「視線」を含む小説

「殺伐感情戦線」の「閃光」参加作品です。 高校卒業の記念写真を撮影しに、小さなころから行きつけの写真屋にやってきた凛子。写真屋の舞さんとも、しばらくお別れになる……

聖女カレンは人の心が分かる。 視線に込められた『温度』で向けられている好悪が分かるのだ。 それ故、王宮で重宝されてきた。 しかし国王陛下の愛妾が見せる冷たい視線を指摘してしま…

　テキスタイル業である笹本浩二は、恋人でもあり、またクライアントでもあるチーフデザイナー美月佳世のために、織物産地である新潟三条へ向かう途中、雪の降る山中で道に迷うことになった。…

彼女は彼を見ていた。 僕は彼女を見ていた。 彼は…。 僕らの視線が交わる事はなかったのに。 微妙な三人のお話。

視線を感じる。 鈴木智恵は最近自室で視線を感じていた。 気のせい？　疲れ？　それとも…… 相談した友人が言った言葉は、聞きたくない言葉だった。 事故物件…… 智恵は不動産屋に確…

　桜咲日々喜は、ただ繰り返される日常に飽き始めていた。 　出会いもない、事件もない、この現実には超能力も何もない。 　ワクワクするような出来事すらない人生は、実に退屈な物だ。 …

いつも、後ろから視線を感じる。 振り向くもそこには、誰もいない。 一人暮らしのはずの、俺の家の中でも、だ。

ソニアは敬愛する王女と幼馴染で王女の騎士のルドラが抱き合っているのを見て失恋する。このままここにいて二人のイチャラブを見ていらなくて新興大国のボフミエ魔導国に留学することに。ソニ…

大学二年生の秋。 私は普段通らない小道を歩いていると、あるこじんまりとした画廊を見つけて、何気なく入った。 その画廊には不気味な絵が沢山、飾られていた。 画廊を出た後、私は何者…

同棲中の二人のある一幕。

海が見える町のある高校に、浦嶋ひかり(高校2年)が転校して来た。ひかりには兄の一匡(高校3年)と弟の七央樹(高校1年)の兄弟がおり、浦嶋三兄妹弟は揃って同じ高校へと転校した。転校…

　虹色の瞳を持つ魔女・ドロシーはある日、第二王子のアーネストにこう告げられる。 「俺の妃になってくれないだろうか？」 　何度断ってもアーネストが折れる事はなく、ドロシーは困惑…

　肖像画を描いてほしい。 　はじめての作画依頼を受けた美大生のMIRUは、自身が暮らすのと同じ街にあった豪邸へ訪ねた。 　 　しかしそこで要求されたのは、その屋敷に住む若い娘…

不動 実（ふどう みのり）は、今年で31才になる至極健康な成人男性だ。 彼にはまだまだ若いとは言え、その半生を掛けて挑み続けている難問がある。 そう「なぜ女子は男子のエッチな視線…

盗撮を趣味にしていた男が、いつの間にか《見られる側》になった。 彼は視線を感じ始めた。 『誰かに見られている。』そう感じた彼がたどり着いたのはー？

転生した。意味は分からんが、ともかくそういう事らしい。 魔法があること以外何一つ変わらない世界では、やはり俺の生き方は変わらなかった。 親は無く、金も無く、これといった秀でた物も…

日本戦国屈指の強心臓、異常性格、冷酷無比、唯我独尊の権化である戸次鑑連の極悪非道な後半生を、身近な人たちの視線及び苦労を通して快哉する……本作品の目的です。いかなる経緯によって悪…

祖父が本のページをめくると、そこには艶やかなあるモノが。 祖母は、いつもそれを眺めては怒っていた。 2人の視線と人生の先にあるモノとは…。

　小説家になろうに投稿されている、古口宗様の企画「書き手の視線を知りたい！」に参加させていただきました。舞台設定、人間関係、時代の全てが自由とし、下記作品の地の文を作るというもの…

こいつ使えねー。そんな視線を送られつづける新人。しかし、彼はある意味強かった。隊の者達は、いろいろあって、そんな新人を受け入れる。それだけの話。とくに、広くも深くもない。（※重複…