「師匠と弟子」を含む小説

　魔法使いエリクディスは篤信の知恵者である。決して恐れ知らずの勇者ではない。 　中年に至って仕事に見切りをつけて放浪を決意。自由気ままを通せる寿命は残り少ないと思ったのだ。 　旅…

魔王を倒すため、神から特別に力を与えられた勇者候補の一人――リベラ。 魔王との最終決戦時、弟子である少年シオンを人質に取られ、彼を救うために魔王から死の魔法を受けて倒れてしまう。…

25年後の未来、幸せだった筈の家族の日常は、突如として最悪の終わりを迎える。 ※この小説は『愛弟子が可愛すぎてつらい！』の外伝、エピソード０です。未読の場合は先に本編を７話まで…

師匠と弟子が交わすのは、懐かしい思い出話。 弟子が憧れたのは、なんでも出来る、凄い師匠だった。 KAC20252 お題「あこがれ」 参加作品です。

尊敬する美術部の先輩、歩道橋らんかは、黒田長助に向かって「師匠と呼んでよ」と言った。その提案に対して、素直に首肯できない黒田長助の思いとは何なのか。 賞を取るほどの天才である先輩…

『無の魔術師』と呼ばれ王国の魔術師長を務めていた主人公レイ・ゼロス。 視えない魔術、零式《ゼロレンジ》を使い最強の魔術師として活躍していたが、ある日嫉妬した魔術師達から詐欺師の…

魔女のノラはポンコツ。反面、弟子のリアは黒猫だけれどしっかりもの。 一人と一匹はノラの兄、ベネとともに「幻想薬草店」を経営している。 この二人と一匹が織りなす連作短編集。 ＊…

陸上自衛隊の秘密部隊『影祓』（かげばらい）に所属する少年、碓氷朝火（うすいあさひ）は同年代との関わりを持つために転校生として日本有数の「闘道」選手育成機関、隼風学院にやってきた。…

　放課後。将棋部の部室。僕の目の前にいるのは一人の女性。黒髪長髪。透き通った肌。柔らかい微笑みを浮かべる彼女の正体は、現役女子高校生。かつ将棋界初の女性プロ棋士。要するに、超が付…

70年代に似た現代。魔法のマントで空を駆けるレースに夢を見る者達がいた……。 業界を干され、落ちぶれた元天才少年・メドハギは大人になった今、プロを目指すいじめられっ子の黒髪エルフ…

　自他ともに認める凡庸な魔法使い・レナのもとにある日突然押しかけてきたのは、自分に憧れているという魔法使い志望の少女・フィリア。 　師匠としてフィリアに魔法を教えることになるレナ…

時は近未来。突如“神戸県”として再編された自治体が、大規模な“道場塔”を建造し、闇で兵器開発を進めていた。脅威に巻き込まれた峯岸光雲（みねぎし こううん）と弟子たちは、道場破りの…

太平のまどろみに身を浸していた幕末の頃、やってきた黒船がその眠りを覚ます。 その身を守ろうとするのは本能というものだろう。やがて巻き起こるのは尊王攘夷という嵐だ。 攘夷派と開国派…

　　例えばさぁ……。か◯はめ波を打つ練習ってしたことある？ 　そんなの誰だってやった事あるじゃんね。そう。寝てる時とか、ベットの上で照明のスイッチに向かってさ。お腹に気のエネル…

ここは森の中の魔女の小屋。 ピカピカに磨かれた鎧を身に着けた立派な騎士が、魔女を抱えてせっせと土産の甘味を食べさせている。 騎士は師匠である魔女に「とある件」で会いに来たというの…

　町の路地裏で魔法薬専門店を営む僕と師匠。お客さんはなかなか来ず、貧乏生活の真っ最中。 「チョコレートとかクッキーとかケーキとか、そういうのが食べたいの！」 「そんな贅沢なものな…