「草」を含む小説

ラキ１７才。 テスト期間中はママからSNS断ちさせられる。 ママがその間、ラキになりすましたせいで、大変な事になる。クラスのみんなも、親友の美月や花音ちゃんまでが私に冷たくなっ…

　オヤジギャんグは男の戦いですが、高貴は紳士達の遊びなんです　　──逢坂明── 　ダジャレの神様から「ダジャレが具現化する能力」を貰ったサラリーマン小林光太郎。 　だが、既に…

＜あらすじ＞ 　勇者ではなく、戦士でも魔法使いでもなかった。俺の職業（ジョブ）は道具屋。何も分からぬまま、まずは『薬草』を売り始めた。客は勇者であり、その仲間達。小売経験のない俺…

真面目な部活動少年が、自販機の横でメソメソ泣いてるイケメンに巻き付かれる話

峠の語源は「手向け」が転じたものである。 急坂の頂上にある草ぼうぼうの領域へと目が向く。 　子どもは急坂を登りはじめる。足は自然と廃屋へと向かった。 「手向け」の場所は、ひと…

一分と少しで読めます。

友達とのちょっとした夏休みの探検のはずだった。 それが、あんなことになるなんて。 草むした屋敷と、不思議な歌。 そして、うさぎさん。

夏休み。 僕は、廃線になった幌倉鉄道に今も残る駅跡を訪れた。 炎天下、草ぼうぼうの荒れ地の中に当時のまま時が止まったかのように――だけど時の流れを物語るように、すっかり荒れ果てて…

近頃、似たような事件が報道を賑わせている。 『通勤時間帯の電車で、ピエロの仮面を付けた男が薬品を撒く』そんな記事がニュースサイトのトップに出ている。 無敵の人だの、ジョーカー…

地域文化の殿堂たる書店を、ひとりで守って来た女性の半生。あはれみは　むようにて　そろ　ふゆのくさ＊カクヨムWeb小説短編賞2021の中間選考に拙作3点を採っていただきました。

草太は、友達はいないし、ネガティブな思考を持っているために、Twitterのフォロワー数は0人だ。しかし、ある日、リサという人からフォローされた。リサは得体の知れない人だった。一…

予告殺人犯ボマーズは、今日も警察目掛けて「予告状」を送ってくるが、一秒おきにIPアドレスを百回変えるボマーズに手が出せない。 そんな中、”煽り探偵、小向アオ”と名乗る、タトゥーだ…

登場人物 私（岩井千種 :いわい ちぐさ）探偵・砺波溱（となみみなと)の助手。今回はお使いで行った和菓子屋での殺人事件の謎を解く羽目に。 幡野屋9代目当主 幡野草介（はたの…

クラウディア皇国には一人の絶対的英雄がいた。 名をシン・ユグドラシアル。 その正体は日本人の転生者だが、知っているものは誰もいない。 彼の偉業は果てしなく、最後には自らを犠牲に…

　1997年から2000年にかけて、同人誌『Griffon's Garden Offline』に掲載した全５回の読書案内エッセイ。 ■「第一回　創造の愉楽」（1997年）で言及…

私はよく夢を見ます。基本は若い頃の夢なのですが、どうしても頭から風景や人物のセリフ、リアルな感覚が離れてくれないため困っています。そこで、何かに残そうと思い、少しアレンジしてとて…

　草原に長い冬が来た。 　草は枯れ、羊は凍え、馬は痩せ果てた。 　力を失った草原の民は、西国から来る鉄の車に蹂躙された。 　かつて分かれた5色の氏族は、生き残るため、今一度ひと…

これは少年たちが起こした軌跡である。