概要
太平洋戦争が始まった。19歳のドナルド・キーンの冒険も始まる。
日本と米国による太平洋戦争が始まった。米国海軍は大急ぎで日本語を読める将校の育成を開始する。19歳の若者ドナルド・キーンは、アメリカ海軍日本語学校に志願して合格した。ドナルドの冒険が始まる。
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- ★★★ Excellent!!!戦場に架ける言葉の橋 日本兵と友達になった海軍士官
1942年、第二次世界大戦末期のアメリカ合衆国。海軍日本語学校に、ひとりの青年士官が入学する。彼の名はドナルド・キーン。のちに日本文学・日本文化研究の第一人者として名を馳せ、日本に永住し、96歳で日本で生涯を終えた人物である。さまざまな参考文献を元に、ドナルドさんの青春時代を描いた伝記小説です。
敵国にいながら、日本語を学び、日本文化を愛するドナルドさんと終戦直後の日本人との交流が友愛に溢れて涙を誘います。
ハワイに赴任したドナルド少尉の任務は、捕虜の尋問。しかし、彼が出会ったのは「敵国兵士」ではなく、家族を愛し、平和を願うごく普通の「日本人」。英語を話したがる者もいれば、戦争…続きを読む