「答える」を含む小説

【あらすじ】 　死を忘れた魔女と死を知らない少年の物語。 　ある夏の夜。立川アユムは、廃墟の屋上で好きな同級生に告白しようか悩んでいた。そんな彼の元に、空から銀髪の魔女が振ってく…

──あなたは正直者？ ──あなたは嘘つき者？ ──｢はい｣か｢いいえ｣で。 ──答えるなら待っているのは極端な答え。 二人の少女は落ちていく。 どこまでも。 二…

自動人形として作られた主人公が、機械からちょっとずつ人間らしい感情を持つ過程を描いていこうと思っています。特に書き方等は勉強していませんので、拙い部分がありましたらご容赦下さい。…

　殺人趣味には面倒な後片付けが伴う。 　ゲームみたいに死体は勝手に消えないし、死体があれば事件に発展する。そして事件の犯人として捕まれば、趣味を楽しめなくなる。 　そんなシリアル…

友稀と憂の出会った日 桃の節句ーー　 奥深い長野の山の庵で催された満山一矢の茶会に出かけた高咲憂。優雅で艶やか、風流な行事、でも落ち着かない。 兄、優紀の同級生の一矢に巧み…

僕の友達にすごくきれいな絵を描くやつがいる。 彼の絵は、絵画コンクールで何度も入賞しているんだ。 けれど、彼はいつも自分の絵に納得していない。 彼はいつも僕に相談してくるんだ。 …

目が覚めるとそこは一年前の世界だった。これは幸運なのか不運なのか。 一年間のやり直しができると言って、僕が思ったのは心底面倒くさいだった。 そんな僕の目の前に現れた神様は言った。…

　何故、人を殺すのかと問われれば、私達は迷うことなく答えるだろう。 「人を殺したいから」 　例え、人を殺していたとしてもこの衝動は殺人者には解らないだろう。 　殺人姫ではない貴方…

　長年の間、人間達に虐げられてきた過去を持つ『人外』の青年テュラン。痛みに蝕まれ続けた心は武器を取ることを選び、仲間と共に軍事帝国アルジェントを襲撃した。 　無差別な殺戮を繰り…

　昨日、自分の現状と真摯に向き合ってみたら、やっぱり41歳になってて「えっーー」って思った。人生も折り返し地点に到達。もう実際いつ死んでもおかしくないって言うか、ちょっと焦る。 …

誰かが言った。ニートは社会のゴミだと。 誰かが言った。ニートは高等遊民だと。 誰かが言った。ニートは潜在意識だと。 〝彼女〟は問う。この世に意味はあるか。 〝彼〟は答えない。何…

　定期テストの結果発表。職員室前に貼り出されたその結果を固唾を飲んで見つめる一人の少年がいた。 　少年の名前は一條一。一の家では代々医師を勤めており、一も医者となるべき父親から優…

　アジアの辺境で暮らす孤児カシュガル。夏の間、村を離れ一人草原で家畜を養う。そこで得体の知れない物の気配を感じる。不気味さに耐えかねて姿を現すよう懇願し、さらに望む姿になるように…

四人の神が統べる国、ＧＵＲＤＥＮ。その四神に仕えている三人の翼人によって秩序は護られていた。三人の翼人の名をフィデリオ＝グラジオ、カスケード＝ニウ。しかし三人目の翼人であるオルレ…

【1話完結。連作短編。どこから読んでもOKです！】中学二年生の僕は、厨二病まっさかりのお年頃。ネットを巡回しては、怪しげな知識を集めて喜んでいる。そんな僕が所属している文芸部の美…