「獏 夢」を含む小説

首都圏にある、そこそこ有名な大学に通う陸深(むつみ)には、大きく分けて三つの悩みがあった。 一つは長くて一週間、短くて三日、何故かベッドの周囲から離れられなくなる幼い頃からの奇病…

寝ると必ず夢を見る主人公が悪夢を食べる伝説の獏（美少女）と出会った。 でもその獏ちゃんはドジでおちこぼれ、そのうえ悪夢はマズいので食べたくないという。 そんな獏ちゃんと主人公…

　様々な思惑が交差した『獏夜』と『春眠』の闘争が、『獏夜』の解体および首領であるルビースニーカーの死を以て終結してから数か月後。 　蟹玉県K市では、謎の連続殺人鬼『シザー・レザー…

美大で出会った二人。卒業後、それぞれの道に進み、穏やかな日常を送っていた。 ――その悪夢を見るまでは。 増幅していく悪夢。そして猜疑と憎悪。 果たして、その夢の正体とは？ あな…

夢を喰らうとする伝説上の動物「獏」。 でも彼の仕事はそれだけじゃないかもしれません。

京都駅で獏を見た。 連休中でごった返す京都駅で、ぽつりと佇む獏を見た。 全体的には豚みたいなフォルムで、豚よりも鼻は長い。白と黒の2色だが、パンダほどかわいくない配色。 これは…

　喫茶店『レーヴ』。 　巨大な店主に、なぜか店主と一緒にいる幼い少女。 　その喫茶店は、忘れられない記憶を抱えた人々が訪れる、不思議なところだった。 　ある日、ひょんなことか…

ドリームキャッチャー。悪夢を防ぎ、良い夢を見せてくれるお守り。 貰い物のドリームウォッチャーをベッドに飾り、眠りにつくミナミ。 夢に現れた緑色の獏に誘われ、自身が抱える不安と向き…

貘――それは、夢を喰らう妖怪。ある日、森の中で獏を拾ったソールは、その獏をミッシェルと名付ける。そしてソールは、貘の夢を喰らう性質を使いある仕事を始める。

小学校一年生の「私」の家になんと鬼がやってきた。家族にも無視されれるが実はそれは……、 2500字のショートショートです。

獏は、どうやら悪夢以外も食べるらしい。

おやおや、ようこそおいで下さいました。まずは歓迎の印にホットミルクをどうぞ。 ここが何処か、よく分かっていないような顔ですね。この場所は、私が見た夢を集めた場所にございます。 た…

―――あなたの　ゆめは　おいしい？ 突然そいつは現れた。 夢を見ることを人生の糧とする独身アラサー女子・真白 香澄の特技は「明晰夢」。 そんな彼女の日常に１匹の獏（バ…

弱い妖怪は徒党を組む。 とある獏は序列最下位となり、悪夢を喰えず焦っていた。推奨されるのは『妖怪の力を持って夢を叶え、ネタバラシで悪夢とすること』。人間の願いは『親友がほしい』だ…

３０代独身OLの姫香は、古道具屋「時任洞」の常連だ。そこには読書好きの獏がいて、どんな夢でも見ることができるという「壷」を売っていた。姫香はその壷をあずかってから奇妙な夢を見るよ…

第6回角川つばさ文庫小説賞・一次選考通過作品。 夢の中のあなたこそが、本当のあなた。夢の世界は、ヒトの本当の心が姿を現すところなのだから――。 主人公ユメミ（浮橋夢美）は幼…

わたしは最近、ずっと同じ夢を見ていた。黒い影に追いかけられる夢。 その原因にはなんとなく気づいている。だけどどうすることもできずにいた。 影に追いつかれそうになった瞬間、わたしの…

　女子高生の三桜弥生の通う学校で、生徒の集団昏睡事件が起こる。事件を追うにつれ判明する、ある黒幕と異能の存在。 弥生は同じクラスの男子、芒雁と共に事件の真相に迫る。 …