「ここな」を含む小説

皇帝のためだけに集められた花たち。 そのうちの一輪、蓮華。 蓮華はひょんなことから皇帝の寵愛を受けるが、舞台は後宮。敵は多し。 マイペースな妃に立ち塞がったのは、まさかの人…

Ｘが降り立ったのは、一面パステルカラーの『異界』だった。 『異界』。ここではないいずこか、無数に存在し得るといわれる並行世界。 未知の世界を観測すべく選ばれたのは、刑の執行を待…

いつからここにいるんだっけ？ ずっとあの子と一緒だったんだ。 あのお人形がやって来るまでは…。

この神社にはぬいぐるみが集まる。 天に想いを届けるために。 でも……安心していい。 そんなものを抱くぬいぐるみは、そんなに多くはないから。

死にたいけど死ぬことなんてできない。 ここから、そこから消えてしまいたいあなたへ…

一日で書ける短編をここに置いていこうと思います。 お暇つぶしにでもどうぞ。

被根鳥泰三（ひねとり・たいぞう）にはどうしても捨てられないものがある。 それは子供の頃に買ってもらったテディベア。 が、さすがにここ数年は部屋の片隅に置きっぱなしにしていたのだが…

　てんちょのやつ、「今日はいい客が来る予感」なんて言ってたけど、ほんとかよ……イヤイヤ、あんな胡散臭いヒョロキザ眼鏡野郎の言うことなんか…… 　あ、客が座った。本、売れるか？！ …

夫婦生活が始まり主婦となった私。 生活の安定と情緒の不安定さが私をぼんやりとさせる。

【あらすじ】 乙女ゲーの世界に転生してしまった結城まどかは、チュートリアルもそこそこに悪役令嬢のフローレンスに絡まれてしまう。 しかしなぜか彼女には取り巻きがいない。代わりに自…

あの世の狭間、霊界にある本屋『天国堂』。 ここには、魂を彷徨わせている者が多く訪れるらしい。 そういえば。勝手に近所に住み着いた霊から聞いた話だが、彼女は死神に招き入れた人間だ…

性格の悪い魔女の依頼によって海底に沈んだ本屋に出掛けた元冒険者ライドは、見た目がどストライクの魔女の言いなりになっていたことに、ここに来てようやく気が付いた(遅

本屋の女店主・虫本さんと僕との、奇妙なディナー。

こことはちょっと違う日本のどこか。 いまより少しだけ昔のはなし。 同時に書いてる「三景艦征戦録」の雑な設定を流用して書いてます。

雇われ店長の俺は今日もお客に鍵を渡す。 望む通りの『本』を抱えて『夢』の世界に溺れていくお客に「良い夢を」なんて笑って鍵を渡す。 いつ頃からか出来た個室とその鍵。いくつか返却され…

1.店主のおにーさん 2.大好きなお菓子(近くではここにしか置いてない) 3.その他 A.本文の中にあります。

時間は有限だ。ゆえに我らは本を積む。 その本を選んだ自分。その本を楽しむ自分。その本に心を揺さぶられる自分。 積ん読には自身の理想が詰まっている。しかし読んだが最後、理想は現実…

KAC20231 本屋　参加作品です。 人が死んだらあの世へ行くのと同様に、捨てられたり忘れ去られた本にも行き先があるという。 冥界のとある場所にあるその書店には、人間界でそう…

ここではちょっと不思議な本屋さんのお話をいたしましょう。 本屋の店主は、いつも膝に三毛猫を乗せたおばあさん。 お店の中は人が一人やっと通れるくらいの間隔で並べられた沢山の本棚。入…

ここは、白紙の本を売る特別な本屋。 その本に名前を書けば、自分の人生を知ることができるらしい。 今日もまた、白紙の本を求め、客がやって来る。 ――あなたはその本を欲しいと思いま…