しがない小説家はショタを家族に迎える

@lapazm4

第1話 しがない小説家はフリーターという名のプロローグ

「あぁぁぁ……思い浮かばん……。」


パソコンを持ってない私はスマホにポチポチと文字を打つ指が止まる。

小説家だけではなく物作りをする者(ダジャレではない)には閃きと想像力と創造力と妄想力と語彙力が必要なのだが、昔から私は閃きと創造力と語彙力が欠けているせいで夢だった小説家にもなろうにもなれないでいた。


「絵心なさすぎて漫画家なろうとはせんかったどなー、せめてこの私の妄想を形にしようとしたのになんでこんなに創造力ないんや……。」


長い独り言。誰も聞いてない独り言。それを言ってるのはこの物語の主人公である私。

月門 柚希 32歳 女 独身 実家暮らし。

俗に言う陰キャ。祭ごとが好きな陰キャ。

関西のまぁまぁ田舎に住んでる関西人。

コテコテの関西弁というよりは、関西弁と標準語の混ぜた言語。(言語?)

趣味はペケモンというシリーズの長いゲームと乙女ゲームと少女漫画読むことで、他には男性声優のヲタクをしている。

体型はぽっちゃりだがコンスタグラムというSNSに載ってる音楽に乗せて運動しながらダイエット中で少し痩せた。

家族は60歳過ぎの母、3つ上の兄、私の3人家族。(父は私が18歳の時に病気で他界)

こんな感じでごく普通の凡人で大したことない。


「あーネタないんかなー……明日バイト行きたくないわー朝と晩行かなやーん……あーめんどくせー……」


因みに言うが、訳あって高校中退なので就職が難しいあまり市内にあるホテルで洗い場のアルバイトをしてる。

幸い、バイト先のホテルは仕事内容がこれ↑なので副業OKな所だそう。

だから小説家になってもモーマンタイ!(無問題!)なので心置きなくこうして小説投稿サイトに打っていってるのだが……スランプに入りましたー!うぇーい!!

……心の中で陽キャの真似(?)するのしんど。

ほんま最近似てるストーリー作ってる人多いけど……でも予想の斜め上の発想力持ってる人とかオリジナル要素作れる人もいるから凄いんよな……。


「羨ましいし尊敬する……。……ん?……え!あーっ!もうこんな時間やん!今寝んと明日ちゃうわ、今日起きれん!寝る!」


夜中の1時34分!6時起きやからはよ寝んと!

あーもう!バイト行きたくないよー!

私も異世界でいい生活送りたいよー!


「……zzz」


しがない小説家はスランプ状態に陥りながらもその日を終えた。

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