「宙」を含む小説

上箕島市のアーケード街にある、仕出し屋『リコルドパスト』。そこは依頼人の記憶を店主の水淵正史（みずふちただし）が能力で読み取り、思い出の品を再現するという不思議な店だった。 今回…

～あらすじ～ 　滅びゆく小さな邦の少女アザヤは炎に沈んでいた。宙から墜ちてきた神ヴァーチェスは全てに諦観していた。出会うはずの無い二人が出会い、共に歩き出す時、狂気と奇跡に彩ら…

　悪魔に取り憑かれた者は異能を得る。そうして異能を得た人々は悪しき者と見做され差別を受けた。だから、悪魔憑きたちは日本列島をその異能を使い浮遊させることで空に居住権を得た。 　宙…

　第八辺境方面宙域にある公営宇宙ステーション、通称『８０８ファーム』は辺境宇宙のに食糧を供給することを目的とした農業施設だ。 　そこの若き局長であるミノリは、個性豊かな部下たちに…

人が死に絶え、退廃した未来。量子ネコのムームーは、宙に浮く情報を食べて生きていた。

漆黒の宙空を航く多目的航宙巡航艦ヴァルバレイス号。だが、その艦内は、すでに緋血の悲臭に満たされた地獄と化していた。陸戦小隊長アイリィ・アーヴィッド・アーライル少尉は、偶然乗り合わ…

【毎週月曜日更新】※隔週更新 ファシール合星国は長年続く星間戦争、そして新たな植民星の開発調査のため、宇宙軍術科学校の教育に力を注いでいた。 ゲムリード航海術科学校３５９期生ダ…

　帝国歴1499年。ノイエ・ゲルマニア帝国はアムリッツ王国に対して侵略戦争を引き起こした。堅牢無比の砦を持つ王国に対し帝国は新しい戦争の在り方を世界に示す。 ミリタリー系魔法少…

登場人物 帝～水・氷の魔法を使う先生 　　髪の色目の色はどちらも水色 　　元々は魔法の扱いを教えていたが何故か補習室の先生となった 　　大人しそうな人だが、イタズラに乗ったりボ…

　地球という揺り篭から人間が飛び立ち、永い年月が経った頃 地球は最早形骸と化し、宙には独立政府が乱立する。 これは、地球から遥か遠く離れた「ユーバーシュヴェンメン宙域」で生きる一…

ウルトラセブンに「悪魔の住む花」というエピソードがあって、 その中に「未知の世界に挑むぞ。デュワッ」で、変身＋ミクロ化したセブンが病室の床を走って、宙に舞い上がるというかなり有名…

西暦2564年。 地球統一国家、地球連邦は長きに渡り外宇宙からの侵略者と戦っていた。 そんな時、敵の新型兵器によって一人の艦長と一隻の航宙戦艦が跡形もなく消されてしまう。 しかし…

通学途中に車にはねられ宙を舞ったボク。 結果的にケガひとつなかったのは奇跡以外の何物でもなかった。 ただ、事故の後、ボクの身体におかしな兆候が見られるようになる。 それは「幽体…

惑星オングル。巨大な恒星を天に仰ぎ、さらにふたつの衛星を持つこの小さな惑星に、一本の槍が近づいていました。 槍の名は『耐え忍ぶ槍』。光でも数十年、数百年とかかる道程を空間歪曲航…

僕は、何か世の中のことで気になることがあれば、 “ヒトリゴト”なエッセイを書いています。そして、 それを自身のブログ【宙目ケン’ｓＴａｋｅ】に アップしています。最近、この『カク…

本文より抜粋　ー　ここでお話するのは、その松江城の歴史的変遷のことでもなければ、松江城の城郭建築のことでもない。では何かと言えば、この松江城というエリア内に範囲を絞り込んで、半定…

皇国歴９９９７年。 １つの大陸そのものという莫大な超大国は、その姿を突然消した。 金融危機によってブロック経済が推し進められた同盟周辺国数十を道連れにして。 この未曾有の事件を…

「はんれぇい！」　楚の威王に向かって飛んだ勾践六世の孫、越王無彊の首が、宙にあって范蠡の名を声に出した。 　春秋末期、呉越の戦いを制した越王勾践は、江蘇琅琊に遷都した。琅琊は中…

ブラック企業に入社して、１年。久野青久は疲れからの運転ミス。 山道から道を外れ、宙を舞い、そして死んだ。 様々な後悔を抱え、朽ちた青久。しかし、彼は終わっていなかった。 チャンス…

　10年前、我々″フォクシー″の母星は周辺宙域における戦闘に巻き込まれる形で砕け散った──数億のフォクシーをその地に抱いたまま。 　天涯孤独の身となったフォクシーの少女に待ち受け…