「紅色」を含む小説

瀬能 陽妃(あきひ)は日本生まれの日本育ち…だった。 人と違うのは霊能力があること。 でもずっと、彼女を護ってきてくれた守護霊に突然異世界ガーネジアに連れてこられた。 そこは魔法…

薄紅色に色づく頃に隣に誰が居ましたか？花は枯れても色褪せない思い出を、静かに思い馳せるお話

嘘が見える女子高校生、相楽朱音。常に嘘まみれの世界を見てきて、嘘に飽きていた。彼女の目に映る人も世界もみんな、紅色で染まっていた。 しかしそんなある日、朱音の前に今までの常識を…

眠りについてしまった人類の復活を信じて活動している機械たち。 微弱な生体反応を確認するため、惑星コーラルへ向かったヒト型アンドロイドのマークが廃墟施設で見つけたのは、海と陸地を模…

ディティール・シャイニングは、ディアロス国の第一王子。 ある日、幼馴染であり、貴族の令嬢ニーナ・オルセが行方不明となる。 ディティールは王都の裏に何処までも続く、暗闇の森に入り、…

生きとし生けるすべてのものに、誕生日時のほんの一瞬、好きな色をプレゼントしてくださる、宇宙の創造神の粋な計らい。

幼馴染の君が、突然可愛く見えたんだ。 春に芽吹いた淡い恋心の行く末は…

今年も、綺麗に薄紅色の花が咲いてしまった。

ある夏の日、差出人の書かれていない絵葉書が届く。 宛先に書かれた住所はここのものではなく、誤って配達されたようだ。 裏面には淡い紅色がうっすらと刷かれている。 その瑞々しい筆遣い…

月流（つきながれ）、星流（ほしながれ）、雲流（くもながれ）、衣流（ころもながれ）、文流（ふみながれ）の五つの道（どう）で成り立っている、水桜（すいおう）国。 　国の名前の由来と…

家に帰る気になれない高校生の女の子が、なんとなく歩いていると緑の木々の中に赤紅色の屋根の可愛らしい家を見つける。 どうやらその家はお店みたいで…

《2022年2月　文芸社より書籍販売開始》 　全国書店ならびにネットショップでお求めいただけます。 　詳しくはTwitterにて。よしなに。 　高校三年生の未咲は母子家庭で育…

仲が良かった年下の従弟は、再会したらなぜかそっけなくて……。 恋愛未満の初々しい物語を目指して書いてみました。 「冬の蝶」よりも、時間軸が前の物語です。冬の…を読んでいなく…

学校でただ一人、紅色に染めた長髪を靡かせる不良の女の子（可愛い）が、息苦しい学校の外で自分達の居場所を守る短編です。 ……ちなみに、不良さんやヤンキーさんの間では、喧嘩に使う刃物…

桜の舞い散る季節。 あなたに抱いた恋心を、きっと一生忘れない。 この先、何度季節が巡っても。

　伯爵令嬢ルビーの婚約者は、氷の魔法騎士と言われる侯爵の令息ブラッドだった。初顔合わせで、紅色のふわふわした髪のルビーに向かって、父親と同じ無表情なブラッドは「君は紅鳥だね」と言…

　少女が目覚めた時、目の前には《怪物》がいた。 　己がどうしてそこにいたのか、それがどんなものなのか、一切の記憶が無い────「殺される」と思った瞬間、彼女を救ったのは、ある四人…