シンジュワン
強く暖かな光と、緑の木々に囲まれた港に、米海軍の輸送船が入ってくる。無事接岸すると、タラップが接続され、出口が開いて、軍人が次々と降りてくる。リリィがスキップで出てきた。
「いやー、あったかいなー。幸せだなー」
その後ろから、オーティスとドナルドが出てくるが、ドナルドはオーティスの肩を借りてヨタヨタと歩いている。口にハンカチを当てている。リリィが笑う。
「困ったもんだねー。船酔いする海軍士官なんて」
オーティスが笑う。
「笑うな。ただの海軍士官じゃないんだぞ。アメリカ海軍日本語学校卒業生総代だぞ。海軍きっての日本語将校なんだぞ」
ドナルドが力無くハンカチを振る。
リリィ、ドナルド、オーティスの3人が部屋の中に立っている。ドナルドはハンカチを口にあてている。3人の前に机があり、大尉が座って何かを書きながら、大声をあげる。
「気をつけ!」
3人はそのまま動かない。大尉は3人に目をやる。少し怒気を含む大声を出す。
「気をつけーっ!」
3人はそのまま動かない。オーティスが口を開く。
「あのー、大尉、すいませんが、ボクら海軍のしきたりみたいなことを全く教わらなかったんですよ。日本語の習得に全力をあげたもので、、、」
大尉は怒っているらしく、3回深呼吸して、静かに話しはじめる。
「私はアナポリスの海軍兵学校出身の正規の軍人だ。諸君のような軍人は初めてだ」
リリィとオーティスが肩をすくめて「そんなこと言われても」という動作をする。それを見て、大尉の声がさらに大きくなる。
「諸君のたずさわる仕事は、軍事機密に属するものであーる。その機密を外部に漏らした者がいたら、絞首刑になーる。諸君の中に、もし、そのような者がいたら、自分は責任をとって首をくくられるのを見届けるつもりであーる」
リリィとオーティスがビックリした目で大尉を見ている。ドナルドはハンカチで口をおさえている。ゲップが一つでた。
ホノルルの住宅街を海軍のジープが走っている。リリィが運転している。助手席にドナルドが座っている。口にハンカチをあてている。後ろの席にオーティスが座り、地図を広げている。
「そこ、そこ右」
ジープは一軒家の前に止まる。運転席からリリィがしげしげと一軒家を見る。
「ステキじゃなーい」
ドナルドも喜ぶ。
「ちょっとしたもんだねぇ。オーティス、どうやって見つけたの?」
オーティスが荷物を下ろす。
「教会関係のネットワークだよ」
リリィもドナルドも降りて、荷物をおろしはじめる。
夜になった。
3人の一軒家に灯りがついている。
一軒家の中に、荷物が色々散乱している。
リビングに大きなレコードプレーヤーとスピーカーがあり、その前で3人がイスに座っている。みんなウィスキーを飲んでいる。プレーヤーからは、グレンミラー楽団の『ムーンライト・セレナーデ』が流れている。オーティスが感極まる。
「ハワイ、いいとこだなぁー」
リリィが強く同意する。
「いいとこだねー。あったかくて、いいなー」
ドナルドも同意する。
「なんか、戦争してる気がしないね」
リリィが笑う。
「ほんと、ほんと」
オーティスが怒り出す。
「しかし、あの大尉、腹立つなぁ」
リリィが苦笑する。
「ダメよ。あんなのをいちいち気にしてちゃ」
ドナルドとオーティスがリリィを見る。リリィが二人を見る。
「いい? こんな大きな戦争が始まって大変な時期に、真珠湾で留守を守らされてるアナポリス出の軍人なんて、使えない人に決まってるじゃない。あんなの気にしちゃダメ」
ドナルドとオーティスがジッとリリィを見ている。リリィが見られているのに気づく。
「なによ」
ドナルドが真顔で凝視している。
「いやー、なんか、適切な毒舌だなー」
リリィが苦笑する。グレンミラー楽団の『ムーンライト・セレナーデ』が流れている。
ドナルドが、ビックリしたような、嫌悪感を出したような顔でアメリカ海軍翻訳局のある部屋の入口に立っている。リリィとオーティスが横に立っている。うしろに大尉が立っている。
「あそこにある木箱20箱ほどは、日本人の日記らしい。死体から抜き取ったのや、海に漂ってたんだそうだ。アレを翻訳してくれ」
それだけ言って大尉は去る。木箱から少し離れたところで、3人がぼんやり木箱を眺めている。リリィがビックリしたような、嫌悪感を出したような顔で尋ねる。
「これは血の匂い? それとも海の匂い?」
ドナルドがハンカチを口にあてる。
「両方が混ざった匂いだろうな」
オーティスが憤慨する。
「まったく。大尉の嫌がらせだな」
ドナルドがハンカチを口にあてて、木箱に近づく。中を見て、ダメージの少ないものを探して、小さな手帳を手に取って読む。
「ほんとだ。日記だ。日本兵の」
リリィとオーティスも近づいてきて、のぞきこむ。オーティスがあきらめたような顔になる。
「あぁ、こりゃダメだ。草書だ。ボクたちには読めないよ」
リリィも同意する。
「あ、ほんと。これはムリ。担当はドナルドね」
ドナルドは「仰せのままに」というジェスチャーをして一礼する。
ドナルドが折りたたみの机とイスを持ってきた。木箱から少し離れたところに机とイスを置く。タオルを顔に巻く。ゴム手袋をして、木箱に近づいて、手帳を一つ取り出す。イスに座って読み出す。読みふける。
夜。ホノルルの小さな中華料理店に、リリィ、ドナルド、オーティス他数人が丸い卓を囲んで座っている。みんな紹興酒を持っている。リリィが発声する。
「カンパーイ」
みんな唱和する。
「カンパーイ」
みんな一気に紹興酒を飲み干す。オーティスが言う。
「しかし、キミが一番早いとは思わなかったなぁ」
度のきついメガネをかけた長身のサインデンスデッカーが同意する。
「自分でもそう思うよ」
ドナルドが尋ねる。
「ガダルカナルだって?」
リリィが心配そうに言う。
「だいじょぶだとは思うけど、気をつけてね」
ドナルドが言う。
「だいじょぶだよ。きっと。ボクらは貴重な日本語将校だから。山本五十六だって撃墜されちゃうくらいだから、米軍が押されるってことはもうないだろ?」
オーティスが言う。
「あれ、暗号解読したんだってな。大日本帝国海軍連合艦隊司令長官が暗号解読されて撃墜されるなんて、考えられないね」
リリィが同意する。
「ほんとよねぇ。日本海軍の実戦部隊の一番上の人だもんねぇ。敵ながら、どうなってるんだろ」
オーティスがみんなに紹興酒を注ぐ。
「だからさ、ま、だいじょぶだろ。ガダルカナルでの前途を祝して、飲もう、飲もう」
10人ほどの海軍士官がホノルルの繁華街を歩いている。オーティスがドナルドをおんぶしている。ドナルドは寝ているようだ。オーティスが文句を言う。
「ったく、ドナルド、こんなに酒弱いなんて、、、」
すぐ横を歩いているリリィが笑う。
「ほんとねー。ビックリしちゃった。二次会行ったら、あたしが代わるからね」
前を歩いていたサインデンスデッカーがリリィに寄ってくる。
「リリィ、リリィ、戦場に行く前にハグさせてくれよ」
リリィがあとづさりする。
「やよ」
サインデンスデッカーが泣きマネをする。回りにみんながはやし立てる。
「なんだよー、ハグくらいさせてやれよー」
「そうだよー。明日は戦場なんだぞー」
オーティスが笑う。
「はははは。リリィは人気者だなー。ま、あんまり海軍士官の制服着た女の子いないもんなぁ」
急にサインデンスデッカーがリリィをハグする。リリィは「しょうがないな」と思い、少し耐えている。サインデンスデッカーがハグついでにリリィのお尻を触った。リリィが急に沈み込んだと思ったら、背負い投げでサインデンスデッカーを投げた。
「おぉー」
と感嘆の拍手が起こる。オーティスが愉快そう。
「ワーォ、なになに? なにそれ? ジュードー?」
リリィがこともなげに答える。
「そうよ。子供の頃からやってるの」
サインデンスデッカーが道に仰向けになって目を白黒させてリリィを見ている。
二次会の会場のBARでは、デイジー・ガレスビーのビーバックジャズが大きな音で鳴り響いていた。みんな踊っている。オーティスもサインデンスデッカーも踊っている。
リリィとドナルドはカウンターに座っている。ドナルドは肩肘をついて、ほぼ目を閉じている。そんなドナルドに、リリィが話しかけている。
「ねぇ、あたしのことどう思ってるの?」
ドナルドが、ぼんやり答える。
「うーん、か、可愛いよー。あ、頭いいしー」
リリィが少し笑う。
「そう? かわいい?」
ドナルドがカウンターに打っ伏す。リリィが「もぅー」とブツブツ言っていると、後ろから声をかけられる。
「一緒に飲みませんか?」
リリィが振り返ると、見知らぬ海軍士官が立っている。イケメンだ。リリィがはにかむ。
「え、えぇ〜↑?」
イケメン海軍士官が言う。
「キミ、可愛いね。真珠湾の海軍でナンバー1だろ?」
リリィが笑う。
「真珠湾の海軍て女性は何人いるの?」
イケメン海軍士官が言う。
「20人くらい? オレは5人しか見たことないけど」
リリィが笑う。じれたように、イケメン海軍士官が誘う。
「さぁ、踊ろうよ」
エスコートするためか、何なのか、イケメン海軍士官がリリィのお尻を触った。リリィが不愉快そうに立ち上がる。
「おいっ!」
イケメン海軍士官が少しビックリしてリリィを見る。リリィが大きな声で言う。
「いま、お尻触っただろっ!」
イケメン海軍士官は自分の魅力に自信を持っているらしく、取りつくろうような作り笑いで「女の子がオレを拒否できるわけないさ」といった感じで近づいてくる。
「まぁ、まぁ、そう言わずに、さぁ、踊ろうよ」
と、ハグしそうになった。リリィが急に沈み込んだと思ったら、背負い投げでイケメン士官を投げた。少し離れたところで、様子を見ながら踊っていたオーティスが、ビックリしながら駆けつけてくる。
「すまん、すまん。怒らないで、怒らないで。この娘、酔ってるんだ」
床の上で仰向けになって、イケメン海軍士官が目を白黒させている。オーティスがリリィに言う。
「さ、リリィ、リリィ、もう帰って、帰って。ドナルドを連れて帰って」
何か言おうとするリリィの口をオーティスが押さえた。オーティスが、リリィとドナルドの手を引っ張って、BARの入口から外に出した。
ハワイの暖かい夜のBARの外に、リリィとドナルドがぼんやり立っている。後ろでネオンが光っている。ドナルドが半開きの目で尋ねる。
「あれ? どしたの?」
リリィが苦笑する。
「帰るのよ。でも、どうやって帰ろう」
2人の前に黒い車が止まった。リリィが中を見ると、仕立ての良い服装をした老人が運転している。同じように仕立ての良い服装をした女性が助手席に座っている。運転席の老人が言う。
「さぁ、後ろの席にどうぞ」
リリィがビックリする。
「え? いいんですか?」
運転席の老人が言う。
「戦時では、車を持っている者が、車を探している兵隊さんを見つけたらお乗せするのがマナーですよ。さ、どうぞ」
リリィは後ろのドアを開けて、半分寝ているドナルドを押し込んで、自分も乗り込む。
「どうも、すいませーん。ご親切に」
老人が車を走らせて、尋ねる。
「どこまでお連れしますか?」
ドナルドが早くも寝息を立て始める。そんなドナルドを見ながらリリィが答える。
「真珠湾の海軍基地までお願いします」
老人がバックミラーを直しながら、バックミラーでリリィを見る。
「もうパーティーは終わりですか?」
老人がバックミラーを直す時、レインコートの袖が引っ張られて、下に着ている上着に一本の太い金色の線が入っているのが見えた。リリィが後ろの席から、シフトレバーを握っている老人のレインコートの袖を上げると、さらに1本の細い金色の線が見えた。「あれれ! この人、海軍少将じゃない?」とリリィがビックリしていると、老人が笑った。
「やめろよリリィ」
リリィは驚いて老人をジッと見つめる。何かに気づいてビックリして助手席の婦人と運転席の老人を交互に見る。
「あらー、ジョージおじちゃまとマリーおばちゃま。やだー。暗いからわかんなかったわー」
ジョージおじちゃまがカラカラと笑う。
「リリィ、大きくなったなぁ」
マリーおばちゃまもカラカラと笑う。
「ねぇー、ステキなお嬢さんになったわねー」
リリィが笑う。
「久しぶりねー。お元気そうで。これ、おじいちゃまの差し金?」
ジョージおじちゃまが笑う。
「いやいや、海軍の差し金なんだ。お前みたいな女性士官が入ってくるの初めてだから、素行調査するんだって。BARで男に声かけられただろ?」
リリィがビックリする。
「えぇー!? あれ、素行調査だったのー? なれなれしいから投げ飛ばしちゃったー」
マリーおばちゃまが笑う。
「まぁ、まぁ、相変わらずのお転婆ねぇー」
ジョージおじちゃまも笑う。
「ははは。そりゃ、大正解だ。いい点がつくぞ。ま、そーゆーわけだから、気をつけてな。今日はちょうどパーティーの帰りだから、オレが参加できたけど」
リリィがふくれる。
「いいよ。参加しなくても。悪い点なんかつかないから」
ジョージおじちゃまが、やっぱり笑っている。
「でも、深夜に男連れてたじゃないか」
リリィの横でドナルドが寝ている。リリィがドギマギする。
「こ、これは、日本語学校の同僚よ。首席の人。優秀なの。でも、お酒に弱くて、、、」
ジョージおじちゃま、愛しそうに言う。
「ははは。いい、いい。戦時だからな。男も女も相手を求めるのはしょーがないよ。ロイにはうまく言っとくから」
リリィが困る。
「違うのよ。ほんとに違うんだったら。あ。笑ってる」
ジョージおじちゃまもマリーおばちゃまも楽しそうに笑っている。リリィが懇願する。
「おじちゃま、おじいちゃまに変なこと吹き込まないでよー。大変なんだからー」
米国海軍真珠湾基地の小さな部屋の机の上にも太陽が降り注いで、乾いた、血の付いた日記を照らしている。タオルを鼻と口に巻いて、手袋をして、ドナルドが日記を読みふけっている。
夜。
住宅街の一軒家からグレン・ミラー楽団の『サンライズ・セレナーデ』が流れている。一緒に笑い声が聞こえる。
家の中。
大きなレコードプレーヤーの前にリリィ、ドナルド、オーティスが座ってウイスキーを飲んでいる。いや、ドナルドだけは、炭酸水を飲んでいる。オーティスが笑う。
「リリィさ、酔っ払って大の男をぶんなげるのやめろよー。反撃してきたら、どうすんだよ? 気が気じゃないよ」
リリィが憤慨する。
「だってぇー」
ドナルドも笑う。
「ボク、全然覚えてないけど、そりゃ面白い話だねぇ」
オーティスが、やっぱり笑っている。
「最高だよ。リリィは最高だ」
リリィ、口を曲げる。話題を変えようと、ドナルドに尋ねる。
「そいえば、日記どした? 読んでるの?」
ドナルドが答える。
「うん。読んでる。堪えがたいよ」
リリィ、気の毒そうに言う。
「すごい匂いだったもんねー」
ドナルド、微笑する。
「うん、匂いもそうだけど、内容がね、堪えがたく感動的だよ」
オーティスが驚く。
「へー。そうなの?」
ドナルドが真顔になる。
「うん。米軍だと日記は禁止だけど、日本軍は日記を推奨してて、軍から日記が支給されるんだって」
リリィが驚く。
「情報が漏れちゃうじゃない」
ドナルドがうなづく。
「うん。そうなんだ。何でなんだろう。でも、そのおかげでボクは本当の日本人の魂に触れたような気がする」
オーティスが言う。
「そうかい? それは興味深いな」
ドナルドがうなづく。
「そうなんだ。最初は、上官の検閲があるせいなのかな、みんな大本営発表みたいなことを書いてるんだけど、総攻撃の前の晩とかさ、となりの輸送船が沈んだとかさ、そーゆーことがあると本当のことを書き出すわけ」
ドナルドが炭酸水を一口飲む。グレン・ミラー楽団の『サンライズ・セレナーデ』が流れている。ドナルドが少し上を向いて続ける。
「それがさ、時々耐えられないほど感動的なのがあってさ、一人の兵士の、つまりは一人の人間の、最期の、苦悩の日々が記録されてるんだ」
ドナルドはリリィとオーティスを見る。リリィとオーティスがうなづく。ドナルドが続ける。
「ある人が、ぼくらと同じような時に生まれて、ぼくらと同じように、でも全く別の場所で育ったある人が、誰かを愛して、誰かに愛されて、楽しいこともツラいこともあった人生を持って、その人生の最後の日々の叫びのような文章があるんだよ」
リリィとオーティスがドナルドを見つめて、うなづいている。ドナルドは2人を見ながら続ける。
「この1週間、毎日たくさんの日記を読んでわかったよ。やっぱり、あの人たちは、『源氏物語』を生んだ国の人たちだ」
グレン・ミラー楽団の『サンライズ・セレナーデ』が終わる。リリィとオーティスが、ドナルドを見つめてうなづいた。
朝。
今日も米国海軍真珠湾基地の小さな部屋の机の上にも太陽が降り注いで、乾いた、血の付いた日記を照らしている。タオルを鼻と口に巻いて、手袋をして、ドナルドが日記を読みふけっている。
開いているドアからオーティスが入ってきた。
「いやー、やっぱりひどい匂いだなー」
ドナルドが振り返って、タオルを巻いたまま笑う。オーティスが匂いに顔を曇らせて言う。
「作戦に派遣が決まったよ」
ドナルドはとぼけた声を出す。
「へー。それはおめでとう」
オーティスが笑う。
「キミもな」
ドナルドがぼんやりしている。オーティスがもう一回言う。
「キミも一緒だ」
ドナルドがとぼけた声を出す。
「どこに?」
オーティスが苦笑する。
「わかんない」
ドナルドがビックリする。
「わかんないの?」
オーティスがうなづく。ドナルドが少し考える。
「キミ、ボクを推薦してくれたの?」
オーティスがうなづく。
「うん。だって、読まなきゃいけないものが出てきたら困るから」
ドナルドが「はははは」と笑う。
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