「太平洋戦争」を含む小説

日本と米国による太平洋戦争が始まった。米国海軍は大急ぎで日本語を読める将校の育成を開始する。19歳の若者ドナルド・キーンは、アメリカ海軍日本語学校に志願して合格した。ドナルドの冒…

『積乱雲は見ていた／語り継ぐ戦争　🎆』番外編・全６話

舞台は土方歳三の孫の活躍によって日本軍が太平洋戦争に勝利した近未来世界。文民統制を盤石なものにしようとする総理大臣尾崎茂は、時間移動装置を使って土方歳三の命を奪いその血脈を絶つこ…

時は昭和20年。 第五航空艦隊長官・宇垣纏中将は4月3日、作戦要領を発令した。 「航空部隊の全力を以て、戦局打開の一大決戦を決行する要あり」という結論から発令された本作戦は、「…

時は太平洋戦争末期の1944年11月20日、日本領の硫黄島から南にある火山島、「尉樹羅島」を大日本帝国陸軍第７師団に所属する「独立混成第44連隊」が守備していた。 連隊を指揮する…

　太平洋戦争。 　ミッドウェーでも、マリアナでも負け、志那での攻勢も限界が近づく。 　そのような中で───日本軍を指揮する将軍は何を思うか、二人の将軍は何を話し、どう未来を見るのか

【あらすじ】 　第二次世界大戦、終結間近の満州国。 　関東軍情報部の黒木康博《くろきやすひろ》大尉は、ソ連の対日参戦を受けて、極秘実験の資料を処分しての撤退命令を下された防疫給水…

僕は今から飛び立つ。僕は幸せだった。君の幸せを願う。願うばかりだよ。 　僕と君が出会ったのは、教師として、初赴任の時だったね。僕がハンカチを落として、君が拾ってくれた。君は可愛ら…

太平洋戦争末期。健二が佳代の為に目指したのは、特攻隊だった。 彼女を想い、儚くも敵船と共に散る少年の物語。

太平洋戦争が終わり、フィリピンから帰還したマサオミは、空襲で焼け野原となった故郷であるN県N市を目の当たりにする。この空襲で母親を喪い、帰る場所も失った彼は、隣に住んでいた大工で…

　令和八年三月某日、京阪神間で他に類をみない厄災がおこる。 《全生命の若返り》としか、およそ説明できない超常現象。 　百歳も、中年も、成人も、みな十代に若返った。 　人類だけ…

自分が体験した事ではなく祖母から聞いた事を記憶を頼りに書いています。

フィクションになります。史実と異なりますのでご了承ください。 高校生の明と美鈴は恋人同士で、海辺で戯れたり、動物園でデートをしたり青春を謳歌します。 そして、転校、婚約と話は時…

沈潜していた諒子は復活！ 温めていた原稿を公開する。

認知症に侵された元日本兵の老齢の男性が、ひょんなことから認知症の夢遊状態ちPTSDを併発しながら太平洋戦争のガダルカナル島の戦いでの経験をおしゃべりロボットに淡々と語っていき、自…

８０歳を超えた介護職員の一番古い記憶です。 昭和２０年から２１年ごろの体験談。

　太平洋戦争末期、沖縄に上陸した米軍に対して日本軍は住民を巻き込んだ持久戦を展開した。県民の４人に１人が犠牲となり、沖縄は本土決戦の時間稼ぎのための「捨て石」とされた。 　今再び…

特攻隊員の話です…… 俺は特攻隊員として華々しく散った。愛する日本を守るため、愛する人を守るため、死の棺に乗り込んだ。俺と治郎は見事、空母に特攻した。そして、死んだ。 死んだ…

1945年8月15日、戦争は終わらなかった。 突如として西太平洋上に出現した、未知の大国『サクソニア共和国』。その国は太平洋上全ての国に宣戦布告し、新たな戦乱を巻き起こす。

ミッドウェーでの赫々たる戦果を認められ大佐に昇進した堀口明日香。イ２０１に新造艦二隻を加えイ２００型潜水艦三隻からなる新編成の独立第１潜水戦隊の戦隊長となりハワイ封鎖に出撃する。…