「ショートショート 切ない」を含む小説

甘いお味もいいけれど、悲しみからしか感じられない何かもある。 そんな、「失恋劇」をお求めのそこのアナタ。 １話完結の、失恋掌編コレクションはいかがでしょう？ ほろりと苦いお味に…

少年時代の、母との想い出。病弱な母が唄う子守唄は安らぎと優しさに満ちていた。

冬と春は付き合っている。冬は春が好きで、春は冬を愛している。けれど春は明日、夢を追うため冬の元から去っていく。春は言う。 ――待たなくていいよ、冬。 そうして、冬の恋しい人は遠ざ…

　影の薄い高校生の彰人は、星が大好きな少女遥に恋をする。しかし、想いを伝える前に彼女は亡くなってしまって…… 　切なく優しい短編ラブストーリー 　*クロノヒョウ様主催の自主企画…

僕の名前は｜東城 憐《とうじょう れん》 高校2年生の帰宅部で隣の席に座っている｜西野 哀《にしの あい》の彼氏だ。 「非常に申し上げにくいのですが、西野 哀さんは最近増え…

仕事で失敗して、取引先に謝りに行く帰り道。先輩は淡々と車を運転している……。

人がいない寂しい道を、老いた猫がとぼとぼと歩いていた。その後ろを追いかけるのは、飼い主である幼い男の子。 猫はどうして温かい家庭を抜け出したのか、そしてそんな猫に、男の子はどん…

「あたし、本当は小説なんて興味なかったんだけど——」そう言いながらもバリバリと仕事をこなしていく彼女に作家は頭が上がらない。筋金入りのギャルだった彼女は何故編集者の仕事を選んだの…

様々な時代が交差する不思議な世界。 幼い頃から「彼女」の影武者として生きてきた「私」は、隣国との長い争いが終わった後に呼び出され、とある喫茶店に足を踏み入れる。

初恋の失恋ほど切なく強い成長はない。

「かすみ草の花の種、植えたいの」 治らない病を抱えた彼女は、お気に入りの野原でそう言った。 彼女の笑顔はいつもかすみ草の白い花のように輝いていた。

あの日の夕焼けを、今でも鮮明に覚えている。 秘密を抱えた彼女と、後悔まじりの僕の少し切ない物語。

飼っていた猫のデオンが死んだ。 悲しみにくれるわたしの前に、両親はデオンそっくりの姿をした子猫を連れてきた。

平日昼間のフードコートに現れたのは、先ほどトイレで私服に着替えた中学生カップルの岡本時雨と中江俊介。二人はある目的のために時間をつぶしていたが……

正月、父の実家に帰省したものの居心地の悪さから家を出る。 幼い頃に遊んだ田舎町をあてもなく彷徨い、ふと、足を止めたのは、古い神社へと続く石階段の前。 誘われる様に階段を登った先で…

夜の空が、あたしを外へ連れ出した。行きついた先には、ちょっとおかしな、大事な人がいた――。 ハロウィーンの夜のお供にオススメです。 レモンティー片手に8000字ほどの物語をお楽…

高校生の私と、同い年の彼との少し切ない物語。そうとしか語り得ない。読めばわかる。 すぐ読めるショート・ショート

私は首を抱いていた。生温かい首を。肌の下で頸動脈が脈打っている。規則正しい息遣いが聞こえる。 首の切り口から、絶え間なく血が流れていた。 「行かないで」

この作品は筆者の短編集「おかしな収束」から抜粋し加筆修正したお話です。 ※この作品は全てフィクションです。作中に登場する人物・団体・名称等も作中で発生する出来事も、全て作者の想…