「溶ける」を含む小説

雪降る冬に、ひとりの少年と、ひとりの少女が土を掘り返す。 そこに埋まっていたのは、"鉛の心臓"。 かつて街を見下ろす金色の像こと、"幸福の王子"の体内にあったその塊は、高炉で溶か…

祈りの島と言う別名を持つ上五島で育った“僕”には、少し年上の幼馴染の”お姉さん“がいる。ずっと一緒に居られると思っていたけど、ある年の夏休み、お姉さんは僕に忘れられない言葉を投げ…

ある熱帯夜、主人公の部屋のエアコンが壊れてしまう。 蒸されるような暑さの中、部屋に何者かが侵入する。 その相手は隣に住む大学生、水瀬であった。

真夏の何にもない平凡な日。いつものように片想いをしている友達と勉強していた。ペンが紙の上を走る音やエアコンの機械音、団扇の扇ぐ音、外の蝉の声が静かな部屋に響く。 突然触てきた彼…

深夜に先輩から呼び出されて向かった宅飲み。夏の夜に飛び出して向かった先輩の家にいたのは初対面の後輩。先輩は一緒に買い出しに行けって言うけど……？ この作品は以下の自主企画に参加…

ずっと好きだった先輩が結婚する。最後まで思いを伝えられなかった後輩男子による、切ない失恋ストーリー。

恋人達の甘く切ない聖夜のラブストーリー。 ＊今年のクリスマスを一緒に祝う予定だった一希と司。二人のわずかなすれ違いと恋人にふりかかるスキャンダルな出来事に……！？

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト 俳句の部 二十句部門 参加作品。 最近の話と昔の記憶がごっちゃになっております。

荒井由実様の「ひこうき雲」からインスピレーションを受け書かせて頂きました。一部歌詞を引用している場所もあります。ご容赦ください。

１本３分くらいで読めるショートショート集です。

　春になり、父親と二人東京から岩手へ越してきた高校一年生の霖（ながめ）は、見知らぬ土地で出会った一人の少女、鈴憧（りんどう）をきっかけに、スピードスケートに魅了されていく。 　彼…

バレンタインデーに失恋した僕は、将来に絶望して公園のベンチに座っていた。 ＊柴田　恭太朗さんの自主企画 【三題噺 #53】 お題：「リボン」「銀行」「ブレーキ」」 用に書…

スティーブン・キングが大好きだ。 大好きすぎてスティーブン・キングに日常生活が侵食されている。 侵食されても幸せだ。 幸せだから　それでいいのだー！ スティーブン・キング愛は病か…

冷たい雪の降る昼下がり。 雪景色の写真を撮りたいと言う彼女に僕は付き添った。 寒さのなかで、彼女がシャッターをきる、その理由とは。

異世界転生を夢見た青年の話。

二次創作お題メーカー(https://odaibako.net/gacha/36)で出た「夜明けに溶けるミラーボール」というお題で書きました。 大学生の光が輝く部屋で出会ったのは…

美しい彼と引っ込み思案な彼女のお話。