「不思議文学」を含む小説

「相手の真実なんてこれっぽっちもわからないのに、人は分かった気になって、自分の感情を動かして、それに浸るのが大好きなんだから。」

これまでに書いてきた短編やショートショート集です。 くだらない思いつきの一発ネタが大半です。 眉村卓とか、あの辺のテイストがお好きな方向けです。

突然の雨は空鯨が大量に水を噴き上げたことが原因らしかった。傘を忘れた私が憂鬱になっていると、大きなクラゲが現れて……？

儚げな美人、豆腐屋小町の身の周りで起こったふしぎな出来事。

社長令嬢の楓を連れて郷里の雪国へと帰ってきたが、予想していたより過酷な気候を前に楓は戸惑いを感じ、加えて「僕」の家族とも距離を縮められずにいた。そんな中、雪かきの疲労から炬燵で眠…

【母は自らの小説を蟲毒のように作っていると言った。実際似たようなものなのだろう。しかし、もしも本当にそれが真実なのだとしたら、母は壊れた文章だらけの空間に閉じ込められ、一生そこで…

ジャンケンに負けた高校生は豪雨の中昼食の買い出しに向かう。 その最中、不思議な霧に包まれ、謎の道に迷い込んでしまう。

仲が良かった会社の後輩の死。彼女の死をまるで無かったかのように自然に回っていく会社への不信感と絶望。引っ張られるように死に向かっていく美代の元へ、突然迎えにきた列車。車内で起こる…

あなたは忘れたいことはありますか？ それはだれから言われた言葉ですか？ それとも自分で言ってしまったなにかですか？ その悩み、忘れる方法があるとしたら……？

不思議な人に出会った。 その人は不老不死らしいのだ。 蝶尾出版社様の1000字小説企画に出そうと思いつつ、結局出せなかった短編です。 わりと純文学よりかもしれません。

公式自主企画「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」 の応募用に書き下ろした 夜中にトイレに行けるマイルドホラーです。 小さい頃の不思議体験が元なのですが、 未だに、アレが何…

公式自主企画「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」 の応募作品として書き下ろしたモキュメンタリーです。 以前から書きたかった、不思議ミステリー系のホラー（マイルド仕様） 子…

とつぜん吸い込まれた洞窟。次々に開かれる世界には、お湯を沸かす「にゃポット」やお箸になる虫「お箸虫」人魚やメロウ、人鳥などの精霊が住んでいた。

悪魔がひと仕事終えた後、老いた天使に出会った。

朝、起きると耳にささくれができていた。そして、母にも同じようなささくれができていて……。

中学三年生の中務明日夢は、ふとした切っ掛けから美しい年上の女性と知り合う。レトロな雰囲気の彼女の家で過ごす優しい時間。けれど彼女には悲しい秘密があった。 ラジオドラマ風です。中…

――箱の中にはたくさんの素敵な世界があったんだ 箱の中は別の世界への入り口だった。 僕にとってこの箱は、不思議で素敵な箱だった。 この中に入れば、いつだって自分の望む世界に行く…

両親から虐待を受けていたヨルダンは大切なおじいちゃんを失い。家からわけもわからず走り出してしまう。気がつくとおじいちゃんの館へと来てしまっていた。 ヨルダンはおじいちゃんの館で…