「見えない 短編」を含む小説

朝起きたら、人の着る衣服が見えなくなるというはた迷惑な能力を身につけた。 え、 うらやまけしからん！ だって？ 王道のエロイベントじゃないか！ だって？　えぇ？！ いやいや、同…

父である「私」が夜中、息子に起こされるワンシーンを描いた物語。 眠れなくなってしまった私は、以前の家のことをとりとめなく思考する。妻の提案によって都市部の賃貸マンションから、田…

日常、 全ての人間が持ち合わせるモノ、 見えている視界を普通とするモノ、 他人の目とは完璧に重ならないモノ、 それを置いても当然の一日が廻るモノ、 では、それから外れたモ…

　歌ヶ江（うたがえ）トキヲ、二十四歳。百九十一センチの長身と、青みがかった銀髪に灰色の目を持ち、すれ違う誰もが振り返って二度見するほどの美青年。 　――なのだが、本人は目立つ容姿…

このタイトルは大事に大事に描きたかった。そんな作品。 花火を見ている2人。花火はきれい？花火は見えた？何か忘れてない？

壱篇完結、形も話も見えないコトバたち。 小さな視界 かきうつすだけの、そのもの。 これがなにかなんて 易いことばでしかない よくわからないけどなんかわかる その程度の文が書き…

貴方が両手•両足・首・胸の中・頭の中に持てない錘を持って1人山形に帰って二年が経った。 その間も私達は時々時間を見つけては連絡をとり、たまに電話をしながら重いとても重い錘を軽く…

短編「叫び」を補うような内容の、短歌連作です。　 少しでも話の見え方が変わったり、深まったりしたらいいなあと思います。　 あわよくば、短歌に興味を持つ方が増えたらいいなあとも思っ…

僕は５歳の時、妹のミクが生まれた事でお兄ちゃんになった。 彼の家には、他にはお父さんとお母さんと、お姉ちゃんがいる。だけど、お姉ちゃんの姿は、僕にしか見えない。 僕だけに見え…

　学校に出るという怪談を求めて、とある青年が廃校へ赴いた。 　女子トイレの三番目の個室。手順通りに三回ノック、個室の主に呼び掛ける。 　そこで彼を出迎えたのは、噂通りに見えて些か…

泥棒と老婆の話。 先は見えずとも選択はいつの間にか来るものなのです。

見えている景色が変容するのは一瞬だった。 きっかけらしいきっかけがあったかと言われると答えに困る。 それほど心に刺さる出来事だったかと問われてもわたしは答えられないだろう。 だっ…

僕の世界、彼らの世界…。僕はもっと世界を知りたい。

「別れようリリス。俺のことは忘れてくれ」 　そう言った男の瞳には何の感情も浮かんでいないように見えた。縋ることも、問いただすことも、罵ることもできずに二人の関係は男の一方的な別…

少女エルディナは十五歳ながらも怪物が存在する世界で、アーギルという壮年の怪物狩りを得意とする旅人と行動を共にしていた。その旅の道中、沼地に囲まれた村に到着するが、そこにはなぜか子…

200文字程度の超短編です

ドサッと重い音がして、振り返ると女が倒れていた。ぼくは女の財布から現金と一枚のカードを盗むが、そのカードの裏には電話番号が書かれていて……。 企画「死体が降ってきたところから…

死んだはずのジュンから手紙を受け取ったヤスオ。 二人のつかの間の文通が始まった。

神々が生み出したサティファドゥーン世界……（ここは宇宙から星を見下ろす感じの背景で厳かなフォントの字幕でおねがいします） 神々に愛されし生き物たちは互いに協調し平和の世を謳歌して…

※この物語は私が作った曲「ちへいせん」を元に執筆しました。 地平線の向こう側、その先は何があるのか分からない。 見えていたようで見えてない、いつもの町にも。住んでる家にも。 …