ねえママあのね・・♡
橘 凛
第1話 ねえママ、あのね‥💚
ねえママ、あのね‥。
もし空から雨じゃなくてあまーい飴が降ってきたら‥?
そしてその飴がほっぺたおちるくらい美味しくて美味しくて仕方がなかったら??
困るよねえ?そしてそして‥
あれ?ねえママ聞いてる?
「うんうん、」
いつもママはそうなんだ。
「今ちょっと‥」とか「後でね‥」とか言って忙しそうにどこかに行っちゃう。つまんないなあ‥
そうだ、やっぱりいつものお兄ちゃんと遊ぼう!それがいい!!
玄関の方に歩いて行くと、いつもの場所にやっぱりいたいた。
今日はね、レゴとプラレールとウルトラマンのオモチャで、街を作ろうと思うんだ。どう?ワクワクするよね?
お兄ちゃんはいつもの通りニコニコしながらしゃがんで
「それで?つぎはどうする?」
って聞いてきた。だから、
「どうしようか?いっしょに考えてくれる?」
って聞いたら、ニコニコしながらうんうんって首をふってくれたよ。
いつもお兄ちゃんは僕の味方。とってもいい遊び相手なんだ。
ウルトラマンが大活躍する街を作った後、ちょっとお腹が空いた。
テーブルにママが用意してくれてた麦茶とビスコを食べながら、明日のことを考えた。
明日は嫌いな算数がある。算数早く終わらないかなあ。
楽しみなのは給食のカレーとお笑い係のお笑い。お笑い係っていうのはね。みんなをわらわせるのが仕事なんだよ。いきものがかりや日直や他の係と同じくらいかもっともっと大事な係なんだ。明日はどうやって笑わせてくれるのかな?楽しみ。
いろいろ考えている間におやつを食べ終わった。もう少しお兄ちゃんと遊ぼうかな?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます