「文学フリマ東京」を含む小説

二年前に亡くなった母へある日突然届いた手紙。 そこには、両親が結婚する前に住んでいた街の住所と「Ｆ２７―６」という謎めいた記号、そしてエイドリアン・フィールという知らない人間の名…

ふたりの世界がゆっくり進むBL小説を書いています。 学校で事務員をしている主人公・レイくんとデイトレーダーの同居人・瀬崎のお話。 既刊『溺れる羽』（https://kakuyom…

2024年5月19日（日）文学フリマ東京38（＠東京流通センター）で頒布予定のアンソロジー第二弾『飛ぶ子ども』（ドロップス書房）所収予定の短編です。 大人のための仄暗い幻想童話…

今日はなんだかとってもヘンな日。外はおおさわぎだし、テレビは映らないし、ママはどろどろのジェリーになっちゃった。でも僕はいい子だから、こんなヘンテコな日でもきちんと学校に向かうん…

　幼なじみ彼女の相瀬梨乃（あいせ・りの）に別れを切り出した大学生・間宮光（まみや・こう）は、憂さ晴らしのため居酒屋で浴びるようにお酒を飲んでいた。 　泥酔して帰宅すると、家の前に…

そんなものなのだ。結局、いくつになったって。 ※年末年始らしいものを、と掲載致しました。 ※2023年5月に開催された文学フリマ東京36にて販売した「彼女たちの言うことには」…

※文学フリマ東京36・37にて無料配布したSSです 高校時代の同級生・羽崎が自殺した。 遺書に書かれていた「渡しそびれたもの」を受け取りに、主人公は羽崎の故郷へ向かうが…

『つきのさかな』というサークル名で文学フリマ東京37に申し込んだはいいものの、同人誌を作るのは初めて！！ ドキドキワクワク、でもやることはいっぱい。誰かに監視していてもらわない…

文学フリマ東京35で無料配布した短編です。 謎かけのような、一途な生き物の話。

文学フリマ東京35で無料配布した短編です。 作者はタランチュラを飼っています。人間の感情など、彼らには関係ないのです。

文学フリマ東京35で無料配布した短編です。 意味がわかると怖い話、なのかもしれない……

仕事帰りのサラリーマンは帰り道にある香りを嗅ぎ、そして……。 ※文学フリマ東京37に参加する際、無配折り本しようとして断念したお話です。

～　あらすじ　～ 　都会に疲れた主人公・颯（はやて）は、療養のためひと月だけ遠くの町の古民家で暮らすことになります。 　しばらくはのんびりと一人の時間を過ごすのですが、突如、その…

深夜、東京砂漠でぼくと妻は目を覚ます。かつてないほどの強烈な空腹とともに。そんな中ぼくは思い出す、青年時代似たようなことが起きて仲間と夜な夜なラーメン屋を襲撃したことを・・・。 …

時には一人で。時には誰かと とある喫茶店で名もなき人たちの視点から描く 喫茶店のメニューと、それを楽しむ人たちの日常の一幕。 短編集第二弾（短編なので問題なく読めます） ※…

本作品は文学フリマ東京37にて販売される「小夜時雨～オカメによる読者のためのオカメ作家作品集～」（以下、小夜時雨）の収録作品である「そして、オカメしかいなくなった。」の前章であり…

【2023年11月11日 文学フリマ東京で頒布予定】 毎週日曜日更新予定 毎日が晴れの快適なコロニー。その外に広がる荒野と砂漠。 戦争と貧困を忘れた平等な国家。能力検査で明確に…

ロッドラント王女カレンは、かつて父が滅ぼした王国ステラリオンの生き残りの王女にルゥと名付け、「わたしの人形」と呼び、片時も側から離さずにいた。 ルゥはカレン王女のお気に入り。王宮…

七夕の夜の、ある男女の短いお話。 一年前に「文披31題」という企画に参加した際にTwitterに、そして5月の文学フリマ東京36にて販売した「彼女たちの言うことには」に集録…

午後六時──夕暮れの眩い金色が差し込んだ時、この店は動き出す。 「この店では「時」を取り扱っておりまして、あなたが生涯で使う時間とは別の「時」をご購入いただけます。過去や未来に行…