あやざくら海咲ノ譚(アヤザクラかいばらのタン)
藤泉都理
1巻 あさぼらけ篇
1 若草
いつもと変わらない。
あの人。もしくは、あの人たちを探しながら、薬となる毒を吸出。対象が本来の色素に戻るのを確認。一呼吸を身体が意識して行えば、僅かに強張った全体が緩やかになる。薬を移し替えた竹筒をリュックに投入。肩に感じる重みにだいぶ増えて来たなと背伸びをして。青々と茂る木々を仰ぎ見ていた。ら。
「一つ。わしの花嫁を探せ。一つ。わしに食料を献上せよ。小娘」
ふさふさの三角形で秋の稲を思い起こさせる耳。満月に似た金色の眼。白銀で真っ直ぐな長髪。長くて細く、しなやかな男性の身体。恐怖を感じさせる美形だとの初見を台無しにするのは、木の枝に足を引っかけてぶら下がっている真っ逆さまの状態で、なおかつ顔が解けそうになるのでは危惧するくらいによだれを垂らしている所為、だけではないのだと思う。
ゆいしゃである少女、
眼前の相手は、自らを鬼だと名乗った。
どう見ても、狐が人間に化けただけ。断言できる。
国の名前の由来ともなっている国中にあまねく存在している不思議な桜は、年中咲き誇り、散ることはない。白に近い紅色の花びらは水でできているが、掴めば雫となって消えるのではなく、姿かたちを保ったまま掴むことができるので、この国の者はよく口にする。花びら一枚で十分。仄かな酸味と甘みが浸透して、身体を癒す。
この国で唯一無二と言っていい存在はこの桜の他にもある。ゆいしゃもその一つ。勇者ではなく、ゆいしゃ。念の為。職業名である。
生物には、目に見える血之道、所謂血脈と目に見えない気之道、所謂気脈が流れている。
血脈に罹った病は医師が治し、気脈に溜まった毒はゆいしゃが抜き取る。
血脈に菌が増殖すれば病に罹るのと同様に、気脈に毒が溜まれば、病に罹る。
ただし、その病は身体を想像だにできない奇々怪々な姿へと変貌させる。
例えば、身体が結晶化したり、芽が生えてきたり。
人間を含む動植物共に毒が溜まり、一定量(植物の保有する毒の一定量は動物よりも多い)を超えれば病に罹るが、毒が必ずしも悪かと言えばそうではない。
毒は身体に必要なものでもあるので、必要最低限の毒が不足していたら足したり(滅多にない)、逆に一定量を超えても抜き取ることができず毒で相殺するしかない毒もあったりする。
故に、ゆいしゃとは、溜まった毒を抜き取り、その毒が薬となる生物へと届け、国中を旅し続けるもの。毒を抜き取る、とはいっても、刃の物などの鋭利な物は使わない為、身体を傷つけない。
ゆいしゃが手をかざせば、抜き取れる。
そして鬼もまたこの国の唯一の生物であった。この国での鬼の定義は、毒を持つ生物そのものを喰らう生物。何ものもを傷つけんとする角と牙を持つ、それはそれは恐ろしい姿かたちをしているらしい。
らしい、というのは、鬼を実際に見た人が居ないからだ。
では何故、鬼が実在していると広まり、また、認知されているのかといえば、国が公言しているからである。
「ったく。わしはそなたが持つ毒を献上せよと言ったのだが、」
国で唯一の城があり政治の中心地である月流道、
もぐもぐもぐもぐ。拳よりも大きいまんまるおにぎり三つを全部食べ終えても足りないらしい。木から足を離して一回転。華麗に着地して地面に胡坐をかいた自称、鬼に今持っている食料を渡した玖麦はもっと寄こせとの所望に、もう何もありませんと正直に答えた。
「だーかーらー。その背に負う毒を寄こせと言っておろうが」
「渡せません」
明確な発言、戸惑いも恐怖も微塵も感じていないその態度に。鬼は眉根を寄せた。
「わしが鬼だと信じていないにしても、臆さないにも程がある。大の男と小娘。力の差は明確だろうに。それとも、その華奢な身体とは裏腹な剛力でも持つのか?」
「…いえ。まあ、そうですね。旅をしているので脚力には自信はありますし。ある人、たちのおかげで精神が鍛えられているからですかね」
玖麦は顔に影を落とした。どうやらそうなりたくてなったわけではないらしい。
「ほう。ならば逃げればよかろう」
「これでも医師の端くれですから。でも、そうですね」
玖麦は自身が逃げられると読んだ距離を保ったまま、鬼の頭の天辺から足の爪先までを、顔を動かしてざっと見つめて。大丈夫だろう。そう判断すると、足に力を籠めて、ぴょんと飛び跳ねては、大幅に鬼との距離を取って、後ろ髪を引かれる暇など皆無で、すたこらさっさと逃げ去った。見事な逃げっぷりである。
鬼はその様子を見て目を丸くした。足をせかせかと動かして逃げると読んでいたが。まさか、あんなに予想だにできない跳躍を見せられるとは。
ただ、それは一度きりだけらしい。あとは短い脚を忙しなく動かし続けている。
どんどん小さくなっていく背中を見つめては、鬼は顎先に手を置き、思案顔になった。
「ぴょん子、ではないな」
ぴょんぴょん飛び跳ねて逃げていれば、そうあだ名をつけていたのに。さて、どうしよう。
鬼の中では断定していたのだ。玖麦は旅のお供。お供なのだから親しくなろう。つまりは、あだ名。と。彼女にとっては自分勝手で傍迷惑にも程があるのだが。
「まあよい。名を訊けば済む話よ」
あだ名付けを早々に諦めた鬼はそう決断して、空へと吸い込まれるように跳躍した。
「………」
「ふっ。そうむくれるな。あっぱれな脚力よ。褒めて遣わそう。ただ、相手が悪かっただけだ」
「………」
「旅は道連れ世は情け、というだろう。そなたもわしも探している相手がいる。ならば共に協力して見つけ出そうではないか」
「………」
「して、名前は何と申す?わしの名は
「………」
「大好物はそなたが背負っている毒々なのだが。それ以外ならば、梅焼きだ」
「………」
「往生際が悪いのう。逃げられないとわかったのだから、観念して教えよ」
喜々としてに話しかけて来る鬼に反して、玖麦はこの状態には流石に肝を冷やしていた。というのも、鬼、もとい翠の腕が彼女の肩から喉下を通って肩へと回しているから。
つまりは、
(いとも簡単に絞め殺される)
姿かたちからして人間ではないと思ってはいたが、比喩でも何でもなく空から降ってくるという、まさに人間離れした動作を見せられた後のこの状況。
よく人に化ける人畜無害な狸や狐の類だと思っていたのも、油断と余裕の要因でもある。大したことはできないだろうと。だからといって、鬼だとは信じてはいない。身体能力の高い狐なのだろう。加えて殺傷能力もある、かもしれない。
(別に、)
死ぬ事自体は怖くはない。が。怖い死に方は嫌だった。安楽死がいい。
でも、このまま何も答えなければ、気分を害させて、首をへし折られて殺されるんだろうか。
刹那に過ったのは、探し人の顔。
(別に)
勝手に追いかけているだけで。居なくなっても。あの人にとっては、
いつもいつも、いつも。気が付けば姿を消していて。何も言わずに。何も言わずに、
(勝手に心配しているだけだけど)
胸から全身に黒い影が広がる。死よりも絶望的なこと。
「のう」
話しかけられてから漸く温もりと重みがなくなっている事に気付いた玖麦は、いつの間にか眼前に佇んでいる翠を見上げながら、両手で絞め殺されるんだろうかと物騒なことを考えたが、何もされなかったので、眉根を寄せた。翠が困惑気味に何やら唸っている。どうやって殺そうか思案しているのだろうか。
「そののう」
弱弱しい声。今の状況に似つかわしくない。耳も伏せているし。
「わしが悪かった。から、暗い顔をするな」
「………」
先程までの傲岸不遜な態度とは一変。どう接すればわからずに恐る恐る近づいては直ぐにでも離れて行ける体勢を取る臆病なその姿に、絆される。ことはなく。
(……一緒に居たら面倒な相手だ)
逃れられない。これは確定。逃れたい。切実。そう。以前よりも逃げたい気持ちが強くなってしまった。
「あの」
「何だ?」
瞬間、鬼は背景には四季折々の花が咲き乱れる幻を発し、瞳は爛漫に輝かせ、ぱたぱたと耳を忙しなく上下させた。玖麦はげんなりしながらも、殺す気がない以上、せめて一生付き合う相手にはならないようにしなければと思った。どうして一生付き合ってしまうと思ったのはわからない。単なる直感である。だがそれを回避したい。全力で。その為には、
「わかりました。一緒に花嫁さんを探しましょう」
さっさとその花嫁を探して押し付ける。
(どうか早く見つけられて、どうか良識的なお嫁さんで、さっさと縁が切れますように)
こんなに祈ったのは人生で二度目だった。
「そうか!」
背景の花々に加えて、虹や鯛や鶴などおめでたいものまで出現した。そんなに嬉しいのか。
喜色満面の鬼を、不覚にも可愛いと思ってしまった。
けれどやはり。お近づきにはなりたくはなかった。
「まずは桂林を回って、飛鏡へ向かい、他道へ行くか」
月流道はさらに三つの都に分かれる。森が占める緑深き桂林、城があり賑わいを見せる銀兎(ぎんと)、棚田のような泉があり長閑な空気が流れる飛鏡(ひきょう)である。中心に位置する銀兎を護るように、東に桂林、西に飛鏡の地が覆っていた。
るんるんと小さく跳ねながら進む翠の発言に玖麦は首を傾げた。
「何故銀兎へは行かないのですか?そもそも真っ先に向かうべきでしょう?」
「迷い人を探すなら、なるほど。人の行き来が多い銀兎を真っ先に目指すべきであろうな。だがわしの直感がそこには絶対に居らぬと告げておる。無駄な時間は使いたくはないから寄ることはせん」
一瞬、息を呑んでからの発言に、わかりやすい鬼だと玖麦は思った。
(食い逃げとか、食い逃げとか、食い逃げとかして、指名手配狐になっているんだろうな)
玖麦は失礼なことを自信満々に確信した。
(もし警察の人が来たら知らなかったと言おう……警察に追報すればいいのか)
玖麦は翠を見上げた。疚しいことがありますよと言わんばかりに顔を背けている翠の姿を見てしまえば、意志はしぼんでしまう。
(まあ、食い逃げじゃないかもしれないし。花嫁さんを探すって約束したんだから)
「そういえば、花嫁さんのお名前はなんですか?容姿とかも知りたいです」
「名は知らん。容姿は痩せていて背が高く、短髪ですっきりとした目鼻立ちなのにどこか影を負っているような男だ」
「……もしかして、一目惚れ、ですか?」
「うむ」
頬を紅潮させて自信満々に告げる翠に、玖麦は戦慄が走った。
「もしかして、勝手に花嫁さんに決めたんですか?」
自分と同じ犠牲者!?なら探すのは止めるべき!?でもそうなると自分はどうなるの!?
慎重な問い掛けとは裏腹に頭の中は混乱状態な玖麦に対して、翠はいいやと断定した。
「了承は得ているのだがのう。ほんの少し目を離した隙に忽然と姿を消しての。さっさと名を訊いておけばよかった」
本当かな嘘をついているようには見えないと思いながらも、玖麦はつい苦笑を零した。
「私の探し人と似ていますね」
「なに?そなたも探し人が居たのか。ならばわしの花嫁が先に見つかったとしても助力しよう」
瞳を爛々と輝かせた翠の逸早い反応に、玖麦は失言したと焦った。思い浮かべてしまったから、つい気が緩んでしまったのだ。
「いえ!私は探し慣れていますから!」
「いやいや。遠慮は要らぬ。言ったであろう?旅は道連れ世は情け。よし!行くぞ!」
(有無を言わせない絶対零度の拒否ができる人間になりたい。それか逃げられる脚力)
玖麦は肩を落とし、旅が長く続けられるかもしれないと足取りをさらに軽くして前を進む翠の後を力ない足取りで追った。
「肝が据わっておるのう」
火がなくとも過ごせる気温。薄雲が星々を隠す夜半。
翠は持参した布の上に横になっている玖麦を見下ろした。微笑か苦笑か苦い顔か。どの表情を浮かべればいいかわからなくなる。
気を許してくれたのか。単なる諦めか。多少強引に旅の供を頼んだ自覚があるだけに、前者だったらいいのにと願望を抱いた。自分勝手だとも自覚はある。多少、ではあるが。うむ。多少。ただ自分以外にはこんなに容易く寝入っている姿を見せるべきではないと思った。
(変な輩であったらどうする、玖麦。警戒心は怠るべきではない。まあ、わしは違うからいいが)
自然と微笑を浮かべていた翠は道中に教えられた名前に胸が弾ませていた。
飛鏡へと足を向けながらも真っ直ぐに最短距離にではなくジクザクと回り道をして探す最中、時折木の実をつまみ食いして代わり映えのしない景色の中を進み、日が傾く頃に出会った物売りから探し人を尋ねるも収穫なし。この場に腰を下ろし買った弁当を夕飯にして食べ終えたら、玖麦がおもむろにリュックから布を取り出して横になったかと思えば、数秒も経たずして眠ったのだ。おやすみなさいとの挨拶を忘れないで。
翠はとうとう口元を緩ませた。
ずっとずっと国中を旅したかったのに、許してもらえなかったので最早堪忍できずに飛び出したのだ。
申し訳ないと思っている。迷惑を掛けていると。
だが、この国をより知る為にも必要なことだと思っているし、おかげで花嫁を見つけられたし、初めての友人とも呼べるべき相手にも出会えたのだ。
あの場所に居続けたら、自力で叶えることはできなかった。
この先もきっと実りのあることに出会えるはず。だからこそ、そんな立場ではないとわかっているが、もう暫く我儘を許してほしい。
「…玖麦もわしと同じようにこの旅を楽しんでくれればいいのだがのう」
花嫁の次に出会っただけの存在。だけれど、短い時間なのに惹かれている。薄い膜で反発しながらも、柔らかい内へと入ることを許してくれるし、真面目で律儀に向かい合ってくれるから嬉しくて堪らない。何かに怯えてもいるようだから、拭い去りたいとも切に思う。
たった半日傍に居続けただけだというのに、こんなにも心を占められるとは思いもしなかった。
「花嫁とそなたとわしで国中を旅できればいいのにのう」
叶わない。知っている。だからこそ。
「楽しんでくれるように努力せねばのう」
短い時間だとわかっているからこそ、固執しているのかもしれない。
諦めきれない。
「もう少し、」
薄雲は晴れず、星はまだ見えない。
探し人である兄は実の兄ではない。
ゆいしゃである自分の兄弟子。
本来ならずっと一緒に旅を続けていける関係ではない。
なのに、追いかけている。
『早く玖麦と一緒に幸せになってくれる人を見つけないとな』
それが当然だと呑気に告げられ、胸が痛む。
妹でも恋人でも妻でもない私はあなたの傍に居続けてはいけないのですか。
自問して、自答する。
そんな関係を望んでいるわけではないのに、
傍に、
「玖麦。疲れたか?」
「いえ、大丈夫です」
意識が一瞬、飛んでいた。
歩いているのに器用だなあと自分の事なのに他人事のように感想を抱きながら、玖麦は立ち止まって振り返った翠に進むように促した。
時分は昼時。朝食は昨日の物売りから買っていたが、昼食はまた買えばいいと辞退していた。物売りと会う頻度は高いのだ。なので、そろそろ出会えてもいいはずなのだが。
「……物売りの人が少ないですね」
「そうなのか?」
翠は眉を顰める玖麦へと距離を縮めた。
一定以上の常識と知識は習得しているが、玖麦の発言はまだ習っていない。
「はい。こういう森の中では事件や事故が起こりやすいので、警察とは別に物売りの人が自主的に警備を兼ねて人を多く配置しているんですよ」
「そう言えば、警察も会っていないな」
「……すみません。翠さん」
「何だ!」
玖麦の険しい雰囲気は、名前を呼ばれた翠の歓喜で吹き飛んでしまった。
玖麦は懸念的状況下にも関わらず、吹き出してしまった。
(もしかしたら森賊が傍に近づいてきているかもしれないのに)
森賊は強盗を主とする犯罪集団。命は奪わない。怪我もなるべくさせない。如何に華麗に盗み出すかを信条にしているかなり自己陶酔している人たちでもあり、彼らがゆいしゃを狙っていると耳にしたことがある。
ゆいしゃが持つ毒でもありまた薬を、である。狙う理由は高価な値が付く、だけではなく、一部の者たちにとっては、どうやら素早さに定評のあるゆいしゃのものを盗む事自体に重石を置いている節もあるらしい。
どうやってゆいしゃを特定しているのかは不明。特徴的なものはないはずなのだが、恐らく森賊の勘を働かせて当たりを付けてこっそりつけ回して判断しているのだろう。
また、警察など武力に腕に覚えのある者たちに勝負を仕掛ける事自体に重石を置く者も居ると聞く。現状、警察や物売りにこうも出会わないのは恐らく、どこかで足止めされていているからだろうか。
翠の身体能力を以てすればこの場から逃げ出すのは簡単なことだろう。
だからこそ、自分を抱えて逃げてほしいと願い出れば済む話。
けれどもそうしないのは、探し人が森賊の根城に居る可能性があるからだ。
(一人、もしかしたら二人居るかもしれないし)
本当は独りで逃げてほしいが、何故かは知らないけれど、同行したがっている翠に独りで逃げて身を潜めていて絶対に戻ると言っても聴き入れてはくれないだろう。
そもそも森賊が本当に居るかもわからないが、念には念を入れても損はないだろうと思いながら、玖麦はやはり状況的にも不釣り合いに厄介な鬼さんだと苦笑いをして、翠を見上げた。
「森賊が傍に来ているかもしれないのですが、もし現れたとしても抵抗しないでなよなよしていてください。もしかしたら森賊の根城に私の探し人が居るかもしれないので、そこまでは連れて行ってもらいたいんです。私との関係性は兄と妹でよろしくお願いします」
「で、根城に居なかったら連れて逃げろと。わしを頼りにしているということだな。うむ。任せておけ」
「はい、よろしくお願いします」
翠は胸を張った。玖麦は小さくお辞儀をして一旦口を閉じると翠に背を向けて、恐らくはこちらを窺っているだろう森賊に向かって透き通る声音で話しかけた。
首領の元へ連れて行ってほしいと。
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