「完結 連作短編」を含む小説

『わたしたちの街のどこかに、不思議なお店があるらしい——』 放課後の路地裏で、11歳の少年・ヒバルは偶然「ハコブネ堂」という古びた店を見つけます。 店主は右目が時計の文字盤になっ…

あらすじ） 小学六年になった瀬尾雪弥（せのおゆきや）は、夕暮れ地区子ども会のリーダーに抜擢された。最初は面倒くさいと思っていたのだが、同じ地区の子ども達に何かにつけて頼られ感謝さ…

　テトラノール国の田舎町に居を構える小さな会社・イストリア。青年のエルトゥス・アサラは「声を自由自在に変えられる能力」を生かし、人々に声と想いを届ける「発話（はつわ）代行人」とし…

「4月って、春ですか」 春のはじまり。誰かと話したいのに、言葉がうまく見つからない季節。 高校1年、朝比奈つむぎはまだ"春"を信じきれていない。 同じクラスのはる、想…

「どもー。〈怪書の手〉の者ですー。」 　多種多様な人外たちは、煉瓦の隙間からこちらを覗いていることもあれば、酒を盗み飲んでいたり、案外人間の近くに佇んでいたりする。 　そんな世…

【不定期更新】働く魔女たちが夜な夜な繰り広げる、ゆる日常コメディ。

ねぇ、こんな噂知ってる？ 警察には、都市伝説や怪異を集めるための部署があるんだって。 その部署の名前はね――。 まことしやかに囁かれる噂話。 もはや存在そのものが都市伝説と化…

シビア寄りのナーロッパを舞台にした脱出ゲームや推理クイズを掲示板形式メインでやる話です。 密室トリックを考えてる時に思いついた微妙なネタをファンタジー風の味付けで適当に言語化した…

都内の雑居ビルにひっそりと佇むBar「Chez toi（シェ・トワ）」。 無口で感情を表に出さない店長と、 軽口ばかりのバイト。 ふたりが迎えるのは、「未満の客」たち 帰れない…

―なぜ「エルフは眠れない」のか。 永遠を生きる吟遊詩人・リヴィエラは、数え切れぬ人々と出会い、そして別れてきた。 それでも今も、彼女は旅を続けている。歌うのは、もう二度と会えな…

「国乱れる時、怪異あり」と伝えられる瓊国では、後宮ですら怪異がみられる状況となっていた。 現れる怪異や霊獣の背景をひも解き、国を揺るがす謎に迫る連作短編。 公募の〆切との兼ね合い…

突然ですが、あなたの怖いものはなんですか？ 路地裏？ベッドの下から伸びる腕？それとも…湖？ それぞれの話に「恐怖症」や「人が潜在的に恐れているもの」、「なんとなく怖いもの」を組…

誰にでも『少し不思議』な事は起こっている物です。 大抵の人は忘れている物ですが、覚えてしまっていたら、心に傷が残っているように感じているかもしれません。 『少し不思議』な話は、誰…

水色髪が特徴的なエルフのマチは消えた師匠を探す旅をする。きのこが頭に寄生しても、女神に間違われて監禁されそうになっても、彼女は今日もめげずに前へと進み続ける。 人との関わりがテー…

　白鳥乃愛と八乙女あやのは紆余曲折あって付き合う事になった。突拍子の無い行動でおかしな事をする八乙女あやのと、合理的におかしな事をする白鳥乃愛をご覧ください。 　ついでに宇宙人…

中学一年生の冬休みを間近に控えたある日。芽花（チハル）は、六月に塾に転入してきたイケメン男子、ハルカくんとかなり親しくなっていた。 でも、ハルカくんは人間ではないという。だからな…

　ひな祭りの日に祖父から渡された魔導書を読んでいたあきほは、謎の生物『トリ』を呼び出してしまう。その後、別の魔法少女に襲われたりとかしたので、あきほは改めてトリと契約。正式に魔法…

SNSで「呪い屋」を名乗るアカウントがある。呪いたい相手の写真の裏に名前を住所を書いて渡すと、渡した金額によって相手は確実に不幸になるという。今までたくさんの人を呪ってきた「呪い…

KAC短編『押しかけ恩返しはご遠慮ください』から続く連作短編です。シリーズ完結編。 女子高生、稲森芽衣(いなもりめい)はある出来事からあやかしの狐「黄太(こうた)」に「恩返し」だ…

中学一年生のチハルは、通っている塾に転入してきた自称宇宙人のハルカに、最近よく勉強を教えている。そこそこ会話をするようになってきたある時期から、チハルは同じ夢をひんぱんに見るよう…