「ものずき」を含む小説

決められたお題を元に1時間で執筆する『ワンライ』で出来上がったものを投げるだけの場所です。

こちら過去のサポーターさま限定の小話（近況ノート）のURLをまとめたものになります。 そのため、サポーターさま以外はご覧になれませんのであしからず。 また、完全に不定期更新です。…

ペンギンSFアンソロジーに投稿した作品を大幅に加筆したものです。 二時間の映画を九十分に縮めろ、と言われたら、あなたはどうしますか？ 枝葉末節を削り、情報を削り、章を削り、なん…

　　主人公ヴェーバーは前世で家族の使用人に裏切られ、家族全員が殺されました。その記憶を持って異世界に転生した彼は、自分に好意を寄せる幼なじみに出会い、過去を忘れてこの世界で生きる…

人も怪異も因果も執着も、どうしようもないものばかりが吹き溜まる土地、アカマル。 どうにもならない連中が金銭目当てに殴り合ったり与太ついたりそれなりになあなあで諸々をやり過ごしつつ…

ミスカトニック大学附属図書館の司書、ナタリーはアーカム自然史博物館の冷たい棺の中で目を覚ました。悪い事に、彼女の上司であるコッポラ博士は狂気に囚われ、魔導書『ネクロノミコン』を盗…

今日もお疲れ様です。スマホばかり見ていると、目とか背中とか心が疲れちゃう時がありますよね。たまには手ぶらでお散歩に出かけたいものです。 クロノヒョウ様の自主企画【第57回「20…

街に出たときの違和感の正体は…　交通安全週間のテントの中のみなさんって…　娘は修学旅行中に絆創膏を頼まれました…　旅先に持っていって便利だったもの…　看板娘ではなく看板幼児の遊び…

〈発見の経緯、怪異の分類とその確定方法に関する報告書を添付しました。確認のほど、よろしくお願いいたします〉 〈確認した。きみは、報告書が情緒的になりやすいし、相手の感情を類推もし…

　高層ビルの谷間に佇む研究所の一室で、量子コンピュータのモニターが不規則に点滅していた。その異常な動きに気づいたのは、深夜まで残業していた主任研究員の鈴木真理だった。 「これは…

生きるのが嫌になったら、いったんお茶飲んで、読んでみて。考えるのが馬鹿らしくなったら合格。ならなくても大丈夫。 もちろん、生きるの楽しい人も読んでくれたらうれしいです。 意味も…

第2回ロビベル大賞応募用です。 美味しそうに書いてみたけど、読んだあとの責任は持ちません。

今まで子供のいじめにより自殺が多々ありました。記憶しているだけでも長崎の俊ちゃん事件から滋賀県での自殺者、今回はもう大人であるはずの宝塚歌劇団でいじめによる自殺者が出た。どう説明…

サラリーマン２６歳の吉田（よしだ）は好きだった上司の女にフラレてヤケ酒をし、千鳥足で帰宅する際に電柱の灯りの下で体育座りをした女子高生の沙優（さゆ）と出会うことになる。 「ねえ…

　何の取り柄もないと自分のことを卑下する、とにかくネガティブな青年、森山伊秋（もりやまいしゅう）。彼はある日ひょんなことから神社に参拝し、そこで彼女が欲しいと神頼みをする。すると…

九曜と雪上は小笠原教授の年末の大掃除を手伝っていた際に、教授が保有していた、とある古い資料を見つけ、寒蝉寺の和尚の伝承を知る。 伝承の内容は、昔々、寒蝉寺にいた和尚が、殿様の不況…

この作品は夢時間が昔書いた漫画をリメイクしたものです。

ノベプラ『雨の文学三題噺』応募作。 お題は「雨」「エメラルド」「あと5分」の3つ。 　はじめは誰もまともに取り合わなかった。 　意図的に発信された信号なのか、ただのノイズなのか…

築五十年以上のオンボロアパート、さくら荘の二〇五号室の壁は、『壁に耳あり障子に目あり』という言葉の通り、耳はあるが目はない。生まれてこの方ずっと部屋の中で、住人の立てる物音を聞き…