「それが私の」を含む小説

このビルに仕掛けられた爆弾はあと三分で爆発する。 それとともに私の命も朽ちるだろう。 だがそれは当然の報いである。 ■『カクヨム３周年記念選手権』への応募作品です。

　ここに、『紙』と『ペン』がある。 　あと一つ、好きな物を追加できるとしたら、何が欲しい？ 　求める物は、人それぞれ。 　でも……『消しゴム』なんて物があっても、何の意味もない。…

『視線を感じたい』 そんな風に感じているメリーさんの電話の三代目、麻里（まり）さんは、似た都市伝説（もの）同士である、さとるくんに後ろに立ってもらって一つの質問をしたかった。 そ…

お砂糖、スパイス、素敵なものいっぱい。そんなもので出来ていて、可愛くて、素敵で、優しいものだけに囲まれて暮らしているお姫様。それが私たちーー 第1回 #匿名短編コンテスト・始ま…

『バイバイ、ハルちゃん。』 そう言ってナッちゃんは、特急列車に飛び込んだ。 それを私は、ただ見つめるしか出来なかった。 ナツが終わってもまだ、彼女の幻影を探している。

アイルとマルクは帝国奪還のために帝都を目指していた。 マルクはアイルを守るために、ただそばにいることを願う。 同題異話二月号に参加させていただきました。 ３話完結です。 よろし…

仕事もそれなり…遊びもそれなり…何の不満もない毎日だか34歳と言う年齢に縛られて… トモくんとの出会いが私の全てを変えていく…

世間はバレンタインデー。 そわそわと浮かれた女もいれば、仕事が終わるやそそくさと帰る男もいます。 そんな二人が、ばったりと出くわしました。 何かが終わるような終わらないような。 …

そこは、時の針が自ら進むのを止めてしまった世界。 引きこもり気味の「僕」は、その世界で時を進めるために歩き続ける彼女に出会う。 白乙一の作品を参考にしました。

　私は小中高大とあまりマンガに縁がなかったのですが、周りの人がしゃべるのを聞いて、読んでみたいと思っていましたし、たまに読める機会があるとどきどきしました。 　今は「book☆w…

沖の方から子供たちの遊ぶさまを切なく見つめる子がいた。 ※この物語はフィクションです。

　世間一般の普通の人。その普通のお手本のような私。その普通の私と同じような家族や友達、周りの人達。 　そんな私の前に、あまりにも美しい黒をまとった少年が現れた。 「ごめんなさい…

　雪はもう10年やんでいない。 　終わりゆく世界に生きる、私《なばな》と、はる。 　変わらない風景。 　変わらない気温。 　変わらない、日常。 　——変わらずにいてくれる、は…

はい、kalmenです。 今から皆さんと、心の中でお話しましょう。 興味が無ければ非常に残念ですが、お先に進んでくれて構いません。 貴方は、趣味や娯楽はありますか？ …

普段からあなたは、電車を利用してますか？ あなたにとって電車は、混んでるのが普通ですか？ それとも、ガラガラに空いているのが普通ですか？ 車内を注意深く観察したことは…あります…

一九九四年の冬。 ある怪事件に巻き込まれた紫堂 怜。 彼女は、記憶と左手の感覚を失い「死んでしまった。」 とある魔術師によって生まれ変わった紫堂 怜は、 「干渉の呪腕」という物…

城西夕莉葉は日常を求めた。 追われる日々からの解放、そんなものはないとでも言われているように次々に襲いかかる刺客。 逃げられない運命に夕莉葉は反撃する。 《女子高校生vs世界》…

三軒先の山田さんが風邪をひいた。 犬のタロウが脱走した。 猫のモモが子猫を生んだ。 そんなことが噂になるほど狭い町。 漠然とした未来に立ち止まったままの山野里穂の目に映るのは、年…

姿を消す、物を浮かせる、水を生成する。全ての人間が魔法を使える世界。 そんな中、魔法を使うことのできない高校生・氷月澪はある日、謎の美少女・蒔田明里と出会う。そして彼女はこう言っ…