夢守少女ユメミ

作者 名月明(アキラ)

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★★★ Excellent!!!

全20話でつづられた少女の誇大妄想――すんません間違えました――夢の物語。

キーワードが『夢』と書くと、何でもありの軽薄な話かなと思ってしまいますが、とんでもない。
キャッチコピーの江戸川乱歩は言うに及ばず、日本神話のオオニクニヌシや因幡の白兎、臨月天光、一炊の夢、明晰夢、警告夢……。
夢にまつわる資料や用語解説をこれでもかと盛り込んでいるため、舞台設定の厚みが磐石なのです。

筋書き自体は、女の子が魔女っ子よろしく変身して悪い怪物をやっつける、児童向けのプリキュアやセーラームーン路線なのですが、設定の裏付けがしっかり組まれているので、夢に関するトリビアを楽しめる一面も兼ね備えています。勉強になりました。

夢の中の世界らしい大胆な戦闘描写も楽しいです。
なんで必殺技が「スパゲティカルボナーラを大量召喚して敵を押し流す」なんだよ……意味がわかんねえよ……。

夢を通じて、ひとりぼっちだった主人公が友達を作り、居場所を作り、自己実現させて行くのも醍醐味。人間のあたたかみと知識欲を満たしてくれる良作です。

★★★ Excellent!!!

リアルでは、病弱ボッチなユメミちゃんですが、夢の中では積極的で、おそれながらも敵と戦います。回が進むにつれて、仲間が増えていき、最終回では、びっくりな展開になります。

とても明るい児童小説です。

★★★ Excellent!!!

夢はみんなが見るものです。いい夢だったり、悪夢だったり。
そんな夢に世界で女の子が大活躍するのが、この小説です。

悪い夢を見せる奴が出てきますが、主人公の女の子はそんな悪い奴を夢の力で倒していきます。

夢の力で夢を見せてくれる小説。そんな小説、読んでみませんか?