「誰かとともに」を含む小説

『三日月堂』。 それは古くからこの街にある、不思議なお店。 そんなお店に足を踏み入れる私。 興味があったから。 ただ、それだけだった筈なのに。 こんなの、おかしいじゃない。 誰か…

　巨大企業が支配する近未来都市にも平等に訪れる名目上は聖なる夜に、金と友人達に暇がないせいで誰ともパーティー出来ず、相棒の自称ハイパー云々なＡＩ・ナビが登載されたロボットとだけ過…

お食事会で嫌な思いをしてから、もう行くまいと心に誓った。 それで嫌いな人もできた。 辞めてくれないかな。 来ないでほしい。 顔を合わせたくないので、私は教卓の前の席で……。 楽し…

こんな虫のエッセイ誰が読みたいんだ？と自分でも思うのですが、今年のカメムシ大量発生事件は田舎に住んでいた頃を懐かしく思い出すきっかけになったので、子供の頃の日常だったカメムシとの…

第10回ネット小説大賞　金賞　受賞作 書籍版発売中！ コミカライズ準備中 「ちぎれた手足も治せないヒーラーとか、要らないんだよねぇ！」 主人公エイダ・エーデルワイスは、ある日…

　二十二世紀前半、直感共有システム──FITSが全世界で普及していることで誰もが幸福の理想社会が形成されていた。 　FITSを広める仕事をしているアキラは原始的な暮らしのコミュニ…

とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍…

　カップルたちの一大イベント〝クリスマス〟だよ～っ💖 「反吐が出らぁな」 　誰かが言った。 　そう、今より始まるは、モテぬが宿命（サダメ）の男子ら女子ら、聖夜ならざる聖戦の宴。…

※初のクリスマス記念投稿百合作品。 クリスマスの夜、厳かな音色のコンサートが開かれている教会の礼拝堂の外で、「私」は、愛する女性-「聖母」を待っている。 前世-禁教令で、信じる神…

古い港町では、海から帰ってくる霊たちを迎えるために花火で迎え火を焚く。その後は誰もが盆踊りに興じた。漁師やおかみさん、それに子どもたちの声が祭り囃子を盛り上げる。そんな盆の入りに…

「世界樹ラシキルの宝珠はどこにあるのか！？」と行きつけの店、ススラン亭の料理を食べながらダントリトは息をまく。 「そのお宝はニセ情報も出回って、どれがホントかすら分からなかったん…

埼玉に住む平凡な男、三井久志は何となく地元の公立校に進学。 なかなかベンチ入り出来なかったり、スタメンになれなかったりして気持ちが腐りかける。 そんな中、同じく補欠だった大竹悠馬…

大学の先輩後輩の、日常の話。 なんでもないワンシーンを切り取って、わたでくるむみたいにやわらかく紡いでいます。 ✴︎1万字以下の短編集です。同じ設定ですが、１話完結なので順番は…

　処刑台には、人集りができていた。村人らしき男性が、処刑台前に立つ。 「やめッ…やめて…止めてよ。やめて…離せ、離せ、離せ、離せよ」 　取り押さえられた小さな子供が、大粒の…

誰もが大人になるにつれ置いてきた憧憬。 人はそれを捨てるべきなのか否か。

どこかで聞いたような、誰かが体験したような怪談話を書いています。 寝る前の軽い読み物としてどうぞ。

キスから始める、男子中学生の恋。

主人公　悠　は、 たくさんの彼女と 交際している。 家にいる自分 彼女と一緒にいる自分。 会社にいる自分。 それぞれの場面に 建前と本音で切り替えている。 交際相手が何人…

「時が何を運ぶかなんて、誰にもわからない、僕も知らない。けれどね、可愛い子、お前はいつか知る時が来る。それだけは、僕にもわかっているんだよ。」 ネヴァエスタは、一度迷い込んだら出…

彼女がいなくなったのは、とある水曜日。 いつものように一緒に家を出て、駅で別れて、それっきり。 周りは皆、「振られた」と言う。 信じられない俺がいる。 だから俺は、彼女を自力で探…