「動物 純文学」を含む小説

僕は白い部屋にいた。 そこには一人の女の子がいて トカゲや金魚など、小さな生き物の死体を 淡々と運び続けていた。 僕は、彼女の手伝いをすることにした。

かわせみは、大切なめじろの命のために、延命の花を採りに行く。その道中でさまざまな動物たちと出会い、命のあり方について考える。最終的にかわせみが辿り着いた結論は。宮沢賢治『よだかの…

ある日大船に住む一人の青年が亀を助ける。 その亀はお礼をしたいというので片想いの手伝いをしてもらうことに……？

世の中に、溢れる言霊と嫉妬は、WEBへと舞台を変えた。 それを祓えることは不可能だ。ログは永遠に遺り続け、消えることも、還ることも敵わない―― 「魑魅魍魎も進化したなら、我々も…

水槽の中で飼われているペットの「私」。人間からは何も考えていないように見える「私」だが、実は飼い主の少年を密かに観察していて......。声なき観察者の視線が一人の少年の姿を照ら…

わたしの罪について、お話します。 僕が愛について語るなら （動物に対して、残酷な描写がございます。ご注意ください）。 何者にもなれないのってすっごく恐ろしい (自殺の描写がで…

Ａはほとほと疲れ果てていました。

子供を叱れば、子供は泣く。すると、事情も知らぬ人に、虐待じゃないかと通報される。かといって、子供の機嫌をとり、甘やかせば、わがままなお姫様が育つだけ。 もう一度、子供を愛するた…

俺の生活？　なんだってそんなことを書くんだよ。 平々凡々、怪我をするわけでもなく、人が死ぬような事件もないんだぜ？ 確かに俺の生活と言えば、アンタらのような都会人には物珍しいだろ…

　魔法を使えない青年ウル・ポラルは『禁断の魔女』エネ・リンダクリームの屋敷で、掃除係として働くこととなった。気分の奴隷を自称するほどの気分屋エネとふたりきり、「その屋敷で働いた者…

読むと、あなたは、１０代のころに戻ります。 それほどの青春してます。 夢中になって夜も忘れる時間が待ってますよ。 この作品には、主人公がいません。 まだ、２０歳の彼には、…

驚きの無益さ─！現代社会の理から外れた優雅なる高等遊民(つまりニート)が書き連ねたる日々のくだらんむにゃむにゃを刮目せよ！

どこか切ないけれど、穏やかな景色。 そんなイメージで書いた超短編のお話たちです。ポケットに収まるくらいのボリューム感となっております。 時々動物たちも登場する少し不思議な世界を、…

ある時、川の増水でカエルが宝物にしていた石コロは流されてしまう。 流された先でカエルはようやく石コロを取り戻すが、それはもう宝物にしていた石コロとは別物に見えてしまう話。

シロクマはピアノを弾く少女に出会い、少女の曲を『好き』になった。

※2017年の作品です。

旧友から連絡があった。あまりに突然だったが、俺ー山城は久しぶりに彼と会えることを喜んでいた。しかし彼の家に着くと、そこに人はいなかった。（全３話）

主人公：両利きの子 彼の短い人生の一部を書き出しました。 その時々で分かりやすいように異なる人物の視点で描かれているエピソードがあります。 自然界の頂点に立つ我々人間は決して…

ご長寿動物たちの奇想天外な創造神話

ここはどこかに存在する猫たちの楽園～猫島～ 猫は九つの命を持つというらしいが、 この猫島では俺たちはその通り、九回記憶をつないで生まれ変わっている。 自分の猫生をどう使うかは…