「真っ白」を含む小説

山脈連なる数多の山の先、草木を拵えたような廃屋の扉を開けると、そこには不思議な真っ白の紙世界が広がっていた。カクヨム3周年記念選手権でお題は「紙とペンと人」です。 ふう、とりあ…

一人の青年が、夜行列車に乗っていた。 そこへ突然、一人の女の子が乗り合わせる。 女の子は青年に、紙とペンを貸してほしいと頼んできたが、 彼女が書き出したのは、意外なものだった………

ポストに投函されていた宛名のない真っ白な封筒 紙にペンで書かれた一言 【ループ&ループ】 そして、純白の花びらが一枚……

ある日、僕しかいない部室に彼女と先生が来た。そして、先生は僕に一つの頼みをする。『彼女を保護してやってくれ』と。 そこから、僕は徐々に彼女を知っていき、そして僕の灰色の学校生活は…

「おめでとうございまーす！！」 目の前にいきなり現れたそいつは、自分の事を神様だと言った

学校に行きたくない娘と娘を可愛くさせたい母。 昔友人と書いたものを掘り起こしてきました。 真っ白に溺れていきましょう。

玲音《れおん》と幼馴染の玲美《れみ》は学校に遅刻しそうになって近道を使ったところそこで建設の為の資材を上へ運んで居たものが頭に当たってしまい2人とも死んでしまった。そして真っ白な…

真っ白な自由帳。 真っ白なものって、真っ黒く汚したくなる。 私はその真っ白な自由帳に、日々の嫌な事や愚痴を書いていくことにした。

学校からの帰り道、交差点にさしかかった少年は、横断歩道を渡っている途中で影の世界に迷いこんでしまう。空は真っ黒、地面は真っ白、人々は黒い影で顔もわからない。そんなありふれた迷子の…

遥か昔、地上世界とは異なる白雲世界が雲の上にあったという。 その世界は、仙人が仙術によって、宙に浮かぶ10の空雲都市に住む人々に平和を与えていた。 そんな空雲都市に住む少年…

アレンとその妹とリリアはギルドから最近奇妙な出来事が起きている森の調査を依頼され、フォレル大森林にやってきた。 しかし、道中アレンは黒い物体に首を締められ殺されてしまう。 曖昧な…

短編です。 ああいう煙の正体っていったい何なんでしょうね。

人はそう、真っ白な、いや、透明な状態から生まれてくる。 キャンバスに絵を描くように、人間の生き様も生まれてすぐに描かれていく。 その瞬間から人や感情や環境、様々な色を塗って混ぜて…

　中堅小説家・伊太川肇は真っ白な原稿の前で頭を抱えていた。 　「書けない」 　果たして、肇が小説を書けなくなった原因とは？ 　肇は無事に、作品を書き上げることが出来るのか――…

なんの因果か、客の忘れ物と思われるライターを何の気なしに拝借したら目の前が真っ白でした。 引き寄せられた神域で出逢った神様たちとなんやかんやで結託し、あらゆる世界のお宝求めて今日…

ある雪の日に、突然訪ねてきたのは、雪を名前に持つお前だった。 なぁ、今日がお前の日なら、俺はどんな願いも聞いてやるよ。 だから────。

　子供を庇った女子高生を庇って、トラックに吹き飛ばされた青年、三上良。 　それなりに楽しかった人生を振り返り、自分を呼ぶ声に別れを告げて意識を手放せば気付いた先は真っ白な空…

クリスマスイブの夜に、彼氏と喧嘩をする。 どうもお約束の展開をやってしまったらしい。なのに、ホワイトと言うよりグレーなクリスマスイブの翌日、クリスマス。外に出ると晴れていて、雲は…

それは、夢か現か。 何ない休日に訪れた喫茶店で、開いたカバンには見知らぬ本が一冊入っていた。 タイトルは『夢』。 普段ならおかしいと分かるはずなのに、今日の自分はどこか気分が良…