「君へ」を含む小説

　二十首の短歌を、男女それぞれが十首ずつ、相手に掛け合う形で並べました。 また、それぞれの結句が、次の発句につながっていることを強調するべく、音が重なる（しりとりになる）ように技…

茜色に染まる校舎で彼女は校舎から転落死した。 女子高校生東雲塔子はある放課後、ミステリアスなクラスメイト二見えりなと二人だけで会話を交わした。 が、その直後えりなは転落死を遂…

「君は、なんのために守護者になるの？」 　異能力が人類に認められ、守護者（ガーディアン）という国家資格として一つの地位を得た世界。 　主人公の赤坂 八尋（あかさか やひろ）の…

閉ざされたこの全寮制の女学校で、わたしの妹は花の君になる。 カクヨム公式自主企画「百合小説」参加作品。

自分の住んでいる森の名前は、「逆さ虹の森」なのに逆さ虹をみたことがない。 それに気づいたくまのツミレは、逆さ虹を探すことにしました。 でも、一人じゃ寂しいな。 そう思っていたら…

とあるアイドルに恋している子のそのアイドルに対する想いをよみました。

中学生の小百合は高校の文化祭を訪れた際、しつこいナンパにあう。 だけど困っていたところ現れたのは、学ランを着たイケメン高校生。小百合は助けてくれて、オレンジジュースをくれた彼のこ…

　不細工で何の取り柄もない女子高生の黒田竜子。その容姿の醜さで彼女はクラスの中で浮いていた。しかし、学年のアイドルの小塚くんは他の女子に目もくれずなぜか彼女を追い回す。暗闇のイン…

　主人公の朱音（あかね）は、中学生のころに友達を喪っていた。 　大人になった今でも後悔している。 　自らその命を絶った彼女を救えなかったこと、言えなかった言葉。 　そんな後悔は…

病室で横たわる老人は、望まれるがままに語る。 幼き頃に出会い、心を通わせた少年の話しを。 この世界に絶望し、星を渡った友のことを。 故・上原正三先生リスペクト。 旧作の転載です。

僕はゲームオタクの青野コウヘイ（あおのこうへい）。 オタクだから友達も彼女もいない、いつもクラスメイトにいじめられる。正直ずっと高校に行かずゲームしていたいけど、母さんがうるさい…

――ああ、やっと見つけた。 ――我が君、どうか我を再び御身のしもべとなし、とこしえの忠誠を誓わせたまえ。 ――いいとも。君の主に僕はなろう。 竜仁はある夜奇妙な夢を見た。 「お…

「アリシア・ラングハイム！！不幸を呼び寄せる女め！今日という今日はもう限界だ！！君との婚約を破棄する！！」 「承知いたしましたの、ヨハンさま」 　チョコレート色の艶やかな髪に…

「僕なんかにも書ける事なんてあるだろうか……」 　これは、ありきたりで何の変哲も無い『けものさん』という自信の無い物書きが綴る、極々個人的な体験の中から創作に関する事だけを切り取…

1.臭わぬと　目を引く色で　書かれども　苦き味する　我は虫やむ 2.うすら白む　真夏の雲と　朝露や　一番蝉の　声響きたる 3.深夜4時　車に揺られ　ラジオ聞く　雑なお題に　くっく…

現代語や古語で書いた短歌です。 古語で書かれたものは、本文に意訳を載せています。 随時追加予定。