「そいつ」を含む小説

彼女と僕は支えあう仲だ、何時もの様に彼女とイチャついているとそこに一匹の邪魔者が入る、羽の生えた人。その姿はおとぎ話の妖精と呼ぶにふさわしかった。 そしてそいつは確かに、いや、…

―――あなたの　ゆめは　おいしい？ 突然そいつは現れた。 夢を見ることを人生の糧とする独身アラサー女子・真白 香澄の特技は「明晰夢」。 そんな彼女の日常に１匹の獏（バ…

銀色の袋に入った“そいつ”をめぐる家族の話。（2009/10作）

「獅子の昼飯になるヤツは別にいるんだ。そいつを必ず見つけ出す」 貧乏ながらも気ままに暮らしていた青年トラトスは、ある日、突然、身に覚えのない殺人の罪で捕らえられる。 死刑になる寸…

異世界の住人は困っていた。 強い力もって転生してくる奴多すぎない？と、そいつらのせいで異世界の探検家や冒険家は役立たずと呼ばれ、仕事にもありつけない。困った人達はある策に出た。 …

青年・ヨウスケの逃げる先に影の様に現れては、その場の全員を抹殺する『畳む人』。目的も素性も謎のままのそいつから、ひたすら逃げる先に待ち受ける真相とは。 ※この物語は、法律・法令…

SNSで自分の名前を検索すると、稀に別の人生を生きるもう一人の自分と繋がることができる。 そんな都市伝説の噂を担当編集から聞いた売れない作家の早乙女甲太。 彼はクリスマスの夜、…

突然、現れたおかしな幽霊 まさか、そいつが 俺の人生を 劇的に変えるなんて―― 俺とあいつの生活が いま、始まった

この世界に26つの魔具が現れ、異能の力をもつ冒険者の若者たちが集い始める。 それはそうとこの世界はヤバかった！ 悪の組織なるものがあるらしく、そいつらはみんな能力者！ とも…

ある日、冷蔵庫から出てきたそいつの物語（2017/08作）

　私は今から殺される。この美しい海で、味方の手によって。 　長い戦いが終わりを迎えた時、私に与えられた最後の任務、それは戦争を終わらせるために使われた味方の新型爆弾の実験標的とな…

ブラック会社を辞め、暇を持て余した俺――吉田三郎。 久しぶりに尋ねた祖父母の家、その物置で漬物石代わりにされていた――自称美少女魔導書。 胡散臭すぎるそいつに半ば強引に、異世界に…

どこまでも大きくなる不思議な動物の話。（2015/06作）

星間航行宇宙船『IS-ENDURANCE:MR196846XD1』は地球圏を飛び出し、目的の木星圏へ向けて航行中であるが、船体後部担当の砲台ＡＩはその事が非常に気になって仕方なか…

　俺は国語が苦手である。漢字は書ける。古文もそれなり。ただ、作者の気持ちを答えよだの、登場人物の心理を書けだの言われると、全く駄目。 　幼馴染曰く、それは無意識な意図的なものだ…

俺、氷室健二(40)独身。 突然ですが、死にました。呑気に『はぁー、短い人生だったなぁ』と思っていたらイケメンの神様が目の前に現れた。 話しを聞いてみるとどうやら神様が居眠りして…

私の周りには困った人物がいる。 そいつは……

暗闇の中、男は彷徨っていた。一つの事を考え、ただ逃げる様に森の中を彷徨っていた。森は男を嘲笑うかのように光りを閉ざし、男の吐息以外は夜鳥の囁きしか聞こえない。 そんな時、光を見…

大した話じゃないんですけどね、高校のころ、絵のうまい女子がいたんですよ。そいつに「モデルにならない？」って誘われたんですが、いま思えば、あのときの絵が僕のいまの姿を本当に表してい…

　空を見上げると、そいつはいよいよ限界だと思えるほどに大きくなっていた。 　恐怖なんてもうとっくに通り過ぎてしまって、おそらく笑みが自然に浮かんできた。幾人もの人間が行き交う平日…