ねえママあのね・・♡

橘 凛

第1話 ねえママ、あのね‥💚

ねえママ、あのね‥。


もし空から雨じゃなくてあまーい飴が降ってきたら‥?

そしてその飴がほっぺたおちるくらい美味しくて美味しくて仕方がなかったら??

困るよねえ?そしてそして‥


あれ?ねえママ聞いてる?


「うんうん、」

いつもママはそうなんだ。

「今ちょっと‥」とか「後でね‥」とか言って忙しそうにどこかに行っちゃう。つまんないなあ‥


そうだ、やっぱりいつものお兄ちゃんと遊ぼう!それがいい!!


玄関の方に歩いて行くと、いつもの場所にやっぱりいたいた。

今日はね、レゴとプラレールとウルトラマンのオモチャで、街を作ろうと思うんだ。どう?ワクワクするよね?


お兄ちゃんはいつもの通りニコニコしながらしゃがんで

「それで?つぎはどうする?」

って聞いてきた。だから、

「どうしようか?いっしょに考えてくれる?」

って聞いたら、ニコニコしながらうんうんって首をふってくれたよ。

いつもお兄ちゃんは僕の味方。とってもいい遊び相手なんだ。


ウルトラマンが大活躍する街を作った後、ちょっとお腹が空いた。

テーブルにママが用意してくれてた麦茶とビスコを食べながら、明日のことを考えた。


明日は嫌いな算数がある。算数早く終わらないかなあ。

楽しみなのは給食のカレーとお笑い係のお笑い。お笑い係っていうのはね。みんなをわらわせるのが仕事なんだよ。いきものがかりや日直や他の係と同じくらいかもっともっと大事な係なんだ。明日はどうやって笑わせてくれるのかな?楽しみ。


いろいろ考えている間におやつを食べ終わった。もう少しお兄ちゃんと遊ぼうかな?


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