「ねえね」を含む小説

柊怜於（ひいらぎれお）16歳、県一番の魔法進学校・聖ミカエラ学園の１年生。 かつて驚異的な魔力を持つ神童として各種メディアに取り上げられたこともある怜於だが、今や典型的な劣等生。…

僕は現在大学生。 友達と恋バナをするが、碌な話はできない。恋って、好きな人って何なんだろう。足りない頭で考えるが分からない。 一緒に考えてほしいです、、、 僕のノンフィクション。…

受験シーズン真っ只中の教室で、既に進路の決まっている間宮茜は、息苦しさを感じていた。どこかひとりになれる場所を探して茜が訪れたのは、幽霊が出るという噂もある、薄暗い校舎の裏庭。茜…

私がエリコちゃんに宛てた手紙。 素敵な彼氏と巡り合わせてくれて本当にありがとう。 感謝と、怨みを込めて。

【へえー、そうなんだあ。本も面白いの？　女が訊ねる。すると男は、「いや、知らない。映画しか観てねえもん。まあ、そこそこ面白いんじゃね？　百円だし買ってみれば？」そうして二人はけら…

「ねえ、恋人にならない？」 　二人きりの学校の図書室。 　俺と彼女はいきなり恋人になった。 　昨日出会ったばかりで、恋愛感情はなかったのだが……。 　期限は一週間。 　その間…

「わたしが慎司のねえちゃんと思って、慎司がわたしをねえちゃんと意思疎通した時点でわたしたちの間柄は姉弟になったの！姉弟は結婚できない！法律で決まってんの！アンダースタン！？」 「…

　高校三年生の少女、山根小雪は恋をしていた。その恋の相手は小雪の通っている学校の先生である春山古風先生（二十八歳）だった。

二十世紀初頭。ロシア革命から端を発する、ボリシェヴィキ政府率いる赤軍と反革命派の白軍らが、泥沼の内戦を繰り広げる戦火の最中、古来からスラヴ神話に登場する多頭龍〈ズメイ〉と、その龍…

ある日、圭太が、学校から帰ると、郵便ポストに、乗車切符が入っていた。乗り物の名前は、「スーパーおろち」号。目的地は、太古、恐竜の世界！ スーパーおろち号に乗り込んだ圭太は、ケバイ…

「ねえ、春ってなに？」 　少女の桜色の唇が不可解な疑問を口にする。私は想定外の質問に戸惑いながらも、ベッドに腰掛けた少女に向き合った。

もうあの恋は終わったと思っていたのに、ぼくは意外な形できみの存在を知ることになる。 ねえ、ヒロミ。これは運命なのかい？こうなってしまうさだめなのかい。

　町上真樹、人生設計を間違ったどこにでもいる二十五歳の童貞男で、更にかなり重症な人間恐怖症だ。だが、ある雨の日に人生が変わりそうな……僕にとって理想的なひとが現れた。 　僕の天敵…

お人形さんと喋りながら、この世知辛いファンタジック・メルヘン・ワールドを生き抜きます。 ※「小説家になろう」にも投稿しております。

海辺の街にある、とある集合住宅に、二人と一匹は暮らしていた。 歌が好きな、秋汐月葉。 人に寄り添うのが得意な、古鳥そら。 そして、拾われた小鳥の、メロディ。 二人と一匹は、幸せに…

　「紫門百合之丞（しもん　ゆりのじょう）はおねえである。 　男でも無い、女でもない、おにいでもない。おねえである。 　紫門百合之丞（しもん　ゆりのじょう）は探偵ではない。名探偵で…

この世のものではないものが見える弁護士とその弟の年始の一幕です。特に怖いことは起きていませんが、なんというか……な感じはあります。ホラーではないです。

ほんとはね、いっぱいいろーんなこと考えてるんだよ、心の中ではね。お話するのはすごーく難しいよ‥そんな小学生男子カイのちょっとだけ笑えるダメ日記。ままならないけどほんわかした日常+…

「僕は、タピオカは、絶対に飲みに行かない」妹にそう宣言したのが、昨日の夜のこと。 「お兄さん、一緒にタピオカを飲みに行きませんか？」妹の友人にそう持ち掛けられたのが、今日の午後の…