特務隊に入隊した奴が使えない新人だった

仲仁へび（旧：離久）

　特務隊はエリートの集まりだ。

　戦闘・護衛・密偵など、何でもこなさなければならない。

　時には公に出来ない仕事を任される事もある。

　そのためメンバー一人が、普通の兵士の百倍働けなくては、やっていけなかった。

　しかし、そんな特務隊にある日、使えない新人がやってきた。

　ろくに戦えない、要人の護衛もできない。

　密偵など思いのほか。考えてる事はまるわかりで、ポーカーフェイスはできない。

　理由が分からなかった。

　そんな人間がなぜ、この特務隊にやってきたのだろうか。

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