「エンタメ」を含む小説

横浜の街で聞き屋をしている男と、そこに集まる人達の物語。

人間には二種類しかいない。 戸袋に引き込まれる人間と引き込まれない人間だ。 本当に、どちらかしかいないのだ。 そして前者の筆頭が戸袋ひろしである。 史上空前の「名前ありき」小説―…

「本日は誠華高校演劇部第二十五回公演『錆色の虚構』にお越し下さり、誠にありがとうございます。開演に先立ちまして、お客様にいくつかお願いがございます。会場内での許可のない撮影はご遠…

数年前まで売れないラノベ作家をやっていた「おれ」ことペンネーム亜流タイル（あるたいる）。名前がダサいと言われながらも、ある日匿名掲示板の自分トピックで中傷書き込みから「おれ」を擁…

　ヒロは気づいたらシートにいた。 「ギャー！」 「えっ？　なに誰なに！？」 　ミディアムボブの桃髪を揺らす少女。 「違うんだ！」 「なに一つ違うところのない現行犯じゃない！」 　…

■■■重要■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2020.4.2 追記 この作品は初小説であり下記の通り全面改訂の上書籍化もされていますが、改めて自分で見てみると「なんだ…

時空間研究所で行われるパラレルトリップの実験。 西新橋のバー・アンカーに集まるトリッパーたち。 殺人鬼が引き起こすパラレルワールドを超えた事件。 いくつものパラレルワールドが一点…

「まぁ、相手が誰であれ、私が軽く捻り潰してあげるよ」 殺し屋に狙われた僕を救ってくれたのは、僕の幼馴染だった。 天杜（あまもり）家。 それは大国にも勝る権力を持つと呼ばれる…

悩み多き現代社会に生きづらさを感じる全ての人へ… 憎悪と怨嗟がブラのホックで愛と希望にヘンゲし繋がる物語、なのか！？

20xx年。煙草の製造・販売・所持・使用を禁じる『禁煙法』が日本で施行され、全国に数万といた愛煙家たちが表の世界から姿を消した――――。 この物語は、禁煙化された社会に立ち向かう…

遙か昔の人類と魔族の戦争――当時の勇者と魔王は、共に誓い合った。勝った側が、この世に平和を築く。その約束から1万と3千年の後、魔王は蘇った。既に朋の勇者が死んだ世界で、魔王は真の…

超不幸体質の伏瀬光輝（ふくせこうき）。 その不幸が災いして両親が死に、兄ともほぼ絶縁状態になっていた。 仕事も上手くいかず、今日もまた車に轢かれそうになった。 そんな彼の元に現れ…

私立大学に通う大学四回生の五十嵐幹也はいつも一人だった。 友達も居らず、同回生には利用され、家族からも距離を置かれ、誰にも興味を示されない……。 人生を諦め、無気力に日々を過ごし…

灼熱の太陽が輝くアリゾナの地で、ディエゴは死にかけていた。 形見のコルト・ドラグーンを手に、早撃ちの腕を磨いて来た。誰にも負けない自信があった。 だがディエゴには、人を撃つ勇気…

西暦2384年―― そこは人類の行動が完璧に予測され、決定された未来を生きるしかない未来管理社会。 しかしそれに反発し、決められた未来を変えようとする者たちがいた。 彼らの名は…

文明が発展した近未来。 あらゆる仕事を機械が行う世界において、人々はその恩恵にあやかり、代償として働くことを忘れつつあった。 しかしどんな機械にも出来ない仕事がたった一つだけ存在…

　一部の人類が地球を見捨て新天地を求め、悲願の果てに辿り着いた惑星『ホープ』。宇宙船内の人口問題で強引に進んだ人類の入植は、巨大な蟻の様な生物の襲撃によって頓挫してしまった。人類…

２０２４年、夕暮れのコンビニで下半身を露出した男が暴れまくり、警官に射殺される。 しかし、これは一連の異常事態の前触れに過ぎなかった。 その後、本能が赴くままに暴れまくる老人が多…

前言撤回、嘘、言い逃れ。 「武士に二言はない」という既存の価値観に反して、二言ありまくりのスタイルを貫く前代未聞の二言武士・覆之介。 二言はあっても武士は武士。 しかし二言の積み…

世の中には二種類の物事しか存在しない。 ドラゲナイと、ドラゲナイ以外のサムシングである。 この「わからなさ」から逃げてはならない。