「なんかわからん？ 短編」を含む小説

僕の学校で噂になっている「ハナコさん」というお化け。 見たという人がいるにもかかわらず、その姿はよくわからないという。 気になって仕方がなくなった僕は、夜、学校に忍び込む。 そこ…

「ドンナ舞ヲ、踊ッテイタノ？」 　下が見えないほどの、赤茶色の大地に存在する深い渓谷。 　その下から見る空は、細かった。 　変異体と呼ばれる化け物は、恩人であるふたりを渓谷…

頂いた３つのお題から即興でお話を作るという流行りに乗って書きました。 即興ゆえによくわからない世界観ですが、せっかくなので少し加筆修正して投稿します！ お題については、そのままタ…

「殺戮オランウータン」というお題を元に書く「ミステリー」というお題で作成した短編です。

　俺には好きな人がいる。 　その人は聖女で、みんなに人気があって……。 　それに比べて俺はただの一兵卒で、大した実力もない。戦果だってあげた事すらないんだぜ？ 　そんな悶々…

手のとどく未来に機械には生存本能がプログラムされることになった。 ひとと対立することなくあくまでひとに仕える存在として、機械の生存本能は、ひとがより快適にいきるために、機械自身を…

歩が目を覚ますと、七月七日だった。 もう何度繰り返したかわからない七月に、少年の心は摩耗していた。 幼馴染の命を救いたい――そう願って時を巻き戻してきたはずなのに……

「なぁ、透（とおる）。結（ゆい）さんとのこと、後は結婚式を挙げるだけなんだってね？」 ぶふぅっ。 親友から唐突に発せられた言葉に飲んでいたコーヒーを吹き出してしまった。 「…

天才児を巡るお話。

過保護に育てられたせいで「温室」「お嬢」と呼ばれるわたし。どうやら普通じゃないらしいけど、どうしていいかわからない。 そんなある日突然やってきた、青春のきらめきの１ページ。 …

『あらすじ』 ある雨の日。「私」は「彼女」を拾った。 記憶のない「彼女」となし崩し的に送っている同居生活は悪いものではない。 前日飲み過ぎた二日酔いの日曜日。 「彼女」は「彼…

『✕』１ 『✕』印は、コンテストに落選した作品の刻印です 男子高校生の『白河現代』が家の土蔵で見つけたのは……大名駕籠だった。 時間街道、現れ消えるぅ、アレはゼン♪バキッ！…

とあるお嬢様の従者が見たお嬢様。

星新一トリビュート企画？です。 独立した短編になっています。

他人事のようなキャッチコピーですみません。 タイトルに「？」が付いているのは、この先も続くかどうかわからないからです。 完全に見切り発車です。ほんとごめんなさい。 ジャンルもキャ…

　ーーー夏。 青春という時間がいつまで続くのかわからないまま、年齢だけは大人に片足を突っ込んだ。 　学生だった去年とは一味違うはずなのに、結局何も変わってない。 　アスファルト…

理不尽なこと許せないこと誰にもわかってもらえないこと、世の中にはたくさんありますね。 何が引き金になるかわからない怖さとか人の心の複雑さとかそういうものを表現できたらと思います。…

「この光景を見た科学者は誰もが首をかしげた。“この場所はどうしてそんなにも蒼いの？”と」 蒼い植物の立ち並ぶジャングルの中、ふたりのバックパッカーが通過していた。 そこでバック…

　気が付いたらぼくは見知らぬ部屋にいた。 　全裸のぼく。目の前には、背中から包丁を生やした少女の死体があった。 　なにひとつわからない。ぼくには記憶がない。 ※こんなのミステ…

魔族の軍人の夫を持つウィアスは、十八の誕生日の夜に謎のプレゼントを贈られる。 送り主も中身もわからず、困惑するウィアス。 彼女の身体に精神が混ざり合った存在の男の言葉が、彼女に警…