「花弁」を含む小説

　幽霊、妖怪、怪異。 　いろいろ呼ばれ方はあるが、全ては因縁だと言う少女との出会い。 　人と人を繋ぐ糸は、良縁だけとは限らない。 「因縁の糸を切るのは可能じゃが、切った端屑は…

現代陰陽師として妖魔と戦い科学の世でありながら全力でファンタジーしていた蓮。 そんな彼は気がついたら羊になっていた。 しかもただの羊でなく、地面から生えた茎につながり、花弁に包ま…

ライフステージが変化していく友人たち。それについて行けてない俺が居て。 休暇になったら会いに行きはするが。 なんだか昔みたいにいかなくて。 そんな３０代になり始めに起こりがちな孤…

早起きしすぎたその日。 男は、勤め先の学校の生徒である村川と、たまたま会った。 村川は、どうやらある目的があるようで。

春の日の侑と湊。 花弁一枚で叶う願い事。 エンジェル・リードのスピンオフです。 門出を迎えられる皆様へ。 ―――――――――――――――― 禊です。 桜が描きたかったのだ！…

――――だから、ボクは正真正銘の未来人なのです！ 桜の花弁が降る道で、少女は高らかにそう言った。 恋人を作る事に命を懸ける男子高校生、信乃方 歩夢（しのかた あゆむ）。 その…

薔薇が咲いた。 触れればたちまち血まみれになりそうな棘を持つ茨は、貴女の背骨に倶利伽羅龍のように巻き付く。 先端には真っ赤な花弁。 血よりも濃く、口紅よりも艶めかしい、人工的な赤…

散ってしまわうならば、美しく散って。 散ってしまわないのなら、私の横に居て。 お願いだから来ないで散りゆく季節。

あっという間に読める短い詩です

第38回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画参加作品：テーマ「最後の花火」 独りで見る花火に意味はあるのだろうか。

「悪魔の魂を宿した子をこの世に誕生させる—」 とある過激派宗教団体の企てにより、悪魔の魂を持って生まれたミシェル。 しかし生誕の儀式の失敗が原因で、彼女の中には人間の魂も残っ…

第37回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画の参加作品です。 お題は「地底に咲いた花」。とある英語の表現にインスピレーションを受けたので、英語表現に精通しているとより楽しめるか…

彼奴に初めて会ったのは、辺りに桃色の花弁が舞い散る、とある春辺の昼下がりだった。 今までに出会ったことのない、どこまでもまっすぐで太陽みたいな男。その印象は、十年の付き合いになっ…

湿り気を帯びた風 しとしとと、雨が降る 春は過ぎた　残る花弁 いつもの通り道　バス停　青茂る紫陽花、蕾はもうすぐ 濡れた外套が揺れる 彼は言葉を交わさない雨音だけが確かで不思…

もう出会えない、接点すら許されない、生きる世界の違う少年少女のお話。 桜の精は、ヒトの子を思う事は許されないのでしょうか？ 2016年、小説家になろうにて開催された神里 藍緒様…

ある日突然起きた兄の死と、突然現れたカインと名乗る青年と親からぞんざいに扱われていた少女ルーシィーが成長していくお話ー。

　超機動ザーシュゲイン。友人に勧められた恋愛ゲームのプレイを始めた俺は、あまりのつまらなさに投げ出して昼寝と洒落込んだのだが、気が付くと何故か桜の花弁舞う公園のベンチで寝ていて・…

ダラダラ過ごす男子高校生たちの平和な午後。 ※自主企画『同題異話 5月号 「叫んで五月雨、金の雨。」』に寄せて。 URL：https://kakuyomu.jp/user_ev…

人の命が一輪の花として具象化されている世界で「最後の花弁」をちぎる仕事をしている「私」の話。

これは、ある島国で暮らす家族のお話。 父と息子が住む一軒家のほど近くには、空高くに浮かぶ大陸がある。そこから降りしきる花弁には癒しの力が込められていた。 絶えず恵みをもたらす大陸…