「ずんどこ」を含む小説

わたしが神様によって連れて行かれたのは、どこか判らない場所にある神社だった。 古き良き日本の原風景。そんな場所にある古びた神社。ここの管理をわたしに任せたいらしい。 仕事が終わ…

山下晴は、恋愛や夢に熱を注ぐのは懲り懲りだった。 デザイナーとしては挫折し、7年遠恋していた彼氏にも振られ、踏んだり蹴ったりの人生。 大好きだった絵も、気づけば書けなくなって…

勤める会社で上司から理不尽な仕打ちを受け、深い悲しみに打ち拉がれるミシェル。 このまま家に帰っても、きっと死にたくなるだけ。 いつもの駅の一つ手前の駅に降り立ち、降り出した雨に打…

メイドとして公爵家の令嬢に付いていたネイ しかし、その令嬢があろうことか夜会で国王へ不敬を働き、国外に追放されてしまった その令嬢についてまだ日が浅かったネイではあるが、その令…

門は村はずれに突然現れた。 薬者の阿里は、友である式水とともにそれを調査するが、村の人間は次々と減っていく。 誰もいなくなった先で、阿里は何を思うのか。 ──ちゃんと絶望して…

　いつもの日常。明るい朝に、不意にソイツはふらっとやって来た。しかし、体が思う様に動かない。まさか、半分金縛りか？いつもの金縛りのような怖さが全く無かったのだが…… 　しかも、朝…

　都内の美大で日本画を専攻している保は、自信を失っていた。自分の作品は、どこか表現したいものを表現しきれていないようなもどかしさがいつでも付きまとっているように思えた。 　ある…

遼州司法局も法術特捜の発足とともに実働部隊、機動隊、法術特捜の三部体制が確立することとなった。 それまで東和陸軍教導隊を兼務していた小さな隊長、クバルカ・ラン中佐が実働部隊副隊…

それは夜の住人たちの物語。街を見下ろしながら、今日もどこかで。

「ここじゃないどこかに行きたい」 小学五年生の博樹は、ただ同じような日々の繰り返しに退屈していた。 そんな時、校外学習で一人の少女と出会う。 少年少女の小さな成長を描いた、小さな…

4回生の冬。現役最後の学内ライブを控えたぼく（古田）と峰山、高橋は、楽曲の打ち合わせをしていた。 ライブ前のいつもの風景。だけどこの日常はそろそろ終わりを迎えるわけで。

どこにでもいる仲のよさそうな兄弟。 兄は闇を抱き、弟は無邪気に罪を犯す。 いつもある平穏は、狂気の裏返し。 どこにでもありそうな、兄弟の闇物語。

ブラックとも呼べる企業に勤めていた山内海斗は会社を辞め、ネットで見た過疎地域への移住を決意。 とりあえず移住体験をさせられるが、獣は怖いから夜は出歩くなとか、猫は発情期に気を付け…

私の家族の物語です。 どこの家にもそれぞれの物語があると思いますが、私は私の家族が嫌いでした。 大事に想っているのに伝わらない。 否定される、罵倒される…好きになれない、けれど…

「スノウ・ドーム」シリーズ第三部※。真希子の孫娘であるこのみの物語。 真希子の孫娘、このみは高校生になっても恋をしたことがなかった。真希子と千佳の恋が辿った運命が怖かったのだ。…

いい本を出したいのなら、まずは恋愛からとどこかで見かけたので挑戦してみます。 どれでもすぐに読めます。恋愛短編集です。

こんにちは。BBやっこです。本でアスペルガー症候群というものを知って、その流れで隠れアスペルガーなるものを知りました。 あれ？これなら今までの違和感が少しでも形を掴めるように。

四方晴彦は両親の離婚により、母方の実家への引っ越し、東京私立の中高一貫校から田舎の公立中学校に転校した。同じクラスの学年一番の学力を誇る、どこか暗い陰のある路花という女生徒と、親…

山城彰（やましろあきら）はゲーム会社勤務のサラリーマン。彼はある日、通り魔に刺されて異世界へ転生した。３年の月日をかけ、魔王を倒し、異世界での平和を手にした彰だったが、激しい頭痛…

"愛してる"と言う言葉に違和感を持つ主人公――関野には、もうすぐ付き合って一年半になる彼氏がいるが、思い通りにいかずに悩む。その相談を受けるのは、大学生になって仲良くなった美里。…