「おとぎ話（？）」を含む小説

〈あらすじ〉 鬼頭桃汰は、あだ名が「桃太郎」のごく普通の高校生。しかしある日、桃汰の目の前に現れたのは、本物の桃太郎だった。彼は桃汰に、桃太郎を代わってほしいと頼んできて――!?…

心身に障害を抱え、家族より冷遇されて生きていた童話作家の『わたし』。ある日彼の部屋を訪れた少女は不思議な力を持っていた。愛を欲する無邪気な少女に『わたし』は次第に惹かれていくが、…

俺の名前はナル。 ナルシストではなく愚者という意味だ。 もちろん偽名だが、こんな偽名を使っているのには理由がある。 おとぎ話に出てくるようなエルフみたいな長寿…

昔話「鼠の嫁入り」のパロディー

創作とんち昔話

私の自宅は魔王城だ。父は魔王を名乗り、私を勇者だと称するけれど、おとぎ話じゃないんだからと呆れてしまう。 けれども国の外では、魔王と勇者が溢れ返っているらしい。唖然とする中、異世…

海の向うの新大陸の開拓に全世界が夢中になっていた頃、 新大陸での競争に出遅れた北の国ノスアルク王国である島が発見された。 そこは、おとぎ話の生き物だったドラゴンや魔法の力が実在す…

王城で舞踏会が開かれる日、とても美しい少女エラは一人置き去りにされる。そこに魔法使いが現れエラが望んだのは弟子になること。そして数年後、エラは【灰かぶりの魔女シンデレラ】として王…

若き官僚である遠藤は残業帰りの夜、人語を話す茶トラの猫と出会う。 それは故郷の親友・アチョーだった。アチョーは文学を志し何年も奮闘するが、上手くいかずとうとう頭がパーンして猫にな…

大古に神が創建したとされた国があった　美しい神々は稀なる力をもって大地を分けた 神々によって統治され平和な世界が保たれるはずであった しかしそれは今や話して聞かすおとぎ話になって…

寒い寒い冬の日、幼い少女セイランジュは、大好きなお母さんを亡くしました。 「お母さんはね、お星さまになったんだよ」 泣きながらお父さんが指さしたのは、淡い薔薇色のお星さまでした。…

ビーズログ文庫　2018年11月15日発売！ 著： 山咲黒 イラスト：カスカベアキラ 定価：本体640円＋税 絶世の美貌を持つ伯爵令嬢アンリエットには他人に言えない秘密があ…

　むかし、むかし。あるところに、リンゴの実から生まれた男の子がいました。彼の名前は檎太郎。 　檎太郎には秘密があります。彼は、この「むかし話の世界」の外から転生してきたのです。 …

登場人物は皆、おとぎ話の住人の魂を宿している以外はふつうの少年少女達。 が、彼らは名前に応じた【神秘】を持たされ、数多くの【契約】を守りながら、互いを【抹消】しなければならなくな…

◆診断メーカーのお題で書きました。 ◆阿部つくもさんには「海に向かって叫ぶ夢を見た」で始まり、「これから何かが始まる予感がした」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば(420字…

建国の物語ともいわれ、おとぎ話として王国の民に親しまれている「魔女と三人の弟子の物語」。 その物語が書かれた七色に光る本を手にしようとした少女・ユエは、三人の弟子の一人である”本…

　かつてこの世界には神々が存在した。 　善なる聖神と世界に仇なす邪神、そしてそれぞれに与する人間たち――魔法使いと契約者は歴史の影で戦い続け、永きに渡るその争いの果てに雌雄は…

月明かりの夜。ひとりと一匹がおりなす綺麗なひととき。