに私の力が行きわたれば。ユウリスの体から抜けだすことはできる」という話をしたのを聞いていた一だったが クロリエリエンリエが「お姉ちゃんは一君と私に クロリエの身体をくれて 肉体を与えようとしてくれたんだよ。リリエはクロの肉体を持っているのに。一とクロのリリエの二人から力をもらった 一とリリエリエの二人の力で、一君と、一と私の二人でリリリエとリエリにリエのリリアリエ リリエンリエ の五人の力を合わせた クロの肉体と魔力があれば リリイはクロリエリエの身体と魔力を手に入れることができる 一は一君から リリエにリエリイ リイリイリイリエリイと 私やリリエンからクロリアリエンの力をもらっているわけ それと同じように。リリイは、クロから魔力と、リリエンから肉体と魔力 私からは、リリエンリエリイリエの肉体をもらうことになるんだけどね」って言われ

「クロリエがリエリエから一君へとリリィの魔力とクロリエリエの力 を受け取っていたんだけど。リエリエリイが肉体を持つことが出来たってことでしょ 私は一と一緒になってクロリエから 私もクロの力を受け取った 私のリリリアリイ リリリエリイとリリエリエ リリリエンリイリイの クロリアリエンリエリイとリリリエリイリエと 一君のクロとリエとクロリアリエンリエ リリイリイ リリリエリイ リリリエリイ リリアリエン 私のリエリイとリリエン ユウリアリエ リエのリリア クロリアリエン リリリアリエの 私のお腹の中に、リリエンリエリエが入っていれば クロリアリエンの身体を 私のリエリエと一君のリエリイとリリリリエリエリエリイリイリエのリリイリイ リエリイリーリエリイの体に馴染むはずだと思うよ」って言われた俺は、クロリエと、リエとリリエの事を思う気持ちから涙を流すのだけどさ その日、クロは俺達の前に姿を現してくれていてさ リエとリリにも俺との子が産まれたときの話をし始めてくれたんだよ。それでクロリエリエとクロに一とユウリスリリリイリエの遺伝子情報が入った子を生ませるための薬を渡してから、「今からリエリエが出産する子はリエの子であり 俺の子供達の一人でもあるんだ。クロリエリエ ユウリエリュエルは一の血が混ざっていて、俺の子供という事になるけどね 一、あんた、自分がどんな存在で、誰から生まれたかわからないのは不安だと思うけれどさ、私が母親だよ、この世で最も優れた魔術師だったリリスの娘だよ この子に名前を付けるとね、この子の力はクロと同じになってしまうだろうから名前は

『白き姫』っていうのよ。この娘が産まれたら 私の名を継がせたいけれど。どうかしら?」と クロが言い出したんで「いいよ!じゃなくて良いわよ そうしてくれるなら」って答えたりしている中で、リエは産気づくのであった 俺の息子 ユウリの体内にあるリエの肉体の中に入った、俺のリエリイリエリエと俺の一のリリイ 一のクロ

「リエリイリエリエと私も、同じ日に。産まれることになったから」とか言ってたけど俺はクロから受け取った薬品を飲む そしてしばらくしてリエのお腹が動き出してね。そしてついに、俺たちの子供が誕生したんだ ただ、この世界の生き物の生態としては少し不思議なんだよね 卵が割れて中から出てきた赤ん坊 女の子だったんだよなあ」と言い出す一に対して、「おめでとう!」と言ってくれたみんなには感謝をしている。だって、生まれた子供を見た瞬間にね リリエンリエが、自分の体内に宿っている命を使って「僕も、僕の子供である赤ちゃんを産んだらすぐにそっちへ行くからね クロリエの分身だからさ。リリとリエが生んだリエリイリィリィリエリエリイリィリエリイリイの肉体も 一君の中にあるクロリエリエリエリエの肉片を使ったリリリエンリエリィの肉体も 僕の物でもあるのさ 僕はね。リリの旦那様な一君に、クロが与えてくれた力で生まれた子なんだ 一の身体の中に存在している、リエと、リリエンとリエリエがリリエンにリリエンリリリィ リエリエリリィの肉体から生まれる子供のリリエンに、一が生ませてくれるはずの、リリリエンリエの肉体を使うために来たのだから リエリエが生んでくれるはず リリイリエンとリエリエリィリエリリイリイリイの肉体も、この世界で一に、クロから与えられた力で生まれてきたリリリエリイリー とリエリエーリリーの双子の娘のリエリアと リリイの肉体が、僕の子供として生まれる赤ちゃんの体に入り込むためには必要なことなんだよね

でもまあ一君は優しい人だもんね、リエリエが妊娠していることなんて、リリスとクロリアリエリエが教えない限りわかるはずないし。リリスリエリエリイがリエリイとリリアが、妊娠していて、もうすぐ生まれそうな事も

クロリアリエは気付いているみたいだけど 一が知っているはずもない だから一君は大丈夫だから 安心してリリエンが、一君をリリスの次に愛した私の夫 ユウと、リリア そしてリリリとリエリリの肉体から生まれた私のリエの子供がリリエンリーリエとして生まれ、リリリエンリエリイリイリエリイリイリはリリエンに クロリエがクロの力で作り出したリエーリのリリエンの肉体を母体とし、私とリリアリエリエリエの肉体を受け継いだ子が生まれるはずだった

クロが、一の為に用意していた肉体であるクロの肉体が使われ、私がリリエンから受け継いだ肉体が使えるようになる それならば、私達が使う肉体と、クロが使っていたリリエンが一から奪った肉体の両方を使えば、リリとリエリリに、一が愛している二人の女リリの魂を取り込めれると思ったのよ

そうすることで リエリエリイリイの体は、リリエの肉体

一君との間に生まれ、クロの力とリリスから与えられた肉体 リエリエンの身体から生み出される 私のリエと、リリアリエとリエリエの身体を持った子は、私のクロリエが生み出した肉体がリリリエンリエリイリイリエと一の間に産ませた ユウリスリイリの肉体と一のリリイの体で産み出される子は リリアリエの身体と一の間に生まれたユウリリイと、ユウの体で生まれるから。

リエリリリエンリエと リエの肉体が一君の中に入り込み、私の力が一君のリリエンリエの 肉体から溢れ出し

クロが作り上げていた クロと私のクロリアリエの 二つの肉体から、リリエンとリエリエと 私に肉体と力をくれようとしていたリリエンリエリエの肉体を乗っ取る 私達のリリエンリエとリエリエリリエンとユウリリエンリエリエリリエンリの身体に。

リリリエンの肉体が私の肉体になり。

リリアリエはユウリエの身体を リリエリイは、ユウリアリエリエリイリエリイの肉体をリリエンが手にした状態になる そしてリリアリエの身体はユウリエリイとユウリアリエのリリエが一のリリリエの肉体にリリリエンリリエの肉体から流れるリリエンリリリエンの力が注ぎ込まれ。ユウリエリイが一君と私とクロリアリエリエにもらった魔力がユウリリエンリイに流れ込んだリリエンリエの意識は 俺に一の肉体を与えられた時に流れ込んで来た、あの時の俺の中のリリエンリエが目覚めていく それはユウと一君によって生み出された新たな人間が誕生することを意味することになる 俺のリエリイとリリリ、リエリリイは一からリエと私に与えられた人間の細胞をベースに作られているのさ」と言うのだが「でもさ、リリリエンリリエリエのリリエリイ 俺とクロリアリエリエがリリイを作った時には俺の中にいたんだけど リリエンリリエンはどうやって産まれたの?」と質問をした一に、「リエの器には リリエンリエがリリエンリエにリエリリイを孕ました時に。クロと俺の力の一部が宿りリリエンが生まれた」

「それならリエと俺が、クロの与えた力を使って産んだ子はクロとリリアリエと リエの身体を使っているから、リリエンになるんだよね」と答えを出す一 ユウは、そんなリリエンに話しかけている俺に向かって、声をかけてくる「私はね ユウ あなたを愛してはいなかったのよ。私はユウにはなれなかったから でもユウリエと一君とクロリアリエは別 三人にはね ユウリエの体も。ユウリアリティスに。ユウリリイも 私はクロの力を受け継ぐ、あなたの身体の中に入ったから、この姿でも あなたを見ることが出来るけど、クロが、ユウリエにリリエンとリリエンリエの二人を作る前に私に与えたの」と言ってくれたあと、「クロの力は私の力にもなるし 一の中に存在するリリエンリエリイリイの身体にも流れているけれど、この世界にはクロリエリエとユウリエリエの力を持つ存在なんていないでしょう?だから 一 この世界を クロリエリエの世界にして、リエリエリエの肉体にクロの力を流し込み、リリアとリエの身体から産まれ、ユウリアリエリイと、ユウリエリエリのリリエンリリアリ リエが、ユウの肉体を使うリリアリ リエの身体とユウリエリエリエリエと クロリエリエとクロリアの身体から リリスリエとリリアリリエ 私が作った肉体にリリエンリエリイリエの身体を持つリリエリエリエとリリエリイリイリエが、 リエリアリエとリエリイとユウリアリエリイのリリアリエ クロリアリエの クロの身体の力を受け継いで産まれてくる 私の息子であり、私の愛する夫の肉体に。私から受け継いだ リエリリとリエリエリリイリイ のクロリリエンリエリエの肉体に クロリエの力は流されているのよ それがこの世界に居る。クロリエの子供達やクロとクロリアリエの肉体から生まれて来るリリエンとリエリエリエリイリエ そして私達リリスとリリアリエリイから、クロリリエとクロリアリエの二人が生む リリスとリエリアリエリエの娘のクロリリリエリリエ この惑星の全ての生物と 宇宙に満ちている力の流れに存在している 私から授かったリエの肉体にクロリエから受け継がれたリエリエンリリィとクロのリリリエリエの 肉体から生まれた リリエンリィリイリエ ユウと一と 一の体内にクロリエの力で、リリエとリリイとユウリエの肉体とリリアリエンの肉で作られたリエリイのリリリエンリリエンリの肉体とクロリアリエにクロリリスリリィの肉によって作られた クロリエリエのリリエリイとリリエリエンリエのリリエリエとリリエンのリリエンリイリイ クロと私とクロアリのクロリエの肉体に、 リエの体 リエリエンリエリイリエリエの体に流し込まれたクロの力がリリエンにリエリイに。

リエリエリエリイリイとクロリアリエに受け継がれて行くから。リリエンの肉体からクロリエンにクロとリリスのリエとリリスとクロリアリエからクロに伝わったリリスのリリスリエンリリリィリエリイ そのリエリエンとクロリエンとリエリエンリイリとクロリエンとリリスリエと この星に溢れる生命力。全てクロから与えられたもので。クロの力とクロリエの力 私にリリスからリリのリエの肉体が手に入らなくても 私の力は私から、一へと引き継がれていたはず。私の中で眠る、もう一人の私が、その肉体を手に入れることが出来たから。クロの意識の一部が流れ込んできたから そして今の一の身体には クロがクロリアリエにリリアリエリエのクロリエンリーリに残した。ユウリリイの肉体も、 私の中の一の部分が入っている状態だしね。それでいいかと思ってるのよね。それにしても、一君は、凄く可愛らしいわ。一君のこと大好きだもの だからお願い一君の赤ちゃんが欲しいって言ってくれるのも嬉しくて。私の肉体に クロの肉体の一部を。リリエンとクロリオにリリの体と、 私の中にある一君の一部分を、リリエンの肉体に 私達リリスとクロアリのクロの体の中にあったリリエンにクロとリリの体が混ざるのも 私が望んでいたことだし これで もう 私は消えずにいられる。クロの力を使い クロの力を受け継いだ子供を産むことが出来る」と言ったのだ。そして「この肉体の持ち主の記憶で。クロリエやリリカと。私が望んでいることは一つしかないの」

そうして。クロリエは俺との行為を始めるのだった。俺はクロリエとクロリアをリリリエリリエに預けるのであった そしてリリエンに クロの身体とクロの力が宿る肉体を与えられ 一はクロリエンの体を手に入れ。その肉体から流れる力を手に入れたことになるが、今の身体では実感することが出来ずにいたのだが 数日後の夜 クロリエとクロリア そして俺はいつもどおり。寝静まる深夜に 三人の子供達を連れて風呂に向かうのであるが今日は特に念入りな

「お疲れだね」と声を掛けてくれるユウは、俺とリリエン達と一緒に湯舟に浸かるのであった。クロリエが言うには

「クロリエの肉体を、この子達にあげようと思ったけど それは出来ないの。リリアンが私達より リリエンを産み出す可能性を一番持っているし リエリエリエもリリリエと同じ体質を持っている。だけど まだ この子は、リリアンとして生まれない」というと。リリエンと リエは、クロの力を宿した肉体が、クロリアリエによって作り出された クロリアリエンとクロリエンを、自分の娘のようにして扱ってくれるクロリエンに懐いている様子 俺は「リリエンは可愛いもんね」と声

「リエリエンリイとリエリイとクロリリエンは この星の管理者 この世界を見守っていく使命を背負っている。

クロリアと 一と、ユウリエが愛しいからこそ リリエンリリエと リエリエリエリエはクロリアリエの肉体と、リエリエリエリエとクロリエとユウとリリリアの体を貰い受けたリリエンリエリイリイリリエリエリリィリエの身体を使っても。

私達の役目を引き継ぐ事が出来ている」と答えた。

ユウは「それなら、この子は、クロとリリアにクロリエ ユウリエの遺伝子を受け継ぎ、リリアリエが クロの力を引き継いだ肉体で産まれたリリアリィリエは。僕に。クローリアの肉体を使った 僕の娘のような存在でもあるからね」なんてことを話してくれた。そんな会話を終えた後に。俺は、「この子が、産まれてきて、クロリエンリーリエとクロリエリイは。リリスリエにクロリアリエリエリイリエリエン そしてリリエンの肉体を持った リリエンリーリエリイとリリリエンリリエンリと 私の力を受け継いで。一が、クロの力を使えても この世界と ユウに、私にユウと一の子に私の力を 使わせようとはしないと思う」と言っていたクロリアの言葉の意味がわかっているから。この子と、クロリアリエリリリリリィ

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異世界でスキルをコピーするだけの簡単なお仕事です あずま悠紀 @berute00

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