「彼方」を含む小説

　無限に拡がるかに見える凍てつく平原の彼方にて、１人の少女と世界樹が対峙する。それは宇宙の有り様を問うものだった―――― 　これも以前アップしたことのあるものの再掲。

「強く生きて」 そんな言葉を残して死んでしまった彼女。 寂しくて、寂しくて、仕方がなかった。 ただ、一緒にいたいだけなのに、 どうしてお別れの日が来るんだろう。 ※こ…

人類初の星間飛行ミッションを翌日に控えた真夜中の会話劇。

平々凡々な青春時代をおくる私、ほのかな恋は叶わなかったけれど、遠く離れた小さな恋。 夢を諦めないで、その思いはいつかきっと実を結ぶ時がくる。

　KAC2021の十こめのお題「ゴール」にまつわる作品です。 　今回のお題は今までに比べると書きやすいかと思っていたのですが、いざ書き始めるとなかなかこれといったプロットが思い…

「ねえ、賭けをしようよ」 「私と生二くん、五分五分の賭け。勝った方が負けた方を食べて、生きるの。恨みっこなし……ふふふ、本当に、文字通りの、命賭け……ってやつ」 そして、僕は――…

　下歴百年。鬼の出現により色を喰われた地上都市彩（さい）。鬼に唯一対抗できる力。色式（しきしき）を身につけたひとりの少年、季野吉之がとある目的のために、地下都市メイに降りた。地下…

恋人の秋穂に頼まれて、開かずの金庫を霊視する事になった彼方《カナタ》。 彼が目にした金庫には、亡くなった秋穂の祖父が憑りついていて―― ©2021・鳩藍・All Rights …

バトル物が書きたかったので。 短編です

　かつて大学生だった僕が出会った不思議な同級生の女の子、S。 　Sとの出会いが僕にもたらしたのは、甘酸っぱい青春の日々……ではなく、悍ましく奇怪な存在、あるいは空の彼方からやって…

同じ飼い犬、柴犬同士で知り合った女性。その飼い犬が亡くなったあと、ぼくが見たものは。

アルバイト先に客としてやってくる年配女性。ぼくはその女性に母のイメージを抱いていた。

オートバイを通じて知り合った女子大生。彼女と最後の約束は 果たせるのか。

トリスタン王国の王子エンリケはクローン人間。母が、なぜ王子を生み出し、そして自殺してしまったのかを知りたいと思っていた。一方、エンリケの友達であるテオフィロとエリカは、最近トリス…

香鳴裕人様主催の自主企画 同題異話SR -February-『Dear K』参加作品となります。

関西（風）家庭の１コマ。

　ミトコンドリア・イブと言う概念から着想を得て、千年という時を隔てた双子が、『カラー・ブラインド』な世界を目指して奮闘する物語です。　 　聖杜国（セイト）の青い髪の双子の王子…

遠未来SF、『REINCARNATION』シリーズ。自サイトにて完結スミ、改稿版です。 全三部＋番外編の構成。タイムパラドックス、宇宙開発、生命倫理などがテーマです。恋愛あり。変…

新人ファッションモデル、星見彼方とそのマネージャーの白鐘悠。 世間向けの、いつも笑顔な『星見彼方』と、生意気で無愛想な素の『星見彼方』。 その狭間で揺れ動き、振り回されっぱなしの…

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表わす…… 古典を引くまでも無く、これまであまたの小説が出版され、絶版という名の暗黒の彼方へと過ぎ去ってい…