「いう」を含む小説

女子大生の麻衣子は、あるきっかけからブランド品集めが趣味になった。やがてそれは趣味として楽しむというより、依存症のようになっていた。 ある日、銀行に行ってみると、見たことのない不…

梅雨空の下、俺を訪ねてきたのは幼馴染。 居場所がないので置いてくれという。 相手にちょっとした負い目のある俺はそれを承諾し、同居生活が始まる。 なんてことのない同居のはずが少しづ…

祖父母の住む田舎の祭りに出て伝説の剣を抜いた草薙　仁はその剣をもって復活する鬼神を退治することになった。しかし、その剣の力を引き出すには生贄が必要だという。生贄には双子の片割れが…

高校生ひな。 彼女のみる夢はほとんどが悪夢。 そして生まれてから見た悪夢のほとんどを覚えているという。 これは彼女のゆめのお話。

主人公「みーたん」（女性・本名不詳）はケータイを買い替えた。 その翌日、彼女の部屋に青いスーツに水色のネクタイ、顔には片割れの銀色の仮面という不審者みたいな男性が現れる。 「FQ…

なんとなく思いついたもの、頭に浮かんだ言葉、ふと気になったもの、 メモ帳というか、覚書というか。

学校一の美少女を決めるイベント、ミスコン。 それにボクの彼女が出場するというので文化祭に遊びに行ってみたら、なんと優勝をした。なんとめでたいことか。 ――だが、そこからがボクにと…

　企画用。 　今は華やかでルージュが似合う女性だが、かつての彼女はどちらかというと地味な存在だった。そんな彼女がなぜ今のように着飾るようになったのか。全てはレモン味の初恋にの中…

大切な人を失った私は、噂に聞いたことのある「天使の質屋」を尋ねる。 持ちきれなくなった思いを、その質屋では預かってくれるのだという。 別サイトで発表した作品の設定を変更して、修…

　主人公のサナエは恋人のコウタと同棲をしていた。サナエは時々母の記憶にうなされていた。サナエの母は、サナエが中学三年生の時に事故で亡くなっている。そのことをコウタに気づかれないよ…

　ヨイチはアクシデントから血の契約を交わしてしまった猫又である。契約を交わした主であるヒトの無念を晴らすべく、何度となく魂を向上させ無念を晴らし、転生を促してきた。そしてここに最…

「かさね屋」にやってきた、一人の浪人。隻眼のその男はやはりというか、人間ではなくて。

ええっと、紹介文……そうですね、あらすじは必要ですよね。 ……道を見失ってしまったんです。昔から歩きなれたはずの道だったんですけど。 だから今のところは簡単なことにすら、凄く難儀…

太平洋戦争が終盤に差し掛かり、日本の敗戦が濃厚になってきた１９４４年の某日、硫黄島から脱出をしようとした飛田正彦（トビタ　マサヒコ）中尉はＦ６Ｆの襲撃を受けるが、黒の零戦に助けら…

《あらすじ》 明治期に文化の街として発展した菅原市。 この街の大学に通う太一はふとしたきっかけから、人ではないものによる怪異"異界騒ぎ"に対処するための組織「客士院」の一員とな…

とある無人島には、誰のものかわからない骨が埋まっているという。そしてその骨を正しく供養したものには富が与えられるという伝説があり、多くの人々がその島へと足を運んでいた。彼らと同じ…

5時間目の音楽で突如誘拐？された男子高校生佐倉涼 暗闇で猿ぐつわもされず手枷も足枷もなく あるのは自分の机と椅子 どうなってるんだこの状況？ 突然現れた犯人？のいう一風変…

　旬の野菜というものは、旬というだけあってとてもおいしい。 けれど旬というのは、その野菜が大量に収穫されることを意味してもいる。 僕のご主人さまとその「お隣」さんたちの交流は微笑…

恋のかけらは誰の前にも、ころりと落ちている。 そのかけらに気づくか、気づかないかというだけで。 「恋が始まる一瞬」を切り取った「コイノハジマリ」 一話完結の短編集です。 あなた…

俺とは何かと関係のあった元刑事で、現在は保護司をしている男から、相談に乗ってくれと頼まれた。 自分がボランティアで柔道を教えに行っていた、児童養護施設の出身者の『少年』が、何と今…