「終わらなかった」を含む小説

17年間、一度も休むことなく働いた会社。忙しすぎる毎日にウンザリしていた黒木奏一は、秘境のような何も無い所で、のんびり過ごしたいと思い一週間の休みを取った。従兄妹の春子に電話をか…

高校二年の夏休み、最終日、深夜。 ゲームに明け暮れた結果、宿題を何ひとつやっていない俺は、九月一日が来ないことを願った。

アジールの外部は誰も知らない。

時は、萬葉暦752年 主人公ガゥエル・フォン・フェルナンは死地にいた、土煙が舞い喧騒が当たりをつつむ中、 自分の無力を知った。 こんなクソな世を終わらせてやる。 いつ来るかわか…

産まれた段階で面白いコンテンツを先人に喰われたため、三十路を迎える前に達也は終活に入ることにした。 身動きが出来る時に全てを終わらせることに最初は「なんて惨めなんだ！」と悩んだが…

　ここは魔法と化学が混在する世界。二年前、対魔戦争が集結し人々はしばしの安息を享受していた。 　だがそれはすぐに打ち砕かれる。魔国アリューシャンが再び侵攻を開始したのだ。 「こち…

ひとりよがりでわがままな、それでもいっぱい悩んで苦しんで、出す結末を友人に伝えるお話です。

記憶を失った僕は、魔女の漣果さまによって不死の存在となり、現代日本を放浪する。

あらすじ。 『新居』私は家賃月三万の部屋に住んでいる。ある夜、睡眠時に天井を何かが動く音が聞こえた。 『いきもの』数年前に亡くなったバイト先でお世話になった先輩の家にお参りに行…

出来事と起こった年を丸暗記して歴史はつまらないと思った方たちと、ロマンと謎を求めて歴史が大好きな方たちへ。 奈良時代後期から平安時代初期までの日本史を、「続日本紀」を参考にして…

俺は高校三年生の真波飛鳥。器械体操を始めてもう十五年。これは言える。器械体操をするためにこの青春を捧げている。終わらない青春。俺の青春物語が、今始まる。

物語を愛するハーディ・ヘルマンは、十七歳の折、鉄道事故で亡くなった父親の裏の顔を知る。 父は、何冊も本を出版している、正体不明の覆面作家「フランクリン・グレゴリウス」そのひとだっ…

冷戦は終わらなかった、少なくともこの世界では。 それとは無関係に、自由世界の中核を成す超大国たる大八洲帝国とメレシア帝国の両国は、民主化により経済同盟への加盟を目指す世界最大の石…

これは8人の少年少女たちの 青い月の奇跡を巡る物語 会いたい人に会うための 青い月の奇跡のはずだった 《幾百の年に１度。碧月の約束を叶えたまえ。８つの星の名の元に。さすれば…

側から見れば羨ましく見える景色があるのは、自分達がその場を選んでいるから見ているだけだ。 出会いがロマンチックなのは限られている。 だが、非日常を見る時のみマッチングする関係の方…

黒く染まった空からは、絶え間なく死の雨が降ってくる。重機の飛び交う轟音は耳を砕き、放たれる閃光は目を開けることさえ許さない。 その光景に戦意を失った者どもは、楽に死ぬことだけを望…

【初投稿です。たくさん不手際あると思いますが、応援よろしくお願いします！！】 学校で孤高のマドンナとして知られている高花美蓮、そんな彼女に一目惚れした水崎凛は積極的にアプローチ…

自分の力でどうにでもなることから逃げて、どうにもならないことを考える。現実逃避はどっちだろう。理屈をこねても宿題は終らないし、したことにはならないし、叱られる定めなのも変わらない…

雲里葉瀬（くもざとはせ）は、ひっそりと想いを寄せていた同じクラスにいるクールで清楚可憐な美少女──日野水葉（ひのみなは）が高校の屋上のフェンスを越えて飛び降りようとする光景を目に…

世は戦乱時代。魔法がはびこり力無きものはただ目の前の強大な何かに恐怖を抱くことしか出来ない。永遠にも続くと言われた第一次魔法大戦、皮肉で「聖戦」とさえ称された戦いは、たった一夜で…