「噺」を含む小説

これまでの作風に反省して、心穏やかな男によるハートフルな食べ物噺にしました。 ご賞味頂けたら、幸いです。 ……どうやら、碓井にとって初の「転生モノ」になったようです。

人を滅ぼすと宣言した冥王との戦い、その後に訪れた人間同士の戦争。 そのすべてがおわり、世に平和が訪れつつあるその時。 一人の竜騎士が、冥王を倒した勇者と再会する為に旅立った。 …

短編です。 真っ赤な雨が降るようになった世界での、とるに足らない小噺です。 読み終えた後、もう一度読み返したくなるような作品を目指しました。 誰かの心に何かを残せれば…

色が白くっていい男でその上、噺が名人だって？　そんな男でも旨いものを食えば人は皆幸せになるんだよなぁ。 でもアイツには人に言えない過去があったのさ。

不老不死や不死身と聞いて、貴方は何が思い起こされるだろうか。 老いず死なず永遠を生きることに対して、いささかの恐怖とほんの少しの期待と、結局のところ「御伽噺」でしかないことに残念…

これは、月が大好き過ぎる作者が月をテーマに不定期に綴っていく随筆です。 拙作「緋姫　～天羽月舟伝～」の息抜き用。 月に関する伝承、言葉、作品など幾つかにカテゴライズして書いてい…

神秘は失われ、奇蹟は消えた。 塔の魔女と呼ばれた女魔法使いの系譜には、御伽噺で語られぬ秘めごとが言い伝えられてきた。 ※『小説家になろう』にて同時掲載 ※『そして魔女は塔を下り…

養護教諭をしながらネットで「朗読グループ」の活動をする篠木玲（しのぎれい）。ある日勤務先の学校に通う子供を庇って飲酒運転の車に轢かれてしまったが、喋る猫「ナナシ」に出会い異世界へ…

第一回　カクヨムWeb小説コンテスト　特別賞頂きました。2017年1月14日刊行、発売中です！ 　寂れた図書館の隅っこで古い童話本に飲み込まれた少女は、「グリム」と名乗る男に本…

「付き合ってください」 「うん、いいよ」 おおきなおおきな、肉食獣みたいなおとこのひとに告白された。 七人兄弟の末っ子としてのほほんと育った私は、あんまり考えることなくうなずい…

長編小説「I」の小話。時間軸は疎らで、纏まりはありません。

――何が為に人外の皮を鎧う。 ――誰が為に魔の運命を鎧う。 鮮やかな色彩に煌めく惑星『アルバ』。魔物が蔓延る剣と魔法の世界。 気づけば『放浪の鎧』という三十センチ足らずの全身鎧…

「おおかた、おれを縊り殺す夢でも見たのだろう。わかりやすいやつめ」 「縊り殺す程度で、済むものか」

気がついたら 俺はサンシャイン60の屋上にいた そこで出会った 見知らぬ少女に そして俺たちは ここから飛び降りた

某所で知人と「1日1編、周りの人からもらったお題で、30分の間に掌編小説を書く」という企画をたて、それを6日間続けました。 自分は短編連作にし、「曇り空の花火大会」を舞台に様々…

駄洒落のような青春スーパーフィクション擬き

※第八回本山川小説大賞参加作品 私の宝物の話をします。 その為に、まず私のおばあちゃんの話をしましょう。 私には、最強のおばあちゃんがいました。 90の大台を迎えた今でも…

みなさんはハウスクリーニングを利用したことがありますか？ 頼んだ覚えがない業者が来たら、気をつけた方がよいかもしれません。 決して部屋の中には、入れないように……。 ・三…