「信じる」を含む小説

物書きの未来を、アフター・コロナと「設計の予言者」を基に、「予言系ファンタジー」として検証してみた。 西暦２０４８年をゴールに見据え、人類が「最後の審判」をどう乗り切って行くの…

中高一貫校で同じ敷地内に中学と高校、両方の校舎がある遠駆(とおかる)学園には『心霊探偵』という不思議な同好会があるらしい。 メンバーは幽霊を信じない派の柊 悠(ひいらぎ ゆう)…

違う違う、『神様』じゃなくて『紙様』だよ。 初出：創作サークル「空想工房」会誌『カケラ MONO』（お題：コンパス）、2020年5月6日発行

　西暦二〇二☓年、現在。 　三十年前、首都の地下に広大な街が生まれた。 　それは、神を信じるしかない光景。神々の悪戯で創られた地下街は、まるで創作物のゲームそのものだった。 　…

卑屈で、謙虚で、屁理屈を言うことが得意な事以外は普通の高校一年生である『氷室政明』。入学早々、教室の端っこで窓際の席＋隣の席に座るのはスーパー清楚系美少女『逢瀬雫』という座を手に…

『とある事件』によって異世界と交錯し、結果として魔術が新たな文化として息づいた2052年の地球。魔術が人類にもたらしたものは恩恵だけではなく、魔獣たちの侵攻などに対して人類は応戦…

小説家を目指す、しがない小説家 兼 フリーターの前に現れた1人の男の子は現代に異世界転生した〇〇だった！？ しがない小説家とその家族と拾われたショタ (？)による日常現代ファンタ…

鍵を手に入れる…………それは獲得候補者の使命である。 これは、自身の未来と世界の未来を知り、信じる道を進んでいく男の物語。 そして、これはあらゆる時の中で行われた、付喪人と呼…

『あんたを虐める悪い娘に、呪いをかけてあげるよ』 　真夜中の0時。 　俺の部屋のベランダ窓に現れた黒猫は、そう言った。助けてくれたお礼らしい。 　俺はこの夢のような出来事が…

SS お題 今回は 五月雨れ・地中・旋律 を使ってなにか制作します。

僕、加賀地大介は、趣味のグッズ漁りのために街まで出てきていた。 その帰り、僕は朝倉博之と名乗る、ひとりの男の人に声を掛けられたんだ。 「大介！ 大介じゃないか、久しぶりだな～…

中年おっさんと見習い魔法使いの話

　まもなく没後一年を迎える『ゲゲゲの鬼太郎』などの作品で知られる漫画家水木しげる先生。 　先生は生前その著書『水木サンの幸福論』の中でこんな「幸福の七か条」なるものを提唱《ていし…

　家の蔵の整理をしていると、床下に隠し部屋を見つけた。隠し部屋で見つけた古本には一族が代々陰陽師として活躍していた事、またその力は『心の底から陰陽術の存在を信じる』ことが必要と書…

突然の休暇を無理矢理にあたえられてしまった やることもなく座っていると、助けを求められてしまう、それも意外な方向性で 「お願いします！　一人かけると旅行の最低催行人数を割るんです…

　廃墟となった荒野の町で、煙をくゆらす女が一人。 　火薬の香りに包まれて女は敵を撃ち倒す。 　女は歩く。誰も通らぬ茨の道を。 　女は睨む。信じるに足る者の背中を。 　鉄人形の…

なぁ、幽霊って信じるか？

春、『一本桜の丘』に1人の男が立ち寄ると、樹上から少女が現れた。 妙に馴れ馴れしい少女に対し、男が語ったのは叶わなかった初恋の淡い記憶だった。 話すほどに少女と思い出の女性が…

高校進学を機に、両親の生まれ故郷に引っ越して来た智絵。彼女の日常は母の再婚から大きく変化した。不自由無い筈の日々はどこか窮屈で、智絵は気付けば家出してしまっていた。行く当てもない…