「わたし 主人公」を含む小説

高校二年生の黒汐彩日《くろしお　あやひ》は他者を拒絶していた。 黙々と授業を受け、休み時間は本を読み、昼休みは屋上で映画を観て一人過ごす日々。 ある日、そんな彩日と交流を図ろうと…

「して、そなたたちは？」 　豪華な玉座に腰かけた王様が聞いてくる。 　俺は一歩前に出て一礼し、 「わたしはお供のぬいぐるみの精、名はユキノン。 　そしてこのお方こそ――」…

　結婚生活三年目、わたしは不満だらけだった。 　共働きなのに、家事は全てわたしの仕事。子どもだって欲しいのに、夫はその気がない。日々の不満を打ち明けられるのは、隣に住む純花さんだ…

茜は姉の碧が好きだ。けれど本人に言えるはずもなく悶々とした日々を過ごしていた。その日もまた妙に子供っぽい姉との日常風景は紡がれていき... 短編です！ すぐに読めるので一読して…

わたし、凛苓は、焌燕の第一皇女です……名目上は。 前皇后だったお母さまが亡くなってしまったことから、皇帝陛下が寵愛していた側妃さまが皇后になったこと。 更に、わたしの瞳の色が左…

高校教師の吉野は、不思議だった。 学年一位の八重津さくらが、古典のノートを提出しないことが。 ノートの提出を拒む理由がわからない。 いったいノートには何が書かれているのか…… …

　わたしの瞳には、月瞳(ムーン・アイズ)という忌(い)まわしき呪いがかけられている。 　そう――これは、呪いだ。人々にとっては聖女の証しなのかもしれないが、わたしにとっては呪い…

「カイル、悪いけどあなた、もうパーティから出ていってくれない？」 　シーラがそう告げて、カイルを追放してひと月後から。 「なんでお前達は俺の邪魔ばかりするんだ！」 　そんな…

「フォルテ、いや、フォルフィズフィーナ・ファルナ・フィンラント。君との婚約を破棄させてもらう」 　大公令嬢フォルフィズフィーナは王太子との婚約を破棄された。 　別に乙女ゲーム…

鬱々と、物事を考えてしまう、普通の女子高生が朝目覚めて、夜眠るまでの、愉快な一日。 この作品は『小説家になろう』様にも掲載しております。

「ちょっとまって、初っ端からSAN値直葬なんですけど！！！！」 目覚めたら深淵(さいご)。 世界を破滅させようとした魔王の生まれ変わりとして転生した少女が、世界の地下・深淵に棲…

電車に乗れなくなった主人公のはなしです。 誰かに共感やどこか励みになると嬉しいです。

事故によって前世の記憶を取り戻したわたしは、ここが以前プレイしていたゲーム【学園都市シュルトバルト】の世界であることと、己が主人公のルーシャ・ティアニーに転生していることを知った…

【異世界FT】元は没落した貴族の家に生まれた主人公リジーは、弱小零細旅行社で働いている。ある日貴族の兄妹が個人的な旅行を依頼したいと言ってきて……？

最高日間1位獲得！ 「私には近づかないで！」 そう言われてしまった主人公。 彼は美しすぎる幼なじみに見合うため日々努力していた。だから、彼は稀に見るハイスペックな男子生徒へ…

　わたしが高校生になったある日、人類は一夜にして生物界の頂点をすべり落ちた。 　異様な姿の妖魔が徘徊し、魔法を使う人間があらわれたのだ。 　人々は妖魔の目を逃れ、生き延びることだ…

　変わりたいと願う彼女は両親からもらったお守り――狐のお面を被ることにした。

周囲に煙たがられ、嫌われている主人公。 そのせいで、主人公は自身のことを好きになれないでいた。 自分の名前が皆に煙たがられている要因の一つでもあり、 両親のことも憎らしく思って…

『オード侵攻』から半年後。 新たな戦いを前にして、天空神教会最高司祭『聖女』シホ・リリシアは、ある人物のことを思い出す。 彼はいつも、共にはいない。 でもいつも、誰よりも近く…

不慮の事故により、生前楽しんでいた乙女ゲーム『白き聖女（おとめ）の祈り』の世界へと転生してしまった主人公。 そこでの自分は、どうやら悪役の「亡霊令嬢・リリステラ」になっていて………